JP6542607B2 - 農薬組成物およびその使用法 - Google Patents

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Description

本発明は、長期間薬効を持続させることができるとともに茎葉処理時における薬害を軽減または防止することができる茎葉処理用農薬組成物に関するものである。
ピロキサスルホンは、イヌビエ、メヒシバ、エノコログサ、スズメノカタビラ、ジョンソングラス、ノスズメノテッポウ、ネズミムギ(イタリアンライグラス)、ボウムギ(リジッドライグラス)、カラスムギ、カズノコグサ、野生エンバク等のイネ科雑草をはじめ、オオイヌタデ、アオビユ、シロザ、ハコベ、イチビ、アメリカキンゴジカ、アメリカツノクサネム、ブタクサ、アサガオ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、フラサバソウ、ホトケノザ、スミレ等の広葉雑草、ハマスゲ、キハマスゲ、ヒメクグ、カヤツリグサ、コゴメガヤツリ等の多年生及び1年生カヤツリグサ科雑草に高い除草効果を示し、また、広範な除草スペクトラムを有することが知られている。
しかし、ピロキサスルホンは、畑地で茎葉処理される場合、時としてコムギ、オオムギ、ライムギ、トウモロコシ、ソルガム、ダイズ、ナタネ、ベニバナ、ヒマワリ、アマ、ラッカセイ、ゴマ、バレイショ、サツマイモ、タマネギ、ニンニク、テンサイ、ワタ、ミント、シバ、サトウキビ、キャッサバなどの果樹、野菜、花卉、木などの有用作物や有用植物に対して薬害をおよぼすことがあり、使用場面は土壌処理に限定されていた。
このため、ピロキサスルホンに匹敵する農薬活性成分として、これらの有用作物や有用植物に対して安全性が高く、かつ広範な除草スペクトラムを有する畑地茎葉処理用農薬組成物が望まれていた。
一方、農薬活性成分のマイクロカプセル化技術は公知であり、例えば、非特許文献1には、種々の物質を壁材とする、農薬活性成分をはじめとした様々な有用化合物のマイクロカプセルとその製造方法が開示されている。
しかしながら、従来、農薬活性成分のマイクロカプセル化は、総じて農薬活性成分の溶出制御を目的とするものであった。マイクロカプセルからの農薬活性成分の溶出を含め、農薬組成物からの農薬活性成分の溶出は必ず圃場内の水を介して行われるため、水が豊富に存在する水田のような環境において農薬活性成分のマイクロカプセル化は有用な技術とされていた。よって、これまで農薬活性成分のマイクロカプセル化は、水に乏しい畑地などの圃場にあっては技術適用が困難とされてきた。即ち、これまでは、溶出制御以外の現象を目的としてマイクロカプセル化された農薬組成物の知見は乏しく、特に、土壌処理に適用性を有するピロキサスルホンをマイクロカプセル化することで茎葉処理も可能とする製剤技術は一切知られていなかった。
小石ら著、「マイクロ/ナノ系カプセル・微粒子の開発と応用」、株式会社シーエムシー出版、2003年8月31日発行、全文
本発明の目的は、ピロキサスルホンで畑地を茎葉処理した場合に、栽培作物への付着薬害を起こすことがなく、安全性が高く、かつ、広範な除草スペクトラムを有する茎葉処理用農薬組成物を提供することである。
本発明者らは、この課題を解決するべく鋭意研究した結果、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレタンおよび/またはポリウレアでピロキサスルホンをマイクロカプセル化して、ピロキサスルホンの露出を阻む構造とし、前記マイクロカプセルによるピロキサスルホンの隠蔽性が、茎葉散布時には有効であり、その後は速やかに損なわれる、一時的なものとすることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の内容のものである。
(1)ピロキサスルホンと、ピロキサスルホンを隠蔽する隠蔽物質とを含む茎葉処理用農薬組成物であって、前記隠蔽物質が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのみ又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物であるイソシアネートと水である水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレアであって、前記イソシアネートの配合割合はピロキサスルホン1質量部に対して0.25〜1.3質量部であり、茎葉散布時に栽培作物への付着薬害を起こさないように、該ポリウレタンおよび/またはポリウレアによってピロキサスルホンをマイクロカプセル化し、前記隠蔽物質の隠蔽性が散布後は速やかに消失し、前記茎葉処理用農薬組成物の、ピロキサスルホン量が8.5mgになる量を、20℃の水40mLに投入した後、前記水中における1時間後のピロキサスルホン濃度Kと24時間後のピロキサスルホン濃度K24を測定したとき、Kはピロキサスルホンの水溶解度の55%以下であり、かつ、K24はピロキサスルホンの水溶解度の2倍以下であり、かつ、KはK24の55%以下であることを特徴とする、用時、水に希釈して散布する製剤であり、剤型が水和剤、顆粒水和剤又は水性懸濁製剤であるダイズ用の茎葉処理用農薬組成物。
(2)ピロキサスルホンが前記ポリウレアの壁材中に封入又は内包され、マイクロカプセル化されている前記1に記載の茎葉処理用農薬組成物。
(3)前記マイクロカプセルの平均粒径が150μm以下である、前記1または2に記載の茎葉処理用農薬組成物。
)ピロキサスルホン以外の農薬活性成分をさらに含有する、前記1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物。
)前記1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物とピロキサスルホン以外の農薬活性成分を、混合して、ダイズに使用することを特徴とする、茎葉処理方法。
)前記1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物を、用時、水に希釈して、生育期のダイズが生育する畑地に茎葉散布することを特徴とする有害生物の防除方法。
)4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのみ又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物であるイソシアネートと水である水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレアでピロキサスルホンをマイクロカプセル化しており、前記イソシアネートの配合割合はピロキサスルホン1質量部に対して0.25〜1.3質量部であることを特徴とする、前記1〜3のいずれか一項に記載の茎葉処理用農薬組成物の製造方法。
本発明によれば、ピロキサスルホンで畑地を茎葉処理した場合に、栽培作物への付着薬害を起こすことがなく、安全性が高く、かつ、広範な除草スペクトラムを有する茎葉処理用農薬組成物を提供することができる。
本発明の茎葉処理用農薬組成物は、ピロキサスルホンと、ピロキサスルホンを隠蔽する隠蔽物質と、を含む茎葉処理用農薬組成物であって、前記隠蔽物質が、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレタンおよび/またはポリウレアであって、茎葉散布時に栽培作物への付着薬害を起こさないように、該ポリウレタンおよび/またはポリウレアがピロキサスルホンをマイクロカプセル化して、ピロキサスルホンの露出を阻む構造を具備することを特徴とする。このような茎葉処理用農薬組成物は、ピロキサスルホンをポリウレタンおよび/またはポリウレアの壁材中に封入又は内包し、マイクロカプセル化する方法によって製造することができる。
茎葉処理用農薬組成物中のイソシアネートの配合割合は特に限定されないが、ピロキサスルホン1質量部に対して、好ましくは0.1〜50質量部である。かかる範囲であると、茎葉散布時に栽培作物への付着薬害を起こさず、かつ散布後は速やかに隠蔽物質の隠蔽性が消失し、好ましい。
ピロキサスルホンをポリウレタンおよび/またはポリウレアの壁材中に封入又は内包し、マイクロカプセル化する方法としては、例えば、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと非結晶状態のピロキサスルホンを含む揮発性の疎水性溶液からなる第一液を、水溶性ポリマーと水溶性活性水素含有化合物を含む水溶液からなる第二液に投入したあと、高速で撹拌し、次いで加熱して、前記第一液の疎水性溶媒を揮発させることにより、ピロキサスルホンをポリウレタンおよび/またはポリウレアのマトリックス中に内包したマイクロカプセルを得る方法が挙げられる。
または別法として、例えば、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと結晶状態のピロキサスルホンと揮発性の疎水性溶剤を含んでなる第一反応液を、水溶性ポリマーと水溶性活性水素含有化合物を含む水溶液からなる第二反応液に投入したあと、高速で撹拌し、次いで加熱して、前記第一液の疎水性溶媒を揮発させながら、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと前記水溶性ポリマーと前記水溶性活性水素含有化合物とを反応させることにより、ポリウレタンおよび/又はポリウレアを壁材とする、ピロキサスルホンを封入したマイクロカプセルを得る方法が挙げられる。
更なる別法として、例えば、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと結晶状態のピロキサスルホンと不揮発性の疎水性溶剤を含んでなる第一反応液に、水溶性ポリマーと水溶性活性水素含有化合物を含む水溶液からなる第二反応液を投入したあと、高速で撹拌し、次いで加熱して、前記疎水性イソシアネートと前記水溶性ポリマーと前記水溶性活性水素含有化合物とを反応させることにより、ポリウレタンおよび/又はポリウレアを壁材とするピロキサスルホンを封入したマイクロカプセルを得る方法が挙げられる。
前記方法において、結晶状態のピロキサスルホンを第一反応液に配合する方法に代え、脂肪族イソシアネートまたは芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと不揮発性の疎水性溶剤を含んでなる第一反応液と、水溶性ポリマーと水溶性活性水素含有化合物を含む水溶液からなる第二反応液とを混合し、高速で攪拌しながら該混合液にピロキサスルホンを投入してもよい。
また、上記各方法において、第二反応液中に含ませる活性水素含有化合物は、第一反応液と水溶性ポリマーの水溶液とを混合したのち、別個に加え、緩やかにかきまぜることにより反応させてもよい。
この際、第一反応液において、ピロキサスルホンと併用する芳香族イソシアネートとして、例えば、2,4―トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートなどのトリレンジイソシアネートや2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジフェニルメタンジイソシアネート、を挙げることができる。
また、第一反応液において、脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートとピロキサスルホンを溶解・懸濁するための疎水性溶剤としては、特に限定されないが、例えば、エチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソデシル等のエステル類、大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ油等の植物油などを挙げることができ、特にフェニルキシリルエタンが好ましい。
次に、第二反応液の成分として用いられる水溶性ポリマーとしては、特に限定されないが、例えば、ポリアクリル酸又はその水溶性塩、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールなどを挙げることができる。これらの水溶性ポリマーの水溶液中濃度は特に限定されないが、通常0.5〜5質量%の範囲から選ばれる。
また、前記第二反応液中に含有される水溶性活性水素含有化合物としては、例えばグリコール類、グリセリンなどのヒドロキシ化合物、エチレンジアミンなどのアミノ化合物が用いられる。水も活性水素含有化合物としての役割を果たすが、水溶液中に存在するので特に添加する必要はない。
第一反応液と第二反応液との反応条件は、脂肪族イソシアネートまたは芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネート、疎水性溶剤及び水溶性ポリマーにもよるが、例えば、両者を1000〜10000rpmの速度で高速撹拌しながら混合したのち、室温下で、または50〜100℃の温度に加熱しながら、10分〜6時間程度攪拌することによって行われる。
上記反応により、活性水素含有化合物としてヒドロキシ化合物又はアミノ化合物を用いた場合にはポリウレタンが形成され、また、水が活性水素含有化合物として作用した場合にはポリウレアが形成され、マイクロカプセルの壁材となる。したがって、反応体となる第一反応液中の脂肪族イソシアネートまたは、芳香族イソシアネートまたは、その両方を含むイソシアネートと第二反応液中の水溶性活性水素含有化合物及び水溶性ポリマーの使用割合は、それぞれポリウレタン又はポリウレアを生成する反応式に基づいて、化学量論的に定められる。
上記反応は、さらに所望に応じ、例えば、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース又はその塩、アラビアガム、ゼラチン、デキストリン、水溶性デンプンのような水溶性増粘剤、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックコポリマーエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩等のアニオン性界面活性剤、ポリアルキルシロキサン、高級脂肪酸塩等の消泡剤の存在下で行ってもよい。これらの添加剤は、第一反応液又は第二反応液に予め含有させてもよいし、あるいは、第一反応液、第二反応液とは別個に加えてもよい。
このようにして得られる本発明のマイクロカプセル化したピロキサスルホンは、その平均粒子径(体積メジアン径)を適宜選ぶことができる。該粒子径は通常0.1〜、150μm好ましくは0.5〜100μm、更に好ましくは1〜50μmの範囲から選ばれる。
本発明の茎葉処理用農薬組成物は、必要に応じ、農薬製剤に通常用いられる添加成分を任意に含有させることができる。
前記添加成分としては、例えば、固体担体、液体担体等の担体、界面活性剤、結合剤、粘着性付与剤、増粘剤、着色剤、拡展剤、展着剤、凍結防止剤、固結防止剤、崩壊剤、分解防止剤、消泡剤等が挙げられる。その他、必要に応じ、防腐剤、植物片等を添加成分に用いてもよい。これらの添加成分は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
固体担体としては、例えば、石英、クレー、珪砂、カオリナイト、ピロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、珪藻土等の天然鉱物類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩類、合成ケイ酸、合成ケイ酸塩、デンプン、セルロース、植物粉末等の有機固体担体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等のプラスチック担体、尿素、無機中空体、プラスチック中空体、フュームドシリカ(fumed silica,ホワイトカーボン)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等の一価アルコール類や、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類のようなアルコール類、プロピレングリコールエーテル等の多価アルコール化合物類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類、γ−ブチロラクトン等のラクトン類、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−アルキルピロリジノン等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物類、大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ油等の植物油、水等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックコポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、ポリオキシエチレンエーテル型シリコーン、エステル型シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、N−メチル−脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤、ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等のアルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤、アミノ酸型又はベタイン型等の両性界面活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
結合剤や粘着性付与剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースやその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6000〜500万のポリオキシエチレン、燐脂質(例えばセファリン、レシチン等)等が挙げられる。これらの結合剤や粘着性付与剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル系ポリマー、デンプン誘導体、多糖類のような水溶性高分子、高純度ベントナイト、フュームドシリカ(fumed sirica,ホワイトカーボン)のような無機微粉等が挙げられる。これらの増粘剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
着色剤としては、例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料、アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料等が挙げられる。これらの着色剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
拡展剤としては、例えば、セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、架橋ポリビニルピロリドン、マレイン酸とスチレン類の共重合体、(メタ)アクリル酸系共重合体、多価アルコールからなるポリマーとジカルボン酸無水物とのハーフエステル、ポリスチレンスルホン酸の水溶性塩等が挙げられる。これらの拡展剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
展着剤としては、例えば、パラフィン、テルペン、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレン、ワックス、ポリビニルアルキルエーテル、アルキルフェノールホルマリン縮合物、デンプンのリン酸エステル、合成樹脂エマルション等が挙げられる。これらの展着剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられる。これらの凍結防止剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
固結防止剤としては、例えば、デンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類、ポリビニルピロリドン、フュームドシリカ(fumed silica,ホワイトカーボン)、エステルガム、石油樹脂等が挙げられる。これらの固結防止剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
崩壊剤としては、例えば、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ステアリン酸金属塩、セルロース粉末、デキストリン、メタクリル酸エステル系共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、スルホン化スチレン・イソブチレン・無水マレイン酸共重合体、デンプン・ポリアクリロニトリルグラフト共重合体等が挙げられる。これらの崩壊剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
分解防止剤としては、例えば、ゼオライト、生石灰、酸化マグネシウムのような乾燥剤、フェノール化合物、アミン化合物、硫黄化合物、リン酸化合物等の酸化防止剤、サリチル酸化合物、ベンゾフェノン化合物等の紫外線吸収剤等が挙げられる。これらの分解防止剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、変性シリコーン、ポリエーテル、脂肪酸エステル、脂肪酸塩等が挙げられる。これらの消泡剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラヒドロキシ安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、1,2−ベンゾチアゾリン−3−オン等が挙げられる。これらの防腐剤は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
植物片としては、例えば、おがくず、ヤシガラ、トウモロコシ穂軸、タバコ茎等が挙げられる。これらの植物片は単独で用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の茎葉処理用農薬組成物に上記添加成分を含有させる場合、その配合割合は、質量基準で、担体では通常5〜95%、好ましくは20〜90%、界面活性剤では通常0.1〜30%、好ましくは0.5〜10%、その他の添加成分は通常0.1〜30%、好ましくは0.5〜10%の範囲で選ばれる。
本発明の茎葉処理用農薬組成物は、ピロキサスルホンをマイクロカプセル化した隠蔽物質である組成物をそのまま用いてもよいが、該組成物は通常、上記添加成分とともに、例えば、水和剤、粉剤、顆粒水和剤、水性懸濁製剤、油性懸濁製剤、粒剤、ジャンボ剤、サスポエマルションまたは均一拡散製剤等の任意の剤型に製剤化して使用される。好ましい剤型としては、粉剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、水性懸濁製剤及び油性懸濁製剤が挙げられる。
本発明の茎葉処理用農薬組成物が粒状物である場合、粒状物の例としては、粒径0.3〜10mmの球状、円柱状、紡錘状または不定形状のものなどが挙げられる。
球状粒剤の粒径は通常0.3〜10mm、好ましくは0.3〜3mmである。
円柱状粒剤の直径は通常0.6〜5mm、好ましくは0.8〜3mmであり、その粒長は通常1〜10mm、好ましくは1.5〜8mmである。
紡錘状粒剤の短径は通常0.3〜3mmであり、その長径は通常1〜10mmである。
なお、本発明の茎葉処理用農薬組成物を製剤化する際に、該組成物に含有されるピロキサスルホンの他に、1または2以上の他の農薬活性成分を任意に混合することもできる。ここでいう他の農薬活性成分は、ピロキサスルホンとともにポリウレタンおよび/またはポリウレア中に封入または内包する形で配合してもよいし、本発明の組成物に準じた構成で、ピロキサスルホンとは別に隠蔽物質中に封入、内包又は被覆する形で配合してもよい。或いは、本発明の効果を損なわない範囲内で、本発明の如き隠蔽構造を具備しない任意の農薬活性成分を混合してもよい。ここで言う任意の農薬活性成分には、ピロキサスルホンも含まれる。更には、任意の薬害軽減成分や、肥料などの農薬以外の農業用資材との混合組成物とすることもできる。
混合できる農薬活性成分として、配合可能な除草活性成分、殺虫活性成分、殺菌活性成分、植物成育調節活性成分の例を以下に記載するが、本発明はこれらの農薬活性成分に限定されるものではない。
除草活性成分:
アイオキシニル(ioxynil)、アクロニフェン(aclonifen)、アクロレイン(acrolein)、アザフェニジン(azafenidin)、アシフルオルフェン(acifluorfen)(ナトリウム等の塩を含む)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロ−ル(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アニロホス(anilofos)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノシクロピラクロル(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミプロホス・メチル(amiprofos−methyl)、アメトリン(ametryn)、アラクロール(alachlor)、アロキシジム(alloxydim)、イソウロン(isouron)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソプロツロン(isoproturon)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イマザキン(imazaquin)、イマザピク(imazapic)(アミン等との塩を含む)、イマザピル(imazapyr)(イソプロピルアミン等の塩を含む)、イマザメタベンズ・メチル(imazamethabenz−methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダジフラム(indaziflam)、インダノファン(indanofan)、エグリナジン・エチル(eglinazine−ethyl)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタメトスルフロン・メチル(ethametsulfuron−methyl)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エチジムロン(ethidimuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン・エチル(ethoxyfen−ethyl)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エンドタール二ナトリウム塩(endothal−disodium)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オルベンカルブ(orbencarb)、カフェンストロール(cafenstrole)、カルフェントラゾン・エチル(carfentrazone−ethyl)、カルブチレート(karbutilate)、カルベタミド(carbetamide)、キザロホップ(quizalofop−ethyl)、キザロホップ・P・エチル(quizalofop−P−ethyl)、キザロホップ・P・テフリル(quizalofop−P−tefuryl)、キノクラミン(quinoclamine)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クミルロン(cumyluron)、クラシホス(clacyfos)、グリホサート(glyphosate)(ナトリウム、カリウム、アミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアミン又はトリメシウム等の塩を含む)、グルホシネート(glufosinate)(アミン又はナトリウム等の塩を含む)、グルホシネート・P・ナトリウム塩(glufosinate−P−sodium)、クレトジム(clethodim)、クロジナホップ・プロパルギル(clodinafop−propargyl)、クロピラリド(clopyralid)、クロマゾン(clomazone)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロメプロップ(clomeprop)、クロランスラム・メチル(cloransulam−methyl)、クロランベン(chloramben)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン・エチル(chlorimuron−ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタル・ジメチル(chlorthal−dimethyl)、クロルチアミド(chlorthiamid)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルフルレノール・メチル(chlorflurenol−methyl)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、サフルフェナシル(saflufenacil)、シアナジン(cyanazine)、シアナミド(cyanamide)、ジウロン(diuron)、ジエタチル・エチル(diethatyl−ethyl)、ジカンバ(dicamba)(アミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、ジグリコールアミン、ナトリウム又はリチウム等の塩を含む)、シクロエート(cycloate)、シクロキシジム(cycloxydim)、ジクロスラム(diclosulam)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジクロホップ・P・メチル(diclofop−P−methyl)、ジクロホップ・メチル(diclofop−methyl)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジクロルプロップ−P(dichlorprop−P)、ジクワット(diquat)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、ジニトラミン(dinitramine)、シニドン・エチル(cinidon−ethyl)、シノスルフロン(cinosulfuron)、ジノテルブ(dinoterb)、シハロホップ・ブチル(cyhalofop−butyl)、ジフェナミド(diphenamid)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、シマジン(simazine)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミド・P(dimethenamid−P)、シメトリン(simetryn)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメフロン(dimefuron)、シンメチリン(cinmethylin)、スエップ(swep)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、セトキシジム(sethoxydim)、ターバシル(terbacil)、ダイムロン(daimuron)、ダラポン(dalapon)、チアゾピル(thiazopyr)、チアフェナシル(tiafenacil)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)(ナトリウム塩、メチルエステル等を含む)、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオベンカルブ(thiobencarb)、チジアジミン(thidiazimin)、チフェンスルフロン・メチル(thifensulfuron−methyl)、デスメディファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryne)、テニルクロール(thenylchlor)、テブタム(tebutam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テムボトリオン(tembotrione)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、テルブメトン(terbumeton)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアジフラム(triaziflam)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリアファモン(triafamone)、トリアレート(tri−allate)、トリエタジン(trietazine)、トリクロピル(triclopyr)、トリクロピル−ブトティル(triclopyr−butotyl)、トリフルジムオキサジン(trifludimoxazin)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、トリフルスルフロン・メチル(triflusulfuron−methyl)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフロキシスルフロンナトリウム塩(trifloxysulfuron−sodium)、トリベニュロン・メチル(tribenuron−methyl)、トルピラレート(tolpyralate)、ナプタラム(naptalam)(ナトリウム等との塩を含む)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロパミド−M(napropamide−M)、ネブロン(neburon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、バーナレート(vernolate)、パラコート(paraquat)、ハルキシフェン−メチル(halauxifen−methyl)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップ・P(haloxyfop−P)、ハロキシホップ−エトティル(haloxyfop−etotyl)、ハロスルフロン・メチル(halosulfuron−methyl)、ピクロラム(picloram)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビスピリバック・ナトリウム塩(bispyribac−sodium)、ピノキサデン(pinoxaden)、ビフェノックス(bifenox)、ピペロホス(piperophos)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピラゾスルフロン・エチル(pyrazosulfuron−ethyl)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ビラナホス(bilanafos)、ピラフルフェン・エチル(pyraflufen−ethyl)、ピリダフォル(pyridafol)、ピリチオバック・ナトリウム塩(pyrithiobac−sodium)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリミノバック・メチル(pyriminobac−methyl)、ピロクススラム(pyroxsulam)、フェニソファム(phenisopham)、フェニュロン(fenuron)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェノキサプロップ・P・エチル(fenoxaprop−P−ethyl)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンチアプロップ・エチル(fenthiaprop−ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、フェンメディファム(phenmedipham)、フォラムスルフロン(foramsulfuron)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチレート(butylate)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フラムプロップ(flamprop)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フラムプロップ・M(flamprop−M)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フルアジホップ・ブチル(flua
zifop−butyl)、フルアジホップ・P・ブチル(fluazifop−P−butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオログリコフェン・エチル(fluoroglycofen−ethyl)、フルカルバゾン・ナトリウム塩(flucarbazone−sodium)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルチアセット・メチル(fluthiacet−methyl)、フルピルスルフロン・メチル・ナトリウム塩(flupyrsulfuron−methyl−sodium)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェンピル・エチル(flufenpyr−ethyl)、フルプロパネート(flupropanate)、フルポキサム(flupoxame)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック・ペンチル(flumiclorac−pentyl)、フルメツラム(flumetsulam)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルロクロリドン(flurochloridone)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロカルバゾン・ナトリウム塩(procarbazone−sodium)、プロジアミン(prodiamine)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパクロール(propachlor)、プロパジン(propazine)、プロパニル(propanil)、プロピザミド(propyzamide)、プロピソクロール(propisochlor)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロファム(propham)、プロフルアゾール(profluazol)、プロポキシカルバゾン・ナトリウム塩(propoxycarbazone−sodium)、プロホキシジム(profoxydim)、ブロマシル(bromacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、プロメトリン(prometryn)、プロメトン(prometon)、ブロモキシニル(bromoxynil)(酪酸、オクタン酸又はヘプタン酸等のエステル体を含む)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモブチド(bromobutide)、フロラスラム(florasulam)、ペトキサミド(pethoxamid)、ベナゾリン(benazolin)、ペノキススラム(penoxsulam)、ヘプタマロキシログルカン(heptamaloxyloglucan)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ペブレート(pebulate)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ペンジメタリン(pendimethalin)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンスリド(bensulide)、ベンスルフロン・メチル(bensulfuron−methyl)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンタゾン(bentazone)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンフルラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ホサミン(fosamine)、ホメサフェン(fomesafen)、メコプロップ(mecoprop)(ナトリウム、カリウム、イソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミン等の塩を含む)、メコプロップ・P・カリウム塩(mecoprop−P−potassium)、メソスフロン・メチル(mesosulfuron−methyl)、メソトリオン(mesotrione)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メタミトロン(metamitron)、メタミホップ(metamifop)、メチオゾリン(methiozolin)、メチルダイムロン(methyldymuron)、メトキスロン(metoxuron)、メトスラム(metosulam)、メトブロムロン(metobromuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メフェナセット(mefenacet)、モノリニュロン(monolinuron)、モリネート(molinate)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩(iodosulfulon−methyl−sodium)、ヨーフェンスルフロン(iofensulfuron)、ヨーフェンスルフロン・ナトリウム塩(iofensulfuron−sodium)、ラクトフェン(lactofen)、リニュロン(linuron)、レナシル(lenacil)、2,3,6−TBA(2,3,6−トリクロロ安息香酸)、2,4,5−T(2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸)、2,4−D(2,4−ジクロロフェノキシ酢酸)(アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、イソプロピルアミン、ナトリウム又はリチウム等の塩を含む)、2,4−DB(4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸)、AE−F−150944(コード番号)、DNOC(4,6−ジニトロ−O−クレゾール)(アミン又はナトリウム等の塩を含む)、EPTC(S−エチルジプロピルチオカーバメート)、MCPA(2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸)、MCPA・チオエチル(MCPA−thioethyl)、MCPB(2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸)(ナトリウム塩、エチルエステル等を含む)、SYP−298(コード番号)、SYP−300(コード番号)、S−メトラクロール(S−metolachlor)、TCA(2,2,2−トリクロロ酢酸)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニア等の塩を含む)。
殺虫活性成分:
アクリナトリン(acrinathrin)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホス・エチル(azinphos−ethyl)、アジンホス・メチル(azinphos−methyl)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アセフェート(acephate)、アゾシクロチン(azocyclotin)、アバメクチン(abamectin)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)[d−cis−trans−体、d−trans−体を含む]、イサゾホス(isazophos)、イサミドホス(isamidofos)、イソカルボホス(isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、イソフェンホス・メチル(isofenphos−methyl)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イベルメクチン(ivermectin)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エチレンジブロミド(ethylene dibromide)、エトキサゾール(etoxazole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、エマメクチンベンゾエート(emamectin benzoate)、エンドスルファン(endosulfan)、エンペントリン(empenthrin)、オキサミル(oxamyl)、オキシジメトン・メチル(oxydemeton−methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos)、オメトエート(omethoate)、カズサホス(cadusafos)、カッパ−テフルトリン(kappa−tefluthrin)、カッパ−ビフェントリン(kappa−bifenthrin)、カランジン(karanjin)、カルタップ(cartap)、カルバリル(carbaryl)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルボフラン(carbofuran)、ガンマ−BHC(gamma−BHC)、キシリルカルブ(xylylcarb)、キナルホス(quinalphos)、キノプレン(kinoprene)、キノメチオネート(chinomethionat)、クマホス(coumaphos)、クリオライト(cryolite)、クロチアニジン(clothianidin)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルデン(chlordane)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス・メチル(chlorpyrifos−methyl)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、シアノホス(cyanophos)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアミダホス(diamidafos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、ジエノクロル(dienochlor)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、ジオフェノラン(diofenolan)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロロメゾチアッツ(dicloromezotiaz)、1,3−ジクロロプロペン(1,3−dichloropropene)、ジコホル(dicofol)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジスルホトン(disulfoton)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジノブトン(dinobuton)、シハロトリン(cyhalothrin)[gamma−体,lambda−体を含む]、シフェノトリン(cyphenothrin)[(1R)−trans−体を含む]、シフルトリン(cyfluthrin)[beta−体を含む]、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ジフロビダジン(diflovidazin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)[alpha−体,beta−体,theta−体,zeta−体を含む]、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメフルスリン(dimefluthrin)、ジメトエート(dimethoate)、シラフルオフェン(silafluofen)、シロマジン(cyromazine)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルコフロン・ナトリウム(sulcofuron−sodium)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、スルホテップ(sulfotep)、ダイアジノン(diazinon)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオキサザフェン(tioxazafen)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ(thiosultap)、チオナジン(thionazin)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、デメトン・S・メチル(demeton−S−methyl)、テメホス(temephos)、デルタメトリン(deltamethrin)、テルブホス(terbufos)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリメタカルブ(trimethacarb)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ナレッド(naled)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、バーティシリウム レカニ(Verticillium lecanii)、ハイドロプレン(hydroprene)、パスツーリアペネトランス胞子(Pasteuriapenetrans)、バミドチオン(vamidothion)、パラチオン(parathion)、パラチオン・メチル(parathion−methyl)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオアレスリンS−シクロペンテニル(bioallethrin S−cyclopentenyl)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリミホス・メチル(pirimiphos−methyl)、ピレトリン(pyrethrine)、ファムフル(famphur)、フィプロニル(fipronil)、フェナザキン(fenazaquin)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノトリン(phenothrin)[(1R)−trans−体を含む]、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェンチオン(fenthion)、フェントエート(phenthoate)、フェンバレレート(fenvalerate)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンブタンチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フォノホス(fonofos)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブプロフェジン(buprofezin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、プラレトリン(prallethrin)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアズロン(fluazuron)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルオロ酢酸ナトリウム塩(sodium fluoroacetate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルバリネート(fluvalinate)[tau−体を含む]、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、フルフィプロール(flufiprole)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルヘキサフォン(fluhexafon)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルメトリン(flumethrin)、プロチオホス(prothiofos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、フロニカミド(flonicamid)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite)、プロフェノ
ホス(profenofos)、ブロフラニリド(broflanilide)、プロフルトリン(profluthrin)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポキスル(propoxur)、フロメトキン(flometoquin)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ヘキサチアゾクス(hexythiazox)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ペキロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroceus)、ヘプタフルスリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ペルメトリン(permethrin)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ボーベリア・テネーラ(Beauveria tenella)、ボーベリア・バッシアーナ(Beauveria bassiana)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、ホキシム(phoxim)、ホサロン(phosalone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ホルメタネート(formetanate)、ホレート(phorate)、マラチオン(malathion)、ミルベメクチン(milbemectin)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メソプレン(methoprene)、メソミル(methomyl)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタミドホス(methamidophos)、メタム(metham)、メチオカルブ(methiocarb)、メチダチオン(methidathion)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)、メチルブロマイド(methyl bromide)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトトリン(methothrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトプレン(methoprene)、メトルカルブ(metolcarb)、メビンホス(mevinphos)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatophagum)、モノクロトホス(monocrotophos)、モムフルオロスリン(momfluorothrin)、リトルアA(litlure−A)、リトルアB(litlure−B)、りん化アルミニウム(aluminium phosphide)、りん化亜鉛(zinc phosphide)、りん化水素(phosphine)、ルフェヌロン(lufenuron)、レスカルレ(rescalure)、レスメトリン(resmethrin)、レピメクチン(lepimectin)、ロテノン(rotenone)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、石灰窒素(calcium cyanide)、硫酸ニコチン(nicotinesulfate)、(Z)−11−テトラデセニル=アセタート、(Z)−11−ヘキサデセナール、(Z)−11−ヘキサデセニル=アセタート、(Z)−9,12−テトラデカジエニル=アセタート、(Z)−9−テトラデセン−1−オール、(Z,E)−9,11−テトラデカジエニル=アセタート、(Z,E)−9,12−テトラデカジエニル=アセタート、バシルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)、バシルス・ズブチリス(Bacillus subtillis)、バシルス・スフェリカス(Bacillus sphaericus)、バシルス・チューリンゲンシス・亜種・アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp. Aizawai)、バシルス・チューリンゲンシス・亜種・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp. Israelensis)、バシルス・チューリンゲンシス・亜種・クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki)、バシルス・チューリンゲンシス・亜種・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp. Tenebrionis)、Btタンパク質(Cry1Ab, Cry1Ac, Cry1Fa, Cry2Ab, mCry3A, Cry3Ab, Cry3Bb, Cry34/35Ab1)、CL900167(コード番号)、DCIP(ビス‐(2−クロロ‐1−メチルエチル)エーテル)、DDT(1,1,1−トリクロロ‐2,2−ビス(4−クロロフェニル)エタン)、DEP(ジメチル−2,2,2−トリクロロ‐1−ヒドロキシエチルホスホネート)、DNOC(4,6−ジニトロ−o−クレゾール)、DSP(O,O−ジエチル−O−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]ホスホロチオネート)、EPN(O−エチル O−(4−ニトロフェニル)フェニルホスホノチオエート)、核多角体病ウイルス包埋体、NA−85(コード番号)、NA−89(コード番号)、NC−515(コード番号)、RU15525(コード番号)、ZDI−2501(コード番号)、XMC、Z−13−イコセン−10−オン、ZXI8901(コード番号)、ME5382。
殺菌活性成分:
アザコナゾール(azaconazole)、アシベンゾラル・S・メチル(acibenzolar−S−methyl)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、アニラジン(anilazine)、アミスルブロム(amisulbrom)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アルジモルフ(aldimorph)、イソチアニル(isotianil)、イソピラザム(isopyrazam)、イソフェタミド(isofetamid)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イマザリル(imazalil)、イミノクタジン・アルベシル酸塩(iminoctadine−trialbesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine−triacetate)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、エジフェンホス(edifenphos)、エタコナゾ−ル(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモル(ethirimol)、エトキシキン(ethoxyquin)、エトリジアゾール(etridiazole)、エネストロブリン(enestroburin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、オーガニックオイル(organic oils)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサジニラゾール(oxazinylazole)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシキノリン銅(oxine−copper)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole−fumarate)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オクタン酸銅(copper dioctanoate)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、オルソフェニルフェノール(o−phenylphenol)、カスガマイシン(kasugamycin)、カプタホール(captafol)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボネ(carvone)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノメチオネート(chinomethionat)、キャプタン(captan)、キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)、グアザチン(guazatine)、クフラネブ(cufraneb)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、クレソキシム・メチル(kresoxim−methyl)、クロジラコン(clozylacon)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロネブ(chloroneb)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジチアノン(dithianon)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール・M(diniconazole−M)、ジネブ(zineb)、ジノカップ(dinocap)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シメコナゾール(simeconazole)、ジメチリモル(dimethirimol)、ジメチルジスルフィド(dimethyl disulfide)、ジメトモルフ(dimethomorph)、シモキサニル(cymoxanil)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジラム(ziram)、シルチオファム(silthiofam)、ストレプトマイシン(streptomycin)、スピロキサミン(spiroxamine)、セダキサン(sedaxane)、ゾキサミド(zoxamide)、ダゾメット(dazomet)、チアジニル(tiadinil)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チウラム(thiram)、チオファネート(thiophanate)、チオファネート・メチル(thiophanate−methyl)、チフルザミド(thifluzamide)、テクナゼン(tecnazene)、テクロフタラム(tecloftalam)、テトラコナゾール(tetraconazole)、デバカルブ(debacarb)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、テルビナフィン(terbinafine)、ドジン(dodine)、ドデモルフ(dodemorph)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トルクロホス・メチル(tolclofos−methyl)、トルニファニド(tolnifanide)、トルプロカルブ(tolprocarb)、ナーバム(nabam)、ナタマイシン(natamycin)、ナフティフィン(naftifine)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニトロタル・イソプロピル(nitrothal−isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、ノニルフェノールスルホン酸銅(copper nonyl phenol sulphonate)、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)(strain:QST 713)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、ピカルブトラゾックス(picarbutrazox)、ビキサフェン(bixafen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ビテルタノール(bitertanol)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ピペラリン(piperalin)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ファーバム(ferbam)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナジンオキシド(phenazine oxide)、フェナミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモル(fenarimol)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フォルペット(folpet)、フサライド(phthalide)、ブピリメート(bupirimate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ブラストサイジン−S(blasticidin−S)、フラメトピル(furametpyr)、フララキシル(furalaxyl)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、フルアジナム(fluazinam)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール・シス(furconazole−cis)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルメトベル(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、プロキナジド(proquinazid)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ブロノポール(bronopol)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb−hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、プロベナゾール(probenazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル・M(benalaxyl−M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンチアバリカルブ・イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、ボスカリド(boscalid)、ホセチル(fosetyl)(alminium, calcium, sodium)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、マンコゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンデストロビン(mandestrobin)、マンネブ(maneb)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミネラルオイル(mineral oils)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メタム(metam)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル・M(metalaxyl−M)、メチラム(metiram)
、メトコナゾール(metconazole)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メプロニル(mepronil)、ヨードカルブ(iodocarb)、ラミナリン(laminarin)、亜リン酸及び塩(phosphorous acid and salts)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、銀(silver)、酸化第一銅(cuprous oxide)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、炭酸水素カリウム(potassium bicarbonate)、炭酸水素ナトリウム(sodium bicarbonate)、硫黄(sulfur)、硫酸オキシキノリン(oxyquinoline sulfate)、硫酸銅(copper sulfate)、(3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イル)メチル 4−(tert−ブチル)安息香酸エステル(化学名、CAS登録番号:1231214−23−5)、3−((3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イル)メトキシ)ベンゾ[d]イソチアゾール−1,1−ジオキシド(化学名、CAS登録番号:957144−77−3)、BAF−045(コード番号)、BAG−010(コード番号)、DBEDC(ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩[II])、MIF−1002(コード番号)、TPTA(酢酸トリフェニルスズ)、TPTC(トリフェニルチンクロライド)、TPTH(水酸化トリフェニルスズ)、非病原性エルビニア・カロトボーラ。
植物生育調節活性成分:
1−ナフチルアセトアミド(1−naphthylacetamide)、1−メチルシクロプロペン(1−methylcyclopropene)、2,6−ジイソプロピルナフタレン(2,6−diisopropylnaphthalene)、4−CPA(4−クロロフェノキシ酢酸)、4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ酪酸(化学名、CAS登録番号:1083−55−2)、アビグリシン(aviglycine)、アンシミドール(ancymidol)、イナベンフィド(inabenfide)、インドール酢酸(indole acetic acid)、インドール酪酸(indole butyric acid)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾール−P(uniconazole−P)、エチクロゼート(ethychlozate)、エテホン(ethephon)、エポコレオン(epocholeone)、カルボネ(carvone)、クロキシホナック(cloxyfonac)、クロキシホナック・カリウム塩(cloxyfonac−potassium)、クロプロップ(cloprop)、クロルメコート(chlormequat)、サイトカイニン(cytokinins)、シクラニリド(cyclanilide)、ジケグラック(dikegulac)、ジベレリン(gibberellins)、ジメチピン(dimethipin)、シントフェン(sintofen)、ダミノジット(daminozide)、チジアズロン(thidiazuron)、n−デシルアルコール(n−decanol)、トリアコンタノール(triacontanol)、トリネキサパック・エチル(trinexapac−ethyl)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、フルメトラリン(flumetralin)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルレノール(flurenol)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロヘキサジオン・カルシウム塩(prohexadione−calcium)、ベンジルアミノプリン(benzylaminopurine)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メピコート・クロリド(mepiquat chloride)、メフルイジド(mefluidide)、過酸化カルシウム。
また、配合可能な薬害軽減成分の例を以下に記載するが、本発明はこれらの薬害軽減成分に限定されるものではない。
薬害軽減成分:
AD−67(4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン)、DKA−24(N1,N2−ジアリル−N2−ジクロロアセチルグリシンアミド)、MG−191(2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキサン)、MON4660(コード番号)、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド(化学名、CAS登録番号:129531−12−0)、PPG−1292(2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキサン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド)、R−29148(3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチル−1,3−オキサゾリジン)、TI−35(コード番号)、イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェン−エチル(isoxadifen−ethyl)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、クロキントセット−メキシル(cloquintcet−mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonone)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ナフタル酸無水物(1,8−Naphthalic Anhydride)、フェンクロラゾール−エチル(fenchlorazole−ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フルラゾール(flurazole)、ベノキサコル(benoxacor)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルエチル(mefenpyr−ethyl)、メフェンピル−ジエチル(mefenpyr−diethyl)、低級アルキル置換安息香酸。
本発明の茎葉処理用農薬組成物の製造方法は特に制限されないが、通常、以下の方法が用いられる。
(1)ポリウレタンおよび/またはポリウレアによりマイクロカプセル化されたピロキサスルホン及びその他の原料の混合品に適当量の水を加えて混練後、一定の大きさの穴を開けたスクリーンから押出し造粒し、乾燥する方法。
(2)ポリウレタンおよび/またはポリウレアによりマイクロカプセル化されたピロキサスルホン及びその他の原料を、水や適当な溶剤に混合し、均一に懸濁させる方法。
(3)ポリウレタンおよび/またはポリウレアによりマイクロカプセル化されたピロキサスルホンを適当な担体と混合した後に乾燥し、その他の原料を混合する方法。
本発明の茎葉処理用農薬組成物は、茎葉処理直後にはピロキサスルホンが十分に隠蔽されており、かつ、かかる隠蔽機能は経時的に速やかに消失する。かかる性能の確認は、下記の方法により評価すればよい。すなわち、供試組成物の所定量を20℃の水に投入した後、水中における1時間後のピロキサスルホン濃度K1と、24時間後のピロキサスルホン濃度K24とを測定したとき、K1がピロキサスルホンの水溶解度の55%以下であり、かつK24がピロキサスルホンの水溶解度の2倍以下であり、かつK1がK24よりも十分に低ければ、本発明の茎葉処理用農薬組成物は所期の効果を奏する上で好ましい。本発明の茎葉処理用農薬組成物において、通常、K1はK24の55%以下であり、好ましくは40%以下であり、更に好ましくは30%以下である。
以上説明した本発明の茎葉処理用農薬組成物を、生育期の栽培作物が生育する畑地に茎葉散布処理する方法は特に制限されず、組成物の剤型によって慣行の常法に則って実施すればよい。栽培作物としては、コムギ、オオムギ、ライムギ、トウモロコシ、ソルガム、ダイズ、ナタネ、ベニバナ、ヒマワリ、アマ、ラッカセイ、ゴマ、バレイショ、サツマイモ、タマネギ、ニンニク、テンサイ、ワタ、ミント、サトウキビ、キャッサバ及びシバが挙げられる。
以下、本発明を実施例および試験例にて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。なお、以下の実施例において、「部」は質量部、「%」は質量%を、夫々表す。
実施例1
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(東ソー製、商品名「コロネート1021」)6.40部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)8.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液77.15部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン8.15部を加え、ディゾルバー(プライミクス製、製品名「TKロボミックス」、以下同じ)で回転速度2000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が8.19質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が35.69μmの球形粒子であった。
実施例2
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(東ソー製、商品名「コロネート1021」)6.00部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)15.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液63.41部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン15.29部を加え、ディゾルバーで回転速度2000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が15.71質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が32.78μmの球形粒子であった。
実施例3
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(東ソー製、商品名「コロネート1021」)5.00部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)10.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液74.51部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン10.19部を加え、ディゾルバーで回転速度2000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が10.89質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が37.93μmの球形粒子であった。
実施例4
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(東ソー製、商品名「コロネート1021」)6.00部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)20.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液53.32部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン20.38部を加え、ディゾルバーで回転速度2000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が20.74質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が32.63μmの球形粒子であった。
実施例5
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物(東ソー製、商品名「コロネート1021」)4.00部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)15.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液65.41部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン15.29部を加え、ディゾルバーで回転速度2000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が15.54質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が24.00μmの球形粒子であった。
実施例6
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(東ソー製、商品名「コロネート1130」)9.10部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)7.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液76.47部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン7.13部を加え、ディゾルバーで回転速度3000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が7.13質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が30.62μmの球形粒子であった。
比較例1
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(東ソー製、商品名「ミリオネートMR−100」)12.50部、フェニルキシリルエタン(新日本石油化学製、商品名「ハイゾールSAS−296」)5.00部、1%ポリビニルアルコール水溶液77.50部を懸濁・溶解した溶液に、ピロキサスルホン5.00部を加え、ディゾルバーで回転速度6000rpmにて10分間撹拌した。次いで、その混合液にジメチルポリシロキサン0.30部を加えたのち、60℃で3時間緩やかに撹拌することにより、ポリウレアが隠蔽物質である、マイクロカプセル化されたピロキサスルホン含有茎葉処理用農薬組成物を得た。この組成物はピロキサスルホン濃度が5.50質量%であり、マイクロカプセルは平均粒径が20.57μmの球形粒子であった。
(試験例1:茎葉処理によるダイズに対する薬害評価試験)
縦、幅、深さがそれぞれ11cmのプラスチックポットに畑土壌を充填し、ダイズの種子を播種して覆土した。その後ダイズを生育させ、ダイズが本葉2葉展開期に達したとき、実施例1、2、6および比較例1で得られた茎葉処理用農薬組成物を1ヘクタール当りのピロキサスルホン量が420gになるよう量り取り、水で希釈し、1ヘクタール当り200リットルの散布水量で小型噴霧器を用いてダイズの上から均一に茎葉散布した。その後、温室内で育成し、処理14日後に観察調査を行い、薬剤を処理しない試験区を対照区として、表1に示した基準に従って薬害程度を指数で評価し、0から10の11段階で表示した。調査の結果を表2に示す。
(試験例2:溶出性試験)
実施例1,2、6及び比較例1で得られた茎葉処理用農薬組成物の、ピロキサスルホン量が8.5mgになる量を、蒸留水40mLを入れた50mL容ガラススクリュー管に加え、よく振盪した後に20℃条件下に静置した。静置1時間、3時間、6時間及び24時間後に水をサンプリングし、HPLC分析により水中のピロキサスルホン濃度を測定した。その結果を表3に示す。

Claims (7)

  1. ピロキサスルホンと、ピロキサスルホンを隠蔽する隠蔽物質とを含む茎葉処理用農薬組成物であって、前記隠蔽物質が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのみ又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物であるイソシアネートと水である水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレアであって、前記イソシアネートの配合割合はピロキサスルホン1質量部に対して0.25〜1.3質量部であり、茎葉散布時に栽培作物への付着薬害を起こさないように、該ポリウレアによってピロキサスルホンをマイクロカプセル化し、前記隠蔽物質の隠蔽性が散布後は速やかに消失し、前記茎葉処理用農薬組成物の、ピロキサスルホン量が8.5mgになる量を、20℃の水40mLに投入した後、前記水中における1時間後のピロキサスルホン濃度Kと24時間後のピロキサスルホン濃度K24を測定したとき、Kはピロキサスルホンの水溶解度の55%以下であり、かつ、K24はピロキサスルホンの水溶解度の2倍以下であり、かつ、KはK24の55%以下であることを特徴とする、用時、水に希釈して散布する製剤であり、剤型が水和剤、顆粒水和剤又は水性懸濁製剤であるダイズ用の茎葉処理用農薬組成物。
  2. ピロキサスルホンが前記ポリウレアの壁材中に封入又は内包され、マイクロカプセル化されている請求項1に記載の茎葉処理用農薬組成物。
  3. 前記マイクロカプセルの平均粒径が150μm以下である、請求項1または2に記載の茎葉処理用農薬組成物。
  4. ピロキサスルホン以外の農薬活性成分をさらに含有する、請求項1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物。
  5. 請求項1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物とピロキサスルホン以外の農薬活性成分を、混合して、ダイズに使用することを特徴とする、茎葉処理方法。
  6. 請求項1〜のいずれか一項記載の茎葉処理用農薬組成物を、用時、水に希釈して、生育期のダイズが生育する畑地に茎葉散布することを特徴とする有害生物の防除方法。
  7. 4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのみ又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの混合物であるイソシアネートと水である水溶性活性水素含有化合物との反応を経て生成されるポリウレアでピロキサスルホンをマイクロカプセル化しており、前記イソシアネートの配合割合はピロキサスルホン1質量部に対して0.25〜1.3質量部であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の茎葉処理用農薬組成物の製造方法。
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