JP7158580B2 - hand dryer - Google Patents
hand dryer Download PDFInfo
- Publication number
- JP7158580B2 JP7158580B2 JP2021524615A JP2021524615A JP7158580B2 JP 7158580 B2 JP7158580 B2 JP 7158580B2 JP 2021524615 A JP2021524615 A JP 2021524615A JP 2021524615 A JP2021524615 A JP 2021524615A JP 7158580 B2 JP7158580 B2 JP 7158580B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- drain tank
- hand
- hand dryer
- storage area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K10/00—Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
- A47K10/48—Drying by means of hot air
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関する。 The present invention relates to a hand dryer for drying wet hands after washing.
従来、温風空気または高速空気を濡れた手に当てることで手を乾燥させる手乾燥装置が知られている。高速空気を用いる手乾燥装置は、高速空気によって吹き飛ばされた水を貯留するドレンタンクが必要である。また、ドレンタンクは、長期間にわたる水の貯留による腐敗臭の発生を避けるために、頻繁に清掃する必要がある。特許文献1には、腐敗臭の発生抑制のため、水受けカップの底部に高吸水樹脂シートと抗菌剤含有布とからなる抗菌吸水シートが配置された手乾燥装置が開示されている。
Conventionally, there is known a hand dryer that dries hands by applying hot air or high-speed air to wet hands. Hand dryers using high velocity air require a drain tank to store the water blown off by the high velocity air. Also, the drain tank needs to be cleaned frequently to avoid putrid odors due to long-term water retention.
しかしながら、上記特許文献1に開示された手乾燥装置は、水受けカップに滴下した水を蒸発させることを前提としている。このため、使用頻度が多い場所で使用される場合には、水受けカップの容量に対して、水受けカップに滴下した水の蒸発が追いつかず、管理者が水受けカップを取り外して水受けカップの水を捨てる排水作業が頻繁に発生する。
However, the hand dryer disclosed in
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、排水作業が不要であり、メンテナンスが容易で清潔な状態を維持できる手乾燥装置を得ることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a hand dryer that does not require draining work, is easy to maintain, and can be kept clean.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる手乾燥装置は、手を配置可能な処理空間に向かって空気流を噴出させるノズルが設けられたケーシングと、ケーシングに収納されてノズルから空気流を送り出す送風部と、ノズルから噴出された空気流によって手から吹き飛ばされた水を貯留する貯水領域と、貯水領域に貯留された水を外部へ排水するドレンタンク排水口と、を有するドレンタンクと、貯水領域に配置されて、貯水領域に貯留された水を殺菌する抗菌素子と、を備える。ドレンタンクは、ドレンタンクの内底面に設けられてドレンタンクの側壁の高さより低い高さを有する堰と、堰によって貯水領域と仕切られた排水領域と、備え、ドレンタンク排水口が、排水領域に設けられている。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, the hand drying apparatus according to the present invention includes a casing provided with a nozzle for ejecting an air flow toward a processing space in which hands can be placed, and a nozzle housed in the casing. a blowing unit for sending out an air flow from a nozzle, a water storage area for storing water blown away from the hand by the air flow ejected from the nozzle, a drain tank outlet for draining the water stored in the water storage area to the outside, and an antibacterial element disposed in the water storage area to sterilize the water stored in the water storage area. The drain tank includes a weir provided on the inner bottom surface of the drain tank and having a height lower than the height of the side wall of the drain tank, and a drainage area separated from the water storage area by the weir, and the drain tank outlet is connected to the drainage area. is provided in
本発明にかかる手乾燥装置は、排水作業が不要であり、メンテナンスが容易で清潔な状態を維持できる、という効果を奏する。 The hand dryer according to the present invention does not require draining work, is easy to maintain, and can maintain a clean state.
以下に、本発明の実施の形態にかかる手乾燥装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the hand drying apparatus concerning embodiment of this invention is demonstrated in detail based on drawing. In addition, this invention is not limited by this embodiment.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の正面図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の断面図であり、図1におけるII-II線に沿った断面図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の側面図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100のドレンタンク6の断面図であり、図3におけるIV-IV線に沿った断面図である。図5は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100のドレンタンク6の断面図であり、図3におけるV-V線に沿った断面図である。
FIG. 1 is a front view of a
図1から図3に示すように、手乾燥装置100の外殻をなすケーシング1は、手を乾燥するために人が立つ手乾燥装置100の正面側および側面側に手挿入口2を有し、手挿入口2に続く空間であって手を配置可能な処理空間を形成する手挿入部3を備えており、手を挿抜できるようにしてある。ケーシング1は、後述する高圧空気流発生装置8および図示しない制御回路といった構成部を内部に収容する。手挿入部3は、ケーシング1の正面下部に、正面と両側面が開放した開放シンク状の凹部として形成されており、正面側および両側面側から手を挿抜できるようにしてある。
As shown in FIGS. 1 to 3, a
手挿入部3の両側面側と底部側と後ろ側には、手から吹き飛ばされた水滴を受ける水受け部4が形成されている。水受け部4は、複数の部品によって構成されており、手挿入部3の後ろ側において手乾燥装置100の高さ方向に延在して設けられた立壁面を有する背面部である背面側水受け部4aと、手挿入部3の底部側に設けられた底面部である底面側水受け部4bとを備える。すなわち、水受け部4は、上端が手挿入部3の上面の一部に繋がり、下方へほぼ鉛直に延出し、下方端から前方に向かって延出し、前後方向においてケーシング1の前方側の先端とほぼ同じ位置まで延出して設けられている。したがって、水受け部4は、手挿入部3の底部側から後ろ側にわたって、手乾燥装置100の側面に沿った断面において断面L形状に設けられている。
A
背面側水受け部4aは、手挿入部3の後ろ側に設けられている。底面側水受け部4bは、背面側水受け部4aの下部につながり手乾燥装置100の正面側に向かって延在してケーシング1に固定された固定底面部41bと、前方に延出した部分の一部であってドレンタンク6の上部を覆い後述するドレンタンク6に対して着脱自在に設けられたトレイ形状の着脱底面部42bとに分割されている。背面側水受け部4aと固定底面部41bとは、一体に形成されており、またケーシング1の一部を構成している。着脱底面部42bは、ドレンタンク6とともにケーシング1に対して着脱可能である。
The back side
着脱底面部42bは、ドレンタンク6の上部の前方側に着脱可能に配置され、ドレンタンク6の上部の前方側を覆う。また、着脱底面部42bは、固定底面部41bの下方に設けられたケーシング1の保持部分からドレンタンク6を外した場合には、ドレンタンク6と一体となって一緒に本体側から外れる。また、着脱底面部42bとドレンタンク6とを分離することもできる。
The
図2に示すように着脱底面部42bは、手乾燥装置100の前方に向かうにしたがって下向きに傾斜しており、傾斜の下端に水受け排水口5が設けられている。水受け排水口5は、水受け部4の底部に設けられて水受け部4が受けた水を下方へ流下させる。着脱底面部42bの後方側の端部領域が、固定底面部41bの前方側の端部領域の上方において、上面視において固定底面部41bの前方側の端部領域と空隙を空けて重なっていることにより、水受け排水口5が構成されている。
As shown in FIG. 2, the detachable
固定底面部41bと着脱底面部42bとの下方には、水受け排水口5から滴下する水を貯留するドレンタンク6が配置されている。ドレンタンク6は、固定底面部41bの下方に設けられたケーシング1の保持部分に対して抜き差し自在とされており、ケーシング1に対して着脱可能とされている。ドレンタンク6の詳細については後述する。
A
手挿入部3の内面には、シリコン系の撥水性コーティングもしくはフッ素系の撥水性コーティング、酸化チタン等の親水性を有する材料のコーティングといったコーティングが施され、または抗菌剤が含浸され、手挿入部3の内面に汚れが付着するのを軽減したり、細菌が繁殖するのを低減したりするようにしてある。
The inner surface of the
手挿入部3の上部には、手挿入部3に向かって下方に高速空気を吹き出すノズル12が設けられている。すなわち、ケーシング1には、手を挿入可能な処理空間に向かって空気を噴出させるノズル12が設けられている。ノズル12の背面側の近くには、手挿入部3における手の有無を検知する手検知センサ13が設けられている。
A
手挿入部3の上方には、背面側の手乾燥装置100の外殻をなすベース7とケーシング1とで箱体状の空間が構成される。箱体状の空間内には、DC(Direct Current)ブラシレスモーターと、DCブラシレスモーターによって回転するターボファンとにより構成された空気流発生部である高圧空気流発生装置8と、手検知センサ13における手の検知信号に対応して高圧空気流発生装置8の運転を制御する図示しない制御回路と、が組み込まれている。高圧空気流発生装置8は、ケーシング1に収納され、ノズル12から吹き出す空気流を生成してノズル12に空気流を送り出す送風部である。なお、DCブラシレスモーターの代わりに、整流子モーターまたは誘導電動機が用いられてもよい。
Above the
また、箱体状の空間内には、手挿入部3よりも上方でケーシング1の側面1aに設けられた吸気口9と高圧空気流発生装置8の吸気側とを連通する吸気風路10と、高圧空気流発生装置8の排気側とノズル12とを連通する排気風路11と、が設けられている。排気風路11の途中であってノズル12より上流側には、高圧空気流発生装置8から送られてくる空気を加熱して温風化させるヒーター14が設けられている。
In addition, in the box-shaped space, there is an
手挿入部3よりも上方に位置するケーシング1の側面1aには、吸気口9が形成されたメンテナンスパネル15が配置されている。メンテナンスパネル15の表面の一部においては、背面側から前面側に向かうにしたがって、左右方向における中央側に向かって傾斜する傾斜面が設けられている。そして、傾斜面の前面側の縁部とメンテナンスパネル15の裏面との間に設けられた隙間によって吸気口9が構成されている。
A
メンテナンスパネル15が取り外されたケーシング1の奥側には、手乾燥装置100の運転状態を変更する不図示の操作スイッチ部が配置されている。操作スイッチ部には、制御回路への通電の入り切りを行う電源スイッチと、ノズル12からの吹き出し風の風速の強弱を切り替えたり、ヒーター14の入り切りを行う切替スイッチがある。
On the inner side of the
つぎに、ドレンタンク6の詳細について説明する。図4に示すように、ドレンタンク6は、水を貯水できるように底部61と、底部61の全周囲が上方に延出した壁部62と、を有するカップ状、すなわち凹状に形成されている。ドレンタンク6の底部61の内底面61aの一部には、上方に延びる仕切り壁である堰66が設けられている。堰66は、ドレンタンク6の内部を、貯水領域63と排水領域64とに仕切っている。
Next, the details of the
上面視における貯水領域63の面積と排水領域64との面積の比率は、「貯水領域63の面積≧排水領域64の面積」であることが好ましい。
The ratio of the area of the
堰66の高さは、貯水領域63の全周囲の壁のうち堰66を除く部分の高さよりも低くなっている。すなわち、堰66の高さは、貯水領域63の全周囲の壁部62のうち堰66を除く部分の高さよりも低くなっている。また、排水領域64の底部にはドレンタンク6の外部に開口するドレンタンク排水口65が設けられている。
The height of the
水受け排水口5の鉛直下方、すなわち水受け排水口5の直下には、貯水領域63の一部が位置しており、ドレンタンク排水口65から滴下した水は必ず最初に貯水領域63に導かれる。すなわち、水受け排水口5は、貯水領域63の鉛直上方に設けられている。貯水領域63に水が貯水され続け、堰66の高さを越えると、堰66の高さを越えた水は排水領域64に導かれ、ドレンタンク排水口65からドレンタンク6の外へ排水される。これにより、手乾燥装置100は、使用頻度が多い場合でも管理者による排水作業が不要であり、メンテナンスが容易である。
A portion of the
貯水領域63には、水が通過できる網状の袋の中に、抗菌剤が含浸されたビーズ状の水溶性ガラスが、複数収納された抗菌素子70が配置されている。手から吹き飛ばされた水滴には、雑菌、手の汚れ、洗剤残り、およびその他のさまざまな成分が含まれている。このため、手から吹き飛ばされた水滴をそのままドレンタンク排水口65から排水する構成の場合、ドレンタンク排水口65には、手の乾燥が行われるたびに上記のような水が常に集まってくる。このため、ドレンタンク排水口65は、乾燥することが少なく、常時、菌が供給され、更に菌にとって栄養が供給され続けるので菌が繁殖しやすい。このため、ドレンタンク排水口65で菌が増殖し、ドレンタンク排水口65から外の使用者へ異臭が漂う、ドレンタンク排水口65がヌメリ等で詰まってしまうことがある、という問題があった。
In the
しかし、手乾燥装置100の構成では、手から吹き飛ばされた水を貯水領域63に一旦貯め、抗菌素子70から抗菌剤を水中に溶出させることで、貯水領域63に貯められた水を、抗菌剤を十分に含んだ水にして殺菌した後にドレンタンク排水口65から排水する。これにより、手乾燥装置100は、ドレンタンク排水口65の詰まりおよび異臭の発生を抑制しながら、ドレンタンク6の外へ排水を行うことができる。
However, in the configuration of the
図6は、本発明の実施の形態1にかかる抗菌素子70の一例を示す模式図である。手から吹き飛ばされた水は皮脂等の油分を含むため、貯水領域63に配置される抗菌素子70はアルカリ性の抗菌剤を含有することが好ましい。抗菌素子70は、水中に抗菌剤を溶出するため、板状よりも表面積が大きくなる粒形状であることが好ましく、溶出を妨げないようなメッシュ状の容器もしくは袋に収納されて、貯水領域63に配置される。図6においては、側面および上面がメッシュ状とされた抗菌素子70の例を示している。
FIG. 6 is a schematic diagram showing an example of the
水受け排水口5を経由してドレンタンク6に貯水される水を効率良く殺菌するために、水受け排水口5の少なくとも一部の鉛直下方に抗菌素子70を配置することが好ましい。これにより、水受け排水口5から滴下した水が、滴下した際に最初に抗菌素子70に接触する可能性を高くすることができ、貯水される水を効率良く殺菌することができる。
In order to efficiently sterilize the water stored in the
また、手から吹き飛ばされた水と共にケーシング1および水受け部4に付着した埃および髪の毛等の異物が水受け排水口5から流入してくる。このため、堰66の少なくとも一部をメッシュ状の形状にすることで、埃および髪の毛等の異物を堰66におけるメッシュ状の形状の部分で捕集することができ、ドレンタンク排水口65の詰まりを防ぐことができる。水受け排水口5に埃および髪の毛等の異物を捕集できる構造を設けると、汚れの堆積が使用者に視認されて手乾燥装置100の美観を損ねる。堰66の少なくとも一部に異物を捕集できる構造を設けることで、手乾燥装置100の美観を維持することができる。
In addition, foreign substances such as dust and hair adhering to the
図7は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100のドレンタンク6におけるメッシュ形状部661の一例を示す模式図である。たとえば、堰66の高さ方向において、堰66の上面から下方に向かって予め決められた幅の部分の少なくとも一部をメッシュ状の形状を有するメッシュ形状部661とすることができる。貯水領域63に貯水されてメッシュ形状部661を超える高さまで達した水は、メッシュ形状部661を通って排水領域64に流れ、ドレンタンク排水口65からドレンタンク6の外へ排水される。
FIG. 7 is a schematic diagram showing an example of the mesh-shaped
堰66の少なくとも一部のメッシュ状の形状の部分は取り外しが容易にでき、メッシュ状の形状の部分に捕集された埃や髪の毛等をドレンタンク6を取り外して清掃する手間を削減することができる。たとえば、メッシュ形状部661は、ドレンタンク6の内底面61aから上方に突出して設けられた堰本体部662から、上方に取り外すことができるように構成されてもよい。すなわち、メッシュ形状部661は、堰本体部662に対して着脱可能に構成されてもよい。
At least a part of the
なお、上記においては、ドレンタンク排水口65から外部の空間へ水を排出する場合について示しているが、手乾燥装置100が設置されている空間において床に水を滴下できない場合などには、ドレンタンク排水口65の外部に排水パイプを設けて、ドレンタンク6から遠く離れた場所へ水を排水してもよい。すなわち、たとえば図4に示すように、ドレンタンク排水口65に、ドレンタンク排水口65から排水された水が流れる排水管80が取り付けられてもよい。この場合、排水パイプの詰まりを抑制することができるという効果も得られる。
In the above description, the case of discharging water from the
また、上記においては、固定底面部41bと着脱底面部42bとを段差を設けて形成することで水受け排水口5を形成する場合について示したが、固定底面部41bまたは着脱底面部42bに穴状に水受け排水口5を形成してもよい。
In the above description, the case where the water receiving/
上記のように構成された手乾燥装置100は、手から吹き飛ばされた水を手乾燥装置100の外部に排水する際に、手から吹き飛ばされた水を敢えて一旦ドレンタンク6に貯水し、ドレンタンク6に貯水された水を抗菌素子70の抗菌剤によって確実に殺菌してから排水する構成とされている。そして、ドレンタンク6に貯水し、ドレンタンク6に貯水された水に異物が混ざっている場合でも、異物の材質によっては抗菌剤によって溶解または軟化させることが可能であり、異物を消滅させる、または異物を流れやすくすることが可能である。これにより、手乾燥装置100では、ドレンタンク排水口65の詰まりおよび異臭の発生を抑制しながら、ドレンタンク6の外へ排水を行うことができる。
In the
また、手乾燥装置100は、堰66を設けることにより、貯水領域63に貯水された水の水位が堰66の高さを越えた場合に、貯水領域63に貯水された水が排水領域64に導かれてドレンタンク排水口65からドレンタンク6の外へ排水される。これにより、手乾燥装置100では、手から吹き飛ばされてドレンタンク6に流れた水は、ドレンタンク6の外へ直ぐには排水されず、貯水領域63に貯水される。これにより、ドレンタンク6に流れた水に抗菌素子70の抗菌剤を溶出させる時間が確保されており、ドレンタンク6に流れた水が抗菌素子70の抗菌剤によって確実に殺菌される時間が確保されている。
Further, the
また、堰66の高さの直下の位置まで貯水領域63に貯水されているときに、水受け排水口5から貯水領域63に滴下した水が直ぐに堰66を越えて排水領域64に流れないように、上面視において水受け排水口5とドレンタンク排水口65とは、予め決められた離間距離だけ離れた状態で配置される。離間距離は、抗菌剤が含侵されたビーズ状の水溶性ガラスに含まれる抗菌剤の量および水中への抗菌剤の溶出のしやすさなどの諸条件を考慮して決められればよい。
Also, when the water is stored in the
なお、上記においては、水受け部4を固定底面部41bと着脱底面部42bとに分割した例を示したが、水受け部4は全体が一体で形成され、ドレンタンク6だけが着脱可能な構造とされてもよい。
Although the
つぎに、利用者が手乾燥装置100を使用して手を乾燥させる際の手乾燥装置100の動作について説明する。操作スイッチ部の電源スイッチをオンにすると、制御回路に通電されることにより、手乾燥装置100が使用可能状態となる。
Next, the operation of the
そして、使用者が濡れた手を手挿入口2から手挿入部3内に手首付近まで入れると、手検知センサ13によって手挿入部3への手の挿入が検知される。手検知センサ13は、手挿入部3への手の挿入を検知すると、制御回路に手検知信号を送信する。制御回路は、手検知センサ13から送信された手検知信号に基づいて、高圧空気流発生装置8を作動させる。
When the user puts a wet hand into the
高圧空気流発生装置8が作動すると、手乾燥装置100の外の空気がメンテナンスパネル15に設けられた吸気口9から吸い込まれる。吸気口9から吸い込まれた空気は、吸気風路10に吸い込まれる。
When the high-
吸気風路10に吸い込まれた空気は、吸気風路10を通って、高圧空気流発生装置8の吸込側から吸い込まれる。高圧空気流発生装置8は、吸気側から吸い込んだ空気を高圧空気に変換して排気側から排気する。高圧空気流発生装置8から排気された高圧空気は、排気風路11を通り、ノズル12から高い運動エネルギーを持つ高速空気流に変換され、下方に向かって手挿入部3内に吹き出される。ノズル12から吹き出された高速空気流の噴出方向は、真下方向よりもわずかに背面側へ傾くように構成されている。
The air sucked into the
ノズル12から吹き出された高速空気流は、手挿入部3に挿入されている濡れた手に当り、手に付着した水分を手の表面から剥離して吹き飛ばして手を乾燥させることができる。さらに、手挿入部3内で手を挿抜させることによって、手全体に付着していた水滴がすべて排除され、手が乾燥処理される。なお、図示しないヒーター切替スイッチでヒータースイッチをオンにしている場合には、ヒーター14が通電され排気風路11を通る高圧空気が加熱されるため、ノズル12からは温風が吹き出され、冬場などにおいても使用感がよくなる。
The high-speed airflow blown out from the
手から吹き飛ばされた水は、水受け部4で受け止められ、水受け部4の表面を下方に流下し、水受け排水口5を経由してドレンタンク6に貯水される。
The water blown off from the hand is received by the
手の乾燥処理終了後、手を手挿入部3から抜き出すと、手挿入部3から手が抜かれたことが手検知センサ13によって検知される。手検知センサ13は、手挿入部3から手が抜かれたことを検知すると、制御回路に不検知信号を送信する。制御回路は、手検知センサ13から送信された不検知信号に基づいて、高圧空気流発生装置8を停止させる。手から吹き飛ばされた水滴は、前傾構造とされた水受け部4の底部の水受け排水口5に向かって流下し、水受け排水口5からドレンタンク6に収容される。なお、手検知センサ13は、手挿入部3に手が無い場合には不検知信号を送信せずに、手検知信号の送信を停止する構成とされてもよい。
When the hand is pulled out from the
上述したように、手乾燥装置100は、手から吹き飛ばされた水を一旦ドレンタンク6に貯水し、ドレンタンク6に貯水された水を抗菌素子70によって殺菌してからドレンタンク排水口65から排水する。これにより、手乾燥装置100では、使用頻度が多い場合でも管理者による排水作業が不要であり、メンテナンスが容易である。
As described above, the
また、手乾燥装置100は、抗菌素子70から溶出する粒状の抗菌剤により、ドレンタンク6に溜まった水からの異臭およびヌメリの発生を抑制でき、ドレンタンク6に設けられたドレンタンク排水口65およびドレンタンク排水口65に取り付けられる排水管80における汚れの堆積を低減することができる。これにより、手乾燥装置100では、ドレンタンク6に設けられたドレンタンク排水口65およびドレンタンク排水口65に取り付けられる排水管80が汚れの堆積によって詰まることがなく、ドレンタンク6を頻繁に清掃する必要が無く、清潔でメンテナンスが容易な手乾燥装置100を得ることができる。
In addition, the
したがって、手乾燥装置100によれば、ドレンタンク6に溜まった水の管理者による排水作業が不要であり、メンテナンスが容易で清潔な状態を維持できる、という効果を奏する。
Therefore, according to the
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。 The configuration shown in the above embodiment shows an example of the content of the present invention, and it is possible to combine it with another known technology, and one configuration can be used without departing from the scope of the present invention. It is also possible to omit or change the part.
1 ケーシング、1a 側面、2 手挿入口、3 手挿入部、4 水受け部、4a 背面側水受け部、4b 底面側水受け部、5 水受け排水口、6 ドレンタンク、7 ベース、8 高圧空気流発生装置、9 吸気口、10 吸気風路、11 排気風路、12 ノズル、13 手検知センサ、14 ヒーター、15 メンテナンスパネル、41b 固定底面部、42b 着脱底面部、61 底部、61a 内底面、62 壁部、63 貯水領域、64 排水領域、65 ドレンタンク排水口、66 堰、70 抗菌素子、80 排水管、100 手乾燥装置、661 メッシュ形状部、662 堰本体部。
1 casing, 1a side surface, 2 hand insertion port, 3 hand insertion portion, 4 water receiving portion, 4a rear side water receiving portion, 4b bottom side water receiving portion, 5 water receiving drain port, 6 drain tank, 7 base, 8 high
Claims (9)
前記ケーシングに収納されて前記ノズルから前記空気流を送り出す送風部と、
前記ノズルから噴出された前記空気流によって手から吹き飛ばされた水を貯留する貯水領域と、前記貯水領域に貯留された水を外部へ排水するドレンタンク排水口と、を有するドレンタンクと、
前記貯水領域に配置されて、前記貯水領域に貯留された水を殺菌する抗菌素子と、
を備え、
前記ドレンタンクは、
前記ドレンタンクの内底面に設けられて前記ドレンタンクの側壁の高さより低い高さを有する堰と、
前記堰によって前記貯水領域と仕切られた排水領域と、
を備え、
前記ドレンタンク排水口が、前記排水領域に設けられていること、
を特徴とする手乾燥装置。 a casing provided with a nozzle for ejecting an air flow toward a processing space in which a hand can be placed;
an air blower that is housed in the casing and sends out the air flow from the nozzle;
a drain tank having a water storage area for storing water blown away from the hand by the airflow jetted from the nozzle, and a drain tank outlet for draining the water stored in the water storage area to the outside;
an antibacterial element disposed in the water storage area to sterilize water stored in the water storage area;
with
The drain tank is
a weir provided on the inner bottom surface of the drain tank and having a height lower than the height of the side wall of the drain tank;
a drainage area separated from the water storage area by the weir;
with
The drain tank outlet is provided in the drainage area;
A hand dryer characterized by:
前記水受け部の底部に設けられて前記水受け部が受けた水を下方へ流下させる水受け排水口と、
を備え、
前記水受け排水口の鉛直下方に少なくとも前記貯水領域の一部が位置していること、
を特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。 a water receiving portion provided above the drain tank for receiving water blown off the hand;
a water receiving/draining port provided at the bottom of the water receiving portion for causing water received by the water receiving portion to flow downward;
with
At least part of the water storage area is positioned vertically below the water receiving/drainage port;
A hand dryer according to claim 1, characterized in that:
を特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。 At least part of the antibacterial element is arranged directly below the water receiving/drainage port;
3. A hand dryer according to claim 2, characterized in that:
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の手乾燥装置。 At least part of the weir is a mesh-shaped portion having a mesh-shaped shape;
4. A hand dryer according to any one of claims 1 to 3 , characterized in that:
を特徴とする請求項4に記載の手乾燥装置。 At least part of the weir is the removable mesh-shaped part;
5. A hand dryer according to claim 4 , characterized in that:
を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の手乾燥装置。 The antibacterial element contains an alkaline antibacterial agent;
A hand dryer according to any one of claims 1 to 5 , characterized in that:
を特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の手乾燥装置。 The antibacterial element includes a plurality of granular water-soluble glasses impregnated with an antibacterial agent;
A hand dryer according to any one of claims 1 to 6 , characterized in that:
を特徴とする請求項7に記載の手乾燥装置。 The water-soluble glass is placed in a container having a mesh shape or a bag having a mesh shape;
8. A hand dryer according to claim 7 , characterized in that:
を特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の手乾燥装置。 A drain pipe through which water discharged from the drain tank outlet flows is attached to the drain tank outlet;
A hand dryer according to any one of claims 1 to 8 , characterized in that:
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2019/022614 WO2020245995A1 (en) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | Hand-drying device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020245995A1 JPWO2020245995A1 (en) | 2021-11-04 |
JP7158580B2 true JP7158580B2 (en) | 2022-10-21 |
Family
ID=73653101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021524615A Active JP7158580B2 (en) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | hand dryer |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7158580B2 (en) |
WO (1) | WO2020245995A1 (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000300465A (en) | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | Hand dryer |
JP2001327433A (en) | 2000-05-25 | 2001-11-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Hand dryer |
JP2003275129A (en) | 2002-03-27 | 2003-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | Hand dryer device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01153748A (en) * | 1987-12-10 | 1989-06-15 | Kinki Pipe Giken Kk | Bacteriostatic, deodorizing and highly water-absorbing resin material |
JP2703202B2 (en) * | 1995-08-16 | 1998-01-26 | 株式会社ジャスト | Drain tank for hand dryer, method of replacing the same, and water absorber for the drain tank |
-
2019
- 2019-06-06 WO PCT/JP2019/022614 patent/WO2020245995A1/en active Application Filing
- 2019-06-06 JP JP2021524615A patent/JP7158580B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000300465A (en) | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | Hand dryer |
JP2001327433A (en) | 2000-05-25 | 2001-11-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Hand dryer |
JP2003275129A (en) | 2002-03-27 | 2003-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | Hand dryer device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2020245995A1 (en) | 2021-11-04 |
WO2020245995A1 (en) | 2020-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6699382B2 (en) | Toilet seat device for hot water washing | |
EP2611972B1 (en) | Washing device and method of washing objects | |
JP6225386B2 (en) | Development of hand drying or hand drying | |
EP0625331A1 (en) | Combined steam and vacuum cleaner | |
EP1797810A2 (en) | Vacuum cleaner and intake port unit thereof | |
JP3629636B2 (en) | Hand washing and drying equipment | |
JP2004357820A (en) | Hand dryer | |
KR100743269B1 (en) | Hand sterilizer | |
JP7158580B2 (en) | hand dryer | |
CN110678111B (en) | Hand drying device | |
JP3812322B2 (en) | Hand dryer and disinfection device for hand dryer | |
KR200427889Y1 (en) | Deodorant and antibacterial chamber pot sheet using wind wall | |
JP2002034853A (en) | Hand drying device | |
JP2003275129A (en) | Hand dryer device | |
JP2006187660A (en) | Hand drier | |
JP2003235757A (en) | Hand-drying apparatus | |
JP2001299636A (en) | Hand dryer | |
JP2006187396A (en) | Hand dryer | |
JP7504683B2 (en) | Hand dryer | |
JPH0951861A (en) | Drain tank for hand dryer, exchanging method for the same and water absorber for the same | |
JP4099949B2 (en) | Hand dryer | |
KR100510639B1 (en) | system for safekeeping clothes | |
KR200342597Y1 (en) | Vacuum cleaner having an aromatic | |
JP4721173B2 (en) | Hand washing equipment | |
JP2004305447A (en) | Hand dryer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220329 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7158580 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |