JP6111772B2 - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6111772B2
JP6111772B2 JP2013058601A JP2013058601A JP6111772B2 JP 6111772 B2 JP6111772 B2 JP 6111772B2 JP 2013058601 A JP2013058601 A JP 2013058601A JP 2013058601 A JP2013058601 A JP 2013058601A JP 6111772 B2 JP6111772 B2 JP 6111772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyacrylamide
adhesive composition
polymer
molecular weight
average molecular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013058601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014181331A (ja
Inventor
揚子 松田
揚子 松田
隆裕 岡松
隆裕 岡松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2013058601A priority Critical patent/JP6111772B2/ja
Publication of JP2014181331A publication Critical patent/JP2014181331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6111772B2 publication Critical patent/JP6111772B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は接着剤組成物に関する。
従来、レトルトパウチのような、性質の異なるフイルムを貼り合わせる技術として例えば、ドライラミネーションが使用されている。ドライラミネーションは、接着剤を有機溶剤で適当な粘度に希釈してフイルムに塗布し、乾燥後もう一方のフイルムと圧着して貼り合わせる方法である。ドライラミネーションには、接着剤を有機溶剤で希釈する一般的な方法のほか、最近ではエマルジョンタイプ(水の中に接着剤を分散した水性タイプ)がある。またウレタン系接着剤組成物として例えば特許文献1が提案されている。
特開2009−221423号公報
しかし、本願発明者は従来の接着剤組成物は接着性が低いことを見出した。
そこで、本発明は接着性に優れる接着剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、重量平均分子量が15,000〜35,000であるポリアクリルアミドと、重量平均分子量が300,000〜1,000,000である高分子ポリマー(但し前記ポリアクリルアミドを除く。)とを含有し、前記ポリアクリルアミドと前記高分子ポリマーとの質量比が5:100〜20:100である組成物が接着性に優れることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記1〜7を提供する。
1. 重量平均分子量が15,000〜35,000であるポリアクリルアミドと、
重量平均分子量が300,000〜1,000,000である高分子ポリマー(但し前記ポリアクリルアミドを除く。)とを含有し、
前記ポリアクリルアミドと前記高分子ポリマーとの質量比が5:100〜20:100である、接着剤組成物。
2. 前記ポリアクリルアミドを構成するモノマーが、アクリルアミド及び/又はN,N−ジメチルアクリルアミドである上記1に記載の接着剤組成物。
3. 前記高分子ポリマーが、アクリル系ポリマー及び/又はエチレン酢酸ビニル共重合体である上記1又は2に記載の接着剤組成物。
4. 更に硬化剤を含有する上記1〜3のいずれかに記載の接着剤組成物。
5. 前記硬化剤の量は、前記ポリアクリルアミド(固形分)と前記高分子ポリマー(固形分)との合計100質量部に対して、1〜20質量部である上記4に記載の接着剤組成物。
6. 更に水を含有する上記1〜5のいずれかに記載の接着剤組成物。
7. ドライラミネーションに使用される上記1〜6のいずれかに記載の接着剤組成物。
本発明の接着剤組成物は接着性に優れる。
本発明について以下詳細に説明する。
本発明の接着剤組成物は、
重量平均分子量が15,000〜35,000であるポリアクリルアミドと、
重量平均分子量が300,000〜1,000,000である高分子ポリマー(但し前記ポリアクリルアミドを除く。)とを含有し、
前記ポリアクリルアミドと前記高分子ポリマーとの質量比が5:100〜20:100である、接着剤組成物である。
本発明の接着剤組成物は、特定の範囲の重量平均分子量を有するポリアクリルアミドと、高分子ポリマー(但し前記ポリアクリルアミドを除く。)とを特定の量比で含有することによって、従来のウレタン系ドライラミネート用接着剤より高い接着力を有する。
ポリアクリルアミドについて以下に説明する。本発明の接着剤組成物に含有されるポリアクリルアミドは、アミド基又はアミド結合(−CO−N−R2)を有し、主鎖がアクリル樹脂である。−CO−N−R2で表されるアミド結合は、式中(−CO−N−R2)、Rは水素原子又は炭化水素基を表し、2つのRは同じでも異なってもよい。2つのRが水素原子である場合は除かれる。Rとしては、例えば、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、これらの組み合わせが挙げられる。
ポリアクリルアミドは単独重合体、共重合体のいずれであってもよい。共重合体である場合、モノマーとして(メタ)アクリルアミド系モノマー以外のビニル性化合物を使用することができる。
本発明において、ポリアクリルアミドの重量平均分子量は15,000〜35,000であり、破壊モードが適正となり接着性により優れ、基材との濡れが高いという観点から、15000〜30000であるのが好ましく、17000〜30000であるのがより好ましい。
ポリアクリルアミドはその製造について特に制限されない。例えば、水中で重合開始剤の存在下で(メタ)アクリルアミド系モノマーを重合(水溶液重合)させることによって製造することができる。
(メタ)アクリルアミド系モノマーは、アミド基又はアミド結合とビニル重合性基とを有する化合物であれば特に制限されない。
ビニル重合性基としては、例えば、CH2=CR−(Rは水素原子又はメチル基)が挙げられる。
アミド基又はアミド結合とビニル重合性基とは単結合で又は有機基を介して結合することができる。有機基としては、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子のようなヘテロ原子を有してもよい炭化水素基が挙げられる。炭化水素基としては、例えば、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、これらの組み合わせが挙げられる。炭化水素基は、鎖状、分岐状のいずれでもよく、不飽和結合を有してもよい。
ポリアクリルアミドを構成するモノマー[(メタ)アクリルアミド系モノマー]としては、例えば、接着性により優れ、粘度が低いという観点から、アクリルアミド、アミドの窒素原子が上記Rで置換されたアクリルアミド(例えば、N−モノ又はジアルキル置換アクリルアミド)が好ましく、アクリルアミド及び/又はN,N−ジメチルアクリルアミドであるのがより好ましい。
ポリアクリルアミドを製造する際に使用される重合開始剤としては、例えば、親水性重合開始剤が挙げられ、具体的には例えば、過硫酸アンモニウム及び/又はアゾビスシアノ吉草酸が挙げられる。重合開始剤の量は従来公知の量とすることができる。
重合開始剤は、接着性により優れ、ポリマーに親水性を与え被着体への濡れ性に優れるという観点から、過硫酸アンモニウム、過酸化カリウムが好ましい。
ポリアクリルアミドの製造としては例えば、水に(メタ)アクリルアミド系モノマー、重合開始剤を入れ50〜80℃の条件において撹拌しながら重合させることによって製造することができる。
得られた水溶液をそのままポリアクリルアミドとして使用することができる。
ポリアクリルアミドとして、ポリアクリルアミドの水溶液を使用するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
ポリアクリルアミドが水溶液である場合、ポリアクリルアミドの量(固形分)は、接着性により優れ、被着体への濡れ性に優れるという観点から、当該水溶液の5〜40質量%であるのが好ましく、10〜25質量%であるのがより好ましい。
必要に応じて水分を除去又は添加することができる。
ポリアクリルアミドはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
高分子ポリマーについて以下に説明する。本発明の接着剤組成物に含有される高分子ポリマーは、重量平均分子量が15,000〜35,000であるポリアクリルアミドを除き、特に制限されない。例えば、アクリル系ポリマー、エチレン酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂、酢酸ビニルポリマーが挙げられる。
高分子ポリマーの構造は、接着性により優れ、被着体への濡れ性に優れるという観点から、アクリル系ポリマー及び/又はエチレン酢酸ビニル共重合体であるのが好ましい。本発明において、アクリル系ポリマーからポリアクリルアミドを除くことができる。
本発明において、高分子の重量平均分子量は、300,000〜1,000,000であり、接着性により優れ、接着耐久性に優れるという観点から、400000〜1000000であるのが好ましく、500000〜1000000であるのがより好ましい。
高分子ポリマーとして、高分子ポリマーと水とを含有し、該高分子ポリマーを分散質(エマルジョン粒子)とし、該水を分散媒(連続相)とする分散系(エマルジョン)を使用することができる。
高分子ポリマーはその製造について特に制限されない。また高分子ポリマーとして市販品を使用することができる。
高分子ポリマーはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、ポリアクリルアミド(固形分)と高分子ポリマー(固形分)との質量比は、5:100〜20:100であり、接着性により優れ、接着耐久性に優れるという観点から、5:100〜15:100であるのが好ましく、7:100〜15:100であるのがより好ましい。
本発明の接着剤組成物は、接着性により優れ、接着耐久性に優れるという観点から、更に硬化剤を含有するのが好ましい。硬化剤は、ポリアクリルアミド、高分子ポリマーに対して使用される硬化剤である、又は、基材と反応及び/若しくは相互作用することができる化合物であるのが好ましい態様として挙げられる。硬化剤は、例えば、イソシアネート基、アルコキシシリル基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を2個以上有する化合物が挙げられる。官能基は有機基を介して結合することができる。有機基は上記と同義である。
硬化剤としては、ポリイソシアネート、が挙げられる。ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネートのような脂肪族ポリイソシアネート;ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメリックMDI、トルエンジイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネートが挙げられる。
硬化剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
硬化剤の量は、接着性により優れ、接着耐久性に優れるという観点から、ポリアクリルアミド(固形分)と高分子ポリマー(固形分)との合計100質量部に対して、1〜20質量部であるのが好ましく、2〜10質量部であるのがより好ましい。
本発明の接着剤組成物は更に水を含有することができる。水の量は、組成物全体中の30〜60質量%とすることができる。
本発明の接着剤組成物は、上記成分以外に、本発明の目的、効果を損なわない範囲で、必要に応じてさらに添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、タッキファイヤー、充填剤、顔料、ブロッキング防止剤、分散安定剤、揺変剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、光安定剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材、難燃剤、触媒、消泡剤、増粘剤、分散剤、界面活性剤、レオロジー調整剤が挙げられる。添加剤の量は、特に制限されない。
本発明の接着剤組成物は完全無溶剤型(完全無有機溶剤型)、環境対応型とすることができる。
本発明の接着剤組成物はその製造について特に制限されない。例えば、高分子ポリマーのエマルジョンとポリアクリルアミド(水溶液であってもよい)とを均一に混合して、高分子ポリマーとポリアクリルアミドとを含有する第1液(主剤)を製造し、硬化剤を含有する第2液を製造して、使用時に第1液と第2液とを混合することによって製造することができる。
本発明の接着剤組成物を適用することができる基材としては、例えば、ドライラミネーションに使用される基材が挙げられ、具体的には例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン(延伸ポリプロピレン)、ポリエチレン、ポリイミド、ナイロンのようなポリマー;アルミニウムのような金属が挙げられる。
本発明の接着剤組成物を基材に適用する方法は特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
本発明の接着剤組成物を適用する塗布工程のあと、必要に応じて乾燥工程を設けることができる。乾燥工程における乾燥温度は30〜100℃とすることができる。乾燥方法は特に制限されない。
乾燥工程後、必要に応じて基材を養生させ、その後、接着剤組成物を塗布した基材と別の基材を貼りあわせて積層体とし、これを20〜60℃又は20〜80℃、0.5〜3MPa又は0.05〜3MPaの条件下でプレスして、基材を接着させるプレス工程を設けることができる。
本発明の接着剤組成物の用途としては、例えば、ドライラミネーション用接着剤、プロファイルラッピング用が挙げられる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されない。
<ポリアクリルアミドの製造>
・重合例1〜8
下記第1表に示す成分を同表に示す量(モル比)で用い、これらを水100mlに加え、60℃の条件下で6時間反応させ、6時間後反応を停止して、ポリアクリルアミドを製造した。得られた反応液は、ポリアクリルアミドが水に溶解している、ポリアクリルアミドの水溶液であった。
(ポリアクリルアミドの重量平均分子量の測定)
得られたポリアクリルアミドの水溶液についてジメチルフォルムアミド(DMF)を溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)により測定し、標準ポリスチレン換算によってポリアクリルアミドの重量平均分子量を得た。結果を第1表に示す。
<ウレタンプレポリマーの製造>
・重合例9〜12
下記第1表に示す成分を同表に示す量(モル比)で用い、これらを70℃の条件下で6時間反応させ、ウレタンプレポリマーを製造した。
(ウレタンプレポリマーの重量平均分子量の測定)
得られたウレタンプレポリマーについて、DMFを溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定し、標準ポリスチレン換算によって重量平均分子量を得た。結果を第1表に示す。
Figure 0006111772
第1表に示す各成分の詳細は以下のとおりである。
・アクリルアミド:和光純薬社製
・N,N−ジメチルアクリルアミド:和光純薬社製
・アゾビスシアノ吉草酸:和光純薬社製
・過硫酸アンモニウム:和光純薬社製
・水添XDI:水添キシリレンジイソシアネート、試薬、和光純薬社製
・PPG400:ポリプロピレングリコール、試薬、和光純薬社製、分子量400
・PPG1000:ポリプロピレングリコール、試薬、和光純薬社製、分子量1000
<接着剤組成物の製造>
・主剤の製造
下記第2表に示す主剤の成分を同表に示す量(単位は質量部。主剤の量は固形分量である。)で使用し、これらを均一に混合して接着剤組成物の主剤を製造した。
・主剤と硬化剤との混合
上記のとおり製造された主剤100質量部に対して、下記第2表に示す硬化剤の成分を同表に示す量(単位は質量部。固形分量)で使用し、主剤と硬化剤とを均一に混合して接着剤組成物を製造した。
<評価>
上記のとおり製造された接着剤組成物について、接着性を下記の方法で評価した。結果を第2表に示す。
・積層体の製造
まず、厚さ40μmのポリエチレンテレフタレート(PET)を2枚準備し、そのうちの1枚に、上記のとおり製造された接着剤組成物をNo.30バーコーターで塗布し、100℃の条件下で5分間乾燥させ、乾燥後3時間置いた。3時間経過後、接着剤組成物を塗布したPETにもう1枚のPETを貼りあわせて積層体とし、これを80℃、0.05MPaの条件下で3分間プレスした。
・剥離強度の測定
プレス後積層体を幅25mmの短冊状に切って、これを用いて常温にて引張試験機を用いて200mm/分の剥離速度でT型剥離での剥離強度を測定した。
剥離強度が1.1kg/25mm以上である場合、接着性に優れる。
・破壊モードの確認
また剥離強度測定後の積層体の破壊モードを目視で確認した。CFは接着剤層の凝集破壊を示し、AFは接着剤層と基材との界面破壊を示す。
破壊モードがCFである場合、接着性に優れる。
Figure 0006111772
第2表に示されている各成分の詳細は以下のとおりである。
・アクリルエマルジョン ビニブラン5202C:アクリル系エマルジョン、日信化成社製、表中の分子量は当該エマルジョンに含有されるアクリル樹脂の重量平均分子量である。
・EVAエマルジョン スミカフレックス400:エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン、住友化学社製、表中の分子量は当該エマルジョンに含有されるエチレン酢酸ビニル共重合体の重量平均分子量である。
・ウレタンエマルジョン ハイドランAP−40:DIC社製、表中の分子量は当該エマルジョンに含有されるポリウレタンの重量平均分子量である。
・AD−502:東洋モートン社製、ポリウレタン系接着剤の主剤(ケトン系溶剤を含む溶剤型)
・ポリアクリルアミド:上記のとおり製造例1〜8で製造されたポリアクリルアミド
・ウレタンプレポリマー:上記のとおり製造例9〜12で製造されたウレタンプレポリマー
・スミジュール44V10:ポリメリックMDI、スミカバイエルウレタン社製、ポリアクリルアミド又はウレタンプレポリマー用硬化剤として使用。
・CAT10L:東洋モートン社製、ポリウレタン系硬化剤(ケトン系溶剤を含む溶剤型)
第2表に示す結果から明らかなように、溶剤系ポリウレタンの接着剤を使用する比較例12は接着力が0.6kg/25mmと低く接着性が悪かった。重量平均分子量が300,000未満の高分子ポリマーを含有する比較例1は接着性が低かった。ポリアクリルアミドを含有しない比較例2、ポリアクリルアミドの量が高分子ポリマー100質量部に対して、5質量部未満の比較例3、20質量部を超える比較例4、5は接着性が低かった。重量平均分子量が15,000未満又は35,000を超えるポリアクリルアミドを含有する比較例6、7は接着性が低かった。ポリアクリルアミドの代わりにウレタンプレポリマーを含有する比較例8〜11は接着性が低かった。
これに対して、実施例1〜14は、接着力が高く、破壊モードが適正であり、接着性に優れる。

Claims (6)

  1. 重量平均分子量が15,000〜35,000であるポリアクリルアミドと、
    重量平均分子量が300,000〜1,000,000である高分子ポリマー(但し前記ポリアクリルアミドを除く。)とを含有し、
    前記ポリアクリルアミドと前記高分子ポリマーとの質量比が5:100〜20:100であり、
    前記高分子ポリマーが、アクリル系ポリマー及び/又はエチレン酢酸ビニル共重合体である、接着剤組成物。
  2. 前記ポリアクリルアミドを構成するモノマーが、アクリルアミド及び/又はN,N−ジメチルアクリルアミドである請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 更に硬化剤を含有する請求項1又は2に記載の接着剤組成物。
  4. 前記硬化剤の量は、前記ポリアクリルアミド(固形分)と前記高分子ポリマー(固形分)との合計100質量部に対して、1〜20質量部である請求項に記載の接着剤組成物。
  5. 更に水を含有する請求項1〜のいずれかに記載の接着剤組成物。
  6. ドライラミネーションに使用される請求項1〜のいずれかに記載の接着剤組成物。
JP2013058601A 2013-03-21 2013-03-21 接着剤組成物 Active JP6111772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058601A JP6111772B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058601A JP6111772B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014181331A JP2014181331A (ja) 2014-09-29
JP6111772B2 true JP6111772B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=51700354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013058601A Active JP6111772B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6111772B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2601103B2 (ja) * 1992-06-26 1997-04-16 荒川化学工業株式会社 未処理ポリエステル樹脂用オーバーコート剤
JP3306558B2 (ja) * 1993-01-20 2002-07-24 第一工業製薬株式会社 熱可塑性樹脂組成物、及び帯電防止性樹脂複合フィルム
JPH09143446A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Toyo Ink Mfg Co Ltd 接着剤
US5827926A (en) * 1996-11-08 1998-10-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Moisture-curable, hot-melt composition
JP2001089731A (ja) * 1999-09-20 2001-04-03 Lintec Corp 粘着剤組成物及びそれを用いた接着性光学機能部材
US8753478B2 (en) * 2005-12-29 2014-06-17 Nalco Company Creping adhesives comprising blends of high and low molecular weight resins
JP5008900B2 (ja) * 2006-06-06 2012-08-22 日東電工株式会社 粘着剤組成物、粘着シート及び粘着剤付着型機能性フィルム
JP4964643B2 (ja) * 2007-03-28 2012-07-04 株式会社クラレ 接着剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014181331A (ja) 2014-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI716677B (zh) 黏著劑組成物及黏著片
JP5434773B2 (ja) 装飾シート用粘着剤及び装飾シート
TW201900804A (zh) 應力分散膜、光學構件、及電子構件
TWI687498B (zh) 接著性樹脂層以及接著性樹脂薄膜
TWI752924B (zh) 接著方法、接著結構體、及接著套組
JP7283975B2 (ja) 粘着シート
CN109196067B (zh) 丙烯酸类橡胶泡沫和包含其的双面胶带
JP7063690B2 (ja) 粘着シート
WO2011059043A1 (ja) アクリル系粘着シートの製造方法
KR20140118913A (ko) 점착제층 및 점착 시트
JP5671500B2 (ja) 樹脂組成物、粘着剤および重合体の製造方法
TWI437067B (zh) 由末端反應性丙烯酸系聚合物所構成之黏著劑組成物及其用途
TWI649397B (zh) Adhesive, adhesive film, adhesive tape and film substrate
JP2024085366A (ja) 加飾シート用粘着剤組成物、およびそれを用いた加飾シート、該加飾シートを含む加飾構造体ならびにその製造方法。
TW202122541A (zh) 黏著劑組成物、黏著劑膜、層壓體及其製備方法
JP5294387B2 (ja) 2液型硬化性組成物
JP7499335B2 (ja) 粘着剤組成物および粘着シート
CN107011834A (zh) 粘合剂组合物、粘合构件、光学构件、及电子构件
CN116194543A (zh) 用于图像显示装置的粘合剂组合物、带粘合剂层的光学膜及图像显示装置
JP6111772B2 (ja) 接着剤組成物
US11440868B2 (en) Reversible adhesive compositions, related articles, and related methods
CN118019821A (zh) 粘合剂组合物及使用该粘合剂组合物的粘合片
CN107011835A (zh) 粘合剂组合物、粘合构件、光学构件、及电子构件
JP5283349B2 (ja) 水系接着剤組成物
JP5765491B2 (ja) 水系プライマー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6111772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250