JP4024244B2 - 接続部品用導電材料及びその製造方法 - Google Patents
接続部品用導電材料及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4024244B2 JP4024244B2 JP2004375212A JP2004375212A JP4024244B2 JP 4024244 B2 JP4024244 B2 JP 4024244B2 JP 2004375212 A JP2004375212 A JP 2004375212A JP 2004375212 A JP2004375212 A JP 2004375212A JP 4024244 B2 JP4024244 B2 JP 4024244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- alloy
- alloy coating
- layer
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
本発明は、この先願発明をさらに発展させたものである。
この接続部品用導電材料では、前記材料表面は、少なくとも一方向における平均の材料表面露出間隔が0.01〜0.5mmであることが望ましい。
さらに、この接続部品用導電材料では、前記Sn被覆層の表面に露出する前記Cu−Sn合金被覆層の厚さ(露出部の厚さ)が0.2μm以上であることが望ましい。
また、前記母材表面と前記Cu−Sn合金被覆層の間にさらにNi被覆層が形成されていてもよい。この場合、前記Ni被覆層とCu−Sn合金被覆層との間にさらにCu被覆層を有していてもよい。
なお、本発明において、Cu板条はCu合金板条を含む。また、Sn被覆層、Cu被覆層及びNi被覆層は、それぞれSn、Cu、Ni金属のほか、Sn合金、Cu合金及びNi合金を含む。
前記母材の表面粗さについては、前記一方向において算出された凹凸の平均間隔Sm(粗さ曲線が平均線と交差する交点から求めた山谷一周期の間隔の平均値)が0.01〜0.5mmであることが望ましい。さらに、前記Sn被覆層の表面に露出する前記Cu−Sn合金被覆層の厚さが0.2μm以上となるように、前記リフロー処理を、前記Snめっき層の融点以上、600℃以下の温度で3〜30秒間行うことが望ましい。
なお、前記母材の表面において、前記表面粗さにして前記被覆層構成を形成する領域は、母材の片面又は両面全体に及んでいてもよいし、片面又は両面の一部のみを占めているのでもよい。
前記製造方法において、Cuめっき層を全く形成しない場合もあり得る。この場合、Cu−Sn合金被覆層のCuは、母材から供給される。
また、前記製造方法において、前記母材表面と前記Cuめっき層の間に、Niめっき層を形成してもよい。Niめっき層の平均の厚さは3μm以下とし、この場合のCuめっき層の平均の厚さは0.1〜1.5μmとするのが望ましい。
なお、本発明において、Cuめっき層、Snめっき層及びNiめっき層は、それぞれCu、Sn、Ni金属のほか、Cu合金、Sn合金及びNi合金を含む。
なお、本発明に係る接続部品用導電材料を嵌合型端子として用いる場合、オス、メス端子の両方に用いることが望ましいが、オス、メス端子の一方だけに用いることもできる。
(1)Cu−Sn合金被覆層について、そのCu含有量を20〜70at%とした理由について述べる。Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金被覆層は、Cu6Sn5相を主体とする金属間化合物からなる。Cu6Sn5相はSn被覆層を形成するSn又はSn合金に比べて非常に硬く、それを材料の最表面に部分的に露出形成すると、端子挿抜の際にSn被覆層の掘り起こしによる変形抵抗や凝着をせん断するせん断抵抗を抑制でき、摩擦係数を非常に低くすることができる。さらに、本発明ではCu6Sn5相がSn被覆層の表面に部分的に突出しているため、端子挿抜や振動環境下などにおける電気接点部の摺動・微摺動の際に接圧力を硬いCu6Sn5相で受けてSn被覆層同士の接触面積を一段と低減できるため、摩擦係数をさらに低くすることができ、微摺動によるSn被覆層の摩耗や酸化も減少する。一方、Cu3Sn相はさらに硬いが、Cu6Sn5相に比べてCu含有量が多いため、これをSn被覆層の表面に部分的に露出させた場合には、経時や腐食などによる材料表面のCuの酸化物量などが多くなり、接触抵抗を増加させ易く、電気的接続の信頼性を維持することが困難となる。また、Cu3Sn相はCu6Sn5相に比べて脆いために、成形加工性などが劣るという問題点がある。従って、Cu−Sn合金被覆層の構成成分を、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金に規定する。
このCu−Sn合金被覆層には、Cu3Sn相が一部含まれていてもよく、母材及びSnめっき中の成分元素などが含まれていてもよい。しかし、Cu−Sn合金被覆層のCu含有量が20at%未満では凝着力が増して摩擦係数を低くすることが困難となり、耐微摺動摩耗性も低下する。一方Cu含有量が70at%を超えると経時や腐食などによる電気的接続の信頼性を維持することが困難となり、成形加工性なども悪くなる。従って、Cu−Sn合金被覆層のCu含有量を20〜70at%に規定する。より望ましくは45〜65at%である。
Sn被覆層がSn合金からなる場合、Sn合金のSn以外の構成成分としては、Pb、Bi、Zn、Ag、Cuなどが挙げられる。Pbについては50質量%未満、他の元素については10質量%未満が望ましい。
Cu被覆層には、母材に含まれる成分元素等が少量混入していてもよい。また、Cu被覆層がCu合金からなる場合、Cn合金のCn以外の構成成分としてはSn、Zn等が挙げられる。Snの場合は50質量%未満、他の元素については5質量%未満が望ましい。
Ni被覆層には、母材に含まれる成分元素等が少量混入していてもよい。また、Ni被覆層がNi合金からなる場合、Ni合金のNi以外の構成成分としては、Cu、P、Coなどが挙げられる。Cuについては40質量%以下、P、Coについては10質量%以下が望ましい。
凹凸の激しい母材表面に直接に、あるいはNiめっき層やCuめっき層を介してSnめっき層を施した場合、めっきの均一電着性が良好であれば、Snめっき層表面は、母材の表面形態を反映して凹凸の激しい表面が得られてしまう。これにリフロー処理を施すと、溶融した表面凸部のSnが表面凹部に流動する作用により、Sn被覆層の表面を平滑化でき、さらにリフロー処理中に形成されるCu−Sn合金被覆層の一部を前記Sn被覆層の表面に露出して形成させることができる。また加熱溶融処理を施すことにより、耐ウィスカ性も向上する。なお、Cuめっき層と溶融したSnめっき層の間に形成されるCu−Sn拡散合金層は、通常、母材の表面形態を反映して成長する。ただし、リフロー処理条件が不適切だと、Sn被覆層の表面に突出するCu−Sn合金被覆層の厚さが前記Cu−Sn合金被覆層の平均の厚さと比較して極めて薄くなる場合がある。
(1)本発明の接続部品用導電材料は、リフロー処理後のSn被覆層が平均の厚さ0.2〜5.0μmで存在し、材料表面の少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.15μm以上、全ての方向における算術平均粗さRaが3.0μm以下で、Sn被覆層の表面にCu−Sn合金被覆層の一部が露出し、その表面露出面積率が3〜75%である。Sn被覆層の表面に露出するCu−Sn合金被覆層の一部は、Sn被覆層の表面に突出している。なお、従来の接続部品用導電材料においては、Cu−Sn合金被覆層が表面に露出する状態であれば、Sn被覆層は完全に又はほとんど消滅した状態になっていた。
なお、Niめっき層、Cuめっき層及びSnめっき層が、それぞれNi合金、Cu合金及びSn合金からなる場合、先にNi被覆層、Cu被覆層及びSn被覆層に関して説明した各合金を用いることができる。
母材の表面粗さについては、より望ましくは、少なくとも一方向の算術平均粗さRaが0.4μm以上かつ全ての方向の算術平均粗さRaが3.0μm以下である。
このリフロー処理を行うことにより、Cu−Sn合金被覆層が形成され、溶融Sn又はSn合金が流動してSn被覆層が平滑化され、0.2μm以上の厚さを有するCu−Sn合金被覆層が材料表面に露出する。また、めっき粒子が大きくなり、めっき応力が低下し、ウイスカが発生しなくなる。いずれにしても、Cu−Sn合金層を均一に成長させるためには、熱処理はSn又はSn合金の溶融する温度で、300℃以下のできるだけ少ない熱量で行うことが望ましい。
また、この接続部品用導電材料は、少なくとも端子が挿抜・微摺動される部分の被覆層構成について、Cu含有量が20〜70at%で平均の厚さが0.2〜3.0μmのCu−Sn合金被覆層と平均の厚さが0.2〜5.0μmのSn被覆層がこの順に形成され、その材料表面はリフロー処理されていて、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.15μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが3.0μm以下であり、前記Sn被覆層の表面に前記Cu−Sn合金被覆層の一部が露出して形成され、前記Cu−Sn合金被覆層の材料表面露出面積率が3〜75%となっていればよく、端子が挿抜されない部分(例えば、ワイヤやプリント基板との接合部)の被覆層構成は前記規定を満たしていなくてもよい。しかし、この接続部品用導電材料を端子が挿抜されない部分に適用すれば、電気的接続の信頼性を更に高くすることが可能となる。
本実施例においては、Cu中に0.1質量%のFe、0.03質量%のP、2.0質量%のSnを含有するCu合金板条を用い、機械的な方法(圧延又は研磨)で表面粗化処理を行い、ビッカース硬さ180、厚さ0.25mmで、各々の表面粗さを有するCu合金母材に仕上げた。さらに、各々の厚さのNiめっき、Cuめっき及びSnめっきを施した後、280℃で10秒間のリフロー処理を行うことにより試験材No.1〜5を得た。その製造条件を表1に示す。なお、表1に記載されたCu合金母材の表面粗さ、Niめっき、Cuめっき及びSnめっきの平均の厚さは、下記要領で測定した。
[Cu合金母材の表面粗さ測定方法]
接触式表面粗さ計(株式会社東京精密;サーフコム1400)を用いて、JIS B0601−1994に基づいて測定した。表面粗さ測定条件は、カットオフ値を0.8mm、基準長さを0.8mm、評価長さを4.0mm、測定速度を0.3mm/s、及び触針先端半径を5μmRとした。なお、表面粗さ測定方向は、表面粗化処理の際に行った圧延又は研磨方向に直角な方向(表面粗さが最も大きく出る方向)とした。
蛍光X線膜厚計(セイコーインスツルメンツ株式会社;SFT3200)を用いて、リフロー処理前の試験材のNiめっきの平均の厚さを算出した。測定条件は、検量線にSn/Ni/母材の2層検量線を用い、コリメータ径をφ0.5mmとした。
[Cuめっきの平均の厚さ測定方法]
ミクロトーム法にて加工したリフロー処理前の試験材の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて10,000倍の倍率で観察し、画像解析処理によりCuめっきの平均の厚さを算出した。
[Snめっきの平均の厚さ測定方法]
蛍光X線膜厚計(セイコーインスツルメンツ株式会社;SFT3200)を用いて、リフロー処理前の試験材のSnめっきの平均の厚さを算出した。測定条件は、検量線にSn/母材の単層検量線又はSn/Ni/母材の2層検量線を用い、コリメータ径をφ0.5mmとした。
[Cu−Sn合金被覆層のCu含有量測定方法]
まず、試験材をp-ニトロフェノール及び苛性ソーダを成分とする水溶液に10分間浸漬し、Sn被覆層を除去した。その後、EDX(エネルギー分散型X線分光分析器)を用いて、Cu−Sn合金被覆層のCu含有量を定量分析により求めた。
[Cu−Sn合金被覆層の平均の厚さ測定方法]
まず、試験材をp-ニトロフェノール及び苛性ソーダを成分とする水溶液に10分間浸漬し、Sn被覆層を除去した。その後、蛍光X線膜厚計(セイコーインスツルメンツ株式会社;SFT3200)を用いて、Cu−Sn合金被覆層に含有されるSn成分の膜厚を測定した。測定条件は、検量線にSn/母材の単層検量線又はSn/Ni/母材の2層検量線を用い、コリメータ径をφ0.5mmとした。得られた値をCu−Sn合金被覆層の平均の厚さと定義して算出した。
まず、蛍光X線膜厚計(セイコーインスツルメンツ株式会社;SFT3200)を用いて、試験材のSn被覆層の膜厚とCu−Sn合金被覆層に含有されるSn成分の膜厚の和を測定した。その後、p-ニトロフェノール及び苛性ソーダを成分とする水溶液に10分間浸漬し、Sn被覆層を除去した。再度、蛍光X線膜厚計を用いて、Cu−Sn合金被覆層に含有されるSn成分の膜厚を測定した。測定条件は、検量線にSn/母材の単層検量線又はSn/Ni/母材の2層検量線を用い、コリメータ径をφ0.5mmとした。得られたSn被覆層の膜厚とCu−Sn合金被覆層に含有されるSn成分の膜厚の和から、Cu−Sn合金被覆層に含有されるSn成分の膜厚を差し引くことにより、Sn被覆層の平均の厚さを算出した。
試験材の表面を、EDX(エネルギー分散型X線分光分析器)を搭載したSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて200倍の倍率で観察し、得られた組成像の濃淡(汚れや傷等のコントラストは除く)から画像解析によりCu−Sn合金被覆層の材料表面露出面積率を測定した。 図2にNo.1の組成像、図3にNo.2の組成像を示す。図中、XはSn被覆層、Yは露出したCu−Sn合金被覆層である。なお、No.1は研磨による表面粗化処理、No.2は圧延による表面粗化処理を行っている。
[Cu−Sn合金被覆層の平均の材料表面露出間隔測定方法]
試験材の表面を、EDX(エネルギー分散型X線分光分析器)を搭載したSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて200倍の倍率で観察し、得られた組成像から、材料表面に引いた直線を横切るCu−Sn合金被覆層の平均の幅(前記直線に沿った長さ)とSn被覆層の平均の幅を足した値の平均を求めることにより、Cu−Sn合金被覆層の平均の材料表面露出間隔を測定した。測定方向(引いた直線の方向)は、表面粗化処理の際に行った圧延又は研磨方向に直角な方向とした。
[材料表面に露出するCu−Sn合金被覆層の厚さ測定方法]
ミクロトーム法にて加工した試験材の断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて10,000倍の倍率で観察し、画像解析処理により材料表面に露出するCu−Sn合金被覆層の厚さを算出した。
接触式表面粗さ計(株式会社東京精密;サーフコム1400)を用いて、JIS B0601−1994に基づいて測定した。表面粗さ測定条件は、カットオフ値を0.8mm、基準長さを0.8mm、評価長さを4.0mm、測定速度を0.3mm/s、及び触針先端半径を5μmRとした。なお、表面粗さ測定方向は、表面粗化処理の際に行った圧延又は研磨方向に直角な方向(表面粗さが最も大きく出る方向)とした。
[摩擦係数評価試験]
嵌合型接続部品における電気接点のインデント部の形状を模擬し、図4に示すような装置を用いて評価した。まず、各試験材(No.1〜5)から切り出した板材のオス試験片1を水平な台2に固定し、その上に試験材No.5から切り出した半球加工材(内径をφ1.5mmとした)のメス試験片3をおいて被覆層同士を接触させた。続いて、メス試験片3に3.0Nの荷重(錘4)をかけてオス試験片1を押さえ、横型荷重測定器(アイコーエンジニアリング株式会社;Model−2152)を用いて、オス試験片1を水平方向に引っ張り(摺動速度を80mm/minとした)、摺動距離5mmまでの最大摩擦力F(単位:N)を測定した。摩擦係数を下記式(1)により求めた。なお、5はロードセル、矢印は摺動方向である。
摩擦係数=F/3.0 …(1)
各試験材に対し、大気中にて160℃×120hrの熱処理を行った後、接触抵抗を四端子法により、開放電圧20mV、電流10mA、無摺動の条件にて測定した。
[塩水噴霧後の接触抵抗評価試験]
各試験材に対し、JIS Z2371−2000に基づいて、5%NaCl水溶液を用いて35℃×6hrの塩水噴霧試験を行った後、接触抵抗を四端子法により、開放電圧20mV、電流10mA、無摺動の条件にて測定した。
嵌合型接続部品における電気接点のインデント部の形状を模擬し、図5に示すような摺動試験機(株式会社山崎精機研究所;CRS−B1050CHO)を用いて評価した。まず、試験材No.5から切り出した板材のオス試験片6を水平な台7に固定し、その上に各試験材(No.1〜5)から切り出した半球加工材(内径をφ1.5mmとした)のメス試験片8をおいて被覆層同士を接触させた。続いて、メス試験片8に2.0Nの荷重(錘9)をかけてオス試験片6を押さえ、オス試験片6とメス試験片8の間に定電流を印加し、ステッピングモータ10を用いてオス試験片6を水平方向に摺動させ(摺動距離を50μm、摺動周波数を1Hzとした)、摺動回数1000回までの最大接触抵抗を四端子法により、開放電圧20mV、電流10mAの条件にて測定した。なお、矢印は摺動方向である。
一方、No.3は、材料表面に突出するCu−Sn合金被覆層の平均の突出間隔が広いため、小さい接点での摩擦係数の低減効果が少なく、また微摺動時の接触抵抗も十分低く抑制することができなかった。また、No.4は、材料表面の算術平均粗さRaが小さいため、微摺動時の接触抵抗を低く抑制することができなかった。なお、No.5は、粗面化処理を行わない通常母材を用いたため、Cu−Sn合金被覆層が材料表面に露出せず、摩擦係数が高く、微摺動時の接触抵抗が高い。
本実施例においては、7/3黄銅板条を用い、機械的な方法(圧延又は研磨)で表面粗化処理を行い、ビッカース硬さ170、厚さ0.25mmで、所定の表面粗さを有するCu合金母材に仕上げた。さらに、各々の厚さのNiめっき、Cuめっき及び所定のSnめっきを施した後、各々のリフロー処理を行うことにより試験材No.6〜10を得た。その製造条件を表4に示す。なお、表4に記載されたCu合金母材の表面粗さ、Niめっき、Cuめっき及びSnめっきの平均の厚さについては、上記実施例1と同様の要領で測定した。
一方、No.7は、高温で短時間のリフロー処理を施した試験材であり、材料表面に突出するCu−Sn合金被覆層の露出部の厚さが薄くなっているため、高温長時間放置後の接触抵抗及び塩水噴霧後の接触抵抗が高くなった。また、No.8は、リフロー温度が低かったため、Cu−Sn合金被覆層のCu含有量が少なくなり、摩擦係数の低減効果が少なく、また微摺動時の接触抵抗も高くなった。逆に、No.9は、高すぎる温度でリフロー処理を施したため、Cu−Sn合金被覆層のCu含有量が多くなり、高温長時間放置後の接触抵抗及び塩水噴霧後の接触抵抗が高くなった。さらに、No.10はリフロー時間が非常に長く、Sn被覆層が少なくなり、またCu−Sn合金被覆層の材料表面突出面積率が大きくなり、さらにリフロー処理中にSnの酸化皮膜層が厚く形成されたため、高温長時間放置後の接触抵抗、塩水噴霧後の接触抵抗及び微摺動時の接触抵抗がいずれも高くなった。
X Sn被覆層
Y Cu−Sn合金被覆層
1 オス試験片
2 台
3 メス試験片
4 錘
5 ロードセル
6 オス試験片
7 台
8 メス試験片
9 錘
10 ステッピングモータ
Claims (11)
- Cu板条からなる母材の表面に、Cu含有量が20〜70at%で平均の厚さが0.2〜3.0μmのCu−Sn合金被覆層と平均の厚さが0.2〜5.0μmのSn被覆層がこの順に形成され、その材料表面はリフロー処理されていて、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.15μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが3.0μm以下であり、前記Sn被覆層の表面に前記Cu−Sn合金被覆層の一部が露出して形成され、前記Cu−Sn合金被覆層の材料表面露出面積率が3〜75%であり、前記材料表面は、少なくとも一方向における平均の材料表面露出間隔が0.01〜0.5mmであることを特徴とする接続部品用導電材料。
- 前記Sn被覆層の表面に露出する前記Cu−Sn合金被覆層の厚さが0.2μm以上であることを特徴とする請求項1に記載された接続部品用導電材料。
- 前記母材の表面と前記Cu−Sn合金被覆層の間にさらにCu被覆層を有することを特徴とする請求項1又は2に記載された接続部品用導電材料。
- 前記母材の表面と前記Cu−Sn合金被覆層の間にさらにNi被覆層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された接続部品用導電材料。
- 前記Ni被覆層とCu−Sn合金被覆層との間にさらにCu被覆層を有することを特徴とする請求項4に記載された接続部品用導電材料。
- 前記母材の表面は、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.3μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが4.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された接続部品用導電材料。
- 前記母材の表面は、少なくとも一方向における凹凸の平均間隔Smが0.01〜0.5mmであることを特徴とする請求項6に記載された接続部品用導電材料。
- Cu板条からなる母材の表面に、Cuめっき層とSnめっき層をこの順に形成した後、リフロー処理を行い、Cu−Sn合金被覆層と、Sn被覆層をこの順に形成する接続部品用導電材料の製造方法において、前記母材の表面を、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.3μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが4.0μm以下、かつ少なくとも一方向における凹凸の平均間隔Smが0.01〜0.5mmの表面粗さとし、Cu含有量が20〜70at%、かつ平均の厚さが0.2〜3.0μmの前記Cu−Sn合金被覆層と、平均の厚さが0.2〜5.0μmの前記Sn被覆層を形成し、リフロー処理後の材料表面を、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.15μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが3.0μm以下とし、前記Sn被覆層の表面に前記Cu−Sn合金被覆層の一部を露出させ、前記Cu−Sn合金被覆層の材料表面露出面積率を3〜75%とすることを特徴とする接続部品用導電材料の製造方法。
- 前記母材の表面と前記Cuめっき層の間に、Niめっき層を形成することを特徴とする請求項8に記載された接続部品用導電材料の製造方法。
- Cu板条からなる母材の表面に、Snめっき層を形成した後、リフロー処理を行い、Cu−Sn合金被覆層と、Sn被覆層をこの順に形成する接続部品用導電材料の製造方法において、前記母材の表面を、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.3μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが4.0μm以下、かつ少なくとも一方向における凹凸の平均間隔Smが0.01〜0.5mmの表面粗さとし、Cu含有量が20〜70at%、かつ平均の厚さが0.2〜3.0μmの前記Cu−Sn合金被覆層と、平均の厚さが0.2〜5.0μmの前記Sn被覆層を形成し、リフロー処理後の材料表面を、少なくとも一方向における算術平均粗さRaが0.15μm以上で、全ての方向における算術平均粗さRaが3.0μm以下とし、前記Sn被覆層の表面に前記Cu−Sn合金被覆層の一部を露出させ、前記Cu−Sn合金被覆層の材料表面露出面積率を3〜75%とすることを特徴とする接続部品用導電材料の製造方法。
- 前記リフロー処理を、前記Snめっき層の融点以上、600℃以下の温度で3〜30秒間行うことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載された接続部品用導電材料の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004375212A JP4024244B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
EP05778496.9A EP1788585B1 (en) | 2004-09-10 | 2005-09-08 | Conductive material for connecting part and method for fabricating the conductive material |
PCT/JP2005/016553 WO2006028189A1 (ja) | 2004-09-10 | 2005-09-08 | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
KR1020077005512A KR100870334B1 (ko) | 2004-09-10 | 2005-09-08 | 접속 부품용 도전 재료 및 그의 제조방법 |
US11/574,768 US7820303B2 (en) | 2004-09-10 | 2005-09-08 | Conductive material for connecting part and method for manufacturing the conductive material |
US12/856,951 US8445057B2 (en) | 2004-09-10 | 2010-08-16 | Conductive material for connecting part and method for manufacturing the conductive material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004375212A JP4024244B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006183068A JP2006183068A (ja) | 2006-07-13 |
JP4024244B2 true JP4024244B2 (ja) | 2007-12-19 |
Family
ID=36736400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004375212A Active JP4024244B2 (ja) | 2004-09-10 | 2004-12-27 | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4024244B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2784190A1 (en) | 2013-03-25 | 2014-10-01 | Mitsubishi Materials Corporation | Tin-plated copper-alloy material for terminal having excellent insertion/extraction performance |
KR101464870B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2014-11-25 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 접속 부품용 도전 재료 |
EP2843086A2 (en) | 2013-08-26 | 2015-03-04 | Mitsubishi Materials Corporation | Tin-plated copper-alloy material for terminal having excellent insertion/extraction performance |
WO2016031654A1 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
JP2016044345A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
JP2016044346A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
US9373925B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-06-21 | Kobe Steel, Ltd. | Method for producing a mating-type connecting part |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5005420B2 (ja) * | 2007-05-01 | 2012-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型コネクタ用端子及びその製造方法 |
JP5464792B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2014-04-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型コネクタ用端子の製造方法 |
US7700883B2 (en) | 2007-04-20 | 2010-04-20 | (Kobe Steel, Ltd.) | Terminal for engaging type connector |
JP5355935B2 (ja) | 2007-05-29 | 2013-11-27 | 古河電気工業株式会社 | 電気電子部品用金属材料 |
JP5025387B2 (ja) * | 2007-08-24 | 2012-09-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
JP2009099282A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Kobe Steel Ltd | 嵌合型コネクタ |
JP5559981B2 (ja) * | 2009-05-08 | 2014-07-23 | 神鋼リードミック株式会社 | プレスフィット用端子及びその製造方法 |
JP5419594B2 (ja) * | 2009-08-24 | 2014-02-19 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム製導電部材との接続に用いられる接続部品用錫めっき付銅又は銅合金材料 |
JP2011127153A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Autonetworks Technologies Ltd | めっき材料とその製造方法 |
JP5419737B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2014-02-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型端子用錫めっき付き銅合金板材及びその製造方法 |
JP5477993B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2014-04-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型接続部品及びその製造方法 |
JP5394963B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2014-01-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 接続用部品用銅合金及び導電材料 |
JP2012007227A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Jst Mfg Co Ltd | 電子部品 |
JP5278630B1 (ja) * | 2012-01-26 | 2013-09-04 | 三菱マテリアル株式会社 | 挿抜性に優れた錫めっき銅合金端子材及びその製造方法 |
JP5789207B2 (ja) | 2012-03-07 | 2015-10-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型接続端子用Sn被覆層付き銅合金板及び嵌合型接続端子 |
JP5587935B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2014-09-10 | Jx日鉱日石金属株式会社 | Snめっき材 |
EP2703524A3 (en) | 2012-08-29 | 2014-11-05 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Sn-coated copper alloy strip having excellent heat resistance |
DE112013004236T5 (de) * | 2012-08-31 | 2015-06-11 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Plattierter Anschluss für Verbinder und Anschlusspaar |
JP5692192B2 (ja) * | 2012-09-21 | 2015-04-01 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ端子の製造方法およびコネクタ端子用材料の製造方法 |
JP5975903B2 (ja) * | 2013-02-21 | 2016-08-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 嵌合型コネクタ用端子 |
US9748683B2 (en) * | 2013-03-29 | 2017-08-29 | Kobe Steel, Ltd. | Electroconductive material superior in resistance to fretting corrosion for connection component |
JP6113674B2 (ja) | 2014-02-13 | 2017-04-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐熱性に優れる表面被覆層付き銅合金板条 |
JP6173943B2 (ja) | 2014-02-20 | 2017-08-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐熱性に優れる表面被覆層付き銅合金板条 |
JP6445895B2 (ja) | 2014-03-04 | 2018-12-26 | Dowaメタルテック株式会社 | Snめっき材およびその製造方法 |
JP2014129611A (ja) * | 2014-04-08 | 2014-07-10 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | めっき材料とその製造方法 |
JP6285272B2 (ja) * | 2014-04-25 | 2018-02-28 | 矢崎総業株式会社 | 端子接点の製造方法 |
JP6100203B2 (ja) * | 2014-05-19 | 2017-03-22 | 日新製鋼株式会社 | 接続部品用材料 |
JP6000392B1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-28 | 株式会社神戸製鋼所 | 接続部品用導電材料 |
JP2016211031A (ja) | 2015-05-07 | 2016-12-15 | Dowaメタルテック株式会社 | Snめっき材およびその製造方法 |
JP6543141B2 (ja) | 2015-09-01 | 2019-07-10 | Dowaメタルテック株式会社 | Snめっき材およびその製造方法 |
JP6113822B1 (ja) | 2015-12-24 | 2017-04-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 接続部品用導電材料 |
EP3868922A4 (en) | 2018-10-17 | 2022-07-13 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | COPPER OR COPPER ALLOY STRIP WITH SURFACE COATING LAYER |
WO2020137726A1 (ja) | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 三菱伸銅株式会社 | 銅合金板、めっき皮膜付銅合金板及びこれらの製造方法 |
JP7211075B2 (ja) * | 2018-12-27 | 2023-01-24 | 三菱マテリアル株式会社 | 防食端子材及び端子並びに電線端末部構造 |
JP6936836B2 (ja) | 2019-08-09 | 2021-09-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子付き電線 |
JP6957568B2 (ja) * | 2019-08-09 | 2021-11-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子付き電線 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004375212A patent/JP4024244B2/ja active Active
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9373925B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-06-21 | Kobe Steel, Ltd. | Method for producing a mating-type connecting part |
KR101464870B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2014-11-25 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 접속 부품용 도전 재료 |
US9449728B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-09-20 | Kobe Steel, Ltd. | Electroconductive material for connection component |
EP2784190A1 (en) | 2013-03-25 | 2014-10-01 | Mitsubishi Materials Corporation | Tin-plated copper-alloy material for terminal having excellent insertion/extraction performance |
EP2843086A2 (en) | 2013-08-26 | 2015-03-04 | Mitsubishi Materials Corporation | Tin-plated copper-alloy material for terminal having excellent insertion/extraction performance |
WO2016031654A1 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
JP2016044345A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
JP2016044346A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006183068A (ja) | 2006-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4024244B2 (ja) | 接続部品用導電材料及びその製造方法 | |
JP3926355B2 (ja) | 接続部品用導電材料及びその製造方法 | |
JP4503620B2 (ja) | 接続部品用導電材料及びその製造方法 | |
KR100870334B1 (ko) | 접속 부품용 도전 재료 및 그의 제조방법 | |
JP4771970B2 (ja) | 接続部品用導電材料 | |
JP5025387B2 (ja) | 接続部品用導電材料及びその製造方法 | |
JP5319101B2 (ja) | 電子部品用Snめっき材 | |
JP5464792B2 (ja) | 嵌合型コネクタ用端子の製造方法 | |
JP3880877B2 (ja) | めっきを施した銅または銅合金およびその製造方法 | |
JP5005420B2 (ja) | 嵌合型コネクタ用端子及びその製造方法 | |
JP5419594B2 (ja) | アルミニウム製導電部材との接続に用いられる接続部品用錫めっき付銅又は銅合金材料 | |
JP6445895B2 (ja) | Snめっき材およびその製造方法 | |
JP5355935B2 (ja) | 電気電子部品用金属材料 | |
JP6740635B2 (ja) | 錫めっき付銅端子材及びその製造方法並びに電線端末部構造 | |
US9748683B2 (en) | Electroconductive material superior in resistance to fretting corrosion for connection component | |
JP2004300524A (ja) | Sn被覆を施した銅または銅合金部材およびその製造方法 | |
JP2009099282A (ja) | 嵌合型コネクタ | |
WO2017110859A1 (ja) | 接続部品用導電材料 | |
WO2019087926A1 (ja) | 防食端子材及び防食端子並びに電線端末部構造 | |
JP5185759B2 (ja) | 導電材及びその製造方法 | |
JP5975903B2 (ja) | 嵌合型コネクタ用端子 | |
JP5897082B1 (ja) | 耐微摺動摩耗性に優れる接続部品用導電材料 | |
JP2017082307A (ja) | 表面被覆層付き銅又は銅合金板条 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070601 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4024244 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012 Year of fee payment: 6 |