JP4761193B2 - Toroidal continuously variable transmission - Google Patents
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Description
本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。 The present invention relates to a toroidal continuously variable transmission that can be used for transmissions of automobiles and various industrial machines.
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図12および図13に示すように構成されている。図12に示すように、ケーシング50の内側には入力軸(中心軸)1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
For example, a double-cavity toroidal continuously variable transmission used as a transmission for an automobile is configured as shown in FIGS. As shown in FIG. 12, an input shaft (center shaft) 1 is rotatably supported inside the
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
The input shaft 1 is rotationally driven by a
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図13参照)が回転自在に挟持されている。
The
図12中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図12の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
A step 2b is provided on the inner
図13は、図12のA−A線に沿う断面図である。図13に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸(傾転軸)14,14を中心として揺動(傾転)する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図13においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図13の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
13 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. As shown in FIG. 13, inside the
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、ラジアルニードル軸受98を介して各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
A
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図13の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図13の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は球状凹面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
Further, the
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図13で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
The
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
Further, between the outer surface of the
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
The thrust needle bearing 25 is sandwiched between the inner surface of the
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図13の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
Furthermore, drive rods (trunnion shafts) 29 and 29 are provided at one end portions (lower end portions in FIG. 13) of the
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
In the case of the toroidal continuously variable transmission configured as described above, the rotation of the input shaft 1 is transmitted to the
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図13の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動する。
When changing the rotational speed ratio between the input shaft 1 and the
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
As a result, the contact position between the
ところで、このようなトロイダル型無段変速機においては、回転動作するパワーローラ11の各軸受に対して潤滑油を供給する必要がある(例えば、特許文献1参照)。パワーローラ11の各軸受に対する潤滑は、例えば図14(この図では、外輪28と変位軸23とが一体に形成されるとともに、変位軸23の先端部23bがパワーローラ11内で終わっている。)に示すように行なわれる。具体的には、潤滑油は、図14に矢印で示すように、トラニオン15の枢軸14から折れ曲がり壁部20を介して支持板部16へと延びる第1の油路202を通じて、円孔21内のラジアルニードル軸受200へと流れ、ここから、変位軸23の基端部23aに対して第1の油路202と反対側に位置する支持板部16の第2の油路204を通じて、支持板部16と外輪28との間の空間S内に流れ込む。そして、潤滑油は、この空間Sから、スラストニードル軸受25へ流れるとともに、外輪28に形成された第3の油路208を通じてスラスト玉軸受24に達し、また、変位軸23の先端部23bに形成された第4の油路206を通じてラジアルニードル軸受98に達する。なお、図15および図16には、図14のB部拡大図およびC部拡大図がそれぞれ示されている。
By the way, in such a toroidal type continuously variable transmission, it is necessary to supply lubricating oil to each bearing of the rotating power roller 11 (see, for example, Patent Document 1). Lubrication of each bearing of the
パワーローラ11に関与する前述した軸受24,25,98,200のうち、スラストニードル軸受25は、トルク変動等に応じて回転した時にのみ揺動するため、潤滑油量はさほど必要ではない。一方、その他の軸受24,25,200は、常時回転しているため、十分な量の潤滑油を必要とする。
Of the
しかしながら、図14〜図16に示す従来の構造では、スラストニードル軸受25にも多くの潤滑油が供給されるため、スラストニードル軸受25を通じて多くの潤滑油が漏れ出してしまい、潤滑油の供給ロスが発生する。これにより、パワーローラ11側へ潤滑油を効率良く供給できなくなるばかりか、潤滑ポンプの小型化が妨げられてしまうことにもなる。
また、前記スラストニードル軸受25は、パワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容するものである、つまりパワーローラ11および外輪28のピボット動作を支持するためのものであるから、転がり−すべり運動をする。したがって、スラストニードル軸受25は使用中に若干でも摩耗することは否めず、磨耗することにより摩耗粉がパワーローラ軸受であるスラスト玉軸受24に侵入する可能性がある。
However, in the conventional structure shown in FIGS. 14 to 16, a lot of lubricating oil is supplied also to the
The
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、潤滑油の供給ロスを抑えて、パワーローラ側へ潤滑油を効率良く供給できるとともに、潤滑ポンプの小型化を図ることができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
また、本発明は、摩耗粉のパワーローラ軸受への侵入を防止できるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can suppress the supply loss of the lubricating oil, efficiently supply the lubricating oil to the power roller side, and can reduce the size of the lubricating pump. An object is to provide a step transmission.
Another object of the present invention is to provide a toroidal type continuously variable transmission that can prevent wear powder from entering the power roller bearing.
前記目的を達成するために、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、それぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、互いに偏心した基端部および先端部を備え、ラジアル方向の荷重を支承する第1の軸受を介して前記トラニオンの孔内に前記基端部を支持された変位軸と、ラジアル方向の荷重を支承する第2の軸受を介して前記変位軸の前記先端部の周囲に回転自在に支持された状態で前記入力側ディスクと出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラと前記トラニオンとの間に設けられ前記パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承する第3の軸受とを備え、前記第3の軸受は、前記パワーローラの大端面によってその軌道面が形成される内輪と、外輪と、これら内輪および外輪の軌道面上で転動する複数の転動体とを有し、前記トラニオンと前記外輪との間には、前記パワーローラから前記外輪に加わるスラスト荷重を支承する第4の軸受が挟持されているトロイダル型無段変速機において、前記トラニオンから前記変位軸および前記外輪にわたって潤滑油供給用の油路が形成され、この油路は前記第1ないし第3の軸受に潤滑油を供給するように延びるとともに、前記第1の軸受には、この第1の軸受に供給される潤滑油が前記第4の軸受へ供給されることを阻止する潤滑油供給阻止手段が設けられており、前記潤滑油供給阻止手段は、前記第1の軸受の外輪に設けられ且つ前記第1の軸受に供給される潤滑油を前記トラニオンの前記孔内に密封するシール部から成ることを特徴とする。この構成は、特に、第1の軸受が所定の間隙(空間)を通じて第4の軸受と連通し且つ第4の軸受を通じて潤滑油が漏れ出てしまう構造において有益である。 In order to achieve the above object, the toroidal continuously variable transmission according to claim 1 is characterized in that an input side disk and an output that are supported concentrically and rotatably with their respective inner surfaces facing each other. Side discs, a trunnion that swings around a pivot that is twisted with respect to the center axis of the input side disc and the output side disc, and a base end portion and a tip end portion that are eccentric to each other, and load in the radial direction. A displacement shaft having the base end portion supported in the trunnion hole via a first bearing to be supported, and a periphery of the distal end portion of the displacement shaft via a second bearing for supporting a radial load. A power roller sandwiched between the input-side disk and the output-side disk in a state of being rotatably supported by the power roller, and the power roller provided between the power roller and the trunnion. A third bearing for supporting a load in a thrust direction applied to the roller, and the third bearing includes an inner ring having a raceway surface formed by a large end surface of the power roller, an outer ring, and the inner ring and the outer ring. A plurality of rolling elements that roll on the raceway surface, and a fourth bearing that supports a thrust load applied to the outer ring from the power roller is sandwiched between the trunnion and the outer ring. In the toroidal continuously variable transmission, an oil passage for supplying lubricating oil is formed from the trunnion to the displacement shaft and the outer ring, and the oil passage extends to supply the lubricating oil to the first to third bearings. together, wherein the first bearing, the first lubricating oil supplied to the bearing has lubricant supply blocking means are provided to prevent from being supplied to the fourth bearing, the lubricating oil supply Hindrance Means, characterized in that it consists sealing portion for sealing the lubricating oil supplied to and the first bearing is provided on the outer ring of the first bearing into the bore of said trunnion. This configuration is particularly beneficial in a structure in which the first bearing communicates with the fourth bearing through a predetermined gap (space) and the lubricating oil leaks through the fourth bearing.
上記構成において、前記シール部は、前記第1の軸受の外輪と別体で形成され当該外輪に取り付けられても良く、あるいは、前記第1の軸受の外輪に一体形成されていても良い。また、シール部の形状も任意であり、例えばキャップ構造を成していても構わない。 In the above configuration, the seal portion may be formed separately from the outer ring of the first bearing and attached to the outer ring, or may be formed integrally with the outer ring of the first bearing. Moreover, the shape of the seal portion is also arbitrary, and may have a cap structure, for example.
請求項2に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記第3の軸受は、前記複数の転動体を保持する保持器を備えており、この保持器に、前記油路から供給される潤滑油の圧力を高める動圧溝が形成されており、前記外輪には、前記動圧溝の近傍から前記外輪と前記トラニオンとの間に貫通する油穴が形成されていることを特徴とする。
The toroidal type continuously variable transmission according to
請求項3に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記第3の軸受は、前記複数の転動体を保持する保持器を備えており、前記外輪には、前記保持器の近傍から前記外輪と前記トラニオンとの間に貫通する油穴が形成されており、前記保持器側に開口する前記油穴の端部に、前記油路から供給される潤滑油の一部を取り込む油取込部が形成されていることを特徴とする。
Toroidal type continuously variable transmission according to
本発明の請求項1に記載のトロイダル型無段変速機においては、第1の軸受に供給される潤滑油が第4の軸受へ供給されることを阻止する潤滑油供給阻止手段が第1の軸受に設けられている。そのため、潤滑油が第4の軸受に供給されてこの第4の軸受から漏れ出ることが防止される。その結果、潤滑油の供給ロスを抑えて、パワーローラ側へ潤滑油を効率良く供給できるとともに、潤滑ポンプの小型化を図ることも可能になる。
また、請求項2に記載のトロイダル型無段変速機においては、トラニオンから変位軸および外輪にわたって形成された油路から供給される潤滑油は第3の軸受に導入されるとともに潤滑油の一部が保持器に形成された動圧溝によってその圧力が高められたうえで、外輪に形成された油穴を通って外輪とトラニオンとの間に行き渡って、第4の軸受を潤滑する。したがって、第4の軸受の摩耗粉がパワーローラ軸受である第3の軸受に侵入することがない。
さらに、請求項3に記載のトロイダル型無段変速機においては、トラニオンから変位軸および外輪にわたって形成された油路から供給される潤滑油は第3の軸受に導入されるとともに潤滑油の一部が油取込部に取り込まれたうえで、外輪に形成された油穴を通って外輪とトラニオンとの間に行き渡って、第4の軸受を潤滑する。したがって、第4の軸受の摩耗粉がパワーローラ軸受である第3の軸受に侵入することがない。
In the toroidal-type continuously variable transmission according to claim 1 of the present invention, the lubricating oil supply blocking means for blocking the lubricating oil supplied to the first bearing from being supplied to the fourth bearing is the first. It is provided on the bearing. Therefore, it is prevented that the lubricating oil is supplied to the fourth bearing and leaks from the fourth bearing. As a result, it is possible to efficiently supply the lubricating oil to the power roller side while suppressing the supply loss of the lubricating oil, and to reduce the size of the lubricating pump.
In the toroidal continuously variable transmission according to
Furthermore, in the toroidal type continuously variable transmission according to
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴は、パワーローラ側の軸受に対する潤滑油の供給形態にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図8ないし図12と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The feature of the present invention resides in the supply form of the lubricating oil to the bearing on the power roller side, and other configurations and operations are the same as the conventional configurations and operations described above. Only the above will be referred to, and the other parts will be simply described with the same reference numerals as in FIGS.
図1および図2は本発明の実施形態を示している。図1の(a)に示すように、トラニオン15の円孔21内には、ラジアル方向の荷重を支承する第1の軸受としてのラジアルニードル軸受(ソリッドニードル軸受)200を介して変位軸23の基端部23aが支持されている。また、変位軸23の先端部23bの周囲には、ラジアル方向の荷重を支承する第2の軸受としてのラジアルニードル軸受98を介してパワーローラ11が回転自在に支持されている。また、パワーローラ11とトラニオン15との間には、パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承する第3の軸受としてのスラスト玉軸受24が設けられている。このスラスト玉軸受24は、パワーローラ11の大端面11bによってその軌道面が形成される内輪と、外輪28と、これら内輪および外輪28の軌道面上で転動する複数の転動体としての玉26とを有している。更に、トラニオン15と外輪28との間には、パワーローラ11から外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつパワーローラ11および外輪28が変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する第4の軸受としてのスラストニードル軸受25が挟持されている。このスラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16と外輪28との間の空間(隙間)Sを介してラジアルニードル軸受200と連通するとともに、パワーローラ11を収容する凹状のポケット部Pの空間に通じる隙間を有している。この隙間は、スラストニードル軸受25に対して潤滑油が供給されるような場合には、この潤滑油をポケット部Pの空間内に漏出させるものである。
1 and 2 show an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1 (a), in the
また、本実施形態では、トラニオン15から変位軸23および外輪28にわたって潤滑油供給用の油路300が形成されている。この油路300は、トラニオン15の枢軸14から折れ曲がり壁部20を介して支持板部16へと延びて円孔21内に達する第1の油路300aと、変位軸23をその全長にわたって軸方向に貫通する第2の油路300bと、第2の油路300bと連通状態で交差してスラスト玉軸受24に達する第3の油路300cとから成る。
In the present embodiment, an
図2に明確に示すように、ラジアルニードル軸受200は、軸受本体200aと、軸受本体200aの軌道輪を形成する外輪200bとを有しており、外輪200bには、ラジアルニードル軸受200に供給される潤滑油がスラストニードル軸受25へ供給されることを阻止する潤滑油供給阻止手段としてシール部材(シール部)310が設けられている。このシール部材310は、ラジアルニードル軸受200の外輪200bと別体で形成されてこの外輪200bに取り付けられており、ラジアルニードル軸受200に供給される潤滑油をトラニオン15の円孔21内に密封する。
As clearly shown in FIG. 2, the
したがって、このような構成において、潤滑油は、図1の(b)に矢印で示すように、第1の油路300aを通じて円孔21内のラジアルニードル軸受200へと流れるとともに、第1の油路300aから第2の油路300bへと流れ、第2の油路300bおよび第3の油路300cを介してスラスト玉軸受24およびラジアルニードル軸受98に達する。この場合、ラジアルニードル軸受200の外輪200bにはラジアルニードル軸受200に供給される潤滑油をトラニオン15の円孔21内に密封するシール部材310が設けられているため、ラジアルニードル軸受200に供給される潤滑油がスラストニードル軸受25へ供給されることが阻止される。そのため、潤滑油がスラストニードル軸受25に供給されてこのスラストニードル軸受25から漏れ出ることが防止される。その結果、潤滑油の供給ロスを抑えて、パワーローラ11側(スラスト玉軸受24およびラジアルニードル軸受98)へ潤滑油を効率良く供給できるとともに、潤滑ポンプの小型化を図ることも可能になる。
Therefore, in such a configuration, the lubricating oil flows to the
図3は、ラジアルニードル軸受200に供給される潤滑油がスラストニードル軸受25へ供給されることを阻止する潤滑油供給阻止手段の変形例を示している。この変形例においては、ラジアルニードル軸受200の外輪200bの端部のフランジ部400がシール部材310と同じ機能を果たすように変位軸23の径方向に延びている(キャップシール構造を成している)。すなわち、シール部材310が外輪200bと一体に形成された態様を成している。
FIG. 3 shows a modification of the lubricating oil supply blocking means for blocking the lubricating oil supplied to the
図4〜図7は、潤滑油の供給ロスを抑える別の構造形態を示している。図4および図5の構造形態(矢印は潤滑油の流れを示している)は、図10に示された構成と同一の構成に加えて、スラストニードル軸受25のトラニオン側軌道面がL字型の薄板(鋼板)500から成っており、この薄板500のフランジ部500aによりスラストニードル軸受25からの潤滑油の漏れが防止されている(もしくは最小限に抑えられている)。
4 to 7 show other structural forms that suppress the supply loss of the lubricating oil. 4 and 5 (the arrow indicates the flow of the lubricating oil), in addition to the same configuration as that shown in FIG. 10, the trunnion side raceway surface of the
なお、この図4および図5では、フランジ部500aが軸受25の径方向内側に位置されているが、図6に示すようにフランジ500aを軸受25の径方向外側に位置させても良い。また、図7に示すように、フランジ500aにシール部材505を装着して密封性を更に向上させても良い。
4 and 5, the
このように、フランジ部500aを設ける位置は、軸受25の径方向内側でも径方向外側でも良いが、軸受25の径方向内側であることが好ましい。また、シール部材505を装着する位置も軸受25の径方向内側であることが好ましい。その理由は以下の通りである。
As described above, the position where the
すなわち、パワーローラ11が揺動すると、スラストニードル軸受25と外輪28との位置がずれる。この時、フランジ部500aが径方向外側にあると、フランジ部500aが外輪28から外れてしまう虞があり、その場合には、密封性が失われてしまう。また、この場合でも外れないような大きさを確保しようとすると、今度は、機器の小型化が制約されてしまう。また、シール部材505を装着する場合には、揺動する時のフリクションを考慮する必要があり、シール部材505が軸受25の径方向外側にあると、揺動した時の回転半径が大きくなるため、フリクションが大きくなってしまう。また、図7に示すようにシール部材505を装着する場合には、薄板500に一体成形しても良く、別体の場合でも板金に成形したものを加締め等により薄板500に装着しても良い。また、シール構造について特に限定しないが、摩擦係数の小さな形状・材料(PTFE)等が好ましい。
That is, when the
図8および図9は、本発明の他の実施の形態を示している。この実施の形態が前記図1および図2に示した実施の形態と異なる点は、スラストニードル軸受(第4の軸受)25への潤滑の仕方を付加した点であり、その他の構成は図1および図2に示す実施の形態と同様であるので、共通部分には同一符号を付してその説明を簡略ないしは省略する。 8 and 9 show another embodiment of the present invention. This embodiment differs from the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2 in that a lubrication method is added to the thrust needle bearing (fourth bearing) 25, and other configurations are shown in FIG. Since it is the same as that of the embodiment shown in FIG.
図8および図9に示すように、前記スラスト玉軸受(第3の軸受)24は、玉26を保持する円環状の保持器27を備えている。この保持器27の端面には動圧溝27aが形成されている。この動圧溝27aは第3の油路300cから供給される潤滑油の圧力を高めるものであり、この動圧溝27aの太さは、第3の油路300cより細くなっている。そして、第3の油路300cから供給された潤滑油は、保持器27と外輪28との間の隙間を通って動圧溝27aに導入されるようになっている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the thrust ball bearing (third bearing) 24 includes an
また、外輪28には、その厚さ方向に延びる油穴28aが形成されている。油穴28aは動圧溝27aの近傍から外輪28とトラニオン15との間の隙間Sに貫通しており、これによって、潤滑油を動圧溝27aから前記隙間Sに導入し、スラストニードル軸受25を潤滑するようになっている。
The
この実施の形態においては、トラニオン15から変位軸23および外輪28にわたって形成された油路300の第3の油路300cから供給される潤滑油はスラスト玉軸受(第3の軸受)24に導入されるとともに潤滑油の一部が保持器27に形成された動圧溝27aによってその圧力が高められたうえで、外輪28に形成された油穴28aを通って外輪28とトラニオン15との間の隙間Sに行き渡って、スラストニードル軸受(第4の軸受)25を潤滑する。したがって、スラストニードル軸受25の摩耗粉がパワーローラ軸受であるスラスト玉軸受24に侵入することがない。
In this embodiment, the lubricating oil supplied from the
なお、潤滑油供給阻止手段は、ラジアルニードル軸受200の外輪200bにシール部材(シール部)310として設けてもよいし、このシール部材310は外輪200bと一体に形成してもよい。また、潤滑油供給阻止手段は、スラストニードル軸受25のトラニオン側軌道面をL字型の薄板(鋼板)500から構成し、この薄板500のフランジ部500aによりスラストニードル軸受25からの潤滑油の漏れが防止する構成としてもよい。
The lubricating oil supply blocking means may be provided as a seal member (seal part) 310 on the
図10および図11は、本発明のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態が前記図1および図2に示した実施の形態と異なる点は、スラストニードル軸受(第4の軸受)25への潤滑の仕方を付加した点であり、その他の構成は図1および図2に示す実施の形態と同様であるので、共通部分には同一符号を付してその説明を簡略ないしは省略する。 10 and 11 show still another embodiment of the present invention. This embodiment differs from the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2 in that a lubrication method is added to the thrust needle bearing (fourth bearing) 25, and other configurations are shown in FIG. Since it is the same as that of the embodiment shown in FIG.
図10および図11に示すように、スラスト玉軸受(第3の軸受)24の外輪28には、油穴28aが形成されている。この油穴28aは保持器27の内径部近傍から外輪28とトラニオン15との間の隙間Sに貫通している。この油穴28aの、前記保持器27側に開口する端部には油取込部28bが形成されている。この油取込部28bは前記第3の油路300cから供給される潤滑油の一部を取り込むものである。油取込部28bは穴状に形成されており、その直径は油穴28の直径より大径となっている。
また、保持器27の内径部の端面には傾斜面27bが形成されている。この傾斜面27bは保持器27の内側に向かうほど保持器27の端面(図11では上端面)から離間するように傾斜しており、これによって、前記油取込部28bに向けて潤滑油をその流路を狭くしつつ導くようになっている。
As shown in FIGS. 10 and 11, an
An
この実施の形態においては、トラニオン15から変位軸23および外輪28にわたって形成された油路300の第3の油路300cから供給される潤滑油はスラスト玉軸受(第3の軸受)24に導入されるとともに潤滑油の一部が油取込部28bに取り込まれたうえで、外輪28に形成された油穴28aを通って外輪28とトラニオン15との間の隙間Sに行き渡って、スラストニードル軸受(第4の軸受)25を潤滑する。したがって、スラストニードル軸受25の軸受の摩耗粉がパワーローラ軸受であるスラスト玉軸受24に侵入することがない。
また、第3の油路300cから供給される潤滑油はスラスト玉軸受(第3の軸受)24に導入されるとともに潤滑油の一部が保持器27に形成された傾斜面27bによってその圧力が高められるとともに、油取込部28bに向けて潤滑油の流れ方向を変えられるので、確実に潤滑油を油取込部28bに取り込むことができる。
In this embodiment, the lubricating oil supplied from the
The lubricating oil supplied from the
なお、本実施の形態においても、潤滑油供給阻止手段は、ラジアルニードル軸受200の外輪200bにシール部材(シール部)310として設けてもよいし、このシール部材310は外輪200bと一体に形成してもよい。また、潤滑油供給阻止手段は、スラストニードル軸受25のトラニオン側軌道面をL字型の薄板(鋼板)500から構成し、この薄板500のフランジ部500aによりスラストニードル軸受25からの潤滑油の漏れが防止する構成としてもよい。
Also in the present embodiment, the lubricating oil supply blocking means may be provided as a seal member (seal part) 310 on the
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なハーフトロイダル型無段変速機に適用することができる。 The present invention can be applied to various half-toroidal continuously variable transmissions such as a single cavity type and a double cavity type.
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
15 トラニオン
21 円孔(孔)
23 変位軸
24 スラスト玉軸受(第3の軸受)
25 スラストニードル軸受(第4の軸受)
26 玉(転動体)
27 保持器
27a 動圧溝
28 外輪
28a 油穴
28b 油取込部
98 ラジアルニードル軸受(第2の軸受)
200 ラジアルニードル軸受(第1の軸受)
300a,300b,300c 油路
310 シール部材(潤滑油供給阻止手段;シール部)
400 フランジ部(潤滑油供給阻止手段;シール部)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
23
25 Thrust needle bearing (fourth bearing)
26 balls (rolling elements)
27
200 Radial needle bearing (first bearing)
300a, 300b,
400 Flange (Lubricating oil supply blocking means; seal part)
Claims (3)
前記トラニオンから前記変位軸および前記外輪にわたって潤滑油供給用の油路が形成され、この油路は前記第1ないし第3の軸受に潤滑油を供給するように延びるとともに、前記第1の軸受には、この第1の軸受に供給される潤滑油が前記第4の軸受へ供給されることを阻止する潤滑油供給阻止手段が設けられており、
前記潤滑油供給阻止手段は、前記第1の軸受の外輪に設けられ且つ前記第1の軸受に供給される潤滑油を前記トラニオンの前記孔内に密封するシール部から成ることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 The input side disk and the output side disk supported concentrically and rotatably with the respective inner side surfaces facing each other, and the twisted position with respect to the center axis of the input side disk and the output side disk A trunnion that swings about a pivot, a base end portion and a tip end portion that are eccentric to each other, and the base end portion is supported in a hole of the trunnion via a first bearing that supports a radial load. And sandwiched between the input-side disk and the output-side disk in a state of being rotatably supported around the distal end portion of the displacement shaft via a second bearing that supports a radial load. And a third bearing that is provided between the power roller and the trunnion and supports a load in the thrust direction applied to the power roller. The bearing includes an inner ring whose raceway surface is formed by the large end surface of the power roller, an outer ring, and a plurality of rolling elements that roll on the raceway surfaces of the inner ring and the outer ring, and the trunnion and the outer ring In a toroidal continuously variable transmission in which a fourth bearing for supporting a thrust load applied to the outer ring from the power roller is sandwiched,
An oil passage for supplying lubricating oil is formed from the trunnion to the displacement shaft and the outer ring, and the oil passage extends to supply lubricating oil to the first to third bearings, and to the first bearing. Is provided with lubricating oil supply blocking means for blocking the lubricating oil supplied to the first bearing from being supplied to the fourth bearing ,
The lubricating oil supply blocking means comprises a seal portion provided on an outer ring of the first bearing and sealing a lubricating oil supplied to the first bearing in the hole of the trunnion. Type continuously variable transmission.
この保持器に、前記油路から供給される潤滑油の圧力を高める動圧溝が形成されており、
前記外輪には、前記動圧溝の近傍から前記外輪と前記トラニオンとの間に貫通する油穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。 The third bearing includes a cage that holds the plurality of rolling elements,
A dynamic pressure groove for increasing the pressure of the lubricating oil supplied from the oil passage is formed in the cage,
The toroidal continuously variable transmission according to claim 1, wherein an oil hole penetrating between the outer ring and the trunnion is formed in the outer ring from the vicinity of the dynamic pressure groove.
前記外輪には、前記保持器の近傍から前記外輪と前記トラニオンとの間に貫通する油穴が形成されており、
前記保持器側に開口する前記油穴の端部に、前記油路から供給される潤滑油の一部を取り込む油取込部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。 The third bearing includes a cage that holds the plurality of rolling elements,
The outer ring has an oil hole penetrating between the outer ring and the trunnion from the vicinity of the cage,
An end of the oil hole open to the cage side, toroidal according to claim 1, characterized in that the oil taking unit for taking a portion of the lubricating oil supplied is formed from the oil passage Type continuously variable transmission.
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