JP6238847B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

この発明は、生理用ナプキン、吸尿パッド、パンティライナ等として使用するのに好適な吸収性物品に関する。
生理用パンツ等のパンツ型の着衣(いわゆるショーツ)の股下域の内面に止着して使用するパッド状の吸収性物品は公知である。このような物品であって、体液吸収性の本体部と、前記本体部における横方向に互いに対向する両側部それぞれから前記横方向の外側へ延出する一対のウイング部とを含む吸収性物品も公知である。
例えば、特許文献1に開示されている吸収性物品(ナプキン)のウイング部は、遠位部(先端部)から近位部(基端部または付根部)へ向けて縦方向における寸法が徐々に大きくなるように形成してある。また、前記本体部および前記ウイング部のショーツ対向面には、ショーツに対する止着域がそれぞれ設けられている。
このような吸収性物品によれば、前記本体部の前記ショーツ対向面には、ショーツに対する止着域が設けられ、かつ前記ウイング部の前記ショーツ対向面には、ショーツに対する止着域が設けられているため、吸収性物品とショーツとの止着面積を広くすることができる。これにより、ショーツに対して吸収性物品が移動するのを抑えることができる。
特開2014−8179号公報
上記特許文献に開示されている吸収性物品のウイング部は、その遠位部から近位部へ向けて縦方向における寸法が次第に大きくなるほぼ台形状に形成されており、本体部とウイング部との連結部の縦方向における寸法が、ウイング部の他の部分の縦方向における寸法よりも大きい。こうした形態のウイング部を有するナプキンにおいては、着用者の動作、例えば歩行動作によってショーツ及び/又はナプキンに対して何らかの外力、例えば伸縮性を有するショーツにその前後方向(ナプキンの縦方向に相当)への伸縮力が作用すると、その外力が、本体部及び/又はウイング部に作用し、その一方から他方へ直接的に伝達される。その結果、ウイング部又はその近傍の本体部に「たくれ」や、本体部の位置ずれや皺が妄りに発生したりすることがある。したがって、着用者の大腿付根部又はその近傍に不快感を与えるばかりでなく、ナプキンの吸収性能の低下や体液漏れを惹起する原因ともなるという問題があった。
本発明が課題とするところは、上記問題等を極めて簡単な手段によって解決することができる吸収性物品の提供にある。
上記課題を達成するための本発明は、互いに直交する縦方向および横方向と、肌対向面およびその反対面である着衣対向面とを有し、体液吸収性の本体部と、前記本体部における前記横方向に互いに対向する両側部それぞれから前記横方向の外側へ延出する一対のウイング部とを含み、前記本体部および前記ウイング部の前記着衣対向面には、前記着衣に対する止着域がそれぞれ設けられているパッド状の吸収性物品の改良にある。
本発明においては、前記吸収性物品は、前記本体部と前記ウイング部との連結部に、前記縦方向に対向する一対の括れ部を有し、前記ウイング部は、前記縦方向における寸法が、他の部分の前記縦方向における寸法よりも大きい拡幅部を有し、前記ウイング部における前記横方向の寸法をW1としたとき、前記拡幅部は、前記寸法W1の半分よりも前記本体部に近くなるように配置してあり、前記本体部は、前記肌対向面側に位置する表面シート層と、前記着衣対向面側に位置する裏面シート層と、前記表裏面シート層の間に介在する体液吸収性の吸収体とを含み、前記表面シート層と前記裏面シート層と前記吸収体とのそれぞれが前記縦方向への伸長性を有し、前記裏面シート層には、前記横方向へ延びる複数のプリーツが前記縦方向に互いに隣接することによってプリーツ群域を形成されている非伸長性の第1シートと、前記第1シートと前記吸収体との間にあって前記吸収体を横断するとともに前記プリーツ群域を縦断した状態で前記第1シートに接合している弾性的に伸長可能な第2シートとによって前記縦方向において互いに離間する一対の弾性域が形成され、前記吸収体は、前記横方向へ延びる複数のスリットを有し、前記吸収性物品に対して互いに反対向きの前記縦方向への引っ張り力が加えられたときには前記スリットが拡開することによって前記縦方向への伸長性を発現し、前記スリットの少なくとも一つと前記弾性域とが重なり合った状態で配置され、前記括れ部は前記弾性域に含まれ、前記縦方向における前記一対の弾性域の間には、前記プリーツが存在しない非プリーツ域を配置してある。
本発明の一つ以上の実施形態に係る吸収性物品によれば、下記の作用・効果を奏する。(1)パッド状の吸収性物品の本体部とウイング部との連結部に括れ部を有するため、括れ部を有しない場合に比べて、本体部及びウイング部の物品の前後方向(縦方向)への相対的な動き、特に本体部に対するウイング部の該方向への動きが自由になる。換言すると、本体部とウイング部との間に作用してその一方から他方へ伝達される外力が括れ部において弱くなる。よって、前記外力によってウイング部及びその近傍の本体部で派生しうる「たくれ」を未然に防止することができる。したがって、ウイング部又はその近傍の本体部に「たくれ」や、本体部の位置ずれや皺が妄りに発生することが少ない。このため、着用者の大腿付根部又はその近傍に不快感を与えないばかりでなく、ナプキンの吸収性能や体液漏れを惹起するおそれもない。(2)拡幅部は、ウイング部の止着域を着衣から剥がすときの摘みとしても機能するため、止着域を着衣から剥がすのが容易となる。(3)ショーツ(着衣)に物品を止着するとき、括れ部は、ウイング部を本体部に対してショーツの股部の両側縁に沿って折り曲げるときの案内部としても機能し、その折り曲げ、止着動作が容易になる。(4)ウイング部における横方向の寸法をW1としたとき、拡幅部は、寸法W1の半分よりも本体部に近くなるように配置してあるため、吸収性物品をショーツに止着したとき、着衣の非肌対向面側における着衣の両側部に拡幅部が位置し、これにより拡幅部によって吸収性物品が着衣にしっかり固定されているという安心感を着用者に与えることができる。
以下の図面は、本発明の特定の実施の形態を示すばかりでなく、発明の不可欠な構成、選択的に実施可能な構成及び好ましい実施の形態を含んでいる。
本発明の第1実施形態に係る吸収性物品の一例である生理用ナプキンの肌対向面を示す部分破断平面図。 図1のナプキンの着衣対向面を示す部分破断底面図。 図1のナプキンを着衣に止着したときを示す斜視図。 図1のナプキンの着衣対向面を示す部分拡大図。 第2実施形態に係るナプキンにおける図4と同様な図。 第3実施形態に係るナプキンにおける図4と同様な図。 第4実施形態に係るナプキンにおける図1と同様な図。 図7のナプキンにおける図2と同様な図。 図7のナプキンが有する吸収体の平面図。 図7のX−X線切断面を示す図。 ナプキンが伸長状態にあるときの図10と同様な図。 第5実施形態に係るナプキンにおける図4と同様な図。
下記の実施形態は、図1〜12に示す吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
<第1実施形態>
図1を参照すると、この発明に係る吸収性物品である生理用のナプキン10は、互いに直交する縦方向Aおよび横方向Bと、横方向Bにおける寸法を二等分して縦方向Aへ延びる中央線Pと、着用者の肌に対向する肌対向面と、着用者の着衣に対する着衣対向面とを有し、肌対向面側に位置する表面シート11と、着衣対向面側に位置する裏面シート12と、これら表裏面シート11,12の間に介在する体液吸収性の吸収体13とを含む。
ナプキン10は、吸収体13が位置する本体部15と、ウイング部20とを含む。本体部15は、横方向Bに互いに対向する両側部16と、縦方向Aに互いに対向する両端部17a,17bとを有する。本体部15は、縦方向Aの中央に、縦方向Aへ延びて平行なほぼ直線状の両側縁部18を有する。ウイング部20は、本体部15における両側部16それぞれから横方向Bの外側へ延出している。本体部15とウイング部20との間には、連結部19が位置している。
表面シート11および裏面シート12の縦方向Aおよび横方向Bの本体部15における寸法は吸収体13よりも大きく、両端部17a,17bには、互いに重なり合う表面シート11と裏面シート12とを接合する圧搾部21が連続的に位置している。また、両側部16およびウイング部20の周縁部22には、後述する防漏シート30と裏面シート12とを接合する複数の圧搾部23が断続的に位置している。両側部16およびウイング部20の周縁部22において、防漏シート30と裏面シート12とはまた、隣り合う圧搾部23どうしの間の部位24が例えばホットメルトタイプの接着剤25を介して互いに接合している。
本体部15は、縦方向Aにおける連結部19と両端部17a,17bとの間において、連結部19又はその近傍部間の横方向Bの寸法W2に対して、横方向Bの寸法W3,W4が大きい幅広部26,27を有している。このような形態により、着用者は、幅広部26,27によって多量の体液を吸収することができるイメージを抱くことができるため、ナプキン10を着用したときに体液が漏れることがない安心感を覚える。連結部19の横方向Bの寸法W2は、ほぼ直線状の両側縁部18間の横方向Bの寸法を指し、連結部19よりも前方側における幅広部26間の横方向Bの寸法W3は、前方側における横方向Bの両側部16間の最大寸法を指し、連結部19よりも後方側における幅広部27間の横方向の寸法W4は、後方側における横方向Bの両側部16間の最大寸法を指す。
表面シート11は、少なくとも吸収体13を被覆している部分が透液性を有する。表面シート11は、熱可塑性合成樹脂を含む材料から形成され、その材料として、例えば、エアースルー繊維不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布等の繊維不織布を好適に用いることができる。
図2を参照すると、裏面シート12は、不透液性、より好ましくは透湿不透液性の、熱可塑性合成樹脂を含む材料から形成され、その材料として、例えば、透湿性プラスチックフィルム、または透湿性プラスチックフィルムと繊維不織布の積層体を好適に用いることができる。
吸収体13は、例えば親水性繊維及び/又は吸水性繊維の集合体の圧縮成形体、水不溶性で自質量の少なくとも10倍以上の吸水性能を有する高吸水性ポリマー粒子と親水性繊維及び/又は吸収性繊維との混合物の圧縮成形体、それら圧縮成形体のティッシュペーパや透液性の繊維不織布による被覆体であって、それら圧縮成形体は、水溶性バインダー等のバインダーを含むことがある。親水性繊維及び/又は吸水性繊維には、レイヨン繊維やアセテート繊維のステープル(木材パルプ、合成パルプ)等を挙げることができる。
ウイング部20は、両端部17a,17bの一方へ偏倚するように配置してある。より具体的には、ナプキン10の着用時に、着用者の前方側に位置する前方側の端部(一方の端部)17aへ、着用者の後方側に位置する後方側の端部(他方の端部)17bから見て偏倚するように配置してある。
ウイング部20は、例えば、撥水性または不透液性の防漏シート(肌対向面側に位置するシート)30と裏面シート12とを例えばホットメルト接着剤を介して互いに接合することによって形成してある。防漏シート30は、裏面シート12の肌対向面側に例えばホットメルト接着剤(不図示)を介して接合している部位30aを有する。ただし、部位30aは、縦方向Aへ延びる内側縁部30bの両端部17a,17bを除いて、表面シート11および裏面シート12に対して非接合状態にあって、その内側縁部30bと表面シート11との間に隙間が形成されるので、その隙間に体液が受止されて、体液の横漏れや滲み出しを未然に防ぐことができる。
本体部15およびウイング部20の着衣対向面(ショーツ対向面)には、例えば、感圧性粘着材によって、ショーツに対して止着可能であって、止着後に剥離可能な止着域31,32がそれぞれ設けられている。ナプキン10の製造後、着用されるまでの間、止着域31,32は、不図示のセパレータによって被覆保護されている。本体部15の縦方向Aに設けられる複数の止着域31は、縦方向Aへ互いに離隔している。
本体部15の止着域31は、図3に示すように、着用者の着衣(ショーツ)33の肌対向面33aに止着される一方、ウイング部20の止着域32は、ショーツ33の非肌対向面33bに止着される。このため、着用者が歩行等の動作により、ショーツ33及び/又はナプキン10に対して何らかの外力、例えば引っ張り、よれ/ねじれなどが作用すると、その外力が本体部15及びウイング部20に作用したり、その一方から他方へ直接的に伝達されたりすることがある。
このナプキン10によれば、図1および図2に示すように、本体部15とウイング部20との間の連結部19には、縦方向Aに対向する一対の括れ部34a,34bを設けてある。この括れ部34a,34bによって、本体部15及びウイング部20の前後方向(縦方向A)への相対的な動き、特に本体部15に対するウイング部20の該方向への動きが自由になる。換言すると、本体部15とウイング部20との間に作用してその一方から他方へ伝達される外力が括れ部34a,34bにおいて弱くなる。したがって、前記外力によってウイング部20およびその近傍の本体部15で派生しうる「たくれ」を未然に防ぐことができる。よって、ウイング部20又はその近傍の本体部15に「たくれ」や、本体部15の位置ずれや皺が妄りに発生することが少ない。このため、着用者の大腿付根部又はその近傍に不快感を与えないばかりでなく、ナプキン10の吸収性能や体液漏れを惹起するおそれもない。加えて、ショーツ33にナプキン10を止着するとき、括れ部34a,34bは、ウイング部20を本体部15に対してショーツ33の股部の両側縁に沿って折り曲げるときの案内部としても機能し、その折り曲げ、止着動作が容易になる。
括れ部34a,34bは、図4に示すように、内側端縁45aと縦方向Aに対向する外側開口45bを有し、縦方向Aにおいて、内側端縁45aへ向けて互いの横方向Bにおける間隔が次第に小さくなる形状を有し、内側端縁45aから外側開口45bへ向かって次第に拡開している。ただし、括れ部34a,34bは、ほぼU字形又はほぼV字形であってもよい。
ウイング部20は、連結部19に隣接し、中央線Pに対して横方向Bの内側に位置する近位部(基端部/付根部)36と、中央線Pに対して横方向Bの外側に位置する遠位部(先端部)37とを有し、遠位部37に止着域32が設けられている。また、ウイング部20は、図1に示すように、ウイング部20の縦方向Aにおける寸法L1が最も大きい拡幅部39(ウイング部20の縦方向Aにおける寸法L1が、他の部分40の縦方向Aにおける寸法よりも大きい拡幅部39)を近位部36に隣接しているため、この拡幅部39は、ウイング部20の止着域32を着衣33から剥がすときの摘みとして機能し、止着域32をショーツ33から剥がすのを容易にすることができる。
図4を参照すると、ウイング部20の横方向Bの寸法W1とは、縦方向Aに対向する括れ部34a,34bをつなぎ、縦方向Bへ延びる仮想直線41aを基準とし、その仮想直線41aから最も遠い部位41bまでの寸法を指す。ウイング部20の横方向Bの寸法W1に対し、ウイング部20の止着域32は、その寸法W1の半分(W1/2)よりも遠位部37側に配置してある。また、拡幅部39は、寸法W1の半分(W1/2)よりも本体部15に近くなるように配置してあるため、ナプキン10をショーツ33に止着したとき、ショーツ33の非肌対向面33b側におけるショーツ33の両側部に拡幅部39が位置し(図3参照)、これにより拡幅部39によってナプキン10がショーツ33にしっかり固定されているという安心感を着用者に与えることができる。さらに、このように拡幅部39および止着域32を配置し、ウイング部20の止着域32と拡幅部39とを離してあるため、拡幅部39を摘みとして使用するのに好適である。
また、ウイング部20の止着域32の縦方向Aにおける両端縁42,43は、一方の括れ部34aの内側端縁45a、および他方の括れ部34bの内側端縁45aより縦方向Aの外側に延在することがなく、止着域32の端縁42と、括れ部34aの内側端縁45aとは、縦方向Aにおける寸法L2だけ離れた位置に配置してあり、止着域32の端縁43と、括れ部34bの内側端縁45aとは、縦方向Aにおける寸法L3だけ離れた位置に配置してある。この形態により、ショーツ33にナプキン10を止着している最中に、止着域32の両端縁42,43が、ショーツ33から剥がれるのを抑えることができる。
さらに、ウイング部20は、縦方向Aの外側へ向けて、徐々に横方向Bにおける幅が狭くなる凸端部48を、縦方向Aの両端部49に有しているため、ウイング部20の止着域32を着衣33から剥がすときの摘みとして凸端部48を使えば、止着域32を着衣33から剥がすのが一層容易となる。しかも、凸端部48を、括れ部34a,34bに隣接して配置し、凸端部48は、ウイング部20における縦方向Aの寸法L1が大きい拡幅部39に含まれるため、括れ部34a,34bに隣接する拡幅部39および凸端部48を有効利用することができる。
なお、上述した実施形態では、肌対向面側に位置するシートを、表面シート11と防漏シート30との別体のシートで形成する例で説明した。しかし、この発明はそれに限られず、肌対向面側に位置するシートを、一体のシートとしてもよい。これは、後述する他の実施形態においても同様である。
また、上述した実施形態では、本体部15およびウイング部20のショーツ対向面側に位置するシートを、一体の裏面シート12によって形成する例で説明した。しかし、この発明はそれに限られず、別体のシートでショーツ対向面側に位置するシートを形成してもよい。これは、後述する他の実施形態においても同様である。
<第2実施形態>
図5を参照すると、このナプキン10は、図1に示したナプキン10と同様に、ナプキン10の着用時に、着用者の前方側に位置する一方の端部17aへ、(着用者の後方側に位置する)他方の端部17bから見てウイング部20が偏倚するように配置してある。
両端部17a,17bのうちウイング部20に近い一方の端部17a側の括れ部34aの縦方向Aの寸法(縦方向Aにおける凸端部48から括れ部34aの内側端縁45aまでの寸法)L4が、両端部17a,17bのうちウイング部20に遠い他方の端部17b側の括れ部34bの縦方向Aの寸法(縦方向Aにおける凸端部48から括れ部34bの内側端縁45aまでの寸法)L5よりも大きい。
このナプキン10によれば、上記構成により、ウイング部20の着用者の前方側の部位50は、本体部15に対して、一層自由に移動することができる。よって、ウイング部20の着用者の前方側の部位50にめくれが発生することを抑えることができる。
なお、上述した第2実施形態とは異なり、ナプキン着用時に、着用者の後方側に位置する一方の端部へ、着用者の前方側に位置する他方の端部から見てウイング部が偏倚するように配置し、両端部のうちウイング部に近い一方の端部側の括れ部の縦方向の寸法が、両端部のうちウイング部に遠い一方の端部側の括れ部の縦方向の寸法よりも大きくてもよい。
<第3実施形態>
図6を参照すると、このナプキン10は、図1に示したナプキン10と同様に、ナプキン10の着用時に、着用者の前方側に位置する一方の端部17aへ、(着用者の後方側に位置する)他方の端部17bから見てウイング部20が偏倚するように配置してある。
両端部17a,17bのうちウイング部20に近い一方の端部17a側の括れ部34aの横方向Bの寸法(横方向Bにおける凸端部48から側部16までの寸法)W6が、両端部17a,17bのうちウイング部20に遠い他方の端部17b側の括れ部34bの横方向Bの寸法(横方向Bにおける凸端部48から側部16までの寸法)W7よりも大きい。
このナプキン10によれば、上記構成により、ウイング部20の着用者の前方側の部位50は、本体部15に対してより自由に移動することができる。よって、ウイング部20の着用者の前方側の部位50にめくれが発生することを抑えることができる。
なお、上述した第3実施形態とは異なり、ナプキン着用時に、着用者の後方側に位置する一方の端部へ、着用者の前方側に位置する他方の端部から見てウイング部が偏倚するように配置し、両端部のうちウイング部に近い一方の端部側の括れ部の横方向の寸法が、両端部のうちウイング部に遠い一方の端部側の括れ部の横方向の寸法よりも大きくてもよい。
<第4実施形態>
図7を参照すると、この実施形態に係るナプキン10の表面シート51は、縦方向Aへの伸長性、より好ましくは弾性的伸長性を有する透液性の繊維不織布や多孔性プラスチックフィルムから形成されている。繊維不織布で形成される場合のそのような表面シート51は、例えば、構成繊維の配向割合が横方向Bにおいて比較的高いスパンボンド不織布から形成することができる。こうした表面シート51は、材料である不織布製造時に、その構成繊維の配向割合が機械方向に比較的高い。その不織布をナプキンの構成部材のアッセンブリ時に横方向Bへ配置すると、その構成繊維の配向割合が横方向Bへ比較的高い状態になる。その他の表面シート51の材料例としては、捲縮熱可塑性合成繊維を含む不織布やポリウレタン繊維等の弾性繊維を含む不織布を使用することができる。この場合でも、ナプキンにおいて構成繊維の配向割合が横方向Bへ比較的高いように配置することが好ましい。また、表面シート51は、吸収体53を横方向Bへ横断していて弾性的伸長性を発現するための第1域51aと、縦方向Aにおける弾性的伸長性が第1域51aよりも低い第2域51bとを有し、縦方向において第1域51aと第2域51bとを交互に配置してある。
ウイング部20では、縦方向Aにおける両端部49に、第1域51aをそれぞれ配置してある一方、縦方向Aにおける中央部67に第2域51bを配置してある。
この発明において、表面シート51および裏面シート層52等のシート層等(シートまたはシート層を含む)が伸長性であるというときには、そのシート層等から得た縦方向Aにおける寸法が50mmであり、横方向Bにおける寸法が25mmである試験片について、縦方向の両端部17a,17bを10mmずつ把持するように引張試験機にセットし、縦方向Aの長さ30mmを100mm/minの速度で引っ張り、横方向Bの寸法25mm当たりについて30mNの伸長力が縦方向Aに作用したときの伸長率が少なくとも1.03〜1.10倍であること(シート層等に力が加えられていない状態の縦方向Aにおける長さ寸法を1.00としたとき、シート層等に力を加えたときの縦方向Aにおける長さ寸法が少なくとも1.03〜1.10倍であること)を意味している。もちろん、シート等の伸長性は、1.10倍以上であってもよい。また、本発明においてナプキン10が伸長性であるというときには、生理用ナプキン10の両端部17a,17bを引張試験機のチャックによって10〜20mmの幅だけ把持して幅25mm当たりについて700mNの引張力を作用させたとき、生理用ナプキン10がチャックとチャックとの間において損傷することなく少なくとも1.03〜1.10倍に伸長することを意味している。これは、例えば表面シートが弾性的な伸長性を有しておらず、裏面シート層52が弾性的な伸長性を有しているときでも上記数値範囲となるが、仮に、表面シートが弾性的な伸長性を有するとともに、裏面シート層52が弾性的な伸長性を有するときには、ナプキン10の伸長率は、1.10倍以上となってもよい。伸長率は、防漏シート30を取り除いて測定する。生理用ナプキン10は、100mm/minの速度で伸長させることが好ましい。また、シート等が弾性的伸長性を有するというときには、伸長力を作用させてそのシートを2.00倍の長さにまで縦方向Aへ伸長し、その後、直ちに伸長力を解くと、長さが伸長前の長さの1.50倍以下にまで戻る性質のものであることを意味している。長さが1.50倍以下にまで戻らないシートは、非弾性的伸長性を有するものである。このようなナプキン10に対して互いに反対向きの縦方向Aへ引っ張り力を効かす、とは、ナプキン10の一方の端部17a,17bと、他方の端部17a,17bとをそれぞれ掴んで、縦方向Aにおいて、それらが互いに離れる方向へ引っ張ることのほかに、いずれか一方の端部17a,17bを固定し、他方の端部17a,17bを離れるように引っ張ることをいう。
図8を参照すると、裏面シート層52は、不透液性、より好ましくは透湿不透液性であって、着衣対向面側に位置して非伸長性の第1シート54と、吸収体53を横方向Bへ横断して、縦方向Aへ弾性的に伸長、収縮可能な比較的細幅の複数の第2シート55とを含んでいる。この第2シート55は、縦方向Aに所定間隔で配置されている。なお、図示省略するが、裏面シート層は、弾性的な伸長性を有する1枚の繊維不織布を使用してもよいし、3枚以上のシートを積層してもよい。
不透液性である場合の第1シート54は、例えば、ポリエチレン樹脂フィルム等の透湿性プラスチックフィルムから形成される。透湿不透液性である場合の第1シート54は、例えば充填剤として炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機物の微粒子を含む延伸ポリエチレン樹脂フィルム等のプラスチックフィルムで形成される。第1シート54には、吸収体53を横断して一方の側部16からもう一方の側部16にまで延びる複数のプリーツ57が形成されている。複数のプリーツ57は、縦方向Aに隣接してプリーツ群域58を画定している。縦方向Aへ離れて並ぶプリーツ群域58の間に、プリーツ57の存在しない非プリーツ群域59が画定されている。このような裏面シート層52には、プリーツ群域58を画定している非伸長性の第1シート54と、弾性的に伸長可能な第2シート55とによって、弾性的伸長性を発現する第1域(弾性域)60が画定され、非プリーツ群域59に、縦方向Aへ弾性的伸長性が第1域60よりも低い第2域61が画定される。第1域60および第2域61は、縦方向Aにおいて交互に配置してある。プリーツ57の縦方向Aにおける断面形状は、図10に例示の如き起伏を有するものであるから、プリーツ57が側部16にあって着用者の肌を刺激することがないように、プリーツ57は圧搾部21,23のみならず、圧搾部23どうしの間においても押しつぶされた状態にあることが好ましい。
第2シート55は、例えば、ポリウレタン樹脂フィルム等のゴム弾性を有するプラスチックフィルムで形成されていて、第1シート54と吸収体53との間に介在して、プリーツ群域58と重なった状態にあり、より好ましくはプリーツ群域58の全体を被覆するようにプリーツ群域58と重なった状態にあり、弾性的に弛緩した状態で例えば縦方向および横方向Bの少なくとも一方に間隔を置いて塗布したホットメルト接着剤63(図10参照)を介して第1シート54の非プリーツ群域59に接合されている。
第2シート55のそれぞれはまた、各プリーツ群域58の間に位置する非プリーツ群域59の全域を被覆することがないように、縦方向Aに離隔している。それゆえ、非プリーツ群域59のそれぞれは、第2シート55を介することなく吸収体53と向き合っている。非プリーツ群域59の着衣対向面には例えば感圧性粘着材によって、着衣に対して剥離可能な止着域31,32が設けられている。ナプキン10が製造後、着用されるまでの間、止着域31,32は、仮想線で示されたセパレータ64(図10参照)によって被覆保護されている。本体部15に形成される複数の止着域31は、縦方向Aへ互いに離隔しており、これによって、縦方向Aへの伸長性を阻害しないようにされている。
ウイング部20では、縦方向Aにおける両端部49に、プリーツ群域58および第1域60を配置してある一方、縦方向Aにおける中央部67に非プリーツ群域59および第2域61を配置してある。このように形成される裏面シート層52は、縦方向Aにおいて、第1域60の弾性的伸長性が高く、第2域61の弾性的伸長性が低い。
表面シート51及び裏面シート層52は、第1域51aと第1域60とが重なり、かつ第2域51bと第2域61とが重なりあった状態で、表面シート51と裏面シート層52とが配置され、接合されている。
図9を参照すると、吸収体53は、各横方向Bの両側において縦方向Aへ延びる両側縁69と、縦方向Aの両端にあって横方向Bへ延びる両端縁70とを有する。吸収体53は、横方向Bへ波状に延びる中央スリット72および側縁スリット73を複数有している。各中央スリット72は、中央線Pを横切るように横方向Bの中央に配置してあり、吸収体53を縦方向Aへ部分的に分断している。吸収体53は、中央スリット72の横方向Bの双方で縦方向Aへ連続し、中央スリット72は、側縁69まで届いていない。側縁スリット73は、側縁69から中央線Pへ向けて横方向Bへ延び、両側縁69に配置してある。吸収体53は、側縁スリット73の中央線Pに近接する側で縦方向Aへ連続し、側縁スリット73は、中央線Pまで届いていない。これら中央スリット72と側縁スリット73とは、中央線Pに関して対称となるように形成されていることが好ましいものであって、吸収体53を厚さ方向に貫通している。スリット72,73は、波状等の曲線が好ましいが、直線状であることを除外するものではない。しかしながら、スリット72,73を波状の曲線に形成すると、直線状のものと対比したとき、縦方向Aにおいて、吸収体53が非弾性的に伸長したときにおける着用者の違和感を小さくすることができる。このようなスリット72,73を有する吸収体53は、スリット72,73が存在する部位では、縦方向Aへの非弾性的な伸長性が高く、スリット72,73が存在しない部位ででは、縦方向Aへの非弾性的な伸長性が低い。このナプキン10では、すべての中央スリット72と第1域60とが重なりあった状態で吸収体53と裏面シート層52とが配置され、接合されているが、スリット72,73の少なくとも一つと第1域60とが重なりあった状態で吸収体53と裏面シート層52とが配置され、接合されてもよい。また、ナプキン10では、すべての中央スリット72と第1域51aとが重なりあった状態で吸収体53と表面シート51とが配置され、接合されているが、スリット72,73のすくなくとも一つと第1域51aとが重なりあった状態で吸収体53と表面シートとが配置され、接合されてもよい。
吸収体53は、例えば、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して表面シート51および/または裏面シート層52に接合していて、縦方向Aへの引っ張り力が加えられていない状態では、中央スリット72と側縁スリット73とが閉じた状態にある。裏面シート層52に接合する場合の吸収体53は、第2シート55が縦方向Aへ伸長することを妨げることがないように、第1シート54における非プリーツ群域59に接合していることが好ましいが、第1シート54におけるプリーツ群域58に接合したり、第2シート55の一部分に接合することもできる。
図10を参照すると、縦方向Aに互いに隣り合う第2シート55は、非プリーツ群域59を被覆することがないように互いに離隔しているので、非プリーツ群域59は吸収体53と直接的に向かい合っている。それゆえ、非プリーツ群域59において、第1シート54は第2シート55によって邪魔されることなく、通気性としての機能を発揮し、吸収体53に吸収された水分から生じる水蒸気をナプキン10の着衣対向面の外へ逃がすことができる。
図11を参照すると、これは、図7に示すナプキン10の両端部17a,17bを摘持して、ナプキン10を縦方向Aへ引っ張ったときの状態を示すナプキン10の部分拡大図である。ナプキン10では、第1シート54が縦方向Aへ引っ張られることによってプリーツ57のそれぞれが縦方向Aにおいて拡開すると同時に、各第2シート55が弾性的に伸長している。ナプキン10の両端部17a,17bにおいて裏面シート層52に接合している表面シート51もまた、縦方向Aへ伸長する。特に、裏面シート層52のプリーツ群域58において圧搾部23が断続的に形成されていることは、プリーツ群域58の伸長を容易にする。吸収体53は、表面シート51および/または裏面シート層52に接合していることによって、中央スリット72と側縁スリット73とのうちの少なくとも中央スリット72において縦方向Aへ拡開する。その結果として、ナプキン10は縦方向Aへ伸長する。これらの伸長によって生じるナプキン10としての伸長性は、第2シート55の存在によって弾性的伸長性であって、ナプキン10は、伸長力から解放されると、弾性的に収縮して、伸長される前の状態に近づく。それゆえ、このナプキン10を生理用パンツ等の着衣33の股下域に止着して着用すると、着用者の動きに伴って股下域がねじられたり、曲げられたりしたときに、ナプキン10は弾性的に伸長したり、弾性的に収縮したりしながら股下域の動きに順応することができる。ナプキン10はそのように容易に伸長するものであるので、止着域31,32が股下域から簡単に剥離するということがない。股下域においてはまた、ナプキン10にたるみが生じたり、ナプキン10だけにしわが生じたりすることがなく、着用者にとっては、ナプキン10と着衣33との一体感が強いものになる。
加えて、このナプキン10によれば、吸収体53のすべての中央スリット72と、表面シート51の第1域51aおよび裏面シート層52の第1域60とが重なり合った状態で配置され、接合されているため、吸収体53の中央スリット72の拡開とともに第1域51a,60が弾性的に伸長することができる。しかも、裏面シート層52が、吸収体53を横断するように横方向Bへ延びていて弾性的伸長性を発現するための第1域60と、縦方向Aにおける弾性的伸長性が第1域60よりも低い第2域61とを有するため、縦方向Aにおいて、第1域60での変形を大きくする一方、第2域61での変形を小さくすることができ、ナプキン10に対して互いに反対向きの縦方向Aへの引っ張り力を効かせて縦方向Aへ十分に伸長することができる。しかも、このナプキン10では、吸収体53のスリットが存在しない領域と、表面シート51の第2域51bおよび裏面シート層52の第2域61とが重なり合った状態で、表面シート51と裏面シート層52と吸収体53とが配置され、接合されているため、第2域51b,61での変形を一層小さくすることができ、上記効果(ナプキン10に対して互いに反対向きの縦方向Aへの引っ張り力を効かせて縦方向Aへ十分に伸長すること)を確実にすることができる。
ナプキン10はまた、吸収体53に中央スリット72が形成されていることによって、両端部17a,17bにおける中央線P上の部位を摘持して縦方向Aへ引っ張ると容易に伸長するという特性を有している。したがって、市販の多数のナプキンのうちから本発明に係るナプキン10を選択的に着用しようとする着用者は、手にしたナプキンの両端部17a,17bを縦方向Aへ引っ張ることによって、ナプキン10の特性の存在を知り、ナプキン10を迷うことなく選択することができる。
また、ウイング部20において、縦方向Aの中央部67の着衣対向面に止着域32を形成し、中央部67には、第2域51b,61と吸収体53のスリット72,73が存在しない部位とが対向するように、表面シート51と裏面シート層52と吸収体53とを配置され、接合されている。よって、ウイング部20における縦方向Aへの伸長性が低い部位に止着域32を形成してあるため、着衣33から、ウイング部20の止着域32が剥がれるのを防止することができる。
ウイング部20において、縦方向Aの両端部49には、表面シート51の第1域51aと、裏面シート層52の第1域60とが対向するように、表面シート51と裏面シート層52とが配置され、接合されている。加えて、括れ部34a,34bは第1域51a,60に含まれるため、括れ部34a,34bの周縁で縦方向Aへ伸長することができる。これにより、一層、本体部15に対してウイング部20が自由に移動することが可能となる。また、ウイング部20の両端部49に、縦方向Aへの弾性的な伸長性が高い第1域51a、60を配置してあるため、両端部49に皺が発生するのを抑えることができる。
さらに、凸端部48は、プリーツ群域58に含まれるため、プリーツ57と着衣33との間に空間が形成され、これにより、ナプキン10を廃棄するとき、着衣33からウイング部20を剥がすのが容易になる。
加えて、第4施形態のナプキン10は、第1実施形態のナプキン10と同形に形成してあり、第1実施形態のナプキン10が奏する作用・効果と同一の作用・効果を奏する。
なお、防漏シート30は、縦方向Aへ弾性的な伸長性を有するシートで形成してもよいし、非弾性的なシートで形成してもよい。
また、上述した実施形態4には、1枚の繊維不織布で表面シート51を形成する例を示したが、複数枚のシートを積層することで表面シート層を形成してもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態のナプキン10は、第4実施形態のナプキン10に対し、第1域51a,60の配置のみが異なり、他の形状および構成等は、第4実施形態のナプキン10と同じである。
図12を参照すると、両端部17a,17bのうちウイング部20に近い一方の端部(着用者の前方側に位置する一方の端部)17a側の括れ部34aの内端縁45を結び、横方向Bへ延びる第1仮想直線74に対して、ウイング部20は、少なくとも一方の端部17aに近い側に第1域51a,60を含む。両端部17a,17bのうちウイング部20に遠い他方の端部(着用者の後方側に位置する他方の端部)17b側の括れ部34bの内端縁45を結ぶ第2仮想直線75に対して、ウイング部20は、少なくとも他方の端部17bに近い側に第1域51a,60を含む。第1域51a,60における表面シート51および裏面シート層52のそれぞれは、ナプキン10に力が加えられていない状態から縦方向Aへ伸長可能である。第1域51a,60における表面シート51及び裏面シート層52のそれぞれは、横方向Bの寸法20.0mmあたりについて250mNの伸長力を縦方向Aに作用させたときの伸長率が少なくとも1.03〜1.10倍である。
上記構成により、このナプキン10によれば、一層、本体部15に対してウイング部20が自由に移動することが可能となるとともに、ウイング部20の両端部49に皺が発生するのを確実に抑えることができる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
本発明は、互いに直交する縦方向および横方向と、肌対向面およびその反対面である着衣対向面とを有し、体液吸収性の本体部と、前記本体部における前記横方向に互いに対向する両側部それぞれから前記横方向の外側へ延出する一対のウイング部とを含み、前記本体部および前記ウイング部の前記着衣対向面には、前記着衣に対する止着域がそれぞれ設けられているパッド状の吸収性物品であって、前記吸収性物品は、前記本体部と前記ウイング部との間の連結部に、前記縦方向に対向する一対の括れ部を有し、前記ウイング部は、前記縦方向における寸法が、他の部分の前記縦方向における寸法よりも大きい拡幅部を有し、前記ウイング部における前記横方向の寸法をW1としたとき、前記拡幅部は、前記寸法W1の半分よりも前記本体部に近くなるように配置してあり、前記本体部は、前記肌対向面側に位置する表面シート層と、前記着衣対向面側に位置する裏面シート層と、前記表裏面シート層の間に介在する体液吸収性の吸収体とを含み、前記表面シート層と前記裏面シート層と前記吸収体とのそれぞれが前記縦方向への伸長性を有し、前記裏面シート層には、前記横方向へ延びる複数のプリーツが前記縦方向に互いに隣接することによってプリーツ群域を形成されている非伸長性の第1シートと、前記第1シートと前記吸収体との間にあって前記吸収体を横断するとともに前記プリーツ群域を縦断した状態で前記第1シートに接合している弾性的に伸長可能な第2シートとによって前記縦方向において互いに離間する一対の弾性域が形成され、前記吸収体は、前記横方向へ延びる複数のスリットを有し、前記吸収性物品に対して互いに反対向きの前記縦方向への引っ張り力が加えられたときには前記スリットが拡開することによって前記縦方向への伸長性を発現し、前記スリットの少なくとも一つと前記弾性域とが重なり合った状態で配置され、前記括れ部は前記弾性域に含まれ、前記縦方向における前記一対の弾性域の間には、前記プリーツが存在しない非プリーツ域を配置してある。
上記段落に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記括れ部は、前記縦方向に対向する内側端縁と外側開口とを有し、前記内側端縁から前記外側開口へ向かって次第に拡開している。
(2)前記ウイング部の前記止着域の前記縦方向における両端縁は、一方の前記括れ部の内側端縁、および他方の前記括れ部の内端側縁より前記縦方向の外側に延在することがない。
(3)前記ウイング部は、前記肌対向面側に位置するシートと、前記着衣対向面側に位置する裏面シートとを含み、前記肌対向面側に位置するシートと前記裏面シートとは、前記ウイング部の周縁部に沿って断続的に形成された圧搾部において接合してある。
(4)前記本体部は、前記縦方向に互いに対向する両端部を有し、前記本体部は、前記連結部から前記両端部の間に、前記連結部の前記横方向の寸法に対して、前記横方向の寸法が大きい幅広部を有している。
(5)前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、前記両端部のうち前記ウイング部に近い一方の端部側の前記括れ部の前記縦方向Aの寸法が、前記両端部のうち前記ウイング部に遠い一方の端部側の前記括れ部の前記縦方向の寸法よりも大きい。
(6)前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、前記両端部のうち前記ウイング部に近い一方の端部側の前記括れ部の前記横方向の寸法が、前記両端部のうち前記ウイング部に遠い一方の端部側の前記括れ部の前記横方向の寸法よりも大きい。
(7)前記ウイング部は、前記縦方向の外側へ向けて前記横方向における寸法が徐々に狭くなる凸端部を、前記括れ部に隣接する前記縦方向の前記両端部に有し、前記凸端部は、前記拡幅部に含まれる。
)前記凸端部は、前記プリーツ群域に含まれる。
)前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、前記両端部のうち前記ウイング部に近い前記一方の端部側の前記括れ部の内側端縁を結び、前記横方向へ延びる第1仮想直線に対して、前記ウイング部は、少なくとも前記一方の端部に近い側に前記弾性域を含み、前記両端部のうち前記ウイング部に近い他方の端部側の前記括れ部の内端側縁を結び、前記横方向へ延びる第2仮想直線に対して、前記ウイング部は、少なくとも前記他方の端部に近い側に前記弾性域を含み、前記縦方向における前記弾性域の双方は、前記吸収性物品に力が加えられていない状態から前記縦方向へ伸長可能であり、前記本体部は、前記横方向の寸法25.0mmあたりについて700mNの伸長力を前記縦方向に作用させたときの伸長率が少なくとも1.03〜1.10倍である。
本発明の明細書および特許請求の範囲において、用語「第1」および「第2」は、同称の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
10 吸収性物品(ナプキン)
11 表面シート
12 裏面シート
15 本体部
16 両側部
17a 端部
17b 端部
19 連結部
20 ウイング部
22 周縁部
23 圧搾部
26 幅広部
27 幅広部
31 止着域
32 止着域
34a 括れ部
34b 括れ部
36 近位部
39 拡幅部
42 端縁
43 端縁
45a 内側端縁
45b 外側開口
48 凸端部
49 両端部
51 表面シート
52 裏面シート層
53 吸収体
54 第1シート
55 第2シート
57 プリーツ
58 プリーツ群域
59 非プリーツ群域
60 第1域(弾性域)
61 第2域
72 中央スリット(スリット)
73 側縁スリット(スリット)
74 第1仮想直線
75 第2仮想直線
A 縦方向
B 横方向
L1 拡幅部の縦方向における寸法
L4 ウイング部に近い一方の端部側の括れ部の縦方向の寸法
L5 ウイング部に遠い一方の端部側の括れ部の縦方向の寸法
W1 ウイング部における横方向の寸法
W6 ウイング部に近い一方の端部側の括れ部の横方向の寸法
W7 ウイング部に遠い一方の端部側の括れ部の横方向の寸法

Claims (10)

  1. 互いに直交する縦方向および横方向と、肌対向面およびその反対面である着衣対向面とを有し、体液吸収性の本体部と、前記本体部における前記横方向に互いに対向する両側部それぞれから前記横方向の外側へ延出する一対のウイング部とを含み、前記本体部および前記ウイング部の前記着衣対向面には、前記着衣に対する止着域がそれぞれ設けられているパッド状の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は、前記本体部と前記ウイング部との間の連結部に、前記縦方向に対向する一対の括れ部を有し、
    前記ウイング部は、前記縦方向における寸法が、他の部分の前記縦方向における寸法よりも大きい拡幅部を有し、
    前記ウイング部における前記横方向の寸法をW1としたとき、前記拡幅部は、前記寸法W1の半分よりも前記本体部に近くなるように配置してあり、
    前記本体部は、前記肌対向面側に位置する表面シート層と、前記着衣対向面側に位置する裏面シート層と、前記表裏面シート層の間に介在する体液吸収性の吸収体とを含み、
    前記表面シート層と前記裏面シート層と前記吸収体とのそれぞれが前記縦方向への伸長性を有し、
    前記裏面シート層には、前記横方向へ延びる複数のプリーツが前記縦方向に互いに隣接することによってプリーツ群域を形成されている非伸長性の第1シートと、前記第1シートと前記吸収体との間にあって前記吸収体を横断するとともに前記プリーツ群域を縦断した状態で前記第1シートに接合している弾性的に伸長可能な第2シートとによって前記縦方向において互いに離間する一対の弾性域が形成され、
    前記吸収体は、前記横方向へ延びる複数のスリットを有し、前記吸収性物品に対して互いに反対向きの前記縦方向への引っ張り力が加えられたときには前記スリットが拡開することによって前記縦方向への伸長性を発現し、
    前記スリットの少なくとも一つと前記弾性域とが重なり合った状態で配置され、前記括れ部は前記弾性域に含まれ、
    前記縦方向における前記一対の弾性域の間には、前記プリーツが存在しない非プリーツ域を配置してあることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記括れ部は、前記縦方向に対向する内側端縁と外側開口とを有し、前記内側端縁から前記外側開口へ向かって次第に拡開している請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記ウイング部の前記止着域の前記縦方向における両端縁は、一方の前記括れ部の内側端縁、および他方の前記括れ部の内側端縁より前記縦方向の外側に延在することがない請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記ウイング部は、前記肌対向面側に位置するシートと、前記着衣対向面側に位置する裏面シートとを含み、
    前記肌対向面側に位置するシートと前記裏面シートとは、前記ウイング部の周縁部に沿って断続的に形成された圧搾部において接合してある請求項1−3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記本体部は、前記縦方向に互いに対向する両端部を有し、
    前記本体部は、前記連結部から前記両端部の間に、前記連結部の前記横方向の寸法に対して、前記横方向の寸法が大きい幅広部を有している請求項1−4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、
    前記両端部のうち前記ウイング部に近い一方の端部側の前記括れ部の前記縦方向の寸法が、前記両端部のうち前記ウイング部に遠い一方の端部側の前記括れ部の前記縦方向の寸法よりも大きい請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、
    前記両端部のうち前記ウイング部に近い一方の端部側の前記括れ部の前記横方向の寸法が、前記両端部のうち前記ウイング部に遠い一方の端部側の前記括れ部の前記横方向の寸法よりも大きい請求項5に記載の吸収性物品。
  8. 前記ウイング部は、前記縦方向の外側へ向けて前記横方向における寸法が徐々に狭くなる凸端部を、前記括れ部に隣接する前記縦方向の両端部に有し、
    前記凸端部は、前記拡幅部に含まれる請求項1−7のいずれかに記載の吸収性物品。
  9. 前記凸端部は、前記プリーツ群域に含まれる請求項8に記載の吸収性物品。
  10. 前記ウイング部は、前記両端部のいずれか一方へ、その他方から見ると偏倚するように配置してあり、
    前記両端部のうち前記ウイング部に近い前記一方の端部側の前記括れ部の内側端縁を結び、前記横方向へ延びる第1仮想直線に対して、前記ウイング部は、少なくとも前記一方の端部に近い側に前記弾性域を含み、
    前記両端部のうち前記ウイング部に遠い他方の端部側の前記括れ部の内側端縁を結び、前記横方向へ延びる第2仮想直線に対して、前記ウイング部は、少なくとも前記他方の端部に近い側に前記弾性域を含み、
    前記弾性域の双方は、前記吸収性物品に力が加えられていない状態から前記縦方向へ伸長可能であり、
    前記本体部は、前記横方向の寸法25.0mmあたりについて700mNの伸長力を前記縦方向に作用させたときの伸長率が少なくとも1.03〜1.10倍である請求項1−9のいずれかに記載の吸収性物品。
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