JP4912943B2 - 気密コンパクト - Google Patents

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Description

本発明は、蓋体を有する容器本体内に、内容物を充填する中皿を配設し、更に、この中皿を中蓋によって気密状態に維持する二重構造の気密コンパクトに関するものである。
こうしたコンパクトは、主に、揮発成分を含んだ内容物を収納するのに用いられ、こうした内容物としては、例えば、ファンデーションやアイシャドー等の化粧料がある。
また、気密性を高めるための従来の構造としては、内容物を充填する蓋体付きの中皿と、この蓋体付きの中皿を収納する蓋体付きの容器本体とを別途設け、容器本体の蓋体(外蓋)を閉じる時に、この外蓋によって中皿の蓋体(中蓋)を中皿の開口部に押し付けることにより、気密性を高める構造が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3778308号明細書
しかしながら、上記の従来気密コンパクトは、使い勝手の改善を目的として、容器本体側に組み込まれたプッシュピースに、外蓋と容器本体との係合を解除する第1解除部と、中蓋と中皿との係合を解除する第2解除部とを設け、外蓋の開放と同時に中蓋を開放する仕組みになっている。
このため、例えば、コンパクトの携帯時にプッシュピースが不用意に押圧された場合、外蓋と容器本体との係合と共に、中蓋と中皿との係合も解除されてしまい、中皿の内容物が外気に触れてしまうという問題がある。しかも、内容物が揮発成分を含む場合には、その成分の揮発が避けられない状況にあった。
本発明の解決すべき課題は、こうした問題を解決することにあり、その目的とするところは、容器本体の蓋体が不用意に開放されることであっても、それのみに起因して中蓋が開放されることがなく、しかも、確実な気密性を維持と開放との両立が図れた新規な気密コンパクトを提供することにある。
本発明である気密コンパクトは、内容物を充填する中皿と、この中皿を配設する容器本体と、この容器本体に枢軸を介して開閉可能に保持される蓋体と、枢軸を介して開閉可能に保持され前記中皿を気密状態に維持する中蓋とを備える気密コンパクトにおいて、前記中蓋は、当該中蓋の枢軸と対向する縁部から外向きに突出して貫通孔の形成されたつば部と、このつば部の貫通孔に嵌合する爪部を有し当該つば部の下面に合さる下部基台と、この下部基台における前記中蓋の枢軸側に薄肉部を介して繋がり当該薄肉部を基点として前記下部基台の下側を揺動可能な操作片とを有し、この操作片に、容器本体の底部に向かって垂下する突き出し片を備えてなり、前記容器本体は、中蓋における下部基台の下側で薄肉部を介して折り返した操作片の突き出し片が接触すると共に、この突き出し片が操作片の揺動により滑動して当該操作片が前記下部基台を介して中蓋を開放させるように押し上げる作用面を有することを特徴とするものである。
前記作用面は、中蓋の枢軸から遠ざかるに従って立ち上がる斜面を有することができ、その場合、操作片を引き上げる向きに揺動させると、突き出し片の先端が当該斜面に接触して中蓋を開放させるように押し上げることができる。
また、前記斜面は、突き出し片の先端が操作片の揺動により滑動して中蓋を開放させるように押し上げる面であれば、平坦面を構成するもの及び曲面を構成するものを問わないが、操作片の揺動を小さく抑えつつ中蓋を効率的に開放できる点を考慮すると、容器本体に対して外向きに凸となる曲面を構成することが好ましい。
更に、本発明に係る下部基台は、つば部と別体に構成しても、一体に構成してもよいが、一体に構成するにあたっては、ヒンジ部を介してつば部に連結され、当該ヒンジ部での折り曲げによって、つば部の下面に合さるものであることが好ましい。
なお、本発明によれば、蓋体の枢軸と中蓋の枢軸とは、別体として構成し、又は、同一の枢軸として構成することができる。
本発明によれば、容器本体の蓋体を開放する機構と、中蓋を開放する機構とをそれぞれ別構成にしたので、容器本体の蓋体が開放されても、そのことのみに起因して中蓋が開放されることがないから、中皿の気密状態を確実に維持することが可能となり、中皿に充填した内容物が外気に触れることなく済む。しかも、内容物が揮発成分を含む場合には、その揮発成分が揮発することがない。
また、本発明は、操作片が下部基台と薄肉部を介して繋がり、この薄肉部を基点として下部基台の下側を揺動可能であるところから、薄肉部の材質、厚み、長さ等を適宜設定することで、薄肉部を撓ませるに要する力とそれを解除したときの復元力を大きく確保できる。
即ち、中皿に対して中蓋を閉じた状態を爪(フック)等の係合(嵌合)手段で維持する状態にあっては、薄肉部の撓みによる反力が中皿と中蓋とを押圧して互いを離間させる方向に力を働かせる分、その反力を、係合手段においてより大きな係合力として利用できるため、中皿の気密状態を更に確実に維持できる一方、嵌合手段が解除される直後には、薄肉部の復元力が中皿と中蓋とを押圧して互いを離間させる方向に力を働かせる分、中蓋の確実な開放を実現できる。
更に、本発明によれば、操作片を引き上げることで中蓋が開放されるため、使用者の積極的な引き上げ動作のない意図せぬ中蓋の開放を防止することができる。
また、本発明に係る作用面が、中蓋の枢軸から遠ざかるに従って立ち上がる斜面を有する場合、薄肉部を基点に操作片を揺動させたときに、中皿と中蓋とを押圧して互いを離間させる方向に働く力を大きく確保することができるため、より確実な中蓋の開放を実現できる。
更に、この場合、前記斜面で容器本体に対して外向きに凸となる曲面を構成すれば、当該斜面における操作片の揺動、即ち、使用者の開放に要する動作を小さく抑えつつ中蓋を効率的に開放できる。
加えて、本発明において、前記下部基台をヒンジ部での折り曲げによってつば部の下面に合さるものとすれば、突き出し片を備える操作片までを中蓋との一体物として構成し、簡単に組み付けることができるため、上述したような作用効果を奏する気密コンパクトを迅速且つ大量に生産することが可能となる。
なお、本発明に係る容器本体は、中皿と共に、パフやアイライナー等の塗布具を配設可能な場合には、塗布具を取り出した後に、中蓋を開放できるために有効である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
図1〜3はそれぞれ、本発明の第一の形態である化粧用コンパクトを示す平面図、図1のA−A断面図及び図1のB−B断面図である。また、図4は、図2の要部を拡大して示す断面図であり、図5は、図4に示す状態から中蓋5を開放した状態を示す断面図である。更に、図6(a)〜(c)はそれぞれ、後述する操作片10を中蓋5の下側に組み付ける好適な方法を工程毎に示す要部断面図である。
符号1は、化粧用コンパクトの基本骨格をなす容器本体である。容器本体1は、対向する一対の短辺1a,1bと、対向する一対の長辺1c,1dと、これら4辺を一体に繋ぐ底部1eからなる矩形のものであり、その内側には、薄板状のフレームfが配置されている。フレームfには台座faが形成されており、これにより、容器本体1には、フレームfの台座faを挟んで、破線で示すパフ等の塗布具Mを収納する凹部(収納空間)R1と、後述の中皿2を収納する凹部とが区画形成されている。
符号2は、図2に示すように、容器本体1の凹部R1に隣接して嵌め込み状態に配設された中皿である。この中皿2には、揮発成分を含む化粧料(図示せず)が充填されており、中皿2そのものが、レフィル容器として機能するように、後述のように、容器本体1に対して着脱可能に配置されている。
符号3は、中皿2の外壁下部に一体的に設けられた爪部である。一方の爪部3は、図4に示すように、フレームfの台座faに形成された爪部fnと係合し、他方の爪部3は、図2に示すように、フレームfと一体に形成され弾性変形可能な逆L字状断面の係合片1gと係合する。これにより、中皿2は、容器本体1に対して着脱可能に保持固定される。
符号4は、容器本体1の長辺1cに枢軸S1(図3参照。)を介して開閉可能に保持される蓋体である。この蓋体4の枢軸S1と反対側の長辺1dには、容器本体1の爪部P1に係合するフック4aが設けられている。
符号5は、蓋体5の枢軸S1とは異なる枢軸S2を介して中皿2に開閉可能に保持された中蓋である。この中蓋5は、図1に示すように、その周回部(以下、「フランジ」という。)5fを有し、更に、図4に示すように、フランジ5fのうち、枢軸S2と対向する端縁e5近傍から垂下する爪部5aを有し、この爪部5aが、図2及び図4に示すように、中蓋5を閉じた状態で中皿2の爪部2aに着脱可能に係合する。また、中蓋5は、蓋体4の開放状態で何らの規制を受けることなしに当該中蓋5を開放することができるように、図1に示す如く、枢軸S2が容器本体1の短辺1aに設けられた切欠部Cに配置される。
符号6は、中蓋5の枢軸S2と対向する端縁e5から外向きに一体に突出するつば部である。つば部6には、図6(a)に示すように、貫通孔7が形成され、この貫通孔7には、段差7aが形成されている。
また、符号8は、図4に示すように、つば部6の貫通孔7に形成された段部7aに嵌合する爪部8aを有し当該つば部6の下面6fに合さる下部基台である。下部基台8は、つば部6に対して別体として構成してもよいが、本形態にあっては、図6(a)に示すように、ヒンジ部Hを介してつば部6に連結され、当該ヒンジ部Hでの折り曲げによって、図6(b)に示すように、つば部6の下面6fに合さって、爪部8aを貫通孔7の段部7aに嵌合させる。
更に、符号10は、下部基台8における中蓋5の枢軸S2側のうち、その下面8f側に薄肉部9を介して一体に繋がり当該薄肉部9を基点として下部基台8の下側を揺動可能な操作片である。これにより、図6(c)のように、下部基台8に対して薄肉部9を基点として折り返せば、操作片10の先端10eは、同図の実線に示すように、つば部6よりも外側に突出する。従って、図6(c)の状態で中蓋5を図2〜4に示すように閉じれば、操作片10は、図4に示すように、中蓋5の開閉動作とは独立して、当該中蓋5の下側で揺動させることができる。
符号11は、図4に示すように、操作片10を折り返した状態で当該操作片10から容器本体1の底部に向かって枢軸S2方向に垂下する突き出し片である。この突き出し片11は、図3に示すように、容器本体1の短手方向に沿って延在し、その先端11aには、図6(a)等に示すように、エッジが形成されてないよう、丸め加工が施されている。
即ち、中蓋5は、枢軸S2と対向する縁部e5から外向きに突出して貫通孔7の形成されたつば部6と、このつば部6の貫通孔7に嵌合する爪部8aを有しヒンジ部Hでの折り曲げによって当該つば部6の下面6fに合さる下部基台8と、この下部基台8における枢軸S2側に薄肉部9を介して繋がり当該薄肉部9を基点として下部基台8の下側を揺動可能な操作片10とを有し、この操作片10に、容器本体1の底部1eに向かって垂下する突き出し片11を備えてなる。
これに対し、符号12は、図4に示すように、フレームfの台座faに形成される作用面である。この作用面12には、中蓋5を閉じたときに、同図の一点鎖線で示す如く、操作片10の突き出し片11が傾いた状態で当接し、操作片10を矢印に示すように揺動させると、その先端部11aが作用面12に沿って滑動する。
加えて、作用面12は、図3に示すように、容器本体1の短辺方向に沿って延在し、また、これに従って容器本体1の短辺方向に沿って延在する突条13を有する。この突条13は、図4に示すように、容器本体1に対して外向きに凸となる丸みを帯びた曲面で構成されており、枢軸S2から遠ざかるに従って立ち上がる斜面13fを有する。
この場合、使用者が、図4に示すように、一点鎖線で示す操作片10を矢印に示す方向に引き上げて薄肉部9周りに揺動させると、突き出し片11の先端部11aが突条13の斜面13fを乗り越えるべく滑動し、これに伴い、操作片10が下部基台8に接触する。これにより、操作片10は、図5に示すように、下部基台8を介して中蓋5を押し上げ、中皿2の爪部2aと中蓋5の爪部5aとの係合を解除することで、中蓋5のみを独立して開放させることができる。
なお、作用面12には、斜面13fが存在することが好ましいが、斜面13fを必ずしも存在させる必要はない。即ち、斜面13fの無い平坦な作用面12だけであっても、使用者が図4の矢印に示す方向に操作片10を動かすと、この操作片10が薄肉部9によって下部基台8に対して規制されているため、突き出し片11が、薄肉部9の規制を受けることで、その先端部11aが作用面12に接触する位置を支点として操作片10が回動して下部基台8に接触することにより、この接触部分を作用点として中蓋5を持ち上げることもできる。
図2、3及び図4に示す符号Sは、中蓋5の裏側に配置されたシール部材である。このシール部材Sは、ゴムやエラストマー等の軟質部材からなり、中蓋5が中皿2に合わさった際に当該中皿2を気密状態に保持する。
また符号14は、中蓋5の上部(好適には、つば部6上部)に設けられた凸部である。この凸部14は、蓋体4を閉じた時に、中蓋5を中皿2に向けて押圧するための押し代を確保するためのものであり、蓋体4の裏面に鏡が取り付けられている場合には鏡を介して押圧される。
蓋体4は、図3に示すように、そのフック4aが容器本体1に設けられた爪部P1に係合している状態では完全に閉じた状態にある。プッシュピースPを押圧すると、それに繋がる押圧片P2は爪部P1の基部に設けられた傾斜面に沿って上方へと滑動し、これにより、フック4aが押し上げられ、フック4aと爪部P1との係合が解除される。
この場合、中皿2に合わさっている中蓋5には、何の力も作用しないため、中皿2の気密状態はそのまま維持される。
これに対し、中皿2を開放するには、図4に示すように、中蓋5の操作片10を矢印の方向に引き上げる。すると、操作片10の引き上げに伴う薄肉部9を基点とした揺動と共に突き出し片11が斜面13fを滑動して操作片10を下部基台8に接触させる。即ち、図5に示すように、操作片10が下部基台8を介して中蓋5を押し上げ、中皿2の爪部2aと中蓋5の爪部5aとの係合を解除させる。これにより、中蓋5は、容器本体1の蓋体4とは無関係に開いて、中皿2を外界に対して開放する。
本発明に係る化粧用コンパクトによれば、容器本体1の蓋体4を開放する機構と、中蓋5を開放する機構とをそれぞれ別構成にしたので、容器本体1の蓋体4が不用意に開放されても、そのことのみに起因して中蓋5が開放されることがないから、中皿2の気密状態を確実に維持することが可能となり、中皿2に充填した化粧料が外気に触れることなく済む。しかも、化粧料が揮発成分を含む場合には、その揮発成分が揮発することがない。
また、本発明に係る化粧用コンパクトは、操作片10が下部基台8と薄肉部9を介して繋がり、この薄肉部9を基点として下部基台8の下側を揺動可能であるところから、薄肉部9の材質、厚み、長さ等を適宜設定することで、薄肉部9を撓ませるに要する力とそれを解除したときの復元力を大きく確保できる。
即ち、中皿2に対して中蓋5を閉じた状態を中皿2の爪部2aと中蓋5の爪部5aとの係合で維持する状態にあっては、薄肉部9の撓みによる反力が中皿2と中蓋5とを押圧して互いを離間させる方向に力を働かせる分、その反力を、中皿2の爪部2aと中蓋5の爪部5aとの係合においてより大きな係合力として利用できるため、中皿5の気密状態を更に確実に維持できる一方、中皿2の爪部2aと中蓋5の爪部5aとの係合が解除される直後には、薄肉部9の復元力が中皿2と中蓋5とを押圧して互いを離間させる方向に力を働かせる分、中蓋5の確実な開放を実現できる。
更に、本発明に係る化粧用コンパクトによれば、操作片10を引き上げることで中蓋5が開放されるため、使用者の積極的な引き上げ動作のない意図せぬ中蓋5の開放を防止することができる。
また、本形態に係る作用面10は、中蓋5の枢軸S2から遠ざかるに従って立ち上がる斜面13fを有することで、薄肉部9を基点に操作片10を揺動させたときに、中皿2と中蓋5とを押圧して互いを離間させる方向に働く力を大きく確保することができるため、より確実な中蓋5の開放を実現できる。
更に、本形態の如く、斜面13fで容器本体1に対して外向きに凸となる曲面を構成すれば、斜面13fにおける操作片10の揺動、即ち、使用者の開放に要する動作を小さく抑えつつ中蓋5を効率的に開放できる。
加えて、本発明に係る化粧用コンパクトは、下部基台8がヒンジ部Hでの折り曲げによってつば部6の下面6fに合さるものであることで、突き出し片11を備える操作片10までを中蓋5との一体物として構成し、簡単に組み付けることができるため、上述したような作用効果を奏する気密コンパクトを迅速且つ大量に生産することが可能となる。
なお、本発明に係る容器本体は、同形態のように、中皿2と共に、パフやアイライナー等の塗布具Mを配設可能な場合には、塗布具を取り出した後に、中蓋5を開放できるために有効である。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
例えば、本形態では、中蓋5を中皿2に開閉可能に組み付けたが、中蓋5は、枢軸S2を容器本体1又はフレームfに設け、容器本体1又はフレームfに回転可能に組み付けてもよい。
また、本形態では、本発明に係る斜面をフレームfの台座faに設けたが、フレームfではなく、容器本体1に直接設けてもよい。更に、本形態では、フレームfを含めて本発明に係る容器本体1として構成しているが、文言とおり、容器本体1のみをもって本発明に係る容器本体として構成してもよい。
また、本発明に係る作用面12は、容器本体1を2つに区画する台座fa以外の位置、例えば、容器本体1の長辺1c側又は1d側に形成して突き出し片11をそれに合せて配置することができ、更に、枢軸S2の位置を変更すれば、それに合せて異なる配置を取ることができる。加えて、蓋体4の枢軸S1と中蓋5の枢軸S2とは、上述した各形態のように、別体として構成するだけでなく、同一の枢軸として構成してもよい。
本発明は、化粧料コンパクト以外にも、軟膏や錠剤を内容物とする薬品容器等としても適用できる。
本発明の第一の形態である化粧用コンパクトを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図4に示す状態からの中蓋開放状態を示す断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、同形態に係る操作片を中蓋の下側に組み付ける好適な方法を工程毎に示す要部断面図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 容器本体短辺
1b 容器本体短辺
1c 容器本体長辺
1d 容器本体長辺
1e 容器本体底部
f フレーム
fa フレーム台座
fn フレーム爪部(中皿固定用)
2 中皿
2a 中皿爪部(中蓋固定用)
3 中皿爪部(中皿固定用)
4 蓋体(外蓋)
4a フック(爪部)
5 中蓋
5b 相対縁部
5a 中皿爪部
6 つば部
6f つば部の下面
7 貫通孔
7a 段部
8 下部基台
8a 爪部
9 薄肉部
10 操作片
10e 操作片先端
11 突き出し片
11 突き出し片先端部
12 作用面
13 突条
13f 斜面
H ヒンジ
P プッシュピース
P1 爪部
P2 押圧片
S シール部材
14 凸部

Claims (4)

  1. 内容物を充填する中皿と、この中皿を配設する容器本体と、この容器本体に枢軸を介して開閉可能に保持される蓋体と、枢軸を介して開閉可能に保持され前記中皿を気密状態に維持する中蓋とを備える気密コンパクトにおいて、
    前記中蓋は、当該中蓋の枢軸と対向する縁部から外向きに突出して貫通孔の形成されたつば部と、このつば部の貫通孔に嵌合する爪部を有し当該つば部の下面に合さる下部基台と、この下部基台における前記中蓋の枢軸側に薄肉部を介して繋がり当該薄肉部を基点として前記下部基台の下側を揺動可能な操作片とを有し、この操作片に、容器本体の底部に向かって垂下する突き出し片を備えてなり、
    前記容器本体は、突き出し片が操作片の揺動により滑動して当該操作片が前記下部基台を介して中蓋を開放させるように押し上げる作用面を有することを特徴とする気密コンパクト。
  2. 前記作用面は、中蓋の枢軸から遠ざかるに従って立ち上がる斜面を有する請求項1に記載の、気密コンパクト。
  3. 前記斜面が、容器本体に対して外向きに凸となる曲面を構成する請求項2に記載の、気密コンパクト。
  4. 前記下部基台は、ヒンジ部での折り曲げによってつば部の下面に合さるものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の、気密コンパクト。
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