好適には、式(I)の化合物において、Xは、炭素および窒素から選択される。好適には、式(I)の化合物において、Xは窒素である。好適には、式(I)の化合物において、Xは炭素である。
好適には、式(I)の化合物において、Zは、NHまたはOである。好適には、式(I)の化合物において、ZはNHである。好適には、式(I)の化合物において、ZはOである。
好適には、式(I)の化合物において、aは、0または1である。好適には、式(I)の化合物において、aは0である。好適には、式(I)の化合物において、aは1である。
当業者は、式(I)に従う化合物の薬学上許容可能な塩を含む塩が作製可能であることを認識するであろう。実際に、本発明の特定の実施形態では、式(I)に従う化合物の薬学上許容可能な塩を含む塩は、対応する遊離型のまたは塩を形成していない化合物よりも好ましい場合がある。よって、本発明はさらに、式(I)に従う化合物の薬学上許容可能な塩を含む塩を対象とする。
代表的な薬学上許容可能な酸付加塩としては、限定されるものではないが、4−アセトアミド安息香酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩(ベシル酸塩)、安息香酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、酪酸塩、エデト酸カルシウム、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩(カンシル酸塩)、カプリン酸塩(デカン酸塩)、カプロン酸塩(ヘキサン酸塩)、カプリル酸塩(オクタン酸塩)、桂皮酸塩、クエン酸塩、シクラミン酸塩、ジグルコン酸塩、2,5−ジヒドロキシ安息香酸塩、ジコハク酸塩、ドデシル硫酸塩(エストール酸塩)、エデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩)、エストール酸塩(ラウリル硫酸塩)、エタン−1,2−ジスルホン酸塩(エジシル酸塩)、エタンスルホン酸塩(エシル酸塩)、ギ酸塩、フマル酸塩、ガラクタル酸塩(ムチン酸塩)、ゲンチジン酸塩(2,5−ジヒドロキシ安息香酸塩)、グルコヘプトン酸塩(グルセプト酸塩)、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリセロホスホラート(glycerophosphorate)、グリコール酸塩、ヘキシルレゾルシン酸塩、馬尿酸塩、ヒドラバミン(N,N’−ジ(デヒドロアビエチル)−エチレンジアミン)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、イソ酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩(メシル酸塩)、メチル硫酸塩、ムチン酸塩、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩(ナパジシル酸塩)、ナフタレン−2−スルホン酸塩(ナプシル酸塩)、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、p−アミノベンゼンスルホン酸塩、p−アミノサリチル酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パントテン酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルエチルバルビタール酸塩、リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩(トシル酸塩)、ピログルタミン酸塩、ピルビン酸塩、サリチル酸塩、セバシン酸塩、ステアリン酸塩、スバセチン酸塩、コハク酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩(8−クロロテオフィリナート)、チオシアン酸塩、トリエチオジド、ウンデカン酸塩、ウンデシレン酸塩、および吉草酸塩が含まれる。
代表的な薬学上許容可能な塩基付加塩としては、限定されるものではないが、アルミニウム、2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール(TRIS、トロメタミン)、アルギニン、ベネタミン(N−ベンジルフェネチルアミン)、ベンザチン(N,N’−ジベンジルエチレンジアミン)、ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、ビスマス、カルシウム、クロロプロカイン、コリン、クレミゾール(1−pクロロベンジル−2−ピロリルジン(pyrrolildine)−1’−イルメチルベンズイミダゾール)、シクロヘキシルアミン、ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、ジエチルトリアミン、ジメチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ドーパミン、エタノールアミン、エチレンジアミン、L−ヒスチジン、鉄、イソキノリン、レピジン、リチウム、リシン、マグネシウム、メグルミン(N−メチルグルカミン)、ピペラジン、ピペリジン、カリウム、プロカイン、キニーネ、キノリン、ナトリウム、ストロンチウム、t−ブチルアミン、および亜鉛が含まれる。
式(I)に従う化合物は、1以上の不斉中心(キラル中心も呼ばれる)を含む場合があり、従って、個々の鏡像異性体、ジアステレオマー、もしくは他の立体異性形として、またはそれらの混合物として存在し得る。キラル炭素原子などのキラル中心は、アルキル基などの置換基内に存在してもよい。式(I)の化合物または本明細書に示されるいずれかの化学構造中に存在するキラル中心の立体化学が明示されていなければ、その構造はあらゆる個々の立体異性体およびそれらのあらゆる混合物を包含するものとする。よって、1以上のキラル中心を含む式(I)に従う化合物は、ラセミ混合物、鏡像異性体的に富化された混合物として、または鏡像異性体的に純粋な個々の立体異性体として使用可能である。
式(I)に従う化合物はまた、二重結合またはその他の幾何学的不斉中心を含んでもよい。 式(I)、または本明細書に示されるいずれかの化学構造中の幾何学的不斉中心の立体化学が明示されていなければ、その構造はトランス(E)幾何異性体、シス(Z)幾何異性体、およびそれらのあらゆる混合物を包含するものとする。同様に、式(I)にはあらゆる互変異性形も含まれ、このような互変異性体が平衡状態で存在しても、または主として一形態で存在してもよい。
式(I)の化合物またはそれらの薬学上許容可能な塩を含む塩は、固体または液体の形態で存在し得る。固体状態では、本発明の化合物は、結晶形態もしくは非結晶形態で、またはそれらの混合物として存在し得る。結晶形態にある本発明の化合物については、当業者は、結晶化の際に結晶格子に溶媒分子が組み込まれた薬学上許容可能な溶媒和物が形成され得ることを認識するであろう。よって、式(I)の化合物およびそれらの薬学上許容可能な塩は、溶媒和形態および非溶媒和形態で存在し得る。
当業者はさらに、その種々の溶媒和物を含む結晶形態で存在する式(I)の特定の化合物またはそれらの薬学上許容可能な塩を含む塩は多形(すなわち、異なる結晶構造で存在する能力)を示し得ることを認識するであろう。これらの異なる結晶形は一般に「多形体」として知られる。多形体は同じ化学組成を有するが、充填、幾何学的配置、および結晶固体状態の他の記述的特性が異なる。従って、多形体は、形状、密度、硬度、変形性、安定性、および溶解特性などの異なる物理特性を持ち得る。多形体は一般に、異なる融点、IRスペクトル、およびX線粉末回折図形を示し、それらは同定に使用することができる。当業者は、例えば、その化合物の製造に使用される反応条件または試薬を変更または調整することによって、異なる多形体が製造できることを認識するであろう。例えば、温度、圧力、または溶媒を変化させると多形体が得られる。加えて、ある多形体は特定の条件下で別の多形体に自発的に変換し得る。よって、式(I)の化合物およびそれらの薬学上許容可能な塩は単一の結晶形で存在しても、または種々の多形形態で存在してもよい。
本明細書で使用する場合、式(I)という際には、文脈がそうではないことを示さない限り、式(II)〜(IV)のいずれのものへの言及でもあることが認識されるであろう。
「アリール」は、芳香族炭化水素環系を指す。アリール基は、合計5〜14個の環員原子を有する単環式、二環式、および三環式環系であり、少なくとも1つの環系が芳香族であり、かつ、その系内の各環は3〜7個の員原子を含み、例えば、限定されるものではないが、フェニル、ジヒドロインデン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレンおよびビフェニルである。好適には、アリールはフェニルである。
「シクロアルキル」は、そうではないことが定義されない限り、3〜8個の炭素原子を有する飽和または不飽和の非芳香族炭化水素環系を指す。シクロアルキル基は単環式または二環式環系である。例えば、C3−C8シクロアルキルは、3〜8個の員原子を有するシクロアルキル基を指す。本明細書で使用する場合、シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプチルおよびスピロヘプタンが含まれる。好適には、シクロアルキルとしては、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、クバニル(cubanyl)、ビシクロ2.2 2オクタニル、シクロヘキシル、スピロヘプタニル、シクロブタニル、およびシクロプロピルが含まれる。好適には、シクロアルキルには、シクロヘキシル、スピロヘプタニル、シクロブタニル、およびシクロプロピルが含まれる。
好適には、「シクロアルキル」は、3〜7個の炭素原子を有する飽和または不飽和の非芳香族炭化水素環系を指す。シクロアルキル基は単環式または二環式環系である。例えば、C3−C7シクロアルキルは、3〜7個の員原子を有するシクロアルキル基を指す。シクロアルキルの例としては、本明細書で使用する場合、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプチルおよびスピロヘプタニルが含まれる。
「ヘテロアリール」は、1〜7個の炭素原子を含み、かつ、1〜4個のヘテロ原子を含む(ただし、炭素原子の数が3であるとき、芳香環は少なくとも2個のヘテロ原子を含む)単環式芳香族4〜8員環を指す。2個以上のヘテロ原子を含むヘテロアリール基は、異なるヘテロ原子を含んでよい。ヘテロアリールとしては、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、フラニル、フラザニル、チエニル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル、テトラヒドロキノリニルが含まれる。好適には、「ヘテロアリール」としては、ピラゾリル、チアゾリル、およびテトラヒドロキノリニルが含まれる。
「ビシクロヘテロアリール」は、員原子として1〜6個のヘテロ原子を含む2つの縮合環であって、そのうち少なくとも一方は芳香族であるものを指す。2個以上のヘテロ原子を含むビシクロヘテロアリール基は、異なるヘテロ原子を含んでよい。ビシクロヘテロアリール環は、6〜11個の員原子を有する。ビシクロヘテロアリールとしては、1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン、1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン、7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン、チエノ[3,2−c]ピリジン、チエノ[2,3−d]ピリミジン、フロ[2,3−c]ピリジン、フロ[2,3−d]ピリミジン、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、インダゾリル、プリニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、プテリジニル、シンノリニル、アザベンズイミダゾリル、テトラヒドロベンズイミダゾリル、ベンズオキサジアゾリル、イミダゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベノピラニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、イミダゾ[4.5−c]ピリジン、イミダゾ[4.5−b]ピリジン、フロピリジニルおよびナフチリジニル(napthyridinyl)が含まれる。
「複素環」および「ヘテロシクロアルキル」は、4〜8個の員原子を含み、そのうち1〜7個が炭素原子であり、かつ、1〜4個がヘテロ原子である、飽和または不飽和の非芳香族単環式環系を指す。2個以上のヘテロ原子を含むヘテロシクロアルキル基は、異なるヘテロ原子を含んでよい。複素環およびヘテロシクロアルキルとしては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、オキセタニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジオキサニル、1,3−オキサチオラニル、1,3−オキサチアニル、1,3−ジチアニル、およびアゼチジニルが含まれる。好適には、「複素環」および「ヘテロシクロアルキル」としては、ピロリジニル、テトラヒドロピラニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、およびアゼチジニルが含まれる。
当業者は、本明細書に記載される置換基が本明細書に記載される合成方法に適合しない場合には、置換基はそれらの反応条件に安定な好適な保護基で保護されてよいことを認識するであろう。保護基は、所望の中間体または目的化合物を得るために一連の反応の好適な時点で除去することができる。好適な保護基およびそのような好適な保護基を用いて種々の置換基を保護および脱保護するための方法は当業者に周知であり、その例は、T. Greene and P. Wuts, Protecting Groups in Organic Synthesis (第4版), John Wiley & Sons, NY (2006)に見出すことができる。場合によっては、置換基は、使用する反応条件下で反応性であるように特に選択することができる。これらの状況下で、それらの反応条件は、選択された置換基を、中間化合物として有用であるか、または目的化合物中で所望の置換基である別の置換基に変換する。
例えば、式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩は、デュシェンヌ型MD、ベッカー型MD、先天性MD(福山型)、エメリー・ドレフュス型MD、肢帯型MD、および顔面肩甲上腕型MDから選択される筋ジストロフィー障害を治療するために使用可能である。
式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩はまた、筋強直性ジストロフィーI型(DM1またはスタイナート型)、筋強直性ジストロフィーII型(DM2または近位型筋強直性ミオパチー)、または先天性ミオトニーを治療するために使用可能である。
手術関連筋損傷の限定されない例としては、人工膝関節置換術、前十字靱帯(ACL)修復、整形手術、人工股関節置換術、人工関節置換術、腱修復術、腱板疾患および損傷の外科的修復、ならびに切断術による筋傷害が含まれる。
一つの実施形態では、筋損傷は手術関連筋損傷であり、治療方法は、手術前(例えば、手術の1日前以内)の少なくとも1用量の式(I)のHPGDS阻害剤またはその薬学上許容可能な塩の投与とその後の回復期間の一定用量のHPGDS阻害剤の周期的投与を提供する。
別の実施形態では、筋損傷は手術関連筋損傷であり、治療方法は、術後1日〜1週間以内の式(I)のHPGDS阻害剤またはその薬学上許容可能な塩の少なくとも1回の高用量投与を提供する。
さらに別の実施形態では、筋損傷は手術関連筋損傷であり、治療方法は、術後1日〜1週間以内の式(I)のHPGDS阻害剤またはその薬学上許容可能な塩の少なくとも1回の高用量投与とその後の回復期間の一定用量のHPGDS阻害剤の周期的投与を提供する。
外傷性筋損傷の限定されない例としては、戦場の筋損傷、自動車事故関連の筋損傷、およびスポーツ関連の筋損傷が含まれる。筋肉への外傷性損傷としては、裂傷、鈍力挫傷、榴散弾負傷、肉離れまたは筋断裂、火傷、急性筋緊張、慢性筋緊張、体重または加重運動筋損傷、反復運動筋損傷、剥離筋損傷、およびコンパートメント症候群を含み得る。
一つの実施形態では、筋損傷は外傷性筋損傷であり、治療方法は、外傷性損傷の直後(例えば、損傷の1日以内)の少なくとも1用量の式(I)のHPGDS阻害剤またはその薬学上許容可能な塩の投与とその後の回復期間の一定用量のHPGDS阻害剤の周期的投与を提供する。
作業関連筋損傷の限定されない例としては、高頻度反復運動により引き起こされる損傷、力を要する運動により引き起こされる損傷、不自然な姿勢により引き起こされる損傷、身体と物体との間の、長期の力を要する機械的結合により引き起こされる損傷、振動により引き起こされる損傷が含まれる。
いくつかの実施形態では、本発明は、対象において、筋再生を促進するバイオロジックスキャフォールド(例えば、細胞外マトリックスを含んでなるスキャフォールド)の移植と組み合わせて式(I)のHPGDS阻害剤またはその薬学上許容可能な塩が投与される、治療の組合せを包含する。このようなスキャフォールドは当技術分野で公知である。例えば、Turner and Badylack (2012) Cell Tissue Res. 347(3):759-74および米国特許第6,576,265号参照。非架橋細胞外マトリックスを含んでなるスキャフォールドが好ましい。
別の側面では、本発明は、腱傷害を治療する方法を提供し、その方法は、それを必要とする対象に式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩を投与することを含んでなる。特定の実施形態では、本発明は、安定な腱−骨界面の形成を促進する方法を含む。関連の実施形態では、本発明は、腱、例えば、外科的に修復された腱の破損応力を高める方法を提供する。さらなる実施形態では、本発明は、外科的に修復された腱の修復部位において線維化を軽減する方法を提供する。特定の実施形態では、本発明は、腱板損傷に関連する腱傷害、または腱板損傷の外科的修復に関連する腱傷害を治療する方法を提供する。
別の側面では、本発明は、必要とする対象におけるアレルギー性疾患およびその他の炎症性病態、例えば、喘息、アスピリン喘息(AERD)、咳嗽、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎および肺気腫を含む)、気管支収縮、アレルギー性鼻炎(季節性または通年性)、血管運動性鼻炎、鼻結膜炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー、過敏性肺疾患、好酸球性症候群(好酸球性喘息、好酸球性肺炎、好酸球性食道炎、好酸球性肉芽腫を含む)、遅延型過敏性障害、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、膵炎、胃炎、炎症性腸疾患、骨関節炎、乾癬、類肉腫症、肺線維症、呼吸窮迫症候群、細気管支炎、副鼻腔炎、嚢胞性線維症、日光角化症、皮膚形成異常、慢性じんま疹、湿疹およびアトピー性皮膚炎または接触性皮膚炎を含むあらゆる種類の皮膚炎から選択される病状を治療する方法であって、対象に治療上有効な量の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩を投与することを含んでなる方法を提供する。
用語「治療する」およびその派生語は、病態に関して本明細書で使用する場合、(1)病態もしくは病態の1以上の生物学的徴候を改善または予防すること、(2)(a)病態をもたらす、もしくは病態の原因となる生体カスケードにおける1以上の点、または(b)病態の1以上の生物学的徴候を妨げること、(3)病態に関連する1以上の症状もしくは影響を緩和すること、または(4)病態もしくは病態の1以上の生物学的徴候の進行を遅らせることを意味する。
当業者は、「予防」が絶対的な用語ではないことを認識するであろう。医学では、「予防」は、病態もしくはその生物学的徴候の可能性もしくは重篤度を実質的に引き下げるため、またはこのような病態もしくはその生物学的徴候の発現を遅らせるための薬物の予防的投与を指すと理解される。
本明細書で使用する場合、用語「有効量」およびその派生語は、例えば研究者または臨床医によって求められる組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を惹起する薬物または医薬の量を意味する。さらに、用語「治療上有効な量」およびその派生語は、そのような量を受容しなかった対応する対象に比べて、疾患、障害、もしくは副作用の治療、治癒、予防、もしくは改善の向上、または疾患もしくは障害の進行速度の低減をもたらす任意の量を意味する。この用語はまた、その範囲内に通常の生理学的機能を高めるのに有効な量を含む。
よって、本発明は、有効量の式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩を投与することを含んでなる、神経変性疾患、筋骨格疾患およびHPGDS阻害を必要とするその他の病態を治療する方法を提供する。式(I)の化合物はまた、それらの実証済みのHPGDS阻害剤として作用する能力のために、上記に示された病状を治療する方法も提供する。この薬物は、それを必要とする患者に、限定されるものではないが、静脈内、筋肉内、経口、局所的、皮下、皮内、眼内および非経口を含む従来のいずれの投与経路によって投与されてもよい。好適には、HPGDS阻害剤は、くも膜下腔内もしくは脳室内経路によって脳へ直接送達してもよく、またはHPGDS阻害剤薬を持続的に放出するデバイスまたはポンプの中で、適当な解剖学的位置に移植してもよい。
本発明の薬学上有効な化合物は、カプセル剤、錠剤、または注射用製剤などの便宜な投与形に組み込まれる。固体または液体医薬担体が使用される。固体担体としては、デンプン、ラクトース、硫酸カルシウム二水和物、白土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアガム、ステアリン酸マグネシウム、およびステアリン酸が含まれる。液体担体としては、糖蜜、落花生油、オリーブ油、生理食塩水、および水が含まれる。同様に、担体または希釈剤は、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの任意の持効性放出材料を単独でまたはワックスとともに含んでよい。固体担体の量は幅広く異なるが、好ましくは、投与単位当たり約25mg〜約1gであろう。液体担体が使用される場合、その製剤は、シロップ、エリキシル剤、エマルション、ゼラチン軟カプセル、アンプルなどの無菌注射液、または水性もしくは非水性懸濁液の形態である。
医薬組成物は、所望の経口または非経口製品を得るために、錠剤形態に関しては必要であれば、混合、造粒、および圧縮、または必要に応じて成分の混合、充填および溶解を含む、薬剤師の従来技術に従って作製される。
上記のような医薬剤形中の本発明の薬学上有効な化合物の用量は、好ましくは、有効化合物0.001〜500mg/kg、好ましくは、0.001〜100mg/kgの範囲から選択される有効で無毒な量であろう。HPGDS阻害剤を必要とするヒト患者を治療する場合、選択された用量を好ましくは1日1〜6回経口または非経口投与する。好ましい非経口投与形態としては、局所、直腸、経皮、注射および持続的な点滴が含まれる。ヒトへの投与のための経口投与形は好ましくは、0.05〜3500mgの有効化合物を含有する。より低用量を用いる経口投与が好ましい。しかしながら、患者にとって安全で好都合な場合には高用量での非経口投与も使用可能である。
投与する最適用量は、当業者によって容易に決定可能であり、使用する特定のHPGDS阻害剤、製剤の強度、投与様式、および病態の進行によって異なる。患者の年齢、体重、食餌、および投与時間を含む、治療される特定の患者に応じたその他の因子も、用量を調節する必要を生じる。
ヒトを含む哺乳動物においてHPGDS阻害活性を誘導する本発明の方法は、そのような活性を必要とする対象に有効HPGDS阻害量の、本発明の薬学上活性な化合物を投与することを含んでなる。
本発明はまた、筋骨格疾患(デュシェンヌ型筋ジストロフィーなど)、脊髄挫傷、神経炎症性疾患(多発性硬化症など)、または神経変性疾患(アルツハイマー病または筋萎縮性側索硬化症(ALS)など)の治療に使用するための薬剤の製造における式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩の使用も提供する。
本発明はまた、式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩と薬学上許容可能な担体とを含んでなる、HPGDS阻害剤として使用するための医薬組成物も提供する。
加えて、本発明の薬学上有効な化合物は、さらなる有効成分、例えば、癌を治療することが知られる他の化合物、またはHPGDS阻害剤と併用した場合に有用性を有することが知られる化合物と併用投与することができる。
用語「併用投与」は、本明細書で使用する場合、本明細書に記載されるようなHPGDS阻害化合物およびH−PGDS阻害剤が適応となる病態の治療において有用であることが知られる1または複数のさらなる有効薬剤の同時投与またはいずれの様式の個別逐次投与も意味する。1または複数のさらなる有効薬剤という用語は、本明細書で使用する場合、H−PGDS阻害を必要とする患者に投与した際に有利な特性を示すことが知られる、または有利な特性を示すいずれの化合物または治療薬も含む。好ましくは、投与が同時でない場合には、これらの化合物は互いに近接した時間に投与される。さらに、これらの化合物は同じ投与形で投与されるかどうかは重要ではなく、例えば、1つの化合物を注射により投与し、別の化合物を経口投与してもよい。
本発明はまた、神経変性疾患、筋骨格疾患およびH−PGDS阻害に関連する疾患の治療のための薬剤の製造における式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩の使用に関する。
本発明はまた、0.5〜1,000mgの式(I)の化合物またはその薬学上許容可能な塩と0.5〜1,000mgの薬学上許容可能な賦形剤とを含んでなる医薬組成物を提供する。
さらに詳述しなくても、当業者は以上の記載を用いて本発明を最大限に利用することができると考えられる。よって、以下の実施例は、単に例示であり本発明の範囲を何ら限定するものではないと解釈されるべきである。
以下、実施例により本発明を説明する。これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の化合物、組成物および方法を製造および使用するために当業者に指針を提供するためのものである。本発明の特定の実施形態が記載されるが、当業者は、発明の趣旨および範囲から逸脱することなく種々の変更および修飾が行えることを認識するであろう。
中間体
中間体1:3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DCM(5mL)中、3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、2.89mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(0.90mL、6.46mmol)、次いで、塩化メタンスルホニル(0.25mL、3.21mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この混合物を飽和ブラインに注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分(TLC、シリカゲル、50%EtOAc/ヘキサン、KMnO4染色により同定)を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(699mg、96%)をゆっくり固化する無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.39 (s, 9 H), 3.25 (s, 3 H), 3.88-3.94 (m, 2 H), 4.19-4.36 (m, 2 H), 5.22-5.28 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-tert-Bu = 196。
中間体2:3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)アゼチジン塩酸塩
A.2−(ベンジルオキシ)−4−フルオロベンズアルデヒド
DMF(50mL)中、4−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(5.00g、35.7mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(5.92g、42.8mmol)および臭化ベンジル(4.79mL、42.8mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を水で急冷し、酢酸エチルで抽出した(3回)。有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させ、真空下で乾燥させた。残渣を、ヘキサン中0%〜40%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(7.3g、89%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.28 (s, 2 H), 6.78-7.01 (m, 1 H), 7.23-7.26 (m, 1 H), 7.29-7.39 (m, 3 H), 7.45-7.54 (m, 2 H), 7.69-7.75 (m, 1 H), 10.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 231。
B.2−(ベンジルオキシ)−4−フルオロフェノール
DCM(100mL)中、2−(ベンジルオキシ)−4−フルオロベンズアルデヒド(中間体2A)(7.50g、32.6mmol)の溶液に、3−クロロベンゾペルオキソ酸(14.0g、81.0mmol)を加え、40℃で一晩撹拌し、冷却し、飽和NaHCO3(3×)およびブラインで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をTHF(100mL)および水(50mL)に溶かし、水酸化リチウム(2.34g、98.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。クエン酸を中性pHまで加え、水相を酢酸エチルで抽出した(3×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0%〜40%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(5.5g、78%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.11 (s, 2 H), 6.53-6.59 (m, 1 H), 6.74-6.78 (m, 1 H), 6.87-6.91 (m, 1 H), 7.31-7.36 (m, 1 H), 7.39-7.42 (m, 2 H), 7.45-7.49 (m, 2 H), 8.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 217。
C.2−(ベンジルオキシ)−1−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロベンゼン
アセトニトリル(5mL)および水(5mL)中、2−(ベンジルオキシ)−4−フルオロフェノール(中間体2B)(175mg、0.802mmol)および水酸化カリウム(900mg、16.0mmol)の撹拌した冷却(−78℃)溶液に、(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル(0.30mL、1.69mmol)を加えた。冷却浴を外し、この混合物を室温に温めた。週末にわたって撹拌した後、この混合物をEt2Oで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜25%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空乾燥させ、標題化合物(92mg、43%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.19 (s, 2 H), 6.78-6.84 (m, 1 H), 7.18-7.27 (m, 2 H), 7.22 (s, 1 H), 7.33-7.38 (m, 1 H), 7.39-7.44 (m, 2 H), 7.45-7.48 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) T = 0.95分にピーク
D.2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノール
窒素雰囲気下、メタノール(3mL)中、2−(ベンジルオキシ)−1−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロベンゼン(中間体2C)(90mg、0.336mmol)の撹拌溶液に、10%Pd/C(9mg、0.085mmol)を加えた。この反応容器を減圧下で排気し、水素で3回パージした。この混合物を窒素雰囲気下に置き、水素を充填したバルーンを取り付け、水素雰囲気下で一晩撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、DCMおよびEtOHで洗浄した。濾液を蒸発乾固させて粗標的化合物(30mg、50%)を得、これをそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ6.59-6.65 (m, 1 H), 6.75 (dd, J = 10, 4 Hz, 1 H), 6.97 (s, 1 H), 7.13 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES)
E.3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(2mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(40mg、0.16mmol)および2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノール(中間体2D)(26mg、0.15mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(55mg、0.17mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、LC/MSは出発材料の残存を示した。加熱を一晩続け、この混合物を水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜25%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(27mg、55%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.36 (s, 9 H), 3.76-3.82 (m, 2 H), 4.26-4.32 (m, 2 H), 4.99-5.05 (m, 1 H), 6.79-6.87 (m, 2 H), 7.04 (s, 1 H), 7.21-7.26 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-Boc = 234。
F.3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)アゼチジン塩酸塩
ジオキサン中4Nの塩酸(1mL、4.00mmol)を3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体2E)(26mg、0.078mmol)に加えた。この混合物を4時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残った材料をDCMで希釈し、減圧下で濃縮した。このプロセスを2回繰り返し、標題化合物(21mg)を得た。LC-MS (LC-ES) T = 0.38分にピーク; M+H = 234。
中間体3:((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
DCM(4mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(230mg、1.14mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(150mg、0.954mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.2mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、一晩撹拌し、濃縮した。残った材料を、0%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(97mg、31%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.01 (s, 6 H), 1.03-1.27 (m, 5 H), 1.87 (dd, J = 48, 16 Hz, 4 H), 3.22-3.43 (m, 1 H), 4.04 (s, 1 H), 7.39 (d, J = 8 Hz, 2 H), 7.97 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.25 (d, J = 8 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 323。
中間体4:(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(10mL)中、2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノール(中間体2D)(1.85g、10.4mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン−PS(3.27g、12.5mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(1.33mL、12.5mmol)、次いで、DIAD(2.4mL、13mmol)を加えた。次に、この反応混合物を室温に温め、12時間撹拌し、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(1.79g、58%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.27-2.45 (m, 2 H), 2.57-2.79 (m, 2 H), 3.13-3.27 (m, 1 H), 3.32 (s, 3 H), 4.90 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.66-6.95 (m, 2 H), 7.03 (s, 1 H), 7.11 - 7.34 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) T = 0.86分にピーク。
B.(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(30mL)中、(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体4A)(1.75g、6.02mmol)の溶液に、水(15mL)中、LiOH(0.432g、18.1mmol)の溶液を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。クエン酸をpH=4まで加え、反応物を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させ、標題化合物(1.74g、定量的収量)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.35 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.61-2.76 (m, 2 H), 3.10 (dd, J = 6, 5 Hz, 1 H), 4.89 (dd, J = 6, 5 Hz, 1 H), 6.64-6.94 (m, 2 H), 7.02 (s, 1 H), 7.11-7.38 (m, 1 H), 12.33 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 275。
中間体5:2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル二塩酸塩、メチル2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート(carbimidate)二塩酸塩、および2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド二塩酸塩
A.(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(300mg、1.44mmol)に、2−クロロチアゾール−5−カルボニトリル(208mg、1.44mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.75mL、4.3mmol)を加えた。この混合物を110℃にて5時間マイクロ波で加熱した後、結晶が見られたので室温で2日間静置した。この固体生成物を濾取し、濾液を真空濃縮し、残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、先に採取した結晶性固体と合わせ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(90mg、22%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.45 (s, 9 H), 4.03-4.07 (m, 2 H), 4.41-4.49 (m, 2 H), 4.71 (br s, 1 H), 5.05 (br s, 1 H), 7.67 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-Boc = 181。
B.2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル二塩酸塩、メチル2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート(carbimidate)二塩酸塩、および2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド二塩酸塩
DCM(5mL)中、(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体5A)(370mg、1.32mmol)に、HCl(10mL、40.0mmol)(ジオキサン中4M)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を除去して粗標題化合物の混合物を黄褐色固体として得、これをそれ以上精製せずに使用した。
2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル二塩酸塩
LC-MS (LC-ES) T = 0.41分にピーク; M+H = 181。
メチル2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート(carbimidate)二塩酸塩
LC-MS (LC-ES) T = 0.40分にピーク; M+H = 213。
2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド二塩酸塩
LC-MS (LC-ES) T = 0.29分にピーク; M+H = 199。
中間体6:2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド二塩酸塩および2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボニトリル二塩酸塩
A.(1−(
4−シアノ
ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(300mg、1.44mmol)に、2−クロロピリミジン−4−カルボニトリル(241mg、1.73mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.75mL、4.3mmol)を加えた。この混合物を90℃にて3時間マイクロ波で加熱し、溶媒を真空濃縮し、残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(423mg、定量的収量)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.46 (s, 9 H), 3.91-3.99 (m, 2 H), 4.40-4.48 (m, 2 H), 4.63 (br s, 1 H), 5.03 (br s, 1H), 6.81 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.45 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-Boc = 176。
B.2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド二塩酸塩および2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボニトリル二塩酸塩
DCM(5mL)中、(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体6A)(68mg、0.25mmol)に、HCl(10mL、40mmol)(ジオキサン中4M)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を蒸発させ、標題化合物の混合物を黄褐色固体として得、これをそれ以上精製せずに使用した。
2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド二塩酸塩
LC-MS (LC-ES) M+H = 194。
2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボニトリル二塩酸塩
LC-MS (LC-ES) M+H = 176。
中間体7:1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
メタノール(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(500mg、2.40mmol)に、MP−カーボネート(3.1mmol/g)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、濾過し、MeOHで洗浄した。この混合物に、2,4−ジクロロピリミジン(428mg、2.88mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.42mL、2.4mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空濃縮し、残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(412mg、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 1.45 (s, 9 H), 3.88-4.00 (m, 2 H), 4.33-4.47 (m, 2 H), 4.55-4.73 (m, 1 H), 4.92-5.10 (m, 1 H), 6.07 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.02 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 285, 287 (Clパターン)。
B.1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(3mL)中、(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体7A)(410mg、1.44mmol)に、HCl(6mL、24mmol)(ジオキサン中4M)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(374mg、定量的収量)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.35-4.45 (m, 3 H), 4.68-4.74 (m, 2 H), 6.75 (d, J = 7 Hz, 1 H), 8.18 (d, J = 7 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 185, 187 (Clパターン)。
中間体8:1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩
A.(1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
メタノール(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(500mg、2.40mmol)に、MP−カーボネート(3.1mmol/g)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、濾過し、MeOHで洗浄した。この混合物に、2,4−ジクロロピリミジン(428mg、2.88mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.42mL、2.4mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空濃縮し、残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(68mg、10%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 1.46 (s, 9 H), 3.90-3.96 (m, 2 H), 4.42-4.47 (m, 2 H), 4.56-4.66 (m, 1 H), 4.92-5.01 (m, 1 H), 6.57 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.16 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 285, 287 (Clパターン)。
B.1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩
DCM(1.5mL)中、(1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体8A)(68mg、0.24mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(60mg、定量的収量)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.21-4.29 (m, 3 H), 4.54-4.62 (m, 2 H), 6.92 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.31 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 185, 187 (Clパターン)。
中間体9:1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二臭化水素酸塩
A.(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
アセトニトリル(8mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル塩酸塩(500mg、2.0mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、2−クロロ−5−フルオロピリミジン(546mg、4.1mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.1mL、6.2mmol)を加えた。この混合物をヒーティングガンで加熱して溶液を形成させ、マイクロ波で155℃にて5時間加熱した。溶媒を真空濃縮し、残渣を、ヘキサン中0%〜60%EtOAc/EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(560mg、90%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.81-3.85 (m, 2 H), 4.31-4.36 (m, 2 H), 4.55-4.62 (m, 1 H), 5.03 (s, 2 H), 5.09-5.17 (m, 1 H), 7.19-7.32 (m, 5 H), 8.11 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 303。
B.1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二臭化水素酸塩
(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体9A)(110mg、0.39mmol)に、AcOH中33%のHBr(0.06mL、0.39mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(112mg、93%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.21-4.21 (m, 2 H), 4.21-4.26 (m, 1 H), 4.49-4.55 (m, 2 H), 8.45 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 169。
あるいは、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミンは二塩酸塩として製造することもできる。
中間体9:1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
C.(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(2mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(732mg、3.51mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、2−クロロ−5−フルオロピリミジン(465mg、3.51mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.23mL、7.02mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波(125℃)で2.5時間加熱し、冷却し、少量の沈澱生成物を濾取した。濾液を真空濃縮し、残渣を、ヘキサン中10%〜50%EtOAc/EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(620mg、65%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 3.89-3.98 (m, 2 H), 4.32-4.39 (m, 2 H), 4.43-4.53 (m, 1 H), 8.31 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 269。
D.1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
MeOH(3mL)(溶解を促すために少量のDCMを含む)中、(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体9C)(620mg、2.31mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(6mL、24mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(652mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.11-4.20 (m, 2 H), 4.20-4.26 (m, 1 H), 4.50 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 8.47 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 169。
中間体10:ラセミ2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−1−シクロプロピルエタノール
A.トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール
室温で、EtOH(400mL)中、(トランス)−4−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(20g、174mmol)および重炭酸ナトリウム(40g、476mmol)に、臭化ベンジル(60g、351mmol)を加えた。次に、この反応物を36時間加熱還流し、濾過し、濃縮して固体を得た。これにヘキサンを加え、一晩撹拌し、濾過し、風乾し、標題化合物(33.2g、収率65%)を得た。1H NMR (CDCl3)δ1.14-1.28 (m, 2 H), 1.30 (d, J = 5 Hz, 1 H), 1.38-1.52 (m, 2 H), 1.91 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.00 (br s, 1 H), 2.53 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.50-3.59 (m, 1 H), 3.62 (s, 4 H), 7.18-7.25 (m, 2 H), 7.27-7.32 (m, 4 H), 7.33-7.38 (m, 4 H)。
B.2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)酢酸tert−ブチル
トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール(中間体10A)(1.0g、3.4mmol)および2−ブロモ酢酸tert−ブチル(1.0mL、6.8mmol)を55℃でDMF(5mL)中で撹拌した。鉱油中、NaHの60%分散物(0.27g、6.8mmol)を1時間かけて少量ずつ加えた。さらなる2−ブロモ酢酸tert−ブチル(1.00mL、6.8mmol)およびNaH(0.27g、6.8mmol)を1時間かけて少量ずつ加えた。反応物を55℃で一晩撹拌した後、水で注意深く急冷した。反応物を1.0N NaOH水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を水(2×)、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた水性画分をEtOAcで抽出し、合わせた有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、2〜15%(ヘキサン中3:1比のEtOAc:EtOH)の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物を無色の油状物として得た(497mg、1.21mmol)。1H NMR (CDCl3)δ1.43-1.46 (m, 4 H), 1.47 (s, 9 H), 1.92 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.07-2.14 (m, 2 H), 2.48-2.58 (m, 1 H), 3.24-3.30 (m, 1 H), 3.61 (s, 4 H), 3.96 (s, 2 H), 7.17-7.24 (m, 2 H), 7.26-7.32 (m, 4 H), 7.34-7.38 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
C.2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)酢酸塩酸塩
2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)酢酸tert−ブチル(中間体10B)(2.0g、4.9mmol)をDCM(5.0mL)中で撹拌し、TFA(3mL)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣を1,4−ジオキサン(5mL)に取り、ジオキサン中4.0MのHCl(2mL)を加えた後、0℃で撹拌した。ジエチルエーテル(20mL)を加え、生じた沈澱を同じ温度で約10分間撹拌した後、真空濾過により集めた。この固体をジエチルエーテルで洗浄し、標題化合物を白色固体として得た(2.03g、5.21mmol)。LC-MS (LC-ES) M+H = 354。
D.2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド
2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)酢酸塩酸塩(中間体10C)(2.0g、5.1mmol)をDMF(50mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3mL、17.2mmol)およびHATU(2.34g、6.16mmol)を加えた。反応物を室温でおよそ5分間撹拌し、塩酸N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(0.751g、7.69mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、EtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機液を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、50〜90%EtOAc/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、高真空下で固化させ、標題化合物を黄色固体として得た(1.74g、4.38mmol)。1H NMR (CDCl3)δ1.17-1.30 (m, 2 H), 1.34-1.46 (m, 2 H), 1.92 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.14 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.49-2.60 (m, 1 H), 3.18 (s, 3 H), 3.27-3.37 (m, 1 H), 3.61 (s, 4 H), 3.68 (s, 3 H), 4.27 (s, 2 H), 7.18-7.40 (m, 10 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 398。
E.1−シクロプロピル−2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)エタノン
0℃で、THF(15mL)中、2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(中間体10D)(4.6g、12mmol)に、2−メチルTHF中臭化シクロプロピルマグネシウムの1.0M溶液(13mL、13mmol)を加え、反応物を室温に温めた。1時間後、さらなる臭化シクロプロピルマグネシウム溶液(2mL、2.0mmol)を加えた。さらに1時間後、反応物を飽和NH4Cl水溶液(5mL)で急冷し、水と酢酸エチルとで分液した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた水性洗液を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中30〜70%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮して標題化合物を油状物として得、これは淡黄色固体となった(3.62g、83%)。1H NMR (CDCl3)δ 0.92 (td, J = 8, 4 Hz, 2 H), 1.08 (quin, J = 4 Hz, 2 H), 1.18-1.32 (m, 2 H), 1.34-1.47 (m, 2 H), 1.94 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.11 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.15-2.23 (m, 1 H), 2.55 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.20-3.30 (m, 1 H), 3.61 (s, 4 H), 4.17 (s, 2 H), 7.22 (d, J = 7 Hz, 2 H), 7.27-7.32 (m, 4 H), 7.33-7.40 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 378。
F.ラセミ1−シクロプロピル−2−(((トランス)−4−(ジジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)エタノール
0℃で、THF(5mL)中、1−シクロプロピル−2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)エタノン(中間体10E)(1.0g、2.7mmol)に、ジエチルエーテル中LAHの1.0M溶液(2.7mL、2.7mmol)を加えた。30分後、反応物を2時間、室温に温め、水(0.3mL)、20%KOH水溶液(0.3mL)、次いで、水(0.5mL)で急冷し、水と酢酸エチルとで分液した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中30〜70%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物を無色の油状物として得た(886mg、収率88%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.21 (dq, J = 9, 5 Hz, 1 H), 0.37 (dq, J = 9, 5 Hz, 1 H), 0.43-0.62 (m, 2 H), 0.75-0.87 (m, 1 H), 1.09-1.23 (m, 2 H), 1.35-1.48 (m, 2 H), 1.93 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.04-2.14 (m, 2 H), 2.38 (d, J = 3 Hz, 1 H), 2.54 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.02 (tt, J = 8, 3 Hz, 1 H), 3.18-3.29 (m, 1 H), 3.38 (t, J = 9 Hz, 1 H), 3.59 (d, J = 3 Hz, 1 H), 3.62 (s, 4 H), 7.17-7.24 (m, 2 H), 7.29 (t, J = 8 Hz, 4 H), 7.34-7.40 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 380。
G.ラセミ2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−1−シクロプロピルエタノール
1−シクロプロピル−2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)エタノール(中間体10F)(0.886g、2.33mmol)および20重量%のパールマン触媒(0.164g、0.233mmol)をエタノール(20mL)中で撹拌し、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。反応物を窒素でパージし、セライト(登録商標)パッドで濾過し、酢酸エチルで注いだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を無色の油状物として得た(478mg、定量的収量)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ0.22 (dq, J = 9, 5 Hz, 1 H), 0.38 (dq, J = 9, 5 Hz, 1 H), 0.44-0.61 (m, 2 H), 0.79-0.92 (m, 1 H), 1.06-1.19 (m, 2 H), 1.24-1.40 (m, 2 H), 1.90 (d, J = 13 Hz, 2 H), 2.00-2.11 (m, 2 H), 2.73 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.04 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 3.24-3.34 (m, 1 H), 3.43 (d, J = 9 Hz, 1 H), 3.63 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 200。
中間体11:(トランス)−N1−(ピリミジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二臭化水素酸塩
A.((トランス)−4−(ピリミジン−2−イルアミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
アセトニトリル(8mL)中、((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(600mg、2.4mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、2−クロロピリミジン(360mg、3.1mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.63mL、3.6mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波(155℃)にて6時間加熱し、溶媒を真空濃縮し、残渣を、15%〜80%(EtOAc/EtOH 3/1−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.06-1.37 (m, 4 H), 1.96-2.18 (m, 4 H), 3.42-3.51 (m, 1 H), 3.66-3.76 (m, 1 H), 4.54-4.61 (m, 1 H), 5.02 (s, 2 H), 5.26-5.34 (m, 1 H), 6.46 (t, J = 5 Hz, 1 H), 7.22-7.33 (m, 5 H), 8.20 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 327。
B.(トランス)−N1−(ピリミジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二臭化水素酸塩
((トランス)−4−(ピリミジン−2−イルアミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体11A)(200mg、0.61mmol)に、AcOH中33%のHBr(4mL、24mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(287mg、定量的収量)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.53-1.65 (m, 4 H), 2.04-2.30 (m, 4 H), 3.13-3.27 (m, 1 H), 3.87-4.06 (m, 1 H), 6.82-7.18 (m, 1 H), 8.31-8.94 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 193。
中間体12:ラセミ1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−シクロプロピルプロパン−2−オール
A.ラセミ2−シクロプロピル−1−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)プロパン−2−オール
0℃で、THF(8mL)中、1−シクロプロピル−2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)エタノン(中間体10E)(1.0g、2.7mmol)に、ジエチルエーテル中、塩化メチルマグネシウムの3.0M溶液(1mL、3.0mmol)を加えた。10分後、この混合物を2時間、室温に温め、飽和NH4Cl水溶液(5mL)で急冷し、水と酢酸エチルとで分液した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた水性洗液を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、ヘプタン中10〜40%酢酸エチルの勾配で溶出する。適当な画分を減圧下で濃縮して標題化合物を油状物として得、これは淡黄色固体となった(0.95g、91%)。1H NMR (CDCl3)δ 0.31-0.36 (m, 3 H), 0.41-0.46 (m, 1 H), 0.82-0.93 (m, 1 H), 1.07 (s, 3 H), 1.09-1.23 (m, 2 H), 1.34-1.49 (m, 2 H), 1.92 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.07 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.54 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.20 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.30-3.37 (m, 2 H), 3.62 (s, 4 H), 7.19-7.24 (m, 2 H), 7.29 (t, J = 7 Hz, 4 H), 7.34-7.39 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 394。
B.ラセミ1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−シクロプロピルプロパン−2−オール
2−シクロプロピル−1−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)プロパン−2−オール(中間体12A)(0.945g、2.40mmol)および20重量%のパールマン触媒(0.169g、0.240mmol)をエタノール(20mL)中で撹拌し、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。反応物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、酢酸エチルですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を黄色油状物として得た(470mg、92%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.26-0.39 (m, 3 H), 0.42-0.49 (m, 1 H), 0.82-0.92 (m, 1 H), 1.08-1.20 (m, 5 H), 1.25-1.39 (m, 2 H), 1.89 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.02 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.73 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.21-3.31 (m, 1 H), 3.33-3.41 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 214。
中間体13:(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
A.3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(8mL)溶液に、HATU(578mg、1.5mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44mL、2.5mmol)を加えた。5分後、3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(262mg、1.5mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出液を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中20%〜60%EtOAc/EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色泡沫として得た(434mg、80%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.44 (s, 9 H), 2.35-2.53 (m, 2 H), 2.65-2.81 (m, 2 H), 2.93-3.11 (m, 1 H), 3.73 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.21-4.35 (m, 2 H), 4.58-4.73 (m, 1 H), 4.94 (s, 1 H), 5.92-6.04 (m, 1 H), 6.47 (s, 1 H), 6.48-6.55 (m, 1 H), 6.59-6.64 (m, 1 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 431。
B.(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体13A)(430mg、1.0mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、HCl(ジオキサン中4M)(4mL、16mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去して粘着性の油状物を得、これをエーテルを用いて摩砕し、白色固体を得た。この材料を半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードし、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.39-2.50 (m, 2 H), 2.66-2.75 (m, 2 H), 3.10-3.22 (m, 1H), 4.11-4.22 (m, 2 H), 4.24-4.37 (m, 2 H), 4.56-4.74 (m, 1 H), 4.89-4.96 (m, 1 H), 6.64-6.72 (m, 3 H), 7.10-7.20 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 331。
中間体14:トランス−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキサンアミン
A.(トランス−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
室温で、1,2−ジクロロエタン(21mL)中、(4−オキソシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.03g、4.17mmol)に、3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(0.593g、4.58mmol)を加え、5分間撹拌した後、酢酸(0.013g、0.21mmol)および4Åモレキュラーシーブス(4.0g)を加えた。2時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.883g、4.17mmol)を加え、この反応混合物を16時間撹拌した。この反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、飽和重炭酸ナトリウムを加え、DCMで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(2:3)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(0.590g、収率42%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97 (q, J = 13 Hz, 2 H), 1.14 (dq, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.68 (br d, J = 12 Hz, 2 H), 1.76 (br d, J = 12 Hz, 2 H), 2.03 (t, J = 10 Hz, 1 H), 3.16-3.30 (m, 1 H), 3.96 (t, J = 12 Hz, 4 H), 4.98 (s, 2 H), 7.18 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.38 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 325。
B.トランス−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキサンアミン
25℃、窒素雰囲気下で、MeOH(9mL)中、(トランス−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体14A)(0.590g、1.82mmol)に、パラジウム炭素(0.019g、0.18mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で3時間撹拌した。容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(0.340g、収率93%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.88-1.02 (m, 4 H), 1.54 (br s, 2 H), 1.68-1.74 (m, 4 H), 1.96-2.06 (m, 1 H), 2.40-2.52 (m, 1 H), 3.48 (t, J = 12 Hz, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 191。
中間体15:(S)−2−((トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
A.(3−(トリフルオロメチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル)カルバミン酸(S)−ベンジル
室温で、ベンゼン(41mL)中、(4−オキソシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.01g、4.08mmol)に、(S)−2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール塩酸塩(0.676g、4.08mmol)を加え、反応物を、ディーンスタークトラップを用いて16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウムを加え、ジエチルエーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(1.52g、収率99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.32-1.80 (m, 8 H), 3.62-4.04 (m, 4 H), 4.98および4.99 (s, 2 H), 7.20および7.24 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.40 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 359。
B.(トランス−4−(((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
室温で、1,2−ジクロロエタン(21mL)中、((3S)−3−(トリフルオロメチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体15A)(1.52g、4.24mmol)に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.899g、4.24mmol)、次いで、酢酸(0.013g、0.21mmol)を加えた。4時間後、この反応混合物を飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、DCMで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(0.771g、収率48%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.02 (q, J = 13 Hz, 2 H), 1.14 (q, J = 13 Hz, 2 H), 1.72-1.92 (m, 5 H), 2.36-2.48 (m, 1 H), 3.14-3.28 (m, 2 H), 3.40-3.50 (m, 1 H), 3.54-3.64 (m, 1 H), 4.96 (t, J = 6 Hz, 1 H), 4.98 (s, 2 H), 7.15 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.38 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 361。
C.(S)−2−((トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
25℃、窒素雰囲気下で、MeOH(7mL)中、(トランス−4−(((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体15B)(0.771g、2.14mmol)に、パラジウム炭素(0.023g、0.21mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で16時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(0.504g、収率99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.92-1.06 (m, 4 H), 1.46-1.88 (m, 7 H), 2.36-2.50 (m, 2 H), 3.16-3.28 (m, 1 H), 3.40-3.50 (m, 1 H), 3.54-3.64 (m, 1 H), 4.97 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 227。
中間体16:ラセミ1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−アミン
A.ラセミ(1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジル
1,2−ジクロロエタン(22mL)中、ピペリジン−4−イルカルバミン酸ベンジル(1.01g、4.31mmol)に、1,1−ジフルオロプロパン−2−オン(0.608g、6.47mmol)を加えた。5分後、酢酸(0.013g、0.21mmol)および4Åモレキュラーシーブス(4.0g)を加えた。2時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.914g、4.31mmol)を加え、反応混合物を20時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、飽和重炭酸ナトリウムを加え、DCMで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:2〜2:3)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を得た(0.868g、収率61%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.10 (m, 3 H), 1.28-1.39 (m, 2 H), 1.67-1.72 (m, 2 H), 2.27-2.40 (m, 2 H), 2.49-2.52 (m, 1 H), 2.71-2.80 (m, 2 H), 2.82-2.98 (m, 1 H), 3.19-3.31 (m, 1 H), 4.99 (s, 2 H), 5.99 (dt, J = 8, 56 Hz, 1 H), 7.25-7.38 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 313。
B.ラセミ1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−アミン
25℃、窒素雰囲気下で、MeOH(14mL)中、(1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体16A)(0.868g、2.78mmol)に、パラジウム炭素(0.030g、0.28mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で2時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(0.452g、収率87%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.93-1.00 (m, 3 H), 1.10-1.21 (m, 2 H), 1.60-1.64 (m, 2 H), 2.02 (br s, 2 H), 2.24-2.34 (m, 2 H), 2.45-2.49 (m, 1 H), 2.68-2.78 (m, 2 H), 2.83-2.95 (m, 1 H), 5.99 (dt, J = 8, 56 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 179。
中間体17:ラセミトランス−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
A.ラセミ(トランス−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
1,2−ジクロロエタン(151mL)中、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(7.52g、30.3mmol)に、1,1−ジフルオロプロパン−2−オン(3.13g、33.3mmol)を加えた。5分後、酢酸(0.091g、1.5mmol)および4Åモレキュラーシーブス(20.0g)を加え、反応物を2時間室温で撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(6.42g、30.3mmol)を加え、反応混合物を20時間撹拌した。この反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、飽和重炭酸ナトリウムを加え、DCMで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(8.41g、収率81%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.99 (d, J = 7 Hz, 3 H), 0.94-1.06 (m, 2 H), 1.08-1.22 (m, 2 H), 1.45 (br s, 1 H), 1.70-1.88 (m, 4 H), 2.36-2.48 (m, 1 H), 2.86-3.00 (m, 1 H), 3.14-3.28 (m, 1 H), 4.97 (s, 2 H), 5.74 (dt, J = 56, 4 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.38 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 327。
B.ラセミトランス−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
25℃、窒素雰囲気下で、MeOH(51.5mL)中、(トランス−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体17A)(8.41g、25.8mmol)に、パラジウム炭素(0.137g、1.29mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で6時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物を得た(5.05g、収率97%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.90-1.04 (m, 4 H), 0.99 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.30-1.60 (m, 3 H), 1.62-1.84 (m, 4 H), 2.34-2.48 (m, 2 H), 2.86-3.00 (m, 1 H), 5.73 (dt, J = 56, 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 193。
中間体18:ラセミ(R,S)−1−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)エタノール塩酸塩
A.トランス−4−((tertブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル
tert−ブタノール(25mL)中、(トランス)−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸(2.5mg、13mmol)に、アジドリン酸ジフェニル(3.88g、14mmol)およびトリエチルアミン(1.97mL、14mmol)を加えた。この混合物を60℃で1時間加熱し、次いで、還流下で一晩加熱した。室温に冷却した後、この混合物を氷水中で急冷し、EtOAcで抽出した。合わせた有機液を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をMeOH(6mL)に溶かし、これに水(18mL)を加えた。氷上でおよそ1時間撹拌した後、得られた固体を濾取し、3:1水:MeOHおよびヘキサンで洗浄し、標題化合物を白色固体として得た(2.32g、収率67%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.05-1.20 (m, 2 H), 1.25-1.44 (m, 11 H), 1.72-1.91 (m, 4 H), 2.17 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.06-3.21 (m, 1 H), 3.56 (s, 3 H), 6.72 (d, J = 8 Hz, 1 H)。
B.((トランス)−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル
氷上で冷却したEtOH(24mL)およびTHF(2.7mL)中、(トランス)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(中間体18A)(1.5g、5.8mmol)の溶液に、塩化カルシウム(1.29g、11.7mmol)を少量ずつ加えて乳白懸濁液を得た。次に、NaBH4(882mg、23.3mmol)をおよそ25分かけて少量ずつ加え、反応物を氷上で1時間撹拌した。浴を外し、混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物を10℃に冷却し、これに5%K2CO3水溶液(5.4mL)を滴下し、pHをおよそ11とした。白色沈澱が生じ、これを濾過により単離した。この固体を、EtOAc(50mL)および水(14mL)を用いて撹拌した。層を分離し、有機層を0.5M HCl水溶液(5mL)、水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(474mg)を白色固体として得た。最初の濾液を濃縮した後、飽和NH4Cl水溶液で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(724mg)を白色固体として得た。合計の単離生成物は1.19g(収率89%)であった。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.78-0.93 (m, 2 H), 1.01-1.15 (m, 2 H), 1.35 (s, 9 H), 1.64-1.80 (m, 4 H), 3.10 (d, J = 8 Hz, 1 H), 3.16 (t, J = 6 Hz, 2 H), 4.33 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 8 Hz, 1 H)。
C.((トランス)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル
氷上で冷却したDCM(9mL)およびDMSO(2.8mL)中、((トランス)−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体18B)(375mg、1.64mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.14mL、6.54mmol)、次いで、DMSO(2.8mL)に溶かした三酸化硫黄ピリジン(1041mg、6.54mmol)を加えた。浴を外し、反応物を室温で15分間撹拌した。この混合物をEt2Oと1N HCl水溶液とで分液した。有機相を1N HCl、水、およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を白色固体として得(343mg、収率92%)、これを精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3) δ 1.10-1.23 (m, 4 H), 1.35 (s, 9 H), 1.73-1.93 (m, 4 H), 2.07-2.19 (m, 1 H), 3.05-3.20 (m, 1 H), 6.74 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.53 (s, 1 H)。
D.ラセミ((トランス)−4−((R,S)−1−ヒドロキシエチル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル
−78℃に冷却したTHF(4mL)中、((トランス)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体18C)(70mg、0.31mmol)の溶液に、ヨウ化メチルマグネシウム(0.23mL、0.68mmol、THF中3M)をおよそ2分かけて滴下し、この反応物を−78℃で30分間撹拌した。反応物を飽和NH4Clに注ぎ、TBMEで抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜80%EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物をガラス質として得た(15mg、収率20%)。
第二反応を以下の手順で行った。
−78℃に冷却したTHF(4mL)中、((トランス)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体18C)(100mg、0.44mmol)の溶液に、臭化メチルマグネシウム(0.18mL、0.55mmol、THF中3M)をおよそ2〜3分かけて滴下し、この反応物を−78℃で30分間撹拌した。この反応物を飽和NH4Clに注ぎ、TBMEで抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜80%EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物を白色泡沫として得た(27mg、収率25%)。この生成物と上記のものを合わせて次の工程で使用した。1H NMR (400 MHz, 400 MHz, CD3SOCD3)δ0.87-1.10 (m, 7 H), 1.35 (s, 9 H), 1.57 (d, J = 10 Hz, 1 H), 1.67-1.85 (m, 4 H), 3.08 (d, J = 7 Hz, 1 H), 3.25-3.46 (m, 2 H), 6.62 (d, J = 8 Hz, 1 H)。
E.ラセミ(R,S)−1−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)エタノール塩酸塩
((トランス)−4−((R,S)−1−ヒドロキシエチル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体18D)(40mg、0.16mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(5mL)を加えた。この混合物を室温で3.5時間撹拌し、濃縮し、標題化合物をガラスとして得た(33mg、収率112%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.99 (d, J = 6 Hz, 3 H), 1.06 (d, J = 7 Hz, 2 H), 1.20-1.29 (m, 2 H), 1.63 (d, J = 12 Hz, 1 H), 1.84 (d, J = 13 Hz, 1 H), 1.93 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.85 (d, J = 5 Hz, 1 H), 3.46 (dd, J = 12, 4 Hz, 1 H), 3.62-3.74 (m, 1 H)。
中間体19:ラセミ((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)(シクロプロピル)メタノール
A.(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル
(トランス)−4−アミノシクロヘキサンカルボン酸メチル塩酸塩(1.7g、8.78mmol)、アセトニトリル(30mL)、およびK2CO3(4.85g、35.1mmol)の混合物に、臭化ベンジル(3.75g、22.0mmol)を加えた。この反応物を80℃で一晩加熱し、室温に冷却し、濾過し、濃縮した。残渣を、0〜20%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(1.55g、収率52%)。1H NMR (CDCl3)δ1.28-1.43 (m, 4 H), 1.54 (s, 3 H), 1.92-2.04 (m, 4 H), 2.13-2.21 (m, 1 H), 2.47-2.55 (m, 1 H), 3.60-3.62 (m, 4 H), 7.16-7.36 (m, 10 H)。
B.(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸
THF(10mL)、メタノール(5mL)および水(5mL)中、(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(中間体19A)(1g、2.96mmol)の混合物に、LiOH(0.213g、8.89mmol)を加えた。15時間後、この混合物を減圧下で濃縮した。残渣を水に取り、白色沈澱が生じるまで6.0N HCl水溶液で酸性化した。沈澱を濾取し、真空下で乾燥させ、標題化合物(791mg、収率83%)を得た。この手順を複数回繰り返した。代表的な1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.07-1.24 (m, 2 H), 1.31-1.49 (m, 2 H), 1.85 (d, J = 11 Hz, 2 H), 1.93 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.05-2.19 (m, 1 H), 2.30-2.45 (m, 1 H), 3.58 (s, 4 H), 7.14-7.24 (m, 2 H), 7.24-7.42 (m, 8 H), 11.98 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 324。
C.(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)−N−メトキシ−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミド
(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(中間体19B)(0.79g、2.4mmol)をDMF(20mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.3mL、7.3mmol)およびHATU(1.11g、2.93mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ10分間撹拌し、塩酸N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(0.286g、2.93mmol)を加えた。15時間後、この反応物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機液を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、30〜70%EtOAc/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、高真空下で固化させ、標題化合物を白色固体として得た(728mg、81%)。1H NMR (CDCl3)δ1.39-1.57 (m, 4 H), 1.84-1.92 (m, 2 H), 2.01 (d, J = 9 Hz, 2 H), 2.57-2.69 (m, 2 H), 3.18 (s, 3 H), 3.67 (s, 4 H), 3.70 (s, 3 H), 7.20-7.26 (m, 2 H), 7.31 (t, J = 7 Hz, 4 H), 7.36-7.43 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 367。
D.シクロプロピル((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)メタノン
0℃で、THF(1.5mL)中、(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)−N−メトキシ−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミド(中間体19C)(0.275g、0.75mmol)に、2−メチルTHF中、臭化シクロプロピルマグネシウムの1.0M溶液(0.75mL、0.75mmol)を加えた。10分後、この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。さらなる臭化シクロプロピルマグネシウム溶液(0.75mL、0.75mmol)を加え、この混合物を1時間撹拌した後、飽和NH4Cl水溶液(5mL)で急冷し、水と酢酸エチルとで分液した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた水性洗液を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、標題化合物を黄色油状物として得た(268mg、定量的)。1H NMR (CDCl3)δ 0.82 (dq, J = 7, 4 Hz, 2 H), 0.93-0.99 (m, 2 H), 1.25-1.37 (m, 2 H), 1.38-1.50 (m, 2 H), 1.89-1.96 (m, 1 H), 2.01 (d, J = 11 Hz, 4 H), 2.42 (t, J = 12 Hz, 1 H), 2.53 (t, J = 12 Hz, 1 H), 3.64 (s, 4 H), 7.17-7.24 (m, 2 H), 7.27-7.33 (m, 4 H), 7.34 - 7.40 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 348。
E.ラセミシクロプロピル((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)メタノール
0℃で、THF(1.5mL)中、シクロプロピル((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)メタノン(中間体19D)(0.260g、0.75mmol)に、ジエチルエーテル中、水素化リチウムアルミニウムの1.0M溶液(0.85mL、0.85mmol)を加えた。20分後、この混合物を1時間室温に温め、水(0.15mL)、10%NaOH水溶液(0.15mL)、次いで、水(0.3mL)で急冷し、水と酢酸エチルとで分液した。10分後、硫酸ナトリウムを加え、固体を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物(145mg、収率55%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.20 (d, J = 2 Hz, 2 H), 0.41-0.49 (m, 1 H), 0.50-0.58 (m, 1 H), 0.82-0.94 (m, 1 H), 0.97-1.14 (m, 2 H), 1.34-1.53 (m, 4 H), 1.88-2.02 (m, 4 H), 2.46-2.57 (m, 2 H), 3.65 (s, 4 H), 7.21 (q, J = 7 Hz, 2 H), 7.29 (t, J = 7 Hz, 4 H), 7.39 (d, J = 7 Hz, 4 H)。
F.ラセミ((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)(シクロプロピル)メタノール
シクロプロピル((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)メタノール(中間体19E)(0.145g、0.42mmol)および20重量%パールマン触媒(0.029g、0.04mmol)をエタノール(4mL)中で撹拌し、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。この反応物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、酢酸エチルですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を油状物として得た(68mg、97%)。LC-MS (LC-ES) M+H = 170。
中間体20:ラセミ2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール
A.1−((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)エタノン
0℃で、THF(2.5mL)中、(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)−N−メトキシ−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミド(中間体19C)(0.395g、1.08mmol)に、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.36mL、1.1mmol)を加えた。10分後、この混合物を室温に温め、2時間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液で急冷し、10分間撹拌した。この混合物を水と酢酸エチルとで分液した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた水性洗液を酢酸エチルで逆抽出し、合わせた有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、標題化合物を無色の油状物として得、これはゆっくり結晶化した(345mg、100%)。1H NMR (CDCl3)δ 1.21-1.33 (m, 2 H), 1.36-1.49 (m, 2 H), 1.98 (t, J = 11 Hz, 4 H), 2.11 (s, 3 H), 2.21-2.31 (m, 1 H), 2.52 (t, J = 11 Hz, 1 H), 3.64 (s, 4 H), 7.19-7.25 (m, 2 H), 7.30 (t, J = 7 Hz, 4 H), 7.35-7.40 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H-CH3CO = 280。
B.ラセミ2−((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール
0℃で、THF(2.25mL)中、1−((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)エタノン(中間体20A)(0.34g、1.1mmol)およびフッ化セシウム(0.16g、1.1mmol)に、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(0.39mL、2.6mmol)をゆっくり加えた。1時間後、THF中TBAFの1.0M溶液(1.27mL、1.27mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水、次いで、ブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して橙色の油状物を得、これをヘプタン中3%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。回収した画分を減圧下で濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(271mg、66%)。1H NMR (CDCl3)δ0.90-1.09 (m, 2 H) 1.11-1.66 (m, 6 H), 1.81-2.02 (m, 4 H), 2.39-2.50 (m, 1 H), 3.53-3.68 (m, 4 H), 7.15-7.44 (m, 10 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 392。
C.ラセミ2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール
2−((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(中間体20B)(0.27g、0.69mmol)および20重量%の水酸化パラジウム炭素(0.097g、0.14mmol)をエタノール(6mL)中で撹拌し、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。この反応物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、エタノールですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を油状物として得た(136mg、93%)。1H NMR (CD3OD)δ1.02-1.28 (m, 7 H), 1.51-1.61 (m, 1 H), 1.79-2.00 (m, 4 H), 2.51-2.62 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 212。
中間体21:3−アミノ−1−メチルシクロブタノール塩酸塩
室温で、EtOH(27mL)および水(27mL)中、3−メチレンシクロブタンカルボニトリル(5.10g、54.8mmol)に、水酸化カリウム(12.29g、219mmol)を加え、この反応混合物を16時間還流下で加熱した。冷却後、EtOHを真空下で除去し、氷を加え、この反応混合物を濃塩酸でpH=1に酸性化した。この反応混合物をEtOAcで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(6.37g、収率99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.82 (dt, J = 8, 2 Hz, 4 H), 3.04 (p, J = 8 Hz, 1 H), 4.76 (p, J = 2 Hz, 2 H), 12.20 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 111。
B.(3−メチレンシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル
室温で、tert−ブタノール(57mL)中、3−メチレンシクロブタンカルボン酸(中間体21A)(6.37g、56.8mmol)に、トリエチルアミン(11.9mL、85mmol)、次いで、ジフェニルホスホリルアジド(14.7mL、68.2mmol)を加えた。この反応混合物を窒素下、85℃で17時間加熱し、水で急冷し、濃縮した。残渣をジエチルエーテルに取り、10%クエン酸、次いで、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:9)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(6.08g、収率56%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.36 (s, 9 H), 2.54-2.64 (m, 2 H), 2.76-2.86 (m, 2 H), 3.92 (h, J = 8 Hz, 1 H), 4.76 (p, J = 2 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 7 Hz, 1 H)。
C.1−オキサスピロ[2.3]ヘキサン−5−イルカルバミン酸tert−ブチル
0℃で、DCM(111mL)中、(3−メチレンシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体21B)(6.08g、33.2mmol)に、3−クロロ過安息香酸(6.30g、36.5mmol)を加えた。4時間後、この反応混合物を10%亜硫酸ナトリウム、次いで、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:4〜2:3)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、1−オキサスピロ[2.3]ヘキサン−5−イルカルバミン酸tert−ブチル(5.34g、収率77%)と回収された出発材料の1:1混合物を得た(0.98g、収率16%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.37および1.37 (s, 9 H), 2.30-2.40 (m, 2 H), 2.44-2.54 (m, 2 H), 2.62 (s, 1 H), 2.66 (s, 1 H), 3.83 (h, J = 8 Hz, 0.5 H), 3.94-4.06 (m, 0.5 H), 7.24 (d, J = 7 Hz, 0.5 H), 7.34 (d, J = 6 Hz, 0.5 H)。
D.(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル
0℃、窒素下で、THF(89mL)中、1−オキサスピロ[2.3]ヘキサン−5−イルカルバミン酸tert−ブチル(中間体21C)(5.34g、26.8mmol)に、THF(1.0M)中、水素化トリエチルホウ素リチウム(34.8mL、34.8mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を水で急冷し、固体炭酸カリウムを加えた後、ジエチルエーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、EtOAc:ヘキサン(2:3〜1:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(5.36g、収率94%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.17 (s, 1.5 H), 1.19 (s, 1.5 H), 1.35 (s, 9 H), 1.78-1.92 (m, 2 H), 2.08-2.18 (m, 2 H), 3.46 (h, J = 8 Hz, 0.5 H), 3.99 (h, J = 8 Hz, 0.5 H), 4.70 (br s, 0.5 H), 4.83 (br s, 0.5 H), 7.00 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 202。
室温で、MeOH(33mL)中、(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体21D)(5.36g、26.6mmol)に、ジオキサン中4.0M塩酸(33.3mL、133mmol)を加えた。16時間、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(3.83g、収率99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.22 (s, 1.5 H), 1.25 (s, 1.5 H), 2.04-2.14 (m, 2 H), 2.14-2.26 (m, 2 H), 3.15 (s, 0.5 H), 3.20-3.32 (m, 0.5 H), 3.56 (s, 0.5 H), 3.66-3.78 (m, 0.5 H), 8.09 (br s, 3 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 102。
中間体22:2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド
A.2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸
THF(5mL)中、2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸エチル(実施例31)(60mg、0.14mmol)の溶液に、水(2.5mL)中、LiOH(13mg、0.56mmol)を加えた。1時間後、この混合物をクエン酸水溶液でpH=4に調整した。この混合物をEtOAcで抽出し(3×)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、標題化合物(119mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.30-2.40 (m, 2 H), 2.61-2.71 (m, 2 H), 3.05-3.12 (m, 1 H), 4.82-4.93 (m, 1 H), 6.73-6.80 (m, 2 H), 7.02 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.19-7.22 (m, 1 H), 7.99 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 403。
B.2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド
2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸(中間体22A)(55mg、0.14mmol)をDMF(4mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)およびHATU(62mg、0.16mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ5分間撹拌し、塩酸N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(16mg、0.16mmol)を加えた。3時間後、この反応物を水で急冷し、EtOAcで抽出し(3×)、合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(16mg、26%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.36-2.42 (m, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.72-2.80 (m, 2 H), 3.28 (s, 3 H), 3.37-3.44 (m, 1 H), 4.90-5.07 (m, 1 H), 6.76-6.82 (m, 1 H), 6.85-6.89 (m, 1 H), 7.05 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.20-7.25 (m, 1 H), 7.76 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 446。
中間体23:1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
A.1−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
2−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)酢酸tert−ブチル(中間体10B)(0.40g、0.98mmol)を、窒素下、0℃、THF(2.5mL)中で撹拌した後、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.80mL、2.4mmol)を加えた。この反応物を室温で3時間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液(3mL)で急冷し、室温で一晩撹拌した。この反応物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム、水(2×)、およびブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、5〜15%(ヘキサン中(3:1 EtOAc:EtOH))の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して無色の油状物を得、これは時間が経つと固化して標題化合物(0.168g、47%)が得られた。1H NMR (CDCl3)δ1.09-1.22 (m, 8 H), 1.33-1.47 (m, 2 H), 1.88-1.97 (m, 2 H), 2.04-2.11 (m, 2 H), 2.53 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.19 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.24 (s, 2 H), 3.61 (s, 4 H), 7.18-7.24 (m, 2 H), 7.26-7.33 (m, 4 H), 7.34-7.39 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 368。
B.1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
EtOH(5mL)中、1−((トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体23A)(620mg、1.69mmol)および水酸化パラジウム炭素(300mg、2.14mmol)の混合物を、55psi(Fisher−Porter装置)で2時間水素化した。この反応混合物をセライト(登録商標)プラグで濾過した。触媒をMeOHおよびDCMで洗浄した。濾液を濃縮乾固し、高真空下で乾燥させ、標題化合物を灰色の固体として得た(306mg)。1H NMR (CDCl3)δ1.07-1.35 (m, 4 H), 1.17 (s, 6 H), 1.92 (m, 2 H), 2.02 (m, 2 H), 2.45 (br s, 3 H), 2.78 (m, 1 H), 3.25 (m, 3 H)。
中間体24:6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ニコチンアミド二塩酸塩
A.(1−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(2mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(220mg、1.23mmol)に、溶解を促すために少量のNMPを加え、6−クロロニコチンアミド(200mg、1.28mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.3mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて130℃で2時間加熱し、冷却し、得られた沈澱を濾取し、標題化合物を得た(140mg、38%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 3.88-3.95 (m, 2 H), 4.38 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.50-4.59 (m, 1 H), 6.43 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.00 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.59 (d, J = 2 Hz, 1 H) ; LC-MS (LC-ES) M+H = 293。
B.6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ニコチンアミド二塩酸塩
メタノール(3mL)中、(1−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体24A)(140mg、0.48mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(2mL、8mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去して固体を得、これを、EtOAcを用いて摩砕し、標題化合物(124mg、98%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.39-4.48 (m, 1 H), 4.49-4.57 (m, 2 H), 4.73-4.85 (m, 2 H), 7.06 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.44 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.52 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 192。
中間体25:(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(80mL)中、ベンゾ[d]チアゾール−4−オール(4.00g、26.5mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(9.72g、37.0mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(4.13g、31.7mmol)を加え、次いで、DIAD(7.20mL、37.0mmol)を滴下した。次に、この反応混合物を室温に温め、週末にかけて撹拌し、濃縮した。残った材料を、15%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(6.72g、90%)を得、これは約1.1当量の還元型DIAD夾雑物を含んでいた。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.51-2.67 (m, 2 H), 2.75 (td, J = 7, 4 Hz, 2H), 3.10-3.19 (m, 1 H), 3.67 (s, 3 H), 5.03-5.10 (m, 1 H), 6.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.45 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 264。
B.(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(20mL)および水(7mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体25A)(400mg、1.5mmol)の溶液に、LiOH(91mg、3.8mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒の一部を真空で除去し、残留物をEtOAcと水とで分液した。水層を分離し、クエン酸水溶液を添加してpH=4に調整した。生じた白色沈澱を濾取し、水で洗浄し、風乾し、標題化合物(140mg、37%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.17-2.34 (m, 2 H), 2.44-2.57 (m, 2 H), 3.11-3.22 (m, 1 H), 4.72-4.89 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38-7.44 (m, 1 H), 7.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 250。
C.(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸,リチウム塩
THF(40mL)および水(15mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体25A)(3.48g、13.2mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.790g、33.0mmol)を加えた。2時間後、溶媒を真空で除去し、得られた固体を、エーテルを用いて摩砕し、標題化合物(5.7g、定量的)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.20 (dd, J = 7, 3 Hz, 2 H), 2.61 (dt, J = 6, 3 Hz, 2 H), 2.65-2.74 (m, 1 H), 4.96-5.09 (m, 1 H), 6.80 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.37 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.23 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-Li = 250。
中間体26:6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−メチルニコチンアミド二塩酸塩
A.(1−(5−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
溶解を促すために少量のNMPを含むアセトニトリル(2mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(202mg、1.07mmol)に、6−クロロ−N−メチルニコチンアミド(200mg、1.17mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.41mL、2.3mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて130℃で2時間加熱し、冷却し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物(124mg、35%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 2.88 (s, 3 H), 3.92 (dd, J = 8, 4 Hz, 2 H), 4.36 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.48-4.55 (m, 1 H), 6.43 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.00 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.52 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 307。
B.6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−メチルニコチンアミド二塩酸塩
DCM(1.5mL)中、(1−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体26A)(160mg、0.52mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を褐色固体として得た(142mg、97%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.86 (s, 3 H), 4.41-4.47 (m, 1 H), 4.48-4.58 (m, 2 H), 4.73-4.85 (m, 2 H), 7.00-7.10 (m, 1 H), 8.43-8.45 (m, 1 H), 8.52 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 207。
中間体27:1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(649mg、3.11mmol)に、2−クロロ−5−メチルピリミジン(400mg、3.11mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.72mL、15.6mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて130℃で3時間加熱した。溶媒を除去し、残渣を、ヘキサン中30%〜100%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(373mg、45%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 2.17 (s, 3 H), 3.92 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.34 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.43-4.58 (m, 1 H), 8.21 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 265。
B.1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(6mL)中、(1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体27A)(170mg、0.64mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(6mL、24mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄色固体として得た(164mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.31 (s, 3 H), 4.43 (m, 3 H), 4.71 (m, 2 H), 8.55 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 165。
中間体28:4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
A.3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(40mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(1.47g、5.85mmol)およびベンゾ[d]チアゾール−4−オール(0.884g、5.85mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(2.10g、6.43mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、5%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(1.35g、75%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.44 (s, 9 H), 4.21 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.32-4.42 (m, 2 H), 5.14-5.19 (m, 1 H), 6.64 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.54-7.64 (m, 1 H), 8.94 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 307。
B.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
メタノール(3mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体28A)(1.35g、4.41mmol)に、ジオキサン中4MのHCL(10mL、40mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(1.23g、100%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.32 (dd, J = 12, 5 Hz, 2 H), 4.65 (dd, J = 12, 6 Hz, 2 H), 5.42-5.50 (m, 1 H), 6.98 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.49 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.79 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.42 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 207。
あるいは、中間体28Aをトリフルオロ酢酸塩に変換することができる。
C.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩トリフルオロ酢酸塩
0℃で、DCM(100mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体28A)(4.00g、12.4mmol)に、TFA(16.0mL、208mmol)を加えた。4時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ジエチルエーテル(3×100mL)を用いて摩砕し、標題化合物を灰白色固体として得た(3.70g、97%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.10-4.19 (m, 2 H), 4.48-4.59 (m, 2 H), 5.32-5.40 (m, 1 H), 6.89-6.96 (m, 1 H), 7.39-7.45 (m, 1 H), 7.79-7.86 (m, 1 H), 9.10 (br s, 2 H), 9.35 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 207。
中間体29:1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩
A.(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(12mL)中、ピペリジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチル(1.10g、5.50mmol)に、2−クロロ−5−フルオロピリミジン(0.66g、5.0mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて125℃で3時間加熱した。この反応物を冷却し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物を得た。濾液を濃縮し、残渣を、ヘキサン中10%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、さらなる標題化合物を白色固体として得た(1.26g、総収率85%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.27-1.42 (m, 2 H), 1.46 (s, 9 H), 2.02 (d, J = 12 Hz, 2 H), 3.06 (t, J = 12 Hz, 2 H), 3.63-3.80 (m, 1 H), 4.40-4.49 (m, 1 H), 4.55 (d, J = 14 Hz, 2 H), 8.19 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 297。
B.1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩
DCM(10mL)中、(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体29A)(1.26g、4.25mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(10mL、40mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄色固体として得た(1.11g、97%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.57-1.74 (m, 2 H), 2.09-2.23 (m, 2 H), 3.09-3.23 (m, 2 H), 3.45-3.55 (m, 1 H), 4.70-4.82 (m, 2 H), 8.45-8.54 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 197。
中間体30:(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(4mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(214mg、1.06mmol)に、DCM(12mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.29mL、1.6mmol)中、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体29)(220mg、0.82mmol)をゆっくり加えた。1時間後、この反応物を室温にゆっくり温め、一晩撹拌した。溶媒を真空で除去して標題化合物(290mg、98%)を得、これをそれ以上精製せずに使用した。LC-MS (LC-ES) M+H = 362。
中間体31:(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
A.(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
反応バイアルにて、塩化アリルパラジウム二量体(33mg、0.091mmol)、2−(ジ(アダマンタン−1−イル)ホスフィノ)−N,N−ジメチルアニリン(77mg、0.18mmol)およびトルエン(20mL)を10分間撹拌した。この混合物を最初は透明であったが後に曇りが出た。ナトリウムtert−ブトキシド(877mg、9.12mmol)、次いで、2−クロロ−5−フルオロピリジン(600mg、4.56mmol)およびアゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル(1.13g、5.47mmol)を加えた。このバイアルを密閉し、一晩110℃に加熱した。この混合物を冷却し、セライト(登録商標)で濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を真空濃縮し、残渣を、10〜65%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(230mg、収率17%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ3.83 (t, J = 7 Hz, 2 H), 4.27 (t, J = 7 Hz, 2 H), 4.57 (br s, 1 H), 5.11 (s, 2 H), 6.45 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.23-7.44 (m, 6 H), 7.92 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 302。
B.1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン
(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体31A)(0.230g、0.76mmol)および20重量%パールマン触媒(54mg、0.08mmol)を1:1メタノール:EtOAc(40mL)に撹拌し、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。この反応物をセライト登録商標)パッド(で濾過し、酢酸エチルですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、黄色固体として標題化合物を得た(130mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ3.72-3.89 (m, 2 H), 3.94-4.06 (m, 1 H), 4.27 (t, J = 8 Hz, 2 H), 6.48 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 168。
C.(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、アセトニトリル(3mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(152mg、0.754mmol)に、DCM(12mL)中、1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体31B)(220mg、0.82mmol)をゆっくり加えた。1時間後、重炭酸ナトリウム(97mg、1.2mmol)を加え、この反応物を室温にゆっくり温め、一晩撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をEtOAcに溶かし、水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10〜60%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(39mg、収率20%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 3.84-4.02 (m, 2 H), 4.42 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.75 (d, J = 6 Hz, 1 H), 5.67 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.34 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.21-7.31 (m, 1 H), 7.35 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.06 (br s, 1 H), 8.28 (d, J = 9 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 333。
中間体32:(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
A.3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(400mg、1.61mmol)のDMF(4mL)溶液に、3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(276mg、1.61mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.56mL、0.32mmol)を滴下し、酢酸エチル中T3P(2.04g、3.21mmol)の50%溶液を加えた。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出した。有機抽出液を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0〜20%MeOH/DCMで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(635mg、収率98%)を泡沫として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.44 (s, 9 H), 2.49-2.64 (m, 2 H), 2.69-2.82 (m, 2 H), 3.11-3.29 (m, 1 H), 3.82 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.23 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.57 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
B.(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
DCM(2.5mL)およびメタノール(2.5mL)中、3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体32A)(630mg、1.56mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(5mL、20mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を吸湿性の泡沫として得た(596mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.47-2.70 (m, 2 H), 2.74-2.87 (m, 2 H), 3.64-3.69 (m, 1 H), 3.74-3.82 (m, 1 H), 4.17-4.28 (m, 2 H), 4.29-4.38 (m, 2 H), 5.12-5.31 (m, 1 H), 7.06-7.15 (m, 1 H), 7.57-7.65 (m, 1 H), 7.76-7.83 (m, 1 H), 9.98 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 304。
中間体33:1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン
A.(1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
アセトニトリル(15mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル(810mg、3.9mmol)に、4−クロロ−2−メチルピリミジン(420mg、3.3mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.1mL、6.5mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて120℃で1.5時間加熱した。この反応物を濃縮し、残渣を、DCM中5%〜20%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(1.38g、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.48 (s, 3 H), 3.97-4.13 (m, 2H), 4.45 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.56-4.66 (m, 1 H), 5.12 (s, 2H), 6.32 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.23-7.48 (m, 5 H), 8.03 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 299。
B.1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン
(1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体33A)(1.2g、4.0mmol)をEtOH(30mL)およびEtOAc(30mL)に溶かし、窒素下で10重量%パラジウム炭素(0.43g、0.40mmol)を加え、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、室温、水素雰囲気下で一晩撹拌した。この反応物をセライト登録商標)パッド(で濾過し、EtOAcおよびメタノールですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(505mg、76%)。1H NMR (CD3OD)δ2.49 (s, 3 H), 4.11 (dd, J = 11, 4 Hz, 2 H), 4.19-4.31 (m, 1 H), 4.49 (dd, J = 10, 8 Hz, 2 H), 6.38 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.10 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 165。
中間体34:ラセミ2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール
A.ラセミN−ベンジル−6−(((tertブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン
MeOH(30mL)中、6−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(4g、10.9mmol)(Bioorganic and Medicinal Chemistry 14 (2006), 3953参照)の溶液に、ベンジルアミン(3.17mL、32.6mmol)を加えた。1時間後、この混合物を−78℃に冷却し、LiBH4(5.97mL、11.9mmol)を加えた。1時間後、一晩室温までゆっくり温めた。この混合物をEtOAcと飽和NaHCO3とで分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜40%EtOAc/EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物黄色油状物として他(3.49g、収率70%)(シスおよびトランス異性体の混合物)。LC-MS (ES-MS) M+H = 460。
B.ラセミ6−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン
Fisher−PorterボトルをN2でフラッシュし、N−ベンジル−6−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン(中間体34A)(3.9g、8.5mmol)およびEtOH(80mL)を充填した。N2雰囲気下、パールマン触媒(1.49g、2.12mmol)を加え、この容器を排気し、N2でフラッシュし、50psiのH2下で4日撹拌した。この容器を排気し、N2でフラッシュし、セライト(登録商標)パッドで濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を濃縮し、標題化合物を透明な粘稠油状物として得た(2.98g、94%)。LC-MS (ES-MS) M+H = 370。
C.ラセミ(6−(((tertブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
0℃で、DCM(100mL)中、6−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン(中間体34B)(2.98g、8.06mmol)およびEt3N(1.69mL、12.1mmol)の溶液に、BOC2O(2.15mL、9.27mmol)を加えた。この混合物を0℃で1時間、次いで、室温で一晩撹拌した。この反応物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄した。水相をDCMで逆抽出し、合わせた有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、粘稠な油状物を得た。残渣を、0%〜20%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を粘稠な油状物として得た(2.4g、収率70%)。LC-MS (ES-MS) M+H = 470。
D.ラセミ(6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
0℃で、THF(60mL)中、(6−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体34C)(2.4g、5.1mmol)の溶液に、TBAF(10.2mL、10.2mmol、THF中1M)を加えた。この反応物を室温で2時間撹拌し、減圧下でおよそ半分の容量に濃縮し、15mLの飽和NaHCO3を加えた。この混合物をEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して油状物を得た。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し(0〜20%EtOAc−ヘキサンの勾配)、白色固体として標題化合物を得た(1.12g、収率94%)。この材料をそのまま次の工程で使用した。
E.ラセミ5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸
DCM(10mL)、アセトニトリル(10mL)、および水(15mL)中、(6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体34D)(1.10g、4.76mmol)の0℃溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(4.07g、19.0mmol)および塩化ルテニウム(III)(99mg、0.48mmol)を加えた。この混合物を3時間激しく撹拌した後、EtOAc(50mL)で希釈し、濾過して固体を除去した。濾液に10mLのMeOHを加え、この混合物を濾過して固体を除去した。濾液に20mLの10%NaHSO3水溶液を加え、これにより脱色を起こした。20%NaHSO4水溶液を加えてpHをおよそ2に調整し、層を分離した。水層をEtOAc(3×)で抽出し、合わせた有機液をMgSO4で乾燥させ、濃縮し、標題化合物を黄色泡沫(1.21g、定量的収量)として得、これをそれ以上精製せずに使用した。LC-MS (ES-MS) M-H = 244。
F.ラセミ5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチル
0℃の、DCM(50mL)中、5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(中間体34E)(1.05g、4.28mmol)の溶液に、DCM中、ジアゾメタン(900mg、21.4mmol)の溶液(氷上で30%NaOH(50mL)およびDCM(40mL)に加えたN−メチル−N−ニトロソ尿素(2.5g)から生成)をゆっくり加え、この反応物を0℃で30分間撹拌した。浴を外し、混合物をN2でフラッシュして余分なジアゾメタンを除去した。これに撹拌しながらCH3CO2H(2滴)を加え(残留するジアゾメタンを急冷するため)、この溶液を飽和NaHCO3で洗浄した。この混合物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物を白色の蝋状固体として得た(882mg、収率79%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.42 (s, 9 H), 1.71-1.82 (m, 1 H), 2.00-2.17 (m, 2 H), 3.13 (br s, 1 H), 3.66 (dd, J = 12, 2 Hz, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 3.86-4.04 (m, 1 H), 4.17 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 4.35 (br s, 1 H)。
G.ラセミ5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチル塩酸塩
5−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチル(中間体34F)(880mg、3.39mmol)に、1,4−ジオキサン(25mL)、次いで、ジオキサン中4MのHCl(8.48mL、33.9mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物を濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(670mg、収率101%)。LC-MS (ES-MS) M+H = 160。
H.(トランス)−5−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチルラセミ
アセトニトリル(25mL)中、5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチル塩酸塩(中間体34G)(670mg、3.42mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.89g、13.7mmol)および臭化ベンジル(0.92mL、7.7mmol)を加え、この混合物を80℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、この混合物を濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物を透明な油状物として得(881mg、収率76%)、これはNMRによりトランス異性体に割り当てられた。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.54-1.75 (m, 2 H), 2.05-2.17 (m, 2 H), 2.83 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.42 (t, J = 11 Hz, 1 H), 3.58-3.74 (m, 7 H), 3.86 (dd, J = 12, 2 Hz, 1 H), 4.09-4.17 (m, 1 H), 7.11-7.48 (m, 10 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 340。
I.ラセミ2−((トランス)−5−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール
0℃で、THF(18mL)中、(トランス)−5−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸メチル(中間体34H)(535mg、1.58mmol)の溶液に、臭化メチルマグネシウム(4.20mL、12.6mmol、THF中3M)を滴下した。この混合物を一晩室温に温めた。次に、この混合物を0℃に冷却し、1M NH4Cl(25mL)をゆっくり滴下して急冷した。この混合物をEtOAc(2×)で抽出し、合わせた有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(0〜45%、EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物を透明な油状物として得た(268mg、収率50%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.07 (s, 3 H), 1.13 (s, 3 H), 1.22-1.38 (m, 1 H), 1.58 (dd, J = 12, 4 Hz, 1 H), 1.71 (d, J = 13 Hz, 1 H), 2.03-2.12 (m, 1 H), 2.39 (s, 1 H), 2.72 (tt, J = 11, 4 Hz, 1 H), 2.99 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 3.40 (t, J = 11 Hz, 1 H), 3.58-3.73 (m, 4 H), 3.99-4.09 (m, 1 H), 7.06-7.50 (m, 10 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 340。
J.ラセミ2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール
N2雰囲気下、2−((トランス)−5−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34I)(770mg、2.01mmol)およびEtOH(15mL)に、20%水酸化パラジウム(141mg、0.201mmol)を加え、この容器を排気し、N2でフラッシュした後、40psiのH2下で24時間撹拌した。この容器を排気し、N2でフラッシュし、この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、EtOHおよびEtOAcですすいだ。濾液を濃縮し、標題化合物を透明な油状物として得た(310mg、収率97%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.16 (s, 3 H), 1.18 (s, 3 H), 1.26-1.38 (m, 1 H), 1.39-1.52 (m, 1 H), 1.75-1.84 (m, 1 H), 2.09 (dt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 2.69-2.76 (m, 1 H), 3.01-3.13 (m, 2 H), 3.95-4.04 (m, 1 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 160。
中間体35:2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル
A.(1−(4−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
アセトニトリル(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル塩酸塩(400mg、1.65mmol)に、2−クロロイソニコチノニトリル(274mg、1.98mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.72mL、4.1mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて135℃で2.5時間加熱した。この反応物を濃縮し、残渣を、ヘキサン中20%〜90%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(185mg、34%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ3.91 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.34 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.56-4.64 (m, 1 H), 5.09 (s, 2 H), 6.72 (s, 1 H), 6.84 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.17-7.45 (m, 5 H), 8.17 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 309。
B.2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル
(1−(4−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体35A)(185mg、0.60mmol)をMeOH(5mL)に溶かし、窒素下でEtOAc(5mL)、および10重量%パラジウム炭素(128mg、0.12mmol)を加えた。この反応物を、バルーンを介して水素でパージし(3×)、その後、水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。この反応物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、メタノールですすいだ。濾液を濃縮し、残渣を、ヘキサン中20%〜90%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製する。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(55mg、53%)。1H NMR (CDCl3)δ3.61-3.78 (m, 2 H), 3.92-4.08 (m, 1 H), 4.20-4.41 (m, 2 H), 6.44 (s, 1 H), 6.72 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.22 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 175。
中間体36:((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、アセトニトリル(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(122mg、0.604mmol)に、アセトニトリル(2mL)中、2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34)(74mg、0.47mmol)をゆっくり加えた。30分後、重炭酸ナトリウム(78mg、0.93mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。1時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(78mg、52%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 1.19 (s, 3 H), 1.23 (s, 3 H), 1.38-1.66 (m, 2 H), 1.81 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.42 (br s, 1 H), 3.03-3.26 (m, 2 H), 3.64-3.87 (m, 1 H), 4.26 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 4.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.34 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.27 (d, J = 9 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 325。
中間体37:1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
DMF(3mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(500mg、2.40mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.84mL、4.8mmol)、次いで、2−フルオロピリジン(233mg、2.40mmol)を加えた。この混合物を85℃で一晩加熱し、冷却し、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、この水性液をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水(2×)およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中20%〜70%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物を白色固体として得た(90mg、15%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.49 (s, 9 H), 3.82 (dd, J = 8, 5 Hz, 2 H), 4.38 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.66 (s br, 1 H), 6.33 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.61-6.70 (m, 1 H), 7.42-7.53 (m, 1 H), 8.18 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 250。
B.1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(1mL)中、(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体37A)(90mg、0.36mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(2mL、8mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(84mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.38-4.50 (m, 3 H), 4.69-4.78 (m, 2 H), 7.01 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.03-7.09 (m, 1 H), 8.00 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.05-8.12 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 150。
中間体38:2−(2−アミノチアゾール−4−イル)プロパン−2−オールトリフルオロ酢酸塩
A.(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
0℃で、THF(13mL)中、2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−カルボン酸メチル(0.50g、1.9mmol)の溶液に、臭化メチルマグネシウム(2.58mL、7.7mmol、THF中3M)を滴下した。この混合物を室温に温め、36時間撹拌した。この混合物を水で急冷し、EtOAcで抽出し(2×)、合わせた有機液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(30〜75%EtOAc−ヘキサンの勾配)により精製し、標題化合物を白色固体として得た(360mg、収率72%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.50 (s, 6 H), 1.54 (s, 9 H), 6.78 (s, 1 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 259。
B.2−(2−アミノチアゾール−4−イル)プロパン−2−オールトリフルオロ酢酸塩
MeOH(2.5mL)中、(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体38A)(700mg、2.71mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(2.5mL、32.4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、標題化合物(720mg、98%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.53 (s, 6 H), 3.98 (s, 1 H), 6.60 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-H2O = 141。
中間体39:(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン
A.トランス−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール
室温で、EtOH(400mL)中、(トランス)−4−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(20g、174mmol)および重炭酸ナトリウム(40g、476mmol)に、臭化ベンジル(60g、350mmol)を加えた。この反応物を36時間、加熱還流し、濾過し、濃縮して固体を得た。この固体をヘキサンに取った。この反応物を一晩撹拌し、濾過し、風乾し、標題化合物(33.2g、65%)を得た。1H NMR (CDCl3)δ1.14-1.28 (m, 2 H), 1.30 (d, J = 5 Hz, 1 H), 1.38-1.52 (m, 2 H), 1.91 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.00 (br s, 1 H), 2.53 (tt, J = 12, 3 Hz, 1 H), 3.50-3.59 (m, 1 H), 3.62 (s, 4 H), 7.18-7.25 (m, 2 H), 7.27-7.32 (m, 4 H), 7.33-7.38 (m, 4 H)。
B.(トランス)−N,N−ジベンジル−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン塩酸塩
KOH(175g)および水(100g)の飽和溶液を作製し、周囲温度に冷却した。オーバーヘッドスターラーを備えた250mLの三口丸底フラスコに(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール(中間体39A)(10g、33.9mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(10g、71.9mmol)を充填した。この撹拌溶液に、アリコート336(1g、およそ2.25mmol)、次いで、飽和KOH溶液(70mL)の一部を加えた。この反応混合物をN2雰囲気下、内部温度およそ42℃で4時間40分撹拌し、この時点でHPLCは77%の変換を示した。さらなる固体KOH(5g)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(10g)を加え、一晩撹拌を続けた。この反応混合物を周囲温度に冷却し、TBME(100mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)を加えた。水相をTBME(75mL)で抽出し、合わせたTBME層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、TBME濾液を室温で撹拌し、ジオキサン中4NのHCl(10mL)を急速撹拌しながら滴下した。このスラリーを室温で20分間撹拌し、固体を濾取し、TBMEで洗浄し、標題化合物を灰白色固体として得た(13.1g、94%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 0.89-1.02 (m, 2 H), 1.63-1.75 (m, 2 H), 2.07 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.27 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.48-2.53 (m, 1 H), 2.96-3.06 (m, 1 H), 3.22 (s, 3 H), 3.35-3.41 (m, 2 H), 3.47-3.51 (m, 2 H), 4.12 (dd, J = 13, 5 Hz, 2 H), 4.43 (dd, J = 13, 5 Hz, 2 H), 7.37-7.44 (m, 6 H), 7.61-7.68 (m, 4 H), 10.97 (br s, 1 H)。
C.(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン
水(150mL)中、(トランス)−N,N−ジベンジル−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン塩酸塩(中間体39B)(19.7g、50.5mmol)を、ほぼ溶液が得られるまで撹拌した。TBME(150mL)を加えた後、1N NaOH(50mL)を5分かけてゆっくり加えた(内部温度は外部冷却を用いずに周囲温度で一定に留まった)。層を分離し、水相をTBME(30mL)で抽出した。合わせたTBME層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、EtOHでチェイスした。得られた琥珀色の油状物をEtOH(150mL)に溶かし、N2でパージした。Pd(OH)2/活性炭(1.6g、10〜20%Pd;安定剤として約50%の水)を加え、撹拌混合物を排気し、N2、次いで、H2でパージし、H2雰囲気下、室温で撹拌し、ビュッヒプレスフロー装置で取り込みをモニタリングした。3時間の急速撹拌の後、反応が遅くなったと思われたので、この反応容器を排気し、N2でパージし、追加量のPd(OH)2(1.62g)を充填し、水素化分解をさらに80分間続けた。この容器を排気し、N2でパージし、反応混合物を、セライト(登録商標)を含むフィルターパッドで濾過した。濾液を濃縮し、標題化合物をほぼ無色の油状物として得た(7.6g、87%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.94-1.18 (m, 4 H), 1.68-1.76 (m, 2 H), 1.85-1.93 (m, 2 H), 2.46-2.55 (m, 1 H), 3.11-3.20 (m, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.37-3.42 (m, 2 H), 3.47-3.51 (m, 2 H)。
中間体40:(トランス)−N−((トランス)−3−アミノシクロブチル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
DCM(2mL)中、((トランス)−3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)シクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(実施例66)(185mg、0.44mmol)に、ジオキサン中、4NのHCl(4mL、16mmol)を加えた。この混合物を室温で30分間撹拌し、溶媒を真空で除去し、白色固体として標題化合物を得た(194mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.41-2.59 (m, 6 H), 2.72-2.83 (m, 2 H), 3.14-3.27 (m, 1 H), 3.79-4.00 (m, 1 H), 4.40-4.64 (m, 1 H), 5.15-5.24 (m, 1 H), 7.00-7.04 (m, 1 H), 7.53-7.59 (m, 1 H), 7.72-7.77 (m, 1 H), 9.70 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 318。
中間体41:1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン
A.(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
DMF(3mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル塩酸塩(800mg、3.30mmol)が入った反応バイアルに、2−フルオロピリミジン(320mg、3.30mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.15mL、6.59mmol)を加えた。この混合物を85℃で一晩加熱し、冷却し、EtOAcで希釈し、水で洗浄した(2×)。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を水(3×)およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(160mg、17%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.81-3.89 (m, 2 H), 4.31-4.41 (m, 2 H), 4.69 (br s, 1 H), 5.13 (s, 2 H), 5.24 (br s, 1 H), 6.31 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.59-6.70 (m, 1 H), 7.30-7.42 (m, 5 H), 7.44-7.55 (m, 1 H), 8.15 (d, J = 4 Hz, 1H); LC-MS (LC-ES) M+H = 284。
B.1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン
25℃、窒素雰囲気下で、EtOH(10mL)中、(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体41A)(0.180g、0.64mmol)に、パラジウム炭素(135mg、0.13mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で一晩撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(89mg、収率94%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.59-3.74 (m, 2 H), 3.90-4.06 (m, 1 H), 4.16-4.40 (m, 2 H), 6.24-6.32 (m, 1 H), 6.55-6.64 (m, 1 H), 7.41-7.49 (m, 1 H), 8.15 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 150。
中間体42:ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
A.ラセミ3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピロリジン−1−カルボキシラート
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(350mg、0.80mmol)をDMF(8mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44mL、2.5mmol)およびHATU(578mg、1.52mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ5分間撹拌し、3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(262mg、1.52mmol)を加えた。2時間後、反応物を水およびMeOHで急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH 4 OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(71mg、収率21%)。LC-MS (LC-ES) T = 0.84分にピーク; M+H = 418。
B.ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
DCM(1mL)中、3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピロリジン−1−カルボキシラート(中間体42A)(76mg、0.18mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2mL、8mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄色固体として得た(70mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.31-2.42 (m, 1 H), 2.55-2.70 (m, 1 H), 2.74-2.89 (m, 2 H), 3.04-3.11 (m, 2 H), 3.45-3.59 (m, 2 H), 3.59-3.71 (m, 1 H), 3.73-3.88 (m, 2 H), 3.90-3.97 (m, 1 H), 4.74 (br s, 1 H), 5.47 (t, J = 6 Hz, 1 H), 7.33 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.80-7.88 (m, 1 H), 8.04 (d, J = 8 Hz, 1 H), 10.16 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 318。
中間体43:ラセミ2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール
3−メチレンシクロブタンカルボン酸(11.6g、103mmol)および炭酸セシウム(70.8g、217mmol)のDMF(350mL)混合物に、ヨードメタン(17.6g、124mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物をEt2Oと水とで分液し、有機層を分離し、水層をEt2O(3×)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(10.9g、84%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.85-2.92 (m, 2 H), 2.92-3.04 (m, 2 H), 3.09-3.17 (m, 1 H), 3.70 (s, 3 H), 4.77-4.82 (m, 2 H)。
B.6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸メチル
3−メチレンシクロブタンカルボン酸メチル(中間体43A)の酢酸メチル(45mL)溶液に、銅粉末(2.77g、43.6mmol)および亜鉛粉末(5.70g、87mmol)を加えた。この混合物に、塩化2,2,2−トリクロロアセチル(4.86mL、43.6mmol)およびオキシ塩化リン(0.37mL、4.0mmol)の酢酸メチル(45mL)溶液を2時間かけて滴下した。3時間後、この反応物を0℃に冷却し、さらなる亜鉛粉末(5.70g、87mmol)を加えた後、温度を7℃より低く保つ速度で酢酸(22.7mL、400mmol)を滴下した。この反応物を室温にゆっくり温め、一晩撹拌した後、セライト(登録商標)で濾過し、EtOAcですすいだ。濾液を飽和NaHCO3水溶液(2×200mL)で注意深く洗浄し(注:ガスが発生)、水層を1:1 EtOAc:Et2O(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(4.10g、61%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.38-2.48 (m, 2 H), 2.50-2.61 (m, 2 H), 3.00-3.09 (m, 2 H), 3.09-3.22 (m, 3 H), 3.68 (s, 3 H)。
C.ラセミ6−(ジベンジルアミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸メチル
6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸メチル(中間体43B)(3.89g、23.1mmol)のTHF(200mL)溶液に、ジベンジルアミン(4.67mL、24.29mmol)を加えた。10分後、この反応物を0℃に冷却し、10分かけてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7.35g、34.7mmol)を固体として少量ずつ加えた後、4〜5滴の氷酢酸を加えた。この反応物を室温に温めた。4時間後、この反応混合物を水(20mL)で希釈し、Et2O(200mL)で抽出し、飽和重炭酸ナトリウム(100mL)で洗浄した。水層をEt2O(1×100mL)で抽出し、有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(5.00g、62%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.74-1.92 (m, 2 H), 1.97-2.34 (m, 6 H), 2.90-3.09 (m, 2 H), 3.35-3.51 (m, 4 H), 3.64 (s, 3 H), 7.09-7.44 (m, 10 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 350。
D.ラセミ2−(6−(ジベンジルアミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール
0℃で、Et2O(200mL)中、6−(ジベンジルアミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸メチル(中間体43C)(5.00g、14.3mmol)に、ジエチルエーテル中、塩化メチルマグネシウムの3.0M溶液(15.7mL、47.2mmol)を加えた。30分後、この混合物を70分間室温に温め、0℃に冷却し、3N HClで急冷し、飽和NaHCO3水溶液(150mL)とEt2O(100mL)とで分液した。水層を分離し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(4.65g、93%)を白色固体として得た。1H NMR (CDCl3)δ1.06 (s, 6 H), 1.66-1.97 (m, 7 H), 2.05-2.31 (m, 2 H), 2.91-3.06 (m, 1 H), 3.45 (s, 4 H), 7.09-7.41 (m, 10 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 350。
E.ラセミ2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール
N2雰囲気下、2−(6−(ジベンジルアミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体43D)(4.10g、11.7mmol)およびEtOH(100mL)に、20%水酸化パラジウム(329mg、2.35mmol)を加え、この容器を排気し、N2でフラッシュした後、35psiのH2とともに一晩撹拌した。この容器を排気し、N2でフラッシュし、この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、MeOHですすいだ。濾液を濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(2.18g、定量的)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.07 (d, J = 1 Hz, 6 H), 1.39 (s, 3 H), 1.52 - 1.61 (m, 1 H), 1.63-1.69 (m, 1 H), 1.74-1.97 (m, 4 H), 2.11-2.27 (m, 2 H), 2.35-2.48 (m, 1 H), 3.30 (quin, J = 8 Hz, 1 H)。
中間体44:ラセミ(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
A.ラセミ(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル
トリフルオロメタンスルホン酸1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル(0.472g、1.92mmol)を1,4−ジオキサン(3.0ml)に懸濁させた後、ピペリジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチル(0.30g、1.5mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55ml、3.2mmol)を加えた。この反応物を24時間90℃に加熱し、冷却し、EtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘプタン中20〜50%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を得た(243mg、収率55%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.23 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.36 - 1.52 (m, 11 H), 1.83 (t, J = 8 Hz, 2 H), 2.50 (t, J = 11 Hz, 1 H), 2.61 (t, J = 11 Hz, 1 H), 2.92 (t, J = 11 Hz, 2 H), 3.26-3.36 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 297。
B.ラセミ1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩
1,4−ジオキサン(1mL)中、(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体44A)(240mg、0.81mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(1mL、4mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(235mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.22 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.29-1.42 (m, 2 H), 1.51-1.67 (m, 2 H), 1.87-1.96 (m, 2 H), 2.94-3.10 (m, 2 H) 3.34-3.49 (m, 1 H), 3.57-3.75 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 197。
C.ラセミ(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(115mg、0.571mmol)に、DCM(2mL)中、1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体44B)(100mg、0.372mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.1mmol)をゆっくり加えた。この反応物を一晩、室温にゆっくり温めた。溶媒を真空で除去し、残渣を、5〜50%EtOAc/Hexで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(23mg、収率17%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.16 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.38-1.52 (m, 2 H), 1.77-1.86 (m, 2 H), 2.39-2.50 (m, 2 H), 2.88 (t, J = 13 Hz, 2 H), 3.29-3.39 (m, 1 H), 3.40-3.52 (m, 1 H), 7.41 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.23-8.31 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 362。
中間体45:4−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸塩ベンジル
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(260mg、1.29mmol)に、DCM(4mL)中、4−アミノピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(200mg、0.854mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.86mmol)をゆっくり加えた。この反応物を室温にゆっくり温めた。5時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(307mg、収率90%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.33-1.46 (m, 2 H) 1.82-1.92 (m, 2 H) 2.99 (br s, 2 H) 3.62 (br s, 1 H) 3.91-4.01 (m, 2 H) 5.09 (s, 2 H) 7.28-7.47 (m, 6 H) 8.12 (d, J = 8 Hz, 1 H) 8.24-8.31 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
中間体46:(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
A.(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル
室温で、1,4−ジオキサン(3.0mL)中、ピペリジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチル(368mg、1.84mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.64mL、3.7mmol)、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(512mg、2.20mmol)を加え、この反応物を75℃で7日間撹拌した。この混合物を濃縮し、残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:4)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(501g、収率92%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.36 (s, 9 H), 1.37 (dq, J = 12, 4 Hz, 2 H), 1.64 (br d, J = 11 Hz, 2 H), 2.30 (dt, J = 11, 2 Hz, 2 H), 2.83 (br d, J = 12 Hz, 2 H), 3.09 (q, J = 10 Hz, 2 H), 3.12-3.26 (m, 1 H), 6.76 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 283。
B.1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩
室温で、MeOH(4.4mL)中、(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体46A)(0.501g、1.78mmol)に、ジオキサン中4.0Mの塩酸(4.44mL、17.8mmol)を加え、この反応混合物を17時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、標題化合物(0.460g、収率97%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.56 (br q, J = 11 Hz, 2 H), 1.85 (br d, J = 11 Hz, 2 H), 2.38-2.56 (m, 2 H), 2.90-3.08 (m, 3 H), 3.28 (br s, 2 H), 4.95 (br s, 1 H), 8.00 (br s, 3 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 183。
C.(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(240mg、1.19mmol)に、DCM(4mL)中、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体46B)(200mg、0.78mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.42mL、2.4mmol)をゆっくり加えた。この反応物を一晩室温にゆっくり温めた。得られた混合物は固体材料を含んでおり、これを濾取し、乾燥させ、標題化合物(87mg、32%)を白色固体として得た。濾液を真空蒸発させ、残渣を、ヘキサン中5%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、さらなる標題化合物(115mg、収率42%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.44-1.63 (m, 2 H), 1.81 (d, J = 14 Hz, 2 H), 2.42 (t, J = 11 Hz, 2 H), 2.91 (d, J = 12 Hz, 2 H), 3.08-3.22 (m, 2 H), 3.33-3.43 (m 1 H), 7.41 (d, J = 9 Hz, 2 H), 7.99-8.13 (m, 1 H), 8.27 (d, J = 9 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 348。
中間体47:3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(390mg、1.94mmol)に、DCM(10mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(300mg、1.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.50mL、2.9mmol)をゆっくり加えた。この反応物を一晩室温にゆっくり温めた。溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(331mg、収率72%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.07-4.18 (m, 1 H), 4.29-4.36 (m, 1 H), 4.52-4.61 (m, 1 H), 4.70-4.79 (m, 1 H), 5.32-5.40 (m, 1 H), 6.91 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.48 (d, J = 12 Hz, 2 H), 7.78 (d, J = 12 Hz, 1 H), 8.29 (d, J = 12 Hz, 2 H), 9.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 372。
中間体48:ラセミ1−(3−アミノピペリジン−1−イル)エタノン塩酸塩
A.ラセミ(1−アセチルピペリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
DCM(10mL)中、3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン(400mg、2.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.50mL、3.6mmol)、次いで、塩化アセチル(0.20mL、2.8mmol)を加えた。一晩撹拌した後、反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、0.5N HCl水溶液、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を黄色固体として得た(330mg、収率68%)。NMRは、回転異性体の混合物を示した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.20-1.34 (m, 2 H), 1.38 (s, 4.5 H), 1.40 (s, 4.5 H), 1.62-1.71 (m, 1 H), 1.73-1.82 (m, 1 H), 1.94 (s, 1.5 H), 1.97 (s, 1.5 H), 2.87-2.96 (m, 1 H), 3.01-3.08 (m, 1 H), 3.52-3.63 (m, 1 H), 3.67-3.74 (m, 1 H), 4.13-4.17 (m, 0.5 H), 4.17-4.22 (m, 0.5 H), 6.84 (d, J = 12 Hz, 0.5 H), 6.96 (m, J = 12 Hz, 0.5 H)。
B.ラセミ1−(3−アミノピペリジン−1−イル)エタノン塩酸塩
メタノール(0.5mL)中、(1−アセチルピペリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体48A)(170mg、0.70mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(1mL、4mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、溶媒を真空で除去した。得られた残渣を、Et2Oを用いて摩砕し、標題化合物をベージュ色の固体として得た(115mg、92%)。NMRは、回転異性体の混合物を示した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.35-1.64 (m, 2 H), 1.70-1.77 (m, 1 H), 1.91-1.99 (m, 1 H), 2.01 (s, 3 H), 2.93-3.28 (m, 3 H), 3.67-3.83 (m, 1 H), 4.10-4.13 (m, 0.5 H), 4.14-4.17 (m, 0.5 H), 8.06 (br s, 1 H), 8.17 (br s, 1 H)。
中間体49:ラセミ3−アミノピペリジン−1−カルボン酸メチル塩酸塩
A.ラセミ3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸メチル
DCM(10mL)中、3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン(400mg、2.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.50mL、3.6mmol)、次いで、クロロギ酸メチル(0.20mL、2.6mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、0.5N HCl、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(502mg、収率97%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.27-1.35 (m, 2 H), 1.38 (s, 9 H), 1.62-1.69 (m, 1 H), 1.72-1.80 (m, 1 H), 2.74-2.83 (m, 1 H), 3.20-3.28 (m, 1 H), 3.52-3.58 (m, 1 H), 3.58 (s, 3 H), 3.66-3.74 (m, 1 H), 3.76-3.89 (m, 1 H), 6.85-6.91 (m, 1 H)。
B.3−アミノピペリジン−1−カルボン酸メチル塩酸塩
メタノール(0.5mL)中、3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸メチル(中間体49A)(100mg、0.39mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(1mL、4mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、溶媒を真空で除去した。得られた残渣を、Et2Oを用いて摩砕し、標題化合物を白色固体として得た(81mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.36-1.59 (m, 2 H), 1.64-1.74 (m, 1 H), 1.89-1.96 (m, 1 H), 2.95-3.19 (m, 3 H), 3.56-3.65 (m, 4 H), 3.87-3.96 (m, 1 H), 8.07 (br s, 2 H)。
中間体50:ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(モルホリン−2−イルメチル)アゼチジン−1−カルボキサミド
A.ラセミ2−((3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル
NMP(4mL)中、2−(アミノメチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(370mg、1.71mmol)に、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸4−ニトロフェニル(中間体47)(250mg、0.67mmol)を加えた。この反応物を一晩80℃に加熱し、飽和NaHCO3水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した(2×)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、ヘキサン中0%〜75%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を粘稠な黄色油状物として得た(330mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.38 (s, 9 H), 2.69 (s, 2 H), 2.78-2.90 (m, 1 H), 2.99-3.12 (m, 1 H), 3.28-3.35 (m, 2 H), 3.64-3.71 (m, 1 H), 3.78-3.89 (m, 4 H), 4.29-4.35 (m, 2 H), 5.21-5.26 (m, 1 H), 6.61 (t, J = 12 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 449。
B.ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(モルホリン−2−イルメチル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(4mL)中、2−((3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)メチル)モルホリン−4−カルボン酸メチルtert−ブチル(中間体50A)(328mg、0.73mmol)に、トリフルオロ酢酸(1mL、13mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液で注意深く中和した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を黄色の蝋として得た(48mg、19%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.70 (s, 2 H), 2.94-2.99 (m, 2 H), 3.27-3.40 (m, 2 H), 3.66-3.72 (m, 1 H), 3.81-3.88 (m, 3 H), 4.12-4.22 (m, 1 H), 4.27-4.34 (m, 2 H), 5.19-5.25 (m, 1 H), 6.46-6.54 (m, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 349。
中間体51:2−((トランス)−4−イソチオシアナトシクロヘキシル)プロパン−2−オール
DCM(3mL)中、1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(125mg、0.701mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(75mg、0.48mmol)の溶液を加えた。2時間後、この混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.72mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この混合物を水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させおよび濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(53mg、56%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.00 (s, 6 H), 1.00-1.08 (m, 2 H), 1.12-1.20 (m, 1 H), 1.36-1.48 (m, 2 H), 1.74-1.82 (m, 2 H), 2.08-2.13 (m, 2 H), 3.64-3.73 (m, 1 H), 4.08 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H-H2O = 182。
中間体52:4−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
0℃で、DCM(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(755mg、3.74mmol)に、DCM(10mL)中、4−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、2.50mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.50mL、2.9mmol)をゆっくり加えた。この反応物を室温にゆっくり温めた。一晩撹拌した後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(720mg、収率79%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.28-1.34 (m, 2 H), 1.38 (s, 9 H), 1.76-1.82 (m, 2 H), 2.77-2.90 (m, 2 H), 3.49-3.58 (m, 1 H), 3.81-3.88 (m, 2 H), 7.39 (d, J = 8 Hz, 2 H), 8.08 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.22 (d, J = 8 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H-t-Bu = 310。
中間体53:3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(3mL)中、4−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例96)(193mg、0.446mmol)に、トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.5mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液で注意深く中和し、1N NaOH水溶液で塩基性とした。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を黄色固体として得た(11mg、7%)。水層を濃縮し、得られた固体を週末にかけてDCMに懸濁させ、濾過し、濾液を濃縮し、標題化合物としてのさらなる材料を黄色固体として得た(88mg、59%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.31-1.45 (m, 2 H), 1.65-1.79 (m, 2 H), 2.64-2.72 (m, 2 H), 3.29-3.35 (m, 2 H), 3.48-3.57 (m, 1 H), 3.80-3.87 (m, 2 H), 4.27-4.34 (m, 2 H), 5.19-5.24 (m, 1 H), 6.38 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 333。
中間体54:2−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)イソチアゾリジン1,1−ジオキシド
A.(トランス−4−(3−クロロプロピルスルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.01g、4.07mmol)をDMF(8mL)に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.04g、8.02mmol)を加えた。塩化3−クロロプロパン−1−スルホニル(0.786g、4.44mmol)をゆっくり加え、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。水(50mL)を加え、沈澱した固体を濾取し、水で洗浄し、乾燥させ、標題化合物(1.42g、収率90%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.14-1.30 (m, 2 H), 1.30-1.45 (m, 2 H), 1.99-2.14 (m, 4 H), 2.20-2.33 (m, 2 H), 3.12-3.21 (m, 2 H), 3.21-3.33 (m, 1 H), 3.41-3.53 (m, 1 H), 3.67 (t, J = 6 Hz, 2 H), 4.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.60 (d, J = 7 Hz, 1 H), 5.07 (s, 2 H), 7.27-7.41 (m, 5 H)。
B.(トランス−4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
(トランス−4−(3−クロロプロピルスルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体54A)(1.42g、3.65mmol)をTHF(36mL)に溶かし、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散物)(0.325g、8.14mmol)を加えた(ガスが発生)。溶液を5時間60℃に加熱した。この混合物を室温に冷却し、水(50mL)および飽和塩化アンモニウム水溶液(25mL)を加えた。これらの二層を分離し、水層を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、40%〜80%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(779mg、61%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.20-1.33 (m, 2 H), 1.50-1.67 (m, 2 H), 1.92-2.03 (m, 2 H), 2.09 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.27-2.39 (m, 2 H), 3.12 (t, J = 8 Hz, 2 H), 3.26 (t, J = 7 Hz, 2 H), 3.36-3.55 (m, 2 H), 4.62 (d, J = 7 Hz, 1 H), 5.08 (s, 2 H), 7.28-7.41 (m, 5 H)。
C.2−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)イソチアゾリジン1,1−ジオキシド
窒素雰囲気下、触媒を湿らせるために十分なメタノールを用い、(トランス−4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体54B)(0.779g、2.21mmol)にパラジウム炭素(233mg、2.21mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で2時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(497mg、定量的)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03-1.19 (m, 2 H), 1.40-1.58 (m, 2 H), 1.67-1.87 (m, 4 H), 2.13-2.24 (m, 2 H), 3.06-3.26 (m, 8 H)。
中間体55:1−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
A.(トランス−4−(3−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルウレイド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
トルエン(20mL)に懸濁させたトランス−4−(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸(2.43g、8.76mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.30g、17.8mmol)、次いで、ジフェニルホスホリルアジド(2.68g、9.74mmol)を加えた。この混合物を60分間100℃に加熱し、2−(メチルアミノ)エタノール(795mg、10.6mmol)を加えた。75分後、この混合物を室温に冷却し、水(100mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、酢酸エチル中10%イソプロパノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(1.86g、61%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.14-1.30 (m, 5 H), 1.69-1.86 (m, 5 H), 2.79 (s, 3 H), 3.15-3.26 (m, 3 H), 3.40-3.50 (m, 2 H), 4.72 (t, J = 5 Hz, 1 H), 4.99 (s, 2 H), 5.88 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.17 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.41 (m, 4 H)。
B.(トランス−4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
(トランス−4−(3−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルウレイド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体55A)(1.86g、5.32mmol)をTHF(20mL)に溶かし、0℃に冷却した。カリウムtert−ブトキシド(1.49g、13.3mmol)、次いで、塩化p−トルエンスルホニル(1.23g、6.44mmol)を加えた。この混合物を室温にゆっくり温め、一晩撹拌した。水(100mL)およびブライン(20mL)を加え、この混合物を酢酸エチル(4×20mL)で抽出した。合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチルで溶出し、標題化合物を白色固体として得た(1.19g、67%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.28 (qd, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.42-1.57 (m, 2 H), 1.75 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.00-2.12 (m, 2 H), 2.76 (s, 3 H), 3.21-3.28 (m, 4 H), 3.38-3.52 (m, 1 H), 3.65-3.79 (m, 1 H), 4.70 (d, J = 7 Hz, 1 H), 5.08 (s, 2 H), 7.28-7.40 (m, 5 H)。
C.1−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン
窒素雰囲気下、触媒を湿らせるために十分なメタノールを用い、(トランス−4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体55B)(402mg、1.21mmol)に、パラジウム炭素(130mg、0.22mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で2時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(244mg、定量的)を無色の薄膜として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.06-1.21 (m, 2 H), 1.35-1.49 (m, 2 H), 1.49-1.58 (m, 2 H), 1.81 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.53-2.57 (m, 1 H), 2.61 (s, 3 H), 3.18 (s, 4 H), 3.40-3.45 (m, 1 H)。
中間体56:3−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)オキサゾリジン−2−オン
A.(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジカルバミン酸ベンジル
DCM(12mL)中、2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エタノール(1.08g、6.11mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.55g、12.0mmol)、次いで、トリホスゲン(602mg、2.03mmol)を加えた。60分後、この混合物を濃縮し、残渣をDMF(8mL)中、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.02g、4.10mmol)の懸濁液にゆっくり加えた。一晩撹拌した後、この混合物を水(100mL)に注ぎ、沈澱した固体を濾取し、水で洗浄し、乾燥させた。材料を、20%〜40%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(680mg、37%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.02 (s, 6 H), 0.83 (s, 9 H), 1.18 (t, J = 9 Hz, 4 H), 1.68-1.83 (m, 4 H), 3.11-3.24 (m, 2 H), 3.64-3.75 (m, 2 H), 3.94 (t, J = 5 Hz, 2 H), 4.97 (s, 2 H), 7.04 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.24-7.39 (m, 5 H)。
B.トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジカルバミン酸ベンジル(2−ヒドロキシエチル)
THF(4mL)中、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジカルバミン酸ベンジル(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)(中間体56A)(900mg、2.00mmol)に、THF中1.0MのTBAF(4.0mL、4.0mmol)を加えた。2時間後、水(100mL)を加え、この混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、50%〜90%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(507mg、76%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.10-1.29 (m, 4 H), 1.69-1.88 (m, 4 H), 3.19 (br s, 2 H), 3.47-3.55 (m, 2 H), 3.92 (t, J = 5 Hz, 2 H), 4.68 (t, J = 5 Hz, 1 H), 4.99 (s, 2 H), 7.05 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.25-7.41 (m, 5 H)。
C.(トランス−4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルジカルバミン酸ベンジル(2−ヒドロキシエチル)(中間体56B)(507mg、1.51mmol)をTHF(9mL)に溶かし、0℃に冷却した。カリウムtert−ブトキシド(423mg、3.77mmol)、次いで、塩化p−トルエンスルホニル(345mg、1.81mmol)を加えた。この混合物を室温にゆっくり温め、3日撹拌した。水(50mL)を加え、この混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、50%〜90%酢酸エチル/ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(346mg、72%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.27 (qd, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.45-1.60 (m, 2 H), 1.60-1.72 (m, 2 H), 1.87 (d, J = 12 Hz, 2 H), 3.20-3.31 (m, 1 H), 3.36-3.42 (m, 1 H), 3.47 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.23 (t, J = 8 Hz, 2 H), 5.00 (s, 2 H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.27-7.44 (m, 5 H)。
D.3−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)オキサゾリジン−2−オン
窒素雰囲気下、触媒を湿らせるために十分なメタノールを用い、(トランス−4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体56C)(346mg、1.09mmol)に、パラジウム炭素(123mg、0.12mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で一晩撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(197mg、99%)を無色のゲルとして得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03-1.19 (m, 2 H), 1.38-1.55 (m, 2 H), 1.62 (d, J = 11 Hz, 2 H), 1.81 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.52-2.63 (m, 1 H), 3.34-3.42 (m, 1 H), 3.42-3.52 (m, 2 H), 4.16-4.31 (m, 2 H)。
中間体57:トランス−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール
A.(トランス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
塩化セリウム(III)七水和物(3.12g、8.39mmol)を140℃、高真空下で60分間乾燥させた後、一晩減圧下で維持しながら室温に冷却した。固体を窒素雰囲気下に置き、THF(16mL)を加えた。このスラリーを90分間撹拌した後、−78℃に冷却した。ジエチルエーテル中メチルリチウムの1.6M溶液(5.10mL、8.16mmol)を加えた。60分後、THF(5mL)中、(4−オキソシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.00g、4.05mmol)を加えた。2時間後、この混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)および水(50mL)に注いだ。得られた混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、40%〜70%酢酸エチル−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(524mg、49%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.20-1.31 (m, 4 H), 1.33-1.46 (m, 2 H), 1.46-1.69 (m, 4 H), 1.88-2.02 (m, 2 H), 3.57-3.72 (m, 1 H), 4.70 (br s, 1 H), 5.09 (br s, 2 H), 7.28-7.43 (m, 5 H)。
B.トランス−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール
窒素雰囲気下、触媒を湿らせるために十分なメタノールを用い、(トランス−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体57A)(524mg、1.99mmol)に、パラジウム炭素(217mg、0.20mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で1時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(257mg、定量的)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.08 (s, 3 H), 1.09-1.19 (m, 2 H), 1.26-1.38 (m, 2 H), 1.45-1.56 (m, 2 H), 1.59-1.72 (m, 2 H), 2.59-2.66 (m, 1 H)。
中間体58:1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
NMP(2mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(209mg、1.00mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、2−クロロピリミジン(115mg、1.00mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL、2.0mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波(130℃)にて2.5時間加熱し、冷却し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(147mg、収率59%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.45 (s, 9 H), 3.93 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.36 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.42-4.57 (m, 1 H), 6.67 (t, J = 5 Hz, 1H), 8.31 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 251。
B.1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
MeOH(2mL)中、(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体58A)(145mg、0.51mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(4mL、16mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄色固体として得た(160mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.32-4.40 (m, 1 H), 4.40-4.46 (m, 2 H), 4.72 (dd, J = 11, 8 Hz, 2 H), 7.07 (t, J = 5 Hz, 1 H), 8.65 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 151。
中間体59:(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(シス)−3−((メチルスルホニル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
0℃で、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(2.00g、15.4mmol)のDCM(20ml)溶液に、トリエチルアミン(4.71ml、33.8mmol)、次いで、塩化メタンスルホニル(1.94g、17.0mmol)を加えた。3時間後、この混合物を室温に温めた。1時間後、沈澱を濾去し、濾液を真空濃縮し、得られた残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(3.01g、94%)を無色の液体として得た。 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.55-2.65 (m, 2 H), 2.68-2.82 (m, 3 H), 3.02 (s, 3 H), 3.73 (s, 3 H), 4.90-5.01 (m, 1 H)。
B.(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
DMF(7.5mL)中、6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−オール(400mg、2.36mmol)、(シス)−3−((メチルスルホニル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体59A)(492mg、2.36mmol)および炭酸セシウム(924mg、2.84mmol)の混合物を85℃で撹拌した。一晩撹拌した後、この反応物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出し、合わせた有機液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(370mg、56%)を粘稠な油状物として得、これはゆっくり固化した。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.57-2.69 (m, 2 H), 2.80-2.91 (m, 2 H), 3.25-3.33 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 5.14 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.71 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.39 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.12 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 282。
C.(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(6mL)および水(2mL)中、(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体59B)(680mg、2.42mmol)の溶液に、LiOH(116mg、4.80mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒の一部を真空で除去し、EtOAcと水とで分液した。水層を分離し、クエン酸水溶液を添加してpH=4に調整した後、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮し、標題化合物(582mg、90%)を淡黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.57-2.69 (m, 2 H), 2.80-2.95 (m, 2 H), 3.19-3.31 (m, 1 H), 5.01-5.24 (m, 1 H), 6.73 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.39 (d, J = 7 Hz, 1 H), 8.90-9.31 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 268。
中間体60:2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド塩酸塩
A.2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド
エタノール(8mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(522mg、2.5mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、2−クロロ−5−メチルピリジン1−オキシド(359mg、2.5mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.87mL、5.0mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて120℃で2時間加熱し、冷却した後、追加(2.5mmol)のアゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩およびN,N−ジイソプロピルエチルアミンの両方を加えた。この混合物をマイクロ波にて125℃で3時間加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、0%〜40%MeOH−DCMの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(335mg、31%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 2.24 (s, 3 H), 3.67-3.83 (m, 2 H), 4.00-4.06 (m, 2 H), 4.44-4.54 (m, 1 H), 6.66 (d, J = 9 Hz, 1H), 7.29-7.38 (m, 1 H), 7.86 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 280。
B.2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド塩酸塩
MeOH(3mL)中、2−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド(中間体60A)(330mg、1.18mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(0.3mL、1.2mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色固体として得た(310mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.32 (s, 3 H), 4.28-4.40 (m, 1 H), 4.57 (dd, J = 11, 4 Hz, 2 H), 4.83-4.89 (m, 2 H), 7.00 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.89 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 180。
中間体61:4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
A.3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(19mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(2.67g、10.6mmol)および6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−オール(1.50g、8.87mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(3.47g、10.6mmol)を加えた。この混合物を一晩85℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、20%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物にはメシラート出発材料が混入していた。この材料を、5%〜60%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.30g、45%)を無色の泡沫として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.48 (s, 9 H), 4.12 (d, J = 7 Hz, 2 H), 4.41-4.50 (m, 2 H), 5.21-5.32 (m, 1 H), 6.74 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.48 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 325。
B.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
DCM(6mL)中、3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体61A)(1.30g、4.01mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(12mL、48mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を灰白色固体として得た(1.26g、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.33 (dd, J = 12, 4 Hz, 2 H), 4.67 (dd, J = 12, 7 Hz, 2 H), 5.44-5.51 (m, 1 H), 6.88 (dd, J = 10, 2 Hz, 1 H), 7.56 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 225。
中間体62:(2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)メタノール二塩酸塩
A.(1−(5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(10mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(433mg、2.1mmol)が入ったマイクロ波反応バイアルに、(2−クロロピリミジン−5−イル)メタノール(300mg、2.1mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.8mL、10mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて130°で3時間加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中30%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(415mg、71%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 3.96 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.38 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.48 (s, 2 H), 4.48-4.57 (m, 1 H), 8.34 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 281。
B.(2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)メタノール二塩酸塩
DCM(6mL)中、(1−(5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体62A)(410mg、1.46mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(6mL、24mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄色固体として得た(382mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.31-4.51 (m, 3 H), 4.61 (s, 2 H), 4.71-4.79 (m, 2 H), 8.64 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 181。
中間体63:ラセミ((シス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
−78℃に冷却した塩化オキサリル(9.1mL、104mmol)のDCM(160mL)溶液に、DCM(16mL)中、DMSO(14.5mL、2.04mmol)の溶液を15分かけて滴下し、この期間、反応物を−68℃より低く維持した。15分後、(トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール(20g、67.7mmol)のDCM(100mL)溶液を15分滴下し、この期間、温度を−68℃より低く維持した。30分後、15分かけてトリエチルアミン(30mL、215mmol)を加え、この期間、温度を−70℃より低く維持した。1時間後、この反応物を−3℃に温め、ジエチルエーテル(500mL)で希釈し、1:1ブライン:水(2×250mL)で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘプタン(50mL)で希釈し、再び濃縮して残留するDCMを除去した。残渣を、ヘプタン(50mL)を用いて摩砕し、0℃で1時間熟成し、生じた固体を濾取し、ヘプタンで洗浄し、乾燥させ、標題化合物を灰白色固体として得た(17.9g、90%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.73-1.88 (m, 2 H), 2.06 (dd, J = 10, 3 Hz, 2 H), 2.13-2.23 (m, 2 H), 2.25-2.37 (m, 2 H), 2.87-2.99 (m, 1 H), 3.61 (s, 4 H), 7.15-7.24 (m, 2 H), 7.27-7.33 (m, 4 H), 7.34-7.41 (m, 4 H)。
B.ラセミ2−((4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸メチル
室温で、1,2−ジクロロエタン(21mL)中、4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノン(中間体63A)(1.24g、4.24mmol)に、2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン酸メチル塩酸塩(820mg、4.24mmol)を加え、5分間撹拌した後、4Åモレキュラーシーブス(10g)を加えた。2時間後、重炭酸ナトリウム(356mg、4.24mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.898g、4.24mmol)を加え、この反応混合物を週末にわたって撹拌した。この反応混合物を濾過し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、2:3EtOAc:ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(730mg、収率40%)をシスおよびトランス異性体の混合物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.98-1.20 (m, 2 H), 1.31-2.01 (m, 6 H), 2.37-2.47 (m, 1 H), 2.48-2.58 (m, 1 H), 2.75 (br s, 1 H), 3.59 (s, 2 H), 3.64 (s, 2 H), 3.74-3.84 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 7.19-7.25 (m, 2 H), 7.27-7.33 (m, 4 H), 7.34-7.42 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 435。
C.ラセミ2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールおよび2−(((シス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
THF(10mL)中、2−((4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸メチル(中間体63B)(690mg、1.59mmol)に、ジエチルエーテル中1Mの水素化リチウムアルミニウム(2.1mL、2.1mmol)を加えた。30分後、この混合物を水の滴下で急冷し、15分間撹拌し、EtOAcで希釈した。二層間で分液した後、水層に1N NaOHを加え、これをさらにEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、ヘキサン中5%〜40%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールを白色固体として(284mg、44%)および2−(((シス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールを白色固体として(317mg、49%)得た。
2−(((トランス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.35 (t, J = 13 Hz, 2 H), 1.60 (d, J = 11 Hz, 2 H), 1.72-1.94 (m, 4 H), 2.39-2.54 (m, 1 H), 2.94 (br s, 1 H), 3.17 (d, J = 6 Hz, 1 H), 3.55-3.69 (m, 5 H), 3.78 (dd, J = 12, 4 Hz, 1 H), 7.13-7.20 (m, 2 H), 7.26 (t, J = 7 Hz, 4 H), 7.35 (d, J = 7 Hz, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。
2−(((シス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ0.89-1.11 (m, 2 H), 1.37-1.58 (m, 2 H), 1.80-2.00 (m, 4 H), 2.37-2.66 (m, 2 H), 3.17-3.25 (m, 1 H), 3.52-3.67 (m, 5 H), 3.75 (dd, J = 12, 4 Hz, 1 H), 7.13-7.21 (m, 2 H), 7.21-7.29 (m, 4 H), 7.29-7.40 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。GADR のLCMSであって、ノートのものではない。
D.ラセミ2−(シス)−((4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール
2−(((シス)−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(中間体63C)(0.31g、0.76mmol)および20重量%のパールマン触媒(53.6mg、0.076mmol)をエタノール(20mL)中で撹拌し、パール装置にて水素でパージした後、40psiの水素雰囲気下で一晩振盪した。この反応物を窒素でパージし、セライト(登録商標)パッドで濾過し、酢酸エチルですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、標題化合物を無色の油状物として得た(166mg、96%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.03-1.26 (m, 4 H), 1.80-2.13 (m, 4 H), 2.57-2.69 (m, 2 H), 3.22-3.34 (m, 1 H), 3.60-3.67 (m, 1 H), 3.72-3.95 (m, 1 H)。
E.ラセミ((シス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、アセトニトリル(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(122mg、0.604mmol)に、アセトニトリル(2mL)中、2−(シス)−((4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(中間体63D)(130mg、0.575mmol)をゆっくり加えた。1時間後、重炭酸ナトリウム(97mg、1.2mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。一晩撹拌した後、溶媒を真空で除去し、残渣をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣に少量のDCMを加え、生じた固体を濾取し、標題化合物を白色固体として得た(163mg、収率73%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.90-1.35 (m, 4 H), 1.75-2.01 (m, 4 H), 2.44-2.54 (m, 3 H), 3.16-3.30 (m, 2 H), 3.43-3.57 (m, 1 H), 3.62-3.69 (m, 1 H), 4.97 (br s, 1 H), 7.40 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.26 (d, J = 9 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 392。
中間体64:ラセミ2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール二塩酸塩
A.ラセミ2−(((トランス)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸エチル
室温で、1,2−ジクロロエタン(23mL)中、3,3,3−トリフルオロ−2−オキソプロパン酸エチル(1.02g、5.13mmol)に、((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(1.00g、4.67mmol)を加え、5分間撹拌した後、酢酸(14mg、0.23mmol)および4Åモレキュラーシーブス(8g)を加えた。2時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.989g、4.67mmol)を加え、この反応混合物を一晩撹拌した。この反応混合物を濾過し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(87mg、収率5%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.31 (d, J = 10 Hz, 2 H), 1.38 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.46 (s, 9 H), 1.59-1.72 (m, 2 H), 1.73-1.84 (m, 2 H), 2.00 (d, J = 11 Hz, 2 H), 3.31-3.46 (m, 2 H), 3.59 (t, J = 5 Hz, 1 H), 4.42 (q, J = 7 Hz, 2 H)。
B.ラセミカルバミン酸((トランス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)
tert−ブチル
0℃で、THF(1.5ml)中、2−(((トランス)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸エチル(中間体64A)(87mg、0.24mmol)に、ジエチルエーテル中1Mの水素化リチウムアルミニウム(0.31ml、0.31mmol)を加えた。1時間後、この反応物を水、次いで、1N NaOH水溶液で注意深く急冷した。この混合物をEtOAcに取り、MgSO4で乾燥させ、濃縮し、残渣を、ヘキサン中10%〜70%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(84mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.08-1.30 (m, 4 H), 1.45 (s, 9 H), 1.83-2.03 (m, 4 H), 2.51-2.68 (m, 1 H), 3.21-3.32 (m, 2 H), 3.62 (dd, J = 12, 6 Hz, 1 H), 3.77 (d, J = 4 Hz, 1 H)。
C.ラセミ2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール二塩酸塩
DCM(2mL)中、((トランス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体64B)(85mg、0.26mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2mL、8mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物(79mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.50-1.83 (m, 4 H), 2.15-2.28 (m, 2 H), 2.30-2.41 (m, 2 H), 3.15-3.25 (m, 1 H), 3.42-3.53 (m, 1 H), 3.55-3.61 (m, 1 H), 3.65-3.72 (m, 2 H), 3.74-3.80 (m, 1 H), 3.98-4.15 (m, 2 H), 4.36-4.52 (m, 1 H)。
中間体65:((トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、アセトニトリル(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(326mg、1.62mmol)に、アセトニトリル(5mL)中、(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン(中間体39)(200mg、1.15mmol)をゆっくり加えた。30分後、重炭酸ナトリウム(194mg、2.31mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。1時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(280mg、72%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.15-1.32 (m, 4 H), 1.82-1.89 (m, 2 H), 1.90-2.03 (m, 2 H), 2.51 (dt, J = 4, 2 Hz, 1 H), 3.21-3.24 (m, 1 H), 3.24 (s, 3 H), 3.39-3.45 (m, 2 H), 3.49-3.56 (m, 2 H), 7.36-7.43 (m, 2 H), 8.04 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.24-8.31 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 339。
中間体66:(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、アセトニトリル(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(172mg、0.853mmol)に、アセトニトリル(2mL)中、1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体58)(136mg、0.61mmol)をゆっくり加えた。30分後、ピリジン(145mg、1.83mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。1時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、ヘキサン中0%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(86mg、45%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.00 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.26-4.40 (m, 2 H), 4.48-4.60 (m, 1 H), 6.71 (t, J = 5 Hz, 1 H), 7.45 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.28 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.34-8.42 (m, 2 H), 8.79 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 316。
中間体67:(シス)−3−アミノ−1−メチルシクロブタノール塩酸塩
A.(シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル
塩化セリウム(III)七水和物(10.06g、27.0mmol)を高真空下、140℃で17時間乾燥させた後、真空下に留めながら室温に冷却した。この固体を窒素雰囲気下に置き、0℃に冷却し、THF(60mL)を加えた。氷浴を外し、このスラリーを1時間撹拌した後、−78℃に冷却した。ジエチルエーテル中メチルリチウムの1.6Mの溶液(16.9mL、27.0mmol)を、温度を−70℃より低く維持する速度で加えた。90分後、THF(15mL)中、(3−オキソシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(2.50g、13.5mmol)を、温度を−70℃より低く維持する速度で加えた。3時間後、この混合物を室温にゆっくり温めた。一晩撹拌した後、この混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)および水(100mL)に注ぎ、10分撹拌し、濾過した。濾液を酢酸エチル(2×)で抽出し、合わせた有機液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、20%〜100%酢酸エチル−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を無色の固体として得た(1.05g、39%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.37 (s, 3 H), 1.44 (s, 9 H), 1.98 (td, J = 9, 3 Hz, 2 H), 2.46-2.54 (m, 2 H), 3.72 (quin, J = 8 Hz, 1 H), 4.68 (br s, 1 H)。
B.(シス)−3−アミノ−1−メチルシクロブタノール塩酸塩
メタノール(18.45mL)中、(シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体67B)(1.04g、5.17mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(5.81mL、23.3mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌し、さらなるジオキサン中4NのHCl(1.30mL、5.17mmol)を加え、3時間後、溶媒を真空で除去した。得られた残渣を再溶解させ、ジオキサンおよびジエチルエーテルの両方で濃縮し、標題化合物(786mg、99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.14-1.24 (m, 3 H), 1.88 (t, J = 10 Hz, 2 H), 2.10-2.20 (m, 2 H), 3.42-3.55 (m, 1 H), 4.85 (s, 1 H)。
中間体68:ラセミ2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール塩酸塩
N2雰囲気下、2−((トランス)−5−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34I)(265mg、0.781mmol)およびEtOH(7mL)に、20%水酸化パラジウム(137mg、0.195mmol)を加え、容器を排気し、N2でフラッシュした後、40psiのH2下で24時間撹拌した。容器を排気し、N2でフラッシュし、この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、EtOHおよびEtOAcですすいだ。この濾液に、ジオキサン中4NのHCl(1mL、4mmol)を加えた。この混合物を濃縮し、標題化合物を白色泡沫として得た(147mg、収率96%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.98 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.24-1.38 (m, 1 H), 1.41-1.54 (m, 1 H), 1.75 (d, J = 13 Hz, 1 H), 2.06 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.87-3.04 (m, 2 H), 3.22 (t, J = 11 Hz, 1 H), 3.95-4.07 (m, 1 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 160。
中間体69:(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(40mL)中、2−メトキシ−5−フルオロフェノール(2.25g、15.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(6.14g、23.4mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(2.44g、18.7mmol)、次いで、DIAD(4.6mL、23mmol)を加えた。次に、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、30%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を無色の粘稠な油状物として得た(3.6g、91%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.52-2.64 (m, 2 H), 2.74-2.83 (m, 2 H), 3.15-3.27 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H), 4.90 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.62 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.81 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) T = 0.78分にピーク。
B.(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(20mL)中、(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体69A)(3.70g、14.6mmol)の溶液に、水(10mL)中、LiOH(1.83g、43.7mmol)の溶液を加えた。3時間後、この混合物を濃HClでpH=5に調整し、生じた固体を濾取した後、MeOHと共沸し、標題化合物(2.51g、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.36-2.46 (m, 2 H), 2.69 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.11 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 4.84 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.55-6.65 (m, 2 H), 6.89 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 239。
中間体70:ラセミ(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
DCM(1mL)中、3−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例143)(90mg、0.22mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物(786mg、99%)を淡黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.98-2.09 (m, 1 H), 2.26-2.38 (m, 1 H), 2.38-2.49 (m, 2 H), 2.61-2.71 (m, 2 H), 3.09-3.18 (s, 1 H), 3.20-3.29 (m, 1 H), 3.30-3.40 (m, 2 H), 3.42-3.57 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 4.37-4.42 (m, 1 H), 4.81-4.90 (m, 1 H), 6.55 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.58-6.66 (m, 1 H), 6.92 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.32 (br s, 1 H); LC-MS (ES-MS) M+H = 309。
中間体71:(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
A.3−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(120mg、0.50mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(228mg、0.599mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(103mg、0.599mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出液を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜60%EtOAc/EtOH(3/1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色泡沫として得た(171mg、87%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.42 (s, 9 H), 2.48-2.52 (m, 2 H), 2.69-2.73 (m, 2 H), 2.95-3.05 (m, 1 H), 3.72 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.25 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.59-4.68 (m, 1 H), 4.91 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.25-6.31 (m, 1 H), 6.46 (d, J = 10 Hz, 1 H), 6.55-6.62 (m, 1 H), 6.77 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 395。
B.(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
DCM(2mL)中、3−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体71A)(171mg、0.434mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(2.0mL、26mmol)を加えた。1時間後、溶媒を真空で除去し、エーテルを用いて摩砕し、標題化合物を白色固体として得た(181mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.36-2.51 (m, 2 H), 2.60-2.75 (m, 2 H), 3.07-3.18 (m, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 4.14-4.22 (m, 2 H), 4.24-4.34 (m, 2 H), 4.61-4.69 (m, 1 H), 4.80-4.89 (m, 1 H), 6.55 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 3 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 295。
中間体72:2−(6−アミノ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)イソニコチノニトリル,二トリフルオロ酢酸塩
A.(2−(4−シアノピリジン−2−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)カルバミン酸tert−ブチル
2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルカルバミン酸tert−ブチル(212mg、1.00mmol)および2−フルオロイソニコチノニトリル(183mg、1.50mmol)のDMF(3mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL、2.0mmol)を加えた。この混合物を3時間100℃に加熱し、冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出液を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜60%EtOAc/EtOH(3/1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(245mg、78%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.44 (s, 9 H), 2.04-2.14 (m, 2 H), 2.59-2.67 (m, 2 H), 3.97 (s, 2 H), 4.04-4.11 (m, 1 H), 4.07 (s, 2 H), 4.61-4.71 (m, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 6.72 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H), 8.22 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 315。
B.2−(6−アミノ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)イソニコチノニトリル,二トリフルオロ酢酸塩
DCM(2mL)中、(2−(4−シアノピリジン−2−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体72A)(245mg、0.779mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(2.0mL、26mmol)を加えた。1時間後、溶媒を真空で除去し、エーテルを用いて摩砕し、標題化合物を淡黄色固体として得た(413mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ 2.38-2.46 (m, 2 H), 2.68-2.75 (m, 2 H), 3.71-3.80 (m, 1 H), 4.17 (s, 2 H), 4.26 (s, 2 H), 6.93-6.96 (m, 1 H), 6.98 (t, J = 1 Hz, 1 H), 8.12 (dd, J = 6, 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 215。
中間体73:4−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)モルホリン−3−オン
A.((トランス)−4−(2−(2−クロロエトキシ)アセトアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
塩化2−(2−クロロエトキシ)アセチル(958mg、6.11mmol)および((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(1.38g、5.55mmol)のTHF溶液(30mL)に、室温でトリエチルアミン(1.12g、11.1mmol)を加えた。一晩撹拌した後、有機液をCHCl3に取り、水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮し、標題化合物を淡黄色固体として得(1.90g、93%)、これをそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.18-1.38 (m, 4 H), 1.71-1.84 (m, 4 H), 3.20-3.32 (m, 1 H), 3.49-3.58 (m, 1 H), 3.70-3.74 (m, 2 H), 3.77-3.81 (m, 2 H), 3.90 (s, 2 H), 5.00 (s, 2 H), 7.28-7.40 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 369。
B.((トランス)−4−(3−オキソモルホリノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル
((トランス)−4−(2−(2−クロロエトキシ)アセトアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体73A)(1.88g、5.10mmol)および炭酸セシウム(2.49g、7.65mmol)を含有するアセトニトリル溶液(60mL)を加熱還流した。一晩撹拌した後、この反応物を冷却し、溶媒を真空で除去し、残った固体をCHCl3に取った後、飽和NaHSO4水溶液で注意深く急冷した。有機層を分離し、水層をCHCl3で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮し、残渣を、0%〜15%MeOH−DCMの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を淡黄色固体として得た(1.37g、81%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.31-1.22 (m, 2 H), 1.48-1.62 (m, 4 H), 1.82-1.91 (m, 2 H), 3.20-3.26 (m, 2 H), 3.26-3.32 (m, 1 H), 3.76-3.82 (m, 2 H), 4.01 (s, 2 H), 4.12-4.22 (m. 1 H), 5.01 (s, 2 H), 7.27-7.39 (m, 5 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 333。
C.4−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)モルホリン−3−オン
窒素雰囲気下、メタノール(15mL)中、((トランス)−4−(3−オキソモルホリノ)シクロヘキシル)カルバミン酸ベンジル(中間体73B)(1.35g、4.06mmol)の撹拌溶液に、10%Pd/C(864mg、0.812mmol)を加えた。この反応容器を減圧下で排気し、水素で3回パージした。混合物を窒素雰囲気下に置き、水素を充填したバルーンを取り付け、水素雰囲気下で一晩撹拌した。混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、DCMで洗浄した。濾液を蒸発乾固させ、粗標題化合物(790mg、98%)を蝋状の固体として得、これをそれ以上精製せずに使用した。 1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.04-1.16 (m, 2 H), 1.45-1.57 (m, 4 H), 1.76-1.85 (m, 2 H), 2.42-2.53 (m, 1 H), 3.20-3.26 (m, 2 H), 3.76-3.81 (m, 2 H), 4.00 (s, 2 H), 4.13-4.22 (m, 1 H)。
中間体74:(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
A.4−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(300mg、1.25mmol)のDMF(10mL)溶液に、HATU(570mg、1.50mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44mL、2.5mmol)を加えた。5分後、4−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(300mg、1.50mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色の泡沫固体として得た(370mg、70%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.21-1.33 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H), 1.87-1.95 (m, 2 H), 2.43-2.55 (m, 2 H), 2.68-2.75 (m, 2 H), 2.81-2.90 (m, 2 H), 2.90-2.99 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.88-3.99 (m, 1 H), 3.99-4.14 (m, 2 H), 4.88-4.99 (m, 1 H), 5.29-5.33 (m, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.56-6.62 (m, 1 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 423。
B.(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩
DCM(1.5mL)中、4−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体74A)(370mg、0.876mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4NのHCl(1.5mL、6.0mmol)を加えた。15分後、溶解を促すために少量のMeOHを加えた。15分後、溶媒を真空で除去し、標題化合物を白色泡沫固体として得た(335mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.58-1.69 (m, 2 H), 2.04-2.14 (m, 2 H), 2.32-2.45 (m, 2 H), 2.56-2.67 (m, 2 H), 3.06-3.11 (m, 3 H), 3.33-3.45 (m, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 3.89-3.99 (m, 1 H), 4.83-4.92 (m, 1 H), 6.51-6.61 (m, 2 H), 6.84-6.93 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 323。
中間体75:2−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(340mg、1.42mmol)のDMF(12mL)溶液に、HATU(646mg、1.70mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.49mL、2.8mmol)を加えた。20分後、2−アミノオキサゾール−4−カルボン酸(272mg、2.12mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードし、標題化合物を淡黄色泡沫固体として得た(370mg、70%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.45-2.55 (m, 2 H), 2.75-2.84 (m, 2 H), 3.35-3.45 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 4.85-4.92 (m, 1 H), 6.55-6.65 (m, 2 H), 6.89-6.95 (m, 1 H), 8.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 351。
中間体76:ラセミトランス−N1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩酸塩
A.ラセミ(トランス−4−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル
室温で、1,4−ジオキサン(7.8mL)中、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(1.01g、4.71mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.64mL、9.43mmol)、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル(1.39g、5.66mmol)を加え、この反応混合物を70℃で16時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、残渣を、EtOAc:ヘキサン(1:4)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(906mg、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.98 (dq, J = 11 Hz, 2 H), 1.11 (dq, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.11 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.35 (s, 9 H), 1.66-1.82 (m, 4 H), 1.82-1.90 (m, 1 H), 2.30-2.44 (m, 1 H), 3.06-3.18 (m, 1 H), 3.28 (h, J = 7 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 311。
B.ラセミトランス−N1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩酸塩
室温で、MeOH(7.3mL)中、(トランス−4−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体76A)(0.91g、2.9mmol)に、ジオキサン中4.0MのHCl(7.3mL、29mmol)を加えた。15時間後、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(817mg、94%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.26-1.70 (m, 6 H), 1.99 (br s, 3 H), 2.14 (br s, 2 H), 2.93 (br s, 1 H), 3.15 (br s, 1 H), 4.41 (br s, 1 H), 8.08 (br s, 3 H), 9.56 (br s, 1 H), 10.25 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 211。
中間体77:(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンアミン塩酸塩
A.((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル
テトラヒドロフラン(10mL)中、5−フルオロ−2−メトキシフェノール(1.85g、10.4mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.04g、3.96mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、((シス)−3−ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(494mg、2.64mmol)、次いで、DIAD(0.77mL、4.0mmol)を加えた。次に、この反応混合物を室温に温め、1週間撹拌し、部分的に濃縮した。残った材料を水およびEtOAcで希釈し、分液し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機液を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、30%〜80%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(601mg、73%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.46 (s, 9 H), 2.34-2.46 (m, 2 H), 2.63-2.70 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 4.25-4.34 (m, 1 H), 4.70-4.87 (m, 2 H), 6.41 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.60 (d, J = 3 Hz, 1 H), 6.80 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-Boc = 212。
B.(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンアミン塩酸塩
DCM(2mL)中、((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体77A)(602mg、1.93mmol)に、ジオキサン中4.0MのHCl(6mL、24mmol)を加えた。1時間後、この反応混合物を濃縮し、標題化合物(481mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.31 (t, J = 6 Hz, 2 H), 2.66 (dd, J = 7, 6 Hz, 4 H), 3.84 (s, 3 H), 3.96-4.06 (m, 1 H), 4.94-5.01 (m, 1 H), 6.58 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.64-6.73 (m, 1 H), 6.97 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 212。
中間体78:(トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキサンカルボン酸
−20℃で、THF(120mL)中、(トランス)−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸(5.00g、26.9mmol)の溶液に、エーテル中3MのMeMgBr(26.9mL、81mmol)を、内部温度が<−15℃に維持されるような速度で滴下した。この混合物を一晩、室温にゆっくり温め、30時間後に−20℃に冷却した。追加のMeMgBr(4.5mL;13.5mmol)を滴下した。この混合物を一晩室温に温めた。40時間後、この混合物を0℃に冷却し、2N HCl水溶液(50mL)を添加してゆっくり急冷した。層を分離し、水層をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を最少量のEt2Oに溶かし、ヘキサンを滴下して生成物を沈澱させ、濾取し、標題化合物を無色の固体として得た(4.36g、88%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.91-1.04 (m, 8 H), 1.08-1.17 (m, 1 H), 1.23 (qd, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.81 (dd, J = 13, 3 Hz, 2 H), 1.87-1.97 (m, 2 H), 2.01-2.11 (m, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 11.95 (s, 1 H)。
中間体79:(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(40mL)中、キノリン−8−オール(2.00g、13.8mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(5.42g、20.7mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル (2.15g、16.5mmol)、次いで、DIAD(4.0mL、21mmol)を加えた。次に、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、30%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を粘稠な油状物として得た(2.4g、66%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.74-2.84 (m, 2 H), 2.86-2.96 (m, 2 H), 3.23-3.31 (m, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 5.14-5.23 (m, 1 H), 6.91 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.52 (m, 3 H), 8.16 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.98 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 258。
B.(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(15mL)中、(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体79A)(2.35g、9.13mmol)の溶液に、水(7.5mL)中、LiOH(1.15g、27.4mmol)の溶液を加えた。3時間後、この混合物をクエン酸水溶液でpH=4に調整し、水相をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生じた黄色固体を、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、標題化合物(1.70g、77%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.80-2.89 (m, 2 H), 2.94-3.05 (m, 2 H), 3.41 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.14-5.19 (m, 1 H), 6.92 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.34-7.57 (m, 3 H), 8.21 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.14 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 244。
中間体80:2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸
THF(1.6mL)中、2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸エチル(実施例171)(110mg、0.288mmol)の溶液に、水(0.80mL)中、LiOH(36mg、0.87mmol)の溶液を加えた。2時間後、この反応物を濃縮し、トルエン(3×)と共沸し、標題化合物を淡黄色固体として得た(50mg、49%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.50 (m, 2 H), 2.71-2.81 (m, 2 H), 3.10-3.20 (m, 1 H), 5.03 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.98 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.58 (m, 3 H), 7.58-7.65 (m, 1 H), 8.30 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.86 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 11.55-12.73 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 354。
中間体81:4−シクロプロピルオキサゾール−2−アミン
純2−ブロモ−1−シクロプロピルエタノン(2g、12.3mmol)に、1N NaOH水溶液(12.3mL、12.3mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌した後、EtOAc(5×)で抽出した。有機液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエタノン(1.1g、90%)を暗色の液体として得、これをそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.00-1.05 (m, 2 H), 1.15-1.21 (m, 2 H), 1.87 (tt, J = 8, 5 Hz, 1 H), 3.15 (s, 1 H), 4.42 (d, J = 5 Hz, 2 H)。
1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエタノン(450mg、4.49mmol)およびシアンアミド(227mg、5.39mmol)のTHF(2mL)溶液に、2M NaOH水溶液(2.92mL、5.84mmol)を滴下した。一晩撹拌した後、この混合物を部分的に濃縮し、水で希釈し、EtOAc(5×)およびクロロホルム(3×)で抽出した。合わせた有機液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(92mg、16%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.66-0.72 (m, 2H), 0.77-0.83 (m, 2 H), 1.66 (tt, J = 8, 5 Hz, 1 H), 4.64 (br s, 2 H), 6.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 125。
中間体82:8−(アゼチジン−3−イルオキシ)キノリン二塩酸塩
A.3−(キノリン−8−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(5mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(249mg、0.991mmol)およびキノリン−8−オール(145mg、0.999mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(360g、1.11mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜90%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(144mg、48%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.40 (s, 9 H), 3.90-3.96 (m, 2 H), 4.36-4.42 (m, 2 H), 5.17-5.22 (m, 1 H), 6.96 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.48 (t, J = 6 Hz, 1 H), 7.55-7.60 (m, 2 H), 8.32-8.36 (m, 1 H), 8.87-8.90 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 301。
B.8−(アゼチジン−3−イルオキシ)キノリン二塩酸塩
メタノール(1mL)中、3−(キノリン−8−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体82A)(142mg、0.473mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(4mL、16mmol)を加えた。この混合物を室温で5時間撹拌し、溶媒を真空で除去した。残渣を、ジエチルエーテルで希釈し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物を白色固体として得た(118mg、91%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.43-4.47 (m, 2 H), 4.67-4.74 (m, 2 H), 5.51-5.57 (m, 1 H), 7.44 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.87 (t, J = 6 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.11-8.16 (m, 1 H), 9.14-9.19 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 201。
中間体83:N−メトキシ−N−メチル−2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボキサミド
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸(実施例193)(97mg、0.26mmol)をDMF(5mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.23mL、1.3mmol)およびHATU(120mg、0.32mmol)を溶かした。この反応物を室温でおよそ5分間撹拌し、塩酸N,O−ジメチルヒドロキシルアミン(38mg、0.39mmol)を加えた。12時間後、この反応物を水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(34mg、31%)を得た。LC-MS (LC-ES) M+H = 413。
中間体84:2−(2−アミノチアゾール−5−イル)プロパン−2−オール
THF(5mL)中、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)エタノン(0.10g、0.70mmol)に、THF溶液中3Mの臭化メチルマグネシウム(1.17mL、3.52mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させ、標題化合物(42mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.39 (s, 6 H), 5.11 (s, 1 H), 6.55-6.66 (m, 3 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 159。
中間体85:5−(プロパ−1−エン−2−イル)チアゾール−2−アミン,トリフルオロ酢酸塩
A.(5−アセチルチアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
0℃で、THF(10mL)中、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)エタノン(0.50g、3.5mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.68mL、3.9mmol)およびDMAP(4mg、0.04mmol)に、Boc−無水物(0.86mL、3.7mmol)を加えた。この反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この反応物を濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(409mg、48%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.47 (s, 9 H), 2.44 (s, 3 H), 8.22 (s, 1 H), 11.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 241。
B.(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
THF(5mL)中、(5−アセチルチアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体85A)(0.20g、0.83mmol)に、THF中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.55mL、1.7mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(150mg、68%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.44 (s, 15 H), 3.29 (s, 1 H), 5.34 (s, 1 H), 7.05 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 257。
C.5−(プロパ−1−エン−2−イル)チアゾール−2−アミン,トリフルオロ酢酸塩
0℃に冷却したDCM(5mL)中、(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体85B)(155mg、0.600mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.46mL、6.0mmol)を加えた。この反応物を一晩室温に温め、濃縮した。得られた残渣を、ヘキサンを用いて摩砕し、標題化合物(80mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.98 (s, 3 H), 4.96 (d, J = 11 Hz, 2 H), 7.20 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 141。
中間体86:1−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メチルプロパン−2−オール塩酸塩
A.2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)酢酸メチル
0℃で、THF(20mL)中、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸メチル(1.08g、6.28mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.21mL、6.91mmol)およびDMAP(8mg、0.06mmol)に、Boc−無水物(1.53mL、6.6mmol)を加えた。この反応混合物を室温に温め、一晩撹拌した後、90℃に加熱した。2時間後、反応物を濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.35g、79%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.44 (s, 9 H), 1.96 (s, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 11.39 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 271。
B.(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
THF(5mL)中、2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−4−イル)酢酸メチル(中間体86A)(0.20g、0.73mmol)に、THF中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.98mL、2.9mmol)を加えた。1時間後、この反応混合物を濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(159mg、73%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.04 (s, 6 H), 1.44 (s, 9 H), 3.57 (s, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 11.38 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 271。
C.1−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メチルプロパン−2−オール塩酸塩
DCM(2mL)中、(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体86B)(159mg、0.582mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(0.29mL、1.2mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(120mg、99%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.10 (s, 6 H), 3.63 (s, 2 H), 6.66 (s, 1 H), 9.31 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 173。
中間体87:1−(2−アミノチアゾール−5−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
A.2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−5−イル)酢酸エチル
0℃で、THF(20mL)中、2−(2−アミノチアゾール−5−イル)酢酸エチル(900mg、4.83mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.93mL、5.3mmol)およびDMAP(6mg、0.05mmol)に、Boc−無水物(1.18mL、5.07mmol)を加えた。この反応混合物を室温に温めた。2時間後、反応物を濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.01g、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.17 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.45 (s, 9 H), 1.52 (s, 2 H), 4.07 (q, J = 7 Hz, 2 H), 7.13 (s, 1 H), 11.26 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 285。
B.(5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
THF(5mL)中、2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)チアゾール−5−イル)酢酸エチル(中間体87A)(0.20g、0.70mmol)に、THF中3Mの臭化メチルマグネシウム(2.33mL、6.98mmol)を加えた。1時間後、この反応混合物を濃縮し、残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(159mg、73%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.05 (s, 6 H), 1.44 (s, 9 H), 2.71 (s, 2 H), 4.49 (s, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 11.08 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) ピーク at T = 0.65分。
C.1−(2−アミノチアゾール−5−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
0℃に冷却したDCM(5mL)中、(5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体87B)(0.128g、0.470mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.36mL、4.7mmol)を加えた。この反応混合物を室温に温めた。一晩撹拌した後、溶媒を除去し、残渣を、飽和NaHCO3水溶液を加えてpH=9に塩基性化した。水相を酢酸エチル(3×)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、標題化合物(21mg、26%)を蒸発させた。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.04 (s, 6 H), 2.57 (s, 2 H), 4.35 (s, 1 H), 6.53 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 173。
中間体88:(トランス)−3−(キノリン−8−イルアミノ)シクロブタンカルボン酸
A.4−メチル−N−(キノリン−8−イル)ベンゼンスルホンアミド
ピリジン(15mL)中、キノリン−8−アミン(1.00g、6.94mmol)および塩化トシル(1.98g、10.4mmol)の溶液をマイクロ波にて130℃で10分間加熱した。この反応混合物を水(100mL)に注ぎ、固体を回収し、真空濾過により乾燥させ、標題化合物(1.88g、90%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3) δ2.23 (m, 3 H), 7.25 (d, J = 12 Hz, 2 H), 7.45-7.49 (m, 1 H), 7.53-7.58 (m, 1 H), 7.59-7.67 (m, 2 H), 7.77 (d, J = 12 Hz, 2 H), 8.32 (d, J = 12 Hz, 1 H), 8.81-8.86 (m, 1 H), 9.84 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 299。
B.(トランス)−3−(4−メチル−N−(キノリン−8−イル)フェニルスルホンアミド)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(30mL)中、4−メチル−N−(キノリン−8−イル)ベンゼンスルホンアミド(中間体88A)(1.08g、3.61mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.948g、3.61mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.35mL、3.0mmol)、次いで、DIAD(0.70mL、3.6mmol)を加えた。次に、この反応混合物を室温に温め、一晩撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(0.691g、56%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.79-1.93 (m, 1 H), 2.04 (dt, J = 8, 4 Hz, 1 H), 2.25-2.36 (m, 1 H), 2.36-2.46 (m, 4 H), 2.66-2.76 (m, 1 H), 3.60 (s, 3 H), 4.97 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8 Hz, 2 H), 7.49-7.59 (m, 4 H), 7.65 (t, J = 8 Hz, 1 H), 8.06 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.41 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.71 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 411。
C.(トランス)−3−(4−メチル−N−(キノリン−8−イル)フェニルスルホンアミド)シクロブタンカルボン酸
THF(15mL)中、(トランス)−3−(4−メチル−N−(キノリン−8−イル)フェニルスルホンアミド)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体88B)(690mg、1.68mmol)の溶液に、水(5mL)中、水酸化リチウム(403mg、16.8mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を、飽和クエン酸水溶液を用いてpH4に調整し、水相をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させ、標題化合物(666mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.11-1.16 (m, 1 H), 1.69-1.74 (m, 1 H), 1.74-1.82 (m, 1 H), 1.91-1.98 (m, 1 H), 2.18-2.24 (m, 1 H), 2.32 (s, 3 H), 4.83-4.92 (m, 1 H), 7.27 (d, J = 8 Hz, 2 H), 7.45-7.53 (m, 4 H), 7.61 (t, J = 8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.65-8.69 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 397。
D.(トランス)−3−(キノリン−8−イルアミノ)シクロブタンカルボン酸
濃H2SO4水溶液(0.38mL、71mmol)中、(トランス)−3−(4−メチル−N−(キノリン−8−イル)フェニルスルホンアミド)シクロブタンカルボン酸(中間体88C)(666mg、1.68mmol)の溶液を110℃で撹拌した。2時間後、この反応混合物を、1M NaOH水溶液を用いて中性pHに調整し、水相をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させ、標題化合物(326mg、80%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.24-2.34 (m, 2 H), 2.60-2.69 (m, 2 H), 3.02-3.11 (m, 1 H), 4.12-4.22 (m, 1 H), 6.50-6.53 (m, 1 H), 6.58-6.62 (m, 1 H), 7.06-7.11 (m, 1 H), 7.32-7.36 (m, 1 H), 7.48-7.54 (m, 1 H), 8.19-8.24 (m, 1 H), 8.72-8.77 (m, 1 H), 12.03 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 243。
中間体89:3−(チエノ[3,2−b]ピリジン−3−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
A.3−ヒドロキシチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル
DMF(12ml)中、3−クロロピコリン酸メチル(1.0g、5.8mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(1.23g、12.8mmol)に、チオグリコール酸メチル(0.62ml、7.0mmol)を加え、この混合物を一晩65℃に加熱した。この反応物を冷却し、混合物を激しく撹拌し、水で希釈した。生じた沈澱を濾取し、真空下で乾燥させ、標題化合物を黄色固体として得た(55mg、9%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ3.82 (s, 3 H), 7.32 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.06 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.51 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 210。
B.3−(チエノ[3,2−b]ピリジン−3−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(0.8mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(107mg、0.426mmol)および3−ヒドロキシチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(中間体89A)(75mg、0.36mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(140g、0.430mmol)を加えた。この混合物を一晩110℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、30%〜90%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製して材料を得、これをさらに、5%〜95%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製した。適当な画分を濃縮し、得られた材料を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(50mg、46%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.46 (s, 9 H), 4.14-4.23 (m, 2 H), 4.38 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 5.01-5.12 (m, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 7.59 (dd, J = 8, 5 Hz, 1 H), 8.42 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.90 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 307。
中間体90:(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
A.2−(5−フルオロベンゾフラン−7−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
7−ブロモ−5−フルオロベンゾフラン(0.25g、1.16mmol)、ビス(ピナコラト)二ホウ素(0.354g、1.40mmol)、酢酸カリウム(0.285g、2.91mmol)、およびPdCl2(dppf)−CH2Cl2付加物(0.095g、0.12mmol)をDMSO(3.0ml)中で撹拌した。この反応溶液を脱気し、窒素でフラッシュし、85℃に加熱した。5時間後、反応物を一晩冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。この材料を、ヘプタン中10%〜60%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(237mg、78%)を白色結晶性固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.41 (s, 12 H), 6.73 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.31-7.35 (m, 1 H), 7.45 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 263。
0℃で、エタノール(1.0ml)中、2−(5−フルオロベンゾフラン−7−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(中間体90A)(0.23g、0.88mmol)に、水中30%のH2O2(0.1ml、1mmol)を加えた。2時間後、この反応物を10%Na2S2O3水溶液で急冷し、水で希釈し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(86mg、64%)を油状物として得、これをそれ以上精製せずに使用した。 1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ6.55 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 6.85 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 6.88 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.98 (d, J = 2 Hz, 1 H), 10.52 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 153。
C.(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(0.6mL)中、5−フルオロベンゾフラン−7−オール(中間体90B)(85mg、0.56mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(161mg、0.615mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(87mg、0.67mmol)、次いで、DIAD(0.12mL、0.62mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、5日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜50%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(71mg、48%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.54-2.67 (m, 2 H), 2.81 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.19-3.28 (m, 1 H), 3.75 (s, 3 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.41 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 1 Hz, 1 H), 6.85 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 265。
D.(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(2mL)中、(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体90C)(70mg、0.27mmol)の溶液に、水(0.5mL)中、LiOH(17mg、0.40mmol)の溶液を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮した。残渣を1N HCl水溶液で処理し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(72mg、定量的)を白色固体として得た。LC-MS (LC-ES) M-H = 249。
中間体91:(トランス)−3−(3−ブロモフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(1.2mL)中、3−ブロモフェノール(200mg、1.16mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(364mg、1.39mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(181mg、1.39mmol)、次いで、DIAD(0.25mL、1.3mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(265mg、80%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.40-2.51 (m, 2 H), 2.74 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.14-3.25 (m, 1 H), 3.75 (s, 3 H), 4.88 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.73 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 7.05-7.18 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 285, 287 (Brパターン)。
中間体92:(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(1.7mL)中、2,5−ジフルオロフェノール(0.2g、1.537mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(484mg、1.85mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(240mg、1.85mmol)、次いで、DIAD(0.35mL、1.8mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜60%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(236mg、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.48-2.59 (m, 2 H), 2.76 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.16-3.26 (m, 1 H), 3.75 (s, 3 H), 4.90 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.49-6.63 (m, 2 H), 7.02 (ddd, J = 10, 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 243。
B.(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(4mL)、メタノール(2mL)および水(2mL)中、(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体92A)(230mg、0.950mmol)の溶液に、LiOH(68mg、2.85mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮した。残渣を水に取り、6N HCl水溶液で、沈澱が形成され始めるまで処理した。この固体を濾取し、真空下で乾燥させ、標題化合物(185mg、85%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.29-2.40 (m, 2 H), 2.68 (qd, J = 7, 5 Hz, 2 H), 3.05-3.15 (m, 1 H), 4.89 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.70-6.80 (m, 1 H), 6.86 (ddd, J = 10, 7, 3 Hz, 1 H), 7.26 (ddd, J = 11, 9, 6 Hz, 1 H), 12.34 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 227。
中間体93:(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸リチウム
A.(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(2mL)中、2−クロロ−5−フルオロフェノール(200mg、1.37mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(430mg、1.64mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(213mg、1.64mmol)、次いで、DIAD(0.32mL、1.6mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜50%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(264mg、64%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.50-2.61 (m, 2 H), 2.78 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.18-3.28 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 4.91 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.49 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.63 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 7.30 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 259, 261 (Clパターン)。
B.(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸リチウム
THF(4mL)、メタノール(2mL)および水(2mL)中、(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体93A)(245mg、0.947mmol)の溶液に、LiOH(68mg、2.84mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮し、標題化合物(248mg、定量的)を白色固体として得、これをそのまま使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.03-2.15 (m, 2 H), 2.53-2.66 (m, 3 H), 4.81-4.92 (m, 1 H), 6.69 (d, J = 11 Hz, 1 H), 6.80 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 243, 245 (Clパターン)。
中間体94:1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン
A.(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル
トルエン(8mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸ベンジル(1.24g、6.00mmol)および2−クロロ−5−メチルピリジン(638mg、5.00mmol)に、ナトリウムtert−ブトキシド(577mg、6.00mmol)、次いで、BINAP(78mg、0.13mmol)およびPd2(dba)3(73mg、0.080mmol)を加えた。得られた混合物を一晩70℃に加熱した。この反応物を冷却し、エーテルを加え、この混合物をブライン(3×)で洗浄した。洗液をエーテルで抽出し、有機液を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中20%〜85%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(640mg、43%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.21 (s, 3 H), 3.79 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.35 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.70 (d, J = 7 Hz, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 5.25 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.28 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.29-7.42 (m, 6 H), 7.91-8.00 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 298。
B.1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン
窒素雰囲気下、EtOAc(5mL)およびMeOH(15mL)中、(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸ベンジル(中間体94A)(0.530g、1.78mmol)に、パラジウム炭素(379mg、0.356mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、水素雰囲気下で6時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(417mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.30 (s, 3 H), 4.29-4.41 (m, 3 H), 4.60-4.69 (m, 2 H), 6.88 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.84 (s, 1 H), 7.90 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 164。
中間体95:(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(278mg、1.38mmol)および1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体94)(150mg、0.919mmol)に、ピリジン(0.11mL、1.4mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。3時間後、生じた固体を濾取し、DCMおよびアセトニトリルで洗浄し、標題化合物を白色固体として得た(113mg、38%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.22 (s, 3 H), 4.74-4.79 (m, 4 H), 4.81-4.91 (m, 1 H), 6.53 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.34 (d, J = 9 Hz, 2 H), 7.61-7.69 (m, 1 H), 7.77 (s, 1 H), 7.92 (br s, 1 H), 8.27 (d, J = 9 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 329。
中間体96:ラセミ1−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−1−オン塩酸塩
A.ラセミ(6−(1−ヒドロキシシクロプロピル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
ジエチルエーテル(7mL)中、6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボン酸メチル(500mg、1.87mmol)およびチタン(IV)イソプロポキシド(0.11mL、0.37mmol)の撹拌溶液に、エーテル中3Mの臭化エチルマグネシウム(1.86mL、5.57mmol)を30分かけて加えた(温度が上昇しないようにするために水浴を使用)。1時間後、この反応物を水に注ぎ、0℃で、混合物が透明になるまで10%硫酸水溶液を加えた。この混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機液を水、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過した後、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜60%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(62mg、12%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.40-0.50 (m, 2 H), 0.66-0.75 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H), 1.70-1.97 (m, 6 H), 2.02-2.13 (m, 1 H), 2.18-2.42 (m, 2 H), 2.44-2.56 (m, 1 H), 4.00 (br s, 1 H), 4.61 (br s, 1 H。
B.ラセミ1−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−1−オン塩酸塩
0℃で、DCM(1mL)中、(6−(1−ヒドロキシシクロプロピル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体96A)(62mg、0.23mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(1mL、4mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、室温で溶媒を真空で除去し、標題化合物(56mg、定量的)を得、これをそのまま使用した。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.03 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.15-2.39 (m, 6 H), 2.44 (q, J = 7 Hz, 2 H), 2.55 (ddd, J = 12, 7, 5 Hz, 1 H), 3.24-3.33 (m, 1 H), 3.58-3.72 (m, 2 H)。
中間体97:6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−(2−エトキシエチル)ピリダジン−3−カルボキサミド二塩酸塩
A.6−クロロ−N−(2−エトキシエチル)ピリダジン−3−カルボキサミド
6−クロロピリダジン−3−カルボン酸(430mg、2.71mmol)および2−エトキシエタンアミン(508mg、5.70mmol)のDMF(5mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(1.73mL、2.71mmol)を滴下した。この混合物を一晩撹拌し、10分間水で急冷し、EtOAcで抽出した。合わせた有機液を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過した後、濃縮し、標題化合物(536mg、86%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.17-1.30 (m, 3 H), 3.57 (q, J = 7 Hz, 2 H), 3.61-3.68 (m, 2 H), 3.70-3.79 (m, 2 H), 7.71 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.30 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.37 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 230。
B.(1−(6−((2−エトキシエチル)カルバモイル)ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(15mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(360mg、2.09mmol)が入った反応バイアルに、6−クロロ−N−(2−エトキシエチル)ピリダジン−3−カルボキサミド(中間体97A)(480mg、2.09mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL、3.1mmol)を加えた。この混合物を105℃で一晩加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中5%〜25%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(535mg、70%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.21 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.48 (s, 9 H), 3.52-3.68 (m, 6 H), 4.06 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.49 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.62 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 9 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 366。
C.6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−(2−エトキシエチル)ピリダジン−3−カルボキサミド二塩酸塩
DCM(2mL)中、(1−(6−((2−エトキシエチル)カルバモイル)ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体97B)(535mg、1.46mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(388mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.20 (t, J = 7 Hz, 3 H), 3.50-3.64 (m, 6 H), 4.41-4.49 (m, 1 H), 4.58 (ddd, J = 11, 5, 1 Hz, 2 H), 4.79-4.88 (m, 2 H), 7.61 (d, J = 10 Hz, 1 H), 8.32 (d, J = 10 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 266。
中間体98:1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(15mL)中、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(902mg、5.24mmol)が入った反応バイアルに、2−クロロピラジン(600mg、5.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.37mL、7.86mmol)を加えた。この混合物を1時間100℃に加熱し、一晩90℃に加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中5%〜20%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(595mg、45%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 3.94 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.38 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.58 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.83 (dd, J = 11, 2 Hz, 2 H), 8.03 (dd, J = 3, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 251。
B.1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(2mL)中、(1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体98A)(590mg、2.36mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄色固体として得た(574mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.30-4.48 (m, 3 H), 4.61-4.79 (m, 2 H), 8.03 (d, J = 4 Hz, 1 H), 8.31 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.50 (dd, J = 4, 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 151。
中間体99:ラセミ6−フルオロ−4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
A.ラセミ2−メチル−3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DCM(10mL)中、3−ヒドロキシ−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(600mg、3.20mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(1.0mL、7.2mmol)、次いで、塩化メタンスルホニル(0.30mL、3.9mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この混合物を1N HCl水溶液に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(814mg、96%)を淡黄色油状物として得た。 1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.32-1.43 (m, 12 H), 3.26 (s, 3 H), 3.80 (dd, J = 9, 4 Hz, 1 H), 4.11 (t, J = 8 Hz, 1 H), 4.20-4.29 (m, 1 H), 4.84 (d, J = 5 Hz, 1 H)。
B.ラセミ3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(5mL)中、2−メチル−3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体99A)(265mg、0.999mmol)および6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−オール(170mg、1.01mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(360mg、1.11mmol)を加えた。この混合物を一晩100℃に、次いで、120℃で一晩に加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜40%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(116mg、34%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.29 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.41 (s, 9 H), 3.85 (br s, 1 H), 4.32 (br s, 1 H), 4.70 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.28 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 339。
C.ラセミ6−フルオロ−4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
MeOH(0.5mL)中、3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体99B)(116mg、0.343mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2mL、8.0mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去して材料を得、これを、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、標題化合物を淡黄色固体として得た(93mg、99%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.46 (d, J = 7 Hz, 3 H), 3.97-4.04 (m, 1 H), 4.45 (dd, J = 12, 6 Hz, 1 H), 4.89-5.02 (m, 1 H), 5.30-5.43 (m, 1 H), 7.03 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.72 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.20 (br s, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 239。
中間体100:3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(15mL)中、(3−メチルアゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(737mg、3.31mmol)に、3−クロロピリダジン塩酸塩(500mg、3.31mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.45mL、8.28mmol)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中5%〜30%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(331mg、38%)を褐色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.45 (s, 9 H), 1.67 (s, 3 H), 4.02 (d, J = 8 Hz, 2 H), 4.29 (d, J = 8 Hz, 2 H), 6.56 (dd, J = 9, 1 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.60 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 265。
B.3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(1mL)およびMeOH(1mL)中、(3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体100A)(87mg、0.35mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(1.5mL、6.0mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(84mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.78 (s, 3 H), 4.41-4.50 (m, 2 H), 4.53-4.63 (m, 2 H), 7.63 (dd, J = 9, 1 Hz, 1 H), 7.96 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.65 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 165。
中間体101:3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(15mL)中、2−クロロピリミジン(500mg、4.37mmol)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.67mL、15.3mmol)、次いで、(3−メチルアゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(972mg、4.37mmol)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中0%〜30%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(750mg、65%)を帯黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.45 (s, 9 H), 1.65 (s, 3 H), 4.00 (d, J = 9 Hz, 2 H), 4.29 (d, J = 8 Hz, 2 H), 4.82 (br s, 1 H), 6.56 (t, J = 5 Hz, 1 H), 8.33 (d, J = 5, 1 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 265。
B.3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(1mL)およびMeOH(2mL)中、(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体101A)(750mg、2.84mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(6mL、24mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(720mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.77 (s, 3 H), 4.38-4.48 (m, 2 H), 4.51-4.60 (m, 2 H), 7.06-7.12 (m, 1 H), 8.68 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 165。
中間体102:ラセミ4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
A.ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(4mL)中、2−メチル−3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体99A)(184mg、0.693mmol)およびベンゾ[d]チアゾール−4−オール(105mg、0.693mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(250mg、0.767mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に、次いで、100℃で一晩加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(103mg、46%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.25-1.46 (m, 12 H), 3.82-3.92 (m, 1 H), 4.29 (br s, 1 H), 4.84 (dt, J = 7, 4 Hz, 1 H), 5.27 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.44 (m, 1 H), 7.71-7.79 (m, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 321。
B.ラセミ4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
MeOH(0.5mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体102A)(102mg、0.318mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2mL、8.0mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去して材料を得、これを、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、標題化合物を白色固体として得た(85mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.43-1.55 (m, 3 H), 3.93-4.09 (m, 1 H), 4.35-4.45 (m, 1 H), 4.85-4.99 (m, 1 H), 5.30-5.44 (m, 1 H), 6.99 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (br s, 1 H), 9.34 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 221。
中間体103:1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
アセトニトリル(15mL)に溶かした3−クロロ−5−メチルピリダジン(600mg、4.67mmol)が入った反応バイアルに、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(804mg、4.67mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.22mL、7.00mmol)を加えた。この混合物を一晩100℃に加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中5%〜30%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(215mg、17%)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 2.30 (s, 3 H), 3.93 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.38 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.51-4.67 (m, 1 H), 6.70 (s, 1 H), 8.37 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 265。
B.1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(2mL)中、(1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体103A)(210mg、0.794mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(3mL、12mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を暗色の液体として得た(206mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.50 (d, J = 1 Hz, 3 H), 4.37-4.50 (m, 3 H), 4.68-4.79 (m, 2 H), 7.43 (s, 1 H), 8.51 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 165。
中間体104:1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
A.(1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル
EtOH(5mL)に溶かした塩酸3−クロロピリダジン(150mg、0.993mmol)が入った反応バイアルに、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL、2.0mmol)、次いで、アゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチル(171mg、0.993mmol)を加えた。この混合物を一晩90℃に加熱し、冷却し、濃縮した。得られた残渣を、DCM中5%〜25%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(87mg、35%)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.47 (s, 9 H), 3.96 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.40 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.53-4.70 (m, 1 H), 6.87 (dd, J = 9, 1 Hz, 1 H), 7.41 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.49 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H), ; LC-MS (LC-ES) M+H = 251。
B.1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩
DCM(1mL)およびMeOH(1mL)中、(1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(中間体104A)(87mg、0.35mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(1.5mL、6.0mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(84mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.38-4.54 (m, 3 H), 4.72-4.82 (m, 2 H), 7.63 (dd, J = 9, 1 Hz, 1 H), 7.95 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.63 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 151。
中間体105:(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
0℃で、DCM(3mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(179mg、0.886mmol)および3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体101)(150mg、0.633mmol)に、DCM(5mL)中、ピリジン(0.18mL、2.2mmol)を滴下した。1時間後、この反応混合物の2/3を別の使用のために取り、残りの材料をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中5%〜90%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(65mg、31%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.78 (s, 3 H), 4.11 (d, J = 9 Hz, 2 H), 4.41 (d, J = 9 Hz, 2 H), 5.51 (br s, 1 H), 6.62 (t, J = 5 Hz, 1 H), 7.31-7.39 (m, 2 H), 8.21-8.30 (m, 2 H), 8.36 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 330。
中間体106:ラセミ8−(アゼチジン−3−イルフルオロメチル)キノリン二塩酸塩
A.ラセミ3−(ヒドロキシ(キノリン−8−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
−78℃で8−ブロモキノリン(1.00g、4.81mmol)のTHF(25mL)溶液に、ヘキサン中、n−BuLiの2.5M溶液(1.92mL、4.81mmol)を加えた。30分後、THF(10ml)中、3−ホルミルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(891mg、4.81mmol)を加えた。1時間後、この反応物を0℃に温めた。さらに1時間後、この反応物を飽和NH4Cl水溶液で急冷した。この混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機液をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過した。濾液を真空濃縮し、残渣を、DCM中0%〜30%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.25g、83%)を帯黄色泡沫として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.42-1.52 (m, 9 H), 3.18-3.30 (m, 1 H), 3.32-3.44 (m, 1 H), 3.66-4.04 (m, 4 H), 7.43-7.58 (m, 3 H), 7.76-7.83 (m, 1 H), 8.25 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 8.83-8.91 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 315。
B.ラセミ3−(フルオロ(キノリン−8−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
0℃で、3−(ヒドロキシ(キノリン−8−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体106A)(110mg、0.350mmol)のDCM(2mL)溶液に、DAST(0.35mL、0.35mmol)を滴下した。1.5時間、この反応物を室温に温めた。0.5時間後、この混合物をDCMおよび飽和NH4Cl水溶液で希釈した。水層を分離し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、5%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(47mg、43%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.45 (s, 9 H), 3.29-3.45 (m, 1 H), 3.70-3.80 (m, 1 H), 4.01 (t, J = 8 Hz, 1 H), 4.05-4.18 (m, 2 H), 6.67-6.89 (m, 1 H), 7.44 (d, J = 3 Hz, 1 H), 7.58 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.73-7.90 (m, 2 H), 8.16 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.90 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 317。
C.ラセミ8−(アゼチジン−3−イルフルオロメチル)キノリン二塩酸塩
DCM(2mL)中、3−(フルオロ(キノリン−8−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体106B)(110mg、0.348mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(0.087mL、0.35mmol)を加えた。この混合物を室温で1.5時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、標題化合物を黄褐色固体として得た(106mg、定量的)。LC-MS (LC-ES) M+H = 217。
中間体107:(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(3mL)中、2,5−ジクロロフェノール(300mg、2.05mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(644mg、2.46mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(320mg、2.46mmol)、次いで、DIAD(0.48mL、2.5mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜50%EtOAc−ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(275mg、81%)を黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.47-2.58 (m, 2 H), 2.76 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.15-3.26 (m, 1 H), 3.74 (s, 3 H), 4.90 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.87 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 7.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 275, 277, 279 (ジ-Clパターン)。
B.(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(5mL)中、(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体107A)(265mg、0.963mmol)、メタノール(2.5mL)および水(2.5mL)の溶液に、LiOH(69mg、2.9mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を水で希釈し、6N HCl水溶液で酸性化した。生じた沈澱を濾取し、水およびジエチルエーテルで洗浄し、標題化合物(175mg、70%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.03-2.15 (m, 2 H), 2.53-2.66 (m, 3 H), 4.81-4.92 (m, 1 H), 6.69 (d, J = 11 Hz, 1 H), 6.80 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 259, 261, 263 (ジ-Clパターン)。
中間体108:3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン塩酸塩
A.3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(4mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(355mg、1.41mmol)および2−(トリフルオロメトキシ)フェノール(250mg、1.40mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(510mg、1.57mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、2%〜20%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(416mg、89%)を淡黄色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.40 (s, 9 H), 3.78 (d, J = 7 Hz, 2 H), 4.33 (t, J = 8 Hz, 2 H), 5.06-5.14 (m, 1 H), 6.99 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.05-7.12 (m, 1 H), 7.30-7.46 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M-t-Bu = 278。
B.3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン塩酸塩
メタノール(2mL)中、3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体108A)(414mg、1.24mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(8mL、32mmol)を加えた。3時間後、溶媒を真空で除去し、生じた固体を、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、標題化合物を白色固体として得た(297mg、89%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.01 (dd, J = 12, 4 Hz, 2 H), 4.46 (dd, J = 12, 7 Hz, 2 H), 5.17 (t, J = 6 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.10-7.19 (m, 1 H), 7.37 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.07 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 234。
中間体109:(トランス)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、2−(トリフルオロメトキシ)フェノール(0.21mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(191mg、21%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.29-2.39 (m, 2 H), 2.64-2.72 (m, 2 H), 3.14-3.22 (m, 1 H), 3.65 (s, 3 H), 4.88-4.96 (m, 1 H), 6.99-7.04 (m, 2 H), 7.16-7.26 (m, 1 H), 7.29-7.36 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 289。
B.(トランス)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体109A)(191mg、0.658mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(43mg、2.0mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を得た(105mg、49%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.29 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.64 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 2.97-3.12 (m, 1 H), 4.88 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.91-7.06 (m, 2 H), 7.19-7.40 (m, 2 H), 12.32 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 275。
中間体110:3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)アゼチジン塩酸塩
A.3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(3mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(100mg、0.398mmol)およびベンゾフラン−7−オール(50mg、0.373mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(150mg、0.460mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜25%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(60mg、56%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.39 (s, 9 H), 3.75-3.82 (m, 2 H), 4.32-4.38 (m, 2 H), 5.14-5.19 (m, 1 H), 6.70 (d, J = 12 Hz, 1 H), 6.94-6.97 (m, 1 H), 7.14 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.98-8.00 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-t-Bu = 234。
B.3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)アゼチジン塩酸塩
純3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体110A)(58mg、0.20mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2mL、8mmol)を加えた。3時間後、溶媒を真空で除去し、生じた固体を、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、標題化合物を白色固体として得た(40mg、88%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.04-4.11 (m, 2 H), 4.44-4.51 (m, 2 H), 5.20-5.27 (m, 1 H), 6.72 (d, J = 12 Hz, 1 H), 6.96-6.98 (m, 1 H), 7.14 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.98-8.01 (m, 1 H), 9.19 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 190。
中間体111:(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(7mL)中、ベンゾフラン−7−オール(380mg、2.83mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(892mg、3.40mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.36mL、3.4mmol)、次いで、DIAD(0.66mL、3.4mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(373mg、45%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.34-2.46 (m, 2 H), 2.65-2.73 (m, 2 H), 3.15-3.25 (m, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 4.90-5.01 (m, 1 H), 6.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.87-6.91 (m, 1 H), 7.10 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.20 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.90-7.93 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 247。
B.(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体111A)(373mg、1.52mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(109mg、4.54mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(332mg、86%)を得た。LC-MS (LC-ES) M+H = 233。
中間体112:(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
0℃に冷却した二硫化炭素(25mL)中、7−メトキシベンゾフラン(0.70mL、5.4mmol)の溶液に、臭素(0.33mL、6.4mmol)を滴下した。1時間後、この反応混合物を濃縮し、エタノール(25mL)およびナトリウムエトキシド(548mg、8.05mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮した。粗材料を、ヘキサン中0%〜40%EtOAcで溶出するシリカゲル、次いで、水(0.1%TFA含有)中10%〜100%MeCNで溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(1.25g、83%)を帯黄色泡沫として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.91 (s, 3 H), 6.82-6.91 (m, 2 H), 7.36 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.08 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 226, 228 (Brパターン)。
−78℃に冷却したDCM(6mL)中、3−ブロモ−7−メトキシベンゾフラン(中間体112A)(0.60mL、3.0mmol)およびTBAI(1.32g、3.57mmol)に、DCM中、三塩化ホウ素の1M溶液(8.92mL、8.92mmol)を加えた。6時間後、この反応物を氷水(50mL)で急冷した。一晩撹拌した後、水層を5N NaOH水溶液で塩基性化し(pH=10まで)、1時間撹拌し、1N HCl水溶液で中和し(pH=7まで)、DCM(3×)で抽出した。合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(660mg、88%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ6.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.81 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.21 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.04 (d, J = 2 Hz, 1 H), 10.33 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 213, 215 (Brパターン)。
C.(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(2mL)中、3−ブロモベンゾフラン−7−オール(中間体112B)(300mg、1.41mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(443mg、1.69mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.18mL、1.7mmol)、次いで、DIAD(0.33mL、1.7mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(343mg、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.30-2.44 (m, 2 H), 2.69 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.12-3.21 (m, 1 H), 3.31 (s, 3 H), 4.99 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.08 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 325, 327 (Brパターン)。
D.(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(5mL)中、(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体112C)(343mg、1.06mmol)の溶液に、水(2.5mL)中、LiOH(76mg、3.2mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を添加してpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を得た(315mg、88%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.44 (m, 2 H), 2.66 (d, J = 6 Hz, 2 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 4.97 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 7.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 12.34 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 311, 313 (Brパターン)。
中間体113:(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(ベンジルオキシ)−4−クロロベンズアルデヒド
DMF(20mL)中、4−クロロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(5.00g、12.8mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(2.12g、15.3mmol)および臭化ベンジル(1.72mL、15.3mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を水で急冷し、酢酸エチル(3×)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させ、真空下で乾燥させた。残渣を、ヘキサン中0%〜40%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(3.17g、98%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.33 (s, 2 H) 7.04-7.23 (m, 1 H) 7.25-7.58 (m, 6 H) 7.72 (d, J = 8 Hz, 1 H) 10.34 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 247, 249 (Clパターン)。
DCM(50mL)中、2−(ベンジルオキシ)−4−クロロベンズアルデヒド(中間体113A)(3.17g、12.9mmol)の溶液に、3−クロロベンゾペルオキソ酸(5.54g、3.21mmol)を加え、40℃で一晩撹拌し、冷却し、NaHCO3(飽和、3×)およびブラインで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣をTHF(50mL)および水(25mL)に溶かし、水酸化リチウム(923mg、38.6mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。クエン酸を中性pHまで加え、水相を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0%〜40%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(2.08g、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.12 (s, 2 H), 6.80 (d, J = 1 Hz, 2 H), 7.03 (s, 1 H), 7.23-7.53 (m, 5 H), 9.31 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 233。
C.2−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−1−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン
アセトニトリル(80mL)および水(80mL)中、2−(ベンジルオキシ)−4−クロロフェノール(中間体113B)(2.08g、8.86mmol)および水酸化カリウム(9.95g、177mmol)の撹拌した冷却(−78℃)溶液に、(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル(3.15mL、17.7mmol)を加えた。冷却浴を外し、この混合物を室温に温めた。一晩撹拌した後、この混合物をEt2Oで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.94g、77%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.20 (s, 2 H), 6.91-7.15 (m, 2 H), 7.15-7.32 (m, 1 H), 7.32-7.51 (m, 6 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 283, 285 (Clパターン)。
D.5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノール
窒素雰囲気下、メタノール(5mL)中、2−(ベンジルオキシ)−1−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロベンゼン(中間体113C)(332mg、1.17mmol)の撹拌溶液に、Pd/C(60mg、0.56mmol)を加えた。この反応容器に水素を充填したバルーンを取り付け、水素雰囲気下で一晩撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、DCMおよびEtOHで洗浄した。濾液を蒸発乾固させ、粗標題化合物(194mg、86%)を得、これをそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ6.79-7.19 (m, 4 H) 10.42 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 193, 195 (Clパターン)。
E.(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(1mL)中、5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノール(中間体113D)(194mg、0.997mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(314mg、1.20mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.13mL、1.2mmol)、次いで、DIAD(0.23mL、1.2mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜70%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(192mg、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.42 (m, 2 H), 2.64-2.72 (m, 2 H), 3.20 (dd, J = 5, 5 Hz, 1 H), 3.32 (s, 3 H), 4.93 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.90-7.09 (m, 3 H), 7.21 (d, J = 9 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) T = 0.91分にピーク。
F.(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(5mL)中、(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体113E)(192mg、0.626mmol)の溶液に、水(2.5mL)中、LiOH(45mg、1.9mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を添加してpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(200mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.44 (m, 2 H), 2.66 (d, J = 6 Hz, 2 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 4.97 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 7.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 12.34 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 291, 293 (Clパターン)。
中間体114:(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(1mL)中、5−クロロ−2−メトキシフェノール(250mg、1.58mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(500mg、1.90mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.30mL、1.9mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、12時間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(228mg、30%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25-2.38 (m, 2 H), 2.63 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.15 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 3.72 (s, 3 H), 4.72-4.82 (m, 1 H), 6.72 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.87-6.98 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H-OMe = 239, 241 (Clパターン)。
B.(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体114A)(306mg、1.13mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(81mg、3.4mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(300mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.13-2.30 (m, 2 H), 2.54-2.65 (m, 2 H), 2.92-3.08 (m, 1 H), 3.72 (s, 3 H), 4.72-4.85 (m, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 6.85-6.95 (m, 2 H), 12.30 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 255, 257 (Clパターン)。
中間体115:(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(2mL)中、4−フルオロ−2−メトキシフェノール(0.300mL、2.63mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(830mg、3.16mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.34mL、3.2mmol)、次いで、DIAD(0.61mL、3.2mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、12時間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(666mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.24-2.40 (m, 2 H), 2.58 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.09-3.18 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 3.72 (s, 3 H), 4.71 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.56-6.66 (m, 1 H), 6.67-6.77 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 255。
B.(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(15mL)中、(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体115A)(666mg、2.62mmol)の溶液に、水(7.5mL)中、LiOH(190mg、7.86mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(690mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.21-2.38 (m, 2 H), 2.53-2.65 (m, 2 H), 2.95-3.08 (m, 1 H), 3.74 (s, 3 H), 4.69 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.61 (td, J = 9, 3 Hz, 1 H), 6.66-6.72 (m, 1 H), 6.89 (d, J = 3 Hz, 1 H), 12.27 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 239。
中間体116:(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
DMF(30mL)中、ピロカテコール(3.00g、27.2mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(4.14g、30.0mmol)および臭化ベンジル(3.89mL、32.7mmol)を加えた。3時間後、この反応混合物を水で急冷し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0%〜30%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(3.56g、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.07 (s, 2 H), 6.64-6.88 (m, 3 H), 6.94 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.19-7.41 (m, 3 H), 7.45 (d, J = 7 Hz, 2 H), 8.97 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 201。
B.1−(ベンジルオキシ)−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン
アセトニトリル(120mL)および水(120mL)中、2−(ベンジルオキシ)フェノール(中間体116A)(2.50g、12.5mmol)および水酸化カリウム(14.0g、250mmol)の撹拌した冷却(−78℃)溶液に、(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル(4.44mL、25.0mmol)を加えた。冷却浴を外し、この混合物を室温に温めた。一晩撹拌した後、この混合物をEt2Oで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜50%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.54g、49%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ5.15 (s, 2 H), 6.87-7.00 (m, 2 H), 7.07 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.12-7.49 (m, 7 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 249。
窒素雰囲気下、エタノール(15mL)中、1−(ベンジルオキシ)−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(中間体116B)(1.53g、6.11mmol)の撹拌溶液に、Pd/C(200mg、1.88mmol)を加えた。この反応容器を脱気し、水素を充填したバルーンを取り付け、水素雰囲気下で14時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドで濾過し、DCMで洗浄した。濾液を濃縮し、粗標題化合物(194mg、86%)を得、これをそれ以上精製せずに使用した。LC-MS (LC-ES) M-H = 159。
D.(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(2mL)中、2−(ジフルオロメトキシ)フェノール(中間体116C)(400mg、2.50mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(786mg、3.00mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.32mL、3.0mmol)、次いで、DIAD(0.58mL、3.0mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜50%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(228mg、30%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.41 (m, 2 H), 2.64-2.70 (m, 2 H), 3.15-3.20 (m, 1 H), 3.32 (s, 3 H), 4.84-4.90 (m, 1 H), 6.92-6.99 (m, 2 H), 7.07 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.14-7.21 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) T = 0.85分にピーク。
E.(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(5mL)中、(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体116D)(228mg、0.837mmol)の溶液に、水(2.5mL)中、LiOH(60mg、2.5mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(221mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25-2.32 (m, 2 H), 2.56-2.65 (m, 2 H), 3.01-3.09 (m, 1 H), 4.84 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.86-6.95 (m, 2 H), 7.05 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.11-7.19 (m, 2 H), 12.31 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 257。
中間体117:(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3−フルオロキノリン−8−オール(200mg、1.23mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(386mg、1.47mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.16mL、1.5mmol)、次いで、DIAD(0.29mL、1.5mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(438mg、65%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.38-2.52 (m, 2 H), 2.68-2.71 (m, 2 H), 3.15-3.22 (m, 1 H), 3.30 (s, 3 H), 4.94-5.01 (m, 1 H), 6.92-6.97 (m, 1 H), 7.45-7.55 (m, 2 H), 8.13-8.21 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 276。
B.(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(20mL)中、(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体117A)(440mg、1.60mmol)の溶液に、水(10mL)中、LiOH(115mg、4.80mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(430mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.42-2.48 (m, 2 H), 2.70-2.77 (m, 2 H), 3.09-3.14 (m, 1 H), 4.96-5.04 (m, 1 H), 6.92-6.95 (m, 1 H), 7.47-7.55 (m, 2 H), 8.16-8.20 (m, 1 H), 8.86 (s, 1 H), 12.35 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 262。
中間体118:(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、2−クロロフェノール(0.17mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル (250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(365mg、83%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.38 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.68 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.11-3.20 (m, 1 H), 3.60 (s, 3 H), 4.88 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.77-7.00 (m, 2 H), 7.24 (td, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 241, 243 (Clパターン)。
B.(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体118A)(365mg、1.52mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(109mg、4.55mmol)を加えた。1時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(327mg、93%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.28-2.35 (m, 2 H), 2.65 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.01-3.10 (m, 1 H), 4.86 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.85-6.92 (m, 2 H), 7.24 (td, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 12.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 225, 227 (Clパターン)。
中間体119:(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3,5−ジフルオロフェノール(208mg、1.60mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(371mg、82%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.22-2.39 (m, 2 H), 2.63-2.72 (m, 2 H), 3.17 (dd, J = 5, 5 Hz, 1 H), 3.61 (s, 3 H), 4.83 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.56 (dd, J = 9, 2 Hz, 2 H), 6.72-6.89 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 240。
B.(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体119A)(371mg、1.53mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(110mg、4.60mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(325mg、91%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.19-2.31 (m, 2 H), 2.58-2.63 (m, 2 H), 3.00-3.09 (m, 1 H), 4.82 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.49-6.60 (m, 2 H), 6.75 (tt, J = 9, 2 Hz, 1 H), 12.31 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 227。
中間体120:(トランス)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、2−メトキシフェノール(0.18mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル (250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(206mg、54%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.30-2.40 (m, 2 H), 2.58-2.67 (m, 2 H), 3.10-3.20 (m, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 3.73 (s, 3 H), 4.71-4.79 (m, 1 H), 6.68-6.81 (m, 1 H), 6.78-6.89 (m, 2 H), 6.91-6.95 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-OMe = 205。
B.(トランス)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体120A)(206mg、0.872mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(63mg、2.6mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(209mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.24-2.31 (m, 2 H), 2.54-2.62 (m, 2 H), 2.98-3.08 (m, 1 H), 3.71 (s, 3 H), 4.74 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.71 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 6.76-6.88 (m, 2 H), 6.91-6.96 (m, 1 H), 12.30 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 221。
中間体121:(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3−エチルフェノール(0.20mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(169mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.13 (t, J = 8 Hz, 3 H), 2.22-2.31 (m, 2 H), 2.45-2.56 (m, 2 H), 2.58-2.65 (m, 2 H), 3.10-3.19 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 4.72-4.81 (m, 1 H), 6.56-6.61 (m, 2 H), 6.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.11-7.16 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 235。
B.(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体121A)(169mg、0.721mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(52mg、2.2mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(172mg、96%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.13 (t, J = 8 Hz, 3 H), 2.15-2.29 (m, 2 H), 2.42-2.65 (m, 4 H), 2.92-3.02 (m, 1 H), 4.68-4.79 (m, 1 H), 6.56-6.62 (m, 2 H), 6.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.11-7.16 (m, 1 H), 12.34 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 219。
中間体122:(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3−クロロフェノール(206mg、1.60mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(291mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 2.28-2.36 (m, 2 H), 2.61-2.68 (m, 2 H), 3.11-3.20 (m, 1 H), 3.65 (s, 3 H), 4.80-4.88 (m, 1 H), 6.76-6.78 (m, 1 H), 6.83-6.86 (m, 1 H), 6.95-6.98 (m, 1 H), 7.24-7.29 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 241, 243 (Clパターン)。
B.(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体122A)(291mg、1.21mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(87mg、3.6mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(282mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.24-2.32 (m, 2 H), 2.58-2.65 (m, 2 H), 3.01-3.10 (m, 1 H), 4.78-4.86 (m, 1 H), 6.76-6.79 (m, 1 H), 6.83-6.86 (m, 1 H), 6.94-6.98 (m, 1 H), 7.24-7.30 (m, 1 H), 12.44 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 225, 227 (Clパターン)。
中間体123:(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3−フルオロフェノール(0.14mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(291mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 2.22-2.35 (m, 2 H), 2.60-2.68 (m, 2 H), 3.12-3.21 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 4.74-4.82 (m, 1 H), 6.59-6.65 (m, 2 H), 6.70-6.76 (m, 1 H), 7.21-7.31 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H+CH3CN = 266。
B.(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体123A)(330mg、1.47mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(106mg、4.42mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(325mg、定量的)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.21-2.31 (m, 2 H), 2.57-2.67 (m, 2 H), 3.05 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.70-4.81 (m, 1 H), 6.59-6.65 (m, 2 H), 6.94-6.98 (m, 1 H), 7.21-7.31 (m, 1 H), 12.32 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 209。
中間体124:(トランス)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、3−クロロ−5−フルオロフェノール(0.17mL、1.6mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(504mg、1.92mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(250mg、1.92mmol)、次いで、DIAD(0.37mL、1.9mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(291mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 2.25-2.31 (m, 2 H), 2.60-2.70 (m, 2 H), 3.12-3.21 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 4.80-4.89 (m, 1 H), 6.51-6.58 (m, 1 H), 6.70-6.78 (m, 1 H), 6.95-6.98 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-CO2Me = 201, 203 (Clパターン)。
B.(トランス)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体124A)(295mg、1.14mmol)の溶液に、水(5mL)中、LiOH(82mg、3.4mmol)を加えた。3時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(244mg、65%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.19-2.30 (m, 2 H), 2.58-2.67 (m, 2 H), 3.01-3.11 (m, 1 H), 4.84 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.68-6.75 (m, 2 H), 6.94-6.98 (m, 1 H), 12.30 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 245, 247 (Clパターン)。
中間体125:(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(10mL)中、5−フルオロキノリン−8−オール(500mg、3.06mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(1.21g、4.60mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.49mL、4.6mmol)、次いで、DIAD(0.89mL、4.6mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、シスおよびトランス異性体の混合物を得、これをヘキサン中40%EtOHで溶出するWhelk O RR 20×250mmカラムで分離し、標題化合物(415mg、49%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 2.48-2.55 (m, 2 H), 2.77 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.21-3.29 (m, 1 H), 3.66 (s, 3 H), 5.04 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.96 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 7.32 (dd, J = 10, 9 Hz, 1 H), 7.68 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.44 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.97 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 276。
B.(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(10mL)中、(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体125A)(415mg、1.51mmol)の溶液に、水(2mL)中、LiOH(108mg、4.52mmol)を加えた。2時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(400mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.38-2.50 (m, 2 H), 2.66-2.75 (m, 2 H), 3.05-3.12 (m, 1 H), 4.92-5.01 (m, 1 H), 6.89-6.93 (m, 1 H), 7.23-7.31 (m, 1 H), 7.61-7.66 (m, 1 H), 8.38-8.42 (m, 1 H), 8.91-8.95 (m, 1 H),12.38 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 262。
中間体126:(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
1,2−ジクロロエタン(20mL)中、6−フルオロ−8−メトキシキノリン(2.00g、11.3mmol)の溶液に、塩化アルミニウム(4.52g、33.9mmol)を加え、この反応混合物を50℃に加熱した。3時間後、この混合物を0℃に冷却し、中性pHまで飽和NaHCO3水溶液で急冷し、濾過した。回収した固体を保持した。濾液の水層をDCM(3×)で抽出し、合わせた有機液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)を用いてシリカゲルで精製し、186mgの標題化合物を得た。先に保持した固体をTHF(20mL)中で一晩撹拌し、この混合物をセライトで濾過した。濾液を濃縮し、真空下で乾燥させ、さらに500mgの標題化合物を得た(全収率37%)。LC-MS (LC-ES) ピーク at T = 0.37分; M+H = 164。
B.(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(10mL)中、6−フルオロキノリン−8−オール(中間体126A)(380mg、2.23mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(916mg、3.49mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(0.37mL、3.5mmol)、次いで、DIAD(0.68mL、3.5mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、シスおよびトランス異性体の混合物を得、これを、ヘキサン中50%EtOHで溶出するIC 30×250mmカラム分離し、標題化合物(137mg、21%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ 2.48-2.59 (m, 2 H), 2.82 (ddd, J = 14, 7, 5 Hz, 2 H), 3.22-3.32 (m, 1 H), 3.31 (s, 3 H), 5.07 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 7.31 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H), 7.59 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.30 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.83 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 276。
C.(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(5mL)中、(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体126B)(167mg、0.607mmol)の溶液に、水(1mL)中、LiOH(44mg、1.8mmol)を加えた。2時間後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(155mg、94%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.41-2.51 (m, 2 H), 2.71-2.79 (m, 2 H), 3.07-3.15 (m, 1 H), 4.98-5.05 (m, 1 H), 6.84-6.89 (m, 1 H), 7.25-7.30 (m, 1 H), 7.53-7.58 (m, 1 H), 8.25-8.30 (m, 1 H), 8.78-8.82 (m, 1 H),12.35 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 262。
中間体127:2−(3−アミノシクロブチル)プロパン−2−オール
A.3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブタノール
臭化メチルマグネシウム(7.63mLの3.0Mジエチルエーテル溶液)を含有するジエチルエーテル溶液(30mL)に、3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸エチル(2.05g、6.94mmol)を含有するジエチルエーテル溶液(5mL)を滴下した。2時間後、この反応物を、3M HCl水溶液で注意深く急冷した。ガスの発生が収まるまでMgSO4を加えた。この溶液を濾過し、溶媒を真空で除去して粘稠な油状物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中50%〜100%EtOAc)により精製し、標題化合物(419mg、46%)を得た。1H NMR (CDCl3)δ1.13 (s, 6 H), 1.74-1.86 (m, 4 H), 2.23-2.39 (m, 2 H), 2.66 (br s, 1 H), 4.03-4.09 (m, 1 H)。
B.4−メチルベンゼンスルホン酸3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブチル
0℃に冷却した3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブタノール(中間体127A)(415mg、3.19mmol)を含有するピリジン溶液(15mL)に、塩化p−トルエンスルホニル(638mg、3.35mmol)を加えた。この反応物を一晩室温にゆっくり温め、有機液をEt2Oに取った。この溶液を水、飽和NaHCO3および飽和NaHSO4で洗浄した後、MgSO4で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、標題化合物(792mg)を粘稠な油状物として得、これをそのまま取得した。1H NMR (CDCl3)δ1.08 (s, 6 H), 1.71-1.88 (m, 1 H), 1.98-2.11 (m, 2 H), 2.12-2.23 (m, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 4.65 (quin, J = 8 Hz, 1 H), 7.33 (d, J = 8 Hz, 2 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 2 H)。
C.2−(3−アジドシクロブチル)プロパン−2−オール
4−メチルベンゼンスルホン酸3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブチル(中間体127B)(2.50g、8.79mmol)およびアジ化ナトリウム(686mg、10.6mmol)のDMF溶液(40mL)を一晩90℃に加熱した。冷却後、有機液をEt2Oに取り、水(2×)および飽和NaHCO3で洗浄した後、MgSO4で乾燥させた。溶媒を注意深く真空で除去して標題化合物(1.19g)を油状物として得、これをそのまま取得した。1H NMR (CDCl3)δ1.14 (s, 6 H), 2.03-2.16 (m, 2 H), 2.26-2.34 (m, 2 H), 2.35-2.44 (m, 1 H), 3.87-4.01 (m, 1 H)。
D.2−(3−アミノシクロブチル)プロパン−2−オール
10%Pd/C(809mg、湿潤 Degussa)を含有するEtOH溶液(25mL)に、2−(3−アジドシクロブチル)プロパン−2−オール(中間体127C)(1.18g、7.60mmol)のEtOH溶液(5mL)を加えた。次に、このフラスコを真空下で排気し、バルーンを介して水素を再充填した。このプロセスをさらに2回繰り返した後、反応物を1気圧の水素下で一晩撹拌した。触媒をセライト(登録商標)プラグによる真空濾過下で除去した。セライト(登録商標)をDCMですすぎ、溶媒を真空で除去し、標題化合物(920mg)を油状物として得た。1H NMR (CDCl3)δ1.12 (s, 6 H), 1.66-1.77 (m, 2 H), 2.16-2.28 (m, 2 H), 2.27-2.42 (m, 1 H), 3.40-3.52 (m, 1 H)。
中間体128:(トランス)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(10mL)中、キナゾリン−8−オール(250mg、1.71mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(538mg、2.05mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(245mg、1.88mmol)、次いで、DIAD(0.40mL、2.1mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、2日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(178mg、40%)を淡褐色油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 2.65-2.75 (m, 2 H), 2.80-2.90 (m, 2 H), 3.20-3.28 (m, 1 H), 3.74 (s, 3 H), 5.10-5.15 (m, 1 H), 7.04-7.08 (m, 1 H), 7.47-7.57 (m, 2 H), 9.35-9.37 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 258。
B.(トランス)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(3mL)中、(トランス)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体128A)(175mg、0.678mmol)の溶液に、水(1.5mL)中、LiOH水和物(85mg、2.0mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を、10%水溶液クエン酸を添加してpH=4.5に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(190mg、定量的)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.49 (m, 2 H), 2.68-2.77 (m, 2 H), 3.08-3.17 (m, 1 H), 4.99-5.05 (m, 1 H), 7.21-7.25 (m, 1 H), 7.58-7.66 (m, 2 H), 9.24-9.27 (m, 1 H), 9.54 (s, 1 H), 12.40 (br s, 1 H)。
中間体129:(トランス)−3−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
A.(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
0℃で、DMF(35mL)中、(トランス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(1.00g、7.68mmol)およびイミダゾール(1.15g、16.9mmol)に、tert−ブチルクロロジフェニルシラン(2.32g、8.45mmol)を加えた。この反応物を一晩室温に温め、濃縮し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中0%〜30%EtOAc)により精製し、標題化合物(3.05g、定量的)を透明な油状物として得た。1H NMR (CDCl3)δ1.01 (s, 9 H), 2.28-2.44 (m, 4 H), 2.92-2.98 (m, 1 H), 3.59 (s, 3 H), 4.50-4.56 (m, 1 H), 7.32-7.42 (m, 6 H), 7.59-7.66 (m, 4 H)。
B.(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(40mL)中、(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体129A)(3.00g、1.84mmol)の溶液に、水(20mL)中、LiOH水和物(1.03g、24.4mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を、1N HCl水溶液を添加して酸性とし、この混合物をEtOAc(4×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(2.80g、97%)を油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.01 (s, 9 H), 2.28-2.42 (m, 4 H), 2.93-3.01 (m, 1 H), 4.48-4.56 (m, 1 H), 7.32-7.42 (m, 6 H), 7.58-7.62 (m, 4 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 353。
C.(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体129B)(2.00g、5.64mmol)のDMF(50mL)溶液に、HATU(2.68g、5.64mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.96mL、16.9mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(706mg、7.05mmol)を加え、この混合物を6.5時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜65%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.92g、78%)を白色泡沫として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.03 (s, 9 H), 2.38-2.46 (m, 2 H), 2.52-2.60 (m, 2 H), 3.12-3.20 (m, 1 H), 4.61-4.68 (m, 1 H), 6.96 (d, J = 4 Hz, 1 H), 7.33-7.44 (m, 7 H), 7.61-7.65 (m, 4 H), 10.90 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 437。
D.(トランス)−3−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(中間体129C)(1.92g、4.40mmol)のTHF溶液(25mL)に、THF中1MのTBAF(22.0mL、22.0mmol)を加えた。この反応物を室温に温めた。一晩撹拌した後、この反応物を濃縮し、飽和NaHCO3水溶液(30mL)を加えた。この混合物をEtOAc(6×)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(1.92g、78%)を白色固体として得た。1H NMR (CDCl3)δ1.90-1.95 (m, 1 H), 2.26-2.35 (m, 2 H), 2.68-2.74 (m, 2 H), 3.18-3.26 (m, 1 H), 4.62-4.70 (m, 1 H), 7.00 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (d, J = 8 Hz, 1 H), 11.20 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 199。
中間体130:(トランス)−3−(2,3−ジアミノフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
DMSO(35mL)中、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(4.80g、30.2mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(2.26g、34.7mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物をEtOAc(150mL)で希釈し、水(2×150mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(5.40g、98%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (CDCl3)δ6.99-7.11 (m, 2 H), 7.46-7.52 (m, 1 H)。
B.(トランス)−3−(3−アジド−2−ニトロフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
THF(2mL)中、(トランス)−3−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(中間体129)(105mg、0.527mmol)の溶液に、鉱油中NaHの60%分散物(39mg、0.97mmol)を加えた。40分後、この反応物を−78℃に冷却し、THF(2.0mL)中、1−アジド−3−フルオロ−2−ニトロベンゼン(中間体130A)(80mg、0.44mmol)を加えた。この混合物を2時間かけて室温に温め、飽和NH4Cl水溶液で急冷した。この混合物をEtOAc(3×)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(30mg、19%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.49-2.57 (m, 2 H), 2.80-2.89 (m, 2 H), 3.31-3.39 (m, 1 H), 5.04-5.11 (m, 1 H), 6.63-6.66 (m, 1 H), 6.84-6.86 (m, 1 H), 7.04-7.06 (m, 1 H), 7.35-7.39 (m, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 11.20 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 361。
C.(トランス)−3−(2,3−ジアミノフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
10%Pd/C(12mg、0.011mmol)を含有するMeOH溶液(4mL)に、(トランス)−3−(3−アジド−2−ニトロフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(中間体130B)(27mg、0.075mmol)を加えた。次に、このフラスコを真空下で排気し、バルーンを介して水素を再充填した。この反応物を1気圧の水素下で5時間撹拌し、シリンジフィルターを介して濾過し、濃縮し、標題化合物(27mg、定量的)をガラス質として得た。LC-MS (LC-ES) M+H = 305。
中間体131:(トランス)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
A.(トランス)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル
テトラヒドロフラン(4mL)中、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−オール(125mg、0.932mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(293mg、1.12mmol)を加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、(シス)−3−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸メチル(133mg、1.03mmol)、次いで、DIAD(0.22mL、1.1mmol)を加えた。10分後、この反応混合物を室温に温め、3日間撹拌し、水およびEtOAcで希釈した。この混合物を分液し、水層をEtOAc(2×)で抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(110mg、48%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ 2.61-2.70 (m, 2 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.18-3.27 (m, 1 H), 3.72 (s, 3 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.23-6.26 (m, 1 H), 6.60-6.66 (m, 1 H), 7.53-7.56 (m, 2 H), 7.73-7.76 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 248。
B.(トランス)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸
THF(4mL)中、(トランス)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体131A)(80mg、0.33mmol)の溶液に、水(2mL)中、LiOH一水和物(34mg、0.81mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この反応物を、飽和クエン酸水溶液を加えてpH=4に調整し、この混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(72mg、96%)を粘着性の白色固体として得た。LC-MS (LC-ES) M+H = 233。
中間体132:4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]イソチアゾール塩酸塩
A.2−(ベンジルチオ)−6−メトキシベンズアルデヒド
THF(10mL)中、ナトリウムtert−ブトキシド(750mg、7.80mmol)の撹拌した冷却し(0℃)懸濁液に、ベンジルメルカプタン(0.80mL、6.8mmol)を加えた。30分後、THF(2mL)中、2−フルオロ−6−メトキシベンズアルデヒド(1.00g、6.49mmol)を滴下した。この混合物を室温に温め、1時間後、水(30mL)に注いだ。生じた沈澱を5分間撹拌し、真空濾過により集め、水(10mL)およびEt2O(10mL)で洗浄し、真空乾燥させ、標題化合物(1.71g、定量的)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.91 (s, 3 H), 4.21 (s, 2 H), 6.98 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.11 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.32-7.38 (m, 2 H), 7.40-7.47 (m, 2 H), 7.56 (t, J = 8 Hz, 1 H), 10.45 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 259。
アセトニトリル(15mL)および水(15mL)中、2−(ベンジルチオ)−6−メトキシベンズアルデヒド(中間体132A)(1.71g、6.62mmol)とチオアニソール(1.60mL、13.5mmol)の混合物を30分間撹拌した。この混合物に、ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(1.15g、10.2mmol)を加えた。2時間後、この混合物を飽和NaHCO3水溶液(40mL)で急冷し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜10%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(682mg、62%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.00 (s, 3 H), 6.99 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.57 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.07 (d, J = 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 166。
4−メトキシベンゾ[d]イソチアゾール(中間体132B)(674mg、4.08mmol)と塩酸ピリジン(4.30g、37.2mmol)の混合物を195℃に加熱した。5時間後、この反応物を冷却し、水およびEtOAcで希釈し、一晩撹拌した。この混合物を1N HCl水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。残渣を、ヘキサン中0%〜25%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(480mg、78%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ6.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.58 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.06 (d, J = 1 Hz, 1 H), 10.72 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 152。
D.3−(ベンゾ[d]イソチアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(4mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(260mg、1.04mmol)およびベンゾ[d]イソチアゾール−4−オール(中間体132C)(150mg、0.992mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(360mg、1.11mmol)を加えた。この混合物を一晩80℃に加熱し、水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残った材料を、0%〜40%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(178mg、69%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.40 (s, 9 H), 3.95 (d, J = 7 Hz, 2 H), 4.35-4.46 (m, 2 H), 5.18-5.27 (m, 1 H), 6.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.53 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.13 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 307。
E.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]イソチアゾール塩酸塩
純3−(ベンゾ[d]イソチアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体132D)(177mg、0.578mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(3.0mL、12mmol)を加えた。2.5時間、この混合物をジエチルエーテルで希釈し、生じた固体を濾取し、標題化合物を白色固体として得た(138mg、98%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ4.05-4.19 (m, 2 H), 4.45-4.60 (m, 2 H), 5.32 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.79 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.54 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.15 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 207。
中間体133:4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
Parr容器内で、10%Pd/C(7.46g、70.1mmol)を含有するEtOH溶液(400mL)に、1−フルオロ−3−メトキシ−2−ニトロベンゼン(40.0g、234mmol)を加えた。この容器を真空下で排気し、水素(50psi)を再充填した。この反応物を5時間振盪し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(30.0g、83%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.75 (br s, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 6.58-6.71 (m, 3 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 142。
B.N−(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)アセトアミド
無水酢酸(21.9mL、232mmol)およびDCM(200mL)中、2−フルオロ−6−メトキシアニリン(中間体133A)(30.0g、193mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(40.4mL、290mmol)を滴下した。12時間後、この反応混合物を濃縮し、残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(250mL)に取った。生じた固体を濾取し、標題化合物(25.0g、65%)を得た。LC-MS (LC-ES) T = 1.29分にピーク; M+H = 184。
C.N−(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタンチオアミド
トルエン(100mL)中、N−(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)アセトアミド(中間体133B)(5.00g、24.8mmol)の溶液に、ローソン試薬(5.02g、12.4mmol)を加え、この反応物を120℃に加熱した。3時間後、この反応混合物を減圧下で蒸発させ、残渣を、ペンタン(50mL)を用いて摩砕し、標題化合物(5.20g、77%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.77 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H), 6.69-6.90 (m, 3 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 200。
D.4−メトキシ−2−メチルベンゾ[d]チアゾール
DMF(50mL)中、N−(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタンチオアミド(中間体133C)(5.20g、19.1mmol)の溶液に、鉱油中NaHの60%分散物(762mg、19.1mmol)を加えた。この反応物を80℃に加熱した。12時間後、この混合物を室温に冷却し、水(200mL)で急冷し、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(4.00g、86%)を黄色固体として得た。LC-MS (LC-ES) M+H = 180。
4−メトキシ−2−メチルベンゾ[d]チアゾール(中間体133D)(4.00g、16.4mmol)と塩酸ピリジン(18.90g、164mmol)の混合物を150℃に加熱した。1時間後、この反応物を冷却し、氷水(100mL)で希釈し、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(3.00g、75%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.81 (s, 3 H), 6.94-6.98 (m, 1 H), 7.23-7.28 (m, 1 H), 7.31-7.36 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 166。
F.3−((2−メチルベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DMF(15mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(3.39g、13.5mmol)および2−メチルベンゾ[d]チアゾール−4−オール(中間体133E)(3.00g、12.3mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(5.19g、15.9mmol)を加えた。この混合物を3時間80℃に加熱し、氷水(100mL)に注ぎ、EtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜15%EtOAc−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(800mg、20%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.45 (s, 9 H), 2.86 (s, 3 H), 4.20-4.28 (m, 2 H), 4.33-4.40 (m, 2 H), 5.09-5.19 (m, 1 H), 6.57-6.61 (m, 1 H), 7.21-7.28 (m, 1 H), 7.43-7.49 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 321。
G.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
MeOH(8mL)中、3−((2−メチルベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体133F)(800mg、2.49mmol)に、ジオキサン中4NのHCl(2.49mL、9.96mmol)を加えた。1時間後、この混合物を濃縮し、残渣を、ジエチルエーテル(20mL)を用いて摩砕し、標題化合物を灰白色固体として得た(610mg、94%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.79 (s, 3 H), 4.05-4.15 (m, 2 H), 4.43-4.52 (m, 2 H), 5.26-5.35 (m, 1 H), 6.86-6.89 (m, 1 H), 7.29-7.35 (m, 1 H), 7.63-7.70 (m, 1 H), 9.49 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 221。
中間体134:(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
A.5−ニトロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル−1H−ピラゾール
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中、5−ニトロ−1H−ピラゾール(1.00g、8.84mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、炭酸カリウム(2.44g、17.1mmol)、次いで、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(1.77g、10.6mmol)をゆっくり加えた。反応の進行をTLC(シリカ、ヘキサン中30%EtOAc)によりモニタリングした。完了時に、この混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、標題化合物(560mg、17.5%)を得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.08-0.01 (m, 9 H), 0.84-0.96 (m, 2 H), 3.54-3.64 (m, 2 H), 5.43 (s, 2 H), 6.96 (d, J = 3 Hz, 1 H) 7.60-7.73 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 244。
B.1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−アミン
酢酸エチル(20mL)中、5−ニトロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(560mg、2.30mmol)の溶液に、パラジウム炭素(245mg)を加えた。この混合物を水素雰囲気下で12時間撹拌し、セライト(登録商標)パッドで濾過し、減圧下で濃縮した。粗材料をジクロロメタンで希釈し、シリカゲルに予め吸着させ、ヘキサン中10〜20%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(250mg、47%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.09-0.02 (m, 9 H), 0.80-0.99 (m, 2 H), 3.47-3.63 (m, 2 H), 3.86 (br s, 2 H), 5.35 (s, 2 H), 7.14-7.36 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 214。
C.(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.602mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.315mL、1.805mmol)をゆっくり滴下した後、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(128mg、0.602mmol)、次いで、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウ3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(458mg、1.203mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、3時間撹拌した。この反応混合物を冷氷水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、標題化合物(250mg、83%)をゴム状の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.06-0.08 (m, 9 H), 0.76-0.95 (m, 2 H), 2.40-2.54 (m, 2 H), 2.69-2.81 (m, 2 H), 3.30-3.42 (m, 1 H), 3.51-3.60 (m, 2 H), 5.12-5.21 (m, 1 H), 5.79 (s, 2 H), 6.67 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41-7.51 (m, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 2 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H), 10.58 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 445。
中間体135:(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
A.3−シクロプロピル−5−ニトロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール
テトラヒドロフラン(10mL)中、3−シクロプロピル−5−ニトロ−1H−ピラゾール(600mg、3.92mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、炭酸カリウム(1.08g、7.84mmol)、次いで、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(719mg、4.31mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、3時間撹拌した。この混合物に水(10mL)を加えた後、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。粗材料を、ヘキサン中4:1酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(500mg、45%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ-0.08-0.03 (m, 9 H), 0.75-0.80 (m, 2 H), 0.84-0.95 (m, 2 H), 0.94-1.02 (m, 2 H), 1.83-2.05 (m, 1 H), 3.55-3.65 (m, 2 H), 5.59 (s, 1 H), 5.78 (s, 1 H), 6.48 (s, 0.4 H), 6.78 (s, 0.6 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 284。
B.3−シクロプロピル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−アミン
テトラヒドロフラン(10mL)中、3−シクロプロピル−5−ニトロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(500mg、0.998mmol)の溶液に、パラジウム炭素(500mg)を加えた。この混合物を水素雰囲気下で17時間撹拌し、セライト(登録商標)パッドで濾過し、減圧下で濃縮した。粗材料を、ヘキサン中10〜15%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(150mg、54%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ-0.02 (s, 9 H), 0.62-0.68 (m, 2 H), 0.85-1.00 (m, 4 H), 1.73-1.91 (m, 1 H), 3.51-3.71 (m, 4 H), 5.27 (s, 1 H), 5.32 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 254。
C.(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.602mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(167mg、0.66mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.312mL、1.79mmol)、次いで、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(453mg、1.19mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、3時間撹拌した。この反応混合物を冷氷水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。粗材料を、ヘキサン中10〜15%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(220mg、64%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.09 (s, 9 H), 0.69-0.83 (m, 2 H), 0.86-1.06 (m, 2 H), 1.25-1.34 (m, 3 H), 2.61-2.77 (m, 2 H), 2.85-2.92 (m, 2 H), 3.14-3.28 (m, 1 H), 3.54-3.65 (m, 2 H), 5.20-5.28 (m, 1 H), 5.40 (s, 2 H), 6.41 (s, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.34 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 8.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 485。
中間体136:1−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
A.(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジル
室温で、1,4−ジオキサン(11mL)中、2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(227mg、2.18mmol)に、ピペリジン−4−イルカルバミン酸ベンジル(512mg、2.18mmol)を加えた。この混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.14mL、6.55mmol)を加え、撹拌を5分間続けた。1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム 3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(830mg、2.18mmol)を加え、この反応混合物を6時間撹拌した。この反応混合物を飽和重炭酸ナトリウムに注ぎ、酢酸エチル(3×)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。この反応混合物を、酢酸エチル:ヘキサン(1:1〜0:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(315mg、収率43%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.28 (s, 6 H), 1.28-1.36 (m, 2 H), 1.74 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.60-3.24 (m, 2 H), 3.48-3.62 (m, 1 H), 4.10-4.70 (m, 2 H), 5.00 (s, 2 H), 5.33 (s, 1 H), 7.26-7.40 (m, 6 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 321。
B.1−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
窒素雰囲気下で、メタノール(3.3mL)中、(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジル(0.315g、0.984mmol)に、パラジウム炭素(0.105g、0.098mmol)を加えた。反応容器に水素バルーンを取り付け、この容器を繰り返し排気し、水素でパージした後、6時間撹拌した。この容器を繰り返し排気し、窒素でパージし、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、標題化合物(0.175g、収率91%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.00-1.80 (m, 2 H), 1.29 (s, 6 H), 1.54 (br s, 2 H), 1.67 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.76 (p, J = 5 Hz, 1 H), 2.54-3.18 (m, 2 H), 4.02-4.72 (m, 2 H), 5.28 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 187。
中間体137:3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸(2S,3S)−tert−ブチル
および
中間体138:3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸(2R,3R)−tert−ブチル
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中、2−メチル−3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体99A)(1.40g、5.28mmol)およびベンゾ[d]チアゾール−4−オール(0.800g、5.29mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(1.90g、5.83mmol)を加えた。この混合物を100℃に加熱し、一晩撹拌した。室温に冷却した後、この混合物を水に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中0%〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、目的生成物(1.20g、71%)をジアステレオマーの混合物として得た。これらの異性体を、45%IPAを用いるICカラム(30mm×250mm×5umカラム)でのキラルSFCにより分離した。中間体137(29mg、1.7%)は粘稠な泡沫として得られた。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.31 (d, J = 6 Hz, 3 H), 1.41 (s, 9 H), 3.85 (br s, 1 H), 4.30 (br s, 1 H), 4.68 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.27 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 321。中間体138(18mg、1.1%)は粘稠な泡沫として得られた。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.31 (d, J = 6 Hz, 3 H) 1.41 (s, 9 H) 3.85 (br s, 1 H) 4.30 (br s, 1 H) 4.68 (t, J = 6 Hz, 1 H) 5.27 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H) 6.92 (d, J = 8 Hz, 1 H) 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H) 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H) 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 321。
中間体139:4−(((2S,3S)−2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
メタノール(0.5mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸(2S,3S)−tert−ブチル(中間体137)(29mg、0.091mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(0.5mL、2.00mmol)を加えた。3時間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空中に置き、標題化合物を得た。この材料を、それ以上同定を行わずに使用した。LC-MS (LC-ES) M+H = 221。
中間体140:4−(((2R,3R)−2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩
メタノール(0.5mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−2−メチルアゼチジン−1−カルボン酸(2R,3R)−tert−ブチル(中間体138)(18mg、0.056mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4Nの塩酸(0.5mL、2.00mmol)を加えた。3時間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空中に置き、標題化合物を得た。この材料を、それ以上同定を行わずに使用した。LC-MS (LC-ES) M+H = 221。
中間体141:(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル
ジクロロメタン(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(150mg、0.744mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ジクロロメタン(3mL)に溶かした3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、0.729mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.125mL、0.716mmol)の混合物を10分かけて滴下した。この混合物を1.5時間撹拌した後、水と酢酸エチルとで分液した。この二相混合物を濾過して不溶性材料を除去し、水層をさらに酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、層を分離した。固体材料が沈澱し始めた。溶媒を減圧下で除去し、残った固体材料を、1:1酢酸エチル:ヘキサンを用いて摩砕し、真空濾過により集め、真空乾燥させ、標題化合物(117mg、53%)を淡黄色固体として得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.54-0.61 (m, 2 H), 0.75-0.82 (m, 2 H), 1.71-1.80 (m, 1 H), 3.59 (s, 3 H), 5.86 (s, 1 H), 7.75 (d, J = 9 Hz, 2 H), 8.38-8.43 (m, 2 H), 9.34 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 302。
中間体142:N1−(ピリミジン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジアミン塩酸塩
A.(3−(ピリミジン−2−イルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル
バイアル内で、(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(140mg、0.706mmol)および2−クロロピリミジン(81mg、0.706mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.247mL、1.412mmol)を加えた。このバイアルを密閉し、油浴中、125℃で1.5時間加熱した。室温に冷却した後、この混合物をメタノールで希釈し、アセトニトリル:水(1%水酸化アンモニウム改質剤)の勾配で溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(21mg、11%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.48 (s, 9 H), 2.24-2.52 (m, 6 H), 5.06 (br s, 1 H), 5.68-6.03 (m, 1 H), 6.59 (t, J = 5 Hz, 1 H), 8.29 (d, J = 5 Hz, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 277。
B.N1−(ピリミジン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジアミン塩酸塩
ジクロロメタン(2mL)中、(3−(ピリミジン−2−イルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(20mg、0.072mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(1mL、4.00mmol)を加えた。5時間撹拌した後、この混合物のLCMS分析は、反応が不完全であったことを示した。さらなるジオキサン中4Mの塩酸を加えた。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(18mg、117%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.59 (s, 6 H), 7.13 (br s, 1 H), 8.68 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 177。
中間体143:2−(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩
A.(3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル
テトラヒドロフラン(3mL)中、3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−カルボン酸エチル(200mg、0.829mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ジエチルエーテル中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.9mL、2.70mmol)をゆっくり加えた。約10分間撹拌した後、この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。この混合物を0℃に再冷却し、さらなるジエチルエーテル中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.9mL、2.70mmol)をゆっくり加えた。この混合物を室温に温め、30分間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液で急冷した。この混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(176mg、88%)を無色の油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 6 H), 1.37 (s, 9 H), 1.70 (s, 6 H), 4.11 (s, 1 H), 7.38 (br s, 1 H)。
B.2−(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩
メタノール(2.5mL)中、(3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(170mg、0.704mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(0.88mL、3.52mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残った無色の油状物は掻き取った際に固体となり、標題化合物(144mg、収率115%)が得られた。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.05 (s, 6 H), 1.80 (s, 6 H), 3.17 (s, 1 H), 8.72 (br s, 3 H)。
中間体144:4−(アミノキューバン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩
A.4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)キューバン−1−カルボン酸メチル
tert−ブタノール(10mL)中、4−(メトキシカルボニル)キューバン−1−カルボン酸(500mg、2.42mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(1.40mL、10.0mmol)、次いで、ジフェニルホスホリルアジド(0.80mL、3.71mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した後、一晩撹拌しながら加熱還流した。室温に冷却した後、この混合物を減圧下で蒸発させた。残った残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和ブライン(3×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った固体を、酢酸エチル−ヘキサンを用いて摩砕し、真空濾過により集め、廃棄した。濾液を減圧下で蒸発させた。残った材料を、ヘキサン中5%〜25%エタノールの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(134mg、20%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.39 (s, 9 H), 3.62 (s, 3 H), 3.98 (br s, 6 H)。
B.4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)キューバン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル
テトラヒドロフラン(5mL)中、メチル−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)キューバン−1−カルボキシラート(132mg、0.476mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ジエチルエーテル中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.7mL、2.10mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌しながら室温に温めた。この混合物のTLC分析(シリカゲル、1:1酢酸エチル−ヘキサン、PMA染色)は、2つの主要なスポットを示した。この混合物を0℃に再冷却し、さらなるジエチルエーテル中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.35mL、1.05mmol)を滴下した。この混合物を6時間撹拌しながら室温に温めた。この混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で急冷し、水に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中0%〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(58mg、44%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.99 (s, 6 H), 1.38 (s, 9 H), 3.62 (br s, 3 H), 3.73 (br s, 3 H), 4.07 (s, 1 H)。
C.4−(アミノキューバン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩
メタノール(1mL)中、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)キューバン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(58mg、0.209mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(0.5mL、2.000mmol)を加えた。この混合物を4時間撹拌しながら室温に温めた。溶媒を減圧下で除去し、得られた材料を、ジエチルエーテルを用いて摩砕し、減圧下で蒸発させ、ヘキサンを用いて摩砕した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空中に置き、標題化合物(45mg、101%)を黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.62 (s, 6 H), 2.61 (t, J = 5 Hz, 1 H), 3.00 (dd, J = 7, 5 Hz, 2 H), 3.30-3.38 (m, 3 H), 5.30 (s, 1 H), 8.50 (br s, 3 H)。
中間体145:(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸エチル塩酸塩
A.ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジイルジカルバミン酸tert−ブチルエチル
テトラヒドロフラン(3.5mL)中、(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸tert−ブチル(200mg、1.01mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.43mmol)、次いで、クロロギ酸エチル(0.11mL、1.15mmol)を加えた。5分後、この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。得られた白色懸濁液を酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(300mg、110%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.14 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.37 (s, 9 H), 2.03 (s, 6 H), 3.95 (q, J = 7 Hz, 2 H), 7.52 (br s, 1 H), 7.78 (br s, 1 H)。
B.(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸エチル塩酸塩
ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジイルジカルバミン酸tert−ブチルエチル(300mg、1.11mmol)に、ジオキサン中4Nの塩酸(1.5mL、6.00mmol)を加えた。得られた懸濁液を1.75時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空中に置き、標題化合物(225mg、98%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.15 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.14 (s, 6 H), 3.98 (q, J = 7 Hz, 2 H), 8.76 (br s, 3 H)。
中間体146:(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(7mL)中、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(100mg、0.868mmol)の撹拌した冷却(5℃)溶液に、ピリジン(0.28mL、3.47mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌した後、クロロギ酸フェニル(204mg、1.30mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。この混合物をジエチルエーテル(10mL)で希釈し、10分間撹拌した。生じた固体を真空濾過により集め、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、標題化合物(185mg、83%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.61 (s, 3 H), 7.20-7.34 (m, 3 H), 7.42-7.51 (m, 2 H), 12.45 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 236。
中間体147:(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(20mL)中、1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.00g、10.30mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(3.33mL、41.2mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、クロロギ酸フェニル(2.42g、15.5mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、5分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(500mg、13%)を純度59%で得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.74 (s, 3 H), 6.23 (s, 1 H), 7.17 (d, J = 8 Hz, 2 H), 7.22-7.31 (m, 1 H), 7.37-7.45 (m, 2 H), 7.56 (s, 1 H), 10.42 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 218。
中間体148:(5−メトキシピリジン−3−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(10mL)中、5−メトキシピリジン−3−アミン(100mg、0.806mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(0.26mL、3.22mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、クロロギ酸フェニル(189mg、1.21mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(120mg、45%)を純度73%で桃色の固体として得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.84 (s, 3 H), 7.20-7.53 (m, 5 H), 7.73 (s, 1 H), 8.13 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2 Hz, 1 H), 10.70 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 245。
中間体149:(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(2mL)中、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg、1.03mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(0.33mL、4.12mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、クロロギ酸フェニル(177mg、1.13mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(200mg、55%)を純度62%で得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δppm 3.79 (s, 3 H), 7.14-7.20 (m, 2 H), 7.25-7.37 (m, 4 H), 7.46-7.53 (m, 1 H), 9.98 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 218。
中間体150(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(20mL)中、1−エチル−1H−テトラゾール−5−アミン(250mg、2.21mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(611mg、4.42mmol)、次いで、クロロギ酸フェニル(519mg、3.32mmol)を加えた。この混合物を4時間撹拌した。固体材料を真空濾過により集め、ペンタンで洗浄し、乾燥させ、標題化合物(180mg、27%)を純度77%で灰白色固体として得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.65 (t, J = 7 Hz, 3 H), 4.64 (q, J = 7 Hz, 2 H), 7.18-7.29 (m, 3 H), 7.37-7.46 (m, 2 H), 7.90 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 234。
中間体151:(5−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(8mL)中、5−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(100mg、0.787mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、クロロギ酸フェニル(135mg、0.865mmol)およびピリジン(0.254mL、3.15mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(180mg、32%)を純度34%で得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.16-1.35 (m, 6 H), 2.94-3.03 (m, 1 H), 7.17 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.26-7.41 (m, 2 H), 7.46-7.58 (m, 2 H), 9.40 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 248。
中間体152:(4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバミン酸フェニル
テトラヒドロフラン(10mL)中、5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(300mg、2.46mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、クロロギ酸フェニル(423mg、2.70mmol)およびピリジン(0.795mL、9.83mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、標題化合物(245mg、11%)を純度26%で得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.12 (s, 3 H), 7.09-7.54 (m, 5 H), 9.34 (br s, 1 H), 13.15 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 243。
中間体153:4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸
A.2−アミノ−4−メトキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル
メタノール(25mL)中、4−アミノ−3−メトキシ安息香酸メチル(2.00g、11.04mmol)の撹拌溶液に、チオシアン酸カリウム(10.0g、103mmol)および無水硫酸銅(II)(8.00g、50.1mmol)の緊密混合物を一度に加えた。得られた黒色混合物を3時間、加熱還流した。この反応懸濁液を濾過し、濾過ケーキをメタノールで洗浄した。濾液を蒸発乾固させ、暗色の固体を得た。この材料をメタノールに再溶解させ、水で希釈し、透明な溶液が形成するまで加熱煮沸した。この混合物を一晩静置しながら室温に冷却した。生じた固体を真空濾過により集め、水で洗浄し、真空乾燥させ、標題化合物(1.26g、48%)を黄色固体として得た。前日からの水性濾液は固体材料を含んでおり、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空乾燥させ、標題化合物(181mg、1.6%)を黄色固体として得た。水層はなお固体を含んでいた。この固体を真空濾過により集め、水で洗浄し、真空乾燥させ、さらなる標題化合物(988mg、9%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.85 (s, 3 H), 3.92 (s, 3 H), 7.41 (s, 1 H), 8.03 (br s, 1 H), 8.24 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 239。
B.4−メトキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル
1,4−ジオキサン(3mL)中、2−アミノ−4−メトキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(200mg、0.839mmol)の撹拌懸濁液に、亜硝酸イソアミル(0.60mL、4.46mmol)を加えた。この混合物を6時間撹拌し、水に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン5%〜40%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(62mg、33%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.91 (s, 3 H), 4.03 (s, 3 H), 7.53 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.43 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.47 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 224。
C.4−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル
ジクロロメタン(20mL)中、4−メトキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(775mg、3.47mmol)の撹拌した冷却(−78℃)溶液に、ジクロロメタン中1Mの三臭化ホウ素(16.5mL、16.5mmol)を滴下した。この混合物を−78℃で3時間撹拌した後、一晩撹拌しながら室温に温めた。溶媒を減圧下で除去した。残渣に5分間撹拌しながらメタノール(20mL)を滴下した後、減圧下で蒸発させた。残った材料を、水を用いて摩砕し、固体を真空濾過により集め、水で洗浄し、真空乾燥させ、標題化合物(157mg、22%)を黄色固体として得た。この濾液からさらなる固体を得、3日間静置しながらメタノールから再結晶化させ、さらなる標題化合物(44mg、6%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.88 (s, 3 H), 7.47 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.24 (d, J = 2 Hz, 1 H), 9.42 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 210。
D.4−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中、3−((メチルスルホニル)オキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体1)(265mg、1.055mmol)および4−ヒドロキシベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(198mg、0.946mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(340mg、1.044mmol)を加えた。この混合物を80℃に加熱し、一晩撹拌した。この混合物を水に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(199mg、58%)を油状物として得、これはゆっくり固化した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.41 (s, 9 H), 3.91 (s, 3 H), 3.94 (d, J = 5 Hz, 2 H), 4.38 (br s, 2 H), 5.32-5.38 (m, 1 H), 7.27 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.49 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.51 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 365。
E.4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル塩酸塩
メタノール(2mL)中、4−((1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(197mg、0.541mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4Mの塩酸(2mL、8.00mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、この間に黄色沈澱が形成した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を真空乾燥させ、標題化合物(183mg、113%)を黄色固体として得た。この材料をそれ以上精製せずに使用した。LC-MS (LC-ES) M+H = 301。
F.4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル
ジクロロメタン(5mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル塩酸塩(163mg、0.542mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.30mL、1.718mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(200mg、0.620mmol)を加えた。次に、得られた黄色混合物を一晩撹拌した。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜80%酢酸エチル:エタノール(3:1v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(151mg、62%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.02 (s, 6 H), 1.06-1.15 (m, 5 H), 1.79 (t, J = 11 Hz, 4 H), 3.25 (m, 1 H), 3.86 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 3.91 (s, 3 H), 4.00-4.07 (m, 1 H), 4.31 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.30 (t, J = 4 Hz, 1 H), 6.23 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.48 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.51 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 448。
G.4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸
テトラヒドロフラン(3mL)およびメタノール(1mL)中、4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(136mg、0.304mmol)の撹拌混合物に、1M水酸化リチウム水溶液(1mL、1.000mmol)を加えた。この混合物を1.5時間撹拌した後、減圧下で蒸発させた。残った材料を水で希釈し、1N塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。水層に白色のゼラチン状懸濁液が形成した。水層を分離し、ジクロロメタンによる抽出を試みた。この混合物はゼラチン状懸濁液に留まり、真空濾過した。集めた固体を真空中に置き、標題化合物(84mg、64%)を白色固体として得た。最初の抽出からの酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った固体を真空中に置き、さらなる標題化合物(30mg、23%)を黄色固体として得た。これらの2つの水性後処理層を合わせ、さらに酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った固体を真空中に置き、さらなる標題化合物(17mg、13%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ1.02 (s, 6 H), 1.06-1.18 (m, 5 H), 1.74-1.84 (m, 4 H), 3.29 (br s, 1 H), 3.86 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.30 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.29 (br s, 1 H), 6.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.25 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.43 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.49 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 434。
実施例
実施例1
3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)アゼチジン塩酸塩(中間体2)(21mg、0.08mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(27mg、0.084mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌し、1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、ヘキサン中0%〜50%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(25mg、77%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.99 (s, 6 H), 1.01-1.16 (m, 5 H), 1.71-1.79 (m, 4 H), 3.18-3.28 (m, 1 H), 3.70 (dd, J = 12, 8 Hz, 2 H), 3.97 (s, 1 H), 4.20 (dd, J = 12, 8 Hz, 2 H), 4.97-5.03 (m, 1 H), 6.13 (d, J = 12 Hz, 1 H), 6.78-6.87 (m, 2 H), 7.03 (s, 1 H), 7.21-7.26 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例2
(トランス)−N−(1−ブチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(75mg、0.27mmol)のDMF(3mL)溶液に、1−n−ブチル−1H−テトラゾール−5−アミン(19mg、0.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.8mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(346mg、0.54mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を一晩撹拌し、MeOで希釈しH、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(5mg、5%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.38 (dq, J = 15, 7 Hz, 2 H), 1.82-1.96 (m, 2 H), 2.52-2.70 (m, 2 H), 2.76-2.95 (m, 2 H), 3.57 (br s,1 H,) 4.42 (t, J = 7 Hz, 2 H), 4.90-4-95 (m, 1 H), 6.50 (t, J = 76 Hz, 1 H ), 6.50-6.54 (m, 1 H), 6.59-6.66 (m, 1 H), 7.13 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例3
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(75mg、0.27mmol)のDMF(3mL)溶液に、1−メチル−1H−テトラゾール−5−アミン(19mg、0.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)、次いで、T3P(346mg、0.54mmol)(EtOAc中50%溶液)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(5mg、5%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.57-2.73 (m, 2 H), 2.76-2.87 (m, 2 H), 3.46-3.85 (m, 1 H), 4.10 (s, 3 H), 4.90-4.96 (m, 1 H), 6.50 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.49-6.53 (m, 1 H), 6.57-6.65 (m, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 358。
実施例4 (トランス)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド、 メチル2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート、および
2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(75mg、0.27mmol)のDMF(3mL)溶液に、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル二塩酸塩(粗、中間体5)(69mg、約0.27mmol)、メチル2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート二塩酸塩(粗、中間体5)(77mg、約0.27mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド二塩酸塩(粗、中間体5)(74mg、約0.27mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(346mg、0.54mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を20分間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、(トランス)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド(42mg、35%)、メチル2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート(8mg、6%)、および2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(30mg、24%)を得た。
(トランス)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.29-2.51 (m, 2 H), 2.61-2.74 (m, 2 H), 3.04-3.25 (m, 1 H), 4.01-4.11 (m, 2 H), 4.46-4.50 (m, 2 H), 4.78-4.85 (m, 1 H), 4.86-4.97 (m, 1 H), 6.64-6.68 (m, 2 H), 6.67 (t, J = 72 Hz, 1 H), 7.07-7.29 (m, 1 H), 7.80 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 439。
メチル2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルビミデート
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.33-2.51 (m, 2 H), 2.66-2.73 (m, 2 H), 3.09-3.22 (m, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 3.95-4.02 (m, 2 H), 4.36-4.42 (m, 2 H), 4.77-4.85 (m, 1 H), 4.89-4.98 (m, 1 H), 6.62-6.69 (m, 2 H), 6.67 (t, J = 72 Hz, 1 H ), 7.12-7.17 (m, 1 H), 7.74 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 471。
2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.36-2.52 (m, 2 H), 2.63-2.76 (m, 2 H), 3.08-3.24 (m, 1 H), 3.96-4.02 (m, 2 H), 4.39-4.44 (m, 2 H), 4.74-4.85 (m, 1 H), 4.89-5.01 (m, 1 H), 6.60-6.69 (m, 2 H), 6.67 (t, J = 72 Hz, 1 H), 7.13 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 457。
実施例5 2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド、
および
(トランス)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(75mg、0.27mmol)のDMF(3mL)溶液に、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド二塩酸塩(粗、中間体6)(33mg、約0.12mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボニトリル二塩酸塩(粗、中間体6)(47mg、約0.19mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(346mg、0.54mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を20分間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(60mg、49%)および(トランス)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド(35mg、30%)を得た。
2−(3−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.40-2.51 (m, 2 H), 2.70-2.79 (m, 2 H), 2.94-3.14 (m, 1 H), 3.94-4.00 (m, 2 H), 4.48-4.57 (m, 2 H), 4.81-4.90 (m, 1 H), 4.91-5.00 (m, 1 H), 5.57 (br s, 1 H), 6.08 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.48-6.55 (m, 1 H), 6.56-6.66 (m, 1 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.36 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.62 (br s, 1 H), 8.54 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 452。
(トランス)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.40-2.52 (m, 2 H), 2.71-2.81 (m, 2 H), 2.92-3.13 (m, 1 H), 3.85-4.06 (m, 2 H), 4.48-4.58 (m, 2 H), 4.81-4.88 (m, 1 H), 4.88-5.00 (m,1 H), 5.83-5.96 (m, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.50-6.56 (m, 1 H), 6.59-6.65 (m, 1 H), 6.84 (d, J = 4 Hz, 1 H), 7.06-7.16 (m, 1 H), 8.47 (d, J = 4 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 434。
実施例6
(トランス)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体7)(40mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.095mL、0.54mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(230mg、0.36mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(48mg、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.31-2.51 (m, 2 H), 2.64-2.79 (m, 2 H), 2.96-3.11 (m,1 H), 3.86-4.04 (m, 2 H), 4.36-4.56 (m, 2 H), 4.75-5.06 (m, 2 H), 6.04-6.31 (m, 2 H), 6.44-6.66 (m, 3 H), 7.04-7.16 (m, 1 H), 7.95-8.11 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 443, 445 (Clパターン)。
実施例7
(トランス)−N−(1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(25mg、0.09mmol)のDMF(1mL)溶液に、1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩(中間体8)(20mg、0.09mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(115mg、0.18mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(37mg、92%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.37-2.55 (m, 2 H), 2.67-2.84 (m, 2 H), 2.96-3.07 (m,1 H), 3.93-3.99 (m, 2 H), 4.46-4.55 (m, 2 H), 4.81-4.87 (m, 1 H), 4.92-5.00 (m, 1 H), 5.86-5.94 (m, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.52-6.56 (m, 1 H), 6.59-6.66 (m, 2 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 8.18 (d, J = 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 443, 445 (Clパターン)。
実施例8
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(40mg、0.15mmol)のDMF(2mL)溶液に、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二臭化水素酸塩(中間体9)(48mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(184mg、0.29mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(11mg、18%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.40-2.50 (m, 2 H), 2.71-2.79 (m, 2 H), 2.95-3.04 (m,1 H), 3.89-3.94 (m, 2 H), 4.44-4.51 (m, 2 H), 4.80-4.90 (m, 1 H), 4.91-5.00 (m, 1 H), 5.89-5.96 (m, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.53-6.56 (m, 1 H), 6.56-6.65 (m, 1 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 8.22 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 427。
実施例9
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−4−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(40mg、0.15mmol)のDMF(2mL)溶液に、2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−1−シクロプロピルエタノール(中間体10)(35mg、0.17mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(184mg、0.29mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を18時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(48mg、73%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.21 (dq, J = 10, 5 Hz, 1 H), 0.37 (dq, J = 10, 5 Hz, 1 H), 0.43-0.59 (m, 2 H), 0.76-0.93 (m, 1 H), 1.31-1.49 (m, 2 H), 1.33-1.44 (m, 2 H), 1.95-2.14 (m, 4 H), 2.31-2.51 (m, 2 H), 2.72 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.84-2.97 (m, 1 H), 3.03 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 3.18-3.33 (m, 1 H), 3.36-3.45 (m, 1 H), 3.63 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H), 3.71-3.88 (m, 1 H), 4.95 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.50-6.55 (m, 1 H), 6.61-6.67 (m, 1 H), 7.11 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 458。
実施例10
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(ピリミジン−2−イルアミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、(トランス)−N1−(ピリミジン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二臭化水素酸塩(中間体11)(64mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.5mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(230mg、0.36mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(47mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.19-1.51 (m, 4 H), 2.10 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.20 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.34-2.55 (m, 2 H), 2.66-2.82 (m, 2 H), 2.89-3.07 (m, 1 H), 3.77-3.90 (m, 2 H), 4.91-5.05 (m, 1 H), 5.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 5.46 (br s, 1 H), 6.50 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.59-6.66 (m, 3 H), 7.14 (dd, J = 8, 6 Hz, 1 H), 8.32 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 451。
実施例11
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−4−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロポキシ)シクロヘキシル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(40mg、0.15mmol)のDMF(2mL)溶液に、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−シクロプロピルプロパン−2−オール(中間体12)(37mg、0.17mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加え、次いで、EtOAc中T3P(184mg、0.29mmol)の50%溶液を滴下した。得られた混合物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(46mg、67%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.29-0.37 (m, 3 H), 0.40-0.46 (m, 1 H), 0.79-0.93 (m, 1 H), 1.09 (s, 3 H), 1.11-1.27 (m, 2 H), 1.33-1.50 (m, 2 H), 2.03 (d, J = 9 Hz, 4 H), 2.34-2.49 (m, 2 H), 2.67-2.77 (m, 2 H), 2.89-2.96 (m, 1 H), 3.20-3.31 (m, 1 H), 3.32-3.40 (m, 2 H), 3.67-3.92 (m, 1 H), 4.85-5.05 (m, 1 H), 5.26 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.53 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.60 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J = 8, 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 470。
実施例12
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(5−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。10分後、(2−アミノチアゾール−5−イル)メタノール(24mg、0.18mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(24mg、34%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.48-2.66 (m, 2 H), 2.82-2.97 (m, 2 H), 3.36-3.43 (m, 1 H), 4.86 (s, 2 H), 4.94-5.04 (m, 1 H), 6.50 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.54-6.59 (m, 1 H), 6.61-6.66 (m, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.36 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 389。
実施例13
3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(トランス)−(2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−イル)メチル
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。10分後、(2−アミノチアゾール−4−イル)メタノール(24mg、0.18mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として(16mg、13%)、ならびに(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(5−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(19mg、27%、実施例14参照)および3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸トランス−(2−アミノチアゾール−4−イル)メチル(16mg、23%、実施例14参照)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.43-2.63 (m, 4 H), 2.75 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 2.87 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.13-3.41 (m, 2 H), 4.81-4.91 (m, 1 H), 4.96-5.06 (m, 1 H), 5.16 (s, 2 H), 6.46 (s, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.48-6.56 (m, 2 H), 6.61-6.68 (m, 2 H), 6.98 (s, 1 H), 7.08-7.19 (m, 2 H), 9.22 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 647。
実施例14 3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(トランス)−(2−アミノチアゾール−4−イル)メチル、
および
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.36mmol)を加えた。10分後、(2−アミノチアゾール−4−イル)メタノール(24mg、0.18mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(トランス)−(2−アミノチアゾール−4−イル)メチルを白色固体として(16mg、22%)、ならびにトランス−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(9mg、13%)を白色固体として得た。
3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(トランス)−(2−アミノチアゾール−4−イル)メチル
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.39-2.57 (m, 2 H), 2.71-2.79 (m, 2 H), 3.14-3.31 (m, 1 H), 4.84-4.92 (m, 1 H), 5.02 (s, 2 H), 5.15 (br s, 2 H), 6.46 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.47-6.51 (m, 1 H), 6.52 (s, 1 H), 6.58-6.64 (m, 1 H), 7.11 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 389。
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.44-2.56 (m, 2 H), 2.79-2.88 (m, 2 H), 3.21-3.31 (m, 1 H), 4.65 (s, 2 H), 4.91-5.05 (m, 1 H), 6.48 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.51-6.56 (m, 1 H), 6.59-6.68 (m, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 7.13 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 389。
実施例15
(トランス)−N−(1−(2,2−ジフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミドトリフルオロ酢酸塩(30mg、0.07mmol)(中間体13)のジオキサン(2mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸2,2−ジフルオロエチル(29mg、0.14mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(8mg、30%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.29-2.43 (m, 2 H), 2.61-2.71 (m, 2 H), 2.84-2.94 (m, 1 H), 3.04-3.07 (m, 2 H), 3.62-3.68 (m, 2 H), 4.45-4.61 (m, 1 H), 4.86-4.91 (m, 1 H), 5.54-5.91 (m, 2 H), 6.40 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.44-6.49 (m, 1 H), 6.50-6.60 (m, 1 H), 7.03-7.08 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 395。
実施例16
(トランス)−N−(5−(tert−ブチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、5−(tert−ブチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(26mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(TFA改質剤として)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(39mg、54%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.44 (s, 9 H), 2.56-2.70 (m, 2 H), 2.81-2.87 (m, 2 H), 3.45-3.60 (m, 1 H), 4.89-5.00 (m, 1 H), 6.50 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.51-6.56 (m, 1 H), 6.59-6.63 (m, 1 H), 7.13 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例17
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて、(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩(中間体13)(33mg、0.07mmol)および2−クロロピリミジン(17mg、0.15mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(150℃)にて90分間加熱し、濃縮し、精製のために半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードした。適当な画分を回収し、濃縮し、DCMと飽和NaHCO3水溶液とで分液した。DCM相をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(19mg、63%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.41-2.52 (m, 2 H), 2.71-2.81 (m, 2 H), 2.99-3.06 (m, 1 H), 3.91-3.96 (m, 2 H), 4.48-4.54 (m, 2 H), 4.83-4.89 (m, 1 H), 4.90-5.00 (m, 1 H), 5.91-5.99 (m, 1 H), 6.47 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.53-6.56 (m, 1 H), 6.61-6.67 (m, 2 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 8.33 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 409。
実施例18
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて、(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩(中間体13)(80mg、0.2mmol)および2−フルオロピリジン(22mg、0.23mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(120℃)にて2時間加熱し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(6mg、12%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.43-2.52 (m, 2 H), 2.66-2.76 (m, 2 H), 3.17-3.24 (m, 1 H), 4.21-4.27 (m, 2 H), 4.59-4.66 (m, 2 H), 4.79-4.88 (m, 1 H), 4.91-5.03 (m, 2 H), 6.64-6.76 (m, 3 H), 6.86-6.99 (m, 2 H), 7.13-7.20 (m, 1 H), 7.93 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.95-8.03 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 408。
実施例19
(トランス)−N−((トランス)−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、トランス−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキサンアミン(中間体14)(34mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(54mg、67%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.05-1.29 (m, 4 H), 1.72-1.83 (m, 2 H), 1.99-2.11 (m, 3 H), 2.29-2.44 (m, 2 H), 2.64-2.75 (m, 2 H), 2.80-2.94 (m, 1 H), 3.47-3.57 (m, 4 H), 3.66-3.81 (m,1 H), 4.89-4.99 (m, 1 H), 5.24 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.46 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.48-6.54 (m, 1 H), 6.56-6.63 (m, 1 H), 7.10 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 449。
実施例20
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、(S)−2−((トランス−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(中間体15)(31mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(43mg、49%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.09-1.29 (m, 3 H), 1.29-1.39 (m, 2 H), 1.86-1.92 (m, 1 H), 1.99-2.08 (m, 3 H), 2.39-2.46 (m, 2 H), 2.46-2.52 (m, 1 H), 2.66-2.76 (m, 3 H), 2.93 (tt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.24-3.31 (m, 1 H), 3.45-3.51 (m, 1 H), 3.72-3.81 (m, 2 H), 4.94-5.00 (m, 1 H), 5.26 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 80 Hz, 1 H), 6.50-6.57 (m, 1 H), 6.59-6.66 (m, 1 H), 7.11 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 485。
実施例21
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−アミン(中間体16)(32mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を粘着性油状物として得た(49mg、61%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) d 1.13 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.36-1.48 (m, 2 H), 1.89-1.99 (m, 2 H), 2.41-2.50 (m, 3 H), 2.48-2.59 (m, 2 H), 2.70-2.79 (m, 2 H), 2.81-2.91 (m, 2 H), 2.89-3.03 (m, 2 H), 3.75-3.87 (m, 1 H), 4.93-5.03 (m, 1 H), 5.29-5.38 (m, 1 H), 5.80 (dt, J = 4, 56 Hz , 1 H), 6.50 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.54-6.57 (m, 1 H), 6.59-6.66 (m, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 437。
実施例22
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(ピリミジン−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、ピリミジン−5−アミン(21mg、0.22mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(43mg、67%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.49-2.59 (m, 2 H), 2.82-2.92 (m, 2 H), 3.24-3.31 (m, 1 H), 4.95-5.02 (m, 1 H), 6.48 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.51-6.59 (m, 1 H), 6.61-6.69 (m, 1 H), 7.13 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.65 (br s, 1 H), 9.00 (s, 1 H), 9.04 (s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 354。
実施例23
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(42mg、0.22mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(47mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.12 (d, J = 4 Hz, 3 H), 1.12-1.29 (m, 4 H), 1.90-1.98 (m, 2 H), 1.98-2.07 (m, 2 H), 2.35-2.46 (m, 2 H), 2.52-2.62 (m, 1 H), 2.68-2.74 (m, 2 H), 2.87-2.97 (m, 1 H), 2.97-3.09 (m, 1 H), 3.69-3.81 (m, 1 H), 4.92-5.00 (m, 1 H), 5.26 (br d, J = 8 Hz, 1 H), 5.59 (dt, J = 4, 56 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.52 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.60 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 451。
実施例24
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(2−オキソインドリン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。10分後、3−アミノインドリン−2−オン塩酸塩(33mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードして生成物を得、これをさらにEtOAc:ヘキサン(3:1)中10〜60%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(27mg、収率37%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.44-2.54 (m, 2 H), 2.74-2.84 (m, 2 H), 3.05-3.16 (m, 1 H), 4.91-5.02 (m, 1 H), 5.29 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.12-6.18 (m, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.49-6.55 (m, 1 H), 6.59-6.66 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.04-7.13 (m, 2 H), 7.25-7.34 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。
実施例25
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(50mg、0.18mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(103mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.54mmol)を加えた。10分後、4−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(36mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(53mg、収率70%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.36-2.48 (m, 2 H), 2.69-2.79 (m, 2 H), 2.89 (dd, J = 5, 2 Hz, 1 H), 2.89-3.01 (m, 1 H), 3.49 (d, J = 6 Hz, 2 H), 4.90-5.01 (m, 1 H), 5.29-5.39 (m, 1 H), 5.66-5.76 (m, 1 H), 6.46 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.53 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.57-6.68 (m, 1 H), 6.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.04-7.14 (m, 2 H), 7.27-7.40 (m, 1 H), 7.74-7.87 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 421。
実施例26
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(トランス)−4−(1−ヒドロキシエチル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(0.10g、0.36mmol)、(R,S)−1−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)エタノール塩酸塩(中間体18)(0.078g、0.43mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.4mmol)のDMF(1.2mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.33mL、0.56mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で急冷し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機液を水、次いで、ブラインで洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中10〜60%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(40mg、26%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.06-1.32 (m, 9 H), 1.68-1.76 (m, 1 H), 1.88-1.96 (m, 3 H), 2.34 - 2.46 (m, 2 H), 2.60-2.68 (m, 2 H), 3.10 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.49 (t, J = 6 Hz, 1 H), 3.55-3.64 (m, 1 H), 4.94 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.61-6.73 (m, 2 H), 6.67 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 402。
実施例27
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−4−(シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル)シクロヘキシル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(0.08g、0.3mmol)、((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)(シクロプロピル)メタノール(中間体19)(0.068g、0.40mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.1mmol)のDMF(1.2mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.26mL、0.44mmol)を滴下した。この混合物を17時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH8〜9まで急冷した。この反応物を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機液を水、次いで、ブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物(95mg、76%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ0.16-0.30 (m, 2 H), 0.41-0.57 (m, 2 H), 0.79-0.92 (m, 1 H), 1.15-1.31 (m, 4 H), 1.39-1.50 (m, 1 H), 1.84-2.05 (m, 4 H), 2.33-2.44 (m, 2 H), 2.57 (dd, J = 9,6 Hz, 1 H), 2.66 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.10 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.62 (d, J = 4 Hz, 1 H), 4.94 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.44-6.89 (m, 3 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 428。
実施例28
ラセミ(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(0.15g、0.54mmol)、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(中間体20)(0.126g、0.597mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.38mL、2.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.49mL、0.82mmol)を滴下した。この混合物を17時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH8〜9まで急冷した。この反応物を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機液を水、次いで、ブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物(190mg、67%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14-1.37 (m, 7 H), 1.66 (t, J = 11 Hz, 1 H), 1.90 (d, J = 11 Hz, 1 H), 1.94-2.05 (m, 3 H), 2.31-2.47 (m, 2 H), 2.66 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 3.56-3.68 (m, 1 H), 4.94 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.63-6.72 (m, 2 H), 6.67 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 470。
実施例29
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(75mg、0.27mmol)、(トランス)−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(39mg、0.30mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.25mL、0.42mmol)を滴下した。この混合物を17時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH8〜9まで急冷した。この反応物を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機液を水、次いで、ブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘプタン中10〜50%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を減圧下で濃縮し、標題化合物(54mg、51%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.23 (s, 3 H), 1.34-1.46 (m, 2 H), 1.50-1.60 (m, 2 H), 1.63-1.72 (m, 2 H), 1.80-1.92 (m, 2 H), 2.36-2.46 (m, 2 H), 2.59-2.70 (m, 2 H), 3.06-3.18 (m, 1 H), 3.70-3.82 (m, 1 H), 4.93 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.61-6.71 (m, 2 H), 6.66 (t, J = 72 Hz, 1 H), 7.14 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 8 Hz, 1 H) ; LC-MS (LC-ES) M+H = 388。
実施例30 (トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド、 (トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド、
および
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(0.05g、0.2mmol)をDMF(1.8mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)およびHATU(0.083g、0.22mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ2分間撹拌し、3−アミノ−1−メチルシクロブタノール塩酸塩(中間体21)(0.030g、0.22mmol)を加えた。この反応物を室温で15時間撹拌した後、20〜95%ACN:H2O:0.1%NH4OHの勾配で溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド(9mg、11%)、(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド(12mg、14%)および混合物(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド(40mg、55%)を得た。
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (CDCl3)δ1.43 (s, 3 H), 1.94-2.03 (m, 2 H), 2.36-2.48 (m, 2 H), 2.50-2.59 (m, 2 H), 2.74 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.91-3.00 (m, 1 H), 4.53 (sxt, J = 8 Hz, 1 H), 4.96 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.55 (d, J = 5 Hz, 1 H), 6.46 (t, J = 72 Hz, 1 H), 6.54 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.61 (ddd, J = 9, 8, 3 Hz, 1 H), 7.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 360。
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (CDCl3)δ1.39 (s, 3 H), 2.00-2.09 (m, 2 H), 2.38-2.47 (m, 2 H), 2.52-2.58 (m, 2 H), 2.73 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.91-3.01 (m, 1 H), 4.02 (sxt, J = 8 Hz, 1 H), 4.95 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.77 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.47 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.54 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.61 (ddd, J = 9, 8, 3 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 360。
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (CD3OD)δ1.34 (s, 3 H), 1.94-2.06 (m, 2 H), 2.37-2.44 (m, 4 H), 2.65 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.06-3.17 (m, 1 H), 3.89-3.98 (m, 1 H), 4.30-4.41 (m, 1 H), 4.89-4.97 (m, 1 H), 6.42 (t, J = 76 Hz, 1 H), 6.45-6.59 (m, 2 H), 7.13 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 360。
実施例31
2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸エチル
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(200mg、0.73mmol)のDMF(8mL)溶液に、HATU(330mg、0.87mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.38mL、2.2mmol)を加えた。5分後、2−アミノチアゾール−4−カルボン酸エチル(15mg、0.87mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(70mg、23%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.21-1.29 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.29-2.45 (m, 2 H), 2.68-2.77 (m, 2 H), 3.23-3.33 (m, 1 H), 4.25 (q, J = 7 Hz, 2 H), 4.82-4.91 (m, 1 H), 6.70-6.80 (m, 2 H), 7.03 (t, J = 72 Hz, 1 H), 7.12-7.20 (m, 1 H), 8.05 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 431。
実施例32
(トランス)−N−(4−(シクロプロパンカルボニル)チアゾール−2−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、THF(5mL)中、2−((トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)−N−メトキシ−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド(中間体22)(15mg、0.03mmol)に、2−メチルTHF中(0.034mL、0.34mmol)臭化シクロプロピルマグネシウムの1.0M溶液を加えた。この反応混合物を1時間65℃に加熱し、室温に冷却し、飽和NH4Cl水溶液で急冷した。この混合物をEtOAc(3×)で抽出し、合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(10mg、73%)を得た。(400 MHz, CD3SOCD3)δ1.10-1.21 (m, 2 H), 1.21-1.58 (m, 2 H), 2.30-2.41 (m, 2 H), 2.66-2.77 (m, 2 H), 2.89-2.94 (m, 1 H), 3.35-3.41 (m, 1 H), 4.94-4.97 (m, 1 H), 6.76-6.80 (m, 1 H), 6.81-6.89 (m, 1 H), 7.05 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.18-7.25 (m, 1 H), 8.12 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 427。
実施例33
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(80mg、0.29mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(147mg、0.39mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.96mmol)を加えた。5分後後、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体23)(60mg、0.32mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(104mg、73%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.05 (s, 6 H), 1.12-1.31 (m, 4 H), 1.79 (d, J = 9 Hz, 2 H), 1.95 (d, J = 9 Hz, 2 H), 2.11-2.36 (m, 2 H), 2.54-2.64 (m, 1 H), 3.01 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.15 (s, 2 H), 3.16-3.22 (m, 1 H), 3.54 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 4.87 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.68-6.93 (m, 2 H), 7.02 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.17-7.29 (m, 1 H), 7.72 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 446。
実施例34
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(80mg、0.29mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(147mg、0.39mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.96mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(50mg、0.32mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で希釈し、でEtOAc(3×)抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(69mg、52%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.02 (s, 6 H), 1.03-1.10 (m, 5 H), 1.72-1.93 (m, 4 H), 2.24 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.56 (ddd, J = 13, 7, 6 Hz, 2 H), 2.91-3.07 (m, 1 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 4.88 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.71-6.81 (m, 2 H), 7.02 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.13-7.36 (m, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 416。
実施例35
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体4)(80mg、0.29mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(132mg、0.35mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.87mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(45mg、0.32mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(50mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25-2.44 (m, 2 H), 2.74 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.30 (s, 3 H), 3.36-3.49 (m, 1 H), 4.91 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.65-6.71 (m, 1 H), 6.72-6.88 (m, 1 H), 7.03 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.15-7.21 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例36
6−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ニコチンアミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(20mg、0.08mmol)、6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ニコチンアミド二塩酸塩(中間体24)(21mg、0.08mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(102mg、0.16mmol)50%溶液を滴下した。この混合物を15分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(21mg、62%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25-2.46 (m, 2 H), 2.61-2.78 (m, 2 H), 3.02-3.15 (m, 1 H), 3.84 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.29 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.58-4.76 (m, 1 H), 5.07 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.41 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.16 (br s, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (br s, 1 H), 7.96 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.60 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.63 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 424。
実施例37
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(20mg、0.08mmol)、6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ニコチンアミド二塩酸塩(中間体24)(21mg、0.08mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(102mg、0.16mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(16mg、49%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.51-2.66 (m, 2 H), 2.79 (qd, J = 7, 5 Hz, 2 H), 3.25 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.01 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.46 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.80 (tt, J = 8, 5 Hz, 1 H), 5.17 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.48 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2 Hz, 1 H), 9.18 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 406。
実施例38
6−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)−N−メチルニコチンアミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(30mg、0.12mmol)、6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−メチルニコチンアミド二塩酸塩(中間体26)(34mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(153mg、0.24mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を20分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(41mg、78%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.34-2.45 (m, 2 H), 2.68 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.75 (d, J = 5 Hz, 3 H), 3.11 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.84 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.29 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.60-4.77 (m, 1 H), 5.07 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.42 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.93 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.23 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.56 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.63 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 438。
実施例39
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(40mg、0.16mmol)、1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体27)(46mg、0.19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.56mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(204mg、0.32mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を20分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(10.1mg、15.7%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.15 (s, 3 H), 2.60-2.72 (m, 2 H), 2.87 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.04-3.19 (m, 1 H), 3.93 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.49 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.82-4.96 (m, 1 H), 5.22 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.18 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.79 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.36 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.19 (s, 2 H), 8.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例40
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(42mg、0.21mmol)に、DCM(3mL)中、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(40mg、0.21mmol)にゆっくり加えた。1時間後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)を加え、3時間後に溶媒を真空で除去した。残渣に、DMF(1mL)、次いで、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(43mg、0.21mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(31mg、収率35%)を淡黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.07-1.36 (m, 7 H), 1.77-2.09 (m, 4 H), 2.60 (t, J = 11 Hz, 1 H), 2.97-3.19 (m, 1 H), 3.51 (t, J = 11 Hz, 1 H), 4.09 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.32-4.50 (m, 2 H), 5.17-5.36 (m,1 H), 5.68 (dt, J = 56, 4 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.19 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
実施例41
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(40mg、0.16mmol)、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体29)(43mg、0.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(204mg、0.32mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(37mg、54%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.33 (d, J = 11 Hz, 2 H), 1.82 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.29-2.41 (m, 2 H), 2.55-2.69 (m, 2 H), 3.02-3.17 (m, 3 H), 3.84-3.93 (m, 1 H), 4.43 (d, J = 13 Hz, 2 H), 5.03-5.11 (m, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.47 (m, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.44 (s, 2 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 428。
実施例42
3−(ベンゾ[d]チアゾール−7−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体30)(145mg、0.40mmol)に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール(中間体28)(16mg、0.06mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(20mg、収率81%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.35-1.56 (m, 2 H), 1.92 (d, J = 12 Hz, 2 H), 3.00 (t, J = 12 Hz, 2 H), 3.80 (t, J = 11 Hz, 1 H), 4.11 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.37-4.51 (m, 2 H), 4.67 (d, J = 13 Hz, 2 H), 5.29 (br s, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.26 (s, 2 H), 9.19 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 429。
実施例43
3−(ベンゾ[d]チアゾール−7−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体31)(19mg、0.06mmol)に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール(中間体28)(16mg、0.06mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(22mg、0.2mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(21mg、収率90%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.63-3.88 (m, 2 H), 4.22-4.29 (m, 2 H), 4.32 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.44 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.69-4.81 (m, 1 H), 4.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 5.27 (br s, 1 H), 6.26 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.20-7.30 (m, 1 H), 7.33-7.43 (m, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.01 (br s, 1 H), 8.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例44
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(18mg、0.072mmol)、1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体31B)(12mg、0.072mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.1mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(91mg、0.14mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を10分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を泡沫として得た(21mg、73%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.44-2.66 (m, 2 H), 2.71-2.81 (m, 2 H), 3.15-3.30 (m, 1 H), 3.75-3.97 (m, 2 H), 4.32 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.69-4.80 (m, 1 H), 5.10-5.29 (m, 1 H), 6.33-6.57 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.48 (m, 2 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.94 (br s, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 399。
実施例45
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)オキサゾール−4−カルボン酸メチル
アセトニトリル(15mL)中、(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体32)(100mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.80mmol)に、2−クロロオキサゾール−4−カルボン酸メチル(45mg、0.28mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて125℃で2時間加熱し、濃縮し、残渣を、DCM中5%〜20%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を黄色固体として得た(46mg、40%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.48-2.65 (m, 2 H), 2.70-2.84 (m, 2 H), 3.24 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 4.07 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.47 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.74-4.82 (m, 1 H), 5.05-5.24 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 429。
実施例46
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(39mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(255mg、0.40mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(54mg、64%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14 (d, J = 6.5 Hz, 3 H), 1.17-1.39 (m, 4 H), 1.89-2.04 (m, 4 H), 2.50-2.59 (m, 2 H), 2.59-2.67 (m, 1 H), 2.74 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.08 (ddd, J = 10, 7, 3 Hz, 1 H), 3.16 (td, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.67 (ddd, J = 11, 7, 4 Hz, 1 H), 5.12-5.20 (m, 1 H), 5.71 (t, J = 56 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 424。
実施例47
(トランス)−N−(1−(4−アセチルオキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)オキサゾール−4−カルボン酸メチル(実施例45)(40mg、0.09mmol)をTHF(3.5mL)中で撹拌し、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.07mL、0.2mmol)を加えた。この反応物を1時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、有機抽出液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を半分取HPLCにロードし、標題化合物(3.5mg、9%)を得た。1H NMR (CD3OD)δ2.41 (s, 3 H), 2.54-2.64 (m, 2 H), 2.72-2.80 (m, 2 H), 3.16-3.29 (m, 1 H), 3.98-4.13 (m, 2 H), 4.47 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.75-4.81 (m, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 413。
実施例48
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)オキサゾール−5−カルボン酸エチル
アセトニトリル(15mL)中、(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体32)(100mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.80mmol)に、2−クロロオキサゾール−5−カルボン酸エチル(56mg、0.34mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて125℃で2時間加熱し、濃縮し、残渣を、DCM中5%〜20%MeOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(96mg、82%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ 1.35 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.49-2.66 (m, 2 H), 2.71-2.87 (m, 2 H), 3.18-3.29 (m, 1 H), 4.14 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.14 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.32 (q, J = 7 Hz, 2 H), 4.54 (t, J = 8 Hz, 2 H), 5.11-5.21 (m, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.53-7.72 (m, 2 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 443。
実施例49
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)オキサゾール−5−カルボン酸エチル(実施例48)(40mg、0.09mmol)を0℃、THF(2mL)中で撹拌し、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.07mL、0.2mmol)を加えた。この反応物を1時間かけて室温にゆっくり温め、水で急冷し、EtOAcで抽出し、有機抽出液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(6mg、15%)を得た。1H NMR (CD3OD)δ1.52 (s, 6 H), 2.47-2.66 (m, 2 H), 2.69-2.86 (m, 2 H), 3.16-3.29 (m, 1 H), 3.94-4.07 (m, 2 H), 4.42 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.74-4.83 (m, 1 H), 5.17 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H-H2O = 411。
実施例50
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(35mg、0.14mmol)、1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体33)(23mg、0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(179mg、0.28mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(39mg、70%)。1H NMR (CD3OD)δ2.45 (s, 3 H), 2.49-2.66 (m, 2 H), 2.79 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.25 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.00 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.45 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.79 (tt, J = 8, 5 Hz, 1 H), 5.17 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.27 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 8.05 (d, J = 6 Hz, 1 H), 9.18 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例51
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(40mg、0.16mmol)、2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34)(26mg、0.16mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(204mg、0.32mmol)の50%溶液を滴下した。この反応混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(36mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.18 (d, J = 7 Hz, 6 H), 1.42-1.59 (m, 2 H), 1.78-1.88 (m, 1 H), 1.99-2.11 (m, 1 H), 2.47-2.61 (m, 2 H), 2.69-2.78 (m, 2 H), 3.00-3.23 (m, 3 H), 3.71-3.91 (m, 1 H), 3.96-4.15 (m, 1 H), 5.11-5.20 (m, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 391。
実施例52
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(12mg、0.06mmol)に、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(中間体35)(10mg、0.06mmol)をゆっくり加えた。3時間後、DCM(1mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(16mg、0.06mmol)を加えた。この反応物を3時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(6mg、収率26%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.86 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.26 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.34-4.51 (m, 4 H), 4.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.73-4.88 (m, 1 H), 5.14-5.36 (m, 1 H), 6.45 (s, 1 H), 6.67 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.76 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.36 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.54-7.72 (m, 1 H), 8.24 (d, J = 5 Hz,1 H), 8.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。
実施例53
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(9.6mg、0.032mmol)の撹拌溶液に、DCM(1.5mL)中、(S)−2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(中間体15)(24mg、0.11mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(30mg、0.11mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この混合物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(12mg、24%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.09-1.21 (m, 4 H), 1.96-2.07 (m, 4 H), 2.60-2.72 (m, 1 H), 3.20-3.30 (m, 1 H), 3.44-3.52 (m, 1 H), 3.52-3.66 (m, 1 H), 3.71-3.81 (m, 1 H), 3.95 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.19 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.32-4.40 (m, 2 H), 5.14-5.30 (m, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.94 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 459。
実施例54
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(21mg、0.070mmol)の撹拌溶液に、DCM(1.5mL)中、1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体37)(50mg、0.23mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.70mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(65mg、0.23mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.70mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(46mg、52%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.76 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.24 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.34 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.42 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 4.70-4.80 (m, 1 H), 4.81-4.89 (m, 1 H), 5.18-5.28 (m, 1 H), 6.27 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.57-6.63 (m, 1 H), 6.65 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.36 (m, 1 H), 7.39-7.48 (m, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.13 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例55
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)プロパン−2−オールトリフルオロ酢酸塩(中間体38)(55mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(255mg、0.40mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(33mg、42%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.53 (s, 6 H), 2.61-2.69 (m, 2 H), 2.80-2.96 (m, 2 H), 3.39-3.53 (m, 1 H), 5.18-5.25 (m, 1 H), 6.74-7.00 (m, 2 H), 7.39-7.44 (m, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例56
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(10mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(120mg、0.60mmol)に、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)プロパン−2−オールトリフルオロ酢酸塩(中間体38)(136mg、0.50mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.3mL、2mmol)をゆっくり加えた。30分後、THF(10mL)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.3mL、2mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(133mg、0.5mmol)を加えた。この反応物を2時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水(2×)およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生じた固体を、DCMを用いて摩砕し、濾取し、標題化合物を白色固体として得た(10.5mg、5.6%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.51 (s, 6 H), 4.11-4.36 (m, 2 H), 4.52-4.69 (m, 2 H), 5.24-5.44 (m, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 6.84-6.97 (m, 1 H), 7.34-7.49 (m, 1 H), 7.64-7.87 (m, 1 H), 9.20 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 391。
実施例57
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(31mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、(トランス)−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)シクロヘキサンアミン(中間体14)(68mg、0.36mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(100mg、0.36mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(38mg、25%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.99-1.32 (m, 4 H), 1.76 (d, J = 13 Hz, 2 H), 1.99-2.08 (m, 3 H), 3.43-3.69 (m, 5 H), 3.93 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.20 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.38 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 5.17-5.25 (m, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.41 (m, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.94 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 423。
実施例58
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)、(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン(中間体39)(42mg、0.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(255mg、0.40mmol)の50%溶液を加えた。この反応物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、部分的に純粋な生成物を得、これを、ヘキサン中10〜70%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(59mg、収率73%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.94-1.17 (m, 2 H), 1.25-1.46 (m, 2 H), 1.87-2.09 (m, 4 H), 2.48-2.61 (m, 2 H), 2.67-2.76 (m, 2 H), 2.85-2.97 (m, 1 H), 3.11-3.24 (m, 1 H), 3.30 (s, 3 H), 3.41-3.48 (m, 2 H), 3.50-3.59 (m, 2 H), 3.64-3.83 (m, 1 H), 5.06-5.15 (m, 1 H), 5.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.26 (m, 1 H), 7.44 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.83 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 405。
実施例59
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(26mg、0.09mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン(中間体39)(50mg、0.29mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(80mg、0.29mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.9mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(68mg、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.05-1.19 (m, 2 H), 1.31-1.47 (m, 2 H), 1.88-2.16 (m, 4 H), 3.16-3.30 (m, 1 H), 3.37 (s, 3 H), 3.46-3.54 (m, 2 H), 3.56-3.65 (m, 3 H), 3.92 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.15-4.20 (m, 2 H), 4.34-4.40 (m, 2 H), 5.14-5.28 (m, 1 H), 6.65 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.37 (m, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 406。
実施例60
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(70mg、0.35mmol)に、THF(2mL)中、1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体7)(75mg、0.30mmol)および炭酸カリウム(80mg、0.58mmol)の懸濁液をゆっくり加えた。2時間後、DCM中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(60mg、0.29mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(55mg、収率45%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.91 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.25 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.36-4.50 (m, 4 H), 4.73-4.81 (m, 1 H), 5.18-5.28 (m, 1 H), 5.31 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.03 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.37 (m, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.97 (d, J = 6 Hz, 1 H, 8.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例61
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(40mg、0.20mmol)に、DCM(1mL)中、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体9)(40mg、0.17mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)の混合物をゆっくり加えた。2時間後、DCM(1mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(34mg、0.17mmol)を加えた。この反応物を2.5時間撹拌し、濃縮し、MeOHに取り、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(24mg、収率36%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ3.92-4.01 (m, 2 H), 4.10-4.19 (m, 2 H), 4.31-4.40 (m, 2 H), 4.42-4.51 (m, 2 H), 4.56-4.68 (m,1 H), 5.20-5.40 (m, 1 H), 6.75-6.96 (m, 1 H), 7.32-7.53 (m, 1 H), 7.61-7.81 (m, 1 H), 8.29 (s, 2 H), 9.19 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例62
N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(102mg、0.51mmol)に、THF(1mL)中、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(60mg、0.42mmol)および炭酸ナトリウム(1.03g、9.71mmol)の懸濁液をゆっくり加えた。3時間後、この反応物を濾過し、濾液を濃縮し、残渣をDCM(1mL)に溶かした。DCM(1mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.3mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(118mg、0.42mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(7mg、収率4%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.56 (s, 3 H), 4.41 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.58-4.65 (m, 2 H), 5.33-5.42 (m, 1 H), 6.70-6.77 (m, 1 H), 7.35-7.44 (m, 1 H), 7.63-7.68 (m, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 8.98 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 375。
実施例63
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(25mg、0.09mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)および4−イソシアナトピリジン(14mg、0.12mmol)を加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、部分的に純粋な生成物を得、これを、ヘキサン中10〜80%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(10mg、収率34%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.24 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.57 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 5.27-5.35 (m, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.44 (m, 1 H), 7.55 (d, J = 7 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.26 (d, J = 7 Hz, 2 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 327。
実施例64
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−シクロヘキシルアゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(25mg、0.09mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)およびイソシアナトシクロヘキサン(15mg、0.12mmol)を加えた。0.5時間、この反応物を濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(23mg、収率77%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ0.99-1.45 (m, 5 H), 1.56-1.98 (m, 5 H), 3.47 (t, J = 4 Hz, 1 H), 4.08 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.41 (dd, J = 10, 6 Hz, 2 H), 5.16-5.43 (m, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39-7.44 (m, 1 H), 7.67 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.18 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 332。
実施例65
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−((E)−N’−シアノ−N−メチルカルバミミドイル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
EtOH(15mL)中、(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体32)(70mg、0.19mmol)およびトリエチルアミン(0.08mL、0.6mmol)に、(E)−メチルN’−シアノ−N−メチルカルバミミドチオアート(24mg、0.19mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波にて150℃で3時間、次いで、160℃で5時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(7mg、収率10%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.52-2.61 (m, 2 H), 2.70-2.84 (m, 5 H), 3.19-3.27 (m, 1 H), 4.06-4.17 (m, 2 H), 4.51-4.59 (m, 2 H), 4.59-4.69 (m, 1 H), 5.10-5.19 (m, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38-7.43 (m, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.15 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) 0.45分にピーク。
実施例66
((トランス)−3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)シクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.60mmol)、((トランス)−3−アミノシクロブチル)カルバミン酸tert−ブチル塩酸塩(174mg、0.78mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.32mL、1.8mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(766mg、1.20mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(191mg、収率76%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.44 (s, 9 H), 2.13-2.41 (m, 4 H), 2.51-2.69 (m, 2 H), 2.74-2.85 (m, 2 H), 2.95-3.05 (m, 1 H), 4.14-4.26 (m, 1 H), 4.39-4.46 (m, 1 H), 4.74-4.83 (m, 1 H), 5.16-5.24 (m, 1 H), 5.67-5.76 (m, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.32-7.40 (m, 1 H), 7.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 418。
実施例67
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−3−(3−シクロヘキシルウレイド)シクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
DCM(2mL)中、(トランス)−N−((トランス)−3−アミノシクロブチル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体40)(60mg、0.15mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)およびイソシアナトシクロヘキサン(19mg、0.15mmol)を加えた。0.5時間後、この反応物を濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(31mg、収率46%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.06-1.25 (m, 4 H), 1.27-1.44 (m, 2 H), 1.55-1.66 (m, 1 H), 1.67-1.78 (m, 2 H), 1.79-1.90 (m, 2 H), 2.15-2.37 (m, 3 H), 2.49-2.59 (m, 2 H), 2.68-2.78 (m, 2 H), 3.11-3.23 (m, 1 H), 3.40-3.52 (m, 1 H), 4.16-4.25 (m, 1 H), 4.26-4.35 (m, 1 H), 5.09-5.16 (m, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.41 (m, 1 H), 7.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.15 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 443。
実施例68
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
THF(40mL)および水(15mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(3.48g、13.2mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.790g、33.0mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、得られた残渣を、エーテルを用いて摩砕し、リチウム塩を白色固体として得た。DMF(2mL)中、このリチウム塩の一部(70mg、0.27mmol)、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(39mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.8mmol)に、T3P(酢酸エチル中50%)(348mg、0.55mmol)を滴下した。この反応物を18時間撹拌し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、部分的に純粋な生成物を得、これを、ヘキサン中10〜70%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(10mg、収率10%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.57 (s, 3 H), 2.61-2.78 (m, 2 H), 2.83-3.00 (m, 2 H), 3.41-3.50 (m, 1 H), 5.14-5.22 (m, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.43 (m, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 374。
実施例69
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(75mg、0.30mmol)、1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体7)(42mg、0.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.9mmol)のDMF(3mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(383mg、0.60mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(101mg、収率81%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.67 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.84 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.06-3.14 (m, 1 H), 3.94-4.01 (m, 2 H), 4.44-4.54 (m, 2 H), 4.81-4.90 (m, 1 H), 5.19-5.25 (m, 1 H), 6.04-6.11 (m, 2 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.32-7.38 (m, 1 H), 7.54 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.03 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 416, 418 (Clパターン)。
実施例70
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド(実施例69)(21mg、0.05mmol)のアセトニトリル(2.5mL)溶液に、プロパン−2−アミン(38mg、0.64mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて135℃で3時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(4mg、収率18%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.18 (d, J = 7 Hz, 6 H), 2.51-2.61 (m, 2 H), 2.76 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.16-3.25 (m, 1 H), 3.88 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 3.97-4.11 (m, 1 H), 4.30-4.38 (m, 2 H), 4.65-4.76 (m, 1 H), 5.11-5.20 (m, 1 H), 5.67 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.41 (m, 1 H), 7.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 6 Hz, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 439。
実施例71 (トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド、
および
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(100mg、0.40mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル二塩酸塩(中間体5)(102mg、0.40mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド二塩酸塩(中間体5)(109mg、0.40mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28mL、1.6mmol)のDMF(3mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(522mg、0.80mmol)を滴下した。この反応物を20分撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミドを白色固体として(31mg、収率19%)および2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミドを白色固体として(13mg、収率8%)得た。
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.63-2.70 (m, 2 H), 2.78-2.89 (m, 2 H), 3.04-3.19 (m, 1 H), 4.06 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.48-4.55 (m, 2 H), 4.90-5.02 (m, 1 H), 5.15-5.23 (m, 1 H), 6.06 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.30-7.38 (m, 1 H), 7.54 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 412。
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)チアゾール−5−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.53-2.64 (m, 2 H), 2.72-2.86 (m, 2 H), 3.21-3.27 (m, 1 H), 4.03 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.39-4.49 (m, 2 H), 4.78-4.84 (m, 1 H), 5.10-5.19 (m, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38-7.46 (m, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 9.15 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 430。
実施例72
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−((2−メトキシエチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド(実施例69)(21mg、0.05mmol)のアセトニトリル(2.5mL)溶液に、2−メトキシエタンアミン(38mg、0.51mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて130℃で2時間加熱した。さらなるアミン(20当量)を加え、この反応物をマイクロ波にて140℃で5時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(19mg、収率83%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.56-2.72 (m, 2 H), 2.83 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.02-3.16 (m, 1 H), 3.36 (s, 3 H), 3.50-3.62 (m, 4 H), 3.80 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.30-4.31 (m, 2 H), 4.79-4.90 (m, 1 H), 5.08-5.15 (m, 1 H), 5.19-5.23 (m, 1 H), 5.57 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.21 (br s, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.32-7.38 (m, 1 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 455。
実施例73
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−3−(ピリミジン−2−イルアミノ)シクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
アセトニトリル(2mL)中、(トランス)−N−((トランス)−3−アミノシクロブチル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体40)(40mg、0.10mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)および2−クロロピリミジン(18mg、0.15mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて150℃で5時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(22mg、収率54%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.36-2.44 (m, 4 H), 2.57-2.70 (m, 2 H), 2.79-2.86 (m, 2 H), 3.02-3.09 (m, 1 H), 4.46-4.56 (m, 2 H), 5.16-5.24 (m, 1 H), 5.44-5.51 (m, 1 H), 5.81 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.56 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.30-7.38 (m, 1 H), 7.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.28 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例74
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(30mg、0.12mmol)、1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン塩酸塩(中間体8)(27mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(153mg、0.24mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(34mg、収率68%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.60-2.70 (m, 2 H), 2.80-2.88 (m, 2 H), 3.06-3.14 (m,1 H), 3.98 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.49-4.58 (m, 2 H), 4.77-4.91 (m, 1 H), 5.16-5.26 (m, 1 H), 5.92 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.60 (d, J = 5 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.17 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 416, 418 (Clパターン)。
実施例75
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−クロロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド(実施例74)(10mg、0.02mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液に、ジメチルアミン(0.12mL、0.24mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて130℃で2時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(8mg、収率74%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.55-2.69 (m, 2 H), 2.84 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.03 (s, 6 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 3.85 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.40-4.48 (m, 2 H), 4.74-4.81 (m, 1 H), 5.16-5.24 (m, 1 H), 5.84 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.12 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.35 (m, 1 H), 7.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.88 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
実施例76
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド(実施例69)(25mg、0.06mmol)のアセトニトリル(2.5mL)溶液に、ジメチルアミン(0.3mL、0.6mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて130℃で2時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(18mg、収率70%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.59-2.70 (m, 2 H), 2.84 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 2.98-3.22 (m, 7 H), 4.31-4.39 m, 2 H), 4.81-4.89 (m, 1 H), 5.19-5.23 (m, 1 H), 5.50 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.47 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.29-7.36 (m, 1 H), 7.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.90 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
実施例77 2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド、
および
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(130mg、0.52mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド二塩酸塩(中間体6)(139mg、0.52mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボニトリル二塩酸塩(中間体6)(129mg、0.52mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.27mL、1.6mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(664mg、1.04mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を20分撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミドを白色固体として(110mg、収率50%)および(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミドを白色固体として(58mg、収率27%)得た。
2−(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.34-2.45 (m, 2 H), 2.63-2.70 (m, 2 H), 3.04-3.15 (m, 1 H), 3.94 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.34-4.41 (m, 2 H), 4.61-4.69 (m, 1 H), 5.04-5.14 (m, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.35-7.42 (m, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.74-7.85 (m, 1 H), 7.94-8.04 (m, 1 H), 8.56 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.61 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(4−シアノピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.45 (m, 2 H), 2.62-2.77 (m, 2 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 3.94 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.31-4.38 (m, 2 H), 4.61-4.71 (m, 1 H), 5.03-5.11 (m, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz,1 H), 7.22 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.36-7.43 (m, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.53-8.73 (m, 2 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。
実施例78
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(20mg、0.08mmol)、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二臭化水素酸塩(中間体9)(27mg、0.08mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(102mg、0.16mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を18時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(3mg、収率9%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.59-2.70 (m, 2 H), 2.85 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.05-3.14 (m, 1 H), 3.93 (dd, J = 10, 5.0 Hz, 2 H), 4.45-4.54 (m, 2 H), 4.84-4.91 (m, 1 H), 5.16-5.25 (m, 1 H), 5.97 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.38 (m, 1 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.22 (s, 2 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例79
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)をDMF(2mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)およびHATU(92mg、0.24mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ5分撹拌し、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(20mg、0.20mmol)を加えた。2時間後、この反応物を水およびMeOHで急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(29mg、収率44%)。1H NMR (CDCl3)δ 2.54 (s, 3 H), 2.73-2.84 (s, 2 H), 2.89-2.96 (m,2 H), 3.51-3.63 (m, 1 H), 5.19-5.27 (m, 1 H), 6.75-6.80 (m, 1 H), 7.34-7.38 (s, 1 H), 7.50-7.56 (m, 1 H), 8.96 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 331。
実施例80
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体32)(22mg、0.07mmol)のNMP(2mL)溶液に、2−クロロピリミジン(10mg、0.08mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて145℃で2.5時間加熱し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(17mg、収率70%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.60-2.70 (m, 2 H), 2.85 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.05-3.20 (m, 1 H), 3.99 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.46-4.55 (m, 2 H), 4.86-4.95 (m, 1 H), 5.18-5.26 (m, 1 H), 6.10 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.59 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.30-7.37 (m, 1 H), 7.49-7.56 (m, 1 H), 8.34 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例81
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)をDMF(8mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)およびHATU(92mg、0.24mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ5分撹拌し、1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体41)(30mg、0.20mmol)を加えた。1時間後、この反応物を水およびMeOHで急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(49mg、収率64%)。 1H NMR (CDCl3)δ 2.58-2.72 (m, 2 H), 2.78-2.88 (m, 2 H), 3.06-3.14 (m, 1 H), 3.82 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.36-4.42 (m, 2 H), 4.86-4.94 (m, 1 H), 5.16-5.24 (m, 1 H), 6.13 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.31 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.64 (dd, J = 7, 6 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35 (m, 1 H), 7.43-7.50 (m, 1 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.15 (d, J = 4 Hz, 1 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 381。
実施例82
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体42)(30mg、0.09mmol)のNMP(1mL)溶液に、2−フルオロピリジン(25mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.3mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて120℃で2時間、次いで、150℃で2時間加熱し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(2mg、収率6%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.97-2.10 (m, 1 H), 2.24-2.38 (m, 1 H), 2.47-2.63 (m, 2 H), 2.68-2.84 (m, 2 H), 3.16-3.25 (m, 1 H), 3.30-3.47 (m, 1 H), 3.45-3.66 (m, 2 H), 3.71-3.78 (m, 1 H), 4.45-4.61 (m, 1 H), 5.10-5.24 (m, 1 H), 6.45-6.54 (m, 1 H), 6.56-6.63 (m, 1 H), 6.82-6.92 (m, 1 H), 7.33-7.43 (m, 1 H), 7.49-7.55 (m, 1 H), 7.58-7.64 (m, 1 H), 7.96-8.07 (m, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 395。
実施例83
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)をDMF(2mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)およびHATU(114mg、0.30mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ10分間撹拌し、2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体43)(41mg、0.24mmol)を加えた。2時間後、この反応物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(15mg、収率19%)。1H NMR (CDCl3)δ 1.03-1.09 (m, 6 H), 1.71-2.07 (m, 6 H), 2.15-2.38 (m, 2 H), 2.49-2.68 (m, 2 H), 2.76-2.88 (m, 2 H), 2.93-3.02 (m, 1 H), 4.23-4.39 (m, 1 H), 5.14-5.23 (m, 1 H), 5.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.34 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.52 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例84
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(114mg、0.30mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。10分後、4−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン塩酸塩(48mg、0.24mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(13mg、収率17%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.56-2.67 (m, 2 H), 2.78-2.86 (m, 2 H), 2.89 (d, J = 5 Hz, 2 H), 3.02 (td, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.22 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 5.32-5.42 (m, 1 H), 5.90 (br s, 1 H), 6.76-6.82 (m, 2 H), 7.04-7.10 (m, 1 H), 7.20-7.29 (m, 1 H), 7.30-7.39 (m, 2 H), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.23 (br s, 1 H), 8.90 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 394。
実施例85
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(2.80g、11.2mmol)、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(2.12g、13.5mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.90mL、28.1mmol)のDMF(32.1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(14.3g、22.5mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、水で希釈し、白色固体が沈殿し、これを濾取した。濾液をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、先に採取した固体生成物とともに、ヘキサン中10%〜70%3:1 EtOAc/EtOHの勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(3.88g、89%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.15 (s, 6 H), 1.16-1.30 (m, 5 H), 1.89-1.94 (m, 2 H), 1.95-2.04 (m, 2 H), 2.49-2.59 (m, 2 H), 2.70-2.73 (m, 2 H), 3.11-3.24 (m, 1 H), 3.55-3.69 (m, 1 H), 5.10-5.19 (m, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.42 (m, 1 H), 7.60 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.15 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 389。
実施例86
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(15mg、0.06mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)および(1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体44)(21mg、0.06mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中10〜75%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(16mg、収率60%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.15 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.37 (dt, J = 11, 6 Hz, 2 H), 1.70 (br s, 2 H), 2.30-2.48 (m, 2 H), 2.84 (t, J = 12 Hz, 2 H), 3.38-3.54 (m, 1 H), 3.84 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.23-4.35 (m, 2 H), 5.22 (br s, 1 H), 6.25 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 429。
実施例87
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(45mg、0.22mmol)に、DCM(2mL)中、1−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−アミン(35mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)の混合物をゆっくり加えた。30分後、この混合物を室温に温めた。3時間後、DCM(2mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中10〜100%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固体として得た(46mg、収率54%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.81-1.93 (m, 1 H), 2.14 (dd, J = 13, 6 Hz, 1 H), 3.14-3.25 (m, 1 H), 3.37-3.67 (m, 3 H), 3.89 (d, J = 10 Hz, 2 H), 4.17-4.39 (m, 3 H), 5.24 (br s, 1 H), 6.41 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.48-6.57 (m, 1 H), 6.64 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.35-7.54 (m, 2 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.06 (d, J = 4 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例88
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(45mg、0.22mmol)に、DCM(2mL)中、1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン(40mg、0.23mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)の混合物をゆっくり加えた。30分後、この反応物を室温に温めた。3時間後、DCM(2mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中5〜100%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固体として得た(43mg、収率47%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.30-1.45 (m, 2 H), 1.71-1.83 (m, 2 H), 2.87 (t, J = 12 Hz, 2 H), 3.68 (br s, 1 H), 3.81-3.91 (m, 2 H), 4.18-4.38 (m, 4 H), 5.23 (br s, 1 H), 6.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.53-6.64 (m, 1 H), 6.80-6.91 (m, 2 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.50 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.10 (br s, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例89
4−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(75mg、0.31mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.97mmol)および4−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(中間体45)(125mg、0.31mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘキサン中5〜75%3:1 EtOAc:EtOHの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固体として得た(98mg、収率68%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.22-1.36 (m, 2 H), 1.68-1.80 (m, 2 H), 2.91 (br s, 2 H), 3.59 (br s, 1 H), 3.85 (d, J = 8 Hz, 2 H), 3.95 (d, J = 13 Hz, 2 H), 4.25-4.37 (m, 2 H), 5.08 (s, 2 H), 5.23 (br s, 1 H), 6.29 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.28-7.45 (m, 5 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 467。
実施例90
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(42mg、0.21mmol)に、DCM(2mL)中、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン(20mg、0.20mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)の混合物をゆっくり加えた。15分後、この混合物を室温に温めた。3時間後、DCM(2mL)中、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)および4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(8.5mg、収率13%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.34-1.56 (m, 2 H), 1.61-1.69 (m, 1 H), 1.78-1.87 (m, 1 H), 3.01 (t, J = 10 Hz, 1 H), 3.18-3.26 (m, 1 H), 3.45-3.55 (m, 1 H), 3.71 (d, J = 11 Hz, 2 H), 3.86 (d, J = 7 Hz, 2 H), 4.26-4.36 (m, 2 H), 5.23 (br s, 1 H), 6.24 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 334。
実施例91
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(55mg、0.23mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.72mmol)および(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体46)(80mg、0.23mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(32mg、収率35%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.37-1.48 (m, 2 H) 1.69 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.36 (t, J = 11 Hz, 2 H), 2.88 (d, J = 11 Hz, 2 H), 3.13 (q, J = 10 Hz, 2 H), 3.33-3.43 (m, 1 H), 3.85 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.24-4.36 (m, 2 H), 5.23 (br s, 1 H), 6.23 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 415。
実施例92
ラセミN−(1−アセチルピペリジン−3−イル)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMSO(1mL)中、1−(3−アミノピペリジン−1−イル)エタノン塩酸塩(中間体48)(50mg、0.28mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)および3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸4−ニトロフェニル(中間体47)(40mg、0.11mmol)を加えた。この反応物を18時間80℃に加熱し、1N NaOH水溶液に注ぎ、EtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物をベージュ色の固体として得た(6mg、収率14%)。NMRは、回転異性体の混合物を示した。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.22-1.32 (m, 1 H), 1.35-1.49 (m, 1 H), 1.62-1.72 (m, 1 H), 1.79-1.86 (m, 1 H), 1.95 (s, 1.5 H), 1.99 (s, 1.5 H), 2.62-2.74 (m, 1 H), 2.85-2.93 (m, 1 H), 3.35-3.46 (m, 1 H), 3.64-3.74 (m, 1 H), 3.82-3.89 (m, 2 H), 3.93-4.00 (m, 1 H), 4.26-4.38 (m, 2 H), 5.19-5.26 (m, 1 H), 6.31 (d, J = 12 Hz, 0.5 H), 6.41 (d, J = 12 Hz, 0.5 H), 6.85 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 12 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 375。
実施例93
ラセミ3−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸メチル
DMSO(1mL)中、3−アミノピペリジン−1−カルボン酸メチル塩酸塩(中間体49)(80mg、0.41mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.57mmol)および3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸4−ニトロフェニル(中間体47)(50mg、0.14mmol)を加えた。この反応物を66時間80℃に加熱し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物をベージュ色の固体として得た(14mg、収率27%)。 1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.31-1.39 (m, 2 H), 1.62-1.71 (m, 1 H), 1.75-1.82 (m, 1 H), 2.55-2.67 (m, 2 H), 2.70-2.79 (m, 1 H), 3.34-3.45 (m, 1 H), 3.57 (s, 3 H), 3.73-3.81 (m, 1 H), 3.82-3.90 (m, 2 H), 4.28-4.35 (m, 2 H), 5.19-5.26 (m, 1 H), 6.34 (d, J = 12 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 391。
実施例94
ラセミ2−((3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)メチル)モルホリン−4−カルボン酸メチル
DCM(1mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(モルホリン−2−イルメチル)アゼチジン−1−カルボキサミド(中間体50)(18mg、0.05mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)、次いで、クロロギ酸メチル(0.01mL、0.1mmol)を加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(8mg、収率39%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.52-2.65 (m, 1 H), 2.82-2.96 (m, 1 H), 2.99-3.14 (m, 2 H), 3.30-3.39 (m, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 3.69-3.74 (m, 1 H), 3.78-3.89 (m, 4 H), 4.28-4.36 (m, 2 H), 5.20-5.27 (m, 1 H), 6.63 (t, J = 12 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 407。
実施例95
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボチオアミド
DCM(3mL)中、2−((トランス)−4−イソチオシアナトシクロヘキシル)プロパン−2−オール(中間体51)(51mg、0.256mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.04mL、0.3mmol)、次いで、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(60mg、0.25mmol)を加えた。18時間後、この混合物を水に注ぎ、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、ヘキサン中10%〜75%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(23mg、23%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.02 (s, 6 H), 1.04-1.25 (m, 5 H), 1.76-1.84 (m, 2 H), 1.86-1.93 (m, 2 H), 3.87-3.95 (m, 1 H), 3.95-4.02 (m, 2 H), 4.44-4.49 (m, 2 H), 5.23-5.28 (m, 1 H), 6.89 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 406。
実施例96
4−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
DCM(5mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(145mg、0.597mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL、2.0mmol)および4−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体52)(237mg、0.649mmol)を加えた。18時間後、この反応物を飽和NaHCO3水溶液に注ぎ、DCM(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、ヘキサン中0%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(195mg、収率75%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.20-1.29 (m, 2 H), 1.39 (s, 9 H), 1.65-1.72 (m, 2 H), 2.71-2.82 (m, 2 H), 3.52-3.59 (m, 1 H), 3.82-3.90 (m, 4 H), 4.28-4.32 (m, 2 H), 5.19-5.24 (m, 1 H), 6.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 433。
実施例97
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド(中間体53)(30mg、0.09mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.04mL、0.3mmol)、次いで、塩化メタンスルホニル(0.02mL、0.2mmol)を加えた。1時間後、溶媒を減圧下で除去し、残った材料をEtOAcと0.5N HCl水溶液とで分液した。水層をさらにEtOAcで抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(10mg、収率27%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.36-1.49 (m, 2 H), 1.78-1.86 (m, 2 H), 2.72-2.82 (m, 2 H), 2.86 (s, 3 H), 3.45-3.56 (m, 3 H), 3.82-3.88 (m, 2 H), 4.29-4.35 (m, 2 H), 5.19-5.26 (m, 1 H), 6.37 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 411。
実施例98
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(メチルスルホニル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
NMP(0.5mL)中、4−(メチルスルホニル)シクロヘキサンアミン塩酸塩(50mg、0.23mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)および3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸4−ニトロフェニル(中間体47)(40mg、0.11mmol)を加えた。この反応物を18時間80℃に加熱し、さらなる4−(メチルスルホニル)シクロヘキサンアミン塩酸塩(50mg、0.23mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)を加えた。この反応物を4時間100℃に加熱し、MeOHに溶かし、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物をベージュ色の固体として得た(16mg、収率35%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.42-1.55 (m, 2 H), 1.73-1.85 (m, 6 H), 2.89 (s, 3 H), 2.98-3.07 (m, 1 H), 3.62-3.69 (m, 1 H), 3.81-3.89 (m, 2 H), 4.29-4.36 (m, 2 H), 5.17-5.23 (m, 1 H), 6.21 (d, J = 12 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 12 Hz, 1 H), 9.28 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES), M+H = 410。
実施例99
(S)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(2−オキソピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、(S)−3−アミノピロリジン−2−オン(22mg、0.22mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに5分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、MeOH(4mL)で希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(31mg、45%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.73-1.88 (m, 1 H), 2.18-2.27 (m, 1 H), 3.09-3.17 (m, 2 H), 3.81-3.89 (m, 2 H), 4.11-4.19 (m, 1 H), 4.28-4.35 (m, 2 H), 5.19-5.26 (m, 1 H), 6.67 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (br s, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 333。
実施例100
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロポキシ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−シクロプロピルプロパン−2−オール(中間体12)(38mg、0.18mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(40mg、0.17mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、MeOH(4mL)で希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(24mg、32%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.07 - 0.21 (m, 2 H), 0.22 - 0.35 (m, 2 H), 0.78 - 0.90 (m, 1 H), 1.03 (s, 3 H), 1.13 - 1.21 (m, 4 H), 1.75 (br s, 2 H), 1.84 - 1.96 (m, 2 H), 3.12 - 3.22 (m, 3 H), 3.81 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 3.85 (s, 1 H), 4.27 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.15 - 5.23 (m, 1 H), 6.17 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 446。
実施例101
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)イソチアゾリジン1,1−ジオキシド(中間体54)(40mg、0.18mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(44mg、0.18mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、MeOH(4mL)で希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(43mg、53%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.18-1.30 (m, 2 H), 1.44-1.58 (m, 2 H), 1.71-1.83 (m, 4 H), 2.11-2.20 (m, 2 H), 3.18-3.21 (m, 5 H), 3.26-3.38 (m, 1 H), 3.78-3.83 (m, 2 H), 4.23-4.30 (m, 2 H), 5.15-5.22 (m, 1 H), 6.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.28 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 451。
実施例102
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)−3−メチルイミダゾリジン−2−オン(中間体55)(41mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、MeOH(4mL)で希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(49mg、55%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.18-1.31 (m, 2 H), 1.41-1.58 (m, 4 H), 1.77-1.85 (m, 2 H), 2.61 (s, 3 H), 3.14-3.22 (m, 4 H), 3.28-3.37 (m, 1 H), 3.38-3.49 (m, 1 H), 3.80-3.86 (m, 2 H), 4.25-4.32 (m, 2 H), 5.19-5.24 (m, 1 H), 6.24 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 430。
実施例103
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、3−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)オキサゾリジン−2−オン(中間体56)(38mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物を濃縮し、MeOH(4mLで希釈し)、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(43mg、50%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.19-1.31 (m, 2 H), 1.45-1.58 (m, 2 H), 1.59-1.68 (m, 2 H), 1.77-1.85 (m, 2 H), 3.31-3.41 (m, 2 H), 3.42-3.50 (m, 2 H), 3.79-3.85 (m, 2 H), 4.18-4.24 (m, 2 H), 4.25-4.32 (m, 2 H), 5.17-5.22 (m, 1 H), 6.23 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例104
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34)(35mg、0.22mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物をDCMと0.5N HCl水溶液とで分液した。水層をさらにDCMで抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、ヘキサン中10%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(41mg、51%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.99 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 1.23-1.42 (m, 2 H), 1.69-1.75 (m, 1 H), 1.81-1.87 (m, 1 H), 2.85-2.96 (m, 2 H), 3.36-3.47 (m, 1 H), 3.77-3.86 (m, 3 H), 4.17 (s, 1 H), 4.26-4.31 (m, 2 H), 5.16-5.22 (m, 1 H), 6.20 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 392。
実施例105
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(2mL)中、トランス−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(中間体57)(30mg、0.23mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、この反応物をDCMと0.5N HCl水溶液とで分液した。水層をさらにDCMで抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、ヘキサン中10%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(28mg、38%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.08 (s, 3 H), 1.20-1.39 (m, 4 H), 1.44-1.52 (m, 2 H), 1.59-1.67 (m, 2 H), 3.32-3.40 (m, 1 H), 3.78-3.84 (m, 2 H), 4.19 (s, 1 H), 4.25-4.30 (m, 2 H), 5.16-5.22 (m, 1 H), 6.10 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 362。
実施例106
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体23)(40mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物 を一度に加えた。18時間後、この反応物をDCMと0.5N HCl水溶液とで分液し、水層をさらにDCMで抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、ヘキサン中0%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(41mg、47%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.01 (s, 6 H), 1.11-1.22 (m, 4 H), 1.71-1.78 (m, 2 H), 1.89-1.95 (m, 2 H), 3.11 (s, 2 H), 3.11-3.18 (m, 1 H), 3.28-3.35 (m, 1 H), 3.79-3.84 (m, 2 H), 4.18 (s, 1 H), 4.23-4.29 (m, 2 H), 5.16-5.22 (m, 1 H), 6.17 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.28 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 420。
実施例107
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(1mL)中、トリホスゲン(20mg、0.07mmol)の撹拌溶液に、DCM(1mL)中、1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体58)(60mg、0.22mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.69mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、DCM(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.21mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)の混合物を一度に加えた。18時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をMeOH(4mL)で希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(44mg、56%)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.81-3.89 (m, 4 H), 4.17-4.23 (m, 2 H), 4.29-4.36 (m, 2 H), 4.46-4.55 (m, 1 H), 5.18-5.25 (m, 1 H), 6.63 (t, J = 8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.19 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.32 (d, J = 8 Hz, 2 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 383。
実施例108
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(100mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(4.85g、20.0mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(11.0mL、63.0mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(6.50g、20.2mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌し、1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、ヘキサン中10%〜75%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(5.36g、69%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97-1.02 (m, 6 H), 1.06-1.22 (m, 4 H), 1.79 (t, J = 12 Hz, 4 H), 3.23-3.32 (m, 1 H), 3.45 (t, J = 6 Hz, 1 H), 3.83 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.00 (s, 1 H), 4.24-4.33 (m, 2 H), 5.22 (br s, 1 H), 6.18 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例109
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(200mg、0.80mmol)をDMF(5mL)に溶かした後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.42mL、2.4mmol)およびHATU(366mg、0.963mmol)を加えた。この反応物を室温でおよそ5分間撹拌し、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(139mg、0.883mmol)を加えた。18時間後、この反応物を水で急冷し、EtOAcで抽出した(4×)。合わせた有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、ヘキサン中0%〜65%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(44mg、14%)を黄褐色泡沫として得た。1H NMR (CD3SOCD3)δ 1.00 (s, 6 H), 1.01-1.18 (m, 5 H), 1.73-1.88 (m, 4 H), 2.29-2.37 (m, 2 H), 2.57-2.65 (m, 2 H), 2.98-3.07 (m, 1 H), 3.41-3.50 (m, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 5.02-5.09 (m, 1 H), 6.82 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.37 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.66-7.74 (m, 2 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 389。
実施例110
6−(3−((トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ニコチンアミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(30mg、0.11mmol)、6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ニコチンアミド二塩酸塩(中間体24)(30mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(143mg、0.22mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(33mg、67%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.60 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.81 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.21-3.28 (m, 1 H), 3.37 (s, 2 H), 3.99 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.45 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.77-4.85 (m, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.47 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.76 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.02 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.61 (d, J = 2 Hz, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 442。
実施例111
2−(3−((トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(25mg、0.094mmol)、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−5−メチルピリジン1−オキシド塩酸塩(中間体60)(25mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(119mg、0.19mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(14mg、35%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.24 (s, 3 H), 2.52-2.65 (m, 2 H), 2.80 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.25 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.12 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.62 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.67-4.80 (m, 1 H), 5.15 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.74 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.34 (dd, J = 9, 1 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 429。
実施例112
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、1−(5−メチルピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体27)(43mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(27mg、44%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.16 (s, 3 H), 2.56-2.75 (m, 2 H), 2.82-2.96 (m, 2 H), 3.06-3.19 (m, 1 H), 3.94 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.44-4.57 (m, 2 H), 4.81-4.98 (m, 1 H), 5.15-5.25 (m, 1 H), 6.09 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.52-6.65 (m, 1 H), 7.23 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.20 (s, 2 H), 8.84-8.94 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 414。
実施例113
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(38mg、0.19mmol)に、DCM(1mL)中、(2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)メタノール二塩酸塩(中間体62)(34mg、0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)をゆっくり加えた。1時間後、この混合物を室温に温め、さらに1時間後に濃縮した。残渣にDMF(1mL)、次いで、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(40mg、0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。この混合物を3時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(19mg、収率33%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ4.02 (dd, J = 10, 6 Hz, 2 H), 4.14 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.41 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.45-4.54 (m, 2 H), 4.48 (s, 2 H), 4.60-4.75 (m, 1 H), 5.23-5.40 (m, 1 H), 6.75 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.47 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.34 (s, 2 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 431。
実施例114
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(25mg、0.094mmol)、(2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)メタノール二塩酸塩(中間体62)(46mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(119mg、0.19mmol)を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(42mg、65%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.45-2.65 (m, 2 H), 2.80 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.20-3.27 (m, 1 H), 4.01 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.41-4.51 (m, 2 H), 4.49 (s, 2 H), 4.65-4.82 (m, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.75 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.36 (s, 2 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 430。
実施例115
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、(トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキサンアミン(中間体39)(26mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(39mg、62%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.06-1.28 (m, 2 H), 1.33-1.54 (m, 2 H), 1.97-2.21 (m, 4 H), 2.50-2.70 (m, 2 H), 2.76-2.89 (m, 2 H), 2.93-3.08 (m, 1 H), 3.28 (t, J = 10 Hz, 1 H), 3.40 (s, 3 H), 3.51-3.58 (m, 2 H), 3.60-3.67 (m, 2 H), 3.73-3.91 (m, 1 H), 5.13-5.21 (m, 1 H), 5.31 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.58 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.22 (d, J = 7 Hz, 1 H), 8.87 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 423。
実施例116
ラセミ(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(31mg、0.12mmol)、2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体43)(20mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(148mg、0.23mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(39mg、80%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.10 (d, J = 5 Hz, 6 H), 1.61-2.08 (m, 6 H), 2.14-2.39 (m, 2 H), 2.48-2.65 (m, 3 H), 2.81 (d, J = 4 Hz, 2 H), 2.92-3.09 (m, 1 H), 4.16-4.40 (m, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.70 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.57 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.20 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.86 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 419。
実施例117
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.16mmol)、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体29)(40mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(204mg、0.32mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(18.6mg、27.9%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.33-1.50 (m, 2 H), 1.93 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.44-2.62 (m, 2 H), 2.66-2.82 (m, 2 H), 3.08 (t, J = 13 Hz, 2 H), 3.14-3.24 (m, 1 H), 3.97 (t, J = 10 Hz, 1 H), 4.62 (d, J = 13 Hz, 2 H), 5.15 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.37 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.26 (s, 2 H), 9.11 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 446。
実施例118
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体30)(145mg、0.40mmol)に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(30mg、0.10mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(39mg、0.30mmol)を加えた。この反応物を3時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(22mg、収率49%)を淡黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.29-1.44 (m, 2 H), 2.04 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.96-3.11 (m, 2 H), 3.85-3.98 (m, 1 H), 4.03 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.23 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.43 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.61 (d, J = 14 Hz, 2 H), 5.24 (br s, 1 H), 6.48 (d, J = 10 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.20 (s, 2 H), 8.90 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 447。
実施例119
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体31)(18mg、0.05mmol)に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(16mg、0.05mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(21mg、0.16mmol)を加えた。この反応物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(17mg、収率77%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.77-3.84 (m, 2 H), 4.27 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.37 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.47 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.74-4.85 (m, 1 H), 5.28 (br s, 1 H), 6.26-6.38 (m, 1 H), 6.50 (d, J = 10 Hz, 1 H), 7.24-7.38 (m, 2 H), 8.03 (br s, 1 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 418。
実施例120
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、1−(5−フルオロピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体31B)(30mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を10分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(37mg、59%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.60-2.72 (m, 2 H), 2.81-2.93 (m, 2 H), 3.05-3.18 (m, 1 H), 3.74-3.89 (m, 2 H), 4.31-4.45 (m, 2 H), 4.81-4.95 (m, 1 H), 5.14-5.24 (m, 1 H), 6.06 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.30 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.58 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.21-7.30 (m, 2 H), 8.04 (br s, 1 H), 8.87 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例121
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(20mg、0.075mmol)、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(14mg、0.075mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(95mg、0.15mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(27mg、80%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.19-1.35 (m, 4 H), 1.90-2.05 (m, 4 H), 2.47-2.59 (m, 2 H), 2.59-2.69 (m, 1 H), 2.70-2.81 (m, 2 H), 3.03-3.12 (m, 1 H), 3.13-3.23 (m, 1 H), 3.63-3.73 (m, 1 H), 5.10-5.19 (m, 1 H), 5.71 (t, J = 56 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.38 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.12 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 442。
実施例122
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、アセトニトリル(5mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(59mg、0.29mmol)に、アセトニトリル(5mL)中、1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体33)(40mg、0.24mmol)をゆっくり加えた。1時間後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)を加え、この反応物を18時間室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(72mg、0.24mmol)を加えた。この混合物を4時間撹拌し、濃縮し、MeOHで希釈し、濃縮して容量を減らし、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(19mg、収率19%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.44 (s, 3 H), 3.96-4.06 (m, 2 H), 4.15 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.41 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.46-4.55 (m, 2 H), 4.69 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.33 (br s, 1 H), 6.25 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.75 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.47 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J = 6 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 415。
実施例123
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(28mg、0.11mmol)、1−(2−メチルピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体33)(17mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(133mg、0.21mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(31mg、72%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.45 (s, 3 H), 2.53-2.68 (m, 2 H), 2.74-2.85 (m, 2 H), 3.21-3.30 (m, 1 H), 3.92-4.03 (m, 2 H), 4.45 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.76-4.83 (m, 1 H), 5.16 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.26 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.75 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.01-8.06 (m, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 414。
実施例124
ラセミ3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((シス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(35mg、0.12mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(46mg、0.35mmol)、次いで、((シス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体63)(46mg、0.12mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(37mg、66%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.07-1.23 (m, 2 H), 1.23-1.40 (m, 2 H), 1.89 (d, J = 12 Hz, 1 H), 1.96-2.10 (m, 3 H), 2.61-2.72 (m, 1 H), 3.18-3.36 (m, 1 H), 3.40-3.52 (m, 1 H), 3.55-3.72 (m, 1 H), 3.73-3.84 (m, 1 H), 3.92-4.02 (m, 1 H), 4.19 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.27-4.44 (m, 2 H), 5.21 (br s, 1 H), 6.46 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 477。
実施例125
ラセミ(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((シス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(25mg、0.094mmol)、2−(シス)−((4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール(中間体63D)(21mg、0.094mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(24mg、0.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液を滴下した(119mg、0.19mmol)。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を灰白色固体として得た(37mg、83%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.18-1.37 (m, 4 H), 1.86-2.12 (m, 4 H), 2.49-2.60 (m, 2 H), 2.60-2.69 (m, 1 H), 2.71-2.82 (m, 2 H), 3.17 (s, 1 H), 3.26-3.32 (m, 1 H), 3.58-3.73 (m, 2 H), 3.78 (d, J = 4 Hz, 1 H), 5.10-5.21 (m, 1 H), 6.74 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.39 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.13 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 476。
実施例126
ラセミ(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−((1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(22mg、0.082mmol)、2−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オール二塩酸塩(中間体64)(19mg、0.082mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)のDMF(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(105mg、0.17mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(18mg、46%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.08-1.56 (m, 4 H), 2.02-2.23 (m, 4 H), 2.55-2.70 (m, 2 H), 2.75-2.83 (m, 3 H), 2.95-3.10 (m, 1 H), 3.33-3.40 (m, 1 H), 3.49-3.64 (m, 1 H), 3.77-3.90 (m, 2 H), 5.11-5.23 (m, 1 H), 6.59 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.23 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 476。
実施例127
ラセミ3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(35mg、0.12mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(46mg、0.35mmol)、次いで、((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体36)(38mg、0.12mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(32mg、66%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.17 (d, J = 8 Hz, 6 H), 1.48 (t, J = 10 Hz, 2 H), 1.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 2.05 (d, J = 6 Hz, 1 H), 3.00-3.17 (m, 2 H), 3.57-3.74 (m, 1 H), 4.01 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 4.09 (dd, J = 10, 3 Hz, 2 H), 4.40-4.49 (m, 2 H), 5.25-5.34 (m, 1 H), 6.74 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.47 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例128
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−メトキシエトキシ)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
アセトニトリル(5mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(70mg、0.24mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(91mg、0.71mmol)、次いで、((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体65)(80mg、0.24mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を固体として得た(46mg、46%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.05-1.21 (m, 2 H), 1.31-1.50 (m, 2 H), 2.04 (d, J = 10 Hz, 4 H), 3.24 (ddd, J = 11, 7, 4 Hz, 1 H), 3.39 (s, 3 H), 3.51-3.56 (m, 2 H), 3.57-3.70 (m, 3 H), 4.00 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.20 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.32-4.44 (m, 2 H), 5.16-5.24 (m, 1 H), 6.46 (dd, J = 10, 2 Hz, 1 H), 7.25-7.31 (m, 1 H), 8.90 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 424。
実施例129
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
アセトニトリル(5mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(35mg、0.12mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(46mg、0.35mmol)、次いで、(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体66)(37mg、0.12mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(29mg、62%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.97 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.27 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.44-4.60 (m, 4 H), 4.75-4.91 (m, 2 H), 5.21-5.30 (m, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 2 Hz,1 H), 6.59 (t, J = 5 Hz, 1 H), 7.31 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.34 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例130
N−(1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−イル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(77mg、0.38mmol)に、DCM(1.5mL)中、1−(2−クロロピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体7)(70mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)をゆっくり加えた。2時間後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(71mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、30分間撹拌し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(42mg、収率36%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.93 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.25 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.36-4.52 (m, 4 H), 4.71-4.82 (m, 1 H), 4.87 (d, J = 7 Hz, 1 H), 5.25 (br s, 1 H), 6.07 (d, J = 6 Hz, 1 H), 6.47 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.01 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 435, 437 (Clパターン)。
実施例131
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((シス)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、(シス)−3−アミノ−1−メチルシクロブタノール塩酸塩(中間体67)(21mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(29mg、55%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.35 (s, 3 H), 1.91-2.05 (m, 2 H), 2.34-2.45 (m, 2 H), 2.45-2.60 (m, 2 H), 2.68-2.74 (m, 2 H), 3.10-3.24 (m, 1 H), 3.81-3.95 (m, 1 H), 5.10-5.21 (m, 1 H), 6.66-6.74 (m, 1 H), 7.32-7.40 (m, 1 H), 9.11 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 351。
実施例132
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(64mg、0.32mmol)に、DCM(2mL)中、1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体37)(59mg、0.23mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(87mg、0.68mmol)をゆっくり加えた。1時間後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(59mg、0.23mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、0.68mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、1時間撹拌し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(43mg、収率48%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.77 (dd, J = 8, 5 Hz, 2 H), 4.23 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.35 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.40-4.45 (m, 2 H), 4.74-4.86 (m, 2 H), 5.20-5.26 (m, 1 H), 6.28 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.41-6.50 (m, 1 H), 6.60-6.69 (m, 1 H), 7.25-7.31 (m, 1 H), 7.44 (t, J = 8 Hz, 1 H), 8.13 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.87 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例133
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体58)(33mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(46mg、77%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.30-2.44 (m, 2 H), 2.65-2.74 (m, 2 H), 3.06-3.19 (s, 1 H), 3.87 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 4.25-4.34 (m, 2 H), 4.59-4.68 (m, 1 H), 5.04-5.11 (m, 1 H), 6.69 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.74 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.35 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.59 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.22 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例134
N−(1−(4−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(57mg、0.28mmol)に、DCM(1mL)中、2−(3−アミノアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル二塩酸塩(中間体35)(50mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.61mmol)をゆっくり加えた。1時間後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(57mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.61mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、1時間撹拌し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(28mg、収率33%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.86 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.25 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.40 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.43-4.49 (m, 2 H), 4.65 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.76-4.87 (m, 1 H), 5.21-5.32 (m, 1 H), 6.45-6.52 (m, 2 H), 6.77 (d, J = 5 Hz, 1 H), 7.28-7.33 (m, 1 H), 8.25 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.89 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
実施例135
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、DCM(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(70mg、0.35mmol)に、DCM(1mL)中、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体9)(60mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.75mmol)をゆっくり加えた。1時間後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(65mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.61mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、1時間撹拌し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(49mg、収率47%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ3.89 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.25 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.40-4.51 (m, 4 H), 4.63 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.71-4.81 (m, 1 H), 5.20-5.30 (m, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 2 Hz, 1 H), 7.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.21 (s, 2 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 419。
実施例136
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、1−(5−フルオロピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体9)(36mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を20分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(44mg、70%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.46 (m, 2 H), 2.63-2.81 (m, 2 H), 3.05-3.19 (m, 1 H), 3.88 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.22-4.36 (m, 2 H), 4.57-4.72 (m 1 H), 5.07 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.75 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.46 (s, 2 H), 8.58 (d, J = 7 Hz, 1 H), 9.22 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 418。
実施例137
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(40mg、0.15mmol)、1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体37)(33mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(190mg、0.30mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(49mg、82%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.59-2.71 (m, 2 H), 2.79-2.89 (m, 2 H), 3.03-3.17 (m, 1 H), 3.76-3.84 (m, 2 H), 4.35-4.46 (m, 2 H), 4.80-4.93 (m, 1 H), 5.12-5.21 (m, 1 H), 6.00 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.28-6.35 (m, 1 H), 6.57 (d, J = 11 Hz,1 H), 6.61-6.70 (m, 1 H), 7.21 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.47 (t, J = 7 Hz, 1 H), 8.16 (d, J = 5 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 399。
実施例138
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−シクロプロピルチアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸、リチウム塩(中間体25C)(50mg、0.20mmol)、4−シクロプロピルチアゾール−2−アミン(27mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.59mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(248mg、0.390mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を18時間撹拌し、MeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(8mg、11%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ0.74-0.92 (m, 4 H), 1.90-1.99 (m, 1 H), 2.60-2.69 (m, 2 H), 2.79-2.88 (m, 2 H), 3.37-3.46 (m, 1 H), 5.14-5.22 (m, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 372。
実施例139
ラセミ(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(25mg、0.094mmol)、2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール塩酸塩(中間体68)(24mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)のEtOAc(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(0.1mL、0.2mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、水およびブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、ヘプタン中20〜70%酢酸エチル:エタノール(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物黄色油状物として得た(23mg、57%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.18 (d, J = 11 Hz, 6 H), 1.32-1.40 (m, 1 H), 1.46 (d, J = 7 Hz, 1 H), 1.48-1.60 (m, 1 H), 1.75 (d, J = 13 Hz, 1 H), 2.15 (d, J = 12 Hz, 1 H), 2.59-2.68 (m, 2 H), 2.83 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 2.98-3.12 (m, 3 H), 3.88-4.03 (m, 1 H), 4.17-4.22 (m, 1 H), 5.14-5.20 (m, 1 H), 6.58 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.22 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 409。
実施例140
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(37mg、0.14mmol)、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(28mg、0.18mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)のEtOAc(1mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(0.2mL、0.3mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を1時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、水およびブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物を黄褐色固体として得た(69mg、91%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.04-1.20 (m, 11 H), 1.88 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.06 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.55-2.66 (m, 2 H), 2.76-2.85 (m, 2 H), 2.95-3.03 (m, 1 H), 3.68-3.77 (m, 1 H), 5.16 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.49 (br s, 1 H), 6.56 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 407。
実施例141
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(3.5mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(115mg、0.441mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(156mg、0.485mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、DCMで希釈し、1N NaOH水溶液、水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残渣を、ヘキサン中10%〜50%EtOAc−EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(128mg、71%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14 (s, 6 H), 1.15-1.24 (m, 5 H), 1.89 (d, J = 12 Hz, 2 H), 1.95 (d, J = 12 Hz, 2 H), 4.07 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.42 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.24-5.31 (m, 1 H), 6.25 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.73 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 408。
実施例142
ラセミN−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
0℃で、アセトニトリル(3mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(103mg、0.51mmol)に、アセトニトリル(3mL)中、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(70mg、0.36mmol)をゆっくり加えた。1時間後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加え、5時間後、溶媒を真空で除去した。残渣にDMF(2mL)、次いで、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(108mg、0.36mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(43.4mg、26.9%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.04-1.23 (m, 8 H), 1.78-1.90 (m, 2 H), 1.91-2.07 (m, 2 H), 2.53 (br s, 1 H), 2.90-3.08 (m, 1 H), 3.55-3.65 (m, 1 H), 3.99 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.17 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.32-4.40 (m, 2 H), 5.15-5.25 (m, 1 H), 5.57 (td, J = 56, 4 Hz 1 H), 6.44 (d, J = 10 Hz, 1 H), 7.26 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.86 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 443。
実施例143
ラセミ3−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(115mg、0.479mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(273mg、0.718mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.4mmol)を加えた。5分後、3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(134mg、7.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(39mg、54%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.46 (s, 9 H), 1.74-1.90 (m, 1 H), 2.10-2.20 (m, 1 H), 2.44-2.54 (m, 2 H), 2.69-2.78 (m, 2 H), 2.94-3.00 (m, 1 H), 3.10-3.29 (m, 1 H), 3.32-3.47 (m, 2 H), 3.59-3.68 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.43-4.52 (m, 1 H), 4.89-5.00 (m, 1 H), 5.56 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 409。
実施例144
ラセミ(トランス)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体70)(38mg、0.11mmol)および2−クロロチアゾール−5−カルボニトリル(16mg、0.11mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(135℃)にて3.5時間加熱し、濃縮し、精製のために半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(31mg、62%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.09 (dd, J = 13, 7 Hz, 1 H), 2.42 (dd, J = 13, 6 Hz, 1 H), 2.46-2.58 (m, 2 H), 2.74 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 2.95-3.04 (m, 1 H), 3.40 (dd, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.57-3.69 (m, 2 H), 3.81-3.89 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.64-4.74 (m, 1 H), 4.94 (t, J = 7 Hz, 1 H), 5.59-5.72 (m, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 7.71 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例145
ラセミ(トランス)−N−(1−(4−シアノピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピロリジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体70)(38mg、0.11mmol)および2−フルオロイソニコチノニトリル(20mg、0.16mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(120℃)にて2時間加熱し、濃縮し、精製半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(31mg、69%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.96-2.11 (m, 1 H), 2.28-2.31 (m, 1 H), 2.46-2.57 (m, 2 H), 2.75 (ddd, J = 12, 8, 4 Hz, 2 H), 2.92-3.00 (m, 1 H), 3.37 (dd, J = 11, 4 Hz, 1 H), 3.52-3.60 (m, 2 H), 3.79 (dd, J = 11, 6 Hz, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 4.59-4.70 (m, 1 H), 4.92-4.99 (m, 1 H), 5.62 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.73 (d, J = 5 Hz, 1 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.26 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 411。
実施例146
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(インドリン−1−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(119mg、0.312mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。5分後、インドリン−1−アミン塩酸塩(53mg、0.34mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色泡沫として得た(49mg、66%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)は互変異性体の混合物を示した:δ2.45-2.60 (m, 2 H), 2.77-2.89 (m, 2 H), 2.93-3.19 (m, 3 H), 3.56-3.80 (m, 2 H), 3.81-3.92 (m, 3 H), 4.79-5.02 (m, 1 H), 6.42-6.64 (m, 3 H), 6.65-6.97 (m, 3 H), 7.08-7.21 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 357。
実施例147
(トランス)−N−(1−(5−シアノチアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩(中間体71)(27mg、0.066mmol)および2−クロロチアゾール−5−カルボニトリル(14mg、0.099mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(145℃)にて1.5時間加熱し、濃縮し、精製のために半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードした。精製したサンプルをDCMに溶かし、飽和NaHCO3水溶液で洗浄した後、濃縮し、標題化合物を淡黄色固体として得た(22mg、84%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.53 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.75 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 2.96-3.09 (s, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 4.04 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.50 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.92-5.01 (m, 2 H), 5.96 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.46 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.60 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.79 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 7.68 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 403。
実施例148
(トランス)−N−(2−(4−シアノピリジン−2−イル)−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(95mg、0.25mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.83mmol)を加えた。5分後、2−(6−アミノ−2−アザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)イソニコチノニトリル,二トリフルオロ酢酸塩(中間体72)(120mg、0.27mmol)を加え、この混合物を1時間撹拌し、水で希釈し、DCMで抽出した。有機抽出液を水および飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中25%〜60%EtOAc/EtOH(3/1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を白色固体として得た(50mg、55%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.11-2.22 (m, 2 H), 2.44-2.55 (m, 2 H), 2.68-2.79 (m, 4 H), 2.86-2.96 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.99 (s, 2 H), 4.11 (s, 2 H), 4.31-4.41 (m, 1 H), 4.93 (t, J = 7 Hz, 1 H), 5.55 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.42 (s, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.72-6.84 (m, 2 H), 8.23 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 437。
実施例149
(トランス)−N−(1−(4−シアノピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて(トランス)−N−(アゼチジン−3−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩(中間体71)(80mg、0.20mmol)および2−フルオロイソニコチノニトリル(48mg、0.39mmol)のNMP(1mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.59mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波(110℃)にて80分間加熱し、濃縮し、精製のために半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードした。精製したサンプルをDCMに溶かし、飽和NaHCO3水溶液で洗浄した後、濃縮し、標題化合物を白色固体として得た(75mg、97%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.53 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.77 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 2.96-3.05 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.88 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.42 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.85-4.96 (m, 2 H), 5.91 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.46-6.50 (m, 2 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.76-6.81 (m, 2 H), 8.26 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 397。
実施例150
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−メトキシシクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(43mg、0.18mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(102mg、0.268mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)を加えた。10分後、(トランス)−4−メトキシシクロヘキサンアミン(23mg、0.18mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(36mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.06-1.20 (m, 2 H), 1.26-1.46 (m, 2 H), 1.91-2.14 (m, 4 H), 2.41-2.56 (m, 2 H), 2.66-2.81 (m, 2 H), 2.82-3.00 (m, 1 H), 3.06-3.18 (m, 1 H), 3.34 (s, 3 H), 3.71-3.85 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.89-5.05 (m, 1 H), 5.18-5.31 (m, 1 H), 6.45-6.52 (m, 1 H), 6.52-6.65 (m, 1 H), 6.68-6.83 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 352。
実施例151
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−(3−オキソモルホリノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(119mg、0.312mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。10分後、4−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)モルホリン−3−オン(中間体73)(41mg、0.21mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(43mg、49%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.26-1.41 (m, 2 H), 1.60-1.70 (m, 4 H), 1.90-1.99 (m, 2 H), 2.29-2.41 (m, 2 H), 2.59 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.04 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.27 (dt, J = 3, 2 Hz, 2 H), 3.29-3.34 (m, 2 H), 3.56-3.62 (m, 1 H), 3.77 (s, 3 H), 3.80-3.86 (m, 2 H), 4.08 (s, 2 H), 4.25-4.34 (m, 1 H), 6.48-6.61 (m, 2 H), 6.87 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 421。
実施例152
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(1−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(133mg、0.554mmol)のDMF(6mL)溶液に、HATU(316mg、0.830mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.29mL、1.7mmol)を加えた。10分後、1−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)ピペリジン−4−アミン(61mg、0.33mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(62mg、46%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.55-1.66 (m, 2 H), 2.07 (d, J = 10 Hz, 2 H), 2.46-2.55 (m, 2 H), 2.74 (ddt, J = 10, 7, 4, 4 Hz, 2 H), 2.90-3.00 (m, 1 H), 3.14-3.23 (m, 2 H), 3.58 (d, J = 13 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.03-4.11 (m, 1 H), 4.89-5.00 (m, 1 H), 5.46 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.47 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 405。
実施例153
ラセミ(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(120mg、0.500mmol)のDMF(6mL)溶液に、HATU(285mg、0.749mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.26mL、1.5mmol)を加えた。10分後、4−アミノ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(81mg、0.50mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(89mg、46%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.43-2.52 (m, 2 H), 2.68-2.82 (m, 2 H), 2.88 (d, J = 5 Hz, 2 H), 2.91-3.02 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 4.89-5.01 (m, 1 H), 5.29-5.38 (m, 1 H), 5.73 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.75-6.86 (m, 2 H), 7.05-7.12 (m, 1 H), 7.27-7.31 (m, 1 H), 7.36 (m, J = 7 Hz, 1 H), 7.98 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 385。
実施例154
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(1−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて、(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体74)(30mg、0.093mmol)および2−クロロチアゾール(16.69mg、0.140mmol)のNMP(1mL)溶液に、トリエチルアミン(0.06mL、0.5mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて130℃で3時間、次いで、140℃で2時間加熱し、濃縮し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(16mg、42%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.45-1.68 (m, 2 H), 2.06 (d, J = 12 Hz, 2 H), 2.42-2.58 (m, 2 H), 2.70-2.79 (m, 2 H), 2.90-3.01 (m, 1 H), 3.10-3.25 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.95-4.08 (m, 3 H), 4.95 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.34 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.42-6.51 (m, 1 H), 6.54-6.64 (m, 2 H), 6.78 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 406。
実施例155
(トランス)−N−(1−(4−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
マイクロ波反応バイアルにて(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体74)(40mg、0.12mmol)および2−フルオロイソニコチノニトリル(23mg、0.19mmol)のNMP(1mL)溶液に、トリエチルアミン(0.09mL、0.6mmol)を加えた。この反応物をマイクロ波にて120℃で2時間加熱し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として(18mg、34%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.33-1.48 (m, 2 H), 2.07 (d, J = 10 Hz, 2 H), 2.50 (ddd, J = 13, 10, Hz, 2 H), 2.75 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 2.90-3.00 (m, 1 H), 3.06 (t, J = 12 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.08 (dt, J = 7, 4 Hz, 1 H), 4.28 (d, J = 14 Hz, 2 H), 4.90-5.02 (m, 1 H), 5.31 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.59 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.72-6.81 (m, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 8.27 (d, J = 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 425。
実施例156
(トランス)−N−(1−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)ピペリジン−4−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド塩酸塩(中間体74)(100mg、0.279mmol)および4−(ブロモメチル)−2−クロロ−1−メトキシベンゼン(79mg、0.33mmol)のDMF(10mL)溶液に、トリエチルアミン(0.19mL、1.4mmol)を加えた。3時間後、この混合物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(92mg、69%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.40-1.52 (m, 2 H), 1.92 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.06-2.18 (m, 2 H), 2.44-2.55 (m, 2 H), 2.69-2.84 (m, 4 H), 2.88-2.95 (m, 1 H), 3.41 (s, 2 H), 3.75-3.83 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 4.89-4.97 (m, 1 H), 5.29 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.48 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.58 (td, J = 8, 3 Hz, 1 H), 6.77 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.14 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.34 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 477。
実施例157
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(63mg、0.26mmol)のDMF(10mL)溶液に、HATU(150mg、0.393mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.66mmol)を加えた。1時間後、1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−アミン(35mg、0.20mmol)を加え、この混合物を2日間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(40mg、38%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.36-1.49 (m, 2 H), 2.05 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.41-2.53 (m, 2 H), 2.66-2.77 (m, 2 H), 2.89-3.06 (m, 3 H), 3.81 (s, 3 H), 4.00-4.10 (m, 1 H), 4.25 (d, J = 14 Hz, 1 H), 4.89-5.03 (m, 1 H), 5.29-5.34 (m, 1 H), 6.49 (d, J = 10 Hz, 1 H), 6.60-6.64 (m, 2 H), 6.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.74-6.83 (m, 1 H), 7.42-7.53 (m, 1 H), 8.18 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例158
2−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)−N,N−ジメチルオキサゾール−4−カルボキサミド
2−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸(中間体75)(30mg、0.086mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(39mg、0.10mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)を加えた。5分後、ジメチルアミン(0.05mL、0.1mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(2mg、6%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.45-2.56 (m, 2 H), 2.72-2.84 (m, 2 H), 3.04-3.16 (m, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 3.35 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 4.81-4.90 (m, 1 H), 6.54-6.66 (m, 2 H), 6.86-6.96 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 378。
実施例159
(トランス)−N−(6−シアノピリジン−2−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(152mg、0.400mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.66mmol)を加えた。1時間後、6−アミノピコリノニトリル(59.5mg、0.500mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄褐色固体として得た(9mg、8%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.41-2.52 (m, 2 H), 2.66-2.77 (m, 2 H), 3.30-3.38 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 4.78-4.90 (m, 1 H), 6.54-6.65 (m, 2 H), 6.89-6.96 (m, 1 H), 7.83 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.35-8.42 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 342。
実施例160
ラセミ(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(95mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。5分後、2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体43)(42mg、0.25mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(31mg、38%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.11 (d, J = 4 Hz, 6 H), 1.70-2.08 (m, 6 H), 2.15-2.38 (m, 2 H), 2.40-2.61 (m, 3 H), 2.66-2.80 (m, 2 H), 2.85-2.96 (m, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 4.22-4.39 (m, 1 H), 4.86-5.0 (m, 1 H), 5.58 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.49 (d, J = 10 Hz, 1 H), 6.59 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.74-6.84 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 392。
実施例161
ラセミ(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(40mg、0.17mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(76mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09mL、0.5mmol)を加えた。5分後、(トランス)−N1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩酸塩(中間体76)(47mg、0.17mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(42mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.16-1.30 (m, 7 H), 1.87-2.01 (m, 4 H), 2.34-2.41 (m, 2 H), 2.54-2.65 (m, 3 H), 3.06-3.11 (m, 1 H), 3.29-3.34 (m, 1 H), 3.57-3.68 (m, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 4.84-4.90 (m, 1 H), 6.54-6.64 (m, 2 H), 6.83-6.84 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 433。
実施例162
(トランス)−N−((トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブチル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミド
(トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキサンカルボン酸(中間体78)(60mg、0.32mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(147mg、0.387mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.77mmol)を加えた。5分後、(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンアミン塩酸塩(中間体77)(96mg、0.39mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(99mg、81%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.01-1.14 (m, 2 H), 1.14 (s , 6 H), 1.30 (d, J = 12 Hz, 1 H), 1.46 (dd, J = 12, 3 Hz, 2 H), 1.83-1.95 (m, 4 H), 2.06-2.15 (m, 1 H), 2.36-2.46 (m, 2 H), 2.48-2.61 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 4.43 (t, J = 6 Hz, 1 H), 4.78-4.85 (m, 1 H), 6.53 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 6.61 (td, J = 9, 3 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 380。
実施例163
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(100mg、0.416mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(190mg、0.500mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(65mg、0.46mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(108mg、64%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.22-2.40 (m, 2 H), 2.37 (m, 3 H), 2.67-2.81 (m, 2 H), 3.39 (d, J = 5 Hz, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 4.81 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.61-6.70 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 12.44 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 365。
実施例164
(トランス)−N−(5−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(100mg、0.416mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(190mg、0.500mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)エタノン(59mg、0.42mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(65mg、42%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.29-2.35 (m, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.72 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.35-3.42 (m, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 4.74-4.83 (m, 1 H), 6.59-6.67 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 12.55 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 365。
実施例165
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−N−(5−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例164)(33mg、0.091mmol)を0℃にてTHF(5mL)中で撹拌し、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.06mL、0.2mmol)を加えた。この反応物を1時間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液で急冷し、EtOAcで抽出し、有機抽出液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(25mg、66%)を得た。1H NMR (CD3OD)δ1.47 (s, 6 H), 2.25-2.39 (m, 2 H), 2.61-2.72 (m, 2 H), 3.31-3.40 (m, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 4.79-4.83 (m, 1 H), 5.41 (s, 1 H), 6.54-6.76 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.17 (s, 1 H), 11.87 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 381。
実施例166
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(95mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。5分後、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(24mg、0.21mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(42mg、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25-2.39 (m, 2 H), 2.59 (s, 3 H), 2.70 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.30 (s, 3 H), 3.41 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.80 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.54-6.69 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 9, 5 Hz, 1 H), 12.37 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 338。
実施例167
(トランス)−N−(4−シクロプロピルチアゾール−2−イル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(95mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。5分後後、4−シクロプロピルチアゾール−2−アミン(29mg、0.21mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷した。生じた固体を濾取し、乾燥させ、標題化合物(30mg、38%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.65-0.71 (m, 2 H), 0.78-0.88 (m, 2 H), 1.91-1.99 (m, 1 H), 2.26-2.38 (m, 2 H), 2.59-2.75 (m, 2 H), 3.30 (s, 3 H), 3.31-3.39 (m, 1 H), 4.79 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.56-6.70 (m, 2 H), 6.76 (s, 1 H), 6.93 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 12.02 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 363。
実施例168
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(100mg、0.416mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(190mg、0.500mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(72mg、0.46mmol))を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(118mg、75%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.82-1.12 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.63-1.76 (m, 4 H), 2.12-2.21 (m, 2 H), 2.47-2.51 (m, 2 H), 2.89-3.00 (m, 1 H), 3.46-3.52 (m, 1 H), 3.66 (s, 3 H), 3.99 (s, 1 H), 4.76 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.45-6.51 (m, 1 H), 6.66 (td, J = 9, 3 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 380。
実施例169
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体69)(100mg、0.416mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(198mg、0.520mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体23)(97mg、0.52mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(118mg、69%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 6 H), 1.10-1.22 (m, 4 H), 1.71-1.79 (m, 2 H), 1.89-1.96 (m, 2 H), 2.14-2.24 (m, 2 H), 2.50-2.56 (m, 2 H), 2.92-3.00 (m, 1 H), 3.12 (s, 2 H), 3.13-3.19 (m, 1 H), 3.45-3.54 (m, 1 H), 3.71 (s, 3 H), 4.18 (s, 1 H), 4.72-4.79 (m, 1 H), 6.51-6.58 (m, 1 H), 6.62-6.71 (m, 1 H), 6.87-6.95 (m, 1 H), 7.65-7.73 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例170
ラセミ(トランス)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(50mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(94mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。15分後、2−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体43)(42mg、0.25mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(43mg、53%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.07 (d, J = 5 Hz, 6 H), 1.72-2.04 (m, 6 H), 2.16-2.26 (m, 1 H), 2.26-2.31 (m, 1 H), 2.48-2.58 (m, 1 H), 2.60-2.75 (m, 2 H), 2.83 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.93-3.02 (m, 1 H), 4.24-4.34 (m, 1 H), 5.19 (t, J = 7 Hz, 1 H), 5.59 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.89 (dd, J = 7, 1 Hz, 1 H), 7.35-7.46 (m, 3 H), 8.11 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.93 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 395。
実施例171
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸エチル
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(400mg、1.64mmol)のDMF(15mL)溶液に、HATU(750mg、1.97mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.57mL、3.3mmol)を加えた。15分後、2−アミノオキサゾール−4−カルボン酸エチル(385mg、2.47mmol)を加え、2時間後、この混合物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色として得た(95mg、15%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.36 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.75-2.88 (m, 2 H), 2.95-3.02 (m, 2 H), 3.50-3.60 (m, 1 H), 4.36 (q, J = 7 Hz, 2 H), 5.21 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.39-7.50 (m, 3 H), 8.05 (s, 1 H), 8.16 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.97 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例172
N,N−ジメチル−2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボキサミド
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)オキサゾール−4−カルボン酸(中間体80)(50mg、0.14mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(65mg、0.17mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)を加えた。5分後、ジメチルアミン(0.085mL、0.170mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄色泡沫固体として得た(10mg、19%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.66-2.79 (m, 2 H), 2.85-2.95 (m, 2 H), 2.95 (s, 3 H), 3.07 (s, 3 H), 3.41-3.57 (m, 1 H), 5.10-5.19 (m, 1 H), 7.02 (dd, J = 6, 3 Hz, 1 H), 7.48-7.52 (m, 2 H), 7.56 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 8.32 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (d, J = 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 381。
実施例173
ラセミ(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)−N−((トランス)−4−((1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(70mg、0.29mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(131mg、0.345mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.58mmol)を加えた。5分後後、(トランス)−N1−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩酸塩(中間体76)(98mg、0.35mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を淡黄色固体として得た(73mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.07-1.34 (m, 7 H), 1.90-2.10 (m, 4 H), 2.55-2.77 (m, 3 H), 2.81-2.92 (m, 2 H), 2.94-3.09 (m, 1 H), 3.24 (dt, J = 14, 7 Hz, 1 H), 3.72-3.87 (m, 1 H), 5.19-5.31 (m, 3 H), 6.93 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.36-7.49 (m, 3 H), 8.15 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.97 (d, J = 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 436。
実施例174
(トランス)−N−(5−アセチルオキサゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(30mg、0.12mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、HATU(56mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.2mmol)を加えた。15分後、1−(2−アミノオキサゾール−5−イル)エタノン(19mg、0.15mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(7mg、15%)。1H NMR (400 MHz, CD3ODδ2.44 (m, 3 H), 2.66-2.75 (m, 2 H), 2.89-2.96 (m, 2 H), 3.49 (d, J = 5 Hz, 1 H), 5.09-5.21 (m, 1 H), 6.95-7.03 (m, 1 H), 7.48-7.51 (m, 2 H), 7.55 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 8.31 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.83 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 352。
実施例175
(トランス)−N−(4,5−ジメチルオキサゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(40mg、0.16mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、HATU(75mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)を加えた。15分後、4,5−ジメチルオキサゾール−2−アミン(22mg、0.20mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(34mg、61%)。 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.93 (s, 3 H), 2.10 (s, 3 H), 2.55-2.72 (m, 2 H), 2.85 (ddt, J = 10, 7, 3 Hz, 2 H), 3.14-3.31 (m, 1 H), 5.04-5.15 (m, 1 H), 6.74-6.79 (m, 1 H), 7.24-7.32 (m, 3 H), 8.01 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.82 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 338。
実施例176
5−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(40mg、0.16mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、HATU(75mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)を加えた。15分後、5−アミノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル(39mg、0.25mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を黄褐色固体として得た(32mg、51%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.40 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.68-2.76 (m, 2 H), 2.92-2.99 (m, 2 H), 3.42-3.52 (m, 1 H), 4.41 (q, J = 7 Hz, 2 H), 5.23-5.28 (m, 1 H), 7.16-7.23 (m, 1 H), 7.64 (d, J = 5 Hz, 2 H), 7.73-7.80 (m, 1 H), 8.61-8.66 (m, 1 H), 8.92-8.96 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例177
(トランス)−N−(5−メチルオキサゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(40mg、0.16mmol)のDMF(15mL)溶液に、HATU(75mg、0.20mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)を加えた。15分後、5−メチルオキサゾール−2−アミン(24mg、0.25mmol)を加え、2時間後、この混合物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(31mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.27 (s, 3 H), 2.61-2.71 (m, 2 H), 2.82-2.92 (m, 2 H), 3.31-3.43 (m, 1 H), 5.09-5.18 (m, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 6.96-7.02 (m, 1 H), 7.42-7.50 (m, 2 H), 7.50-7.57 (m, 1 H), 8.39 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.78-8.84 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 324。
実施例178
(トランス)−N−(4−シクロプロピルオキサゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(50mg、0.21mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、HATU(94mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。15分後、4−シクロプロピルオキサゾール−2−アミン(中間体81)(31mg、0.25mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(31mg、43%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.65-0.74 (m, 2 H), 0.79-0.87 (m, 2 H), 1.69-1.79 (m, 1 H), 2.70-2.79 (m, 2 H), 2.94-3.01 (m, 2 H), 3.45-3.51 (m, 1 H), 4.92-5.40 (m, 1 H), 5.14-5.24 (m, 1 H), 6.90 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.17 (s, 1 H), 7.37-7.47 (m, 3 H), 8.14 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.91-8.97 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 350。
実施例179
(トランス)−N−(5−(tert−ブチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(40mg、0.16mmol)のDMF(15mL)溶液に、HATU(75mg、0.20mmol))およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)を加えた。15分後、5−(tert−ブチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン(35mg、0.25mmol)を加え、2時間後に混合物を半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(35mg、58%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.30 (s, 9 H), 2.67-2.77 (m, 2 H), 2.84 (td, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.39-3.51 (m, 1 H), 5.06-5.15 (m, 1 H), 5.73 (br s, 1 H), 6.79 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.23-7.32 (m, 3 H), 7.99 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.81 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 367。
実施例180
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−4−((1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(50mg、0.21mmol)のDMF(1mL)溶液に、HATU(103mg、0.271mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)を加えた。15分後、(トランス)−N1−(1,1−ジフルオロプロパン−2−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(中間体17)(65mg、0.34mmol)を加え、この混合物を2時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(94mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.12 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.14-1.29 (m, 4 H), 1.90-1.99 (m, 2 H), 2.00-2.09 (m, 2 H), 2.54-2.61 (m, 1 H), 2.63-2.72 (m, 2 H), 2.78-2.89 (m, 2 H), 2.92-3.07 (m, 2 H), 3.72-3.84 (m, 1 H), 5.18-5.28 (m, 1 H), 5.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 5.59 (td, 56, 4 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.35-7.45 (m, 3 H), 8.12 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.94 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 418。
実施例181
(トランス)−N−(6−メチルピリジン−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(51mg、0.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(96mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)を加えた。15分後、6−メチルピリジン−2−アミン(34mg、0.31mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(44mg、63%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.46 (s, 3 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.00 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.23-3.34 (m, 1 H), 5.18-5.26 (m, 1 H), 6.90-6.94 (m, 2 H), 7.39-7.44 (m, 3 H), 7.62 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.86 (br s, 1 H), 8.06 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.11-8.15 (m, 1 H), 8.97 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 334。
実施例182
(トランス)−N−((トランス)−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(35mg、0.14mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、HATU(66mg、0.17mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)を加えた。15分後、(トランス)−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(中間体57)(30mg、0.22mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(31mg、61%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.24 (s, 3 H), 1.36-1.7 (m, 2 H), 1.51-1.61 (m, 2 H), 1.62-1.72 (m, 2 H), 1.81-1.91 (m, 2 H), 2.55-2.65 (m, 2 H), 2.69-2.80 (m, 2 H), 3.19 (dq, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.78 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 5.13-5.19 (m, 1 H), 6.98 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.43-7.49 (m, 2 H), 7.53 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.81 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 355。
実施例183
(トランス)−N−(ピリジン−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(54mg、0.22mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(101mg、0.266mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.4mmol)を加えた。15分後、ピリジン−2−アミン(31mg、0.33mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌した後、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物を白色固体として得た(46mg、65%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.72-2.84 (m, 2 H), 2.92-3.02 (m, 2 H), 3.24.3.33 (m, 1 H), 5.18-5.27 (m, 1 H), 6.92 (dd, J = 7, 1 Hz, 1 H), 7.02-7.10 (m, 1 H), 7.39-7.49 (m, 2 H), 7.74 (t, J = 8 Hz, 1 H), 8.14 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.24-8.34 (m, 3 H), 8.96 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 320。
実施例184
トランス−3−(8−キノリニルオキシ)−N−1,3−チアゾール−2−イルシクロブタンカルボキサミド
ジクロロメタン(3mL)中、3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(中間体79)(100mg、0.411mmol)および2−アミノチアゾール(45mg、0.449mmol)の撹拌混合物に、HATU(190mg、0.500mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.075mL、0.429mmol)を加えた。得られた懸濁液を70時間撹拌し、水(1mL)で希釈し、3分間撹拌し、濾過して糊状固体を得た。この材料をジクロロメタン−ジエチルエーテルの混合物に移し、5分間撹拌した。単離した固体をDMF(5mL)に溶かし、230nMで検出する、0.1%水酸化アンモニウム改質剤を含有する20%〜95%アセトニトリル−水の勾配で溶出する逆相HPLC(C18、6×0.9mL注入)により精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(39mg、29%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.47-2.59 (m, 2 H), 2.83 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.49 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.03-5.14 (m, 1 H), 7.01 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.24 (d, J = 4 Hz, 1 H), 7.41-7.61 (m, 4 H), 8.32 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.88 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.17 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 326。
実施例185
N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、8−(アゼチジン−3−イルオキシ)キノリン二塩酸塩(中間体82)(50mg、0.18mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.74mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(60mg、0.19mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌し、1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、ヘキサン中0%〜75%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(48mg、68%)を淡桃色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.00 (s, 6 H), 1.00-1.20 (m, 5 H), 1.66-1.80 (m, 4 H), 3.20-3.28 (m, 1 H), 3.80-3.84 (m, 2 H), 3.97 (s, 1 H), 4.27-4.32 (m, 2 H), 5.12-5.17 (m, 1 H), 6.14 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.93 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.44 (t, J = 6 Hz, 1 H), 7.51-7.56 (m, 2 H), 8.29-8.33 (m, 1 H), 8.83-8.87 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 384。
実施例186
トランス−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(150mg、0.617mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(281mg、0.740mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.32mL、1.9mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(96mg、0.68mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(133mg、53%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.41-2.55 (m, 5 H), 2.75-2.85 (m, 2 H), 3.40-3.51 (m, 1 H), 5.00-5.05 (m, 1 H), 6.98 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.18-7.22 (m, 1 H), 7.41-7.52 (m, 2 H), 8.08 (s, 1 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.50 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例187
ラセミ(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(4−(1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で冷却したTHF(5mL)中、(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例186)(80mg、0.22mmol)およびフッ化セシウム(99mg、0.65mmol)の溶液に、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(0.06mL、0.4mmol)を加えた。この反応混合物を3時間室温に温め、THF中1N TBAFの溶液(0.218mL、0.218mmol)を加えた。30分後、この混合物を1N HCl水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(25mg、26%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3) δ2.51-2.59 (m, 2 H), 2.78-2.85 (m, 2 H), 3.02 (s, 3 H), 3.51-3.57 (m, 1 H), 5.01-5.08 (m, 1 H), 6.61-6.65 (m, 1 H), 6.95-7.01 (m, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 7.48-7.58 (m, 2 H), 8.30 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 1 Hz, 1 H), 12.31 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 438。
実施例188
(トランス)−N−(4−シアノチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(150mg、0.617mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(281mg、0.740mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.32mL、1.9mmol)を加えた。5分後、2−アミノチアゾール−4−カルボニトリル(85mg、0.68mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(46mg、14%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.49-2.58 (m, 2 H), 2.79-2.89 (m, 2 H), 3.65-3.75 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 7.04-7.10 (m, 1 H), 7.48-7.60 (m, 2 H), 7.63-7.71 (m, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.45-8.54 (m, 1 H), 8.91-8.95 (m, 1 H), 12.60 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 351。
実施例189
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
DMSO(0.500mL)およびエタノール(2mL)中、(トランス)−N−(4−シアノチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例188)(46mg、0.13mmol)の溶液を、1N NaOH水溶液(0.13mL、0.13mmol)およびH2O2(0.01mL、0.1mmol)で処理した。1時間後、この反応物水をで急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(15mg、23%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.54 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.76-2.92 (m, 2 H), 3.45-3.55 (m, 1 H), 5.04-5.13 (m, 1 H), 7.12-7.18 (m, 1 H), 7.18-7.23 (m, 1 H), 7.52-7.65 (m, 2 H), 7.71-7.79 (m, 1 H), 7.79 (s, 1 H), 8.65 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.99 (dd, J = 4, 1 Hz, 1 H), 12.33 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 369。
実施例190
(トランス)−N−(5−シアノチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(53mg、0.22mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(99mg、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.65mmol)を加えた。5分後、2−アミノチアゾール−5−カルボニトリル(30mg、0.24mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(59mg、54%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.52-2.64 (m, 2 H), 2.79-2.89 (m, 2 H), 3.45-3.54 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 7.01 (dd, J = 7, 1 Hz, 1 H), 7.42-7.54 (m, 2 H), 8.11-8.18 (m, 1 H), 8.32 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.87 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 13.01 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 351。
実施例191
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−5−カルボキサミド
DMSO(0.500mL)およびエタノール(2mL)中、(トランス)−N−(5−シアノチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例190)(37mg、0.11mmol)の溶液を、1N NaOH水溶液(0.11mL、0.11mmol)およびH2O2(0.01mL、0.1mmol)で処理した。1時間後、この反応物を飽和NH4Cl水溶液で急冷し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物(12mg、30%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.48-2.55 (m, 2 H), 2.85 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.41-3.52 (m, 1 H), 5.07-5.15 (m, 1 H), 7.21 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.38-7.48 (m, 1 H), 7.62-7.74 (m, 2 H), 7.81 (dd, J = 8, 5 Hz, 1 H), 7.91-7.98 (m, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.01 (d, J = 4 Hz, 1 H), 12.38 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 369。
実施例192
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸エチル
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(210mg、0.863mmol)のDMF(8mL)溶液に、HATU(394mg、1.04mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.45mL、2.6mmol)を加えた。5分後、2−アミノチアゾール−4−カルボン酸エチル(164mg、0.950mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物(260mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.16-1.29 (m, 3 H), 2.40-2.51 (m, 2 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.39-3.49 (m, 1 H), 4.25 (q, J = 7 Hz, 2 H), 5.02-5.11 (m, 1 H), 6.98 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.42-7.56 (m, 3 H), 8.05 (s, 1 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.59 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 398。
実施例193
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸
THF(20mL)中、2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸エチル(実施例192)(0.260g、0.654mmol)の溶液に、水(10mL)中、水酸化リチウム(0.047g、2.0mmol)を加えた。3時間後、飽和クエン酸水溶液を用いてpHを4に調整し、水相を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物を得た(280mg、定量的)。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.49 (m, 2 H), 2.79-2.85 (m, 2 H), 3.39-3.45 (m, 1 H), 5.02-5.08 (m, 1 H), 6.96-7.00 (m, 1 H), 7.46-7.52 (m, 3 H), 7.98 (s, 1 H), 8.28-8.34 (m, 1 H), 8.84-8.87 (m, 1 H), 12.20-12.45 (br s, 1 H), 12.50 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 370。
実施例194
(トランス)−N−(4−(シクロプロパンカルボニル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、THF(2mL)中、N−メトキシ−N−メチル−2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボキサミド(中間体83)(34mg、0.082mmol)に、2−メチルTHF中、臭化シクロプロピルマグネシウムの1.0M溶液(0.12mL、0.25mmol)を加えた。1時間後、この反応物を室温に温め、飽和NH4Cl水溶液で急冷し、EtOAcで抽出した(3×)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、真空中に置き、標題化合物(10mg、24%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.90-1.02 (m, 4 H), 2.57 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.78-3.00 (m, 3 H), 3.42-3.51 (m, 1 H), 5.09-5.20 (m, 1 H), 7.21 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.59-7.70 (m, 2 H), 7.81 (dd, J = 8, 5 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.01-9.09 (m, 1 H), 12.52 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 394。
実施例195
ラセミ(トランス)−N−((トランス)−6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(62mg、0.26mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(117mg、0.307mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.77mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)プロパン−2−オール(中間体34)(45mg、0.28mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(10mg、10%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.71-0.82 (m, 2 H), 0.98-1.05 (m, 6 H), 1.19-1.24 (m, 1 H), 1.33 (d, J = 9 Hz, 2 H), 2.29-2.42 (m, 2 H), 2.63 (dd, J = 6, 4 Hz, 2 H), 2.85-2.95 (m, 2 H), 2.98-3.09 (m, 1 H), 3.80-3.88 (m, 1 H), 4.95-5.05 (m, 1 H), 6.92 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.46-7.51 (m, 2 H), 7.51-7.55 (m, 1 H), 7.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.28 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.83 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 385。
実施例196
N−メチル−2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸(実施例193)(80mg、0.22mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(99mg、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.65mmol)を加えた。5分後、THF中2Mのメチルアミン(0.54mL、1.1mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(15mg、13%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.52-2.61 (m, 2 H), 2.80 (m, 3 H), 2.82-2.95 (m, 2 H), 3.45-3.58 (m, 1 H), 5.11-5.21 (m, 1 H), 7.23 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.60-7.70 (m, 2 H), 7.78 (s, 1 H), 7.78-7.90 (m, 2 H), 8.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.04 (dd, J = 5, 2 Hz, 1 H), 12.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 383。
実施例197
N,N−ジメチル−2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
2−((トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−カルボン酸(実施例193)(80mg、0.22mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(99mg、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.65mmol)を加えた。5分後、THF中2Mのジメチルアミン(0.54mL、1.1mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、10%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(15mg、13%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.45-2.52 (m, 2 H), 2.76-2.82 (m, 2 H), 2.95 (br s, 3 H), 3.09 (br s, 3 H), 5.03-5.12 (m, 1 H), 7.04 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.45-7.56 (m, 3 H), 7.58-7.63 (m, 1 H), 8.40 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.89 (d, J = 4 Hz, 1 H), 12.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 397。
実施例198
(トランス)−N−(5−イソプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(50mg、0.21mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(94mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。5分後、5−イソプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(35mg、0.25mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物(53mg、67%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.33 (d, J = 7 Hz, 6 H), 2.48-2.58 (m, 2 H), 2.76-2.85 (m, 2 H), 3.25-3.31 (m, 1 H), 3.41-3.51 (m, 1 H), 5.01-5.04 (m, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 1 Hz, 1 H), 7.38-7.52 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.45 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 369。
実施例199
(トランス)−N−(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(50mg、0.21mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(94mg、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.62mmol)を加えた。5分後、5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(35mg、0.25mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、生じた沈澱を濾取し、標題化合物(41mg、54%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.89-1.01 (m, 2 H), 1.08-1.15 (m, 2 H), 2.34-2.40 (m, 1 H), 2.48-2.53 (m, 2 H), 2.71-2.82 (m, 2 H), 3.43-3.50 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.96 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.55 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.43 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 367。
実施例200
(トランス)−N−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
0℃に冷却したTHF(5mL)中、(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例186)(57mg、0.16mmol)の溶液に、エーテル中3Mの臭化メチルマグネシウム(0.10mL、0.31mmol)を加えた。1時間後、この混合物を飽和NH4Cl水溶液に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(18mg、29%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.39 (s, 6 H), 2.39-2.46 (m, 2 H), 2.72-2.79 (m, 2 H), 3.35-3.46 (m, 1 H), 5.01 (s, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.86 (s, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.56 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.64 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 384。
実施例201
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(100mg、0.411mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(188mg、0.493mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(83mg、0.49mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(20mg、10%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.48-2.55 (m, 2 H), 2.69-2.81 (m, 2 H), 3.42-3.50 (m, 1 H), 4.89-5.09 (m, 1 H), 6.92-7.02 (m, 1 H), 7.41-7.66 (m, 4 H), 8.28-8.35 (m, 1 H), 8.84-8.88 (m, 1 H), 12.65 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 394。
実施例202
(トランス)−N−(5−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(100mg、0.411mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(188mg、0.493mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)エタノン(70mg、0.49mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルで精製し、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出する標題化合物(75mg、38%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.31 (s, 3 H), 2.42-2.52 (m, 2 H), 2.78-2.85 (m, 2 H), 3.45-3.55 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.94-7.00 (m, 1 H), 7.41-7.59 (m, 3 H), 7.91-7.99 (m, 1 H), 8.26-8.31 (m, 1 H), 8.85 (br s, 1 H), 12.60 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例203
(トランス)−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(45mg、0.19mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(84mg、0.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)を加えた。5分後、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(26mg、0.22mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(30mg、46%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.41-2.49 (m, 1 H), 2.60 (s, 3 H), 2.72-2.83 (m, 2 H), 3.41-3.51 (m, 1 H), 4.98-5.03 (m, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.51 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.41 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 341。
実施例204
(トランス)−N−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(45mg、0.19mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(84mg、0.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)を加えた。5分後、2−(2−アミノチアゾール−5−イル)プロパン−2−オール(中間体84)(35mg、0.22mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(27mg、37%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.48 (s, 6 H), 2.43-2.53 (m, 2 H), 2.71-2.80 (m, 2 H), 3.38-3.47 (m, 1 H), 5.02-5.08 (m, 1 H), 5.42 (s, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.18 (s, 1 H), 7.41-7.54 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 11.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 384。
実施例205
(トランス)−N−(5−(プロパ−1−エン−2−イル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(40mg、0.16mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(75mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、5−(プロパ−1−エン−2−イル)チアゾール−2−アミン,トリフルオロ酢酸塩(中間体85)(50mg、0.20mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(31mg、49%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.06 (s, 3 H), 2.41-2.53 (m, 2 H), 2.79 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.45 (dd, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.96 (s, 1 H), 5.01-5.11 (m, 1 H), 5.18 (s, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.61 (m, 4 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 366。
実施例206
(トランス)−N−(4−イソプロピルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、4−イソプロピルチアゾール−2−アミン(56.1mg、0.395mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(55mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.19 (d, J = 7 Hz, 6 H), 2.39-2.51 (m, 2 H), 2.71-2.79 (m, 2 H), 2.87 (q, J = 7 Hz, 1 H), 3.38-3.48 (m, 1 H), 4.95-5.03 (m, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.42-7.54 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.11 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例207
(トランス)−N−(4−シクロプロピルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、4−シクロプロピルチアゾール−2−アミン(55.3mg、0.395mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(25mg、21%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.63-0.71 (m, 2 H), 0.82-0.90 (m, 2 H), 1.96-2.00 (m, 1 H), 2.41-2.51 (m, 2 H), 2.69-2.85 (m, 2 H), 3.39-3.45 (m, 1 H), 5.01-5.09 (m, 1 H), 6.77 (s, 1 H), 6.96 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.41-7.56 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.06 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 366。
実施例208
(トランス)−N−(オキサゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、オキサゾール−2−アミン(33mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(35mg、33%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.38-2.49 (m, 1 H), 2.72-2.83 (m, 2 H), 3.30-3.52 (m, 1 H), 4.89-5.04 (m, 1 H), 6.95 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.08 (s, 1 H), 7.41-7.69 (m, 3 H), 7.85 (s, 1 H), 8.28 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 1 Hz, 1 H), 11.20 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 310。
実施例209
(トランス)−N−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド トリフルオロ酢酸塩
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メチルプロパン−2−オール塩酸塩(中間体86)(82mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製して不純な生成物を得、これを、10%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(20mg、11%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.08 (s, 6 H), 2.50-2.62 (m, 2 H), 2.68 (s, 2 H), 2.82 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.38-3.47 (m, 1 H), 5.09-5.18 (m, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 7.20 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.60-7.69 (m, 3 H), 7.81 (dd, J = 8, 5 Hz, 1 H), 8.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.01 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H), 12.12 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 398。
実施例210
(トランス)−N−(5−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、(2−アミノチアゾール−5−イル)メタノール(51.4mg、0.395mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(26mg、21%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.39-2.51 (m, 2 H), 2.79 (qd, J = 7, 5 Hz, 2 H), 3.40-3.48 (m, 1 H), 4.57 (d, J = 5 Hz, 2 H), 5.00-5.10 (m, 1 H), 5.35 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 7.42-7.59 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.00 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 356。
実施例211
(トランス)−N−(4−(tert−ブチル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、4−(tert−ブチル)チアゾール−2−アミン(62mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(48mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.24 (s, 9 H), 2.36-2.50 (m, 2 H), 2.67-2.80 (m, 2 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 4.96-5.04 (s, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 6.96 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.42-7.56 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.12 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例212
ラセミ(トランス)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、1−アミノインダン(0.05mL、0.4mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(48mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.68-1.79 (m, 1 H), 2.31-2.45 (m, 3 H), 2.59-2.97 (m, 4 H), 3.05-3.12 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 5.29-5.35 (m, 1 H), 6.92-6.99 (m, 1 H), 7.12-7.22 (m, 4 H), 7.45-7.58 (m, 3 H), 8.21-8.30 (m, 2 H), 8.83 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 359。
実施例213
(トランス)−N−(5−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(24mg、0.10mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(44mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)−2−メチルプロパン−2−オール(中間体87)(20mg、0.12mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(48mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.07 (s, 6 H), 2.39-2.49 (m, 2 H), 2.71-2.83 (m, 4 H), 3.39-3.45 (m, 1 H), 4.53 (s, 1 H), 5.05-5.14 (m, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.11 (s, 1 H), 7.44-7.55 (m, 3 H), 8.28 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 11.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 398。
実施例214
(トランス)−N−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(54mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(48mg、36%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.45-0.53 (m, 2 H), 0.72-0.80 (m, 2 H), 1.74 (dd, J = 9, 4 Hz, 1 H), 2.39-2.54 (m, 2 H), 2.71-2.80 (m, 2 H), 3.02-3.15 (m, 3 H), 3.53-3.62 (m, 1 H), 4.99-5.09 (m, 1 H), 6.98 (d, J = 6 Hz, 1 H), 7.40-7.59 (m, 3 H), 8.13 (br s, 1 H), 8.33 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.85 (d, J = 3 Hz, 1 H), 9.86 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 361。
実施例215
(トランス)−N−(4−(ヒドロキシメチル)チアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、(2−アミノチアゾール−4−イル)メタノール(51mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(30mg、19%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.49-2.53 (m, 2 H), 2.72-2.81 (m, 2 H), 3.44 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.43 (d, J = 1 Hz, 2 H), 5.08-5.16 (m, 1 H), 6.88-6.91 (m, 1 H), 7.11-7.18 (m, 1 H), 7.51-7.60 (m, 3 H), 7.71-7.79 (m, 1 H), 8.59-8.69 (m, 1 H), 8.92-8.97 (m, 1 H), 12.10 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 356。
実施例216
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(40mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(91mg、83%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.42-2.53 (m, 2 H), 2.71-2.85 (m, 2 H), 3.42-3.53 (m, 1 H), 4.98-5.07 (m, 1 H), 6.97 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.16 (br s, 1 H), 7.42-7.59 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.61 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 327。
実施例217
(トランス)−N−(5−メチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、5−メチルチアゾール−2−アミン(45mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(67mg、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32 (s, 3 H), 2.49-2.50 (m, 2 H), 2.72-2.80 (m, 2 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 5.00-5.08 (m, 1 H), 6.96 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.10 (s, 1 H), 7.41-7.51 (m, 3 H), 8.29 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.82-8.86 (m, 1 H), 11.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 340。
実施例218
(トランス)−N−(4−メチルチアゾール−2−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、4−メチルチアゾール−2−アミン(45mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(42mg、38%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.23 (m, 3 H), 2.39-2.51 (m, 2 H), 2.72-2.82 (m, 2 H), 3.42 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.01-5.10 (m, 1 H), 6.74 (s, 1 H), 6.96 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.40-7.59 (m, 3 H), 8.28 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 340。
実施例219
(トランス)−N−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(150mg、0.395mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−アミン(70mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(27mg、19%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.32-1.45 (m, 2 H), 1.78-1.86 (m, 2 H), 2.31-2.41 (m, 2 H), 2.59-2.68 (m, 2 H), 2.80-2.85 (m, 1 H), 2.84 (s, 3 H), 3.01-3.13 (m, 3 H), 3.55-3.62 (m, 2 H), 4.95-5.01 (m, 1 H), 6.91-6.95 (m, 1 H), 7.44-7.48 (m, 1 H), 7.51-7.56 (m, 1 H), 7.87-7.91 (m, 1 H), 8.13 (br s, 1 H), 8.30 (d, J = 12 Hz, 1 H), 8.83-8.86 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例220
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)シクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(65mg、0.27mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(122mg、0.320mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28mL、1.6mmol)を加えた。5分後、1−(((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オール酸(中間体23)(60mg、0.32mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(45mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.01 (s, 6 H), 1.13-1.19 (m, 4 H), 1.72-1.80 (m, 2 H), 1.89-1.96 (m, 2 H), 2.29-2.39 (m, 2 H), 2.58-2.65 (m, 2 H), 2.99-3.08 (m, 1 H), 3.08-3.15 (m, 3 H), 3.54-3.62 (m, 1 H), 4.18 (br s, 1 H), 4.92-5.02 (m, 1 H), 6.89-6.93 (m, 1 H), 7.44-7.47 (m, 1 H), 7.49-7.54 (m, 1 H), 7.69-7.74 (m, 1 H), 8.13 (br s, 1 H), 8.27 (d, J = 12 Hz, 1 H), 8.81-8.85 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 413。
実施例221
(トランス)−3−(キノリン−8−イルアミノ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルアミノ)シクロブタンカルボン酸(中間体88)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(151mg、0.396mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(36mg、0.36mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサンを用いて摩砕し、濾過し、真空下で乾燥させ、標題化合物(62mg、58%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.28-2.34 (m, 2 H), 2.62-2.71 (m, 2 H), 3.31-3.40 (m, 1 H), 4.15-4.24 (m, 1 H), 6.50-6.53 (m, 1 H), 6.59-6.63 (m, 1 H), 7.04-7.09 (m, 1 H), 7.18-7.20 (m, 1 H), 7.30-7.36 (m, 1 H), 7.42-7.45 (m, 1 H), 7.46-7.50 (m, 1 H), 8.18-8.21 (m, 1 H), 8.72-8.76 (m, 1 H), 12.00 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 325。
実施例222
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルアミノ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルアミノ)シクロブタンカルボン酸(中間体88)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(151mg、0.396mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(57mg、0.36mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(95mg、75%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.96 (s, 6 H), 0.96-1.13 (m, 5 H), 1.70-1.81 (m, 4 H), 2.11-2.20 (m, 2 H), 2.48-2.55 (m, 2 H), 2.92-2.98 (m, 1 H), 3.40-3.48 (m, 1 H), 3.98 (s, 1 H), 4.11-4.19 (m, 1 H), 6.42-6.49 (m, 1 H), 6.49-6.52 (m, 1 H), 7.02-7.07 (m, 1 H), 7.20-7.25 (m, 1 H), 7.45-7.50 (m, 1 H), 7.55-7.61 (m, 1 H), 8.16-8.21 (m, 1 H), 8.69-8.74 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例223
(トランス)−N−((トランス)−3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブチル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(60mg、0.25mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(113mg、0.296mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.74mmol)を加えた。5分後、2−(3−アミノシクロブチル)プロパン−2−オール(35mg、0.27mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、生成物を異性体の混合物として得た。この混合物をEtOAc(2mL)に溶かし、飽和NaHCO3水溶液(2mL)で2時間撹拌した。水相を分離し、EtOAcで抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体を、移動相としてヘキサン中50%EtOHを用いるICカラムで精製し、標題化合物(6mg、7%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 6 H), 1.76-1.91 (m, 2 H), 2.12-2.30 (m, 3 H), 2.33-2.45 (m, 2 H), 2.66 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.08 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.04-4.20 (m, 1 H), 4.17 (s, 1 H), 4.99-5.07 (m, 1 H), 6.95 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.43-7.52 (m, 2 H), 7.55 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.12 (d, J = 7 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.87 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 355。
実施例224
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)−N−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(60mg、0.25mmol)のDMF(3mL)溶液に、HATU(113mg、0.296mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.26mL、1.5mmol)を加えた。5分後、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−アミン二塩酸塩(中間体46B)(69mg、0.27mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出するシリカゲルで精製して生成物をTFA塩として得、これをEtOAc(2mL)に溶かし、飽和NaHCO3水溶液(2mL)で2時間撹拌した。水相を分離し、EtOAcで抽出し、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(78mg、78%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.30-1.43 (m, 2 H), 1.66-1.74 (m, 2 H), 2.28-2.40 (m, 4 H), 2.59-2.67 (m, 2 H), 2.81-2.89 (m, 2 H), 3.00-3.09 (m, 1 H), 3.09-3.18 (m, 2 H), 3.48-3.60 (m, 1 H), 4.97-5.04 (m, 1 H), 6.89-6.95 (m, 1 H), 7.44-7.48 (m, 2 H), 7.49-7.54 (m, 1 H), 7.76-7.80 (m, 1 H), 8.26-8.30 (m, 1 H), 8.81-8.85 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 408。
実施例225
N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キノリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体79)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(152mg、0.40mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(63mg、0.53mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製して油状物を得、これをヘキサン:DCM(2:1)下で結晶化させ、これを一晩ゆっくり蒸発させて標題化合物(64mg、50%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.04 (s, 6 H), 1.05-1.22 (m, 5 H), 1.74-1.90 (m, 4 H), 2.32-2.45 (m, 2 H), 2.66 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.01-3.12 (m, 1 H), 3.43-3.54 (m, 1 H), 4.02 (s, 1 H), 5.00-5.08 (m, 1 H), 6.95 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.43-7.51 (m, 2 H), 7.55 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 7.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.86 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 383。
実施例226
N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(チエノ[3,2−b]ピリジン−3−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
1,4−ジオキサン(0.5mL)中、3−(チエノ[3,2−b]ピリジン−3−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体89)(50mg、0.16mmol)に、ジオキサン中4MのHCl(0.1mL、0.4mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、溶媒を真空で除去し、得られた材料を、ジエチルエーテルを用いて摩砕して黄色固体を得た。DCM(0.5mL)中、この粗材料の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(63mg、0.20mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、EtOAcで希釈し、1N NaOH水溶液およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、5%〜95%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製した。適当な画分を濃縮し、得られた材料を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。有機液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、標題化合物(12mg、19%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.02-1.23 (m, 4 H), 1.16 (s, 6 H), 1.80-1.91 (m, 3 H), 2.03-2.10 (m, 2 H), 3.55 (dt, J = 7, 4 Hz, 1 H), 4.00 (d, J = 7 Hz, 1 H), 4.22 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.37 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 5.13 (tt, J = 6, 4 Hz, 1 H), 6.46 (s, 1 H), 7.32 (dd, J = 8, 5 Hz, 1 H), 8.12 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.72 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例227
(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((5−フルオロベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体90)(60mg、0.24mmol)、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(45mg、0.29mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.96mmol)のDMF(3mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(229mg、0.360mmol)の50%溶液を滴下した。この反応物を3時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で急冷し、EtOAcで抽出した(3×)。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、残渣を、ヘプタン中10%〜60%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(56mg、60%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.13 (s, 6 H), 1.16-1.33 (m, 5 H), 1.82-1.99 (m, 4 H), 2.41-2.51 (m, 2 H), 2.64-2.74 (m, 2 H), 3.12 (tt, J = 9, 4 Hz, 1 H), 3.61 (d, J = 4 Hz, 1 H), 5.08 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.50 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 6.79 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.87 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例228
(トランス)−3−(3−ブロモフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
THF(4mL)およびメタノール(2mL)中、(トランス)−3−(3−ブロモフェノキシ)シクロブタンカルボン酸メチル(中間体91)(245mg、0.859mmol)の溶液に、水(2mL)およびLiOH(62mg、2.58mmol)を加えた。18時間後、この反応物を濃縮した。残渣を水に取り、6N HCl水溶液で沈澱が形成され始めるまで処理した。この固体を濾取し、真空下で乾燥させた。DMF(5mL)、次いで、HATU(327mg、0.859mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.45mL、2.6mmol)を加えた。2分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(162mg、1.03mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた材料を、20%〜95%アセトニトリル−水(TFA添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(170mg、48%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.10-1.33 (m, 11 H), 1.85-2.00 (m, 4 H), 2.28-2.39 (m, 2 H), 2.62 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.03-3.11 (m, 1 H), 3.53-3.65 (m, 1 H), 4.87-4.92 (m, 1 H), 6.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.96 (s, 1 H), 7.05 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.09-7.20 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410, 412 (Brパターン)。
実施例229
(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体92)(185mg、0.811mmol)のDMF(8mL)溶液に、HATU(308mg、0.811mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.43mL、2.5mmol)を加えた。2分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(127mg、0.811mmol)を加え、この混合物を15時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜95%アセトニトリル−水(NH4OH添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(164mg、52%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14 (s, 6 H), 1.16-1.34 (m, 5 H), 1.85-2.00 (m, 4 H), 2.34-2.46 (m, 2 H), 2.65 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.10 (tt, J = 9, 4 Hz, 1 H), 3.50-3.67 (m, 1 H), 4.89-4.99 (m, 1 H), 6.56-6.72 (m, 2 H), 7.06 (ddd, J = 11, 9, 5 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例230
(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸リチウム(中間体93)(248mg、1.01mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(432mg、1.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.50mL、2.9mmol)を加えた。10分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(179mg、1.14mmol)を加え、この混合物を15時間撹拌し、水で急冷し、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜95%アセトニトリル−水(NH4OH添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(45mg、12%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.14 (s, 6 H), 1.16-1.31 (m, 5 H), 1.85-2.02 (m, 4 H), 2.35-2.45 (m, 2 H), 2.66 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.06-3.16 (m, 1 H), 3.54-3.64 (m, 1 H), 4.93 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.62-6.71 (m, 2 H), 7.33 (dd, J = 9, 6 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 385, 387 (Clパターン)。
実施例231
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(30mg、0.11mmol)、1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体94)(18mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(143mg、0.224mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(43mg、93%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.18 (s, 3 H), 2.55-2.68 (m, 2 H), 2.84 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.09 (td, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.77 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.33 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.80-4.92 (m, 1 H), 5.15 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.24 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.55 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.25-7.33 (m, 1 H), 7.91-8.01 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 413。
実施例232
3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−フルオロベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体61)(40mg、0.14mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)および(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体95)(44mg、0.14mmol)を加えた。この混合物を20分間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(48mg、86%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.19 (s, 3 H), 3.83 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.13 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.27 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.48 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 4.60-4.70 (m, 1 H), 5.22-5.31 (m, 1 H), 6.38 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.73 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.37-7.49 (m, 2 H), 7.84 (s, 1 H), 9.16 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 414。
実施例233
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(6−プロピオニルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(20mg、0.075mmol)、1−(6−アミノスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)プロパン−1−オン塩酸塩(中間体96)(15mg、0.075mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.2mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(95mg、0.15mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードして材料を得、これをさらにDCM中0%〜30%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(22mg、71%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.03 (t, J = 7 Hz, 3 H), 1.89 (dd, J = 11, 9 Hz, 1 H), 2.00 (dd, J = 11, 9 Hz, 1 H), 2.09-2.36 (m, 5 H), 2.36-2.62 (m, 5 H), 2.74 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.10-3.19 (m, 1 H), 4.20 (t, J = 8 Hz, 1 H), 5.14 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.73 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.39 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.13 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例234
N−(2−エトキシエチル)−6−(3−((トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド)アゼチジン−1−イル)ピリダジン−3−カルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(30mg、0.11mmol)、6−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−N−(2−エトキシエチル)ピリダジン−3−カルボキサミド二塩酸塩(中間体97)(38mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(143mg、0.224mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(47mg、81%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.23 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.70 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.89 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.10-3.24 (m, 1 H), 3.49-3.56 (m, 2 H), 3.58-3.63 (m, 2 H), 3.66-3.77 (m, 2 H), 4.10-4.24 (m, 2 H), 4.65 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.95-5.07 (m, 1 H), 5.20 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.23-6.43 (m, 1 H), 6.59 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.24 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.07 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.15 (br s, 1 H), 8.89 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 515。
実施例235
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(25mg、0.094mmol)、1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体98)(25mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(119mg、0.187mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(34mg、91%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.60-2.74 (m, 2 H), 2.88 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.12 (td, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.94 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.41-4.53 (m, 2 H), 4.90-5.04 (m, 1 H), 5.19 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.20 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.58 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.23 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.77-7.85 (m, 1 H), 7.91 (d, J = 3 Hz, 1 H), 8.05 (dd, J = 3, 2 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例236
ラセミ3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−2−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(3mL)中、6−フルオロ−4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体99)(92mg、0.34mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(110mg、0.341mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(116mg、82%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.94-1.20 (m, 11 H), 1.26 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.73-1.85 (m, 4 H), 3.24-3.36 (m, 1 H), 3.85 (dd, J = 9, 4 Hz, 1 H), 4.02 (s, 1 H), 4.21 (dd, J = 10, 7 Hz, 1 H), 4.65 (t, J = 7 Hz, 1 H), 5.26 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.04 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.90 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 422。
実施例237
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(30mg、0.11mmol)、3−メチル−1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体100)(27mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(143mg、0.224mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(32mg、69%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.74 (s, 3 H), 2.47-2.67 (m, 2 H), 2.82 (ddd, J = 14, 7, 4 Hz, 2 H), 3.07-3.23 (m, 1 H), 4.03-4.12 (m, 2 H), 4.34 (d, J = 9 Hz, 2 H), 5.15 (quin, J = 7 Hz, 1 H), 6.51-6.62 (m, 2 H), 7.14-7.27 (m, 3 H), 8.55 (d, J = 4 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 414。
実施例238
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体59)(30mg、0.11mmol)、3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体101)(27mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(143mg、0.224mmol)の50%溶液を滴下した。混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(33mg、71%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.71 (s, 3 H), 2.52-2.69 (m, 2 H), 2.75-2.89 (m, 2 H), 2.97-3.16 (m, 1 H), 4.00-4.14 (m, 2 H), 4.27-4.38 (m, 2 H), 5.15 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.03 (br s, 1 H), 6.48-6.64 (m, 2 H), 7.20 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.32 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.85 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 414。
実施例239
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(50mg、0.20mmol)、1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン(中間体94)(33mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.70mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(255mg、0.401mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(58mg、73%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.21 (s, 3 H), 2.50-2.65 (m, 2 H), 2.79 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.24 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.83 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.32 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.70-4.82 (m, 1 H), 5.17 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.42 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42-7.50 (m, 2 H), 7.63 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 395。
実施例240
ラセミ3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−2−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(3mL)中、4−((2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体102)(82mg、0.32mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体3)(105mg、0.326mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(41mg、32%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 6 H), 1.08-1.20 (m, 5 H), 1.27 (d, J = 7 Hz, 3 H), 1.73-1.86 (m, 4 H), 3.22-3.29 (m, 1 H), 3.87 (dd, J = 9, 4 Hz, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.19 (t, J = 8 Hz, 1 H), 4.64 (t, J = 7 Hz, 1 H), 5.25 (d, J = 4 Hz, 1 H), 5.99 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.91 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.34-7.46 (m, 1 H), 7.74 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例241
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(30mg、0.12mmol)、1−(5−メチルピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体103)(29mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(153mg、0.241mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてTFA)にロードし、標題化合物(49mg、80%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.46 (d, J = 1 Hz, 3 H), 2.55-2.67 (m, 2 H), 2.80 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.27 (tt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 4.32 (dd, J = 10, 5 Hz, 2 H), 4.68 (t, J = 9 Hz, 2 H), 4.79-4.88 (m, 1 H), 5.17 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.31 (s, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.35 (d, J = 2 Hz, 1 H), 9.12-9.24 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例242
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(メチルスルホニル)フェニル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.599mmol)に塩化オキサリル(3.0mL、34mmol)を加え、この反応物を70℃に加熱した。2時間後、この反応物を冷却し、濃縮して酸塩化物を得た。別のフラスコで、THF(2.5mL)中、4−(メチルスルホニル)アニリン(154mg、0.898mmol)の撹拌溶液に、K2CO3(248mg、1.80mmol)を加えた。10分後、上記の新たに作製したTHF(2.5mL)中の酸塩化物を加えた。2時間後、この反応物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中45%〜80%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(65mg、27%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.42-2.55 (m, 2 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.17 (s, 3 H), 3.53-3.62 (m, 1 H), 5.08-5.18 (m, 1 H), 6.88-6.92 (m, 1 H), 7.38-7.43 (m, 1 H), 7.68-7.73 (m, 1 H), 7.85-7.92 (m, 4 H), 9.28 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 403。
実施例243
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−モルホリノフェニル)シクロブタンカルボキサミド
5℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(40mg、0.16mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(91mg、0.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.5mmol)を加えた。10分後、4−モルホリノアニリン(28mg、0.16mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。18時間後、この反応物を氷水中で急冷し、得られた褐色固体を濾取し、標題化合物(60mg、91%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.50 (m, 2 H), 2.69-2.78 (m, 2 H), 3.03-3.09 (m, 4 H), 3.26-3.35 (m, 1 H), 3.72-3.78 (m, 4 H), 5.08-5.16 (m, 1 H), 6.85-6.95 (m, 3 H), 7.39-7.43 (m, 1 H), 7.47-7.52 (m, 2 H), 7.67-7.75 (m, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例244
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(30mg、0.12mmol)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.025mL、0.15mmol)および(1−(5−メチルピリジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(中間体95)(48mg、0.15mmol)を加えた。この混合物を30分撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(39mg、68%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.19 (s, 3 H), 3.83 (dd, J = 8, 6 Hz, 2 H), 4.14 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.27 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.47 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 4.61-4.72 (m, 1 H), 5.22-5.36 (m, 1 H), 6.38 (d, J = 9 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.36-7.49 (m, 2 H), 7.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.84 (s, 1 H), 9.19 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396。
実施例245
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピリダジン−3−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(18mg、0.072mmol)、1−(ピリジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体104)(19mg、0.087mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.04mL、0.3mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(92mg、0.14mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(18mg、65%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ2.52-2.67 (m, 2 H), 2.80 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.19-3.30 (m, 1 H), 4.01 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.47 (t, J = 8 Hz, 2 H), 4.79-4.87 (m, 1 H), 5.13-5.21 (m, 1 H), 6.85-6.94 (m, 2 H), 7.37-7.47 (m, 2 H), 7.63 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.51 (dd, J = 5, 1 Hz, 1 H), 9.17 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例246
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(25mg、0.10mmol)、1−(ピラジン−2−イル)アゼチジン−3−アミン二塩酸塩(中間体98)(27mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.4mmol)のDMF(2mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(128mg、0.201mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を30分撹拌し、水で急冷し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(31mg、81%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.60-2.73 (m, 2 H), 2.87 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 3.09-3.17 (m, 1 H), 3.94 (dd, J = 9, 5 Hz, 2 H), 4.43-4.52 (m, 2 H), 4.90-5.02 (m, 1 H), 5.23 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.19 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.79 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.36 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.55 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 7.91 (d, J = 3 Hz, 1 H), 8.06 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.94 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 382。
実施例247
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.599mmol)中、塩化オキサリル(1.0mL、11mmol)を加え、この反応物を70℃に加熱した。2時間後、この反応物を冷却し、濃縮して酸塩化物を得た。別のフラスコで、THF(2.5mL)中、2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)アニリン(170mg、0.898mmol)の撹拌溶液に、K2CO3(248mg、1.80mmol)を加えた。10分後、上記の新しく作製したTHF(2.5mL)中の酸塩化物を加えた。2時間後、この反応物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中45%〜80%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(185mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.43-2.56 (m, 2 H), 2.76-2.82 (m, 2 H), 3.24 (s, 3 H), 3.53-3.60 (m, 1 H), 5.07-5.15 (m, 1 H), 6.88-6.92 (m, 1 H), 7.37-7.43 (m, 1 H), 7.68-7.72 (m, 1 H), 7.74-7.79 (m, 1 H), 7.80-7.85 (m, 1 H), 8.54-8.62 (m, 1 H), 9.27 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 421。
実施例248
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−モルホリノフェニル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.594mmol)のDMF(5mL)溶液に、3−モルホリノアニリン塩酸塩(128mg、0.594mmol)、HATU(452mg、1.19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.311mL、1.8mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。2時間後、この反応物を氷水(10mL)中で急冷し、EtOAc(4×10mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(20mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、濃縮した。得られた材料を、n−ペンタン(15mL)およびジエチルエーテル(10mL)を用いて摩砕し、乾燥させ、標題化合物(83mg、34%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.50 (m, 2 H), 2.70-2.80 (m, 2 H), 3.02-3.10 (m, 4 H), 3.28-3.33 (m, 1 H), 3.71-3.78 (m, 4 H), 5.08-5.15 (m, 1 H), 6.63-6.69 (m, 1 H), 6.85-6.89 (m, 1 H), 7.03-7.07 (m, 1 H), 7.13-7.18 (m, 1 H), 7.38-7.42 (m, 2 H), 7.67-7.75 (m, 1 H), 9.28 (s, 1 H) 9.87 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例249
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.593mmol)のDMF(5mL)溶液に、1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(58mg、0.59mmol)、HATU(451mg、1.19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.311mL、1.8mmol)を加え、この混合物を室温に温めた。3時間後、この反応物を氷水(10mL)中で急冷し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた材料を、n−ペンタン(10mL)を用いて摩砕し、乾燥させ、標題化合物(55mg、28%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.46-2.56 (m, 2 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 3.68 (s, 3 H), 5.06-5.15 (m, 1 H), 6.23-6.26 (m, 1 H), 6.87-6.93 (m, 1 H), 7.34-7.38 (m, 1 H), 7.40-7.47 (m, 1 H), 7.68-7.73 (m, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 329。
実施例250
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(チオフェン−2−イルメチル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(120mg、0.476mmol)、チオフェン−2−イルメタンアミン(54mg、0.48mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.4mmol)のDMF(6mL)溶液に、酢酸エチル中T3P(0.57mL、0.95mmol)の50%溶液を滴下した。この混合物を4時間室温に温め、氷冷水(50mL)で急冷し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた材料を、n−ペンタン(5mL)およびジエチルエーテル(5mL)を用いて摩砕し、乾燥させ、標題化合物(78mg、46%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.34-2.42 (m, 2 H), 2.63-2.71 (m, 2 H), 3.08-3.18 (m, 1 H), 4.45-4.50 (m, 2 H), 5.08-5.13 (m, 1 H), 6.81-6.86 (m, 1 H), 6.92-6.99 (m, 2 H), 7.38-7.42 (m, 2 H), 7.65-7.73 (m, 1 H), 8.51-8.56 (m, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 345。
実施例251
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール,トリフルオロ酢酸塩(中間体28C)(64mg、0.20mmol)に、DCM(2.6mL)およびピリジン(0.060mL、0.74mmol)中、粗(4−ニトロフェニル(3−メチル−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)カルバマート(66mg、0.20mmol)(中間体105)を加えた。66時間後、この反応混合物を濃縮し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.60mmol)を加え、1時間撹拌し、水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(35mg、44%)を淡黄褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.68 (s, 3 H), 4.03 (d, J = 9 Hz, 2 H), 4.23 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.30 (d, J = 9 Hz, 2 H), 4.42 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 4.57 (s, 1 H), 5.18-5.31 (m, 1 H), 6.50-6.57 (m, 1 H), 6.67 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.36 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.26-8.38 (m, 2 H), 8.95 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 397。
実施例252
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(チオフェン−3−イルメチル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.602mmol)、チオフェン−3−イルメタンアミン(68mg、0.60mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.32mL、1.8mmol)のDMF(5mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.72mL、1.2mmol)を滴下した。この混合物を2時間室温に温め、氷冷水(50mL)で急冷し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中90%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(64mg、31%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.32-2.42 (m, 2 H), 2.63-2.72 (m, 2 H), 3.11-3.21 (m, 1 H), 4.28-4.34 (m, 2 H), 5.05-5.15 (m, 1 H), 6.83-6.88 (m, 1 H), 7.02-7.07 (m, 1 H), 7.29 (s, 1 H), 7.38-7.42 (m, 1 H), 7.48-7.53 (m, 1 H), 7.68-7.72 (m, 1 H), 8.40-8.46 (m, 1 H), 9.23 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 345。
実施例253
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−シクロヘキシルシクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(120mg、0.476mmol)、シクロヘキサンアミン(82mg、0.48mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.4mmol)のDMF(6mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.57mL、0.95mmol)を滴下した。この混合物を2時間室温に温め、氷冷水(20mL)で急冷し、生じた固体を濾取し、標題化合物(100mg、63%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.07-1.35 (m, 5 H), 1.55-1.79 (m, 5 H), 2.35-2.42 (m, 2 H), 2.59-2.68 (m, 2 H), 3.04-3.14 (m, 1 H), 3.50-3.60 (m, 1 H), 5.03-5.12 (m, 1 H), 6.83-6.88 (m, 1 H), 7.39-7.43 (m, 1 H), 7.67-7.70 (m, 1 H), 9.22 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 331。
実施例254
ラセミ(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(150mg、0.599mmol)、3−アミノテトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド塩酸塩(103mg、0.599mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.31mL、1.8mmol)のDMF(5mL)溶液に、酢酸エチル中T3Pの50%溶液(0.71mL、1.2mmol)を滴下した。この混合物を2時間室温に温め、氷冷水(10mL)で急冷し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(20mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた材料を、n−ペンタン(15mL)およびジエチルエーテル(10mL)を用いて摩砕し、乾燥させ、標題化合物(85mg、38%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.05-2.15 (m, 1 H), 2.35-2.44 (m, 3 H), 2.65-2.72 (m, 2 H), 2.91-2.99 (m, 1 H), 3.09-3.20 (m, 2 H), 3.26-3.34 (m, 1 H), 3.42-3.50 (m, 1 H), 4.46-4.55 (m, 1 H), 5.02-5.10 (m, 1 H), 6.85-6.89 (m, 1 H), 7.38-7.45 (m, 1 H), 7.68-7.73 (m, 1 H), 9.21 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 367。
実施例255
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((5−メチルフラン−2−イル)メチル)シクロブタンカルボキサミド
0℃で、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体25)(100mg、0.396mmol)、(5−メチルフラン−2−イル)メタンアミン(44mg、0.40mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.4mmol)のDMF(5mL)溶液に、T3P(126mg、0.396mmol)を加えた。この混合物を4時間室温に温め、氷冷水(50mL)で急冷し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%〜80%EtOAcの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(65mg、47%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.25 (s, 3 H), 2.35-2.45 (m, 2 H), 2.63-2.72 (m, 2 H), 3.10-3.20 (m, 1 H), 4.22-4.29 (m, 2 H), 5.05-5.13 (m, 1 H), 5.98-6.02 (m, 1 H), 6.12-6.16 (m, 1 H), 6.83-6.89 (m, 1 H), 7.39-7.45 (m, 1 H), 7.68-7.73 (m, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 343。
実施例256
ラセミ3−(フルオロ(キノリン−8−イル)メチル)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
1,4−ジオキサン(10mL)中、8−(アゼチジン−3−イルフルオロメチル)キノリン二塩酸塩(中間体106)(36mg、0.12mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(66mg、0.20mmol)(中間体3)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(16mg、0.12mmol)を加えた。30分後、この反応物を水およびMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(23mg、46%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.01-1.31 (m, 11 H), 1.87 (d, J = 11 Hz, 2 H), 2.04-2.15 (m, 2 H), 3.36-3.63 (m, 2 H), 3.75 (t, J = 8 Hz, 1 H), 3.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 4.00 (t, J = 8 Hz, 1 H), 4.05-4.15 (m, 2 H), 6.68-6.95 (m, 1 H), 7.46 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 7.55-7.68 (m, 1 H), 7.79-7.91 (m, 2 H), 8.19 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.91 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400。
実施例257
(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2,5−ジクロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体107)(50mg、0.19mmol)のDMF(2mL)溶液に、HATU(87mg、0.23mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.57mmol)を加えた。10分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(36mg、0.23mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、20%〜95%アセトニトリル−水(NH4OH添加)の勾配で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(49mg、60%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ1.08-1.34 (m, 11 H), 1.87-1.95 (m, 2 H), 2.06-2.13 (m, 2 H), 2.43-2.52 (m, 2 H), 2.76 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.92-3.01 (m, 1 H), 3.75 (tdt, J = 12, 8, 4 Hz, 1 H), 5.01 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.76 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.88 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 400, 402, 404 (ジ-Clパターン)。
実施例258
N−((トランス−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(3mL)中、3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)アゼチジン塩酸塩(中間体108)(100mg、0.371mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(120mg、0.371mmol)(中間体3)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.1mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(88mg、57%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.96-1.19 (m, 5 H), 1.03 (s, 6 H), 1.72-1.86 (m, 4 H), 3.21-3.27 (m, 1 H), 3.66-3.77 (m, 2 H), 3.98 (s, 1 H), 4.19-4.29 (m, 2 H), 5.07 (br s, 1 H), 6.14 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.07 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.31-7.43 (m, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417。
実施例259
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体109)(50mg、0.18mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(83mg、0.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.54mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(31mg、0.20mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(53mg、71%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.92-1.18 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.78 (t, J = 12 Hz, 4 H), 2.09-2.20 (m, 2 H), 2.53 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.90-3.02 (m, 1 H), 3.42 (dd, J = 8, 3 Hz, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.88 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.89-7.02 (m, 2 H), 7.25-7.34 (m, 2 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 416。
実施例260
3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)アゼチジン塩酸塩(中間体110)(38mg、0.17mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(60mg、0.19mmol)(中間体3)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.57mmol)を加えた。5時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜30%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(54mg、86%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.94-1.13 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.70-1.80 (m, 4 H), 3.21-3.28 (m, 1 H), 3.74-3.80 (m, 2 H), 3.97 (s, 1 H), 4.21-4.26 (m, 2 H), 5.08-5.13 (m, 1 H), 6.14 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.92-6.94 (m, 1 H), 7.12 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.24 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.94-7.97 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 373。
実施例261
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−(5−シアノチアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(80mg、0.34mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(157mg、0.413mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−アミノチアゾール−5−カルボニトリル(47mg、0.38mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0%〜100%アセトニトリル−水(0.1%TFA添加)で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(48mg、29%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.35-2.45 (m, 2 H), 2.72-2.80 (m, 2 H), 3.42-3.48 (m, 1 H), 5.00-5.08 (m, 1 H), 6.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.88-6.91 (m, 1 H), 7.11 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 4 Hz, 1 H), 7.88-7.91 (m, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 12.97 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 340。
実施例262
2−(2−((トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)チアゾール−4−イル)酢酸エチル
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(80mg、0.34mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(157mg、0.413mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)酢酸エチル(71mg、0.38mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、生じた固体を濾取した。この残渣を、0%〜100%アセトニトリル−水(0.1%TFA添加)で溶出する逆相シリカゲルで精製し、標題化合物(61mg、29%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.16 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.29-2.46 (m, 4 H), 2.73 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.39 (d, J = 10 Hz, 1 H), 4.05 (q, J = 7 Hz, 2 H), 4.95-5.05 (m, 1 H), 6.71 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.86-6.90 (m, 1 H), 6.95-6.98 (m, 1 H), 7.10 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.15-7.20 (m, 1 H), 7.90-7.95 (m, 1 H), 12.19 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例263
2−(5−((トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)酢酸エチル
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(80mg、0.34mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(157mg、0.413mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アセタート(71mg、0.38mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、生じた固体を濾取した。この固体をヘキサンですすぎ、標題化合物(113mg、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.20 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.67 (s, 2 H), 2.71-2.86 (m, 2 H), 3.47 (s, 1 H), 4.01-4.26 (m, 4 H), 5.03 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.11 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 2 Hz, 1 H), 12.51 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 402。
実施例264
(トランス)−N−(5−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(100mg、0.43mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(196mg、0.517mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.23mL、1.3mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−5−イル)エタノン(67mg、0.47mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAcで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(100mg、62%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.36-2.45 (m, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.77 (ddd, J = 14, 7, 5 Hz, 2 H), 3.41-3.55 (m, 1 H), 5.03 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.11 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 12.58 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 357。
実施例265
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−N−(5−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例264)(23mg、0.065mmol)を0℃でTHF(5mL)中で撹拌し、ジエチルエーテル中、臭化メチルマグネシウムの3.0M溶液(0.04mL、0.1mmol)を加えた。この反応物を1時間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液で急冷し、EtOAc(3×)で抽出し、有機抽出液をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)の勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(19mg、74%)を得た。1H NMR (CD3SOCD3)δ1.48 (s, 6 H), 2.32-2.50 (m, 2 H), 2.65-2.82 (m, 2 H), 3.40 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.03 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.41 (s, 1 H), 6.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.11 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.15-7.28 (m, 2 H), 7.94 (d, J = 2 Hz, 1 H), 11.91 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 373。
実施例266
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(80mg、0.34mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(157mg、0.413mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)を加えた。5分後、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(44mg、0.38mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、生じた固体を濾取した。この固体をヘキサンですすぎ、標題化合物(80mg、68%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.36-2.45 (m, 2 H), 2.60 (s, 3 H), 2.74 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.45 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.02 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.71 (d, J = 7 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.10 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 2 Hz, 1 H), 12.40 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 330。
実施例267
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体111)(80mg、0.34mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(157mg、0.413mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.0mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(60mg、0.38mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(112mg、83%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.92-1.16 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.64-1.82 (m, 4 H), 2.21-2.31 (m, 2 H), 2.51-2.61 (m, 2 H), 2.89-3.02 (m, 1 H), 3.36-3.51 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.98 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.84-6.98 (m, 1 H), 7.10 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.68 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.93 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 372。
実施例268
(トランス)−3−((2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
EtOH(10mL)中、(トランス)−3−(ベンゾフラン−7−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド(実施例267)(25mg、0.067mmol)およびパラジウム炭素(9mg、0.08mmol)の窒素でパージした混合物を、50psiの水素下で3日間撹拌した。この反応混合物をセライト(登録商標)プラグで濾過し、濃縮し、標題化合物(18mg、65%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.89-1.14 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.77 (t, J = 11 Hz, 4 H), 2.07-2.28 (m, 2 H), 2.38-2.46 (m, 2 H), 2.93 (t, J = 5 Hz, 1 H), 3.13 (t, J = 9 Hz, 2 H), 3.41 (br s, 1 H), 3.95-4.01 (m, 1 H), 4.40-4.50 (m, 2 H), 4.78 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.69 (t, J = 8 Hz, 1 H), 6.74-6.81 (m, 1 H), 7.64 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 374。
実施例269
(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体112)(100mg、0.321mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(147mg、0.386mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.96mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(51mg、0.32mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(132mg、79%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.89-1.18 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.68-1.91 (m, 4 H), 2.23-2.37 (m, 2 H), 2.56-2.64 (m, 2 H), 2.90-3.07 (m, 1 H), 3.43 (d, J = 7 Hz, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 4.98 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 2 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.07 (d, J = 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 450, 452 (Brパターン)。
実施例270
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−((3−メチルベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド
THF(2mL)中、炭酸セシウム(109mg、0.333mmol)、(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド(実施例269)(50mg、0.111mmol)、トリフルオロ(メチル)ホウ酸カリウム(16mg、0.13mmol)およびPdCl2(dppf)−CH2Cl2付加物(9mg、0.01mmol)の懸濁液をマイクロ波にて120℃で45分、140℃で2時間、次いで、170℃で2時間加熱した。この反応混合物をセライトパッドで濾過し、濃縮し、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(3mg、5%)を得た。LC-MS (LC-ES) ピーク T = 0.81; M+H = 386。
実施例271
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((3−ブロモベンゾフラン−7−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体112)(100mg、0.321mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(147mg、0.386mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.96mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(50mg、0.35mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(97mg、58%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.37-2.44 (m, 2 H), 2.66 (s, 3 H), 2.67-2.75 (m, 2 H), 3.42 (d, J = 5 Hz, 1 H), 5.03 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.72 (d, J = 8.40 Hz, 1 H), 6.82-6.94 (m, 1 H), 7.32-7.41 (m, 1 H), 8.03-8.15 (m, 2 H), 12.50 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 435, 437 (Brパターン)。
実施例272
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体113)(80mg、0.27mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(125mg、0.328mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(39mg、0.27mmol)を加え、この混合物を5時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(28mg、20%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.22-2.39 (m, 2 H), 2.60-2.69 (m, 2 H), 2.69 (s, 3 H), 3.35-3.45 (m, 1 H), 4.89-4.99 (m, 1 H), 6.89-7.09 (m, 3 H), 7.13-7.22 (m, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 12.47 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 417, 419 (Clパターン)。
実施例273
(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体113)(80mg、0.27mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(125mg、0.328mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.82mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(43mg、0.27mmol)を加え、この混合物を5時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(80mg、63%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.96-1.22 (m, 5 H), 1.02 (s, 6 H), 1.80 (t, J = 13 Hz, 4 H), 2.13-2.36 (m, 2 H), 2.54-2.63 (m, 2 H), 2.99 (dq, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.45 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 4.91 (t, J = 6.35 Hz, 1 H), 6.90-7.27 (m, 4 H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 432, 434 (Clパターン)。
実施例274
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体114)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(141mg、0.370mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.93mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(52mg、0.37mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(33mg、23%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.19-2.35 (m, 2 H), 2.50 (s, 3 H), 2.59-2.70 (m 2 H), 3.32-3.42 (m, 1 H), 3.76 (d, J = 6 Hz, 3 H), 4.72-4.89 (m, 1 H), 6.72-6.78 (m, 1 H), 6.89-7.01 (m, 2 H), 8.08 (s, 1 H), 12.46 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 381, 383 (Clパターン)。
実施例275
(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(5−クロロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体114)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(141mg、0.37mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.93mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(59mg、0.37mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製して油状物を得、これを、2:1ヘキサン:DCMを用いて結晶化させ、これを18時間かけてゆっくり蒸発させ、標題化合物(58mg、47%)を白色結晶として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.22 (m, 5 H), 1.02 (s, 6 H), 1.80 (t, J = 13 Hz, 4 H), 2.23 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.43-2.52 (m, 2 H), 2.91-3.00 (m, 1 H), 3.35-3.45 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 4.01 (s, 1 H), 4.80 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.91-7.00 (m, 2 H), 7.68 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 396, 398 (Clパターン)。
実施例276
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体115)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(152mg、0.400mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.99mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(57mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(46mg、35%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.23-2.38 (m, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.60-2.69 (m, 2 H), 3.35-3.47 (m, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 4.78 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.58-6.65 (m, 1 H), 6.72-6.78 (m, 1 H), 6.92 (d, J = 3 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 12.46 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 365。
実施例277
(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体115)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(152mg、0.40mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.99mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(63mg、0.40mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中、0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製して油状物を得、これを、2:1ヘキサン:DCMを用いて結晶化させ、これを18時間かけてゆっくり蒸発させ、標題化合物(58mg、47%)を白色結晶として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.92-1.11 (m, 5 H), 1.02 (s, 6 H), 1.72-1.83 (m, 4 H), 2.12-2.21 (m, 2 H), 2.46 (td, J = 6, 4 Hz, 2 H), 2.95 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.32 (s, 3 H), 3.43 (dd, J = 8, 3 Hz, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 4.73 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.59-6.65 (m, 2 H), 6.88 (d, J = 3 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 380。
実施例278
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体116)(100mg、0.321mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(147mg、0.386mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.97mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(54mg、0.34mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(49mg、39%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.16 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.77 (t, J = 12 Hz, 4 H), 2.17-2.23 (m, 2 H), 2.49-2.59 (m, 2 H), 2.88-3.00 (m, 1 H), 3.39-3.47 (m, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 4.84 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.83-6.88 (m, 1 H), 6.88--6.95 (m, 1 H), 7.04 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.11-7.19 (m, 2 H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 398。
実施例279
(トランス)−N−(4−アセチルチアゾール−2−イル)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体116)(80mg、0.310mmol)のDMF(5mL)溶液に、HATU(141mg、0.372mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.93mmol)を加えた。5分後、1−(2−アミノチアゾール−4−イル)エタノン(49mg、0.34mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(35mg、25%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.28-2.38 (m, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.61-2.65 (m, 2 H), 3.32-3.49 (m, 1 H), 4.82-4.92 (m, 1 H), 6.89-6.95 (m, 2 H), 7.04 (t, J = 76 Hz, 1 H), 7.12-7.20 (m, 2 H), 8.07 (s, 1 H), 12.47 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 383。
実施例280
(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体117)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(140mg、0.367mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.92mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(53mg、0.34mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(42mg、34%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97-1.09 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.69-1.80 (m, 4 H), 2.26-2.35 (m, 2 H), 2.56-2.62 (m, 2 H), 3.03 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.44 (dd, J = 7, 4 Hz, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 5.00 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.90 (dd, J = 7, 1 Hz, 1 H), 7.42-7.55 (m, 2 H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.17 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 8.84 (d, J = 3 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例281
(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((3−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体117)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(140mg、0.367mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.92mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(37mg、0.37mmol)を加え、この混合物を3時間撹拌し、水に注いだ。得られた固体を濾取し、標題化合物(45mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.45-2.55 (m, 2 H), 2.75-2.82 (m, 2 H), 3.39-3.49 (m, 1 H), 5.06 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.96 (dd, J = 7, 2 Hz, 1 H), 7.21 (d, J = 4 Hz, 1 H), 7.41-7.54 (m, 3 H), 8.19 (dd, J = 10, 3 Hz, 1 H), 8.86 (d, J = 3 Hz, 1 H), 12.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 344。
実施例282
(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体118)(80mg、0.35mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(161mg、0.424mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(61mg、0.39mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(105mg、72%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97-1.15 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.72-1.81 (m, 4 H), 2.19-2.30 (m, 2 H), 2.54 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.91-3.01 (m, 1 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.87 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.81-6.88 (m, 1 H), 6.88-6.93 (m, 1 H), 7.21-7.26 (m, 1 H), 7.39 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 366, 368 (Clパターン)。
実施例283
(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3,5−ジフルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体119)(80mg、0.35mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(160mg、0.421mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(61mg、0.39mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(78mg、59%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.96-1.11 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.78 (t, J = 12 Hz, 4 H), 2.13-2.20 (m, 2 H), 2.53 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 2.96 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 3.42 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.81 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.46-6.55 (m, 2 H), 6.75 (tt, J = 9, 2 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例284
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(2−メトキシフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体120)(80mg、0.36mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(164mg、0.432mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(62mg、0.40mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(57mg、43%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.10 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.77 (t, J = 12 Hz, 4 H), 2.12-2.20 (m, 2 H), 2.45-2.52 (m., 2 H), 2.94 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.30 (s, 3 H), 3.42 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.75 (t, J = 7 Hz, 1 H), 6.67 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 6.82-6.89 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 362。
実施例285
(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−エチルフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体121)(80mg、0.36mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(166mg、0.436mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(63mg、0.40mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(58mg、31%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.15 (m, 8 H), 1.00 (s, 6 H), 1.71-1.82 (m, 4 H), 2.12-2.22 (m, 2 H), 2.46-2.60 (m, 4 H), 2.94 (t, J = 4 Hz, 1 H), 3.36-3.48 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.77 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.54-6.62 (m, 2 H), 6.74 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.11-7.18 (m, 1 H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 360。
実施例286
ラセミ(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体122)(80mg、0.35mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(161mg、0.424mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、1−アミノインダン(0.05mL、0.4mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(70mg、57%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.74 (dd, J = 13, 8 Hz, 1 H), 2.14-2.24 (m, 2 H), 2.24-2.36 (m, 1 H), 2.61 (tt, J = 8, 4 Hz, 2 H), 2.76-2.82 (m, 1 H), 2.83-2.92 (m, 1 H), 3.05 (t, J = 5 Hz, 1 H), 4.88-4.91 (m, 1 H), 5.21-5.30 (m, 1 H), 6.75-6.85 (m, 2 H), 6.95-6.98 (m, 1 H), 7.11-7.19 (m, 3 H), 7.20-7.30 (m, 2 H), 8.22 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 342, 344 (Clパターン)。
実施例287
(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体122)(80mg、0.35mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(161mg、0.424mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(35mg、0.35mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(70mg、57%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.22-2.35 (m, 2 H), 2.66-2.81 (m, 2 H), 3.32-3.44 (m, 1 H), 4.75-4.85 (m, 1 H), 6.72-6.82 (m, 2 H), 6.94-7.00 (m, 1 H), 7.16-7.20 (m, 1 H), 7.21-7.30 (m, 1 H), 7.41-7.45 (m, 1 H), 12.11 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 309, 311 (Clパターン)。
実施例288
(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−クロロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体122)(80mg、0.35mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(161mg、0.424mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(61mg、0.39mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(40mg、29%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.10 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.71-1.81 (m, 4 H), 2.14-2.22 (m, 2 H), 2.47-2.54 (m., 2 H), 2.90-2.98 (m, 1 H), 3.38-3.47 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.76-4.84 (m, 1 H), 6.72-6.77 (m, 1 H), 6.79-6.83 (m, 1 H), 6.94-6.97 (m, 1 H), 7.24-7.29 (m, 1 H), 7.63-7.68 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 366, 368 (Clパターン)。
実施例289
(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体123)(80mg、0.38mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(174mg、0.457mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.1mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(66mg、0.42mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(105mg、70%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.96-1.10 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.71-1.80 (m, 4 H), 2.18 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.42-2.55 (m., 2 H), 2.95 (t, J = 5 Hz, 1 H), 3.36-3.43 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.79 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.54-6.61 (m, 2 H), 6.68-6.73 (m, 1 H), 7.21-7.29 (m, 1 H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-H = 348。
実施例290
(トランス)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェノキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(3−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体124)(80mg、0.33mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(145mg、0.392mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.98mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(57mg、0.36mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(63mg、41%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.93-1.10 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.69-1.80 (m, 4 H), 2.18 (ddd, J = 13, 10, 6 Hz, 2 H), 2.47-2.54 (m., 2 H), 2.95-2.99 (m, 1 H), 3.34-3.43 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.82 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.61-6.70 (m, 2 H), 6.94 (dt, J = 9, 2 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M-OH = 366, 368 (Clパターン)。
実施例291
(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド,トリフルオロ酢酸塩
(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体125)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(140mg、0.367mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.92mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(34mg、0.34mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、AcCN(0.1%TFA添加)中0%〜100%水で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(50mg、35%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.42-2.49 (m, 2 H), 2.72-2.81 (m, 2 H), 3.40-3.48 (m, 1 H), 5.01-5.09 (m, 1 H), 6.96-7.00 (m, 1 H), 7.19-7.22 (m, 1 H), 7.29-7.35 (m, 1 H), 7.44-7.47 (m, 1 H), 7.67-7.70 (m, 1 H), 8.46-8.49 (m, 1 H), 8.96-8.99 (m, 1 H), 12.15 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 344。
実施例292
(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((5−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体125)(80mg、0.31mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(140mg、0.367mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.92mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(53mg、0.34mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(65mg、53%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.11 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.71-1.83 (m, 4 H), 2.28-2.37 (m, 2 H), 2.55-2.62 (m., 2 H), 2.98-3.03 (m, 1 H), 3.38-3.45 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.94-5.00 (m, 1 H), 6.84-6.90 (m, 1 H), 7.25-7.32 (m, 1 H), 7.61-7.66 (m, 1 H), 7.66-7.71 (m, 1 H), 8.38-8.42 (m, 1 H), 8.92-8.95 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例293
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−((トランス)−3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロブチル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体126)(60mg、0.23mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(105mg、0.276mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.69mmol)を加えた。5分後、2−(3−アミノシクロブチル)プロパン−2−オール(中間体127)(33mg、0.25mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、シスおよびトランス異性体の混合物を得、次いで、さらにヘキサン中40%EtOHで溶出するWhelk Oカラムで精製し、標題化合物(13mg、15%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 6 H), 1.77-1.92 (m, 2 H), 2.13-2.28 (m, 3 H), 2.33-2.42 (m, 2 H), 2.69 (ddd, J = 13, 7, 5 Hz, 2 H), 3.03-3.17 (m, 1 H), 4.12 (d, J = 7 Hz, 1 H), 4.17 (s, 1 H), 5.05 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.84 (dd, J = 11, 3 Hz, 1 H), 7.30 (dd, J = 9, 3 Hz, 1 H), 7.59 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 8.12 (d, J = 7 Hz, 1 H), 8.30 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 8.84 (dd, J = 4, 2 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 373。
実施例294
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体126)(26mg、0.10mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(46mg、0.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.3mmol)を加えた。5分後、チアゾール−2−アミン(11mg、0.11mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(16mg、47%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.44-2.51 (m, 2 H), 2.78-2.86 (m, 2 H), 3.41-3.50 (m, 1 H), 5.04-5.11 (m, 1 H), 6.86-6.92 (m, 1 H), 7.20-7.22 (m, 1 H), 7.26-7.31 (m, 1 H), 7.44-7.47 (m, 1 H), 7.53-7.59 (m, 1 H), 8.26-8.29 (m, 1 H), 8.80-8.83 (m, 1 H), 12.11 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 344。
実施例295
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−((6−フルオロキノリン−8−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体126)(60mg、0.23mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(105mg、0.276mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.69mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(40mg、0.25mmol)を加え、この混合物を12時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(72mg、79%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.92-1.12 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.71-1.83 (m, 4 H), 2.30-2.40 (m, 2 H), 2.60-2.69 (m., 2 H), 3.00-3.09 (m, 1 H), 3.41-3.49 (m, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.98-5.03 (m, 1 H), 6.76-6.81 (m, 1 H), 7.21-7.26 (m, 1 H), 7.51-7.56 (m, 1 H), 7.66-7.72 (m, 1 H), 8.21-8.23 (m, 1 H), 8.75-8.80 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 401。
実施例296
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(キナゾリン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体128)(100mg、0.409mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(195mg、0.512mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22mL、1.2mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(80mg、0.51mmol)を加え、この混合物を18時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(72mg、46%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.96-1.12 (m, 5 H), 0.99 (s, 6 H), 1.73-1.83 (m, 4 H), 2.29-2.38 (m, 2 H), 2.59-2.67 (m., 2 H), 2.99-3.07 (m, 1 H), 3.39-3.49 (m, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 4.99-5.05 (m, 1 H), 7.16-7.19 (m, 1 H), 7.61-7.66 (m, 2 H), 7.70-7.75 (m, 1 H), 9.23-9.25 (m, 1 H), 9.53 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 384。
実施例297
(トランス)−3−((1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)オキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド,二トリフルオロ酢酸塩
(トランス)−3−(2,3−ジアミノフェノキシ)−N−(チアゾール−2−イル)シクロブタンカルボキサミド(中間体130)(26mg、0.10mmol)に、オルトギ酸トリエチル(5.00mL、30.0mmol)を加えた。この混合物を1.5時間加熱還流し、濃縮した。残渣を、水(0.1%TFA添加)中0%〜60%AcCNで溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(11mg、23%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.47-2.56 (m, 2 H), 2.78-2.88 (m, 2 H), 3.42-3.50 (m, 1 H), 5.09-5.18 (m, 1 H), 6.89-6.94 (m, 1 H), 7.23-7.26 (m, 1 H), 7.35-7.45 (m, 3 H), 7.48-7.50 (M, 1 H), 9.39 (br s, 1 H), 12.10 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 315。
実施例298
(トランス)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボキサミド
(トランス)−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(中間体131)(75mg、0.32mmol)のDMF(4mL)溶液に、HATU(160mg、0.420mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.97mmol)を加えた。5分後、2−((トランス)−4−アミノシクロヘキシル)プロパン−2−オール(66mg、0.42mmol)を加え、この混合物を6時間撹拌し、水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を、ヘキサン中0%〜100%EtOAcで溶出するシリカゲルで2回精製し、標題化合物(12mg、10%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.97-1.12 (m, 5 H), 1.00 (s, 6 H), 1.72-1.82 (m, 4 H), 2.34-2.42 (m, 2 H), 2.60-2.69 (m., 2 H), 2.98-3.07 (m, 1 H), 3.39-3.49 (m, 1 H), 5.07-5.16 (m, 1 H), 7.12-7.16 (m, 1 H), 7.27-7.34 (m, 1 H), 7.71-7.76 (m, 1 H), 8.12-8.16 (m, 1 H), 8.32-8.35 (m, 1 H), 8.42-8.47 (m, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 372。
実施例299
3−(ベンゾ[d]イソチアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−1−カルボキサミド
DCM(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]イソチアゾール塩酸塩(中間体132)(60mg、0.25mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(80mg、0.25mmol)(中間体3)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.74mmol)を加えた。18時間後、この反応物を1N NaOH水溶液に注ぎ、DCMで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、5%〜75%EtOAc:EtOH(3:1)−ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲルで精製し、標題化合物(79mg、82%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.95-1.20 (m, 5 H), 1.02 (s, 6 H), 1.70-1.88 (m, 4 H), 3.27 (dd, J = 8, 4 Hz, 1 H), 3.86 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.02 (s, 1 H), 4.25-4.36 (m, 2 H), 5.14-5.27 (m, 1 H), 6.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.73 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.53 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.14 (d, J = 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例300
N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−3−((2−メチルベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
DMF(2mL)中、7−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メチルベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体133)(26mg、0.10mmol)および((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(33mg、0.10mmol)(中間体3)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.02mL、0.1mmol)を加えた。30分後、この反応物をMeOHで希釈し、半分取HPLC(改質剤としてNH4OH)にロードし、標題化合物(37mg、91%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.15 (s, 6 H), 1.17-1.35 (m, 5 H), 1.81-2.06 (m, 4 H), 2.85 (s, 3 H), 3.38-3.46 (m, 1 H), 4.09 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.41 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.16-5.32 (m, 1 H), 6.79 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.34 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 8 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例301
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
テトラヒドロフラン(10mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド(250mg、0.562mmol、中間体134)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(0.094mL、0.675mmol)をゆっくり滴下し、次いで、テトラヒドロフラン中1Mのフッ化テトラブチルアンモニウム(5.62mL、5.62mmol)を加えた。この混合物を70℃に加熱し、12時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、氷冷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料をジクロロメタンに溶かし、シリカゲルに予め吸着させ、ヘキサン中4:1酢酸エチルの勾配、次いで、ジクロロメタン中4:96メタノールの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させた。残った固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させ、標題化合物(43mg、22%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz CD3SOCD3)δ2.38-2.45 (m, 2 H) 2.71-2.79 (m, 2 H), 3.29-3.40 (m, 1 H), 5.05-5.17 (m, 1 H), 6.55 (br s, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.59 (br s, 1 H), 7.69 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 9.25 (s, 1 H), 10.39 (br s, 1 H), 12.35 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 315。
実施例302
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド
テトラヒドロフラン(10mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)シクロブタンカルボキサミド(220mg、0.379mmol、中間体135)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(1.59mL、11.4mmol)、次いで、テトラヒドロフラン中1Mのフッ化テトラブチルアンモニウム(3.79mL、3.79mmol)を加えた。この混合物を70℃に加熱し、18時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、氷冷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(4×)で抽出した。合わせた有機層を氷水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を、ヘキサン中40%〜45%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(50mg、35%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.59-0.70 (m, 2 H), 0.85-0.97 (m, 2 H), 1.74-1.91 (m, 1 H), 2.32-2.46 (m, 2 H), 2.60-2.76 (m, 2 H), 3.28-3.35 (m, 1 H) 5.05-5.14 (m, 1 H), 6.23 (d, J = 1 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.26 (s, 1 H), 10.30 (br s, 1 H) 12.05 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 355。
実施例303
(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)−N−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ピペリジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中、(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(20mg、0.075mmol、中間体59)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.033mL、0.187mmol)、次いで、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(28.5mg、0.075mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、1−(4−アミノピペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(13.94mg、0.075mmol、中間体136)を加えた。得られた混合物を30分間撹拌し、水(0.5mL)で希釈し、さらに5分間撹拌した。この混合物をメタノール(0.5mL)で希釈し、半分取逆相HPLC(水酸化アンモニウム改質剤として)にロードし、標題化合物(32mg、98%)を白色固体として得た。1H NMR (??? MHz, CDCl3)δ1.37 (qd, J = 12, 4 Hz, 2 H), 1.51 (d, J = 1 Hz, 6 H), 1.98-2.14 (m, 2 H), 2.53-2.71 (m, 2 H), 2.77-2.90 (m, 2 H), 2.94-3.19 (m, 3 H), 4.09 (d, J = 7 Hz, 1 H), 4.45 (br s, 3 H), 5.17 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.44-5.71 (m, 1 H), 6.57 (d, J = 11 Hz, 1 H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.87 (d, J = 1 Hz, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 436。
実施例304
(2S,3S)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−2−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、4−(((2S,3S)−2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(23mg、0.090mmol、中間体139)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.286mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(30mg、0.093mmol、中間体5)を加えた。得られた黄色混合物を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させた。残った材料を、ヘキサンを用いて摩砕し、真空中に置き、標題化合物(32mg、89%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.03 (s, 9 H), 1.08-1.21 (m, 3 H), 1.27 (d, J = 6 Hz, 3 H), 1.79 (d, J = 9 Hz, 4 H), 3.87 (dd, J = 9, 4 Hz, 1 H), 4.00-4.07 (m, 2 H), 4.19 (dd, J = 9, 7 Hz, 1 H), 4.64 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.25 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.02 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例305
(2R,3R)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−2−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、4−(((2R,3R)−2−メチルアゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(14.4mg、0.056mmol、中間体140)の撹拌混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.172mmol)、次いで、((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(20mg、0.062mmol、中間体5)を加えた。得られた黄色混合物を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させた。残った材料を、ヘキサンを用いて摩砕し、真空中に置き、標題化合物(13mg、57%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.01 (s, 6 H), 0.96-1.18 (s, 5 H), 1.27 (d, J = 6 Hz, 3 H), 1.79 (d, J = 9 Hz, 4 H), 3.22-3.32 (m, 1 H), 3.87 (dd, J = 9, 4.02 Hz, 1 H), 4.02 (s, 1 H), 4.19 (dd, J = 9, 7 Hz, 1 H), 4.64 (t, J = 6 Hz, 1 H), 5.25 (td, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.02 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例306
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(メチルスルホニル)フェニル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(90mg、0.447mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ジクロロメタン(2mL)中、4−(メチルスルホニル)アニリン(70mg、0.409mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)の溶液を滴下した。この混合物を2.5時間撹拌した後、ジクロロメタン(2mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(100mg、0.412mmol、中間体28)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL、1.145mmol)の混合物を滴下した。この混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜70%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させた。残った材料を、ヘキサンを用いて摩砕し、固体を真空濾過により集め、真空乾燥させ、標題化合物(68mg)を得た。この材料を3:1アセトニトリル−メタノール(4mL)に溶かし、1%水酸化アンモニウムを含有する20%〜90%アセトニトリル:水の勾配で溶出する逆相HPLC(4×1mL注入)によりさらに精製し、標題化合物(51mg、31%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.15 (s, 3 H), 4.08 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.55 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 5.28-5.35 (m, 1 H), 6.91 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.75-7.82 (m, 5 H), 9.10 (s, 1 H), 9.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 404。
実施例307
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(6−メチルピリミジン−4−イル)シクロブタンカルボキサミド
ピリジン(6mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(150mg、0.602mmol、中間体25)および6−メチルピリミジン−4−アミン(65.7mg、0.602mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、オキシ塩化リン(V)(0.168mL、1.81mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、16時間撹拌した。この混合物を氷冷水(25mL)で希釈し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、1:9メタノール:ジクロロメタンで溶出する分取TLCにより精製し、不純な材料を得た(55mg)。この材料を、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより再精製し、標題化合物(10mg、4.8%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.41 (s, 3 H), 2.42-2.52 (m, 2 H), 2.71 - 2.89 (m, 2 H), 3.45-3.52 (m, 1 H), 5.05-5.13 (m, 1 H), 6.86 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.70 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.73 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.26 (s, 1 H), 10.83 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 341。
実施例308
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、トリホスゲン(30mg、0.101mmol)の撹拌溶液に、ジクロロメタン(1mL)中、2−フルオロ−4−(メチルスルホニル)アニリン(60mg、0.317mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、ジクロロメタン(1mL)中4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(75mg、0.309mmol、中間体28)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)の混合物を一度に加えた。一晩撹拌した後、この混合物をジクロロメタンで希釈し、1N塩酸水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(81mg、62%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.23 (s, 3 H), 4.12 (dd, J = 10, 3 Hz, 2 H), 4.57 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 5.28-5.35 (m, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 7.75-7.80 (m, 2 H), 8.09 (t, J = 8 Hz, 1 H), 8.78 (s, 1 H), 9.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 422。
実施例309
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−モルホリノフェニル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、トリホスゲン(30mg、0.101mmol)の撹拌溶液に、ジクロロメタン(1mL)中、3−モルホリノアニリン(60mg、0.337mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに10分撹拌した後、ジクロロメタン(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(75mg、0.309mmol、中間体28)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)の混合物を一度に加えた。この混合物は懸濁液となり、一晩撹拌した。この懸濁液を濾過し、回収した固体をジクロロメタンで洗浄し、真空乾燥させ、標題化合物(34mg、27%)を白色固体として得た。濾液を減圧下で蒸発乾固させ、残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜70%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、さらなる標題化合物(43mg、34%)をベージュ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.07-3.12 (m, 4 H), 3.74-3.78 (m, 4 H), 4.02 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.49 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.26-5.32 (m, 1 H), 6.63 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.90 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.03-7.08 (m, 1 H), 7.09-7.15 (m, 1 H), 7.23 (br s, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 9.31 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 411。
実施例310
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−モルホリノフェニル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、トリホスゲン(30mg、0.101mmol)の撹拌溶液に、ジクロロメタン(1mL)中、4−モルホリノアニリン(60mg、0.337mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに30分撹拌した後、ジクロロメタン(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(75mg、0.309mmol、中間体28)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)の混合物を一度に加えた。この混合物は懸濁液となり、一晩撹拌した。この懸濁液を濾過し、回収した固体をジクロロメタンで洗浄し、真空乾燥させ、標題化合物(47mg、37%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.99-3.03 (m, 4 H), 3.70-3.75 (m, 4 H), 3.99 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.5 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.25-5.31 (m, 1 H), 6.83-6.91 (m, 4 H), 7.35 (d, J = 9 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 9.31 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 411。
実施例311
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−(メチルスルホニル)ピリジン−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、トリホスゲン(30mg、0.101mmol)の撹拌溶液に、ジクロロメタン(1mL)中、5−(メチルスルホニル)ピリジン−2−アミン(55mg、0.319mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)の混合物を5分かけて滴下した。この混合物をさらに30分撹拌した後、ジクロロメタン(1mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(75mg、0.309mmol、中間体28)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)の混合物を一度に加えた。この混合物を一晩撹拌した後、減圧下で蒸発させた。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜70%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(44mg、35%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.24 (s, 3 H), 4.08 (br d, J = 8 Hz, 2 H), 4.56 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 5.24-5.30 (m, 1 H), 6.86 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.74 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.11 (d, J = 9 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J = 9, 2 Hz, 1 H), 8.69 (d, J = 3 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H), 10.04 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 405。
実施例312
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(2−シクロプロピルピリミジン−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(112mg、0.555mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、2−シクロプロピルピリミジン−4−アミン(50mg、0.370mmol)、次いで、ピリジン(1mL、12.36mmol)を加えた。この混合物を3時間かけてゆっくり室温に温めた。溶媒を減圧下で除去した。残った材料をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かし、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(118mg、0.370mmol、中間体28C)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、水で急冷し、メタノールで希釈し、アセトニトリル:水(改質剤として水酸化アンモニウム)の勾配で溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(74mg、54%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.96-1.15 (m, 4 H), 2.04-2.23 (m, 1 H), 4.42 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.62 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 5.38 (tt, J = 7, 4 Hz, 1 H), 6.74 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 6.96 (br s, 1 H), 7.66 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.83 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.41 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.98 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 368。
実施例313
N−(2−シクロプロピルピリミジン−4−イル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(112mg、0.555mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、2−シクロプロピルピリミジン−4−アミン(50mg、0.370mmol)、次いで、ピリジン(1mL、12.36mmol)を加えた。この混合物を3時間かけてゆっくり室温に温めた。溶媒を減圧下で除去した。残った材料をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かし、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(118mg、0.370mmol、中間体28C)を加えた。この混合物を1時間撹拌し、水で急冷し、メタノールで希釈し、アセトニトリル:水(改質剤として水酸化アンモニウム)の勾配で溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(95mg、66%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ0.93-1.14 (m, 4 H), 1.99-2.20 (m, 1 H), 4.40 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.54-4.74 (m, 2 H), 5.36 (ddd, J = 6, 4, 2 Hz, 1 H), 6.54 (dd, J = 10, 2 Hz, 1 H), 6.86 (br s, 1 H), 7.34 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.41 (d, J = 6 Hz, 1 H), 8.92 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 386。
実施例314
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(3mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(75mg、0.309mmol、中間体28)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.916mmol)、次いで、(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(115mg、0.301mmol、中間体141)を加えた。得られた黄色混合物を一晩撹拌した。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。 溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜100%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(34mg)を純度71%で得た。この材料を、20%〜95%アセトニトリル:水(改質剤0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出する逆相HPLCにより再精製し、標題化合物(21mg、18%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.55-0.60 (m, 2 H), 0.77-0.82 (m, 2 H), 1.72-1.80 (m, 1 H), 3.52 (s, 3 H), 4.00 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.47 (dd, J = 10, 6 Hz, 2 H), 5.27-5.33 (m, 1 H), 5.74 (s, 1 H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 9.32 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 370。
実施例315
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−(ピリミジン−2−イルアミノ)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)シクロブタン−1−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタンカルボン酸(21mg、0.084mmol、中間体25)およびN1−(ピリミジン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1,3−ジアミン塩酸塩(17.9mg、0.084mmol、中間体142)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.044mL、0.253mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50重量%溶液(0.054mL、0.084mmol)を加えた。この混合物を20分間撹拌し、水で急冷し、半分取HPLCにロードし、アセトニトリル:水の勾配(改質剤水酸化アンモニウム)で溶出して精製し、標題化合物(16.8mg、収率49%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ2.52 (s, 6 H), 2.58-2.73 (m, 2 H), 2.87 (ddd, J = 13, 7, 4 Hz, 2 H), 5.24 (t, J = 7 Hz, 1 H), 3.04 (s, 1 H), 5.79 (br s, 1 H), 5.92 (s, 1 H), 6.63 (t, J = 5 Hz, 1 H), 6.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.36 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.55 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.32 (d, J = 5 Hz, 2 H), 8.94 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 408。
実施例316
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(35mg、0.174mmol)および2−(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩(25mg、0.177mmol、中間体143)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌しながらゆっくり室温に温めた。溶媒を減圧下で除去し、残った材料をN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした。この撹拌混合物に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(40mg、0.165mmol、中間体28)を加えた。この混合物を30分間撹拌した後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.573mmol)を加えた。1時間撹拌した後、この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中0%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(22mg、36%)を白色固体として得た。1H NMR (400, MHz, CD3SOCD3)δ1.04 (s, 6 H), 1.75 (s, 6 H), 3.82 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.11 (s, 1 H), 4.30 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.21 (t, J = 4 Hz, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 374。
実施例317
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)キューバン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(1mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(40mg、0.198mmol)および(4−アミノキューバン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩(43mg、0.201mmol、中間体144)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、5時間撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物に、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(42mg、0.173mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.573mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(12.3mg、17%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.63 (s, 6 H), 2.90 (t, J = 6 Hz, 3 H), 3.22-3.27 (m, 3 H), 3.84 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.31 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.07 (s, 1 H), 5.19-5.25 (m, 1 H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1 H), 6.97 (s, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 410。
実施例318
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)シクロブタン−1−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(60mg、0.241mmol、中間体25)および2−(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩(30mg、0.169mmol、中間体143)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.075mL、0.429mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50重量%溶液(0.25mL、0.420mmol)を加えた。この混合物を3時間かけてゆっくり室温に温めた。この混合物のLCMS分析は、反応が不完全であったことを示した。この混合物にさらなるT3P溶液(0.125mL、0.21mmol)を加え、撹拌を一晩続けた。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(36mg、57%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.05 (s, 6 H), 1.81 (s, 6 H), 2.28-2.37 (m, 2 H), 2.62 (qd, J = 7, 4 Hz, 2 H), 3.02 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 4.16 (s, 1 H), 5.04 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 373。
実施例319
(3−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボキサミド)ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸エチル
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(42mg、0.168mmol、中間体25)および(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバミン酸エチル塩酸塩(30mg、0.145mmol、中間体145)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.075mL、0.429mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50重量%溶液(0.25mL、0.420mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、一晩撹拌した。この混合物のLCMS分析は、反応が不完全であったことを示した。この混合物にさらなるT3P溶液(0.125mL、0.21mmol)を加え、撹拌を1時間続けた。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(46mg、79%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.15 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.15 (s, 6 H), 2.29-2.38 (m, 2 H), 2.58-2.66 (m, 2 H), 3.03 (dt, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.97 (q, J = 7 Hz, 2 H), 5.04 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.83 (br s, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 402。
実施例320
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)キューバン−1−イル)シクロブタン−1−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(35mg、0.140mmol、中間体25)および(4−アミノキューバン−1−イル)プロパン−2−オール塩酸塩(30mg、0.140mmol、中間体144)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.401mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50重量%溶液(0.20mL、0.336mmol)を加えた。この混合物を、一晩撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(35mg、61%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.65 (s, 6 H), 2.31-2.39 (m, 2 H), 2.56-2.66 (m, 4 H), 2.93-2.98 (m, 2 H), 3.06 (td, J = 9, 5 Hz, 1 H), 3.27-3.31 (m, 2 H), 5.05 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 5.13 (s, 1 H), 6.83 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 9.26 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 409。
実施例321
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
アセトニトリル(4mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(50mg、0.150mmol、中間体28C)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.105mL、0.599mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌した後、(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)カルバミン酸フェニル(42.3mg、0.180mmol、中間体146)を加えた。この混合物を室温に温め、16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、55mgの粗材料を得た。この反応を繰り返し(中間体28C(150mg)および中間体146(127mg))、175mgの粗材料を得た。粗材料の両バッチ(230mg)を合わせ、1:9メタノール:ジクロロメタンに溶かし、中性アルミナに予め吸着させ、ヘキサン中1:1酢酸エチルの勾配、次いで、ジクロロメタン中5:95メタノールの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(121mg、61%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.55 (s, 3 H), 3.98-4.19 (m, 2 H), 4.56 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H), 5.21-5.38 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.71-7.84 (m, 1 H), 9.30 (s, 1 H), 11.29 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 348。
実施例322
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(50mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(700mg、3.30mmol、中間体28C)、の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(1.84mL、13.2mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルバミン酸フェニル(500mg、0.920mmol、中間体147)を加えた。この混合物を室温に温めた後、75℃で18時間加熱した。この混合物を氷冷水で急冷し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を、5:95メタノール:ジクロロメタンの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(80mg、7%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.70 (s, 3 H), 3.97 (dd, J = 9, 3 Hz, 2 H), 4.32-4.48 (m, 2 H), 5.16-5.34 (m, 1 H), 6.27 (d, J = 2 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.32-7.52 (m, 2 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.10 (s, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 330。
実施例323
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−メトキシピリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(6mL)中、(5−メトキシピリジン−3−イル)カルバミン酸フェニル(100mg、0.300mmol、中間体148)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、トリエチルアミン(0.167mL、1.20mmol)を加えた。この混合物を5分間撹拌した後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(91mg、0.270mmol、中間体28C)を加えた。この混合物を室温に温めた後、80℃で16時間加熱した。この混合物を水で急冷し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料をジクロロメタンに溶かし、シリカゲルに予め吸着させ、1:9メタノール−ジクロロメタンの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付した後、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCを行い、標題化合物(60mg、56%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.78 (s, 3 H), 4.06 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.52 (dd, J = 10, 6 Hz, 2 H), 5.28-5.37 (m, 1 H), 6.91 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.63 (t, J = 2 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 7.9 (d, J = 3 Hz, 1 H), 8.3 (d, J = 2 Hz, 1 H), 8.8 (s, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 357。
実施例324
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
アセトニトリル(10mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(300mg、0.85mmol、中間体28C)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.149mL、0.85mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌した後、(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバミン酸フェニル(200mg、0.57mmol、中間体149)を加えた。この混合物を室温に温め、16時間撹拌した。この混合物を水で希釈し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料をジクロロメタンに溶かし、シリカゲルに予め吸着させ、1:9メタノール:ジクロロメタンの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(80mg、28%)を褐色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ3.75 (s, 3 H), 3.96 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.42 (dd, J = 9, 7 Hz, 2 H) 5.24-5.32 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.30 (s, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.76 (d, J = 8 Hz, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 9.29 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 330。
実施例325
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(20mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(200mg、0.618mmol、中間体28C)の撹拌した周囲条件の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.216mL、1.24mmol)、次いで、(1−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)カルバミン酸フェニル(224mg、0.742mmol、中間体150)を加えた。この混合物を16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残った材料を、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(90mg、42%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.49 (t, J = 7 Hz, 3 H), 4.04 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.50 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 4.59 (q, J = 7 Hz, 2 H), 5.21-5.36 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H), 9.77 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 346。
実施例326
4−((トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボキサミド)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチル
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(100mg、0.401mmol、中間体25)および4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチル(75mg、0.409mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.431mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50%溶液(0.75mL、1.260mmol)を加えた。この混合物を、2時間撹拌しながら、ゆっくり室温に温め、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で急冷し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜70%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(120mg、72%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.73-1.89 (m, 12 H), 2.27-2.35 (m, 2 H), 2.54-2.61 (m, 2 H), 3.07 (tt, J = 9., 5 Hz, 1 H), 3.57 (s, 3 H), 5.03 (quin, J = 6 Hz, 1 H), 6.81 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.38 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (s, 1 H), 7.69 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.25 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 415。
実施例327
4−(3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)アゼチジン−1−カルボキサミド)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチル
ジクロロメタン(3mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(115mg、0.571mmol)および4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸メチル(100mg、0.546mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、ピリジン(1.20mL、14.8mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌した後、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(120mg、0.494mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.30mL、1.72mmol)を加えた。一晩撹拌した後、この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を最少量のジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中5%〜50%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(95mg、46%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.78 (q, J = 9 Hz, 12 H), 3.56 (s, 3 H), 3.82 (dd, J = 9, 4 Hz, 2 H), 4.27 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.18 (td, J = 7, 3 Hz, 1 H), 5.80 (s, 1 H), 6.84 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.73-7.77 (m, 1 H), 9.30 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 416。
実施例328
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(8mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(170mg、0.488mmol、中間体28C)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.272mL、1.95mmol)および(5−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルバミン酸フェニル(180mg、0.248mmol、中間体151)を加えた。この混合物を70℃で加熱し、16時間撹拌した。この混合物を水で急冷し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、粗材料を、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(15mg、8%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.26 (d, J = 7 Hz, 6 H), 3.05-3.17 (m, 1 H), 4.05 (dd, J = 9, 2 Hz, 2 H), 4.47-4.61 (m, 2 H), 5.26-5.35 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.77 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.30 (s, 1 H), 10.36 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 360。
実施例329
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(8mL)中、4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾールトリフルオロ酢酸塩(178mg、0.534mmol、中間体28C)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.149mL、1.07mmol)および(4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバミン酸フェニル(245mg、0.267mmol、中間体152)を加えた。この混合物を70℃で加熱し、16時間撹拌した。この混合物を水で希釈し、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。粗材料をジクロロメタンに溶かし、シリカゲルに予め吸着させ、1:9メタノール:ジクロロメタンの勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、次いで、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCによりさらに精製し、標題化合物(22mg、23%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.26 (s, 3 H), 3.99 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.45 (dd, J = 10, 7 Hz, 2 H), 5.20-5.34 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.41 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.76 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 9.29 (s, 1 H), 11.45 (br s, 2 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 355。
実施例330
4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中、4−((1−(((トランス)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)カルバモイル)アゼチジン−3−イル)オキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸(45mg、0.104mmol、中間体153)の撹拌溶液に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(22mg、0.144mmol)、塩化アンモニウム(20mg、0.374mmol)、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(28mg、0.146mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.573mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌し、1N塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層を1N水酸化ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。粗材料を、水(改質剤水酸化アンモニウム)中10%〜50%アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製し、標題化合物(2.5mg、5.5%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ1.12-1.33 (m, 10 H), 1.85-2.02 (m, 5 H), 3.46 (br s, 1 H), 3.62 (s, 1 H), 4.11 (dd, J = 10, 4 Hz, 2 H), 4.47 (dd, J = 9, 6 Hz, 2 H), 5.32-5.38 (m, 1 H), 6.30 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 1 Hz, 1 H), 8.26 (d, J = 1 Hz, 1 H), 9.36 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 433。
実施例331
(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロブタン−1−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中、(トランス)−3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)シクロブタン−1−カルボン酸(50mg、0.201mmol、中間体25)および5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(25mg、0.217mmol)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.125mL、0.716mmol)、次いで、酢酸エチル中2,4,6−トリプロピル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスフィナン2,4,6−トリオキシド(T3P)の50%溶液(0.25mL、0.424mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で急冷し、ジクロロメタン(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、少量の酢酸エチルを含有するヘキサンを用いて摩砕し、真空濾過により集め、真空中に置き、標題化合物(41mg、59%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.40-2.54 (m, 2 H), 2.63 (s, 3 H), 2.80 (qd, J = 7, 5 Hz, 2 H), 3.50 (dt, J = 10, 5 Hz, 1 H), 5.10 (t, J = 6 Hz, 1 H), 6.88 (d, J = 7 Hz, 1 H), 7.39 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.71 (dd, J = 8, 1 Hz, 1 H), 9.28 (s, 1 H), 12.46 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 347。
実施例332
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−(tert−ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(50mg、0.248mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、5−(tert−ブチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(40mg、0.254mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、4時間撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物はすぐに明黄色となり、2.5時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、少量のメタノールを含有するアセトニトリルに溶かし、5%:90%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いた逆相クロマトグラフィーによるクロマトグラフィーに付し、標題化合物(47mg、59%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.38 (s, 9 H), 4.09 (d, J = 8 Hz, 2 H), 4.53-4.60 (m, 2 H), 5.28-5.34 (m, 1 H), 6.89 (d, J = 85 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 11.39 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例333
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、5−シクロプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(40mg、0.283mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、1.5時間撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物はすぐに明黄色となし、1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、少量のメタノールを含有するアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いた逆相クロマトグラフィーによるクロマトグラフィーに付し、標題化合物(35mg、45%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.91-0.97 (m, 2 H), 1.06-1.13 (m, 2 H), 2.28-2.37 (m, 1 H), 4.09 (d, J = 8 Hz, 2 H), 4.53-4.60 (m, 2 H), 5.27-5.33 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 11.35 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 374。
実施例334
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−イソプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、5−イソプロピル−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(40mg、0.279mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、1.5時間撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物はすぐに明黄色となり、1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、少量のメタノールを含有するアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いる逆相クロマトグラフィーによるクロマトグラフィーに付し、桃色がかった固体を得た。この材料を、少量のメタノールを含有するジクロロメタンに溶かし、ヘキサン中10%〜75%酢酸エチル:エタノール(3:1 v/v)の勾配で溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーに付し、標題化合物(37mg、48%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.32 (d, J = 7 Hz, 6 H), 3.27 (dt, J = 13, 7 Hz, 1 H), 4.09 (d, J = 7 Hz, 2 H), 4.53-4.61 (m, 2 H), 5.27-5.34 (m, 1 H), 6.88 (d, J = 8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J = 8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8 Hz, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 11.36 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 376。
実施例335
(トランス)−N−(5−(エトキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボキサミド
ジクロロメタン(5mL)中、(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボン酸(100mg、0.355mmol、中間体59)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(0.05mL)、次いで、塩化オキサリル(0.03mL、0.343mmol)を加えた。この混合物を室温に温め、2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボニルクロリド(120mg)を得た。トルエン(5mL)中、5−(エトキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン(10mg、0.070mmol)の撹拌した冷却(10℃)溶液に、4−ジメチルアミノピリジン(8.6mg、0.070mmol)、次いで、トルエン(2mL)およびテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした上記で作製した(トランス)−3−((6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−4−イル)オキシ)シクロブタンカルボニルクロリド(60mg、0.211mmol)の溶液を加えた。この混合物を16時間100℃に加熱し、室温に冷却し、減圧下で蒸発乾固させた。残った材料を水で希釈し、酢酸エチル(5×)で抽出した。合わせた有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物(32mg)を得た。この手順をさらに2回繰り返し、さらなる粗生成物(70mg)を得た。合わせた粗材料(102mg)を、水(改質剤重炭酸アンモニウム)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した後、水(改質剤ギ酸)中アセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより再精製し、標題化合物(3.4mg、10%)を灰白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.11 (t, J = 7 Hz, 3 H), 2.45-2.49 (m, 2 H), 2.71-2.89 (m, 2 H), 3.35-3.42 (m, 1 H), 3.49 (q, J = 7 Hz, 2 H), 4.36 (s, 2 H), 5.04-5.16 (m, 1 H), 6.77 (dd, J = 11, 2 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J = 8, 2 Hz, 1 H), 9.23 (s, 1 H), 11.45 (br s, 1 H) 13.3 (br s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 392。
実施例336
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(5−メチル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、5−メチル−1,2,4−チアジアゾール−3−アミン(33mg、0.287mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を1時間撹拌した。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(中間体28)(50mg、0.206mmol)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物はすぐに明黄色となり、一晩撹拌した。この混合物を1N水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料を、少量のメタノールを含有するアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いる逆相クロマトグラフィーによりクロマトグラフィーに付し、標題化合物(15mg、21%)を黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ2.73 (s, 3 H), 4.04 (dd, J=9.8, 3.0 Hz, 2 H), 4.50 (dd, J=9.7, 6.7 Hz, 2 H), 5.25-5.31 (m, 1H), 6.87 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.42 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 10.14 (s, 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 348。
実施例337
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、3−イソプロピル−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(40mg、0.279mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、2時間撹拌しながらゆっくり室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物はすぐに明黄色となり、一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料をアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いる逆相クロマトグラフィーによりクロマトグラフィーに付し、標題化合物(34.5mg、45%)を淡黄色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.26 (d, J=7.0 Hz, 6 H), 3.04 (quin, J=6.9 Hz, 1 H), 4.07-4.18 (m, 2 H), 4.60 (br. s., 2 H), 5.29-5.35 (m, 1 H), 6.89 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.43 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 9.32 (s, 1 H), 11.89 (br. s., 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 376。
実施例338
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−シクロプロピル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、3−シクロプロピル−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(40mg、0.283mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、2時間撹拌しながら、ゆっくり室温に温めた。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物をすぐに明黄色となり、一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料をアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いる逆相クロマトグラフィーによりクロマトグラフィーに付し、標題化合物(27mg、35%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ0.89-1.01 (m, 4 H), 2.11 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.12 (br. s., 2 H), 4.59 (br. s., 2 H), 5.32 (br. s., 1 H), 6.88 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.43 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 9.31 (s, 1 H), 11.85 (br. s., 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 374。
実施例339
3−(ベンゾ[d]チアゾール−4−イルオキシ)−N−(3−(tert−ブチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキサミド
ジクロロメタン(2mL)中、クロロギ酸4−ニトロフェニル(55mg、0.273mmol)の撹拌した冷却(0℃)溶液に、3−(tert−ブチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(45mg、0.286mmol)、次いで、ピリジン(0.50mL、6.18mmol)を加えた。この混合物を、2時間撹拌しながら、ゆっくり室温に戻した。この混合物に4−(アゼチジン−3−イルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール塩酸塩(50mg、0.206mmol、中間体28)、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、0.687mmol)を加えた。この混合物をすぐに明黄色となり、一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残った材料をアセトニトリルに溶かし、5%〜70%アセトニトリル:水(0.1%水酸化アンモニウム)の勾配で溶出するC18シリカカラムを用いる逆相クロマトグラフィーによりクロマトグラフィーに付し、標題化合物(28mg、35%)を白色固体として得た。1H NMR (400 MHz, CD3SOCD3)δ1.32 (s, 9 H), 4.12 (d, J=5.3 Hz, 2 H), 4.60 (br. s., 2 H), 5.32 (td, J=6.6, 3.4 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=7.5 Hz, 1 H), 7.43 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.77-7.81 (m, 1 H), 9.32 (s, 1 H), 11.88 (br. s., 1 H); LC-MS (LC-ES) M+H = 390。
実施例340−カプセル組成物
本発明を投与するための経口投与形は、ツーピースゼラチン硬カプセルに下表1に示される割合の成分を充填することにより製造される。
実施例341−注射用非経口組成物
本発明を投与するための注射形態は、水中10容量%のプロピレングリコール中で1.7重量%の(トランス)−N−(1−ブチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェノキシ)シクロブタンカルボキサミド(実施例2の化合物)を撹拌することにより製造される。
実施例342 錠剤組成物
下表2に示されるようにスクロース、硫酸カルシウム二水和物およびPERK阻害剤を示された割合で10%ゼラチン溶液と混合し、造粒する。これらの湿潤顆粒を篩にかけ、乾燥させ、デンプン、タルクおよびステアリン酸と混合し、篩にかけ、打錠する。
生物学的アッセイ
H−PGDS RapidFire(商標)ハイスループット質量分析アッセイ
H−PGDS RapidFire(商標)質量分析アッセイは、造血器型プロスタグランジンDシンターゼ(H−PGDS)によるプロスタグランジンH2(PGH2)からプロスタグランジンD2(PGD2)への変換をモニタリングする。本明細書に記載のアッセイ形式では、アラキドン酸へのシクロオキシゲナーゼ−2の作用によって基質(PGH2)がin situ形成される。この第一段階は急速となるように設定され、約10μMでPGH2のバーストを生じる。次に、PGH2はH−PGDS酵素によってさらにPGD2に変換される。この反応はクエン酸中、塩化スズ(II)で急冷され、残留するPGH2をより安定なPGF2αに変換する。その後、プレートを、三連四重極型質量分析計(AB SCIEX)に連結された固相抽出工程を組み込んだRapidFire(商標)ハイスループット固相抽出システム(Agilent)で読み取る。基質のサロゲートとして働くPGD2およびPGF2αの相対レベルを測定し、変換百分率を計算する。阻害剤は、PGH2からPGD2への変換を低下させる化合物として特徴づけられる。
H−PGDSタンパク質の発現および精製
全長ヒトH−PGDS cDNA(Invitrogen Ultimate ORF IOH13026)を5’ 6−HisタグおよびTEVプロテアーゼ切断部位の付加を伴ってPCRにより増幅した。PCR産物をNdeIおよびXhoIで消化し、pET22b+(Merck Novagen(登録商標))に連結した。発現は、1%グリセロールを添加した自己誘導Overnight Express(商標)Instant TB培地(Merck Novagen(登録商標))を用い、大腸菌株BL21(DE3*)で行った。培養物はまず37℃で増殖させ、OD600が2.0に達した際に温度を25℃に下げた。さらに18時間後に遠心分離により細胞を採取した。10gの大腸菌細胞ペレットを溶解バッファー(20mM Tris−Cl pH7.5、300mM NaCl、20mMイミダゾール、5mM β−メルカプトエタノール、10%グリセロール)中に総容量80mLとなるように懸濁させた。1mg/mLのプロテアーゼ阻害剤(Protease Inhibitor Cocktail Set III、Merck Calbiochem(登録商標))および1mg/mLのリゾチームをこの細胞懸濁液に加えた。次いで、マイクロプローブ(50%振幅、10秒オン/オフ)を用いて懸濁液に5分間音波処理を施し(UltraSonic Processor VCX 750、Cole−Parmer Instrument Co.)、その後、100,000gで90分間遠心分離した(4℃)。上清をNi−NTA HiTrapカラム(5mL、GE Healthcare、溶解バッファーで予め平衡化)にロードした。カラムを10カラム容量の溶解バッファーで洗浄し、500mMイミダゾールを含有する溶解バッファーで溶出させた。プールしたタンパク質ピーク画分を、10kDa遠心フィルターを用いて3500gおよび4℃で濃縮した(MilliporeからのUltracel−10メンブランを備えたAmicon Ultra−15遠心フィルターユニット)。濃縮タンパク質のさらなる精製は、50mM Tris pH 7.5、50mM NaCl、1mMジチオトレイトール、1mM MgCl2を用いるHiLoad 26/600 Superdex 75分取グレードカラム(GE Healthcare Life Sciences)でのゲル濾過クロマトグラフィーを用いて行った。タンパク質を含有する画分をプールし、上記のように濃縮し、−80℃で保存した。
シクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)タンパク質の発現および精製
全長ヒトCOX−2遺伝子(受託番号L15326)をPCRにより増幅し、インフレームのFLAGタグを含むEcoRI−HindIII断片を作製した。これをpFastBac 1(Invitrogen)にサブクローニングした。Invitrogenが記載しているBAC−to−BACプロトコールに従い、COX2 FLAGプラスミドをバキュロウイルスゲノムに組み換えた。ヨトウガ(Spodoptera frugiperda)(Sf9)昆虫細胞へのトランスフェクションは、製造者のプロトコールに従ってセルフェクチン(Invitrogen)を用いて行った。スーパーSf9細胞をウェーブ バイオリアクター内、EX420培地(SAFC Biosciences)で、およそ1.5×106細胞/mLの密度まで培養した。組換えウイルスを多重感染度(MOI)5で加え、3日間培養を続けた。冷却しながら2500g、流速およそ2L/分で作動する連続流加遠心機を用いて細胞を採取した。得られた細胞スラリーをポットで再び遠心分離し(2500g、20分、4℃)、細胞ペーストを−80℃で保存した。342gの細胞ペーストを、20個の完全EDTA不含プロテアーゼ阻害剤カクテル錠剤(Roche Applied Science)を含有する20mM Tris−Cl pH7.4、150mM NaCl、0.1mM EDTA、1.3%w/v n−オクチル−β−D−グルコピラノシドのバッファーに終容量1600mLとなるように懸濁させた。MSEプローブソニケーターのミディアムチップを用い、懸濁液に500mLバッチで8×5秒、10u振幅で音波処理を施した後、穏やかに撹拌しながら4℃で90分間インキュベートした。溶解液をSorvall SLA1500ローターで、4℃にて12000rpmで45分間遠心分離した。上清(1400mL)を420mLの20mM Tris−Cl pH7.4、150mM NaCl、0.1mM EDTAに加えてn−オクチル−β−D−グルコピラノシドの濃度を1%w/vに引き下げた。この希釈上清を、20mM Tris−Cl pH7.4、150mM NaCl、0.1mM EDTA、1%w/v n−オクチル−β−D−グルコピラノシド(精製バッファー)で予め平衡化した150mLの抗FLAG M2アガロースアフィニティーゲル(Aldrich−Sigma)を用い、ローラー上で4℃にて一晩インキュベートした。抗Flag M2アガロースビーズを500mLのコニカルコーニング遠心ポット中、Sorvall RC3スイングアウトローターにて4℃で10分間、2000rpmで遠心分離することによってペレットとした。上清(非結合画分)を廃棄し、ビーズを精製バッファーに元の容量の半分で再懸濁させ、上記のように再び遠心分離した。その後、ビーズをBioRad Econoカラム(直径5 cm)に充填し、4℃の1500mLの精製バッファーで洗浄した。結合したタンパク質を精製バッファー中、100μg/mLのトリプルFLAGペプチド(Aldrich−Sigma)で溶出させた。各0.5カラム容量の6画分を回収した。各0.5カラム容量の精製バッファーをカラムに加えた後、溶出前にその流動を10分間維持した。COX−2含有画分をプールし、タンパク質濃度を約1mg/mLとした。タンパク質はVivaspin 20遠心濃縮装置(カットオフ10kDa)でさらに2.4mg/mLまで濃縮し、その後、−80℃で保存した。
試験化合物プレートの作製
試験化合物をDMSOで1mMに希釈し、384ウェルHiBaceプレート(Greiner Bio−one)で11点の1:3連続希釈を行った。次に、Echo(商標)アコースティックディスペンサー(Labcyte Inc)を用い、100nLのこの希釈系を384ウェルv底プレート(Greiner Bio−one)に移し、アッセイプレートを作出した。対照列として使用するための第6列と18列には各ウェルに100nLのDMSOを加えた。
アッセイ方法
50mM Tris−Cl pH7.4、10mM MgCl2および0.1%プルロニックF−127(総てSigma−Aldrich)のバッファーに希釈した、10nM H−PGDS酵素、1.1μM COX−2酵素および2mM還元型グルタチオン(Sigma−Aldrich)を含有する5μLの酵素溶液を、Multidrop Combi(登録商標)ディスペンサー(Thermo Fisher Scientific)を用い、第18列以外のプレートの各ウェルに加えた。アッセイプレートの第18列にはH−PGDSを除く5μLの酵素溶液を各ウェルに加え、100%阻害対照ウェルを作出した。
酵素溶液の添加直後に、50mM Tris−Cl pH7.4および10mM MgCl2(総てSigma−Aldrich)のバッファーに希釈した、4μM Hemin(Sigma−Aldrich)を含有する2.5μLの補因子溶液を、Multidrop Combi(登録商標)ディスペンサーを用いて各ウェルに加えた。次に、HPLCグレード水(Sigma−Aldrich)に希釈した、80μMアラキドン酸(Sigma−Aldrich)および1mM水酸化ナトリウム(Sigma−Aldrich)を含有する2.5μLの基質溶液を、Multidrop Combi(登録商標)ディスペンサーを用いて各ウェルに加え、反応を開始させた。
アッセイプレートを、反応の直線相の間(通常1分30秒〜2分、このタイミングは定期的に確認すべきである)、室温でインキュベートした。正確にこの時間の後に、200mMクエン酸(0.1mM NaOH溶液でpH3.0に調整)中、32.5mM SnCl2(Sigma−Aldrich)を含有する、30μLの急冷溶液を、Multidrop Combi(登録商標)ディスペンサー(Thermo Fisher Scientific)を用いて総てのウェルに加えることで反応液を急冷した。SnCl2は、まずHPLC水(Sigma−Aldrich)中、600mM相当の懸濁液として調製し、溶解するまで十分な濃塩酸(Sigma−Aldrich)を少量加えた。分析前にアッセイプレートを1000rpmで5分間遠心分離した。
アッセイプレートは、三連四重極型質量分析計(AB SCIEX)に連結したRapidFire(商標)ハイスループット固相抽出システム(Agilent)を用いて分析し、PGF2αおよびPGD2産物の相対ピーク面積を測定した。ピークはRapidFire(商標)インテグレーターソフトウエアを用いて積分し、その後、基質からPGD2産物への変換百分率を以下に示すように計算した。
変換率%=((PGD2ピーク面積)/(PGD2ピーク面積+PGF2αピーク面積))×100
データは、Activitybaseソフトウエア(IDBS)内で、以下の形式の4パラメーター曲線フィットを用いてさらに解析した。
式中、aは最小値であり、bはHill勾配であり、cはIC50であり、dは最大値である。データは下表3で平均pIC50として示す。
筋肉損傷に対する機能的応答に関するin vivoアッセイ
麻酔下、マウスの右後肢の膝および足部に電動フットプレート/力変換器を装着して拘束した。針電極を上肢、両側の坐骨神経に挿入し、最大筋収縮を惹起するのに十分な電流を流す。四肢を最大刺激下に置きつつフットプレートを移動させて足底筋を伸ばすことによって筋張力が生み出される。これを60回繰り返して下肢の筋肉を疲労させる。次に、麻酔、肢固定および肢刺激を定期的に繰り返し、回復中の肢で最大等尺性力を測定する。各試験条件に対して7〜9個体の動物を試験する。
ビヒクル処置した10〜12週齢の雄C57Bl/6Nマウスにおける伸張性収縮により誘導される筋肉疲労は、損傷24時間後に最大等尺性トルクを有意に低下させ(約35%)、完全な機能回復に約5週間を要した。これに対し、実施例141の化合物の3、10、および30mg/kg BID投与を伸張性収縮刺激の10分前に開始した動物(PO)は、回復速度が加速した。また、実施例141の化合物の3、10および30mg/kg BID投与は、プロトコール開始24時間後の等尺性四肢力により測定したところ、初期の損傷規模も軽減した。図1参照。
本発明の好ましい実施形態が上記により示されるが、本発明は本明細書に開示される厳密な説明に限定されないこと、および以下の特許請求の範囲の範囲内にある総ての改変に対する権利が留保されることが理解されるべきである。