JP4092500B2 - 開閉操作スイッチ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアの施錠・解錠をドアのアウトサイドハンドルに取り付けた開閉操作スイッチを操作することにより電気的に行うものにおいて、開閉操作スイッチをアウトサイドハンドルに取り付ける構造に関する。
従来、車両のドアに設けられたドアロックの施錠・解錠を電気的に行う技術が知られており、また、この電気的な施錠・解錠をドア外側面に設けられた押しボタン式の開閉操作スイッチを操作することで行う技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記開閉操作スイッチを予めドアのアウトサイドハンドルに組み付けることで、ドアアウタパネルに穴を開けないようにした技術も知られている。
上述のような押しボタン式の開閉操作スイッチをアウトサイドハンドルに取り付ける構造では、開閉操作スイッチの押しボタン部がアウトサイドハンドルの外表面に設けたボタン貫通孔に、外周の隙間が一定な状態で貫通するように位置決めをしてサブアッセンブリし、その開閉操作スイッチをサブアッセンブリしたアウトサイドハンドルをドアアウタパネルに設けられた作業孔に開閉操作スイッチの一部が入るようにドアアウタパネルの表面側から開閉操作スイッチごと取り付けている。
特開2002−175736号公報(図2)
ところが、アウトサイドハンドルを小型に形成した場合、ドアアウタパネルの表面側からアウトサイドハンドルを取り付けたときに、開閉操作スイッチがサブアッセンブリされていると、作業孔において開閉操作スイッチを通す部分をアウトサイドハンドルで覆い隠すことができない場合が生じる。
そこで、このような場合には、アウトサイドハンドルをアウタパネルにセットした後で、アウトサイドハンドルの取付ボルトを利用してドアアウタパネルの裏面側から開閉操作スイッチを後付けすることが考えられる。
この場合、ドアアウタパネルの裏面側から位置決め治具無しで取り付けるために、開閉操作スイッチをボルトとナットで締結するときに、その締結トルクが開閉操作スイッチに入力されて、開閉操作スイッチがアウトサイドハンドルに対して正規の位置から回動することがある。このように、開閉操作スイッチがアウトサイドハンドルに対して回動すると、アウトサイドハンドルに形成したボタン貫通孔を貫通した押しボタン部ではボタン貫通孔に対して正規位置からずれてしまい、この押しボタン部の外周とボタン貫通孔の内周との隙間が一定にならず、外観品質が低下するという問題が生じたり、押しボタン部の外周がボタン貫通孔の内周に片当たりをして、動きが悪くなって、操作性が悪化するという問題が生じたりする。
なお、アウトサイドハンドルの裏面にロケートピンや押さえ爪を設けて、開閉操作スイッチの位置決めをすることは可能であるが、通常、押しボタン部の位置とオフセットした位置でボルトとナットの締結を行うため、その際のトルクで開閉操作スイッチが微妙に回動するのを止めるだけの精度を持たせることは難しく、上記外観品質の問題ならびに操作性の問題を解決することは難しい。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、開閉操作スイッチをアウトサイドハンドルに後付けする場合でも、外観品質に優れるとともに操作性にも優れた状態で押しボタン部を取り付けることができる開閉操作スイッチ取付構造を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するべく、本願請求項1に記載の発明は、車両のドアの車外側にアウトサイドハンドルが設けられ、このアウトサイドハンドルの裏面に、ドアロック装置を施錠・解錠させる信号を形成する開閉操作スイッチがボルト・ナットで固定され、この開閉操作スイッチは、アウトサイドハンドルを貫通して形成されたボタン貫通孔を通して車外に露出して車外側からの物理的入力を受けて変位する押しボタン部と、アウトサイドハンドルの裏面側に固定され、押しボタン部の変位に基づいて電気的信号を形成するスイッチ本体とを備えている開閉操作スイッチ取付構造において、
前記ドアのドアアウタパネルには、取付孔と作業孔とが開口され、この作業孔に前記開閉操作スイッチが位置し、
前記アウトサイドハンドルには、ボタン貫通孔が形成され、さらに、前記アウトサイドハンドルの裏面には、取付ボルトが車内方向に立設されているとともに、前記ボタン貫通孔の近傍位置には、ロケートピンが車内方向に立設され、
前記押しボタン部を、入力面により物理的入力を受けて前記スイッチ本体に変位可能に支持された第1押しボタン部と、前記アウトサイドハンドルのボタン貫通孔を貫通して取り付けられ、裏面の伝達面が前記第1押しボタン部の入力面に当接あるいは近接されて配置された第2押しボタン部とで、この第2押しボタン部を押すと第1押しボタン部がスイッチ本体に対して変位するよう構成し、
前記スイッチ本体には、突起と、ねじ挿通穴とが形成され、
前記スイッチ本体を取り付ける取付ブラケットが設けられ、この取付ブラケットには、前記取付ボルトが挿通されるボルト挿通孔と、前記スイッチ本体を固定するねじを挿通させるねじ穴と、前記ロケートピンを挿通させて前記アウトサイドハンドルに対する位置決めを行うロケート穴と、前記スイッチ本体の突起が差し込まれる係合穴とが形成され、
前記スイッチ本体が、前記スイッチ本体の突起を前記取付ブラケットに形成された係合穴に差し込んだ状態で、前記スイッチ本体のねじ挿通穴に挿通させたねじを前記取付ブラケットのねじ穴に螺合させることで、前記取付ブラケットに固定され、
前記アウトサイドハンドルの裏面に立設された取付ボルトを前記取付ブラケットのボルト挿通孔と前記ドアアウタパネルの取付孔とに挿通させ、裏側からナットを締結させて前記取付ブラケットを前記ドアアウタパネルに共締めし、前記スイッチ本体が前記ドアアウタパネルに対して固定されているとともに、
前記スイッチ本体とアウトサイドハンドルとで第2押しボタン部の裏面側の周囲を挟んだことを特徴とする手段とした。

本発明では、開閉操作スイッチの第2押しボタン部のみを予めアウトサイドハンドルのボタン貫通孔に貫通状態で取り付けておく。したがって、アウトサイドハンドルおよびドアアウタパネルに形成した作業孔を小型に形成して、ドアアウタパネルの作業孔において開閉操作スイッチを通す部分を確保できない場合でも、アウトサイドハンドルに開閉操作スイッチを取り付けることができる。
このようにして、アウトサイドハンドルをドアアウタパネルにセットした後で、スイッチ本体をアウトサイドハンドルに対してボルト・ナットで取り付け、この取付状態では、スイッチ本体に支持された第1押しボタン部の入力面が第2押しボタン部の裏面の伝達面に当接あるいは近接される。
このように、第1押しボタン部と第2押しボタン部とは、当接あるいは近接されるため、スイッチ本体をボルト・ナットによりアウトサイドハンドルに取り付ける際に、その締結トルクによりスイッチ本体の位置がアウトサイドハンドルに対して正規の位置からずれた場合、アウトサイドハンドルに取り付けられた第2押しボタン部に対して第1押しボタン部の位置が相対的に多少ずれることになるだけであり、第2押しボタン部はアウトサイドハンドルに対して一定の状態に保たれ、第2押しボタン部の外周とアウトサイドハンドルのボタン貫通孔の内周との関係が一定に保たれ、隙間の量が変化して外観品質が低下したり、片当たりして操作性が悪くなったりすることがない。
また、スイッチ本体をアウトサイドハンドルに固定した状態では、第2押しボタン部の裏面が、アウトサイドハンドルの裏面とスイッチ本体とで挟まれるため、第2押しボタン部はアウトサイドハンドルにしっかりと固定される。
以上のようにして取付を終了した開閉操作スイッチにあっては、アウトサイドハンドルのボタン貫通孔から露出した第2押しボタン部を車外側から押すと、この第2押しボタン部の裏面の伝達面が車内方向へ変位して第1押しボタン部の入力面を押し、これにより第1押しボタン部がスイッチ本体に対して押し込まれ、スイッチ本体で電気信号が形成される。
以上のように、本発明では、スイッチ本体をボルト・ナットでアウトサイドハンドルに後付で締結する際に、その締結トルクによりスイッチ本体がアウトサイドハンドルに対して正規の位置から回動しても、アウトサイドハンドルを貫通する第2押しボタン部は、回動することなくアウトサイドハンドルに対して一定の取付状態に保たれ、良好な外観品質を保つことができるとともに、片当たりが生じて操作性が悪化するといったことがな無いという効果が得られる。
また、第2押しボタン部の裏面が、アウトサイドハンドルの裏面とスイッチ本体とで挟まれるため、第2押しボタン部はアウトサイドハンドルにしっかりと固定され、操作性を良好に保つことができるとともに、経年劣化により取付不良となるのを防止することができるという効果が得られる。
以下に、発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1は実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造の要部を示す断面図、図2は実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造を示す側面図、図3は実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造の要部を示す斜視図、図4は実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造におけるアウトサイドハンドルを示す側面図、図5は実施の形態の開閉操作スイッチにおける取付ブラケットに開閉操作スイッチを取り付けた状態を示す斜視図である。
図3はドアアウタパネル1を車内側から見ているもので、このドアアウタパネル1には、車内側に凹んだ凹部11が形成されているとともに、この凹部11の上側に大口径の第1作業孔12と、この第1作業孔12を挟んで前後(図において矢印FRを車両前後方向とする)に設けられた一対の縦長の取付孔13,13と、その隣の小口径の第2作業孔14とが開口されている。
前記凹部11には、アウトサイドハンドル2が取り付けられる。このアウトサイドハンドル2は、図外のドアロック装置のロックを解除する操作を行うものであり、このアウトサイドハンドル2の車体側方から見た側面図である図4に示すように、前記ドアアウタパネル1に固定されるエスカッション21と、このエスカッション21に対して上下方向に回動するハンドル部22と、このハンドル部22に連結されてハンドル部22の回動を図外のドアロック装置に伝達するためのアーム23とを備えている。
また、前記エスカッション21の長手方向の一端部には、ボタン貫通孔21aがエスカッション21を貫通して形成され、さらに、前記エスカッション21の裏面には、図2および図3に示すように、前後に一対の取付ボルト21b(2本のうちの1本のみを図示している)が車内方向に立設されているとともに、前記ボタン貫通孔21aの近傍位置には、ロケートピン21cが車内方向に立設されている。
なお、前記アウトサイドハンドル2は、一対の取付ボルト21b,21bをそれぞれ、ドアアウタパネル1の取付孔13に挿通させて、裏側からナット21d,21dを締結させることで、ドアアウタパネル1に固定される。
また、前記アウトサイドハンドル2のエスカッション21の裏面には、前記第2作業孔14の位置に、開閉操作スイッチ3が取り付けられる。
この開閉操作スイッチ3は、図外のドアロック装置の施錠・解錠を切り替える電気信号を形成するもので、図1に示すように、スイッチ本体31と、押しボタン部32とを備え、さらに、この押しボタン部32は、第1押しボタン部321と第2押しボタン部322とを備えている。
前記スイッチ本体31は、金属などにより板状に形成された取付ブラケット4に取り付けられており、図1に示すように、この取付ブラケット4を、前記取付ボルト21bおよびナット21dにより前記エスカッション21とドアアウタパネル1に共締めすることで、前記スイッチ本体31がエスカッション21およびドアアウタパネル1に対して固定されている。
すなわち、前記取付ブラケット4は、前記エスカッション21の長手方向端部においてエスカッション21よりも上下方向に大きな寸法の略長方形形状に形成され、図5に示すように、前記取付ボルト21bが挿通されるボルト挿通孔41と、スイッチ本体31を固定する図外のねじを挿通させるねじ穴42と、前記ロケートピン21cを挿通させて前記エスカッション21に対する位置決めを行うロケート穴44とが形成されている。
前記スイッチ本体31は、図5に示すように、上下にフランジ31a,31bが形成されており、また、図1に示すように、スイッチ本体31の裏面には突起31dが形成されている。そして、前記突起31dを前記取付ブラケット4に形成された係合穴43に差し込んだ状態で、上側のフランジ31aに形成されたねじ挿通穴31cに挿通させた図外のねじを前記取付ブラケット4のねじ穴42に螺合させることで、スイッチ本体31が取付ブラケット4に固定される。
なお、上述のように、取付ブラケット4の上下寸法がエスカッション21の上下寸法よりも大きく形成されているため、エスカッション21に取付ブラケット4およびスイッチ本体31を取り付けた状態では、車外側から第2作業孔14を挿通させることができない。このため、後述するように、取付ブラケット4およびスイッチ本体31は、アウトサイドハンドル2をドアアウタパネル1に組み付けた後に組み付けるようにしている。
前記スイッチ本体31の中央部分には、第1押しボタン部321が車両内外方向(図1において矢印LR方向)に移動可能に支持されているとともに、前記第1押しボタン部321は、図示を省略した付勢手段によりスイッチ本体31から突出する方向に付勢されている。
すなわち、前記第1押しボタン部321は、車外方向を向いた入力面323を有し、この入力面323において車内方向に物理的な入力を受けると、第1押しボタン部321が図示を省略した付勢手段の付勢力に抗してスイッチ本体31に対して車内方向に変位し、この変位によりスイッチ本体31の内部に設けられた接点が閉じられるかあるいは開かれるかして電気的な信号が形成されるよう構成されている。
前記第2押しボタン部322は、前記第1押しボタン部321の車外側に配置されて、前記エスカッション21のボタン貫通孔21aに取り付けられている。この第2押しボタン部322は、シリコンゴム、ゴム、樹脂などの弾性変形可能な素材により形成され、その外周に形成された表側フランジ324と裏側フランジ325とで、前記ボタン貫通孔21aの内周縁を挟んでボタン貫通孔21aに取り付けられている。
また、前記第2押しボタン部322は、前記エスカッション21への取付状態においてエスカッション21の表面から僅かに盛り上がった湾曲形状を成した押圧操作部326と、この押圧操作部326の裏面から突出された操作力伝達部327とを備え、この操作力伝達部327において車内方向を向いた面である伝達面328が前記第1押しボタン部321の入力面323に当接あるいは近接されている。
また、前記第2押しボタン部322の裏側フランジ325は、前記スイッチ本体31の一部とエスカッション21との間に挟まれる。なお、スイッチ本体31の一部とは、図2においてボタン貫通孔21aの右隣に配置された円形の凸部311と、前記スイッチ本体31においてボタン貫通孔21aの左隣に配置された部分である。すなわち、前記エスカッション21は、前後方向で湾曲した形状となっていて図1,図2において左端ほど車体内側に変位した形状となっているため、前記スイッチ本体31の左端部とエスカッション21との間隔が狭く、前記第2押しボタン部322の裏側フランジ325はスイッチ本体31とエスカッション21との間に挟まれる。一方、前記スイッチ本体31の図1,図2における右端部では、エスカッション21との間隔が拡がるため、スイッチ本体31の端部に車外方向に凸となった前記凸部311を形成し、この凸部311の先端面とエスカッション21とで前記裏側フランジ325を挟むようにしている。
次に、開閉操作スイッチの組付手順について説明する。
予めアウトサイドハンドル2のエスカッション21のボタン貫通孔21aに第2押しボタン部322を取り付けておく。ちなみに、この取り付けは、図1に示すように、第2押しボタン部322の外周の両フランジ部324,325によりボタン貫通孔21aの内周縁を挟むことで行う。
また、予め取付ブラケット4に、第1押しボタン部321と一体となったスイッチ本体31をねじ止めしておく。なお、スイッチ本体31は、図1に示すように突起31dを係合穴43に差し込むことにより位置決めが成される。
次に、アウトサイドハンドル2の一対の取付ボルト21bをドアアウタパネル1の取付孔13,13に挿通させてアウトサイドハンドル2をドアアウタパネル1に組み付け、取付ボルト21bにナット21dを締結させるが、このとき、スイッチ本体31を組み付けた取付ブラケット4を共締めすることで、アウトサイドハンドル2に、第1押しボタン部321を含むスイッチ本体31を組み付け固定する。なお、この時、取付ブラケット4のロケート穴44にエスカッション21に突設されたロケートピン21cを差し込むことにより、取付ブラケット4の位置決めが成される。
この組付状態で、図1に示すように、スイッチ本体31に支持された第1押しボタン部321の入力面323が、予めエスカッション21に取り付けられている第2押しボタン部322の伝達面328に当接あるいは近接されるとともに、第2押しボタン部322の裏側フランジ325は、図1に示すように、スイッチ本体31とエスカッション21との間に挟まれ、第2押しボタン部322は、エスカッション21に対してしっかりと固定される。
また、上述のように取付ボルト21bとナット21dを締結させて取付ブラケット4を共締めしたときに、取付ブラケット4がナット21dの締結時のトルクに引きずられて取付ボルト21bを中心に微少回動することがある。この場合、取付ブラケット4に取り付けられた第1押しボタン部321も微少回動するが、第2押しボタン部322は第1押しボタン部321とは別体であるから、第2押しボタン部322がエスカッション21に対して回動することは無いとともに、この第2押しボタン部322の伝達面328は、第1押しボタン部321の入力面323に対して当接あるいは近接した状態に保たれる。
次に、開閉操作スイッチの使用時には、乗員は、エスカッション21の表面に現れた第2押しボタン部322の押圧操作部326を車内方向に押す。これにより、第2押しボタン部322の裏側にある操作力伝達部327が車内方向に変位してその表面の伝達面328が第1押しボタン部321の入力面323を押し、第1押しボタン部321がスイッチ本体31に対して車内方向へ変位し、これによりスイッチ本体31において電気的な信号が形成され、図外のドアロック装置の施錠あるいは解錠が成される。
以上のように、本実施の形態では、スイッチ本体31を取付ブラケット4と共にアウトサイドハンドル2のエスカッション21に後付で締結する際に、その締結トルクによりスイッチ本体31が取付ブラケット4と共にエスカッション21に対して正規の位置から回動しても、アウトサイドハンドル2のエスカッション21のボタン貫通孔21aに貫通して取り付けられた第2押しボタン部322は、回動することなくアウトサイドハンドル2のエスカッション21に対して一定の取付状態に保たれ、良好な外観品質を保つことができるとともに、片当たりが生じて操作性が悪化するといったことがないという効果が得られる。
また、第2押しボタン部322の裏側フランジ325が、アウトサイドハンドル2のエスカッション21の裏面とスイッチ本体31とで挟まれるため、第2押しボタン部322はアウトサイドハンドル2のエスカッション21にしっかりと固定され、操作性を良好に保つことができるとともに、経年劣化により取付不良となるのを防止することができるという効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態を図面に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の請求項に記載した発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造の要部を示す断面図である。 実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造を示す側面図である。 実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造の要部を示す斜視図である。 実施の形態の開閉操作スイッチ取付構造におけるアウトサイドハンドルを示す側面図である。 実施の形態の開閉操作スイッチにおける取付ブラケットに開閉操作スイッチを取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドアアウタパネル
11 凹部
12 第1作業孔
13 取付孔
14 第2作業孔
2 アウトサイドハンドル
21 エスカッション
21a ボタン貫通孔
21b 取付ボルト
21c ロケートピン
21d ナット
22 ハンドル部
23 アーム
3 開閉操作スイッチ
31 スイッチ本体
31a,31b フランジ
31c 挿通穴
31d 突起
32 ボタン部
4 取付ブラケット
41 ボルト挿通孔
42 ねじ穴
43 係合穴
44 ロケート穴
311 凸部
321 第1押しボタン部
322 第2押しボタン部
323 入力面
324 表側フランジ
325 裏側フランジ
326 押圧操作部
327 操作力伝達部
328 伝達面

Claims (1)

  1. 車両のドアの車外側にアウトサイドハンドルが設けられ、このアウトサイドハンドルの裏面に、ドアロック装置を施錠・解錠させる信号を形成する開閉操作スイッチがボルト・ナットで固定され、この開閉操作スイッチは、アウトサイドハンドルを貫通して形成されたボタン貫通孔を通して車外に露出して車外側からの物理的入力を受けて変位する押しボタン部と、アウトサイドハンドルの裏面側に固定され、押しボタン部の変位に基づいて電気的信号を形成するスイッチ本体とを備えている開閉操作スイッチ取付構造において、
    前記ドアのドアアウタパネルには、取付孔と作業孔とが開口され、この作業孔に前記開閉操作スイッチが位置し、
    前記アウトサイドハンドルには、ボタン貫通孔が形成され、さらに、前記アウトサイドハンドルの裏面には、取付ボルトが車内方向に立設されているとともに、前記ボタン貫通孔の近傍位置には、ロケートピンが車内方向に立設され、
    前記押しボタン部を、入力面により物理的入力を受けて前記スイッチ本体に変位可能に支持された第1押しボタン部と、前記アウトサイドハンドルのボタン貫通孔を貫通して取り付けられ、裏面の伝達面が前記第1押しボタン部の入力面に当接あるいは近接されて配置された第2押しボタン部とで、この第2押しボタン部を押すと第1押しボタン部がスイッチ本体に対して変位するよう構成し、
    前記スイッチ本体には、突起と、ねじ挿通穴とが形成され、
    前記スイッチ本体を取り付ける取付ブラケットが設けられ、この取付ブラケットには、前記取付ボルトが挿通されるボルト挿通孔と、前記スイッチ本体を固定するねじを挿通させるねじ穴と、前記ロケートピンを挿通させて前記アウトサイドハンドルに対する位置決めを行うロケート穴と、前記スイッチ本体の突起が差し込まれる係合穴とが形成され、
    前記スイッチ本体が、前記スイッチ本体の突起を前記取付ブラケットに形成された係合穴に差し込んだ状態で、前記スイッチ本体のねじ挿通穴に挿通させたねじを前記取付ブラケットのねじ穴に螺合させることで、前記取付ブラケットに固定され、
    前記アウトサイドハンドルの裏面に立設された取付ボルトを前記取付ブラケットのボルト挿通孔と前記ドアアウタパネルの取付孔とに挿通させ、裏側からナットを締結させて前記取付ブラケットを前記ドアアウタパネルに共締めし、前記スイッチ本体が前記ドアアウタパネルに対して固定されているとともに、
    前記スイッチ本体とアウトサイドハンドルとで第2押しボタン部の裏面側の周囲を挟んだことを特徴とする開閉操作スイッチ取付構造。
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