JP6290554B2 - 無線基地局および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1参照)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムが検討されている(たとえば、LTEアドバンストまたはLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))。LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するスモールセル(たとえば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている(非特許文献2参照)。HetNetでは、マクロセルとスモールセル間で同一周波数帯だけでなく、異なる周波数帯のキャリアを用いることも検討されている。
HetNetでは、マクロセル内に多数のスモールセルを配置することが想定される。このようなHetNetにおいて、トラフィックの時間変動に合わせてダイナミックに各スモールセルのオンオフを切り替えることが検討されている。この場合、スモールセルのオフからオンへのスムーズな移行のためには、オフ状態のスモールセルをユーザ端末が効率的に検出する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、スモールセルのオンオフをダイナミックに切り替える場合に、ユーザ端末によるオフ状態のスモールセルの効率的な検出を可能とするよう制御することができる無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、連続送信状態と、自局のオフ状態時に参照信号を間欠送信する非連続送信状態とをダイナミックに切り替える無線基地局であって、前記非連続送信状態において送信するセル検出用の参照信号の送信電力が、前記連続状態において送信する参照信号の送信電力より小さくなるように電力制御する電力制御部を備え、前記電力制御部は、ネットワークから通知される電力変更時の増加量および変更周期に基づいて、前記セル検出用の参照信号の送信電力を段階的に電力制御することを特徴とする。
本発明によれば、スモールセルのオンオフをダイナミックに切り替える場合に、ユーザ端末によるオフ状態のスモールセルの効率的な検出が可能となる。
HetNetの概念図である。 スモールセルのDTX動作について説明する図である。 DTX状態において送信する検出用信号を説明する図である。 従来のDTX送信における課題を説明する図である。 第1の態様におけるスモールセルの動作チャートである。 DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号について説明する図である。 第2の態様におけるスモールセルの動作チャートである。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るスモール基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るマクロ基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、Rel.12以降で想定されるHetNetの概念図である。図1に示すように、HetNetは、マクロセル(Macro cell)とスモールセル(Small cell)との少なくとも一部が地理的に重複して配置される無線通信システムである。HetNetは、マクロセルを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)と、スモールセルを形成する無線基地局(以下、スモール基地局という)と、マクロ基地局とスモール基地局と通信するユーザ端末とを含んで構成される。
一般にユーザ分布やトラフィックは均一でなく、時間的、あるいは、場所的に変動する。そのため、マクロセル内に多数のスモールセルを配置する場合、図1に示すように、場所に応じて密度や環境の異なる形態(Sparse and Dense)で、スモールセルが配置されることが想定される。たとえば、ユーザ端末が多く集まる駅やショッピングモール等では、スモールセルの配置密度を高くし(Dense small cell)、ユーザ端末が集まらない場所では、スモールセルの配置密度を低くする(Sparse small cell)ことが考えられる。
このようにトラフィックの大きい場所にスモールセルを密に、かつ局所的に配置、すなわちクラスタ状に配置することにより、セル間でのオフロード効果を得ることが可能となる。また、全てのエリア(マクロセルのカバレッジエリア)をスモールセルでカバーする必要がないため、コスト等を考慮してスモールセルの配置場所や配置するスモールセル数を制御することが可能となる。
図1に示すHetNetにおいて、マクロセルでは、たとえば、800MHzや2GHzなど、相対的に低い周波数帯のキャリア(以下、低周波数帯キャリアという)が用いられる。低周波数帯キャリアを利用することにより、マクロセルは広いカバレッジを取りやすく、既存(Rel.8から11)のユーザ端末も接続可能な周波数で運用することができる。これにより、マクロセルは、全てのユーザ端末が常時接続するセルとして広範囲のエリアをカバーすることができる。
図1に示すHetNetにおいて、複数のスモールセルでは、たとえば、3.5GHzなど、相対的に高い周波数帯のキャリア(以下、高周波数帯キャリアという)が用いられる。高周波数帯キャリアを利用することによりスモールセルは広帯域を利用できるため、ベストエフォート型においてデータの高効率なオフロードが可能となる。そのため、スモールセルは、高トラフィック領域のユーザ端末をオフロードするセルとして局所的に配置される。
図1に示すHetNetにおいて、マクロセル(マクロ基地局)とスモールセル(スモール基地局)間は、バックホールリンクを介して接続される。具体的には、マクロ基地局とスモール基地局間とをバックホールを通じて連携し、マクロ基地局がスモール基地局をアシストする運用(マクロ基地局がスモール基地局を従属させる運用)が想定されている。マクロ基地局がスモール基地局をアシストする運用としては、マクロ基地局がスモール基地局の検出情報や制御情報をユーザ端末に通知したり、マクロ基地局がマクロセルに接続している端末に対してスモール基地局のスモールセルを追加するCarrier aggregation(異周波の場合)やCoordinated multi-point通信(同周波の場合)を行ったりすることが挙げられる。
また、複数のスモール基地局間についても、バックホールリンクを介して接続することが想定されている。マクロ基地局とスモール基地局間、あるいはスモール基地局間の接続は、光ファイバ(Optical fiber)や非光ファイバ(X2インターフェース)等の有線接続で行うことが考えられる。
Rel.12では、トラフィックの時間変動にあわせてスモールセルのオンオフを切り替えることが検討されている。この明細書において、スモールセルのオン状態とは連続送信状態を意味し、オフ状態とは非連続送信状態(間欠送信(DTX:Discontinuous Transmission)状態)を意味している。
図1に示す例において、セル1は、トラフィックが存在しないにもかかわらずオン状態を維持している。スモールセルはオン状態においてセル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)などの参照信号を送信しているため、周囲のセルへの与干渉、そしてネットワーク全体での電力消費が大きくなるという問題がある。一方、図1に示す例において、セル2は、トラフィックが存在しないためオフ状態に切り替わっている。この場合には、参照信号送信による周辺セルへの与干渉を低減することができるとともに、ネットワークで消費される電力を削減することができる。
ネットワーク電力消費の削減や与干渉低減の効果は、ダイナミックにスモールセルのオンオフ制御を行うことにより最大化される。ダイナミックにスモールセルのオンオフ制御を行う場合、オンからオフへの移行は、ネットワーク側でトラフィックを観測して判断すればよい。
一方、オフからオンへの移行は、オフ状態のスモールセルのエリアでトラフィックが生じたことを認識して行う必要がある。これを実現するために、オフ状態のスモールセルが特定の下りリンク参照信号を間欠送信(DTX:Discontinuous Transmission)し、マクロセルに接続中のユーザ端末がこれを検出して報告した結果に基づいて、当該スモールセルをオン状態に移行させるか判断する方法が考えられている。
図2および図3を参照して、オフ状態におけるDTX動作について説明する。
図2Aは、マクロセル内に複数(図2Aにおいてセル1からセル4)のスモールセルが配置され、かつ、すべてのスモールセルがオン状態である場合を示している。
図2Aに示す例において、スモールセル1,3内にはユーザ端末が存在し、スモール基地局との間で通信をしている。すなわち、スモールセル1,3内には、トラフィックが存在している。
一方、図2Aに示す例において、スモールセル2,4内には自セルトラフィックが存在しない。この場合、ネットワークは、マクロセルによってカバレッジが確保されている場合には、スモールセル2,4をオフ状態(DTX状態)に移行するよう判断する。マクロセルによってカバレッジが確保されている場合には、スモールセル2,4をオフにしてもカバレッジホールが生じないためである。したがって、ネットワークは、スモールセル2,4にオフ状態(DTX状態)に移行するよう通知する。
図2Bは、スモールセル2,4がオフ状態(DTX状態)に移行した例を示している。図3は、スモールセルのDTX送信パターンの一例を示している。
図3に示すように、DTX状態において、スモールセルは、長周期で間欠的に、当該セルの検出および測定に用いる検出用信号(discovery signal)を送信する。図3に示す例において、DTXの送信オン間隔はL[ms]であり、DTXの送信オン期間はN[ms]である。
オン状態のスモールセルは、トラフィックがなくても参照信号(CRSなど)を常に送信しているため、図2Aに示すスモールセル2,4において細実線矢印であらわすように、周辺セルに対して干渉を与えている。これに対して、オフ状態(DTX状態)のスモールセルは、DTXの送信オフ期間には何の信号も送信しないため、図2Bに示すスモールセル2,4において細破線矢印であらわすように、周辺セルへの与干渉を低減することができる。
図2Bに示す例において、DTX状態のスモールセル2のエリア内にユーザ端末が移動している。ユーザ端末は、DTX状態のスモールセル2が送信する検出用信号(discovery signal)を検出すると、図2Cに示すように、ネットワークに無線品質の測定結果に係るメジャメントレポート(MR:Measurement Report)を送信する。
ネットワークは、ユーザ端末から送信されたメジャメントレポートに基づいて、DTX状態のスモールセル2をオン状態に移行する必要があるか判断する。図2Cに示す例において、ネットワークはスモールセル2にオン状態に移行するよう通知し、スモールセル2はオン状態に移行している。
図4に示すように、上述のオンオフ制御を行う対象のスモールセルが使用している周波数キャリアには、Rel.11以前のユーザ端末であるLegacy UEが存在する場合がある。Legacy UEは、上述の検出用信号(discovery signal)を用いたDTX動作には対応していない。
Legacy UEは、プライマリ同期信号とセカンダリ同期信号(PSS/SSS:Primary Synchronization Signal/Secondary Synchronization Signal)を使ったセルサーチや、CRSを用いたメジャメントを行う。そのため、DTX状態のスモールセルによる検出用信号(discovery signal)のDTX送信が、オン状態の周辺セルが送信するPSS/SSSまたはCRSと衝突する場合には、Legacy UEのメジャメントに影響を及ぼすおそれがある。
図4に示す例において、スモールセルAはDTX状態であり、スモールセルBはオン状態である。スモールセルAは、間欠的に検出用信号(discovery signal)を送信している。スモールセルBは、常にCRSなどの参照信号を送信している。Legacy UEは、間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)状態であり、DRX On−Duration区間に下りリンクの信号を受信している。
図4に示す2回目のDRX On−Duration区間は、スモールセルAのDTXの送信オン期間と重なっている。このとき、セルBのCRSは、セルAの検出用信号(discovery signal)の干渉を受けているため、Legacy UEはセルBの受信品質が劣化したように検出してしまう。
干渉が生じるのは、セルAのDTXの送信オン期間のみであり、その後継続的に受信品質が劣化するわけではない。ところが、受信品質が劣化したと判断したLegacy UEは、次のDRX On−Duration区間までの間、たとえばイベントトリガのメジャメントレポート送信、Radio Link Failureによる再接続処理、送信レート低下などの本来不要な動作をしてしまう可能性がある。
そこで、本発明者らは、Legacy UEに対してはDTX送信が与える影響を軽減しつつ、Rel.12 UEに対してはDTX送信の検出用信号(discovery signal)を精度よく検出できるような、DTX送信方法を着想した。
(第1の態様)
第1の態様では、オフ状態(DTX状態)のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)として、送信電力を変更した信号を送信する場合について説明する。具体的には、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力を、オン状態において送信する下りリンク信号の送信電力よりも下げる場合について説明する。
図5は、第1の態様における、スモールセルの動作チャートである。図5に示すように、当該スモールセルは当初オン状態であり、CRSなどの参照信号を送信している。
図5に示すタイミング(A)において、当該スモールセルにトラフィックが存在しないと判断したネットワーク(マクロセル)は、当該スモールセルに対してオフ状態(DTX状態)に移行するよう通知する。
通知を受けたスモールセルは、オン状態からオフ状態(DTX状態)へと移行する。DTX状態において、スモールセルは、送信オン間隔L[ms]、送信オン期間N[ms]で検出用信号(discovery signal)を送信する。図5に示すように、スモールセルは、検出用信号(discovery signal)を、オン状態で送信する参照信号よりも送信電力をX[db]下げて送信する。
検出用信号(discovery signal)の送信電力は、たとえば、ネットワーク(マクロセル)がスモールセルに通知する。
タイミング(A)において、ネットワーク(マクロセル)は、Rel.12 UEに対して、DTX送信情報を通知する。DTX送信情報は、少なくとも検出用信号(discovery signal)の送信電力の情報を含む。DTX送信情報は、他にDTXの送信周期(送信オン間隔L[ms])、送信タイミング、使用アンテナポート数、信号構成などの情報を含んでいてもよい。信号構成の情報は、たとえばDTXの送信オン期間N[ms]などの情報を含む。
図5のタイミング(B)において、Rel.12 UEは、スモールセルが送信したDTXの検出用信号(discovery signal)を検出し、メジャメントレポートをネットワーク(マクロセル)に送信する。この場合、Rel.12 UEは、DTX送信情報に基づいて、検出用信号(discovery signal)の受信電力にオフセットを加えて、メジャメントレポートを送信する。ネットワーク(マクロセル)は、Rel.12 UEから送信されたメジャメントレポートに基づいて、DTX状態のスモールセルに対してオン状態に移行するよう通知する。
通知を受けたスモールセルは、DTX状態からオン状態へと移行する。オン状態において、スモールセルは、参照信号を、DTX状態で送信する検出用信号(discovery signal)よりも大きな送信電力で送信する。
第1の態様における動作をすることで、Legacy UEに対しては、DTX送信が与える影響を抑えることが可能となる。DTX状態における検出用信号(discovery signal)の送信電力を下げることにより、オン状態の周囲セルとの間の干渉が低減するためである。
一方、Rel.12 UEに対しては、DTX送信情報を通知することにより、DTX状態のスモールセルの報告漏れを防ぐことが可能となる。
たとえば、図5に示す例において、スモールセルがオン状態で送信する参照信号と、DTX状態で送信する検出用信号(discovery signal)とは、同じ参照信号であると想定する。同じ参照信号を用いることにより、DTX状態のスモールセルのみが送信する下りリンクの参照信号を検出および測定するための機能を新たに備える構成とせずに、Rel.12 UEを提供できる。
Rel.12 UEは、オン状態のスモールセルが送信する参照信号またはDTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)として、同じ参照信号を検出および測定する必要がある。そのため、Rel.12 UEに対して、あらかじめDTX送信情報を通知しなければ、誤判断が生じる可能性がある。より具体的には、Rel.12 UEが、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)が送信電力を下げていることを知らない場合には、DTX状態のスモールセルが近くに存在していても受信電力が小さいために報告を行わない可能性がある。
そこで、Rel.12 UEに対して、DTX送信情報を通知して、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力を考慮して、たとえばメジャメントレポートのトリガを設定することにより、DTX状態のスモールセルの報告漏れを防ぐことが可能となる。
また、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力を下げることにより、当該スモールセルで消費される電力を削減できるため、省エネルギー(energy saving)の効果を高めることが可能となる。
続いて、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)について説明する。検出用信号(discovery signal)としては、たとえば、同期信号(PSS/SSS)、セル固有参照信号(CRS)、チャネル情報測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information−Reference Signal)、位置決定参照信号(PRS:Positioning Reference Signal)もしくはNew signalのいずれか、またはこれらの組み合わせを使用することができる。DTX状態のスモールセルは、このような検出用信号(discovery signal)を、ネットワーク(マクロセル)に指定された送信電力、送信周期、送信タイミングで送信する。
図6Aは、検出用信号(discovery signal)として、PSS/SSSおよびCRSを送信する場合を示している。図6Aに示す例では、CRSは、サブフレーム内に分散して配置され、サブフレームごとに送信される。PSS/SSSは、中央の6RB分の帯域幅に配置され、5[ms]ごとに送信される。
このような検出用信号(discovery signal)を受信したRel.12 UEは、PSS/SSSを使って、DTX状態のスモールセルのセルIDや送信タイミングを検出する。また、Rel.12 UEは、CRSを使って、タイミングを補正し、受信品質(RSRP:Reference Signal Received Power)を測定してメジャメントレポートを送信する。
このように、Rel.12 UEにおいて、検出用信号(discovery signal)を検出および測定する際に、Legacy UEのセル識別(cell identification)およびメジャメントのメカニズムをそのまま流用することができる。
図6Bは、検出用信号(discovery signal)として、CSI−RSを送信する場合を示している。このような検出用信号(discovery signal)を受信したRel.12 UEは、CSI−RSを使って、DTX状態のスモールセルのセルIDや送信タイミングを検出し、さらにRSRPを測定する。
スモールセルがセル間同期時環境にある場合には、ゼロパワーCSI−RS(ZP−CSI−RS)を使ってセル間の干渉を除去することができるため、DTXの送信オン期間N[ms]においてN=1とする短期間の送信でも高精度な検出および測定が可能となる。
また、CSI−RSは、送信周期80[ms]までの長周期送信を既存のスペックで既にサポートしている。そのため、DTXの送信オン間隔L[ms]の設定に柔軟に対応することが可能となる。
以上説明したように、第1の態様に係る無線通信方法によれば、スモールセルのオンオフをダイナミックに切り替える場合に、オフ状態(DTX状態)のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)として、送信電力を変更した信号を送信することにより、ユーザ端末によるオフ状態(DTX状態)のスモールセルの効率的な検出が可能となる。
(第2の態様)
第2の態様では、第1の態様と同様に、オフ状態(DTX状態)のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)として、送信電力を変更した信号を送信する場合について説明する。具体的には、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力を、オン状態において送信する下りリンク信号の送信電力よりも下げた状態から段階的に上げながら送信する場合について説明する。
図7は、第2の態様における、スモールセルの動作チャートである。図7に示すように、第2の態様においては、DTX状態のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)の構成が第1の態様と相違する。なお、第2の態様において、第1の態様と共通する構成および動作についてはその説明を省略する。
第2の態様において、DTX状態のスモールセルは、送信オン間隔L[ms]、送信オン期間N[ms]で検出用信号(discovery signal)を送信する。この検出用信号(discovery signal)は、送信オン期間N[ms]において、変更周期Z[ms]ごとにY[db]ずつ段階的に送信電力が増加している。
検出用信号(discovery signal)の段階的な変化は、たとえば、ネットワーク(マクロセル)が電力変更時の増加量Y[db]や変更周期Z[ms]をスモールセルに通知することにより実現される。
検出用信号(discovery signal)の段階的な変化は、ネットワーク(マクロセル)がスモールセルに固定の変化パターンを通知し、スモールセルが所定の期間、当該パターンを繰り返すことで実現されてもよい。または、ネットワーク(マクロセル)が各段階での送信電力の絶対値をスモールセルに通知することにより実現されてもよい。あるいは、スモールセルごとの検出用信号(discovery signal)の段階的な変化をネットワーク(マクロセル)経由でユーザ端末に通知してもよい。
図7に示すタイミング(A)において、ネットワーク(マクロセル)は、Rel.12 UEに対して、DTX送信情報を通知する。DTX送信情報は、少なくとも電力変更時の増加量Y[db]、変更周期Z[ms]の情報を含む。DTX送信情報は、他にDTXの送信周期(送信オン間隔L[[ms])、送信タイミング、使用アンテナポート数、信号構成などの情報を含んでいてもよい。また、DTX送信情報は、電力変更時の増加量に代えて、各段階での送信電力の絶対値の情報を含んでいてもよい。
第2の態様における動作をすることで、Legacy UEに対しては、DTX送信が与える影響を抑えることができるとともに、検出用信号(discovery signal)の送信電力が段階的に増加するため、DTX状態からオン状態に移行したスモールセルの影響をスムーズに考慮した動作をすることが可能となる。
一方、Rel.12 UEに対しては、DTX送信情報を通知することにより、DTX状態のスモールセルの報告漏れを防ぐことできるとともに、検出用信号(discovery signal)の送信電力が段階的に増加するため、この信号の検出および測定の精度を向上することが可能となる。
以上説明したように、第2の態様に係る無線通信方法によれば、スモールセルのオンオフをダイナミックに切り替える場合に、オフ状態(DTX状態)のスモールセルが送信する検出用信号(discovery signal)として、送信電力を下げた状態から段階的に増加する信号を送信することにより、ユーザ端末によるオフ状態(DTX状態)のスモールセルの効率的な検出が可能となる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記第1の態様および第2の態様に係る無線通信方法が適用される。
図8は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図8に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12aおよび12bと、を備えている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11、スモール基地局12aおよび12b(以下、総称してスモール基地局12という)の少なくとも1つと無線通信可能に構成されている。なお、マクロ基地局11、スモール基地局12の数は、図8に示す数に限られない。
マクロセルC1およびスモールセルC2では、同一の周波数帯が用いられてもよいし、異なる周波数帯が用いられてもよい。また、マクロ基地局11および各スモール基地局12は、基地局間インターフェース(たとえば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して互いに接続される。マクロ基地局11および各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、たとえば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB(eNB)、無線基地局、送信ポイント(transmission point)などと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、送信ポイント、eNodeB(eNB)などと呼ばれてもよい。ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システム1では、マクロセルごとに形成されるネットワーク間が非同期となる場合(非同期運用)を想定している。また、無線通信システム1では、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。
無線通信システム1では、下りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)と、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)が伝送される。
また、無線通信システム1では、上りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)や、送達確認情報(ACK/NACK)等が伝送される。
以下、マクロ基地局11とスモール基地局12とを区別しない場合には、無線基地局10と総称する。
図9は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インターフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインターフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、たとえば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナごとにプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インターフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インターフェース部106は、基地局間インターフェース(たとえば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信(バックホールシグナリング)する。あるいは、インターフェース部106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局12(スモール基地局)の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、無線基地局12が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。
図10に示すように、無線基地局12は、電力制御部301、スケジューラ302、DL信号生成部303を具備する。
電力制御部301は、インターフェース部106を介してマクロセルと信号の送受信(バックホールシグナリング)を行う。スモール基地局12がマクロセルからオフ状態(DTX状態)に移行するよう通知を受けた場合に、電力制御部301は、マクロセルからの通知に基づいて、DTX状態で送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力が、オン状態で送信する参照信号の送信電力より小さくなるように電力制御する。また、電力制御部301は、マクロセルからの通知に基づいてDTX状態で送信する検出用信号(discovery signal)の送信電力が、送信オン期間において段階的に増加するように電力制御する。
スケジューラ302は、ユーザ端末20に送信するDL信号用の無線リソースの割当て(スケジューリング)を行う。たとえば、ユーザ端末20に検出用信号(discovery signal)を送信する場合、所定期間に検出用信号を送信するように制御する。
DL信号生成部303は、スケジューラ302からの指示に基づいてDL信号を生成する。たとえば、DL信号生成部303は、制御信号、データ信号、参照信号などを生成する。また、ユーザ端末20が当該スモール基地局を発見するための検出用信号(discovery signal)を生成する。DL信号生成部303で生成された信号は、送受信部103を介してユーザ端末20や他セルの無線基地局に送信される。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局11(マクロ基地局)の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、無線基地局11が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。
図11に示すように、無線基地局11は、送信情報制御部311、DTX送信情報生成部312、スケジューラ302、DL信号生成部303を具備する。
送信情報制御部311は、インターフェース部106を介してスモール基地局12と信号の送受信(バックホールシグナリング)を行う。送信情報制御部311は、各スモールセルにおけるトラフィックを監視し、トラフィックが存在しないと判断したスモールセルに対しては、オン状態からオフ状態(DTX状態)に移行するよう制御する。また、送信情報制御部311は、たとえばユーザ端末から送信されたメジャメントレポートに基づいて、トラフィックが存在すると判断したスモールセルに対しては、DTX状態からオン状態に移行するよう制御する。
DTX送信情報生成部312は、オン状態からDTX状態に移行するスモールセルに対して通知する、検出用信号(discovery signal)の送信電力に関する情報を生成する。また、DTX送信情報生成部312は、DTX状態の送信オン期間において段階的に増加するような、検出用信号(discovery signal)の送信電力に関する情報を生成する。
また、DTX送信情報生成部312は、ユーザ端末20に対して通知する、DTX送信情報(非連続送信情報)を生成する。DTX送信情報は、たとえば、検出用信号(discovery signal)の送信電力に関する情報を含む。あるいは、検出用信号(discovery signal)は、送信オン期間において段階的に増加する検出用信号(discovery signal)の電力変更時の送信電力の増加量および変更周期に関する情報を含む。
図12は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などがなされる。この下りリンクのデータのうち、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ:Hybrid ARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図13は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、DL信号復号部401、検出部402、制御部403、UL信号生成部404を少なくとも有している。
DL信号復号部401は、無線基地局11、12から送信されたDL信号を復号する。たとえば、マクロ基地局11からDTX送信情報が送信された場合には、当該情報を検出部402に出力する。
検出部402は、スモール基地局12から送信される検出用信号(discovery signal)に基づいて、スモール基地局を検出および測定する。
制御部403は、無線基地局から送信された下り制御信号(UL grant)に基づいて、無線リソースに対する上り制御信号(フィードバック信号)と上りデータ信号の割当てを制御する。UL信号生成部404は、制御部403からの指示に基づいて上り制御信号(送達確認信号やチャネル状態情報(CSI)等のフィードバック信号)を生成する。また、UL信号生成部404は、制御部403からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。
以上、上述の実施の形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。また、各実施の態様は適宜組み合わせて適用することが可能である。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…無線基地局(マクロ基地局)
12,12a,12b…無線基地局(スモール基地局)
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…インターフェース部
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…電力制御部
302…スケジューラ
303…DL信号生成部
311…送信情報制御部
312…DTX送信情報生成部
401…DL信号復号部
402…検出部
403…制御部
404…UL信号生成部

Claims (6)

  1. 連続送信状態と、自局のオフ状態時に参照信号を間欠送信する非連続送信状態とをダイナミックに切り替える無線基地局であって、
    前記非連続送信状態において送信するセル検出用の参照信号の送信電力が、前記連続状態において送信する参照信号の送信電力より小さくなるように電力制御する電力制御部を備え
    前記電力制御部は、ネットワークから通知される電力変更時の増加量および変更周期に基づいて、前記セル検出用の参照信号の送信電力を段階的に電力制御することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記電力制御部は、前記非連続送信状態において送信するセル検出用の参照信号の送信電力が、送信オン期間において段階的に増加するように電力制御することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記電力制御部は、ネットワークから通知される固定の変化パターンに従って、前記セル検出用の参照信号の送信電力を段階的に電力制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記電力制御部は、ネットワークから通知される各段階での送信電力の絶対値に基づいて、前記セル検出用の参照信号の送信電力を段階的に電力制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  5. 前記非連続送信状態において送信するセル検出用の参照信号は、同期信号(PSS/SSS)、セル固有参照信号(CRS)、チャネル情報測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information−Reference Signal)、位置決定参照信号(PRS:Positioning Reference Signal)もしくはNew signalのいずれか、またはこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 連続送信状態と、自局のオフ状態時に参照信号を間欠送信する非連続送信状態とをダイナミックに切り替える無線基地局の無線通信方法であって、
    前記非連続送信状態において送信するセル検出用の参照信号の送信電力が、前記連続状態において送信する参照信号の送信電力より小さくなるように電力制御する工程を有し、
    前記電力制御部は、ネットワークから通知される電力変更時の増加量および変更周期に基づいて、前記セル検出用の参照信号の送信電力を段階的に電力制御することを特徴とする無線通信方法。
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