JPH0694932B2 - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH0694932B2
JPH0694932B2 JP63260114A JP26011488A JPH0694932B2 JP H0694932 B2 JPH0694932 B2 JP H0694932B2 JP 63260114 A JP63260114 A JP 63260114A JP 26011488 A JP26011488 A JP 26011488A JP H0694932 B2 JPH0694932 B2 JP H0694932B2
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啓一 栗山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気清浄装置に関するもので、空気調和機に
組み込む空気清浄装置等に応用できる。
従来の技術 従来の空気清浄装置は、通常数Kvの高電圧を荷電部に印
加し、この荷電部を通過する空気中の粉塵に荷電し、荷
電部後方の静電フィルタに集塵することにより空気清浄
を行っており、荷電部及び高電圧発生部が正常に動作
し、通過する空気中の粉塵を充分荷電することが、空気
清浄効果のポイントである。
以下図面を参照しながら従来の空気清浄装置の制御の一
例について説明する。
第5図、第6図は、従来の空気清浄装置のブロック図及
び回路図である。
第5図、第6図において、1は電源部、2は高電圧発生
部、3は荷電部、9は荷電フィルタ部である。
電源部1において、1aは電源トランス、1bはダイオード
ブリッジ、1cは整流用コンデンサで、電源のDC化を行
う。高電圧発生部2は、スイッチングトランス2aを用
い、DC入力をDC高電圧に変換し、荷電部3の電極に印加
する。2bは放電用抵抗、2cはスイッチングトランス2aを
駆動させる自励振スイッチング回路、2dはスイッチング
トランジスタである。荷電部3は、タングステン線と金
属板とが平行に配置され電極を構成している。荷電部3
で、高圧印加され、イオン化した汚れた空気は、静電フ
ィルタ9で浄化される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の空気清浄装置では、静電フィルタ
の交換は、何か月か過ぎてから、取り出して汚れ具合を
目視し、汚れていれば交換するという方法がとられてお
り、ひどい場合には、汚れきっていて、清浄能力が落ち
たままで何か月も使用されることもあるという課題があ
った。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、空気清浄装置を、
荷電フィルタ部と、高電圧発生部からの低下電圧を検知
する電圧検知比較手段と、電圧検知比較手段からの信号
を受け、フィルタの交換を知らしめる表示手段と、電源
部から高電圧発生部への通電を停止する電源開閉手段を
制御する制御部から構成したものである。
さらに本発明は、荷電フィルタの汚れを正確に検知する
ために、湿度を検出する湿度検出手段と、湿度により電
圧検知比較手段の設定を変える湿度補正手段より構成し
たものである。
作用 上記手段による作用は、以下のとおりである。
荷電フィルタ部の汚れにより、寿命がくれば、荷電フィ
ルタ部の絶縁抵抗が低下し、高電圧発生部の出力電流が
増加し、その結果、高電圧発生部の自励振スイッチング
電源の電圧が低下する。その低下電圧を検知すること
で、荷電フィルタ部の汚れを知ることができる。低下電
圧を検知した後、高電圧部への電源供給を電源開閉手段
で止め、表示手段で使用者に知らしめることができ、フ
ィルタの交換時期が来れば、使用者は容易にわかる。
また、湿度により、荷電フィルタ部の絶縁抵抗の低下の
ために、正確に、汚れを検知できないことがあるので、
湿度検出手段と湿度補正手段により電圧検知比較手段の
設定を変えることにより、正確にフィルタの交換を使用
者に知らしめることがきる。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図、第2図は本発明の一実施例における空気清浄装
置のブロック図及回路図である。
第1図、第2図において、電源部1、高電圧発生部2は
従来回路と同様である。荷電フィルタ部3′は、従来回
路の荷電部3とフィルタ部9が共用された形になってい
る。つまり荷電部の高圧線3aと低圧線3bをうず状にま
き、その間に絶縁距離確保とフィルタをかねた高分子フ
ィルム3cがはさんである。4は電圧検出手段で、4aはコ
ンデンサ、4bはダイオード、4cはコンデンサ、4dはツェ
ナーダイオード、4eはフォトカプラである。
正常時の動作を説明する。
正常動作時には、高電圧源2より、交流信号がコンデン
サ4aに入力され、ダイオード4b、コンデンサ4cにより平
滑され、ツェナーダイオード4dに供給される。その結
果、フォトカプラ4eが動作し電圧出力信号「L」(ロ
ー)が供給される。第3図は、荷電フィルタ部の絶縁抵
抗と汚れ度合のグラフである。荷電フィルタが汚れるに
したがって、絶縁抵抗が落ちてくるのがわかる。絶縁抵
抗が下がると、電流2iが多く流れ、その結果、高電圧発
生部2のA−B間の電圧のピーク値が下がる。第4図
は、荷電フィルタ部の汚れ度合と、電圧検出部のC点の
検出電圧のグラフである。A−B間の電圧のピーク値が
下がれば同様に、C点の検出電圧も下がる。検出電圧を
Dに設定しておけば汚れ度合のある点で、フォトカプラ
4eは停止し、電圧出力信号は、「H」(ハイ)となる。
その「H」信号を受け、制御部5のマイコン5aでリレー
6aを消磁し、リレー接点6を切り離し、高電圧発生部2
への電源供給を断つ。同時に、表示手段7のLED7aを点
滅しフィルタ交換信号を、使用者に知ら知める。
第5図、第6図を用い、動作を説明する。
運転スイッチが入ると、リレー6が動作し、発光LED7a
が点灯する。検出電圧Cは、「H」(ハイ)になり、電
圧検出手段は「L」(ロー)になる。荷電フィルタ部3
が汚れ寿命がくると、検出電圧が下がりだし、設定電圧
以下になると、電圧検出信号が「H」(ハイ)になりリ
レー6が停止し発光LED7aが点滅する。
次に、第7図〜第12図において、本発明の第2の実施例
について説明する。ここで第1の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
第7図、第8図において、湿度検出手段8によって検出
された湿度信号は、制御部5のマイコンに入力され、湿
度補正手段5aにより、湿度に応じたア〜ウのポートが
「H」(ハイ)になる。それにより、フォトカプラ、4
d、4f、4gが動作し、抵抗4iと、4j、4k、4lの分圧で決
まる基準電圧エが湿度に応じて設定される。正常時に
は、高圧電源2より交流信号がコンデンサ4aに入力さ
れ、ダイオード4b、コンデンサ4cにより平滑され、ツェ
ナーダイオード4dに供給される。ツェナーダイオード4d
と抵抗4mによる分圧電圧がコンパレータに入力される。
抵抗4p、ツェナーダイオード4m、コンデンサ4oは、コン
パレータ4k、フォトカプラ4e、基準電圧エの電源電圧を
作っている。
第9図は荷電フィルタ部3の絶縁抵抗と汚れ度合の関係
を示した図である。湿度によって、グラフのカーブが異
なっていることがわかる。第10図は、検出電圧と、汚れ
合の関係を示した図である。湿度によって、設定電圧
E、F、Gを変えてやれば、同等の汚れ度合の所で設定
できる。ここで湿度を40%以下、40〜70%、70%以上に
したが、この設定に限ることではない。又、40%以下、
40〜70%、70%以上と3ポイントにしたが、この数に限
ることでもない。
第10図、第11図を用い、動作を説明する。
湿度が、40%以下の場合は、ポート(ア)がH(ハイ)
になりポート(イ)、ポーウ)はオープンとなる。湿度
が40〜70%の場合は、ポートイが「H」(ハイ)にな
り、ポート(ア)、ポート(ウ)はオープンとなる。湿
度が70%以上の場合は、ポート(ウ)が「H」(ハイ)
となり、ポート(ア)、ポート(イ)はオープンとな
る。このようにして、湿度によりポート出力を変える。
以後の動作は、第1の実施例と同じである。
発明の効果 上記実施例から明らかなように本発明には、使用者がフ
ィルタの交換時期を容易に知ることができ、フィルタの
交換をわすれ、清浄能力の落ちたまま使用しつづけるこ
とがなくなり、又、フィルタの交換をいちいち取り出し
て点検する手間がはぶけ、便利になる。
また、湿度による検出補正を加えることにより、より正
確に、フィルタの汚れ具合がわかり、フィルタ交換時期
でもないのに、湿度が高いため、フィルタ交換信号が出
て、誤って交換してしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における空気清浄装置のブロ
ック図、第2図は同空気清浄装置における回路図、第3
図は荷電フィルタ部の絶縁抵抗と汚れ度合を示した図、
第4図は検出電圧Dと汚れ度合を示した図、第5図は同
空気清浄装置のタイミングチャート図、第6図は同空気
清浄器のフローチャート図、第7図は本発明の第二の実
施例における空気清浄装置のブロック図、第8図は同空
気清浄装置の回路図、第9図は荷電フィルタ部の絶縁抵
抗と汚れ度合と湿度の関係を示す図、第10図は検出電圧
Dと汚れ度合と湿度の関係を示した図、第11図は同空気
清浄装置のタイミングチャート図、第12図は同空気清浄
装置のフローチャート図、第13図は従来例の空気清浄装
置のブロック図、第14図は同空気清浄装置の回路図であ
る。 1……電源部、2……高電圧発生部、3……荷電部、
3′……荷電フィルタ部、4……電圧検出手段、5……
制御部、5b……湿度補正手段、6……電源開閉手段、7
……表示手段、8……湿度検出手段、9……フィルタ
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源部、高電圧発生部、荷電フィルタ部を
    具備した空気清浄装置において、前記荷電フィルタ部の
    汚れにより電圧が低下するのを検知する電圧検知比較手
    段と、前記電圧検知比較手段からの信号を受けて制御す
    る制御部と、高電圧発生部への通電を制御する電源開閉
    手段と、前記荷電フィルタ部の交換を使用者に知ら知め
    る表示手段とを有する空気清浄装置。
  2. 【請求項2】湿度を検出する湿度検出手段と、湿度によ
    り前記電圧検知比較手段の設定を変える湿度補正手段を
    有した特許請求の範囲第(1)項記載の空気清浄装置。
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JP2007212080A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP4872381B2 (ja) * 2006-02-27 2012-02-08 パナソニック株式会社 空気調和機
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