JP4772655B2 - Cylinder lock - Google Patents
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Description
本発明は、シリンダー錠に関し、特に、内筒を回動操作可能なキーを変更できるようにしたシリンダー錠に関するものである。 The present invention relates to a cylinder lock, and more particularly, to a cylinder lock that can change a key capable of rotating an inner cylinder.
従来、外筒と、該外筒に回動可能に配設され、軸線方向に鍵穴を、軸線と直交する方向に複数のタンブラ穴を、それぞれ形成した内筒と、タンブラ穴に挿入された板タンブラとを備えたシリンダー錠が汎用されている。 Conventionally, an outer cylinder, an inner cylinder formed rotatably in the outer cylinder, formed with a key hole in the axial direction and a plurality of tumbler holes in a direction perpendicular to the axial line, and a plate inserted into the tumbler hole Cylinder locks with tumblers are widely used.
ところで、この種のシリンダー錠において、キーを紛失した場合やアパートの住人が変わる等でキーの管理者が変更になった場合等に、シリンダー錠全体を交換することに代えて、シリンダー錠の内筒を交換することによって、解錠可能なキー(内筒を回動操作可能なキー)を変更できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、シリンダー錠の内筒を交換する方式のシリンダー錠は、構造が複雑になるとともに、解錠可能なキーを変更する度にシリンダー錠の内筒を交換する必要があるため、製品コストが上昇するとともに、変更作業に手数がかかるという問題があった。
However, the cylinder lock that replaces the inner cylinder of the cylinder lock has a complicated structure and the product cost increases because it is necessary to change the inner cylinder of the cylinder lock every time the unlockable key is changed. In addition, there is a problem that the change work takes time.
本発明は、上記従来のシリンダー錠の有する問題点に鑑み、鍵穴に所定のキーを挿入することにより、内筒を回動操作可能なキーを変更できるようにしたシリンダー錠を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a cylinder lock in which a key capable of rotating an inner cylinder can be changed by inserting a predetermined key into a key hole in view of the problems of the conventional cylinder lock. And
上記目的を達成するため、本発明のシリンダー錠は、外筒と、該外筒に回動可能に配設され、軸線方向に鍵穴を、軸線と直交する方向に複数のタンブラ穴を、それぞれ形成した内筒と、タンブラ穴に挿入された板タンブラとを備えたシリンダー錠において、前記板タンブラを、枠形状に形成した外タンブラ片と、鍵挿通部を形成することにより枠形状に形成するとともに、その一部を切り欠き、さらに、外タンブラ片の枠内周の対向する位置に形成した複数組の係合部に選択的に係合される係合部を枠外周に形成することにより、前記外タンブラ片の枠内に軸線と直交する方向に移動可能に配設される内タンブラ片とで構成し、前記外タンブラ片と内タンブラ片との相対位置を、前記鍵穴に相対位置変更用キーを挿入することにより変更して、該相対位置変更用キーに対応するキーにより内筒を回動操作可能となるようにしたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the cylinder lock of the present invention is provided with an outer cylinder, and is rotatably disposed on the outer cylinder, and has a key hole in the axial direction and a plurality of tumbler holes in a direction perpendicular to the axial line. In the cylinder lock having the inner cylinder and the plate tumbler inserted into the tumbler hole, the plate tumbler is formed into a frame shape by forming an outer tumbler piece formed into a frame shape and a key insertion part. In addition, by cutting out a part of the frame, and further forming an engagement portion on the outer periphery of the frame that is selectively engaged with a plurality of sets of engagement portions formed at opposing positions on the inner periphery of the frame of the outer tumbler piece. The inner tumbler piece is arranged in the outer tumbler piece frame so as to be movable in a direction perpendicular to the axis, and the relative position of the outer tumbler piece and the inner tumbler piece is changed to the key hole for relative position change. Change by inserting the key The inner cylinder with a key corresponding to said relative position changing keys, characterized in that as a rotatable operation.
この場合において、鍵穴に挿入したキーの先端位置に、規定長さのキーの先端が当接した場合を除いて内筒の回動を規制する内筒回動規制片を軸線方向に移動可能に配設することができる。 In this case, the inner cylinder rotation restricting piece for restricting the rotation of the inner cylinder can be moved in the axial direction except when the tip of the key having the specified length comes into contact with the position of the tip of the key inserted into the key hole. It can be arranged.
本発明のシリンダー錠によれば、キーを紛失した場合、アパートの住人が変わる等でキーの管理者が変更になった場合、セキュリティの関係上定期的にキーの変更を行う必要がある場合等に、シリンダー錠全体やシリンダー錠の内筒を交換することに代えて、鍵穴に相対位置変更用キーを挿入することによって、内筒を回動操作可能なキー、すなわち、解錠可能なキーを変更することができる。
これにより、解錠可能なキーを変更作業に手数を要さずに変更できるシリンダー錠を、製品コストを低廉に得ることができる。
According to the cylinder lock of the present invention, when the key is lost, the resident of the apartment is changed, or the key administrator is changed, or when the key needs to be changed regularly for security reasons, etc. In addition, instead of replacing the entire cylinder lock or the inner cylinder of the cylinder lock, a key that can rotate the inner cylinder by inserting a key for changing the relative position into the key hole, that is, a key that can be unlocked. Can be changed.
Thereby, the cylinder lock which can change the key which can be unlocked without the need for a change work can be obtained at low product cost.
また、鍵穴に挿入したキーの先端位置に、規定長さのキーの先端が当接した場合を除いて内筒の回動を規制する内筒回動規制片を軸線方向に移動可能に配設することにより、不正なキーによる解錠を防止することができる。 In addition, an inner cylinder rotation restricting piece for restricting the rotation of the inner cylinder is provided so as to be movable in the axial direction except when the tip of the key having a specified length comes into contact with the tip position of the key inserted into the key hole. By doing so, unlocking by an unauthorized key can be prevented.
以下、本発明のシリンダー錠の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 Hereinafter, an embodiment of a cylinder lock of the present invention will be described based on the drawings.
図1〜図3に、本発明のシリンダー錠の第1実施例を示す。
このシリンダー錠は、外筒1と、この外筒1に回動可能に配設され、軸線L方向に鍵穴3を、軸線Lと直交する方向に複数(本実施例においては、9個)のタンブラ穴4を、それぞれ形成した内筒2と、タンブラ穴4に挿入され、ばね部材7によって突出方向に付勢された板タンブラ5とを備え、板タンブラ5を、外タンブラ片51と、外タンブラ片51に軸線Lと直交する方向に移動可能に配設され、軸線L方向に鍵挿通部6を形成した内タンブラ片52とで構成し、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置を、鍵穴3に相対位置変更用キーKC1、KC2を挿入することにより変更して、相対位置変更用キーKC1、KC2に対応するキーK1、K2により内筒2を回動操作可能となるようにしている。
1 to 3 show a first embodiment of a cylinder lock of the present invention.
The cylinder lock is rotatably arranged on the
より具体的には、このシリンダー錠は、従来のシリンダー錠と同様、外筒1を、ケース8内に固定して配設するとともに、この外筒1に回動可能に内筒2を配設し、さらに、内筒2の先端には、掛け金具等の任意の固定部材(図示省略)を配設するようにする。
そして、内筒2の軸線Lと直交する方向に形成した複数のタンブラ穴4に挿入された板タンブラ5が、ばね部材7の付勢力によって内筒2の外表面から突出して外筒1の係合溝11に入り込むことによって、内筒2が回動するのを規制し(施錠状態)、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキーK1(K2)を挿入することによって、板タンブラ5をばね部材7の付勢力に抗して内筒2内に没入させて、板タンブラ5と外筒1の係合溝11との係合を解除し、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにしている。
More specifically, in this cylinder lock, like the conventional cylinder lock, the
A
この場合、鍵穴3に挿入したキーK1(K2)の先端位置に、規定長さのキーK1(K2)の先端が当接した場合を除いて内筒2の回動を規制する内筒回動規制片9を軸線L方向に移動可能に配設することができる。
内筒回動規制片9は、ばね部材91によって付勢されることにより、規定長さのキーK1(K2)の先端が当接する位置(図1(c))を挟んで軸線L方向の両方向に移動可能に配設するようにする。
そして、規定長さのキーK1(K2)の先端が当接する位置(図1(c))では、内筒回動規制片9に形成した突片92と外筒1に形成した周溝12との位置が合致して、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにし、一方、規定長さでないキーの先端が当接する位置(図1(d))では、内筒回動規制片9に形成した突片92と外筒1に形成した周溝12との位置が合致せず、内筒2が回動するのを規制する(施錠状態)ようにしている。
また、内筒回動規制片9のキーの先端が当接する位置には、凹部93を形成することにより、内筒回動規制片9にキーの先端が当接したとき、内筒回動規制片9が軸線L方向に平行に正確に移動できるようにしている。
このように、内筒回動規制片9を配設することにより、不正なキー(規定長さでないキー)による解錠を確実に防止することができる。
In this case, the inner cylinder rotation that restricts the rotation of the
The inner cylinder
And in the position (FIG.1 (c)) where the front-end | tip of key K1 (K2) of a defined length contact | abuts, the
Further, a
In this way, by disposing the inner cylinder
また、このシリンダー錠においては、図2に示すように、板タンブラ5を、外タンブラ片51と、外タンブラ片51に軸線Lと直交する方向に移動可能に配設され、軸線L方向に鍵挿通部6を形成した内タンブラ片52とで構成するようにしている。
より具体的には、枠形状に形成した外タンブラ片51の枠内に、鍵挿通部6を形成することにより枠形状に形成するとともに、その一部を切り欠いた内タンブラ片52が入り込むようにし、さらに、外タンブラ片51の枠内周に形成した係合部(本実施例においては、3段の凹部)51aと、内タンブラ片52に枠外周に形成した係合部(本実施例においては、1段の凸部)52aとが、選択的に係合されるようにすることにより、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置が、選択的に3箇所で固定されるようにしている。
これにより、9個の板タンブラ5を組み合わせて用いるようにした本実施例においては、39通りの組み合わせ(キー形状)が可能なようにしている。
なお、外タンブラ片51には、ばね部材7の付勢力を受けるための突片51bを形成するようにする。
Further, in this cylinder lock, as shown in FIG. 2, the
More specifically, the
Thus, in the present embodiment as adapted to use a combination of nine of the
The
次に、このシリンダー錠の使用方法について、図3に基づいて説明する。
まず、このシリンダー錠は、図3(a)の状態で、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキー(例えば、キーK1)を挿入することによって、板タンブラ5をばね部材7の付勢力に抗して内筒2内に没入させて、板タンブラ5と外筒1の係合溝11との係合を解除し、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにしている。このとき、正規のキー(例えば、キーK1)は、規定長さであるため、キーの先端が当接する位置(図1(c))では、内筒回動規制片9に形成した突片92と外筒1に形成した周溝12との位置が合致して、内筒2が回動できる(解錠状態)ようになっている。
Next, the usage method of this cylinder lock is demonstrated based on FIG.
First, in this cylinder lock, in the state shown in FIG. 3A, a regular key (for example, key K1) is inserted into a
そして、内筒2を回動操作可能なキー、すなわち、解錠可能なキーを変更する場合には、図3(a)の状態で、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキー(例えば、キーK1)に対応するキーK1’(このキーK1’は、キーK1において、ケース8に形成したキー抜け止め片8aに当接する当接突片Kaを省略したもので、ケース8にキー抜け止め片8aを形成しない場合には、キーK1をそのまま用いることができる。)を挿入することによって、板タンブラ5をばね部材7の付勢力に抗して内筒2内に没入させて、板タンブラ5と外筒1の係合溝11との係合を解除し、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにし、図3(b)に示すように、内筒2を所定角度(例えば、45゜程度)回動させた状態で、キーK1’を鍵穴3から抜き去る。
When the key that can rotate the
次に、図3(b)の状態、すなわち、板タンブラ5の外タンブラ片51が内筒2内に没入され、外筒1の内周面によって移動が拘束された状態で、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキー(例えば、キーK2)に対応する相対位置変更用キーKC2を挿入することによって、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置を変更する。
その後、内筒2を先とは逆方向に所定角度(例えば、45゜程度)回動させた状態、すなわち、当初の図3(a)に示す位置で、相対位置変更用キーKC2を鍵穴3から抜き去る。
これにより、相対位置変更用キーKC2に対応するキーK2により内筒2が回動操作可能となる。
Next, in the state of FIG. 3B, that is, in a state where the
Thereafter, the relative position changing key KC2 is moved to the
As a result, the
そして、さらに、内筒2を回動操作可能なキー、すなわち、解錠可能なキーを変更する場合には、正規のキー(例えば、キーK2)に対応するキーK2’、相対位置変更用キーKC1(これに限定されず、任意のキー形状のキーを用いることができる。)を用いて同様の操作を繰り返すようにする。
Further, when changing the key that can rotate the
図4〜図6に、本発明のシリンダー錠の第2実施例を示す。
このシリンダー錠は、上記第1実施例のシリンダー錠と同様(第1実施例のシリンダー錠と同様のものは図示省略)、外筒1と、この外筒1に回動可能に配設され、軸線L方向に鍵穴3を、軸線Lと直交する方向に複数(本実施例においては、9個)のタンブラ穴4を、それぞれ形成した内筒2と、タンブラ穴4に挿入され、ばね部材7によって突出方向に付勢された板タンブラ5とを備え、板タンブラ5を、外タンブラ片51と、外タンブラ片51に軸線Lと直交する方向に移動可能に配設され、軸線L方向に鍵挿通部6を形成した内タンブラ片52とで構成し、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置を、鍵穴3に相対位置変更用キーKC1、KC2を挿入することにより変更して、相対位置変更用キーKC1、KC2に対応するキーK1、K2により内筒2を回動操作可能となるようにしている。
4 to 6 show a second embodiment of the cylinder lock of the present invention.
The cylinder lock is the same as the cylinder lock of the first embodiment (the same as the cylinder lock of the first embodiment is not shown), and is arranged rotatably on the
より具体的には、このシリンダー錠は、外筒1を、ケース8内に軸線L方向に移動可能に、かつ、ばね10により一方向(本実施例においては、鍵穴3側と反対方向)に付勢して配設するとともに、この外筒1に回動可能に内筒2を配設し、さらに、内筒2の先端には、掛け金具等の任意の固定部材(図示省略)を配設するようにする。
そして、内筒2の軸線Lと直交する方向に形成した複数のタンブラ穴4に挿入された板タンブラ5が、ばね部材7の付勢力によって内筒2の外表面から突出して外筒1の係合溝11に入り込むことによって、内筒2が回動するのを規制し(施錠状態)、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキーK1(K2)を挿入することによって、板タンブラ5をばね部材7の付勢力に抗して内筒2内に没入させて、板タンブラ5と外筒1の係合溝11との係合を解除し、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにしている。
More specifically, in this cylinder lock, the
A
そして、本実施例においては、外筒1の内周面の周方向に、外筒1に形成した係合溝11に連なる、板タンブラ5を案内するための案内溝13を形成するようにしている。
この案内溝13は、ケース8内に軸線L方向に移動可能に配設した外筒1を、ばね10の付勢力に抗して他方向(本実施例においては、鍵穴3側の方向)に移動させた状態において、板タンブラ5が当接する位置に形成するようにし、この状態で、係合溝11に入り込んだ板タンブラ5が、内筒2を回動するのに合わせて、円滑に案内溝13に案内されるようにする。
そして、案内溝13は、係合溝11に連なった位置では、係合溝11に入り込んだ板タンブラ5が円滑に案内溝13に案内されるように十分深く形成するとともに、その他端側を徐々に浅くなるように形成し、末端では外筒1の内周面と面一になるようにする。
なお、本実施例においては、案内溝13を形成するために、外筒1を2分割して構成しているが、外筒1の製作方法はこれに限定されるものではない。
In this embodiment, a
The
The
In this embodiment, in order to form the
次に、このシリンダー錠の使用方法について、図6に基づいて説明する。
まず、このシリンダー錠は、図6(a)の状態で、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキー(例えば、キーK1)を挿入することによって、板タンブラ5をばね部材7の付勢力に抗して内筒2内に没入させて、板タンブラ5と外筒1の係合溝11との係合を解除し、内筒2が回動できる(解錠状態)ようにしている。
Next, the usage method of this cylinder lock is demonstrated based on FIG.
First, in this cylinder lock, in the state shown in FIG. 6A, a regular key (for example, key K1) is inserted into the
そして、解錠可能なキーを変更する場合には、図6(b)に示すように、内筒2の軸線L方向に形成した鍵穴3に正規のキー(例えば、キーK2)に対応する相対位置変更用キーKC2(このキーK2は、キーK2において、ケース8に形成したキー抜け止め片8aに当接する当接突片Kaを省略したもので、ケース8にキー抜け止め片8aを形成しない場合には、キーK2をそのまま用いることができる。)を挿入するとともに、ケース8内に軸線L方向に移動可能に配設した外筒1を、ばね10の付勢力に抗して他方向(本実施例においては、鍵穴3側の方向)に移動させた状態にする。
When the unlockable key is changed, as shown in FIG. 6B, the
次に、図6(c)に示すように、内筒2を所定角度(例えば、45゜程度)回動させると、係合溝11に入り込んだ板タンブラ5が、内筒2を回動するのに合わせて、円滑に案内溝13に案内されながら、他端側を徐々に浅くなるように形成し、末端では外筒1の内周面と面一になるように形成されている案内溝13によって、板タンブラ5の先端が押圧されることによって、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置が、相対位置変更用キーKC2に対応したものに変更される。
その後、内筒2を先とは逆方向に所定角度(例えば、45゜程度)回動させた状態、すなわち、当初の図6(a)に示す位置で、相対位置変更用キーKC2を鍵穴3から抜き去る。
これにより、相対位置変更用キーKC2に対応するキーK2により内筒2が回動操作可能となる。
Next, as shown in FIG. 6C, when the
Thereafter, the relative position change key KC2 is moved to the
As a result, the
そして、さらに、内筒2を回動操作可能なキー、すなわち、解錠可能なキーを変更する場合には、正規のキー(例えば、キーK1)に対応する相対位置変更用キーKC1(これに限定されず、任意のキー形状のキーを用いることができる。)を用いて同様の操作を繰り返すようにする。
Further, when changing a key that can rotate the
本実施例のシリンダー錠によれば、係合溝11に入り込んだ板タンブラ5が、内筒2を回動するのに合わせて、円滑に案内溝13に案内されながら、他端側を徐々に浅くなるように形成し、末端では外筒1の内周面と面一になるように形成されている案内溝13によって、板タンブラ5の先端が押圧されることによって、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置が、相対位置変更用キーKC1、KC2に対応したものに変更されるため、外タンブラ片51と内タンブラ片52との相対位置の変更を、大きな力を要さず、円滑に行うことができる。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例のシリンダー錠と同様である。
According to the cylinder lock of the present embodiment, the
In addition, the other structure and effect | action of a present Example are the same as that of the cylinder lock of the said 1st Example.
上記第1実施例及び第2実施例のシリンダー錠によれば、キーを紛失した場合、アパートの住人が変わる等でキーの管理者が変更になった場合、セキュリティの関係上定期的にキーの変更を行う必要がある場合等に、シリンダー錠全体やシリンダー錠の内筒を交換することに代えて、鍵穴に相対位置変更用キーKC1、KC2を挿入することによって、内筒2を回動操作可能なキーK1、K2、すなわち、解錠可能なキーを変更することができる。
これにより、解錠可能なキーを変更作業に手数を要さずに変更できるシリンダー錠を、製品コストを低廉に得ることができる。
According to the cylinder locks of the first embodiment and the second embodiment, when the key is lost, the manager of the key is changed due to change of the resident of the apartment, etc. When it is necessary to change, instead of replacing the entire cylinder lock or the inner cylinder of the cylinder lock, the
Thereby, the cylinder lock which can change the key which can be unlocked without the need for a change work can be obtained at low product cost.
以上、本発明のシリンダー錠について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。 As mentioned above, although the cylinder lock of this invention was demonstrated based on the Example, this invention is not limited to the structure described in the said Example, The structure is suitably changed in the range which does not deviate from the meaning. It is something that can be done.
本発明のシリンダー錠は、鍵穴に所定のキーを挿入することにより、内筒を回動操作可能なキーを変更できることから、キーの管理者が変更になることが想定される用途のシリンダー錠に好適に用いることができるほか、一般用途のシリンダー錠にも用いることができる。 Since the cylinder lock of the present invention can change the key that can rotate the inner cylinder by inserting a predetermined key into the keyhole, the cylinder lock is intended to be changed by the key administrator. Besides being able to be used preferably, it can also be used for general purpose cylinder locks.
1 外筒
11 係合溝
12 周溝
13 案内溝
2 内筒
3 鍵穴
4 タンブラ穴
5 板タンブラ
51 外タンブラ片
52 内タンブラ片
6 鍵挿通部
7 ばね部材
8 ケース
9 内筒回動規制片
10 ばね
K1 キー
K2 キー
KC1 相対位置変更用キー
KC2 相対位置変更用キー
L 軸線
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