JP6672060B2 - 積層剥離容器 - Google Patents
積層剥離容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6672060B2 JP6672060B2 JP2016090516A JP2016090516A JP6672060B2 JP 6672060 B2 JP6672060 B2 JP 6672060B2 JP 2016090516 A JP2016090516 A JP 2016090516A JP 2016090516 A JP2016090516 A JP 2016090516A JP 6672060 B2 JP6672060 B2 JP 6672060B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom seal
- rib
- seal portion
- biting
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
また特許文献2では、底壁の中心部を内方にドーム状に陥没させた中央凹部を形成し、この中央凹部内に、成形時に形成されるパーティングラインに沿って縦リブ状に延びる底シール部(ピンチオフ部)と、この底シール部から両方向に垂直に延びる複数の横リブを互い違いに配置する構成としている。
下端を底部で塞いだ筒状の胴部の上端に起立連設された口筒部が設けられると共に、外層と外層に対して相溶性のない内袋から成る内層とが積層されて成る積層剥離容器であって、
底部は、容器の脚部を構成する周囲の接地部と、接地部に囲まれて容器内に陥没する底壁と、底壁を縦断する一対のリブ片が突条状に重合圧着されて成る縦リブ状の底シール部と、を有し、
底壁には、底シール部を構成する一対のリブ片から夫々垂直に、互いに逆方向且つ平行に延びる複数の横リブが、底シール部が延びる長手方向に沿って互い違いに配置され、
底シール部には、重合圧着された一対のリブ片の一方から他方に食い込む横穴状の食い込み部が形成されると共に、一方のリブ片に形成された横リブと他方のリブ片に形成された食い込み部とが底シール部を挟んで対向配置されていることを特徴とする、と云うものである。
一対のリブ片間の剥離を防止する食い込み部の深さ寸法を深くしても、横リブの存在により底シール部の機械的強度の低下を防止することができる。これにより耐剥離強度が高まり、熱充填時の底壁の膨出変形、加熱時の内圧上昇による底壁の膨出変形及び落下時の大きな撓み力による底割れ発生を強力に阻止することができる。
さらには底割れし難くなることにより、容器の自立性が高まり、良好な使用状態を安定的に維持することができる。
図1は本発明の一実施例を示す積層剥離容器の正面図、図2は積層剥離容器の側面図、図3は積層剥離容器の底部を示す斜視図、図4は積層剥離容器の底部を示す平面図、図5は図4の矢印V方向から示す底シール部の拡大正面図、図6は積層剥離容器の底部を拡大して示す平面図、図7は図5のVII−VII線における拡大断面図である。
この容器1の胴部4は円筒形状をしており、胴部4の上端には外周面に螺条を刻設した口筒部5が起立連設されている。口筒部5の前後の外層2部分には、外気を外層2と内層3との間に導入するための吸気孔6が開設されており、胴部4の下端は円形の底壁10を有する底部7で閉塞されている。
なお、内層3は単層である必要はなく、外層2と接する層が相溶性のない層で構成されていれば多層でも良い。例えばナイロン/ポリエチレン、エチレンビニルアルコール共重合体/ポリエチレンなど、内層3が撓み変形が自在な袋状であれば良い。
つまり、底シール部13を構成する一方のリブ片14側には仮想境界円11に向かって延びる複数の横リブ15が形成されており、この横リブ15と対向する他方のリブ片14側の位置には横穴状の食い込み部16が複数配置されている。
なお、各食い込み部16の深さ寸法は一方のリブ片14の肉厚よりも深く、且つ底シール部13全体の厚みよりも浅い寸法で形成される構成としても良い。
2 : 外層
3 : 内層
4 : 胴部
5 : 口筒部
6 : 吸気孔
7 : 底部
8 : 接地部
9 : 凹部
10 : 底壁
11 : 仮想境界円
13 : 底シール部
14 : リブ片
15 : 横リブ
16 : 食い込み部
16a〜16f: 食い込み部
18 : 膨出部
19 : 噛み合い部
20 : 食い切り片
O : 容器軸
PL : パーティングライン
Claims (7)
- 下端を底部(7)で塞いだ筒状の胴部(4)の上端に起立連設された口筒部(5)が設けられると共に、外層(2)と該外層(2)に対して相溶性のない内袋から成る内層(3)とが積層されて成る積層剥離容器であって、
前記底部(7)は、容器(1)の脚部を構成する周囲の接地部(8)と、該接地部(8)に囲まれて容器(1)内に陥没する底壁(10)と、該底壁(10)を縦断する一対のリブ片(14)が突条状に重合圧着されて成る縦リブ状の底シール部(13)と、を有し、
前記底壁(10)には、前記底シール部(13)を構成する一対のリブ片(14)から夫々垂直に、互いに逆方向且つ平行に延びる複数の横リブ(15)が、前記底シール部(13)が延びる長手方向に沿って互い違いに配置され、
該底シール部(13)には、前記重合圧着された一対のリブ片(14)の一方から他方に食い込む横穴状の食い込み部(16)が形成されると共に、一方のリブ片(14)に形成された前記横リブ(15)と他方のリブ片(14)に形成された前記食い込み部(16)とが前記底シール部(13)を挟んで対向配置されていることを特徴とする積層剥離容器。 - 食い込み部(16)の深さ寸法は底シール部(13)の厚みより深い寸法で形成されている請求項1記載の積層剥離容器。
- 横リブ(15)が断面台形状に形成されている請求項1又は2記載の積層剥離容器。
- 食い込み部(16)の奥部に膨出部(18)が設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層剥離容器。
- 横リブ(15)が底シール部(13)の両側に3本ずつ配置されると共に、食い込み部(16)も前記底シール部(13)の両側に3ヶずつ配置されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の積層剥離容器。
- 容器軸(O)に近い2つの食い込み部(16c,16d)が底シール部(13)の上端側に配置され、残り4つの食い込み部(16a,16b,16e,16f)が底シール部(13)の下端側に配置されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の積層剥離容器。
- 底シール部(13)の上端側に配置された2つの食い込み部(16c,16d)が第1仮想円(C1)上に配置され、残り4つの食い込み部(16a,16b,16e,16f)が前記第1仮想円(C1)よりも曲率半径の小さな第2仮想円(C2)上に配置されている請求項6記載の積層剥離容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016090516A JP6672060B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 積層剥離容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016090516A JP6672060B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 積層剥離容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017197239A JP2017197239A (ja) | 2017-11-02 |
JP6672060B2 true JP6672060B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=60238669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016090516A Active JP6672060B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 積層剥離容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6672060B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7123489B2 (ja) * | 2018-11-30 | 2022-08-23 | 株式会社吉野工業所 | 積層剥離容器 |
JP7258429B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2023-04-17 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP7438633B2 (ja) * | 2020-06-30 | 2024-02-27 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7000793B2 (en) * | 2003-02-24 | 2006-02-21 | Graham Packaging Co., L.P. | Hot-fill container base structure |
JP4535259B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-09-01 | 株式会社吉野工業所 | ブロー成形容器 |
JP5999545B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-09-28 | 株式会社吉野工業所 | ブロー容器 |
-
2016
- 2016-04-28 JP JP2016090516A patent/JP6672060B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017197239A (ja) | 2017-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4535259B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP7108206B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
KR101884721B1 (ko) | 적층박리용기 및 그 제조방법 | |
JP4228362B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP6672060B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
EP1459989B1 (en) | Blow-molded container | |
JP6986836B2 (ja) | 積層剥離ボトル | |
JP5476283B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP6639088B2 (ja) | 二重容器 | |
US10974888B2 (en) | Lidded container and container used therefor | |
JP4822159B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP2015101396A (ja) | 積層剥離容器 | |
JP2015227206A (ja) | 積層剥離容器 | |
JP2020019522A (ja) | 積層剥離容器 | |
JP3919175B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP3907186B2 (ja) | ブロー成形容器とその成形方法 | |
JP4220073B2 (ja) | 詰め替え用パウチ | |
JP3928255B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP2019099212A (ja) | 積層剥離容器 | |
JP6672061B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP3896522B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP2019094072A (ja) | ポリエステル樹脂製多重ボトル | |
JP7123489B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP6451075B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP4051411B2 (ja) | 合成樹脂製容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190820 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6672060 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |