JPH073546B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH073546B2
JPH073546B2 JP60224498A JP22449885A JPH073546B2 JP H073546 B2 JPH073546 B2 JP H073546B2 JP 60224498 A JP60224498 A JP 60224498A JP 22449885 A JP22449885 A JP 22449885A JP H073546 B2 JPH073546 B2 JP H073546B2
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lens
data
operand
microcomputer
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了介 宮本
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラ本体およびカメラ本体に装着されるレン
ズやストロボ等の種々のアクセサリーから成るカメラに
関する。
[従来の技術] 従来、カメラ本体に装着される交換レンズやストロボ等
のアクセサリー内のROM(リードオンリメモリ、情報固
定記憶回路)に写真撮影に必要な種々な情報を記憶して
おき、撮影時にカメラ本体側からROMのアドレスを指定
することにより、カメラ本体がその情報を得られるよう
に構成したカメラシステが既に提案されている。
しかしながら、このようなカメラシステムにおいて取扱
う情報が増加すると、アドレスの信号線の本数を増加し
なければならないという問題があった。また、アドレス
指定によって得た情報を基に、カメラ本体側が直接各々
のアクセサリーの制御を行わなければならず、そのため
カメラ本体側のソフトウエアやハードウエアが複雑とな
ってしまうという欠点があった。このため上述のアクセ
サリー内にもマイクロコンピュータを搭載し、共通のデ
ータ線を通じてカメラ本体のマイクロコンピュータとの
通信を行うようなカメラシステムが提案されている。
[発明の解説しようとする問題点] しかしながら、かかるカメラシステムの場合にはカメラ
本体のマイクロコンピュータから各アクセサリーに命令
を送るに際して伝送路上でのエラーすなわちカメラ本体
とアクセサリーとの電気接点の汚れ腐食等により発生す
るエラーや、外部ノイズ等によって誤った命令あるいは
アクセサリーにとって実行不可能な命令が各アクセサリ
ーに伝達されてしまった場合、かかる状態をカメラ本体
のマイクロコンピュータが検出することが出来なかっ
た。したがってカメラ本体内のマイクロコンピュータが
適切な動作を行うことが出来なかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上述の問題点を解決するためにカメラ本体の主
コンピュータから前記副コンピュータに命令(コマン
ド)を送信する手段と、該コマンドに対してアクセサリ
ーが動作可能であることを示す動作可能信号を前記副コ
ンピュータから前記主コンピュータに送信する手段と、
前記副コンピュータから前記主コンピュータに送信され
る信号が動作可能信号であるか否かを判別する判別手段
とを設けた。
[作 用] カメラ本体の主コンピュータからアクセサリーの副コン
ピュータに命令(コマンド)を送信した後、かかる命令
がアクセサリーにとって実行可能な場合には動作可能信
号をカメラ本体に送信し、カメラ本体は送信される信号
が動作可能信号であるか否かを判別する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のカメラのブロツク図であ
る。第1図において、1はカメラ本体を示しカメラ本体
1内に示すC1はメインマイクロコンピュータ(以下メイ
ンマイコンと称す)、C2はメインインターフエース、C2
1,C25は電源出力端子、C22,C26はデータ端子、C23,C27
はビジー端子、C24,28はグランド端子である。C3はRO
M、C4は電源部、C5は固体撮像部およびデイスクドライ
ブ部であり撮影レンズ2を介して入射する光束を電気信
号に変換し不図示のデイスク部に記録する。C6は測光
系、C7は測距系、2はレンズユニツトでカメラ本体1に
対して着脱可能となっており、レンズユニツト2内に示
すL1はサブマイクロコンピユータ(以下サブマイコンと
称す)、L2はレンズインターフエース、L21は電源端
子、L22はデータ端子、L23はビジー端子、L24はグラン
ド端子、L3はROM、L4は絞り駆動系、L5はフオーカス駆
動系、L6はズーム駆動系である。
3はストロボユニツトであり、該ユニツト3内に示すS1
はサブマイコン、S2はストロボインターフエース、S21
は電源端子、S22はデータ端子、S23はビジー端子、S24
はグランド端子、S3はROM、S4はストロボ発光部であ
る。尚ビジー端子C23,C27はマイコンC1,L1が信号処理を
行っている最中にはHレベルに保たれる。
以下の説明においては特に、レンズユニツト2の制御に
ついて第2図ないし第5図を用いて詳細に説明する。
第2図は本実施例においてカメラ本体1側からレンズ2
の制御を行うために送信される命令(以下コマンドと称
す)、およびその内容を示す図である。
第2図においてテストコマンドは、レンズの持つ諸定数
といった情報をカメラ側へ伝達させる命令である。
オペレーションコマンドは、絞り駆動、フオーカス駆
動、ズーム駆動といった駆動をレンズに行わせる命令で
あり、このコマンドの実行には通常、オペランドという
具体的な値が、コマンドに付随して送られる。
すなわちオペレーションコマンドとは絞り駆動、フオー
カス駆動、ズーム駆動といった具体的な駆動を行わせる
コマンドであって、多くの場合その量を示すオペランド
が組み合わさって始めて実行出来るコマンドである。
次に第2図に示したコマンド夫々について説明する。第
2図においてテストPresesntAvは優先順位がレベル1で
オペランドを必要とせず、現在の絞り値を問うことを示
しており、かかるコマンドを実行することによってサブ
マイコンL1からメインマイコンC1に送信されるデータ
(答)は1バイトである。またデータの内容は図中
“←”は内容の欄に示したコマンンドの内容とデータの
内容が同じであることを示している。
テストAvo、テストAvc、テストDV、テストステイタス、
テストロス、テスト射出瞳として示したコマンドはテス
トPresentAvと同様に優先順位がレベル1でオペランド
を必要とせず、データが1バイトの命令である。また、
かかるコマンドの内容については第2図の内容の欄に示
した通りである。
またテストBvmaxはレンズの絞りが最小絞りまで現在か
ら何段絞れるかを問うコマンドであり、かかるコマンド
に対するデータは2バイトである。この2バイトのデー
タはレンズの絞りを最小絞りまで絞り込むに際して、1/
2段にて絞り込みの精度が補償出来る範囲までのデータ
と、1/4段にて絞り込みの精度が補償出来る範囲までの
データとに、夫々対応している。
またテストカラーとして示したコマンドで読み出される
レンズの分光特性のデータが2バイトで示されているの
は夫々、レンズの分光特性のR/G,B/Gに対応している。
またテストIDとして示したコマンドはレンズのメーカ、
種類、機能を問うコマンドであり、合計して7バイトが
割り合てられている。
またデータが1バイトのコマンドのうちテスト射出瞳と
して示したコマンドはレンズの射出瞳の位置のデータを
問うコマンドであるが、かかるコマンドが必要な理由に
ついて説明する。
本実施例においては固体撮像部を用いて、該撮像部にお
いて光電変換された電気信号を不図示のデイスク部に記
憶するように構成されるカメラが示されているが、かか
るカメラに用いられる固体撮像部は一般的にいわゆるラ
チチユードが銀塩フイルムに比して非常に狭く自動露出
制御に非常に高い精度が必要とされている。ところで同
じFナンバーの撮影レンズであっても射出瞳の位置に依
り、実際のFナンバーはかなり異なり補正の必要が生じ
る。
例えば射出瞳の位置が撮影レンズの口径の中心から離れ
ている場合には撮影レンズの絞りを絞っていった場合設
定された絞りの値よりも実際の絞り値が暗くなるという
現象が生じる。したがって本実施例では射出瞳の位置の
情報を撮影レンズに予め記憶させておき、かかる情報を
テスト射出瞳のコマンドによって呼び出して補正を加え
ている。
次にオペレーシヨンコマンドについて説明する。ハード
ブレイクとして示したコマンドはサブマイコンS1にて現
在進行中の処理を中断されるためのリセツト命令であ
り、優先順位は最も高いレベル0である。またエンドオ
ブオペレーシヨンとして示したコマンドはカメラ本体1
の電源オフの直前に実行されるコマンドであって、レン
ズ2の絞りを開放とするコマンドである。
またブレイクとして示したコマンドはハードブレイクと
して示したコマンドと同様にサブマイコンS1にて進行中
の処理を中断させるためのリセツト命令であるが優先順
位はレベル1であってかかる命令は優先順位がレベル2
である命令を実行している場合にのみ有効である。
またGotoABS−AVは演算によって得た絶対絞り値AVに絞
りを駆動させるコマンドであり、絞りを駆動させる量は
1バイトのオペランドとして通信される。また、かかる
コマンドを実行する際にサブマイコンS1からメインマイ
コンL1に送信されるデータ、すなわち、かかるコマンド
を実行したことによって実際に駆動されたレンズ2の絞
りの絶対値のデータはオペランドと同じ1バイトであ
る。またGotoREL−AVは現在の絞り値から絞りをオペラ
ンドで指定された量だけ絞り込ませるコマンドである。
GotoREL−BVはGotoREL−AVにて示したコマンドと同様に
絞りを絞り込ませるコマンドであるが、絞りを絞り込ん
だ場合の固体撮像部C5上における光量の減少する段数を
指定するコマンドである。かかるコマンドとGotoREL−A
Vとの違いを例をとって説明すると現在の絞りがF2の場
合GotoREL−AVにより“1段絞りを開け”という命令が
送られてきた際には絞りはF1.4となる。
一方GotoREL−BVにより“1段絞りを開け”という命令
が送られてきた場合には固体撮像部C5上の光量に換算し
て1段分光量が増加するように絞りを駆動するので絞り
はF1.4になるとは限らず例えばF1.2となる場合もあると
いう違いがある。
GotoREL−fは優先順位がレベル2であって、レンズの
焦点距離を変えさせるための命令であり、焦点距離、焦
点距離を変える際のスピードを指定する2バイトのオペ
ランドとともに実行される。オペレーシヨンAFはカメラ
の焦点状態を検出する検出器をレンズ内に有するレンズ
をカメラ本体に取り付けて用いる際にかかる検出器を動
作させるか否かを示す命令をレンズ側へ送る命令であっ
て、第2図中に示すコード4Bはかかる検出器を動作させ
る命令、コード4Eはかかる検出器を動作させない命令で
ある。レンズ内AFスタートは優先順位が2であってレン
ズ側に設けられたAF機構によりオートフオーカスを行わ
せるためのコマンドであり、合焦位置までのずれ量、合
焦位置までのスピード、方向を指定する3バイトのオペ
ランドとともに実行される。GotoREL−DVは優先順位が
2のパワーフオーカスを行わせる命令であって、レンズ
駆動の量、レンズ駆動する場合のスピードを指定する2
バイトのオペランドとともに実行される。
またGotoREL−Bvslonlyは絞りをゆっくりと動かすコマ
ンドであり、特に連続撮影の場合等のように急激に絞り
が動作することによって撮影駒毎に露出状態が著しく異
なるというような場合に不都合が生じないような速度で
絞りを駆動させる命令であり、絞りの駆動量、移動速度
を指定する2バイトのオペランドとともに実行される。
また上述のコマンドのうちGotoABS−AV,GotoREL−AV,Go
toREL−f,GotoREL−Bvslowlyに示すコマンドとともに送
られるオペランドはレンズ2によって実行可能なデータ
か否かが判別されサブマイコンLにとって、実際に実行
可能であるデータに補正され1バイトのデータとしてカ
メラ本体1に送信される。すなわちかかるコマンドに対
する実行結果がカメラ本体1に送信される。カメラ本体
1は後述するように送信されたデータを受け取ってかか
るデータが不適切なものであった場合には警告表示を行
ったり、あるいは送信されたデータがレンズの絞り値に
関するデータである場合には次に行われるシヤツター秒
時の制御を行うに際してかかるデータを利用してシヤツ
ター秒時の再演算を行う。
次に前記メインマイコンC1、サブマイコンL1て実行され
るフローについて第3図、第4図を用いて説明する。
第3図はメインマイコンC1のフローチヤート、第4図は
サブマイコンL1のフローチヤートである。まず第3図を
用いてメインマイコンC1により実行されるフローについ
て説明する。
#C1; カメラよりレンズへ前述の端子C22,L22を介して
コマンドを送る。
#C2; レンズ2よりデータが返送されるのを受信す
る。
#C3; 返送されたデータが、#C1において送ったコマ
ンドと同じかどうかを判断する。返送されたデータが送
ったコマンドと合致している場合、レンズ2が、コマン
ドの実行を引き受けてくれたものとして、#C6へ進み、
返送されたデータが送ったコマンドと合致していない場
合には#C4へ進む。
#C4; 返送されたデータが送ったコマンドと合致して
いない場合にはこのステツプにおいて該返送されたデー
タがコマンドエラーを示すデータかどうか判断される。
このステツプにおいてコマンドエラーを示すデータと判
別された場合には#C1へ戻り、再びコマンドを送りなお
し、コマンドエラーを示すデータでなかった場合には#
C5へ進む。
#C5; 返送されたデータがコマンドエラーを示すデー
タではなかった場合には通信路上のエラーが生じている
とみなし、カメラ1において不図示の警告表示が行われ
る。
#C6; このステツプへは#C3から進むわけであるが、
#C1にて送ったコマンドがオペランドの必要なコマンド
か否かを判断する。オペランドが必要ない場合にはフロ
ーは#C14へジヤンプし、オペランドが必要である場合
には#C7へ進む。
#C7; オペランドのバイト数ηを設定する。
#C8; オペランドを1バイト送り、一定時間待つ。
#C9; レンズ2から送られてくるデータを受信する。
#C10; レンズ2から送られてきたデータがオペランド
受信データであるかどうかを半断する。すなわち後述す
るようにレンズ2はオペランドを受取った場合には、オ
ペランド受信を示すデータを送り、オペランドを受取れ
なかった場合にはオペランドエラーを送る。したがって
このステツプでかかるデータをカメラボデイ1側で受け
取る。ここでオペランド受信データである場合にはフロ
ーは#C12へ進み、オペランド受信データでない場合に
は#C11へ進む。
#C11; #C10にてオペランド受信データでないと判断
したデータがオペランドエラーか否かを判断する。ここ
で後述するようにレンズ2はオペランドを受取った場
合、オペランド受信データをカメラ1に送信し、オペラ
ンドを受け取れなかった場合、オペランドエラーをカメ
ラ1に送信する。すなわちレンズ2はオペランド受信デ
ータあるいはオペランドエラーだけをカメラ1に送信す
る。したがって#C10で判断した結果オペランド受信デ
ータでなくかつこのステツプでオペランドエラーでない
と判断された場合には通信上のエラーが発生したとして
フローは#C5へ進む。またオペランドエラーと判断され
た場合にはフローは#C7へ進む。
#C12; #C10においてオペランド受信データがレンズ
2から送られてきたことが検出された場合には#C7で設
定したバイト数nから1を減算する。
#C13; #C12において減算されたバイト数が“0"であ
るか否かを判断し、“0"でない場合にはフローは#C8へ
進み、#C8から#C13のループをくり返す。“0"の場合
にはフローは#C14へ進む。
したがって#C7で設定されたバイト数のオペランドが全
て送信されるまでフローは#C8から#C13へのループを
くり返す。
#C14; #C6においてオペランドが必要ないとされた場
合、あるいは#C13においてオペランドバイト数が0で
あるとされた場合に、このステツプへフローは進み、レ
ンズからのデータを受信する。
#C15; レンズ2からのデータが受信されるまで#C1
4、#C15へループはくり返され、データを受信するとフ
ローは#C16へ進む。
#C16; レンズ2からのデータを受け取って次のオペレ
ーシヨン、例えば#C1においてレンズ2に送ったコマン
ドが絞り制御に関するコマンドであった場合にはシヤツ
ター秒時の制御を行うオペレーシヨンを実行してフロー
は終了する。
カメラ1内のメインマイコンC1の実行するフローは上述
の通りであるが次にメインマイコンC1と通信を行うサブ
マイコンL1の実行するフローについて第4図を用いて詳
述する。
#L 1; このステツプはレンズ2がカメラ1よりコマ
ンドが送られて来るのを待つステツプであり、コマンド
が送られてきた場合には#L2にフローが進む。
#L 2; 送られてきたコマンドが実行可能なコマンド
であるか否かを判断し、実行可能であれば#L4へ、実行
可能でなければ#L3へフローは進む。ここで実行可能で
ないとは例えば交換可能な撮影レンズが全て第2図に示
したコマンドに対応可能でない場合である。
#L 3; #L1において送信されたコマンドがレンズ1
にとって実行不可能なコマンドであったことを示すコマ
ンドエラーをカメラ1に送信する。この場合カメラ内の
メインマイコンC1は前述のステツプ#C4、以降のフロー
を実行する。
#L 4; #L2において実行可能なコマンドであること
が判別された場合には送られてきたコマンドをそのまま
送信する。
カメラ1内のメインマイコンC1は前述の#C3に示すよう
に送信したコマンドがそのままカメラ本体1に返送され
た場合には#C6以降のフローを実行する。
#L 5; レンズ2内のサブマイコンL1は送られてきた
コマンドを判別してオペランドが必要なコマンドか否か
を判断し、オペランドが必要なコマンドの場合にはフロ
ーは#L6へ、オペランドが必要でないコマンドの場合に
はフローは#L13へ進む。
#L 6; #L5でオペランドが必要であると判別された
場合にはまずオペランドのバイト数nを設定する。
#L7,#L8; 前述の#L4を実行したことによりカメラ内
のメインマイコンC1は#C8にてオペランドを1バイト送
ってくる。したがってこのステツプにおいてメインマイ
コンC1から送られるデータを受けとる。ここで#L8に示
す一定時間待ってもオペランドが受信されない場合には
フローは#L9に進み、オペランドが受信される場合には
#L10へ進む。
#L 9; オペランドエラーをカメラ1内のメインマイ
コンC1に送信する。かかるステツプが実行された際には
カメラ1内へメインマイコンC1は#C11からYesに分岐し
たフローを実行する。
#L10; 送られてきたオペランドを受取ったことを示す
オペランド受信データをメインマイコンC1に送る。
#L11; #L6で設定したバイト数nから1減算する。
#L12; #L11で設定されたバイト数が0であるかを判
別し、0の場合には#L13へ、0でない場合にはフロー
は#L7へ戻りバイト数が0となるまですなわちオペラン
ドが全て送信されるまで#L7から#L12のフローをくり
返す。
#L13; 送信されたコマンド、オペランドによって規定
された命令を実行可能である命令即ち実行データに補正
し、かかる実行データを撮影レンズ2に送信する。即ち
カメラから送信されたコマンドがテストコマンドの場合
には指定されたデータをカメラ本体1に送り、カメラか
ら送信されたコマンドがオペレーシヨンコマンドの場合
にはコマンドに応じたオペレーシヨン結果をカメラ本体
1に送信する。
カメラ本体1内のメインマイコンC1とレンズ2内のサブ
マイコンC2によって実行されるフローは以上の様である
が例えばGotoABS AVという命令がメインマイコンC1か
ら出力された際のカメラ本体1とレンズ2との間におけ
る通信について説明する。
例えば第1図に示すカメラにおいて測光系C6の情報をも
とに、メインマイコンC7で演算された結果が撮影レンズ
2をF.2.0に絞れという内容であった場合について説明
する。第2図に示したGoto ABS AVに相当するコード4
7H(16進)を、第1図メインインターフエースC2,C22〜
L22,レンズのインターフエースL2を介してレンズのサブ
マイコンL1に送る。レンズのサブマイコンL1は第4図#
L1に示すステツプにおいて、コマンドを受信して、第4
図#L2に示すステツプで送信された47Hが知っているコ
マンドかどうか判断する。この場合はレンズにとって実
行可能な命令であるので動作可能信号として#L3におい
て返送データとして送られてきたコマンド“47H"をその
まま返送する。
メインマイコンC1は第3図に示す#C2においてレンズ1
からの返送データを受信して、#C3で返送コマンドが、
“47H"であると確認して、すなわち返送されたデータが
動作可能信号であるか否かを判別して、#C6を実行す
る。かかるコマンドにはオペランドが必要なので#C6か
ら#C7へ進む。GotoABS−AVにおいてはオペランドが1
バイトであるからn=1を設定して#C8においてF.2.0
に相当する“22H"をコマンドと同様に送信する。
尚、コマンドに応じたオペランドの値は設定可能な設定
絞り値に対してOOH〜EFHまでのコードが予め割り当てら
れている。
サブマイコンL1は#L6、#L7においてオペランドである
“22H"を受信して#L10においてオペランド受信を示す
データ“F/H"を送信する。尚、説明が後になったが、レ
ンズ2からカメラ1間で送られるメツセージについては
“F/H"で表現することとし、オペランドのコードと混同
を避ける。
メインマイコンC1は#C9から#C13においてオペランド
受信終了を示すデータ“F7H"を受信すると、#C14、#C
15のループにフローが移行する。
次に第5図を用いて第4図#L13に示したレンズにおけ
るオペレーシヨン及び実行データをカメラに返送する動
作、第3図における#C16におけるオペレーシヨンにつ
いて詳述する。
#L101; このステツプでは#L5から#L12に示すフロー
を実行することによりカメラ本体からレンズに送信され
たオペランドデータから絞り駆動用ステツプモータの駆
動ステツプ数に変換する変換動作が行われる。
#L102; #L101において変換されたステツプ数がレン
ズにとって制御可能な値であるかを判別し、制御可能な
ステツプ数でない場合、例えば#L101において変換され
たステツプ数だけ仮に絞りを駆動しょうとするとレンズ
に固有の最小絞り値以上に絞りが絞られてしまうような
ステツプ数を示すオペランドが送られている場合にはか
かる変換されたステツプ数を実際に制御可能なステツプ
数に変換する。
#L103; #L102において変換されたステツプ数を再び
オペランドデータに変換してカメラに返送する。レンズ
のサブマイコンL1は次に#L105を実行するがここではカ
メラ側の処理について説明する。
#C101; このステツプは第3図に示したステツプ#C14
から#C15に相当するステツプであり、レンズの#L103
において送信される実際に制御可能な絞りを絞り込むス
テツプ数に相当するオペランドデータを受信するステツ
プである。
#C102; #C101において受信したオペランドデータと
第4図#L5から#L12においてカメラ本体からレンズに
送信したオペランドデータとを比較するステツプであ
り、両者の間に差があった場合には#C103に進み、ない
場合には#C104に進む。
#C103; #C102において両者のデータ間に差があった
場合には返送データを基にして、シヤツター秒時(Tv)
を演算し直す。
#C104; レンズのサブマイコンL1から絞りの制御が終
了したという“実行終了”信号を受取って#C105に示す
ように次のステツプを実行する。第5図は示す実施例に
おいては絞りの制御を行っているため次のステツプで行
う制御とはシヤツター秒時の制御に相当する。
また説明が前後するがレンズのサブマイコンL1において
は#L103においてオペランドデータをカメラに返送した
後には#L105に示すように実際に絞りを駆動し、絞りの
駆動が完了した際に#L106に示すように“実行終了”信
号をカメラのメインマイコンC1に送って#L107に示すよ
うにカメラからの信号を待つ。
以上の説明においてはGoto ABSAVというコマンドを例
にとってカメラ本体1内のメインマイコンC1とレンズ2
内のサブマイコンL1によって実行されるフローについて
説明したが第2図に示した他のコマンドについても同様
に動作が行われる。
また以上の説明においてはアクセサリーとして撮影レン
ズを例にとり、カメラ本体1とレンズ2との間において
やりとりされる命令、データについて説明したが、アク
セサリーとしては第1図に示されるストロボユニツトで
あってもよいし、背蓋部等に設けられるコマンドバツ
ク、銀塩フイルムを用いるカメラにおいてはフイルム巻
上げ装置であってもよい。
また本実施例においては本発明のカメラ本体内の主コン
ピューターからアクセサリーの副コンピュータへ送信さ
れたコマンドに対してアクセサリー動作可能であること
を示す動作可能信号を前記副コンピュータから前記主コ
ンピュータへ送信するする手段として、カメラ本体1内
のメインマイコンC1から送られるコマンドがレンズ2内
のサブマイコンL1にとって実行可能なコマンドである場
合には第4図#L2、#L4に示すように送信されたコマン
ドを動作可能信号としてそのまま送り返すステツプに相
当し、前記副コンピュータから主コンピュータに送信さ
れる信号が動作可能信号であるか否かを判断する判別手
段として、カメラ本体1内のメインマイコンC1における
第3図#C3に示すステツプ即ちカメラに返送されたデー
タが#C1において送信したコマンドと合致しているか否
かを判別するステツプに相当する。
本発明はかかる実施例に限定するものではなく、例えば
カメラ本体1内のメインマイコンC1から送られるコマン
ドがレンズ2内のサブマイコンL1にとって実行可能なコ
マンドであった場合には、該コマンドに基づいたデータ
をメインマイコンC1に送るようにし、サブマイコンL1に
とって知らないコマンドであった場合にのみ該コマンド
が実行不可能であることを示す実行不可能信号をメイン
マイコンC1に送るようにした場合も本発明に含まれるも
のである。かかる場合にはメインマイコンC1においてサ
ブマイコンL1にコマンドを送信した後にメインマイコン
C1に送られてきた信号が前記実行不可能であるか否かを
判別するステツプが本発明におけるレンズ内の副マイク
ロコンピュータからカメラ内の主コンピュータに送られ
た信号が動作可能信号であるか否かを判別する判別手段
に相当する。またレンズ2内のサブマイコンL1から、送
信される信号のうち実行不可能信号以外へ信号例えばメ
インマイコンC1からサブマイコンL1に送られたコマンド
に対する実行結果を示すデータが本発明の動作可能信号
に相当し、かかるサブマイコンL1に送られたコマンドに
対して実行結果を示すデータを送る動作が本発明のアク
セサリーが動作可能であることを示す動作可能信号をア
クセサリー内の副コンピュータからカメラ本体内の主コ
ンピュータに送信する手段に相当する。
<発明の効果> 以上説明した様に本発明に依ればカメラ本体内のマイコ
ンから各アクセサリーに命令を送るに際して伝送路上で
のエラーや各部ノイズによって誤った命令、あるいは各
アクセサリーにとって実行不可能な命令が、各アクセサ
リーに伝達されてしまった場合にはかかる状態をカメラ
本体の主マイクロコンピュータが検出を行うことが出来
る。したがってかかる場合には例えば警告表示を行った
り、あるいはカメラ本体から各アクセサリーに再び命令
を送ることが出来、カメラ本体と各アクセサリーとの間
におけるデータ、命令の通信をより正確に行うことが出
来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のカメラのブロツク図、 第2図は本実施例においてカメラ本体1側からレンズ2
の制御を行うための命令(コマンド)及びその内容を示
す図、 第3図はメインマイコンC1のフローチヤート、 第4図はサブマイコンL1のフローチヤート、 第5図は第3図#C16、第4図#L13に示すステツプにお
いて実行されるオペレーシヨンについて説明するフロー
チヤートである。 1……カメラ本体 2……撮影レンズ C1……メインマイコン L1……サブマイコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主マイクロコンピュータを有するカメラ本
    体と該カメラ本体に着脱自在であって装着時において前
    記主マイクロコンピュータと通信を行う副マイクロコン
    ピュータを有する少なくとも1つのアクセサリーとから
    なるカメラにおいて、前記主コンピュータからアクセサ
    リーの副コンピュータへコマンドを送信する手段と、該
    コマンドに対してアクセサリーが動作可能であることを
    示す動作可能信号を前記副コンピュータから前記主コン
    ピュータに送信する手段と、前記副コンピュータから主
    コンピュータに送信される信号が動作可能信号であるか
    否かを判別する手段を具備することを特徴とするカメ
    ラ。
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