JP4689465B2 - ロック装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、ハウジング内においてロック位置とアンロック位置との間を往復移動する作動体がロックカムを備え、この作動体がスプリングの付勢力に逆らってロック位置に移動したときに、ハウジング側に支持されているロックピンの先端部がロックカムのロック部に位置して作動体をロック位置に保持するように構成されたロック装置であって、ハウジングと、該ハウジングにおいて作動体がスプリングの付勢力に逆らって移動する側に設けられた開口部に被せ付けられるキャップとの間に、そのスプリングの付勢力を受ける弾性プレートが組み込まれている。この弾性プレートを、ハウジングおよびキャップの少なくとも一方の内面に対して弾性力を発揮するように撓ませているとともに、ロックピンの基端部に形成されている支持部が弾性プレートとキャップとの間に挟み込まれた状態で支持されている。
この構成によれば、弾性プレートを撓ませて組み込む作業が簡素化される。
(実施の形態1)
まず、本発明における実施の形態1を図1〜10によって説明する。
図1はロック装置の外観を表した斜視図である。図2はロック装置の外観を表した側面図である。図3はロック装置の外観を表した平面図である。図4は図3のA-A矢視方向の断面図である。図5は図3のB-B矢視方向の断面図である。図6は図3のC-C矢視方向の一部を表した断面図である。これらの図面で示すようにロック装置20におけるハウジング22の内部には、作動体30、係合体40およびノブ46が組み込まれている。またハウジング22における図面の上側の開口部には、キャップ50が被せ付けられている。
図4で示すアンロック状態において、既に述べたようにノブ46を押し上げることによって作動体30がスプリング56の付勢力に抗して上方向へ移動する。これに伴ってロックピン70の先端部74が、図9で示すハートカム32のアンロック部aからロック部bに移動する。これによりノブ46に対する押し上げ力を解除しても、作動体30はスプリング56の付勢力に逆らって図8で示すロック位置に保持される。なお、ノブ46はスプリング48の付勢力を受けて元の位置に復帰する(図8)。
図11は実施の形態2におけるロック装置20の一部を表した断面図である。本実施の形態2では、弾性プレート60が一対の爪部64を備えているとともに、キャップ50が弾性プレート60の両爪部64と対応する二箇所にあけられた係止孔58を備えている。そこでキャップ50の内側に弾性プレート60を撓ませた状態で組み付けたときに、キャップ50の両係止孔58に弾性プレート60の両爪部64をそれぞれ係合させる。これにより、キャップ50に対して弾性プレート60が外れないように組み付けられるとともに、両係止孔58と両爪部64との間の隙間が詰められる。
図12は実施の形態3におけるロック装置20の一部を表した断面図である。この図面の仮想線で示すように自由状態での弾性プレート60を平板形状とし、これを湾曲状に撓ませてキャップ50の内側に組み込むことも可能である。キャップ50に対して弾性プレート60を組み込む際の作業性については、実施の形態1のように自由状態での弾性プレート60を湾曲させた形状(図7)とすることが好ましいが、その他については実施の形態1と同様の機能が得られる。
22 ハウジング
30 作動体
32 ハートカム(ロックカム)
b ロック部
50 キャップ
56 スプリング
60 弾性プレート
70 ロックピン
74 先端部
Claims (5)
- ハウジング内においてロック位置とアンロック位置との間を往復移動する作動体がロックカムを備え、この作動体がスプリングの付勢力に逆らってロック位置に移動したときに、ハウジング側に支持されているロックピンの先端部がロックカムのロック部に位置して作動体をロック位置に保持するように構成されたロック装置であって、
ハウジングと、該ハウジングにおいて作動体がスプリングの付勢力に逆らって移動する側に設けられた開口部に被せ付けられるキャップとの間に、そのスプリングの付勢力を受ける弾性プレートが組み込まれ、この弾性プレートを、ハウジングおよびキャップの少なくとも一方の内面に対して弾性力を発揮するように撓ませているとともに、ロックピンの基端部に形成されている支持部が弾性プレートとキャップとの間に挟み込まれた状態で支持されているロック装置。 - 請求項1に記載されたロック装置であって、
弾性プレートは、キャップの内面に対して弾性力を発揮するように撓ませた状態で、かつ、互いに外れないように組み込まれているロック装置。 - 請求項1又は2に記載されたロック装置であって、
ハウジングおよびキャップの一方に設けられた係合爪と他方に設けられた爪受けとを互いに係合させることで、ハウジングに対してキャップが被せ付けられた状態に保持されているとともに、弾性プレートがハウジングとキャップとの相互間において弾性力を発揮するように組み込まれているロック装置。 - 請求項1,2又は3に記載されたロック装置であって、
弾性プレートは、それを撓ませる方向へ予め湾曲させた形状に設定されているロック装置。 - 請求項1,2,3又は4に記載されたロック装置であって、
作動体がロック位置およびアンロック位置に移動することにより、この移動方向と直交する直線上において進退動作する係合体を備え、この係合体がその進退動作によって所定の蓋体を閉じた状態に保持し、あるいはその保持を解除するように配置されているロック装置。
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