JP3697728B2 - MEMORY ACCESS METHOD, MEMORY CONTROL DEVICE, AND REPRODUCTION DEVICE - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばデータストリーマと称されるデータ記録再生装置やオーディオデータの記録再生装置などにおいて、メモリに対して同一アドレスに書き込まれるべきデータブロックが複数回転送されてくる可能性があるシステムにおいて好適なメモリアクセス方法、メモリコントロール装置及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
S−RAM(スタティックRAM)に比べて大容量化が容易で、またビットあたりのコストも安いD−RAM(ダイナミックRAM)は、各種システムにおいて広く使用されている。
【0003】
このようなD−RAMとして、例えば1Mワード×1ビットD−RAMの場合、10ビットのアドレス端子が形成され、各アドレス端子には行アドレスと列アドレスがマルチプレクスされた状態で時分割されて入力されるため、210×210=1048576個(1Mビット)のメモリセルの1つに対して任意にアクセスすることができる。
【0004】
行アドレスは、反転RAS信号の立ち下りによって各アドレス端子から内部の行アドレスバッファにラッチにされ、また列アドレスは、反転CAS信号の立ち下りによって各アドレス端子から内部の列アドレスバッファにラッチにされる。
アクセス動作としては、反転RAS信号で行アドレスを取り込み、その後の反転CAS信号によって1又は複数の列アドレスが順次取り込まれることによって、行アドレス及び列アドレスで指定される所要のメモリセルに対するデータの書込/読出が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、反転RAS信号により行アドレスのアクセスが行なわれた場合、その1行についての全てのメモリセルに対応してセンスアンプを活性化させて、リフレッシュを実行すると同時に、各メモリセルのデータを出力バッファに取り込む。このため、行アドレスのアクセス時には大きなスパイク電流が流れるという性質がある。
さらに、D−RAMのアクセス時に発生するスパイク電流やIC端子のトランジェントによってシステムノイズが増加するという性質もあった。
このため、D−RAMを用いるシステムでは、不必要なアクセスは極力避けるようにすることが要求される。
【0006】
ここで、回転ヘッド・ヘリカルスキャン方式のデジタルテープレコーダを考える。デジタルテープレコーダでは磁気テープから再生されたデータをエラー訂正処理などのために一旦D−RAMに書き込むようにしている。
このようなデジタルテープレコーダでは、テープパスが、規制された範囲内でメカニズム毎にずれ、テープ上の記録再生位置がずれる場合がある。また、テープ上のトラックに対するスキャンの始まりと終りの部分は、ヘッドとテープのあたりが不安定でデータ読取エラーが生ずる場合があった。
【0007】
そこで、スキャンの最初と最後となる部分に同じデータブロックを2重書きしておき、再生時にD−RAMの同じアドレスに割り当てるようにして、2重書きしたデータブロックのうち読取りセーフとなった側のデータブロックをD−RAMに書込むようにしている。これによりスキャンの最初と最後となる部分のいづれか一方のデータブロックがテープから読取れない場合が生じても、データの欠落は生じないことになる。
【0008】
ところが、両方のデータブロックがテープから適正に読み込めた場合は、D−RAMに対しては同じデータを2回同じアドレスに書込むことになる。つまり、最初に読み取れエラーチェックがセーフであったデータブロックをD−RAMに対して或るアドレスに書き込んだ後、ふたたびD−RAMにはそのアドレスに書込むべきデータブロックが転送されてくることになり、同一内容のデータブロックどうしでD−RAM内容の不必要な書換動作を実行してしまうことになる。このようなD−RAMに対する不要なアクセスは、消費電力やシステムノイズの増大を招くことになってしまう。
【0009】
また、回転ヘッド・ヘリカルスキャン方式のデジタルテープレコーダの一種として、いわゆるノントラッキング方式のものが知られている。これは、再生時にトラッキング制御を行なって記録トラックを正確にトレースする代わりに、再生時には記録時の2倍の密度でスキャンすることによって、例え再生ヘッドが記録トラックに対して斜めにトレースしてしまっても、すべてのデータブロックを読み取ることができるようにしているものである。
この高密度のノントラッキングトレースでテープ上で同じデータブロックが読み取れる回数は、再生スキャンの傾き具合によってほぼ1回から2回の間に分布している。
【0010】
ここで2回以上、同一のデータブロックが読み取れた場合を考えると、2回目以降のデータブロックについては、D−RAM上では、既に1回目の読み出しで記憶されているデータブロックに対して同一内容のデータで不要な書き換えを行なうことになってしまう。そして、このようなD−RAMに対する不要なアクセスは、消費電力やシステムノイズの増大を招くことになる。
【0011】
つまり、このようなデジタルテープレコーダ上のD−RAMなどのように、メモリ上の同一アドレスに書き込まれるべきデータブロックがメモリに対して複数回転送されてくる可能性があるシステムでは、無駄なアクセス動作が実行されることが多く、しかもD−RAMではアクセス時に大きな電流を消費するため、消費電力の増大やシステムノイズの増大を招き、また電池駆動のシステムであれば電池寿命の短命化を招いているという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの問題に鑑みて、不要なアクセスによる電力消費、及びシステムノイズを削減することを目的とする。
【0013】
このため、複数ワードで処理単位となるデータブロックが構成されているとともに、メモリ上の同一アドレスに書き込まれるべきデータブロックがメモリに対して複数回転送されてくる可能性がある場合におけるメモリアクセス方法として次のように実行する。
各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、必要なデータブロックの記憶がされている時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオフとされた記憶状態とし、また各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、記憶されているデータブロックが不要となった時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオンとされた記憶状態とするようにする。
そして、転送されてきたデータブロックに対するエラー状態を判定したのち、上記判定結果に基づきメモリへの書き込みが可能と判断されたデータブロックのメモリへの書込みを実行する際には、そのデータブロックを書込むべきアドレスにおいて所定のワードについてのエラーフラグを検査し、エラーフラグがオンであれば書込アクセス動作を実行し、エラーフラグがオフであれば書込アクセス動作を実行しないようにする。
【0014】
また、複数ワードで処理単位となるデータブロックが構成されているとともに、メモリ上の同一アドレスに書き込まれるべきデータブロックがメモリに対して複数回転送されてくる可能性があるデータ転送システムにおいて、上記アクセス方法を実現するメモリコントロール装置として、エラーフラグ設定手段と、判定手段と、エラーフラグ検査手段と、アクセス制御手段とを備えるようにする。
エラーフラグ設定手段は、各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、必要なデータブロックの記憶がされている時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオフとされた記憶状態とするとともに、各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、記憶されているデータブロックが不要となった時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオンとされた記憶状態とすることができるように構成する。
判定手段は、転送されたデータブロックのエラー状態に基づいて上記メモリへの書き込みが可能か否かを判定することができるようにする。
エラーフラグ検査手段は、データブロックの転送に応じて、そのデータブロックを書込むべきアドレスにおいて所定のワードについてのエラーフラグを検査することができるようにする。
アクセス制御手段は、上記判定手段によってメモリに対する書き込みが可能と判定されると共に、エラーフラグ検査手段によって、エラーフラグのオンが検出されたら転送されてきたデータブロックについてのメモリに対する書込アクセス動作を実行し、またエラーフラグのオフが検出されたら、転送されてきたデータブロックについてのメモリに対する書込アクセス動作を禁止する。
【0015】
【作用】
必要なデータブロックが一旦書き込まれたら、そのデータブロックについてエラーフラグをオフとするようにする。そして、或るデータブロックがメモリに転送されてきて書き込みが行なわれる際には、その書き込むべきアドレスに記憶されているデータについてエラーフラグを確認する。このとき、エラーフラグがオフであれば、転送されてきたデータと同一データが既に記憶されていることになり、つまり、そのデータ転送は2回目以降のデータ転送であって、新たに書き込む必要はないと判断することができる。従ってこの場合は書き込みアクセスを実行しないことで不要なアクセス動作を発生させないようにすることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例として、まず磁気テープを記録媒体とし、回転ヘッドによってノントラッキング方式でオーディオデータを記録再生する記録再生装置において搭載されるD−RAMに対するアクセス方法及びメモリコントロール装置について説明する。
この場合、記録/再生やエラー訂正のためにオーディオデータ等をD−RAMに記憶させるものであるが、まず最初にデータフォーマットについて述べておく。
【0017】
ノントラッキング方式で磁気テープに対する記録/再生を行なうものが知られているが、この場合、図3に示すように磁気テープTにはヘッドのヘリカルスキャン方式により斜め方向にトラックTKが形成されていくことに対し、再生時にはPa,Pbとして示すように記録時より高密度スキャンを行なうことにより、トラックを正確にトレースしなくてもトラックTK上の全データを読み込むことができるようにしている。さらに読み込んだデータはデータとともに記録されているアドレスを用いて並び変えていくことで、正確な再生データストリームを再構成することができるようにしたものである。
【0018】
図4にノントラッキング方式における磁気テープ上のトラックTKの構成を示す。
図4(a)に示すように、1トラックは108ブロックで構成される。1ブロックは288ビットである。
トラックのうち中央の92ブロックがメインデータ領域とされ、その両側に9ブロックの内側2重記録領域、及び7ブロックの外側2重記録領域が形成されている。
【0019】
内側2重記録領域では、その位置から外側方向に92ブロック離れたメインデータ領域内のブロックと同一内容のデータが記録され、また外側2重記録領域では、その位置から内側方向に92ブロック離れたメインデータ領域内のブロックと同一内容のデータが記録されている。これらは、テープの揺動でヘッドの当たり位置がずれても、互いに補い合うようにされ、つまりメインデータ領域内に記録されているブロックとしてのデータについて、読取不能のブロック(データ内容)が発生しないようにしている。
【0020】
メインデータ領域については、中央の2ブロックがサブコード(AUX)、その両側の各1ブロックがIBG(Inter-block Gap)、さらにその両側の各4ブロックが制御コード(CTL)の領域とされる。制御コード(CTL)としては、各種のID情報や曲の頭だし信号等が記録される。高速サーチ時などにこの制御コード(CTL)の領域については一部しか読み取れないことに鑑みて、8ブロックの各ブロックの内容は同一のデータとされている。つまり同一内容のデータが異なるアドレスで8回繰り返して記録されている。
制御コード(CTL)となる領域の両側において、40ブロックづつのデータ領域が形成される。
【0021】
1ブロック内の信号フォーマットは図9(b)のようになる。
まず先頭11ビットがシンクパターンとされ、続いて13ビットでアドレスADRSが記録される。このアドレスADRSは6ビットのトラックアドレスと7ビットのブロックアドレスにより構成されている。
各ブロックにはこのようにトラックアドレスとブロックアドレスが記録されていることにより、再生時にはブロック毎にD−RAM上の所定のアドレスに書き込んでいって、適正なブロック順序でデータストリームを再構成することができる。
【0022】
つまり、ノントラッキング方式の場合、必ずしもトラックTKが正確にトレースされないため、図3に示したように高密度スキャンを行なうことで各トラックについて全ブロックを読み出すことができるようにしているが、この場合各ブロックの読出順序はランダムなものとなる。読み出されたブロックデータは一旦RAMに蓄えられるが、このとき、RAM上ではトラックアドレスとブロックアドレスを用いて書き込みアドレスを生成し各ブロックデータを書き込んでいく。従って、或るトラックについて全ブロックが読み取れた段階では、RAM上ではそのトラックのデータが並んでいるものとなる。従ってRAMから順番にブロックデータを読み出せば適正なデータストリームが再構成されたことになる。
【0023】
アドレスADRSに続いて各12ビットで4ワードのP,Qパリティ(POD,QOD,PEV,QEV)が記録される。
そしてパリティワードに続いて各12ビットで16ワードの音声データ(L1,R1 ・・・・・・・L8,R8)が記録される。
16ワードの音声データ(L1,R1 ・・・・・・・L8,R8)に続いて、各12ビットで2つのCRCワードが記録される。このCRCワードはブロック単位のデータについての誤り検査に用いられる。
【0024】
また、このCRCワードには、オーバーライトプロテクトコード(OWPコード)も記録される。OWPコードは同じ2ワードを並べて24ビットのCRCとEX−ORをとってから記録するようにしている。従って再生時には、再生データから生成したCRCとのEX−ORを取ることで、OWPコードを復元することができる。
【0025】
以上のようなフォーマットのトラックデータについての再生系の回路ブロックを図1に示す。
図1において、1は4MビットのD−RAMである。
回転ヘッドのヘリカルスキャンにより回転ヘッドの1回転につき1トラックが記録され、また再生されることになるが、ここで1トラックを『V』と呼ぶこととすると、記録データ又は再生データを記憶するD−RAMには128V分の記憶容量を持つものとする。
【0026】
従ってD−RAM上ではまず、図5に模式的に示すように0V〜127Vというトラックに対応したアドレスとして、V6〜V0の7ビットによるアドレス空間が形成される。
1つのVアドレス内では、128ブロック分の領域があり、ブロックアドレスとしてB0〜B6の7ビットで、00h〜7Fhのアドレスが形成される。(『h』が付された値は16進表記)
また各ブロックの領域はデータ16ワード及びパリティ4ワードに対応して、W0〜W3の4ビットで0Ch〜1Fhのワードアドレスが形成される。
以上、D−RAM1は、トラックアドレスV0〜V6、ブロックアドレスB0〜B7、ワードアドレスW0〜W3による、18ビットのアドレス空間とされている。
【0027】
このD−RAM1は、図1の各部が含まれる信号処理ICに対して外付けされている構成とする。そして、1ワードにつき16ビットが割り当てられるが、D−RAM1は4ビット幅とされており、1ワードのアクセスについては、1回の行アクセス内で4回の列アクセスを行なうことで実行するようにする。
D−RAM1上の16ビットの1ワードにおいて、最初の4ビットはエラーフラグとし、その後の3回アクセス分の12ビットが、データ、即ち図4に示した1ワードのデータが割り当てられる。
エラーフラグとしては、セーフの場合には4ビット内の1ビットを『0』とし、またエラーの場合は、『1』を書き込むこととする。
【0028】
テープから読み出されたブロックデータはD−RAM1に記憶されていくことになるが、ブロックデータの書込みアクセス動作の前に、まず、記憶されたD−RAM1に対する処理を先に説明する。
【0029】
図1において18はD−RAM1に対するインターフェース回路である。
D−RAM1に書き込まれたデータブロックは、まず誤り訂正処理が行なわれることになるが。インターフェース回路18を介してD−RAM1から読み出されたデータブロックは、データバス17を介して誤り訂正/PQセット処理回路21に供給される。なお、データバス17は、1ワードにつき12ビットのデータと1ビットエラーフラグについて使用されている。20は訂正処理及びPQセットについての制御を行なう誤り訂正/PQセット制御回路である。
【0030】
訂正処理が施されたデータについては、D−RAM1上で訂正OKのデータについてはエラーフラグオフ(『0』)とされ、訂正しきれなかったデータについてはエラーフラグオン(『1』)とされる。
訂正処理後は一定周期でD−RAM1から読み出されるデータが、DAデータラッチ回路22に取り込まれる。19はDA出力/エラーセットアドレス発生回路であり、DAデータラッチ回路22に対してラッチクロックを供給している。
【0031】
DAデータラッチ回路22には12ビット幅に圧縮されているオーディオデータが供給されることになるが、このデータが伸長回路23で18ビットに伸長される。
またDAデータラッチ回路22にラッチされた1ワードのデータにつきエラーフラグがオンとされていた場合、即ち訂正処理で訂正しきれないものであった場合は、補間回路24で補間処理が施される。そして、D/A変換器25においてアナログオーディオ信号とされ、端子26から再生音声信号として出力されることになる。
【0032】
ここで、D−RAM1に対して使い終ったメモリエリアについては、次にテープから読み出されてくるブロックデータの書き込みに先だって、エラーフラグを『1』としておく処理が行なわれる。
即ち、D/A変換器25側に出力し終ったデータが記憶されていたのメモリエリアへのエラーフラグセットとして、DA出力/エラーセットアドレス発生回路19は、D/A変換器25側への周期的なD−RAM1からのデータ読み出しアクセススロットの直後のスロットにおいて、同じアドレスにエラーフラグ=1を書き込むようにしている。
【0033】
また、P,Qパリティワードについても同様に、不要となったメモリエリアには次にテープから読み出されてくるブロックデータの書き込みに先だって、エラーフラグを『1』としておく処理が行なわれる。
即ち、誤り訂正/PQセット制御回路20は、訂正処理の終ったP,Qパリティワードに対してD−RAM1上で同じアドレスにエラーフラグ=1を書き込むようにしている。
【0034】
以上のようにD−RAM1では、使い終ったワードデータについては、エラーフラグがセットされていることになる。そしてテープから読み出されたデータについてのD−RAM1への書き込みアクセス時には、エラーフラグが参照されることになる。以下、この動作について説明する。
【0035】
図1において2は回転ヘッド部を示し、Aヘッド、Bヘッドによるヘリカルスキャン再生が行なわれる。Aヘッド、Bヘッドはほぼ180°対向して配置されている。Aヘッド、Bヘッドによって読み取られた信号はヘッドアンプ3で増幅された後、波形等化器4を介してPLL回路5に供給される。PLL回路5では再生データから再生クロックが生成され、復調回路6で再生クロックを用いてデータの復調処理が行なわれて、同期信号(SYNC)及びNRZ復調データが出力される。
【0036】
1ブロック毎の再生データについて、同期信号(SYNC)及びNRZ復調データはCRC処理部9に供給され、同期信号(SYNC)のタイミングを基準としてNRZ復調データのCRCチェックが行なわれる。そのデータブロックについてチェックOKであった場合は、セーフ信号(SAFE)が再生制御回路10に供給される。再生制御回路10はCRCチェックについてセーフとされたデータブロックについて、以降、回路の同期が取られ、D−RAM1への書き込み及び誤り訂正、D/A出力などの処理を実行することになる。
【0037】
7は遅延回路であり、テープから読み出された1ブロックのデータについてCRCチェックがセーフでない場合はD−RAM1への書き込みは行なわないものであるため、遅延回路7によりCRC処理部9においてCRCチェックを行なう期間を待機させている。遅延回路7はシフトレジスタや、もしくはメモリ及びカウンタによって構成できる。
【0038】
8はシリアル/パラレル変換部であり、図2(a)のようにシリアル転送されてくる1ブロックのワードデータをそれぞれパラレルに変換して出力する。
シリアル/パラレル変換部8から出力される1ブロックのデータについては、データラッチ回路11によって図2(e)のように各ワード(12ビット)が順次ラッチされ、データバス17に出力されていく。
また、ブロックアドレスは図2(c)のようにブロックアドレスラッチ回路12にラッチされる。この場合、ラッチされるアドレスは図4に示した各ブロックの13ビットのアドレス(トラックアドレス6ビット+ブロックアドレス7ビット)である。
【0039】
図5に示したようにD−RAM1上ではトラックアドレスは7ビットとされているが、その内の1つのビットV0は、A/Bヘッドのアジマスに対応するビットとされ、ブロックアドレスラッチ回路12の出力に付加される。これにより14ビットのアドレスとされ、アドレス変換回路18に供給される。
データラッチ回路11及びブロックアドレスラッチ回路12には再生制御回路10からラッチクロックが供給される(図2(b)(d))。
【0040】
また13はワードカウンタであり、5ビットカウンタとされる。そしてCRCチェックがセーフとなったタイミング、即ちブロックアドレスラッチ回路12のラッチタイミング(図2(b))で、図2(f)のように初期値0Bhがロードされる。以降データラッチ回路11へのラッチタイミング毎(図2(d))にカウントアップされる。図2(e)(f)からわかるように、カウンタ値が0Ch〜0Fhのときは、P,Qパリティワードのアドレスとなり、カウンタ値が10h〜1FhのときはL,Rデータワードのアドレスとなる。1Fhを越えると00hとなってカウント動作が停止される。
1ワードは12ビットであるため、再生制御回路10は12ビットカウンタを有し、この12ビットカウンタのカウントアップ毎にデータラッチ回路11に対する図2(d)のラッチクロック(=ワードカウンタのカウントクロック)を供給している。
【0041】
14はリードワード変換部であり、ブロックの最初のワードを書き込むカウンタ値の1つ前の値が、存在する或るワードアドレスに変換されるようにしている。即ち存在するワードアドレスは0Ch〜1Fhであるため、最初のワードを書き込むカウンタ値(0Ch)の1つ前の値(0Bh)を、0Ch〜1Fhの或る値に変換する。この実施例では図2(f)(g)に示すように、0Bhを、データR6に相当するワードアドレスである1Bhに変換するものとする。
【0042】
図6のように、ワードアドレス0Ch〜0Fhについては、W4〜W0の5ビットの各値は、『011**』となる。またワードアドレス10h〜1Fhについては、W4〜W0の5ビットの各値は、『1****』となる。
ここで『0Bh』は『01011』であるが、このうちW4を『1』とすることで『11011』となり、即ち『1Bh』となる。
従って、W2=0という場合には、そのW4を『1』とするという規則で変換すればよい。W2=0という場合は、ワードアドレス10h〜1Fh内にも存在するが、この場合はW4の値は必ず『1』であるため問題ない。
即ち、リードワード変換部13では、W4出力について、(W4)OR(反転W2)というロジックの変換処理が行なわれる。
【0043】
アドレス変換回路15には、14ビットのブロックアドレス(及びトラックアドレス)と、5ビットのワードアドレスが供給される。
このアドレス変換回路15では、ラッチされたテープ上でのブロックアドレスから、トラックの両端の2重記録領域におけるブロックを本来のブロックと同じブロックアドレスに変換し、ワードアドレスを元に、インターリーブ系列に従ってD−RAM1上の実アドレスに変換する。
またインターリーブのかかっていないCTLブロックについても、8ブロックとも同じ実アドレスに変換する。
【0044】
このアドレス変換回路15により、ワードの実アドレスとしては4ビットに変換され、7ビットのトラックアドレス、7ビットのブロックアドレスと合わせて18ビットがアドレスバス16に出力されることになる。
【0045】
このアドレスバス16に出力されたアドレスと、データバス17に出力されているワードデータがインターフェース回路18を介してD−RAM1に供給され、書き込みアクセスが実行されるわけであり、従来では、図2(h)に示すようにワードアドレス0Ch〜1Fhの各タイミングでPOD〜R8までの各ワードがD−RAM1に書き込まれていた。つまり、1ブロックにつき20回の行アクセスが実行されていた。
【0046】
ところが本実施例では、再生制御回路10はワードカウンタ13のカウント値を取り込んでおり、カウント値が『0Bh』とされたタイミングで、図2(i)又は(j)のようにD−RAM1に対するリード要求を出すようにしている。
このとき、ワードカウンタ13のカウント値『0Bh』は上述したように『1Bh』に変換されてアドレス変換回路15に供給される。そしてブロックアドレスはワードアドレス『1Bh』に対応するインターリーブを施したブロックアドレスとなる。
【0047】
即ち、カウント値が『0Bh』とされたタイミングでのD−RAM1に対するリード要求により、今回のデータブロックについて書き込むべきブロックアドレスでのワードアドレス『1Bh』として記憶されているデータの読み込みが行なわれる。つまり、書き込むべきブロックアドレスでのエラーフラグの状態が読み込まれる。
読み込まれたエラーフラグはエラーフラグラッチ回路27にラッチされ、エラーフラグ状態は再生制御回路10に検出される。
【0048】
ここで、エラーフラグ=『1』であった場合とは、そのブロックアドレスに記憶されていたデータは既にD/A変換出力され、その後、まだそのブロックアドレスには必要なデータブロック(CRCセーフとされたデータブロック)のデータが記憶されてない場合である。
そこで、再生制御回路10は引き続きワードカウンタ13の動作を進め、図2(i)のように0C〜1Fに対応するワードをD−RAM1に書き込んでいくことになる。このとき、エラーフラグとしては各ワードについて『0』を書き込むようにする。
【0049】
一方、カウント値が『0Bh』とされたタイミングでのD−RAM1に対するリード要求により読み込まれ、エラーフラグラッチ回路27にラッチされたエラーフラグが『0』であった場合とは、すでにそのブロックアドレスにはCRCセーフとなったデータブロックが書き込まれている場合である。
この場合は、今回のデータブロックについてはD−RAM1へ書き込むことは不要であるため、図2(j)のように0C〜1Fに対応するワードのD−RAM1に書き込みを禁止する。
【0050】
書き込み禁止処理としては、ワードカウンタ13のカウント動作を停止させてもよいし、又はカウント動作を継続させたまま書込要求を発生させないで書き込み禁止を行なってもよい。
なお、エラーフラグラッチ回路27は必ずしも必要ではない。例えば再生制御回路10が直接エラーフラグを取り込んで、そのエラーフラグに応じてワードカウンタ13のカウント動作の継続/停止を決定するような構成としてもよい。
【0051】
以上の処理により、本実施例ではD−RAM1に対するアクセス動作は、必要な場合には図2(i)のように21回となり、不要な場合、つまり既にそのデータブロックの書き込みがなされていた場合には、書き込みアクセスは行なわれないため、図2(j)のようにエラーフラグチェックのための読み込みアクセスのみの1回となる。
従来例においては、テープから読み出されたデータブロックについてはかならずD−RAM1に書き込んでおり、従って、読み出されてくる全ブロックに対してそれぞれ図2(h)のように20回のアクセス動作が実行される。
【0052】
ここで、仮にD−RAM1上のブロックアドレス数に対して平均2倍のデータブロック(CRCセーフとなったデータブロック)が転送されてきたとする。つまりセーフとなった同一ブロックが2回D−RAM1に転送されるとする。すると、従来ではそのブロックについて40回のアクセスが実行されることに対し、本実施例の場合は、(21×1+1×1)=22の、22回のアクセスとなる。つまり、アクセス回数は従来の0.55倍となり、著しく減少されたものとなる。
【0053】
従って本実施例では、D−RAM1のアクセス時に要する消費電力を減少させることができ、またD−RAM1と接続する端子や基板パターンの容量を充放電させるための電流を減らすことができる。これによってシステム全体としての省電力化が促進され、例えば電池駆動の場合では電池の長寿命化を実現できる。
さらにアクセス回数が少なくなることからアクセス時のスパイク電流によるシステムノイズを低減することができる。
【0054】
ところで、CTLブロックには各種のIDや曲の頭出し信号等が記録されているが、実施例のデジタルオーディオテープレコーダのシステムコントローラは、インターフェース回路18を介して通信を行ない、D−RAM1上のCTL内容の読出/書込を行なうものとなっている。
【0055】
しかし、CTLブロックが記憶されるエリアのエラーフラグがハードウエアによってセットされない場合は、新しいデータの書込みが禁止されてしまうので、システムコントローラからエラーフラグ=1を書込む必要が生じる。
このとき、すべてのワードについてエラーフラグを書込むようにすると、ワード毎のエラーフラグが有効となる反面、ソフトウエアによる通信回数が増えてしまう。そこで、特定のワード、すなわりワードアドレス=1BhとなるR6ワードについてだけエラーフラグを書込むようにする。
すると、新しいデータのD−RAM1への書込みが許可されることになり、また、このワードのエラーフラグによりCTLブロック全体のエラー判定を行なうことが可能となる。
【0056】
なお、他の実施例としてデジタルテープレコーダにおいてエラーレートを改善するためにA・Bアジマスの再生ヘッドを2組設けて、トラックを記録時の4倍の密度で再生させることも考えられる。
この場合、ダブルアジマスのA・Bヘッドともう1組のA’・B’ヘッドを、ドラム上のほぼ180°対向した位置に配置させ、4入力のヘッドアンプで切り換えて2チャンネルとし、図1に示したD−RAM1までの書込み系の回路を2系統設けるようにする。
このような構成とした場合、テープ上の同じデータブロックが読める回数は、ほぼ2回から4回の間に分布することとなる。
【0057】
仮に、D−RAM1上のブロックアドレス数に対して平均4倍のデータブロック(CRCセーフとなったデータブロック)が転送されてきたとする。つまりセーフとなった同一ブロックが4回D−RAM1に転送されるとする。すると、従来ではそのブロックについて80回のアクセスが実行されることに対し、本実施例の場合は、(21×1+1×3)=24の、24回のアクセスとなる。つまり、アクセス回数は従来の80回に比べて 0.3倍となり、著しく減少されたものとなる。つまり本発明による消費電力やシステムノイズの削減効果はより大きなものとなる。
【0058】
なお、本発明を実現するための構成は図1以外にも各種考えられる。また本発明はデジタルオーディオテープレコーダに限らず各種機器において採用できるものである。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、複数ワードで処理単位となるデータブロックが構成されているとともに、メモリ上の同一アドレスに書き込まれるべきデータブロックがメモリに対して複数回転送されてくる可能性があるシステムにおいて、必要なデータブロックがメモリに一旦書き込まれたら、そのデータブロックについてエラーフラグをオフとするようにし、不要となったデータブロックについてはエラーフラグをオンとするようにしている。そして、或るデータブロックがメモリに転送されてきて書き込みが行なわれる際には、その書き込むべきアドレスに記憶されているデータについてエラーフラグを確認し、エラーフラグがオフであれば、転送されてきたデータと同一データが既に記憶されているとして書き込みアクセスを実行しないようにしている。
これによって不要なアクセス動作をなくことができ、アクセス回数が減少されることになるため、消費電力の削減、及びシステムノイズの低減という効果を得ることができる。また、電池駆動のシステムの場合は、電池寿命の長寿命化も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】実施例の動作の説明のための波形図である。
【図3】ノントラッキング方式の記録/再生動作の説明図である。
【図4】ノントラッキング方式のトラックデータフォーマットの説明図である。
【図5】実施例に搭載されるD−RAMのアドレスの説明図である。
【図6】実施例におけるワードアドレス変換処理の説明図である。
【符号の説明】
1 D−RAM
2 回転ヘッド部
6 復調回路
7 遅延回路
8 シリアル/パラレル変換部
9 CRC処理部
10 再生制御回路
11 データラッチ回路
12 ブロックアドレスラッチ回路
13 ワードカウンタ
14 リードワード変換部
15 アドレス変換回路
16 アドレスバス
17 データバス
18 インターフェース回路
19 DA出力/エラーセットアドレス発生回路
20 誤り訂正/PQセット制御回路
21 誤り訂正/PQセット処理回路
22 DAデータラッチ回路
23 伸長回路
24 補間回路
25 D/A変換器
27 エラーフラグラッチ回路[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a data recording / reproducing apparatus called a data streamer, an audio data recording / reproducing apparatus, etc., in which a data block to be written at the same address may be transferred to a memory multiple times. Suitable memory access method,Memory control deviceAnd playback deviceIt is about.
[0002]
[Prior art]
A D-RAM (dynamic RAM) that is easy to increase in capacity and cheaper per bit than an S-RAM (static RAM) is widely used in various systems.
[0003]
As such a D-RAM, for example, in the case of 1M word × 1 bit D-RAM, a 10-bit address terminal is formed, and each address terminal is time-divided with a row address and a column address multiplexed. 2 because it is enteredTen× 2Ten= 1048576 (1 Mbit) One of the memory cells can be arbitrarily accessed.
[0004]
The row address is latched from each address terminal to the internal row address buffer by the falling edge of the inverted RAS signal, and the column address is latched from each address terminal to the internal column address buffer by the falling edge of the inverted CAS signal. The
As an access operation, a row address is fetched by an inverted RAS signal, and one or a plurality of column addresses are fetched sequentially by an inverted CAS signal, thereby writing data to a required memory cell specified by the row address and the column address. Read / write is performed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the row address is accessed by the inverted RAS signal, the sense amplifiers are activated corresponding to all the memory cells for the one row, the refresh is executed, and at the same time, the data of each memory cell is output. Capture to buffer. For this reason, there is a property that a large spike current flows when accessing a row address.
Further, there is a property that system noise increases due to a spike current generated at the time of accessing the D-RAM and a transient of the IC terminal.
For this reason, a system using a D-RAM is required to avoid unnecessary access as much as possible.
[0006]
Here, a rotary head / helical scan type digital tape recorder is considered. In a digital tape recorder, data reproduced from a magnetic tape is temporarily written in a D-RAM for error correction processing.
In such a digital tape recorder, the tape path may be shifted for each mechanism within a regulated range, and the recording / reproducing position on the tape may be shifted. Also, at the beginning and end of the scan on the track on the tape, the head and the tape are unstable, and a data reading error may occur.
[0007]
Therefore, the same data block is written twice in the first and last parts of the scan, and assigned to the same address in the D-RAM at the time of reproduction. Are written to the D-RAM. As a result, even if one of the first and last data blocks cannot be read from the tape, no data is lost.
[0008]
However, if both data blocks are properly read from the tape, the same data is written to the same address twice in the D-RAM. In other words, after a data block that can be read first and has a safe error check is written to a certain address in the D-RAM, the data block to be written to that address is transferred to the D-RAM again. Therefore, an unnecessary rewriting operation of the D-RAM contents is executed between data blocks having the same contents. Such unnecessary access to the D-RAM leads to an increase in power consumption and system noise.
[0009]
A so-called non-tracking type is known as a kind of rotary head / helical scan type digital tape recorder. This is because, instead of performing tracking control at the time of playback to accurately trace the recording track, the playback head traces obliquely with respect to the recording track by scanning at twice the density at the time of recording at the time of playback. However, all data blocks can be read.
The number of times the same data block can be read on the tape by this high-density non-tracking trace is distributed between approximately 1 and 2 times depending on the inclination of the reproduction scan.
[0010]
Here, considering the case where the same data block can be read more than once, the second and subsequent data blocks have the same contents as the data blocks already stored in the first read on the D-RAM. Unnecessary rewriting will be performed with the data. Such unnecessary access to the D-RAM causes an increase in power consumption and system noise.
[0011]
In other words, in a system in which a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory multiple times, such as a D-RAM on such a digital tape recorder, useless access In many cases, the operation is executed, and the D-RAM consumes a large current at the time of access. This causes an increase in power consumption and system noise, and a battery-driven system shortens the battery life. There was a problem of being.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In view of these problems, an object of the present invention is to reduce power consumption due to unnecessary access and system noise.
[0013]
Therefore, a memory access method in the case where a data block as a processing unit is configured by a plurality of words and a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory a plurality of times. As follows.
At the time when the required data block is stored in the storage area that is the address of each data block unit, the storage state is set in which the error flag for at least a predetermined word in the data block is turned off, and each data When a stored data block is no longer needed for a storage area that is an address in block units, a storage state is set in which an error flag for at least a predetermined word in the data block is turned on.
And the transferred data blockAfter determining the error status for the data block, to the memory of the data block determined to be writable to memory based on the determination resultWhen an error flag is on, the error flag for a given word is checked at the address where the data block is to be written. If the error flag is on, a write access operation is performed and the error flag is off. In this case, the write access operation is not executed.
[0014]
Further, in a data transfer system in which a data block as a processing unit is configured by a plurality of words and a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory a plurality of times. As a memory control device for realizing the access method, an error flag setting means,A determination means;Error flag checking means and access control means are provided.
The error flag setting means stores at least the predetermined word in the data block when the necessary data block is stored in the storage area serving as the address of each data block. At the time when the stored data block is no longer needed for the storage area serving as the address of each data block unit, at least the predetermined word in the data block is stored with the error flag turned on. It is configured to be in a state.
The determination unit can determine whether or not writing to the memory is possible based on an error state of the transferred data block.
The error flag checking means makes it possible to check the error flag for a predetermined word at the address where the data block is to be written in response to the transfer of the data block.
Access control meansThe determination means determines that writing to the memory is possible, andWhen the error flag checking means detects that the error flag is turned on, it executes a write access operation to the memory for the transferred data block, and when it detects that the error flag is turned off, Write access to memoryBanTo do.
[0015]
[Action]
Once the necessary data block is written, the error flag is turned off for the data block. When a certain data block is transferred to the memory and written, the error flag is confirmed for the data stored at the address to be written. At this time, if the error flag is OFF, the same data as the transferred data has already been stored. That is, the data transfer is the second or later data transfer, and it is not necessary to newly write the data. It can be judged that there is not. Therefore, in this case, unnecessary access operations can be prevented from occurring by not executing the write access.
[0016]
【Example】
Hereinafter, as an embodiment of the present invention, a method for accessing a D-RAM and a memory control device mounted in a recording / reproducing apparatus that uses a magnetic tape as a recording medium and records / reproduces audio data in a non-tracking manner by a rotating head will be described. .
In this case, audio data or the like is stored in the D-RAM for recording / reproduction and error correction. First, the data format will be described.
[0017]
In the case of recording / reproducing on / from a magnetic tape by a non-tracking method, a track TK is formed in an oblique direction on the magnetic tape T by a helical scan method of a head as shown in FIG. On the other hand, as shown by Pa and Pb at the time of reproduction, a higher density scan is performed than at the time of recording, so that all data on the track TK can be read without accurately tracing the track. Further, the read data is rearranged using addresses recorded together with the data, so that an accurate reproduction data stream can be reconstructed.
[0018]
FIG. 4 shows the configuration of the track TK on the magnetic tape in the non-tracking method.
As shown in FIG. 4A, one track is composed of 108 blocks. One block is 288 bits.
The central 92 blocks of the track are used as a main data area, and an inner double recording area of 9 blocks and an outer double recording area of 7 blocks are formed on both sides thereof.
[0019]
In the inner double recording area, data having the same content as the blocks in the main data area 92 blocks away from the position in the outer direction is recorded, and in the outer double recording area, 92 blocks away from the position in the inner direction. Data having the same content as the block in the main data area is recorded. These are made up for each other even if the head hit position is shifted due to the swing of the tape, that is, no unreadable block (data content) is generated for the data as a block recorded in the main data area. I am doing so.
[0020]
For the main data area, the central two blocks are sub-code (AUX), each block on both sides is IBG (Inter-block Gap), and each block on both sides is control code (CTL). . As the control code (CTL), various types of ID information, a song heading signal, and the like are recorded. In consideration of the fact that only a part of the control code (CTL) area can be read at the time of high-speed search or the like, the contents of each block of 8 blocks are the same data. That is, the same content data is repeatedly recorded 8 times at different addresses.
A data area of 40 blocks is formed on both sides of the area to be the control code (CTL).
[0021]
The signal format within one block is as shown in FIG.
First, the first 11 bits are used as a sync pattern, and then the address ADRS is recorded with 13 bits. This address ADRS is composed of a 6-bit track address and a 7-bit block address.
Since the track address and the block address are recorded in each block in this way, the data stream is reconstructed in an appropriate block order by writing to a predetermined address on the D-RAM for each block during reproduction. be able to.
[0022]
That is, in the case of the non-tracking method, the track TK is not necessarily traced accurately, so that all blocks can be read for each track by performing high-density scanning as shown in FIG. The reading order of each block is random. The read block data is temporarily stored in the RAM. At this time, a write address is generated on the RAM using a track address and a block address, and each block data is written. Therefore, at the stage where all blocks have been read for a certain track, the data of that track are arranged on the RAM. Therefore, if the block data is read in order from the RAM, an appropriate data stream is reconstructed.
[0023]
Following the address ADRS, 4 words of P and Q parity (POD, QOD, PEV, QEV) Is recorded.
Following the parity word, 16-word audio data (L1, R1... L8, R8) is recorded with 12 bits each.
Following the 16-word audio data (L1, R1... L8, R8), two CRC words are recorded with 12 bits each. This CRC word is used for error checking of block unit data.
[0024]
Also, an overwrite protect code (OWP code) is recorded in the CRC word. The OWP code is recorded after arranging the same two words and taking 24-bit CRC and EX-OR. Therefore, at the time of reproduction, the OWP code can be restored by performing EX-OR with the CRC generated from the reproduction data.
[0025]
FIG. 1 shows a reproduction system circuit block for the track data in the above format.
In FIG. 1, 1 is a 4M bit D-RAM.
One track is recorded and reproduced by one rotation of the rotating head by the helical scan of the rotating head. Here, when one track is referred to as “V”, recording data or reproducing data is stored. -The RAM has a storage capacity of 128V.
[0026]
Accordingly, on the D-RAM, first, an address space of 7 bits from V6 to V0 is formed as an address corresponding to a track of 0V to 127V as schematically shown in FIG.
There is an area for 128 blocks in one V address, and addresses of 00h to 7Fh are formed by 7 bits of B0 to B6 as block addresses. (Values with “h” are in hexadecimal notation)
In each block area, word addresses of 0Ch to 1Fh are formed by 4 bits of W0 to W3 corresponding to 16 words of data and 4 words of parity.
As described above, the D-
[0027]
The D-
In one word of 16 bits on the D-
As an error flag, 1 bit in 4 bits is set to “0” in the case of safe, and “1” is written in the case of an error.
[0028]
The block data read from the tape will be stored in the D-
[0029]
In FIG. 1,
The data block written in the D-
[0030]
As for the data subjected to the correction processing, the error flag is turned off (“0”) for the correction OK data on the D-
After the correction process, data read from the D-
[0031]
The DA
If the error flag is turned on for one word of data latched in the DA
[0032]
Here, with respect to the memory area that has been used up for the D-
That is, as an error flag set to the memory area where the data that has been output to the D /
[0033]
Similarly, for the P and Q parity words, processing for setting the error flag to “1” is performed in the memory area that is no longer needed prior to the writing of block data read from the tape next time.
That is, the error correction / PQ set
[0034]
As described above, in the D-
[0035]
In FIG. 1, reference numeral 2 denotes a rotary head portion, and helical scan reproduction is performed by the A head and the B head. The A head and the B head are disposed so as to face each other at approximately 180 °. The signals read by the A and B heads are amplified by the head amplifier 3 and then supplied to the
[0036]
With respect to the reproduction data for each block, the synchronization signal (SYNC) and the NRZ demodulated data are supplied to the
[0037]
[0038]
A serial /
For one block of data output from the serial /
The block address is latched by the block
[0039]
As shown in FIG. 5, the track address is 7 bits on the D-
A latch clock is supplied from the
[0040]
Since one word consists of 12 bits, the
[0041]
[0042]
As shown in FIG. 6, for the word addresses 0Ch to 0Fh, the 5-bit values of W4 to W0 are “011 **”. For the word addresses 10h to 1Fh, the 5-bit values W4 to W0 are “1 ***”.
Here, “0Bh” is “01011”, and when W4 is set to “1”, “11011”, that is, “1Bh” is obtained.
Therefore, when W2 = 0, the conversion may be performed according to the rule that W4 is “1”. When W2 = 0, it is also present in the word addresses 10h to 1Fh, but in this case there is no problem because the value of W4 is always “1”.
That is, the read
[0043]
The
The
In addition, CTL blocks that are not interleaved are also converted to the same real address in all eight blocks.
[0044]
The
[0045]
The address output to the address bus 16 and the word data output to the data bus 17 are supplied to the D-
[0046]
However, in this embodiment, the
At this time, the count value “0Bh” of the
[0047]
That is, in response to a read request to the D-
The read error flag is latched in the error flag latch circuit 27, and the error flag state is detected by the
[0048]
Here, when the error flag is “1”, the data stored in the block address is already D / A converted and output, and then the data block (CRC safe and This is a case where the data of the data block is not stored.
Therefore, the
[0049]
On the other hand, when the error flag read by the read request to the D-
In this case, since it is not necessary to write the current data block to the D-
[0050]
As the write prohibition process, the count operation of the word counter 13 may be stopped, or the write prohibition may be performed without generating a write request while continuing the count operation.
The error flag latch circuit 27 is not always necessary. For example, the
[0051]
With the above processing, in this embodiment, the access operation to the D-
In the conventional example, the data block read from the tape is always written in the D-
[0052]
Here, it is assumed that a data block (data block that has become CRC safe) that is twice the average of the number of block addresses on the D-
[0053]
Therefore, in this embodiment, the power consumption required for accessing the D-
Furthermore, since the number of accesses is reduced, system noise due to spike current at the time of access can be reduced.
[0054]
By the way, various IDs, music cueing signals, and the like are recorded in the CTL block. The system controller of the digital audio tape recorder of the embodiment communicates via the
[0055]
However, if the error flag of the area where the CTL block is stored is not set by hardware, writing of new data is prohibited, so that it is necessary to write error flag = 1 from the system controller.
At this time, if the error flag is written for all the words, the error flag for each word becomes effective, but the number of communication by software increases. Therefore, an error flag is written only for a specific word, that is, an R6 word having a word address = 1Bh.
Then, writing of new data to the D-
[0056]
As another embodiment, in order to improve the error rate in a digital tape recorder, it is conceivable to provide two sets of A / B azimuth reproducing heads and reproduce a track at a density four times that at the time of recording.
In this case, a double azimuth A / B head and another pair of A '/ B' heads are arranged at positions almost opposite to each other by 180 ° on the drum, and are switched by a 4-input head amplifier to form two channels. Two systems of write circuits up to the D-
In such a configuration, the number of times the same data block on the tape can be read is distributed between approximately 2 to 4 times.
[0057]
Suppose that an average of four times as many data blocks (data blocks that have become CRC safe) with respect to the number of block addresses on the D-
[0058]
Various configurations other than those shown in FIG. 1 are possible for realizing the present invention. The present invention is not limited to digital audio tape recorders and can be employed in various devices.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a data block as a processing unit is configured by a plurality of words, and a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory a plurality of times. In a certain system, once a necessary data block is once written in a memory, an error flag is turned off for the data block, and an error flag is turned on for a data block that is no longer needed. When a certain data block is transferred to the memory and written, the error flag is checked for the data stored at the address to be written. If the error flag is off, the data is transferred. The write access is not executed on the assumption that the same data as the data is already stored.
As a result, unnecessary access operations can be eliminated, and the number of accesses can be reduced. Thus, the effects of reducing power consumption and system noise can be obtained. In the case of a battery-driven system, the battery life can be extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a waveform diagram for explaining the operation of the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a non-tracking recording / reproducing operation.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a track data format of a non-tracking method.
FIG. 5 is an explanatory diagram of addresses of a D-RAM installed in the embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of word address conversion processing in the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 D-RAM
2 Rotating head
6 Demodulator circuit
7 Delay circuit
8 Serial / parallel converter
9 CRC processing section
10 Playback control circuit
11 Data latch circuit
12 Block address latch circuit
13 word counter
14 Read word converter
15 Address conversion circuit
16 Address bus
17 Data bus
18 Interface circuit
19 DA output / error set address generation circuit
20 Error correction / PQ set control circuit
21 Error correction / PQ set processing circuit
22 DA data latch circuit
23 Decompression circuit
24 Interpolator
25 D / A converter
27 Error flag latch circuit
Claims (3)
各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、必要なデータブロックの記憶がされている時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオフとされた記憶状態とし、
また各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、記憶されているデータブロックが不要となった時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオンとされた記憶状態とし、
転送されてきたデータブロックに対するエラー状態を判定したのち、上記判定結果に基づきメモリへの書き込みが可能と判断されたデータブロックのメモリへの書込みを実行する際には、そのデータブロックを書込むべきアドレスにおいて前記所定のワードについてのエラーフラグを検査し、エラーフラグがオンであれば書込アクセス動作を実行し、エラーフラグがオフであれば書込アクセス動作を実行しないようにしたことを特徴とするメモリアクセス方法。As a memory access method when a data block as a processing unit is configured with a plurality of words and a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory multiple times,
With respect to the storage area serving as the address of each data block, at the time when the necessary data block is stored, at least a predetermined word in the data block is in a storage state in which the error flag is turned off,
In addition, at the time when the stored data block is no longer necessary for the storage area serving as the address of each data block unit, the storage state where the error flag for at least a predetermined word in the data block is turned on,
After determining the error status for the transferred data block, when writing to the memory of the data block determined to be writable to the memory based on the determination result , the data block should be written. The error flag for the predetermined word at the address is inspected, and if the error flag is on, the write access operation is executed, and if the error flag is off, the write access operation is not executed. Memory access method.
各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、必要なデータブロックの記憶がされている時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオフとされた記憶状態とするとともに、各データブロック単位のアドレスとなる記憶領域について、記憶されているデータブロックが不要となった時点では、そのデータブロック内の少なくとも所定のワードについてのエラーフラグがオンとされた記憶状態とすることができるエラーフラグ設定手段と、
転送されたデータブロックのエラー状態に基づいて上記メモリへの書き込みが可能か否かを判定する判定手段と、
データブロックの転送に応じて、そのデータブロックを書込むべきアドレスにおいて前記所定のワードについてのエラーフラグを検査するエラーフラグ検査手段と、
上記判定手段によってメモリに対する書き込みが可能と判定されると共に、前記エラーフラグ検査手段によって、エラーフラグのオンが検出されたら転送されてきたデータブロックについてのメモリに対する書込アクセス動作を実行し、またエラーフラグのオフが検出されたら、転送されてきたデータブロックについてのメモリに対する書込アクセス動作を禁止するアクセス制御手段と、
を備えたことを特徴とするメモリコントロール装置。A memory control device in a data transfer system in which a data block as a processing unit is configured by a plurality of words and a data block to be written to the same address on the memory may be transferred to the memory a plurality of times As
For the storage area that is the address of each data block unit, at the time when the necessary data block is stored, at least a predetermined word in the data block is in a storage state in which the error flag is turned off, and each When a stored data block is no longer needed for a storage area serving as an address in units of data blocks, a storage state in which an error flag for at least a predetermined word in the data block is turned on can be set. Error flag setting means,
Determining means for determining whether or not writing to the memory is possible based on an error state of the transferred data block;
An error flag checking means for checking an error flag for the predetermined word at an address where the data block is to be written in response to the transfer of the data block;
The determination means determines that writing to the memory is possible, and if the error flag checking means detects that the error flag is turned on, it executes a write access operation to the memory for the transferred data block, An access control means for prohibiting a write access operation to the memory for the transferred data block when the flag is detected to be off;
A memory control device comprising:
上記記録媒体からデータブロックを再生する再生手段と、Reproducing means for reproducing a data block from the recording medium;
上記再生されたデータブロックのエラー状態を判別する判別手段と、Determining means for determining an error state of the reproduced data block;
上記データブロックが記憶される記憶手段と、Storage means for storing the data block;
上記記憶手段に記憶されるデータブロック単位のエラーフラグを保持する保持手段と、Holding means for holding an error flag in units of data blocks stored in the storage means;
上記保持手段に保持された所定のエラーフラグをセットする設定手段と、Setting means for setting a predetermined error flag held in the holding means;
上記保持手段に保持されたエラーフラグのセット状態を判定する判定手段と、Determination means for determining a set state of the error flag held in the holding means;
上記記憶手段に記憶されたデータブロックを読み出して出力する出力手段と、Output means for reading out and outputting the data blocks stored in the storage means;
上記記憶手段に記憶されたデータブロックが上記出力手段によって出力されて不要になった場合には上記保持手段に保持されたエラーフラグがセットされるように上記設定手段を制御し、上記再生手段にて再生されたデータブロックが上記記憶手段に記憶可能と上記判別手段が判別すると共に上記保持手段に保持されたエラーフラグがセットされているとWhen the data block stored in the storage means is output by the output means and becomes unnecessary, the setting means is controlled so that the error flag held in the holding means is set, and the reproducing means is When the determination means determines that the data block reproduced in this way can be stored in the storage means, and the error flag held in the holding means is set. 上記判定手段にて判別された場合には、上記再生されたデータブロックを上記記憶手段に記憶させると共に上記保持手段に保持されたエラーフラグをリセットし、上記再生手段にて再生されたデータブロックが上記記憶手段に記憶可能と上記判別手段にて判別された場合であっても上記保持手段に保持されたエラーフラグがリセットされていると上記判定手段にて判別された場合には、上記再生されたデータブロックの上記記憶手段への記憶を禁止する制御手段とIf it is determined by the determination means, the reproduced data block is stored in the storage means, the error flag held in the holding means is reset, and the data block reproduced by the reproduction means is Even if it is determined by the determination means that the storage means can be stored, if the determination means determines that the error flag held in the holding means is reset, the reproduction is performed. Control means for prohibiting storage of the data block in the storage means;
を備える再生装置。A playback device comprising:
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