JP4686984B2 - 光書込装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光書込装置に係り、より詳しくは、メモリー性を有する光書込表示媒体に画像を書き込む光書込装置に関する。
近年、画像を繰返し記録及び消去が可能な光書込表示媒体が、環境に優しい表示記録媒体として注目を集めている。
図6には、このような光書込表示媒体の断面図を示した。図6に示すように、光書込表示媒体10は、電界に応じて表示状態が変化すると共に、メモリー性を有する表示層30と、照射された光に応じて電気抵抗が変化する光導電性を有する光導電層40とが、電極21が形成された基板11と電極22が形成された基板12との間に挟持した構成となっている。電極21及び電極22には、画像書き込み用の所定電圧を印加するための電圧印加手段50が接続される。
このような光書込表示媒体10への画像の書き込みは、図7に示すように、露光手段60を用いて書き込みたい画像を光書込表示媒体10に露光しながら、電圧印加手段50から電圧パルスを印加することで行われる。露光された画像の明部では光導電層40の電気抵抗が低下するため表示層30に高電圧が分圧され、露光された画像の暗部では光導電層40の電気抵抗が高抵抗なため表示層30には低電圧しか分圧されない。そこで、表示層30の明暗が変化する閾値電圧をこの分圧変動の中間に設定することで、露光された画像を表示層30へ記録することができる。
そして、表示層30に電気泳動素子、強誘電性液晶素子、コレステリック液晶素子等の、電界に応答しメモリー性を有する表示素子を適用することにより、画像の露光及び電圧印加を終了した後も画像を保持しつづけることが可能となる。
ところで、露光手段60は画像を光像として発する装置なので、表示装置として兼用することが可能である。従って、図7において、通常は光書込表示媒体10を装着せずに、露光手段60を表示装置として利用し、記録が必要なときだけ光書込表示媒体10を装着して画像を記録するという形で利用することが可能である。
この場合、図8に示すように、光書込表示媒体10をストッカー82に積載しておき、記録が必要なときだけ搬送手段81によって光書込表示媒体10を露光位置、すなわち露光手段60の真上の位置へ搬送する。そして、露光手段60により画像を光書込表示媒体10に露光しながら、電圧印加手段50により電圧パルスを印加して画像を記録し、ストッカー83へ排出する。このような一連の工程を自動的に行うことにより、画像を光書込表示媒体10に記録したいときに、光書込表示媒体10を1枚1枚手作業で装着する手間を省くことができる。
しかしながら、図8に示す構成では、光書込表示媒体10が露光位置にあるときには、光書込表示媒体10によって表示装置としての露光手段60の表示画像が遮られて見えなくなってしまう、という問題があった。また、搬送手段81を表示装置としての露光手段60の前面に配置することは、商品デザインとして好ましくないほか、表示位置が奥まってしまうため表示画像が見にくくなってしまう、という問題もあった。
そこで、露光手段として、例えば特許文献1に記載された用な両面に画像を表示可能な両面発光型表示素子を用いることにより、露光手段の下側に光書込表示媒体10を配置し、両面発光型表示素子の表面に表示された画像を観察者側から視認可能にすると同時に、両面発光型表示素子の裏面に表示された画像によって光書込表示媒体10に画像を書き込むことが考えられる。
特開2001−332392号公報
しかしながら、上記のように両面発光型表示素子を用いた構成では、両面発光型表示素子を透過した外光によって、光書込表示媒体10に書き込まれる画像が劣化する場合がある、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、両面発光型表示素子を用いて画像を書き込むときの外光による書き込み画像の劣化を防ぐと共に、両面発光型表示素子による画像表示を画像書込みと同時に良好に行うことができる光書込装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電界に応じて表示状態が変化すると共にメモリー性を有する表示層と、入射した光に応じて電気抵抗が変化する光導電性を有する光導電性を示す光導電層とを、各々電極が形成された一対の基板間に挟持して成る光書込表示媒体に画像を書き込む光書込装置であって、前記電極に電圧を印加する電圧印加手段と、入射光を所定の偏光状態に偏光する第1の偏光手段、前記第1の偏光手段に対して消光位となるように配置された第2の偏光手段、及び前記第1の偏光手段と前記第2の偏光手段との間に配置され、入射光を偏光状態を維持したままで透過可能であると共に、両面に画像を発光する両面発光型表示素子から成る露光表示手段と、を備え、前記第1の偏光手段が、第1直線偏光子と、前記第1直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第1の位相差板とから成ると共に、前記第1の位相差板の遅相軸と前記第1直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置され、前記第2の偏光手段が、第2直線偏光子と、前記第2直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第2の位相差板から成ると共に、前記第2の位相差板の遅相軸と前記第2直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置されたことを特徴とする。
光書込表示媒体は、表示層及び光導電層が、電極が各々形成された一対の基板により挟持された構成である。
表示層は、電界に応じて表示状態が変化すると共にメモリー性を有し、光導電層は、入射した光に応じて電気抵抗が変化する光導電性を有する。従って、画像を光書込表示媒体に照射すると共に電極間に画像を書き込むための所定電圧を印加することにより、光導電層の電気抵抗が画像に応じて変化すると共に表示層の表示状態が画像に応じて変化し、照射した画像が書き込まれる。表示層はメモリー性を有するため、電圧の印加を停止した後も、画像表示は維持される。
このような光書込表示媒体に画像を書き込む光書込装置は、光書込表示媒体の一対の基板に形成された電極に電圧を印加する電圧印加手段を備える。
また、光書込装置は、表示用及び光書込表示媒体に対する画像書き込み用の画像を表示する露光表示手段を備える。
露光表示手段は、第1の偏光手段、第2の偏光手段、及び両面発光型表示素子で構成される。
第1の偏光手段は、入射光を所定の偏光状態に偏光する。第2の偏光手段は、入射光を所定の偏光状態に偏光するものであるが、第1の偏光手段に対して消光位となるように配置される。
両面発光型表示素子は、第1の偏光手段と第2の偏光手段との間に配置され、入射光を偏光状態を維持したままで透過可能であると共に、両面に画像を発光する。
このように、両面発光型表示素子は画像を両面から発光するため、両面発光型表示素子の表面から発光される画像を、表示用として、裏面から発光される画像を、光書込表示媒体への書き込み用として用いることができる。
また、両面発光型表示素子としては、例えば有機エレクトロルミネセンス(EL)素子、無機EL素子、プラズマディスプレイ等を用いることができるが、これらの両面発光型表示素子は透光性を有し、外部からの入射光を透過する性質を有する。
このため、このような両面発光型表示素子をそのまま光書込表示媒体への画像書込み用として用いた場合、観察者側から入射した外光が光書込表示媒体の光導電層へ入射してしまい、所謂‘かぶり’と呼ばれる画質劣化を生ずる。
これに対して、本発明では、両面発光型表示素子を上記のような第1の偏光手段と第2の偏光手段との間に配置するように構成したため、観察者側から入射した外光は、第1の偏光手段及び両面発光型表示素子は透過するものの、第2の偏光手段で吸収され、光導電層への入射を阻止することができる。従って、所謂‘かぶり’により劣化した画像が光書込表示媒体に書き込まれるのを防止することができる。
また、両面発光型表示素子の裏面側に光書込表示媒体を配置することが可能になるため、画像を表示したそのままの状態で同時に画像を書き込むことができると共に、露光表示手段を前面に配置することで画像の視認性を向上させることができる。
また、記第1の偏光手段が、第1直線偏光子と、前記第1直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第1の位相差板とから成ると共に、前記第1の位相差板の遅相軸と前記第1直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置され、前記第2の偏光手段が、第2直線偏光子と、前記第2直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第2の位相差板から成ると共に、前記第2の位相差板の遅相軸と前記第2直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置された構成としている
例えば、第1の位相差板の遅相軸と第1直線偏光子の透過軸とがなす角度と、第2の位相差板の遅相軸と第2直線偏光子の透過軸とがなす角度と、がそれぞれ45度となるように、各々の偏光子と位相差板とを配置する。これにより、第1の偏光手段及び第2の偏光手段は円偏光板として作用するため、両面発光型表示素子の各面や内部で反射する光を遮断することができ、表示のコントラストを高めることができる。
このとき、請求項に記載したように、前記第1の位相差板の遅相軸と前記第2の位相差板の遅相軸とが直交するように配置された構成とすることが好ましい。これにより、波長分散特性による色づきを防止することができる。
また、請求項に記載したように、前記第1の偏光手段、前記両面発光型表示素子、及び前記第2の偏光手段が密着されて配置された構成とすることが好ましい。これにより、表面反射による表示画像や露光画像の劣化を低減することができる。
また、請求項に記載したように、前記露光表示手段と前記光書込表示媒体との間に、結像レンズをさらに備えた構成とすることが好ましい。これにより、画像がぼけるのを防ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、両面発光型表示素子を用いて画像を書き込むときの外光による書き込み画像の劣化を防ぐと共に、両面発光型表示素子による画像表示を画像の書込みと同時に良好に行うことができる、という効果を有する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1には、画像を表示すると共に、図6に示したような光書込表示媒体10に対して画像を書き込むために画像を照射する露光表示装置20の側面図を示した。
露光表示装置20は、両面発光型表示素子61が、第1の偏光手段62と第2の偏光手段63との間に配置された構成となっている。
両面発光型表示素子61は、外部からの入射光が偏光状態を維持したまま透過可能であって、かつ裏表両面に画像を表示可能である表示素子が用いられる。すなわち、両面発光型表示素子61には、表面に画像が表示されると共に、上面には表面に表示された画像を反転した画像が表示される。このような両面発光型の表示素子としては、例えば有機EL、無機EL、プラズマディスプレイ、蛍光表示管(VFD:Vaccum Fluorescent Display)、電界放射ディスプレイ(FED:Field Emition Display)等を利用する。
有機ELは、陰極としての電極、電子輸送層、発光層、正孔輸送層、及び陽極としての電極が積層された構造となっており、陰極から注入された電子と、陽極から注入された正孔とが発光層内で再結合して発光するLED(Light Emitting Diode)の一種である。
電子輸送層、発光層、及び正孔輸送層は、1つの層に2つ以上の機能を持たせることによって層数を減らすこともできる。これらの機能層は、各層の膜厚が通常100nm前後と薄いために、光散乱・旋光性・複屈折性による偏光状態の変化はほとんどない。このため、光吸収がない材料を選択すれば、透明で偏光状態を維持したまま外光を透過する表示素子を作製することができる。
また、陰極としては、電子の注入電圧を低減するために、MgAg等の不透明な低仕事関数金属が用いられてきたため両面発光を実現することが難しかったが、近年、陰極と電子輸送層との間にキャリア注入層を挿入することで、酸化インジウム錫等の透明導電材料を利用することが可能となってきた。これによって両面発光型表示素子を実現することができる。
無機ELは、高バンドギャップの半導体中に発光中心元素を添加したもので、高電界下で界面準位から電子を注入し、これを電界加速して発光中心へ衝突励起させて発光させるものである。
無機ELには、樹脂バインダ中に半導体粒子を分散した分散型ELと、電極、絶縁層、半導体層、絶縁層、及び電極が積層された構造の二重絶縁構造型ELとがあるが、透明性が高いことと、複屈折性が低いことから二重絶縁構造型ELが好適である。電極として酸化インジウム錫等の透明導電材料を利用することで両面発光型表示素子を実現することができる。
プラズマディスプレイは、一対の電極間に希ガスを封入したもので、電極間に電圧を印加してグロー放電させたときの可視発光を利用したものと、一方の基板上に蛍光体層を形成して、グロー放電したときに発せられる紫外光を用いて蛍光体を励起して表示を行うものとがある。
前者の場合、電極に酸化インジウム錫等の透明導電材料を利用することで容易に両面発光型表示素子を実現できる。後者の場合、超微粒子の蛍光体や蒸着蛍光体等の光散乱や複屈折性が少ない材料を用いて、電極に酸化インジウム錫等の透明導電材料を利用することで両面発光型表示素子を実現できる。
VFDは、熱陰極、制御グリッド電極、蛍光体層、及び陽極から成る構造を真空セル中に形成したものであり、熱陰極へ通電加熱することで熱電子を放出させ、これを熱陰極−アノード電極間に印加した電界で加速して蛍光体へ衝突励起させることにより表示を行う。表示のオン/オフ制御は制御グリッド電極の電圧で熱電子の通過量を制御して行う。熱陰極と制御グリッド電極は、通常メッシュ状に形成されており透光性を有する。このため、陽極に透明導電材料を用いて、蛍光体層に光散乱や複屈折性が少ない材料を用いることで両面発光型表示素子を実現できる。
FEDは、VFDの熱陰極をSpindt型電界放出素子やカーボンナノチューブ電界放出素子等の冷陰極で置き換えたものである。冷陰極をメッシュ状に形成することでVFDと同様に両面発光型表示素子を実現できる。
両面発光型表示素子61には、その表示素子に応じた図示しない制御装置が接続され、この制御装置により両面発光型表示素子61に所望の画像が表示されるように制御される。
第1の偏光手段62及び第2の偏光手段63は、それぞれ直線偏光子を用いると共に、これらの直線偏光子が消光位になるように配置する。例えば、第1の偏光手段62の透過軸と第2の偏光手段63の透過軸とが互いに直交するように配置する。これにより、図1に示すように、観察者側から露光表示装置20に入射した外光は、第1の偏光手段62により、その透過軸に沿った直線偏光に変換され、両面発光型表示素子61を透過するが、第2の偏光手段63の透過軸は、第1の偏光手段62の透過軸と直交しているため、第1の偏光手段62により直線偏光に変換されると共に両面発光型表示素子61を透過した光を透過せず、光書込表示媒体10に外光が照射されるのを防ぐことができる。従って、光書込表示媒体10には、両面発光型表示素子61により表示された画像のみが照射される。
また、両面発光型表示素子61の表面側に発光された表示画像は、第1の偏光手段62を介して観察者者に観察され、両面発光型表示素子61の裏面側に発光された表示画像の反転画像は、第2の偏光手段63を介して光書込表示媒体10に照射される。
このように、両面発光型表示素子61を透過軸が直交する第1の偏光手段62及び第2の偏光手段63により挟んだ構成とすることにより、光書込表示媒体10に外光が照射するのを防止して、両面発光型表示素子61からの画像のみを照射することができ、所謂かぶりにより光書込表示媒体10に書き込まれる画像が劣化するのを防ぐことができる。
ここで、消光位とは、第1の偏光手段62の透過軸と第2の偏光手段63の透過軸とが厳密に直交するものを意味するものではなく、光書込表示媒体10へ書き込まれる画像の劣化が許容範囲内に収まる程度であれば、両者の透過軸が直交する位置からずれていてもよい。両者の透過軸が直交する位置からのずれの許容範囲は、例えば光書込表示媒体10の反射率との関係により定められる。
直線偏光子としては、ヨウ素系または染料系の公知のフィルム偏光子を用いることができる。
なお、図1では、第1の偏光手段62及び第2の偏光手段63が、両面発光型表示素子61から離間した構成としているが、表面反射による両面発光型表示素子61の表示画像及び光書込表示媒体10に対する露光画像の劣化を低減するためには、第1の偏光手段62及び第2の偏光手段63は、両面発光型表示素子61に密着又は接着されていることが好ましい。
光書込表示媒体10は、前述した図6に示すように、表示層30と光導電層40とが、電極21が形成された基板11と電極22が形成された基板12との間に挟持された構成である。
電極21、22には、Au等の金属薄膜、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO2、ZnO等の酸化物導電体、ポリピロールやPEDOT等の導電性高分子等、透光性の導電体を用いる。電極21、22は、一般に薄く自立膜として扱えないので、予め基板11、12上に形成して用いられる。
基板11、12には、透明な誘電体を用いる。例えば、ガラス、セラミック、樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルフォン、ポリオレフィン)等を用いる。
表示層30としては、電界に応じて表示状態が変化し、かつ無電源で表示を維持できるメモリー性を有する表示素子を用いる。このような素子としては、帯電した着色微粒子を電界によって水中または気体中を移動させる電気泳動素子、例えばコレステリック液晶、強誘電性液晶、双安定ネマチック液晶、スメクチック液晶等のメモリー性液晶素子、例えば導電性高分子、酸化タングステン等の酸化物、ビオロゲン等の有機色素を用いたエレクトロクロミック材素子、電気メッキ素子等がある。
光導電層40としては、例えばアモルファス・シリコンや、ZnSe、CdS等の化合物半導体としての無機半導体材料、アントラセン、ポリビニルカルバゾール等の有機半導体材料、 光照射によって電荷を発生する例えばペリレン系、フタロシアニン系、ビスアゾ系、ジチオピトケロピロール系、スクワリリウム系、アズレニウム系、チアピリリウム・ポリカーボネート系化合物等の電荷発生材料と、電界によって電荷移動を生ずる例えば、トリニトロフルオレン系、ポリビニルカルバゾール系、オキサジアゾール系、ピラリゾン系、ヒドラゾン系、スチルベン系、トリフェニルアミン系、トリフェニルメタン系、ジアミン系化合物や、LiClO4を添加したポリビニルアルコ−ルやポリエチレンオキシドのようなイオン導電性材料等の電荷輸送材料との複合体等を用いることができる。なお、複合形態としては積層体、混合物、マイクロカプセル等を用いることができる。
このような光書込表示媒体10への画像の露光(書き込み)は、基板12側からでも、基板11側から表示層30を通してでも可能である。しかしながら、通常は、表示画像は基板11側から観察する方が、基板12側から画像を観察するより画質が良好となる(基板12側から観察すると表示層30の手前に光導電層40が位置するため)ため、光書込表示媒体10に書き込まれる画像が裏返しならないように、かつ観察者の手前から露光表示装置20、光書込表示媒体10の順に配置するために、反転画像を基板11側から照射するべく、基板11側が両面発光型表示素子61の裏面側と対向するように配置するのが好ましい。
なお、両面発光型表示素子61の発光面と光書込表示媒体10との距離が離れると画像がぼやけるため、露光表示装置20と光書込表示媒体10とはできるだけ密着するように配置することが好ましいが、例えば図2に示すように、露光表示装置20と光書込表示媒体10との間に結像手段70を設けた構成としてもよい。
結像手段70としては、レンズの他、直進光以外を吸収して広がりを抑えるマイクロルーバーやキャピラリープレート、正立像を結像するレンズをアレイ状に配置したセルフォックレンズアレイやマイクロレンズアレイ等を用いることができる。
図3には、光書込表示媒体10に画像を書き込む露光表示装置20を備えた光書込みシステム80を示した。
図3に示すように、光書込みシステム80は、露光表示装置20、電圧印加手段50、搬送手段81、ストッカー82、83を含んで構成される。
露光表示装置20の両面発光型表示素子61には、図示しない制御装置による制御により画像が表示されており、この画像は観察者側から視認することができる。
ストッカー82には、画像書込み前の光書込表示媒体10がストックされている。図示しない搬送制御手段により搬送手段81に対して搬送指示がなされると、搬送手段81は、ストッカー82の最上部の光書込表示媒体10を図3において左方向へ搬送し、光書込表示媒体10が露光表示装置20の真下へ位置した所で搬送を停止する。
両面発光型表示素子61の裏面には、表面に表示された画像の反転画像が表示されているため、露光表示装置20の真下に位置した光書込表示媒体10には、反転画像が照射される。そして、この状態において電圧印加手段50が、電極21、22に画像書き込み用の所定電圧を印加する。これにより、光導電層40の電気抵抗が露光表示装置20から表示層30に照射された反転画像に応じて変化し、これにより表示層30には両面発光型表示素子61の表面に表示された画像と同一の画像が表示される。表示層30はメモリー性を有する表示素子で構成されているため、電圧印加手段50による電圧の印加を停止した後も、書き込まれた画像の表示が維持される。
光書込表示媒体10に画像が書き込まれると、搬送手段81による搬送が再開され、ストッカー83にストックされる。
このように、本発明による露光表示装置20は、透過軸が消光位となるように配置された第1の偏光手段62と第2の偏光手段63とによって両面発光型表示素子61を挟んだ構成としているため、観察者側からの外光を遮断することができる。このため、光書込表示媒体10を観察者側から見て露光表示装置20の奥側に配置することができ、デザイン性に優れると共に、表示される画像を観察者側から良好に視認することができる。また、露光表示装置20により画像表示した状態そのままで画像書込みを行うことができ、観察者にとって違和感のない画像表示を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1の偏光手段62、第2の偏光手段63の変形例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態では、第1の偏光手段62は、第1直線偏光子62a及び第1の1/4位相差板62bで構成されている。なお、第1の1/4位相差板62bを、第1直線偏光子62aと両面発光型表示素子61との間に配置すると共に、第1の1/4位相差板62bの遅相軸が、第1直線偏光子62aの透過軸に対して、45度(135度)の角度をなすように配置する。
第2の偏光手段63は、第1の偏光手段62と同様に、第2直線偏光子63a及び第2の1/4位相差板63bで構成されている。なお、第2の1/4位相差板63bを、第2直線偏光子63aと両面発光型表示素子61との間に配置すると共に、第2の1/4位相差板63bの遅相軸が、第2直線偏光子63aの透過軸に対して、45度(135度)の角度をなすように配置する。
このような構成の場合、第1直線偏光子62a及び第1の1/4位相差板62bから成る第1の偏光手段62、第2直線偏光子63a及び第2の1/4位相差板63bから成る第2の偏光手段63は、所謂円偏光板として作用する。円偏光板は、よく知られたように反射防止効果を有しており、観察者側から入射して、両面発光型表示素子61の表面、裏面、内部で反射して、再び観察者側から射出する光を遮断する作用を持つ。このため、両面発光型表示素子61の表示コントラストを高めることができる。
図4に示すように、第1直線偏光子62aに入射した光は第1直線偏光子62aによって直線偏光され、第1の1/4位相差板62bによって遅相されることにより円偏光となる。この円偏光された光は、両面発光型表示素子61をそのままの偏光状態で透過し、第2の1/4位相差板63bによって遅相されて直線偏光へ戻される。そして、直線偏光された光の偏光方向は、第2直線偏光子63aの透過軸と直交するため、第2の1/4位相差板63bによって直線偏光された光は、第2直線偏光子63aによって透過が防止される。このように、第2の1/4位相差板63bによる直線偏光の偏光方向と第2直線偏光子63aの透過軸とが直交するように第2直線偏光子63aを配置することにより外光の透過を防止することができる。
また、両面発光型表示素子61を透過した光は円偏光であるため、図4において第2の偏光手段63を紙面に垂直な軸の周りに回転して、例えば、図5に示したように90度回転しても外光の透過を防止するという基本的な作用に変わりはないため、図5に示すように第2の1/4位相差板63b及び第2直線偏光子63aを配置してもよい。しかしながら、波長分散特性による色づきを防止するために、図4に示すように、第1の1/4位相差板62bの遅相軸と、第1の1/4位相差板63bの遅相軸とが直交するように配置するのが好ましい。ここで、直交とは厳密に直交することが要求されるものではない。
なお、直線偏光子としては、前述したように、ヨウ素系または染料系の公知のフィルム偏光子を用いることができる。
また、1/4位相差板としては、ポリエーテルスルフォン、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアルコール等の透明樹脂を延伸したフィルムを用いることができる。なお、表示の色づきを防止するために、レターデーション(=複屈折率と厚みとの積)の波長分散が補償されたものを用いることが好ましい。
次に、本発明の実施例について説明する。
電極21が形成された基板11として市販のITO/PET樹脂フィルムを準備し、このITO電極面上にコレステリック液晶のマイクロカプセル塗料を表示層30として塗布した。一方、電極22が形成された基板12として別のITO/PET樹脂フィルムを準備し、このITO電極面上に、フタロシアニン顔料を用いた第1電荷発生層と、ジフェニルアミン系電荷輸送層と、フタロシアニン顔料を用いた第2電荷発生層を順次塗布して、3層構造の光導電層40を形成した。
このようにして表示層30を形成した基板11と、光導電層40を作成した基板12とを接着剤により貼り合わせることにより光書込表示媒体10を作製した。
次に、両面発光型表示素子61として、ZnS:Mnを発光材料に用いた無機ELパネル(デンソー社製)を準備し、この両面に、第1の偏光手段62及び第2の偏光手段63としての2枚の直線偏光子を消光位となるように貼付し、露光表示装置20とした。
直線偏光子を貼付する前の両面発光型表示素子61は、反対側(裏面側)が透けて見えるために表示画像が見づらい場合があったが、直線偏光子を貼付した本発明に係る露光表示装置20ではそのようなことはなく、鮮明な画像表示を行うことができた。
また、露光表示装置20の裏面に前述した方法により作製した光書込表示媒体10を密着して配置し、電極21、22の間に周波数が10Hz、電圧が380Vの対称矩形波を200ms印加したところ、表示画像を明瞭に記録することができた。
光書込装置の構成を示す側面図である。 光書込装置の他の例を示す側面図である。 光書込みシステムの概略構成を示す図である。 露光表示装置20の他の例を示す図である。 第2の偏光手段の他の例を示す図である。 光書込表示媒体の断面図である。 従来における光書込装置の構成を示す図である。 従来における光書込システムの構成を示す図である。
符号の説明
10 光書込表示媒体
11、12 基板
20 露光表示装置
21、22 電極
22 電極
30 表示層
40 光導電層
50 電圧印加手段
60 露光手段
61 両面発光型表示素子
62b 第1の1/4位相差板
62a 第1直線偏光子
62 第1の偏光手段
63b 第2の1/4位相差板
63a 第2直線偏光子
63 第2の偏光手段
70 結像手段
80 光書込みシステム
81 搬送手段
82、83 ストッカー
83 ストッカー

Claims (4)

  1. 電界に応じて表示状態が変化すると共にメモリー性を有する表示層と、入射した光に応じて電気抵抗が変化する光導電性を有する光導電性を示す光導電層とを、各々電極が形成された一対の基板間に挟持して成る光書込表示媒体に画像を書き込む光書込装置であって、
    前記電極に電圧を印加する電圧印加手段と、
    入射光を所定の偏光状態に偏光する第1の偏光手段、前記第1の偏光手段に対して消光位となるように配置された第2の偏光手段、及び前記第1の偏光手段と前記第2の偏光手段との間に配置され、入射光を偏光状態を維持したままで透過可能であると共に、両面に画像を発光する両面発光型表示素子から成る露光表示手段と、
    を備え
    前記第1の偏光手段が、第1直線偏光子と、前記第1直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第1の位相差板とから成ると共に、前記第1の位相差板の遅相軸と前記第1直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置され、
    前記第2の偏光手段が、第2直線偏光子と、前記第2直線偏光子と前記両面発光型表示素子との間に配置された第2の位相差板から成ると共に、前記第2の位相差板の遅相軸と前記第2直線偏光子の透過軸とが予め定めた所定角度となるように配置された
    ことを特徴とする光書込装置。
  2. 前記第1の位相差板の遅相軸と前記第2の位相差板の遅相軸とが直交するように配置されたことを特徴とする請求項記載の光書込装置。
  3. 前記第1の偏光手段、前記両面発光型表示素子、及び前記第2の偏光手段が密着されて配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光書込装置。
  4. 前記露光表示手段と前記光書込表示媒体との間に、結像レンズをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の光書込装置。
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