JP3801350B2 - Rolling equipment - Google Patents
Rolling equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP3801350B2 JP3801350B2 JP11708098A JP11708098A JP3801350B2 JP 3801350 B2 JP3801350 B2 JP 3801350B2 JP 11708098 A JP11708098 A JP 11708098A JP 11708098 A JP11708098 A JP 11708098A JP 3801350 B2 JP3801350 B2 JP 3801350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolling mill
- mill
- work rolls
- offset
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼板などの帯板を熱間圧延するための圧延設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼板などの帯板を熱間圧延するための圧延設備としては、従来、図7〜8に示すようなものが用いられている。この圧延設備は、熱間圧延ライン上に互いに等間隔を隔てて直列に配置された複数組(例えば、7組)の圧延機列を備える。各圧延機F1 〜F7 は、四段ロール式圧延機である。前記圧延機列のうち後半4基の圧延機を図7に示す。図7に示すように、各圧延機F4 〜F7 は、ハウジング21内に、上下一対のワークロール22a,22bと、上下一対のバックアップロール23a,23bとを備える構成をそれぞれ有する。前記上下ワークロール22a,22b及び前記上下バックアップロール23a,23bは、軸受箱(図示せず)を介して前記ハウジング21内に縦移動可能な状態でそれぞれ設けられている。前記上部ワークロール22aの軸心位置は、前記上部バックアップロール23aの軸心位置から圧延ラインの下流側へ微少距離δ1 偏芯した位置にオフセットされている。一方、前記下部ワークロール22bの軸心位置は、前記下部バックアップロール23bの軸心位置から圧延ラインの下流側へ微少距離δ1 偏芯した位置にオフセットされている。このように上下ワークロールを各々のバックアップロールに対して上流側もしくは下流側にオフセットすると、これらワークロールの水平パス方向の位置が安定される。前述した図7に示すように、下流側にオフセットすると、上下ワークロール22a,22bは出側に安定し、圧延が安定される。
【0003】
前記上下ワークロール22a,22bのロール間隔は、図示されないギャップ調整機構により所望の値に設定される。前記上下ワークロール22a,22bは、前記ハウジング21上に配置された圧下シリンダ等により前記上下バックアップロール23a,23bを通して圧下力が付与される。また、前記上下ワークロール22a,22bは、これらの間に帯板が左側から右側に通板されて圧延されるように駆動装置(図示しない)により回転駆動されている。
【0004】
各圧延機F1 〜F7 のスタンド間Sには、圧延される帯板に下面から接触して前記帯板を押し上げる機能を有し、ルーパーと呼ばれるスタンド間帯板の張力制御機構24が設置されている。
【0005】
このような圧延設備に高温度の帯板25を圧延機F1 から順番にF7 まで通板させることにより前記帯板25に熱間圧延が施される。
この従来の圧延設備に高温度の帯板25が高速度で通板されて圧延される際、前記帯板25は図8に示すような生成過程を経て圧延されることが知られている。
【0006】
図8は、高温度の帯板25が前記圧延設備によって圧延される際に生じた歪みの累積の経時変化を示す特性図であり、横軸が時間で、縦軸が圧延による歪みの累積を示す。図8に示すように、高温度の帯板25が例えば前記圧延機F2 を通過する際に前記上下ワークロール22a,22bによる圧下力で大きい圧延歪みを生じた後、前記圧延機F2 から次の圧延機F3 に達するまでに前記圧延機F2 の作用下で生じた圧延歪みが回復し、前記圧延機F3 に達して再び圧下力を受けて大きい圧延歪みを生じ、前記圧延機F3 から次の圧延機F4 に達するまでに前記圧延機F3 の作用下で生じた圧延歪みが回復し、同様な圧延歪みの生成過程と歪みの回復過程が繰り返される。このような過程で帯板25に生成した歪みが累積することによって、帯板25の組成が次第に緻密化され、薄厚の圧延材が得られる。圧延歪みの回復量は前記圧延機F1 〜F7 のスタンド間隔Sの大きさに比例する。
【0007】
しかしながら、前述した従来の圧延設備は、スタンド間隔Sが大きいために圧延歪みの回復量が大きく、圧延材の強度を効率良く向上させることが困難であるという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、圧延機のスタンド間隔を短縮して圧延歪みの回復量を低減することにより圧延歪みの累積を効率良く高め、圧延材の強度を効率よく向上させることが可能な圧延設備を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる圧延設備は、熱間圧延ライン上に配置された圧延機列を備え、各圧延機は一対のワークロール及びバックアップロールを有する圧延設備であって、前記圧延機列のうち最下流側の互いに隣り合う少なくとも一対の圧延機は、圧延機毎にハウジング内に組み込まれ、かつ最下流のワークロールおよびその前段のワークロールが、相互に接近する側に各々のバックアップロールに対してオフセットされていると共に、同オフセット距離がその他の上流側のワークロールのオフセット距離よりも大きくオフセットされていることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係わる別の圧延設備は、熱間圧延ライン上に配置された圧延機列を備え、各圧延機は一対のワークロール及びバックアップロールを有する圧延設備であって、前記圧延機列のうち最下流の互いに隣り合う少なくとも一対の圧延機は、一対の圧延機毎にハウジング内に組み込まれ、かつ最下流のワークロールおよびその前段のワークロールが、相互に接近する側に各々のバックアップロールに対してオフセットされていると共に、同オフセット距離がその他の上流側のワークロールのオフセット距離よりも大きくオフセットされていることを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
図1は実施例1の圧延設備の圧延機列を示す側面図、図2は図1の圧延機F6 、F7 を示す側面図、図3は実施例1の圧延設備で圧延を行う場合の圧延による歪みの累積と時間との関係を示す特性図、図4は帯板の蛇行状態を説明するための平面図である。
【0012】
この圧延設備は、熱間圧延ライン上に配置された七組の圧延機F1 〜F7 を備える。高温度の帯板は、まず始めに圧延機F1 に通板され、次いで圧延機F2 ,圧延機F3 ,圧延機F4 ,圧延機F5 ,圧延機F6 ,圧延機F7 の順に通板される。各圧延機F1 〜F7 は、四段ロール式のもので、それぞれ独立したハウジング1内に組み込まれている。各圧延機F1 〜F7 は、図1に示すように前記ハウジング1内に互いに所望の距離を隔てて上下に配置された一対のバックアップロール2a,2bと、前記一対のバックアップロール2a,2b間に配置された一対のワークロール3a,3bとをそれぞれ備える。前記一対のバックアップロール2a,2b及び前記一対のワークロール3a,3bは、軸受箱(図示せず)を介して前記ハウジング1内に縦移動可能な状態でそれぞれ設けられている。
【0013】
前記各圧延機F1 〜F5 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの下流側へ距離δ1 偏芯した位置にオフセットされている。図2に示すように、前記圧延機F6 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの下流側へ距離δ2 偏芯した位置にオフセットされている。一方、前記圧延機F7 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの上流側へ距離δ2 偏芯した位置にオフセットされている。このように圧延機F6 及び圧延機F7 のワークロール3a、3bを相互に接近する側に各々のバックアップロール2a、2bからオフセットすることによって、圧延機F6 と圧延機F7 のスタンド間S1 を前述した図7に示す従来の圧延設備の圧延機F6 〜F7 のスタンド間Sに比べて短くすることができる。本実施例1では、圧延機F6 〜F7 のオフセット距離δ2 をF1 〜F5 のオフセット距離δ1 に比べて大きくし、スタンド間S1 を最小間隔に設定した。
【0014】
各圧延機F1 〜F7 の上下ワークロール3a,3bのロール間隔は、図示されないギャップ調整機構により所望の値に設定される。各圧延機F1 〜F7 において、前記上下ワークロール3a,3bは、前記ハウジング1上に配置された圧下シリンダ等により前記上下バックアップロール2a,2bを通して圧下力が付与される。また、前記上下ワークロール3a,3bは、これらの間に帯板が左側から右側に通板されて圧延されるように駆動装置(図示しない)により回転駆動されている。
【0015】
圧延機F1 〜F6 のスタンド間Sには、張力制御機構4がそれぞれ設置されている。圧延機F6 と圧延機F7 のスタンド間S1 は前述したように最小間隔に設定されているため、張力制御機構4が不要である。
【0016】
以上詳述したような圧延設備によれば、隣り合う一対の圧延機F6 と圧延機F7 のワークロール3a,3bが各々のバックアップロール2a,2bからワークロール3a,3b同士が相互に接近する側にオフセットされているため、圧延機F7 と圧延機F6 のスタンド間隔S1 をワークロールのオフセット方向が同じ向きに揃えられた従来の圧延設備(例えば図7に示す)に比べて短縮することができる。この圧延設備に高温度の帯板5を圧延機F1 から順番にF7 まで通板させると、図3に示すように帯板5に圧延歪みが累積される。圧延機F6 とF7 間を帯板5が通過する時間が短縮されているため、圧延機F6 による圧延作用で生成した帯板5の圧延歪みが十分に回復する前に、次の圧延機F7 による圧延を行うことができ、圧延機F6 による圧延歪みの累積を高くすることができる。その結果、高強度の圧延材を効率よく生成することができる。
【0017】
また、圧延設備に高温度の帯板を高速度で通板して圧延を行う際、帯板のオフセンターや、あるいは上下ワークロールのロール軸方向でのギャップ差等の幅方向の非対称性により、図4の(a)に示すように圧延スタンドの上下ワークロール3a,3bを通って自由になった帯板5の先端が左に蛇行したり、あるいは図4の(b)に示すように圧延スタンドの上下ワークロール3a,3bから離れて自由になった帯板5の後端が右へ蛇行したりすることがある。この帯板5の曲がった先端または後端は、側部ガイドに当たって内側へ折り込まれた状態で次の圧延スタンドの上下ワークロール3a,3b間へ通板される。このような現象は絞りと呼ばれ、帯板5の厚さが薄くなる下流側での発生率が高くなる傾向がある。この絞り現象が生じると、上下ワークロール3a,3bが傷つくため、ワークロールの組替えが必要となり、生産性が低下する。
【0018】
前述した実施例1の圧延設備のように、圧延機列のうち蛇行が最も発生しやすい下流側2組の圧延機F6 、F7 間のスタンド間隔S1 を短縮すると、圧延機F6 から離れた帯板5の端に蛇行曲がりが生じる前に次の圧延機F7 に到達して圧下を開始することができるため、蛇行曲がりが発生するのを防止することができる。その結果、蛇行曲がりに起因する絞り圧延のトラブル発生を回避することができ、絞り現象によるワークロールの傷付きや、ロール交換を予防することができる。
【0019】
なお、前述した実施例1においては、圧延機列の下流側2組の圧延機に適用した例を説明したが、下流側に限定されるものではなく、上流側、中間、下流側何れにも適用することができる。また、適用する圧延機の数は、一対に限らず、二対以上にしても良い。二対以上の圧延機に適用することによって、圧延歪みの累積をより効率良く高めることができ、圧延材の強度を更に効率良く向上することができる。特に、圧延材の強度の向上と、絞り発生率の低減との双方を満足する観点から、圧延機列のうち下流側2組の圧延機については、圧延機毎に独立したハウジング内に組み込み、かつ各一対のワークロールを各々のバックアップロールから前記一対のワークロール同士が相互に接近する側にオフセットすることが好ましい。さらに、下流側2組の圧延機と併せて他の2組以上にも前述した構成を適用することによって、圧延材の強度を更に向上することができると共に、絞り発生率を大幅に低減することができる。
【0020】
(実施例2)
図5は実施例2の圧延設備の圧延機列を示す側面図、図6は図5の圧延機F6 、F7 を示す側面図である。
【0021】
この圧延設備は、図5に示すように、熱間圧延ライン上に配置された七組の圧延機F1 〜F7 を備える。高温度の帯板は、まず始めに圧延機F1 に通板され、次いで圧延機F2 ,圧延機F3 ,圧延機F4 ,圧延機F5 ,圧延機F6 ,圧延機F7 の順に通板される。各圧延機F1 〜F7 は、前述した実施例1で説明したのと同様な四段ロール式のものである。各圧延機F1 〜F3 は、それぞれ独立したハウジング1内に組み込まれている。前記各圧延機F1 〜F3 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの下流側へ距離δ1 偏芯した位置にオフセットされている。圧延機F1 〜F3 のスタンド間Sには、張力制御機構4が設置されている。
【0022】
図5及び図6に示すように、圧延機F6 と圧延機F7 は、1つのハウジング内に組み込まれている。前記圧延機F6 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの下流側へ距離δ2 偏芯した位置にオフセットされている。一方、前記圧延機F7 のワークロール3a、3bの軸心位置は、各々のバックアップロール2a、2bの軸心位置から圧延ラインの上流側へ距離δ2 偏芯した位置にオフセットされている。このように圧延機F6 及び圧延機F7 を1つのハウジング1内に組み込み、これら圧延機F6 、F7 のワークロール3a、3bを相互に接近する側に各々のバックアップロール2a、2bからオフセットすることによって、圧延機F6 と圧延機F7 のスタンド間S1 を実施例1の圧延設備の圧延機F6 ,F7 のスタンド間S1 に比べて短くすることができる。本実施例2では、圧延機F6 〜F7 のオフセット距離δ2 をF1 〜F3 のオフセット距離δ1 に比べて大きくし、スタンド間S1 を小間隔に設定した。圧延機F4 と圧延機F5 は、前述した圧延機F6 〜F7 と同様に1つのハウジング内に組み込まれ、前述した圧延機F6 〜F7 と同様にしてワークロール3a、3bを相互に接近する側に各々のバックアップロール2a、2bからオフセットした。また、圧延機F4 ,F5 のオフセット距離δ2 及びスタンド間S1 は、前述した圧延機F6 〜F7 と同様に設定した。また、圧延機F5 と圧延機F6 のスタンド間S2 は、圧延機F1 〜F3 のスタンド間Sに比べて短い。
【0023】
以上詳述したような圧延設備によれば、隣り合う一対の圧延機F4 と圧延機F5 、及び隣り合う一対の圧延機F6 と圧延機F7 がハウジング内にそれぞれ収納され、各一対の圧延機においてワークロール3a,3bが各々のバックアップロール2a,2bからワークロール3a,3b同士が相互に接近する側にオフセットされているため、圧延機F4 と圧延機F5 のスタンド間隔S1 及び圧延機F6 と圧延機F7 のスタンド間隔S1 を、圧延機毎にハウジングを有し、かつワークロールのオフセット方向が同じ向きに揃えられた従来の圧延設備(例えば図7に示す)に比べて大幅に短くすることができる。この圧延設備に高温度の帯板5を圧延機F1 から順番にF7 まで通板させると、帯板5に圧延歪みを更に効率良く累積させることができるため、高強度の圧延材をより高い圧延効率で生産することができる。
【0024】
また、前述した実施例2の圧延設備のように、圧延機列のうち蛇行が最も発生しやすい下流側2組の圧延機F6 、F7 間のスタンド間隔S1 を短縮すると、圧延機F6 から離れた帯板5の端に蛇行曲がりが生じる前に次の圧延機F7 に到達して圧下を開始することができ、蛇行曲がりが発生するのを防止することができる。その結果、蛇行曲がりに起因する絞り圧延のトラブル発生を回避することができ、絞り現象によるワークロールの傷付きや、ロール交換を予防することができる。
【0025】
なお、前述した実施例2においては、圧延機列の下流側4組の圧延機に適用した例を説明したが、下流側に限定されるものではなく、上流側、中間、下流側何れにも適用することができる。また、適用する圧延機の数は、一対でも良い。特に、圧延材の強度の向上と、絞り発生率の低減との双方を満足する観点から、圧延機列のうち下流側2組の圧延機は、1つのハウジングに組み込まれ、かつ各一対のワークロールが各々のバックアップロールから前記一対のワークロール同士が相互に接近する側にオフセットされることが好ましい。さらに、下流側2組の圧延機と併せて他の2組以上にも前述した構成を適用することによって、圧延材の強度を更に向上することができると共に、絞り発生率を大幅に低減することができる。
本発明に係る圧延設備は、圧延ライン中の粗圧延機の列あるいは仕上げ圧延機の列の何れにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、高強度の圧延材を高い圧延効率で生産することが可能な圧延設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の圧延設備の圧延機列を示す側面図。
【図2】図1の圧延機F6 、F7 を示す側面図。
【図3】実施例1の圧延設備で圧延を行う場合の圧延による歪みの累積と時間との関係を示す特性図。
【図4】帯板の蛇行状態を説明するための平面図。
【図5】実施例2の圧延設備の圧延機列を示す側面図。
【図6】図5の圧延機F6 、F7 を示す側面図。
【図7】従来の圧延設備の圧延機列の一部を示す側面図。
【図8】従来の圧延設備で圧延を行う場合の圧延による歪みの累積と時間との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…ハウジング、
2a,2b…バックアップロール、
3a,3b…ワークロール、
4…張力制御機構。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rolling facility for hot rolling a strip such as a steel plate.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIGS. 7 to 8, rolling equipment for hot rolling a strip such as a steel plate has been used. This rolling equipment includes a plurality of sets (for example, 7 sets) of rolling mill rows arranged in series at equal intervals on a hot rolling line. Each of the rolling mills F 1 to F 7 is a four-roll type rolling mill. FIG. 7 shows four rolling mills in the latter half of the rolling mill row. As shown in FIG. 7, each of the rolling mills F 4 to F 7 has a configuration including a pair of upper and lower work rolls 22 a and 22 b and a pair of upper and
[0003]
The roll interval between the upper and lower work rolls 22a and 22b is set to a desired value by a gap adjusting mechanism (not shown). The upper and
[0004]
Between the stands S of each of the rolling mills F 1 to F 7 , there is a function of pushing up the strip by contacting the strip to be rolled from below, and a
[0005]
The
It is known that when the
[0006]
FIG. 8 is a characteristic diagram showing the change with time of accumulated strain generated when the high-
[0007]
However, the above-described conventional rolling equipment has a problem that since the stand interval S is large, the recovery amount of rolling distortion is large, and it is difficult to efficiently improve the strength of the rolled material.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a rolling facility capable of efficiently increasing the accumulation of rolling strain and reducing the strength of the rolled material efficiently by shortening the stand interval of the rolling mill and reducing the recovery amount of rolling strain. It is what.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A rolling facility according to the present invention includes a rolling mill row arranged on a hot rolling line, and each rolling mill is a rolling facility having a pair of work rolls and a backup roll, and is the most downstream in the rolling mill row. at least a pair of rolling mill adjacent side is incorporated into the housing for each rolling mill and downstream of the work rolls and the front stage of the work roll that is offset with respect to each of the backup roll on the side close to each other In addition, the offset distance is offset larger than the offset distance of the other upstream work roll .
[0010]
Further, another rolling equipment according to the present invention includes a rolling mill array arranged on a hot rolling line, each rolling mill is a rolling equipment having a pair of work rolls and a backup roll, and the rolling mill train downstream of at least a pair of rolling mill adjacent to each other, incorporated into the housing for each pair of the rolling mill, and downstream of the work rolls and the front stage of the work rolls that are each backup on the side close to each other of It is offset with respect to the roll, and the offset distance is offset larger than the offset distance of the other upstream work roll .
[0011]
【Example】
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
Example 1
1 is a side view showing a rolling mill row of the rolling equipment of Example 1, FIG. 2 is a side view showing rolling machines F 6 and F 7 of FIG. 1, and FIG. 3 is a case where rolling is performed by the rolling equipment of Example 1. FIG. 4 is a plan view for explaining the meandering state of the strip. FIG.
[0012]
This rolling equipment includes seven sets of rolling mills F 1 to F 7 arranged on a hot rolling line. The high-temperature strip is first passed through the rolling mill F 1 and then the rolling mill F 2 , rolling mill F 3 , rolling mill F 4 , rolling mill F 5 , rolling mill F 6 , rolling mill F 7 . Passed in order. Each of the rolling mills F 1 to F 7 is a four-roll type, and is incorporated in an
[0013]
Work rolls 3a of the respective rolling mill F 1 to F 5, a central axial position of the 3b, each of the backup rolls 2a, is offset from the axis position of 2b in a position distance [delta] 1 eccentric to the downstream side of the rolling line Yes. As shown in FIG. 2, the work rolls 3a of the rolling mill F 6, a central axial position of the 3b, each of the backup rolls 2a, at positions distance [delta] 2 eccentric to the downstream side of the rolling line from the axis position of 2b It is offset. On the other hand, the work rolls 3a of the rolling
[0014]
Vertical work rolls 3a, roll
[0015]
A tension control mechanism 4 is installed between the stands S of the rolling mills F 1 to F 6 . Since the interval S 1 between the stands of the rolling mill F 6 and the rolling mill F 7 is set to the minimum interval as described above, the tension control mechanism 4 is unnecessary.
[0016]
According to the rolling equipment as described above in detail, the work rolls 3a of a pair of rolling mill F 6 adjacent
[0017]
Also, when rolling by rolling a high temperature strip through the rolling equipment at high speed, due to the asymmetry in the width direction such as the gap difference in the roll axis direction of the strip plate off-center or the upper and lower work rolls As shown in FIG. 4 (a), the free end of the
[0018]
When the stand interval S 1 between the two sets of the downstream rolling mills F 6 and F 7 where the meandering is most likely to occur in the rolling mill row as in the rolling equipment of the first embodiment described above is shortened, the rolling mill F 6 it is possible to begin the reduction to reach the next rolling mill F 7 before the bend meander the end of the
[0019]
In the above-described first embodiment, an example in which the present invention is applied to two sets of rolling mills on the downstream side of the rolling mill row has been described. Can be applied. Further, the number of rolling mills to be applied is not limited to a pair, and may be two or more. By applying to two or more pairs of rolling mills, it is possible to increase the accumulation of rolling distortion more efficiently and further improve the strength of the rolled material. In particular, from the viewpoint of satisfying both the improvement of the strength of the rolled material and the reduction of the drawing rate, the two downstream rolling mills in the rolling mill row are incorporated into independent housings for each rolling mill, And it is preferable to offset each pair of work rolls from the respective backup rolls to the side where the pair of work rolls approach each other. Furthermore, by applying the above-described configuration to the other two or more sets in combination with the two downstream sets of rolling mills, the strength of the rolled material can be further improved, and the squeezing rate can be greatly reduced. Can do.
[0020]
(Example 2)
FIG. 5 is a side view showing a rolling mill row of the rolling equipment of Example 2, and FIG. 6 is a side view showing rolling mills F 6 and F 7 of FIG.
[0021]
As shown in FIG. 5, this rolling facility includes seven sets of rolling mills F 1 to F 7 arranged on a hot rolling line. The high-temperature strip is first passed through the rolling mill F 1 and then the rolling mill F 2 , rolling mill F 3 , rolling mill F 4 , rolling mill F 5 , rolling mill F 6 , rolling mill F 7 . Passed in order. Each of the rolling mills F 1 to F 7 is a four-roll type similar to that described in the first embodiment. Each of the rolling mills F 1 to F 3 is incorporated in an
[0022]
As shown in FIGS. 5 and 6, the rolling mill F 6 and the rolling mill F 7 is incorporated in one housing. Work rolls 3a, a central axial position of 3b of the rolling mill F 6, each of the backup rolls 2a, is offset from the axis position of 2b in a position distance [delta] 2 eccentric to the downstream side of the rolling line. On the other hand, the work rolls 3a of the rolling
[0023]
According to the rolling equipment described in detail above, a pair of adjacent rolling mills F 4 and F 5 , and a pair of adjacent rolling mills F 6 and F 7 are housed in the housing, respectively. Since the work rolls 3a and 3b are offset from the backup rolls 2a and 2b to the side where the work rolls 3a and 3b come close to each other, the stand interval S between the rolling mill F 4 and the rolling mill F 5 is used. 1 and the stand interval S 1 between the rolling mill F 6 and the rolling mill F 7 are provided with a conventional rolling equipment (for example, as shown in FIG. 7) having a housing for each rolling mill and having the work roll offset direction aligned in the same direction. ) Can be significantly shortened. If high-
[0024]
Further, when the stand interval S 1 between the two sets of the downstream rolling mills F 6 and F 7 in which the meandering is most likely to occur in the rolling mill row as in the rolling equipment of Example 2 described above, the rolling mill F reaches the next rolling mill F 7 before the bend meander the end of the
[0025]
In the above-described second embodiment, an example in which the present invention is applied to four sets of rolling mills on the downstream side of the rolling mill row has been described. However, the present invention is not limited to the downstream side, and any of the upstream side, the intermediate side, and the downstream side Can be applied. Moreover, a pair may be sufficient as the number of the rolling mills to apply. In particular, from the viewpoint of satisfying both the improvement in the strength of the rolled material and the reduction in the drawing rate, the two sets of rolling mills on the downstream side of the rolling mill row are incorporated in one housing and each pair of workpieces. It is preferable that the roll is offset from each backup roll to the side where the pair of work rolls approach each other. Furthermore, by applying the above-described configuration to the other two or more sets in combination with the two downstream sets of rolling mills, the strength of the rolled material can be further improved, and the squeezing rate can be greatly reduced. Can do.
The rolling equipment according to the present invention can be applied to either a row of rough rolling mills or a row of finishing mills in a rolling line.
[0026]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to provide a rolling facility capable of producing a high-strength rolled material with high rolling efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a rolling mill row of a rolling facility according to a first embodiment.
FIG. 2 is a side view showing the rolling mills F 6 and F 7 of FIG.
FIG. 3 is a characteristic diagram showing a relationship between accumulation of strain due to rolling and time when rolling is performed with the rolling equipment of Example 1.
FIG. 4 is a plan view for explaining a meandering state of a strip.
5 is a side view showing a rolling mill row of the rolling equipment according to Embodiment 2. FIG.
6 is a side view showing the rolling mills F 6 and F 7 of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a side view showing a part of a rolling mill row of a conventional rolling facility.
FIG. 8 is a characteristic diagram showing the relationship between the accumulated strain due to rolling and the time when rolling is performed with a conventional rolling facility.
[Explanation of symbols]
1 ... Housing,
2a, 2b ... backup roll,
3a, 3b ... work rolls,
4 ... Tension control mechanism.
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11708098A JP3801350B2 (en) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | Rolling equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11708098A JP3801350B2 (en) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | Rolling equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11309504A JPH11309504A (en) | 1999-11-09 |
JP3801350B2 true JP3801350B2 (en) | 2006-07-26 |
Family
ID=14702909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11708098A Expired - Fee Related JP3801350B2 (en) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | Rolling equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3801350B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3526554B2 (en) * | 2001-02-13 | 2004-05-17 | 株式会社日立製作所 | Tandem rolling equipment and rolling method |
JP5361656B2 (en) * | 2009-10-20 | 2013-12-04 | 株式会社神戸製鋼所 | Manufacturing method of differential thickness plate |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11708098A patent/JP3801350B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11309504A (en) | 1999-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0615793B2 (en) | Hot rolling method | |
JP2616917B2 (en) | Rolling method by roll shift rolling mill | |
DE19518144C2 (en) | Process for producing hot strip and combined continuous casting and hot rolling plant | |
JP2933923B1 (en) | Hot strip mill | |
JPH06297005A (en) | Reversible small-sized rolling device for cold rolling strip-like rolling material | |
JP3801350B2 (en) | Rolling equipment | |
KR100332173B1 (en) | Heavy unit weight hot rolling method for sheet bars, and steel mill equipment therefor | |
JP3144726B2 (en) | Shape crown control hot rolling mill and rolling method | |
JPS59133902A (en) | Hot rolling method of h-beam | |
JP6172107B2 (en) | Hot rolled steel sheet rolling method | |
JP4023436B2 (en) | Universal mill and steel plate manufacturing method using the same | |
JP3411163B2 (en) | Determination of Rolling Order of Steel Sheet in Hot Rolling Continuous Process | |
JP3270384B2 (en) | Shape control method of rolled material by multi-high rolling mill | |
JP3119692B2 (en) | Continuous hot strip rolling equipment and rolling method | |
JP3067619B2 (en) | Continuous casting and rolling equipment | |
JPH10137804A (en) | Rolling equipment for round bar and wire rod and its rolling method | |
JPH05161902A (en) | Hot rolling equipment | |
JP3235784B2 (en) | Steel plate manufacturing line and steel plate manufacturing method | |
JP2004358515A (en) | Precision rolling method | |
JPS63168201A (en) | Universal roughing mill for h-shape steel | |
JP2023100065A (en) | Facility and method for manufacturing hat-shaped steel sheet pile | |
JP2900973B2 (en) | Sizing and rolling method for steel bars | |
JPH05177205A (en) | Method and device line for rolling flat bar | |
JP2000051914A (en) | Method for controlling width in rolling of metal plate | |
JPS63286203A (en) | Hot rolling mill group |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050421 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060425 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |