JP5561458B2 - 手術支援システム - Google Patents
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Description
特許文献2には、手術ナビゲーション装置において、使用中の硬性内視鏡の光軸方向を3次元断層像上に表示する技術が記載されている。
特許文献3には、患者の体内に挿入される内視鏡挿入部の先端から患者体内の術部までの距離を測定する距離測定手段(スポット光照射による三角測量法や超音波センサ等)を有する内視鏡を用いて、内視鏡で観察している場所を決定し、術前CT/MRIに表示する技術が記載されている。
上記特許文献2乃び3では、内視鏡の位置姿勢の検出に、内視鏡に取り付けられた発光素子などのマーカーと、前記マーカーを検出する位置センサとを用いているが、これらのシステムでは3次元断層データと患者の座標系との位置合わせのために、患者に何らかのマーカーを取り付けるか、別途、患者の形状を測定する装置を設ける必要があり、患者に不便を強いたり、システムが複雑になってしまう。
これに対し本発明者らによる従来技術である特願2007−22077号(未公開)では硬性内視鏡の位置姿勢検出に患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定装置を用いており、患者に不便を強いたり、システムが複雑にならないようにすることができる。
ただし、特願2007−22077号においては上記特許文献2乃び3と同様、内視鏡の光軸は公称値通りであることを前提としており、内視鏡の光軸の較正については考慮されていない。例えば直視鏡では、内視鏡の光軸が内視鏡鏡筒の中心を通る、すなわち内視鏡光軸と内視鏡鏡筒の中心線のなす角が0度であるという公称値通りであることを前提として内視鏡の光軸情報を表示している。
これまでは、内視鏡はレンズから比較的近い部分のものを見ることが多いため、レンズ位置等の較正については考慮されても内視鏡の光軸の較正については考慮されたことはなかった。例えば特許文献4には、細長いシャフトおよび遠位端レンズを有する内視鏡のレンズ位置および視野を較正する装置が記載されている。しかしながら、内視鏡の視野の調整については、既知の像を内視鏡に表示させて、表示された画像の方を調整するもので、内視鏡の光軸の較正については記載も示唆もされていない。
患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記患者の体内に挿入する硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムであって、
前記硬性内視鏡は、体内に挿入されない部分に、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有しており、
前記演算手段には、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記演算手段は、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを位置合わせする手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢を算出する手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体と前記記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記硬性内視鏡の光軸を算出する手段と、
前記3次元断層データから患者内の組織壁を算出する手段と、
前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する交点算出手段と、
を有し、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の実光軸と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点とを表示する、
手術支援システム。
患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記患者の体内に挿入する硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムであって、
前記硬性内視鏡は、体内に挿入されない部分に、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有しており、
前記演算手段には、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記演算手段は、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを位置合わせする手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢を算出する手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体と前記記憶されている前記硬性内視鏡の光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記硬性内視鏡の実光軸を算出する手段と、
を有し、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の実光軸と、を表示する、
手術支援システム。
患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有している硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムおいて、前記患者の組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する手術支援方法であって、
予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを位置合わせするステップと、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢を算出するステップと、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体と前記記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記硬性内視鏡の実光軸を算出するステップと、
前記3次元断層データから患者内の組織壁を算出するステップと、
前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する交点算出ステップと、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の実光軸と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点とを表示するステップ、
を有する手術支援方法。
患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有している硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムおいて、前記患者の組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する手術支援プログラムであって、
予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを位置合わせするステップと、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢を算出するステップと、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体と前記記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記硬性内視鏡の実光軸を算出するステップと、
前記3次元断層データから患者内の組織壁を算出するステップと、
前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する交点算出ステップと、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の実光軸と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の実光軸との交点とを表示するステップ、
を有する手術支援プログラム。
前記手術支援システムは、さらに、前記3次元形状測定手段の計測範囲内で用いられる光軸位置測定装置を有しており、
前記光軸位置測定装置は、前記3次元形状測定手段により測定可能な光軸位置測定用標識体を有し、
前記演算手段は、前記3次元形状測定手段により測定された前記光軸位置測定用標識体と前記位置姿勢検出用標識体とに基づいて前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係を算出して記憶する。
前記光軸位置測定装置は、前記硬性内視鏡の少なくとも先端部を固定する固定手段と、前記硬性内視鏡の光軸方向にあるターゲットとを有し、
前記固定手段及び前記ターゲットに、前記光軸位置測定用標識体がそれぞれ設けられており、
前記3次元形状測定手段で前記光軸位置測定用標識体を測定することにより、前記硬性内視鏡の先端座標、及び、前記ターゲットの座標を測定して、
前記硬性内視鏡の先端座標と、前記ターゲットの座標とから、前記硬性内視鏡の実光軸位置を算出する。
前記交点算出手段は、前記患者内の組織壁をポリゴンデータにして、前記ポリゴンデータを構成する各面と前記硬性内視鏡の実光軸との交点を算出する。
前記表示手段は、前記硬性内視鏡により撮像された画像も併せて表示する。
前記手術支援システムは、さらに、前記3次元形状測定手段の計測範囲内で用いられる光軸位置測定装置を有しており、
前記光軸位置測定装置は、前記硬性内視鏡の少なくとも先端部を固定する固定手段と、前記硬性内視鏡の光軸方向にあるターゲットとを有し、
前記固定手段及び前記ターゲットに前記光軸位置測定用標識体がそれぞれ設けられており、前記固定手段と前記ターゲットとは離れた位置にあり、
前記硬性内視鏡の先端部を前記ターゲット中心に当接させ、前記3次元形状測定手段により前記固定手段、前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体を測定し、それぞれの3次元座標を算出する第1位置測定ステップと、
前記硬性内視鏡の先端部を前記ターゲットから離して前記固定手段に固定し、前記硬性内視鏡の視野中心と前記ターゲットの中心とが一致するように前記ターゲットを移動するステップと、
前記3次元形状測定手段により前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体を測定し、それぞれの3次元座標を算出する第2位置測定ステップと、
前記第1位置測定ステップ及び前記第2位置測定ステップで測定された、それぞれの前記固定手段、前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体の3次元座標に基づいて、前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置を算出し記憶するステップと、を有する。
また、実際の光軸(実光軸)の正確な位置を測定することにより、内視鏡画面に光軸があたっている点(真の観察画面の中心)を表示し、合わせてナビゲーション装置の画像(術前CT等による画像)のどの部位に真の観察画面の中心が位置するのかを正確に表示して手術を支援することができる。
また、手術開始前までに、後述する光軸位置測定装置により、硬性内視鏡11の実際の光軸位置を測定して、記憶しておく。
P1=PT+αvecA+βvecB
また、硬性内視鏡11の撮像方向ベクトルAの基準となる点(例えば、硬性内視鏡11の先端の点)をPL、ベクトルをvecCとし、媒介変数をγとすると、硬性内視鏡11の撮像方向Aは以下の式で表すことができる。
P2=PL+γvecC
条件1:0<α,0<β
条件2:0<α+β<1
条件3:γ>0
これらの条件を満たす点を全てのポリゴンデータを構成する三角形について導出し、それら全ての点と硬性内視鏡11の先端の点との距離を計算する。この距離が最も小さくなる交点を、硬性内視鏡11の撮像方向ベクトルAと患者60の内部を構成する面との交点とする。
(手順1)光軸位置測定装置80を、3次元形状測定装置20の計測範囲内に設置する。
(手順2)光軸位置測定装置80に、光軸位置を測定しようとする硬性内視鏡11をセットする。
(手順3)硬性内視鏡11の先端部をターゲット82に当接させ、ターゲット移動手段85により、硬性内視鏡11の先端部とターゲット82の中心とが一致するように調整する。この際、硬性内視鏡11の鏡筒部は、内視鏡先端部固定手段81を通るようにする(図11参照)。一度、ターゲット移動手段85により、硬性内視鏡11の先端部とターゲット82の中心とが一致するように調整したら、ターゲット82の位置を変えずに、硬性内視鏡11を引き抜き、硬性内視鏡11の先端部が内視鏡先端部固定手段81の端に硬性内視鏡11の先端部を位置させ硬性内視鏡11を固定する。
(手順4)ターゲット用標識球83と内視鏡先端部固定手段81と内視鏡標識球12を3次元形状測定装置20により測定し、それぞれの3次元形状データを抽出してデータ処理することにより、ターゲット82の中心座標と内視鏡先端部固定手段81の中心座標および標識球12の中心座標を算出する。
(手順5)硬性内視鏡11を手順4の撮影時から動かすことなく硬性内視鏡11の接眼レンズ側からターゲット82を観察しながら、硬性内視鏡11の視野中心とターゲット82の中心とが一致するまでターゲット移動手段85によりターゲット82を移動させる。
(手順6)内視鏡先端部固定手段81、ターゲット用標識球83及び標識球12を3次元形状測定装置20により測定し、それぞれの3次元形状データを抽出してデータ処理することにより、ターゲット82の中心座標と内視鏡先端部固定手段81の中心座標を標識球12の中心座標と共に算出する。
(手順7)手順4で求められたターゲット82の中心座標と内視鏡先端部固定手段81の中心座標、手順7で求められた標識球12の中心座標、ターゲット82の中心座標及び内視鏡先端部固定手段81の中心座標に基づいて、硬性内視鏡11の光軸位置(実光軸)と標識球12との3次元相対関係を算出する。
(手順8)算出した、硬性内視鏡11の光軸位置(硬性内視鏡11の先端部座標を含む)と標識球12との3次元相対位置関係を、PC40に記憶する。
手順7における硬性内視鏡11の光軸位置(実光軸)と標識球12との3次元相対関係算出は次のように行う。内視鏡先端部固定手段81の中心座標が硬性内視鏡11の先端部と同一になるような機構にされていれば、算出した内視鏡先端部固定手段81の中心座標が硬性内視鏡11の先端部の座標であり撮像方向ベクトルAの起点の座標である。しかし、このような機構は困難であり、内視鏡先端部固定手段81の中心座標と硬性内視鏡11の先端部の座標にはずれがあるがあるため、このずれの大きさと方向から硬性内視鏡11の先端部の座標を算出する。ずれの大きさは、硬性内視鏡11を内視鏡先端部固定手段81に固定した際に内視鏡先端部固定手段81の表面から硬性内視鏡11の先端部までの距離を測定すればよいので簡単に求めることができる。この値は予め測定されてPC40に記憶されているとする。次にずれの方向は、手順4において算出した内視鏡先端部固定手段81の中心座標とターゲット82の中心座標とからこの2つの座標を結ぶベクトルを考えればよい。このベクトルの方向がずれの方向である。よって、このベクトルの方向と記憶されているずれの大きさとから、内視鏡先端部固定手段81の中心座標から硬性内視鏡11の先端部へ向かうベクトルの成分が算出され、内視鏡先端部固定手段81の中心座標にこのベクトル成分を加算することにより、硬性内視鏡11の先端部の座標が算出される。
算出された硬性内視鏡11の先端部の座標(撮像方向ベクトルAの起点の座標)と手順7で算出したターゲット82の中心座標とを結んだ位置ベクトルが硬性内視鏡11の光軸位置(撮像方向ベクトルA)である。このベクトル成分とベクトルの起点座標である硬性内視鏡11の先端部の座標とを標識球12の中心座標とともに取得することが、硬性内視鏡11の光軸位置と標識球12との3次元相対関係を取得することである。
Claims (9)
- 患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記患者の体内に挿入する硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムであって、
前記硬性内視鏡は、体内に挿入されない部分に、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有しており、
前記演算手段には、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実際の光軸である実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記演算手段は、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを一致させた座標軸になるよう位置合わせする手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢として前記位置姿勢検出用標識体の3次元位置を算出する手段と、
前記算出された位置姿勢検出用標識体の3次元位置と記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記一致させた座標軸における前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルを算出する手段と、
前記位置合わせされた3次元断層データから患者内の組織壁を算出する手段と、
前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する交点算出手段と、
を有し、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点とを表示する、
手術支援システム。 - 前記手術支援システムは、さらに、前記3次元形状測定手段の計測範囲内で用いられる光軸位置測定装置を有しており、
前記光軸位置測定装置は、前記3次元形状測定手段により測定可能な光軸位置測定用標識体を有し、
前記演算手段は、前記3次元形状測定手段により測定された前記光軸位置測定用標識体と前記位置姿勢検出用標識体とに基づいて前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係を算出して記憶する、
請求項1記載の手術支援システム。 - 前記光軸位置測定装置は、前記硬性内視鏡の少なくとも先端部を固定する固定手段と、前記硬性内視鏡の光軸方向にあるターゲットとを有し、
前記固定手段及び前記ターゲットに、前記光軸位置測定用標識体がそれぞれ設けられており、
前記3次元形状測定手段で前記光軸位置測定用標識体を測定することにより、前記硬性内視鏡の先端座標、及び、前記ターゲットの座標を測定して、
前記硬性内視鏡の先端座標と、前記ターゲットの座標とから、前記硬性内視鏡の実光軸を算出する、
請求項2記載の手術支援システム。 - 前記交点算出手段は、前記患者内の組織壁をポリゴンデータにして、前記ポリゴンデータを構成する各面と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する、
請求項1〜3いずれか記載の手術支援システム。 - 前記表示手段は、前記硬性内視鏡により撮像された画像も併せて表示する、
請求項1〜4いずれか記載の手術支援システム。 - 患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記患者の体内に挿入する硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムであって、
前記硬性内視鏡は、体内に挿入されない部分に、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有しており、
前記演算手段には、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実際の光軸である実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記演算手段は、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを一致させた座標軸になるよう位置合わせする手段と、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢として前記位置姿勢検出用標識体の3次元位置を算出する手段と、
前記算出された位置姿勢検出用標識体の3次元位置と記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記一致させた座標軸における前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルを算出する手段と、
を有し、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線と、を表示する、
手術支援システム。 - 患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有している硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムおいて、前記患者の組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する手術支援方法であって、
前記演算手段に、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実際の光軸である実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記演算手段が、前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを一致させた座標軸になるよう位置合わせするステップと、
前記演算手段が、前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢として前記位置姿勢検出用標識体の3次元位置を算出するステップと、
前記演算手段が、前記算出された位置姿勢検出用標識体の3次元位置と記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記一致させた座標軸における前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルを算出するステップと、
前記演算手段が、前記3次元断層データから患者内の組織壁を算出するステップと、
前記演算手段が、前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する交点算出ステップと、
前記演算手段が、前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点とを表示するステップ、
を有する手術支援方法。 - 前記手術支援システムは、さらに、前記3次元形状測定手段の計測範囲内で用いられる光軸位置測定装置を有しており、
前記光軸位置測定装置は、前記硬性内視鏡の少なくとも先端部を固定する固定手段と、前記硬性内視鏡の光軸方向にあるターゲットとを有し、
前記固定手段及び前記ターゲットに光軸位置測定用標識体がそれぞれ設けられており、前記固定手段と前記ターゲットとは離れた位置にあり、
前記3次元形状測定手段が、前記硬性内視鏡の先端部を前記ターゲット中心に当接された状態での、前記固定手段、前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体を測定し、それぞれの3次元座標を算出する第1位置測定ステップと、
前記3次元形状測定手段が、前記硬性内視鏡の先端部を前記ターゲットから離して前記固定手段に固定させた状態で、前記硬性内視鏡の視野中心と前記ターゲットの中心とが一致した状態での、前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体を測定し、それぞれの3次元座標を算出する第2位置測定ステップと、
前記演算手段が、前記第1位置測定ステップ及び前記第2位置測定ステップで測定された、それぞれの前記固定手段、前記ターゲット及び前記硬性内視鏡の標識体の3次元座標に基づいて、前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置を算出し記憶するステップと、
を有する請求項7記載の手術支援方法。 - 患者の3次元表面形状を測定する3次元形状測定手段と、前記3次元形状測定手段で測定可能な位置姿勢検出用標識体を有している硬性内視鏡と、演算手段と、表示手段と、を有する手術支援システムおいて、前記患者の組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する、前記演算手段で実行される手術支援プログラムであって、
前記演算手段に、予め撮像された前記患者の3次元断層データ、及び、予め測定された前記硬性内視鏡の実際の光軸である実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係が記憶されており、
前記3次元断層データと前記3次元形状測定手段により測定された前記患者の3次元表面形状とを一致させた座標軸になるよう位置合わせするステップと、
前記3次元形状測定手段により測定された前記位置姿勢検出用標識体に基づいて前記硬性内視鏡の位置及び姿勢として前記位置姿勢検出用標識体の3次元位置を算出するステップと、
前記算出された位置姿勢検出用標識体と記憶されている前記硬性内視鏡の実光軸と前記位置姿勢検出用標識体との3次元相対位置関係に基づいて前記一致させた座標軸における前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルを算出するステップと、
前記3次元断層データから患者内の組織壁を算出するステップと、
前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点を算出する交点算出ステップと、
前記表示手段に、少なくとも、位置合わせされた前記3次元断層データと、前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線と、前記組織壁と前記硬性内視鏡の撮像方向ベクトルの延長線との交点とを表示するステップ、
を有する手術支援プログラム。
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