JPH04299804A - バリスタの製造方法 - Google Patents

バリスタの製造方法

Info

Publication number
JPH04299804A
JPH04299804A JP3064402A JP6440291A JPH04299804A JP H04299804 A JPH04299804 A JP H04299804A JP 3064402 A JP3064402 A JP 3064402A JP 6440291 A JP6440291 A JP 6440291A JP H04299804 A JPH04299804 A JP H04299804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varistor
manufacturing
firing
oxygen
abo3
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3064402A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Saito
保 斎藤
Junichi Yamagishi
淳一 山岸
Yoshiaki Iguchi
井口 喜章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP3064402A priority Critical patent/JPH04299804A/ja
Publication of JPH04299804A publication Critical patent/JPH04299804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バリスタの製造方法に
関し、更に詳細には、ABO3(A:Sr,Ba,Ca
,Mg,B:Ti,Zr)を主成分とするバリスタの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記ABO3(A:Sr,Ba,
Ca,Mg,B:Ti,Zr)を主成分とするバリスタ
は、SrTiO3系バリスタと同様還元再酸化型のもの
であり、従ってその製造は、主成分、添加剤、バインダ
を含む成形体を脱バインダ焼成した後、水素含有雰囲気
あるいは窒素雰囲気中にて還元焼成を行い、半導体化し
た焼結体を得、次いで大気雰囲気を含む酸素含有雰囲気
中で再酸化焼成を行いバリスタ特性を有する還元再酸化
型半導体磁器素子を得ることによって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなバリスタ
の製造方法においては、脱バインダ焼成、還元焼成、再
酸化焼成の3回の焼成を行わなければならず、また再酸
化焼成における温度の変化、炉内温度のバラツキにより
、そのバリスタ電圧が変化し、一定品質のものが得にく
く、量産時における安定化が困難であるという問題があ
った。
【0004】そこで本発明は、簡略化された工程でバリ
スタを得ることのできるバリスタの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ABO3(A
:Sr,Ba,Ca,Mg,B:Ti,Zr)を主成分
とするバリスタの製造方法において、前記ABO3を主
成分とする原材料に原子価制御剤を添加し、これにバイ
ンダを加えて成形して形成した成形体を脱バインダ焼成
し、この後、酸素含有雰囲気中にて焼成して焼結体を得
ることを特徴とするものである。
【0006】上記酸素含有雰囲気は、大気雰囲気を含む
ものとする。
【0007】また、上記原子価制御剤としては、Y,L
a,Ce,Pr,Nd,Sm,Er,Tm,Nb,Ta
,W等の元素の酸化物のうちの一種又は二種以上を用い
ることができる。
【0008】
【作用】ABO3(A:Sr,Ba,Ca,Mg,B:
Ti,Zr)である主成分に、原子価制御剤を添加した
組成物を酸素含有雰囲気中で焼成すると、得られた焼成
体は、グレイン内部が半導体化し、素地の表面および粒
界が絶縁化され、バリスタ特性を有するものとなる。
【0009】これは、上記組成から成る成形体にあって
は、高温での焼成中、原子価制御剤の存在により、酸化
雰囲気中においても酸素欠陥が多く形成され、素地が半
導体化される。この半導体化された素地は、その後の降
温過程において、雰囲気中の酸素を吸収し、素地表面お
よび粒界が酸化され、その結果、バリスタ特性を有する
ようになる。
【0010】本発明方法による場合、バリスタのバリス
タ電圧は、雰囲気中の酸素分圧および焼成時における降
温速度によりコントロールすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例によるバリス
タの製造方法について、比較例とともに説明する。
【0012】先ず、実施例の試料の作製にあたって、S
rTiO3:99.4mol%、NbO5:0.2mo
l%、SiO2:0.1mol%、Al2O3:0.1
mol%となるように秤量、混合し、有機バインダとし
てポリビニルアルコールを5重量%加え、整粒を行い、
顆粒状粉末を得た。これを、1.5ton/cm2の成
型圧力で、直径10mm、肉厚0.45mmの円板を成
形した。 これを、大気中、1100℃で1時間脱バインダ焼成し
た後、表1に示す窒素に対する酸素の濃度(酸素のみの
場合を含む)の酸素含有雰囲気および焼成温度パターン
で1450℃で焼成して、本実施例試料1〜10を得た
【0013】一方、比較例試料は、上記成形体を、上記
脱バインダ焼成後、99%N2−15H2の還元雰囲気
中にて、1450℃で2時間焼成し、半導体磁器を得、
次にこの半導体磁器を、空気中において、表2に示す各
条件で再酸化焼成を行い、比較例試料1〜5を得た。
【0014】上記実施例試料および比較例試料の両主面
に銀ペーストを塗布し、700℃で30分焼き付け、電
極を形成し、これを用いて、各バリスタ電圧E10(V
)、非直線係数α、静電容量(nF)、V10バラツキ
(バリスタ電圧のバラツキ)σn/x(%)を測定した
。その結果を、表1および表2にそれぞれ示した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】上記表1から分かるように、本製造方法に
よる場合は、実施例試料1〜6に示されているように、
酸化雰囲気中での焼成時の降温時間を一定にしておき、
上記雰囲気における酸素濃度を1〜100%と変化させ
ることにより、バリスタ電圧を10.2Vから68.1
Vとコントロールすることができる。また、実施例試料
7〜10に示されているように、上記雰囲気における酸
素濃度を一定にしておき、上記降温時間50℃/時間〜
400℃/時間と変化させることにより、バリスタ電圧
を44.5Vから21.4Vとコントロールすることが
できる。このように、本方法による場合、焼成における
酸素含有雰囲気中の酸素濃度および/または焼成時の降
温時間を適宜制御することにより、バリスタ電圧を容易
にコントロールすることができる。
【0018】また、本方法によって得られた試料におい
ては、V10バラツキにおいて、最高で3.6%だった
のに対して、比較例の試料においては、最低で5.1%
と高く、本方法により、バリスタを安定して製造するこ
とができる。更に、本方法によって得られた試料におい
ては、非直線係数αにおいて、7.2〜9.1と高かっ
たのに対して、比較例の試料においては、3.9〜4.
4と低く、本方法により、高い非直線係数αのバリスタ
を製造することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるバリ
スタの製造方法によれば、ABO3(A:Sr,Ba,
Ca,Mg,B:Ti,Zr)である主成分に、原子価
制御剤を添加した組成物を酸素含有雰囲気中で焼成する
ことにより、焼成体にバリスタ特性を与えることができ
、従来の還元焼成を省略することができ、簡略化された
工程でバリスタを製造することができる。
【0020】また、本発明によれば、焼成における酸素
含有雰囲気中の酸素濃度および/または焼成時の降温時
間を適宜制御することにより、バリスタ電圧を容易にコ
ントロールすることができるので、バリスタの製造設計
が容易となる。
【0021】更に、本発明によれば、製造されたバリス
タのバリスタ電圧のバラツキが小さくなり、量産におけ
る歩留まりを向上させることができるとともに、非直線
係数α等の特性も向上させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ABO3(A:Sr,Ba,Ca,M
    g,B:Ti,Zr)を主成分とするバリスタの製造方
    法において、前記ABO3を主成分とする原材料に原子
    価制御剤を添加し、これにバインダを加えて成形して形
    成した成形体を脱バインダ焼成し、この後、酸素含有雰
    囲気中にて焼成して焼結体を得ることを特徴とするバリ
    スタの製造方法。
JP3064402A 1991-03-28 1991-03-28 バリスタの製造方法 Withdrawn JPH04299804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3064402A JPH04299804A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 バリスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3064402A JPH04299804A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 バリスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04299804A true JPH04299804A (ja) 1992-10-23

Family

ID=13257288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3064402A Withdrawn JPH04299804A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 バリスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04299804A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8100954B2 (en) 2005-01-28 2012-01-24 Orthohelix Surgical Designs, Inc. Orthopedic plate for use in small bone repair
US20190283507A1 (en) * 2018-03-13 2019-09-19 Hankook Tire Co., Ltd. Tire with main kerfs and sub-kerfs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8100954B2 (en) 2005-01-28 2012-01-24 Orthohelix Surgical Designs, Inc. Orthopedic plate for use in small bone repair
US20190283507A1 (en) * 2018-03-13 2019-09-19 Hankook Tire Co., Ltd. Tire with main kerfs and sub-kerfs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04299804A (ja) バリスタの製造方法
JP2002068837A (ja) 誘電体セラミック組成物の製造方法
JP3337737B2 (ja) 電圧依存性非直線抵抗体の製造方法
JP3454472B2 (ja) マンガン−亜鉛系フェライトおよびその製造方法
JPH05135913A (ja) サーミスタ用酸化物半導体の製造方法
JPH0822912A (ja) 高透磁率MnZnフェライトの製造方法
JPH06283379A (ja) セラミックコンデンサの製造方法
JPH07211515A (ja) サーミスタ素子の製造方法
JPH0321500B2 (ja)
JP2585121B2 (ja) 電圧依存非直線抵抗体の製造方法
JP2990627B2 (ja) バリスタの製造方法
JPH03112847A (ja) セラミック焼結体の製造方法
JP2000169245A (ja) 酸化物系セラミック焼結体の製造方法
JP2520699B2 (ja) 電圧依存非直線抵抗体の製造方法
JPH01234305A (ja) 超伝導性材料及びその製造法
JP2521252B2 (ja) 誘電体磁器組成物
JP2538439B2 (ja) 鉛系誘電体磁器組成物の製造方法
JPH0379845B2 (ja)
JPS6158864A (ja) 高融点金属二珪化物基焼結体の製造方法
JPH10182244A (ja) 圧電セラミックの製造方法
JPH06164014A (ja) 圧電磁器の製造方法
JPS62252008A (ja) マイクロ波用誘電体材料の製造方法
JPH01175715A (ja) 還元再酸化型半導体コンデンサー用磁器組成物
JPH06325919A (ja) 酸化物磁性材料及びその製造方法
JPH05327146A (ja) ハイブリッドic用セラミック基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514