JP5648504B2 - 液体吐出装置、制御装置、及び、プログラム - Google Patents
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Description
本発明の第2観点によると、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段と、前記移動機構を制御する移動制御手段と、前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする液体吐出装置が提供される。
本発明の第4観点によると、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段と、前記移動機構を制御する移動制御手段と、前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする制御装置が提供される。
本発明の第6観点によると、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置を、電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段、前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段、前記移動機構を制御する移動制御手段、及び、前記搬送機構を制御する搬送制御手段、として機能させるプログラムであって、前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とするプログラムが提供される。
記録媒体の変形量は、記録媒体に吐出された液体の量や、記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間に比例する(経過時間が長くなるにつれて、乾燥が進み、反り等による変形量が増大する)と考えられる。そこで、上記第1〜第6観点によれば、これらの少なくとも一方に基づいて変形量を推定することで、第2判断手段や第3判断手段による判断を正確に行うことができる。
この場合、第2判断手段や第3判断手段による判断をより正確に行うことができる。
対向位置よりも搬送方向上流側又は下流側に残留している記録媒体を排出する場合は、記録媒体が吐出面に接触する可能性が低いと考えられる。そこで、この場合は、液体吐出ヘッドの位置に関わらず、記録媒体を排出する。これにより、記録媒体の排出処理を高速で行うことができる。
この場合、本来ワイピングに使用される移動機構を、残留している記録媒体の排出処理に利用することで、合理的な装置構成が実現される。
フレーム3は、ギア3gと噛合しており、ギア3gの回転によって昇降する。4つのヘッド10は、フレーム3に支持されつつ昇降し、記録時は図1に実線(図5に点線)で示すインク吐出位置、後述する残留用紙Pの排出時やヘッドメンテナンス時は図5に実線で示す退避位置に配置される。退避位置は、インク吐出位置よりも上方にある。
ベルトローラ7は、駆動ローラであって、ギア7gと噛合した軸を有する。図1に示すように、ギア7gが反時計回りに回転すると、ベルトローラ7は時計回りに回転する。ベルトローラ7の回転に伴い、搬送ベルト8は、図1の太矢印方向に走行する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1で時計回りに回転する。
ニップローラ4は、ベルトローラ6に対向配置され、上流側ガイド部(後述)から供給された用紙Pを搬送ベルト8の表面8aに押さえ付ける。剥離プレート5は、ベルトローラ7に対向配置され、用紙Pを表面8aから剥離して下流側ガイド部(後述)へと導く。
プラテン9は、4つのヘッド10の吐出面10aと対向配置され、搬送ベルト8の上側ループを内側から支える。これにより、インク吐出位置に配置されたヘッド10の吐出面10aと、表面8aとの間に、記録に適した所定の間隙が形成される。
上流側ガイド部は、2つのガイド27a,27b及び一対の送りローラ26を有する。上流側ガイド部は、給紙ユニット1bと搬送機構21とを繋ぐ。
下流側ガイド部は、2つのガイド29a,29b及び二対の送りローラ28を有する。下流側ガイド部は、搬送機構21と排紙部31とを繋ぐ。
具体的には、制御装置1pは、外部装置から受信した記録指令に基づいて、給紙ローラ25用の給紙モータ125(図6参照)、各ガイド部の送りローラ用の送りモータ127(図6参照)、搬送モータ121(図6参照)、ヘッド10等を駆動する。
給紙トレイ23から送り出された用紙Pは、送りローラ26によって、搬送機構21に供給される。用紙Pが各ヘッド10の真下(吐出面10aに対向する対向位置)を副走査方向に通過する際、ヘッド10から各色のインクが吐出され、用紙P上にカラー画像が形成される。記録に係るインクの吐出動作は、用紙Pの先端を検知する用紙センサ32からの検出信号に基づいて行われる。用紙Pは、その後剥離プレート5により剥離され、2つの送りローラ28によって上方に搬送される。さらに用紙Pは、上方の開口30から排紙部31に排出される。
ワイパ41は、ヘッド10毎に設けられており、吐出面10aの幅(副走査方向の長さ)より一回り大きな幅を有する板状の部材である。ワイパ41は、鉛直方向に立設するよう、ホルダ42に支持されている。
ホルダ42は、ワイパ駆動モータ40M(図6参照)の駆動により、ワイパ41を支持しつつ主走査方向に移動可能である。
なお、ワイパ41による吐出面10aのワイピングは、図8を参照して後に詳述するように、パージ(ポンプ50の駆動によりヘッド10内のインクに圧力を付与して全吐出口14a(図4参照)からインクを排出させる動作)の後に行われる。
なお、本発明の各種判断手段(第1〜第3判断手段)、各種制御手段(移動制御手段、搬送制御手段、ワイピング制御手段)には、このROM102に記憶されたプログラムがCPU101において実行される処理が対応する。
RAM103には、プログラム実行時に必要なデータ(例えば、用紙Pに記録される画像に係る画像データ)が一時的に記憶される。ASIC104では、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)が行われる。I/F105は、外部装置とのデータ送受信を行う。I/O106は、各種センサの検出信号の入力/出力を行う。
以下の各処理は、ROM102に記憶されているプログラムにしたがって、CPU101が実行する。
制御装置1pは、電源の電圧を監視しており、電圧降下時(電源遮断時)に、その時に行われている記録に係るデータを、履歴情報としてRAM103に書き込む。そのため、制御装置1pは、電圧降下後(電源遮断後)、次に電圧が上昇した時(電源が投入された時)に、当該データを読み込むことができる。履歴情報としては、給紙枚数(給紙ユニット1bから送りだされた用紙Pの数)、排紙枚数(排紙部31に排出された用紙Pの数)、用紙P毎の吐出ドット数(用紙Pに吐出されたインク滴の数。インク1滴は定量であり、吐出ドット数は吐出されたインクの量に比例する。)、用紙P毎の乾燥時間(用紙Pに対するインクの吐出が終了した時点からの経過時間)、ジャム情報等が挙げられる。電圧降下前(電源遮断前)の記録中にジャム(搬送経路内での用紙Pの詰まり)が発生し且つS1の時点でジャムが解消されていなければ、RAM103にジャム情報が書き込まれている。
S11の後、制御装置1pは、用紙Pの除去が完了したか否かを判断する(S12)。制御装置1pは、除去が完了した場合(S12:YES)、RAM103からジャム情報を消去し、S10に処理を進める。
給紙枚数と排紙枚数とが同じ値である場合、制御装置1pは、筐体1a内に用紙Pが存在しないと判断し(S2:NO)、S10に処理を進める。
給紙枚数と排紙枚数とが同じ値でない場合、制御装置1pは、筐体1a内に用紙Pが存在すると判断し(S2:YES)、続いて、対向位置に用紙Pが存在するか否かを判断する(S3)。このとき制御装置1pは、例えば用紙センサ32から検出信号を受信したタイミング、搬送機構21による用紙Pの搬送速度等に基づいて、対向位置に用紙Pが存在するか否かを判断する。
対向位置に用紙Pが存在する場合(S3:YES)、制御装置1pは、RAM103に書き込まれている履歴情報(当該用紙Pに対する吐出ドット数及び乾燥時間)に基づいて、当該用紙Pの変形量を推定する(S4)。
S4では、例えば、吐出ドット数と乾燥時間(秒)との積による値を基準値とする。本実施形態では、当該基準値に関する2つの閾値n,m(0<n<m)がROM102に記憶されており、履歴情報から演算される基準値がn未満の場合は変形量=小、n以上m未満の場合は変形量=中、m以上の場合は変形量=大と推定する。吐出ドット数が大きいほど、用紙Pに付着する液体の量が多いため、用紙Pの変形量が大きい。また、乾燥時間が長いほど、用紙Pの変形量が大きい。
変形量≠大の場合(S5:NO)、制御装置1pは、続いて、変形量=中か否かを判断する(S6)。
変形量=中の場合(S6:YES)、制御装置1pは、ヘッド昇降モータ3Mのエンコーダ等に基づいて、ヘッド10が退避位置に配置されているか否かを判断する(S7)。
本実施形態において、ヘッドメンテナンスとは、図8に示すように、パージ(S23)及びワイピング(S24)を含む一連の処理をいう。
パージを行うことで、吐出口14a近傍の増粘インクやヘッド10内部の気泡や粉塵がインクと共に排出されると共に、吐出口14a内のメニスカスが良好に維持される。
S24の後、制御装置1pは当該ルーチンを終了する。
対向位置に用紙Pが残留している場合、当該用紙Pは、既にインクが付着している可能性が高く、変形量が大きいと考えられる。そこで、特にこのような用紙Pを排出する際に、ヘッド10を退避位置に配置しておくことで、用紙Pが吐出面10aに接触するのを抑制することができる。
このように、用紙Pの変形量に基づいて搬送可能か否かを判断し、搬送不能の場合はユーザへの報知を行い、ユーザに対して用紙Pの除去を促すことにより、用紙Pが吐出面10aに接触するのをより確実に抑制することができる。
用紙Pの変形量が小さい場合は、用紙Pが吐出面10aに接触する可能性が低い。そこで、このような場合は、ヘッド10の位置に関わらず、用紙Pを排出する。これにより、用紙Pの排出処理を高速で行うことができる。
用紙Pの変形量は、用紙Pに吐出されたインクの量や、用紙Pに対するインクの吐出が終了した時点からの経過時間に比例する(経過時間が長くなるにつれて、乾燥が進み、反り等による変形量が増大する)と考えられる。そこで、これらの両方に基づいて変形量を推定することで、用紙Pの搬送可否の判断や、ヘッド10の退避位置への配置の要否の判断を正確に行うことができる。
対向位置よりも搬送方向上流側又は下流側に残留している用紙Pを排出する場合は、用紙Pが吐出面10aに接触する可能性が低いと考えられる。そこで、この場合は、ヘッド10の位置に関わらず、用紙Pを排出する(S9)。これにより、用紙Pの排出処理を高速で行うことができる。
このように本来ワイピングに使用されるヘッド10の移動機構(フレーム3、ギア3g、モータ3M等)を残留用紙Pの排出処理に利用することで、合理的な装置構成が実現される。
ワイパ、及びこれを用いた吐出面のワイピングの処理を省略してもよい。
電源投入時に実行されるプログラムにおいて、ヘッドメンテナンス(S10)を省略してもよい。
また、上述の実施形態では変形量を大中小の3段階に区別しているが、変形量を2又は4以上の段階に区別してもよい。
さらに本発明は、インク以外の液体を吐出する装置にも適用可能である。
1p 制御装置(第1判断手段,移動制御手段,搬送制御手段,第2判断手段,報知手段,第3判断手段,ワイピング制御手段)
3g ギア(移動機構)
10 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
10a 吐出面
14a 吐出口
21 搬送機構
31 排紙部(排出部)
41 ワイパ(可撓性部材)
P 用紙(記録媒体)
Claims (9)
- 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、
前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、
電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断する第2判断手段と、
前記第2判断手段が搬送不能と判断した場合にユーザへの報知を行う報知手段と、
前記移動機構を制御する移動制御手段と、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第2判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断し、
前記第2判断手段が搬送可能と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、
前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、
電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段と、
前記移動機構を制御する移動制御手段と、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、
前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、
前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 前記変形量は、前記記録媒体に吐出された液体の量、及び、前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間、の両方に基づいて推定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記搬送経路内に記録媒体が存在し且つ前記対向位置に記録媒体が存在しないと前記第1判断手段が判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 可撓性部材を前記吐出面に接触させつつ前記吐出面に対して相対移動させることで前記吐出面のワイピングを行うワイピング制御手段を備え、
前記移動制御手段は、前記ワイピング制御手段が前記ワイピングを行う際、前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断する第2判断手段と、
前記第2判断手段が搬送不能と判断した場合にユーザへの報知を行う報知手段と、
前記移動機構を制御する移動制御手段と、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第2判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断し、
前記第2判断手段が搬送可能と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする制御装置。 - 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段と、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段と、
前記移動機構を制御する移動制御手段と、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、
前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、
前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とする制御装置。 - 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置を、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断する第2判断手段、
前記第2判断手段が搬送不能と判断した場合にユーザへの報知を行う報知手段、
前記移動機構を制御する移動制御手段、及び、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段、として機能させるプログラムであって、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第2判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて当該記録媒体の搬送が可能か否かを判断し、
前記第2判断手段が搬送可能と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とするプログラム。 - 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、前記吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向する対向位置を通る搬送経路に沿って排出部に向けて記録媒体を搬送する搬送機構と、前記吐出面と直交する直交方向に前記液体吐出ヘッドを移動させる移動機構と、電源遮断時に記録に係るデータを履歴情報として記憶する記憶手段と、を含む液体吐出装置を、
電源投入時に前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報に基づいて前記対向位置に記録媒体が存在するか否かを判断する第1判断手段、
前記対向位置に記録媒体が存在すると前記第1判断手段が判断した場合に当該記録媒体の変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断する第3判断手段、
前記移動機構を制御する移動制御手段、及び、
前記搬送機構を制御する搬送制御手段、として機能させるプログラムであって、
前記記憶手段は、前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方を前記履歴情報として記憶し、
前記第3判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記記録媒体に吐出された液体の量及び前記記録媒体に対する液体の吐出が終了した時点からの経過時間の少なくとも一方に基づいて前記変形量を推定し、当該推定した変形量に基づいて前記液体吐出ヘッドの前記退避位置への配置の要否を判断し、
前記第3判断手段が配置要と判断した場合に、前記移動制御手段は、前記液体吐出ヘッドが、液体を吐出するときに配置される液体吐出位置よりも前記直交方向に関して前記対向位置から離隔した退避位置に配置されるよう、前記移動機構を制御し、且つ、前記搬送制御手段は、前記移動制御手段の制御によって前記液体吐出ヘッドが前記退避位置に配置された状態で、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御し、
前記第3判断手段が配置不要と判断した場合に、前記搬送制御手段は、前記液体吐出ヘッドの位置に関わらず、前記搬送経路内に存在する記録媒体を前記排出部に向けて搬送するよう、前記搬送機構を制御することを特徴とするプログラム。
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