JP4874673B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
前記固定側及び移動側の支持筒(34,37)の中心には位置決めロッド(43A,43B)がシリンダ(45A,45B)により回転軸線(L2)に沿う方向へ進退移動可能に支持され、各位置決めロッド(43A,43B)の先端には、ワーク(W)の両端面の支持孔(Wd)に係合される円錐先鋭状のピボット(44A,44B)が突出形成され、ワークWが仮支持部材(40A,40B)にて仮支持された状態で、位置決めロッド(43A,43B)が前進移動されたとき、ピボット(44A,44B)により、ワーク(W)の両端部が挟持されて、ワーク(W)の中心軸線(L1)が回転軸線(L2)と一致するように位置決め配置され、前記支持筒(34,37)には、固定側及び移動側のチャック(46A,46B)が回転軸線(L2)と同軸上に配設され、ワーク(W)がピボット(44A,44B)にて位置決めされた状態で、移動側ヘッド(35)が固定側ヘッド(33)に向かって接近移動されたとき、ワーク(W)の両端の軸部(Wb)がこれらのチャック(46A,46B)により把持され、前記テーブル(15,16)はメインテーブル(15)及びサブテーブル(16)よりなるとともに、それらのテーブル(15,16)は共通のレール(17)を介してワーク(W)の中心軸線(L1)に沿う方向へ移動可能に支持され、メインテーブル(15)とサブテーブル(16)との間には給電線及び油圧チューブが架設されるとともに、前記工具保持盤(19)がメインテーブル(15)上に支持され、リニアモータ(18)により両テーブル(15,16)が一体的に間隔を一定に維持した状態で移動されるようにした制御装置(50)を設けたことを特徴としている。
はじめに、ワークWの形状構成について説明する。図1、図2及び図5に示すように、このワークWは全体として円柱状をなし、その中央部には被加工部Waが設けられるとともに、その被加工部Waの両端には軸部Wbが形成されている。この軸部Wbは、ワークWが構成部品として所定の装置に組み付けられる際に、軸受によって支持される部分であって、旋盤による被加工部Waの加工前に、軸部Wbの外周面が中心軸線L1に対して所定の周面上に位置するように芯出し加工されている。軸部Wbの外端には突出部Wcが形成され、その突出部Wcの端面には、図7に示すように、円錐状の支持孔Wdが形成されている。
さて、図5に示す状態では、移動側支持機構32の移動側ヘッド35がワークWの長さに合わせて後退位置に配置されて、その移動側ヘッド35に支持された移動側支持筒37と固定側支持機構31の固定側ヘッド33に支持された固定側支持筒34との間に広い間隔が形成されている。また、固定側位置決めロッド43Aが突出位置に配置されるとともに、移動側位置決めロッド43Bが没入位置に配置されている。さらに、固定側及び移動側の仮支持部材40A,40Bが固定側及び移動側のチャック46A,46Bに接近する上方の仮支持位置に配置されている。そして、この状態でワークWがその突出部Wcにおいて両仮支持部材40A,40B上に設置されるとともに、ワークWの一端側の支持孔Wdに固定側位置決めロッド43Aの先端の固定側ピボット44Aが係合されている。
このワークWの加工時には、ワークWがその両端面側から挟持されることなく、両端の軸部Wbにおいて外周側から把持された状態にある。このため、ワークWに対して中心軸線L1に沿う方向に圧縮力が作用することはなく、装置フレーム11にその圧縮反力が作用することもなくて、装置フレーム11に撓みが生じるおそれを防止することができる。また、ワークWの支持過程で位置決めのために使用されたピボット44A,44BがワークWの両端の支持孔Wdから離脱された状態にあるため、ピボット44A,44Bの先鋭点と支持孔Wdの内奥の収束点との間に位置ずれが生じることもない。従って、ワークWを両端部において位置ずれを生じることなく正確に支持することができて、被加工部Waに対して高精度の加工を施すことができる。
(1) ワークWを両端部において位置ずれを生じることなく正確に支持することができて、被加工部Waに対して高精度の加工を施すことができる。
(3) 工具20が位置する切削加工部の移動に追従して削り屑排出用樋24が移動されるため、切削加工部で生じる削り屑を散乱させることなく回収して排出させることができる。
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
Claims (2)
- フレーム(11)上には、ワーク(W)を回転軸線(L2)の周りで回転させるための一対の回転用モータ(13,14)を装備したワーク支持装置(12)と、リニアモータ(18)によりワークWの中心軸線(L1)に沿う方向に移動されるテーブル(15,16)とが配設され、そのテーブル(15,16)上には、ワーク(W)を加工するための工具(20)を保持した工具保持盤(19)が支持され、
前記ワーク支持装置(12)には、ワーク(W)の一端側の軸部(Wb)を支持する固定側支持機構(31)と、ワーク(W)の他端側の軸部(Wb)を支持する移動側支持機構(32)とが装備され、
前記固定側支持機構(31)においては、固定側ヘッド(33)が固定配置され、その固定側ヘッド(33)には前記回転用モータ(13)により前記回転軸線(L2)上で回転される固定側支持筒(34)が支持され、
前記移動側支持機構(32)においては、リニアモータ(38)により、ワーク(W)の中心軸線(L1)に沿って固定側ヘッド(33)と接近離間する方向へ移動される移動側ヘッド(35)が配設され、その移動側ヘッド(35)には前記回転用モータ(14)によって前記回転軸線(L2)上で回転される移動側支持筒(37)が支持され、
前記固定側及び移動側の支持機構(31,32)には、ワーク(W)を支持する上方の仮支持位置と、下方の退避位置とに切替えられる仮支持部材(40A,40B)が配置され、
前記固定側及び移動側の支持筒(34,37)の中心には位置決めロッド(43A,43B)がシリンダ(45A,45B)により回転軸線(L2)に沿う方向へ進退移動可能に支持され、各位置決めロッド(43A,43B)の先端には、ワーク(W)の両端面の支持孔(Wd)に係合される円錐先鋭状のピボット(44A,44B)が突出形成され、
ワークWが仮支持部材(40A,40B)にて仮支持された状態で、位置決めロッド(43A,43B)が前進移動されたとき、ピボット(44A,44B)により、ワーク(W)の両端部が挟持されて、ワーク(W)の中心軸線(L1)が回転軸線(L2)と一致するように位置決め配置され、
前記支持筒(34,37)には、固定側及び移動側のチャック(46A,46B)が回転軸線(L2)と同軸上に配設され、ワーク(W)がピボット(44A,44B)にて位置決めされた状態で、移動側ヘッド(35)が固定側ヘッド(33)に向かって接近移動されたとき、ワーク(W)の両端の軸部(Wb)がこれらのチャック(46A,46B)により把持され、
前記テーブル(15,16)はメインテーブル(15)及びサブテーブル(16)よりなるとともに、それらのテーブル(15,16)は共通のレール(17)を介してワーク(W)の中心軸線(L1)に沿う方向へ移動可能に支持され、メインテーブル(15)とサブテーブル(16)との間には給電線及び油圧チューブが架設されるとともに、前記工具保持盤(19)がメインテーブル(15)上に支持され、リニアモータ(18)により両テーブル(15,16)が一体的に間隔を一定に維持した状態で移動されるようにした制御装置(50)を設けたことを特徴とする工作機械。 - 前記フレーム(11)上には移動台(22)がレール(23)を介して、ワーク(W)の中心軸線(L1)に沿う方向へ移動用リニアモータ(25)により移動可能に支持されるとともに、ワーク(W)の下方から後方に延びるように、移動台(22)上には削り屑排出用樋(24)が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006051887A JP4874673B2 (ja) | 2005-11-30 | 2006-02-28 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2005347061 | 2005-11-30 | ||
JP2005347061 | 2005-11-30 | ||
JP2006051887A JP4874673B2 (ja) | 2005-11-30 | 2006-02-28 | 工作機械 |
Publications (2)
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JP2007175854A JP2007175854A (ja) | 2007-07-12 |
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Family
ID=38301542
Family Applications (1)
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JP2006051887A Active JP4874673B2 (ja) | 2005-11-30 | 2006-02-28 | 工作機械 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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JP5728755B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-06-03 | 高周波熱錬株式会社 | ワーク下部熱処理装置及びワーク下部熱処理方法 |
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JP3511397B2 (ja) * | 1994-02-09 | 2004-03-29 | 株式会社小松製作所 | 工作機械の切粉堆積防止方法及び工作機械のチャック |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006051887A patent/JP4874673B2/ja active Active
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JP2007175854A (ja) | 2007-07-12 |
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