JP4612180B2 - Skin preparation - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳しくは、豆類抽出物に微生物を作用させて得られる発酵生成物とビタミンAおよび/またはその誘導体を含有することにより、肌荒れ防止・改善作用を奏し、皮膚の老化を予防することのできる皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
老化した皮膚では、角層ターン・オーバー速度の低下、皮膚におけるヒアルロン酸の減少により、乾燥しやすくなったり、肌荒れ、かさつき、しわ、たるみ等が生じやすくなる、皮膚の厚さが薄くなる、はりが消失(弾力性の低下)等の現象が認められることが知られている。これらの原因としては、加齢の他に、外的要因、すなわち紫外線曝露、乾燥、酸化等による表皮細胞や真皮線維芽細胞の機能低下、ヒアルロン酸の分解等が考えられている。
【0003】
このように老化した皮膚の改善方法としては、生薬等の天然物から抽出した原料、化学的に合成された原料等を配合した化粧料が使用され、保湿効果、皮膜形成等の物理化学的作用に皮膚に潤いや柔軟性をもたせていた(特開平6−279227号公報、特開平8−310934号公報)。しかし皮膚表面の乾燥は改善されるものの一過的であり、本質的な改善効果を得ることはできなかった。
【0004】
そこで、皮膚自体の皮膚代謝を向上させ、ヒアルロン酸の産生を高める試みもなされている。例えばビタミンAの代謝物であるレチノイン酸は、ビタミンAの生理活性体の一つであり、表皮細胞や線維芽細胞の増殖促進作用(Tong PSら、J.Invest.Dermatol.94,126-131,1990、Varani Jら、J.Investig.Dermatol.Symp.Proc.3,57-60,1998)、ヒアルロン酸産生亢進作用(Tammi Rら、J.Invest.Dermatol.92,326-332,1989)、角化改善作用(Wanner Rら、Arch.Dermatol.Res.291,346-353,1999)、抗乾癬作用(Orfanos CEら、Br.J.Dermatol.88,167-182,1973)、抗にきび作用 (Chalker DKら、J.Am.Acad.Dermatol.17,251-254,1987)、抗しわ作用(Weiss JSら、JAMA 259,527-535,1988、Tadaki Tら、Tohoku J.Exp.Med.169,131-139,1993)、光老化皮膚改善作用(Kligman AMら、J.Am.Acad.Dermatol.15,836-859,1986)等の多様な皮膚生理作用を有することが知られている。そのため既にアメリカでは、レチノイン酸配合製剤が光老化皮膚改善剤やしわ改善剤として使用されている。
【0005】
ところが、レチノイン酸には刺激性が強いという問題があるため、これより刺激性、生理作用が共に弱いレチノールを使用する試みがなされている。そして、このレチノールの生理作用を高めるため、種々の化合物との併用が試みられており、レチノールと脂肪酸アミド(特開平08−301748号公報)の併用や、ジメチルイミダゾリン(特開平9−100211号公報)との併用による相乗的な表皮細胞の賦活作用が知られている。
【0006】
しかしながら、従来のレチノールやレチノイン酸等のビタミンAまたはその誘導体の配合では、十分な表皮細胞の賦活作用やヒアルロン酸産生亢進作用が得られているとは言い難かった。
【0007】
また一方で、豆乳等の豆類抽出物を使用した化粧料が知られており、保湿効果、洗浄効果があることが報告されている(特開昭62−36304号公報等)。更に、豆乳にリゾープス属の微生物を作用させたもの(特開平1−102011号公報)、乳酸菌を作用させたもの(特開平3−127713号公報)およびビフィドバクテリウム属の微生物を作用させたもの(特開平10−287540号公報)等、いわゆる豆類発酵物を化粧料等に使用することが知られている。しかし、このものについて、他成分との組合せで表皮細胞の賦活作用や、ヒアルロン酸産生亢進作用を高めることについては、全く知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、皮膚細胞を賦活し、ヒアルロン酸産生を亢進することにより、肌荒れの防止・改善効果、角質改善効果、保湿効果、はり消失やしわの予防・改善効果等の作用を有し、皮膚の老化の予防に有効な皮膚外用剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる実情に鑑み、ビタミンAまたはその誘導体の有する表皮細胞の賦活作用やヒアルロン酸産生亢進作用を向上させる手段について鋭意研究した結果、上記成分と豆類抽出物に微生物を作用させて得られた発酵生成物を併用することによりビタミンAやその誘導体の細胞賦活作用がより高まり、また、皮膚組織中のヒアルロン酸産生も著しく促進されること、更にこの両者を組み合わせた皮膚外用剤は、皮膚の乾燥、肌荒れ、しわ、はりの消失を改善し、皮膚の老化を予防できることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明は、微生物を豆類抽出物に作用させて得られる発酵生成物とビタミンAおよび/またはその誘導体の一種または二種以上とを含有する皮膚外用剤を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる、微生物を豆類抽出物に作用させて得られる発酵生成物(以下、「豆類発酵物」という)とは、一般的に発酵豆乳と呼ばれ、食品用素材として使用されているものである。
【0012】
上記の豆類発酵物を製造するために使用される微生物としては特に限定されないが、豆類抽出物培地中で、少なくとも1×10cells/mlまで培養した場合に、培地中の酢酸濃度が70mM以下となるような性質を有する微生物であることが望ましい。このような微生物としては、例えば、ラクトバチルス属、ストレプトコッカス属、ラクトコッカス属、ペディオコッカス属、ロイコノストック属等の乳酸産生菌、ビフィドバクテリウム属微生物が好ましく、特にビフィドバクテリウム属微生物が好ましい。前記微生物の具体例としては、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・インファンティス、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・アンギュラータム、ビフィドバクテリウム・カテニュラータム等が挙げられる。なお、豆類抽出物の発酵は菌株を複数種組合せた混合発酵であってもよいし、菌株を複数種組合せた連続発酵であってもよい。その場合には、上記以外の微生物として、バチルス属、アセトバクター属、グルコノバクター属等の細菌類、あるいはサッカロミセス属、キャンディダ属、ロドトルーラ属、ピチア属、シゾサッカロミセス属、トルラ属、チゴサッカロミセス属等の酵母類、あるいはアスペルギルス属、ユウロチウム属、モナスカス属、ムコール属、ニューロスポラ属、ペニシリウム属、リゾープス属等の糸状菌類を挙げることができる。
【0013】
また、上記豆類発酵物を得るために使用される豆類抽出物としては、上記微生物を作用させることのできるものであれば、特に限定されず、例えば大豆、黒豆、空豆、小豆、いんげん豆、えんどう豆、ひよこ豆等の豆類抽出物が挙げられるが、特に大豆抽出物が好ましい。この豆類抽出物の原料となる豆類の形状としては、特に制限はされないが、油脂を含有した豆類、脱皮豆類、又はフレーク豆類等が好ましく、特に脱皮豆類が好ましい。更に、豆類抽出物は、いかなる方法で製造されたものであってもよいが、例えば、原料となる豆類を水につけた後、熱水又は0.5〜1.0質量%の炭酸ナトリウムを含む熱水を添加して磨砕後、おからを取り除き、更に加熱殺菌することにより製造したものを利用することが好ましい。通常、この豆類抽出物は固形分濃度10質量%程度のものを用いる。
【0014】
なお、前記豆類抽出物には、必要に応じ、発酵処理に先立ち、ショ糖、ブドウ糖、果糖、転化糖等の食品に用いられる糖類等、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、ペプチド等の微生物の増殖に必要な栄養素等を添加してもよい。また、豆類抽出物の液性を微生物の至適pHに調整するために、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、乳酸、酢酸等の食品に用いられる酸を添加してもよい。
【0015】
このように調製した豆類抽出物に上記微生物を作用させる方法は特に限定されず、例えば、予め培養した微生物の菌液を上記豆類抽出物に接種した後、その微生物に適した温度、時間、攪拌、嫌気性菌であるならば嫌気性等の条件を適宜決定して発酵を行えばよい。また、発酵には培養に適した条件、例えば静置培養、攪拌培養、振とう培養、通気培養などの条件で行うこともできる。
【0016】
斯くして得られた発酵生成物は、エタノール等の低級アルコールや、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコールを添加し、遠心分離、ろ過等により高分子物質を除去してから用いることがより好ましい。必要に応じて脱臭処理、pH調整等を行ってもかまわない。
【0017】
本発明の、豆類発酵物の皮膚外用剤への配合量としては、特に限定されず、通常皮膚外用剤に使用される量で良いが、例えば組成物に対し、発酵生成物として0.0001〜50%、好ましくは0.01〜20%、特に好ましくは0.5〜10%配合すればよい。
【0018】
一方、本発明で使用されるビタミンAは、食品に多く含まれる一般的なビタミン類であり、また、ビタミンA誘導体は上記ビタミンAから導かれるものであって、共に食品中に配合される安全性の高いものである。本発明で使用されるビタミンAおよび/またはその誘導体は、特に限定されず、例えば、β−カロチンおよび/またはその誘導体、レチノール、レチノールのパルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、酢酸エステル等の各種脂肪酸エステル、レチノールの乳酸エステル、グリコール酸エステル等の各種有機酸エステル、レチノールのリン酸、ピロリン酸、硫酸等の各種無機酸ジエステル複合体等を利用でき、オール−trans−レチノールおよびこの異性体、オール−trans―レチノイン酸およびこの異性体、オール−trans―レチナールおよびこの異性体、これらの3デヒドロ体、3,4ジデヒドロ体が好ましいものとして挙げられる。上記のうち、特に好ましいのは、広く市販されており、安定性が比較的良好なパルミチン酸レチノールである。これらのビタミンAおよび/またはその誘導体は、合成によって得られたものであっても、天然抽出物より得られたものであっても、それを精製したものであっても良い。
【0019】
本発明で使用するビタミンAおよび/またはその誘導体も、その配合量は特に限定されず、通常使用される量であれば良いが、例えばレチノールであれば0.0001〜10%、レチノイン酸であれば0.0001〜10%、パルミチン酸レチノールであれば0.0001〜10%程度が好ましい。特にパルミチン酸レチノールを0.01〜1%で使用することが好ましい。
【0020】
本発明の皮膚外用剤の製造に当たっては、医薬品類、医薬部外品類、化粧品類、浴用剤、飲食品類などにおいて通常用いられている原料、例えば、界面活性剤、油分、アルコール類、保湿剤、増粘剤、水溶性高分子、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、発泡剤、香料、色素、顔料、紫外線吸収・散乱剤、粉体、ビタミン類、アミノ酸類、抗菌剤、植物抽出物、動物由来成分、海藻抽出物、各種薬剤、添加剤、水等を配合することができる。
【0021】
このうち、界面活性剤としては、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキセチレンソルビタン、ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレングリコールアルキレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリコールジエーテル、ラウロイルジエタノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、シュガーエステル等の非イオン性界面活性剤、親油型グリセリンモノステアレート、自己乳化型グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンモノステアレート、ポリグリセリンアルキレート、ソルビタンモノオレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン化ステロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシエチレン化蜜ロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノニオン性界面活性剤、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン性界面活性剤、塩酸アルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面活性剤等を例示することができる。
【0022】
油分としては、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類、ミンク油、卵黄油等の動物油脂類、蜜ロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類、流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、カプリン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸等の天然および合成脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、カプリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、コレステロール、フィトステロール等の天然および合成高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレエート等のエステル類等を例示することができる。
【0023】
保湿剤としては、グリセリン、エリスリトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール等のペンチレングリコール類、イソプレングリコール等の多価アルコール類、アミノ酸、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の天然保湿成分(NMF)、キシログルカン、クインスシード、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子物質等を例示することができる。
【0024】
増粘剤としては、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、硅酸アルミニウム、マルメロ種子抽出物、トラガントガム、デンプン、アラビアガム、ヒドロキシエチルグァーガム、カルボキシメチルグァーガム、グァーガム、デキストラン、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天等の天然高分子物質、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン、カチオン化セルロース等の半合成高分子物質、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体等の合成高分子物質等を例示することができる。
【0025】
防腐剤としては、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール等を例示することができる。
【0026】
酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、アスコルビン酸等を、キレート剤としては、エデト酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン酸、酒石酸、グルコン酸等を、pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウム等をそれぞれ例示することができる。
【0027】
紫外線吸収・散乱剤としては、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジリデン)−d−カンファー、3−ベンジリデン−d,1−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシシンナメート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示することができる。
【0028】
ビタミン類としては、ビタミンB塩酸塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオクタノエ−ト、ビタミンBおよびその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15およびその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステルおよびその塩、アスコルビン酸リン酸エステルおよびその塩、アスコルビン酸ジパルミテート、アスコルビン酸グルコシド、アシルアスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸テトライソパルミテート等のビタミンC類、ビタミンD、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンF、ビタミンK、パントテン酸、パンテチン、ビタミンH、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸およびそれらの誘導体等を例示することができる。
【0029】
アミノ酸類としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、タウリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジンおよびそれらの誘導体等を例示することができる。
【0030】
抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、ヘキサクロロフェン等を例示することができる。
【0031】
植物抽出物としては、ギシギシ、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ、ブクリョウ、サンシシ、オウゴン、甘草、カワラヨモギ、クジン、ヨクイニン、ニンドウ、シャクヤク、ソウハクヒ、サンザシ、ボタンピ、セファランチン等からの抽出物を例示することができる。
【0032】
海藻抽出物としては、コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、アスコフィラム、ヒバマタ、モズク、オキナワモズク、ヒマンタリア等の褐藻類、テングサ、サンゴモ、パルマリア、ツノマタ、ノリ等の紅藻類、アオサ、アナアオサ等の緑藻類、藍藻類からの抽出物を例示することができる。
【0033】
各種薬剤としては、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸およびその塩、グリチルレチン酸およびその誘導体、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカルプトーン、チモール、イノシトール、サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類、パントテニルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、トラネキサム酸、アルブチン、プラセンタエキス等を例示することができる。
【0034】
本発明の皮膚外用剤は、種々の剤型のものとすることができる。その剤型の例としては、化粧品、医薬品、医薬部外品等が挙げられ、これらは、常法により製造することができる。具体的な製品の形態例としては、化粧水、乳液、保湿クリーム、クレンジングクリーム、マッサージクリーム、貼布剤、洗顔クリーム、パック、美容液、軟膏の他、ファンデーション、口紅、マスカラ、アイシャドウ等の仕上げ化粧品、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘアミルク等の頭髪用化粧料、アフターシェーブローション、ボディーソープ、入浴剤等が挙げられる。
【0035】
【実施例】
以下、製造例、試験例および実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制約されるものではない。
【0036】
製 造 例 1
発酵生成物の製造(1):
大豆を水洗後、水に一夜浸漬して十分に吸水させた。この大豆に4倍量の水を加えてミキサーでペースト状に粉砕した。これを100℃で30分間加熱して冷却後、濾過したものを100℃で90分間蒸気滅菌して豆乳を製造した(固形分濃度約10質量%)。
【0037】
前培養をしたビフィドバクテリウム・ブレーベ YIT 4065(FERM BP−6223)の菌液を豆乳の全量の0.5%になるように接種した後、37℃で24時間静置培養をして発酵豆乳を得た。得られた発酵豆乳の生菌数は、1.3X10cells/mlであった。この発酵豆乳に等量のエタノールを添加してろ紙にて濾過し、発酵生成物(以下、「SB」と略すこともある)1を製造した。
【0038】
製 造 例 2
発酵生成物の製造(2):
製造例1と同様に製造した豆乳に、前培養したビフィドバクテリウム・ブレーベ YIT 4065(FERM BP−6223)の菌液を豆乳の全量の1.0%になるように接種した後、窒素雰囲気中、30℃でpH5.5になるまで培養し、乳酸を添加してpH4.5に調整した後、窒素雰囲気中、37℃で26時間攪拌培養をした。得られた発酵豆乳の生菌数は4.2×10cells/mlであった。培養後、この発酵豆乳に3倍量の1,3−ブチレングリコールを添加してろ紙にて濾過し、発酵生成物2を製造した。
【0039】
試 験 例 1
細胞培養による細胞賦活効果の測定(1):
( 細胞培養 )
試験細胞として、ヒト表皮細胞(クラボウ社製)を安本らの方法(安本茂、分子生物学研究のための培養細胞実験法、黒木登志夫 他編、羊土社、1995、pp191−200)に準じ、SV40ウイルスT抗原で形質転換して得られた不死化細胞を使用した。この細胞を96ウェルプレートに播種(4X10個/0.1ml/ ウェル)し、増殖用無血清液体培地(Humedia−KG2:クラボウ社製)中、37℃、CO濃度5%の条件下で培養した。培養1日後に、上記製造例1で製造した発酵生成物1とビタミンAおよび/またはその誘導体としてオール−trans−レチノール(Sigma社製:以下、「ROH」と略すこともある)を添加した培地に交換してさらに2日間培養を継続した。また比較としては、それぞれを単独に添加した培地で、対照としては何れも添加しない培地を用い、同様に培養を行った。
【0040】
(細胞賦活効果の測定方法)
培養3日後に還元型発色試薬(WST−1:Dojindo製)の10μlを各ウェルに添加後、37℃、CO濃度5%の条件下で2時間インキュベートし、450nm−660nmの吸光度を測定した。得られた吸光度から細胞の代謝活性を算出し、対照に対する代謝活性の増加率から細胞賦活作用を評価した。この結果を図1に示した。
【0041】
図1より、単独では代謝活性に影響を及ぼさない濃度である、0.5%の発酵生成物1と、5X10−9Mのオール−trans−レチノールとを同時に作用させた場合(SB+ROH)、ヒト表皮細胞の代謝活性が、それぞれを単独に添加させたもの(SB、ROH)に対して有意な増加が認められ、両者は相乗的に細胞賦活作用を示すことが明らかとなった。
【0042】
試 験 例 2
細胞培養による細胞賦活効果の測定(2):
ヒト表皮細胞の代謝活性に及ぼす発酵生成物1とオール−trans−レチノイン酸(Sigma社製:以下、「RA」と略すこともある)の併用の効果を、試験例1のビタミンAおよび/またはその誘導体をオール−trans−レチノイン酸とする以外は試験例1と同様に検討した。この結果を図2に示す。
【0043】
図2より、単独では代謝活性に影響を及ぼさない濃度である、0.5%の発酵生成物1と、5X10−10Mのオール−trans−レチノイン酸とを同時に作用させた場合(SB+RA)、ヒト表皮細胞の代謝活性は、それぞれ単独に添加させたもの(SB、RA)に対して有意な増加が認められ、両者は相乗的に細胞賦活作用を示すことが明らかとなった。
【0044】
試 験 例 3
細胞培養によるヒアルロン酸産生効果の測定(1):
試験例1と同様に細胞を培養し、培養3日後の培養上清を採取し、ビオチン標識ヒアルロン酸結合性タンパク(生化学工業社製)を用いたELISA様の方法(Fosang AJら、Matrix 10, 306-313, 1990)で、ヒアルロン酸を定量した。試料未添加の対照の定量値を100とした場合のヒアルロン酸相対値(%)を、0.5%の発酵生成物1と、5X10−9Mのオール−trans−レチノールとを同時に作用させた場合の定量値およびそれぞれ単独に添加させたものの定量値から求め、ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼす発酵生成物1とオール−trans−レチノールの併用の作用を検討した。この結果を図3に示す。
【0045】
図3の結果より、発酵生成物1とオール−trans−レチノールは相加的にヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生を亢進することが明らかとなった。
【0046】
試 験 例 4
細胞培養によるヒアルロン酸産生効果の測定(2):
ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼす発酵生成物1とオール−trans−レチノイン酸の併用の影響を、試験例3のビタミンAおよび/またはその誘導体を、5×10−10Mのオール−trans−レチノイン酸とする以外は試験例3と同様に検討した。結果を図4に示す。
【0047】
図4の結果より、発酵生成物1とオール−trans−レチノイン酸は相加的にヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生を亢進することが明らかとなった。
【0048】
試 験 例 5
しわ改善試験:
しわを有する女性5名の顔面に、発酵生成物2とパルミチン酸レチノールを配合した下記組成の美容液を3ヶ月間外用してもらった。しわの定量的評価は、林の方法(林昭次、フレグランスジャーナル、11、55−61、1992)を改良して行った。すなわち、外用期間の前後に頬部の皮膚レプリカを、不透明の即乾性シリコンゴム(シルフロ:Flexico Developments社製)を用いて作成し、画像解析装置(ASPECT:三谷商事社製)を用いた画像解析法でしわの最大深さを測定し、使用前のしわの最大深さを100%とした場合の相対値を求めた。結果を図5に示す。
【0049】
( 成 分 ) ( 質 量 % )
エタノール 10.0
発酵生成物2 5.0
1,3―ブチレングリコール 3.0
トリメチルグリシン 1.0
精製水 残部
カルボキシビニルポリマー 0.1
カラギーナン 0.1
グリセリン 5.0
スクワラン 1.0
メチルフェニルポリシロキサン 1.0
ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液 2.0
ベヘニルアルコール 0.1
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 0.2
グリセリンモノステアレート 0.1
パルミチン酸レチノール 0.01
グリチルリチン酸ステアリル 0.1
メチルパラベン 0.1
香料 0.1
水酸化ナトリウム 適量
*製造例2で製造したもの。
【0050】
図5の結果よりヒト顔面のしわ最大深さは、3ヶ月間の外用により約35%低下し、発酵生成物とパルミチン酸レチノール配合美容液にしわの改善作用が認められた。
【0051】
試 験 例 6
皮膚弾力改善試験:
健常人女性10名に、試験例4の美容液を3ヶ月間、顔面に外用してもらった。外用期間の前後に、Takemaら(Takema Yら、Br.J.Dermatol. 131:641-648、1994)の方法に準じ、300mbarで1秒間負荷をかけ、負荷解除1秒後の顔面の皮膚弾力性(R2値)をプローブ直径2mmのキュートメーターSEM575(Courage and Khazaka社製)で測定し、外用前の値を100%とした相対値で示した。この結果を図6に示す。
【0052】
図6より発酵生成物とパルミチン酸レチノール配合美容液の3ヶ月間の外用により、ヒト顔面の皮膚弾力性は約15%増加した。本美容液は、加齢により低下することが知られている皮膚弾力性(Takema Yら、Br. J. Dermatol. 131, 641-648, 1994)を改善することが明らかになった。
【0053】
試 験 例 7
角層水分含量測定:
健常人女性10名に、試験例4の美容液を3ヶ月間、顔面に外用してもらった。外用期間の前後に、コンダクタンスメーター(SKICON 200:アイビーエス社製)を用いて常法に従い、外用期間前後の顔面の角層水分含量(コンダクタンス)を測定した。この結果を図7に示す。
【0054】
図7より発酵生成物とパルミチン酸レチノール配合美容液の3ヶ月間の外用により、ヒト顔面の角層水分含量(コンダクタンス)は約2倍に増加した。従って本美容液には保湿作用もあることが明らかになった。
【0055】
実 施 例 1
化粧水:
下記組成の化粧水を常法により製造した。
( 成 分 ) ( 質 量 % )
発酵生成物1 10.0
パルミチン酸レチノール 0.01
エタノール 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 0.05
バラオキシ安息香酸メチル 0.1
香料 0.1
精製水 残部
*製造例1で製造したもの。
【0056】
得られた化粧水は肌あれ防止・改善作用に優れ、且つさっぱりした使用感のものであった。また、保存安定性も良好であった。
【0057】
実 施 例 2
乳液:
下記組成の乳液を常法により製造した。
( 成 分 ) ( 質 量 % )
発酵生成物2 10.0
パルミチン酸レチノール 0.02
ステアリン酸 2.0
流動パラフィン 6.0
スクワラン 2.0
ソルビタンモノステアレート 1.5
ポリオキシエチレンソルピタンモノステアレート(20E.O.) 2.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.05
グリセリン 1.0
香料 0.15
精製水 残部
*製造例2で製造したもの。
【0058】
得られた乳液は角質改善作用、皮膚弾力性の改善作用、保湿効果が優れ、しっとりした使用感のものであった。また保存安定性にも優れていた。
【0059】
実 施 例 3
クリーム:
下記組成のクリームを常法により製造した。
( 成 分 ) ( 質 量 % )
発酵生成物2 10.0
パルミチン酸レチノール 0.05
流動パラフィン 23.0
ワセリン 7.0
べへニルアルコール 1.0
ステアリン酸 2.0
ミツロウ 2.0
ソルピタンモノステアレート 1.5
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 2.5
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05
グリセリン 2.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
香料 0.15
精製水 残部
*製造例2で製造したもの。
【0060】
得られたクリームは肌荒れ防止・改善作用、しわ改善作用が優れ、使用感も良好であった。また保存安定性にも優れていた。
【0061】
実施例4
下記組成の軟膏を常法により製造した。
( 成 分 ) ( 質 量 % )
発酵生成物2 10.0
パルミチン酸レチノール 0.05
日本薬局方親水軟膏 89.95
*製造例2で製造したもの。
【0062】
本軟膏を一日2回皮膚に塗布(5mg/cm)したところ、優れた肌荒れ防止・改善作用、しわ改善作用がみられ、また、保存安定性も良好であった。
【0063】
【発明の効果】
本発明の皮膚外用剤は、ビタミンAやその誘導体の有する表皮細胞の賦活作用を豆類発酵物が相乗的に高めると共に、上記化合物の有するヒアルロン酸亢進促進作用に豆類発酵物の有する同じ作用が相まって優れた肌荒れ防止・改善効果、角質改善効果、保湿効果、はり消失、しわの予防効果を奏するものであり、例えば化粧品や医薬部外品等の皮膚外用剤として、皮膚の老化の予防に有効なものである。
【0064】
また、本発明の皮膚外用剤は上記のみに限られず、例えば医薬として、慢性関節リュウマチや外傷性関節炎等の組織中のヒアルロン酸量の減少によって引き起こされる疾患の改善及び疼痛抑制や、熱傷治療の初期段階において肉芽組織の増生を促進するための治療薬、にきびの治療薬、乾癬治療薬、しわ治療薬、光老化皮膚治療薬としても使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 培養ヒト表皮細胞の代謝活性に及ぼす、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチノール(ROH)の併用による効果を示す図面。
【図2】 培養ヒト表皮細胞の代謝活性に及ぼす、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチノイン酸(RA)の併用による効果を示す図面。
【図3】 培養ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼす、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチノール(ROH)の併用による効果を示す図面。
【図4】 培養ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼす、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチノイン酸(RA)の併用による効果を示す図面。
【図5】 ヒト顔面のしわに及ぼす、発酵生成物2とパルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果を示す図面。
【図6】 ヒト顔面の皮膚弾力性に及ぼす、発酵生成物2とパルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果を示す図面。
【図7】 ヒト顔面の角層水分含量に及ぼす、発酵生成物2とパルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果を示す図面。
以 上
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an external preparation for skin, and more specifically, by containing a fermented product obtained by allowing microorganisms to act on a bean extract and vitamin A and / or a derivative thereof, the skin roughening can be prevented and improved, and the skin The present invention relates to a skin external preparation capable of preventing aging of the skin.
[0002]
[Prior art]
In aging skin, the stratum corneum turnover speed decreases, hyaluronic acid decreases in the skin, and it becomes easy to dry, rough skin, roughness, wrinkles, sagging, etc., the skin thickness decreases, It is known that phenomena such as disappearance of the beam (decrease in elasticity) are observed. As these causes, in addition to aging, external factors, that is, a decrease in function of epidermal cells and dermal fibroblasts due to exposure to ultraviolet rays, drying, oxidation, etc., degradation of hyaluronic acid, and the like are considered.
[0003]
As a method for improving aging skin in this way, cosmetics containing raw materials extracted from natural products such as herbal medicines, chemically synthesized raw materials, etc. are used, and physicochemical effects such as moisturizing effect, film formation, etc. The skin was moisturized and softened (JP-A-6-279227, JP-A-8-310934). However, although skin surface drying was improved, it was transient and an essential improvement effect could not be obtained.
[0004]
Therefore, attempts have been made to improve the skin metabolism of the skin itself and increase the production of hyaluronic acid. For example, retinoic acid, which is a metabolite of vitamin A, is one of the biologically active forms of vitamin A, and promotes proliferation of epidermal cells and fibroblasts (Tong PS et al., J. Invest. Dermatol. 94 , 126-131, 1990, Varani J et al., J. Investig. Dermatol. Symp. Proc. Three 57-60, 1998), hyaluronic acid production enhancing action (Tammi R et al., J. Invest. Dermatol. 92 326-332, 1989), keratinization improving effect (Wanner R et al., Arch. Dermatol. Res. 291 , 346-353, 1999), anti-psoriatic action (Orfanos CE et al., Br. J. Dermatol. 88 167-182, 1973), anti-acne action (Chalker DK et al., J. Am. Acad. Dermatol. 17 , 251-254,1987), anti-wrinkle action (Weiss JS et al., JAMA 259 , 527-535, 1988, Tadaki T et al., Tohoku J. Exp. Med. 169 131-139, 1993), photoaging skin improvement effect (Kligman AM et al., J. Am. Acad. Dermatol. 15 , 836-859, 1986) and the like. Therefore, already in the United States, retinoic acid combination preparations are used as photoaging skin improving agents and wrinkle improving agents.
[0005]
However, since retinoic acid has a problem that it is highly irritating, attempts have been made to use retinol, which is less irritating and less physiological. In order to enhance the physiological action of this retinol, the combined use with various compounds has been attempted. The combined use of retinol and a fatty acid amide (Japanese Patent Laid-Open No. 08-301748), or dimethylimidazoline (Japanese Patent Laid-Open No. 9-1001001). ) Is known to synergistically activate epidermal cells.
[0006]
However, it has been difficult to say that the conventional compounding of vitamin A such as retinol or retinoic acid or a derivative thereof has sufficient effect of activating epidermal cells and enhancing hyaluronic acid production.
[0007]
On the other hand, cosmetics using a bean extract such as soy milk are known and reported to have a moisturizing effect and a cleaning effect (Japanese Patent Laid-Open No. 62-36304). Further, a product obtained by allowing Rhizopus microorganisms to act on soy milk (Japanese Patent Laid-Open No. 1-102011), a product obtained by acting lactic acid bacteria (Japanese Patent Laid-Open No. 3-127713), and a microorganism belonging to the genus Bifidobacterium It is known to use so-called fermented beans such as products (Japanese Patent Laid-Open No. 10-287540) for cosmetics and the like. However, it has not been known at all about the activation of epidermal cells and the enhancement of hyaluronic acid production in combination with other components.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The purpose of the present invention is to activate skin cells and enhance hyaluronic acid production, thereby having actions such as preventing and improving rough skin, improving keratin, moisturizing effect, preventing and improving wrinkle loss and wrinkles. An object of the present invention is to provide an external preparation for skin that is effective in preventing skin aging.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, the present inventors have conducted intensive research on means for enhancing the epidermal cell activation action and hyaluronic acid production enhancement action of vitamin A or its derivatives. As a result, microorganisms were allowed to act on the above components and legume extract. The combined use of the fermented product obtained in this way further enhances the cell activation of vitamin A and its derivatives, and also significantly promotes the production of hyaluronic acid in the skin tissue. Has found that skin dryness, rough skin, wrinkles and disappearance of a beam can be improved and skin aging can be prevented, and the present invention has been completed.
[0010]
That is, this invention provides the skin external preparation containing the fermentation product obtained by making microorganisms act on a bean extract, and 1 type, or 2 or more types of vitamin A and / or its derivative (s).
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Fermentation products obtained by allowing microorganisms to act on bean extracts (hereinafter referred to as “fermented bean products”) used in the present invention are generally called fermented soy milk and are used as food materials. Is.
[0012]
Although it does not specifically limit as microorganisms used in order to manufacture said bean fermented material, In a bean extract culture medium, it is at least 1x10. 7 It is desirable that the microorganism has such a property that the concentration of acetic acid in the medium is 70 mM or less when cultured to cells / ml. Examples of such microorganisms include lactic acid-producing bacteria such as Lactobacillus, Streptococcus, Lactococcus, Pediococcus, and Leuconostoc, and Bifidobacterium, particularly Bifidobacterium. Microorganisms are preferred. Specific examples of the microorganism include Bifidobacterium breve, Bifidobacterium longum, Bifidobacterium infantis, Bifidobacterium addresscentis, Bifidobacterium bifidum, Bifidobacterium -Angular tam, Bifidobacterium catenatum tam etc. are mentioned. The fermentation of the bean extract may be mixed fermentation in which a plurality of strains are combined, or continuous fermentation in which a plurality of strains are combined. In that case, microorganisms other than the above include bacteria such as Bacillus genus, Acetobacter genus, Gluconobacter genus, or Saccharomyces genus, Candida genus, Rhodotorula genus, Pichia genus, Schizosaccharomyces genus, Torula genus, Tigo Examples include yeasts such as Saccharomyces, and filamentous fungi such as Aspergillus, Eurothium, Monascus, Mucor, Neurospora, Penicillium, and Rhizopus.
[0013]
Further, the bean extract used for obtaining the fermented bean product is not particularly limited as long as it can act on the above microorganisms. For example, soy beans, black beans, empty beans, red beans, kidney beans, peas Bean extracts such as beans and chickpeas can be mentioned, and soybean extract is particularly preferable. The shape of the beans used as the raw material of the bean extract is not particularly limited, but beans containing fats and oils, molted beans, flake beans, and the like are preferable, and molted beans are particularly preferable. Further, the bean extract may be produced by any method. For example, after the bean as a raw material is soaked in water, it contains hot water or 0.5 to 1.0% by mass of sodium carbonate. It is preferable to use what was manufactured by adding hot water and grinding, removing okara and further sterilizing by heating. Usually, the beans extract having a solid content of about 10% by mass is used.
[0014]
In addition, in the bean extract, if necessary, prior to fermentation treatment, saccharides used in foods such as sucrose, glucose, fructose, invert sugar, etc., growth of microorganisms such as meat extract, peptone, yeast extract, peptide, etc. You may add the nutrient etc. which are required for. In addition, in order to adjust the liquidity of the bean extract to the optimum pH of the microorganism, an acid used in foods such as citric acid, malic acid, ascorbic acid, lactic acid, and acetic acid may be added.
[0015]
The method for allowing the microorganism to act on the bean extract thus prepared is not particularly limited. For example, after inoculating the bean extract with a liquid solution of a microorganism cultured in advance, the temperature, time, and stirring suitable for the microorganism are performed. If it is an anaerobic bacterium, conditions such as anaerobicity may be appropriately determined and fermentation may be performed. Fermentation can also be performed under conditions suitable for culture, such as stationary culture, agitation culture, shaking culture, and aeration culture.
[0016]
The fermentation product thus obtained may be used after adding a lower alcohol such as ethanol or a polyhydric alcohol such as 1,3-butylene glycol and removing the polymer substance by centrifugation, filtration or the like. More preferred. Deodorization treatment, pH adjustment, etc. may be performed as necessary.
[0017]
The blending amount of the fermented legume product of the present invention to the external preparation for skin is not particularly limited, and may be an amount usually used for an external preparation for skin. 50%, preferably 0.01 to 20%, particularly preferably 0.5 to 10%.
[0018]
On the other hand, vitamin A used in the present invention is a general vitamin contained in many foods, and vitamin A derivatives are derived from the above vitamin A, and are both included in foods. It is highly probable. Vitamin A and / or derivatives thereof used in the present invention are not particularly limited, and various fatty acid esters such as β-carotene and / or derivatives thereof, retinol, retinol palmitate, stearate, acetate, etc. , Various organic acid esters such as lactic acid ester and glycolic acid ester of retinol, and various inorganic acid diester complexes such as phosphoric acid, pyrophosphoric acid and sulfuric acid of retinol can be used, and all-trans-retinol and its isomer, all- Preferred examples include trans-retinoic acid and its isomer, all-trans-retinal and its isomer, their 3 dehydro and 3,4 didehydro isomers. Of these, particularly preferred is retinol palmitate, which is widely commercially available and has relatively good stability. These vitamin A and / or derivatives thereof may be obtained by synthesis, may be obtained from natural extracts, or may be purified.
[0019]
The amount of vitamin A and / or its derivative used in the present invention is not particularly limited as long as it is a commonly used amount. For example, it is 0.0001 to 10% for retinol and retinoic acid. For example, 0.0001 to 10% is preferable, and about 0.0001 to 10% is preferable for retinol palmitate. In particular, retinol palmitate is preferably used at 0.01 to 1%.
[0020]
In producing the skin external preparation of the present invention, raw materials usually used in pharmaceuticals, quasi-drugs, cosmetics, bath preparations, foods and drinks, for example, surfactants, oils, alcohols, humectants, Thickeners, water-soluble polymers, antiseptics, antioxidants, chelating agents, pH adjusters, foaming agents, fragrances, dyes, pigments, UV absorbers / scattering agents, powders, vitamins, amino acids, antibacterial agents, Plant extracts, animal-derived components, seaweed extracts, various drugs, additives, water, and the like can be blended.
[0021]
Among these, sorbitan monolaurate, sorbitan monopalmitate, sorbitan sesquioleate, sorbitan trioleate, polyoxyethylene sorbitan monolaurate, polyoxetylene sorbitan monostearate, polyethylene glycol monooleate, polyethylene glycol Non-ionic surfactant such as alkylate, polyoxyethylene alkyl ether, polyglycol diether, lauroyl diethanolamide, fatty acid isopropanol amide, maltitol hydroxy fatty acid ether, alkylated polysaccharide, alkyl glucoside, sugar ester, lipophilic glycerin Monostearate, self-emulsifying glycerin monostearate, polyglycerin monostearate, polyglycerin alkyle Sorbitan monooleate, polyethylene glycol monostearate, polyoxyethylene sorbitan monooleate, polyoxyethylene cetyl ether, polyoxyethylenated sterol, polyoxyethylenated lanolin, polyoxyethylenated beeswax, polyoxyethylene hydrogenated castor oil Nonionic surfactant such as sodium stearate, potassium palmitate, sodium cetyl sulfate, sodium lauryl phosphate, sodium polyoxyethylene lauryl sulfate, triethanolamine palmitate, sodium polyoxyethylene lauryl phosphate, N-acyl glutamic acid Anionic surfactants such as sodium, stearyldimethylbenzylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, benzalkonium chloride Cationic surfactants such as lauryl amine oxide, hydrochloric alkylamino ethyl glycine solution, can be exemplified amphoteric surfactants such as lecithin.
[0022]
Oils include vegetable oils such as macadamia nut oil, castor oil, olive oil, cacao oil, coconut oil, palm oil, tree wax, jojoba oil, grape seed oil, avocado oil, animal oils such as mink oil and egg yolk oil, honey Waxes such as wax, whale wax, lanolin, carnauba wax and candelilla wax, hydrocarbons such as liquid paraffin, squalane, microcrystalline wax, ceresin wax, paraffin wax, petrolatum, lauric acid, myristic acid, stearic acid, oleic acid , Natural and synthetic fatty acids such as isostearic acid, behenic acid, palmitic acid, capric acid, lanolin fatty acid, linoleic acid, linolenic acid, cetanol, stearyl alcohol, hexyldecanol, octyldodecanol, lauryl alcohol, capryl alcohol, myristylua Call, natural and synthetic higher alcohols such as cetyl alcohol, cholesterol, phytosterol, may isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, octyldodecyl oleate, be exemplified by esters such as cholesterol oleate.
[0023]
Examples of humectants include glycerin, erythritol, xylitol, maltitol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, sorbitol, polyglycerin, polyethylene glycol, dipropylene glycol, 1,2-pentanediol, and other pentylene glycols, isoprene. Polyhydric alcohols such as glycol, natural moisturizing ingredients (NMF) such as amino acids, sodium lactate, sodium pyrrolidone carboxylate, xyloglucan, quince seed, carrageenan, pectin, mannan, curdlan, galactan, dermatan sulfate, glycogen, keratan sulfate , Chondroitin, mucoitin sulfate, keratosulfate, locust bean gum, succinoglucan, caronic acid, heparan sulfate, sodium hyaluronate, hyaluronic acid, coller Emissions can be exemplified mucopolysaccharide, water-soluble polymer such as chondroitin sulfate.
[0024]
Thickeners include sodium alginate, xanthan gum, aluminum oxalate, quince seed extract, tragacanth gum, starch, gum arabic, hydroxyethyl guar gum, carboxymethyl guar gum, guar gum, dextran, chitin, chitosan, carboxymethyl chitin, agar, etc. Natural polymer materials, semi-synthetic polymer materials such as methylcellulose, hydroxyethylcellulose, carboxymethylcellulose, soluble starch, and cationized cellulose, synthetic polymer materials such as carboxyvinyl polymer, polyvinyl alcohol, and alkyl methacrylate methacrylate copolymer It can be illustrated.
[0025]
Examples of preservatives include benzoate, salicylate, sorbate, dehydroacetate, p-hydroxybenzoate, 2,4,4′-trichloro-2′-hydroxydiphenyl ether, 3,4,4′-trichlorocarbani Lido, benzalkonium chloride, hinokitiol, resorcin, ethanol and the like can be exemplified.
[0026]
As an antioxidant, dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, propyl gallate, ascorbic acid, etc., and as a chelating agent, edetate, pyrophosphate, hexametaphosphate, citric acid, tartaric acid, gluconic acid, etc. Examples of the pH adjuster include sodium hydroxide, triethanolamine, citric acid, sodium citrate, boric acid, borax, and potassium hydrogen phosphate.
[0027]
Examples of UV absorbers / scatterers include p-aminobenzoic acid UV absorbers, anthranilic acid UV absorbers, salicylic acid UV absorbers, cinnamic acid UV absorbers, benzophenone UV absorbers, sugar UV absorbers, 3- (4′-methylbenzylidene) -d-camphor, 3-benzylidene-d, 1-camphor, urocanic acid, urocanic acid ethyl ester, 2-phenyl-5-methylbenzoxazole, 2- (2′-hydroxy-5) '-T-octylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-5'-methylphenyl) benzotriazole, dibenzalazine, dianisoylmethane, 4-methoxy-4'-t-butyldibenzoylmethane, 5- ( 3,3-dimethyl-2-norbornylidene) -3-pentan-2-one, 2-hydroxy-4 Methoxybenzophenone, octyl dimethyl para amino benzoate, can be exemplified ethylhexyl p-methoxycinnamate, titanium oxide, kaolin, talc and the like.
[0028]
As vitamins, vitamin B 6 Hydrochloride, vitamin B 6 Tripalmitate, Vitamin B 6 Dioctanoate, vitamin B 2 And its derivatives, vitamin B 12 , Vitamin B 15 And vitamin B such as derivatives thereof, ascorbic acid, ascorbic acid sulfate and salts thereof, ascorbic acid phosphate and salts thereof, ascorbic acid dipalmitate, ascorbic acid glucoside, acylascorbic acid glucoside, ascorbic acid tetraisopalmitate and the like Vitamin Cs, vitamin D, α-tocopherol, β-tocopherol, γ-tocopherol, vitamin E such as vitamin E acetate, vitamin F, vitamin K, pantothenic acid, pantethine, vitamin H, vitamin P, vitamin U, carnitine, Examples include ferulic acid, γ-oryzanol, α-lipoic acid, orotic acid, and derivatives thereof.
[0029]
As amino acids, glycine, alanine, valine, leucine, isoleucine, serine, threonine, phenylalanine, tyrosine, asparagine, glutamine, taurine, tryptophan, cystine, cysteine, methionine, proline, hydroxyproline, aspartic acid, glutamic acid, arginine, histidine And lysine and derivatives thereof.
[0030]
Examples of the antibacterial agent include benzoic acid, salicylic acid, sorbic acid, p-hydroxybenzoic acid ester, hexachlorophene and the like.
[0031]
As plant extracts, borage, clara, corn, orange, sage, yarrow, mallow, embellished, thyme, cypress, spruce, birch, horsetail, loofah, maroonie, yukinoshita, arnica, lily, mugwort, peonies, aloe, gardenia, Examples include extracts from Sawara, Bukkur, Sanshi, Ogon, licorice, Chinese mugwort, Kujin, Yokuinin, Nindo, Peonies, Sakuhakuhi, Hawthorn, Buttonpi, Cephalanthin and the like.
[0032]
As seaweed extracts, brown algae such as kombu, macombu, wakame, pheasant, ascophyllum, hibamata, mozuku, Okinawa mozuku, and Himantaria, red algae such as Proboscis, coral, palmaria, tunomata and green, green algae such as Aosa, Anaaosa, An extract from cyanobacteria can be exemplified.
[0033]
Various drugs include nicotinamide, benzyl nicotinate, γ-oryzanol, allantoin, glycyrrhizic acid and its salts, glycyrrhetinic acid and its derivatives, hinokitiol, bisabolol, eucarptone, thymol, inositol, saikosaponin, carrot saponin, and loof Examples thereof include saponins such as saponin and muclodisaponin, pantothenyl ethyl ether, ethinyl estradiol, tranexamic acid, arbutin, and placenta extract.
[0034]
The skin external preparation of the present invention can be of various dosage forms. Examples of the dosage form include cosmetics, pharmaceuticals, quasi drugs, and the like, and these can be produced by conventional methods. Specific examples of product forms include lotions, emulsions, moisturizing creams, cleansing creams, massage creams, patching agents, facial cleansing creams, packs, serums, ointments, foundations, lipsticks, mascaras, eye shadows, etc. Finished cosmetics, shampoos, rinses, treatments, hair tonics, hair liquids, hair creams, hair milk and other cosmetics for hair, after-shave lotions, body soaps, bath preparations and the like.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to production examples, test examples, and examples, but the present invention is not limited thereto.
[0036]
Manufacturing example 1
Production of fermentation product (1):
Soybeans were washed with water and immersed in water overnight to allow sufficient water absorption. Four times the amount of water was added to the soybean and pulverized into a paste with a mixer. This was heated at 100 ° C. for 30 minutes and cooled, and the filtered product was steam sterilized at 100 ° C. for 90 minutes to produce soy milk (solid content concentration of about 10% by mass).
[0037]
After inoculating the pre-cultured Bifidobacterium breve YIT 4065 (FERM BP-6223) solution to 0.5% of the total amount of soymilk, it is left to stand at 37 ° C for 24 hours for fermentation. Soy milk was obtained. The number of viable bacteria in the obtained fermented soymilk is 1.3X10 9 cells / ml. An equal amount of ethanol was added to this fermented soymilk and filtered with a filter paper to produce a fermentation product (hereinafter sometimes abbreviated as “SB”) 1.
[0038]
Manufacturing example 2
Production of fermentation product (2):
A soymilk produced in the same manner as in Production Example 1 was inoculated with a pre-cultured Bifidobacterium breve YIT 4065 (FERM BP-6223) solution to 1.0% of the total amount of soymilk, and then a nitrogen atmosphere. The solution was cultured at 30 ° C. until pH 5.5, adjusted to pH 4.5 by adding lactic acid, and then stirred and cultured at 37 ° C. for 26 hours in a nitrogen atmosphere. The number of viable bacteria in the obtained fermented soymilk is 4.2 × 10 8 cells / ml. After culturing, 3-fold amount of 1,3-butylene glycol was added to this fermented soymilk and filtered through filter paper to produce fermentation product 2.
[0039]
Test example 1
Measurement of cell activation effect by cell culture (1):
(Cell culture)
As test cells, human epidermis cells (manufactured by Kurabo Industries) were used by Yasumoto et al. (Shigeru Yasumoto, cultured cell experiment method for molecular biology research, Toshio Kuroki et al., Yodosha, 1995, pp191-200) According to the above, immortalized cells obtained by transformation with SV40 virus T antigen were used. The cells are seeded in a 96 well plate (4 × 10 4 3 Per ml / 0.1 ml / well) in a serum-free liquid medium for growth (Humdia-KG2: Kurabo Industries) at 37 ° C., CO 2 Culturing was performed under conditions of a concentration of 5%. After 1 day of culture, a culture medium supplemented with fermentation product 1 produced in Production Example 1 above and all-trans-retinol (manufactured by Sigma: hereinafter sometimes abbreviated as “ROH”) as vitamin A and / or a derivative thereof. The culture was continued for another 2 days. For comparison, culture was performed in the same manner using a medium with each added alone and a medium without any as a control.
[0040]
(Measurement method of cell activation effect)
After 3 days of culturing, 10 μl of a reducing coloring reagent (WST-1: manufactured by Dojindo) was added to each well, followed by CO 2 at 37 ° C. 2 Incubation was performed for 2 hours under the condition of 5% concentration, and absorbance at 450 nm to 660 nm was measured. The metabolic activity of the cells was calculated from the obtained absorbance, and the cell activation effect was evaluated from the rate of increase of metabolic activity relative to the control. The results are shown in FIG.
[0041]
From FIG. 1, 0.5% fermentation product 1 and 5 × 10 5, which are concentrations that do not affect metabolic activity alone. -9 When M all-trans-retinol was allowed to act simultaneously (SB + ROH), there was a significant increase in the metabolic activity of human epidermal cells compared to those added individually (SB, ROH). Was found to synergistically show cell activation.
[0042]
Test example 2
Measurement of cell activation effect by cell culture (2):
The effect of the combined use of fermentation product 1 and all-trans-retinoic acid (manufactured by Sigma: hereinafter sometimes abbreviated as “RA”) on the metabolic activity of human epidermal cells is the same as vitamin A and / or test example 1 Examination was conducted in the same manner as in Test Example 1 except that the derivative was all-trans-retinoic acid. The result is shown in FIG.
[0043]
According to FIG. 2, the fermentation product 1 of 0.5%, which is a concentration that alone does not affect the metabolic activity, and 5 × 10 -10 When M all-trans-retinoic acid was allowed to act simultaneously (SB + RA), there was a significant increase in the metabolic activity of human epidermis cells relative to those added individually (SB, RA). Was found to synergistically show cell activation.
[0044]
Test example 3
Measurement of hyaluronic acid production effect by cell culture (1):
Cells were cultured in the same manner as in Test Example 1, and the culture supernatant after 3 days of culture was collected and an ELISA-like method using biotin-labeled hyaluronic acid binding protein (Seikagaku Corporation) (Fosang AJ et al., Matrix). Ten , 306-313, 1990), and hyaluronic acid was quantified. The relative value (%) of hyaluronic acid when the quantitative value of the control to which no sample was added was 100 was set to 0.5% fermentation product 1 and 5 × 10. -9 The amount of fermentation product 1 and all-trans-retinol on the production of hyaluronic acid in human epidermal cells was determined from the quantitative value when M all-trans-retinol was allowed to act simultaneously and the quantitative value of each added individually. The effect of the combined use was examined. The result is shown in FIG.
[0045]
From the results of FIG. 3, it was revealed that fermentation product 1 and all-trans-retinol additively enhance hyaluronic acid production of human epidermal cells.
[0046]
Test example 4
Measurement of hyaluronic acid production effect by cell culture (2):
The effect of the combined use of fermentation product 1 and all-trans-retinoic acid on hyaluronic acid production in human epidermal cells was determined by comparing vitamin A and / or its derivative of Test Example 3 with 5 × 10 5. -10 Examination was conducted in the same manner as in Test Example 3 except that M was all-trans-retinoic acid. The results are shown in FIG.
[0047]
From the results of FIG. 4, it was revealed that fermentation product 1 and all-trans-retinoic acid additively enhance hyaluronic acid production of human epidermal cells.
[0048]
Test example 5
Wrinkle improvement test:
On the faces of five wrinkled women, a cosmetic solution having the following composition containing fermentation product 2 and retinol palmitate was externally applied for 3 months. The quantitative evaluation of wrinkles was performed by improving Hayashi's method (Hayashi Shoji, Fragrance Journal, 11, 55-61, 1992). That is, before and after the external application period, cheek skin replicas were made using opaque quick-drying silicone rubber (Sylflo: Flexico Developments), and image analysis using an image analysis device (ASPECT: Mitani Corporation) The maximum wrinkle depth was measured by the method, and the relative value when the maximum wrinkle depth before use was taken as 100% was determined. The results are shown in FIG.
[0049]
(Component) (mass%)
Ethanol 10.0
Fermentation product 2 * 5.0
1,3-butylene glycol 3.0
Trimethylglycine 1.0
Purified water balance
Carboxyvinyl polymer 0.1
Carrageenan 0.1
Glycerin 5.0
Squalane 1.0
Methylphenyl polysiloxane 1.0
Polymethacryloyloxyethyl phosphorylcholine solution 2.0
Behenyl alcohol 0.1
Polyoxyethylene sorbitan monostearate 0.2
Glycerol monostearate 0.1
Retinol palmitate 0.01
Stearyl glycyrrhizinate 0.1
Methylparaben 0.1
Fragrance 0.1
Sodium hydroxide appropriate amount
* Produced in Production Example 2.
[0050]
From the results shown in FIG. 5, the maximum depth of wrinkles on the human face was reduced by about 35% by external application for 3 months, and the wrinkle improving action was recognized in the fermented product and the retinol palmitate-containing cosmetic liquid.
[0051]
Test example 6
Skin elasticity improvement test:
Ten healthy women were allowed to apply the cosmetic solution of Test Example 4 to their face for 3 months. According to the method of Takema et al. (Takema Y et al., Br. J. Dermatol. 131: 641-648, 1994) before and after the external application period, a load of 300 mbar was applied for 1 second, and the facial skin elasticity 1 second after release of the load The property (R2 value) was measured with a cute meter SEM575 (Courage and Khazaka Co., Ltd.) having a probe diameter of 2 mm, and indicated as a relative value with the value before external use being 100%. The result is shown in FIG.
[0052]
As shown in FIG. 6, the skin elasticity of the human face increased by about 15% by applying the fermented product and the serum containing retinol palmitate for 3 months. This serum has been shown to improve skin elasticity (Takema Y et al., Br. J. Dermatol. 131, 641-648, 1994), which is known to decrease with age.
[0053]
Test example 7
Measurement of stratum corneum moisture content:
Ten healthy women were allowed to apply the cosmetic solution of Test Example 4 to their face for 3 months. Before and after the external use period, the horny layer moisture content (conductance) of the face before and after the external use period was measured according to a conventional method using a conductance meter (SKICON 200: manufactured by IBS Inc.). The result is shown in FIG.
[0054]
As shown in FIG. 7, the three-month topical application of the fermented product and retinol palmitate acid serum increased the horny layer moisture content (conductance) of the human face approximately twice. Therefore, it was revealed that this serum has a moisturizing action.
[0055]
Example 1
Lotion:
A lotion having the following composition was produced by a conventional method.
(Component) (mass%)
Fermentation product 1 * 10.0
Retinol palmitate 0.01
Ethanol 5.0
1,3-butylene glycol 2.0
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil (50E.O.) 0.05
Methyl balaoxybenzoate 0.1
Fragrance 0.1
Purified water balance
* Produced in Production Example 1.
[0056]
The obtained lotion was excellent in preventing and improving skin roughness and had a refreshing feeling of use. Also, the storage stability was good.
[0057]
Example 2
Latex:
An emulsion having the following composition was produced by a conventional method.
(Component) (mass%)
Fermentation product 2 * 10.0
Retinol palmitate 0.02
Stearic acid 2.0
Liquid paraffin 6.0
Squalane 2.0
Sorbitan monostearate 1.5
Polyoxyethylene sorbitan monostearate (20E.O.) 2.0
Methyl paraoxybenzoate 0.05
Glycerin 1.0
Fragrance 0.15
Purified water balance
* Produced in Production Example 2.
[0058]
The obtained emulsion was excellent in keratin improving effect, skin elasticity improving effect and moisturizing effect, and had a moist use feeling. In addition, the storage stability was excellent.
[0059]
Example 3
cream:
A cream having the following composition was produced by a conventional method.
(Component) (mass%)
Fermentation product 2 * 10.0
Retinol palmitate 0.05
Liquid paraffin 23.0
Vaseline 7.0
Behenyl alcohol 1.0
Stearic acid 2.0
Beeswax 2.0
Solpitan monostearate 1.5
Polyoxyethylene sorbitan monostearate (20E.O.) 2.5
Butyl paraoxybenzoate 0.05
Glycerin 2.0
Methyl paraoxybenzoate 0.1
Fragrance 0.15
Purified water balance
* Produced in Production Example 2.
[0060]
The obtained cream was excellent in preventing and improving rough skin, improving wrinkles, and having a good feeling in use. In addition, the storage stability was excellent.
[0061]
Example 4
An ointment having the following composition was produced by a conventional method.
(Component) (mass%)
Fermentation product 2 * 10.0
Retinol palmitate 0.05
Japanese Pharmacopoeia Hydrophilic Ointment 89.95
* Produced in Production Example 2.
[0062]
This ointment was applied to the skin twice a day (5 mg / cm 2 ), Excellent skin roughness prevention / improvement action, wrinkle improvement action were observed, and storage stability was also good.
[0063]
【The invention's effect】
In the external preparation for skin of the present invention, fermented beans synergistically enhance the activating action of epidermal cells possessed by vitamin A and its derivatives, and the same action possessed by the fermented beans is combined with the hyaluronic acid enhancement promoting action of the above compound. Excellent skin roughening prevention / improvement effect, keratin improvement effect, moisturizing effect, disappearance of wrinkles, wrinkle prevention effect. Is.
[0064]
In addition, the external preparation for skin of the present invention is not limited to the above, for example, as a medicine, for improving diseases caused by a decrease in the amount of hyaluronic acid in tissues such as rheumatoid arthritis and traumatic arthritis, suppressing pain, It can also be used as a therapeutic agent for promoting granulation tissue growth in the initial stage, an acne treatment agent, a psoriasis treatment agent, a wrinkle treatment agent, or a photoaging skin treatment agent.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 shows the effect of combined use of fermentation product 1 (SB) and all-trans-retinol (ROH) on the metabolic activity of cultured human epidermal cells.
FIG. 2 shows the effect of the combined use of fermentation product 1 (SB) and all-trans-retinoic acid (RA) on the metabolic activity of cultured human epidermal cells.
FIG. 3 shows the effect of the combined use of fermentation product 1 (SB) and all-trans-retinol (ROH) on hyaluronic acid production of cultured human epidermal cells.
FIG. 4 shows the effect of the combined use of fermentation product 1 (SB) and all-trans-retinoic acid (RA) on hyaluronic acid production of cultured human epidermal cells.
FIG. 5 is a drawing showing the effect of a serum containing a fermentation product 2 and retinol palmitate on wrinkles on a human face.
FIG. 6 is a drawing showing the effect of a serum containing a fermented product 2 and retinol palmitate on the skin elasticity of a human face.
FIG. 7 is a drawing showing the effect of a cosmetic liquid containing fermentation product 2 and retinol palmitate on the stratum corneum moisture content of the human face.
more than

Claims (8)

ビフィドバクテリウム属微生物を大豆のに作用させて得られる発酵生成物と、レチノール、レチノイン酸、β−カロチン、レチノールのステアリン酸エステル、レチノールの酢酸エステル、レチノールの乳酸エステル、レチノールのグリコール酸エステル、レチノールのリン酸ジエステル、レチノールのピロリン酸ジエステル、レチノールの硫酸ジエステル、オール−trans−レチノール、オール−trans−レチノイン酸、オール−trans−レチナール、オール−trans−レチノールの3デヒドロ体、オール−trans−レチノールの3,4ジデヒドロ体、オール−trans−レチノイン酸の3デヒドロ体、オール−trans−レチノイン酸の3,4ジデヒドロ体、オール−trans−レチナールの3デヒドロ体、オール−trans−レチナールの3,4ジデヒドロ体およびパルミチン酸レチノールから選ばれるビタミンAおよび/またはその誘導体の一種または二種以上とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。A fermented product obtained by bifidobacteria is allowed to act on the bean milk soy, retinol, retinoic acid, beta-carotene, stearic acid esters of retinol, acetate of retinol, lactic esters of retinol, retinol glycol Acid ester, retinol phosphate diester, retinol pyrophosphate diester, retinol sulfate diester, all-trans-retinol, all-trans-retinoic acid, all-trans-retinal, all-trans-retinol 3 dehydro, all 3,4-didehydro form of trans-retinol, 3-dehydro form of all-trans-retinoic acid, 3,4-didehydro form of all-trans-retinoic acid, 3-dehydro form of all-trans-retinoic acid The dermatological agent characterized by containing a vitamin A and / or one or two or more of its derivatives selected from 3,4-didehydro body and retinol palmitate of all -trans- retinal. ビタミンAおよび/またはその誘導体が、オール−trans−レチノール、オール−trans−レチノイン酸、オール−trans−レチナール、オール−trans−レチノールの3デヒドロ体、オール−trans−レチノールの3,4ジデヒドロ体、オール−trans−レチノイン酸の3デヒドロ体、オール−trans−レチノイン酸の3,4ジデヒドロ体、オール−trans−レチナールの3デヒドロ体、オール−trans−レチナールの3,4ジデヒドロ体またはパルミチン酸レチノールである請求項第1項記載の皮膚外用剤。 Vitamin A and / or derivatives thereof are all-trans-retinol, all-trans-retinoic acid, all-trans-retinal, all-trans-retinol 3-dehydro, all-trans-retinol 3,4-didehydro, All-trans-retinoic acid 3-dehydro, all-trans-retinoic acid 3,4-didehydro, all-trans-retinal 3-dehydro, all-trans-retinal 3,4-didehydro or retinol palmitate The topical skin preparation according to claim 1. ビタミンAおよび/またはその誘導体が、オール−trans−レチノール、オールーtrans−レチノイン酸またはパルミチン酸レチノールである請求項第1項または第2項記載の皮膚外用剤。The skin external preparation according to claim 1 or 2, wherein the vitamin A and / or a derivative thereof is all-trans-retinol, all-trans-retinoic acid or retinol palmitate . ビフィドバクテリウム属微生物が、ビフィドバクテリウム・ブレーベ YIT 4065(FERM BP−6223)である請求項第1項ないし第3項の何れかの項記載の皮膚外用剤。 The external preparation for skin according to any one of claims 1 to 3 , wherein the microorganism of the genus Bifidobacterium is Bifidobacterium breve YIT 4065 (FERM BP-6223) . ビフィドバクテリウム属微生物を大豆の豆乳に作用させて得られる発酵生成物が、前記発酵生成物に低級アルコールまたは多価アルコールを添加し、遠心分離またはろ過により高分子物質を除去されたものである請求項第1項ないし第4項の何れかの項記載の皮膚外用剤。 Fermentation products obtained by allowing Bifidobacterium microorganisms to act on soy milk of soybeans are obtained by adding a lower alcohol or a polyhydric alcohol to the fermentation products and removing a high molecular substance by centrifugation or filtration. The external preparation for skin according to any one of claims 1 to 4. 低級アルコールまたは多価アルコールが、エタノールまたは1,3−ブチレングリコールである請求項第5項記載の皮膚外用剤。The skin external preparation according to claim 5 , wherein the lower alcohol or polyhydric alcohol is ethanol or 1,3-butylene glycol . ヒト表皮細胞の代謝活性増加用である請求項第1項ないし第6項の何れかの項記載の皮膚外用剤。The external preparation for skin according to any one of claims 1 to 6, which is for increasing the metabolic activity of human epidermal cells. 化粧料である請求項第1項ないし第7項の何れかの項記載の皮膚外用剤。The skin external preparation according to any one of claims 1 to 7, which is a cosmetic.
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