JP3986126B2 - Endoscopic surgical instrument - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は生体組織を把持する把持部及び把持した生体組織を切開する切開部を備えた内視鏡下手術器械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、生体組織を把持する一対の把持部材を備え、各把持部材に高周波通電用の電極が配設されたバイポーラ鉗子が知られている。そして、このバイポーラ鉗子の使用時には一対の把持部材間に処置対象の生体組織を把持させた状態で、各把持部材の電極間に高周波電流を通電して把持部材間の生体組織を凝固させるようになっている。
【0003】
この種のバイポーラ鉗子は、通常、生体組織に含まれる血管の止血、生体組織の表層の病変部、出血点の焼灼、避妊を目的とした卵管の閉塞等の多種の症例に用いられる。そして、バイポーラ鉗子が血管の止血や、卵管の閉塞を目的として用いられ、患者の処置対象の生体組織を凝固できるようになっており、また凝固した生体組織を切開することができるようになっている。
【0004】
従来、この種の内視鏡下手術器械として、例えば米国特許第5269780号明細書、米国特許第5445638号明細書、米国特許第5267998号明細書等で知られている。
【0005】
米国特許第5269780号明細書は、シースの先端部から突出する一対の凝固電極と可動する1本の切開電極とを備え、一対の凝固電極間に凝固電流を流して生体組織を凝固させた後、切開電極と凝固電極との間に切開電流を流して生体組織を切開するようになっている。
【0006】
米国特許第5445638号明細書は、シースの先端部から突出する一対の把持部材と、この把持部材間に進退自在な切開ナイフとを備え、手元操作部の操作によって一対の把持部材を閉じて処置対象の生体組織を把持した状態で、一対の把持部材間に凝固電流を流して生体組織を凝固させた後、切開ナイフを前進させて生体組織を切開するようになっている。
【0007】
米国特許第5267998号明細書は、シースの先端部に固定された一対の凝固電極と移動可能な切開電極とを備え、一対の凝固電極間に凝固電流を流して生体組織を凝固させた後、手元操作部の操作によって切開電極を移動させるとともに、切開電流を流して生体組織を切開するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した米国特許第5269780号明細書は、一対の凝固電極と可動する1本の切開電極とを備えているものの、生体組織を把持する機能がないため、処置対象部位を確実に把持して切開することができない。
【0009】
米国特許第5445638号明細書は、一対の把持部材間に進退自在な切開ナイフを備えたものであり、切開ナイフの切れ味が劣化すると、切開ナイフを前進させて切開する際に把持した生体組織を押し出してしまうという不都合があり、切開ナイフを頻繁に交換する必要がある。
【0010】
米国特許第5267998号明細書は、切開電極を移動させるとともに、切開電流を流して生体組織を切開するようになっているが、生体組織を把持する機能がないため、処置対象部位を確実に切開することができない。
【0011】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、生体組織の処置対象部位を確実に把持して凝固でき、また切開できる内視鏡下手術器械を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、相対的に開閉する一対の把持部と前記把持部の間隙を移動する切開部を備えた内視鏡下手術器械において、前記把持部及び前記切開部が各々電極として構成され、前記把持部同士間及び前記把持部と前記切開部との間に通電する通電手段と、前記把持部同士間及び前記把持部と前記切開部との間を選択的に通電可能とする電極切り替え部と、を設けたことを特徴とする。
【0013】
そして、生体組織の凝固止血等の処置時に把持部によって生体組織を把持した状態で把持部間に凝固電流を流して生体組織を凝固させ、次に、把持部と切開部との間に切開電流を流して生体組織を切開することができるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は第1の実施形態を示し、図1は内視鏡下手術器械の全体構成図である。図1に示すように、内視鏡下手術器械としてのバイポーラ鉗子1と高周波焼灼電源装置2とから構成されている。
【0015】
バイポーラ鉗子1には患者の体腔内に挿入される細長い挿入部3と、この挿入部3の先端部に配置され、体腔内で生体組織を把持、凝固するための通電可能な処置部4と、挿入部3の基端部に連結された操作部5とが設けられている。
【0016】
挿入部3は、外シース6と、この外シース6の内部に軸方向に進退自在に挿入された内シース7とからなり、外シース6の基端部は操作部5を構成するグリップ8に固定され、内シース7の基端部は操作部5に設けられた内シース駆動部材9に固定されている。
【0017】
処置部4には内シース7に内挿される細長いロッド10が設けられている。このロッド10の先端部には電極を構成する把持部としての一対の把持部材11a,11bと、これらの把持部材11a,11bを拡開させる方向に付勢する弾性部材12a,12bとが設けられている。弾性部材12a,12bはばね鋼等によって形成され、先端部には略くの字状に屈曲された屈曲部13a,13bが形成され、表面は絶縁被膜によって被覆されている。
【0018】
図2に示すように、把持部材11a,11bは閉じたときに内部に空間部14が形成されるように断面が略コ字状に形成され、互いに対向する端縁は閉じたときに互いに噛合する鋸歯状部が形成され、生体組織を確実に把持できるように形成されている。
【0019】
さらに、図2に示すように、処置部4のロッド10と平行にナイフロッド15が設けられ、このナイフロッド15の先端部には切開部としての切開ナイフ16が設けられている。この切開ナイフ16はナイフロッド15の軸方向と直角に、かつ上下方向に延びる切刃16aを有し、把持部材11a,11bが閉じたときの空間部14に侵入できる大きさに形成されている。
【0020】
このように構成された処置部4の把持部材11a,11bのロッド10及び切開ナイフ16のナイフロッド15は前記挿入部3を構成する内シース7に内挿されており、ロッド10及びナイフロッド15は内シース7の基端部から突出して操作部5まで延長している。
【0021】
また、操作部5のグリップ8には先端部側に延出された先端側延出部17が設けられている。この先端側延出部17には外シース6の基端部に連結固定される連結リング18が設けられている。さらに、先端側延出部17の後方には処置部4の後端部と電気、機械的に接続するための処置部ユニット接続部19が配設されている。ここで、処置部ユニット接続部19には処置部4のロッド10の後端部を収納する内腔と、この内腔に収納したロッド10の後端部に接続される接続手段とが設けられている。
【0022】
また、処置部ユニット接続部19には後述する電極切換え部38を介してケーブル接続部20が設けられ、このケーブル接続部20には接続ケーブル21が接続されている。このケーブル接続部21は前記高周波焼灼電源装置2に接続されている。
【0023】
また、グリップ8には処置部ユニット接続部19の操作用のトリガー22が設けられている。このトリガー22はグリップ8の上端部に回動ピン23を中心に回動自在に連結されている。さらに、このトリガー22には回動支点の上方に長孔24が形成されている。この長孔24には内シース駆動部材9の側面に突設された係合ピン25が挿入されている。
【0024】
また、グリップ8の内部にはトリガー22の下端部の手掛け部22aをグリップ8から離れる方向(図1において回動ピン23を中心に時計回り方向)に付勢する付勢部材(図示しない)が配設されている。そして、トリガー22は付勢部材のばね力によって常時グリップ8から最も離れた定位置(解放位置)で保持されている。
【0025】
さらに、グリップ8の後端上部における側面にはナイフ操作レバー27が設けられている。このナイフ操作レバー27はグリップ8に対して回動ピン28を中心に回動自在に連結されている。さらに、ナイフ操作レバー27の回動中心より上方には長孔29が形成され、この長孔29には前記ナイフロッド15の後端側面から突設された係合ピン30が挿入されている。
【0026】
ナイフ操作レバー27には略V字状に配置された上下のアーム部31,32が設けられている。そして、一方のアーム部31には指掛け部33が他方のアーム32はストッパピン34と当接してナイフ操作レバー27の回動範囲を規制する役目をしている。さらに、回動ピン28にはナイフ操作レバー27を時計回り方向に付勢する付勢部材(図示しない)が装着されている。
【0027】
ここで、トリガー22の手掛け部22aを付勢部材のばね力に抗してグリップ8側に引き込み操作することにより、内シース駆動部材9を介して内シース7が外シース6の軸方向前方へ移動して外シース6の前端から突出する。内シース7の前進に伴って弾性部材12a,12bが相対的に内シース7内に引き込まれた状態となり、把持部材11a,11bが閉じる。また、トリガー22が解放されるとグリップ8内の付勢部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材12a,12bが相対的に内シース7から突出して把持部材11a,11bは弾性部材12a,12bの弾性復元力によって開くようになっている。
【0028】
また、ナイフ操作レバー27の指掛け部33に指を掛け、付勢部材の付勢力に抗してナイフ操作レバー27を反時計回り方向に回動すると、長孔29に挿入されている係合ピン30を介してナイフロッド15が前進駆動し、ナイフロッド15の先端部の切開ナイフ16が前進して把持部材11a,11bによって形成される空間部14に侵入するようになっている。ナイフ操作レバー27が解放されると付勢部材のばね力によって定位置に戻り、ナイフロッド15は相対的に内シース7に引き込まれて切開ナイフ16が後退し、アーム部32がストッパピン34に当接すると停止するようになっている。
【0029】
また、前記高周波焼灼電源装置2にはフットスイッチ36が接続されており、このフットスイッチ36には凝固電流を流すための第1のスイッチ37aと切開電流を流すための第2のスイッチ37bが設けられている。
【0030】
さらに、操作部5の電極切換え部38について説明すると、図3に示すように把持部材11a,11bと導通する把持側接点39a,39bと切開ナイフ16と導通する切開側接点35を有するとともに、接続ケーブル21と導通するケーブル側接続接点40a,40bを有している。
【0031】
図3(a)に示すように、凝固時には把持側接点39a,39bとケーブル側接続接点40a,40bとを接続し、切開側接点35を開放して把持部材11aと11bとの間に凝固電流を流す。図3(b)に示すように、切開時には把持側接点39aと39bとをケーブル側接続接点40aに接続し、切開側接点35とケーブル側接続接点40bとを接続して把持部材11a,11bと切開ナイフ16との間に切開電流を流す。
【0032】
凝固電流とは、図4(a)に示すように、インピーダンスが焼灼に伴って上昇すると出力が低下する負荷特性を持つモードによる出力である。切開電流とは、図4(b)に示すように、インピーダンスが上昇しても出力が低下しない定電力出力モードである。図4(c)に示すように、インピーダンス制御では焼灼の時間経過と共に一旦下がったインピーダンスが再度上昇する時点aで凝固完了を判断することにより、凝固モードから切開モードに自動的に切換えることができる。
【0033】
次に、第1の実施形態の作用について説明する。
バイポーラ鉗子1のケーブル接続部20に接続ケーブル21を接続し、バイポーラ鉗子1と高周波焼灼電源装置2とを電気的に接続する。初期状態では操作部5のトリガー22の手掛け部22aは図1に示すようにグリップ8から最も離れた定位置で保持され、処置部ユニット接続部19は挿入部3の軸方向の移動範囲の最後端位置で保持される。この状態では処置部4の一対の弾性部材12a,12bが内シース7から突出して把持部材11a,11bが開いた状態にある。
【0034】
そこで、トリガー22の手掛け部22aを板ばね部材のばね力に抗してグリップ8側に引き込み操作することにより、内シース駆動部材9を介して内シース7が外シース6の軸方向前方へ移動して外シース6の前端から突出する。内シース7の前進に伴って弾性部材12a,12bが相対的に内シース7内に引き込まれた状態となり、把持部材11a,11bが閉じる。
【0035】
この状態で、バイポーラ鉗子1の挿入部3を患者の体内に挿入され、この挿入部3の先端の処置部4が体内の処置対象の生体組織の近傍位置まで誘導する。この状態で、トリガー22が解放されるとグリップ8内の付勢部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材12a,12bが相対的に内シース7から突出して把持部材11a,11bは弾性部材12a,12bの弾性復元力によって開く。
【0036】
続いて、拡開した把持部材11a,11bの間に生体組織Aを挿入した後、トリガー22の手掛け部22aを付勢部材のばね力に抗してグリップ8側に引き込み操作することにより、内シース駆動部材9を介して内シース7が外シース6の軸方向前方へ移動して外シース6の前端から突出する。内シース7の前進に伴って弾性部材12a,12bが相対的に内シース7内に引き込まれた状態となり、把持部材11a,11bが閉じ、生体組織Aが図2に示すように、一対の把持部材11a,11b間に把持される。
【0037】
このとき、把持部材11a,11bには閉じたときに互いに噛合する鋸歯状部に形成され、生体組織Aを確実に把持できる。この状態で、フットスイッチ36の第1のスイッチ37aをオンすると、高周波焼灼電源装置2から接続ケーブル21を介してコード接続部20に高周波電流が流れ、さらに電極切換え部38を介して把持部材11aと11bとの間に凝固電流が流れ、生体組織Aの凝固が行われる。
【0038】
一定時間凝固電流を流して生体組織Aを凝固させた後、第1のスイッチ37aをオフとする。そして、電極切換え部38が、図3(b)に示すように、把持側接点39aと39bとをケーブル側接続接点40aに接続し、切開側接点35とケーブル側接続接点40bとを接続し、第2のスイッチ37bをオンして把持部材11a,11bと切開ナイフ16との間に切開電流を流す。
【0039】
また、ナイフ操作レバー27の指掛け部33に指を掛け、付勢部材の付勢力に抗してナイフ操作レバー27を反時計回り方向に回動すると、長孔29に挿入されている係合ピン30を介してナイフロッド15が前進駆動し、ナイフロッド15の先端部の切開ナイフ16が前進する。したがって、把持部材11a,11b間に把持された生体組織Aは切開ナイフ16の切刃16aによって機械的に切開されると共に、切開電流によって電気的に切開される。
【0040】
切開が完了した後、ナイフ操作レバー27を解放すると、付勢部材のばね力によって定位置に戻り、ナイフロッド15は相対的に内シース7に引き込まれて切開ナイフ16が後退し、アーム部32がストッパピン34に当接すると停止する。また、トリガー22を解放するとグリップ8内の付勢部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材12a,12bが相対的に内シース7から突出して把持部材11a,11bは弾性部材12a,12bの弾性復元力によって開き、把持部材11a,11bは生体組織Aから開放される。
【0041】
なお、前記実施形態においては、フットスイッチ36の第1のスイッチ37aと第2のスイッチ37bとのオン・オフによって凝固電流と切開電流を切換えたが、図4(c)に示すように、インピーダンス制御では焼灼の時間経過と共に一旦下がったインピーダンスが再度上昇する時点aで凝固完了を判断することにより、凝固モードから切開モードに自動的に切換えることができる。
【0042】
図5は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1の実施形態のフットスイッチ36に代って操作部5のグリップ8には、凝固電流を流すための第1のスイッチ41aと切開電流を流すための第2のスイッチ41bが設けられている。
【0043】
図6は第3の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1の実施形態のフットスイッチ36に代って操作部5のグリップ8には、凝固電流を流すための第1のスイッチ41aと切開電流を流すための第2のスイッチ41bが設けられている。そして、第2のスイッチ41bは、ナイフ操作レバー27を操作して切開ナイフ16を前進させたときにアーム部32によってオンされ、ナイフ操作レバー27と同期して切開電流が流れるようになっている。
【0044】
図7は第4の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1の実施形態の切刃16aを有する切開ナイフ16に代って一対のワイヤロッド42a,42b間にワイヤループからなるワイヤカッタ42が設けられている。
【0045】
図8及び図9は第1の参考形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考形態は、図8に示すように、第4の実施形態の一対のワイヤロッド42a,42b間にワイヤを張設した第1の電極43aが設けられ、ワイヤロッド42bに第2の電極43bが設けられている。図9は電極切換え部を示し、同図(a)に示すように、凝固時には把持側接点39a,39bとケーブル側接続接点40a,40bとを接続し、第1及び第2の電極43a,43bと導通する接点44a,44bを開放して把持部材11aと11bとの間に凝固電流を流す。同図(b)に示すように、切開時には第1と第2の電極43a,43bに導通する接点44a,44bを独立してケーブル側接続接点40a,40bに接続し、第1と第2の電極43aと43bとの間に切開電流を流すようにしたものである。
【0046】
図10は第2の参考形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考形態は、第1の実施形態の切刃16aを有する切開ナイフ16に代って一対のワイヤループからなる第1のワイヤ電極45aと第2のワイヤ電極45bが設けられている。そして、切開時には第1と第2のワイヤ電極45aと45bとの間に切開電流を流すようにしたものである。
【0047】
図11及び図12は第5の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1の実施形態の処置部4を構成する一対の把持部材11a,11bに代って図11に示すように、第1の把持部材46a第2の把持部材46bとからなり、第2の把持部材46bの内部に絶縁部材47を介して上方に突出する切開部材48が設けられている。
【0048】
図12は電極切換え部を示し、同図(a)に示すように、凝固時には把持側接点39a,39bとケーブル側接続接点40a,40bとを接続し、切開部材48と導通する接点49を開放して第1と第2の把持部材46aと46bとの間に凝固電流を流す。同図(b)に示すように、切開時には把持側接点39aと切開部材48を独立してケーブル側接続接点40a,40bに接続し、第1の把持部材46aと切開部材48との間に切開電流を流すようにしたものである。
【0049】
図13は第3の参考形態を示し、処置部4の変形例である。すなわち、第1の把持部材50aと第2の把持部材50bとからなり、第2の把持部材50bの内部には断面が三角形状で、上方に突出する切開部51が一体に設けられている。第1の把持部材50aの内面と切開部51の頂部との間隔をg1、第1と第2の把持部材50a,50bの端縁間の間隔をg2とすると、g1<g2になっている。本参考形態によれば、電極の切換えは行わず、凝固電流から切開電流に切換えることにより、切開部51の頂部に電流が集中するので切開電流を流すと中心部分だけ切開できる。
【0050】
図14及び図15は第6の実施形態であり、図14は高周波焼灼電源装置2を示し、図15はインピーダンスの時間変化例を示すグラフである。第1の実施形態においては、インピーダンス制御において、焼灼の時間経過と共に一旦下がったインピーダンスが再度上昇する時点aで凝固完了を判断することにより、凝固モードから切開モードに自動的に切換えることを述べたが、本実施形態においては、焼灼時間t1 〜t3 に変化によるインピーダンス変化量ΔZ1 〜ΔZ2 を測定し、記憶しておくことにより、2回目以降の制御を行うことができるようにしたものである。
【0051】
すなわち、高周波焼灼電源装置2には制御回路52からの制御信号によって高周波電流を出力する出力回路53及び出力時に焼灼時間、インピーダンスを検出する検出回路54が設けられ、検出信号は制御回路52に入力される。さらに、設定手段55が設けられ、この設定手段55によって焼灼時間t1 〜t3 を選択することにより、所望するインピーダンスに達したとき、制御回路52に焼灼停止信号を入力して高周波電流の出力を停止することができる。
【0052】
したがって、焼灼時間t1 〜t3 とインピーダンス変化量ΔZ1 〜ΔZ2 のパラメータに基づき2回目以降の制御を正確に行うことができ、また術者によって凝固のレベルに差があっても、設定手段55によって焼灼時間t1 〜t3 を選択することにより、所望のインピーダンスに達したとき焼灼を停止し、凝固モードから切開モードに自動的に切換えることができる。
【0053】
図16〜図19は第4の参考形態を示し、図16は内視鏡下手術器械の全体構成図、図17は内視鏡下手術器械の先端側の縦断側面図である。内視鏡下手術器械61はパイプ状の挿入部62と、この挿入部62の手元側に設けられた操作部63とから構成されている。操作部63には挿入部62をその軸心を中心として回転操作する挿入部回転ノブ64が設けられている。
【0054】
挿入部62には軸方向に進退自在な操作軸65と回転軸66が内挿されている。挿入部62の先端部には把持部を構成する第1のジョー67aが枢支ピン68を支点として回動自在に設けられ、この基端部は操作軸65と連結ピン69によって連結され、先端部は挿入部62の前端より突出している。操作軸65の基端部は操作部63に設けられた可動ハンドル70と連結されている。
【0055】
回転軸66の先端部は挿入部62の前端より突出しており、この突出部には把持部を構成する第2のジョー67bが一体に設けられている。そして、第1と第2のジョー67a,67bによって生体組織Aを把持して処置する処置部を構成している。
【0056】
第2のジョー67bは図18及び図19に示すように、横断面が台形もしくは略三角形状で、その底辺部に凝固部71が形成され、その頂部に切開部72が形成されている。すなわち、回転軸66を軸心を中心として回転し、第2のジョー67bの凝固部71を上向きにして第1のジョー67aと対向させて生体組織Aを把持することにより、生体組織Aを凝固させることができ、回転軸66を軸心を中心として回転し、第2のジョー67bの切開部72を上向きにして第1のジョー67aと対向させて生体組織Aを把持することにより、生体組織Aを切開できるようになっている。
【0057】
第2のジョー67bと一体の回転軸66は挿入部62内の支持パイプ73によって回転自在に支持されており、その基端部は操作部63に設けられたジョー回転ノブ74に連結され、ジョー回転ノブ74を操作することにより、第1のジョー70の向きを任意に変更できるようになっている。
【0058】
次に、第4の参考形態の作用について説明する。
まず、ジョー回転ノブ74を操作して回転軸66を回転し、第2のジョー67bの凝固部71を上向きにして第1のジョー67aと対向させる。この状態で、可動ハンドル70を操作して操作軸65を後退させると、第1のジョー67aが枢支ピン68を支点として回動し、第2のジョー67bの凝固部71との間で図18に示すように、生体組織Aを把持する。そこで、第1と第2のジョー67a,67b間に凝固電流を流すと生体組織Aの凝固が行われる。
【0059】
次に、第1と第2のジョー67a,67bをいったん開き、ジョー回転ノブ74を操作して回転軸66を180゜回転し、第2のジョー70の切開部72を上向きにして第1のジョー67aと対向させて生体組織Aを把持することにより、生体組織Aは第1のジョー67aと第2のジョー67bの切開部72との間で把持する。そこで、第1と第2のジョー67a,67b間に切開電流を流すと生体組織Aの切開が行われる。
【0060】
なお、第2のジョー67bを横断面が台形もしくは略三角形状で、その底辺部に凝固部71、その頂部に切開部72を形成したが、凝固部71と切開部72とを2か所ずつ設け、90゜回転することにより、凝固と切開が切換えられるようにしてもよい。
【0061】
図20は第5の参考形態を示し、第4の参考形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考形態は、挿入部62の先端部に第2のジョー67bを覆う断面が略円弧状の保護カバー75が設けられている。このように保護カバー75によって第2のジョー67bを覆うことにより、体腔内に挿入時に第2のジョー67bによって生体に傷を付けるのを防止できる。
【0062】
図21は第6の参考形態を示し、第4の参考形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考形態は、挿入部62の先端部に絶縁部材からなる先端パイプ76を設けると共に、操作軸65及び回転軸66を絶縁カバー65a,66aによって覆い、第1と第2のジョー67a,67bを電気的絶縁状態に構成したものである。
【0063】
図22及び図23は第7の参考形態を示し、第4の参考形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考形態は、操作部63に電流切換え機構77を設けたものである。第2のジョー67bと一体の回転軸66の基端部にはスイッチ操作カム78が設けられている。スイッチ操作カム78は第2のジョー67bの凝固部71に対応する大径部78aと切開部72に対応する小径部78bが設けられている。
【0064】
一方、操作部63にはスイッチ操作カム78に対向して貫通孔79が穿設され、この貫通孔79にはスプリング80によってスイッチ操作カム78のカム面に当接する方向に付勢されたプランジャ81が設けられている。貫通孔79の上部にはプランジャ81に対向して電流切換えスイッチ82が設けられている。
【0065】
ジョー回転ノブ74を操作して回転軸66を回転させると、スイッチ操作カム78が一体に回転し、大径部78aによってプランジャ81が押し上げられると電流切換えスイッチ82がオンし、小径部78bがプランジャ81に対向してスプリング81によって押し下げられると、電流切換えスイッチ82がオフするようになっている。この電流切換えスイッチ82は電流切換えコード83を介して高周波焼灼電源装置2に内蔵された電流切換え回路(図示しない)に接続され、電流切換えスイッチ82のオン・オフによって高周波焼灼電源装置2から出力される電流を凝固電流から切開電流またはその逆に切換えできる。
【0066】
前記実施及び参考の形態によれば、次のような構成が得られる。
(付記1)相対的に開閉する一対の把持部と前記把持部の間隙を移動する切開部を備えた内視鏡下手術器械において、前記把持部及び切開部が各々電極として構成され、前記把持部同士間及び把持部と前記切開部との間に通電する通電手段を設けたことを特徴とする内視鏡下手術器械。
【0067】
(付記2)相対的に開閉する一対の把持部と前記把持部の間隙を移動する切開部を備えた内視鏡下手術器械において、前記把持部及び切開部が各々電極として構成され、把持部同士の間、及び把持部と切開部との間の通電を切り換える電極切り換え部を備えたことを特徴とする内視鏡下手術器械。
【0068】
(付記3)付記1または2記載の内視鏡手術器械に、高周波焼灼電源装置の切開出力と凝固出力の操作スイッチを設けたことを特徴とする内視鏡下手術器械。(付記4)付記1または2記載の内視鏡手術器械において、操作部の把持動作と同期して凝固出力し、操作部の切開操作と同期して切開出力を行う操作スイッチを設けたことを特徴とする内視鏡手術器械。
(付記5)付記1または2記載の内視鏡手術器械において、切開部の電極をワイヤ形状で構成したことを特徴とする内視鏡手術器械。
【0069】
(付記6)相対的に開閉する一対の把持部と前記把持部の間隙を移動する切開部を備えた内視鏡下手術器械において、前記把持部及び切開部が各々電極として構成され、把持部、電極同士の間及び切開部電極同士間の通電を切り換える電極切り換え部を備えたことを特徴とする内視鏡手術器械。
【0070】
(付記7)相対的に開閉する一対の把持部と、一方の把持部に電気的に絶縁された切開部を有し、前記把持部及び切開部が各々電極として構成され、把持部同士の間及び把持部と切開部との間の通電を切り換える電極切り換え部を備えたことを特徴とする内視鏡手術器械。
【0071】
(付記8)高周波焼灼電源装置において、凝固電流を出力する手段と、凝固完了を検出する手段と、凝固完了の検出に伴い凝固電流を停止すると同時に切開電流を出力する手段とを備えたことを特徴とする高周波焼灼電源装置。
【0072】
(付記9)付記8記載の高周波焼灼電源装置と組み合わせて使用する内視鏡下手術器械において、相対的に開閉する一対の把持部を有し、更にその一方の把持部に切開部を有し、前記把持部同士の接触面積に対して、前記切開部と他方の把持部との接触面積が小さいことを特徴とする内視鏡下手術器械。
【0073】
(付記10)高周波焼灼電源装置において、生体組織の計測清報を記憶する手段と、記憶した条件にしたがって組織の焼灼を再生させる手段とを備えたことを特徴とする高周波焼灼電源装置。
【0074】
(付記11)相対的に開閉する一対のジョーを挿入部の先端に有する内視鏡下手術器械において、第1のジョーには組識を処置する処置部を有し、第2のジョーには凝固部と切開部が異なる面上に形成され、第2のジョーを挿入部に平行な軸を中心に選択的に回転することで第1のジョ一と、凝固部・切開部の一方を向き合せ、各々のジョーに高周波電流を通電して、組織を処置可能な内視鏡下手術用器械。
【0075】
(付記12)付記11の記載の内視鏡下手術用器械において、第1のジョーだけが開閉することを特徴とする内視鏡下手術用器械。
(付記13)付記11または12の記載の内視鏡下手術用器械において、凝固部の面積は切開部の面積より大きいことを特徴とする内視鏡下手術用器械。
(付記14)付記11,12または13の記載の内視鏡下手術用器械において、第2のジョーの断面形状は台形であることを特徴とする内視鏡下手術用器械。
(付記15)付記11,12または13の記載の内視鏡下手術用器械において、第2のジョーの断面形状は略三角形状であることを特徴とする内視鏡下手術用器械。
【0076】
(付記16)付記11〜15のいずれかに記載の内視鏡下手術用器械において、第1のジョーを第2のジョーから絶縁する手段を含み、各々のジョーには異なる極の高周波電流を通電可能なことを特徴とする内視鏡下手術用器械。
(付記17)付記11〜16のいずれかに記載の内視鏡下手術用器械において、第2のジョーの凝固部が第1のジョーの把持面と向き合うときは凝固電流を、第2のジョーの切開部が第1のジョーの把持面と向き合うときは切開電流を通電することにより連続的に組織の凝固・切開が可能なことを特徴とする内視鏡下手術用器械。
【0077】
(付記18)付記11〜16のいずれかに記載の内視鏡下手術用器械において、第2のジョーの回転に応じて電流を凝固電流から切開電流に変化させる手段を持つことを特徴とする内視鏡下手術用器械。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、相対的に開閉する一対の把持部とこの把持部の間隙を移動する切開部を備え、把持部及び切開部を各々電極として構成し、把持部同士間及び把持部と切開部との間に通電する通電手段を設けたことにより、生体組織の処置対象部位を確実に把持して凝固でき、また切開でき、さらに切開性能を長期間維持できることからランニングコストの低減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示し、(a)は内視鏡下手術器械の全体の側面図、(b)は把持部材が閉じた状態の側面図。
【図2】 同実施形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断側面図。
【図3】 同実施形態の電極切換え部の説明図。
【図4】 同実施形態を示し、(a)は凝固時の負荷特性の説明図、(b)は切開時の負荷特性の説明図、(c)はインピーダンス制御の説明図。
【図5】 この発明の第2の実施形態を示し、(a)は内視鏡下手術器械の全体の側面図、(b)は把持部材が閉じた状態の側面図。
【図6】 この発明の第3の実施形態を示し、(a)は内視鏡下手術器械の全体の側面図、(b)は把持部材が閉じた状態の側面図。
【図7】 この発明の第4の実施形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断側面図。
【図8】 この発明の第1の参考形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断側面図。
【図9】 同参考形態の電極切換え部の説明図。
【図10】 この発明の第2の参考形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断側面図。
【図11】 この発明の第5の実施形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断側面図。
【図12】 同実施形態の電極切換え部の説明図。
【図13】 この発明の第3の参考形態を示す把持部材で生体組織を把持した状態の縦断正面図。
【図14】 この発明の第6の実施形態を示す高周波焼灼電源装置のブロック図。
【図15】 インピーダンス制御の説明図。
【図16】 この発明の第4の参考形態を示す内視鏡下手術器械の全体の側面図。
【図17】 同参考形態の先端側の処置部を示す縦断側面図。
【図18】 同参考形態の凝固時の縦断正面図。
【図19】 同参考形態の切開時の縦断正面図。
【図20】 この発明の第5の参考形態を示し、(a)は凝固時の縦断正面図、(b)は切開時の縦断正面図。
【図21】 この発明の第6の参考形態を示す内視鏡下手術器械の先端部の縦断側面図。
【図22】 この発明の第7の参考形態を示す内視鏡下手術器械の操作部の側面図。
【図23】 図22のX−X線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡下手術器械
2…高周波焼灼電源装置
3…挿入部
4…処置部ユニット
5…操作部
11…把持部材
16…切開ナイフ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscopic surgical instrument provided with a grasping portion for grasping a living tissue and an incision portion for incising the grasped living tissue.
[0002]
[Prior art]
In general, there is known a bipolar forceps that includes a pair of gripping members for gripping a living tissue, and each gripping member is provided with an electrode for high-frequency energization. When using the bipolar forceps, the living tissue to be treated is gripped between the pair of gripping members, and a high-frequency current is passed between the electrodes of each gripping member to coagulate the living tissue between the gripping members. It has become.
[0003]
This type of bipolar forceps is usually used for various cases such as hemostasis of blood vessels contained in living tissue, lesions on the surface layer of living tissue, cauterization of bleeding points, occlusion of fallopian tubes for the purpose of contraception. Bipolar forceps are used for hemostasis of blood vessels and occlusion of the fallopian tube, and can coagulate a living tissue to be treated by a patient, and can incise the coagulated living tissue. ing.
[0004]
Conventionally, as this type of endoscopic surgical instrument, for example, US Pat. No. 5,269,780, US Pat. No. 5,445,638, US Pat. No. 5,267,998 are known.
[0005]
US Pat. No. 5,269,780 includes a pair of coagulation electrodes projecting from the distal end of a sheath and a movable incision electrode, and a coagulation current is passed between the pair of coagulation electrodes to coagulate a living tissue. The living tissue is incised by passing an incision current between the incision electrode and the coagulation electrode.
[0006]
U.S. Pat. No. 5,445,638 includes a pair of gripping members protruding from the distal end of a sheath and an incision knife which can be moved forward and backward between the gripping members. In a state where the target biological tissue is gripped, a biological current is allowed to coagulate by flowing a coagulation current between the pair of gripping members, and then the cutting knife is advanced to cut the biological tissue.
[0007]
U.S. Pat.No. 5,267,998 includes a pair of coagulation electrodes fixed to the distal end of a sheath and a movable incision electrode. After coagulating current flows between the pair of coagulation electrodes to coagulate a living tissue, The incision electrode is moved by the operation of the hand operation unit, and the living tissue is incised by passing an incision current.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the above-mentioned US Pat. No. 5,269,780 includes a pair of coagulation electrodes and a movable incision electrode, it does not have a function of grasping a living tissue, so that it securely grasps a treatment target site. Can not be incised.
[0009]
U.S. Pat. No. 5,445,638 is provided with an incision knife that can be moved forward and backward between a pair of grasping members. When the sharpness of the incision knife deteriorates, the living tissue grasped when the incision knife is advanced to incise is incised. There is an inconvenience of extruding, and the incision knife needs to be changed frequently.
[0010]
In US Pat. No. 5,267,998, the incision electrode is moved and the incision current is passed to incise the living tissue. However, since there is no function of grasping the in vivo tissue, the incision of the treatment target site is ensured. Can not do it.
[0011]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an endoscopic surgical instrument capable of reliably grasping and solidifying a treatment target site of a living tissue and incising it. It is in.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an endoscopic surgical instrument having a pair of grasping portions that open and close relatively and an incision portion that moves through a gap between the grasping portions. Each configured as an electrode, and energizing means for energizing between the gripping portions and between the gripping portion and the incision portion And an electrode switching portion that enables selective energization between the gripping portions and between the gripping portion and the incision portion. It is characterized by that.
[0013]
Then, in a state where the biological tissue is gripped by the gripping part during a treatment such as coagulation hemostasis of the biological tissue, the biological tissue is solidified by flowing a coagulation current between the gripping parts, So that the living tissue can be incised.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 to 4 show a first embodiment, and FIG. 1 is an overall configuration diagram of an endoscopic surgical instrument. As shown in FIG. 1, it is comprised from the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
As shown in FIG. 2, the gripping members 11a and 11b are formed in a substantially U-shaped cross section so that a space portion 14 is formed inside when the gripping members 11a and 11b are closed. The sawtooth portion is formed so that the living tissue can be securely grasped.
[0019]
Further, as shown in FIG. 2, a
[0020]
The rod 10 of the gripping members 11a and 11b of the
[0021]
In addition, the
[0022]
Further, the treatment section
[0023]
Further, the
[0024]
Further, inside the
[0025]
Further, a
[0026]
The
[0027]
Here, by pulling the handle 22 a of the
[0028]
Further, when a finger is put on the
[0029]
Further, a
[0030]
Further, the electrode switching unit 38 of the
[0031]
As shown in FIG. 3A, at the time of solidification, the grip-
[0032]
As shown in FIG. 4A, the coagulation current is output in a mode having a load characteristic in which the output decreases when the impedance increases with cauterization. The incision current is a constant power output mode in which the output does not decrease even when the impedance increases, as shown in FIG. As shown in FIG. 4 (c), in the impedance control, it is possible to automatically switch from the coagulation mode to the incision mode by determining the completion of coagulation at the time point a when the impedance once lowered with the lapse of time of cauterization rises again. .
[0033]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
A
[0034]
Therefore, the
[0035]
In this state, the
[0036]
Subsequently, after inserting the living tissue A between the expanded gripping members 11a and 11b, the handle portion 22a of the
[0037]
At this time, the grasping members 11a and 11b are formed in serrated portions that mesh with each other when closed, and the living tissue A can be reliably grasped. In this state, when the first switch 37a of the
[0038]
After the coagulation current is allowed to flow for a certain time to coagulate the living tissue A, the first switch 37a is turned off. Then, as shown in FIG. 3B, the electrode switching unit 38 connects the grip-
[0039]
Further, when a finger is put on the
[0040]
When the
[0041]
In the embodiment described above, the coagulation current and the incision current are switched by turning on and off the first switch 37a and the
[0042]
FIG. 5 shows a second embodiment, and the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. In this embodiment, instead of the
[0043]
FIG. 6 shows a third embodiment, and the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. In this embodiment, instead of the
[0044]
FIG. 7 shows a fourth embodiment, and the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. In this embodiment, a
[0045]
8 and 9 are First reference form The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. This reference form As shown in FIG. 8, a first electrode 43a in which a wire is stretched between a pair of
[0046]
FIG. Second reference form The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. This reference form Are provided with a first wire electrode 45a and a
[0047]
11 and 12 are Fifth embodiment The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. As shown in FIG. 11, this embodiment includes a first grip member 46 a and a
[0048]
FIG. 12 shows an electrode switching portion. As shown in FIG. 12 (a), the
[0049]
FIG. Third reference form This is a modification of the
[0050]
14 and 15 are Sixth embodiment FIG. 14 shows the high-frequency ablation
[0051]
That is, the high-frequency ablation
[0052]
Therefore, shochu time t 1 ~ T Three And impedance change ΔZ 1 ~ ΔZ 2 Based on these parameters, the second and subsequent controls can be performed accurately, and even if there is a difference in the level of coagulation depending on the operator, the setting means 55 performs the cauterization time t. 1 ~ T Three By selecting, the cauterization is stopped when the desired impedance is reached, and the coagulation mode can be automatically switched to the incision mode.
[0053]
16 to 19 are
[0054]
An
[0055]
The distal end portion of the
[0056]
As shown in FIGS. 18 and 19, the
[0057]
The
[0058]
next, Fourth reference form The operation of will be described.
First, the
[0059]
Next, the first and
[0060]
The
[0061]
FIG. Fifth reference form Indicate Fourth reference form The same components as those in FIG. This reference form Is provided with a
[0062]
FIG. Sixth reference form Indicate Fourth reference form The same components as those in FIG. This reference form Is provided with a
[0063]
22 and 23 are Seventh reference form Indicate Fourth reference form The same components as those in FIG. This reference form Is provided with a
[0064]
On the other hand, a through
[0065]
When the
[0066]
Said implementation And reference According to the embodiment, the following configuration is obtained.
(Appendix 1) In an endoscopic surgical instrument comprising a pair of gripping parts that open and close relatively and an incision part that moves through a gap between the gripping parts, the gripping part and the incision part are each configured as an electrode, An endoscopic surgical instrument characterized in that energization means for energizing between parts and between a grasping part and the incision part is provided.
[0067]
(Appendix 2) In an endoscopic surgical instrument having a pair of gripping portions that open and close relatively and an incision portion that moves through a gap between the gripping portions, the gripping portion and the incision portion are each configured as an electrode, An endoscopic surgical instrument comprising an electrode switching unit that switches energization between each other and between a grasping unit and an incision unit.
[0068]
(Appendix 3) An endoscopic surgical instrument characterized in that the endoscopic surgical instrument according to
(Appendix 5) An endoscopic surgical instrument as set forth in
[0069]
(Appendix 6) In an endoscopic surgical instrument having a pair of gripping portions that open and close relatively and an incision portion that moves through a gap between the gripping portions, the gripping portion and the incision portion are each configured as an electrode, and the gripping portion An endoscopic surgical instrument comprising an electrode switching unit for switching energization between electrodes and between incision electrodes.
[0070]
(Additional remark 7) It has a pair of holding part which opens and closes relatively, and the incision part electrically insulated by one holding part, and the said holding part and incision part are each comprised as an electrode, between grip parts An endoscopic surgical instrument comprising: an electrode switching unit that switches energization between the grasping unit and the incision unit.
[0071]
(Supplementary note 8) The high frequency ablation power supply device includes means for outputting a coagulation current, means for detecting the completion of coagulation, and means for outputting the incision current simultaneously with stopping the coagulation current upon detection of coagulation completion. A high-frequency ablation power supply device.
[0072]
(Appendix 9) An endoscopic surgical instrument used in combination with the high-frequency ablation power supply device described in
[0073]
(Supplementary note 10) A high-frequency ablation power supply apparatus comprising: means for storing a measurement report of living tissue; and means for regenerating tissue ablation according to the stored conditions.
[0074]
(Additional remark 11) In the endoscopic surgical instrument which has a pair of jaws which open and close relatively at the front-end | tip of an insertion part, it has a treatment part which treats an organization in a 1st jaw, The coagulation part and the incision part are formed on different surfaces, and the second jaw is selectively rotated around an axis parallel to the insertion part, so that the first jaw and one of the coagulation part and the incision part are oriented. An endoscopic surgical instrument that can treat tissue by applying high-frequency current to each jaw.
[0075]
(Supplementary note 12) An endoscopic surgical instrument according to
(Appendix 13) An endoscopic surgical instrument according to
(Supplementary note 14) The endoscopic surgical instrument according to
(Additional remark 15) The endoscopic surgical instrument according to
[0076]
(Appendix 16) The endoscopic surgical instrument according to any one of
(Supplementary note 17) In the endoscopic surgical instrument according to any one of
[0077]
(Appendix 18) The endoscopic surgical instrument according to any one of
[0078]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the gripping portion includes a pair of gripping portions that open and close relatively and an incision portion that moves through the gap between the gripping portions. By providing energization means to energize between the grasping part and the incision part, it is possible to reliably grasp and solidify the treatment target part of the living tissue, and to incision, and to maintain the incision performance for a long time. There is an effect that the cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a first embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a side view of an entire endoscopic surgical instrument, and FIG. 1B is a side view of a state in which a gripping member is closed;
FIG. 2 is a longitudinal side view of a state in which a living tissue is grasped by a grasping member according to the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an electrode switching unit according to the embodiment.
4A and 4B show the embodiment, where FIG. 4A is an explanatory diagram of load characteristics during coagulation, FIG. 4B is an explanatory diagram of load characteristics at the time of incision, and FIG. 4C is an explanatory diagram of impedance control.
5A and 5B show a second embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is a side view of the entire endoscopic surgical instrument, and FIG. 5B is a side view of a state in which a gripping member is closed.
6A and 6B show a third embodiment of the present invention, in which FIG. 6A is a side view of an entire endoscopic surgical instrument, and FIG. 6B is a side view of a state in which a gripping member is closed.
FIG. 7 is a longitudinal side view of a state in which a living tissue is grasped by a grasping member according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 of the present invention First reference form FIG.
FIG. 9 Reference form Explanatory drawing of the electrode switching part.
FIG. 10 shows the present invention. Second reference form FIG.
FIG. 11 shows the present invention. Fifth embodiment FIG.
FIG. 12 is an explanatory diagram of an electrode switching unit according to the embodiment.
FIG. 13 shows the present invention. Third reference form The longitudinal cross-sectional front view of the state which hold | gripped the biological tissue with the holding member which shows this.
FIG. 14 shows the present invention. Sixth embodiment FIG.
FIG. 15 is an explanatory diagram of impedance control.
FIG. 16 shows the present invention. Fourth reference form The whole side view of the endoscopic operation instrument which shows this.
FIG. 17 Reference form The longitudinal section side view which shows the treatment part of the front end side.
FIG. 18 Reference form FIG.
FIG. 19 Reference form FIG.
FIG. 20 shows the present invention. Fifth reference form (A) is a longitudinal front view during solidification, and (b) is a longitudinal front view during incision.
FIG. 21 shows the present invention. Sixth reference form The longitudinal section side view of the front-end | tip part of the endoscopic surgery instrument which shows this.
FIG. 22 shows the present invention. Seventh reference form The side view of the operation part of the endoscopic surgical instrument which shows this.
23 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscopic surgical instrument
2 ... Induction cautery power supply
3 ... Insertion section
4. Treatment unit
5. Operation unit
11: Holding member
16 ... Incision knife
Claims (2)
前記把持部及び前記切開部が各々電極として構成され、前記把持部同士間及び前記把持部と前記切開部との間に通電する通電手段と、前記把持部同士間及び前記把持部と前記切開部との間を選択的に通電可能とする電極切り替え部と、を設けたことを特徴とする内視鏡下手術器械。In an endoscopic surgical instrument comprising a pair of gripping parts that open and close relatively and an incision part that moves through the gap between the gripping parts,
The gripping part and the incision part are each configured as an electrode, energization means for energizing between the gripping parts and between the gripping part and the incision part, between the gripping parts and between the gripping part and the incision part An endoscopic surgical instrument, comprising: an electrode switching unit that can selectively energize between the two.
前記内視鏡下手術器械に電流を出力する手段、凝固完了を検出する手段、及び、前記内視鏡下手術器械へと出力される電流を前記凝固完了を検出する手段の検出結果に基いて凝固電流から切開電流へと切り替える手段、を備えた高周波焼灼電源装置と、 Based on the detection results of the means for outputting current to the endoscopic surgical instrument, the means for detecting coagulation completion, and the current output to the endoscopic surgical instrument for detecting coagulation completion A high-frequency ablation power supply device comprising means for switching from a coagulation current to an incision current;
を具備することを特徴とする内視鏡下手術システム。 An endoscopic surgery system comprising:
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