JPH0661273A - リードフレーム処理方法及びそのための装置 - Google Patents

リードフレーム処理方法及びそのための装置

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JPH0661273A
JPH0661273A JP4210151A JP21015192A JPH0661273A JP H0661273 A JPH0661273 A JP H0661273A JP 4210151 A JP4210151 A JP 4210151A JP 21015192 A JP21015192 A JP 21015192A JP H0661273 A JPH0661273 A JP H0661273A
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JP
Japan
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lead frame
holding
processing space
point
transfer line
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Application number
JP4210151A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hayashi
一幸 林
Mitsuhiro Ishizuka
充洋 石塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67144Apparatus for mounting on conductive members, e.g. leadframes or conductors on insulating substrates
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T29/53174Means to fasten electrical component to wiring board, base, or substrate
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードフレームの搬送精度を向上させ、搬送
時間を短縮することを目的とする。 【構成】 ヒートブロック1の両側に位置するレール3
aは上下機構を備えている。水平移動および上下移動の
自由度を有するクランプ5cでリードフレーム4を挟持
したまま、ガイドレール3b及び可動レール3aに沿っ
て、ネジ杆7によりレール3aの前後にわたって移動す
る。その時、リードフレーム4の位置はセンサー8によ
って感知される。フレーム押え2は、ヒートブロック1
の上方に位置し、リードフレーム4をヒートブロック1
に押え付けるための上下機構を備えている。 【効果】 リードフレーム4をクランプ5cで挟持した
まま一度の動作でヒートブロック1に擦れ合わないよう
に、所定の場所まで搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リードフレームに対
してボンディングなどの処理を行う方法、及びその方法
の実施に適したリードフレーム処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】<構成>図23は、従来のリードフレー
ム処理装置の一例を示す斜視図である。この装置100
は、半導体チップSCが固定されたリードフレーム4を
X方向に搬送し、ヒートブロック33の位置でそのリー
ドフレーム4と半導体チップSCとのワイアボンディン
を行うためのボンディング装置として構成されている。
【0003】ヒートブロック33の両側には、ヒートブ
ロック33の上面33aよりも上および下に動く2本の
可動ガイドレール28が、互いに対向して設けられてい
る。これら2本の可動ガイドレール28の互いに向かい
合っている側面にはガイド溝28aが設けられている。
ガイド溝28の端部にはリードフレーム4がスムーズに
搬送されるようにテーパ部28bが設けられている。
【0004】ヒートブロック33の上方にはフレーム押
え27が設けられている。フレーム押え27は上下に移
動することができるように上下機構を備えており、ヒー
トブロック33の上面33aにリードフレーム4を押え
込むことができる。
【0005】2本の可動ガイドレール28の両端側に
は、それぞれ2本の固定ガイドレール29が設けられて
いる。そして、それぞれの固定ガイドレール29におい
て、互いに向かい合っている側面にはガイド段差29a
が設けられている。
【0006】また、ガイドレール28,29と平行にネ
ジ杆32bが設けられている。図には示していないが、
ネジ杆32bはホルダー32aに固定されている雌ネジ
に螺合されている。ホルダー32a内にその基部が収容
されている搬入側クランプ爪30a,30bおよび搬出
側クランプ爪31a,31bは、それぞれリードフレー
ム4を挟んでガイドレール28,29上を搬送させる機
能を有する。雄ネジ32bがステッピングモーター等に
より回転すると、ホルダー32aがガイドレール29に
沿って往復移動するので、クランプ爪30a,30b、
31a,31bもまた、レール29に沿ってリードフレ
ーム4の搬送方向Xに直線往復運動を行う。
【0007】<動作>この装置100における動作を図
24乃至図32を用いて説明する。
【0008】まず、リードフレーム4が、図示しない搬
送機構により搬入側ガイドレール29のガイド溝29a
上に搬入される(図24)。次に、搬入側クランプ下爪
30aの上昇および搬入側クランプ上爪30bの下降に
より搬入側クランプが閉じられる(図25)。次に、ネ
ジ杆32bの回転により、搬入側クランプ下爪30aお
よび搬入側クランプ上爪30bが(−X)方向に移動
し、それによりリードフレーム4は所定の位置まで押し
戻され、その先端が位置決めされる(図26)。
【0009】次に、搬入側クランプ下爪30aの下降お
よび搬入側クランプ上爪30bの上昇により搬入側クラ
ンプが開放され、続いてネジ杆32bの回転により搬入
側クランプが(−X)左方向に一定距離移動する(図2
7)。
【0010】次に、左側クランプ下爪30aおよび左側
クランプ上爪30bは閉じられ、リードフレーム4が固
定される(図28)。次に、ネジ杆32bの先ほどとは
逆回転により搬入側クランプが(+X)方向に移動す
る。リードフレーム4が所定距離搬送されると(図2
9)、搬入側クランプ下爪30aおよび搬入側クランプ
上爪30bは開き、リードフレーム4を開放する(図3
0)。
【0011】次に、ネジ杆32bの回転により搬入側ク
ランプが(−X)方向に移動し、図27と同じ位置に戻
る(図31)。
【0012】上記図27〜図31の動作の繰り返すこと
により、搬入側クランプによりつかみ換えを行ってリー
ドフレーム4が(+X)方向に間欠的に搬送され、リー
ドフレーム4上の所定の場所がヒートブロック33上の
ボンディング点に到達する(図32)。
【0013】ここで、リードフレーム4がヒートブロッ
ク33に到達する前に、可動ガイドレール28が上昇し
ている(図32)。したがって、リードフレーム4とヒ
ートブロック33とが擦れ合うことなく、リードフレー
ム4はヒートブロック33の上に搬送される。
【0014】続いて、フレーム押え27が下降してリー
ドフレーム4がヒートブロック33に押え付けられる。
この際、ガイドレール28も同時に下降する。
【0015】このようにして挟持されたリードフレーム
4とその上に搭載された半導体チップSCとに対してワ
イアボンディングが施される。この処理は、フレーム押
え27の開口部35を介して行われる。
【0016】ワイアボンディングが完了するとフレーム
押え27は上昇する。そして搬入側クランプの往復移動
が再開される。また、可動ガイドレール28を通過した
リードフレーム4は、搬出側クランプ下爪31aと搬出
側クランプ上爪31bとの間に挟持され、(+X)方向
に搬送される。
【0017】以上の工程が繰り返されることにより、リ
ードフレーム4の上に搭載された複数の半導体チップS
Cとリードフレーム4の対応部分とのボンディングが順
次実行される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
リードフレーム処理装置100においては、リードフレ
ームの所定の場所をボンディング点に搬送するために、
クランプがリードフレームを複数回つかみ換えていたの
で、リードフレームのずれが大きく、搬送精度が悪いと
いう問題点があった。また、つかみ換えのための時間的
ロスもあった。
【0019】この発明は上記問題点を解消するために成
されたものであり、リードフレームの搬送精度を向上さ
せ、搬送時間を短縮することのできる方法および装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の地点
から第2の地点に向かって定義された所定の搬送ライン
に沿って前記第1の地点からリードフレームを搬入し、
前記搬送ラインの中に設定された処理空間に前記リード
フレームを停止させて前記リードフレームに対して所定
の処理を実行した後、前記リードフレームを前記搬送ラ
インに沿って前記第2の地点へ向けてさらに搬送する方
法を対象としている。
【0021】そして、請求項1の発明の方法は、(a) 前
記リードフレームを挟持可能であり、かつ前記搬送ライ
ンに沿った方向において、少なくとも、前記処理空間と
前記第1の地点の間に規定された第1の位置と前記処理
空間内の第2の位置との間の区間を含んだ移動ストロー
クを有する挟持機構を準備する工程と、(b) 前記搬送ラ
インの所定位置にセンサーを配置する工程と、(c) 前記
第1の地点に前記リードフレームを搬入する工程と、
(d) 前記第1の位置において前記リードフレームを前記
挟持機構で挟持し、前記リードフレームを挟持したまま
前記挟持機構を前記第2の位置に向かって移動させ、そ
れによって前記リードフレームを処理空間に向かって搬
送する工程と、(e) 前記リードフレームの所定部位を前
記センサーによって検知する工程と、(f) 前記所定部位
を検知した後、所定距離だけ前記挟持機構を前記第2の
位置に向かう方向に搬送して、前記リードフレームの被
処理部分を前記処理空間に到達させる工程と、(g) 前記
被処理部分が前記処理空間に到達した時点で前記挟持機
構の移動を停止させる工程と、(h) 前記処理空間におい
て前記被処理部分に対する前記所定の処理を実行する工
程と、(i) 前記リードフレームを前記挟持機構で挟持し
て前記リードフレームを前記第2の地点に向けてさらに
搬送する工程とを備える。
【0022】また、この発明は、この方法の実施に適し
た装置を提供する(請求項5)。
【0023】好ましくは、前記処理空間内にリードフレ
ーム固定機構を設け、リードフレームが、常に、挟持機
構によるリードフレームの挟持と、リードフレーム固定
機構による固定との少なくとも一方を受けるようにす
る。そして、そのような条件の下でリードフレームを間
欠的に搬送し、複数の被処理部分の処理を順次行う(請
求項2,7)。
【0024】挟持機構の移動ストロークが大きいため、
リードフレームの搬出にも前記挟持機構を使用できる
(請求項3,8)。
【0025】所定の処理がリードフレームに対するボン
ディングである場合には、ヒートブロックが被処理空間
に配置される。
【0026】搬送ラインに沿ってリードフレームのガイ
ドレールを配置する場合には、リードフレームの搬送に
おいて、リードフレームとヒートブロックとが擦れ合わ
ないようにすることが好ましい。
【0027】そのための第1の態様(請求項4,9)で
は、処理空間におけるガイドレールを、上下可動のレー
ルとし、挟持機構も上下移動可能としておく。
【0028】また、第2の態様(請求項5,10)で
は、ヒートブロックを上下可動とする。
【0029】いずれの場合でも、単一の挟持機構によっ
てリードフレームの搬送が可能である。
【0030】
【作用】請求項1,6の発明: この発明においては、
リードフレームの所定部位をセンサーによって検知し、
その検知信号に基いた搬送制御により、リードフレーム
の被処理部分が処理空間に到達するまでリードフレーム
を移動させる。
【0031】また、リードフレームを搬送する際に使用
される挟持機構は、その移動ストロークを広く設定して
あるため、複数の挟持機構によるリードフレームの掴み
換えなしにリードフレームを搬送可能である。
【0032】したがって、リードフレームの搬送精度が
高く、搬送時間も短くて済む。
【0033】請求項2,7の発明: リードフレームに
複数の被処理部分が規定されている場合には、挟持機構
を往復移動させる必要がある。このうち、挟持機構が第
1の位置に戻る期間は、挟持機構がリードフレームを挟
持していない。この発明においては、このような場合に
おいて、リードフレームが、常に、挟持機構によるリー
ドフレームの挟持と、処理空間内に設けたリードフレー
ム固定機構による固定との少なくとも一方を受けるよう
にすることにより、リードフレームが位置ずれを起こす
こともない。
【0034】請求項3,8の発明: リードフレームの
搬出にも前記挟持機構を使用することにより、リードフ
レームの搬入から搬出までの一連のプロセスを高精度で
実行可能である。
【0035】請求項4,5,9,10の発明: この発
明をリードフレームに対するボンディングに適用する場
合において、挟持機構の移動ストロークを長く保ちつ
つ、リードフレームとヒートブロックとが擦れ合わない
ようにすることができる。
【0036】
【実施例】<1.第1実施例> <1a.搬送系の全体構成>図1は、この発明の第1実
施例であるリードフレーム処理装置200を示す斜視図
である。また、図2には、図1に示したボンディング装
置200に組み込まれているリードフレーム搬送装置2
00aを示した斜視図が示されている。
【0037】この装置200は、リードフレーム4とそ
れに搭載されている半導体チップSCをX方向に搬送
し、ヒートブロック1の上方においてこのリードフレー
ム4と半導体チップSCとをボンディングするためのボ
ンディング装置として構成されている。この実施例にお
けるリードフレーム4の搬送ラインTLは、X方向に沿
ったラインであり、図1の左下側(第1の地点)から右
上側(第2の地点)までこの搬送ラインTLが伸びてい
る。
【0038】図1中には一つの半導体チップSCのみが
示されているが、実際には多数の半導体チップがリード
フレーム4上に周期的に配列している。半導体チップS
Cはリードフレーム4上に仮止めされている。
【0039】図1のボンディング搬送装置200は、リ
ードフレーム4をその上に置いて加熱する上面1aを備
えたヒートブロック1を備える。このヒートブロック1
の上面1aの高さは、搬送ラインTLの高さと実質的に
同一である。
【0040】図2に示すように、ヒートブロック1の両
側にはヒートブロック1の上面1aより上および下(Z
方向)に動く互いに平行な2本の可動レール3aが搬送
方向(X方向)に沿って設けられている。2本の可動レ
ール3aの互いに向かい合っている外側には、可動レー
ル3aと平行してリードフレーム4のY方向の位置を規
制するために一対のガイド板3cが設けられている。可
動レール3a及びガイド板3cの端部にはリードフレー
ム4がスムーズに搬送されるようにテーパ部3d,3e
が設けられている。
【0041】ガイドレール3cの手前には、リードフレ
ーム4を搬入するために、互いに平行な2本の搬入側ガ
イドレール3fが設けられている。またガイドレール3
cの後方に、リードフレーム4を搬出するために、互い
に平行な2本の搬出側ガイドレール3rが設けられてい
る。これらのガイドレール3f,3rは同じ高さにあ
り、ガイド板3cと整列している。そして、各ガイドレ
ールの対3f、3rにおいて、互いに向かい合っている
側面にはガイド段差3bが設けられている。各ガイドレ
ールの対3f、3rのそれぞれのガイド面の高さ、すな
わちそれぞれのガイド段差3bの高さは互いに等しく、
搬送ラインTLの高さとも実質的に等しい。
【0042】また、2本の搬入側ガイドレール3fで挟
まれた空間の中央には、リードフレーム4を支える支え
台3gが設けられている。
【0043】ガイドレール3f、3rの外側には、これ
らガイドレール3f、3r及びガイド板3cと平行にネ
ジ杆7が設けられている。ネジ杆7は、クランプ駆動機
構5d内に設けられた雌ねじに螺合されている。ネジ杆
7は、ステッピングモーター等を駆動源として、直接も
しくはギヤ等を介して間接的に回転駆動される。そし
て、ネジ杆7が回転すると、クランプ駆動機構5dが図
1のX方向またはその反対方向に水平移動する。
【0044】クランプ駆動機構5dには、クランプ5c
が連結されている。クランプ5cは、クランプ下爪5a
およびクランプ上爪5bの組み合わせによって構成さ
れ、それらの間にリードフレーム4を挟むことができ
る。
【0045】リードフレーム4をクランプ5cによって
挟み込み、クランプ駆動機構5dの並進部(図3におい
て後述する)とともにクランプ5cを移動させることに
より、リードフレーム4を可動レール3aおよびガイド
レール3f,3rに沿って搬送させることができる。
【0046】後述するように、クランプ5cは図1のX
方向において、ヒートブロック1を挟んだ広い範囲で移
動可能である。この移動を可能とするために、一対のガ
イドレール3cのうち、クランプ5c側のガイドレール
3caの両端は、図示しない連結材によって、ガイドレ
ール3fa,3raに連結されている。それは、仮にガ
イドレール3caをその下側から支持材によって支持し
ようとすると、クランプ5cがX方向に移動する際に、
クランプ下爪5aがその支持材に衝突してしまうためで
ある。他方のガイドレール3cbはその周辺をクランプ
が通過しないため、任意の支持方向から支持可能であ
る。
【0047】一方、ヒートブロック1の上方にはフレー
ム押え2(図1)が設けられている。フレーム押え2に
は、このフレーム押え2を上下に移動させるための上下
駆動機構(図5において後述する)が連結されている。
リードフレーム4がヒートブロック2の上に搬送されて
きたとき、フレーム押え2が下降してそのヘッド部分2
hがリードフレーム4をヒートブロック1の上面1aに
押えつけることにより、リードフレーム4を一時的に固
定することができる。
【0048】フレーム押え2のヘッド部分2hには開口
部(ウインドウ)2aが設けられている。この開口部2
aの上にはボンディングツール6が配置されている。ボ
ンディングツール6は図1の高さから下降し、開口部2
aを介して半導体チップSCとリードフレーム4とのワ
イアボンディングを実行することができる。
【0049】<1b.クランプ駆動機構5dの詳細構成
>図3は、クランプ駆動機構5dの詳細構成を示す斜視
図であり、図4は、図3中の矢印ARの方向から見た側
面図である。
【0050】このクランプ駆動機構5dは、下爪ホルダ
ー12と上爪ホルダー13とを備えている。
【0051】(1)下爪ホルダー12: このうち、下
爪ホルダー12は、クランプ下爪5aが連結された基部
12aと、この基部12aからZ方向に伸びる一対のコ
ラム部12bとを備えている。この一対のコラム部12
bの上端には梃子棒14が水平に掛け渡されている。ま
た、基部12aの下面には、実質的に垂直に伸びるロッ
ド12rが固定されている。基部12aの後端部にはベ
アリング15bが回転自在に取り付けられている。
【0052】(2)上爪ホルダー13: 一方、上爪ホ
ルダー13には、クランプ上爪5bが連結された先端部
13aと、この先端13aから鍵形に伸びる後端部13
bとを備えている。これらの先端部13aと後端部13
bとの境界部分は、水平支点軸16aによってYZ面内
で揺動自在に支持されている。この水平支点軸16a
は、後述する支持ブロック16に連結されている。後端
部13bには、回転自在にベアリング15aが取り付け
られている。そして、ベアリング15aの外周に梃子棒
14が接している。
【0053】(3)支持ブロック16: 支持ブロック
16(図4)は、水平支点軸16aを介して上爪ホルダ
ー13を支持するための部材である。この支持ブロック
16の底部には、実質的に垂直に伸びるロッド16rが
固定されている。なお、図3では図示の便宜上、支持ブ
ロック16の記載は省略されている。
【0054】(4)クランプ支持台11: 爪ホルダー
12,13の下方には、クランプ支持台11が配置され
ている。既述したロッド12r、16rは、このクラン
プ支持台11の中に嵌着されている軸受12c,16c
によって上下自在に支持されている。
【0055】クランプ支持台11の下面には、ガイド部
材11aが連結されている。ガイド部材11aがレール
11b上をX方向に摺動可能であり、これガイド機構
は、「LMガイド」として入手可能である。このレール
11bは図1のネジ杆7に平行に配設されている。ま
た、クランプ支持台11には、図1に示したネジ杆7と
螺合された雌ネジ(図示せず)が固定されている。
【0056】(5)バネおよびストッパー: 上爪ホル
ダー13の前部と下爪ホルダー12とがバネ12sで連
結されている。また、上爪ホルダー13の前部にストッ
パー17aが取り付けられ、支持ブロック16にもスト
ッパー17bが取り付けられている。さらに、クランプ
支持台11と支持ブロック16はバネ16sによって連
結されている。
【0057】(6)摺動レール10: クランプ支持台
11の後方には、X方向に伸びた摺動レール10が設け
られている。図3に示すように、この摺動レール10は
X方向に伸びており、その両端部は鉛直方向に伸びたロ
ッド10rにガイドされて上下方向に摺動可能である。
この摺動レール10の後面にはベアリング15cが取り
付けられている。このベアリング15cにはカム9が当
接している。
【0058】<1c.クランプ駆動機構5dの機能> (1)X方向並進: 図1のネジ杆7を回転させること
により、クランプ支持台11に固定された雌ネジを介し
て、クランプ駆動機構5dのうちの並進部5mの全体に
X方向またはそれと逆方向の並進力が作用する。これに
よって、下爪ホルダー12の基部12aの後端に設けた
ベアリング15bが摺動レール10上を転動するととも
に、ガイド部材11aがレール11b上を摺動する。こ
のため、並進部5mはレール10,11bの上をX方向
またはそれと逆方向に移動する。レール11bは図1の
X方向の全長にわたって設けられている。このため、並
進部5mの並進可能範囲は、図1の搬入側ガイドレール
3fの所定位置からヒートブロック1を経て搬出側ガイ
ドレール3rの所定位置に至る全域に及ぶ。すなわち、
クランプ駆動機構5dの並進部5mのX方向のストロー
クは、ヒートブロック1を挟んでヒートブロック1の両
側にまで広がっている。なお、摺動レール10もヒート
ブロック1の両側にまで広がって設けられているが、そ
のかわりに比較的短い複数の摺動レールをX方向に連ね
て設けていても良い。
【0059】(2)クランプの開閉および上下動: 並
進部5mが摺動レール10上にあるとき、カム9が回転
すると、ベアリング15cを介して摺動レール10は上
下動する。
【0060】まず、カム9により摺動レール10が下降
すると、軸受12cによってガイドされつつ下爪ホルダ
ー12が下降して、クランプ下爪5aも下に向かって動
く。また、下爪ホルダー12が下降すると梃子棒14に
よって上爪ホルダー13の後端部13bが押し下げら
れ、上爪ホルダー13がバネ12sの収縮力に逆らって
支点16aを中心に回転する。これによってクランプ上
爪5bが上に向かって動き、クランプ5cは開放され
る。摺動レール10が下降した状態では並進部5mのZ
方向の高さは比較的低い。
【0061】次に、カム9により摺動レール10が上昇
すると、下爪ホルダー12が上昇して、クランプ下爪5
aも上に向かって動く。また、下爪ホルダー12が上昇
すると梃子棒14によって押し下げられていた上爪ホル
ダー13の後端部13bに力が加わらなくり、上爪ホル
ダー13がバネ12sによって下方に引張られる。従っ
て、上爪ホルダー13が支点16aを中心に回転し、ク
ランプ上爪5bが下に向かって動き、リードフレーム4
はクランプ5cに挟持される。また、ストッパー17b
が下爪ホルダー12の基部12aに当接した後、さらに
カム9が摺動レール10を押し上げると、軸受16cに
ガイドされつつ並進部5mをZ方向に上昇させることも
できる。
【0062】このため、図1−図4に示した機構は、ク
ランプ5cの開閉と、クランプ駆動機構5dにおける並
進部5mの並進移動を可能とするものとなっている。
【0063】<1d.可動レール3aおよびフレーム押
え2の駆動機構>可動レール3aおよびフレーム押え2
を上下移動させるための上下機構100bを図5に示
す。この機構100bは、駆動モーター18、回転軸1
9、フレーム押え用カム20、レール用カム21および
軸受22を備えてなる。回転軸19は、軸受22により
回転自在に支持されている。駆動モーター18の回転が
回転軸19に伝達される。そして、駆動モーター18の
回転によってレール用カム21が回転し、それに応じ
て、ベアリング3m及び軸3kを介して2本のレール3
aを支えている支え梁3hが上下に動く。同様に、駆動
モーター18の回転によってフレーム押え用カム20が
回転し、それによって、ベアリング2c及び軸2bを介
してフレーム押え2が上下に動く。つまり、カム20,
21の回転により可動レール3aおよびフレーム押え2
がそれぞれ所定のストロークで上下に移動する。
【0064】<1e.制御系の構成>図6は、ボンディ
ング装置200の平面図である。フレーム押え2から
(−X)方向に距離Lだけ離れた位置にセンサー8が配
設されている。このセンサーは、リードフレーム4の側
端部の所定部位にに形成された透孔4hがセンサー8の
直下に移動してきたときに、その透孔4hを光学的に検
知することができる。この透孔4hは、リードフレーム
4に含まれる複数の単位リードフレーム4uのうち、最
初の単位リードフレーム4iの中心から所定距離Mだけ
離れた位置に形成されている。
【0065】図7は、このセンサー8の出力信号に基い
て各機構を制御する制御システム200cのブロック図
である。センサー8の出力信号は、マイクロコンピュー
タ等で構成されるコントローラ23に入力される。
【0066】コントローラ23はCPU23a及びメモ
リ23bを備えており、このメモリ23bには、上記距
離L,Mを示す数値があらかじめ格納されている。そし
て、コントローラ23は、メモリ23bの中にあらかじ
め記憶させておいた動作プログラム、上記数値L,M、
およびセンサー8の出力信号にに基いて駆動制御信号を
発生し、その駆動制御信号を各駆動機構24,25,2
6に出力する。
【0067】これらの駆動機構24,25,26のう
ち、クランプ駆動機構24は、図3と図4に示した機構
に対応している。また、ネジ駆動機構25は、図1のネ
ジ杆7を回転させる機構である。さらに、可動レールお
よびフレーム押え駆動機構26は、図5に示した機構に
対応する。
【0068】<1f.装置200の動作>次に、上記の
構成を有するボンディング装置200の動作を、図8−
図21を参照して説明する。図8においては、横軸は時
刻tを示す。また、図8(a)におけるクランプの動き
において、縦軸はX方向におけるクランプ5cの位置を
示しており、図8の第1から第3位置A、B、Cはそれ
ぞれ、図9−図20における位置A、B、Cに対応して
いる。このうち、第1の位置Aは処理空間SPよりも搬
入側にあり、第2の位置Bは処理空間SPの中にある。
また、第3の位置Cは処理空間SPよりも搬出側にあ
る。
【0069】また、図8(a)におけるハッチングされ
た二重線の期間はクランプ5cが「閉」となっている期
間を示し、単線で示した期間はクランプ5cが「開」と
なっている期間である。
【0070】(1)ステップS1(図21、図9):
各単位リードフレームに半導体チップを搭載したリード
フレーム4を搬入し、搬入側ガイドレール3bの上に乗
せる。このときは、クランプ5cは搬入側位置Aにあり
(図8(a))、可動レール3aは上に押し上げられ
て、ヒートブロック2より高い位置にある(図8
(b))。また、フレーム押え2も上位置にある(図8
(c))。
【0071】(2)ステップS2(図10): 次に、
クランプ上爪5bの下降およびクランプ下爪5aの上昇
によりリードフレーム4をAの位置において挟持する
(図8における時刻T0 )。
【0072】(3)ステップS3,S4(図11):
図6に示したリードフレーム4に設けられた透孔4hが
センサー8により感知される位置までネジ杆7の回転に
よりリードフレーム4を移動させる(図8における時刻
T1 )。
【0073】(4)ステップS5(図11−図12):
図6に示したようにボンディング実行位置(フレーム
押え2の位置)からセンサー8までの距離Lとリードフ
レーム4の透孔4hから一番目の単位リードフレーム4
iまでの距離Mはあらかじめ決っており、図11に示す
位置において一番目の単位リードフレーム4iの中心か
らボンディング位置までの距離は、(L+M)である。
また、ネジ杆7の1回転によってクランプ5cがX方向
に進むピッチD(図示せず)も事前に知ることができ
る。
【0074】このため、透孔4hが感知された時点から
(L+M)/D回転だけネジ杆7を回転させることによ
って、一番目の単位リードフレーム4iの中心をボンデ
ィング位置まて確実に搬送することができる(図8の時
刻T2 ,図12)可動レール3aが上側の位置にあるた
め、リードフレーム4はヒートブロック1に擦れ合うこ
となくこのボンディング位置まで搬送される。その際、
クランプ5cも少し押し上げられてレール3aの上面に
沿って移動する。
【0075】(5)ステップS6: 次に、図13に示
すように可動レール3aが搬送ラインTLの高さまたは
それ以下の高さまで下降し、続いて、フレーム押え2が
下降して、リードフレーム4がフレーム押え2によりヒ
ートブロック1に押え付けられて固定される(図8の時
刻T3 )。
【0076】次に、図14に示すようにクランプが開
き、そこで、フレーム押え2の開口を介してワイアボン
ディング等が行われる。ヒートブロック1の加熱によっ
て、リードフレーム4と半導体チップSCの間にあらか
じめ設けてあるハンダが溶解し、リードフレーム4と半
導体チップSCとの接合も行われる。
【0077】(6)ステップS7: ここで、現在ボン
ディング中の単位リードフレームが一番目の単位リード
フレーム4iであるか否かが判断される。この判断は、
たとえば、単位リードフレームのボンディング完了回数
をカウントしておき、そのカウント値Iと、ひとつのリ
ードフレーム4に形成されている単位リードフレーム4
uの総数I0 とを比較して、それらが互いに等しいか否
かを判定することによって実現可能である。総数I0 の
値は、あらかじめメモリ23bに記憶させておく。
【0078】(7)ステップS8: 最終の単位リード
フレームではない場合には、ワイアボンディングの動作
中に、クランプ爪5a,5bは元の位置Aに向かって移
動する(図8の時刻T4 〜T5 ,図15)。最初のA位
置に戻ってから(図16)、クランプ5cを閉じる(図
17)。このようにクランプ5cによりリードフレーム
4が固定された状態で、図18に示すようにフレーム押
え2が上昇し、可動レール3aも上昇することによっ
て、リードフレーム4はフレーム押え2とリードブロッ
ク1との間での固定より開放され、搬送可能な状態とな
る(図8の時刻T6 )。図8における期間PRが、一つ
の単位リードフレームに対応する処理期間である。
【0079】(8)次の単位リードフレームについての
処理: この実施例ではセンサー8で検知する透孔4h
は、一番目の単位リードフレーム4iについての透孔で
あり、二番目以降の単位リードフレームについては透孔
の検知は行わない。このため、図21においてステップ
S2に戻った後、ステップS4を迂回しつつ上記プロセ
スを繰り返す。このようにして二番目以降の単位リード
フレームについても搬送とボンディングとが行われる
(図19)。なお、すべての単位リードフレームに対応
して位置検知のための透孔4hを設け、各単位リードフ
レームの搬送をその透孔4hの検知に基いて行っても良
い。
【0080】(9)ステップS9: このような動作を
繰り返し、ボンディングが完了すると、図20に示すよ
うにクランプを閉じてリードフレーム4を挟持し、ネジ
杆7を回転させてリードフレームの払い出し位置(第3
の位置)Cまで爪5a,5bを移動させる(図8の時刻
T7 )。払い出し後、クランプ5cを開きクランプ爪5
cを最初の位置に戻す。これによって次のリードフレー
ムについての処理を開始できる状態となる。
【0081】以上のように、この装置200では、セン
サー8を用いてリードフレーム4の位置を検知してお
り、その検知信号に基いてリードフレームの搬送制御を
行っているため、搬送精度が高い。また、リードフレー
ム4が、常に、クランプ5cまたはフレーム押え2の少
なくとも一方により固定されているので、リードフレー
ム4は位置ずれを起こさず、搬送精度は特に高くなって
いる。
【0082】<2.第2実施例>図22は、図5の上下
機構200bのかわりに使用可能な上下機構200cを
示す図である。第1実施例にかかるボンディング装置2
00では、図5の上下機構200bを用いて可動レール
3aの上下移動を行い、それによってリードフレーム4
とヒートブロック1との擦れ合いを防止しているが、第
2実施例にかかる装置では、図22の上下機構200c
を使用してヒートブロック1をボンディング実行高さか
ら降下させることができるように構成する。
【0083】図22において、軸1bがヒートブロック
1の下側に固定されており、ベアリング1cが軸1bの
ヒートブロック1と反対の端に回転自在に取り付けられ
ている。図22における残余の要素は図5における要素
と同様であり、対応する要素間には同一符号が付されて
いる。
【0084】この第2実施例では、第1実施例のように
レールを可動レール3aとガイドレール3bに分割する
必要はなく、固定された一組の搬送用ガードレールがあ
れば良い。そして、この機構200cを使用した場合に
は、図8(b)における可動レールの上下移動が、ヒー
トブロック1の上下移動に読み換えられる。ただし、第
2実施例における図8(b)の「上」、「下」のそれぞ
れの絶対的高さは、第1実施例の場合と同じではない。
すなち、第1実施例ではボンディング高さを「下」と考
えてその高さからの可動レール3aの上昇を与えている
のに対して、第2実施例では方がボンディング高さを
「上」と考えてその高さからのヒートブロック1の降下
を考えているためである。
【0085】また、この第2実施例の装置においては、
クランプ5cは上下方向に可動となっていなくても良
い。すなわち、第1実施例では図11−図12等に示さ
れているように、可動レール3aの上昇に伴ってリード
フレーム4が部分的に上昇しており、この動きに追従さ
せるために、クランプ5cがある程度上昇可能になって
いる。これに対して第2実施例では、ヒートブロック2
が降下することによってリードフレーム4とヒートブロ
ック1との擦れ合いを防止している。このため、クラン
プ5cは、リードフレーム4を挟持したまま搬送用ガイ
ドレール上からヒートブロック1の上面上へ水平移動す
ることにより、搬送用ガイドレール上を摺動させながら
リードフレーム4をヒートブロック1の所定の場所の上
方まで搬送することができる。
【0086】また、その後は、リードフレーム4をヒー
トブロック1の所定の場所の上方でクランプ5cにより
挟持したまま停止させておき、上下機構によりヒートブ
ロック1を搬送面より上に上昇させてリードフレーム4
を所定の場所に置いて加熱することができる。
【0087】したがって、リードフレーム4をヒートブ
ロック1と擦れることなく所定の場所に置くことがで
き、また、クランプ5cは、リードフレームのつかみ換
えを行うことなく、一度の直線運動でリードフレーム4
を所定の場所まで搬送することができることになる。こ
のため、第2実施例の装置も、第1実施例と同様の効果
を奏する。
【0088】<3.変形例> (1)複数のセンサーをリードフレームの進行方向Xに
沿って並べてもよい。この場合には、透孔4hのX方向
の位置を複数の場所で検知できるため、搬送制御がさら
に精密になる。
【0089】(2)この発明は、リードフレームに対す
るボンディング処理に限らず、リードフレームを搬送し
て所定の処理を行うすべての装置に適用可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,6の発
明においては、リードフレームの所定部位をセンサーに
よって検知し、その検知信号に基いた搬送制御により、
リードフレームの被処理部分が処理空間に到達するまで
リードフレームを移動させる。
【0091】また、リードフレームを搬送する際に使用
される挟持機構は、その移動ストロークを広く設定して
あるため、複数の挟持機構によるリードフレームの掴み
換えなしにリードフレームを搬送可能である。
【0092】したがって、リードフレームの搬送精度が
高く、搬送時間も短くて済む。
【0093】請求項2,7の発明では、リードフレーム
が、常に、挟持機構によるリードフレームの挟持と、処
理空間内に設けたリードフレーム固定機構による固定と
の少なくとも一方を受けるようにすることにより、リー
ドフレームが位置ずれを起こすこともなく、搬送精度が
さらに高まる。
【0094】請求項3,8の発明では、リードフレーム
の搬出にも前記挟持機構を使用することにより、リード
フレームの搬入から搬出までの一連のプロセスを高精度
で実行可能である。
【0095】請求項4,5,9,10の発明では、挟持
機構の移動ストロークを長く保ちつつ、リードフレーム
とヒートブロックとが擦れ合わないようにすることがで
きるため、リードフレームの損傷を防止しつつ、搬送精
度の向上と搬送時間の短縮とが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるボンディング装置の斜
視図である。
【図2】この発明の実施例であるリードフレーム搬送装
置の斜視図である。
【図3】クランプ爪の開閉機構の斜視図である。
【図4】図3の矢印AR側から見た断面図である。
【図5】可動レールおよびフレーム押えの上下機構の模
式図である。
【図6】実施例のボンディング装置の模式的平面図であ
る。
【図7】実施例における制御ブロック図である。
【図8】実施例の動作を表すタイミングチャートであ
る。
【図9】実施例におけるリードフレーム搬送およびボン
ディングの工程図である。
【図10】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図11】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図12】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図13】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図14】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図15】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図16】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図17】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図18】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図19】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図20】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの工程図である。
【図21】実施例におけるリードフレーム搬送およびボ
ンディングの製造工程を表すフローチャートである。
【図22】ヒートブロッックおよびフレーム押えの上下
機構を示す模式的斜視図である。
【図23】従来のボンディング装置を示す斜視図であ
る。
【図24】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図25】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図26】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図27】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図28】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図29】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図30】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図31】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【図32】従来方法によるボンディングの工程図であ
る。
【符号の説明】
1 ヒートブロック 2 フレーム押え 3a 可動レール 3f 搬入側ガイドレール 3r 搬出側ガイドレール 4 リードフレーム 4h 透孔 5a クランプ下爪 5b クランプ上爪 5c クランプ 6 ボンディングツール 7 ネジ杆 8 センサー 9 カム 10 摺動レール 11 支持台 12 下爪ホルダー 13 上爪ホルダー 14 梃子棒 15a−15c ベアリング 16 支持ブロック 17 ストッパー 18 駆動モーター 19 回転軸 20 フレーム押え用カム 21 レール用カム 22 軸受 23 コントローラ 24 クランプ駆動機構 25 ネジ駆動機構 26 可動レールおよびフレーム押え駆動機構 36 透孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の地点から第2の地点に向かって定
    義された所定の搬送ラインに沿って前記第1の地点から
    リードフレームを搬入し、前記搬送ラインの中に設定さ
    れた処理空間に前記リードフレームを停止させて前記リ
    ードフレームに対して所定の処理を実行した後、前記リ
    ードフレームを前記搬送ラインに沿って前記第2の地点
    へ向けてさらに搬送する方法であって、 (a) 前記リードフレームを挟持可能であり、かつ前記
    搬送ラインに沿った方向において、少なくとも、前記処
    理空間と前記第1の地点の間に規定された第1の位置と
    前記処理空間内の第2の位置との間の区間を含んだ移動
    ストロークを有する挟持機構を準備する工程と、 (b) 前記搬送ラインの所定位置にセンサーを配置する
    工程と、 (c) 前記第1の地点に前記リードフレームを搬入する
    工程と、 (d) 前記第1の位置において前記リードフレームを前
    記挟持機構で挟持し、前記リードフレームを挟持したま
    ま前記挟持機構を前記第2の位置に向かって移動させ、
    それによって前記リードフレームを処理空間に向かって
    搬送する工程と、 (e) 前記リードフレームの所定部
    位を前記センサーによって検知する工程と、 (f) 前
    記所定部位を検知した後、所定距離だけ前記挟持機構を
    前記第2の位置に向かう方向に搬送して、前記リードフ
    レームの被処理部分を前記処理空間に到達させる工程
    と、 (g) 前記被処理部分が前記処理空間に到達した時点で
    前記挟持機構の移動を停止させる工程と、 (h) 前記処理空間において前記被処理部分に対する前
    記所定の処理を実行する工程と、 (i) 前記リードフレームを前記挟持機構で挟持して前
    記リードフレームを前記第2の地点に向けてさらに搬送
    する工程と、 を備える、リードフレーム処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のリードフレーム処理方法に
    おいて、 前記リードフレームには第1と第2の被処理部分を含む
    複数の被処理部分が規定されており、 前記方法は、 (j) 前記処理空間に、前記リードフレームの位置を一
    時的に固定するリードフレーム固定機構を配置する工
    程、 をさらに備え、 前記工程(f) は、 (f-1) 前記第1の被処理部分を前記処理空間に到達さ
    せる工程、 を備え、 前記工程(h) は、 (h-1) 前記リードフレーム固定機構によって前記リー
    ドフレームを固定し、その後に前記挟持機構による前記
    リードフレームの挟持を開放する工程と、 (h-2) 前記リードフレーム固定機構によって前記リー
    ドフレームが固定された状態で、前記第1の被処理部分
    に対する前記所定の処理を実行する工程と、 (h-3) 前記挟持機構を前記第1の位置に戻す工程と、 (h-4) 前記挟持機構によって前記リードフレームを挟
    持する工程と、 (h-5) 前記固定機構による前記リードフレームの固定
    を解除する工程と、 (h-6) 前記リードフレームを挟持した状態で前記挟持
    機構を前記第2の位置へ移動させる工程と、 (h-7) 前記リードフレーム固定機構によって前記リー
    ドフレームを固定し、その後に前記挟持機構による前記
    リードフレームの挟持を開放する工程と、 (h-8) 前記リードフレーム固定機構によって前記リー
    ドフレームが固定された状態で、前記第2の被処理部分
    に対する前記所定の処理を実行する工程と、 を備える、リードフレーム処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2のリードフレーム処理方法に
    おいて、 前記工程(i) は、 (i-1) 前記リードフレームを前記挟持機構で挟持し
    て、前記挟持機構を前記処理空間と前記第2の地点との
    間に規定された第3位置に移動させ、それによって前記
    リードフレームを前記第2の地点に搬出する工程、 を備える、リードフレーム処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3のリードフレーム処理方法に
    おいて、 前記所定の処理は、前記リードフレームと、前記リード
    フレームの上に載置された半導体チップとのボンディン
    グを行う処理を含み、 前記方法は、 (k) 前記搬送ラインに沿って、前記第1の地点と前記
    処理空間との間に、第1の固定ガイドレール対を配設す
    る工程と、 (l) 前記搬送ラインに沿って、前記処理空間と前記第
    2の地点との間に、第2の固定ガイドレール対を配設す
    る工程と、 (m) 前記処理空間内に、前記搬送ラインと実質的に同
    じ高さの上面を有するヒートブロックを配置する工程
    と、 (n) 前記搬送ラインに沿って、前記ヒートブロックを
    挟んで上下方向に移動可能な可動ガイドレール対を配置
    する工程と、 をさらに備え、 前記工程(f) は、 (f-2) 前記可動ガイドレール対の上面と前記挟持機構
    による前記リードフレームの挟持位置とが、前記第1と
    第2の固定ガイドレール対のガイド面よりも高い位置に
    なるように、前記可動ガイドレール対と前記挟持機構と
    を上昇させる工程、 を備え、 前記工程(g) は、 (g-1) 前記可動ガイドレール対の前記上面と前記挟持
    機構による前記リードフレームの挟持位置とが、前記第
    1と第2の固定ガイドレール対の前記ガイド面と実質的
    に同じ高さまたはそれ以下になるように、前記可動ガイ
    ドレール対と前記挟持機構とを下降させる工程、 を備える、リードフレーム処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3のリードフレーム処理方法に
    おいて、 前記所定の処理は、前記リードフレームと、前記リード
    フレームの上に載置された半導体チップとのボンディン
    グを行う処理を含み、 前記方法は、 (k) 前記搬送ラインに沿って、前記第1の地点と前記
    第2の地点との間にガイドレールを配設する工程と、 (l) 前記処理空間内に、上下移動可能なヒートブロッ
    クを配置する工程と、 をさらに備え、 前記工程(f) は、 (f-2) 前記ヒートブロックの上面が前記搬送ラインの
    高さよりも低くなるように、前記ヒートブロックを下降
    させる工程、 を備え、 前記工程(g) は、 (g-1) 前記ヒートブロックの上面が前記搬送ラインの
    高さと実質的に同じ高さになるように、前記ヒートブロ
    ックを下降させる工程、 を備える、リードフレーム処理方法。
  6. 【請求項6】 第1の地点から第2の地点に向かって定
    義された所定の搬送ラインに沿って前記第1の地点から
    リードフレームを搬入し、前記搬送ラインの中に設定さ
    れた処理空間に前記リードフレームを停止させて前記リ
    ードフレームに対して所定の処理を実行した後、前記リ
    ードフレームを前記搬送ラインに沿って前記第2の地点
    へ向けてさらに搬送する装置であって、 (a) 前記リードフレームを挟持可能であり、かつ前記
    搬送ラインに沿った方向において、少なくとも、前記処
    理空間と前記第1の地点の間に規定された第1の位置と
    前記処理空間内の第2の位置との間の区間を含んだ移動
    ストロークを有する挟持手段と、 (b) 前記挟持手段を前記搬送ラインに沿って移動させ
    る駆動手段と、 (c) 前記挟持手段を前記第1の位置に位置決めした後
    に、前記挟持手段によって前記リードフレームを挟持さ
    せる第1の制御信号を発生して前記第1の制御信号を前
    記挟持手段に与える前記第1の制御手段と、 (d) 前記リードフレームを挟持した前記挟持手段を前
    記第2の位置に向けて移動させる第2の制御信号を発生
    して前記駆動手段に与える第2の制御手段と、 (e) 前記搬送ラインの所定位置に配置され、前記リー
    ドフレームの所定部位が前記所定位置に到達したとき
    に、前記所定部位を検知して検知信号を発生するセンサ
    ーと、 (f) 前記検出信号に応答して、前記挟持手段を所定距
    離だけ前記第2の位置に向けて移動させて停止させる第
    3の制御信号を発生して前記駆動手段に与え、それによ
    って前記リードフレームの被処理部分を前記所定空間に
    到達させる第3の制御手段と、 (g) 前記処理空間に配置され、前記リードフレームの
    前記被処理部分が前記所定空間に到達して停止したとき
    に、前記被処理部分に対して前記所定の処理を実行する
    処理手段と、 を備える、リードフレーム処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6のリードフレーム処理装置で
    あって、 前記リードフレームには複数の被処理部分が規定されて
    おり、 前記装置は、 (h) 前記処理空間に配置され、前記リードフレームの
    位置を一時的に固定するリードフレーム固定手段と、 (i) 前記リードフレームが、常に、前記挟持手段によ
    る前記リードフレームの挟持と、前記リードフレーム固
    定手段による前記リードフレームの固定とのうちの少な
    くとも一方を受けるための第4の制御信号を発生し、前
    記第4の制御信号を前記挟持手段と前記リードフレーム
    固定手段に与える第4の制御手段と、 をさらに備える、リードフレーム処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7のリードフレーム処理装置で
    あって、 (j) 前記所定の処理を受けた後の前記リードフレーム
    を前記挟持手段で挟持して、前記挟持手段を前記処理空
    間と前記第2の地点との間に規定された第3位置に移動
    させ、それによって前記リードフレームを前記第2の地
    点に搬出するための第5の制御信号を発生して、前記第
    5の制御信号を前記挟持手段と前記駆動手段とに与える
    第5の制御手段、 をさらに備える、リードフレーム処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8のリードフレーム処理装置に
    おいて、 前記所定の処理は、前記リードフレームと、前記リード
    フレームの上に載置された半導体チップとのボンディン
    グを行う処理を含み、 前記装置は、 (k) 前記搬送ラインに沿って、前記第1の地点と前記
    処理空間との間に配設された第1の固定ガイドレール対
    と、 (l) 前記搬送ラインに沿って、前記処理空間と前記第
    2の地点との間に配設された第2の固定ガイドレール対
    と、 (m) 前記処理空間内に配置され、前記搬送ラインと実
    質的に同じ高さの上面を有するヒートブロックと、 (n) 前記ヒートブロックを挟んで前記搬送ラインに沿
    って配置され、上下方向に移動可能な可動ガイドレール
    対と、 をさらに備える、リードフレーム処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8のリードフレーム処理装置
    において、 前記所定の処理は、前記リードフレームと、前記リード
    フレームの上に載置された半導体チップとのボンディン
    グを行う処理を含み、 前記装置は、 (k) 前記搬送ラインに沿って、前記第1の地点と前記
    第2の地点との間に配設されて前記リードフレームをガ
    イドするガイドレールと、 (l) 前記処理空間内に配設された、上下移動可能なヒ
    ートブロックと、 をさらに備える、リードフレーム処理装置。
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