JP6574666B2 - Recording device - Google Patents
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Description
本発明は、記録装置に関し、特に、記録ヘッドを有する記録装置の記録ヘッドの異常検知に関する。 The present invention relates to a recording apparatus, and more particularly to detection of an abnormality in a recording head of a recording apparatus having a recording head.
記録装置において、印刷が不良であるにも関わらず印刷を続けると、無駄なコストや時間が発生してしまう。 In the recording apparatus, if printing is continued even though printing is defective, useless cost and time are generated.
ここで、印刷が不良になる要因はいくつか挙げられるが、特に記録ヘッドに起因する要因としては、記録ヘッドの経年変化が挙げられる。記録ヘッドが経年劣化して内部の回路が故障すると、記録ヘッドの電圧供給ラインから電流リークが生じ、その結果、印刷不良が発生してしまう。 Here, there are several factors that cause printing to be defective. In particular, factors that are caused by the recording head include aging of the recording head. When the recording head deteriorates over time and an internal circuit breaks down, a current leak occurs from the voltage supply line of the recording head, resulting in a printing failure.
従来、この記録ヘッドの異常を検知するため、記録ヘッド内の電流リークを検知する方法が提案されている(特許文献1)。 Conventionally, in order to detect an abnormality of the recording head, a method of detecting a current leak in the recording head has been proposed (Patent Document 1).
特許文献1では記録ヘッド一つに対して一つの検出ラインでリーク検知を行っている。そのため、少なくとも一つのノズルから印刷を行っている場合、リーク検知を行うことはできない。また、特許文献1では、スキャン間においても記録ヘッドの保温制御が行われる場合にはリーク検知を実行することができない。そのため、リーク検知はページ間で行う必要があり、ヘッドの内部に故障が生じてからリーク検知をするまでの時間が長くなってしまうことがあった。 In Patent Document 1, leak detection is performed with one detection line for one recording head. Therefore, when printing is performed from at least one nozzle, leak detection cannot be performed. Also, in Patent Document 1, leak detection cannot be performed when the print head is kept warm even between scans. For this reason, it is necessary to perform leak detection between pages, and it may take a long time to detect leak after a failure occurs in the head.
本願発明は上記課題を鑑み、ヒータボード毎にリークを特定することができる記録装置を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a recording apparatus capable of specifying a leak for each heater board.
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、インクを吐出するノズル列が複数のヒータボードに分けて配置された記録ヘッドを有する記録装置であって、前記記録ヘッドによる記録を行うために用いる第一の電圧を前記記録ヘッドに供給する第一の電源ラインと、前記複数のヒータボードそれぞれに前記第一の電圧以下の第二の電圧で制限された電流を供給する第二の電源ラインと、前記第一の電源ラインによる前記第一の電圧の供給のオンオフを切り替える第一のスイッチと、前記複数のヒータボードそれぞれへの前記第一の電圧の供給のオンオフを切り替える複数の第二のスイッチと、前記第二の電圧を印加した際にヒータボードに生じる電圧をモニタするための電圧モニタ信号線と、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチのオンオフを制御する制御手段と、前記電圧モニタ信号線の電圧値に基づいて、ヒータボードに電流リークがあるか判定する判定手段と、を有し、前記電圧モニタ信号線は、ヒータボード毎に設けられ且つ隣接して配線され、前記判定手段による判定は、前記第一のスイッチをオンにし、且つ、前記複数の第二のスイッチのうち判定対象のヒータボードに対応する第二のスイッチをオフにした状態で行うことを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration. That is, a recording apparatus having a recording head in which a nozzle array for ejecting ink is divided into a plurality of heater boards, and supplies a first voltage used for recording by the recording head to the recording head. A first power line; a second power line for supplying a current limited to a second voltage lower than the first voltage to each of the plurality of heater boards; and the first power line by the first power line. A first switch for switching on / off of the voltage supply, a plurality of second switches for switching on / off of the supply of the first voltage to each of the plurality of heater boards, and when the second voltage is applied A voltage monitor signal line for monitoring a voltage generated in the heater board, control means for controlling on / off of the first switch and the second switch, Determination means for determining whether there is a current leak in the heater board based on the voltage value of the pressure monitor signal line, and the voltage monitor signal line is provided for each heater board and wired adjacently, The determination by the determination means is performed in a state where the first switch is turned on and the second switch corresponding to the determination target heater board is turned off among the plurality of second switches. .
本発明によれば、リークが発生した場合、従来よりも早いタイミングで特定することができる。 According to the present invention, when a leak occurs, it can be identified at an earlier timing than before.
以下に本発明に係る構成及びその動作を、図を用いて説明する。これに先立って、明細書等に用いられる用語等に関して説明する。 The configuration and operation according to the present invention will be described below with reference to the drawings. Prior to this, terms and the like used in the description will be described.
「印刷」とは、広く解釈されるべきものであり、文字、図形等有意の情報を形成(記録)する場合のみならず、被記録材上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。 “Printing” is to be interpreted widely, and forms not only significant information such as characters and graphics (recording), but also forms an image, pattern, pattern, etc. on a recording material, or medium The case where the above processing is performed is also shown.
「被記録材」とは、広く解釈されるべきものであり、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、ビニール、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。 “Recording material” is to be interpreted widely, not only paper used in general recording devices, but also vinyl, cloth, plastic film, metal plate, glass, ceramics, wood, leather, etc. It shall also represent that which can accept ink.
「インク」とは、広く解釈されるべきものであり、被記録材上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または被記録材の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。 “Ink” is to be interpreted widely, and is a liquid that can be applied to a recording material to form an image, a pattern, a pattern, or the like, process the recording material, or process ink. .
<第一の実施形態>
図1に本発明に係る記録装置であるインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」と称する)の構成例を示す。キャリッジユニット101は、記録ヘッド102、およびキャリッジ基板103を内蔵する。また、プリンタ本体背面に配置されたメインユニットとしてのメイン基板104と、キャリッジ基板103とは、FFC(Flexible Flat Cable)105によって信号が伝送される。FFC105の可動部を支持するキャタピラ106は、支持部材112にて固定される。
<First embodiment>
FIG. 1 shows a configuration example of an ink jet printer (hereinafter simply referred to as “printer”) which is a recording apparatus according to the present invention. The
なお、ここではキャリッジユニット101にはキャリッジ基板103を内蔵する構成としたが、回路規模によってはキャリッジユニット101内でキャリッジ基板103を分割する構成であってもよい。また、FFC105はキャタピラ106によって支持する構成としたが、FFC105がばたつかなければ、キャタピラ106のない構成であってもよい。
Although the
キャリッジユニット101は、リニアスケール107とキャリッジユニット101背面中央部に搭載されたエンコーダ(不図示)により位置制御される。そして、キャリッジユニット101は、モータ(不図示)によってメインシャフト108上を図1の主走査方向(図1のX方向)に往復移動しながら記録ヘッド102よりインクを吐出し、プラテン109上に搬送された被記録材110に印刷を行う。被記録材110は、副走査方向(図1のX方向に垂直な方向)にキャリッジユニット101による印刷に応じて順次搬送される。
The position of the
キャリッジ基板103と記録ヘッド102はコンタクト端子(不図示)により接続されており、記録ヘッド102の駆動に必要な電源もコンタクト端子(不図示)から供給される。また、オペレーションパネル111は、ユーザーにより各種プリンタ動作の選択を受け付けたり、エラー等の情報を表示したりする。つまり、オペレーションパネル111は、ユーザーに対するUI(User Interface)としての機能を担う。
The
次に記録ヘッド102の内部構成の例を図2に示す。ノズル列201〜212は色毎のノズル列を示し、4色毎に一つのヒータボード213〜215を構成する。すなわち、図2では、色毎に2つのノズル列を(4色×2列)を有するヒータボードが計3つ記録ヘッドに配置されている。ここでは計三つのヒータボードそれぞれに対し、独立した電源ライン216〜218が備えられる。また、ヒータボード213〜215には、それぞれ信号線219〜221が接続されており、印刷する際には、ヒータボード213〜215内の色毎に吐出データ及びタイミングデータがメイン基板104からヘッド信号線219〜221を介して受信される。これにより、色毎に印刷及び保温制御を行う。
Next, an example of the internal configuration of the
ダイオードセンサ225は、ヒータボード213〜215の温度を把握するための素子(検出部)であり、ヒータボード213〜215それぞれに9つずつ搭載され、温度に応じた電圧値を出力する。具体的には、ダイオードセンサ225は、温度に応じて内部の抵抗値が変化することにより、出力値が変動する。ダイオードセンサ225の9つの出力値は、ヒータボード213〜215それぞれに設けられたマルチプレクサ226〜228に入力される。そして、メインASIC309により、入力された9つの出力値の内一つが選択され、ダイオードセンサ出力線222〜224を介してキャリッジ基板103に出力される。更に、その出力値は、キャリッジ基板103からFFC105を介してメイン基板104に入力される。なお、マルチプレクサ226〜228の制御は、ヒータボード213〜215それぞれに対し、ヘッド信号線219〜221を介して行われる。
The
なお、上記の構成では、一つのヒータボードが4色のインクに対応した例を挙げて説明しているが、これに限定するものではなく、より多くの色に対応できるようにしてもよい。 In the above configuration, an example in which one heater board corresponds to four colors of ink has been described. However, the present invention is not limited to this, and may be configured to support more colors.
図3は、本実施形態におけるキャリッジ基板103とメイン基板104の構成例を示す。また、キャリッジ基板103とメイン基板104は、FFC105により接続される。FFC105には、I2Cバス310、電圧モニタ信号線314〜316、電源ライン216〜218が配置されている。第一の電源ライン301は、印刷時にヒータボード213〜215に電源を供給するためのラインであり、メイン基板104内のV1電源に接続される。また、第一のスイッチ302は、第一の電源ライン301の接続を制御するための素子である。すなわち、スイッチ302は、V1の供給のオンオフを切り替えるスイッチである。
FIG. 3 shows a configuration example of the
第二の電源ライン303は、リーク検知時にヒータボード213〜215に電源を供給するための電源ラインである。第二の電源ライン303は、キャリッジ基板103内のV2電源に接続され、制限抵抗304により電流を制限される。第二のスイッチ305〜307は、リーク検知時に第二の電源ライン303のみからヒータボード213〜215へ電圧を印加するための制御素子である。つまり、第二のスイッチ305〜307は、対応するヒータボードが電流リークの検知対象(判定対象)となる場合はオフとなり、電流リークの検知対象とならない場合にはオンとなる。すなわち、第二のスイッチ305〜307は、各ヒータボードへのV1の供給のオンオフを切り替えるスイッチである。なお、第一の電源ライン301と第二の電源ライン303は、それぞれ第一のスイッチ302及び第二のスイッチ305〜307により、記録ヘッド102内の電源ライン216〜218に接続される。また、V2はV1以下の電圧であればよく、メイン基板104内の電源を用いる構成としてもよい。本実施形態では、ヒータボード213〜215それぞれのリーク検知を独立させるために、第二の電源ライン303は、ダイオード327〜329によって分離する構成とする。また、第一のスイッチ302と第二のスイッチ305〜307はP−ch FETで構成されるものとする。
The second
第一のスイッチ302及び第二のスイッチ305〜307は、制御IC308からのコントロール信号線317〜320の制御信号により制御される。制御IC308への制御タイミングは、メイン基板104上のメインASIC309からFFC105を介してI2Cバス310により送信される。メインASIC309は、後述する各ヒータボードのリーク検知をするか否かを決定する。
The
また、電源ライン216〜218それぞれには、第一のスイッチ302と第二のスイッチ305〜307の間に電圧安定化用に大容量の電解コンデンサ311〜313が配置されている。加えて、電源ライン216〜218それぞれには、電圧モニタ信号線314〜316がそれぞれ配線されており、電圧モニタ信号線314〜316は、FFC105を介してメインASIC309へと入力される。なお、電圧モニタ信号線314〜316は、電圧によっては分圧してからメインASIC309へ入力する構成としてもよい。
Further, in each of the
メインASIC309は、ADコンバータ321、比較回路322、メモリ323、および、補間判定回路324を内蔵している。その後、選択されたダイオードセンサの出力信号は、メインASIC309内の温度用ADコンバータ325に入力されて温度判定回路326へと送られ、ヒータボード213〜215それぞれの温度が判定される。
The
[動作フロー]
図3の構成におけるリーク検知時の動作について図4を用いて説明する。図3に示すリーク検知は、印刷を実行していないときに実行される。例えば、印刷実行開始前やクリーニングを実行後に実行される。
[Operation flow]
The operation at the time of leak detection in the configuration of FIG. 3 will be described with reference to FIG. The leak detection shown in FIG. 3 is executed when printing is not being executed. For example, it is executed before printing is started or after cleaning is executed.
リーク検知が開始されると、S401にて、メインASIC309は、I2Cバス310に信号を送り、キャリッジ基板103上の制御IC308に第一のスイッチ302をオンにさせる。S402にて、メインASIC309は、I2Cバス310に信号を送り、キャリッジ基板103上の制御IC308に第二のスイッチ305〜307をオフにさせる。そして、S403にて、ヒータボード213〜215には第二の電源ライン303からの電流が制限された電圧を印加する。
When the leak detection is started, the
ここで、第一のスイッチ302をオンにすることで、第二のスイッチ305〜307で使用しているP−ch FETのソース−ドレイン間の寄生ダイオードによりドレイン側からソース側へ電流が流れ、リーク検知が正しく行われないことを防ぐことができる。また、この状態では電圧安定化用の電解コンデンサ311〜313とヒータボード213〜215が切り離されるため、電解コンデンサにチャージされた電荷を考慮することなく、即座にリーク検知を行うことが可能となる。
Here, by turning on the
S404にて、メインASIC309内のADコンバータ321は、ヒータボード213の電源ライン216に接続されている電圧モニタ信号線314の値を取り込み、比較回路322にて予め指定した閾値と比較する。そして、比較回路322は、電圧モニタ信号線314の値が所定の電圧以上、すなわち、閾値以上となっているか否かの判定を行う。閾値以上となっていない場合は(S404にてNO)、メインASIC309は、ヒータボード213に異常がある(エラー)と判定し、エラー処理を実行する。所定の電圧以上となっていない場合は、ヒータボード213内で電源ライン216がGNDやその他の信号線、又は他の電源とショートし、電流リークが発生しているとみなすことができるためである。エラー処理としては、ヒータボード213がエラーである旨を出力し、その後の処理を中止し、本処理フローを終了する。例えば、印刷実行前であれば、その後の印刷を中止し、クリーニング後であれば、その後の予備吐出を中止する。なお、ここでの所定の電圧(閾値)は、V2の電圧値や制限抵抗304の値などに基づいて予め設定され、記録装置のメモリ等に保存されている。
In S <b> 404, the
電圧モニタ信号線314の値が閾値以上となっている場合には(S404にてYES)、S406にて、メインASIC309は、ヒータボード214についてヒータボード213と同等のリーク検知を行う。電圧モニタ信号線314の値が閾値以上ではない場合には(S406にてNO)、S407にて、ヒータボード214がエラーである旨を出力する。そして、本処理フローを終了する。ヒータボード214も閾値以上である場合は(S406にてYES)S408にて、メインASIC309は、ヒータボード215についてヒータボード213と同等のリーク検知を行う。電圧モニタ信号線316の値が閾値以上ではない場合には(S408にてNO)、S409にて、ヒータボード215がエラーである旨を出力する。そして、本処理フローを終了する。電圧モニタ信号線316の値が閾値以上である場合は(S408にてYES)本処理フローを終了する。
If the value of voltage
S405、S407、S409にてリークエラーを検知した場合には、メインASIC309は、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーが生じている旨を通知し、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。
If a leak error is detected in steps S405, S407, and S409, the
次に電圧モニタ信号線314〜316の配線、及び第一のスイッチ302と第二のスイッチ305〜307のコントロール信号線317〜320について図5を用いて説明する。本実施形態ではリーク検知をヒータボード213〜215毎に行うため、単純に制御線やモニタ線を増やしただけではFFC105の配線の増加を招いてしまう。
Next, the wiring of the voltage
そこで、本実施形態では電圧モニタ信号線314〜316は、GND線を挟まずに三本を並走させる構成とする(図5のライン501)。なお、電圧モニタ信号線を隣接して並列に配線される互いの信号によるクロストークの影響が懸念される。しかし、この電圧モニタ信号線314〜316は立ち上がり速度、および立ち下り速度が遅いため、クロストークは問題ないレベルとなる。
Therefore, in the present embodiment, the voltage
また、本実施形態では、キャリッジユニット101内に制御IC308を搭載し、メインASIC309から2線のI2Cバス310によりコントロール信号線317〜320を制御する(図5のライン502)。これにより、FFC105の配線の増加を抑えることができる。なお、I2Cバス310は、記録ヘッド102内のEEPROM情報を読み書きするために必要な線であり、従来からFFC105に配置されており、I2Cバス310は新たに追加される配線ではない。
In this embodiment, the
以上により、従来の記録ヘッド102一つに対してリーク検知を行う場合のFFC105に配線される本数と同じ本数にて複数のヒータボードのリーク検知を行うことが可能である。具体的には、従来の記録ヘッド102一つに対してリーク検知を行う場合のFFC105に配線される本数は3本(電圧モニタ×1+スイッチ制御線×2)である。これに対し、本実施形態において複数のヒータボードのリーク検知を行うための構成も同じ本数3本(電圧モニタ×3)となる。すなわち、本実施形態によれば、FFC105の配線を増加させることなく、ヒータボード毎にリーク検知(異常検知)を実行することができる。
As described above, it is possible to detect leaks of a plurality of heater boards with the same number as that wired to the
次に、印刷中(記録動作中)におけるリーク検知について、図6のフローを用いて説明する。なお、ここでいう「記録動作中」とは、キャリッジが印刷データに基づく印刷のために双方向移動のうちいずれか一方向に移動しているタイミングを指す。なお、図6においては、ヒータボード213〜215のそれぞれにおける印刷データの有無に応じたリーク検知処理をすべて示しているが、ここでは、一例として、ヒータボード214のみに印刷データがある場合の印刷中リーク検知について説明する。
Next, leak detection during printing (during recording operation) will be described with reference to the flowchart of FIG. Here, “in recording operation” refers to the timing at which the carriage moves in any one of the bidirectional movements for printing based on the print data. 6 shows all leak detection processing depending on the presence or absence of print data in each of the
印刷動作が開始されると、S601にて、メインASIC309は、外部インターフェースや内部HDD等から印刷データを受信する。
When the printing operation is started, in step S601, the
S602にて、メインASIC309は、ヒータボード213に印刷データがあるか否かの判定を行う。ここでの判定は、ヒータボード213〜215に対応するノズル列にそれぞれで1ドット以上の印刷データがあるか否かを判定する。具体的には、メモリ323に記録されたヒータボード213〜215に対応するノズル列それぞれのドットカウント値を取得し、ドットカウント値がある場合、すなわち、ドットカウント値が1以上である場合は、印刷データがあると判定する。ドットカウント値が0である場合は、印刷データがないと判定する。ヒータボード213に印刷データがある場合は(S602にてYES)、S603へ進み、ヒータボード213に印刷データがない場合は(S602にてNO)、S625へ移行する。
In step S <b> 602, the
この例では、ヒータボード213には印刷データがないため(S602にてNO)、S625へと移行する。S625にて、メインASIC309は、ヒータボードに対応するノズル列に印刷データがあるか(印刷データが割当てられているか)を判定する。すなわち、ヒータボード214に対応するノズル列のドットカウントの値が1ドット以上であるか否かを判定する。ヒータボード214に対応するノズル列に印刷データがない場合(S625でNO)、S638へ進む。この例では、ヒータボード214に印刷データがあるため(S625にてYES)、S626に移行する。
In this example, since there is no print data in the heater board 213 (NO in S602), the process proceeds to S625. In step S625, the
S626にて、メインASIC309は、ヒータボード215の印刷データの有無を判定する。ヒータボード215に印刷データがある場合(S626でYES)S627へ進み、印刷データがない場合(S626でNO)、S631へ進む。この例では、ヒータボード215に印刷データがないため(S625にてNO)、S631に移行する。S631にて、メインASIC309は、印刷を開始する。まず、メインASIC309は、第一のスイッチ302及び第二のスイッチ305〜307をオンにすることで、ヒータボード213〜215に対し、第一の電源ライン301と第二の電源ライン303を接続する。これは印刷に必要な電力は供給できるが、リーク検知を行うことはできない状態である。
In S626, the
続いて、S632にて、メインASIC309は、印刷データのないヒータボード213のリーク検知を実行する。メインASIC309は、第二のスイッチ305をオフにするように、制御IC308に指示する。これにより、第一の電源ライン301をヒータボードから切り離され、電流リークの検知対象であるヒータボード213には第二の電源ライン303から制限された電流のみが供給される状態とする。
Subsequently, in S632, the
その後、S633にて、メインASIC309は、電圧モニタ信号線314の電圧値が閾値以上であるか否かの判定を行う。電圧モニタ信号線314の電圧値が閾値以上であれば(S633にてYES)、ヒータボード213は問題ないため、S635に移行し、メインASIC309は、ヒータボード215のリーク検知を行う。上述したヒータボード213の場合と同様に、メインASIC309は、第二のスイッチ307をオフにする。そして、S636にて、メインASIC309は、電圧モニタ信号線316の電圧値が閾値以上であるか否かを判定する。電圧モニタ信号線316の電圧値が閾値以上であると判定された場合は(S636にてYES)、S606に移行し、メインASIC309は、印刷動作を続行する。なお、ここで、メインASIC309は、第二のスイッチ305〜307を全てオンにしておく。これにより、印刷データのないヒータボード213、215にも印刷中に保温制御に必要な電力を供給することができる。上述したように、メインASIC309は、ヒータボードに対応するノズル列に印刷データが有るか否かに基づいて、各ヒータボードのリーク検知を実行するか否かを決定する。
Thereafter, in S633, the
ここで保温制御について簡単に説明する。サーマル方式のインクジェットプリンタにおいてはインクを吐出するために各ノズルに搭載されたヒータを加熱し、加熱によるヒータ周辺の発泡を利用してインクをノズル外へ押し出して印刷を行う。この加熱をより迅速に行うために、インクを吐出するまでには至らない、微小なエネルギーをヒータに印加し、ヒータ周辺を一定の温度に保つ制御を行う場合がある。このエネルギーはノズル一つ一つについては微小であるが、全てのノズル(例えば1色につき1536ノズル)となると、大きな値となるため、第一の電源ライン301から電力供給を行う。
Here, the heat insulation control will be briefly described. In a thermal ink jet printer, a heater mounted on each nozzle is heated in order to eject ink, and printing is performed by pushing the ink out of the nozzle by using foaming around the heater. In order to perform this heating more rapidly, there is a case in which minute energy that does not reach ink ejection is applied to the heater, and control is performed to keep the heater periphery at a constant temperature. This energy is very small for each nozzle, but when all the nozzles (for example, 1536 nozzles for each color) are used, the energy becomes large and power is supplied from the first
また、保温制御を行うか否かは、ヒータボード213〜215周辺に搭載されたダイオードセンサ225の電圧値により判定する。具体的には、ヘッド制御信号により選択的に出力されたダイオードセンサ225の出力値をダイオードセンサ出力線222〜224を介して、メインASIC309の温度用ADコンバータ325に入力する。そして、温度判定回路326により所定の温度になっているか否かを判定する。所定の温度未満の場合には上述した微小エネルギーを各ノズルのヒータに印加し、熱エネルギーを発生させ、所望の温度まで保温制御を行う。
Further, whether or not to perform the heat retention control is determined based on the voltage value of the
S606にて印刷動作が続行された後は、S607にて、メインASIC309は、次スキャンのデータがあるか否かを判定する。具体的には、メモリ323にデータがあるか否かを判定する。データがあれば(S607にてYES)S602に戻り一連の流れを継続する。一方、データがなければ(S607にてNO)S608にて印刷動作を終了する。そして、本処理フローを終了する。
After the printing operation is continued in S606, in S607, the
一方、電圧モニタ信号線314の電圧値が閾値よりも小さい場合は(S633にてNO)、メインASIC309は、電流リークが発生していると判定し、S634に移行する。S634にて、メインASIC309は、即座に印刷動作を停止するとともに、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーである旨を通知する。これにより、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。そして、本処理フローを終了する。
On the other hand, when the voltage value of voltage
また、電圧モニタ信号線316の値が閾値未満であれば(S636にてNO)、メインASIC309は、電流リークが発生していると判定し、S637に移行する。S637にて、メインASIC309は、即座に印刷動作を停止するとともに、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーである旨を通知する。これにより、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。そして、本処理フローを終了する。
If the value of voltage
なお、上記ではヒータボード214に印刷データがあり、ヒータボード213、215について印刷中リーク検知を実行するフローを説明した。その他の組み合わせの場合でも印刷データの無いヒータボードについてリーク検知を行うという処理の流れは、図6に示すように同じであるため、詳細な説明は省略する。
In the above description, the flow in which the
図6に示すように、リーク検知を実行する際には、リーク検知の対象となるヒータボードに対応する第二のスイッチをOFFとして、電圧モニタ信号線の値を検出する。 As shown in FIG. 6, when leak detection is performed, the value of the voltage monitor signal line is detected by turning off the second switch corresponding to the heater board that is the target of leak detection.
また、S612、S617、S621、S630、S641、S644では、S634やS637と同様のエラー処理を行う。具体的には、印刷を停止するとともに、メインASIC309は、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーが生じている旨を通知し、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。
In S612, S617, S621, S630, S641, and S644, error processing similar to S634 and S637 is performed. Specifically, while stopping printing, the
なお、電圧モニタ信号線314、電圧モニタ信号線315、電圧モニタ信号線316のそれぞれのリーク検知のための閾値は、いずれも同じ値としてもよいし、異なる値としてもよい。
Note that the threshold values for leak detection of the voltage
本実施形態では、上記のように、印刷中であっても印刷データの有無により、こまめにヒータボード213〜215のリーク検知を実施することにより、電流リークによる故障を迅速に検知できる。その結果、無駄なインク、被記録材、及び時間等の浪費を防ぐことができる。例えば、大判プリンタでは、被記録材の幅方向のサイズが大きいため、一つの印刷動作で多量の被記録材、インク、および時間を有する場合があるが、この場合により効果が大きい。
In the present embodiment, as described above, even when printing is in progress, a failure due to current leakage can be quickly detected by frequently detecting leakage of the
また、上述したように、メイン基板とキャリッジユニットとの信号線の数を増加させることなく、電流リークによる故障を迅速に検知できる。 Further, as described above, it is possible to quickly detect a failure due to current leakage without increasing the number of signal lines between the main board and the carriage unit.
<第二の実施形態>
第一の実施形態では印刷中のリーク検知について示した。本実施形態では、さらに、スキャン間においてもリーク検知を行う。ここでいう「スキャン間」とは、印刷動作中のうちキャリッジが被記録材上を外れており、被記録材に印刷をしないタイミングを指す。具体的には、キャリッジが第1方向に移動して被記録材上を外れた時点から、キャリッジの移動方向を切り替え、第2方向に移動して再び被記録材上に到達する時点までがスキャン間に該当する。同様に、キャリッジが第2方向に移動して被記録材上を外れた時点から、キャリッジの移動方向を切り替え、第1方向に移動して再び被記録材上に到達する時点までがスキャン間に該当する。
<Second Embodiment>
In the first embodiment, the leak detection during printing has been described. In the present embodiment, leak detection is further performed between scans. Here, “between scans” refers to a timing during which printing is not performed on the recording material because the carriage is off the recording material during the printing operation. Specifically, scanning is performed from the time when the carriage moves in the first direction and moves off the recording material to the time when the carriage moves in the second direction and moves again in the second direction and reaches the recording material again. It falls between. Similarly, from the time when the carriage moves in the second direction and moves off the recording material to the time when the movement direction of the carriage is switched and the carriage moves in the first direction and reaches the recording material again between scans. Applicable.
スキャン間のリーク検知について、図7を用いて説明する。印刷中のリーク検知では時間的に余裕があるため、リーク検知と保温制御をどちらも行うことが可能である。しかし、スキャンが行われているは短時間であり、リーク検知と保温制御をどちらも行うとスループットに影響を与える可能性がある。そのため、第二の実施形態では、スキャン中においてヒータボード213〜215の保温制御の有無を判定し、その結果によって選択的にリーク検知を行う方法を説明する。
Leak detection between scans will be described with reference to FIG. Since leak detection during printing has time allowance, both leak detection and heat retention control can be performed. However, scanning is performed for a short time, and throughput may be affected if both leak detection and heat insulation control are performed. Therefore, in the second embodiment, a method will be described in which the presence / absence of heat insulation control of the
なお、図7においては、ヒータボード213〜215のそれぞれにおける保温制御の有無に応じたリーク検知処理をすべて示している。しかし、ここでは、一例として、ヒータボード215は保温制御を行い、ヒータボード213、214についてリーク検知を行う場合について説明する。
In FIG. 7, all the leak detection processing according to the presence or absence of the heat retention control in each of the
S701にて、メインASIC309は、スキャン間であることを検知するとリーク検知に係る処理を開始する。
In S701, when the
S702にて、メインASIC309は、ヒータボード213に保温制御が必要か否かを判定する。この判定は、上述した通り、ダイオードセンサ225の出力値に基づいて行うものとする。ここで挙げる例では、ヒータボード215のみ保温制御を行うため、S702(NO)⇒S726(NO)⇒S739(YES)⇒S740へと移行する。S740以降では、ヒータボード215には保温制御を行い、一方、保温制御を行わないヒータボード213、214についてはリーク検知を実行する。
In S702, the
S740にて、メインASIC309は、第一のスイッチ302をオンとし、第二のスイッチ305〜307をオンとする。
In S740, the
S741にて、メインASIC309は、第二のスイッチ305をオフとし、ヒータボード213に第二の電源ライン303のみを印加する。これにより、まず、ヒータボード213に対するリーク検知を行う。
In S741, the
S742にて、メインASIC309は、電圧モニタ信号線314の値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。つまり、メインASIC309は、電圧モニタ信号線314の値に基づき、ヒータボード213に電流リークがあるか否かを判定する。電流リークが無い場合には(S742にてYES)S744に移行し、ヒータボード214に対するリーク検知を同様に行う。ヒータボード214においても電流リークが無い場合には(S745にてYES)S706へと移行する。
In S742, the
S706にて、メインASIC309は、保温制御を行っているヒータボード(ここでは、ヒータボード215)が所定の温度に到達し、保温制御を終えていいか否かを判定する。温度未達の場合は(S706にてNO)S707にて、メインASIC309は、保温制御を継続し、その後再度、S706にて温度を判定する。温度が所定の温度に到達している場合には(S706にてYES)印刷可能な状態であるので、S709にて、メインASIC309は、印刷中リーク検知処理(図6)へ移行する。その後、本処理フローを終了する。
In S706, the
ヒータボード213に電流リークがあると判定された場合は(S742にてNO)、S743に移行する。S743にて、メインASIC309は、以降の印刷動作を停止するとともに、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーである旨を通知する。これにより、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。そして、本処理フローを終了する。
If it is determined that there is a current leak in heater board 213 (NO in S742), the process proceeds to S743. In S743, the
一方、ヒータボード213に電流リークが無く(S742にてYES)、ヒータボード214に電流リークがあると判定された場合は(S745にてNO)、S746に移行する。S746にて、メインASIC309は、以降の印刷動作を停止するとともに、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーである旨を通知する。これにより、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。そして、本処理フローを終了する。
On the other hand, if there is no current leak in heater board 213 (YES in S742) and it is determined that there is a current leak in heater board 214 (NO in S745), the process proceeds to S746. In step S746, the
なお、上記ではヒータボード215のみ保温制御を行い、ヒータボード213、214についてスキャン間リーク検知を実行するフローを説明した。その他の組み合わせの場合でも保温制御の無いヒータボードについてリーク検知を行うという処理の流れは、図7に示すように同じであるため、説明は省略する。
In the above description, the flow for performing the heat retention control only on the
本願発明では、上記のように、スキャン間でもスループットに影響を与えずに、保温制御の有無に応じて、こまめにヒータボード213〜215のリーク検知を実施することにより、電流リークによる故障を迅速に検知できる。その結果、無駄なインク、被記録材、及び時間の浪費を防ぐことができる。
In the present invention, as described above, the leak detection of the
<第三の実施形態>
第一〜第三の実施形態ではリーク検知でエラーとなった場合、その時点ですぐにユーザーにエラーを通知し、記録ヘッド102の交換を促す場合を説明した。しかし、記録ヘッド102内のノズル列201〜212の構成次第では、電流リークのあるヒータボードを他の正常なヒータボードで補間(代用)し、記録ヘッド102の延命を図ることが可能である。本実施形態では、そのような場合の構成、及び動作について図8、図9を用いて説明する。
<Third embodiment>
In the first to third embodiments, a case has been described in which, when an error occurs in leak detection, the user is immediately notified of the error and prompted to replace the
図8は、第三の実施形態における記録ヘッド102の構成を示す。ノズル列801〜812はそれぞれ以下のように色(インク)に対応しているものとする。
801:シアン
802:マゼンタ
803:イエロー
804:フォトシアン
805:フォトブラック
806:マットブラック
807:マットブラック
808:フォトブラック
809:フォトシアン
810:イエロー
811:マゼンタ
812:シアン
上記配列は、記録ヘッド102の中心AからR側及びL側に対して、いわゆるミラー配置となっている。つまり、記録ヘッド102おける色の並びは、中心Aを軸として左右対称な配置としている。このような記録ヘッドは、例えば、主に速度を重視したプリンタに搭載される。この配列の場合、ヒータボード213とヒータボード215には同一の色が配置されている。そのため、どちらかのヒータボードに異常が生じた場合であっても、異常が生じていない方のヒータボードにて補間することが可能である。
FIG. 8 shows the configuration of the
801: Cyan 802: Magenta 803: Yellow 804: Photo Cyan 805: Photo Black 806: Matt Black 807: Matt Black 808: Photo Black 809: Photo Cyan 810: Yellow 811: Magenta 812: Cyan A so-called mirror arrangement is provided from the center A to the R side and the L side. That is, the color arrangement in the
[動作フロー]
このような配列の記録ヘッド102を搭載したプリンタにおける動作について図9を用いて説明する。本実施形態では、一例として、ヒータボード213に電流リークが生じ、ヒータボード215によって補間する場合について説明する。
[Operation flow]
The operation of the printer equipped with the recording heads 102 having such an arrangement will be described with reference to FIG. In the present embodiment, as an example, a case where current leakage occurs in the
S901〜904は、第一の実施形態の図4にて説明したS401〜S404と同等であるため、詳細な説明は省略する。ヒータボード213の電圧モニタ信号線314の電圧値が閾値未満である場合(S904にてNO)、S905へ移行する。第一の実施形態では一つでもリーク検知があると即座にエラーを表示した。一方、本実施形態では、メインASIC309は、リークフラグを取得し、メモリ323に記録しておく。このとき、リークフラグは、いずれのヒータボードにて電流リークが生じているか否かを識別できるように設定される。その後、S906へ移行する。
Since S901 to 904 are equivalent to S401 to S404 described with reference to FIG. 4 of the first embodiment, detailed description thereof is omitted. When the voltage value of voltage
S906にて、メインASIC309は、ヒータボード214のリーク検知を行う。ヒータボード214は電流リークが生じていない場合(S906にてYES)、S908へ移行する。一方、ヒータボード214の電圧モニタ信号線315の電圧値が閾値未満である場合(S906にてNO)、S907へ移行し、ヒータボード214のリークフラグを取得し、メモリ323に記憶する。そして、S908へ移行する。
In S906, the
S908にて、メインASIC309は、ヒータボード215のリーク検知を行う。ヒータボード215も電流リークが生じていない場合(S908にてYES)、S910に移行する。一方、ヒータボード215の電圧モニタ信号線316の電圧値が閾値未満である場合(S908にてNO)、S909へ移行し、ヒータボード215のリークフラグを取得し、メモリ323に記憶する。そして、S908へ移行する。
In S908, the
S910にて、メインASIC309は、リーク検知動作を終了する。その後、S911へ移行する。
In S910, the
S911にて、メインASIC309は、補間判定回路324にてエラーフラグがメモリ323に記録されているかを判定する。更に、S912にて、メインASIC309は、電流リークが生じているヒータボードを他のヒータボードで補間できるか否かを判定する。例えば、電流リークが生じているヒータボードはヒータボード213であり、同一の色が配置されているヒータボード215は正常である場合は、補間できると判定する。
In S911, the
補間できる場合は(S912にてYES)S913にて、メインASIC309は、補間処理実行フラグをメモリ323に記録する。そして、以後の印刷ではヒータボード213で印刷する予定だったデータをヒータボード215にて補間して印刷するように制御を行う。また、メインASIC309は、このときオペレーションパネル111にヒータボードの一部が異常であり、補間処理を行っている旨を表示し、記録ヘッド102の交換が望ましい旨と表示する。これにより、ユーザーにヒータボードの異常を認知させる。その後、本処理フローを終了する。
If interpolation is possible (YES in S912), the
補間ができない場合(S912にてNO)、S914にて、メインASIC309は、以降の印刷を停止するとともに、オペレーションパネル111に記録ヘッド102のエラーである旨を通知する。これにより、ユーザーに記録ヘッド102の交換を促す。なお、補間が不可である場合とは、図8に示す構成の場合、ヒータボード214にて電流リークが生じている場合や、ヒータボード213及び215のどちらにおいても電流リークが生じている場合などが挙げられる。
If interpolation is not possible (NO in S912), in S914, the
本実施形態では、上記に述べたように、一つのヒータボードが異常となっても、補間処理が可能な他のヒータボードが正常であった場合には、その正常なヒータボードにて印刷動作の補間を行う。これにより、ユーザーが記録ヘッド102を用意するまでの間、スループットは落ちるが、印刷を続行し続けることができる。その結果、記録ヘッドの延命を図ることができる。
In this embodiment, as described above, even if one heater board becomes abnormal, if another heater board capable of interpolation processing is normal, the printing operation is performed with the normal heater board. Perform interpolation. As a result, until the user prepares the
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、記録ヘッドを搭載したキャリッジユニットを往復走査させて印刷を行うインクジェットを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、記録装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドであってもよい。フルマルチヘッドでは、各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップ(ヒータボード)が一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。このような構成においても、上述した実施形態と同様に、ヒータボード毎にリーク検出できる構成とし、ヒータボード毎にリーク検出をすればよい。また、上述した実施形態では、各ヒータボードが複数色を有するものとしたが、これに限定されず、各ヒータボードは1色のみを有するものであってもよい。この場合も同様に、ヒータボード毎に、印刷データがあるか判定し、それに応じてリークを判定するようにすればよい。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiment described above. For example, in the above-described embodiment, the description has been given by taking as an example an inkjet that performs printing by reciprocating a carriage unit on which a recording head is mounted. However, the present invention is not limited to this. For example, a so-called full multi-head in which nozzles are arranged in a range that covers the width of the print area of the maximum size sheet that can be used by the recording apparatus may be used. In the full multi-head, each color line head may be seamlessly formed by a single nozzle chip, or the divided nozzle chips (heater boards) are regularly arranged in a single row or a staggered arrangement. It may be arranged. In such a configuration as well, as in the above-described embodiment, a configuration is adopted in which leak detection can be performed for each heater board, and leakage detection may be performed for each heater board. In the above-described embodiment, each heater board has a plurality of colors. However, the present invention is not limited to this, and each heater board may have only one color. In this case as well, it is possible to determine whether there is print data for each heater board and determine the leak accordingly.
101:キャリッジユニット、102:記録ヘッド、103:キャリッジ基板、104:メイン基板、105:FFC、106:キャタピラ、107:リニアスケール、108:メインシャフト、109:プラテン、110:被記録材、111:オペレーションパネル、112:支持部材 101: carriage unit, 102: recording head, 103: carriage substrate, 104: main substrate, 105: FFC, 106: caterpillar, 107: linear scale, 108: main shaft, 109: platen, 110: recording material, 111: Operation panel, 112: Support member
Claims (13)
前記記録ヘッドによる記録を行うために用いる第一の電圧を前記記録ヘッドに供給する第一の電源ラインと、
前記複数のヒータボードそれぞれに前記第一の電圧以下の第二の電圧で制限された電流を供給する第二の電源ラインと、
前記第一の電源ラインによる前記第一の電圧の供給のオンオフを切り替える第一のスイッチと、
前記複数のヒータボードそれぞれへの前記第一の電圧の供給のオンオフを切り替える複数の第二のスイッチと、
前記第二の電圧を印加した際にヒータボードに生じる電圧をモニタするための電圧モニタ信号線と、
前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチのオンオフを制御する制御手段と、
前記電圧モニタ信号線の電圧値に基づいて、ヒータボードに電流リークがあるか判定する判定手段と、
を有し、
前記電圧モニタ信号線は、ヒータボード毎に設けられ且つ隣接して配線され、
前記判定手段による判定は、前記第一のスイッチをオンにし、且つ、前記複数の第二のスイッチのうち判定対象のヒータボードに対応する第二のスイッチをオフにした状態で行うことを特徴とする記録装置。 A recording apparatus having a recording head in which a nozzle row for ejecting ink is divided into a plurality of heater boards,
A first power supply line for supplying the recording head with a first voltage used for recording by the recording head;
A second power supply line for supplying a current limited by a second voltage equal to or lower than the first voltage to each of the plurality of heater boards;
A first switch for switching on and off the supply of the first voltage by the first power line;
A plurality of second switches for switching on and off the supply of the first voltage to each of the plurality of heater boards;
A voltage monitor signal line for monitoring a voltage generated in the heater board when the second voltage is applied;
Control means for controlling on / off of the first switch and the second switch;
Based on the voltage value of the voltage monitor signal line, determination means for determining whether there is a current leak in the heater board;
Have
The voltage monitor signal line is provided for each heater board and wired adjacently,
The determination by the determination means is performed in a state in which the first switch is turned on and a second switch corresponding to the determination target heater board is turned off among the plurality of second switches. Recording device.
前記制御手段は、前記決定手段の決定に基づいて制御をすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 A determination unit that determines whether or not to perform the determination by the determination unit;
The recording apparatus according to claim 1, wherein the control unit performs control based on the determination by the determination unit.
前記第二のヒータボードにて補間が可能であると前記第二の判定手段により判定された場合には、当該第二のヒータボードを用いて記録動作を継続することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の記録装置。 Of the plurality of heater boards, when it is determined that there is a current leak in the first heater board, the recording operation by the first heater board using a second heater board different from the first heater board A second determination means for determining whether or not interpolation is possible,
The recording operation is continued using the second heater board when the second determination means determines that the second heater board can be interpolated. The recording apparatus as described in any one of thru | or 6.
前記キャリッジユニットは、前記第一のスイッチ、第二のスイッチ、及び前記制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の記録装置。 The recording apparatus includes a carriage unit on which the recording head is mounted, and a main unit,
The recording apparatus according to claim 1, wherein the carriage unit includes the first switch, the second switch, and the control unit.
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