JP3892250B2 - Nosocomial infection prevention method, nosocomial infection prevention program, and nosocomial infection prevention device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療施設における院内感染の予防方法、院内感染を予防するためのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体及び院内感染予防装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療施設では、外来患者、入院患者、入院患者の見舞客、医療関係者など多数の人が院内を移動し、それらの人が接触する機会が多い。外部から訪れる人、入院患者、あるいは医療関係者の中にも、細菌、ウィルス等を保有している人もいるので、細菌、ウィルス等を保有している人が、免疫力が低下している人と接触すると、免疫力が低下している人が感染症に罹患する可能性が高い。
【0003】
また、医師や看護婦等の医療従事者、院内の食堂の職員、作業員等の衣服、使用する器具が細菌等に汚染されることにより、患者や医療従事者等が感染する可能性もある。また、治療や検査に使用する医療用器具が汚染されていて院内感染が発生する可能性もある。
【0004】
このような院内感染の対策として、例えば、特開平7−79929号公報において、病院内での感染状況を把握することが提案されている。この発明は、入院患者、医師、看護婦等の感染状況を検査し、指定した菌種の保菌者の院内分布を把握できるようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の発明により特定の菌種の保菌者の院内分布を知ることはできるとしても、それにより院内感染を防止することはできない。
【0006】
従来、院内感染について以下のような問題点があった。
(1)感染者及び外来者の行動範囲を制限できないので、感染者との接触、空気感染、物を介した感染などにより感染が拡大してしまう。
(2)感染者が発生した場合に、感染の可能性の高い人を特定する方法がないので、対象となる人を全員検査している間に感染が拡大してしまう。
(3)院内感染が発生した場合に、感染源を特定する方法がないので、迅速な対応がとれないことにより感染が拡大してしまう。
【0007】
本発明の課題は、院内感染を予防することである。また、他の課題は、院内感染の感染源、あるいは感染の可能性のある人を的確に想定できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、院内感染を予防するための処理をコンピュータに実行させる院内感染予防方法であって、病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶手段に記憶させる処理と、病院内で感染者が発生し、前記感染者の個人IDが指定されたとき、指定された前記個人IDに基づいて、前記感染者が入室したバリアゾーンのゾーンIDと入室時刻データを前記ゾーン蓄積記録データの中から取得する処理と、取得した前記ゾーンIDと前記入室時刻データとに基づいて、前記感染者が入室した時刻以降に同一のゾーンIDのバリアゾーンに入室した人の個人IDを前記ゾーン蓄積記録データの中から抽出し、抽出した個人IDで指定される人を二次感染の可能性の高い感染擬陽性者として特定する処理とをコンピュータに実行させる。
【0011】
この発明によれば、感染者が発生した場合には、その感染者から直接、あるいは間接的に感染する可能性の高い人を感染擬陽性者として抽出することができる。従って、検査対象者を絞り込むことで、短時間で感染者を検出して感染の拡大を防止することができる。
【0012】
本発明に係る他の院内感染予防方法は、院内感染を予防するための処理をコンピュータに実行させる院内感染予防方法であって、病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶手段に記憶させる処理と、病院内で複数の感染者が発生し、前記複数の感染者の個人IDが指定されたとき、前記複数の感染者の個人IDに基づいて前記複数の感染者に共通するゾーンIDを前記ゾーン蓄積記録データの中から抽出する処理と、抽出した前記ゾーンIDで特定されるバリアゾーンを感染源の可能性が高い場所として特定する処理とをコンピュータに実行させる。
【0013】
この発明によれば、感染者が発生した場合に、複数の感染者が共通して入室したバリアゾーンの記録から感染源を想定することができる。これにより、感染源の可能性の高い場所を特定し、感染源の遮断等により感染の拡大を防止できる。
【0014】
本発明に係る他の院内感染予防方法は、院内感染を予防するための処理をコンピュータに実行させる院内感染予防方法であって、患者に施された食事、薬剤、注射及び検査内容を示すデータと患者の個人IDとからなるオーダ情報を記憶手段に記憶させる処理と、病院内で複数の感染者が発生し、前記複数の感染者の個人IDが指定されたとき、前記複数の感染者の個人IDに基づいて、前記複数の感染者が共通に施された食事、薬剤、注射または検査内容を示すデータを前記オーダ情報の中から抽出する処理と、抽出した前記データの示す要因を感染源の可能性が高い要因として特定する処理とをコンピュータに実行させる。
【0015】
この発明によれば、例えば、患者に処方された薬剤、あるいは治療に用いられた医療器具等により感染した場合に、感染者に共通する薬剤、医療器具等を抽出することで感染源の可能性の高いものを絞り込むことができるので、感染源を短時間で特定し、院内感染の拡大を防止できる。
【0016】
感染擬陽性者、あるいは感染源を想定する上記の感染予防方法において、さらに、各バリアゾーン毎に入室条件を設定し、個人情報と入室条件とに基づいて入館者のバリアゾーンへの入室を制限するようにしても良い。
【0017】
バリアゾーン毎に入室者を制限することにより、感染者、あるいは外来者等からの感染の可能性を減らすことができると共に、感染者が発生した場合に、二次感染者、あるいは感染源を早期に特定することができる。
【0018】
本発明に係る他の院内感染予防方法は、医療施設への入館者の個人情報を管理し、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録し、感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定し、感染源と想定されたバリアゾーンへの入室者を入室記録から抽出して感染擬陽性者を想定する。
【0019】
この発明によれば、感染者が発生した場合に、感染者の入室記録から感染源の可能性の高いバリアゾーンを想定し、さらにそのバリアゾーンへの入室記録から感染の可能性の高い人を抽出することができる。これにより、感染源の遮蔽、あるいは感染擬陽性者に対して検査を行うことで、短時間で感染者を検出することができ、院内感染の拡大を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態の院内感染予防方法に基づくバリアゾーンシステムのシステム構成を示す図であり、図2は、バリアゾーンシステムで用いられる各種の情報を示す図である。
【0021】
このバリアゾーンシステムは、病院の外来患者、入院患者、見舞客、医療関係者、病院内の作業員等を含む入館者にICカード10を発行し、そのICカード10にそれぞれの人の個人情報13を予め記録しておく。ICカード10は、例えば、非接触式のカードであり、無線信号の送受信機能を有する。
【0022】
ICカード10への個人情報13の入力は、患者については受診している科で病名等を入力し、見舞客の場合には、受け付けで見舞客用のICカード10を発行する際に入力する。
【0023】
バリアゾーンシステムは、各バリアゾーンの入口に設置されるICカードリーダ11(図3)と、入室者の管理を行うゲート制御クライアント12と、個人情報13、入室条件を定めた判定パラメータ14等の情報を管理するバリアシステムサーバ18と、処方せん、治療方法等のオーダ情報を管理するオーダリングシステムサーバ20と、院内感染の予防のための情報を管理する感染予防クライアント21と、それらの装置を接続してデータの送受信が行えるようにする院内LAN22とからなる。
【0024】
ゲート制御クライアント12は、ICカードリーダ11により無線により読み取られた入館者の個人情報13と、バリアゾーンへの入室条件を定めた判定パラメータ14とに基づいて入室を制限する制御を行う。
【0025】
バリアゾーンシステムサーバ18は、患者、見舞客等の個人情報13、入室条件を定めた判定パラメータ14、ゾーン名と場所とそのゾーンの有効期間を定めたゾーン情報15、感染症の種類とそれぞれの感染条件とを示す感染条件情報16、ゾーン番号、入室しようとした来館者のID、入室の可否の判定結果及び通過時刻等からなるゾーン蓄積記録17を管理する。
【0026】
オーダリングシステムサーバ18は、患者の治療内容(処方せん、検査内容等)を示すオーダ情報19を管理する。
次に、図3は、病院内を複数のバリアゾーンに分割したときの状態を示している。それぞれのバリアゾーンの入口にはICカードリーダ11が設置されており、バリアゾーンに入室したい人は、ICカードリーダ11に自分のICカード10の情報を読み取らせる。ICカード10を非接触で読み取らせた人が入室できるか否かはゲート制御クライアント12が、ICカード10に記録された個人情報13とバリアゾーンへの入室条件を定めた判定パラメータ14とに基づいて判断する。
【0027】
次に、図4は、実施の形態のバリアゾーンシステムの概略の動作を示すフローチャートである。
各バリアゾーンのゲート制御クライアント12は、ゾーン通過を制限すると共に通過者を記録する(図4,S11)。感染者が発生した場合は、ゾーン通過記録17から二次感染の可能性のある人を想定する(S12)。さらに、想定した二次感染の可能性のある人に対する検査の結果、感染している事が判明したか否かを判別する(S13)。
【0028】
検査の結果、感染していることが判明した場合には、ステップS12に戻り、二次感染者から感染する可能性のある人を想定し、再度検査を行う。
ステップS13で、感染が判明しなかった場合、あるいは二次感染者が検出された場合でも、その後の検査で感染者が判明しなかった場合には、ステップS14に進み感染者を特定する。さらに、複数の感染者のゾーン蓄積記録17から感染源を特定する(S15)。
【0029】
以下、判定パラメータ14の条件に基づいて入室を制限する処理、感染擬陽性者を想定する処理、感染源を想定する処理等を、図5〜図13を参照しながら説明する。
【0030】
図5は、バリアゾーンへの入室を制限する処理のフローチャートである。
バリアゾーンに入室しようとする人がICカード10の情報を非接触でICカードリーダ11に読み取らせると、ICカード10から個人のIDコードが読み取られ、個人のIDコードとゾーンコード等からなるゾーン通過記録がゲート制御クライアント12に送られる。
【0031】
ゲート制御クライアント12は、ゾーン通過記録を受信すると(図5,S21)、ゾーンコードをキーとしてバリアゾーンシステムサーバ18の管理しているゾーン情報ファイルを検索し、ゾーンの場所を確定する(S22)。
【0032】
次に、個人のIDコードをキーとしてバリアゾーンシステムサーバ18の管理している個人情報ファイルを検索し、個人の属性(入院患者、外来患者、見舞い、業者等の区別を示す属性)、入室が禁止されているゾーン、感染の内容を示す感染情報を取得する(S23)。
【0033】
さらに、ゾーンIDで指定されるゾーンへの入室条件を定めた判定パラメータ14をバリアゾーンシステムサーバ18から取得し、そのバリアゾーンへの入室を許可するか否かを判定する(S24)。
【0034】
入室しようとする人が入室条件を満たさない場合には(S24,NO)、ステップS25に進み、音により入室できないことを知らせ、あるいはゲートを閉じる等のゾーン進入阻止処理を実行する。
【0035】
他方、バリアゾーンへの入室が許可された場合には(S24,YES)、ステップS26に進み、ゾーンID、入室者の個人ID、場所、入室時刻、退出時刻を、バリアゾーンシステムサーバ18に送信してゾーン蓄積記録17に記録させる。
【0036】
図6は、バリアゾーンへの入室を制限する処理の説明図である。また、図7(A)〜(C)は、判定パラメータ14の一例を示す図である。
ゾーン通過記録は、図6に示すように、ICカード10から読み取られる個人のIDコードと、ゾーンコード(図6では、「0011」)と、ICカード10のデータを読み取ったときの年、月、日、時刻からなり、これらの情報がゲート制御クライアント12に送信される。
【0037】
ゾーン情報15は、ゾーンコードと、病院内のゾーンの場所を示す情報(例えば、新生児室、ICUなど)と、そのゾーンが有効となる開始期間、終了期間とからなる。病院内のバリアゾーンの配置の変更等があった場合でも、このゾーン情報15のゾーンの場所を示す情報を変更することで、新たな配置のバリアゾーンに対する判定パラメータの設定、あるいは変更前のゾーン蓄積記録17と変更後のゾーン蓄積記録17とを関連づけることができる。
【0038】
個人情報13は、個人IDと、氏名、属性(入院患者、外来患者、見舞い、業者等の別)と、所属(受診する科)と、病名と、入室が禁止されているゾーンと、感染している感染症名とからなる。
【0039】
判定パラメータ14は、図7(A)〜(C)に示すように、患者、見舞客、業者毎に入室が禁止される条件が記録されている。
患者については、図7(A)に示すように、患者の条件により入室が禁止され、例えば、風邪等の軽度の感染症の人は、新生児室、ICUには入室することができないという条件が設定されており、結核等の重度の感染症の人は、院内レストラン、売店、理容室(美容室)、新生児室等の全てのバリアゾーンへ入室できないという条件が設定されている。また、検査、あるいは糖尿病等で食事制限を受けている人は、レストラン、売店に入室できないという条件が設定されている。
【0040】
見舞客、付添人については、図7(B)に示すように、感染症に罹っているか否かを入館時に申告してもらい、あるいは過去の入館記録から、それぞれのバリアゾーンへの入室の可否を決める条件が設定される。例えば、風邪等の軽度の感染症にかかっている人は、新生児室とICUには入室することができないという条件が設定される。
【0041】
病院に出入りする業者については、図7(C)に示すように、見舞客と同様に、それぞれの人が感染症に罹っているか否かにより入室の可否を決める条件が設定される。
【0042】
ゲート制御クライアント12は、入室しようとする人の個人情報13と、判定パラメータ14を比較し、入室しようとする人が判定パラメータ14で指定される入室条件を満たすか否かを判定する。
【0043】
入室しようとする人が、そのバリアゾーンの入室条件を満たさない場合には、音、あるいはゲートを閉じる等の処理により入室できないことを知らせると共に、個人ID、判定結果が入室不可であることを示す情報をゾーン蓄積記録17に記録する。
【0044】
入室可能な場合には、バリアゾーンのゾーンコード、入室した人の個人ID、場所、入室時刻、退室時刻、判定結果をゾーン蓄積記録17に記録する。
以上のような処理により、感染症に罹った人、外来者、手術前の人、食事制限を受けている人などの特定のバリアゾーンへの入室を制限できる。これにより、免疫力の低い新生児や、ICUの患者が二次感染するのを防止できる。また、食事制限中の人が、売店等に入室するのを制限できるので、それらの人が制限品を摂取するのを防止できる。さらに、手術前の患者が理容室等に入室するのを制限することで、手術前の患者が雑菌等に感染するのを防止できる。
【0045】
次に、図8は、病院内で感染者が発生した場合に、その感染者から二次感染の可能性の高い人(感染擬陽性者)を想定する処理のフローチャートである。
感染者が発生したなら、その感染者の個人ID及び感染種別を、感染予防クライアント21の入力装置から入力する(図8,S31)。入力された感染種別をキーとして該当する感染条件情報16を読み込み、さらに個人IDをキーとして該当する人のゾーン蓄積記録17をバリアゾーンシステムサーバ18から読み込む(S32)。
【0046】
読み込んだ感染条件情報16からゾーンに対する感染疑い条件、すなわち、感染者がそのゾーンに入室してから何時間以内に入室した人が感染の可能性があるかを定めたゾーン条件を抽出する(S33)。
【0047】
次に、感染条件情報16により感染の可能性のある人を感染擬陽性者としてゾーン蓄積記録17から抽出し、その感染擬陽性者を一覧表示し、最初の感染擬陽性者を検査対象として抽出する(S34)。
【0048】
感染擬陽性者に対して検査を行い、検査結果から陽性か、陰性か、それとも対象患者の検査が全て終了したか否かを判断する(S35)。
検査結果が陰性の場合には、ステップS36に進み、その人を感染擬陽性患者から除外し、次の感染擬陽性患者のIDをセットする。
【0049】
検査結果が陽性であった場合、つまり二次感染している場合には、ステップS37に進み、その陽性患者の個人IDを感染者IDとしてセットし、ステップS32以降の処理を再度実行する。
【0050】
すなわち、二次感染したと思われる人が発見された場合には、その人のゾーン蓄積記録17を調べ、二次感染した患者が入室したバリアゾーンから感染の可能性の高い感染擬陽性者を抽出する。そして、その感染擬陽性者に対して検査を行い、感染擬陽性者が感染しているか否かを判定する。
【0051】
上記の処理により、院内で感染者が発生した場合に、ゾーン蓄積記録17により二次感染の可能性の高い感染擬陽性者を絞り込み、その感染擬陽性者に対して検査を行うことで、感染者を迅速に発見することができる。さらに、検査した感染擬陽性者の中から感染者が発見された場合には、さらに、その感染擬陽性者のゾーン蓄積記録17から感染の可能性の高い感染擬陽性者を抽出して検査することができるので、感染者を迅速に発見し、院内感染の拡大を防止することができる。
【0052】
図9は、感染条件情報16とゾーン蓄積記録17から感染擬陽性者を想定する処理の説明図である。
感染条件情報16には、感染症の種別と、感染者が入室したゾーンに何時間以内に入室した人が感染の可能性があるかを示すゾーン条件(例えば、同時、30分後、6時間後など)と、感染対象が特定のゾーンに限定される場合には、該当するゾーンを示す情報とが設定される。感染条件情報16の○、△は、感染の可能性があることを示す、×は、感染の可能性が無いことを示している。図9のゾーン蓄積記録17は、図6と同じである。
【0053】
例えば、個人ID「991」の人がインフルエンザウイルスの保持であることが判明すると、その患者の入室したバリアゾーンに感染条件情報16の感染条件を満たす時刻に入室した人をゾーン蓄積記録17から抽出する。この場合、図9の左下の集計表31に示すように、個人ID「123」の人がその条件に該当するので、その人が感染擬陽性者としてピックアップされる。その感染擬陽性者に対して検査を行い、検査結果が陽性であれば、さらにその個人ID「123」の人のゾーン蓄積記録17からその人が入室したバリアゾーンを特定し、そのバリアゾーンに入室し、かつ一定の感染条件を満たす人を感染擬陽性者として抽出する。このようにして、感染の可能性の高い人を次々に抽出し、それらの人を検査することで、院内感染の拡大を防止できる。
【0054】
次に、図10は、ゾーン蓄積記録17から感染源を想定する処理のフローチャートである。
複数の感染者が発生した場合には、それぞれの感染者の個人IDを感染予防クライアント21の入力装置から入力する(図10,S41)。
【0055】
感染者の個人IDをキーとしてゾーン蓄積記録17を検索する(S42)。そして、感染者の入室したゾーンを抽出する(S43)。
感染者が入室したバリアゾーンが特定されたなら、バリアゾーン毎に感染者が立ち寄った回数をカウントし、共通度合いが高いバリアゾーンを感染源及び感染危険場所として想定する(S44)。
【0056】
上記の処理により、複数の感染者が発生した場合に、それらの感染者が共通に入室したバリアゾーンを抽出することで感染源の可能性の高いバリアゾーンを想定することができる。これにより、感染源を早期に特定し、院内感染の拡大を防止することができる。
【0057】
図11は、ゾーン蓄積記録17から感染源を想定する処理の説明図である。
複数の感染者が検出された場合、感染者のIDコードをキーとしてゾーン蓄積記録17を検索し、それぞれの感染者が入室したバリアゾーンを抽出して、感染者が入室したバリアゾーンとそれぞれのバリアゾーンを何人の感染者が入室したかを累計した集計表32を作成する。この集計表32に基づいて複数の感染者に共通する度合いの高い場所を感染源として想定する。
【0058】
次に、図12は、患者に対する医療内容を示すオーダ情報から感染源を想定する処理のフローチャートである。
感染者の個人IDを感染予防クライアント21の入力装置から入力する(図12,S51)。次に、感染者の個人IDをキーとしてオーダ情報19を検索する(S52)。オーダ情報19には、患者の処方せんの内容、治療、検査の内容、それに使用された医療器具等に関する情報が含まれている。
【0059】
複数の感染者のオーダ情報を累積し(S53)、オーダ別に感染者に実施された回数をカウントして、共通度合いの高いオーダを感染源として想定する(S54)。
【0060】
すなわち、複数の感染者に施された薬剤、治療方法、検査方法の中で共通して実施されている度合いを調べ、共通して実施されている度合いの高いものを感染源として想定し、そのオーダで使用された薬剤、治療方法等の中に汚染の可能性が無いかどうかを調べる。これにより、患者に対する治療により感染が発生している場合に、感染源を短時間で特定し、感染源を遮断する等の対策を取ることができるので、院内感染が拡大するのを未然に防止できる。
【0061】
図13は、オーダ情報から感染源を想定する処理の説明図である。
複数の感染者が発生した場合、それぞれの感染者のIDコードをキーとしてオーダ情報19を検索し、それぞれの感染者のオーダを抽出する。
【0062】
オーダ情報19は、図13に示すように、給食、注射、輸血等のオーダ種別と、明細(オーダの内容)、オーダを実施した日時、患者の個人IDから構成されている。このオーダ情報19を患者の個人IDをキーにして検索することで、一人の患者に施された食事を含む全ての医療内容を把握することができる。そして、それぞれの患者のオーダの内容を累計した集計表33を作成することで、感染者に高い割合で共通するオーダを特定し、そのオーダを感染源として想定することができる。
【0063】
次に、図14は、上述した院内感染予防方法に基づくプログラムを、CD−ROM、フロッピーディスク等の可搬記録媒体41、あるいはプログラム提供者の有する記憶装置44に記憶しておいて、そのプログラムをユーザの情報処理装置42にロードして実行する場合の説明図である。
【0064】
院内感染予防プログラムがCD−ROM、フロッピーディスク等の可搬記録媒体41に記録されている場合には、その可搬記録媒体41を情報処理装置42のドライブ装置に挿入してプログラムを読み取り、読み取ったプログラムをRAM、ハードディスク等の記憶装置43に格納してプログラムを実行する。また、プログラム提供者から通信回線を介してプログラムが提供される場合には、プログラム提供者の記憶装置44、メモリ等に格納されているプログラムを通信回線を介して情報処理装置42で受信し、受信したプログラムをRAM、ハードディスク等の記憶装置43に格納して実行する。なお、可搬記録媒体41に記録するプログラムは、実施の形態で述べたプログラムの一部の機能を有するものであっても良い。
【0065】
上述した実施の形態によれば、病院等を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンに入室できる条件を予め設定しておくことで、感染者が入院患者、外来患者、見舞客等と接触して院内感染が発生するのを防止できる。また、免疫の低い新生児や手術後の患者などのいるバリアゾーンに入室できる人を制限する仕組みを設けることで、感染症に罹りやすい人を院内感染から保護することができる。
【0066】
さらに、それぞれのバリアゾーンに入室した人、時刻等からなる入室記録(ゾーン蓄積記録17)を記録しておくことで、感染者が発見された場合に、二次感染の可能性が高い人を短時間で正確に特定することができる。そして、二次感染の可能正が高い擬陽性者に対して早期に検査を行うことで、院内感染の拡大を防止できる。
【0067】
また、複数の感染者のゾーン蓄積記録17から、それらの人が共通に入室しているバリアゾーンと、共通して入室している度合いを知ることができるので、共通する度合いの高い場所を感染源の可能性が高い場所として想定することができる。そして、想定した感染源の汚染の有無を調べることで、感染源を短時間で特定して感染の拡大を防止することができる。
【0068】
さらに、複数の感染者のオーダ情報19から、それらの感染者に共通する度合いの高いオーダ(薬剤、治療方法など)を調べ、オーダの中から感染源としての可能性の高いものを抽出することができる。これにより、処方せんで指定されている薬剤、血液製剤等による感染の拡大を防止することができる。
【0069】
上述した実施の形態のバリアゾーンシステムは、バリアゾーンシステムサーバ18とオーダリングシステムサーバ20と、感染予防クライアント21等からなるサーバ・クライアントシステムにより構成したが、サーバ・クラインと形式のシステムに限らず、システム構成は任意で良い。例えば、感染予防クライアント21が全ての情報を管理して、感染擬陽性者、感染源等を特定するようにしても良い。
【0070】
また、個人情報13,判定パラメータ14、ゾーン蓄積記録17等の情報は、実施の形態に述べたようなデータ構成に限らず、それらの情報を複数組み合わせても良いし、全体を1つの情報としても良い。
【0071】
バリアゾーンに入室した人を記録するためのICカード10は、非接触式に限らず、接触式のICカード、磁気カード等でも良い。また、カード状のものに限らず、入室者を特定できるものであればどのような装置、あるいは方法でも良い。例えば、指紋等の個人の身体的な特徴を識別して入室者を記録するようにしても良い。
(付記1)医療施設への入館者の個人情報を管理し、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、前記バリアゾーン毎に入室条件を設定し、前記個人情報と前記入室条件とに基づいて前記入館者の前記バリアゾーンへの入室を制限することを特徴とする院内感染予防方法。
(付記2)医療施設への入館者の個人情報を管理し、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録し、感染者が発生した場合に、前記感染者の入室記録と前記入館者の入室記録とに基づいて感染擬陽性者を想定することを特徴とする院内感染予防方法。
(付記3)医療施設への入館者の個人情報を管理し、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録し、感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定することを特徴とする院内感染予防方法。
(付記4)患者に対する治療内容を記録し、前記患者の中から感染者が発生した場合に、複数の感染者の治療内容で共通する治療内容を抽出し、前記抽出した治療内容から感染源を想定することを特徴とする院内感染予防方法。
(付記5)感染者が発生した場合に、前記感染者の入室記録と前記入館者の入室記録とに基づいて感染擬陽性者を想定することを特徴とする付記1記載の院内感染予防方法。
(付記6)感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定することを特徴とする付記1記載の院内感染予防方法。
(付記7)医療施設への入館者の個人情報を管理し、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録し、感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定し、感染源と想定されたバリアゾーンへの入室者を入室記録から抽出して感染擬陽性者を想定することを特徴とする院内感染予防方法。
(付記8)医療施設への入館者の個人情報を管理する機能と、医療施設を複数のバリアゾーンに分けたときに、バリアゾーン毎に入室条件を設定する機能と、個人情報と前記入室条件とに基づいて前記入館者の前記バリアゾーンへの入室を制限する機能とを実現するコンピュータ実行可能な院内感染予防プログラム。
(付記9)医療施設への入館者の個人情報を管理する機能と、医療施設を複数のバリアゾーンに分けたときに、前記バリアゾーンへの前記入館者の入室を記録する機能と、感染者が発生した場合に、前記感染者の入室記録と前記入館者の入室記録とに基づいて感染擬陽性者を想定する機能とを実現するコンピュータ実行可能な院内感染予防プログラム。
(付記10)医療施設を複数のバリアゾーンに分けたときに、バリアゾーンに対して入室条件を設定する設定手段と、医療施設の入館者の個人情報と前記入室条件とに基づいて前記入館者の前記バリアゾーンへの入室を制限する制御手段とを備えることを特徴とする院内感染予防装置。
(付記11)医療施設への入館者の個人情報を管理する機能と、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録する機能と、感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定する機能とを実現するコンピュータ実行可能な院内感染予防プログラム。
(付記12)患者に対する治療内容を記録する機能と、前記患者の中から感染者が発生した場合に、複数の感染者の治療内容で共通する治療内容を抽出し、前記抽出した治療内容から感染源を想定する機能とを実現するコンピュータ実行可能な院内感染予防プログラム。
(付記13)医療施設への入館者の個人情報を管理させ、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、前記バリアゾーン毎に入室条件を設定させ、前記個人情報と前記入室条件とに基づいて前記入館者の前記バリアゾーンへの入室を制限させる院内感染予防プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記14)医療施設への入館者の個人情報を管理させ、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録させ、感染者が発生した場合に、前記感染者の入室記録と前記入館者の入室記録とに基づいて感染擬陽性者を想定させる院内感染予防プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記15)医療施設への入館者の個人情報を管理させ、医療施設を複数のバリアゾーンに分け、それぞれのバリアゾーンへの前記入館者の入室を記録させ、感染者が発生した場合に、複数の感染者の入室記録から感染源を想定させる院内感染予防プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)患者に対する治療内容を記録させ、前記患者の中から感染者が発生した場合に、複数の感染者の治療内容で共通する治療内容を抽出させ、前記抽出した治療内容から感染源を想定させる院内感染予防プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)前記個人情報は、感染症への感染の有無を示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至16何れか1つに記載の院内感染予防方法、院内感染予防プログラム、院内感染予防装置または記録媒体。
(付記18)バリアゾーンを特定する情報として、バリアゾーンのID情報と病院内の場所を示す情報とを記憶しておき、前記入館者の入室記録を前記バリアゾーンのID情報と病院内の場所を示す情報と対応づけて記録し、バリアゾーンの場所が変更された場合にも、前記入館者の入室記録と変更されたバリアゾーンとを対応づけられるようにした付記1乃至7の何れか1つに記載の院内感染予防方法。
(付記19)前記入館者の入室記録として前記バリアゾーンのID情報と病院内の場所を示す情報と前記入館者のID情報と入室時刻と退出時刻を記録し、感染者が発生した場合に、前記感染者の入室記録と入館者の入室記録から感染擬陽性者または感染源を想定する付記1乃至7の何れか1つに記載の院内感染予防方法。
(付記20)前記入館者の個人情報は、個人を特定するID情報、入館者の感染症の内容を示す情報、入室が制限されるバリアゾーンを示す情報からなる付記1乃至7の何れか1つに記載の院内感染予防システム。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、来館者の個人情報と入室条件によりバリアゾーンへの入室を制限することで、感染者からの二次感染を予防することができる。また、感染者が発生した場合、その感染者から直接、あるいは間接的に感染する可能性の高い人を感染擬陽性者として抽出することができるので、短時間で感染者を検査して感染の拡大を防止することができる。また、感染者が発生した場合、複数の感染者が共通して入室したバリアゾーンの記録から感染源を想定することで、感染源の可能性の高い場所を特定し、感染源の遮断等により感染の拡大を防止できる。さらに、感染者が発生した場合、感染者に対する治療内容から感染源の可能の高い、薬剤、医療器具等を絞り込むことができるので、感染源を特定して院内感染の拡大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリアゾーンシステムのシステム構成を示す図である。
【図2】バリアゾーンシステムで用いられる情報を示す図である。
【図3】バリアゾーンを示す図である。
【図4】バリアゾーンシステムの概略の動作を示す図である。
【図5】バリアゾーンへの入室を制限する処理のフローチャートである。
【図6】バリアゾーンへの入室を制限する処理の説明図である。
【図7】判定パラメータの一例を示す図である。
【図8】感染擬陽性者を想定する処理のフローチャートである。
【図9】感染擬陽性者を想定する処理の説明図である。
【図10】ゾーン蓄積記録から感染源を想定する処理のフローチャートである。
【図11】ゾーン蓄積記録から感染源を想定する処理の説明図である。
【図12】オーダ情報から感染源を想定する処理のフローチャートである。
【図13】オーダ情報から感染源を想定する処理の説明図である。
【図14】記録媒体の説明図である。
【符号の説明】
10 ICカード
11 ICカードリーダ
12 ゲート制御クライアント
13 個人情報
14 判定パラメータ
15 ゾーン情報
16 感染条件情報
17 ゾーン蓄積記録
18 バリアゾーンシステムサーバ
19 オーダ情報
20 オーダリングシステムサーバ
21 感染予防クライアント
22 院内LAN[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for preventing nosocomial infection in a medical facility, a program for preventing nosocomial infection, a recording medium recording the program, and a nosocomial infection preventing apparatus.
[0002]
[Prior art]
In a medical facility, many people such as outpatients, inpatients, inpatient visitors, and medical personnel move within the hospital and have many opportunities to come in contact with each other. Some people who visit from outside, hospitalized patients, or medical personnel have bacteria, viruses, etc., so those who have bacteria, viruses, etc. have reduced immunity. When in contact with people, people with reduced immunity are more likely to suffer from infections.
[0003]
In addition, there is a possibility that patients, medical workers, etc. may become infected by contamination of medical personnel such as doctors and nurses, staff in cafeterias in the hospital, clothes of workers, etc., and equipment used with bacteria. . In addition, there is a possibility that nosocomial infections occur due to contamination of medical instruments used for treatment and examination.
[0004]
As a countermeasure against such nosocomial infections, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-79929 proposes grasping the infectious situation in a hospital. The present invention examines the infection status of hospitalized patients, doctors, nurses, etc., and makes it possible to grasp the in-hospital distribution of carriers with designated bacterial species.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, even though it is possible to know the in-hospital distribution of carriers of a specific bacterial species by the above invention, it is not possible to prevent nosocomial infections.
[0006]
Conventionally, there have been the following problems with nosocomial infections.
(1) Since the range of action of infected persons and outpatients cannot be restricted, infection spreads due to contact with infected persons, air infection, infection through objects, and the like.
(2) When there is an infected person, there is no method for identifying a person who is highly likely to be infected, so that the infection spreads while all of the target persons are being examined.
(3) When nosocomial infection occurs, there is no method for identifying the source of infection, and the infection spreads due to the inability to respond quickly.
[0007]
An object of the present invention is to prevent nosocomial infections. Another problem is to be able to accurately estimate the source of nosocomial infection or a person who may be infected.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection, and when the hospital is divided into a plurality of barrier zones, the personal ID of the person who entered the barrier zone, and the entrance When the storage means stores the zone accumulation record data including the zone ID for identifying the barrier zone and the entry / exit time data, and when an infected person occurs in the hospital and the personal ID of the infected person is designated , Based on the designated personal ID, processing for acquiring the zone ID and entry time data of the barrier zone in which the infected person entered from the zone accumulation record data, the acquired zone ID and the entry time Based on the data, the personal ID of the person who entered the barrier zone of the same zone ID after the time when the infected person entered the room is recorded in the zone accumulation record data. And et extracted, to execute a process of specifying the computer a person designated by the extracted personal ID as a high infection false positives have the possibility of cross-infection.
[0011]
According to the present invention, when an infected person occurs, a person who has a high possibility of being infected directly or indirectly from the infected person can be extracted as a false positive person. Therefore, by narrowing down the inspection subject, it is possible to detect the infected person in a short time and prevent the spread of the infection.
[0012]
Another nosocomial infection prevention method according to the present invention is a nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection, and enters a barrier zone when the hospital is divided into a plurality of barrier zones. A process for storing in the storage means zone storage record data consisting of the individual ID of the person who has entered the room, the zone ID that identifies the barrier zone that has entered the room, and the entry / exit time data, and a plurality of infected persons occur in the hospital, When the personal IDs of a plurality of infected persons are designated, a process for extracting a zone ID common to the plurality of infected persons based on the personal IDs of the plurality of infected persons, and extracting A computer is caused to execute a process of specifying the barrier zone specified by the zone ID as a place having a high possibility of an infection source.
[0013]
According to the present invention, when an infected person occurs, an infection source can be assumed from a record of a barrier zone in which a plurality of infected persons have entered the room in common. As a result, it is possible to identify a place with a high possibility of an infection source and prevent the spread of infection by blocking the infection source.
[0014]
Another nosocomial infection prevention method according to the present invention is a nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection, comprising data indicating meals, drugs, injections, and examination contents given to a patient, The process of storing the order information including the patient's personal ID in the storage means, and when a plurality of infected persons are generated in the hospital and the personal IDs of the plurality of infected persons are designated, the individuals of the plurality of infected persons Based on the ID, a process of extracting data indicating meals, drugs, injections or examination contents commonly given to the plurality of infected persons from the order information, and the factor indicated by the extracted data is the source of the infection Causes the computer to execute processing that is identified as a highly likely factor.
[0015]
According to the present invention, for example, in the case of infection by a drug prescribed to a patient or a medical instrument used for treatment, the possibility of an infection source by extracting a drug, medical instrument, etc. common to infected persons Because it is possible to narrow down the high ones, it is possible to identify the source of infection in a short time and prevent the spread of nosocomial infections.
[0016]
In the above infection prevention method that assumes false positive persons or infection sources, enter entrance conditions for each barrier zone, and restrict entry of visitors into the barrier zone based on personal information and entrance conditions. You may do it.
[0017]
By restricting the number of people entering each barrier zone, the possibility of infection from infected persons or outpatients can be reduced, and if an infected person occurs, the secondary infected person or the source of infection can be established early. Can be specified.
[0018]
Another method for preventing nosocomial infection according to the present invention is to manage personal information of visitors to medical facilities, divide the medical facilities into a plurality of barrier zones, and record the entrance of the visitors to each barrier zone, When an infected person occurs, an infection source is assumed from the entry records of a plurality of infected persons, and a person entering the barrier zone that is assumed to be an infection source is extracted from the entry record, and a false positive person is assumed.
[0019]
According to the present invention, when an infected person occurs, a barrier zone that is highly likely to be an infection source is assumed from the entry record of the infected person, and a person who is highly likely to be infected is confirmed from the entry record to the barrier zone. Can be extracted. Thus, by screening the infection source or testing the false positive person, the infected person can be detected in a short time, and the spread of nosocomial infection can be prevented.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a system configuration of a barrier zone system based on a nosocomial infection prevention method according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a diagram showing various types of information used in the barrier zone system.
[0021]
This barrier zone system issues an
[0022]
The
[0023]
The barrier zone system includes an IC card reader 11 (FIG. 3) installed at the entrance of each barrier zone, a
[0024]
The
[0025]
The barrier
[0026]
The
Next, FIG. 3 shows a state when the hospital is divided into a plurality of barrier zones. An
[0027]
Next, FIG. 4 is a flowchart showing a schematic operation of the barrier zone system of the embodiment.
The
[0028]
As a result of the inspection, if it is found that the patient is infected, the process returns to step S12, and the inspection is performed again assuming a person who may be infected from the secondary infected person.
If no infection is found in step S13 or a secondary infected person is detected, but no infected person is found in the subsequent examination, the process proceeds to step S14 to identify the infected person. Further, an infection source is specified from the zone accumulation records 17 of a plurality of infected persons (S15).
[0029]
Hereinafter, a process for restricting entry based on the condition of the
[0030]
FIG. 5 is a flowchart of processing for restricting entry into the barrier zone.
When a person who wants to enter the barrier zone causes the
[0031]
When receiving the zone passing record (FIG. 5, S21), the
[0032]
Next, the personal information file managed by the barrier
[0033]
Further, the
[0034]
If the person entering the room does not satisfy the room entry conditions (S24, NO), the process proceeds to step S25 to notify that the room cannot be entered by sound, or to perform zone entry prevention processing such as closing the gate.
[0035]
On the other hand, when entry into the barrier zone is permitted (S24, YES), the process proceeds to step S26, and the zone ID, the individual ID of the person entering the room, the place, the entry time, and the exit time are transmitted to the barrier
[0036]
FIG. 6 is an explanatory diagram of processing for restricting entry into the barrier zone. 7A to 7C are diagrams illustrating an example of the
As shown in FIG. 6, the zone passing record is obtained by reading the personal ID code read from the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
As shown in FIGS. 7A to 7C, the
As shown in FIG. 7 (A), the patient is prohibited from entering the room depending on the patient's condition. For example, a person with a mild infection such as a cold cannot enter the neonatal room or the ICU. The condition is set that persons with severe infections such as tuberculosis cannot enter all barrier zones such as in-hospital restaurants, shops, barber shops (beauty salons), and newborn rooms. In addition, a condition is set that a person who has undergone dietary restrictions due to examination or diabetes cannot enter a restaurant or a store.
[0040]
As for visitors and attendants, as shown in Fig. 7 (B), you are asked whether you have an infectious disease at the time of admission, or whether you can enter the barrier zone based on past admission records. The conditions that determine the are set. For example, a condition is set that a person suffering from a mild infectious disease such as a cold cannot enter the newborn room and the ICU.
[0041]
As shown in FIG. 7C, conditions for determining whether or not to enter a room are set for a trader entering and leaving the hospital, depending on whether or not each person has an infection.
[0042]
The
[0043]
If the person who wants to enter the room does not meet the entry conditions of the barrier zone, the person is informed that the room cannot be entered by sound or processing such as closing the gate, and the personal ID and determination result indicate that the room cannot be entered. Information is recorded in the
[0044]
When the room can be entered, the zone code of the barrier zone, the personal ID of the person who entered the room, the location, the room entry time, the room exit time, and the determination result are recorded in the
With the above-described processing, it is possible to restrict entry into a specific barrier zone such as a person suffering from an infectious disease, an outpatient, a person before surgery, or a person who has undergone dietary restrictions. Thereby, it is possible to prevent secondary infection of neonates with low immunity and ICU patients. In addition, since it is possible to restrict people who are dietary restricted from entering a store or the like, it is possible to prevent those people from taking restricted items. Further, by restricting the patient before the operation to enter the barber room or the like, it is possible to prevent the patient before the operation from being infected with germs or the like.
[0045]
Next, FIG. 8 is a flowchart of processing for assuming a person (infection false positive person) who has a high possibility of secondary infection from an infected person when an infected person occurs in the hospital.
If an infected person occurs, the infected person's personal ID and infection type are input from the input device of the infection prevention client 21 (FIG. 8, S31). The corresponding
[0046]
From the read
[0047]
Next, a person who is likely to be infected is extracted from the
[0048]
A test is performed on a false positive person who is infected, and it is determined from the test result whether it is positive or negative, or whether all the tests on the target patient have been completed (S35).
If the test result is negative, the process proceeds to step S36, where the person is excluded from the infected false positive patient, and the ID of the next infected false positive patient is set.
[0049]
If the test result is positive, that is, if there is a secondary infection, the process proceeds to step S37, where the personal ID of the positive patient is set as the infected person ID, and the processing after step S32 is executed again.
[0050]
That is, when a person who seems to be secondary infection is discovered, the person's
[0051]
By the above processing, when an infected person occurs in the hospital, the
[0052]
FIG. 9 is an explanatory diagram of a process for assuming a false positive person from the
The
[0053]
For example, if the person with the personal ID “991” is found to have influenza virus, the person who entered the barrier zone where the patient entered the room at the time satisfying the infection condition of the
[0054]
Next, FIG. 10 is a flowchart of processing for assuming an infection source from the
When a plurality of infected persons occur, the individual ID of each infected person is input from the input device of the infection prevention client 21 (FIG. 10, S41).
[0055]
The
If the barrier zone where the infected person entered is specified, the number of times the infected person stopped by is counted for each barrier zone, and a barrier zone having a high degree of commonness is assumed as an infection source and an infection risk place (S44).
[0056]
When a plurality of infected persons are generated by the above processing, a barrier zone having a high possibility of an infection source can be assumed by extracting a barrier zone in which the infected persons have entered in common. Thereby, the source of infection can be identified at an early stage, and the spread of nosocomial infection can be prevented.
[0057]
FIG. 11 is an explanatory diagram of processing for assuming an infection source from the
When a plurality of infected persons are detected, the
[0058]
Next, FIG. 12 is a flowchart of processing for assuming an infection source from order information indicating medical contents for a patient.
The personal ID of the infected person is input from the input device of the infection prevention client 21 (FIG. 12, S51). Next, the
[0059]
The order information of a plurality of infected persons is accumulated (S53), the number of times the infected persons are executed for each order is counted, and an order with a high degree of commonness is assumed as an infection source (S54).
[0060]
In other words, the degree of common practice among drugs, treatment methods, and testing methods given to multiple infected persons is examined, and the one that is commonly practiced is assumed as the source of infection. Investigate whether there is a possibility of contamination in the drugs and treatment methods used in the order. As a result, when infection occurs due to treatment for patients, it is possible to identify the source of infection in a short time and take measures such as blocking the source of infection, thus preventing the spread of nosocomial infections. it can.
[0061]
FIG. 13 is an explanatory diagram of processing for assuming an infection source from order information.
When a plurality of infected persons occur, the
[0062]
As shown in FIG. 13, the
[0063]
Next, FIG. 14 shows a program based on the above-mentioned nosocomial infection prevention method stored in a
[0064]
When the nosocomial infection prevention program is recorded on a
[0065]
According to the above-described embodiment, hospitals and the like are divided into a plurality of barrier zones, and by setting in advance conditions for entering each barrier zone, an infected person can come into contact with an inpatient, outpatient, visitor, etc. Thus, nosocomial infection can be prevented. In addition, it is possible to protect persons who are susceptible to infection from nosocomial infections by providing a mechanism for restricting those who can enter a barrier zone where there are low-immunity newborns and patients after surgery.
[0066]
In addition, by recording a room entry record (zone accumulation record 17) consisting of the person who entered each barrier zone, time, etc., if an infected person is found, a person who has a high possibility of secondary infection is recorded. It can be accurately identified in a short time. And it is possible to prevent the spread of nosocomial infections by conducting early tests on false positives who have a high possibility of secondary infection.
[0067]
Moreover, since it is possible to know from the
[0068]
Further, from the
[0069]
The barrier zone system of the above-described embodiment is configured by a server / client system including the barrier
[0070]
In addition, the information such as the
[0071]
The
(Appendix 1) Managing personal information of visitors to medical facilities, dividing medical facilities into a plurality of barrier zones, setting entrance conditions for each barrier zone, and based on the personal information and the entrance conditions A method for preventing nosocomial infection, which restricts entrance of the visitor into the barrier zone.
(Appendix 2) Manage personal information of visitors to medical facilities, divide medical facilities into multiple barrier zones, record the entrance of each visitor to each barrier zone, and if an infected person occurs, A method for preventing nosocomial infection, comprising assuming a false positive person based on the entry record of the infected person and the entry record of the visitor.
(Appendix 3) Manage personal information of visitors to medical facilities, divide medical facilities into multiple barrier zones, record the entrance of each visitor to each barrier zone, and if an infected person occurs, A method for preventing nosocomial infection, characterized by assuming the source of infection from entrance records of a plurality of infected persons.
(Additional remark 4) The treatment content with respect to a patient is recorded, When an infected person arises from the said patient, the treatment content common in the treatment content of several infected persons is extracted, and the infection source is extracted from the said extracted treatment content. A method for preventing nosocomial infection characterized by assuming.
(Supplementary note 5) The method for preventing nosocomial infection according to supplementary note 1, wherein, when an infected person occurs, a false positive person is assumed based on the entrance record of the infected person and the entrance record of the entrance person.
(Supplementary note 6) The method for preventing nosocomial infection according to supplementary note 1, wherein when an infected person occurs, an infection source is assumed from a record of entering a plurality of infected persons.
(Appendix 7) Manage personal information of visitors to medical facilities, divide medical facilities into multiple barrier zones, record the entrance of each visitor to each barrier zone, and if an infected person occurs, A method for preventing nosocomial infections, wherein an infection source is assumed from the entry records of a plurality of infected persons, and a person entering the barrier zone assumed to be an infection source is extracted from the entry record to assume a false positive person.
(Appendix 8) A function for managing personal information of visitors to medical facilities, a function for setting entrance conditions for each barrier zone when the medical facilities are divided into a plurality of barrier zones, personal information and the entrance A computer-executable nosocomial infection prevention program that realizes a function of restricting a person entering the barrier zone based on conditions.
(Supplementary note 9) Function to manage personal information of visitors to medical facilities, function to record entrance of said visitors to said barrier zone when medical facilities are divided into a plurality of barrier zones, and infected persons When this occurs, a computer-executable nosocomial infection prevention program that realizes a function of assuming a false positive person based on the entry record of the infected person and the entry record of the visitor.
(Supplementary Note 10) When the medical facility is divided into a plurality of barrier zones, the setting means for setting the entrance condition for the barrier zone, the personal information of the visitor of the medical facility, and the entrance condition based on the entrance condition A hospital infection prevention apparatus, comprising: control means for restricting a person from entering the barrier zone.
(Appendix 11) A function for managing personal information of visitors to medical facilities, a function for dividing medical facilities into a plurality of barrier zones, and recording entrance of the visitors to each barrier zone, and an infected person are generated A computer-executable nosocomial infection prevention program that realizes the function of assuming the source of infection from the entry records of multiple infected persons.
(Additional remark 12) The function which records the treatment content with respect to a patient, and when an infected person arises from the said patient, the treatment content common in the treatment content of several infected persons is extracted, and it is infected from the extracted treatment content Computer-executable nosocomial infection prevention program that realizes functions that assume the source.
(Supplementary note 13) Manage personal information of visitors to medical facilities, divide medical facilities into a plurality of barrier zones, set entrance conditions for each barrier zone, and based on the personal information and the entrance conditions A computer-readable recording medium recording a nosocomial infection prevention program for restricting the entrance of the visitor to the barrier zone.
(Supplementary note 14) When personal information of visitors to medical facilities is managed, medical facilities are divided into a plurality of barrier zones, the entrance of the visitors to each barrier zone is recorded, and when an infected person occurs, A computer-readable recording medium on which a hospital infection prevention program for assuming a false positive person is assumed based on the entrance record of the infected person and the entrance record of the entrance person.
(Supplementary note 15) When personal information of visitors to medical facilities is managed, medical facilities are divided into a plurality of barrier zones, the entrance of the visitors to each barrier zone is recorded, and when an infected person occurs, A computer-readable recording medium that records a hospital infection prevention program that assumes the source of infection from the entry records of multiple infected persons.
(Additional remark 16) When the treatment content with respect to a patient is recorded and an infected person generate | occur | produces from the said patient, the treatment content common to the treatment content of several infected persons is extracted, and the infection source is extracted from the said extracted treatment content. A computer-readable recording medium on which a nosocomial infection prevention program is recorded.
(Additional remark 17) The said personal information contains the information which shows the presence or absence of the infection to an infectious disease, The nosocomial infection prevention method as described in any one of Claims 1 thru | or 16, Nosocomial infection prevention program, Nosocomial infection Prevention device or recording medium.
(Supplementary note 18) Barrier zone ID information and information indicating the location in the hospital are stored as information for specifying the barrier zone, and the entrance record of the visitor is recorded as the ID information of the barrier zone and the location in the hospital. Any one of appendices 1 to 7 in which the entry record of the visitor can be associated with the changed barrier zone even when the location of the barrier zone is changed. Nosocomial infection prevention method described in 1.
(Supplementary note 19) When the ID information of the barrier zone, the information indicating the location in the hospital, the ID information of the admission person, the entry time and the exit time are recorded as the admission record of the admission person, The method for preventing nosocomial infection according to any one of appendices 1 to 7, wherein an infection false positive person or an infection source is assumed from the entrance record of the infected person and the entrance record of the entrance person.
(Supplementary note 20) The personal information of the visitor is any one of Supplementary notes 1 to 7 including ID information for identifying an individual, information indicating the content of the infectious disease of the visitor, and information indicating a barrier zone in which entry is restricted. Nosocomial infection prevention system described in 1.
[0072]
【The invention's effect】
According to the present invention, secondary infection from an infected person can be prevented by restricting entry into the barrier zone based on the personal information of the visitor and entry conditions. In addition, when an infected person occurs, people who are likely to be infected directly or indirectly from the infected person can be extracted as false positive persons. Can be prevented. In addition, when an infected person occurs, by identifying the source of infection from the record of the barrier zone in which multiple infected persons have entered in common, it is possible to identify a place where the possibility of the source of infection is high, Can prevent the spread of infection. Furthermore, when an infected person occurs, it is possible to narrow down the medicines, medical instruments, and the like that are highly likely to be the source of infection from the treatment contents for the infected person, so that the infection source can be identified to prevent the spread of nosocomial infection.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a system configuration of a barrier zone system.
FIG. 2 is a diagram showing information used in a barrier zone system.
FIG. 3 is a diagram showing a barrier zone.
FIG. 4 is a diagram showing a schematic operation of the barrier zone system.
FIG. 5 is a flowchart of processing for restricting entry into a barrier zone.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a process for restricting entry into a barrier zone.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of determination parameters.
FIG. 8 is a flowchart of processing assuming a false positive person.
FIG. 9 is an explanatory diagram of processing assuming a false positive person.
FIG. 10 is a flowchart of processing for assuming an infection source from zone accumulation records;
FIG. 11 is an explanatory diagram of processing for assuming an infection source from zone accumulation records;
FIG. 12 is a flowchart of processing for assuming an infection source from order information;
FIG. 13 is an explanatory diagram of processing for assuming an infection source from order information;
FIG. 14 is an explanatory diagram of a recording medium.
[Explanation of symbols]
10 IC card
11 IC card reader
12 Gate control client
13 Personal information
14 Judgment parameters
15 Zone information
16 Infection condition information
17 Zone recording
18 Barrier Zone System Server
19 Order information
20 Ordering system server
21 Infection prevention client
22 Hospital LAN
Claims (6)
病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶手段に記憶させる処理と、
病院内で感染者が発生し、前記感染者の個人IDが指定されたとき、指定された前記個人IDに基づいて、前記感染者が入室したバリアゾーンのゾーンIDと入室時刻データを前記ゾーン蓄積記録データの中から取得する処理と、
取得した前記ゾーンIDと前記入室時刻データとに基づいて、前記感染者が入室した時刻以降に同一のゾーンIDのバリアゾーンに入室した人の個人IDを前記ゾーン蓄積記録データの中から抽出し、抽出した個人IDで指定される人を二次感染の可能性の高い感染擬陽性者として特定する処理とをコンピュータに実行させる院内感染予防方法。 A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection,
When the hospital is divided into a plurality of barrier zones, the storage means stores the zone accumulation record data consisting of the individual ID of the person who entered the barrier zone, the zone ID for specifying the entered barrier zone, and the entry / exit time data. Processing to memorize,
When an infected person occurs in a hospital and the personal ID of the infected person is designated, the zone ID and room time data of the barrier zone in which the infected person has entered are stored in the zone based on the designated personal ID. Processing to get from the recorded data;
Based on the acquired zone ID and the entry time data, the personal ID of the person who entered the barrier zone of the same zone ID after the time when the infected person entered is extracted from the zone accumulation record data. A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process of identifying a person designated by an extracted personal ID as a false positive person who has a high possibility of secondary infection .
取得した前記ゾーンIDと前記入室時刻データとに基づいて、前記感染擬陽性者が入室した時刻以降に同一のゾーンIDのバリアゾーンに入室した人の個人IDを抽出し、抽出した個人IDで指定される人を感染擬陽性者として特定する処理とをコンピュータに実行させる請求項1記載の院内感染予防方法。 When the infection false positive person is tested and the infection false positive individual ID whose test result is positive is designated, based on the designated personal ID, the barrier zone where the infection false positive person entered the room A process of obtaining a zone ID and entry time data from the zone accumulation record data;
Based on the acquired zone ID and the entry time data, the personal ID of the person who entered the barrier zone of the same zone ID after the time when the false positive person entered the room is extracted and designated by the extracted personal ID The nosocomial infection prevention method of Claim 1 which makes a computer perform the process which specifies a person to be treated as an infection false positive person .
病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶手段に記憶させる処理と、
病院内で複数の感染者が発生し、前記複数の感染者の個人IDが指定されたとき、前記複数の感染者の個人IDに基づいて前記複数の感染者に共通するゾーンIDを前記ゾーン蓄積記録データの中から抽出する処理と、
抽出した前記ゾーンIDで特定されるバリアゾーンを感染源の可能性が高い場所として特定する処理とをコンピュータに実行させる院内感染予防方法。 A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection,
When the hospital is divided into a plurality of barrier zones, the storage means stores the zone accumulation record data consisting of the individual ID of the person who entered the barrier zone, the zone ID for specifying the entered barrier zone, and the entry / exit time data. Processing to memorize,
When a plurality of infected persons are generated in a hospital and the individual IDs of the plurality of infected persons are designated, a zone ID common to the plurality of infected persons is stored in the zone based on the personal IDs of the plurality of infected persons. Processing to extract from recorded data;
A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process of specifying a barrier zone specified by the extracted zone ID as a place having a high possibility of an infection source .
患者に施された食事、薬剤、注射及び検査内容を示すデータと患者の個人IDとからなるオーダ情報を記憶手段に記憶させる処理と、
病院内で複数の感染者が発生し、前記複数の感染者の個人IDが指定されたとき、前記複数の感染者の個人IDに基づいて前記複数の感染者が共通に施された食事、薬剤、注射または検査内容を示すデータを前記オーダ情報の中から抽出する処理と、
抽出した前記データの示す要因を感染源の可能性が高い要因として特定する処理とをコンピュータに実行させる院内感染予防方法。 A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process for preventing nosocomial infection,
Processing for storing in the storage means order information consisting of data indicating meals, medicines, injections, and examination contents given to the patient and the individual ID of the patient;
When a plurality of infected persons are generated in a hospital and the individual IDs of the plurality of infected persons are designated, the meals and medicines commonly given to the plurality of infected persons based on the individual IDs of the plurality of infected persons A process of extracting data indicating the contents of injection or examination from the order information;
A nosocomial infection prevention method for causing a computer to execute a process of identifying a factor indicated by the extracted data as a factor that is highly likely to be an infection source .
病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶手段に記憶させる処理と、When the hospital is divided into a plurality of barrier zones, the storage means stores the zone accumulation record data consisting of the individual ID of the person who entered the barrier zone, the zone ID for specifying the entered barrier zone, and the entry / exit time data. Processing to memorize,
病院内で感染者が発生し、前記感染者の個人IDが指定されたとき、前記感染者の個人IDに基づいて、前記感染者が入室したバリアゾーンのゾーンIDと入室時刻データを前記ゾーン蓄積記録データの中から取得する処理と、When an infected person occurs in a hospital and the personal ID of the infected person is specified, the zone ID of the barrier zone in which the infected person entered and the time of entry data are stored in the zone based on the personal ID of the infected person. Processing to get from the recorded data;
取得した前記ゾーンIDと前記入室時刻データとに基づいて、前記感染者が入室した時刻以降に同じゾーンIDのバリアゾーンに入室した人の個人IDを前記ゾーン蓄積記録デBased on the acquired zone ID and the room entry time data, the personal ID of the person who entered the barrier zone of the same zone ID after the time when the infected person entered the room is recorded in the zone storage record data. ータの中から抽出し、抽出した個人IDで指定される人を二次感染の可能性の高い感染擬陽性者として特定する処理とをコンピュータに実行させる院内感染予防プログラム。A nosocomial infection prevention program for causing a computer to execute processing for extracting a person specified by the extracted personal ID as a false positive person who has a high possibility of secondary infection.
病院内を複数のバリアゾーンに分割したときに、バリアゾーンに入室した人の個人IDと、入室したバリアゾーンを特定するゾーンIDと、入退室時刻データとからなるゾーン蓄積記録データを記憶する記憶手段と、Memory that stores zone accumulation record data consisting of the individual ID of the person who entered the barrier zone, the zone ID that identifies the entered barrier zone, and the entry / exit time data when the hospital is divided into a plurality of barrier zones Means,
病院内で感染者が発生し、前記感染者の個人IDが指定されたときに、前記感染者の個人IDに基づいて、前記感染者が入室したバリアゾーンのゾーンIDと入室時刻データを前記ゾーン蓄積記録データの中から取得し、取得した前記ゾーンIDと前記入室時刻データとに基づいて、前記感染者が入室した時刻以降に同じゾーンIDのバリアゾーンに入室した人の個人IDを前記ゾーン蓄積記録データの中から抽出し、抽出した個人IDで指定される人を二次感染の可能性の高い感染擬陽性者として特定する特定手段とを備える院内感染予防装置。When an infected person is generated in a hospital and the personal ID of the infected person is specified, the zone ID and the entry time data of the barrier zone in which the infected person has entered are based on the infected person's personal ID. Based on the acquired zone ID and the entry time data, the personal ID of the person who entered the barrier zone of the same zone ID after the time when the infected person entered the room is obtained from the accumulated record data. A nosocomial infection prevention device comprising: a means for extracting a person specified by the extracted personal ID as a false positive person who has a high possibility of secondary infection, extracted from accumulated record data.
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