JPH05101450A - 光学デイスクの射出成型方法ならびに成型金型構造及びスタンパの構造 - Google Patents
光学デイスクの射出成型方法ならびに成型金型構造及びスタンパの構造Info
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- JPH05101450A JPH05101450A JP29231791A JP29231791A JPH05101450A JP H05101450 A JPH05101450 A JP H05101450A JP 29231791 A JP29231791 A JP 29231791A JP 29231791 A JP29231791 A JP 29231791A JP H05101450 A JPH05101450 A JP H05101450A
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスクの射
出成型時に母型となるスタンパにおいて、不均一に受熱
するスタンパの熱膨張を吸収してスタンパの歪み・亀裂
を防止し、かつディンプルの発生を防止する。 【構成】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスクの射
出成型時に母型となるスタンパ3において、その外周に
近い成型には無作用の範囲における外周側の全周に彎曲
弧状部6を設けて、不均一に受熱するスタンパ3の熱膨
張を吸収してスタンパ3の歪み・亀裂を防止し、成型金
型1と、該成型金型1の外周に嵌合する外周リング8の
内周とによって形成された逃げ空所13を、前記スタン
パ3の彎曲弧状部6で二分割して気体の流通を阻止し、
完成された光学ディスクの脱型時にスタンパ3と鏡面板
2との負圧現象を因とする気体の呼び込み時に異物混入
のおそれがある外界の気体吸入を防止することができる
ようにしたものである。
出成型時に母型となるスタンパにおいて、不均一に受熱
するスタンパの熱膨張を吸収してスタンパの歪み・亀裂
を防止し、かつディンプルの発生を防止する。 【構成】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスクの射
出成型時に母型となるスタンパ3において、その外周に
近い成型には無作用の範囲における外周側の全周に彎曲
弧状部6を設けて、不均一に受熱するスタンパ3の熱膨
張を吸収してスタンパ3の歪み・亀裂を防止し、成型金
型1と、該成型金型1の外周に嵌合する外周リング8の
内周とによって形成された逃げ空所13を、前記スタン
パ3の彎曲弧状部6で二分割して気体の流通を阻止し、
完成された光学ディスクの脱型時にスタンパ3と鏡面板
2との負圧現象を因とする気体の呼び込み時に異物混入
のおそれがある外界の気体吸入を防止することができる
ようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学ディスクの射出
成型方法ならびに成型金型構造及びこれらに用いるスタ
ンパの構造に関するものである。
成型方法ならびに成型金型構造及びこれらに用いるスタ
ンパの構造に関するものである。
【0002】
【技術的背景】光学ディスクの製造は、溶融樹脂の射出
成型法よりなるものである。
成型法よりなるものである。
【0003】
【従来の技術】熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
は、その製造に用いる射出成型機として昭和60年特許
公告第18527号として公開された技術が知られてい
る。
は、その製造に用いる射出成型機として昭和60年特許
公告第18527号として公開された技術が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】周知のように光学ディ
スクは、その信号面において超微細な凹凸をもって渦巻
形トラックによって形成されるものであるから、その製
造過程においては無塵芥は無論のことであるから、これ
らを完全防除し、なおかつ、出来得る限り無塵、無異物
の雰囲気を構成し、該無異物の雰囲気内での製造工程に
万全を期しているものであるが、ときとして、何等かの
原因のもとにスタンパの歪み等を起因とするディンプル
と称される欠陥が発生する。
スクは、その信号面において超微細な凹凸をもって渦巻
形トラックによって形成されるものであるから、その製
造過程においては無塵芥は無論のことであるから、これ
らを完全防除し、なおかつ、出来得る限り無塵、無異物
の雰囲気を構成し、該無異物の雰囲気内での製造工程に
万全を期しているものであるが、ときとして、何等かの
原因のもとにスタンパの歪み等を起因とするディンプル
と称される欠陥が発生する。
【0005】これら、信号面の欠陥が発生する素因と考
えられる事項の除去手段は、製造環境は無論、射出成型
機に至るまですべて完全に取り除かれていると、してい
る。
えられる事項の除去手段は、製造環境は無論、射出成型
機に至るまですべて完全に取り除かれていると、してい
る。
【0006】しかしながら、万全と目されている欠陥発
生源の除去を講じても、欠陥発生を皆無にできない結果
が現実となって生ずれば、これを認めざるを得ない。
生源の除去を講じても、欠陥発生を皆無にできない結果
が現実となって生ずれば、これを認めざるを得ない。
【0007】上記の欠陥発生原因を究明したところ、そ
の一因として、成型が完成された光学ディスクを射出成
型機より抜型する際に、瞬間ではあるが成型機内が負圧
となり、この現象によりスタンパを浮上させる作用が働
き、該スタンパ浮上に伴うスタンパ裏面と接触している
成型金型の鏡面板との間に、負圧を因とする超微細異物
の吸引現象による異物介在が原因となり、これらにより
次工程の光学ディスク成形における光学ディスクに対す
るディンプルの素因となることが欠陥発生原因の一つで
あることが判明した。
の一因として、成型が完成された光学ディスクを射出成
型機より抜型する際に、瞬間ではあるが成型機内が負圧
となり、この現象によりスタンパを浮上させる作用が働
き、該スタンパ浮上に伴うスタンパ裏面と接触している
成型金型の鏡面板との間に、負圧を因とする超微細異物
の吸引現象による異物介在が原因となり、これらにより
次工程の光学ディスク成形における光学ディスクに対す
るディンプルの素因となることが欠陥発生原因の一つで
あることが判明した。
【0008】前記したスタンパは、溶融樹脂との接触に
より、受熱膨張現象を発生し、外周寸法が若干増大す
る。
より、受熱膨張現象を発生し、外周寸法が若干増大す
る。
【0009】このため、従前より膨張増大分を読に込み
量として、一方の成型金型とその外周に位置させた外周
リングの内周位置とに逃げ空所を設け、熱膨張による外
周の増量分を吸収しているが、この逃げ空所が前記欠陥
製品発生の禍の素因提供箇所であることも同時に判明し
た。
量として、一方の成型金型とその外周に位置させた外周
リングの内周位置とに逃げ空所を設け、熱膨張による外
周の増量分を吸収しているが、この逃げ空所が前記欠陥
製品発生の禍の素因提供箇所であることも同時に判明し
た。
【0010】即ち、製品抜型時に生ずる負圧現象によっ
て浮上作用するスタンパによって、該スタンパ裏面と成
型金型鏡面板との間に生ずる空隙に外気を呼び込む空気
通路として逃げ空所が作用することである。
て浮上作用するスタンパによって、該スタンパ裏面と成
型金型鏡面板との間に生ずる空隙に外気を呼び込む空気
通路として逃げ空所が作用することである。
【0011】そこでこの発明は、前記の逃げ空所を空気
の流通路とならないように遮断すること。
の流通路とならないように遮断すること。
【0012】その手段として、一方の成型金型に設置す
るスタンパにによって、該スタンパの表裏方向に逃げ空
所を完全に二分割すること。
るスタンパにによって、該スタンパの表裏方向に逃げ空
所を完全に二分割すること。
【0013】スタンパの外周を、略皿状となるように、
かつ、「皿としての裏面」を信号面となるように外周、
そして、外周に近い部分、即ち、スタンパとしての無作
用範囲を彎曲形成すること。
かつ、「皿としての裏面」を信号面となるように外周、
そして、外周に近い部分、即ち、スタンパとしての無作
用範囲を彎曲形成すること。
【0014】外周に形成された彎曲弧状の外面を、成型
金型と外周リングとで形成された逃げ空所を二分割した
うえで、外周リングの内周に密当接させて、分割された
各ゾーンの空気流通を阻止すること。
金型と外周リングとで形成された逃げ空所を二分割した
うえで、外周リングの内周に密当接させて、分割された
各ゾーンの空気流通を阻止すること。
【0015】スタンパの信号面に供給される溶融樹脂の
熱供給によって、該スタンパは可動型に接する面、即
ち、裏面とではその膨張率を異にし、表面である信号面
側が裏面より大なる膨張作用を呈し、従って、外周リン
グの内周に近い彎曲弧状面外面が上記膨張作用を吸収す
るとともに、なお一層の外周リング内周に密接して遮蔽
度を増強して前記二分割作用を強化する。
熱供給によって、該スタンパは可動型に接する面、即
ち、裏面とではその膨張率を異にし、表面である信号面
側が裏面より大なる膨張作用を呈し、従って、外周リン
グの内周に近い彎曲弧状面外面が上記膨張作用を吸収す
るとともに、なお一層の外周リング内周に密接して遮蔽
度を増強して前記二分割作用を強化する。
【0016】これらスタンパの熱膨張は、前述の通り、
表裏均一の受熱形態ではなく、従って、その膨張作用を
平盤な半径方向に延伸させて逃がせば、スタンパ外周に
亀裂を招くものであるが、膨張方向の現況に合致する彎
曲弧状延伸作用によってスタンパ自体の損傷を防止する
とともに、その延伸部所である逃げ空所の二分割遮蔽作
用を同時に強化することができるようにしたことを目的
とするものである。
表裏均一の受熱形態ではなく、従って、その膨張作用を
平盤な半径方向に延伸させて逃がせば、スタンパ外周に
亀裂を招くものであるが、膨張方向の現況に合致する彎
曲弧状延伸作用によってスタンパ自体の損傷を防止する
とともに、その延伸部所である逃げ空所の二分割遮蔽作
用を同時に強化することができるようにしたことを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記した目
的を達成させるための手段として、第一の発明は、熱可
塑性樹脂を素材とする光学ディスクの射出成型時の母型
となるスタンパにおいて、その要部外周の無作用範囲
に、信号面形成要部面と同一面を外面とする彎曲弧状部
を形成して成るものである。
的を達成させるための手段として、第一の発明は、熱可
塑性樹脂を素材とする光学ディスクの射出成型時の母型
となるスタンパにおいて、その要部外周の無作用範囲
に、信号面形成要部面と同一面を外面とする彎曲弧状部
を形成して成るものである。
【0018】第二の発明は、熱可塑性樹脂を素材とする
光学ディスクの射出成型法において、相対面して圧接成
型する2個の成型金型中、一方の成型金型の表面に、成
型母体となるスタンパを設置し、該スタンパ外周の無作
用範囲の一部を、そのスタンパを設置した成型金型の外
周に嵌合装着する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接す
るとともに、天蓋と外周リングの内周とで形成する内角
と、スタンパを設置した成型金型上面外周とで形成され
た逃げ空所内に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号
面が彎曲弧状部外面となるようにした彎曲弧状部が在置
するように設置し、供給する溶融樹脂を、射出成型する
時にスタンパの片面からの受熱により偏熱膨張を彎曲弧
状部で変形、歪み、亀裂等の発生現象を吸収しスタンパ
の損傷を防止することができるようにして成るものであ
る。
光学ディスクの射出成型法において、相対面して圧接成
型する2個の成型金型中、一方の成型金型の表面に、成
型母体となるスタンパを設置し、該スタンパ外周の無作
用範囲の一部を、そのスタンパを設置した成型金型の外
周に嵌合装着する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接す
るとともに、天蓋と外周リングの内周とで形成する内角
と、スタンパを設置した成型金型上面外周とで形成され
た逃げ空所内に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号
面が彎曲弧状部外面となるようにした彎曲弧状部が在置
するように設置し、供給する溶融樹脂を、射出成型する
時にスタンパの片面からの受熱により偏熱膨張を彎曲弧
状部で変形、歪み、亀裂等の発生現象を吸収しスタンパ
の損傷を防止することができるようにして成るものであ
る。
【0019】第三の発明は、熱可塑性樹脂を素材とする
光学ディスクの射出成型法において、相対面して圧接成
型する2個の成型金型中、一方の成型金型の表面に、成
型母体となるスタンパを設置し、該スタンパ外周の無作
用範囲の一部を、そのスタンパを設置した成型金型の外
周に嵌合装着する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接す
るとともに、天蓋と外周リングの内周とで形成する内角
と、スタンパを設置した成型金型上面外周とで形成され
た逃げ空所内に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号
面が彎曲弧状部外面となるようにした彎曲弧状部が在置
するように設置し、該彎曲弧状部外面を外周リングの内
周に当接して前記逃げ空所を二分割し、射出成型が完成
された光学ディスクの脱型と同時に吸着作用によって僅
かに浮上するスタンパによる負圧現象で呼び込まれる逃
げ空所の気体がスタンパによる遮蔽作用で外界の気体を
吸入させず、異物混入の機会を阻止することができるよ
うにして成るものである。
光学ディスクの射出成型法において、相対面して圧接成
型する2個の成型金型中、一方の成型金型の表面に、成
型母体となるスタンパを設置し、該スタンパ外周の無作
用範囲の一部を、そのスタンパを設置した成型金型の外
周に嵌合装着する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接す
るとともに、天蓋と外周リングの内周とで形成する内角
と、スタンパを設置した成型金型上面外周とで形成され
た逃げ空所内に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号
面が彎曲弧状部外面となるようにした彎曲弧状部が在置
するように設置し、該彎曲弧状部外面を外周リングの内
周に当接して前記逃げ空所を二分割し、射出成型が完成
された光学ディスクの脱型と同時に吸着作用によって僅
かに浮上するスタンパによる負圧現象で呼び込まれる逃
げ空所の気体がスタンパによる遮蔽作用で外界の気体を
吸入させず、異物混入の機会を阻止することができるよ
うにして成るものである。
【0020】第四の発明は、熱可塑性樹脂を素材とする
光学ディスクの射出成型時の母型となるスタンパを相対
面して圧接成型する2個の成型金型の一方の表面に設置
した鏡面板上に、設定した高精度をもって載置し、該ス
タンパを設置した成型金型上面円周と、該可動金型胴部
に嵌合装着する外周リングの内周と、スタンパの無作用
範囲を挾接する天蓋裏面とで形成された内角逃げ空所に
前記無作用範囲に形成された彎曲弧状部を在置させて成
るものである。
光学ディスクの射出成型時の母型となるスタンパを相対
面して圧接成型する2個の成型金型の一方の表面に設置
した鏡面板上に、設定した高精度をもって載置し、該ス
タンパを設置した成型金型上面円周と、該可動金型胴部
に嵌合装着する外周リングの内周と、スタンパの無作用
範囲を挾接する天蓋裏面とで形成された内角逃げ空所に
前記無作用範囲に形成された彎曲弧状部を在置させて成
るものである。
【0021】第五の発明は、外周リングの天蓋裏面にお
いて、該天蓋の中孔と同心円の円線上に破線状となるよ
うにした切欠部を有するスタンパ押え部を隆出させて成
るものである。
いて、該天蓋の中孔と同心円の円線上に破線状となるよ
うにした切欠部を有するスタンパ押え部を隆出させて成
るものである。
【0022】
【発明の作用】熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
の成型手段は、対面して圧接する2つの成型金型と、母
型となるスタンパによって、供給された溶融樹脂を成型
するものである。
の成型手段は、対面して圧接する2つの成型金型と、母
型となるスタンパによって、供給された溶融樹脂を成型
するものである。
【0023】一方の成型金型の鏡面板の上の所定の設定
位置にスタンパを規定設置規準を高精度に遵守して設置
する。
位置にスタンパを規定設置規準を高精度に遵守して設置
する。
【0024】設置するスタンパは、円盤状でその表面の
必要作用面に母型となる信号面を中心よりある必要半径
の範囲内に形成されており、該信号面範囲外周よりスタ
ンパ外周までの無作用範囲において、信号面側を彎曲弧
状部外面となるように反らせて形成してある。即ち、皿
状となるようにし、その「皿」としての裏面が信号面と
なるようにしている。
必要作用面に母型となる信号面を中心よりある必要半径
の範囲内に形成されており、該信号面範囲外周よりスタ
ンパ外周までの無作用範囲において、信号面側を彎曲弧
状部外面となるように反らせて形成してある。即ち、皿
状となるようにし、その「皿」としての裏面が信号面と
なるようにしている。
【0025】このようにしたスタンパを皿とした場合
に、これを伏せるようにして前述のように高精度をもっ
て一方の成型金型の鏡面板上に設置するものであるが、
鏡面板の外周は成型金型上端外周に設けた環状の切欠段
部を縁辺とし、前記の彎曲弧状部は鏡面板外周より外方
向に位置させ、成型金型とは直接当接しないように設置
する。
に、これを伏せるようにして前述のように高精度をもっ
て一方の成型金型の鏡面板上に設置するものであるが、
鏡面板の外周は成型金型上端外周に設けた環状の切欠段
部を縁辺とし、前記の彎曲弧状部は鏡面板外周より外方
向に位置させ、成型金型とは直接当接しないように設置
する。
【0026】成型金型の外周には、該外周と密合できる
内周を有する環状の外周リングを嵌合し、該外周リング
において中央に中孔を有する天蓋裏面に、該中孔と同心
で複数の円線上に破線状となるようにした欠落部を有す
るスタンパ押え部でスタンパ外周の無作用範囲を鏡面板
外周とで該スタンパの伸縮を許容しつつ挾着によって保
持させる。
内周を有する環状の外周リングを嵌合し、該外周リング
において中央に中孔を有する天蓋裏面に、該中孔と同心
で複数の円線上に破線状となるようにした欠落部を有す
るスタンパ押え部でスタンパ外周の無作用範囲を鏡面板
外周とで該スタンパの伸縮を許容しつつ挾着によって保
持させる。
【0027】このようにして、スタンパ外周の平滑面は
成型金型の鏡面板と外周リングの天蓋裏面のスタンパ押
え部で挾着保持され、かつ、スタンパ外周に接近した位
置に曲成した彎曲弧状部の外面は外周リングの内周に密
接し、外周リング内周ならびに天蓋裏面の内角と可動金
型における切欠段部とで形成された逃げ空所の空隙を上
下方向に二分割して気体の流通を遮断する。
成型金型の鏡面板と外周リングの天蓋裏面のスタンパ押
え部で挾着保持され、かつ、スタンパ外周に接近した位
置に曲成した彎曲弧状部の外面は外周リングの内周に密
接し、外周リング内周ならびに天蓋裏面の内角と可動金
型における切欠段部とで形成された逃げ空所の空隙を上
下方向に二分割して気体の流通を遮断する。
【0028】このようにしてスタンパを一方の成型金型
の鏡面板上の所定位置に外周リングをもって高精度に装
着されたならば、これを移動し、相対面する2つの成型
金型を接近させ、他方の成型金型が、前記外周リングに
おける中孔に嵌合挿入できるように作動し、該他方の成
型金型の作用面と一方の成型金型の鏡面板上のスタンパ
間に形成された設定値の空隙内に熱可塑性の溶融樹脂を
射出し、注入された溶融樹脂を前記2つの成型金型によ
る圧接加圧成型するものである。
の鏡面板上の所定位置に外周リングをもって高精度に装
着されたならば、これを移動し、相対面する2つの成型
金型を接近させ、他方の成型金型が、前記外周リングに
おける中孔に嵌合挿入できるように作動し、該他方の成
型金型の作用面と一方の成型金型の鏡面板上のスタンパ
間に形成された設定値の空隙内に熱可塑性の溶融樹脂を
射出し、注入された溶融樹脂を前記2つの成型金型によ
る圧接加圧成型するものである。
【0029】これら上記の成型時に高温の溶融樹脂を載
置したスタンパは受熱による膨張作用を呈する。
置したスタンパは受熱による膨張作用を呈する。
【0030】スタンパの膨張作用は、スタンパ全体に渉
るものであるが、信号面からの受熱であるため、スタン
パは、均等の膨張作用に至らず、特に信号面の膨張が裏
面より遥かに大で、この作用はスタンパにおける半径方
向の増大現象で収拾させようとするものであるが、表裏
の膨張率の差についてはスタンパ外周に接近する無作用
範囲に形成した彎曲弧状部によって表裏膨張誤差を吸収
して、誤差膨張によるスタンパ外周からの亀裂あるいは
歪みを防止する。
るものであるが、信号面からの受熱であるため、スタン
パは、均等の膨張作用に至らず、特に信号面の膨張が裏
面より遥かに大で、この作用はスタンパにおける半径方
向の増大現象で収拾させようとするものであるが、表裏
の膨張率の差についてはスタンパ外周に接近する無作用
範囲に形成した彎曲弧状部によって表裏膨張誤差を吸収
して、誤差膨張によるスタンパ外周からの亀裂あるいは
歪みを防止する。
【0031】このようにして、半径方向で、かつ、裏面
より大に膨張したスタンパは、前述のようにその大部分
の膨張を彎曲弧状面部で吸収し、該彎曲弧状部外面の膨
張作用により外周リングの内周への押圧力を増強し、二
分割した逃げ空所の遮蔽度を尚一層強化する。
より大に膨張したスタンパは、前述のようにその大部分
の膨張を彎曲弧状面部で吸収し、該彎曲弧状部外面の膨
張作用により外周リングの内周への押圧力を増強し、二
分割した逃げ空所の遮蔽度を尚一層強化する。
【0032】スタンパの半径方向への膨張による移動現
象は、前記彎曲弧状部の内周に位置する無作用部の平滑
部は、その表面側に対し、外周リングの天蓋裏面に設け
た破線状のスタンパ押え部によって挾接しているのでス
タンパの膨張による移動作用は許容され、かつ、不均一
な膨張による凹凸形成現象を是正する。
象は、前記彎曲弧状部の内周に位置する無作用部の平滑
部は、その表面側に対し、外周リングの天蓋裏面に設け
た破線状のスタンパ押え部によって挾接しているのでス
タンパの膨張による移動作用は許容され、かつ、不均一
な膨張による凹凸形成現象を是正する。
【0033】以上のようにして射出成型が完了して光学
ディスクを成形型よりの抜型時に、スタンパと密着して
いる光学ディスクを剥離しようとすると、光学ディスク
とスタンパは密接状態を維持しようとする作用が働き、
光学ディスクとスタンパとの剥離作用以前に、スタンパ
と鏡面板とが剥離しようとする作用を呈し、そのときに
剥離作用発生箇所が負圧と成り、常圧あるいは加温され
て僅かに高圧となっている逃げ空所の気体を吸引する作
用を呈する。
ディスクを成形型よりの抜型時に、スタンパと密着して
いる光学ディスクを剥離しようとすると、光学ディスク
とスタンパは密接状態を維持しようとする作用が働き、
光学ディスクとスタンパとの剥離作用以前に、スタンパ
と鏡面板とが剥離しようとする作用を呈し、そのときに
剥離作用発生箇所が負圧と成り、常圧あるいは加温され
て僅かに高圧となっている逃げ空所の気体を吸引する作
用を呈する。
【0034】これらの現象によって吸引気体は逃げ空所
においてもスタンパの彎曲弧状部で遮断されたゾーンの
気体であって、外界と連通していないので、異物が混入
される機会がないのでディンプルの発生原因を防止する
ことができるものである。
においてもスタンパの彎曲弧状部で遮断されたゾーンの
気体であって、外界と連通していないので、異物が混入
される機会がないのでディンプルの発生原因を防止する
ことができるものである。
【0035】
【発明の実施例】この発明を構成するための部材ならび
に装置を図面とともに説明すれば、図1は従前の光学デ
ィスク成型機の基本的射出成型機要部の断面図であり、
図2は本発明の射出成型機要部の基本的断面図で、これ
らの共通部所においては同一部材名、同一符合出説明す
る。
に装置を図面とともに説明すれば、図1は従前の光学デ
ィスク成型機の基本的射出成型機要部の断面図であり、
図2は本発明の射出成型機要部の基本的断面図で、これ
らの共通部所においては同一部材名、同一符合出説明す
る。
【0036】成型金型1の鏡面板2の上の所定の設定位
置にスタンパ3を規定設置規準を高精度に遵守して設置
する。
置にスタンパ3を規定設置規準を高精度に遵守して設置
する。
【0037】設置するスタンパ3は、円盤状でその表面
の必要作用面に母型となる信号面4を中心よりある必要
半径の範囲内に形成されており、該信号面範囲外周より
スタンパ3外周までの無作用範囲5において、信号面4
側を彎曲弧状部外面6aとなるように反らせて彎曲弧状
部6が形成してある。即ち、皿状となるようにし、その
「皿」としての裏面が信号面4となるようにしている。
の必要作用面に母型となる信号面4を中心よりある必要
半径の範囲内に形成されており、該信号面範囲外周より
スタンパ3外周までの無作用範囲5において、信号面4
側を彎曲弧状部外面6aとなるように反らせて彎曲弧状
部6が形成してある。即ち、皿状となるようにし、その
「皿」としての裏面が信号面4となるようにしている。
【0038】このようにしたスタンパ3を皿とした場合
に、これを伏せるようにして前述のように高精度をもっ
て成型金型1の鏡面板2上に設置するものであるが、鏡
面板2の外周は成型金型1上端外周に設けた環状の切欠
段部7を縁辺とし、前記の彎曲弧状部6は鏡面板2外周
より外方向に位置させ、成型金型1とは直接当接しない
ように設置する。
に、これを伏せるようにして前述のように高精度をもっ
て成型金型1の鏡面板2上に設置するものであるが、鏡
面板2の外周は成型金型1上端外周に設けた環状の切欠
段部7を縁辺とし、前記の彎曲弧状部6は鏡面板2外周
より外方向に位置させ、成型金型1とは直接当接しない
ように設置する。
【0039】成型金型1の外周に密合できる内周9を有
する環状の外周リング8を嵌合し、該外周リング8にお
いて中央に中孔10を有する天蓋11裏面に、該中孔1
0と同心で複数の円線上に破線状となるように形成した
切欠部12aを有するスタンパ押え部12でスタンパ3
外周の無作用範囲5を鏡面板2外周とで該スタンパ3の
伸縮を許容しつつ挾着によって保持させる。
する環状の外周リング8を嵌合し、該外周リング8にお
いて中央に中孔10を有する天蓋11裏面に、該中孔1
0と同心で複数の円線上に破線状となるように形成した
切欠部12aを有するスタンパ押え部12でスタンパ3
外周の無作用範囲5を鏡面板2外周とで該スタンパ3の
伸縮を許容しつつ挾着によって保持させる。
【0040】このようにして、スタンパ3外周の平滑面
は成型金型1の鏡面板2と外周リング8の天蓋11裏面
のスタンパ押え部12で挾着保持され、かつ、スタンパ
3外周に接近した位置に曲成した彎曲弧状部6の外面は
外周リング8の内周9に密接し、外周リング8の内周9
ならびに天蓋11裏面の内角と可動金型1における切欠
段部7とで形成された逃げ空所13の空隙を上下方向に
二分割して気体の流通を遮断する。
は成型金型1の鏡面板2と外周リング8の天蓋11裏面
のスタンパ押え部12で挾着保持され、かつ、スタンパ
3外周に接近した位置に曲成した彎曲弧状部6の外面は
外周リング8の内周9に密接し、外周リング8の内周9
ならびに天蓋11裏面の内角と可動金型1における切欠
段部7とで形成された逃げ空所13の空隙を上下方向に
二分割して気体の流通を遮断する。
【0041】このようにしてスタンパ3を成型金型1の
鏡面板2上の所定位置に、外周リング8をもって高精度
に装着されたならば、これを移動し、他方の成型金型1
4が前記外周リング8における中孔10に嵌合挿入でき
るように相接近させ、該成型金型14の作用面と成型金
型1の鏡面板2上のスタンパ3間に形成された設定値の
空隙内に熱可塑性溶融樹脂15を射出し、注入された溶
融樹脂を加圧成型するものである。
鏡面板2上の所定位置に、外周リング8をもって高精度
に装着されたならば、これを移動し、他方の成型金型1
4が前記外周リング8における中孔10に嵌合挿入でき
るように相接近させ、該成型金型14の作用面と成型金
型1の鏡面板2上のスタンパ3間に形成された設定値の
空隙内に熱可塑性溶融樹脂15を射出し、注入された溶
融樹脂を加圧成型するものである。
【0042】この成型時に高温の溶融樹脂を載置したス
タンパ3は受熱による膨張作用を呈する。
タンパ3は受熱による膨張作用を呈する。
【0043】スタンパ3の膨張作用は、スタンパ3全体
に渉るものであるが、信号面4からの受熱であるため、
スタンパ3に均等の膨張作用に至らず、特に信号面4の
膨張が裏面より遥かに大で、この作用はスタンパ3にお
ける半径方向の増大現象で収拾するものであるが、表裏
の膨張率の差についてはスタンパ3外周に接近する無作
用範囲5に形成した彎曲弧状部6によって表裏膨張誤差
を吸収して、誤差膨張による亀裂あるいは歪みを防止す
るようにしてなるものである。
に渉るものであるが、信号面4からの受熱であるため、
スタンパ3に均等の膨張作用に至らず、特に信号面4の
膨張が裏面より遥かに大で、この作用はスタンパ3にお
ける半径方向の増大現象で収拾するものであるが、表裏
の膨張率の差についてはスタンパ3外周に接近する無作
用範囲5に形成した彎曲弧状部6によって表裏膨張誤差
を吸収して、誤差膨張による亀裂あるいは歪みを防止す
るようにしてなるものである。
【0044】
【発明の効果】この発明は以上のように、熱可塑性樹脂
を素材とする光学ディスクの射出成型時の母型となるス
タンパにおいて、その要部位置より外周の無作用範囲
に、信号面と同一面を外面とする彎曲弧状部を形成して
直状の半径における円周よりも小円周にすることによ
り、この発明の装置ならびに製法を一段と飛躍向上に寄
与するものである。
を素材とする光学ディスクの射出成型時の母型となるス
タンパにおいて、その要部位置より外周の無作用範囲
に、信号面と同一面を外面とする彎曲弧状部を形成して
直状の半径における円周よりも小円周にすることによ
り、この発明の装置ならびに製法を一段と飛躍向上に寄
与するものである。
【0045】射出成型時におけるスタンパの片面の受熱
作用により、該スタンパの表裏膨張率が顕著に異なり、
その表裏の膨張誤差を外周に近い彎曲弧状部で吸収して
不均一膨張によるスタンパの歪み、ならびに外周より半
径方向への亀裂等を防止するので、スタンパの使用回数
を一段と向上することができる効果がある。
作用により、該スタンパの表裏膨張率が顕著に異なり、
その表裏の膨張誤差を外周に近い彎曲弧状部で吸収して
不均一膨張によるスタンパの歪み、ならびに外周より半
径方向への亀裂等を防止するので、スタンパの使用回数
を一段と向上することができる効果がある。
【0046】また、射出成型時において、前記スタンパ
の彎曲弧状部外面が、スタンパを設置した成型金型と外
周リングとによって形成した逃げ空所を二分割し、外周
リングの内周に密接して気体の流通を阻止し、かつ、成
型時のスタンパの受熱による膨張で外周リングの内周に
圧接度合を強化され尚一層の遮蔽度を増強し、成形が完
成された光学ディスクの脱型時に生ずる負圧によりスタ
ンパと成型金型における鏡面板間に呼び込む気体が外界
と遮断されたクリーンな気体であるから異物の混入が無
く、従来不可能とされていたディンプル発生原因の一つ
を完全除去し得る効果あるものである。
の彎曲弧状部外面が、スタンパを設置した成型金型と外
周リングとによって形成した逃げ空所を二分割し、外周
リングの内周に密接して気体の流通を阻止し、かつ、成
型時のスタンパの受熱による膨張で外周リングの内周に
圧接度合を強化され尚一層の遮蔽度を増強し、成形が完
成された光学ディスクの脱型時に生ずる負圧によりスタ
ンパと成型金型における鏡面板間に呼び込む気体が外界
と遮断されたクリーンな気体であるから異物の混入が無
く、従来不可能とされていたディンプル発生原因の一つ
を完全除去し得る効果あるものである。
【0047】
図1は従来の光学ディスクの成型金型の断面略図、図2
は本発明の光学ディスクの成型金型の基本的な部分的断
面略図、図3は外周リングの部分的底面図、図4はスタ
ンパの半体の縦断面図である。
は本発明の光学ディスクの成型金型の基本的な部分的断
面略図、図3は外周リングの部分的底面図、図4はスタ
ンパの半体の縦断面図である。
【0048】
1 成型金型 2 鏡面板 3 スタンパ 4 信号面 5 無作用範囲 6 彎曲弧状部 6a 彎曲弧状部外面 7 切欠段部 8 外周リング 9 内周 10 中孔 11 天蓋 12 スタンパ押え部 12a 切欠部 13 逃げ空所 14 成型金型 15 熱可塑性溶融樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 17:00 4F
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
の射出成型時の母型となるスタンパにおいて、その要部
外周の無作用範囲に、信号面形成要部面と同一面を外面
とする彎曲弧状部を形成して成ることを特徴とする光学
ディスクの射出成型時に用いるスタンパの構造。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
の射出成型法において、相対面して圧接成型する2個の
成型金型中、一方の成型金型の表面に、成型母体となる
スタンパを設置し、該スタンパ外周の無作用範囲の一部
を、そのスタンパを設置した成型金型の外周に嵌合装着
する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接するとともに、
天蓋と外周リングの内周とで形成する内角と、スタンパ
を設置した成型金型上面外周とで形成された逃げ空所内
に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号面が彎曲弧状
部外面となるようにした彎曲弧状部が在置するように設
置し、供給する溶融樹脂を、射出成型する時にスタンパ
の片面からの受熱により偏熱膨張を彎曲弧状部で変形、
歪み、亀裂等の発生現象を吸収しスタンパの損傷を防止
することを特徴とする光学ディスクの射出成型方法。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
の射出成型法において、相対面して圧接成型する2個の
成型金型中、一方の成型金型の表面に、成型母体となる
スタンパを設置し、該スタンパ外周の無作用範囲の一部
を、そのスタンパを設置した成型金型の外周に嵌合装着
する外周リングの天蓋裏面の一部で挾接するとともに、
天蓋と外周リングの内周とで形成する内角と、スタンパ
を設置した成型金型上面外周とで形成された逃げ空所内
に、前記無作用範囲内の外周位置を、信号面が彎曲弧状
部外面となるようにした彎曲弧状部が在置するように設
置し、該彎曲弧状部外面を外周リングの内周に当接して
前記逃げ空所を二分割し、射出成型が完成された光学デ
ィスクの脱型と同時に吸着作用によって僅かに浮上する
スタンパによる負圧現象で呼び込まれる逃げ空所の気体
がスタンパによる遮蔽作用で外界の気体を吸入させず、
異物混入の機会を阻止することができるようにして成る
ことを特徴とする光学ディスクの射出成型方法。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂を素材とする光学ディスク
の射出成型時の母型となるスタンパを相対面して圧接成
型する2個の成型金型の一方の表面に設置した鏡面板上
に、設定した高精度をもって載置し、該スタンパを設置
した成型金型上面円周と、該可動金型胴部に嵌合装着す
る外周リングの内周と、スタンパの無作用範囲を挾接す
る天蓋裏面とで形成された内角逃げ空所に前記無作用範
囲に形成された彎曲弧状部を在置させて成ることを特徴
とする光学ディスクの射出成型金型構造。 - 【請求項5】 外周リングの天蓋裏面において、該天蓋
の中孔と同心円の円線上に破線状となるようにした切欠
部を有するスタンパ押え部を隆出させて成ることを特徴
とする請求項5記載の光学ディスクの射出成型金型構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29231791A JP2510105B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 光学ディスクの射出成型方法ならびに成型金型構造及びスタンパの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29231791A JP2510105B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 光学ディスクの射出成型方法ならびに成型金型構造及びスタンパの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05101450A true JPH05101450A (ja) | 1993-04-23 |
JP2510105B2 JP2510105B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=17780213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29231791A Expired - Lifetime JP2510105B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 光学ディスクの射出成型方法ならびに成型金型構造及びスタンパの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510105B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0872331A1 (en) * | 1997-04-16 | 1998-10-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Stamper protecting layer for optical disk molding apparatus, optical disk molding apparatus and optical disk molding method using the stamper protecting layer |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29231791A patent/JP2510105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0872331A1 (en) * | 1997-04-16 | 1998-10-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Stamper protecting layer for optical disk molding apparatus, optical disk molding apparatus and optical disk molding method using the stamper protecting layer |
CN1078841C (zh) * | 1997-04-16 | 2002-02-06 | 松下电器产业株式会社 | 光盘模制装置的压模保护层、光盘模制装置和方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2510105B2 (ja) | 1996-06-26 |
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