JP4599780B2 - 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法 - Google Patents

含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4599780B2
JP4599780B2 JP2001277550A JP2001277550A JP4599780B2 JP 4599780 B2 JP4599780 B2 JP 4599780B2 JP 2001277550 A JP2001277550 A JP 2001277550A JP 2001277550 A JP2001277550 A JP 2001277550A JP 4599780 B2 JP4599780 B2 JP 4599780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
reaction
composite oxide
oxide
complex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001277550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003080076A (ja
Inventor
俊之 勝部
祐樹 松田
淳 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2001277550A priority Critical patent/JP4599780B2/ja
Priority to US10/242,688 priority patent/US6855662B2/en
Publication of JP2003080076A publication Critical patent/JP2003080076A/ja
Priority to US11/028,327 priority patent/US7098166B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4599780B2 publication Critical patent/JP4599780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/82Phosphates
    • B01J29/84Aluminophosphates containing other elements, e.g. metals, boron
    • B01J29/85Silicoaluminophosphates [SAPO compounds]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/064Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof containing iron group metals, noble metals or copper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/064Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof containing iron group metals, noble metals or copper
    • B01J29/072Iron group metals or copper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/82Phosphates
    • B01J29/83Aluminophosphates [APO compounds]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/09Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrolysis
    • C07C29/12Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrolysis of esters of mineral acids
    • C07C29/124Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrolysis of esters of mineral acids of halides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、含フッ素アルコール化合物の製造方法及び該製造方法に用いる触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】
撥水撥油性を有する含フッ素アルコール化合物の製造法としては、ハロゲン化アルキルを触媒上で処理してアルコールとする方法が提案されている (特表平4-506507号公報)。しかしながら、この方法は、400〜600 ℃という高温度の気相反応を利用するものであり、しかも転化率と選択率がともに低いという欠点がある。
【0003】
本発明者は上記欠点を本課題を解決すべく、鋭意検討を進めた結果、既に、ハロゲン化アルキルを、周期表の特定の元素、その元素のイオン、その元素を含む酸化物、水酸化物、塩類等を、特定の複合酸化物に担持させてなる触媒上で、比較的低温度で処理して高収率でアルコールを製造する方法を見出している (WO00/69557)。しかしながら、この方法においても、経時的な触媒活性については改善の余地があることがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、特殊な試薬や溶媒を用いることなく、比較的穏和な反応条件で、長時間にわたり高収率で含フッ素アルコール化合物を製造できる方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は触媒調製方法に改良を加えた結果、驚くべきことに、周期表の1B族、2B族、6A族、7A族又は8族に属する元素から選ばれた少なくとも一種の成分を、アンミン錯体としたのちに、このアンミン錯体をSi-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物に担持させることにより、再現性良く、触媒活性の高い、また触媒活性低下し難い触媒が得られることを見出した。また、本発明者は該触媒を用いることにより、特殊な試薬や溶媒を用いることなく、比較的穏和な反応条件で、比較的低い反応温度で、長時間にわたり高収率で含フッ素アルコール化合物を製造できることを見出した。本発明はこれら知見に基づき完成されたものである。
【0006】
即ち、本発明は、下記の含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコール化合物の製造方法を提供するものである。
項1 周期表の1B族、2B族、6A族、7A族又は8族に属する元素のアンミン錯体の少なくとも1種を、Si-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物に担持させてなる含フッ素アルコール化合物製造用触媒。
項2 複合酸化物がゼオライト構造を有する酸化物である項1に記載の触媒。
項3 アンミン錯体が、Cu、Ag、Ni、Co、Fe、HgまたはPdのアンミン錯体から選ばれた少なくとも一種である項1又は2に記載の触媒。
項4 項1〜3のいずれか一項に記載の触媒の存在下に、一般式 (I):
Rf-(CH2)nX (I)
(式中、Rfは、パーフルオロアルキル基又はポリフルオロアルキル基を示し、Xは、I、Br又はClを示す。nは、1〜5の整数である。) で表されるハロゲン化フッ素化合物と水を反応させることを特徴とする、一般式 (II):
Rf-(CH2)nOH (II)
(式中、Rf及びnは上記に同じ。) で表される含フッ素アルコール化合物の製造方法。
項5 含酸素ガス雰囲気中で式(I)で表されるハロゲン化フッ素化合物と水を反応させる項4に記載の製造方法。
項6 加圧下で反応を行う項4又は5に記載の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる含フッ素アルコール化合物製造用の触媒は、周期表の1B族、2B族、6A族、7A族又は8族に属する元素、該元素のイオン、該元素を含む酸化物、該元素を含む水酸化物及び該元素を含む塩類から選ばれた少なくとも一種の成分を、アンミン錯体とし、Si-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物に担持させたものである。
【0008】
これらの元素の内で、1B族に属する元素としては、Cu、Ag、Au等を例示でき、2B族に属する元素としては、Zn、Cd、Hg等を例示でき、6A族に属する元素としては、Cr、Mo、W等を例示でき、7A族に属する元素としては、Mn、Tc、Re等を例示でき、8族に属する元素としては、Ni、Co、Fe、Ru、Rh、Pd、Pt、Ir等を例示できる。これら元素の中でも、本発明ではCu、Ag、Ni、Co、Fe、Hg及びPdが好ましい。
【0009】
本発明では、これら元素をアンミン錯体として調製する他、これら元素のイオン、これら元素を含む酸化物、水酸化物、塩類等を、アンミン錯体として調製し、上記特定の複合酸化物に担持させてもよい。
【0010】
酸化物については、上記元素を含む酸化物であればよく、元素の価数に限定はない。又、水酸化物についても、上記元素を含む水酸化物であればよく、元素の価数に限定はない。イオンについても、上記元素のイオンであれば良く、その電荷数に限定なない。塩類としては、例えば、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩等を用いることができる。
【0011】
アンミン錯体とは、金属イオンの配位子にアンモニアを持つ錯体をいう。
【0012】
例えば[Cu(NH3)4]2+、[Ag(NH3)2] +、[Co(NH3)6] 2+、[Fe(NH3)6] 2+、[Ni(NH3)6] 2+、[Pd(NH3)4] 2+、[Hg(NH3)] 2+等が挙げられる。
【0013】
これらの対イオンは特に限定されず、例えば塩素イオンなどが挙げられる。
【0014】
アンミン錯体の製法については通常の方法を利用することができ、上記したような元素のハロゲン化物に乾燥したアンモニアを通ずるか、液体アンモニアで処理して得ることができる。一般に遷移金属では、塩類の水溶液をアンモニアで処理する(化学大辞典(共立出版社:1997/09/20縮刷版第36刷発行:第1巻p525参照)等の方法を用いる。例えば、0.01〜3モル%程度の上記金属の塩類の水溶液200〜400g程度に、30%程度のアンモニア水溶液0.1〜100g程度を加え、1〜10分程度、必要に応じて撹拌して、得ることができる。
【0015】
上記元素の酸化物や水酸化物を原料とするアンミン錯体についても、塩類を原料としてアンミン錯体を製造する場合と同様にして得ることができきる。
【0016】
元素を原料とするアンミン錯体については、常法に従って酸で処理して塩にした後、上記と同様にしてアンモニアで処理して得ることができる。
【0017】
本明細書ではこれらのアンミン錯体を経由して、担体に担持された金属元素成分を総称して「担持成分」ということがある。
【0018】
本発明の触媒では、上記した担持成分を担持するための担体として、Si-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物、及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物を用いる。
【0019】
この様な複合酸化物の具体例としては、シリカ・アルミナ、シリカ・アルミナ系合成ゼオライト、シリカ・アルミナ系天然ゼオライト、燐酸アルミニウム、燐酸アルミニウム系合成ゼオライト、Si-Al-P系合成ゼオライト (SAPO) 等を挙げることができる。
【0020】
Si-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物に、上記した担持成分を担持させた触媒を用いることによって、後述する含フッ素アルコール化合物の製造方法において、原料の転化率、目的物の選択率等を向上させることができる。これらの複合酸化物の内で、ゼオライト構造を有する酸化物を用いる場合には、特にアルコール選択率が高くなる。
【0021】
本発明で、上記したような担体に各元素のアンミン錯体を担持させる方法には特に制限はないが、例えば通常の含浸法を用いることができる。アンミン錯体溶液に浸漬するときの複合酸化物の形状は、粉末状、粒状、錠剤、ハニカム状などが挙げられ、特に制限されない。例えば、 Si-Al-P系の複合酸化物としてSAPO-11型ゼオライトを用いる場合には、ゼオライトをアンミン錯体水溶液中に浸漬して、該溶液をゼオライトに含浸させた後、乾燥し、必要に応じて焼成することによって、上記した担持成分を複合酸化物に担持させることができる。焼成する場合は、担体に付着または吸着した水の大部分を除去でき、又、揮発成分の一部または大部分を除去できるような条件であれば特に限定されずに、用いるアンミン錯体の種類に応じて、適宜設定することができる。例えば、雰囲気としては、空気中などの酸化雰囲気中で、或いは窒素、アルゴン、二酸化炭素などの存在下で、通常1〜10時間程度、好ましくは2〜3時間程度行うことができる。また、焼成温度は、通常100〜500℃程度、好ましくは200〜400℃程度とすればよい。
【0022】
担持成分は、焼成により最終的には、元素の価数に限定のない、酸化物又は、水酸化物、イオンとして担体上に存在している。
【0023】
上記担持成分を担持した複合酸化物からなる触媒において、触媒全体中の担持成分の比率は金属酸化物量として換算して1〜30 mass% 程度とすることが適当であり、5〜15 mass% 程度とすることが好ましい。
【0024】
本発明のようにアンミン錯体を使用することにより、担持成分を均一にSi-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物の表面に分散させることができ、しかもSi-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物の結晶構造を崩すことなく、比表面積の高い触媒を得ることができるため、高活性を再現性良く得ることができる。
【0025】
また、上記した担持成分は、一種単独又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
【0026】
本発明の触媒としては、上記した担持成分の内で、Cu、Ag、Ni、Co、Fe、Hg、Pd等の元素を含む触媒が特に好ましい。Cu、Ni等を含む担持成分を含む触媒については、目的物の選択率が高くなり、Agを含む担持成分を含む触媒については、比較的低温での反応が可能となり、Feを含む担持成分を用いた触媒については、良好な触媒活性を示すものとなる。
【0027】
次に、上記した触媒を用いて、含フッ素アルコール化合物を製造する方法について説明する。
【0028】
本発明方法では、上記した触媒の存在下に、一般式 (1):
Rf-(CH2)nX (I)
(式中、Rfは、パーフルオロアルキル基又はポリフルオロアルキル基を示し、Xは、I、Br又はClを示す。nは、1〜5の整数である。) で表されるハロゲン化フッ素化合物と水を反応させることによって、一般式 (II):
Rf-(CH2)nOH (II)
(式中、Rf及びnは上記に同じ。) で表される含フッ素アルコール化合物を製造することができる。
【0029】
上記一般式 (I) 及び(II)の化合物において、Rfで表されるパーフルオロアルキル基としては、炭素数1〜20の直鎖状または分岐鎖状のパーフルオロアルキル基を例示でき、具体例としては、CF3、C2F5、(n-又はイソ) C3F7、(n-又はイソ、sec-又はtert-) C4F9、CF3(CF2)m (mは4〜19の整数) 等を挙げることができる。
【0030】
上記一般式(I)及び(II)ポリフルオロアルキル基としては、HCF2(CF2)p (pは1〜19の整数) 等を例示でき、具体的には、HCF2CF2、HCF2CF2CF2CF2、HCF2CF2CF2CF2CF2CF2等を挙げることができる。
【0031】
一般式 (I) で表されるハロゲン化フッ素化合物と水との反応は、バッチ式または連続式で行うことができる。反応装置としては、特に制限はなく、固定床、流動床、移動床の反応器を備えた気相用の連続反応装置、またはバッチ式反応装置を使用することができる。
【0032】
気相連続反応によってハロゲン化フッ素化合物と水とを反応させる方法としては、例えば、本発明の触媒を充填したステンレス製反応管を加熱用電気炉にセットし、触媒層を反応温度まで昇温させ、原料及び水をプランジャーポンプ等を用いて一定の速度で気化器に導入し、気化したガスを空気等のキャリアーガスにより触媒層まで同伴させて反応させ、反応生成物を後段のトラップなどで回収すればよい。好ましい反応条件は、使用する触媒の種類により若干異なるが、反応温度は、120〜400 ℃程度、好ましくは150〜300 ℃程度とすればよい。反応は大気圧下又は加圧下で行うことができ、特に、加圧下、好ましくは0.2 MPa以上、より好ましくは0.3 MPa以上、さらに好ましくは0.4 MPa以上、特に0.5 MPa以上の圧力下で反応させる場合には、アルコール選択率が向上するために好ましい。ハロゲン化フッ素化合物と水とのモル比は、1 : 0.2〜200程度が好ましい。W/F (接触時間) は0.1〜10 g・sec/ml程度とすればよい。
【0033】
又、バッチ式で反応を行う場合には、例えば、オートクレーブ等の圧力容器に原料、水、触媒を仕込み、ヒーターにて反応温度まで昇温させ、撹拌下に一定時間反応させればよい。好ましい反応条件は、使用する触媒の種類により若干異なるが、反応温度は、120〜400 ℃程度、好ましくは150〜300 ℃程度とすればよい。又、ハロゲン化フッ素化合物と水とのモル比は、1 : 0.2〜200程度が好ましい。ハロゲン化フッ素化合物と触媒の重量比は、1 : 0.01〜1とすればよい。反応時間は1〜100時間程度とすればよい。
【0034】
反応雰囲気としては、窒素、ヘリウム、炭酸ガス等の不活性ガス雰囲気の他、例えば空気等の含酸素ガス中や、含酸素ガスを不活性ガスで希釈した雰囲気中で反応を行っても良い。特に、空気等の含酸素ガス中で反応させることにより、反応により生成したHXが速やかにX2に酸化されるので、容易にX2を回収できる。 回収したX2は、上記一般式 (I) : Rf-(CH2)nXで表される原料化合物の製造工程において原料として用いることができる。特に、生成するX2が、I2の場合には、従来、ヨウ素イオンを含む廃液からヨウ素を回収する際に必要とされている塩素による酸化工程などの煩雑で環境上好ましくない処理を行うこと無く、ヨウ素を回収できる点で有利である。この様にして回収されるヨウ素は、極めて重要な資源であり、精留、昇華などの方法により回収して、本発明方法の原料化合物であるハロゲン化フッ素化合物の製造原料として用いることができる。
【0035】
連続反応においては、反応原料、水とともに空気等の含酸素ガスを同伴させることにより、触媒活性の劣化を防止できる。この場合には、酸素量は、ハロゲン化フッ素化合物1モルに対して、1/4モル程度以上とすることが好ましい。
【0036】
【発明の効果】
本発明の製造方法によれば、特定の触媒の存在下に、水とハロゲン化フッ素化合物とを反応させることによって、比較的低い反応温度で、長時間にわたり高収率で含フッ素アルコール化合物を製造することができる。
【0037】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
触媒調製
(調製例1)
純水250 gにCuSO4・5H2O 50 gを溶解させ、30 %アンモニア水溶液50 gを加え濃青色の銅アンミン錯体水溶液を得た。この銅アンミン錯体水溶液に、市販のSi-Al-P系ゼオライト (SAPO-11) 50 gを入れて、ゼオライト中に銅アンミン錯体水溶液を含浸させた。脱気を目的に30分間減圧とし、さらに室温にて10時間静置後、この水溶液を濾過した。さらに同量の新しい銅アンミン錯体水溶液にてこの操作を繰り返した。この水溶液を濾過後、100℃で3時間真空乾燥を行った。
【0038】
さらにマッフル炉にて300 ℃で空気中で3時間焼成して、下記実施例における反応に供した。焼成後の触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0039】
(調製例2)
CuSO4・5H2O 50 gの代わりにCuCl2・2H2O 34 gを用いた以外は調製例1と同様の操作を行い、触媒を得た。触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0040】
(調製例3)
CuSO4・5H2O 50 gの代わりにCu(CH3COO)2・H2O 40 gを用いた以外は調製例1と同様の操作を行い、触媒を得た。触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0041】
(調製例4)
純水300 gにCuSO4・5H2O 50 gを溶解させ、硫酸銅水溶液を得た。硫酸銅水溶液に、市販のSi-Al-P系ゼオライト (SAPO-11) 50 gを入れて、ゼオライト中に硫酸銅水溶液を含浸させた。脱気を目的に30分間減圧とし、さらに室温にて10時間静置後、この水溶液を濾過した。さらに同量の新しい硫酸銅水溶液にてこの操作を繰り返した。この水溶液を濾過後、100℃で3時間真空乾燥を行った。
【0042】
さらにマッフル炉にて300 ℃で空気中で3時間焼成して、下記実施例における反応に供した。焼成後の触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0043】
(調製例5)
CuSO4・5H2O 50 gの代わりにCuCl2・2H2O 34 gを用いた以外は調製例4と同様の操作を行い、触媒を得た。触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0044】
(調製例6)
CuSO4・5H2O 50 gの代わりにCu(CH3COO)2・H2O 40 gを用いた以外は調製例4と同様の操作を行い、触媒を得た。触媒中には、銅化合物がCuO換算で6 mass%担持されていた。
【0045】
実施例 1
内径10 mm、長さ250 mmのステンレス製反応管に調製例1の触媒を10 g充填し、ヒーターにて280 ℃に昇温させた。CF3CF2(CF2CF2) 3CH2CH2Iと水をそれぞれ2.5 g/hrと12 g/hrの速度でプランジャー型ポンプにより気化器 (予備加熱相) に供給して気化させ、キャリアーガスとして空気を35 ml/minで供給して、気化したガスを同伴させて触媒上に供給して、触媒上で接触反応させた。反応管出口にに取り付けた氷トラップ、およびドライアイス/メタノールトラップにて反応物を回収し、GC分析 (ガスクロマトグラフィー分析) を行った。反応開始後1時間では、転化率 99%、選択率97 %で含フッ素アルコール (CF3CF2(CF2CF2) 3CH2CH2OH) が生成しており、反応開始後10時間では、転化率99%、選択率98%で含フッ素アルコールが生成しており、反応開始後1000時間では、転化率 99%、選択率 97%で含フッ素アルコールが生成していた。
【0046】
実施例 2 3
上記調製例2〜3の触媒を用い、実施例1と同様の方法により反応を行った。分析結果を下表1に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0004599780
【0048】
比較例 1 3
上記調製例4〜6の触媒を用い、実施例1と同様の方法により反応を行った。分析結果を下表2に示す。
【0049】
【表2】
Figure 0004599780
【0050】
実施例 4
実施例1の方法において、反応を加圧下 (0.3 MPa) で行った。分析結果を下表3に示す。
【0051】
【表3】
Figure 0004599780

Claims (6)

  1. 周期表の1B族、2B族、6A族、7A族又は8族に属する元素のアンミン錯体の少なくとも1種を、Si-Al系複合酸化物、Al-P系複合酸化物及びSi-Al-P系複合酸化物から選ばれた少なくとも一種の複合酸化物に担持させてなる含フッ素アルコール化合物製造用触媒。
  2. 複合酸化物がゼオライト構造を有する酸化物である請求項1に記載の触媒。
  3. アンミン錯体が、Cu、Ag、Ni、Co、Fe、HgまたはPdのアンミン錯体から選ばれた少なくとも一種である請求項1又は2に記載の触媒。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の触媒の存在下に、一般式 (I):
    Rf-(CH2)nX (I)
    (式中、Rfは、パーフルオロアルキル基又はポリフルオロアルキル基を示し、Xは、I、Br又はClを示す。nは、1〜5の整数である。) で表されるハロゲン化フッ素化合物と水を反応させることを特徴とする、一般式 (II):
    Rf-(CH2)nOH (II)
    (式中、Rf及びnは上記に同じ。) で表される含フッ素アルコール化合物の製造方法。
  5. 含酸素ガス雰囲気中で式(I)で表されるハロゲン化フッ素化合物と水を反応させる請求項4に記載の製造方法。
  6. 加圧下で反応を行う請求項4又は5に記載の製造方法。
JP2001277550A 2001-09-13 2001-09-13 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法 Expired - Fee Related JP4599780B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277550A JP4599780B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法
US10/242,688 US6855662B2 (en) 2001-09-13 2002-09-13 Catalyst for preparing fluorine-containing alcohol compound and a process for preparation of fluorine-containing alcohol compound
US11/028,327 US7098166B2 (en) 2001-09-13 2005-01-04 Catalyst for preparing fluorine-containing alcohol compound and a process for preparation of fluorine-containing alcohol compound

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277550A JP4599780B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003080076A JP2003080076A (ja) 2003-03-18
JP4599780B2 true JP4599780B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=19102060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001277550A Expired - Fee Related JP4599780B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6855662B2 (ja)
JP (1) JP4599780B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6664430B1 (en) * 1999-05-12 2003-12-16 Daikin Industries, Ltd. Catalysts for the preparation of fluorinated alcohols and process for the preparation of fluorinated alcohols
CN110064415B (zh) * 2018-01-23 2021-11-30 中国石油天然气股份有限公司 一种半再生重整催化剂及其制备方法
CN110760722A (zh) * 2019-11-13 2020-02-07 中国兵器科学研究院宁波分院 一种Si-Al合金封装材料及其制备方法
CN111250155B (zh) * 2020-03-03 2021-09-24 清华大学 具有双活性中心的分子筛催化剂及其制备和应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279338A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Tokuyama Sekiyu Kagaku Kk 不飽和アルコールの製造方法
JPH04506507A (ja) * 1990-02-02 1992-11-12 ローディア シミ アルカリ金属又はアルカリ土類金属を含む化合物、この化合物を含む触媒、この触媒を用いた変換および特に加溶媒分解方法
JP2000079345A (ja) * 1998-05-07 2000-03-21 Daikin Ind Ltd フッ素化合物の製造方法
WO2000069557A1 (fr) * 1999-05-12 2000-11-23 Daikin Industries, Ltd. Catalyseurs pour la preparation d'alcools fluores et procede de preparation d'alcools fluores
JP2000327607A (ja) * 1999-03-15 2000-11-28 Daikin Ind Ltd フッ素アルコールの製造法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4001309A (en) * 1973-04-16 1977-01-04 Asahi Glass Co., Ltd. Method of preparing polyfluoroalkyl group containing compounds
US4309310A (en) * 1980-03-31 1982-01-05 Standard Oil Company Catalytic composition for allylic oxidation of olefins
GR75196B (ja) * 1980-05-03 1984-07-13 Basf Ag
CA1238627A (en) * 1984-01-27 1988-06-28 Koichi Hirai Process for producing ethylene glycol, catalyst composition therefor and process for producing the catalyst composition
DE3939535A1 (de) * 1989-11-30 1991-06-06 Bayer Ag Verfahren zur herstellung teilfluorierter alkohole
US5268512A (en) * 1990-04-17 1993-12-07 Nkk Corporation Catalyst and process for producing phenol
DE4016329C1 (ja) * 1990-05-21 1991-07-11 Chemische Fabrik Pfersee Gmbh, 8901 Langweid, De
US6048952A (en) * 1991-07-10 2000-04-11 3M Innovative Properties Company Perfluoroalkyl halides and derivatives
US5852148A (en) * 1991-07-10 1998-12-22 Minnesota Mining & Manufacturing Company Perfluoroalkyl halides and derivatives
AU5382796A (en) * 1995-04-03 1996-10-23 Massachusetts Institute Of Technology Composition and method for producing hexagonally-packed meso porous metal oxide
DE19512615A1 (de) * 1995-04-05 1996-10-10 Bayer Ag Platinmetall enthaltende Träger-Katalysatoren und Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten
DE19512618A1 (de) * 1995-04-05 1996-10-10 Bayer Ag Platinmetall enthaltende Träger-Katalysatoren und Verfahren zur Herstellung von Diarylcarbonaten
TW325461B (en) * 1995-09-11 1998-01-21 Air Prod & Chem Ammoxidation of alkanes and alkenes
US5962546A (en) * 1996-03-26 1999-10-05 3M Innovative Properties Company Cationically polymerizable compositions capable of being coated by electrostatic assistance
DE19735794A1 (de) * 1997-08-18 1999-02-25 Bayer Ag Neuer Cobalt-Träger-Katalysator, dessen Herstellung sowie seine Verwendung zur Polymerisation ungesättigter Verbindungen
GB9807131D0 (en) * 1998-04-03 1998-06-03 Ici Plc Copper-containing materials
EP0999182B1 (fr) * 1998-11-02 2003-05-14 Institut Francais Du Petrole Procédé de préparation d'une zéolithe de type structural EUO à l'aide de germes de matériaux zéolitiques et son utilisation comme catalyseur d'isomérisation des aromatiques à huit atomes de carbone
ZA997664B (en) * 1998-12-23 2001-06-14 Inst Francais Du Petrole Euo zeolite comprising crystals and aggregates of crystals with specific granulometrys and its use as a catalyst in the isomerisation of C8 aromatic compounds.
US6187969B1 (en) * 1999-03-15 2001-02-13 Daikin Industries, Ltd. Process for producing fluoroalcohol
US6649083B1 (en) * 1999-08-12 2003-11-18 Board Of Trustees Of Michigan State University Combined porous organic and inorganic oxide materials prepared by non-ionic surfactant templating route
FR2798923B1 (fr) * 1999-09-29 2001-12-14 Inst Francais Du Petrole Procede de preparation d'une zeolithe de type structural mtt utilisant des precurseurs specifiques du structurant
US6528034B1 (en) * 1999-11-09 2003-03-04 Board Of Trustees Of Michigan State University Ultra-stable lamellar mesoporous silica compositions and process for the prepration thereof
US6194591B1 (en) * 2000-04-27 2001-02-27 Arco Chemical Technology, L.P. Aqueous epoxidation process using modified titanium zeolite
US6566569B1 (en) * 2000-06-23 2003-05-20 Chevron U.S.A. Inc. Conversion of refinery C5 paraffins into C4 and C6 paraffins
US6753380B2 (en) * 2001-03-09 2004-06-22 3M Innovative Properties Company Water-and oil-repellency imparting ester oligomers comprising perfluoroalkyl moieties
WO2002082185A1 (en) * 2001-04-05 2002-10-17 Arch Specialty Chemicals, Inc. Perfluoroalkylsulfonic acid compounds for photoresists

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04506507A (ja) * 1990-02-02 1992-11-12 ローディア シミ アルカリ金属又はアルカリ土類金属を含む化合物、この化合物を含む触媒、この触媒を用いた変換および特に加溶媒分解方法
JPH03279338A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Tokuyama Sekiyu Kagaku Kk 不飽和アルコールの製造方法
JP2000079345A (ja) * 1998-05-07 2000-03-21 Daikin Ind Ltd フッ素化合物の製造方法
JP2000327607A (ja) * 1999-03-15 2000-11-28 Daikin Ind Ltd フッ素アルコールの製造法
WO2000069557A1 (fr) * 1999-05-12 2000-11-23 Daikin Industries, Ltd. Catalyseurs pour la preparation d'alcools fluores et procede de preparation d'alcools fluores

Also Published As

Publication number Publication date
US20030100804A1 (en) 2003-05-29
US6855662B2 (en) 2005-02-15
US20050119511A1 (en) 2005-06-02
US7098166B2 (en) 2006-08-29
JP2003080076A (ja) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6045938B2 (ja) シュウ酸ジエステルの水素添加触媒の製造法
JP4599780B2 (ja) 含フッ素アルコール化合物の製造用触媒及び含フッ素アルコールの製造方法
JP2005523817A (ja) 複合金属酸化物を含む部分酸化反応用触媒の製造方法
JPH047037A (ja) メタクリル酸製造用触媒の調製法
JPH03238052A (ja) メタクリル酸製造用触媒の調製法
JP4525884B2 (ja) 含フッ素アルコール化合物製造用触媒及び含フッ素アルコール化合物の製造方法
KR101858278B1 (ko) 슈도이오논의 제조 방법
JP2510959B2 (ja) エチレンオキシドの製造方法
KR950010785B1 (ko) 시클로헥산올 및 시클로헥산온의 제조방법과 그에 사용되는 촉매
JP3672367B2 (ja) アンモニア合成触媒およびその製造法
JP3773293B2 (ja) アンモニア合成触媒の製造法
JP2000247912A (ja) ヘプタフルオロシクロペンタンの製造方法
JPS60224652A (ja) 3−メチル−2−ブテン−1−ア−ルの製造方法
JP4497459B2 (ja) メタクリル酸エステルの製造方法
JP4014287B2 (ja) 3−アシロキシシクロヘキセンの製造方法
JP3413235B2 (ja) 合成ガスの製造方法
JP2002102706A (ja) メタクリル酸製造用触媒の再活性化方法
JPH06157416A (ja) グリオキシル酸エステルの製造方法
JP4304398B2 (ja) 2−パーフルオロアルキルエチルアルコールと水の分液・分離方法
JPH06157399A (ja) グリオキシル酸の製造方法
JPH07103064B2 (ja) 3−アルキルブテン−1−ア−ルの製法
JP2000191582A (ja) メタクリル酸の製造方法
JP4136318B2 (ja) 1,3−ジフルオロアセトンの製造方法
JP2005539078A (ja) 光学的に純粋な(S)−β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンの連続製造方法
JPS5829735A (ja) ベンズアルデヒド類の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4599780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees