JPH0615568B2 - 親水性重合体の製造方法 - Google Patents
親水性重合体の製造方法Info
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- JPH0615568B2 JPH0615568B2 JP1127942A JP12794289A JPH0615568B2 JP H0615568 B2 JPH0615568 B2 JP H0615568B2 JP 1127942 A JP1127942 A JP 1127942A JP 12794289 A JP12794289 A JP 12794289A JP H0615568 B2 JPH0615568 B2 JP H0615568B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は親水性重合体、特に吸水性重合体の製造方法に
関するものである。更に詳しくは、親水性重合体を製造
する際に反応容器内に親水性重合体の含水ゲル状物が付
着しにくく、従って親水性重合体を安定に生産性良く製
造できる方法に関する。
関するものである。更に詳しくは、親水性重合体を製造
する際に反応容器内に親水性重合体の含水ゲル状物が付
着しにくく、従って親水性重合体を安定に生産性良く製
造できる方法に関する。
従来、アクリル酸又はその塩などを主成分とする架橋重
合体は、紙おむつ、衛生用品、農園芸用土壌改良剤、脱
水剤などの広い用途に利用されている。
合体は、紙おむつ、衛生用品、農園芸用土壌改良剤、脱
水剤などの広い用途に利用されている。
これらの架橋重合体の製法としては、例えば特開昭60
−55002号明細書で開示された水溶液重合による方
法が知られている。この方法においては、反応容器とし
て特開昭60−55002号明細書の図1(A)に記載さ
れた如き双腕型ニーダーを用いて単量体水溶液を重合
し、架橋構造を有する含水ゲル状重合体を得、これを乾
燥・粉砕して架橋重合体とする方法が知られている。し
かしながら、従来の製造方法においては、重合体製造の
過程において付着性のある含水ゲル状物が反応容器側壁
に付着して収率が低下すると共に反応容器から親水性重
合体を取り出すときの作業性の低下を招いている。更
に、反応回数を重ねるに従ってこの様な重合体付着物が
成長して行き、定期的な洗浄作業を必要とし、これが親
水性重合体の生産性を著しく低下させている。そしてこ
の様なトラブルは、反応容器の内壁のうちの反応物と主
として不活性ガスである気体によって反復してくり返し
接触される面において特に顕著である。
−55002号明細書で開示された水溶液重合による方
法が知られている。この方法においては、反応容器とし
て特開昭60−55002号明細書の図1(A)に記載さ
れた如き双腕型ニーダーを用いて単量体水溶液を重合
し、架橋構造を有する含水ゲル状重合体を得、これを乾
燥・粉砕して架橋重合体とする方法が知られている。し
かしながら、従来の製造方法においては、重合体製造の
過程において付着性のある含水ゲル状物が反応容器側壁
に付着して収率が低下すると共に反応容器から親水性重
合体を取り出すときの作業性の低下を招いている。更
に、反応回数を重ねるに従ってこの様な重合体付着物が
成長して行き、定期的な洗浄作業を必要とし、これが親
水性重合体の生産性を著しく低下させている。そしてこ
の様なトラブルは、反応容器の内壁のうちの反応物と主
として不活性ガスである気体によって反復してくり返し
接触される面において特に顕著である。
上記問題を解決するために、例えば特開昭57−341
01号および特開昭60−55002号では架橋構造を
有する含水ゲル状重合体を製造するに際し、フッ素樹脂
コーティングされたニーダー中で重合反応を行わせる方
法が、又、特開昭57−63305号では水溶性ゲル状
重合体を製造するに際し、フッ素樹脂コーティングされ
た容器内で重合反応を行わせる方法がそれぞれ提案され
ているが、実際には、フッ素樹脂コーティングによって
も付着防止効果は十分とはいえず、しかも反応の回数を
重ねるに従って付着物の防止効果が低下して定期的な再
塗装が必要であるという問題を有している。
01号および特開昭60−55002号では架橋構造を
有する含水ゲル状重合体を製造するに際し、フッ素樹脂
コーティングされたニーダー中で重合反応を行わせる方
法が、又、特開昭57−63305号では水溶性ゲル状
重合体を製造するに際し、フッ素樹脂コーティングされ
た容器内で重合反応を行わせる方法がそれぞれ提案され
ているが、実際には、フッ素樹脂コーティングによって
も付着防止効果は十分とはいえず、しかも反応の回数を
重ねるに従って付着物の防止効果が低下して定期的な再
塗装が必要であるという問題を有している。
また、特開昭54−10387号では水溶性ゲル状重合
体を製造するに際し、電解研磨したステンレス鋼面を有
する重合容器中で重合反応を行わせる方法が記載されて
いる。しかし、この方法は重合体の付着防止の面でフッ
素樹脂コーティングに比べてもかなり劣っているのが現
実である。
体を製造するに際し、電解研磨したステンレス鋼面を有
する重合容器中で重合反応を行わせる方法が記載されて
いる。しかし、この方法は重合体の付着防止の面でフッ
素樹脂コーティングに比べてもかなり劣っているのが現
実である。
したがって、本発明の目的は、親水性重合体の新規な製
法を提供すること及び安定かつ生産性よく親水性重合体
を製造する方法を提供することになる。
法を提供すること及び安定かつ生産性よく親水性重合体
を製造する方法を提供することになる。
本発明は上記本発明の上記実情に鑑みてなされたもので
あり、上記問題点は本発明の提供する親水性重合体の製
造方法によって一挙に解決されるに至った。すなわち、
本発明は、 親水性単量体水溶液を含有する液状物を回転攪拌翼を備
えた反応容器内で重合して親水性重合体を製造するに際
し、該反応容器の内壁のうち少なくとも水溶液または親
水性重合体と気体とによる反復繰り返し接触面が、R
maxで表わされる表面粗さが3μm以下に調整されかつ
少なくとも該反復繰り返し接触面が裏面から70℃以下
の温度の冷却媒体によって常に冷却されてある反応容器
内で重合させることによりなる親水性重合体の製造方法
に関するものである。
あり、上記問題点は本発明の提供する親水性重合体の製
造方法によって一挙に解決されるに至った。すなわち、
本発明は、 親水性単量体水溶液を含有する液状物を回転攪拌翼を備
えた反応容器内で重合して親水性重合体を製造するに際
し、該反応容器の内壁のうち少なくとも水溶液または親
水性重合体と気体とによる反復繰り返し接触面が、R
maxで表わされる表面粗さが3μm以下に調整されかつ
少なくとも該反復繰り返し接触面が裏面から70℃以下
の温度の冷却媒体によって常に冷却されてある反応容器
内で重合させることによりなる親水性重合体の製造方法
に関するものである。
本発明の製造方法によれば、重合反応に用いる反応容器
の内壁が特定の表面状態に調整されていると共に裏面か
ら冷却されている為に、表面状態の調整と裏面からの冷
却とが反応容器内壁への反応物の付着防止に著しい相乗
効果を発揮する。従って、反応回数を重ねても反応容器
の実質有効容積の低下がほとんど無く、定期的な洗浄作
業を著しく低減することができる。よって、本発明の製
造方法によれば、親水性重合体の生産性を大幅に向上さ
せることができる。
の内壁が特定の表面状態に調整されていると共に裏面か
ら冷却されている為に、表面状態の調整と裏面からの冷
却とが反応容器内壁への反応物の付着防止に著しい相乗
効果を発揮する。従って、反応回数を重ねても反応容器
の実質有効容積の低下がほとんど無く、定期的な洗浄作
業を著しく低減することができる。よって、本発明の製
造方法によれば、親水性重合体の生産性を大幅に向上さ
せることができる。
本発明で用いられる反応容器は、回転攪拌翼を有するも
のであれば特に制限はないが、例えば、特開昭60−5
5002号に開示されている単量体を水溶液重合する時
に重合の進行に伴い生成する含水ゲル状重合体に回転攪
拌翼の回転により剪断力を与え得るものである事が好ま
しく、その為に回転攪拌翼は複数である事がより好まし
い。そのような容器としてたとえば、一軸の混練機、一
軸の押出機、双腕型ニーダーおよび三軸ニーダーの様な
装置が挙げられる。
のであれば特に制限はないが、例えば、特開昭60−5
5002号に開示されている単量体を水溶液重合する時
に重合の進行に伴い生成する含水ゲル状重合体に回転攪
拌翼の回転により剪断力を与え得るものである事が好ま
しく、その為に回転攪拌翼は複数である事がより好まし
い。そのような容器としてたとえば、一軸の混練機、一
軸の押出機、双腕型ニーダーおよび三軸ニーダーの様な
装置が挙げられる。
本発明に用いる反応容器は前記形態のものであって、該
反応容器の内壁のうちの少なくとも反復くり返し接触面
が、Rmaxで表わされる表面粗さが3μm以下に調整さ
れ、かつ少なくとも当該反復くり返し接触面の裏面に冷
却装置を備えてなるものである。本発明における反復く
り返し接触面とは、重合時の攪拌装置による上下運動を
主とする単量体の水溶液又は親水性重合体である反応物
の各種運動の為に該反応物と主として不活性ガスである
気体とにより交互にくり返して接触されると共に、攪拌
機による摺動等の付着物除去の為の物理的力の及ばない
面を差すものであり、通常付着物が最も多量に発生す
る。この様な反復くり返し接触面は一般的には反応物と
気体との界面近傍部分であるが、反応物の性及び形態や
攪拌条件によって異なり、場合によっては反応容器の全
内壁に及ぶこともある。従って反復くり返し接触面は、
反応物の性状、形態及び攪拌条件等を考慮して決定され
るべきものである。
反応容器の内壁のうちの少なくとも反復くり返し接触面
が、Rmaxで表わされる表面粗さが3μm以下に調整さ
れ、かつ少なくとも当該反復くり返し接触面の裏面に冷
却装置を備えてなるものである。本発明における反復く
り返し接触面とは、重合時の攪拌装置による上下運動を
主とする単量体の水溶液又は親水性重合体である反応物
の各種運動の為に該反応物と主として不活性ガスである
気体とにより交互にくり返して接触されると共に、攪拌
機による摺動等の付着物除去の為の物理的力の及ばない
面を差すものであり、通常付着物が最も多量に発生す
る。この様な反復くり返し接触面は一般的には反応物と
気体との界面近傍部分であるが、反応物の性及び形態や
攪拌条件によって異なり、場合によっては反応容器の全
内壁に及ぶこともある。従って反復くり返し接触面は、
反応物の性状、形態及び攪拌条件等を考慮して決定され
るべきものである。
しかして、本発明の製造方法に用いる反応容器は該反応
容器に内壁のうちの少なくとも反応物と気体とによる反
復くり返し接触面が前記規定の表面粗さに調整され、且
つ少なくとも当該接触面の裏面が冷却できる様な構造
(以下、冷却構造という。)を有してなる事を必須の要
件とするものであり、場合によっては、該表面粗さの調
整及び該冷却構造のいずれか一方又は両方が反応物によ
る接触面全面であってもよく、更に反応容器の内壁の全
面であってもよい。但し、親水性重合体を製造する過程
において反応物に加熱操作を必要とする場合、冷却構造
は反応物と気体との反復くり返し接触面又は当該接触面
を含んで上部のみとし、当該接触面より下部には加熱装
置をを設置しなければならない。含水ゲル状重合体を製
造する過程において加熱操作を必要としない場合、反応
容器の内壁の全面を冷却構造とするのが好ましい。
容器に内壁のうちの少なくとも反応物と気体とによる反
復くり返し接触面が前記規定の表面粗さに調整され、且
つ少なくとも当該接触面の裏面が冷却できる様な構造
(以下、冷却構造という。)を有してなる事を必須の要
件とするものであり、場合によっては、該表面粗さの調
整及び該冷却構造のいずれか一方又は両方が反応物によ
る接触面全面であってもよく、更に反応容器の内壁の全
面であってもよい。但し、親水性重合体を製造する過程
において反応物に加熱操作を必要とする場合、冷却構造
は反応物と気体との反復くり返し接触面又は当該接触面
を含んで上部のみとし、当該接触面より下部には加熱装
置をを設置しなければならない。含水ゲル状重合体を製
造する過程において加熱操作を必要としない場合、反応
容器の内壁の全面を冷却構造とするのが好ましい。
反応容器の裏面に冷却構造を具備せしめるには種々の方
法によることができ、例えば水等の冷却媒体の散布装
置、所望の流量で冷却媒体を注排出できるジャケット及
びラセン状管等を挙げることがができる。更に反応物の
付着性が大きく攪拌機への付着も顕著な場合は回転攪拌
翼の表面も冷却媒体によって内部から冷却できる様に、
該回転攪拌翼の内部に冷却媒体用通路を設置して回転攪
拌翼自体も冷却構造を具備せしめておくのが好ましい。
法によることができ、例えば水等の冷却媒体の散布装
置、所望の流量で冷却媒体を注排出できるジャケット及
びラセン状管等を挙げることがができる。更に反応物の
付着性が大きく攪拌機への付着も顕著な場合は回転攪拌
翼の表面も冷却媒体によって内部から冷却できる様に、
該回転攪拌翼の内部に冷却媒体用通路を設置して回転攪
拌翼自体も冷却構造を具備せしめておくのが好ましい。
本発明において反応容器の内壁のうちの少なくとも反復
くり返し接触面はRmaxで表わされる表面粗さが3μm
以下であることが必要である。ここで言う表面粗さR
maxとはJISB0601で規定されたRmaxを差すもの
である。Rmaxが3μmを超える場合は顕著な付着物の
防止効果が得られない。特に顕著な付着物防止効果はR
maxを0.5μm以下、より好ましくは0.1μm以下
とすることにより達成できる。Rmaxを3μm以下に調
整するのは、バフ研磨法によって可能であり、さらにR
maxを小さくして平滑な表面にするためにバフ研磨後、
浸漬電解研磨又は電解複合研磨することが好ましい。こ
の様な表面粗さの調整は反応容器のうちの少なくとも反
復くり返し接触面に対してなされていなければならない
が、必要であれば該反復くり返し接触面以外の面や回転
攪拌翼の表面も前記規定の表面粗さに調整するか又はフ
ッ素樹樹脂コーティングする等の適当な調整が施されて
いても良い。但し耐久性の面からは前記規定の表面粗さ
の調整が反応容器の全内壁への付着を防止するために内
壁の全面になされているのが好ましく、付着性の顕著な
反応物にあっては更に回転攪拌翼の表面もなされている
がより好ましい。
くり返し接触面はRmaxで表わされる表面粗さが3μm
以下であることが必要である。ここで言う表面粗さR
maxとはJISB0601で規定されたRmaxを差すもの
である。Rmaxが3μmを超える場合は顕著な付着物の
防止効果が得られない。特に顕著な付着物防止効果はR
maxを0.5μm以下、より好ましくは0.1μm以下
とすることにより達成できる。Rmaxを3μm以下に調
整するのは、バフ研磨法によって可能であり、さらにR
maxを小さくして平滑な表面にするためにバフ研磨後、
浸漬電解研磨又は電解複合研磨することが好ましい。こ
の様な表面粗さの調整は反応容器のうちの少なくとも反
復くり返し接触面に対してなされていなければならない
が、必要であれば該反復くり返し接触面以外の面や回転
攪拌翼の表面も前記規定の表面粗さに調整するか又はフ
ッ素樹樹脂コーティングする等の適当な調整が施されて
いても良い。但し耐久性の面からは前記規定の表面粗さ
の調整が反応容器の全内壁への付着を防止するために内
壁の全面になされているのが好ましく、付着性の顕著な
反応物にあっては更に回転攪拌翼の表面もなされている
がより好ましい。
本発明に用いる反応容器は前記で詳述した如き表面粗さ
と裏面の冷却構造を有してなるものであり、該表面粗さ
と該裏面冷却構造とが重合過程における親水性重合体の
壁面への付着防止に著しい相乗効果を発揮するものであ
り、該表面粗さと該裏面冷却構造のいずれか一方でも欠
く場合は満足な結果は得られない。
と裏面の冷却構造を有してなるものであり、該表面粗さ
と該裏面冷却構造とが重合過程における親水性重合体の
壁面への付着防止に著しい相乗効果を発揮するものであ
り、該表面粗さと該裏面冷却構造のいずれか一方でも欠
く場合は満足な結果は得られない。
本発明に用いる反応容器の具体的態様は第5図、第6図
及び第9〜12図に示した如くである。
及び第9〜12図に示した如くである。
かくして本発明の製造方法は、水溶液重合により親水性
重合体となる単量体を上記で詳細に説明した反応容器を
用いて重合するに当たり、反応容器のうちの少なくとも
前記規定の反復くり返し接触面を裏面から70℃以下の
温度の冷却媒体、例えば水により冷却しながら周知の手
順で重合反応して親水性重合体とすることによって達成
される。付着物の防止効果をより効果的に発現させるた
めには、裏面からの冷却を当該反復くり返し接触面を含
めて反応容器の上方部全域とするのが好ましく、重合反
応時に特に加熱操作を必要としない場合は反応容器の内
壁全面とするのがより好ましい。更に回転攪拌翼への付
着も認められる場合は該回転攪拌翼の内部に設置した冷
却用通路に70℃以下の冷却媒体を通して、該回転攪拌
翼の表面を内部から冷却しておくと尚好ましい。
重合体となる単量体を上記で詳細に説明した反応容器を
用いて重合するに当たり、反応容器のうちの少なくとも
前記規定の反復くり返し接触面を裏面から70℃以下の
温度の冷却媒体、例えば水により冷却しながら周知の手
順で重合反応して親水性重合体とすることによって達成
される。付着物の防止効果をより効果的に発現させるた
めには、裏面からの冷却を当該反復くり返し接触面を含
めて反応容器の上方部全域とするのが好ましく、重合反
応時に特に加熱操作を必要としない場合は反応容器の内
壁全面とするのがより好ましい。更に回転攪拌翼への付
着も認められる場合は該回転攪拌翼の内部に設置した冷
却用通路に70℃以下の冷却媒体を通して、該回転攪拌
翼の表面を内部から冷却しておくと尚好ましい。
冷却媒体の温度が70℃を超えると付着物の充分な防止
効果が得られなくなる。冷却水の温度は低い程効果が大
きく、好ましくは−10〜60℃、より好ましくは0〜
50℃、更に好ましくは0〜40℃、最も好ましくは0
〜30℃である。冷却媒体による冷却は重合反応開始か
ら重合反応終了に至るまで常に行われている事が必要で
あり、重合反応終了後の含水ゲル状重合体を取り出す作
業時も尚冷却されていることが好ましい。尚、重合反応
開始前において冷却構造への冷却媒体の供給は不要であ
るが、作業能率の向上の為に重合反応開始前、例えば親
水性単量体の水溶液を反応容器に供給する時点で冷却構
造への冷却媒体の供給を開始しても良い事は言うまでも
ない。この際、冷却媒体の温度は親水性単量体の温度よ
り高くても一向に差きつかえない。
効果が得られなくなる。冷却水の温度は低い程効果が大
きく、好ましくは−10〜60℃、より好ましくは0〜
50℃、更に好ましくは0〜40℃、最も好ましくは0
〜30℃である。冷却媒体による冷却は重合反応開始か
ら重合反応終了に至るまで常に行われている事が必要で
あり、重合反応終了後の含水ゲル状重合体を取り出す作
業時も尚冷却されていることが好ましい。尚、重合反応
開始前において冷却構造への冷却媒体の供給は不要であ
るが、作業能率の向上の為に重合反応開始前、例えば親
水性単量体の水溶液を反応容器に供給する時点で冷却構
造への冷却媒体の供給を開始しても良い事は言うまでも
ない。この際、冷却媒体の温度は親水性単量体の温度よ
り高くても一向に差きつかえない。
本発明で用いられる単量体は、好ましくは水溶液重合に
より架橋構造を形成し含水ゲル状重合体となるものであ
る。架橋構造としては水溶性単量体と分子内に重合性二
重結合を2個以上有する架橋性単量体との共重合による
架橋構造でもよく、デンプン、セルロース、ポリビニル
アルコール等の親水性高分子の存在下で親水性単量体を
水溶液重合することによって重合と同時にグラフト結合
やコンプレックスを形成することによる架橋構造でもよ
い。
より架橋構造を形成し含水ゲル状重合体となるものであ
る。架橋構造としては水溶性単量体と分子内に重合性二
重結合を2個以上有する架橋性単量体との共重合による
架橋構造でもよく、デンプン、セルロース、ポリビニル
アルコール等の親水性高分子の存在下で親水性単量体を
水溶液重合することによって重合と同時にグラフト結合
やコンプレックスを形成することによる架橋構造でもよ
い。
親水性単量体としては、例えばアクリル酸及びメタクリ
ル酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸並び
にそれらのアルカ金属塩又はアンモニウム塩、アクルア
ミド、メタアクリルアミド、アクリロニトリル、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリル酸メチ
ル、マレイン酸等を挙げることができ、これらのうちの
1種又は2種以上を用いることができる。
ル酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸並び
にそれらのアルカ金属塩又はアンモニウム塩、アクルア
ミド、メタアクリルアミド、アクリロニトリル、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリル酸メチ
ル、マレイン酸等を挙げることができ、これらのうちの
1種又は2種以上を用いることができる。
架橋性単量体としては、たとえばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングコール、プロピレングリコール、1,4-ブタン
ジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等の2価アルコールのジ
(メタ)アクリレート、グセンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、グ
リセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ンパントリ(メチ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、N,N′−メチレンビスアク
リルアミド、N,N′−メチレンビスメタアクリルアミ
ド、イソシアヌル酸トリアリル等を挙げることができ、
これらのうちの1種又は2種以上を用いることができ
る。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングコール、プロピレングリコール、1,4-ブタン
ジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等の2価アルコールのジ
(メタ)アクリレート、グセンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、グ
リセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ンパントリ(メチ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、N,N′−メチレンビスアク
リルアミド、N,N′−メチレンビスメタアクリルアミ
ド、イソシアヌル酸トリアリル等を挙げることができ、
これらのうちの1種又は2種以上を用いることができ
る。
このような単量体のなかでも本発明では、アクリル酸及
びメタクリル酸並びにそれらのアルカリ金属塩又はアン
モニウム塩からなる群より選ばれた1種又は2種以上の
単量体(A)と分子内に重合性二重結合を2個以上有する
架橋性単量体(B)とからなり、単量体(A)に対して架橋単
量体(B)が0.001〜50モル%、特に0.01〜1
0モル%の比率である単量体混合物が特に好ましいもの
である。架橋性単量体(B)としては前記架橋性単量体の
中から1種又は2種を用いることができる。この際、架
橋性単量体(B)の使用量が単量体(A)に対して0.001
モル%未満であれば得られる含水ゲル状重合体が柔らか
く粘着性を有するため、機械的な剪断力を受けても粘着
しあって塊状となり細部化されにくい。また50モル%
を超える場合には得られる架橋重合体の吸水性やイオン
交換能が低くなる。
びメタクリル酸並びにそれらのアルカリ金属塩又はアン
モニウム塩からなる群より選ばれた1種又は2種以上の
単量体(A)と分子内に重合性二重結合を2個以上有する
架橋性単量体(B)とからなり、単量体(A)に対して架橋単
量体(B)が0.001〜50モル%、特に0.01〜1
0モル%の比率である単量体混合物が特に好ましいもの
である。架橋性単量体(B)としては前記架橋性単量体の
中から1種又は2種を用いることができる。この際、架
橋性単量体(B)の使用量が単量体(A)に対して0.001
モル%未満であれば得られる含水ゲル状重合体が柔らか
く粘着性を有するため、機械的な剪断力を受けても粘着
しあって塊状となり細部化されにくい。また50モル%
を超える場合には得られる架橋重合体の吸水性やイオン
交換能が低くなる。
本発明で用いる反応容器は回転攪拌翼を有するものであ
るが、重合の進行に伴い生成する含水状重合体に回転攪
拌翼の回転による剪断力を与え得るものが好ましい。そ
の様な容器としてたとえば一軸混練機や双腕型ニーダー
(以下単にニーダーという。)の様な装置が挙げられ
る。ニーダーを使用するに際しては、二本の回転攪拌翼
を互いに逆方向に等速又は不等速で回転して使用する。
等速の場合は二本の回転攪拌翼の回転半径は互いに重な
り合う部分を有する状態で使用し、不等速の場合は二本
の回転攪拌翼の回転半径は互いに重ならない状態で使用
する。回転攪拌翼はシグマ型、S型、バンバリー型ある
いは魚尾型などのいずれも使用できる。
るが、重合の進行に伴い生成する含水状重合体に回転攪
拌翼の回転による剪断力を与え得るものが好ましい。そ
の様な容器としてたとえば一軸混練機や双腕型ニーダー
(以下単にニーダーという。)の様な装置が挙げられ
る。ニーダーを使用するに際しては、二本の回転攪拌翼
を互いに逆方向に等速又は不等速で回転して使用する。
等速の場合は二本の回転攪拌翼の回転半径は互いに重な
り合う部分を有する状態で使用し、不等速の場合は二本
の回転攪拌翼の回転半径は互いに重ならない状態で使用
する。回転攪拌翼はシグマ型、S型、バンバリー型ある
いは魚尾型などのいずれも使用できる。
本発明で用いられる反応容器は、重合中ラジカル重合反
応に対して不活性な雰囲気に保つ様に反応容器内を不活
性気体で置換する事が好ましい。重合中、重合反応熱の
ために蒸発する水分を凝縮するため還流冷却器を反応容
器上部に設けてもよく、あるいは不活性ガスを重合容器
内に導入して水分を系外に放出する様にしてもよい。
応に対して不活性な雰囲気に保つ様に反応容器内を不活
性気体で置換する事が好ましい。重合中、重合反応熱の
ために蒸発する水分を凝縮するため還流冷却器を反応容
器上部に設けてもよく、あるいは不活性ガスを重合容器
内に導入して水分を系外に放出する様にしてもよい。
本発明で単量体をラジカル水溶液重合するための水溶性
ラジカル重合開始剤としては公知のものを使用できる。
例えば過硫酸塩、過酸化水素、水溶性アゾ化合物等を挙
げることができ、これらを単独で用いてもよく、あるい
はこれらと亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、l−
アスコルビン酸、第1鉄塩等とを組み合わせてレドック
ス系開始剤として用いてもよい。これらの重合開始剤
は、単量体成分に対して0.001〜5モル%、好まし
くは0.01〜1モル%用いられる。
ラジカル重合開始剤としては公知のものを使用できる。
例えば過硫酸塩、過酸化水素、水溶性アゾ化合物等を挙
げることができ、これらを単独で用いてもよく、あるい
はこれらと亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、l−
アスコルビン酸、第1鉄塩等とを組み合わせてレドック
ス系開始剤として用いてもよい。これらの重合開始剤
は、単量体成分に対して0.001〜5モル%、好まし
くは0.01〜1モル%用いられる。
本発明の方法によって得られた親水性重合体の粒子は、
このままで吸収剤、保水剤、イオン交換樹脂、吸着剤な
どとして用いることも充分可能であるが、乾燥して水分
を除いた方が取扱い上好ましい。乾燥して得られた架橋
重合体は、そのまま粗粒状であるいは粉砕して粉体とし
て、吸収剤、保水剤、イオン交換樹脂、吸着剤、乾燥剤
等として用いられる。親水性重合体粒子の平均粒径は通
常0.05〜5mm、好ましくは0.1〜2mmである。
このままで吸収剤、保水剤、イオン交換樹脂、吸着剤な
どとして用いることも充分可能であるが、乾燥して水分
を除いた方が取扱い上好ましい。乾燥して得られた架橋
重合体は、そのまま粗粒状であるいは粉砕して粉体とし
て、吸収剤、保水剤、イオン交換樹脂、吸着剤、乾燥剤
等として用いられる。親水性重合体粒子の平均粒径は通
常0.05〜5mm、好ましくは0.1〜2mmである。
本発明の製造方法によれば、重合反応に用いる反応容器
の内壁が特定の表面状態に調整されていると共に裏面か
ら冷却されている為に、表面状態の調整と裏面からの冷
却とが反応容器内壁への反応物の付着防止に著しい相乗
効果を発揮する。従って、反応回数を重ねても反応容器
の実質有効容積の低下がほとんど無く、定期的な洗浄作
業を著しく低減することができる。よって、本発明の製
造方法によれば、含水ゲル状重合体の生産性を大幅に向
上させる事ができる。
の内壁が特定の表面状態に調整されていると共に裏面か
ら冷却されている為に、表面状態の調整と裏面からの冷
却とが反応容器内壁への反応物の付着防止に著しい相乗
効果を発揮する。従って、反応回数を重ねても反応容器
の実質有効容積の低下がほとんど無く、定期的な洗浄作
業を著しく低減することができる。よって、本発明の製
造方法によれば、含水ゲル状重合体の生産性を大幅に向
上させる事ができる。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発
明は以下の実施例によって制限されるものではない。
明は以下の実施例によって制限されるものではない。
比較例1 羽根の回転径110mmのシグマ型羽根である回転攪拌翼
6(第1図参照)2本を有し、温度計1を備えた内容積
10、開口部240mm×220mm、深さ260mmで底
部および最低部より100mmの高さまで側壁にジャケッ
ト4を有するふた付き双腕型ニーダーの内壁と回転攪拌
翼の表面を#200バフ仕上げして表面粗さRmax0.
7μmに調整した反応容器5(第2図参照)に窒素ガス
導入管2より窒素ガスを吹き込みかつ排気管3より内部
の空気を排出させて反応容器内を窒素置換した。ここ
に、75モル%が苛性ソーダにより中和された部分中和
アクリル酸水溶液5.5kg(単量体濃度40重量%)に
N,N′−メチレンビスアクリルアミド2gを溶解し、窒
素ガスをバブリングした単量体の水溶液を投入し、さら
に渦硫酸アンモニウム5gを水30gに溶解した水溶液
およびl−アスコルビン酸0.1gを5gの水に溶解し
た水溶液を添加した。この時ジャケットには温度30℃
の冷却水を通し、回転攪拌翼6の回転数は30rpmとし
た。液温30℃で重合開始し、5分30秒後にピーク温
度90℃に達し、さらに15分間、回転攪拌翼6による
攪拌および冷却水による冷却を続行して熟成した後生成
ゲル状重合体を回収した。以後、上記と同じ重合操作を
繰り返し、連続して合計20回の重合を行った。連続し
て20回の重合をくり返した反応容器の内壁(第3図参
照)及び回転攪拌翼6の表面(第4図参照)のうちの反
復繰り返し接触面に相当する所に多量の付着物9が認め
られた。20回目の重合を終了した時点のゲル付着状
況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(A)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。尚、吸水性
ポリマーの吸水倍率及び水可溶分は以下の手順で測定し
た。
6(第1図参照)2本を有し、温度計1を備えた内容積
10、開口部240mm×220mm、深さ260mmで底
部および最低部より100mmの高さまで側壁にジャケッ
ト4を有するふた付き双腕型ニーダーの内壁と回転攪拌
翼の表面を#200バフ仕上げして表面粗さRmax0.
7μmに調整した反応容器5(第2図参照)に窒素ガス
導入管2より窒素ガスを吹き込みかつ排気管3より内部
の空気を排出させて反応容器内を窒素置換した。ここ
に、75モル%が苛性ソーダにより中和された部分中和
アクリル酸水溶液5.5kg(単量体濃度40重量%)に
N,N′−メチレンビスアクリルアミド2gを溶解し、窒
素ガスをバブリングした単量体の水溶液を投入し、さら
に渦硫酸アンモニウム5gを水30gに溶解した水溶液
およびl−アスコルビン酸0.1gを5gの水に溶解し
た水溶液を添加した。この時ジャケットには温度30℃
の冷却水を通し、回転攪拌翼6の回転数は30rpmとし
た。液温30℃で重合開始し、5分30秒後にピーク温
度90℃に達し、さらに15分間、回転攪拌翼6による
攪拌および冷却水による冷却を続行して熟成した後生成
ゲル状重合体を回収した。以後、上記と同じ重合操作を
繰り返し、連続して合計20回の重合を行った。連続し
て20回の重合をくり返した反応容器の内壁(第3図参
照)及び回転攪拌翼6の表面(第4図参照)のうちの反
復繰り返し接触面に相当する所に多量の付着物9が認め
られた。20回目の重合を終了した時点のゲル付着状
況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(A)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。尚、吸水性
ポリマーの吸水倍率及び水可溶分は以下の手順で測定し
た。
含水ゲル状重合体を50メッシュ金網上に置き、150
℃で120分間熱風乾燥した。この乾燥物を振動ミルを
用いて粉砕後、20メッシュ金網で分級し、通過物(以
下、吸収剤という)の吸水倍率及び水可溶分の方法によ
り測定した。吸収剤(A)0.2gを不織布製のティーバ
ッグ式袋(40mm×150mm)に均一に入れ、0.9%
食塩水に浸漬し、30分後の重量を測定した。ティーバ
ッグ式袋のみを浸漬した場合の吸収重量をブランクと
し、次式に従って吸収剤(A)の吸水倍率を求めた。
℃で120分間熱風乾燥した。この乾燥物を振動ミルを
用いて粉砕後、20メッシュ金網で分級し、通過物(以
下、吸収剤という)の吸水倍率及び水可溶分の方法によ
り測定した。吸収剤(A)0.2gを不織布製のティーバ
ッグ式袋(40mm×150mm)に均一に入れ、0.9%
食塩水に浸漬し、30分後の重量を測定した。ティーバ
ッグ式袋のみを浸漬した場合の吸収重量をブランクと
し、次式に従って吸収剤(A)の吸水倍率を求めた。
次に吸収剤(A)0.5gを1000mlの脱イオン水中に
分散し、30分間攪拌後No.6濾紙で濾過し、濾液にの
固形分を測定して次式に従って水可溶分を求めた。
分散し、30分間攪拌後No.6濾紙で濾過し、濾液にの
固形分を測定して次式に従って水可溶分を求めた。
実施例1 比較例1における反応容器の代わりに羽根の回転径11
0mmで、その内部に冷却水用通路を有するシグマ型羽根
である回転攪拌翼16を2本有し、内容積10、開口
部240mm×220mm、深さ260mmで底部、上部及び
側面にもジャケットを有するふた付き双腕型ニーダーの
内壁と回転攪拌翼の表面を日立造船式電解複合研磨して
表面粗さRmax0.1μmに調整した反応容器15(第
5,6図参照)を用い、重合時に底部ジャケット14、
上部ジャケット17、側面ジャケット18及び回転攪拌
翼内の冷却水用通路の全てに温度30℃の冷却水を通し
た以外は、比較例1と同様の操作をくり返した。この
際、各回の重合ピーク温度は85〜87℃であった。連
続して20回の重合をくり返した反応容器の内壁及び回
転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接触面に相当する
所には付着物が全く認められなかった。20回目の重合
を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル状重合体か
ら得た吸収剤(1)の吸水倍率及び水可溶分を比較例1と
同様にして測定した結果を第1表に示した。
0mmで、その内部に冷却水用通路を有するシグマ型羽根
である回転攪拌翼16を2本有し、内容積10、開口
部240mm×220mm、深さ260mmで底部、上部及び
側面にもジャケットを有するふた付き双腕型ニーダーの
内壁と回転攪拌翼の表面を日立造船式電解複合研磨して
表面粗さRmax0.1μmに調整した反応容器15(第
5,6図参照)を用い、重合時に底部ジャケット14、
上部ジャケット17、側面ジャケット18及び回転攪拌
翼内の冷却水用通路の全てに温度30℃の冷却水を通し
た以外は、比較例1と同様の操作をくり返した。この
際、各回の重合ピーク温度は85〜87℃であった。連
続して20回の重合をくり返した反応容器の内壁及び回
転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接触面に相当する
所には付着物が全く認められなかった。20回目の重合
を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル状重合体か
ら得た吸収剤(1)の吸水倍率及び水可溶分を比較例1と
同様にして測定した結果を第1表に示した。
比較例2 実施例1において、ピーク温度に達してから含水ゲル状
重合体の回収に至までに通した温度30℃の冷却水に代
えて、ジャケット及び回転攪拌翼の冷却水用通路の全て
の温度90℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作
を繰り返した。連続して20回の重合をくり返した反応
容器の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し
接触面に相当する所には比較例1の場合と同様多量の付
着物が認められた。20回目の重合を終了した時点のゲ
ル付着状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(B)の
吸水倍率及び水可溶分を実施例1と同様にして測定した
結果を第1表に示した。
重合体の回収に至までに通した温度30℃の冷却水に代
えて、ジャケット及び回転攪拌翼の冷却水用通路の全て
の温度90℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作
を繰り返した。連続して20回の重合をくり返した反応
容器の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し
接触面に相当する所には比較例1の場合と同様多量の付
着物が認められた。20回目の重合を終了した時点のゲ
ル付着状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(B)の
吸水倍率及び水可溶分を実施例1と同様にして測定した
結果を第1表に示した。
実施例2 実施例1で行った表面粗さの調整の代わりに、#400
バフ仕上げした後浸漬電解研磨して表面粗さRmax0.
5μmに調整した以外は実施例1と同様の操作をくり返
した。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所にごくわずかの付着物が認められた。20回
目の重合を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル状
重合前から得た吸収剤(2)の吸水倍率及び水可溶分の測
定結果を第1表に示した。
バフ仕上げした後浸漬電解研磨して表面粗さRmax0.
5μmに調整した以外は実施例1と同様の操作をくり返
した。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所にごくわずかの付着物が認められた。20回
目の重合を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル状
重合前から得た吸収剤(2)の吸水倍率及び水可溶分の測
定結果を第1表に示した。
実施例3 実施例1において、ピーク温度に達してから含水ゲル状
重合体の回収に至るまでに通した冷却水のうちの底部ジ
ャケットに通した温度30℃の冷却水に代えて、温度9
0℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作をくり返
した。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所には実施例1の場合と同様に全く付着物が認
められなかった。20回目の重合を終了した時点のゲル
付着状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(3)の吸
水倍率及び水可溶分を実施例1と同様にして測定した結
果を第1表に示した。
重合体の回収に至るまでに通した冷却水のうちの底部ジ
ャケットに通した温度30℃の冷却水に代えて、温度9
0℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作をくり返
した。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所には実施例1の場合と同様に全く付着物が認
められなかった。20回目の重合を終了した時点のゲル
付着状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(3)の吸
水倍率及び水可溶分を実施例1と同様にして測定した結
果を第1表に示した。
比較例3 実施例1おいて、ピーク温度に達してから含水ゲル状重
合体の回収に至るまでに通した冷却水のうちの上部、側
面のジャケットに通した温度30℃の冷却水に代えて、
温度90℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作を
繰り返した。連続して20回の重合をくり返した反応容
器の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接
触面に相当する所には多量の付着物が認められた。20
回目の重合を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル
状重合体から得た吸収剤(C)の吸水倍率及び水可溶分を
実施例1と同様にして測定した結果を第1表に示した。
合体の回収に至るまでに通した冷却水のうちの上部、側
面のジャケットに通した温度30℃の冷却水に代えて、
温度90℃の温水を通した以外は実施例1と同じ操作を
繰り返した。連続して20回の重合をくり返した反応容
器の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接
触面に相当する所には多量の付着物が認められた。20
回目の重合を終了した時点のゲル付着状況、該含水ゲル
状重合体から得た吸収剤(C)の吸水倍率及び水可溶分を
実施例1と同様にして測定した結果を第1表に示した。
実施例4 実施例1で行った表面粗さの調整の代わりに、#200
バフ仕上げして表面粗さRmax0.7μmに調整した以
外は実施例1と同様の操作をくり返した。連続して20
回の重合をくり返した反応容器の内壁(第7図参照)及
び回転攪拌翼の表面(第8図参照)のうちの反復くり返
し接触面に相当する所にごくわずかの付着物29が認め
られた。20回目の重合を終了した時点のゲル付着状
況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(4)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。なお、第5
図および第6図における部材の符合に10をプラスした
数字は、第7図および第8図における同一部材を表わ
す。
バフ仕上げして表面粗さRmax0.7μmに調整した以
外は実施例1と同様の操作をくり返した。連続して20
回の重合をくり返した反応容器の内壁(第7図参照)及
び回転攪拌翼の表面(第8図参照)のうちの反復くり返
し接触面に相当する所にごくわずかの付着物29が認め
られた。20回目の重合を終了した時点のゲル付着状
況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(4)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。なお、第5
図および第6図における部材の符合に10をプラスした
数字は、第7図および第8図における同一部材を表わ
す。
比較例4 実施例1における反応容器の代わりに、羽根の回転径1
10mmで、その内部に冷却水用通路を有するシグマ型羽
根である回転攪拌翼を2本有し、内容積10、開口部
240mm×220mm、深さ260mmで底部、上部、側面
にジャケットを有し、回転攪拌翼の表面とニーダーの内
壁の表面粗さがRmax3.5μmであるふた付き双腕型
ニーダーを用いた以外は実施例1と同様の操作をくり返
した。連続して9回の重合をくり返した時点で反応容器
の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接触
面に相当する所に多量の付着物が生成し、重合の継続が
困難になった。9回目の重合を終了した時点のゲル付着
状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(D)の吸水倍
率及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
10mmで、その内部に冷却水用通路を有するシグマ型羽
根である回転攪拌翼を2本有し、内容積10、開口部
240mm×220mm、深さ260mmで底部、上部、側面
にジャケットを有し、回転攪拌翼の表面とニーダーの内
壁の表面粗さがRmax3.5μmであるふた付き双腕型
ニーダーを用いた以外は実施例1と同様の操作をくり返
した。連続して9回の重合をくり返した時点で反応容器
の内壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復繰り返し接触
面に相当する所に多量の付着物が生成し、重合の継続が
困難になった。9回目の重合を終了した時点のゲル付着
状況、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(D)の吸水倍
率及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
実施例5 実施例1で用いた重合容器中に窒素ガスを吹き込み反応
容器内を窒素置換した。ここに、アクリル酸1200
g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸ナトリウム100g、アクリルアミド200g及びN,
N′−メチレンビスアクリルアミド1.5gを水400
0gに溶解し、窒素ガスをバブリングした単量体の水溶
液を投入し、さらに、35%過酸化水素水0.6gを水
50gに溶解した水溶液、l−アスコルビン酸1gを水
100gに溶解した水溶液、V−50(和光純薬(株)
製、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイド
ロクロリド8gを水100gに溶解した水溶液をそれぞ
れ添加した。この時底部、上部、側面ジャケット及び回
転攪拌翼の冷却水用通路には温度40℃の冷却水を通
し、回転攪拌翼の回転数は30rpmとした。反応容器中
の水溶液の温度が37℃となった時点で、重合反応が開
始し、8分後にピーク温度85℃に達した。さらに5分
間回転攪拌翼による攪拌および冷却水による冷却を続行
して熟成した。次いで、粉末の炭酸ソーダ1400gを
添加し、中和した後、ゲルを回収した。以後、上記と同
じ重合操作をくり返し、連続して合計20回の重合を行
った。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所には付着物が全く認められなかった。20回
目の重合の際の含水ゲル状重合体の回収時の作業性、収
率、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(5)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
容器内を窒素置換した。ここに、アクリル酸1200
g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸ナトリウム100g、アクリルアミド200g及びN,
N′−メチレンビスアクリルアミド1.5gを水400
0gに溶解し、窒素ガスをバブリングした単量体の水溶
液を投入し、さらに、35%過酸化水素水0.6gを水
50gに溶解した水溶液、l−アスコルビン酸1gを水
100gに溶解した水溶液、V−50(和光純薬(株)
製、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイド
ロクロリド8gを水100gに溶解した水溶液をそれぞ
れ添加した。この時底部、上部、側面ジャケット及び回
転攪拌翼の冷却水用通路には温度40℃の冷却水を通
し、回転攪拌翼の回転数は30rpmとした。反応容器中
の水溶液の温度が37℃となった時点で、重合反応が開
始し、8分後にピーク温度85℃に達した。さらに5分
間回転攪拌翼による攪拌および冷却水による冷却を続行
して熟成した。次いで、粉末の炭酸ソーダ1400gを
添加し、中和した後、ゲルを回収した。以後、上記と同
じ重合操作をくり返し、連続して合計20回の重合を行
った。連続して20回の重合をくり返した反応容器の内
壁及び回転攪拌翼の表面のうちの反復くり返し接触面に
相当する所には付着物が全く認められなかった。20回
目の重合の際の含水ゲル状重合体の回収時の作業性、収
率、該含水ゲル状重合体から得た吸収剤(5)の吸水倍率
及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
比較例5 実施例5で用いた反応容器に代えて、比較例1で用いた
反応容器を用いる以外は実施例4と同様の操作でくり返
した。重合反応を連続して6回くり返した時点で反応容
器の内壁には多量の付着物が生成し、回転攪拌翼には付
着物がロール状に付着していた。6回目の重合反応で得
られた含水ゲル状重合体には塊状物が混在しており解砕
が困難であった。従って乾燥した後の吸収剤(E)には未
乾燥の含水ゲル状物が混じっていた。吸収剤(E)の吸水
倍率及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
反応容器を用いる以外は実施例4と同様の操作でくり返
した。重合反応を連続して6回くり返した時点で反応容
器の内壁には多量の付着物が生成し、回転攪拌翼には付
着物がロール状に付着していた。6回目の重合反応で得
られた含水ゲル状重合体には塊状物が混在しており解砕
が困難であった。従って乾燥した後の吸収剤(E)には未
乾燥の含水ゲル状物が混じっていた。吸収剤(E)の吸水
倍率及び水可溶分の測定結果を第1表に示した。
実施例6 中央の軸40の内部に冷却用通路を有する回転攪拌翼3
6を有し、内容積10で底部ジャケット34、上部ジ
ャケット37、側面ジャケット(図示に表示なし)及び
天板45にジャケットを有する天板付混練機の天板を、
含んでの全内壁及び回転攪拌翼の表面を日立造船式電解
複合研磨して表面粗さRmax0.1μmに調整した反応
容器(第9図〜第12図参照)に窒素ガスを吹き込み排
気口42,43から排気し、反応容器内を窒素置換し
た。
6を有し、内容積10で底部ジャケット34、上部ジ
ャケット37、側面ジャケット(図示に表示なし)及び
天板45にジャケットを有する天板付混練機の天板を、
含んでの全内壁及び回転攪拌翼の表面を日立造船式電解
複合研磨して表面粗さRmax0.1μmに調整した反応
容器(第9図〜第12図参照)に窒素ガスを吹き込み排
気口42,43から排気し、反応容器内を窒素置換し
た。
この反応容器に、回転攪拌翼内を30rpmで回転しつつ
75モル%が苛性ソーダにより中和された部分中和アク
リル酸106kg、N,N′−メチレンビスアクリルアミド
96gを水159kgに溶解し窒素ガスをバブリングした
単量体の水溶液、過硫酸アンモニウム240gを水14
40gに溶解した水溶液及びl−アスコルビン酸4.8
gを水240gに溶解した水溶液を各々上記反応容器に
設置された投入口41より24時間かけて連続的に投入
すると共に、ポリマー回収口44から生成した含水ゲル
状重合体を連続的に回収した。この時ジャケット及び回
転攪拌翼の軸内の冷却水用通路には終始温度30℃の冷
却水を通した。24時間かけて連続重合した後の反応容
器の内壁及び回転攪拌翼の表面には付着物が全く認めら
れなかった。乾燥後得られた吸水剤(6)の吸水倍率及び
水可溶分の測定結果は第1表に示した。
75モル%が苛性ソーダにより中和された部分中和アク
リル酸106kg、N,N′−メチレンビスアクリルアミド
96gを水159kgに溶解し窒素ガスをバブリングした
単量体の水溶液、過硫酸アンモニウム240gを水14
40gに溶解した水溶液及びl−アスコルビン酸4.8
gを水240gに溶解した水溶液を各々上記反応容器に
設置された投入口41より24時間かけて連続的に投入
すると共に、ポリマー回収口44から生成した含水ゲル
状重合体を連続的に回収した。この時ジャケット及び回
転攪拌翼の軸内の冷却水用通路には終始温度30℃の冷
却水を通した。24時間かけて連続重合した後の反応容
器の内壁及び回転攪拌翼の表面には付着物が全く認めら
れなかった。乾燥後得られた吸水剤(6)の吸水倍率及び
水可溶分の測定結果は第1表に示した。
第1表から明らかな如く本発明の製造方法によれば付着
物の発生が少なく、含水ゲル状重合体回収時の作業性が
良好であった。又、単量体の組成が同じ場合本発明の製
造方法によって得られた吸収剤は本発明以外の製造方法
で得られた吸収剤と比較して吸水倍率は同程度であった
が、水可溶分の少ないものであった。
物の発生が少なく、含水ゲル状重合体回収時の作業性が
良好であった。又、単量体の組成が同じ場合本発明の製
造方法によって得られた吸収剤は本発明以外の製造方法
で得られた吸収剤と比較して吸水倍率は同程度であった
が、水可溶分の少ないものであった。
【図面の簡単な説明】 第1図は比較例1で用いた反応容器が有する回転攪拌翼
の図である。 第2図は比較例1で用いた反応容器の概略正面図であ
る。 第3図は比較例1において重合反応を20回繰り返し行
った後の反応容器内の付着物の付着状態を示す図であ
る。 第4図は比較例1において重合反応を20回繰り返して
行った後の回転攪拌翼の表面の付着物の付着状態を示す
図である。 第5図は実施例1で用いた反応容器の概略正面図であ
る。 第6図は実施例1で用いた反応容器の概略平面図であ
る。 第7図は実施例4において重合反応を20回繰り返して
行った後の反応容器内の付着物の付着状態を示す図であ
る。 第8図は実施例4において重合反応を20回繰り返して
行った後の回転攪拌翼の表面の付着物の付着状態を示す
図である。 第9図は実施例6における反応容器の概略正面図であ
る。 第10図は実施例6における反応容器の上部ふたを除
き、上よりみた図である。 第11図は実施例6における反応容器の側面説明図であ
る。 第12図は、第11図の線XII−XIIに沿う断面図であ
る。
の図である。 第2図は比較例1で用いた反応容器の概略正面図であ
る。 第3図は比較例1において重合反応を20回繰り返し行
った後の反応容器内の付着物の付着状態を示す図であ
る。 第4図は比較例1において重合反応を20回繰り返して
行った後の回転攪拌翼の表面の付着物の付着状態を示す
図である。 第5図は実施例1で用いた反応容器の概略正面図であ
る。 第6図は実施例1で用いた反応容器の概略平面図であ
る。 第7図は実施例4において重合反応を20回繰り返して
行った後の反応容器内の付着物の付着状態を示す図であ
る。 第8図は実施例4において重合反応を20回繰り返して
行った後の回転攪拌翼の表面の付着物の付着状態を示す
図である。 第9図は実施例6における反応容器の概略正面図であ
る。 第10図は実施例6における反応容器の上部ふたを除
き、上よりみた図である。 第11図は実施例6における反応容器の側面説明図であ
る。 第12図は、第11図の線XII−XIIに沿う断面図であ
る。
Claims (18)
- 【請求項1】親水性単量体水溶液を含有する液状物を回
転攪拌翼を備えた反応容器内で重合して親水性重合体を
製造するに際し、該反応容器の内壁のうち少なくとも水
溶液または親水性重合体と気体とによる反復くり返し接
触面が、Rmaxで表わされる表面粗さが3μm以下に調
整されかつ少なくとも該反復くり返し接触面が裏面から
70℃以下の温度の冷却媒体によって常に冷却されてな
る反応容器内で重合させることによりなる親水性重合体
の製造方法。 - 【請求項2】回転攪拌翼の表面および反応容器の内壁が
ステンレス鋼またはステンレス鋳物で形成されたもので
ある請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】表面粗さが0.5μm以下に調整されてな
る請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】表面粗さが0.1μm以下に調整されてな
る請求項2に記載の方法 - 【請求項5】表面粗さの調整が浸漬電解研磨によって行
なわれたものである請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】表面粗さの調整が電解複合研磨によって行
なわれたものである請求項3に記載の方法。 - 【請求項7】回転攪拌翼を有する反応容器が複数の回転
攪拌翼を有してなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】複数の回転攪拌翼を有する反応容器が双腕
型ニーダーである請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】表面粗さの調整が反応容器内壁の全面に施
されてなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】表面粗さの調整がさらに回転攪拌翼の全
表面に施されてなる請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】反応容器内壁の全面が冷却媒体によって
冷却されてなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項12】回転攪拌翼がその内部に冷却媒体用通路
を備えてなり、該回転攪拌翼の表面も内部より冷却媒体
によって冷却されてなる請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】単量体が、(A)アクリル酸、メタクリル
酸およびそのアルカリ金属塩およびアンモニウム塩より
なる群から選ばれた少なくとも1種の単量体と、(B)分
子内に重合し得る二重結合を少なくとも2個有する架橋
し得る単量体とからなり、該単量体(A)に対して該架橋
し得る単量体(B)が0.001〜50モル%の比率であ
る請求項1に記載の方法。 - 【請求項14】重合初期における親水性単量体水溶液の
濃度が10〜50重量%である請求項1に記載の方法。 - 【請求項15】冷却媒体の温度が60℃以下である請求
項1に記載の方法。 - 【請求項16】冷却媒体の温度が50℃以下である請求
項15に記載の方法。 - 【請求項17】冷却媒体の温度が40℃以下である請求
項16に記載の方法。 - 【請求項18】冷却媒体の温度が30℃以下である請求
項17に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249002A JPH0249002A (ja) | 1990-02-19 |
JPH0615568B2 true JPH0615568B2 (ja) | 1994-03-02 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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EP (1) | EP0343919B1 (ja) |
JP (1) | JPH0615568B2 (ja) |
KR (1) | KR940002552B1 (ja) |
CN (1) | CN1029618C (ja) |
CA (1) | CA1333439C (ja) |
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RU (1) | RU2031097C1 (ja) |
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