JP7153907B2 - 梱包機の作業テーブルのヒンジ装置及び該ヒンジ装置を備える梱包機 - Google Patents

梱包機の作業テーブルのヒンジ装置及び該ヒンジ装置を備える梱包機 Download PDF

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Description

本発明は,梱包機において,被梱包物が載置される作業テーブルを,梱包機本体の上面に開閉自在でかつ着脱自在に設置可能にするヒンジ装置と,該ヒンジ装置を介して設置された作業テーブルを有する梱包機に関する。
従来から使用されている梱包機として,自動(又は手動)で被梱包物にテープ状のバンドを掛け回し,以後自動で,バンド先端部を把持してバンドを引き締め,バンド先端側とバンド供給側とを重ね合わせてバンド重合部を溶着し,バンド供給端側を切断して被梱包物の梱包を行う全自動(又は半自動)の梱包機がある。
一例として,従来の梱包機80は,図14に示すように,上面を開口する箱形の梱包機本体82内に,バンドの適宜箇所を把持(狭持)する複数の押さえ部材,バンド先端側とバンド供給側とを重ね合わせたバンド重合部を溶着するヒータ,バンドの供給端側を切断するカッター,これら部材を進退可能又は昇降可能にする複数のカムが取り付けられたカム軸及び,該カム軸を回転させるモータを少なくとも備えるシーリング装置84と,バンドリール88からバンドを送り出すともに,バンドを引き締める際にバンドを引き戻す正逆回転可能な駆動モータ及び,該駆動モータに圧接してバンドを狭持するタッチローラを少なくとも備えるバンド供給装置85と,前記シーリング装置と前記バンド供給装置の動作を制御するCPU(中央制御装置)を備えた制御装置86等が収容されており,前記本体82の上面は作業テーブル89a,89bにて被蓋されている(特許文献1)。
従って,梱包機80に不具合が生じた時や定期的なメンテナンスをする時には,本体82内のシーリング装置84,バンド供給装置85,制御装置86を修理又はメンテナンスするために,前記作業テーブル89a,89bを開放する必要がある。
これに対し,作業テーブルを開閉自在にした半自動梱包機が発明されている(特許文献2)。
特許文献2に開示されている梱包機90は,図15及び図16に示すように,バンドの溶着・引き締め機構94,バンドリール95等を収容する箱形の本体(フレーム)91の上部に,支軸93によって開閉自在に作業テーブル92が取り付けられている。
そして,図16に示すように,作業者96は,作業テーブル92を支軸93により回動して開放し,上方から本体91内に収容された機器をメンテナンス,修理などを行うことができるものである。
特開2003-170906号公報 実開平2-129004号公報
しかし,特許文献2が開示する梱包機90について,図16に示すように,作業者96は,上方に開いた作業テーブル92に頭をぶつけないように注意しながらのぞき込む姿勢でメンテナンス,修理をする必要があり,長時間の作業は煩雑かつ緊張を伴うものであった。
また,綿密にメンテナンス,修理等を行うために作業テーブル92を本体91から取り外して作業する場合,作業テーブル92が邪魔にならず作業者96の姿勢が楽になる反面,本体91から作業テーブル92を取り外す作業及び再度作業テーブル92を本体91に取り付ける作業が煩わしいという問題が有った。
そこで,本発明は,上述の梱包機の作業テーブルが開閉自在で,且つ,作業テーブルの着脱を容易にする梱包機の作業テーブルのヒンジ装置10を提供することを目的とする。
本発明の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置10は,箱状の梱包機本体2の上面開口の少なくとも一部,例えば,前記開口の長手方向で,幅方向約半分を被蓋する板状の作業テーブル20の一端に設けられた左右に突出する一対のヒンジ軸(ピン)22a,22bと,前記一対のヒンジ軸22a,22bを軸支すべく前記梱包機本体2の上面開口の縁部に設けられた対向する一対の軸受部40a,40bとからなる梱包機の作業テーブルのヒンジ装置10であって,
前記軸受部40a,40bは,前記ヒンジ軸22a,22bの挿入を可能とする上方に開口した開口部41と,該開口部41から連続して鉛直下方向に延設された第一の縦溝42と,該第一の縦溝42の下端から連続して水平方向に延設された横溝43と,該横溝43の先端から連続して鉛直下方向に延設された第二の縦溝44と,前記ヒンジ軸22a,22bを回転可能に係止する前記第二の縦溝44の下端の係止部45とからなり,
前記一対のヒンジ軸22a,22bが前記一対の軸受部40a,40bに着脱自在に嵌挿されてなることを特徴とする(請求項1)。
前記軸受部40a,40bが,前記ヒンジ軸22a,22bの挿入を可能とする上方に開口した開口部41と,該開口部41から連続して鉛直下方向に延設された縦溝47と,該縦溝47の下端から連続して水平方向に対して斜め下向きに延設された横溝48と,前記ヒンジ軸22a,22bを回転可能に係止する前記横溝48の先端の係止部45とからなるものとしてもよい(請求項2)。
また,前記軸受部40(40a,40b)の前記係止部45にて溝が幅広に形成されていても良い(請求項3)。
前記作業テーブル20の一側端に棒状のサポート部材21が取り付けられ,該サポート部材21の長手方向の両端面に前記一対のヒンジ軸22a,22bが取り付けられていても良い(請求項4)。
なお,前記サポート部材21が,断面扇形状であることが好ましい(請求項5)。
また,前記軸受部40a,40bを,前記梱包機本体2の上面開口の縁部に設けた対向する一対のコーナーブロック30a,30bにより形成しても良い(請求項6)。
また,前記コーナーブロック30(30a,30b)が,矩形面33の隣接する2辺を立ち上げて対称の1/4円形面から成る扇形面31,32を備え該扇形面31,32の一方に前記軸受部40(40a,40b)が形成されると共に,前記扇形面31,32の頂点から前記矩形面33の前記隣接する2辺以外の辺に至る対称の湾曲面34,34から成るものであっても良い(請求項7)。
前記軸受部40(40a,40b)が形成された前記扇形面31において,前記軸受部40(40a,40b)の周りに貫通しない凹状の肉抜き部35が形成され,肉抜きされていない肉厚部36が前記係止部45の周囲から前記扇形面31の外周縁に向けて放射状に延びるように,前記肉抜き部35が複数箇所に形成されていても良い(請求項8)。
また,本発明の梱包機1は,前記梱包機本体2の上面に,本発明の前記ヒンジ装置10を介して取り付けられた作業テーブル20を有することを特徴とする(請求項9)。
また,本発明の梱包機1は,前記梱包機本体2の上面に,本体の左右両側に前記ヒンジ装置10を介して取り付けられた観音開き式に開閉する一対の作業テーブル20a,20bを有することが好ましい(請求項10)。
本発明の梱包機の作業テーブル用のヒンジ装置10を介して梱包機本体2に取り付けられた作業テーブル20は,梱包機本体2の上部で開閉可能である上,極めて簡単な作業で梱包機本体2に取り付け,梱包機本体2からの取り外しを行うことができた。
また,ヒンジ装置10の前記軸受部40を前記縦溝47と前記横溝48から構成する(請求項2)ことで,前記第二の縦溝44を有するヒンジ装置10(請求項1)より,各軸受部40の係止部45に留まっている前記ヒンジ軸22が上下動せず,従って,ヒンジ軸22の上下動に伴う作業テーブル20の上下動を少なくすることができた。
また,前記係止部45の溝を幅広に形成することで,前記ヒンジ軸22を,遊びをもって回転可能に支持することができた。
本発明の第一実施形態の梱包機1の全体を示す図。 図1の梱包機1の作業テーブル20a,20bが開いた状態を示す図。 図1の梱包機1の作業テーブル20a,20bが外された状態を示す図。 (a)は図1の梱包機1のサポート部材21が取り付けられた作業テーブル20を示す図,(b)は(a)の側面図,(C)はサポート部材21の全体図。 図1の梱包機1のコーナーブロック30(a,d)の全体図。 図5のコーナーブロック30(a,d)の正面図。 図6のコーナーブロック30(a,d)の変形例を示す図。 本発明の第二実施形態のコーナーブロック30(a,d)の全体図。 本発明の第二実施形態のコーナーブロック30(a,d)の全体図。 本発明の第二実施形態のコーナーブロック30(a,d)の正面図。 図10のコーナーブロック30(a,d)の変形例を示す図。 本発明の第二実施形態のコーナーブロック30(a,d)の変形例を示す図。 短いサポート部材21が取り付けられた作業テーブル20の一例を示す図。 従来の梱包機80の全体図。 従来の梱包機90の全体図。 図15の梱包機90の作業テーブル92を開けた状態を示す図。
以下,図を参照しながら,本発明の実施形態について説明する。
図1~3は,本発明の第一実施形態の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置10を備える梱包機1を示す図であり,図1は,後述する2枚の作業テーブル20a,20bが閉じた状態の梱包機1の全体図で,図2は,2枚の作業テーブル20a,20bが開いた状態の梱包機1の全体図で,図3は,2枚の作業テーブル20a,20bが外された状態の梱包機1の全体図である。
本実施形態の梱包機1は,半自動の梱包機であり,図1~図3に示すように,上面が開口した箱状の梱包機本体2と,該梱包機本体2の四隅に取り付けられ該本体2を支持するキャスターフレーム(下端面にキャスタが装着された支柱)3a,3b,3c,3dを備え,前記梱包機本体2の上面開口を被蓋する平板矩形状の2枚(一対)の作業テーブル20a,20bが後述する本発明のヒンジ装置10を介して梱包機本体2の左右両側に取り付けられている。
また,図2に示すように,前記梱包機本体2内には,梱包機本体2の下方に設置されたバンドリール8からのバンドの送り出し,さらにはバンドの引き締めを行うバンド供給装置5,バンドの適宜箇所を把持し,バンド重合部を溶着した後バンド供給端側を切断するシーリング装置4,そして,該シーリング装置4と該バンド供給装置5の動作を制御する制御装置6等が収容されている。
なお,本体2内に収容された上述のシーリング装置4,バンド供給装置5及び制御装置6の基本構成については,従来とほぼ同じであり,まず,前記バンド供給装置5は,本体の下方に設置されたバンドリール8からバンドの送りだしと,バンドの引き戻しを行う正逆回転可能な駆動モータと該駆動モータに圧接してバンドを狭持するタッチローラを少なくとも備えている。
また,前記シーリング装置4は,バンドの適宜箇所を把持(狭持)する複数の押さえ部材,バンド先端側とバンド供給側とを重ね合わせたバンド重合部を溶着するヒータ,バンドの供給端側を切断するカッター,これら部材を進退可能又は昇降可能にするカムが複数取り付けられたカム軸及び,該カム軸を回転させるモータを少なくとも備えている。
また,前記制御装置6は,前記シーリング装置4と前記バンド供給装置5の動作を制御するCPU(中央制御装置)を備えている。
また,本体2の側面には,図3に示すように,前記制御装置6に接続されるオペレーションパネル7が配置され,前記オペレーションパネル7のスイッチ,ダイヤルにより,前記シーリング装置4,バンド供給装置5を操作することができる。
次に,本実施形態の梱包機1に使用されるヒンジ装置10について説明する。
先ず,図3に示すように,本実施形態の2枚の作業テーブル20a,20bには,棒状のサポート部材21a,21bが各作業テーブル20a,20bの長手方向の一側端に取り付けられている。
図4(a)~(c)は,本実施形態のサポート部材21,該サポート部材21が取り付けられた作業テーブル20を示す図であるが,前記サポート部材21の長手方向の長さは,作業テーブル20の長手方向の長さと同じであり,そして,サポート部材21の長手方向の両端面には一対のピン(ヒンジ軸)22a,22bが取り付けられている。なお,本実施形態では,前記一対のピン22a,22bが別体としてサポート部材21に取り付けられているが,サポート部材21に前記一対のピン22a,22bが一体に突設されてもよい。
また,サポート部材21a,21bは断面扇形(4半円形)なので,図2に示すように,梱包機本体2に取り付けられた作業テーブル20を開く際に本体2の側面に突っ掛かることがなく,作業テーブル20をスムーズに開けることができる。
また,本実施形態では,図4(b)に示すように,前記サポート部材21と作業テーブル20は,ネジ23によってネジ留めされているが,前記サポート部材21と作業テーブル20の連結手段は,これに限定されない。
なお,本発明においては,前記サポート部材21を使用せずに,作業テーブル20の一端に左右に突出するピン22a,22bを突設又は,取り付けるものとしても良い。
次に,本実施形態の梱包機1は,図3に示すように,梱包機本体2の上面開口縁の四隅に,前記ピン22が嵌挿され前記ピン(ヒンジ軸)22を軸支する軸受部40a,40b,40c,40dが形成されたコーナーブロック30a,30b,30c,30dが設けられている。
図5は,本実施形態のコーナーブロック30の全体図を示しており,本実施形態のコーナーブロック30は,概ね,球体を8等分した8分の1球面体の3つの扇形(4半円形)の側面のうちの1つを矩形にした立体形状を成しており,図5に示すように,2つの扇形面(4半円形面)31,32と,矩形面33と,凸状の湾曲面34とを有しており,前記2つの扇形面31,32のうちの1の扇形面31に軸受部40が形成されている。
前記扇形面31に形成された前記軸受部40は,図5及び図6に示すように,扇形面31の矩形面33側の上端に前記ピン22の挿入を可能とする上方に開口した開口部41と,該開口部41から連続して鉛直下方向に延設された第一の縦溝42と,該第一の縦溝42の下端から連続して前記矩形面33から離れるように水平方向に延設された横溝43と,該横溝43の先端から連続して鉛直下方向に延設された第二の縦溝44と,前記ピン22を回転可能に係止する前記第二の縦溝44の下端の係止部45とからなり,軸受部40の溝の形状がクランク状をなしている。
本実施形態では,前記軸受部40の溝の幅が,前記ピンが通過可能にピン22の直径より若干大きめに形成され,溝の深さがピンの高さと略同じに形成されている。
なお,図6に示すように,本実施形態では,コーナーブロック30に形成された軸受部40は,扇形面31の前記矩形面33側の上端に前記開口部41を設け,そして,前記矩形面33から離れるように前記横溝43を形成しているが,例えば,図7に示すように,コーナーブロック30の矩形面33から離れた上端(扇形面31の円弧上の略中間点)に前記開口部41を設け,該開口部41から鉛直下方向に延設された第一の縦溝42と,該縦溝42の下端から連続して矩形面33に近づくように水平方向に延設された前記横溝43と,該横溝43の先端から連続して鉛直下方向に延設された第二の縦溝44と,前記ピン22を回転可能に係止する前記第二の縦溝44の下端の係止部45とからなるクランク状の溝としても良い。
そして,本実施形態では,前記軸受部40のクランク形状の溝が形成された前記扇形面31が面対称となるように設けられた一対のコーナーブロック30を2組用意し,各一対のコーナーブロック30a,30b,30c,30dについて,前記軸受部40を有する扇形面31が対向するように前記各キャスターフレーム3a,3b,3c,3dの上端又は,梱包機本体2の側面に着脱可能に取り付けられる。
なお,本実施形態では,前記キャスターフレーム3a,3b,3c,3dに取り付けられたコーナーブロック30a,30b,30c,30dの上端と本体の上端が略同じ高さに位置しており,コーナーブロックの前記扇形面31の形状と,隣接するサポート部材21の扇形の断面の形状が略一致している。
上述した,一対のピン(ヒンジ軸)22a,22bと該一対のピン22a,22bを軸支する一対の軸受部40a,40bとから構成されるヒンジ装置10を介しての作業テーブル20の梱包機本体2への取り付けは,前記ピン22a,22bを各コーナーブロック30a,30bの開口部41より挿入し,前記ピン22a,22bを各コーナーブロック30の前記第二の縦溝44の下端の係止部45までスライドさせることで完了する。
梱包機本体2に取り付けられた作業テーブル20a,20bは,自重で各ピン22が各軸受部40の係止部45に留まっており,作業テーブル20a,20bの開閉は,各ピン22を前記係止部45で回動させることによって行われる。
なお,作業テーブル20a,20bを取り外すには,各ピン22を前記軸受部40の係止部45から前記開口部41までスライドさせて,前記開口部41から外すことができる。
上述した軸受部40と,ピン(ヒンジ軸)22とから構成されるヒンジ装置10を介して梱包機本体2に取り付けられた本実施形態の作業テーブル20は,本体2の上部で開閉可能である上,極めて簡単な作業で梱包機本体2に取り付け及び,梱包機本体2からの取り外しが行える。
次に,本発明の第二実施形態について説明する。
第二実施形態は,ヒンジ装置10の軸受部40の溝の形状が上述の第一実施形態と異なっている以外は,第一実施形態と同じ構成であるため,同じ構成については説明を省略する。
図8~10は,本実施形態のコーナーブロック30を示しており,図8~10を参照すると,本実施形態の前記軸受部40は,前記コーナーブロック30の扇形面31に形成されており,扇形面31の矩形面33側の上端に前記ピン22の挿入を可能とする上方に開口した開口部41と,該開口部41から連続して鉛直下方向に延設された縦溝47と,該縦溝47の下端から連続して前記矩形面33から遠ざかりつつ下方に向けて傾斜するよう延設された横溝48と,前記ピン(ヒンジ軸)22を回転可能に係止する前記横溝48の先端の係止部45からなり,軸受部40の溝の形状が,前記縦溝47と前記横溝48とが鈍角をなす略L字状をなしている。
溝の幅は,ピン22が通過可能にピン22の直径より若干大きめに形成され,溝の深さはピン22の高さと略同じに形成されている。
また,図10に示すように,前記係止部45の溝が幅広に形成されているため,前記ピンを,遊びをもって回転可能に支持することができる。
また,本実施形態の軸受部40は,図10に示すように,扇形面31の矩形面33側の上端に開口部41を設け,矩形面33から離れるように横溝48を形成しているが,例えば,図11に示すように,矩形面33から離れた上端(扇形面31の円弧上の略中間点)に開口部41を設け,該開口部41から鉛直下方向に向かう縦溝47と,該縦溝47の下端と連通し前記矩形面33側に向かいつつ下方に傾斜する前記横溝48と,前記ヒンジ軸22a,22bを回転可能に係止する前記横溝48の先端の係止部45とからなり,前記縦溝47と前記横溝48とが鈍角をなす略L字状の溝から構成される軸受部40としても良い。
そして,第一実施形態と同様に,前記軸受部40の略L字状の溝が形成された前記扇形面31が面対称となるように設けられた一対のコーナーブロック30を2組用意し,各一対のコーナーブロック30a,30b,30c,30dについて,前記軸受部40を有する扇形面31が対向するように前記各キャスターフレーム3a,3b,3c,3dの上端又は,梱包機本体2の側面に着脱可能に取り付けられる。
上述した,一対のピン(ヒンジ軸)22a,22bと該一対のピン22a,22bを軸支する一対の軸受部40a,40bとから構成されるヒンジ装置10を介しての作業テーブル20の梱包機本体2への取り付けは,前記ピン22a,22bを各コーナーブロック30a,30bの開口部41より挿入し,各コーナーブロック30a,30bの前記横溝48の先端の係止部45までスライドさせることで完了する。
梱包機本体2に取り付けられた作業テーブル20a,20bは,自重で各ピン22が各軸受部40の係止部45に留まっており,作業テーブル20a,20bの開閉は,ピン22を前記係止部45で回転させることによって行われる。
なお,作業テーブル22a,22bを取り外すには,各ピン22を前記軸受部40の前記係止部45から前記開口部41までスライドさせて,前記開口部41から外すことができる。
上述した軸受部40と,ピン(ヒンジ軸)22とから構成されるヒンジ装置10を介して梱包機本体2に取り付けられた本実施形態の作業テーブル20は,梱包機本体2の上部で開閉可能である上,極めて簡単な作業で梱包機本体2に取り付け及び,梱包機本体2からの取り外しが行える。
また,上述した第2実施形態のヒンジ装置10の場合,通常時又は取り付けられた作業テーブル20a,20bを把持して梱包機1を上方に持ち上げても,第1実施形態のヒンジ装置10に比べて,前記軸受部40の溝内でピン22が大きく上下動しない。詳しくは,第1実施形態では,第二の縦溝44の長さ分だけピン22が上下動するが,第2実施形態では係止部45の遊びの分だけしか上下動しない。従って,第2実施形態は,ピン22の上下の揺動に伴う作業テーブル20の上下動も少ない。
また,第二実施形態の変形例として,本発明に使用されるコーナーブロック30について,前記軸受部40を有する扇形面31の前記係止部45の周りに貫通しない凹状の肉抜き部35を形成しても良く,例えば,図12に示すように,係止部45の周りの4箇所に貫通しない凹状の肉抜き部35を形成して,肉抜きされていない肉厚部36が,前記係止部45の周囲から前記扇形面31の外周縁に向けて放射状に延びるように形成され,前記係止部45をハブとする略スポークホイール状にするものとしても良く,この場合,強度や剛性を確保しつつコーナーブロック30の重量を軽減することができる。
また,図12に示すように,コーナーブロック30に突設した嵌合凸部37を設け,コーナーブロックを取り付ける際に,本体2の側面や,キャスターフレーム3の上端面に形成された嵌合凹部(図示せず)に嵌め合わせるものとしても良い。
上述した本発明の第一実施形態及び第二実施形態は,2枚の作業テーブル20a,20bを梱包機本体2の左右両側に前記ヒンジ装置10を介して取り付けて,本体2の上面開口を観音開き式に開閉する構成となっているが,前記2枚の作業テーブル20a,20bのうち一方のみを本発明のヒンジ装置10を介して本体に取り付けるものとしても良い。
また,1枚の作業テーブル20で梱包機本体2の上面全体を被蓋し,該作業テーブル20を本発明のヒンジ装置10を介して本体2に取り付けるものであっても良い。
また,上述の第一実施形態及び第二実施形態では,前記ピン(ヒンジ軸)22が嵌挿され前記ピン22を軸支する軸受部40を梱包機本体2の上面開口縁に設けるために,軸受部40が形成された前記コーナーブロック30を梱包機本体2の上面開口縁に配置したが,例えば,本体2の上端まで伸びるキャスターフレーム3(図示せず)を用意し,該キャスターフレーム3の上端部に軸受部40を形成しても良く,または,梱包機本体2の上面開口の縁部に突出部(図示せず)を設け該突出部に軸受部40を形成しても良く,特に限定されるものではない。
また,上述の第一実施形態及び第二実施形態では,軸受部40を梱包機本体2の上面開口縁の4隅に設けているが,これに限定されず,例えば,第一実施形態の梱包機1について,図13に示すように,該作業テーブル20の長手方向の長さより短いサポート部材21を該作業テーブル20の一側端の中央に取り付けた場合,該サポート部材21の長さに合わせるように,本体2の上面開口縁に設けられる一対の軸受部40を本体2の長さ方向の中央寄りに設ける(図示せず)ものとしても良い。
さらに,本発明において,コーナーブロック30の全体の形状は,上述の実施形態に限定されず,3つの扇形面を有する略1/8球面体や,直方体,立方体等であっても良い。
また,本発明のヒンジ装置10は,上述の実施形態の半自動梱包機に限定されず,例えば,本体上にバンド案内アーチを有する全自動梱包機の作業テーブルにも適用できるものである。
1 梱包機
2 梱包機本体
3(3a,3b,3c,3d) キャスターフレーム
4 シーリング装置
5 バンド供給装置
6 制御装置
7 オペレーションパネル
8 バンドリール
10(10a,10b) ヒンジ装置
20(20a,20b) 作業テーブル
21(21a,21b) サポート部材
22(22a,22b) ピン(ヒンジ軸)
23 ネジ
30(30a,30c,30b,30d) コーナーブロック
31 扇形面
32 扇形面
33 矩形面
34 凸条の湾曲面
35 肉抜き部
36 肉厚部
37 嵌合凸部
40(40a,40c,40b,40d)軸受部
41 開口部
42 第一の縦溝
43 横溝
44 第二の縦溝
45 係止部
47 縦溝
48 横溝
80 梱包機
82 梱包機本体
84 シーリング装置
85 バンド供給装置
86 制御装置
88 バンドリール
89(89a,89b) 作業テーブル
90 梱包機
91 本体(フレーム)
92 作業テーブル
93 支軸
94 バンドの溶着・引き締め機構
95 バンドリール
96 作業者

Claims (10)

  1. 箱状の梱包機本体の上面開口の少なくとも一部を被蓋する板状の作業テーブルの一端に設けられた左右に突出する一対のヒンジ軸と,前記一対のヒンジ軸を軸支すべく前記梱包機本体の上面開口の縁部に設けられた対向する一対の軸受部とからなる梱包機の作業テーブルのヒンジ装置であって,
    前記軸受部は,前記ヒンジ軸の挿入を可能とする上方に開口した開口部と,該開口部から連続して鉛直下方向に延設された第一の縦溝と,該第一の縦溝の下端から連続して水平方向に延設された横溝と,該横溝の先端から連続して鉛直下方向に延設された第二の縦溝と,前記ヒンジ軸を回転可能に係止する前記第二の縦溝の下端の係止部とからなり,
    前記一対のヒンジ軸が前記一対の軸受部に着脱自在に嵌挿されてなることを特徴とする梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  2. 前記軸受部が,前記ヒンジ軸の挿入を可能とする上方に開口した開口部と,該開口部から連続して鉛直下方向に延設された縦溝と,該縦溝の下端から連続して水平方向に対して斜め下向きに延設された横溝と,前記ヒンジ軸を回転可能に係止する前記横溝の先端の係止部とからなることを特徴とする請求項1記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  3. 前記軸受部の前記係止部にて溝が幅広に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  4. 前記作業テーブルの一側端に棒状のサポート部材が取り付けられ,該サポート部材の長手方向の両端面に前記一対のヒンジ軸が取り付けられたことを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  5. 前記サポート部材が,断面扇形状であることを特徴とする請求項4記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  6. 前記梱包機本体の上面開口の縁部に,対向する一対のコーナーブロックを設け,該一対のコーナーブロックに前記一対の軸受部が形成されていることを特徴とする請求項1~5いずれか1項記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  7. 前記コーナーブロックが,矩形面の隣接する2辺を立ち上げて対称の1/4円形面から成る扇形面を備え該扇形面の一方に前記軸受部が形成されると共に,前記扇形面の頂点から前記矩形面の前記隣接する2辺以外の辺に至る対称の湾曲面から成ることを特徴とする請求項6記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  8. 前記軸受部が形成された前記扇形面において,前記軸受部の周りに貫通しない凹状の肉抜き部が形成され,肉抜きされていない肉厚部が前記係止部の周囲から前記扇形面の外周縁に向けて放射状に延びるように,前記肉抜き部が複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項7記載の梱包機の作業テーブルのヒンジ装置。
  9. 前記梱包機本体の上面に,請求項1~8いずれか1項記載のヒンジ装置を介して取り付けられた作業テーブルを有することを特徴とする梱包機。
  10. 前記梱包機本体の上面に,本体の左右両側に請求項1~8いずれか1項記載の前記ヒンジ装置を介して取り付けられた観音開き式に開閉する一対の作業テーブルを有することを特徴とする梱包機。

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