JP4199564B2 - Baby shoes - Google Patents

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  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乳幼児用靴に関するものであり、特に乳幼児の足にやさしい乳幼児用靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児用靴は、乳幼児が歩き始めの段階から使用されるが、その使用目的は、足の保護のためである。
【0003】
乳幼児期における足の成長は、歩き始めの1歳前後から6歳または7歳程度になるまで続くといわれている。特に、比較的低年齢の乳児期において、足を健全な状態で成長させることが重要である。
【0004】
図1は、特開昭47−8680号公報に開示された「歩き始めの幼児用靴」を示している。図示する幼児用靴1は、乳幼児の足の下に位置する靴底部2と、乳幼児の足の甲を覆う舌片部3と、乳幼児の足の一方側面を覆い舌片部3上に部分的に重なる第1側皮部4と、乳幼児の足の他方側面を覆い前記舌片部3上に部分的に重なる第2側皮部5とを備える。
【0005】
第1側皮部4および第2側皮部5は、舌片部3上で互いに対向する端縁部を有し、この端縁部に靴紐を通すための穴6が設けられている。図示してないが、穴6を通る靴紐によって、第1側皮部4および第2側皮部5を舌片部3上で接続し、乳幼児の足をホールドする。
【0006】
【特許文献1】
特開昭47−8680号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図1に示した幼児用靴の場合、例えば次の問題点を指摘できる。
【0008】
(1)側皮部4と舌片部3とは、靴1のつま先部分から後退した図中Aで示す領域で縫い付けられている。乳幼児の足を靴に入れる場合には、舌片部3を前方に捲りあげるが、領域Aの位置よりも前方に位置する部分は捲りあげることができない。そのため、足を入れるための開口部の大きさをそれ程大きくすることができない。乳幼児の足はふにゃふにゃで柔らかいので、それ程大きくない開口部を通して靴の中に足を突っ込ませて履かせる行為は、乳幼児に対して痛みを与える。
【0009】
(2)領域Aの内面には、側皮部4と舌片部3との重なりの段差が現れ、さらにそれらを縫い付けている縫い目が現れる。この段差および縫い目の部分は、乳幼児の足の中足骨の頭頂部に当たる位置である。乳幼児の足はふにゃふにゃで脂肪の塊である。そのため、歩行時に体重をかけると、足の幅は横に広がる。特に、中足骨の頭頂部は、乳幼児が歩行時に体重を乗せたときに最も横に広がる部分である。図1に示した幼児用靴の場合、横に広がった足の部分に段差および縫い目があたるので、柔らかい乳幼児の足を傷めるおそれがある。
【0010】
(3)ふにゃふにゃの乳幼児の足の甲は、体重がのっている状態では横に広がり、宙に浮いている状態では高くなる。歩行動作では、着地して足に体重がかかっている状態と、宙に浮いている状態とが繰り返される。そのため、第1側皮部4と第2側皮部5とを靴紐で強く締めて足の甲の部分を舌片部3で上から強く押さえるようにすると、歩行動作時に足の甲を圧迫する状況が生まれる。
【0011】
(4)図1に示す靴の場合、第1側皮部4および第2側皮部5は、靴1を履いた乳幼児の足首の近くにまで延びる高さを有している。特に歩き始めでよちよち歩きの乳幼児は、足首がまだぐらぐらであるので、靴紐をきつく締めて足首をしっかりとホールドする必要がある。しかし、足首をしっかりホールドすると、第1側皮部4および第2側皮部5が強く乳幼児の踝に当たるようになるので、踝に痛みを感じさせてしまう。また、踝を強く締め付けると、足首のスムーズな動きを妨げる。
【0012】
この発明の目的は、柔らかい乳幼児の足を傷めないように工夫した乳幼児用靴を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、乳幼児の足の下に位置する靴底部と、乳幼児の足の甲を覆う舌片部と、乳幼児の足の一方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第1側皮部と、乳幼児の足の他方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第2側皮部とを備えた乳幼児用靴を前提とし、次のことを特徴とする。
【0014】
すなわち、舌片部の前方端は、靴底部の前方端に連結される。第1および第2側皮部は、舌片部上で互いに対向する端縁部を有する。第1および第2側皮部の端縁部は、舌片部上に位置して靴底部の前方端にまで延びている。第1および第2側皮部の端縁部は、それぞれ、靴底部の前方端に近い前方部分が舌片部に縫い付けられている。
【0015】
好ましくは、第1および第2側皮部の端縁部と、舌片部とを縫い付けた縫い目は、当該靴を履いた乳幼児の指先の上に位置する。
【0016】
一つの実施形態では、第1側皮部の端縁部と、第2側皮部の端縁部とを接続する接続バンドを備える。この接続バンドは、その一方端が第1側皮部の内面に固定され、その他方端が第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている。
【0017】
複数の接続バンドを備えるようにしてもよい。具体的には、乳幼児用靴は、第1側皮部の端縁部と、第2側皮部の端縁部とを接続する第1、第2および第3の接続バンドを備える。第1の接続バンドは足首から遠くに位置し、第3の接続バンドは足首に最も近く位置し、第2の接続バンドは中間に位置する。第1、第2および第3の接続バンドは、それぞれ、その一方端が前記第1側皮部の内面に固定され、その他方端が第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている。
【0018】
他の実施形態では、乳幼児用靴は、第1側皮部の端縁部と、第2側皮部の端縁部とを接続する第1および第2の接続バンドを備える。第1の接続バンドは、足首から遠くに位置し、その一方端が第1側皮部の内面に固定され、その他方端が第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている。第2の接続バンドは、足首から近くに位置し、その一方端が第1側皮部の外面に固定され、その他方端が第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている。
【0019】
好ましくは、接続バンドの他方端と第2側皮部の外面とを取り外し可能に接合する手段は、面ファスナである。
【0020】
好ましくは、乳幼児用靴の背面部に、指で掴むための掴み帯が取付けられている。掴み帯は、その下方端が靴に固定され、固定されていない掴み部分の長さが2cm以上である。一つの実施形態では、掴み帯の上端の高さは、乳幼児用靴の上端の高さとほぼ同じか、それよりも低い。
【0021】
上記各構成の作用効果については、発明の実施の形態の項で説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図2は、足の骨解剖図である。足の骨は、大きく分けて3つの領域、すなわち指節骨(足趾骨)の領域Bと、中足骨の領域Cと、足根骨の領域Dとからなる。足前方の中足骨アーチ10は、いわゆる足の甲のアーチであり、真のアーチではなく、負荷をかけることにより変化する。大人の場合、歩行時に、自重により中足骨アーチ10はつぶれる。足根部の横アーチ11は、大人の場合、自重によるアーチの変化はない。
【0023】
乳幼児の足はふにゃふにゃで脂肪が多いため、地面に接地し自重をかけた状態と、足を浮かせた状態とで足の形が変わる。自重をかけた状態では、足の幅が大きくなり、甲の高さが低くなる。一方、足を浮かせた状態では、足の幅が小さくなり、甲の高さが高くなる。
【0024】
乳幼児は、立っているときには、指先を曲げて地面を掴む。この動作を促すことが土踏まずの形成につながる。この指の動作をスムーズに行なうために、中足骨アーチ10をしっかりとホールドする必要がある。中足骨アーチ10は指の動きを制約しない個所であるので、しっかりと固定しても指の運動に支障を来たさない。
【0025】
足根部横アーチ11が形成される領域は甲の高さを決める部分であり、乳幼児の場合、自重がかかっていないときには高くなる部分である。そのため、この部分をきつくホールドしてはいけない。
【0026】
乳幼児の皮膚は柔らかいので、段差やこすれによって傷がつきやすい。また、歩き始めの乳幼児の場合、足首がまだぐらぐらの状態であるので、スムーズな歩行を促すためには、足首をしっかりとホールドしてやる必要がある。
【0027】
本発明は、上記のような乳幼児特有の足の構造を考慮して、柔らかい乳幼児の足を傷めないように工夫した乳幼児用靴を提供しようとするものである。
【0028】
図3〜図6は、この発明の一実施形態を示している。図3は斜視図、図4は正面図、図5は側面図、図6は足を入れる開口を大きく開いた状態の斜視図である。
【0029】
図示する乳幼児用靴20は、乳幼児の足の下に位置する靴底部21と、乳幼児の足の甲を覆う舌片部22と、乳幼児の足の一方側面を覆い舌片部22上に部分的に重なる第1側皮部23と、乳幼児の足の他方側面を覆い舌片部22上に部分的に重なる第2側皮部24とを備える。第1側皮部23と第2側皮部24とは、靴20の背面を経由して連続的に形成されている。
【0030】
舌片部22の前方端は、靴底部21の前方端21aに連結される。第1側皮部23および第2側皮部24は、舌片部22上で互いに対向する端縁部23aおよび24a有している。図示するように、第1および第2側皮部23,24の端縁部23a,24aは、舌片部22上に位置しながら靴底部21の前方端21aにまで延びている。
【0031】
第1および第2側皮部23,24の端縁部23a,24aは、それぞれ、靴底部21の前方端21aに近い前方部分が舌片部22に縫い付けられている。図3〜図6において、Eで示す部分が、各側皮部23,24と舌片部22との縫い付け部分である。
【0032】
乳幼児用靴20の内面には、各側皮部23,24と舌片部22との重なりによる段差およびそれらの縫い目部分が現れる。図1に示した従来の幼児用靴の場合には、段差および縫い目部分が乳幼児の中足骨の頭頂部に当たる位置にあったが、本発明の一実施形態の乳幼児用靴の場合には、上記の段差および縫い目部分Eは乳幼児の足の指先の上に位置する。本発明の実施形態によれば、乳幼児の足に体重が乗っても、足指と段差または縫い目部分Eとが擦れあうことは無いので、乳幼児の足を傷めない。
【0033】
さらに、図6に示すように、本発明の実施形態によれば、第1および第2側皮部23,24の端縁部23a,24aが靴底部21の前方端にまで延び、この前方端に近い領域で舌片部22に縫い付けられているので、舌片部22を靴底部21の前方端近くまで大きく捲りあげることができる。従って、足を入れる開口を大きく開くことができ、ふにゃふにゃで柔らかい乳幼児の足を容易に靴内に入れることができる。
【0034】
さらに舌片部22を靴底部21の前方端21aの近くまで大きく捲りあげることにより、靴20内の乳幼児の指節骨の位置を確認できるので、成長する乳幼児の足の大きさと靴のサイズとが適切かどうかを容易に判断できる。こうして、本発明の実施形態によれば、靴の買い替え時期がわかりやすくなる。
【0035】
図3〜図6から明らかなように、舌片部22上に位置する第1および第2側皮部23,24の端縁部23a,24aは、接続バンドを介して互いに接続される。この場合、接続バンドは、その一方端が第1側皮部23の内面に固定され、その他方端が第2側皮部24の外面に取り外し可能に接合される。
【0036】
より具体的に説明すると、乳幼児用靴20は、第1側皮部23の端縁部23aと第2側皮部24の端縁部24aとを接続する第1接続バンド25、第2接続バンド26および第3接続バンド27を備える。第1接続バンド25は足首から遠くに位置し、第3接続バンド27は足首に最も近く位置し、第2接続バンドは中間に位置する。図示するように、第1、第2および第3接続バンド25,26,27は、それぞれ、一方端が第1側皮部23の内面に固定され、その他方端が第2側皮部24の外面に取り外し可能に接合されている。
【0037】
好ましくは、各接続バンドの他方端を取り外し可能に接合する手段は、面ファスナ31である。面ファスナ31であれば、接続バンドの接着および脱離を容易にかつ短時間で行なうことができる。非常に簡単な操作であるので、乳幼児自身が接続バンドの接着および脱離操作を容易に習得できる。
【0038】
本発明の実施形態によれば、各接続バンド25,26,27の一方端が第1側皮部23の内面に位置し、他方端が第2側皮部24の外面に位置するので、左右の靴の判別が容易である。乳幼児が成長して一人で靴を履くようになる段階では、この左右の靴の判別は重要な要素となってくる。
【0039】
なお、図3〜図6は、左足用の靴を示しており、各接続バンド25,26,27は、足の内側面に位置する一方端が第1側皮部23の内面に固定され、足の外側面に位置する他方端が第2側皮部24の外面に取り外し可能に接合されている。図示していないが、右足用の靴の場合も、この関係は同じである。
【0040】
図示した実施形態では、3本の接続バンド25,26,27が同じ接続形態を有していたが、それらを異ならせるようにしてもよい。例えば、歩き始めの乳幼児の場合、足首がぐらぐらなので足首をしっかりとホールドしてやる必要がある。そのため、足首に最も近い接続バンド27に関しては、その一方端を第1側皮部23の外面に固定し、他方端を第2側皮部24の外面に取り外し可能に接合する。このような接続バンド27であれば、第1側皮部23の上端部をきつく引き寄せられるので、足首をしっかりとホールドすることができるようになる。そして、残りの2本の接続バンド25,26の一方端を第1側皮部23の内面に固定するようにすれば、左右の靴の判別を容易に行なえる。
【0041】
図5に明瞭に示しているように、乳幼児用靴20の背面部には、指で掴むための掴み帯30が取り付けられている。親が乳幼児に靴を履かせようとする場合、この掴み帯30を指で掴んで靴20の背部を引き上げることができる。従来からこの種の掴み帯を備えた乳幼児用靴が市場に提供されているが、一般的に、固定されていない掴み部分の長さ(掴み代)が小さく、掴みにくい。そこで、本発明の実施形態では、指で掴み易くするために、掴み帯30の掴み代(固定されていない掴み部分の長さ)を2cm以上とする。また、デザイン的な美感を損ねないようにするために、好ましくは、掴み帯30の上端の高さを、乳幼児用靴20の上端の高さとほぼ同じか、それよりも低くする。
【0042】
歩きを習得するまでの乳幼児の場合、足首がまだ弱いので、足首をしっかりとホールドすることのできる靴が望ましい。図3〜図6に示す乳幼児用靴20においては、乳幼児の足首をホールドするために、第1側皮部23および第2側皮部24は、乳幼児の足首を覆う高さを有している。
【0043】
なお、本明細書中で用いる「足首」とは、膝から足に至るまでの脚のうち最も細い部分を意味し、踝は足首のすぐ下に位置する。
【0044】
本発明の実施形態では、第1接続バンド25は、靴20を履いた乳幼児の中足骨アーチ10(図2参照)上に位置し、中足骨アーチ10をしっかりとホールドすることができるように設けられている。第2接続バンド26は、乳幼児の足根部横アーチ11(図2参照)上に位置し、足根部横アーチ11を緩やかに締めるように設けられている。
【0045】
第1接続バンド25をきつく締めて中足骨アーチ10をしっかりとホールドすることにより、乳幼児は指の掴み動作をスムーズに行なうようになるので、土踏まずの形成を促進する。
【0046】
前述したように、足根部横アーチ11が形成される領域は甲の高さを決める部分である。乳幼児の足はふにゃふにゃで脂肪が多いので、足に自重がかかっているときには横に広がり、宙に浮いて自重がかかっていないときには甲の高さが高くなる。歩行動作中には、上記のような足の形状の変化が繰り返して行なわれるので、足根部横アーチ11をきつく締めてはいけない。一方、この足根部横アーチ11を全くホールドしないようなものであれば、足が靴の中で動いてしまい、歩行に支障を来たす。そこで、緩やかでも足根部横アーチ11を接続バンド26によってホールドしておく必要がある。
【0047】
望ましくは、足根部横アーチ11上に位置する接続バンド26に関しては、足根部横アーチ11を緩やかにしか締めることができない構成とする。例えば、次のような構造にすることが考えられる。
【0048】
(1)面ファスナ31の形成位置を適切に選ぶことにより、接合状態では足根部横アーチ11を緩やかにしか締められないようにする。
【0049】
(2)面ファスナ31の位置を他の接続バンド25,27と同じにするのであれば、第2接続バンド26の長さをより長くすることにより、接合状態では足根部横アーチ11を緩やかにしか締められないようにする。
【0050】
(3)第2接続バンド26を幅広にし、足根部横アーチ11の直上に位置する部分に開口を設けることにより、足根部横アーチ11を圧迫しないようにする。
【0051】
(4)第2接続バンド26を比較的硬い材質のもので凸状に湾曲して形成することにより、強く締めても湾曲状態を保ち足根部横アーチ11を圧迫しないようにする。
【0052】
図3〜図6に示す乳幼児用靴20の場合、第3接続バンド27は、乳幼児の足首の部分で第1側皮部23の端縁部23aと第2側皮部24の端縁部24aとを接続する。歩行動作を習得するまでの乳幼児の場合、足首がぐらぐらなので足首をしっかりとホールドしてやる必要がある。そこで、第3接続バンド27は、乳幼児の足首をしっかりとホールドすることができるように設けられている。足首に対する第3接続バンド27の締付け力を高めるために、図示した実施形態と異なり、第3接続バンド27の一方端を第1側皮部23の外面に固定するようにしてもよい。
【0053】
第1側皮部23および第2側皮部24は、乳幼児の足首を覆う高さを有している。そのため、第3接続バンド27をきつく締めて足首をしっかりとホールドすると、第1および第2側皮部23,24が乳幼児の踝に当たる。乳幼児の歩行動作を見てみると、大人に比べて左右の触れが大きい。そのため、歩行開始時期に靴の側皮部が踝を圧迫するものであれば、踝を傷めるおそれがあるし、歩行動作にも悪影響を及ぼす。
【0054】
そこで、本発明の実施形態では、第1および第2側皮部23,24は、靴20を履いた乳幼児の踝を覆う柔らかなクッション材28,29を有する。これらのクッション材28,29は、その下端部29a(図5参照)が乳幼児の踝の下に位置し、その上端部が乳幼児の足首の高さに位置する幅寸法を有する。
【0055】
クッション材28,29が上述のような幅寸法を有するものであれば、柔らかなクッション材によって乳幼児の踝を完全に包むことができるので、踝を傷めることは無く、歩行動作にも支障を与えない。
【0056】
図示した実施形態では、クッション材28,29は、第1および第2側皮部23,24の上端領域全体に連続して形成されている。また、前述した第3接続バンド27は、第1側皮部23のクッション材28と第2側皮部29のクッション材29とを舌片部22上で接続している。
【0057】
また、踝を完全に包むことができるようにするために、好ましくは図5に示すように、クッション材の下端縁29aのうち、乳幼児の踝の下に位置する部分が下方に向かって凸状に湾曲するようにする。
【0058】
従来の乳幼児用靴の中には、踝の上に位置するクッション材を有するものもあった。しかし、クッション材の幅寸法が小さかったので、踝を完全に包んでいないと思われる。本発明の実施形態では、踝を完全に包むようにするために、好ましくは、乳幼児の踝に当たる領域にある第1および第2側皮部の高さをHとすると、この領域にあるクッション材29の幅寸法をH/3以上とする。
【0059】
図7〜図9は、この発明の他の実施形態を示している。図示する乳幼児用靴40は、靴底部41と、舌片部42と、第1側皮部43と、第2側皮部44と、縫い付け領域Eと、第1接続バンド45と、第2接続バンド46と、クッション材47,48と、掴み帯49とを備える。図3〜図6に示した実施形態と異なり、図示する乳幼児用靴40は、2本の接続バンド45,46のみを有する。その他の要素に関しては、実質的な相違は無い。
【0060】
第1接続バンド45は、乳幼児の中足骨アーチ10(図2参照)上に位置し、中足骨アーチ10をしっかりとホールドすることができるように設けられている。第2接続バンド46は、乳幼児の足根部横アーチ11上に位置し、足根部横アーチ11を緩やかに締めるように設けられている。
【0061】
よちよち歩きの段階から歩き方を習得するまでの間は、足首が弱いので、図3〜図6に示した乳幼児用靴20が好ましい。一方、歩き方を習得すようになった段階では、足首がしっかりしてきているので、足首のホールドは不要となる。この段階では、図7〜図9に示した乳幼児用靴40を使用することができる。
【0062】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の幼児靴の一例を示す斜視図である。
【図2】 足の骨解剖図である。
【図3】 この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図4】 図3の乳幼児用靴の正面図である。
【図5】 図3の乳幼児用靴の側面図である。
【図6】 図3の乳幼児用靴の開放状態を示す斜視図である。
【図7】 この発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図8】 図7の乳幼児用靴の正面図である。
【図9】 図7の乳幼児用靴の開放状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 中足骨アーチ、11 足根部横アーチ、20 乳幼児用靴、21 靴底部、22 舌片部、23 第1側皮部、23a 端縁部、24 第2側皮部、24a 端縁部、25 第1接続バンド、26 第2接続バンド、27 第3接続バンド、28 クッション材、29 クッション材、29a 下端部、30 掴み帯、31 面ファスナ。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to infant shoes, and more particularly to infant shoes that are kind to infant feet.
[0002]
[Prior art]
Infant shoes are used from the beginning of walking of infants, and the purpose of use is to protect the feet.
[0003]
It is said that the growth of legs in infancy continues from around 1 year old at the beginning of walking until it is about 6 years old or 7 years old. In particular, it is important to grow the feet in a healthy state in the relatively young infants.
[0004]
FIG. 1 shows an “infant shoe for the start of walking” disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 47-8680. The illustrated infant shoe 1 includes a shoe sole 2 positioned under an infant's foot, a tongue 3 that covers the back of the infant's foot, and a portion on the tongue 3 that covers one side of the infant's foot. And a second side skin part 5 covering the other side surface of the infant's foot and partially overlapping the tongue piece part 3.
[0005]
The first side skin portion 4 and the second side skin portion 5 have edge portions that face each other on the tongue piece portion 3, and holes 6 for passing shoelaces are provided in the edge portions. Although not shown, the first side skin part 4 and the second side skin part 5 are connected on the tongue piece part 3 by a shoelace passing through the hole 6 to hold the infant's foot.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 47-8680 (FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of the infant shoes shown in FIG. 1, for example, the following problems can be pointed out.
[0008]
(1) The side skin part 4 and the tongue piece part 3 are sewn in the area | region shown by A in the figure retracted | retreated from the toe part of the shoe 1. FIG. When putting an infant's foot into shoes, the tongue piece 3 is swung forward, but the portion positioned forward of the position of the region A cannot be swung up. Therefore, the size of the opening for inserting a foot cannot be increased so much. Since the infant's feet are soft and soft, the act of putting the foot into the shoe through an opening that is not so large causes pain to the infant.
[0009]
(2) On the inner surface of the region A, an overlapping step between the side skin portion 4 and the tongue piece portion 3 appears, and a seam that stitches them together appears. The step and the seam are the positions corresponding to the crown of the metatarsal bone of the infant's foot. An infant's foot is a lump of fat. Therefore, if you put your weight on walking, the width of your legs will spread sideways. In particular, the parietal portion of the metatarsal bone is the portion that spreads most laterally when an infant carries weight while walking. In the case of the shoes for infants shown in FIG. 1, there is a risk of damaging the feet of soft infants because the stepped portions and seams hit the portions of the feet that spread laterally.
[0010]
(3) The top of the foot of a baby baby infant spreads sideways when the weight is on and rises when it is floating in the air. In the walking motion, a state where the user has landed and the weight is applied to the foot and a state that is floating in the air are repeated. Therefore, if the first side skin part 4 and the second side skin part 5 are strongly tightened with shoelaces and the part of the instep is strongly pressed from above with the tongue piece 3, the instep is pressed during walking. A situation to be born is born.
[0011]
(4) In the case of the shoe shown in FIG. 1, the first side skin portion 4 and the second side skin portion 5 have a height that extends to the vicinity of the ankle of the infant wearing the shoe 1. In particular, infants who start to walk and toddler are still wobbled, so it is necessary to tighten the shoelace and hold the ankle firmly. However, if the ankle is firmly held, the first side skin part 4 and the second side skin part 5 come into strong contact with the infant's heel, which makes the heel feel pain. In addition, if the heel is tightened strongly, smooth movement of the ankle is hindered.
[0012]
An object of the present invention is to provide an infant shoe devised so as not to damage a soft infant's foot.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a shoe sole located under an infant's foot, a tongue piece covering an infant's foot, and a first side skin that covers one side of the infant's foot and partially overlaps the tongue piece. Presupposing a shoe for infants provided with a portion and a second side skin part covering the other side of the infant's foot and partially overlapping the tongue piece.
[0014]
That is, the front end of the tongue piece is connected to the front end of the shoe sole. The first and second side skin portions have edge portions that face each other on the tongue piece portion. The edge portions of the first and second side skin portions are located on the tongue piece portion and extend to the front end of the shoe sole portion. As for the edge part of the 1st and 2nd side skin part, the front part near the front end of a shoe sole part is sewn on the tongue piece part, respectively.
[0015]
Preferably, the seam obtained by sewing the edge portions of the first and second side skin portions and the tongue piece portion is located on the fingertip of the infant wearing the shoes.
[0016]
In one embodiment, a connection band is provided that connects an end edge portion of the first side skin portion and an end edge portion of the second side skin portion. One end of the connection band is fixed to the inner surface of the first side skin portion, and the other end is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion.
[0017]
A plurality of connection bands may be provided. Specifically, the baby shoes include first, second, and third connection bands that connect an end edge portion of the first side skin portion and an end edge portion of the second side skin portion. The first connection band is located far from the ankle, the third connection band is located closest to the ankle, and the second connection band is located in the middle. Each of the first, second, and third connection bands has one end fixed to the inner surface of the first side skin portion and the other end detachably joined to the outer surface of the second side skin portion. .
[0018]
In another embodiment, the infant shoe includes first and second connection bands that connect an end edge portion of the first side skin portion and an end edge portion of the second side skin portion. The first connection band is located far from the ankle, and has one end fixed to the inner surface of the first side skin portion and the other end detachably joined to the outer surface of the second side skin portion. The second connection band is located close to the ankle, and has one end fixed to the outer surface of the first side skin portion and the other end removably joined to the outer surface of the second side skin portion.
[0019]
Preferably, the means for removably joining the other end of the connection band and the outer surface of the second side skin portion is a hook-and-loop fastener.
[0020]
Preferably, a grip band for gripping with a finger is attached to the back of the baby shoes. The lower end of the grip band is fixed to the shoe, and the length of the unfixed grip portion is 2 cm or more. In one embodiment, the height of the upper end of the gripping band is approximately the same as or lower than the height of the upper end of the baby shoe.
[0021]
The effects of the above-described configurations will be described in the section of the embodiment of the invention.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 2 is a anatomical diagram of a foot bone. The bone of the foot is roughly divided into three regions, that is, a phalanx region (foot rib) region B, a metatarsal region C, and a tarsal bone region D. The metatarsal arch 10 in front of the foot is a so-called instep arch, and is not a true arch but changes by applying a load. In the case of an adult, the metatarsal arch 10 is crushed by its own weight during walking. In the case of an adult, the lateral arch 11 at the foot portion does not change due to its own weight.
[0023]
Infants' feet are funky and fat, so the shape of the foot changes depending on whether it is grounded and its own weight is applied, or when the foot is lifted. In the state where the weight is applied, the width of the foot is increased and the height of the instep is decreased. On the other hand, when the foot is lifted, the width of the foot is reduced and the height of the upper is increased.
[0024]
When the infant is standing, bend the fingertips and grab the ground. Encouraging this action leads to the formation of an arch. In order to perform the finger movement smoothly, it is necessary to hold the metatarsal arch 10 firmly. Since the metatarsal arch 10 is a portion that does not restrict the movement of the finger, even if it is firmly fixed, the movement of the finger is not hindered.
[0025]
The region in which the foot arch lateral arch 11 is formed is a portion that determines the height of the upper, and in the case of an infant, it is a portion that becomes higher when its own weight is not applied. Therefore, do not hold this part tightly.
[0026]
Infants' skin is soft and easily damaged by steps and rubbing. In addition, since the ankle is still wobbled in the case of an infant who has just started walking, it is necessary to hold the ankle firmly in order to promote smooth walking.
[0027]
The present invention is intended to provide an infant shoe devised so as not to damage the foot of a soft infant in consideration of the foot structure unique to the infant as described above.
[0028]
3 to 6 show an embodiment of the present invention. 3 is a perspective view, FIG. 4 is a front view, FIG. 5 is a side view, and FIG. 6 is a perspective view in a state in which an opening for inserting a foot is wide open.
[0029]
An illustrated infant shoe 20 includes a shoe sole 21 positioned under an infant's foot, a tongue piece 22 that covers the back of the infant's foot, and a part of the tongue piece 22 that covers one side of the infant's foot. And a second side skin portion 24 that covers the other side surface of the infant's foot and partially overlaps the tongue piece portion 22. The first side skin portion 23 and the second side skin portion 24 are continuously formed via the back surface of the shoe 20.
[0030]
The front end of the tongue piece 22 is connected to the front end 21 a of the shoe sole 21. The first side skin portion 23 and the second side skin portion 24 have end edge portions 23 a and 24 a that face each other on the tongue piece portion 22. As shown in the figure, the end edge portions 23 a and 24 a of the first and second side skin portions 23 and 24 extend to the front end 21 a of the shoe sole portion 21 while being positioned on the tongue piece portion 22.
[0031]
The front edge portions 23a, 24a of the first and second side skin portions 23, 24 are sewn to the tongue piece portion 22 at the front portions close to the front end 21a of the shoe sole portion 21, respectively. 3 to 6, a portion indicated by E is a sewn portion between the side skin portions 23 and 24 and the tongue piece portion 22.
[0032]
On the inner surface of the baby shoes 20, steps due to the overlap of the side skin portions 23, 24 and the tongue piece portion 22 and seam portions thereof appear. In the case of the conventional infant shoe shown in FIG. 1, the step and the seam portion were in a position where they hit the top of the infant's metatarsal bone, but in the case of the infant shoe of one embodiment of the present invention, The step and seam portion E are located on the toes of the infant's foot. According to the embodiment of the present invention, even if the infant's foot gets a weight, the toes and the step or the seam portion E do not rub against each other, so that the infant's foot is not damaged.
[0033]
Furthermore, as shown in FIG. 6, according to the embodiment of the present invention, the end edges 23 a and 24 a of the first and second side skin portions 23 and 24 extend to the front end of the shoe sole 21, and the front end Since the tongue piece portion 22 is sewn to the region close to the tongue piece portion 22, the tongue piece portion 22 can be greatly swung up to the vicinity of the front end of the shoe sole portion 21. Accordingly, the opening for inserting the foot can be greatly opened, and the foot of the infant can be easily put into the shoe.
[0034]
Furthermore, the position of the phalange of the infant in the shoe 20 can be confirmed by raising the tongue piece 22 to the vicinity of the front end 21a of the shoe sole 21, so that the size of the foot of the growing infant and the size of the shoe Can be easily determined. Thus, according to the embodiment of the present invention, it is easy to understand the replacement time of shoes.
[0035]
As apparent from FIGS. 3 to 6, the end edge portions 23 a and 24 a of the first and second side skin portions 23 and 24 located on the tongue piece portion 22 are connected to each other via a connection band. In this case, one end of the connection band is fixed to the inner surface of the first side skin portion 23, and the other end is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion 24.
[0036]
More specifically, the infant shoe 20 includes a first connection band 25 and a second connection band that connect the end edge portion 23 a of the first side skin portion 23 and the end edge portion 24 a of the second side skin portion 24. 26 and a third connection band 27. The first connection band 25 is located far from the ankle, the third connection band 27 is located closest to the ankle, and the second connection band is located in the middle. As shown in the figure, each of the first, second, and third connection bands 25, 26, and 27 is fixed to the inner surface of the first side skin portion 23 and the other end of the second side skin portion 24. Removably joined to the outer surface.
[0037]
Preferably, the means for removably joining the other end of each connection band is a hook and loop fastener 31. With the hook-and-loop fastener 31, the connection band can be easily attached and detached in a short time. Since the operation is very simple, the infant can easily learn the bonding and debonding operations of the connection band.
[0038]
According to the embodiment of the present invention, one end of each connection band 25, 26, 27 is located on the inner surface of the first side skin portion 23, and the other end is located on the outer surface of the second side skin portion 24. It is easy to distinguish between shoes. In the stage where an infant grows up and wears shoes alone, the discrimination between the left and right shoes becomes an important factor.
[0039]
3 to 6 show a shoe for the left foot, and each connection band 25, 26, 27 is fixed to the inner surface of the first side skin portion 23 at one end located on the inner surface of the foot, The other end located on the outer side surface of the foot is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion 24. Although not shown, this relationship is the same in the case of shoes for the right foot.
[0040]
In the illustrated embodiment, the three connection bands 25, 26, and 27 have the same connection form, but they may be made different. For example, in the case of an infant who has begun to walk, the ankle is loose, so it is necessary to hold the ankle firmly. Therefore, regarding the connection band 27 closest to the ankle, one end thereof is fixed to the outer surface of the first side skin portion 23 and the other end is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion 24. With such a connection band 27, the upper end portion of the first side skin portion 23 can be pulled tightly, so that the ankle can be firmly held. Then, if one end of the remaining two connection bands 25 and 26 is fixed to the inner surface of the first side skin portion 23, the left and right shoes can be easily distinguished.
[0041]
As clearly shown in FIG. 5, a grip band 30 for gripping with a finger is attached to the back of the baby shoes 20. When the parent wants the infant to put on shoes, the back of the shoe 20 can be pulled up by grasping the grip band 30 with a finger. Conventionally, infant shoes having this kind of grip band have been provided on the market, but generally, the length of the grip portion that is not fixed (grip allowance) is small and difficult to grip. Therefore, in the embodiment of the present invention, in order to make it easy to grip with a finger, the grip margin of the grip band 30 (the length of the unfixed grip portion) is 2 cm or more. In order not to impair the design aesthetics, the height of the upper end of the grip band 30 is preferably set to be substantially the same as or lower than the height of the upper end of the baby shoes 20.
[0042]
For infants until they learn to walk, the ankle is still weak, so shoes that can hold the ankle firmly are desirable. In the baby shoes 20 shown in FIGS. 3 to 6, the first side skin portion 23 and the second side skin portion 24 have a height that covers the infant's ankle in order to hold the infant's ankle. .
[0043]
As used herein, “ankle” means the thinnest part of the leg from the knee to the foot, and the heel is located immediately below the ankle.
[0044]
In the embodiment of the present invention, the first connection band 25 is located on the metatarsal arch 10 (see FIG. 2) of the infant wearing the shoes 20 so that the metatarsal arch 10 can be firmly held. Is provided. The 2nd connection band 26 is located on the foot part horizontal arch 11 (refer FIG. 2) of the infant, and is provided so that the foot part side arch 11 may be tightened gently.
[0045]
By tightening the first connection band 25 and firmly holding the metatarsal arch 10, the infant can smoothly grasp the finger, thereby promoting the formation of the arch.
[0046]
As described above, the region where the foot lateral arch 11 is formed is a portion that determines the height of the upper. Infants' feet are full of fat and fat, so they spread to the side when their weight is applied to the feet, and the height of the upper is raised when they are floating in the air and are not. Since the change in the shape of the foot as described above is repeatedly performed during the walking motion, the foot lateral arch 11 should not be tightened. On the other hand, if the foot arch lateral arch 11 is not held at all, the foot moves in the shoe, which hinders walking. Therefore, it is necessary to hold the foot side lateral arch 11 by the connection band 26 even if it is loose.
[0047]
Desirably, regarding the connection band 26 located on the foot lateral arch 11, the foot lateral arch 11 can be tightened only gently. For example, the following structure can be considered.
[0048]
(1) By appropriately selecting the formation position of the hook-and-loop fastener 31, the foot lateral arch 11 can be tightened only gently in the joined state.
[0049]
(2) If the position of the hook-and-loop fastener 31 is the same as that of the other connection bands 25 and 27, the length of the second connection band 26 is made longer, so that the ankle lateral arch 11 is loosened in the joined state. It can only be tightened.
[0050]
(3) The second connection band 26 is widened, and an opening is provided in a portion located directly above the foot portion lateral arch 11 so as not to press the foot portion lateral arch 11.
[0051]
(4) By forming the second connection band 26 in a convex shape with a relatively hard material, even if it is strongly tightened, the curved state is maintained and the foot portion lateral arch 11 is not compressed.
[0052]
In the case of the infant shoe 20 shown in FIGS. 3 to 6, the third connection band 27 is formed at the ankle portion of the infant at the edge 23 a of the first side skin 23 and the edge 24 a of the second side skin 24. And connect. Infants until they learn to walk, they need to hold the ankle firmly because the ankle is loose. Therefore, the third connection band 27 is provided so that the infant's ankle can be firmly held. In order to increase the tightening force of the third connection band 27 against the ankle, unlike the illustrated embodiment, one end of the third connection band 27 may be fixed to the outer surface of the first side skin portion 23.
[0053]
The first side skin portion 23 and the second side skin portion 24 have a height that covers the ankle of the infant. Therefore, when the third connection band 27 is tightened and the ankle is firmly held, the first and second side skin portions 23 and 24 hit the baby's heel. Looking at the walking behavior of infants, the left and right touches are larger than adults. Therefore, if the side skin portion of the shoe presses the heel at the start of walking, there is a risk of damaging the heel and adversely affecting the walking motion.
[0054]
Therefore, in the embodiment of the present invention, the first and second side skin portions 23 and 24 have soft cushion materials 28 and 29 that cover the heel of the infant wearing the shoes 20. These cushion members 28 and 29 have a width dimension in which a lower end portion 29a (see FIG. 5) is located under the infant's heel and an upper end portion thereof is located at the height of the infant's ankle.
[0055]
If the cushion materials 28 and 29 have the width dimensions as described above, the infant's heel can be completely wrapped by the soft cushion material, so that the heel is not damaged and the walking motion is also hindered. Absent.
[0056]
In the illustrated embodiment, the cushion members 28 and 29 are formed continuously over the entire upper end region of the first and second side skin portions 23 and 24. Further, the third connection band 27 described above connects the cushion material 28 of the first side skin portion 23 and the cushion material 29 of the second side skin portion 29 on the tongue piece portion 22.
[0057]
Further, in order to be able to completely wrap the heel, preferably, as shown in FIG. 5, a portion of the lower end edge 29a of the cushioning material located under the infant's heel is convex downward. To be curved.
[0058]
Some conventional infant shoes have a cushioning material located on the heel. However, since the width of the cushion material was small, it seems that the bag was not completely wrapped. In the embodiment of the present invention, in order to completely wrap the heel, it is preferable that the height of the first and second side skin portions in the region hitting the heel of the infant is H, and the cushion material 29 in this region The width dimension is set to H / 3 or more.
[0059]
7 to 9 show another embodiment of the present invention. The illustrated baby shoe 40 includes a shoe sole 41, a tongue piece 42, a first side skin 43, a second side skin 44, a sewing area E, a first connection band 45, and a second A connection band 46, cushion materials 47 and 48, and a grip band 49 are provided. Unlike the embodiment shown in FIGS. 3 to 6, the illustrated baby shoe 40 has only two connection bands 45 and 46. There is no substantial difference regarding other elements.
[0060]
The 1st connection band 45 is located on the infant's metatarsal arch 10 (refer FIG. 2), and is provided so that the metatarsal arch 10 can be hold | maintained firmly. The 2nd connection band 46 is located on the foot part horizontal arch 11 of an infant, and is provided so that the foot part side arch 11 may be tightened gently.
[0061]
The infant shoes 20 shown in FIGS. 3 to 6 are preferable because the ankle is weak during the period from the toddler walk to learning how to walk. On the other hand, at the stage where the person learns how to walk, the ankle is firm, so there is no need to hold the ankle. At this stage, the baby shoes 40 shown in FIGS. 7 to 9 can be used.
[0062]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described with reference to drawings, this invention is not limited to the thing of embodiment shown in figure. Various modifications and variations can be made to the illustrated embodiment within the same range or equivalent range as the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a conventional infant shoe.
FIG. 2 is a anatomical diagram of a foot bone.
FIG. 3 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
4 is a front view of the baby shoes shown in FIG. 3;
5 is a side view of the infant shoe of FIG. 3. FIG.
6 is a perspective view showing an opened state of the baby shoes of FIG. 3; FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a front view of the baby shoe shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a perspective view of the infant shoe of FIG. 7 in an open state.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Metatarsal arch, 11 Tarsal side arch, 20 Baby shoes, 21 Shoe bottom part, 22 Tongue piece part, 23 1st side skin part, 23a End edge part, 24 2nd side skin part, 24a End edge part, 25 1st connection band, 26 2nd connection band, 27 3rd connection band, 28 cushion material, 29 cushion material, 29a lower end part, 30 grip band, 31 surface fastener.

Claims (12)

乳幼児の足の下に位置する靴底部と、乳幼児の足の甲を覆う舌片部と、乳幼児の足の一方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第1側皮部と、乳幼児の足の他方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第2側皮部とを備えた乳幼児用靴において、
前記舌片部の前方端は、前記靴底部の前方端に連結され、
前記第1および第2側皮部は、前記舌片部上で互いに対向する端縁部を有し、
前記第1および第2側皮部の端縁部は相互に間隔を開けて、前記舌片部上に位置して前記靴底部の前方端にまで延びており、
前記第1および第2側皮部の端縁部は、それぞれ、前記靴底部の前方端に近い前方部分が前記舌片部に縫い付けられていることを特徴とする、乳幼児用靴。
A shoe sole located under the infant's foot, a tongue piece covering the back of the infant's foot, a first side skin covering one side of the infant's foot and partially overlapping the tongue piece; Infant shoes comprising a second side skin portion that covers the other side surface of the foot and partially overlaps the tongue piece portion,
The front end of the tongue piece is connected to the front end of the shoe sole,
The first and second side skin portions have edge portions facing each other on the tongue piece portion,
The edge portions of the first and second side skin portions are spaced apart from each other, are located on the tongue piece portion, and extend to the front end of the shoe sole portion,
An infant shoe, wherein the edge portions of the first and second side skin portions are respectively sewn to the tongue piece portion at a front portion close to a front end of the shoe bottom portion.
前記第1および第2側皮部の端縁部と、前記舌片部とを縫い付けた縫い目は、当該靴を履いた乳幼児の指先の上に位置する、請求項1に記載の乳幼児用靴。  The infant shoe according to claim 1, wherein a seam obtained by sewing the edge portions of the first and second side skin portions and the tongue piece portion is located on a fingertip of the infant wearing the shoe. . 前記第1側皮部の端縁部と、前記第2側皮部の端縁部とを接続する接続バンドを備え、
前記接続バンドは、その一方端が前記第1側皮部の内面に固定され、その他方端が前記第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている、請求項1または2に記載の乳幼児用靴。
A connection band connecting the end edge portion of the first side skin portion and the end edge portion of the second side skin portion;
3. The connection band according to claim 1, wherein one end of the connection band is fixed to the inner surface of the first side skin portion and the other end is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion. Infant shoes.
前記第1側皮部の端縁部と、前記第2側皮部の端縁部とを接続する第1、第2および第3の接続バンドを備え、
前記第1の接続バンドは足首から遠くに位置し、前記第3の接続バンドは足首に最も近く位置し、前記第2の接続バンドは中間に位置するものであり、
前記第1、第2および第3の接続バンドは、それぞれ、その一方端が前記第1側皮部の内面に固定され、その他方端が前記第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている、請求項1または2に記載の乳幼児用靴。
Comprising first, second and third connection bands for connecting the edge of the first side skin and the edge of the second side skin,
The first connection band is located far from the ankle, the third connection band is located closest to the ankle, and the second connection band is located in the middle;
Each of the first, second and third connection bands is fixed to the inner surface of the first side skin portion and the other end is detachably joined to the outer surface of the second side skin portion. The baby shoes according to claim 1 or 2.
前記第1側皮部の端縁部と、前記第2側皮部の端縁部とを接続する第1および第2の接続バンドを備え、
前記第1の接続バンドは、足首から遠くに位置し、その一方端が前記第1側皮部の内面に固定され、その他方端が前記第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されており、
前記第2の接続バンドは、足首から近くに位置し、その一方端が前記第1側皮部の外面に固定され、その他方端が前記第2側皮部の外面に取り外し可能に接合されている、請求項1または2に記載の乳幼児用靴。
Comprising first and second connection bands for connecting an end edge portion of the first side skin portion and an end edge portion of the second side skin portion;
The first connection band is located far from the ankle, and has one end fixed to the inner surface of the first side skin portion and the other end removably joined to the outer surface of the second side skin portion. And
The second connection band is located near the ankle, and has one end fixed to the outer surface of the first side skin part and the other end removably joined to the outer surface of the second side skin part. The baby shoes according to claim 1 or 2.
前記接続バンドの他方端と前記第2側皮部の外面とを取り外し可能に接合する手段は、面ファスナである、請求項3〜5のいずれかに記載の乳幼児用靴。  The infant shoe according to any one of claims 3 to 5, wherein the means for removably joining the other end of the connection band and the outer surface of the second side skin portion is a hook-and-loop fastener. 当該乳幼児用靴の背面部に、指で掴むための掴み帯が取付けられており、
前記掴み帯は、その下方端が靴に固定され、固定されていない掴み部分の長さが2cm以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の乳幼児用靴。
A grip band for gripping with fingers is attached to the back of the baby shoes,
The infant shoe according to any one of claims 1 to 6, wherein a lower end of the grip band is fixed to the shoe, and a length of an unfixed grip portion is 2 cm or more.
前記掴み帯の上端の高さは、当該乳幼児用靴の上端の高さとほぼ同じか、それよりも低い、請求項7に記載の乳幼児用靴。  The baby shoe according to claim 7, wherein a height of an upper end of the grip band is substantially equal to or lower than a height of an upper end of the baby shoe. 乳幼児の足の下に位置する靴底部と、乳幼児の足の甲を覆う舌片部と、乳幼児の足の一方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第1側皮部と、乳幼児の足の他方側面を覆い前記舌片部上に部分的に重なる第2側皮部とを備えた乳幼児用靴において、A shoe sole located under an infant's foot, a tongue piece covering the back of the infant's foot, a first side skin covering one side of the infant's foot and partially overlapping the tongue piece; Infant shoes comprising a second side skin portion that covers the other side surface of the foot and partially overlaps the tongue piece portion,
前記第1および第2側皮部の端縁部は相互に間隔を開けて、前記舌片部上に位置して前記靴底部の前方端にまで延びており、The edge portions of the first and second side skin portions are spaced apart from each other, are located on the tongue piece portion, and extend to the front end of the shoe sole portion,
前記第1および第2側皮部は、当該靴を履いた乳幼児の踝を覆うクッション材を含み、The first and second side skin portions include a cushion material that covers an infant's heel wearing the shoes,
前記クッション材は、その下端部が乳幼児の踝の下に位置し、その上端部が乳幼児の足首の高さに位置する幅寸法を有することを特徴とする、乳幼児用靴。An infant shoe, wherein the cushion material has a width dimension such that a lower end portion thereof is positioned under an infant's heel and an upper end portion thereof is positioned at the height of an infant's ankle.
前記クッション材は、前記第1および第2側皮部の上端領域全体に連続して形成されており、The cushion material is formed continuously over the entire upper end region of the first and second side skin portions,
当該乳幼児用靴は、前記第1側皮部のクッション材と前記第2側皮部のクッション材と  The infant shoe includes a cushion material for the first side skin portion and a cushion material for the second side skin portion. を前記舌片部上で接続する接続バンドを備える、請求項9に記載の乳幼児用靴。The baby shoe according to claim 9, further comprising a connection band connecting the tongue piece portion on the tongue piece portion.
前記クッション材の下端縁のうち、当該靴を履いた乳幼児の踝の下に位置する部分が下方に向かって凸状に湾曲している、請求項10に記載の乳幼児用靴。The infant shoe according to claim 10, wherein a portion of the lower end edge of the cushion material, which is located under the heel of the infant wearing the shoe, is curved downwardly. 乳幼児の踝に当たる領域にある前記第1および第2側皮部の高さをHとすると、この領域にある前記クッション材の幅寸法は、H/3以上である、請求項9〜11のいずれかに記載の乳幼児用靴。The height dimension of the said 1st and 2nd side skin part in the area | region which hits an infant's heel is set to H, The width dimension of the said cushioning material in this area | region is H / 3 or more, Any of Claims 9-11 Crab shoes for children.
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