JPH0710003U - 張り出し敷地 - Google Patents

張り出し敷地

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JPH0710003U
JPH0710003U JP4416693U JP4416693U JPH0710003U JP H0710003 U JPH0710003 U JP H0710003U JP 4416693 U JP4416693 U JP 4416693U JP 4416693 U JP4416693 U JP 4416693U JP H0710003 U JPH0710003 U JP H0710003U
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JP
Japan
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site
slope
overhanging
anchor
pressure receiving
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Application number
JP4416693U
Other languages
English (en)
Inventor
晃代 山田
邦光 山田
Original Assignee
建設基礎エンジニアリング株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない材料で、張り出し部分の巾を大きく
し、強度の大きな張り出し敷地とする。 【構成】 用地1の下り斜面2側に、斜面2に沿って受
圧部3を配置する。同じく斜面2側に、用地1の延長面
を成すように張り出し部4を形成する。この受圧部3と
張り出し部4との間に、左右に適宜間隔離してリブ5を
渡す。斜面2から用地1地盤に向って打設したアンカー
6を受圧部3やリブ6に固定し、張り出し部4に作用し
た荷重をアンカー6により受ける。 【作用】 張り出し部4をリブ5により支えるため、張
り出し部4の厚さを厚くする必要がない。張り出し部4
に作用した荷重をアンカー6により受けるため、カウン
ターウエイトを設ける必要がなく、張り出し部4の巾を
大きくできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は限られた道路用地や建物用地を拡張するために、張り出し部分を設 けて敷地を拡張する張り出し敷地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
港湾や河川、或いは山岳地などにおいて、利用できる道路用地や建物用地が限 られている場合、用地の下り斜面側に張り出し部分を設けて敷地を拡張すること が採用されている。図7に示すのは従来の張り出し敷地である。まず斜面に沿っ て厚さtの厚い基礎部分aを設け、この基礎部分aの上に斜面側に向って張り出 す張り出し部分bを設け、張り出し敷地とするものである。張り出し部分bに作 用した荷重は、基礎部分aの重量(カウンターウエイト)によってバランスをと るものである。
【0003】
【この考案が解決しようとする課題】
このような従来の張り出し敷地の課題は、構築に多大な材料と施工期間を必要 とすることである。まず、張り出し部分bに作用する荷重を基礎部分aの重量に よってバランスを取るため、基礎部分aの厚さが極めて厚くなり、その部分の施 工に多くの材料と施工の手間を必要とするものである。また張り出し部分bに作 用する荷重を張り出し部分の上下方向の厚さhによって支えるため、この張り出 し部分bの厚さhが厚くなり、ここにも多くの材料と施工の手間を必要とするも のである。更に基礎部分aは斜面に沿って構築して自立させる構造であるため、 基礎部分は必ず地盤上に安定的に起立させる必要があり、海浜地や山岳地での施 工は極めて困難な施工を強いられることになる。
【0004】 この考案で解決する他の課題は、張り出し部分bの張り出す巾wが小さくなる ことである。張り出し部分bに作用する荷重を、基礎部分の重量でバランスを取 るため、張り出し部分bを大きく張り出すと、それだけ基礎部分aの重量を大き くしなければならず、張り出し部分bの巾wが自ずと制限されてしまう。
【0005】 この考案は以上のような課題を解決するためになされたもので、少ない材料と 短い施工期間で、張り出した敷地部分を多く確保できる張り出し敷地を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる張り出し敷地は、用地の下り斜面側に斜面に沿って受圧部を 配置する。また既に切り崩すなどして形成した用地の延長上に、斜面側に棚状の 張り出し部を張り出す。また斜面に対し左右に適宜間隔を置いて、この受圧部と 張り出し部との間とに複数のリブを渡す。斜面から用地地盤に打設したアンカー を受圧部に固定する。
【0007】 アンカーはリブの中を通してリブに固定することも可能である。また以上のよ うな張り出し敷地は現場にて型枠を組んで形成することも可能であるが、受圧部 と張り出し部とリブを一体にプレキャスト製とすることもできる。
【0008】
【作用】
リブを使用することにより、このリブにより張り出し部分を支えるため、張り 出し部分の厚さを薄くできる。アンカーにより張り出し部分を斜面に固定するた め、張り出し部分の荷重をアンカーによって受ける。これにより張り出し部分の 巾を大きくすることができる。またカウンターウエイト部分が不要となる。
【0009】
【実施例】
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳細に説明する。図において1は 既設の道路であり、下り斜面2側は河川となっている。この斜面2に沿って板状 の受圧部3が配設されている。受圧部3の形状としては様々なものが採用できる もので、図のように方形平板状のものから、後に述べるリブ5の基部を太くした ような受圧部3としてもよい。この受圧部3の上縁から、既設道路1の道路面の 延長面を成すよう、張り出し部4が張り出している。この受圧部3と張り出し部 4との間に、リブ5が渡されている。リブ5は斜面2に対して左右に適宜間隔離 して複数形成されている。この受圧部3、張り出し部4、リブ5は現場にて鉄筋 を配筋し、型枠を組んで形成したものである。実施例では受圧部3の高さは3m であり、張り出し部4の張り出し巾も3mとなっている。左右のリブ5・5間の 間隔も3mである。
【0010】 斜面2から用地1地盤に向って複数のアンカー6が打設されており、プレスト レス力を与えられたアンカー6が受圧部3に固定されている。従って張り出し部 分の荷重はこのアンカー6によって受けるため、受圧部3はカウンターウエイト としての機能を有さずともよく、厚さも薄くてよく、下端が地上に立設する必要 もない。実施例でアンカー6として、シースの中に引張材である複数本の鋼より 線を配したグラウンドアンカーを使用している。
【0011】 図4〜図6に示すのは、アンカー6をリブ5に固定した場合であり、リブ5を 貫通して、リブ5の張り出し側端にて固定した場合である。このような構造であ ると、張り出し部4も斜面2側に引き寄せるため、張り出し部分の強度が大きく なる。この場合、アンカー6はリブ5の斜面2側の長さLの上から1/3程度の 位置を貫通するようにするのが望ましい。
【0012】 以上のような実施例は、現場にて型枠を組んで施工した場合であるが、受圧部 3、張り出し部4、リブ5を予め工場にて一体成形したプレキャスト製品として おき、これを現場に搬入してアンカー6により固定することも可能である。この 場合、プレキャスト製品の1スパンの長さは6m程度が好適である。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上のような構成を有するため、以下のような効果を得ることがで きる。 斜面に沿って配置する受圧部と張り出し部との間にリブを渡し、このリブによ って張り出し部の荷重を受けるため、張り出し部の厚さを厚くする必要がなく、 材料費や施工期間を押えることができる。 アンカーを斜面地盤に打設し、張り出した敷地部分をこのアンカーにより固定 して、張り出し部に作用する荷重をアンカーにより受けるため、カウンターウエ イト部分を必要としない。従って受圧部分の厚さを薄くできるとともに、受圧部 分を地上に立設する必要もない。 カウンターウエイトではなく、アンカーによって張り出し部に作用する荷重を 受けるため、他の部分の厚さなどに左右されず、張り出し部の張り出し巾を大き くすることができる。 アンカーをリブの張り出し側端に固定することにより、張り出し部の荷重をア ンカーにより受けるため、張り出し部の強度が大きくなる。 プレャストコンクリート製の張り出し敷地とすることにより、施工期間を更に 短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる張り出し敷地の一実施例の斜
視図である。
【図2】張り出し敷地の正面図である。
【図3】張り出し敷地の断面図である。
【図4】アンカーをリブに固定した状態の斜視図であ
る。
【図5】アンカーをリブに固定した状態の正面図であ
る。
【図6】アンカーをリブに固定した状態の断面図であ
る。
【図7】従来の張り出し敷地の斜視図である。
【符号の説明】
1 道路用地 2 斜面 3 受圧部 4 張り出し部 5 リブ 6 アンカー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用地の下り斜面側に、斜面に沿って配置
    する受圧部と、用地の延長上に張り出す棚状の張り出し
    部を有し、斜面に対し左右に所定間隔を置いてこの受圧
    部と張り出し部との間に複数のリブを渡し、斜面から用
    地地盤に打設したアンカーを受圧部に固定する張り出し
    敷地。
  2. 【請求項2】 用地の下り斜面側に、斜面に沿って配置
    する受圧部と、用地の延長上に張り出す棚状の張り出し
    部を有し、斜面に対し左右に所定間隔を置いてこの受圧
    部と張り出し部との間に複数のリブを渡し、このリブを
    通して用地地盤に打設したアンカーをリブに固定する張
    り出し敷地。
  3. 【請求項3】 受圧部、張り出し部、リブは一体にプレ
    キャストコンクリート製としたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の張り出し敷地。
JP4416693U 1993-07-20 1993-07-20 張り出し敷地 Pending JPH0710003U (ja)

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