JPH05286846A - 皮膚老化防止用化粧料 - Google Patents
皮膚老化防止用化粧料Info
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- JPH05286846A JPH05286846A JP4109138A JP10913892A JPH05286846A JP H05286846 A JPH05286846 A JP H05286846A JP 4109138 A JP4109138 A JP 4109138A JP 10913892 A JP10913892 A JP 10913892A JP H05286846 A JPH05286846 A JP H05286846A
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- epa
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 エイコサペンタエン酸及び／またはドコサ
ヘキサエン酸もしくはこれを含有する油脂類と、デオキ
シリボ核酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、酵母抽
出物、牛血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代謝物および牛
胸腺抽出液から選ばれる成分の一種または二種以上とを
含有する化粧料。 【効果】 本発明によりＥＰＡ及び／またはＤＨＡもし
くはこれを含有する油脂類を配合し、安定で優れた皮膚
老化防止効果、肌荒れ改善効果を有する化粧料が得られ
る。
ヘキサエン酸もしくはこれを含有する油脂類と、デオキ
シリボ核酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、酵母抽
出物、牛血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代謝物および牛
胸腺抽出液から選ばれる成分の一種または二種以上とを
含有する化粧料。 【効果】 本発明によりＥＰＡ及び／またはＤＨＡもし
くはこれを含有する油脂類を配合し、安定で優れた皮膚
老化防止効果、肌荒れ改善効果を有する化粧料が得られ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料に関し、更に詳
細には、優れた皮膚老化防止作用、肌荒れ改善作用を有
する皮膚老化防止用化粧料に関する。
細には、優れた皮膚老化防止作用、肌荒れ改善作用を有
する皮膚老化防止用化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、肌荒れ改善や皮膚老化防止のため
に用いられてきた薬効成分としては、アラントイン、ア
ロエ抽出物、人参抽出物、胎盤抽出物、牛血液除蛋白物
および発酵代謝物等が知られている。しかしながら、こ
れらの薬効成分を含む化粧料では、十分な効果を得るこ
とができず、より優れた作用を有する化粧料の開発が望
まれていた。
に用いられてきた薬効成分としては、アラントイン、ア
ロエ抽出物、人参抽出物、胎盤抽出物、牛血液除蛋白物
および発酵代謝物等が知られている。しかしながら、こ
れらの薬効成分を含む化粧料では、十分な効果を得るこ
とができず、より優れた作用を有する化粧料の開発が望
まれていた。
【０００３】一方、抗炎症作用、抗アレルギー作用
（「油化学」,３７, ｐ９, (1988)、「油化学」,４０,
ｐ２０３, (1991)）等を有する化合物として、エイコサ
ペンタエン酸（以下、「ＥＰＡ」と略称する）及びドコ
サヘキサエン酸（以下、「ＤＨＡ」と略称する）を含有
する油脂が注目されている。 このＥＰＡやＤＨＡは魚
油中に多く含まれており、血栓防止活性や、動脈硬化防
止活性などの薬理効果を有することが古くから知られて
いた。 また、近年では、局所投与した場合、血管運動
および血管拡張効果があることが見出された（特開平２
−４８５２８号）。
（「油化学」,３７, ｐ９, (1988)、「油化学」,４０,
ｐ２０３, (1991)）等を有する化合物として、エイコサ
ペンタエン酸（以下、「ＥＰＡ」と略称する）及びドコ
サヘキサエン酸（以下、「ＤＨＡ」と略称する）を含有
する油脂が注目されている。 このＥＰＡやＤＨＡは魚
油中に多く含まれており、血栓防止活性や、動脈硬化防
止活性などの薬理効果を有することが古くから知られて
いた。 また、近年では、局所投与した場合、血管運動
および血管拡張効果があることが見出された（特開平２
−４８５２８号）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ＥＰＡ
やＤＨＡの有する上記作用に着目し、これを化粧料、特
に皮膚老化防止を目的とする化粧料に配合することを試
みた。 しかし、ＥＰＡやＤＨＡもしくはこれを含有す
る油脂類を単独に配合した場合の皮膚老化防止効果や肌
荒れ改善効果は十分なものとはいえず、また他の基剤等
の影響により、これらの本来有する効果が十分に発揮さ
れ得ないのが実情であった。
やＤＨＡの有する上記作用に着目し、これを化粧料、特
に皮膚老化防止を目的とする化粧料に配合することを試
みた。 しかし、ＥＰＡやＤＨＡもしくはこれを含有す
る油脂類を単独に配合した場合の皮膚老化防止効果や肌
荒れ改善効果は十分なものとはいえず、また他の基剤等
の影響により、これらの本来有する効果が十分に発揮さ
れ得ないのが実情であった。
【０００５】さらに、より高い効果を得る目的でＥＰＡ
及び／またはＤＨＡもしくはこれを含有する油脂類を高
濃度で配合した場合の作用効果にも限界があり、逆に、
これら化合物自体の有する特有の色や臭いの発生により
配合量や剤型等製品面における制限も生じてくるといっ
た問題もあった。
及び／またはＤＨＡもしくはこれを含有する油脂類を高
濃度で配合した場合の作用効果にも限界があり、逆に、
これら化合物自体の有する特有の色や臭いの発生により
配合量や剤型等製品面における制限も生じてくるといっ
た問題もあった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記実情に鑑み、本発明
者等は、ＥＰＡ及び／またはＤＨＡもしくはこれを含有
する油脂類の有する作用を十分に引き出すべく鋭意研究
を行った。 そしてその結果、これらと特定の成分とを
組合せることにより、優れた皮膚老化防止効果、肌荒れ
改善効果が安定且つ相乗的に発揮されることを見出し本
発明を完成した。
者等は、ＥＰＡ及び／またはＤＨＡもしくはこれを含有
する油脂類の有する作用を十分に引き出すべく鋭意研究
を行った。 そしてその結果、これらと特定の成分とを
組合せることにより、優れた皮膚老化防止効果、肌荒れ
改善効果が安定且つ相乗的に発揮されることを見出し本
発明を完成した。
【０００７】すなわち本発明は、ＥＰＡ及び／またはＤ
ＨＡもしくはこれを含有する油脂類と、デオキシリボ核
酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、酵母抽出物、牛
血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代謝物および牛胸腺抽出
液から選ばれる成分の一種または二種以上とを含有する
皮膚老化防止用化粧料を提供するものである。
ＨＡもしくはこれを含有する油脂類と、デオキシリボ核
酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、酵母抽出物、牛
血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代謝物および牛胸腺抽出
液から選ばれる成分の一種または二種以上とを含有する
皮膚老化防止用化粧料を提供するものである。
【０００８】ＥＰＡ及び／またはＤＨＡは、前記したよ
うに魚油、例えば、イワシ油、サンマ油、ニシン油、サ
バ油、タラ油等の中に多く含まれる不飽和脂肪酸であ
る。例えば、イワシ油はＥＰＡを約１６％、ＤＨＡを約
８.４％、サンマ油はＥＰＡを約４.９％、ＤＨＡを約１
０.５％、サバ油はＥＰＡを約８.１％、ＤＨＡを約１
０.６％、タラ油はＥＰＡを約１３.３％、ＤＨＡを約１
３.７％それぞれ含んでいる。
うに魚油、例えば、イワシ油、サンマ油、ニシン油、サ
バ油、タラ油等の中に多く含まれる不飽和脂肪酸であ
る。例えば、イワシ油はＥＰＡを約１６％、ＤＨＡを約
８.４％、サンマ油はＥＰＡを約４.９％、ＤＨＡを約１
０.５％、サバ油はＥＰＡを約８.１％、ＤＨＡを約１
０.６％、タラ油はＥＰＡを約１３.３％、ＤＨＡを約１
３.７％それぞれ含んでいる。
【０００９】本発明において用いるＥＰＡ及び／または
ＤＨＡもしくはこれを含有する油脂類は、魚油から常法
により分離、精製したものを利用しても良いが、単に魚
油を抽出することにより得られる、ＥＰＡ及び／または
ＤＨＡを含有する油脂を利用しても良い。魚油を抽出す
る方法は特に限定されず、臨界ガス抽出法、分子蒸留
法、液体クロマトグラフ法等の油脂を抽出する方法とし
て公知の方法を採用することができる。
ＤＨＡもしくはこれを含有する油脂類は、魚油から常法
により分離、精製したものを利用しても良いが、単に魚
油を抽出することにより得られる、ＥＰＡ及び／または
ＤＨＡを含有する油脂を利用しても良い。魚油を抽出す
る方法は特に限定されず、臨界ガス抽出法、分子蒸留
法、液体クロマトグラフ法等の油脂を抽出する方法とし
て公知の方法を採用することができる。
【００１０】ＥＰＡ及び／またはＤＨＡを含有する油脂
は、そのまま本発明の化粧料に配合しても、また、更に
水蒸気蒸留、活性炭処理、酸性白土処理等によって精製
したものを利用しても良い。
は、そのまま本発明の化粧料に配合しても、また、更に
水蒸気蒸留、活性炭処理、酸性白土処理等によって精製
したものを利用しても良い。
【００１１】本発明の化粧料におけるＥＰＡ及び／また
はＤＨＡの含有量は、０.０００１〜１０重量％（以下
単に「％」で示す）であり、より好ましくは０.０１〜
５％である。 ＥＰＡ及び／またはＤＨＡの純度の低い
油脂を利用する場合は、ＥＰＡ及び／またはＤＨＡの含
有量として上記範囲内であれば良い。
はＤＨＡの含有量は、０.０００１〜１０重量％（以下
単に「％」で示す）であり、より好ましくは０.０１〜
５％である。 ＥＰＡ及び／またはＤＨＡの純度の低い
油脂を利用する場合は、ＥＰＡ及び／またはＤＨＡの含
有量として上記範囲内であれば良い。
【００１２】ＥＰＡ及び／またはＤＨＡの含有量が０.
０００１％より少ないと十分な効果が得られないことが
あり、また、１０％を越えて配合してもそれ以上の効果
の増大は見られず、かえって着色、臭いの発生や、剤型
によっては沈澱が生じる等、製品面での問題が生じる場
合がある。
０００１％より少ないと十分な効果が得られないことが
あり、また、１０％を越えて配合してもそれ以上の効果
の増大は見られず、かえって着色、臭いの発生や、剤型
によっては沈澱が生じる等、製品面での問題が生じる場
合がある。
【００１３】一方、本発明において他の必須成分である
デオキシリボ核酸（以下、「ＤＮＡ」という）、フラビ
ンアデニンジヌクレオチド（以下、「ＦＡＤ」とい
う）、酵母抽出物、牛血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代
謝物および牛胸腺抽出液（以下、「組織抽出成分」と総
称する）は、いずれも、従来から化粧料に配合されてい
る成分である。
デオキシリボ核酸（以下、「ＤＮＡ」という）、フラビ
ンアデニンジヌクレオチド（以下、「ＦＡＤ」とい
う）、酵母抽出物、牛血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代
謝物および牛胸腺抽出液（以下、「組織抽出成分」と総
称する）は、いずれも、従来から化粧料に配合されてい
る成分である。
【００１４】ＤＮＡは、動物、植物、微生物から得られ
る物質でデオキシリボヌクレオチドが単位となり、それ
らがリン酸基によって重合している高分子のポリヌクレ
オチドである。具体例としては、例えば「ＤＮＡ−Ｓ」
（有機合成薬品社製）等が挙げられる。
る物質でデオキシリボヌクレオチドが単位となり、それ
らがリン酸基によって重合している高分子のポリヌクレ
オチドである。具体例としては、例えば「ＤＮＡ−Ｓ」
（有機合成薬品社製）等が挙げられる。
【００１５】ＦＡＤは、動物、植物、微生物から得られ
る物質でリボフラビンと２個のリン酸基とアデノシンか
らなるジヌクレオチドである。具体例としては、例えば
「ＦＡＤ」（協和発酵社製）等が挙げられる。
る物質でリボフラビンと２個のリン酸基とアデノシンか
らなるジヌクレオチドである。具体例としては、例えば
「ＦＡＤ」（協和発酵社製）等が挙げられる。
【００１６】また、酵母抽出物は、例えばパン酵母やビ
ール酵母等の酵母自体、あるいはこれを乾燥粉末化した
ものを物理的、生化学的手段によって処理して得られる
水性抽出液で、アミノ酸、ペプタイド、有機酸、核酸等
を含有するものである。具体例としては、「酵母エキス
Ａ−３３」（朝日麦酒社製）等が挙げられる。
ール酵母等の酵母自体、あるいはこれを乾燥粉末化した
ものを物理的、生化学的手段によって処理して得られる
水性抽出液で、アミノ酸、ペプタイド、有機酸、核酸等
を含有するものである。具体例としては、「酵母エキス
Ａ−３３」（朝日麦酒社製）等が挙げられる。
【００１７】牛血液除蛋白抽出物は、成牛または幼牛の
血液に適当な処理を施した後、蛋白質を除いて得られる
ものである。その製造方法は特に限定されないが、例え
ば原料とする血液は網内系を賦活した幼牛から採取して
もよく、また屠殺した牛の新鮮な血液でもよい。牛血液
の処理は冷凍処理の他、熱処理、酵素分解、電気分解等
によりおこなわれる。蛋白除去は限外ろ過法や沈澱法な
どで行うことができ、通常用いられる方法であれば特に
限定されない。市販の牛血液除蛋白抽出物としては、
「スティミュセル」（ペンタファーム社製）、「ソルコ
セリル」（東菱薬品社製）等が挙げられ、好適に使用で
きる。本発明において、牛血液除蛋白抽出物は、抽出液
をそのまま、あるいは固形物として使用することができ
る。
血液に適当な処理を施した後、蛋白質を除いて得られる
ものである。その製造方法は特に限定されないが、例え
ば原料とする血液は網内系を賦活した幼牛から採取して
もよく、また屠殺した牛の新鮮な血液でもよい。牛血液
の処理は冷凍処理の他、熱処理、酵素分解、電気分解等
によりおこなわれる。蛋白除去は限外ろ過法や沈澱法な
どで行うことができ、通常用いられる方法であれば特に
限定されない。市販の牛血液除蛋白抽出物としては、
「スティミュセル」（ペンタファーム社製）、「ソルコ
セリル」（東菱薬品社製）等が挙げられ、好適に使用で
きる。本発明において、牛血液除蛋白抽出物は、抽出液
をそのまま、あるいは固形物として使用することができ
る。
【００１８】乳酸菌発酵代謝物は、例えば、牛乳等の獣
乳を主成分とする培養基に乳酸菌を接種して乳酸発酵を
行ない、得られた培養物より乳清を分取することにより
製造される。乳酸菌としては、ラクトバチルス・アシド
フィルス、ストレプトコッカス・サーモフィルス等を使
用することができる。具体例としては、「スピロン−
Ｌ」（三省製薬社製）等が挙げられる。
乳を主成分とする培養基に乳酸菌を接種して乳酸発酵を
行ない、得られた培養物より乳清を分取することにより
製造される。乳酸菌としては、ラクトバチルス・アシド
フィルス、ストレプトコッカス・サーモフィルス等を使
用することができる。具体例としては、「スピロン−
Ｌ」（三省製薬社製）等が挙げられる。
【００１９】牛胸腺抽出液は、子牛の胸腺から抽出し、
除蛋白したホルモンを含まない水溶性エキスで、種々の
アミノ酸や低分子量の蛋白質を含有するものである。具
体例としては、「サイマスペプタイド」（ペンタファー
ム社製）等が挙げられる。
除蛋白したホルモンを含まない水溶性エキスで、種々の
アミノ酸や低分子量の蛋白質を含有するものである。具
体例としては、「サイマスペプタイド」（ペンタファー
ム社製）等が挙げられる。
【００２０】これら組織抽出成分の本発明化粧料中の含
有量は、一般には０.０００１〜５％、好ましくは０.０
０１〜３％である。これら成分の含有量が０.０００１
％より少ない場合は、十分な効果が得られないことがあ
り、また、５％を超えて配合しても効果がほぼ一定とな
り、その増大は見られない。
有量は、一般には０.０００１〜５％、好ましくは０.０
０１〜３％である。これら成分の含有量が０.０００１
％より少ない場合は、十分な効果が得られないことがあ
り、また、５％を超えて配合しても効果がほぼ一定とな
り、その増大は見られない。
【００２１】本発明の皮膚老化防止用化粧料は、常法に
従い、必須成分であるＥＰＡ及び／またはＤＨＡもしく
はこれを含有する油脂類と、他の必須成分である組織抽
出成分の一種あるいは二種以上とを通常の化粧料として
知られる種々の形態の基剤に配合して調製することがで
きる。
従い、必須成分であるＥＰＡ及び／またはＤＨＡもしく
はこれを含有する油脂類と、他の必須成分である組織抽
出成分の一種あるいは二種以上とを通常の化粧料として
知られる種々の形態の基剤に配合して調製することがで
きる。
【００２２】化粧料の形態の例としては、特に限定され
ず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、分散
液、洗浄料等の化粧料とすることができ、化粧料の基剤
としては、これら化粧料の形態に応じた基剤、例えば、
精製水、低級アルコール類、多価アルコール類、油脂
類、界面活性剤、各種美容成分、紫外線吸収剤、増粘
剤、色素、防腐剤、香料等を用いることができる。
ず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、分散
液、洗浄料等の化粧料とすることができ、化粧料の基剤
としては、これら化粧料の形態に応じた基剤、例えば、
精製水、低級アルコール類、多価アルコール類、油脂
類、界面活性剤、各種美容成分、紫外線吸収剤、増粘
剤、色素、防腐剤、香料等を用いることができる。
【００２３】
【実施例】次に、実施例を挙げ本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらになんら制約されるものではな
い。
するが、本発明はこれらになんら制約されるものではな
い。
【００２４】実 施 例 １〜３ クリーム：下記表１に示す組成のクリームを製造し、肌
荒れ改善効果を調べた。この結果も表１に示す。なお、
クリームの製法および評価方法は次のとおりである。
荒れ改善効果を調べた。この結果も表１に示す。なお、
クリームの製法および評価方法は次のとおりである。
【００２５】（ 製 法 ） Ａ. 成分(8)、(10)〜(14)を加熱混合し、７０℃に保
つ。 Ｂ. 成分(1)〜(7)および(9)を加熱混合し、７０℃に保
つ。 Ｃ. 上記Ｂを先のＡに加えて混合し、均一に乳化する。 Ｄ. 上記Ｃを冷却後、(15)を加え、均一に混合してクリ
ームを得た。
つ。 Ｂ. 成分(1)〜(7)および(9)を加熱混合し、７０℃に保
つ。 Ｃ. 上記Ｂを先のＡに加えて混合し、均一に乳化する。 Ｄ. 上記Ｃを冷却後、(15)を加え、均一に混合してクリ
ームを得た。
【００２６】（評価方法）健常な男性１０５名をパネル
とし、１群１５名として、顔面半面に実施例１〜３又は
比較例１〜４のクリームを、他の半面に比較例５のクリ
ームを、それぞれ１日１回、２週間塗布した。２週間
後、顔面皮膚レプリカを採取し、下記に示す基準により
評価した。得られた実施例１〜３、比較例１〜４のクリ
ーム塗布部位のレプリカのスコアから比較例５のクリー
ム塗布部位のレプリカのスコアを引いた値を肌荒れ改善
度とした。なお、パネルには、試験開始前のスコアが１
又は２の男性を選んだ。
とし、１群１５名として、顔面半面に実施例１〜３又は
比較例１〜４のクリームを、他の半面に比較例５のクリ
ームを、それぞれ１日１回、２週間塗布した。２週間
後、顔面皮膚レプリカを採取し、下記に示す基準により
評価した。得られた実施例１〜３、比較例１〜４のクリ
ーム塗布部位のレプリカのスコアから比較例５のクリー
ム塗布部位のレプリカのスコアを引いた値を肌荒れ改善
度とした。なお、パネルには、試験開始前のスコアが１
又は２の男性を選んだ。
【００２７】 肌状態スコア： ［スコア］ ［ 状 態 ］ １ 肌の皮溝が不鮮明であり、角質のはがれが認められる。 ２ 肌の皮溝がやや不鮮明であるかまたは一方向性が強い。 ３ 肌の皮溝は認められるが、浅いかまたは一方向性がやや強い。 ４ 肌の皮溝が認められるかまたはやや網目状である。 ５ 肌の皮溝がはっきり認められるかまたはきれいな網目状である。
【００２８】（結果）
【表１】
【００２９】以上の結果から、ＤＨＡと組織抽出成分と
を配合した本発明化粧料は、ＤＨＡまたは組織抽出成分
を単独で配合した場合に比べて、顕著な肌荒れ改善効果
を奏することが明らかである。
を配合した本発明化粧料は、ＤＨＡまたは組織抽出成分
を単独で配合した場合に比べて、顕著な肌荒れ改善効果
を奏することが明らかである。
【００３０】実 施 例 ４〜５ クリーム：表２に示す組成および下記製法でクリームを
調製し、下記方法でその皮膚老化防止作用を調べた。
調製し、下記方法でその皮膚老化防止作用を調べた。
【００３１】 * 栗田工業（株）製 ** ＤＮＡ−Ｓ（有機合成薬品社製） ***ＦＡＤ（協和発酵社製）
【００３２】（ 製 法 ） Ａ. 成分(9)〜(11)および(13)を加熱混合し、７０℃に
保つ。 Ｂ. 成分(1)〜(8)を加熱混合し、７０℃に保つ。 Ｃ. 上記Ｂを先のＡに加えて混合し、均一に乳化する。 Ｄ. 上記Ｃを冷却後、(12)を加え、均一に混合してクリ
ームを得た。
保つ。 Ｂ. 成分(1)〜(8)を加熱混合し、７０℃に保つ。 Ｃ. 上記Ｂを先のＡに加えて混合し、均一に乳化する。 Ｄ. 上記Ｃを冷却後、(12)を加え、均一に混合してクリ
ームを得た。
【００３３】（評価方法）２６〜５２歳の女性１５名を
パネルとし、毎日朝と夜の２回、１２週間にわたって洗
顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布によ
る美肌および皮膚老化防止効果を下記の基準によって評
価した。
パネルとし、毎日朝と夜の２回、１２週間にわたって洗
顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布によ
る美肌および皮膚老化防止効果を下記の基準によって評
価した。
【００３４】美肌効果： ［評 価］ ［ 内 容 ］ 有 効 肌のくすみが目立たなくなった。 やや有効 肌のくすみがやや目立たなくなった。 無 効 使用前と変化なし。
【００３５】皮膚老化防止効果： ［評 価］ ［ 内 容 ］ 有 効 肌のはり、つやが改善された。 やや有効 肌のはり、つやがやや改善された。 無 効 使用前と変化なし。
【００３６】（結果）結果を表３に示す。
【００３７】
【００３８】表３の結果より明らかな如く、実施例４及
び５のクリームは肌の「つや」、「はり」の喪失・「く
すみ」等の発生の防止、改善に有効であり、皮膚老化防
止効果が認められた。
び５のクリームは肌の「つや」、「はり」の喪失・「く
すみ」等の発生の防止、改善に有効であり、皮膚老化防
止効果が認められた。
【００３９】実 施 例 ６ 化 粧 水 ： ＜処方＞ （％） （１）ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) １.０ （２）エチルアルコール １０.０ （３）防腐剤 ０.１ （４）香料 適 量 （５）イワシ抽出油脂 １.０ （６）乳酸菌発酵代謝物* ０.５ （７）ソルビトール（７０％水溶液） ３.０ （８）ピロリドンカルボン酸ナトリウム ３.０ （９）精 製 水 残 量 * スピロン−Ｌ（三省製薬社製）
【００４０】（製 法） Ａ. 成分（１）〜（５）を加熱、混合溶解する。 Ｂ. 成分（６）〜（９）を加熱、混合溶解する。 Ｃ. 上記ＡとＢを混合して均一とし、化粧水を得た。
【００４１】実 施 例 ７ 乳液： ＜処方＞ （％） (1) ポリオキシエチレンソルビタ １.０ ンモノステアレート(10E.O.) (2) ポリオキシエチレンソルビッ ０.５ トテトラオレエート(60E.O.) (3) グリセリルモノステアレート １.０ (4) ステアリン酸 ０.５ (5) ベヘニルアルコール ０.５ (6) 精製アボガド油 ４.０ (7) トリ２−エチルヘキサン酸グ ４.０ リセリン (8) 防腐剤 ０.１ (9) ＤＨＡ* １.０ (10)ウィッチヘーゼルエキス ０.１ (11)キサンタンガム（２％水溶液） ７.０ (12)１，３−ブチレングリコール ５.０ (13)牛胸腺抽出液** １.０ (14)酵母抽出物*** １.０ (15)精製水 残 量 (16)香料 適 量 * Serdary Research Lab. Inc.製 ** サイマスペプタイド（ペンタファーム社製） ***酵母エキスＡ−３３（朝日麦酒社製）
【００４２】（ 製 法 ） Ａ. 成分(10)〜(15)を加熱混合し、７０℃に保つ。 Ｂ. 成分(1)〜(9)を加熱混合し、７０℃に保つ。 Ｃ. 上記Ｂを先のＡに加えて混合し、均一に乳化する。 Ｄ. 上記Ｃを冷却後、成分(16)を加え、均一に混合して
乳液を得た。
乳液を得た。
【００４３】
【発明の効果】本発明により、ＥＰＡ及び／またはＤＨ
Ａもしくはこれを含有する油脂類を配合し、安定で優れ
た皮膚老化防止効果、肌荒れ改善効果を有する化粧料が
得られる。
Ａもしくはこれを含有する油脂類を配合し、安定で優れ
た皮膚老化防止効果、肌荒れ改善効果を有する化粧料が
得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】 エイコサペンタエン酸及び／またはドコ
サヘキサエン酸もしくはこれを含有する油脂類と、デオ
キシリボ核酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、酵母
抽出物、牛血液除蛋白抽出物、乳酸菌発酵代謝物および
牛胸腺抽出液から選ばれる成分の一種または二種以上と
を含有する皮膚老化防止用化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1992
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