JP6747039B2 - Information processing device, calibration method, and calibration program - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムに関する。 The present invention relates to an information processing device, a calibration method, and a calibration program.
従来、物体に向けてレーザを照射し、反射光が返ってくるまでの時間を測定することにより、物体までの距離を計測するセンサがある。また、センサ内で光学系を回転させて水平方向のスキャニングを行いながら物体までの距離を計測する、いわゆる2D(2次元:2−Dimensions)センサがある。 Conventionally, there is a sensor that measures the distance to an object by irradiating the object with a laser and measuring the time until the reflected light returns. Further, there is a so-called 2D (two-dimensional: 2-Dimensions) sensor that measures a distance to an object while rotating an optical system in the sensor to perform horizontal scanning.
先行技術としては、例えば、レーザレンジファインダのペアから共通に観測される対象物の位置の誤差が最小となるように、センサネットワーク座標系での各レーザレンジファインダの位置および向きを校正する技術がある。 As a prior art, for example, there is a technology for calibrating the position and orientation of each laser range finder in the sensor network coordinate system so that the error of the position of the object commonly observed from the pair of laser range finders is minimized. is there.
しかしながら、従来技術では、2Dセンサを駆動装置により回転させて3D計測を行おうとすると、2Dセンサを駆動装置に取り付ける際の組み立て誤差により、2Dセンサが正規姿勢から傾斜して計測誤差が発生してしまう場合がある。具体的には、2Dセンサが正規姿勢から傾斜していると計測空間に歪みが生じてしまう。このため、2Dセンサの正規姿勢からの傾斜を校正することになるが、どの方向にどの程度傾斜しているのかを人手で判断することが難しく、校正作業に時間や手間がかかる。 However, in the related art, when the 2D sensor is rotated by the driving device to perform the 3D measurement, the assembly error when the 2D sensor is attached to the driving device causes the 2D sensor to be tilted from the normal posture, resulting in a measurement error. It may end up. Specifically, when the 2D sensor is tilted from the normal posture, distortion occurs in the measurement space. Therefore, although the inclination of the 2D sensor from the normal posture is calibrated, it is difficult to manually determine which direction and how much the inclination is, and it takes time and labor for the calibration work.
一つの側面では、本発明は、測定装置の正規姿勢からの傾斜角を算出することを目的とする。 In one aspect, the present invention aims to calculate a tilt angle of a measuring device from a normal posture.
本発明の一態様によれば、回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置が、前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記測定装置のチルト傾斜角を算出する情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムが提案される。 According to an aspect of the present invention, a drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a state in which the drive device is attached to the drive device and moves along a circular orbit around the rotation axis in the pan direction. An information processing device having a measuring device that irradiates light toward an object while scanning in a tilt direction perpendicular to and measures the distance from the device to the object, A distance to the floor surface measured using an effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction, and the floor measured using a redundant range of 180 to 360 degrees in the tilt direction of the range. An information processing apparatus, a calibration method, and a calibration program for calculating the tilt inclination angle of the measuring apparatus based on the difference from the distance to the surface are proposed.
本発明の一側面によれば、測定装置の正規姿勢からの傾斜角を算出することができる。 According to one aspect of the present invention, it is possible to calculate the tilt angle of the measuring device from the normal posture.
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムの実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of an information processing apparatus, a calibration method, and a calibration program according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる情報処理装置100の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置100は、駆動装置101と、測定装置102と、制御装置103と、を有する。情報処理装置100は、例えば、水平床面に設置されて使用される。
(Embodiment)
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating an example of the
駆動装置101は、回転軸110(図1中、z軸に対応)を中心にパン方向d1に回転するモータである。以下の説明では、パン方向d1の回転角(図1中、x軸に対する角度)を「回転角θh(θh=0〜360°(度))」と表記する場合がある。ただし、駆動装置101が初期位置のときの正面方向とx軸方向とが一致しているものとする。
The
測定装置102は、チルト方向d2に走査しながら光(例えば、レーザ)を物体に向けて照射し、反射光を受光するまでの時間を用いて自装置から物体までの距離を測定する2Dセンサである。チルト方向d2は、チルト軸120を中心に回転する方向である。すなわち、測定装置102は、チルト軸120を中心に光学系(例えば、後述の図5に示す発光部511、受光部512等)を回転させながら、図1中の太線矢印で示す方向(照射方向)に光を照射する。
The
情報処理装置100において、測定装置102は、パン方向d1に対してチルト方向d2が垂直となるように駆動装置101に取り付けられる。そして、測定装置102は、回転軸110を中心として円軌道に沿って移動される状態で、チルト方向d2に走査しながら光(以下、「レーザ」という)を物体に向けて照射して物体までの距離を測定する。
In the
この際、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°(0°以上225°未満)、315〜360°」の範囲でレーザを照射する。チルト方向d2に「225〜315°」の範囲は、レーザを照射しない死角部分となる。ただし、チルト方向d2に「180〜360°」の範囲のうち、どの範囲にレーザを照射するかは任意に設定可能であり、例えば、チルト方向d2に「180〜360°」の範囲にレーザを照射することにしてもよい(死角部分なし)。
At this time, the
より詳細に説明すると、例えば、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°、315〜360°」の範囲を1080分割して、1周当たり25[msec]で1080点の計測を行う。測定装置102は、駆動装置101によってパン方向d1に、0°から360°まで0.24°ずつ移動される度に、この計測を行う。
More specifically, for example, the
これにより、2Dセンサである測定装置102を利用して3D計測を行うことができる。3D計測とは、立体的なものの位置や形状をデータ化することである。3D計測によって得られるデータ(3次元モデル)は、例えば、各種シミュレーションやCAD(Computer Aided Design)などのアプリケーションに利用することができる。
Thereby, 3D measurement can be performed using the
制御装置103は、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)を解析するコンピュータである。測定装置102の正規姿勢からのズレは、測定装置102を駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差(あるいは、経年劣化)により生じるものであり、例えば、図2に示すような、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)によって表される。
The
図2は、測定装置102の傾斜角を示す説明図である。図2において、チルト傾斜角φtは、チルト角θvが0°のときのレーザを照射する方向の回転軸110に対する角度を表す。チルト角θvは、回転軸110に対するチルト方向d2の角度である。すなわち、測定装置102の正規姿勢からのズレがなければ、チルト傾斜角φtは0°となる。
FIG. 2 is an explanatory diagram showing the inclination angle of the
また、ロール傾斜角φrは、回転軸110に垂直な面に対するチルト軸120の角度を表す。すなわち、測定装置102の正規姿勢からのズレがなければ、ロール傾斜角φrは0°となる。ところが、測定装置102を駆動装置101により回転させて3D計測を行う場合、図2に示したように、測定装置102が正規姿勢から傾斜していると、計測誤差が発生して計測空間に歪みが生じてしまう。
The roll tilt angle φ r represents the angle of the
ここで、図3を用いて、測定装置102が正規姿勢から傾斜している場合の計測誤差について説明する。
Here, the measurement error when the measuring
図3は、測定装置102が正規姿勢から傾斜している場合の計測誤差を示す説明図である。図3の(3−1)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合を想定する。この場合、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点(レーザが照射されて距離が測定される点)は、(3−1)に示すように、らせん状にずれる。
FIG. 3 is an explanatory diagram showing measurement errors when the measuring
(3−1)において、○印は、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合の計測点を示す。一方、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合の計測点を示す。このように、測定装置102が正規姿勢から傾斜(φt=−5°)しているときの計測点「○印」は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していないときの計測点「●印」に比べて、計測方向へずれることになり、計測誤差が発生する。
In (3-1), ○ mark indicates the measurement point when the tilt inclination angle phi t is "phi t = -5 °." On the other hand, the ● marks indicate measurement points when the measuring
図3の(3−2)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、ロール傾斜角φrが「φr=−5°」である場合を想定する。この場合、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点は、(3−2)に示すように、らせん状にずれる。
In (3-2) of FIG. 3, it is assumed that the roll inclination angle φ r is “φ r =−5°” as the inclination of the measuring
(3−2)において、○印は、ロール傾斜角φrが「φr=−5°」である場合の計測点を示す。一方、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合の計測点を示す。このように、測定装置102が正規姿勢から傾斜(φr=−5°)しているときの計測点「○印」は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していないときの計測点「●印」に比べて、計測方向と垂直方向へずれることになり、計測誤差が発生する。
In (3-2), a circle indicates a measurement point when the roll inclination angle φ r is “φ r =−5°”. On the other hand, the ● marks indicate measurement points when the measuring
したがって、測定装置102を駆動装置101に取り付けて3D計測を行う場合、測定装置102の正規姿勢からの傾斜(ズレ)を校正する必要がある。しかしながら、測定装置102の正規姿勢からの傾斜を人手で判断して校正するには知識やスキルが必要となるとともに時間や手間がかかる。
Therefore, when the
そこで、本実施の形態では、測定装置102の有効範囲外の計測(冗長スキャン)を利用して、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を求めることで、測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正可能にするキャリブレーション方法について説明する。
Therefore, in the present embodiment, the tilt angle (tilt tilt angle φ t , roll tilt angle φ r ) of the measuring
ここで、測定装置102の有効範囲および冗長範囲について説明する。測定装置102は、駆動装置101に取り付けられて回転軸110を中心として円軌道に沿って移動される。したがって、測定装置102がチルト方向d2に0〜180°の範囲を走査(スキャン)すれば、3次元空間全体の3D計測が行えることになる。
Here, the effective range and the redundant range of the measuring
換言すれば、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、チルト方向に180〜360°(180°≦θv<360°)の範囲は、レーザを照射しなくてもよい範囲となる。このため、チルト方向に0〜180°(0°≦θv<180°)の範囲を「有効範囲」と表記し、チルト方向に180〜360°(180°≦θv<360°)の範囲を「冗長範囲」と表記する。
In other words, the range of 180 to 360° (180°≦θ v <360°) in the tilt direction in the range in which the
例えば、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°、315〜360°」の範囲でレーザを照射する。この場合、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、「0〜180°」は有効範囲であり、「180〜225°、315〜360°」は冗長範囲となる。
For example, the measuring
つぎに、図4を用いて、測定装置102が正規姿勢から傾斜している場合の有効範囲の計測点と冗長範囲の計測点について説明する。
Next, the measurement points in the effective range and the measurement points in the redundant range when the measuring
図4は、有効範囲の計測点と冗長範囲の計測点を示す説明図である。図4の(4−1)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合を想定する。この場合、床面までの距離を測定した際の有効範囲の計測点と冗長範囲の計測点は、(4−1)に示すようになる。
FIG. 4 is an explanatory diagram showing measurement points in the effective range and measurement points in the redundant range. In (4-1) of FIG. 4, it is assumed that the tilt inclination angle φ t is “φ t =−5°” as the inclination of the measuring
(4−1)において、○印は、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合に、チルト角θvを有効範囲内の「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の有効範囲の計測点を示す。一方、☆印は、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合に、チルト角θvを冗長範囲内の「θv=200°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の冗長範囲の計測点を示す。 In (4-1), ○ mark, when the tilt angle of inclination phi t is "phi t = -5 °", as "θ v = 160 °" in the scope of the tilt angle theta v, the rotational angle The measurement points in the effective range when the distance to the floor surface is measured at 10° intervals of θ h of 0 to 180° are shown. On the other hand, ☆ mark, when the tilt angle of inclination phi t is "phi t = -5 °", as "θ v = 200 °" in the redundancy range tilt angle theta v, the rotational angle theta h is 0 The measurement points in the redundant range are shown when the distance to the floor is measured at intervals of 10° of 180°.
なお、「θv=200°」は、有効範囲のチルト角θvに対応する冗長範囲のチルト角θvである。すなわち、冗長範囲のチルト角θvは、チルト方向d2の反対方向に有効範囲のチルト角θv(160°)分回転した角度(−160°=200°)となる。また、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合に、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点を示す。
Incidentally, "θ v = 200 °" is the tilt angle theta v redundant range corresponding to the tilt angle theta v scope. That is, the tilt angle θ v in the redundant range is an angle (−160°=200°) rotated by the tilt angle θ v (160°) in the effective range in the direction opposite to the tilt direction d2. Further, the mark ● indicates that the tilt angle θ v is “θ v =160°” and the rotation angle θ h is 0 to 180° at intervals of 10° when the measuring
ここで、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)がなければ、ある回転角θhのときに、有効範囲を用いて測定された床面までの距離Lと、冗長範囲を用いて測定された床面までの距離L’とは一致するはずである。すなわち、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)がなければ、○印および☆印は、●印と一致するはずである。
Here, if there is no deviation (tilt) from the normal posture of the measuring
ところが、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)があれば、チルト傾斜角φtに応じて、有効範囲を用いて測定された床面までの距離Lと、冗長範囲を用いて測定された床面までの距離L’との間に差(ΔL)が生じる。そこで、本実施の形態では、情報処理装置100は、距離Lと距離L’との間に差(ΔL:測距値の差分)に基づいて、チルト傾斜角φtを算出する。
However, if there is a deviation (tilt) from the normal posture of the measuring
図4の(4−2)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、ロール傾斜角φrが「φr=−5°」である場合を想定する。この場合、床面までの距離を測定した際の有効範囲の計測点と冗長範囲の計測点は、(4−2)に示すようになる。
In (4-2) of FIG. 4, it is assumed that the roll inclination angle φ r is “φ r =−5°” as the inclination of the measuring
(4−2)において、○印は、ロール傾斜角φrが「φr=−5°」である場合に、チルト角θvを有効範囲内の「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の有効範囲の計測点を示す。一方、☆印は、ロール傾斜角φrが「φr=−5°」である場合に、チルト角θvを冗長範囲内の「θv=200°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の冗長範囲の計測点を示す。 In (4-2), when the roll tilt angle φ r is “φ r =−5°”, the mark “◯” indicates that the tilt angle θ v is “θ v =160°” within the effective range and the rotation angle is The measurement points in the effective range when the distance to the floor surface is measured at 10° intervals of θ h of 0 to 180° are shown. On the other hand, when the roll inclination angle φ r is “φ r =−5°”, the star mark indicates that the tilt angle θ v is “θ v =200°” within the redundant range and the rotation angle θ h is 0 to 0. The measurement points in the redundant range are shown when the distance to the floor is measured at intervals of 10° of 180°.
なお、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合に、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点を示す。
In addition, the mark ● indicates that the tilt angle θ v is “θ v =160°” and the rotation angle θ h is 0 to 180° at intervals of 10° when the measuring
ここで、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)があれば、図4に示したように、ロール傾斜角φrに応じて、有効範囲の計測点は進行方向に対して角度α分ずれ、冗長方向の計測点は進行方向とは逆方向に角度α分ずれる。したがって、床面に配置された対象物上のある点(特徴点p)までの距離が測定されるまでの時間は、有効範囲では早くなり、冗長範囲では遅れる。
Here, if there is a deviation (inclination) from the normal posture of the measuring
換言すれば、ロール傾斜角φrが大きくなるにつれて、対象物上の特徴点pまでの距離が、有効範囲を用いて測定されたときのパン方向d1の回転角θh1は小さくなり、冗長範囲を用いて測定されたときのパン方向d1の回転角θh2は大きくなる。そこで、本実施の形態では、情報処理装置100は、有効範囲を用いて測定されたときの回転角θh1と、冗長範囲を用いて測定されたときの回転角θh2との差(Δθhp:測距方向の変化)に基づいて、ロール傾斜角φrを算出する。
In other words, as the roll inclination angle φ r increases, the rotation angle θ h1 in the pan direction d1 when the distance to the feature point p on the object is measured using the effective range decreases, and the redundant range The rotation angle θ h2 in the pan direction d1 when measured by using is increased. Therefore, in the present embodiment,
(情報処理装置100のハードウェア構成例)
つぎに、情報処理装置100のハードウェア構成例について説明する。
(Example of hardware configuration of information processing apparatus 100)
Next, a hardware configuration example of the
図5は、情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)501と、メモリ502と、I/F(Interface)503と、駆動装置101と、測定装置102と、を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
FIG. 5 is a block diagram showing a hardware configuration example of the
ここで、CPU501は、情報処理装置100の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
Here, the
I/F503は、有線または無線のネットワークに接続され、ネットワークを介して他のコンピュータ(例えば、利用者のパーソナル・コンピュータ)に接続される。そして、I/F503は、ネットワークと自装置内部とのインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。なお、図1に示した制御装置103は、例えば、CPU501と、メモリ502と、I/F503と、を含む。
The I/
駆動装置101は、図1に示したように、回転軸110を中心にパン方向d1に回転するモータである。測定装置102は、発光部511と、受光部512と、駆動部513と、センサ制御部514と、を含む。発光部511は、レーザを照射する光源であり、例えば、半導体レーザである。受光部512は、反射光を受光する。駆動部513は、チルト軸120(図1参照)を中心にチルト方向d2に発光部511を回転させる。センサ制御部514は、チルト方向d2に走査しながらレーザを物体に向けて照射し、反射光を受光するまでの時間を用いて自装置から物体までの距離を測定する。
As shown in FIG. 1, the driving
なお、情報処理装置100は、上述した構成部のほかに、例えば、ディスクドライブ、ディスク、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
Note that the
(情報処理装置100の機能的構成例)
図6は、情報処理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。図6において、情報処理装置100は、取得部601と、算出部602と、生成部603と、出力部604と、を含む構成である。取得部601〜出力部604は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図5に示したメモリ502に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、または、I/F503により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ502に記憶される。
(Example of functional configuration of information processing apparatus 100)
FIG. 6 is a block diagram showing a functional configuration example of the
取得部601は、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、チルト方向d2に0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、チルト方向d2に180〜360度の冗長範囲を用いて測定された床面までの距離とを取得する。
The
具体的には、例えば、取得部601は、パン方向d1の回転角θhと、チルト方向d2のチルト角θvと、測距値とを対応付けて表すレンジデータを取得する。ただし、θhを「θh=0〜360°」とし、Δθhを「Δθh=0.24°/step」とする。また、θvを「θv=0〜225°、315〜360°」とし、Δθvを「Δθv=0.25°/step」とする。測距値は、パン方向d1の回転角が「θh」、チルト方向d2のチルト角が「θv」のときに測定された物体(床面や対象物)までの距離(単位:mm)である。
Specifically, for example, the
以下の説明では、パン方向d1の回転角が「θh」、チルト方向d2のチルト角が有効範囲内の「θv」のときの測距値を「測距値L」と表記する場合がある。また、パン方向d1の回転角が「θh」、チルト方向d2のチルト角が冗長範囲内の「−θv」のときの測距値を「L’」と表記する場合がある。なお、チルト角「−θv」は、有効範囲のチルト角θvに対応する冗長範囲のチルト角である。 In the following description, the distance measurement value when the rotation angle in the pan direction d1 is “θ h ” and the tilt angle in the tilt direction d2 is “θ v ” within the valid range may be referred to as “distance measurement value L”. is there. Further, the distance measurement value when the rotation angle in the pan direction d1 is “θ h ” and the tilt angle in the tilt direction d2 is “−θ v ” within the redundant range may be expressed as “L′”. The tilt angle “−θ v ”is a tilt angle in the redundant range corresponding to the tilt angle θ v in the effective range.
算出部602は、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、冗長範囲を用いて測定された床面までの距離との差に基づいて、チルト傾斜角φtを算出する。具体的には、例えば、算出部602は、測距値Lと測距値L’との差ΔL(=L−L’)に基づいて、チルト傾斜角φtを算出する。
The
ここで、図7を用いて、測距値Lと測距値L’との差ΔLとチルト傾斜角φtとの関係について説明する。 Here, the relationship between the difference ΔL between the distance measurement value L and the distance measurement value L′ and the tilt inclination angle φ t will be described with reference to FIG. 7.
図7は、測距値の差ΔLとチルト傾斜角φtとの関係を示す説明図である。図7において、ある回転角θhのときに測定された床面までの距離を表す測距値Lと測距値L’とが示されている。この場合、測距値L,L’とチルト角θvとの関係は、下記式(1)によって表される。また、測距値Lと測距値L’との差ΔLとチルト傾斜角φtとの関係は、下記式(2)によって表される。 FIG. 7 is an explanatory diagram showing the relationship between the distance measurement value difference ΔL and the tilt inclination angle φ t . In FIG. 7, a distance measurement value L and a distance measurement value L′ representing the distance to the floor surface measured at a certain rotation angle θ h are shown. In this case, the relationship between the distance measurement values L and L′ and the tilt angle θ v is expressed by the following equation (1). Further, the relationship between the difference ΔL between the distance measurement value L and the distance measurement value L′ and the tilt inclination angle φ t is expressed by the following equation (2).
このため、算出部602は、例えば、下記式(3)を用いて、チルト傾斜角φtを算出することができる。なお、ΔLは、例えば、測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)の平均値から測距値L’の平均値を減算することにより得られる。
Therefore, the
図6の説明に戻り、算出部602は、回転角θh1と回転角θh2との差Δθhpに基づいて、ロール傾斜角φrを算出する。回転角θh1は、有効範囲を用いて床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときのパン方向d1の回転角である。回転角θh2は、冗長範囲を用いて対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときのパン方向d1の回転角である。対象物Tは、床面に配置される任意の物体(例えば、板状の物体)である。
Returning to the explanation of FIG. 6, the
ここで、図8を用いて、床面に対象物Tを配置して物体までの距離を計測した場合の測距値L,L’について説明する。 Here, the distance measurement values L and L'when the object T is placed on the floor and the distance to the object is measured will be described with reference to FIG.
図8は、測距値L,L’の具体例を示す説明図である。図8において、レンジデータ群810は、回転角θhを0.24°間隔で変化させて測定された物体(床面または対象物T)までの測距値L(回転角:θh、チルト角:θv)を示す。また、レンジデータ群820は、回転角θhを0.24°間隔で変化させて測定された物体(床面または対象物T)までの測距値L’(回転角:θh、チルト角:−θv)を示す。
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a specific example of the distance measurement values L and L'. In FIG. 8, a
ただし、算出部602によって算出されたチルト傾斜角φtが「φt≠0」の場合は、チルト角θv,−θvは、チルト傾斜角φtを考慮した角度となる。例えば、チルト傾斜角φtが「φt=3°」の場合、チルト傾斜角φtを考慮したチルト角θvは「θv=θv−3」となる。
However, when the tilt inclination angle φ t calculated by the
具体的には、例えば、算出部602は、レンジデータ群810を参照して、直前の測距値Lとの変化量が閾値以上となるときの回転角θhを、床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの距離(測距値Lp)が測定されたときの回転角θh1として特定する。閾値は、任意に設定可能であり、例えば、対象物Tの高さが100[mm]であれば、50[mm]程度の値に設定される。
Specifically, for example, the
また、算出部602は、レンジデータ群820を参照して、直前の測距値L’との変化量が閾値以上となるときの回転角θhを、床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの距離(測距値L’p)が測定されたときの回転角θh2として特定する。これにより、有効範囲および冗長範囲それぞれを用いて対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときの回転角θh1と回転角θh2との差Δθhpを求めることができる。
Further, the
つぎに、図9を用いて、回転角θh1と回転角θh2との差Δθhpと、ロール傾斜角φrとの関係について説明する。 Next, the relationship between the roll inclination angle φ r and the difference Δθ hp between the rotation angle θ h1 and the rotation angle θ h2 will be described with reference to FIG. 9.
図9は、回転角の差Δθhpとロール傾斜角φrとの関係を示す説明図である。図9において、床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの測距値Lp,L’p(Lp=L’p)が測定されたときの回転角θh1,θh2が示されている。なお、Dは、回転軸110から測定装置102の中心までの最短距離を表すオフセット値である(図1参照)。
FIG. 9 is an explanatory diagram showing the relationship between the rotation angle difference Δθ hp and the roll inclination angle φ r . In FIG. 9, the rotation angles θ h1 and θ h2 when the distance measurement values L p and L′ p (L p =L′ p ) to the feature point p of the object T placed on the floor are measured. It is shown. Note that D is an offset value that represents the shortest distance from the
この場合、符号910の部分について、下記式(4)が成り立つ。また、下記式(5)から、下記式(6)が導出される。そして、下記式(4)および(6)から、下記式(7)が導出される。このため、算出部602は、例えば、下記式(7)を用いて、ロール傾斜角φrを算出することができる。
In this case, the following expression (4) is established for the part denoted by
図6の説明に戻り、生成部603は、算出されたチルト傾斜角φtとロール傾斜角φrとに基づいて、3次元モデルPを生成する。ここで、3次元モデルPは、情報処理装置100の周囲環境を表す3次元モデルであり、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの計測点の3次元座標群を含む情報である。計測点は、測定装置102によって距離(測距値L)が測定された点である。
Returning to the description of FIG. 6, the
ここで、測定装置102の正規姿勢からの傾斜がない場合の計測点の3次元座標Mcは、下記式(8)を用いて表すことができる。ただし、MSは、センサ座標系における計測点の位置を示す3次元座標である。センサ座標系は、測定装置102の中心(例えば、光学中心)を原点とする、不図示のXS軸とYS軸とZS軸とからなる直交座標系である(XS=0)。Rzは、Z軸周りの回転行列である。Lは、測距値である。θh,θvは、距離(測距値L)が測定されたときの水平インデックス(回転角)、垂直インデックス(チルト角)である。tは、並進を表す。Dは、回転軸110から測定装置102の中心までの最短距離を表すオフセット値である(例えば、図1参照)。
Here, the three-dimensional coordinates M c of the measurement point when the measuring
そして、測定装置102の正規姿勢からの傾斜がある場合の計測点の3次元座標Mcは、下記式(9)を用いて表すことができる。ただし、Rx,Ryは、それぞれX,Y軸周りの回転行列である。φt,は、測定装置102のチルト傾斜角である。φrは、測定装置102のロール傾斜角である。
Then, the three-dimensional coordinates M c of the measurement point when the measuring
このため、生成部603は、例えば、全周(0°≦θh<360°、0°≦θv<360°(ただし、死角部分を除く))のレンジデータ群に基づいて、上記式(9)を用いて、測定装置102の傾斜角(φt,φr)を考慮した各計測点の3次元座標Mcを算出することにより、3次元モデルPを生成することができる。各レンジデータL(θh,θv)は、パン方向d1の回転角が「θh」、チルト方向d2のチルト角が「θv」のときの測距値Lを示す情報である。
Therefore, the
なお、ここでは、測定装置102のチルト傾斜角φtおよびロール傾斜角φrの両方を考慮して、計測点の3次元座標Mcを算出することにしたが、これに限らない。例えば、生成部603は、チルト傾斜角φtおよびロール傾斜角φrのいずれか一方の傾斜角を考慮して、計測点の3次元座標Mcを算出することにしてもよい。
Note that here, the three-dimensional coordinate M c of the measurement point is calculated in consideration of both the tilt inclination angle φ t and the roll inclination angle φ r of the measuring
出力部604は、生成された3次元モデルPを出力する。出力部604の出力形式としては、例えば、I/F503による外部のコンピュータへの送信、メモリ502への記憶、不図示のディスプレイへの表示、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。
The output unit 604 outputs the generated three-dimensional model P. The output format of the output unit 604 includes, for example, transmission to an external computer by the I/
(測距値L,L’の補正)
上述した説明では、駆動装置101の回転軸110が床面に対して垂直である、すなわち、駆動装置101の回転面が水平面に平行であることを想定している。ところが、情報処理装置100を床面(水平床面)に設置する際に、水平器などを用いて、回転軸110が床面に垂直となるように人手で調整しようとしても、実環境で精度よく合わせることは難しく誤差が生じる場合がある。
(Correction of distance measurement values L and L')
In the above description, it is assumed that the
図10は、床面が傾斜している場合の測距値L,L’の具体例を示す説明図である。図10において、駆動装置101の回転軸110に対する実床面1010と仮想床面1020とが示されている。実床面1010は、情報処理装置100が設置された実際の床面を表しており、回転軸110に対して垂直となっていない。仮想床面1020は、回転軸110に対して垂直な仮想的な床面を表している。
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a specific example of the distance measurement values L and L'when the floor surface is inclined. In FIG. 10, an
実床面1010の場合は、回転軸110に対して垂直となっていないため、測距値L(または、測距値L’)の計測点の軌跡1011は楕円形となる。このため、回転角θhを変化させて測定された実床面1010までの測距値L(回転角:θh、チルト角:θv)は、グラフ1012が示すように、サインカーブを描くように変化する。
In the case of the
一方、仮想床面1020の場合には、回転軸110に対して垂直なため、測距値L(または、測距値L’)の計測点の軌跡1021は円形となる。このため、回転角θhを変化させて測定された仮想床面1020までの測距値L(回転角:θh、チルト角:θv)は、グラフ1022に示すように、一定(実際は誤差等により微少に変化)となる。
On the other hand, in the case of the
そこで、駆動装置101の回転軸110に対して床面が傾斜していると仮定して、床面の傾斜角に基づいて、測距値L,L’を補正することにしてもよい。具体的には、例えば、算出部602は、床面までの測距値L(または、測距値L’)のうちの最大測距値Lmaxと最小測距値Lminとから床面の傾斜角φGを求め、測距値L(または、測距値L’)を補正する。
Therefore, assuming that the floor surface is inclined with respect to the
ここで、図11を用いて、最大測距値Lmaxと最小測距値Lminと傾斜角φGとの関係について説明する。 Here, the relationship between the maximum distance measurement value L max , the minimum distance measurement value L min, and the inclination angle φ G will be described with reference to FIG. 11.
図11は、最大測距値Lmaxと最小測距値Lminと傾斜角φGとの関係を示す説明図である。図11において、床面の傾斜角が「φG」である場合の最大測距値Lmaxと最小測距値Lminとが示されている。θvは、測距方向(チルト角)である。 FIG. 11 is an explanatory diagram showing the relationship between the maximum distance measurement value L max , the minimum distance measurement value L min, and the inclination angle φ G. In FIG. 11, the maximum distance measurement value L max and the minimum distance measurement value L min when the inclination angle of the floor surface is “φ G ”are shown. θ v is the distance measuring direction (tilt angle).
この場合、傾斜角φGは、下記式(10)で表される最大測距値Lmaxと最小測距値Lminとの関係から、下記式(11)を用いて表すことができる。このため、算出部602は、例えば、下記式(11)を用いて、測距方向θv、最大測距値Lmaxおよび最小測距値Lminに基づいて、傾斜角φGを算出することができる。
In this case, the inclination angle φ G can be expressed by the following expression (11) from the relationship between the maximum distance measurement value L max and the minimum distance measurement value L min expressed by the following expression (10). Therefore, the
そして、算出部602は、例えば、レンジデータ群1101に示すような測距値L(実測値)を、図11中点線で示すようなサインカーブで近似して(近似式:La+Lave)、測距値Lを平均化するように補正する。
Then, calculating
具体的には、例えば、算出部602は、下記式(12)を用いて、補正後の測距値Lを定義する。そして、算出部602は、下記式(13)および(14)を用いて、床面の傾斜角φGに基づいて、測距値L(回転角:θh、チルト角:θv)を補正する。ただし、θhGは、床面の傾斜方向を表す角度であり、測距値Lが最大測距値Lmaxのときの回転角θhである。
Specifically, for example, the
これにより、レンジデータ群1102に示すように、床面の傾斜(傾斜角φG)に応じて、測距値L(回転角:θh、チルト角:θv)を補正することができる。また、測距値L’についても、測距値Lと同様に、最大測距値L’maxと最小測距値L’minとから得られる床面の傾斜(傾斜角φG)に応じて補正することができる。
Thereby, as shown in the
(情報処理装置100のキャリブレーション処理手順)
つぎに、図12を用いて、情報処理装置100のキャリブレーション処理手順について説明する。キャリブレーション処理は、情報処理装置100を床面(水平床面)に設置して実行される。
(Calibration procedure of information processing apparatus 100)
Next, a calibration processing procedure of the
図12および図13は、情報処理装置100のキャリブレーション処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、測距方向θvを固定し、回転角θhを0〜360°として床面までの距離を測定することにより、測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)を示す第1のレンジデータ群を取得する(ステップS1201)。なお、θvは、135〜180°のいずれかの角度である。
12 and 13 are flowcharts showing an example of the calibration processing procedure of the
つぎに、情報処理装置100は、測距方向(−θv)を固定し、回転角θhを0〜360°として床面までの距離を測定することにより、測距値L’(θh:0〜360°、−θv:固定)を示す第2のレンジデータ群を取得する(ステップS1202)。
Next, the
そして、情報処理装置100は、回転軸110に対して床面が傾斜していると仮定して、測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)を補正する第1の補正処理を実行する(ステップS1203)。なお、第1の補正処理の具体的な処理手順については、図14を用いて後述する。
Then, the
また、情報処理装置100は、回転軸110に対して床面が傾斜していると仮定して、測距値L’(θh:0〜360°、−θv:固定)を補正する第2の補正処理を実行する(ステップS1204)。なお、第2の補正処理の具体的な処理手順については、第1の補正処理と同様のため説明を省略する。
Further, the
つぎに、情報処理装置100は、補正後の測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)と、補正後の測距値L’(θh:0〜360°、−θv:固定)とに基づいて、測距値L,L’の差ΔLを算出する(ステップS1205)。具体的には、例えば、情報処理装置100、補正後の測距値Lの平均値から補正後の測距値L’の平均値を減算することにより、測距値L,L’の差ΔLを算出する。
The
そして、情報処理装置100は、上記式(3)を用いて、算出した測距値L,L’の差ΔLに基づいて、チルト傾斜角φtを算出して(ステップS1206)、図13に示すステップS1301に移行する。
Then, the
図13のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、測距方向θvを固定し、回転角θhを0〜360°として、対象物Tが配置された床面までの距離を測定することにより、測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)を示す第3のレンジデータ群を取得する(ステップS1301)。
In the flowchart of FIG. 13, first, the
また、情報処理装置100は、測距方向(−θv)を固定し、回転角θhを0〜360°として、対象物Tが配置された床面までの距離を測定することにより、測距値L’(θh:0〜360°、−θv:固定)を示す第4のレンジデータ群を取得する(ステップS1302)。
Further, the
なお、チルト傾斜角φtが「φt≠0」の場合は、測距方向(チルト角)θv,−θvは、チルト傾斜角φtを考慮した角度となる。 In the case tilt inclination angle phi t is "phi t ≠ 0", the distance measurement direction (tilt angle) theta v, - [theta] v is an angle in consideration of the tilt angle of inclination phi t.
そして、情報処理装置100は、第3のレンジデータ群を参照して、直前の測距値Lとの変化量が閾値以上となるときの回転角θhを、床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときの回転角θh1として特定する(ステップS1303)。
Then, the
つぎに、情報処理装置100は、第4のレンジデータ群を参照して、直前の測距値L’との変化量が閾値以上となるときの回転角θhを、床面に配置された対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときの回転角θh2として特定する(ステップS1304)。
Next, the
つぎに、情報処理装置100は、算出した回転角θh1と回転角θh2との差ΔθhPを算出する(ステップS1305)。そして、情報処理装置100は、上記式(7)を用いて、算出した差Δθhpに基づいて、ロール傾斜角φrを算出する(ステップS1306)。
The
つぎに、情報処理装置100は、算出したチルト傾斜角φtとロール傾斜角φrとに基づいて、3次元モデルPを生成するモデル生成処理を実行する(ステップS1307)。なお、モデル生成処理の具体的な処理手順については、図15を用いて後述する。
Next, the
そして、情報処理装置100は、生成した3次元モデルPを出力して(ステップS1308)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
Then, the
これにより、駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差により生じる測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正することができる。
As a result, it is possible to automatically calibrate the measurement error due to the inclination of the measuring
・第1の補正処理の具体的な処理手順
つぎに、図14を用いて、図12に示したステップS1203の第1の補正処理の具体的な処理手順について説明する。
Specific Processing Procedure of First Correction Processing Next, a specific processing procedure of the first correction processing of step S1203 shown in FIG. 12 will be described with reference to FIG.
図14は、第1の補正処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図14において、まず、情報処理装置100は、第1のレンジデータ群を参照して、最大測距値Lmax、最小測距値Lminおよび傾斜方向θhGを特定する(ステップS1401)。
FIG. 14 is a flowchart showing an example of a specific processing procedure of the first correction processing. In FIG. 14, first, the
つぎに、情報処理装置100は、上記式(11)を用いて、測距方向θv、最大測距値Lmaxおよび最小測距値Lminに基づいて、床面の傾斜角φGを算出する(ステップS1402)。そして、情報処理装置100は、上記式(12)〜(14)を用いて、算出した床面の傾斜角φGに基づいて、測距値L(θh:0〜360°、θv:固定)を補正して(ステップS1403)、第1の補正処理を呼び出したステップに戻る。
Next, the
これにより、床面の傾斜(傾斜角φG)に応じて、測距値Lを補正することができる。 As a result, the distance measurement value L can be corrected according to the inclination of the floor surface (inclination angle φ G ).
・モデル生成処理の具体的な処理手順
つぎに、図15を用いて、図13に示したステップS1307のモデル生成処理の具体的な処理手順について説明する。
-Specific processing procedure of model generation processing Next, a specific processing procedure of the model generation processing in step S1307 shown in Fig. 13 will be described with reference to Fig. 15.
図15は、モデル生成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、全周(0°≦θh<360°、0°≦θv<360°(ただし、死角部分は除く))のレンジデータ群を取得する(ステップS1501)。
FIG. 15 is a flowchart showing an example of a specific processing procedure of model generation processing. In the flowchart of FIG. 15, first, the
そして、情報処理装置100は、水平インデックス(回転角):θhを「0」とし、3次元モデルPを{}とする(ステップS1502)。つぎに、情報処理装置100は、垂直インデックス(チルト角):θvを「0」とする(ステップS1503)。
Then, the
そして、情報処理装置100は、上記式(9)を用いて、レンジデータL(θh,θv)とチルト傾斜角φtとロール傾斜角φrとに基づいて、3次元座標Mcを算出する(ステップS1504)。つぎに、情報処理装置100は、算出した3次元座標Mcを3次元モデルP{}に追加する(ステップS1505)。
Then, the
つぎに、情報処理装置100は、垂直インデックス:θvを「θv+Δθv」として(ステップS1506)、垂直インデックス:θvが180°よりも大きくなったか否かを判断する(ステップS1507)。ただし,Δθvは,垂直インデックス:θvにおける増分である。ここで、垂直インデックス:θvが180°以下の場合(ステップS1507:No)、情報処理装置100は、ステップS1504に戻る。
Next, the
一方、垂直インデックス:θvが180°より大きい場合(ステップS1507:Yes)、情報処理装置100は、水平インデックス:θhを「θh+Δθh」として(ステップS1508)、水平インデックス:θhが360°以上となったか否かを判断する(ステップS1509)。ただし,Δθhは,水平インデックス:θhにおける増分である。
On the other hand, when the vertical index: θ v is larger than 180° (step S1507: Yes), the
ここで、水平インデックス:θhが360°未満の場合(ステップS1509:No)、情報処理装置100は、ステップS1503に戻る。一方、水平インデックス:θhが360°以上の場合(ステップS1509:Yes)、情報処理装置100は、モデル生成処理を呼び出したステップに戻る。
Here, when the horizontal index: θ h is less than 360° (step S1509: No), the
これにより、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの各計測点の3次元座標Mcを含む3次元モデルPを生成することができる。
As a result, it is possible to generate the three-dimensional model P including the three-dimensional coordinates M c of each calibrated measurement point that reflects the tilt angle (tilt tilt angle φ t , roll tilt angle φ r ) of the measuring
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置100によれば、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、有効範囲を用いて測定された床面までの測距値Lと、冗長範囲を用いて測定された床面までの測距値L’との差ΔLに基づいて、チルト傾斜角φtを算出することができる。
As described above, according to the
これにより、測定装置102を駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差により生じる、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)を表すチルト傾斜角φtを特定して、測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正することが可能となる。
As a result, a tilt tilt angle φ t , which represents a deviation (tilt) from the normal posture of the measuring
また、情報処理装置100によれば、有効範囲を用いて対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときの回転角θh1と、冗長範囲を用いて対象物Tの特徴点pまでの距離が測定されたときの回転角θh2との差Δθhpに基づいて、ロール傾斜角φrを算出することができる。
Further, according to the
これにより、測定装置102を駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差により生じる測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)を表すロール傾斜角φrを特定して、測定装置102の正規姿勢からの傾斜を自動校正することが可能となる。
Accordingly, the roll inclination angle φ r , which represents the deviation (tilt) from the normal posture of the measuring
一例として、測定装置102のロール傾斜角φrが「φr=0.97°」の状態から、測定装置102の下にスペーサを入れて、ロール傾斜角φrを「−3.85°」変化させた場合を想定する。この場合、情報処理装置100により「φr=−2.75°」が得られた。これは、スペーサを入れる前の「φr=0.97°」の状態から「−3.72°」となっており、誤差が僅か「0.13°」で精度よくロール傾斜角φrを求めることができていることがわかる。
As an example, when the roll inclination angle φ r of the measuring
また、情報処理装置100によれば、有効範囲を用いて測定された床面までの測距値Lのうちの最大測距値Lmaxと最小測距値Lminから得られる床面の傾斜角φGに基づいて、測距値Lを補正することができる。同様に、情報処理装置100によれば、冗長範囲を用いて測定された床面までの測距値L’のうちの最大測距値L’maxと最小測距値L’minから得られる床面の傾斜角φGに基づいて、測距値L’を補正することができる。そして、情報処理装置100によれば、補正後の測距値Lと、補正後の測距値L’との差ΔLに基づいて、チルト傾斜角φtを算出することができる。
Further, according to the
これにより、床面に対して回転軸110が垂直となっていない場合、床面の傾斜(傾斜角φG)に応じて、測距値L,L’を補正してチルト傾斜角φtを導出することができ、ひいては、3D計測の精度を向上させることができる。
As a result, when the
また、情報処理装置100によれば、算出したチルト傾斜角φtとロール傾斜角φrとに基づいて、測定装置102によって距離が測定された各計測点の3次元座標Mcを含む3次元モデルPを生成して出力することができる。これにより、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの計測点の3次元座標群を含む3次元モデルPを生成することができる。
Further, according to the
なお、本実施の形態で説明したキャリブレーション方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本キャリブレーションプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本キャリブレーションプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。 The calibration method described in the present embodiment can be realized by executing a prepared program on a computer such as a personal computer or a workstation. The calibration program is recorded in a computer-readable recording medium such as a hard disk, a flexible disk, a CD-ROM, an MO (Magneto-Optical disk), a DVD (Digital Versatile Disk), or a USB (Universal Serial Bus) memory. It is executed by being read from the recording medium by the computer. The calibration program may be distributed via a network such as the Internet.
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。 Regarding the above-described embodiment, the following additional notes are further disclosed.
(付記1)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、
前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、
前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記測定装置のチルト傾斜角を算出する制御装置と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(Supplementary Note 1) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis,
The object is radiated toward an object while scanning in a tilt direction perpendicular to the pan direction while being attached to the drive device and moved along a circular orbit about the rotation axis, and the object is emitted from the device itself. A measuring device that measures the distance to
The distance to the floor surface measured using an effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction in the range in which the measuring device emits light, and 180 to 360 degrees in the tilt direction in the range. A control device that calculates a tilt inclination angle of the measurement device based on a difference with a distance to the floor surface measured using a redundant range,
An information processing device comprising:
(付記2)前記制御装置は、
前記有効範囲を用いて前記床面に配置された対象物の特徴点までの距離が測定されたときの前記パン方向の回転角と、前記冗長範囲を用いて前記対象物の特徴点までの距離が測定されたときの前記パン方向の回転角との差に基づいて、前記測定装置のロール傾斜角を算出する、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 2) The control device is
The rotation angle in the pan direction when the distance to the characteristic point of the object arranged on the floor is measured using the effective range, and the distance to the characteristic point of the object using the redundant range. The information processing apparatus according to appendix 1, wherein the roll inclination angle of the measuring device is calculated based on a difference from the rotation angle in the pan direction when is measured.
(付記3)前記制御装置は、
前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの距離のうちの最大値と最小値から得られる前記床面の傾斜角に基づいて、前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの距離を補正し、
前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離のうちの最大値と最小値から得られる前記床面の傾斜角に基づいて、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離を補正し、
前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの補正後の距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの補正後の距離との差に基づいて、前記チルト傾斜角を算出する、ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 3) The control device is
Based on the inclination angle of the floor surface obtained from the maximum value and the minimum value of the distance to the floor surface measured using the effective range, to the floor surface measured using the effective range Correct the distance,
Based on the inclination angle of the floor surface obtained from the maximum value and the minimum value of the distance to the floor surface measured using the redundant range, to the floor surface measured using the redundant range Correct the distance,
Based on the difference between the corrected distance to the floor surface measured using the effective range and the corrected distance to the floor surface measured using the redundant range, the tilt tilt angle is set to The information processing apparatus according to appendix 2, which is calculated.
(付記4)前記制御装置は、
算出した前記チルト傾斜角と前記ロール傾斜角とに基づいて、前記測定装置によって距離が測定された各点の3次元座標を含む3次元モデルを生成し、
生成した前記3次元モデルを出力する、ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 4) The control device is
A three-dimensional model including three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured by the measuring device is generated based on the calculated tilt inclination angle and the roll inclination angle,
The information processing apparatus according to appendix 3, wherein the generated three-dimensional model is output.
(付記5)前記チルト傾斜角は、前記チルト方向に0度のときに光を照射する方向の前記回転軸に対する角度を表す、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。 (Supplementary note 5) The information processing apparatus according to Supplementary note 1, wherein the tilt tilt angle represents an angle with respect to the rotation axis in a direction of irradiating light when the tilt direction is 0 degrees.
(付記6)前記チルト方向は、チルト軸を中心に回転する方向であり、
前記ロール傾斜角は、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を表す、ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 6) The tilt direction is a direction in which the tilt axis rotates.
The information processing apparatus according to appendix 2, wherein the roll inclination angle represents an angle of the tilt axis with respect to a plane perpendicular to the rotation axis.
(付記7)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置のコンピュータが、
前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離とを取得し、
前記有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記測定装置のチルト傾斜角を算出する、
処理を実行することを特徴とするキャリブレーション方法。
(Supplementary Note 7) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a tilt direction that is perpendicular to the pan direction in a state where the drive device is attached to the drive device and moves along a circular orbit around the rotation axis. A computer of an information processing device having a measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating the object with light while scanning the
The distance to the floor surface measured using an effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction in the range in which the measuring device emits light, and 180 to 360 degrees in the tilt direction in the range. Obtaining the distance to the floor surface measured using the redundant range,
Based on the difference between the distance to the floor surface measured using the effective range and the distance to the floor surface measured using the redundant range, calculate the tilt inclination angle of the measuring device,
A calibration method characterized by executing processing.
(付記8)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置のコンピュータに、
前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離とを取得し、
前記有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記測定装置のチルト傾斜角を算出する、
処理を実行させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。
(Supplementary note 8) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a tilt direction that is perpendicular to the pan direction in a state where the drive device is attached to the drive device and moves along a circular path around the rotation axis. A computer of an information processing device having a measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating light toward the object while scanning the
The distance to the floor surface measured using an effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction in the range in which the measuring device emits light, and 180 to 360 degrees in the tilt direction in the range. Obtaining the distance to the floor surface measured using the redundant range,
Based on the difference between the distance to the floor surface measured using the effective range and the distance to the floor surface measured using the redundant range, calculate the tilt inclination angle of the measuring device,
A calibration program that executes processing.
100 情報処理装置
101 駆動装置
102 測定装置
103 制御装置
110 回転軸
120 チルト軸
500 バス
501 CPU
502 メモリ
503 I/F
511 発光部
512 受光部
513 駆動部
514 センサ制御部
601 取得部
602 算出部
603 生成部
604 出力部
100
502 Memory 503 I/F
511
Claims (6)
前記回転軸に対してチルト軸が垂直となるように前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記チルト軸を中心に回転する光学系により、前記チルト軸を中心に回転する方向であるチルト方向に走査しながらレーザを物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、
前記測定装置がレーザを照射する範囲のうちの前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト角が180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記チルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角を算出する制御装置と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 A drive device that rotates in the pan direction around the rotation axis,
An optical system that rotates about the tilt axis in a state where it is attached to the drive device so that the tilt axis is perpendicular to the rotation axis and is moved along a circular orbit about the rotation axis , A measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating a laser with an object while scanning in a tilt direction that is a direction of rotation around the tilt axis .
The distance to the floor surface measured using an effective range in which the tilt angle, which is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis in the range in which the measuring device irradiates the laser , is 0 to 180 degrees; Based on the difference between the tilt angle and the distance to the floor surface measured using a redundant range of 180 to 360 degrees, the rotation axis in the laser irradiation direction when the tilt angle is 0 degrees A control device for calculating a tilt tilt angle of the measuring device indicating an angle with respect to
An information processing device comprising:
前記有効範囲を用いて前記床面に配置された対象物の特徴点までの距離が測定されたときの前記パン方向の回転角と、前記冗長範囲を用いて前記対象物の特徴点までの距離が測定されたときの前記パン方向の回転角との差に基づいて、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を示す前記測定装置のロール傾斜角を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 The control device is
The rotation angle in the pan direction when the distance to the characteristic point of the object arranged on the floor is measured using the effective range, and the distance to the characteristic point of the object using the redundant range. Is calculated based on the difference from the rotation angle in the pan direction when the roll angle of the measuring device indicating the angle of the tilt axis with respect to the plane perpendicular to the rotation axis is calculated. The information processing apparatus according to claim 1.
前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの距離のうちの最大値と最小値から得られる前記床面の傾斜角に基づいて、前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの距離を補正し、
前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離のうちの最大値と最小値から得られる前記床面の傾斜角に基づいて、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離を補正し、
前記有効範囲を用いて測定された前記床面までの補正後の距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの補正後の距離との差に基づいて、前記チルト傾斜角を算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 The control device is
Based on the inclination angle of the floor surface obtained from the maximum value and the minimum value of the distance to the floor surface measured using the effective range, to the floor surface measured using the effective range Correct the distance,
Based on the inclination angle of the floor surface obtained from the maximum value and the minimum value of the distance to the floor surface measured using the redundant range, to the floor surface measured using the redundant range Correct the distance,
Based on the difference between the corrected distance to the floor surface measured using the effective range and the corrected distance to the floor surface measured using the redundant range, the tilt tilt angle is set to It calculates, The information processing apparatus of Claim 2 characterized by the above-mentioned.
算出した前記チルト傾斜角と前記ロール傾斜角とに基づいて、前記測定装置によって距離が測定された各点の3次元座標を含む3次元モデルを生成し、
生成した前記3次元モデルを出力する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 The control device is
A three-dimensional model including three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured by the measuring device is generated based on the calculated tilt inclination angle and the roll inclination angle,
The information processing apparatus according to claim 3, wherein the generated three-dimensional model is output.
前記測定装置がレーザを照射する範囲のうちの前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト角が180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離とを取得し、
前記有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記チルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角を算出する、
処理を実行することを特徴とするキャリブレーション方法。 A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a state in which the drive device is attached to the drive device so that a tilt axis is perpendicular to the rotation axis and is moved along a circular path around the rotation axis. Then, the optical system that rotates about the tilt axis measures the distance from the device to the object by irradiating the object with a laser while scanning in the tilt direction that is the direction of rotation about the tilt axis. And a computer of an information processing device having
The distance to the floor surface measured using an effective range in which the tilt angle, which is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis in the range in which the measuring device irradiates the laser , is 0 to 180 degrees; And a distance to the floor surface measured using a redundant range in which the tilt angle is 180 to 360 degrees,
Laser irradiation when the tilt angle is 0 degree is based on the difference between the distance to the floor surface measured using the effective range and the distance to the floor surface measured using the redundant range. Calculating a tilt tilt angle of the measuring device indicating an angle of the direction of rotation with respect to the rotation axis ,
A calibration method characterized by executing processing.
前記測定装置がレーザを照射する範囲のうちの前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0〜180度の有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記範囲のうちの前記チルト角が180〜360度の冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離とを取得し、
前記有効範囲を用いて測定された床面までの距離と、前記冗長範囲を用いて測定された前記床面までの距離との差に基づいて、前記チルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角を算出する、
処理を実行させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。 A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a state in which the drive device is attached to the drive device so that a tilt axis is perpendicular to the rotation axis and is moved along a circular path around the rotation axis. Then, the optical system that rotates about the tilt axis measures the distance from the device to the object by irradiating the object with a laser while scanning in the tilt direction that is the direction of rotation about the tilt axis. A computer of an information processing device having
The distance to the floor surface measured using an effective range in which the tilt angle, which is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis in the range in which the measuring device irradiates the laser , is 0 to 180 degrees; And a distance to the floor surface measured using a redundant range of the tilt angle of 180 to 360 degrees,
Laser irradiation when the tilt angle is 0 degree is based on the difference between the distance to the floor surface measured using the effective range and the distance to the floor surface measured using the redundant range. Calculating a tilt tilt angle of the measuring device indicating an angle of the direction of rotation with respect to the rotation axis ,
A calibration program that executes processing.
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