JP4514361B2 - Chip antenna and its characteristic adjustment method - Google Patents
Chip antenna and its characteristic adjustment method Download PDFInfo
- Publication number
- JP4514361B2 JP4514361B2 JP2001138648A JP2001138648A JP4514361B2 JP 4514361 B2 JP4514361 B2 JP 4514361B2 JP 2001138648 A JP2001138648 A JP 2001138648A JP 2001138648 A JP2001138648 A JP 2001138648A JP 4514361 B2 JP4514361 B2 JP 4514361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- chip
- terminal
- conductor
- terminals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Support Of Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客仕様に応じてその共振周波数を適応的に設定可能なチップアンテナとその特性調整方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
近時、各種情報通信機器に内蔵するアンテナとして、平板状の導体またはミアンダ状に蛇行した導体からなるアンテナ導体を、誘電体チップに埋め込んだ、または誘電体チップの表面に積層したチップアンテナが注目されている。この種のチップアンテナは、例えば高さ2mm、幅4mm、長さ10mm程度の外形寸法を有するものとして実現され、印刷配線回路基板等に実装して使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでチップアンテナは、携帯電話機等の無線装置に実装したとき、所定の共振周波数を持つことが必要なので、実装する装置毎に要求されるアンテナ仕様が異なる。特にその共振周波数は客先での用途に合わせてチューニングされる。しかしながら客先の様々な要求に応じてアンテナ導体のパターンを設計し直すには多大な経費が掛かることが否めない。またアンテナ導体をトリミングすることでその共振周波数を調整することも提唱されているが、トリミング装置が高価な上、その調整(トリミング)に手間が掛かると言う問題がある。
【0004】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、共通のモデルから、客先毎に要求される種々のアンテナ仕様に応じてチューニングされた特性を持つ複数種類のチップアンテナを容易に実現することのできるチップアンテナを提供することにある。
また本発明は、共通モデルのチップアンテナから、客先毎に要求される種々のアンテナ仕様に応じてそのアンテナ特性を簡易にチューニングすることのできるチップアンテナの特性調整方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係るチップアンテナは、例えばミアンダ状に予めパターニングした金属板からなり、誘電体チップに埋め込んで、または誘電体チップの表面に積層して設けられるアンテナ導体と、このアンテナ導体の互いに異なる部位からそれぞれ導出されて前記誘電体チップから突出して選択的に用いられる複数の端子とを備えたことを特徴としている。
【0006】
そして上記複数の端子中の、所望とする共振周波数を設定し得る端子だけを使用することで、チップアンテナの共振周波数を選択的に設定することを特徴としている。この際、前記複数の端子中の選択的に用いられる端子を、前記誘電体チップからの突出長を調整して切断することで、その共振周波数を微調整するようにしても良い。
【0007】
また本発明に係るチップアンテナの特性調整方法は、誘電体チップに埋め込んで、または誘電体チップの表面に積層して設けられる金属板製のアンテナ導体から導出された端子とを具備したチップアンテナの特性を調整する方法であって、このチップアンテナにおける前記端子の、前記誘電体チップからの突出長を所望となる特性となるように調整して切断することを特徴としている。
【0008】
即ち、金属板製のアンテナ導体を誘電体チップに埋め込んで、または誘電体チップの表面に積層して設け、このアンテナ導体から導出された端子の誘電体チップからの突出長を調整して切断することで、その共振周波数を調整することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は第1の実施形態に係るチップアンテナの概略構成を示す斜視図で、1は平板状の導体板(金属板)からなるアンテナ導体で、所定の大きさの誘電体チップ2に埋め込んで設けられる。また3(3a,3b,3c)は上記アンテナ導体1の一端側の互いに異なる部位からそれぞれ導出されて前記誘電体チップ2の端面から突出させて設けた複数(例えば3つ)の給電端子である。これらの給電端子3(3a,3b,3c)はチップアンテナに対して要求されたアンテナ仕様、特に設定すべき共振周波数に応じて選択的に使用される。尚、使用しない給電端子3を切り落とすようにしても良い。
【0010】
ちなみに上記アンテナ導体1は、例えば図2に示すように導体板を打ち抜きやエッチング等によってパターニングしたもので、数ターンに亘る折り返し部を経て所定のピッチで平行に線路を設けたミアンダ状に蛇行する導体パターン形状をなす。そして前記各給電端子3a,3b,3cは、上記アンテナ導体1における一端側の1番目、2番目、および3番目の各折り返し部A1,A2,A3からそれぞれ平行に導出され、該アンテナ導体1の他端側Bからの距離(線路長)が異なったものとして構成されている。
【0011】
尚、図2において二点鎖線4は、前記誘電体チップ2による前記アンテナ導体1の埋め込み領域を示している。また図2においては、前記給電端子3a,3b,3cをそれぞれ延長させたブリッジ部5a,5b,5cと、前記アンテナ導体1の他端側から延長させたブリッジ部5dとを介して前記アンテナ導体1を外枠フレーム6に支持した様子を示している。この外枠フレーム6は、誘電体チップ2によるアンテナ導体1の埋め込み時に、誘電体の射出成型用金型に対してアンテナ導体1をずれなく位置決めする為のものである。また前記各ブリッジ部5a,5b,〜5dは誘電体チップ2にてアンテナ導体1を埋め込んだ後に切断される。これらのブリッジ部5a,5b,〜5dの切断により、前記誘電体チップ2に埋め込まれたアンテナ導体1が前記外枠フレーム6から切り離される。
【0012】
特に前記給電端子3a,3b,3cからそれぞれ延長するブリッジ部5a,5b,5cは、例えば選択的に使用される給電端子を除いて前記誘電体チップ2の端部に沿って切断され、上記選択的に使用される給電端子から延長するブリッジ部だけが、その給電端子を前記誘電体チップ2の端部から所定長突出させて切断される。またアンテナ導体1の他端側から延長させて設けたブリッジ部5dについては、例えば前記誘電体チップ2の端部に沿って切断される。
【0013】
ちなみに選択的に使用される給電端子3(3a,3b,3c)は、チップアンテナに対して要求されるチューニング状態に応じて(設定すべき共振周波数に応じて)選択されるもので、前記アンテナ導体1に対する給電点A1,A2,A3を前述した各折り返し部の中のどこにかを決定する役割を担う。このような給電端子3a,3b,3cの選択、ひいてはアンテナ導体1に対する給電点A1,A2,A3の選択設定によりアンテナ導体1の実効アンテナ長が決定され、これによってその共振周波数が選択的に設定される。例えば前述した給電端子3aは中心周波数2.192GHz、給電端子3bは中心周波数2.318GHz、そして給電端子3cは中心周波数2.330GHz用としてそれぞれ設定される。
【0014】
かくして上述したように不要な給電端子を切り落として使用される複数の給電端子3(3a,3b,3c)を備えて構成されるチップアンテナによれば、アンテナ導体1を誘電体チップ2に埋め込んで共通モデルのチップアンテナを形成した後、客先(顧客)等から要求されたアンテナ仕様、特にその共振周波数に応じて複数の給電端子3(3a,3b,3c)中の不要なものを切り落とし、必要とする給電端子3だけを残すことにより、その共振周波数を簡易にチューニングして客先に供給することができる。しかも誘電体チップ2に埋め込まれるアンテナ導体1のパターンを変更したり、アンテナ導体1をトリミングしてその共振周波数を調整することなく、単に複数の給電端子3(3a,3b,3c)中の不要なものを切り落とすことだけで客先等から要求されたアンテナ仕様(共振周波数)のチップアンテナを実現することができる。従ってその製造コストを安価に抑え、複数種のチューニング要求に適応的に対応することの可能なチップアンテナを提供することができる。
【0015】
尚、上述した実施形態においては複数の給電端子3a,3b,3cの内、アンテナ仕様に応じて選択したもの以外については、誤って使用することがないように切り落とすものとした。しかしながら複数の給電端子3a,3b,3cを誤って使用する虞がないような場合には、上述した不要端子の切り落としを省略し、使用しない余剰端子として残しておくことも可能である。
【0016】
[実施形態2]
図3は、第2の実施形態におけるチップアンテナにて用いられるアンテナ導体1の導体パターンの別の例を示している。このチップアンテナにおいては、ミアンダ状に折り曲げたアンテナ導体1の一端側の2カ所に給電端子3(3a,3b)を設け、更に上記一端側から延長した部分に3つの短絡用端子8(8a,8b,8c)を設けた構造を有する。これらの短絡用端子8(8a,8b,8c)は、その延長方向に所定の間隔を隔てて設けられている。また前記アンテナ導体1の他端側には、固定用端子9が設けられている。その他の構成は前述した第1の実施形態と同様なので、その説明を省略する。
【0017】
このような構造のチップアンテナによれば、給電端子3(3a,3b)の一方を選択的に用いて給電し、短絡用端子8(8a,8b,8c)の中のアンテナ仕様に応じて選択した1つをその実装基板における地板に対して電気的に接続することで、そのアンテナ特性のチューニングが行われる。従って給電端子3(3a,3b)の選択と、短絡用端子8(8a,8b,8c)の選択とにより該チップアンテナのアンテナ特性(共振周波数)を容易に微調整(チューニング)することができる。
【0018】
[実施形態3]
図4は、チップアンテナの特性調整方法の実施形態を説明するためのものである。このチップアンテナは、概略的には誘電体チップ2に埋め込まれたアンテナ導体1と、このアンテナ導体1の一端側に連接された給電端子3と、上記アンテナ導体1の他端側に連接された開放側端子7とを有する。尚、アンテナ導体1、給電端子3および開放側端子7は、1枚の金属導体板により形成されている。
【0019】
ちなみにこのチップアンテナは次のようにして製造される。即ち、先ず金属板を打ち抜いて図5に示す導体パターンを製造する。この導体パターンは、外枠フレーム6に前記アンテナ導体1と給電端子3と開放側端子7とを、それぞれブリッジ部5e,5fを介して連接した構造をなす。またこの導体パターンにおいては給電端子3とブリッジ部5eとが同じ幅に形成されており、その長さは後述するチューニング工程を考慮して十分に余裕のある長さとして設定されている。また上記開放側端子4とブリッジ部5fも同じ幅に形成されており、その長さも十分に長く設定されている。
【0020】
しかる後、上記導体パターンを金型にセットし、誘電体を射出成形して該アンテナ導体1を誘電体チップ2内に埋め込む。しかる後、導体パターンの給電端子3からそのブリッジ5eに亘る部分、および開放側端子7からそのブリッジ部分5fに亘る部分をそれぞれ切断し、アンテナ導体1に連なる部分を給電端子3および開放側端子7とする。
【0021】
この切断工程において、ここで製造するチップアンテナが客先等(顧客)が要望するチューニング状態となるように、その給電端子3側の切断位置C1,C2,…を、また開放側端子7側の切断位置D1,D2,…をそれぞれ選択する。即ち、給電端子3および開放側端子7の長さ、ひいてはこれらの端子3,7の誘電体チップ2からの突出長をそれぞれ調整する。
【0022】
このようにして実行されるチップアンテナの製造方法によれば、金属板から形成された導体パターンを切断する際、給電端子3および開放側端子7の長さをそれぞれ調整することでそのチューニングを行うことができるので、1つの共通したチップアンテナとしてのモデルを作っておけば、後は顧客仕様に応じて上記給電端子3および開放側端子7の切断位置を変えるだけで、該顧客仕様に応じてチューニングされた特性のチップアンテナを簡易に製作することができる。
【0023】
また前述した構造であればアンテナ導体1および端子3,7が金属板からなり、誘電体チップ2からの突出部分が強度的に安定で形状変形し難いので、一旦、その突出長を調整して共振周波数を設定すれば、そのアンテナ特性(共振周波数)を安定に維持することができる。従ってチップアンテナに不本意な外力を加えない限り、該チップアンテナを長期にわたって安定に使用することが可能となる等の利点がある。
【0024】
尚、この例では給電端子3と開放側端子7の2つを特性調整に用いたが、その一方だけを特性調整に用いるようにしても良い。また開放側端子7については、該チップアンテナを実装基板に固定する為の固定用端子として用いることも可能である。また開放側端子7を全く設けない構造としても良い。更には特性調整のための切断工程については、導体パターンからのアンテナ導体1の切り出しを行った後、別工程として実施することも勿論可能である。
【0025】
ところで上述したチップアンテナの実施形態のように1つの給電端子3を残して、他の給電端子3を切り落としたチップアンテナを印刷配線回路基板に実装するに際しては、その実装状態に応じて上記給電端子3の先端側を適宜切り落として前記誘電体チップ2からの突出長を調整し、これによって共振周波数を微調整するようにしても良い。この場合には予め給電端子3を長めに残しておき、その先端部を切断することで該給電端子3の突出長を徐々に短くしながら、その共振周波数を調整するようにすれば良い。またこのような給電端子3の長さ調整に代えて、例えば前述したアンテナ導体1の他端側からブリッジ部5dとして延ばした導体部分を調整端子として残しておき、この調整端子の長さを調整してその共振周波数を微調整することも有用である。
【0026】
更には印刷配線回路基板10に実装したアンテナチップにおける端子3,7を、例えば図6に示すように「Z」字状等に曲げて印刷配線回路基板10の導体部に接続するようにし、このときの曲げ形状を調整することで該端子3,7の誘電体チップ2からの突出長を短く収めることも可能である。このようにして給電端子3等の誘電体チップ2からの突出長を処理すれば、アンテナチップの印刷配線回路基板10への実装状態をよりコンパクトにできる。
【0027】
[その他]
ところで前述したように複数の給電端子3の不要なものを切り落としたり、更には調整用端子の誘電体チップ2からの突出長を調整してその共振周波数を選択的に設定するに際しては、例えば図7に示すような切断機を用いるようにすれば良い。
【0028】
この切断機は、モールド装置を用いて誘電体チップ2にてアンテナ導体1を埋め込んだ後、前述したブリッジ部5a,5b,5c,5dをそれぞれ切断して外枠フレーム6からチップアンテナを切り離す際に用いられるもので、例えば基台をなす下型21と、この下型21に対向して上下動可能に設けられてプレス機により上方から押圧力が加えられる上型22とからなる。このような下型21と上型22に、切断すべき給電端子3または長さ調整される給電端子3や開放側端子7に応じて、予めその切断部(カッタ位置)が設定された上下一対の替え駒23,24をそれぞれ装着する。そしてこれらの替え駒23,24間に前述した外枠フレーム6により指示されたアンテナチップを挟み込み、前記切断機を作動させることで前記ブリッジ部5a,5b,5c,5dを一括して切断するようにすれば良い。
【0029】
ちなみに上記一対の替え駒23,24は、予め複数種のアンテナ仕様にそれぞれ応じたものとして複数種類に亘って準備されるもので、指定されたアンテナ仕様に応じて選択的に前記下型21と上型22とに装着して用いられる。従ってアンテナ仕様に応じて一対の替え駒23,24を選択するだけで、前述したように不要な給電端子3を切り落とし、また端子3,7の長さを調整したアンテナチップ、つまり共振周波数を調整(チューニング)したアンテナチップを簡易に製作することができる。
【0030】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えばアンテナ導体1としてはミアンダ状の蛇行線路を形成したものに限らず、平板状のマイクロストリップアンテナを形成したもの等であっても良い。また実施形態においては3つの給電端子3(3a,3b,3c)を備え、不要な2つの給電端子を切り落とすものとして説明したが、給電端子3を2つ或いは4つ以上設けておき、使用する1つの給電端子だけを残して他の給電端子を切り落とすようにしても良い。更には給電端子3a,3b,3cの取り出し箇所についても、種々変形することが可能である。またアンテナ導体1を誘電体チップ2に埋め込んだ構造のチップアンテナのみならず、誘電体チップ2の表面にアンテナ導体1を積層した構造のチップアンテナにも同様に適用することができる。
【0031】
また誘電体チップ2については、例えばPPS(ポリフェニレン・サルファイド)と、BaO-Nd2O3-TiO2系のセラミクスの粉末を混合したもの等を用いることができる。またその誘電率については、アンテナ仕様にもよるが、例えば[20]程度のものを用いるようにすれば良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、1つの共通モデルから種々のアンテナ仕様に適応的に対処したチップアンテナを、安価に製造することができ、またその特性を顧客等の要望に応じて容易にチューニングすることができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るチップアンテナの概略構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すチップアンテナに用いられるアンテナ導体と、このアンテナ導体を支持した外枠フレームの構造を示す図。
【図3】チップアンテナに用いられるアンテナ導体の別の例を示す図。
【図4】チップアンテナの特性調整方法の実施形態を説明するための図。
【図5】チップアンテナの特性調整方法における端子の切断位置の調整例を示す図。
【図6】チップアンテナの印刷配線回路基板への実装例を示す図。
【図7】給電端子の選択的な切断、および給電端子の長さ調整に用いられる切断機の例を示す図。
【符号の説明】
1 アンテナ導体
2 誘電体チップ
3,3a,3b,3c 給電端子
4 誘電体チップによるアンテナ導体の埋め込み領域
5a,5b,5c,5d ブリッジ部
6 外枠フレーム
7 開放側端子
8a,8b,8c,8d 短絡用端子
10 印刷配線回路基板
21 下型
22 上型
23,24 替え駒(カッタ)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chip antenna capable of adaptively setting a resonance frequency according to customer specifications and a method for adjusting the characteristics thereof.
[0002]
[Related background]
Recently, chip antennas that have been embedded in dielectric chips or laminated on the surface of dielectric chips have attracted attention as antennas built into various information and communication equipment, such as flat conductors or meandering conductors. Has been. This type of chip antenna is realized, for example, as having an outer dimension of about 2 mm in height, 4 mm in width, and 10 mm in length, and is used by being mounted on a printed circuit board or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the chip antenna is required to have a predetermined resonance frequency when mounted on a wireless device such as a mobile phone, the required antenna specifications are different for each mounted device. In particular, the resonance frequency is tuned according to the application at the customer site. However, it cannot be denied that a great deal of cost is required to redesign the antenna conductor pattern in accordance with various customer requirements. It has also been proposed to adjust the resonance frequency by trimming the antenna conductor, but there is a problem that the trimming apparatus is expensive and the adjustment (trimming) takes time.
[0004]
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and the object thereof is a plurality of types of chip antennas having characteristics tuned according to various antenna specifications required for each customer from a common model. It is an object of the present invention to provide a chip antenna that can easily realize the above.
It is another object of the present invention to provide a chip antenna characteristic adjustment method capable of easily tuning the antenna characteristics of a common model chip antenna according to various antenna specifications required for each customer. To do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The chip antenna according to the present invention to achieve the above-mentioned object is made of, for example, a metal plate previously patterned in a meander shape, embedded in a dielectric chip, or laminated on the surface of the dielectric chip, and an antenna conductor, The antenna conductor includes a plurality of terminals which are respectively derived from different portions of the antenna conductor and protrude from the dielectric chip and selectively used.
[0006]
The resonance frequency of the chip antenna is selectively set by using only a terminal capable of setting a desired resonance frequency among the plurality of terminals. At this time, the resonant frequency may be finely adjusted by cutting the selectively used terminals of the plurality of terminals by adjusting the protruding length from the dielectric chip.
[0007]
The chip antenna characteristic adjusting method according to the present invention includes a chip antenna having a terminal derived from an antenna conductor made of a metal plate embedded in a dielectric chip or laminated on the surface of the dielectric chip. A method for adjusting the characteristics, characterized in that the protruding length of the terminal of the chip antenna from the dielectric chip is adjusted and cut so as to have a desired characteristic.
[0008]
That is, an antenna conductor made of a metal plate is embedded in the dielectric chip or laminated on the surface of the dielectric chip, and the protruding length of the terminal derived from the antenna conductor from the dielectric chip is adjusted and cut. Thus, the resonance frequency is adjusted.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[Embodiment 1]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of the chip antenna according to the first embodiment.
[0010]
Incidentally, the
[0011]
In FIG. 2, a two-
[0012]
In particular, the
[0013]
Incidentally, the power supply terminal 3 (3a, 3b, 3c) used selectively is selected according to the tuning state required for the chip antenna (according to the resonance frequency to be set). It plays a role of determining where the feeding points A1, A2, and A3 for the
[0014]
As described above, according to the chip antenna including the plurality of power supply terminals 3 (3a, 3b, 3c) used by cutting off unnecessary power supply terminals, the
[0015]
In the above-described embodiment, the
[0016]
[Embodiment 2]
FIG. 3 shows another example of the conductor pattern of the
[0017]
According to the chip antenna having such a structure, power is fed selectively using one of the feed terminals 3 (3a, 3b), and selected according to the antenna specifications in the short-circuit terminals 8 (8a, 8b, 8c). The antenna characteristics are tuned by electrically connecting one of them to the ground plane of the mounting board. Therefore, the antenna characteristics (resonance frequency) of the chip antenna can be easily finely tuned (tuned) by selecting the feeding terminal 3 (3a, 3b) and selecting the shorting terminal 8 (8a, 8b, 8c). .
[0018]
[Embodiment 3]
FIG. 4 is a view for explaining an embodiment of a characteristic adjustment method for a chip antenna. The chip antenna is schematically connected to the
[0019]
Incidentally, this chip antenna is manufactured as follows. That is, first, a metal plate is punched to produce a conductor pattern shown in FIG. This conductor pattern has a structure in which the
[0020]
Thereafter, the conductor pattern is set in a mold, a dielectric is injection molded, and the
[0021]
In this cutting step, the cutting positions C1, C2,... On the
[0022]
According to the chip antenna manufacturing method executed in this way, when cutting a conductor pattern formed from a metal plate, tuning is performed by adjusting the lengths of the
[0023]
In the structure described above, the
[0024]
In this example, the
[0025]
By the way, when mounting a chip antenna with one
[0026]
Further, the
[0027]
[Others]
By the way, when the unnecessary one of the plurality of
[0028]
In this cutting machine, when the
[0029]
Incidentally, the pair of
[0030]
The present invention is not limited to the embodiment described above. For example, the
[0031]
As the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to inexpensively manufacture a chip antenna that adaptively copes with various antenna specifications from a single common model, and the characteristics thereof can be easily met according to requests from customers and the like. It is possible to achieve great effects in practice, such as being able to be tuned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a chip antenna according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an antenna conductor used in the chip antenna shown in FIG. 1 and a structure of an outer frame frame that supports the antenna conductor.
FIG. 3 is a diagram showing another example of an antenna conductor used for a chip antenna.
FIG. 4 is a diagram for explaining an embodiment of a characteristic adjustment method for a chip antenna.
FIG. 5 is a diagram showing an example of adjusting the cutting position of the terminal in the chip antenna characteristic adjusting method;
FIG. 6 is a view showing an example of mounting a chip antenna on a printed circuit board.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a cutting machine used for selective cutting of a power feeding terminal and length adjustment of the power feeding terminal.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138648A JP4514361B2 (en) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | Chip antenna and its characteristic adjustment method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138648A JP4514361B2 (en) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | Chip antenna and its characteristic adjustment method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002335114A JP2002335114A (en) | 2002-11-22 |
JP4514361B2 true JP4514361B2 (en) | 2010-07-28 |
Family
ID=18985549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001138648A Expired - Fee Related JP4514361B2 (en) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | Chip antenna and its characteristic adjustment method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4514361B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2404497A (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-02 | Peter Bryan Webster | PCB mounted antenna |
JP2008236705A (en) * | 2006-08-09 | 2008-10-02 | Daido Steel Co Ltd | Super-broadband communication antenna |
GB2470205B (en) * | 2009-05-13 | 2013-05-22 | Antenova Ltd | Branched multiport antennas |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04215412A (en) * | 1990-12-13 | 1992-08-06 | Sony Corp | Inductor and molded inductor |
JPH0514031A (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-22 | Harada Ind Co Ltd | Manufacture of microstrip antenna |
JPH10117108A (en) * | 1996-10-09 | 1998-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Antenna system for radio equipment |
JP2000114856A (en) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Nec Saitama Ltd | Reversed f antenna and radio equipment using the same |
JP2002190703A (en) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Chip antenna and characteristic adjusting method therefor |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138648A patent/JP4514361B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04215412A (en) * | 1990-12-13 | 1992-08-06 | Sony Corp | Inductor and molded inductor |
JPH0514031A (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-22 | Harada Ind Co Ltd | Manufacture of microstrip antenna |
JPH10117108A (en) * | 1996-10-09 | 1998-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Antenna system for radio equipment |
JP2000114856A (en) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Nec Saitama Ltd | Reversed f antenna and radio equipment using the same |
JP2002190703A (en) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Chip antenna and characteristic adjusting method therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002335114A (en) | 2002-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1313165B1 (en) | Method of manufacturing an internal antenna | |
US6583762B2 (en) | Chip antenna and method of manufacturing the same | |
US7205954B2 (en) | Meander line antenna | |
US6600449B2 (en) | Antenna apparatus | |
JP3340374B2 (en) | Multi-frequency antenna | |
EP1217688A1 (en) | Chip antenna and method of manufacturing the same | |
JP2004088218A (en) | Planar antenna | |
JP3232895B2 (en) | Surface mount antenna and frequency adjustment method thereof | |
JPH0998015A (en) | Surface mount antenna and communication equipment using the antenna | |
JP4663346B2 (en) | Meander line antenna | |
JP2003158419A (en) | Inverted f antenna, and its feeding method and its antenna adjusting method | |
JP4755698B2 (en) | Wireless IC tag | |
JP3159196B2 (en) | Variable inductance element | |
EP1221735B1 (en) | Method of manufacturing an antenna | |
JP4514361B2 (en) | Chip antenna and its characteristic adjustment method | |
US7728773B2 (en) | Multi-band antenna | |
JPH09116331A (en) | Surface mounting antenna and communication equipment using the same | |
JP4531994B2 (en) | Chip antenna and manufacturing method thereof | |
JP2004032102A (en) | Common radiation conductor pattern and manufacturing method for small-sized antenna | |
JP3991953B2 (en) | Dielectric antenna and communication device having the same | |
JP2002190703A (en) | Chip antenna and characteristic adjusting method therefor | |
JP2002252516A (en) | Chip antenna and its manufacturing method | |
JP3813503B2 (en) | Chip antenna and chip antenna manufacturing method | |
JP4234616B2 (en) | Antenna device and manufacturing method thereof | |
KR100500434B1 (en) | The antenna using compact size meander and planar inverted F-type in mobile communication terminals |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050922 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090908 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |