JP5608132B2 - Method for manufacturing bag with antenna and bag with antenna - Google Patents
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Description
本発明は、アンテナ付き樋の製造方法及びアンテナ付き樋に関するものである。 The present invention relates to a method for manufacturing a bag with an antenna and a bag with an antenna.
特許文献1には、合成樹脂製の軒樋の外面にアンテナパターン形状をした金属箔を接着して合成樹脂製の軒樋の外面にアンテナパターンを形成することが開示してある。
特許文献1に示された従来例は以下の問題点がある。
The conventional example shown in
アンテナパターン形状をした金属箔を軒樋外面に接着するので、アンテナパターン形状をした金属箔は、曲面となった軒樋外面に接着し難く、また、接着する際、皺が生じたりして正確に貼り付け難く、軒樋外面に正確なアンテナパターンが形成し難い。 Since the metal foil with the antenna pattern shape is adhered to the outer surface of the eaves wall, the metal foil with the antenna pattern shape is difficult to adhere to the outer surface of the eaves wall having a curved surface. It is difficult to attach the antenna pattern to the outer surface of the eaves.
このように軒樋外面に正確なアンテナパターンを形成でき難いので、アンテナ性能が低下するおそれがある。 Thus, since it is difficult to form an accurate antenna pattern on the outer surface of the eaves, the antenna performance may be deteriorated.
本発明の目的は、正確な形状のアンテナパターンを備えたアンテナ付き樋を形成できるアンテナ付き樋の製造方法及びアンテナ付き樋を提供するにある。 An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a bag with an antenna capable of forming a bag with an antenna having an antenna pattern with an accurate shape, and a bag with an antenna.
本発明のアンテナ付き樋の製造方法は、雨水を流すための合成樹脂製で且つ円筒状の竪樋用樋体の外面に金属箔を巻付け、その後、前記金属箔に樋体の軸方向に細長いスロットを形成することでアンテナパターンを形成する加工を施すことを特徴とする。 In the method for manufacturing a bag with an antenna according to the present invention, a metal foil is wound around the outer surface of a cylindrical bag casing made of a synthetic resin for flowing rainwater , and then the metal foil is wound in the axial direction of the casing. Processing to form an antenna pattern is performed by forming an elongated slot .
前記金属箔の裏面を前記樋体に貼付け、前記金属箔をエッチング加工して前記アンテナパターンを形成することが好ましい。 It is preferable that the back surface of the metal foil is attached to the casing, and the metal foil is etched to form the antenna pattern.
前記エッチング加工に先立って前記金属箔の表面にマスキング層を形成し、前記金属箔のマスキング層で覆われていない部分をエッチング加工で除去して前記アンテナパターンを形成し、前記エッチング加工後にマスキング層を除去することなく残して該マスキング層をアンテナパターンを形成した金属箔の表面保護層とすることを特徴とすることが好ましい。 Prior to the etching process, a masking layer is formed on the surface of the metal foil, a portion of the metal foil not covered with the masking layer is removed by etching process to form the antenna pattern, and the masking layer is formed after the etching process. The masking layer is preferably used as a surface protection layer of a metal foil on which an antenna pattern is formed.
また、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の製造方法により製造したアンテナ付き樋も好ましい。
Moreover, the cage | basket with an antenna manufactured with the manufacturing method of any one of the said
また、上下に並べた長さの異なる複数のスロット間を細溝で接続したアンテナパターンを有していることや、前記アンテナパターンを形成した前記金属箔を外面に巻き付けた筒状の前記樋体が、外筒部で覆われていることも好ましい。 Also, the cylindrical casing having an antenna pattern in which a plurality of slots of different lengths arranged in the vertical direction are connected by a narrow groove, or the metal foil on which the antenna pattern is formed is wound around an outer surface However, it is also preferable that the outer cylinder part is covered.
本発明は、樋体外面に金属箔を巻付ける際に金属箔に皺が生じ難く、樋体外面に綺麗に金属箔を巻付けることができ、この樋体の外面に金属箔を巻付けた後にアンテナパターンを形成するので、正確な形状のアンテナパターンを備えたアンテナ付き樋を形成できる。 In the present invention, when the metal foil is wound around the outer surface of the casing, the metal foil is less likely to wrinkle, and the metal foil can be beautifully wound around the outer surface of the casing. The metal foil is wound around the outer surface of the casing. Since the antenna pattern is formed later, it is possible to form a bag with an antenna having an accurately shaped antenna pattern.
添付図面に基づいて一実施形態を説明する。 One embodiment is described based on an accompanying drawing.
アンテナ付き樋6は、図3に示されるように、雨水を流すための合成樹脂製の樋体1の外面にアンテナパターン3を備えた導電性の金属箔2を巻付けて構成してあり、雨水を流す機能と、テレビのアンテナとしての機能を備えている。
As shown in FIG. 3, the antenna-equipped
このアンテナ付き樋6を形成するには以下のようにして形成する。
In order to form this
以下の実施形態では、竪樋のような円筒状又は角筒状の樋体1の例で説明するが、樋体1としては竪樋のみに限定されず、這樋、呼び樋、軒樋などであってもよい。
In the following embodiments, an example of a cylindrical or rectangular tube-
図1、図2に示す本実施形態においては、まず、図1(a)→(b)、図2(a)→(b)のように、筒状をした合成樹脂製の樋体1の外面にアンテナパターン3を形成する前の状態の金属箔2が巻付けられる。
In this embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2, first, as shown in FIG. 1 (a) → (b) and FIG. 2 (a) → (b), a cylindrical
この場合、金属箔2は、裏面全面が樋体1の外面に接着剤による接着、超音波溶着(高周波誘導加熱による溶着)による接着、超音波溶着による接着、熱風溶着による接着、熱カシメによる接着により貼付けられる。
In this case, the
その後、図1(c)、図2(c)のように樋体1の外面に貼付けられた金属箔2の表面にマスキングが施され、後工程でアンテナパターン3の加工のためにエッチングで除去される部分7を除いてマスキング層4で覆われる。
After that, as shown in FIG. 1C and FIG. 2C, the surface of the
つまり、後工程でアンテナパターン3の加工がされない部分はマスキング層4で覆われ、後工程でアンテナパターン3の加工のためにエッチングで除去される部分7はマスキングされることなく露出する。
That is, a portion where the
マスキングが施された後、エッチング加工が行われ、エッチング液により図1(d)、図2(d)のように、金属箔2のマスキング層4で覆われていない部分が除去され、金属箔2にアンテナパターン3が形成される。
After the masking is performed, an etching process is performed, and the portion of the
図1、図2に示す実施形態では、樋体1の外面に金属箔2を巻付けた後にマスキング層4が形成された例を説明したが、図4、図5の実施形態のように、予め表面にマスキング層4を形成した金属箔2が樋体1の外面に巻付けられてもよい。
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the example in which the
すなわち、図4、図5に示す実施形態では、予め表面にマスキング層4を形成した金属箔2を図4(a)→(b)、図5(a)→(b)のように、筒状をした合成樹脂製の樋体1の外面に巻付けられる。
That is, in the embodiment shown in FIGS. 4 and 5, the
つまり、金属箔2の表面に予めマスキング層4を形成することで、金属箔2の表面の後工程でアンテナパターン3の加工がされない部分がマスキング層4で覆われ、後工程でアンテナパターン3の加工のためにエッチングで除去される部分7が露出する。
That is, by forming the
このように予め表面にマスキング層4を形成した金属箔2が樋体1の外面に巻付けられた後、エッチング加工が行われ、図4(c)、図5(c)のように、金属箔2のマスキング層4で覆われていない部分が除去され、金属箔2にアンテナパターン3が形成される。
After the
この樋体1の外面に巻付けられた金属箔2にアンテナパターン3を形成することで、アンテナパターン3を形成した金属箔2がテレビのアンテナを構成することになる。
By forming the
上記図1、図2の実施形態、図4、図5の実施形態のいずれの製造方法においても、金属箔2を樋体1に巻付けた後に、金属箔2にアンテナパターン3を形成する加工をするので、以下の特徴を有している。
In the manufacturing method of the embodiment of FIGS. 1 and 2 and the embodiment of FIGS. 4 and 5, after the
すなわち、アンテナパターン3を形成する前の金属箔2を樋体1外面に巻付けるので、樋体1外面への金属箔2の巻付けが容易に行え、また巻付ける際に金属箔2に皺が生じ難く、樋体1外面に綺麗に金属箔2を巻付けることができる。
That is, since the
そして、この樋体1の外面に綺麗に巻付けた金属箔2にアンテナパターン3を形成するので、正確な形状のアンテナパターン3を備えたアンテナ付き樋6を形成できる。
Since the
なお、アンテナパターン3形成後にマスキング層4を除去してもよいが、図3に示すように、除去することなくそのまま残して該マスキング層4をアンテナパターン3を形成した金属箔2の表面保護層10としてもよい。
The
表面保護層10は、アンテナパターン3を備えた金属箔2の表面を保護し、錆び等が発生しないようする。マスキング層4を表面保護層10として残す場合、マスキング層4は非導電性の材料で形成し、アンテナパターン3のアンテナ性能に影響を及ぼさないようにする。
The surface protective layer 10 protects the surface of the
図1(d)、図2(d)、図4(c)、図5(c)、図6にはアンテナパターン3としてスロットアンテナパターンの例が示してある。このスロットアンテナパターンは、導電性の縦長矩形状の金属箔2に細長いスロット28を形成することでアンテナパターン3を形成する。
FIG. 1D, FIG. 2D, FIG. 4C, FIG. 5C, and FIG. 6 show an example of a slot antenna pattern as the
また、上記の実施形態では、金属箔2にスロット28が上下方向に複数並べて設けられており、隣接するスロット28同士は細溝25で接続されている。各スロット28は三角形の頂点を互いに突き合わせたようなボウタイ形状に形成されている。
Further, in the above embodiment, the
アンテナパターン3は、第一の周波数帯(例えば473〜600MHz)の電波を受信する第一の受信部29と、第二の周波数帯(例えば600〜720MHz)の電波を受信する第二の受信部30を有している。
The
第一の受信部29は、スロット28及び当該スロット28の周縁部により構成される。第二の受信部30は、このスロット28に対し上下方向に隣接する金属箔2部分により構成される。
The
第一の受信部29を構成するスロット28の上下方向の長さは、前記第一の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに対応して決定される。また、第二の受信部30の周方向の長さは、前記第二の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに対応して決定される。
The length in the vertical direction of the
金属箔2のスロット28の両側の三角形の頂点部分がそれぞれ給電部9となっている。
The apex portions of the triangles on both sides of the
給電部9には給電ケーブル11が接続される。
A
給電部9に接続する給電ケーブル11は同軸ケーブルである。この同軸ケーブルは、内側の芯線32の外側を芯線外皮部33で覆い、芯線外皮部33の外周に編線34で覆い、更に編線34を外側外皮部35で覆っている。
The
給電ケーブル11の端部は、図9のように、外側外皮部35を除去して編線34の端部が露出した部分が形成され、編線34の端部より突出して芯線外皮部33が露出する部分が形成され、更に、芯線外皮部33の端部より芯線32が突出する部分が形成される。
As shown in FIG. 9, the end portion of the feeding
給電ケーブル11における芯線32の端部が一方の給電部9に接続され、編線34の端部が他方の給電部9に接続される。
The end of the
添付図面に示す実施形態は、図8に示すような保持部材8を用いて図6、図7に示すように取付けた例を示している。
The embodiment shown in the accompanying drawings shows an example in which a holding
前述のように給電部9に機械的、電気的に接続された給電ケーブル11は樋体1の外面に巻付けられたアンテナパターン3付きの金属箔2の外面に樋体1の軸方向に沿って配置される。
As described above, the feeding
軸方向に沿って配置するに当っては、スロット28を避けて配置される。
In arranging along the axial direction, the
ここで、外周にアンテナパターン3を備えた金属箔2を巻付けた樋体1の外周面にケーブル保持部42を備えた保持部材8が取付けられ、ケーブル保持部42に給電ケーブル11が保持される。
Here, the holding
保持部材8は、非導電性の合成樹脂のような非導電性材料により形成されている。また、図8のように、保持部材8は、一対の半体38の一端部同士を軸受部39で回動自在に連結して構成され、一対の半体38の他端部の係止部40と被係止部41が係止自在となっている。
The holding
保持部材8は、給電ケーブル11のアンテナパターン3に対する位置を保持するケーブル保持部42を備え、このケーブル保持部42に給電ケーブル11が保持される。
The holding
また、各保持部材8は、径外方向に突出する複数の突出部を有する。本実施形態の保持部材8は、軸受部39と、係止部40及び被係止部41と、ケーブル保持部42との計4箇所の突出部を有する。突出部は周方向に等間隔で配置されており、すなわち90°ごとに径外方向に突出する。
Each holding
外周にアンテナパターン3を備えた金属箔2を巻付けた樋体1に外筒部5を被せることで、二重筒構造のアンテナ付き樋6が構成される。
By covering the
外周にアンテナパターン3を備えた金属箔2を巻付けた樋体1に外筒部5を被せると、保持部材8に突出部を設けているので、外筒部5の略中心に樋体1の中心が配置されると共に、外筒部5の内周面に当接又は近接対向するようになる。
When the
このように、外筒部5により外周にアンテナパターン3を備えた金属箔2を巻付けた樋体1が覆われることで、アンテナパターン3を備えた金属箔2が雨水、外気、太陽光に晒されず、劣化が抑制される。
In this way, the
二重筒構造のアンテナ付き樋6は、長手方向の端部に、接続体24が備えられ、上下の接続体24に樋体1と、外筒部5の上下方向の両端部が接続され、上下の接続体24は樋体1に連通する。
The double-tube structure antenna-equipped
樋体1の軸方向に沿った給電ケーブル11は、接続体24に設けた引出部43に至り、給電ケーブル11の端部に設けた接続具44が引出部43を構成する孔に嵌め込んで取付けられる。
The
接続具44には、テレビ側ケーブル45の端部に設けた接続具が電気的に接続される。このテレビ側ケーブル45は、建物46の外壁47や軒天井48から建物内に導入され、既存の建物46内のテレビ側に接続される。
A connection tool provided at an end of the
図10は、アンテナ付き樋6が竪樋の一部として用いられた例を示している。図10において、符号49は軒樋、50は集水器、51はエルボ、52は呼び樋、53は一般の竪樋を示している。
FIG. 10 shows an example in which the antenna-equipped
アンテナ付き樋6を竪樋の一部として用いる場合、アンテナ付き樋6の接続体24を一般の竪樋53やエルボ51に接続し、筒状をした樋体1内に雨水を流す。
When the antenna-equipped
接続の際、アンテナ付き樋6を軸芯を中心に回転して、アンテナパターン3を最も強い受信方向に向ける。
At the time of connection, the antenna-equipped
前述の実施形態においては、外筒部5を設けた例で説明したが、外筒部5を設けないものであってもよい。
In the above-described embodiment, the example in which the
外筒部5を設けない場合、好ましくはアンテナパターン3形成後にマスキング層4をそのまま表面保護層10として残しておく。これにより、金属箔2はマスキング層4で覆われて直接雨水、外気、太陽光にさらされず、アンテナパターン3の劣化を抑制できる。
When the
なお上記実施形態では、樋体1の外面に巻付けた金属箔2をエッチング加工することでアンテナパターン3を形成する例を示したが、エッチング加工に代えてレーザー切断、ウォータージェット加工などによりアンテナパターン3を形成してもよい。
In the above embodiment, the example in which the
また、上記アンテナ付き樋の製造方法の技術は、樋体1以外の基材外面に金属箔2を貼付け、その後、アンテナパターン3を形成して、アンテナ付き基材を形成することに適用できる。
Moreover, the technique of the manufacturing method of the said cage | basket with an antenna is applicable to affixing the
1 樋体
2 金属箔
3 アンテナパターン
4 マスキング層
5 外筒部
6 アンテナ付き樋
10 表面保護層
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