JP4566640B2 - 被覆材固定補助材 - Google Patents

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Description

この発明は、ドレッシング材、ガーゼ、包帯など、創面を覆うためのもの(以下、被覆材という)を肌に固定する際に用いる被覆材固定補助材に関し、特に、創面の湿潤環境を維持しながら創傷治療を行う場合に好適なものに関する。
近年、創傷部位からの滲出液に含まれた成分を積極的に利用することにより創傷治癒を促進する治療方法(所謂、保存的療法、閉鎖療法など)が行われている。このような治療方法では、滲出液により創面の湿潤環境を保つ必要がある。そこで、医療現場では、フィルム等のドレッシング材など、滲出液を透さない被覆材で創面を直接覆い、滲出液が被覆面外へ漏洩しないように被覆材の全周にサージカルテープを貼り付けることにより、創面の湿潤環境を保つことが行われている。
しかしながら、創傷の状態や創面の大きさによっては滲出液の量が多くなることもある。上記のように被覆材を固定する場合、滲出液の量が多くなると、創面と被覆材の僅かな隙間に滲出液が充満し、前記の隙間内に溜まった滲出液が高圧になる。このため、創面が滲出液で不必要に圧迫され、治癒面の陥没を招くことがあった。また、滲出液がサージカルテープの粘着面に浸入し易くなるので、滲出液が被覆面外へ漏れ出てしまうことが多く、頻繁に貼り直しを行う必要があった。さらに、漏れ出た滲出液で着衣やシーツ等を汚すことがあり、患者に不快感を与えることもあった。
そこで、この発明の課題は、創傷治療に際して、被覆材を創面の形態に応じて固定することが容易になり、滲出液の漏洩を防ぐと共に、創面の圧迫を防ぐ被覆材固定補助材を提供することにある。
上記の課題を解決するため、この発明は、被覆材固定補助材を、テープ状またはシート状に形成した吸収性基材部と、この吸収性基材部の少なくとも一方の面に肌との粘着性を有する粘着材を塗布した貼付部とを備え、この貼付部で肌に固定した状態で、前記吸収性基材部が創面の過剰な滲出液を吸収する構成とした。
上記構成の被覆材固定補助材は、テープ状またはシート状に形成した吸収性基材部と、この吸収性基材部の少なくとも一方の面に肌との粘着性を有する粘着材を塗布した貼付部とを備えるので、創面の形や大きさに合わせて切り取り、肌に貼り付けることが容易に行える。ここで、上記被覆材固定補助材を創面付近の肌に貼り付けると、滲出液が過剰な場合、前記吸収性基材部が滲出液を吸収するので、滲出液が被覆面から漏洩することが防止されると共に、創面の圧迫が防止される。
以上に述べたように、この発明によれば、創傷治療に際して、被覆材を創面の形態に応じて固定することが容易になり、滲出液の漏洩を防ぐと共に、創面の圧迫を防ぐ被覆材固定補助材を提供することができる。
この発明の第1実施形態を図1から図4に基いて説明する。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る被覆材固定補助材1は、テープ状に形成した吸収性基材部2と、この吸収性基材部2の一方の面に肌との粘着性を有する粘着材を塗布した貼付部3と、他方の面に被覆材Cとの粘着性を有する粘着材を塗布した被覆材固定部4とを備え、ロールテープ状に巻回されたものである。吸収性基材部2には、切取線5が定間隔で形成されている。貼付部3及び被覆材固定部4は、離形紙6で覆われている。被覆材固定補助材1は、一方の面を貼付部3の粘着力により肌に貼り付けた状態で、吸収性基材部2が創面の過剰な滲出液を吸収するようになっている。
吸収性基材部2は、水不溶性の化学繊維と高吸水性樹脂とを含むエアレイド不織布を用いて形成されている。ここで、エアレイド不織布とは、空気中に原料パルプ繊維や短繊維を均一に解繊し、回転式多孔シリンダーまたは移動式スクリーンなどに繊維を沈着させると共に、接着剤を噴霧して繊維間接着を行った不織布をいい、例えば、DAN−WEB法や本州法などで製造されたものである。エアレイド不織布は繊維間接着が行われているため、被覆材固定補助材1は、切取線5で切り出した際に高吸水性樹脂粉末やフラッフパルプなどが脱落し難くなる。
なお、吸収性基材部2の吸水量は、500g/m2以上5000g/m2未満であることが好ましい。吸収性基材部2の吸水量が500g/m2未満の場合、吸収性能が不足するので、滲出液が漏れ易く、また、創面が圧迫され易い。5000g/m2以上だと吸収力が強すぎるので、創面が乾燥し過ぎることもあり得る。
上記吸水量は、以下の測定方法による値である。
(1)65mm×100mmの試験片を、径0.4mmの銅線を用いて製した径50.0mm、深さ80.0mm、線と線との距離20mmで、重さ3.0gの試験かごの中に入れ、水温24℃〜26℃の水面上12mmの高さから上記のかごを横にし、深さ200mmの0.9%生理食塩水中に静かに落とす。
(2)沈降したかごを水底に3分間放置した後、横にして生理食塩水中から静かに取り出し、10号ふるいの金網上に1分間横において生理食塩水を滴下させ、重量を測定する。
(3)上記(2)で得た測定値からかごのみの空試験値及び試験片重量を減じた数値を、測定面積m2に換算した値を吸収量とする。
また、吸収性基材部2には、滲出液の吸収性・保持性を高めるため、高吸水性樹脂を含めることが好ましい。ここで、高吸水性樹脂とは、液体を素早く吸収・膨潤し、ゲル化するものである。例えば、ポリアクリル酸系、澱粉系、カルボキシルメチルセルロース系、ポリビニルアルコール系、ポリエチレンオキサイド系の、所謂、高吸収性樹脂(SAP)やアルギン酸やデキストランなどの高い吸水性を有する天然多糖類等を粉末状、粒状、または繊維状にしたものを用いることができる。
吸収性基材部2は、エアレイド不織布のみから形成することもできる。この場合、エアレイド不織布には、吸水性に優れたエアレイドパルプを用いることが好ましい。しかし、エアレイドパルプは滲出液を吸収すると、パルプ繊維間の水素結合が解かれるため、強度が低下する。また、上記のように、高吸水性樹脂を含めた場合、ゲル化に伴いエアレイドパルプ内で樹脂が膨張するため、繊維間の結合が損なわれ、特にエアレイドパルプの強度低下が大きくなる。
そこで、吸収性基材部2を形成するエアレイド不織布には、湿潤強度を維持できるように水不溶性の化学繊維を含めている。化学繊維には、例えば、ナイロン6やナイロン66(登録商標)といったポリアミド、ポリエチレンテレフタレートといったポリエステル、或はポリエチレンやポリプロピレンなどの合成繊維、および、ビスコースレーヨン、溶剤紡糸レーヨンなどの再生繊維を用いることができ、特に、少なくとも5mm以上の繊維長を有するもの、湿潤時における強度低下の少ないものを用いることが好ましい。
また、エアレイド不織布には、バインダー繊維を含めたものを用いることもできる。ここで、バインダー繊維とは、温度変化に伴い溶融・凝固の状態変化を示すことにより接着力を発現する繊維のことをいい、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系などの低融点樹脂やポリオレフィン系樹脂等から単独で構成される全融性の繊維、並びに、融点に差を有する2樹脂(ポリエチレン樹脂/ポリプロピレン樹脂、低融点ポリエステル系樹脂/ポリプロピレン樹脂など)からなる芯鞘型の複合繊維及びサイドバイサイド型の複合繊維などが挙げられる。
上記のように、吸収性基材部2は、特に、エアレイド不織布から形成することが好ましいが、多孔質フィルム、スポンジなどの多孔質フォーム、織物、編物、および、これらの積層体、並びに、脱脂綿を不織布などのシート材で挟んで形成された積層体などから形成することもできる。
上記のような素材(特に、シート形状の素材)は、厚みが増すと強張り易くなる。そこで、シート形状の素材から吸収性基材部2を形成する場合、シート形状の素材にパーフォレイト加工を施すことが好ましい。ここで、パーフォレイト加工とは、シート形状の素材に多数の孔をあける加工のことをいう。これにより、吸収性基材部2は、柔らかさやフレキシビリティが良好になるので、肌面に沿い易くなる。また、吸収性基材部2は、多数の孔または切込みによって滲出液をより吸収し易くなるので、滲出液の吸収が始まると、その吸水速度が大きくなる。
吸収性基材部2は、滲出液を吸収した後に強度低下を生じるので、崩壊や分解により、被覆材Cが使用中に被覆材固定補助材1から剥離すること、また使用後に被覆材固定補助材1を肌から剥すときに剥し残りが生じることを防止するため、湿潤強度が0.5(kg/100mm)以上であることが好ましく、1.0(kg/100mm)以上であることが特に好ましい。
上記湿潤強度は、オートグラフ(インストロン製4204型)を用い、その試験条件をJISL1085「不織布しん地試験方法」の「6.5引張強さ及び伸び率」を準用して求める。
なお、吸収性基材部2の湿潤強度は、「6.5.2 b」の手順中、2)の「水」を「0.9%生理食塩水」に変更して試験した場合において、0.5(kg/100mm)以上であることが好ましく、1.0(kg/100mm)以上であることが特に好ましい。
また、吸収性基材部2は、適度なフレキシビリティや吸収性を付与するため、5mm以下の厚さであることが好ましく、より優れたフレキシビリティや吸収性を付与するため、0.5mm以上1.5mm以下の厚さであることが特に好ましい。
吸収性基材部2の一方の面には、貼付部3が、肌との粘着性を有する粘着材を塗布することにより形成されている。貼付部3は、肌との粘着強力を最大限確保するため、一方の面の全面に形成することが好ましいが、例えば、貼付部3用の粘着材を半面のみにベタ塗りしたり、格子模様状、ドット模様状に散布したりすることにより、一方の面に部分的に形成してもよい。
貼付部3用の粘着材には、タック力により被覆材固定補助材1を皮膚へ固定することができると共に、使用後、被覆材固定補助材1を肌から剥離することができる、所謂、再剥離タイプのものを用いる。好ましくは、皮膚への刺激性が可及的に小さいのものを用いるとよい。このような要求を満たす貼付部3用の粘着材としては、例えば、アクリル系やシリコーン系、天然ゴム系、合成ゴム系の各粘着材や、ゼラチン、アルギン酸、トラガントゴム等の天然ポリマー系や、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースの半合成ポリマー系、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウムなどの合成ポリマー系の各ヒドロゲル粘着材がある。
一方、吸収性基材部2の他方の面には、被覆材固定部4が、被覆材Cとの粘着性を有する粘着材を塗布することにより形成されている。被覆材固定部4は、他方の面の全面に形成してもよい。被覆材固定部4を形成する場合、吸収性基材部2における吸収に有効な表面積を最大限確保することが好ましい。具体的には、吸収性基材部2の吸収性能が低下しないように、被覆材固定部4は、被覆材固定部4用の粘着材を半面のみにベタ塗りしたり、格子模様状、ドット模様状に散布したりすることにより、他方の面に部分的に形成するとよい。
被覆材固定部4用の粘着材には、被覆材固定補助材1と被覆材Cを強固に接着する、所謂、永久タイプの粘着材を用いることができる。このような永久タイプの粘着材としては、例えば、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系、アクリル以外のビニル系、ウレタン系の各粘着材がある。無論、被覆材固定用の粘着材には、貼付部3用の粘着材と同様の再剥離タイプのものを用いることもできる。
なお、貼付部3用の粘着材および被覆材固定部4用の粘着材は、溶剤型、ラテックス型、ホットメルト型、エマルジョン型、水溶型の何れのタイプでもよく、周知の方法で吸収性基材部2に塗布するとよい。
切取線5は、被覆材固定補助材1の幅方向に一定間隔で形成されている。切取線5は、吸収性基材部2にミシン目やエンボス加工を施すことにより、直線状または曲線状に形成するとよい。これにより、被覆材固定補助材1は、引き裂き強度が低下するため、創面の形や大きさに合わせて切り出し易くなる。なお、切取線5は、吸収性基材部2と離形紙6に亘って形成することが好ましい。
上述のように構成された被覆材固定補助材1の使用方法の一例を説明する。
先ず、被覆材固定補助材1をロール端から引き出して切取線5で適当に切り出す。次に、離形紙6を剥してから、図3、図4に示すように、貼付部3が設けられた面を肌に貼り付け、被覆材固定補助材1の切り出し片で創面Sを囲むようにする。最後に、創面Sを覆い、かつ、被覆材固定補助材1に被さるように切り出した被覆材Cを被覆材固定部4に重ね、軽く手で押し付けると、被覆材Cの固定が完了する。なお、前記の切り出し片で創面Sの全周を囲む必要はない。例えば、創面Sが比較的小さい場合には、創面Sを挟むように対向配置で貼り付けることも可能である。この場合、被覆材Cの周囲のうち、被覆材固定部4と重なる部分以外をサージカルテープ等で肌に固定する。
上述のように、被覆材固定補助材1を使用すれば、被覆材の固定と被覆面の閉塞を簡単に行うことができる。また、吸収性基材部2が滲出液を吸収するため、滲出液が被覆面外へ漏洩することも防止できる。また、被覆材Cが被覆材固定補助材1によって創面Sから浮かされるので、創面Sが圧迫され難くなる。
なお、被覆材固定補助材1では、被覆材固定部4を省略することもできる。この場合、被覆材Cを吸収性基材部2の他方の面に重ね、サージカルテープ等で肌に固定するように使用する。
この発明では、吸収性基材部をシート状に形成することもできる。その一例として、この発明の第2実施形態を図5(a)から図7に基いて説明する。なお、以下においては、第1実施形態との相違点のみを説明する。図5(a)、(b)および図6に示すように、被覆材固定補助材11は、シート状の吸収性基材部12と、一方の面に部分的に形成された貼付部13とを備え、切取線15を縦横それぞれにおいて定間隔で形成したものである。なお、被覆材固定補助材11では、第1実施形態と同様、貼付部13を、吸収性基材部12の全面に形成することができ、また、切取線15を、縦又は横の一方向にのみ形成することもできる。
被覆材固定補助材11は、被覆材固定部を具備しないものである。そこで、被覆材固定補助材11を使用する場合には、図7に示すように、吸収性基材部12の他方の面に被覆材Cを重ねた後、被覆材Cの周囲をサージカルテープT等で肌に固定する。
無論、この発明では、シート状の吸収性基材部に被覆材固定部を形成することもできる。その一例として、この発明の第3実施形態を図8、図9に基づいて説明する。図8、図9に示すように、被覆材固定補助材21は、幅広なシート状の吸収性基材部22と、貼付部23と、被覆材固定部24とを備え、ロールシート状に巻回されたものである。貼付部23は、両面に離形性を有する離形紙26で覆われている。
被覆材固定補助材21では、離形紙26が外面側となるように巻回されており、被覆材固定部24側の離形紙が省略されている。このため、被覆材固定補助材21は、使用の際に離形紙を剥す手間が少なくなり、貼り付け作業を短時間で済ますことができる。また、被覆材固定補助材21では、被覆材固定部24側の離形紙を省略できる分、製造ラインの簡略化と部材数の削減が可能になる。なお、被覆材固定補助材21では、被覆材固定部24側に離形紙を設け、貼付部23側の離形紙を省略することもできる。また、被覆材固定補助材21は、ロールシート状に巻回せずに、図5に示したように単なるシート状とすることができる。この場合には、貼付部23と被覆材固定部24の両側を離形紙で覆う。
なお、この発明では、離形紙を用いることなく、被覆材固定補助材をロール状に巻回することもできる。その一例として、この発明の第4実施形態を図10、図11に基づいて説明する。図10、図11に示すように、被覆材固定補助材31は、幅広なテープ状の吸収性基材部32と、貼付部33とを備え、ロールテープ状に巻回されたものである。被覆材固定補助材31では、吸収性基材部32の他方の面に離形性が付与されており、他方の面が外面側となるように巻回されている。これにより、被覆材固定補助材31は、貼り付け作業をより短時間で済ますことが可能になり、より低コストで製造することができる。
第1実施形態に係る被覆材固定補助材の全体斜視図。 図1のII−II線の拡大断面図。 図1の被覆材固定補助材の使用状態図。 図3のIV−IV線の拡大断面図。 (a)第2実施形態に係る被覆材固定補助材の平面図、(b)(a)の裏面図。 図5(a)のVI−VI線の拡大断面図。 図5の被覆材固定補助材の使用状態を断面表示した拡大図。 第3実施形態に係る被覆材固定補助材の全体斜視図。 図8のIX−IX線の部分拡大断面図。 第4実施形態に係る被覆材固定補助材の全体斜視図。 図10のXI−XI線の部分拡大断面図。
符号の説明
1、11、21、31 被覆材固定補助材
2、12、22、32 吸収性基材部
3、13、23、33 貼付部
4、24 被覆材固定部
5、15、25、35 切取線
6、16、26 離形紙
C 被覆材

Claims (6)

  1. テープ状またはシート状に形成した吸収性基材部と、この吸収性基材部の少なくとも一方の面に肌との粘着性を有する粘着材を塗布した貼付部とを備え、この貼付部で肌に固定した状態で、創面を覆い、かつ前記吸収性基材部の他方の面側から重なるように周囲を固定された被覆材を創面から浮かし、滲出液による創面の湿潤環境が保たれるように前記吸収性基材部が過剰な滲出液を吸収する被覆材固定補助材。
  2. 前記吸収性基材部の他方の面に、被覆材との粘着性を有する粘着材を塗布した被覆材固定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の被覆材固定補助材。
  3. 前記吸収性基材部の吸水量が、500g/m2以上5000g/m2未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の被覆材固定補助材。
  4. オートグラフ(インストロン製4204型)を用い、その試験条件をJISL1085「不織布しん地試験方法」の「6.5.2」により湿潤時の引張強さ(以下、湿潤強度という)を準用して求めた場合において、前記吸収性基材部の湿潤強度が、0.5(kg/100mm)以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の被覆材固定補助材。
  5. 前記吸収性基材部に高吸水性樹脂を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の被覆材固定補助材。
  6. 前記吸収性基材部に、切取線を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の被覆材固定補助材。
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