JP3608044B2 - エアバッグ装置の起動制御装置 - Google Patents
エアバッグ装置の起動制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3608044B2 JP3608044B2 JP2000236138A JP2000236138A JP3608044B2 JP 3608044 B2 JP3608044 B2 JP 3608044B2 JP 2000236138 A JP2000236138 A JP 2000236138A JP 2000236138 A JP2000236138 A JP 2000236138A JP 3608044 B2 JP3608044 B2 JP 3608044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- predetermined
- sensor
- threshold value
- signal
- change pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0132—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value
- B60R21/0133—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value by integrating the amplitude of the input signal
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R2021/01006—Mounting of electrical components in vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0132—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value
- B60R2021/01322—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value comprising variable thresholds, e.g. depending from other collision parameters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ装置の起動制御装置に係り、特に、車両が衝突した際に乗員を保護するためのエアバッグ装置を適正に起動させるうえで好適なエアバッグ装置の起動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平11−286257号に開示される如く、車体のフロアトンネルに配設され、その部位に加わる衝撃に応じた信号を出力するフロアセンサを備え、フロアセンサの出力信号に基づくパラメータがしきい値を越えた場合にエアバッグを展開させるエアバッグ装置の起動制御装置が知られている。この装置は、車体前部に配設され、その部位に加わる衝撃に応じた信号を出力するサテライトセンサを備えており、サテライトセンサの出力信号に基づいて検出された車体前部に加わる衝撃が大きいほど上記しきい値の減少量を大きくする。このため、車体前部に加わる衝撃が大きいほどエアバッグが展開し易くなる。従って、上記従来の装置によれば、乗員を保護するエアバッグ装置を適正に起動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、サテライトセンサに異常が生じた場合は、サテライトセンサが車両に加わる衝撃に応じた信号を適正に出力することができないので、そのサテライトセンサの出力信号に基づいてエアバッグの展開のためのしきい値を設定することは適切でない。そこで、かかる事態が生じた場合には、車体前部に加わる衝撃の大小にかかわらずエアバッグの展開が適当に行われるように、そのしきい値を異常用のしきい値に変更することが考えられる。
【0004】
サテライトセンサには、自己に異常が生じたと判断した場合に電子制御ユニットに向けて所定の異常判別信号を出力するものがある。かかる構成においては、電子制御ユニットは、サテライトセンサの異常判別信号に基づいてサテライトセンサに異常が生じているか否かを判別することができるので、エアバッグの展開のためのしきい値を異常用のしきい値に変更するか否かを容易に判別することが可能となる。
【0005】
これに対して、電源電圧の低下等に起因してサテライトセンサが異常判別信号を出力することができない場合、信号線の断線やショートに起因してサテライトセンサが出力する車両に加わる衝撃に応じた信号が電子制御ユニットに入力されない場合、あるいは、車両に加わる衝撃に応じた信号としてあり得ない信号が電子制御ユニットに入力された場合にも、エアバッグの展開のためのしきい値を異常用のしきい値に変更することが適切となるが、かかる場合にはサテライトセンサの異常判別信号に基づいて該センサの異常を判別することはできない。この点、上記従来の装置では、上記の事態が生じた場合にエアバッグの展開のためのしきい値を異常用のしきい値へ変更することについては何ら考慮されていない。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、センサの出力信号に基づいてエアバッグ装置の起動のためのしきい値を設定することができない状況下においても、確実にそのしきい値を適正値に設定することが可能なエアバッグ装置の起動制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサは、また、所定周期ごとに所定の信号を出力すると共に、
前記しきい値変更手段は、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出されない状態が所定複数回連続して生じた場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置により達成される。
【0008】
また、上記の目的は、請求項2に記載する如く、車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサは、また、所定周期ごとに所定の信号を出力すると共に、
前記しきい値変更手段は、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出されない状態が所定時間継続した場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置により達成される。
【0009】
請求項1又は2記載の発明において、第2のセンサは、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力すると共に、所定周期ごとに所定の信号を出力する。第2のセンサによる所定の信号が検出されない状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合、エアバッグ装置の起動のための所定のしきい値変化パターンは、予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものへ変更される。従って、例えば第2のセンサが自己の異常を表す信号を出力できなくなった場合や断線等に起因して第2のセンサが出力する車両に加わる衝撃に応じた信号が検出されない場合等においても、第2のセンサの出力信号を利用できないとして、確実にエアバッグ装置の起動のための所定のしきい値変化パターンをフェールセーフ用のものへ設定することが可能となる。
【0010】
一方、上記所定のしきい値変化パターンがフェールセーフマップ上のものへ変更された後に、第2のセンサによる所定の信号が検出された状態がある程度の時間継続する場合には、上記所定のしきい値変化パターンを、そのフェールセーフマップ上のものに維持する必要はなく、第2のセンサが出力する車両に加わる衝撃に応じた値に復帰させることが適切である。
【0011】
従って、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載のエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記しきい値変更手段により前記所定のしきい値変化パターンが前記所定のフェールセーフマップ上のものに変更された後、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合に、前記所定のしきい値変化パターンの前記所定のフェールセーフマップ上のものへの変更を解除する変更解除手段を備えることとしてもよい。
【0012】
また、上記の目的は、請求項4に記載する如く、車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサの出力信号が検出される毎に、該検出された信号に異常が生じているか否かを判別する異常判別手段を備え、
前記しきい値変更手段は、前記異常判別手段により前記検出された信号に異常が生じていると判別される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置により達成される。
【0013】
請求項4記載の発明において、第2のセンサの出力信号が検出される毎に、該検出された信号に異常が生じているか否かが判別される。第2のセンサによる信号に異常が生じていると判別される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合、エアバッグ装置の起動のための所定のしきい値変化パターンは、予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものへ変更される。従って、例えば車両に加わる衝撃に応じた信号としてあり得ない信号が検出された場合等においても、第2のセンサの出力信号を利用できないとして、確実にエアバッグ装置の起動のための所定のしきい値変化パターンをフェールセーフ用のものへ設定することが可能となる。
【0014】
一方、上記所定のしきい値変化パターンがフェールセーフマップ上のものへ変更された後に、第2のセンサによる信号に異常が生じていないと判別される状態がある程度の時間継続する場合には、上記所定のしきい値変化パターンを、そのフェールセーフマップ上のものに維持する必要はなく、第2のセンサが出力する車両に加わる衝撃に応じた値に復帰させることが適切である。
【0015】
従って、請求項5に記載する如く、請求項4記載のエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記しきい値変更手段により前記所定のしきい値変化パターンが前記所定のフェールセーフマップ上のものに変更された後、前記異常判別手段により前記検出された信号に異常が生じていないと判別される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合に、前記所定のしきい値変化パターンの前記所定のフェールセーフマップ上のものへの変更を解除する変更解除手段を備えることとしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例であるエアバッグ装置の起動制御装置のシステム構成図を示す。本実施例のシステムは、車両10に搭載される電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12を備えており、ECU12により制御される。
【0017】
本実施例のシステムは、車体中央部のフロアトンネル近傍に配設されたフロアセンサ14、及び、車体前部の左右のサイドメンバに配設されたサテライトセンサ16,18を備えている。フロアセンサ14及びサテライトセンサ16,18は、それぞれ、各配設部位に作用する衝撃の大きさ、具体的には、車両前後方向の減速度の大きさに応じた信号(以下、レベル信号と称す)を出力する電子式の減速度センサである。また、フロアセンサ14及びサテライトセンサ16,18は、それぞれ、自己診断機能を有しており、自己が正常に機能するのか、自己に異常が生じたのかを表示する信号(以下、正常・異常判別信号と称す)をレベル信号と共に所定周期ごとに外部へ出力する。更に、サテライトセンサ16,18は、レベル信号および正常・異常判別信号を出力した後に、それらの信号と対称のミラー信号を出力する。
【0018】
ECU12は、入出力回路20、中央処理装置(以下、CPUと称す)22、処理プログラムや演算に必要なデーブルが予め格納されているリード・オンリ・メモリ(以下、ROMと称す)24、作業領域として使用されるランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと称す)26、及び、それらの各要素を接続する双方向のバス28により構成されている。
【0019】
上記したフロアセンサ14及びサテライトセンサ16,18は、ECU12の入出力回路20に接続されている。フロアセンサ14の出力信号、及び、サテライトセンサ16,18の出力信号は、それぞれ入出力回路20に供給され、CPU22の指示に従って適宜RAMに格納される。ECU12は、フロアセンサ14の出力信号に基づいて車体中央部に作用する減速度の大きさGfを検出すると共に、サテライトセンサ16,18の出力信号に基づいてそれぞれ車体左前部及び右前部に作用する減速度の大きさGSL,GSRを検出する。また、ECU12は、各センサが出力する自己診断結果に応じた正常・異常判別信号に基づいて、各センサに異常が生じているか否かを判定する。
【0020】
本実施例のシステムは、また、車両10に搭載され、乗員が保護されるように作動するエアバッグ装置30を備えている。エアバッグ装置30は、駆動回路32、インフレータ34、及びエアバッグ36を有している。インフレータ34は、駆動回路32に接続する着火装置38と、着火装置38の発熱により多量のガスを発生するガス発生剤(図示せず)とを内蔵しており、ガスの発生によりエアバッグ36を膨張展開させる。エアバッグ36は、膨張展開した際に車両10の乗員と車載部品との間に介在する位置に設けられている。
【0021】
エアバッグ装置30の駆動回路32は、ECU12の入出力回路20に接続されている。エアバッグ装置30は、駆動回路32に入出力回路20から駆動信号が供給された場合に起動し、エアバッグ36を展開させる。ECU12のCPU22は、起動制御部40としきい値設定部42とを備えている。CPU22の起動制御部40は、ROM24に格納されている処理プログラムに従って、フロアセンサ14を用いて検出された減速度Gfに基づいて後述の如く所定のパラメータを演算し、その演算されたパラメータが所定のしきい値SHを越えているか否かを判別すると共に、その判別結果に基づいて入出力回路20からエアバッグ装置30の駆動回路32への駆動信号の供給を制御する。また、しきい値設定部42は、サテライトセンサ16,18の出力信号に基づいて検出された減速度GSL,GSRに基づいて、上記起動制御部40において用いられる所定のしきい値SHを適当に設定する。
【0022】
次に、本実施例のCPU22において行われる処理の内容について説明する。
【0023】
本実施例において、起動制御部40は、フロアセンサ14の出力信号に基づいて検出された減速度Gfに所定の演算を施して演算値f(Gf)および速度Vnを求める。具体的には、速度Vnは、減速度Gfを時間積分して得られる値である。すなわち、走行中の車両10に減速度Gfが加わる場合は、車内の物体(例えば乗員)は慣性力により車両10に対して前方へ加速するため、車内の物体の車両10に対する相対的な速度Vnは、減速度Gfを時間積分することにより求めることができる。尚、演算値f(Gf)は、減速度Gf自体であってもよいし、減速度Gfを単位時間について時間積分して得られる値であってもよい。尚、図2には、所定状況下における演算値f(Gf)と速度Vnとの関係を一定時間ごとにプロットした図が示されている。起動制御部40は、演算値f(Gf)および速度Vnを求めた後、図2に示す如く両者の関係から定められる値を、しきい値設定部42により設定された判定マップとしてのしきい値SHと大小比較する。
【0024】
図3は、本実施例において、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係についての判定マップとして機能するしきい値SHの変化パターン(以下、しきい値変化パターンと称す)を表した図を示す。尚、図3には、しきい値変化パターンとして、Hiマップ、Lo1マップ、Lo2マップ、Lo3マップ、及びフェールセーフマップの5つのパターンが示されている。本実施例において、Hiマップは予め基準となるマップであると共に、フェールセーフマップは一部Lo1マップと重複している。また、図4は、本実施例において、しきい値変化パターンの設定手法を説明するための図を示す。
【0025】
本実施例において、しきい値設定部42は、図3に示す如く、予め実験的に定められる演算値f(Gf)と速度Vnとの関係についてのしきい値変化パターンを記憶している。これらのしきい値変化パターンは、サテライトセンサ16,18の出力信号に基づく減速度GSL,GSRに基づいて、車両10に衝撃が加わった際にエアバッグ装置30を起動させる必要がある場合とその必要がない場合との境界に設定される。
【0026】
すなわち、車体前部に加わる衝撃が大きいほど、車両10が衝突している可能性は高くなるので、エアバッグ装置30が起動し易くなるようにしきい値変化パターンを切り替えることが適切である。そこで、本実施例において、しきい値設定部42は、サテライトセンサ16,18の出力信号に基づいて検出された減速度GSL,GSRが大きいほどしきい値SHが小さくなるように、しきい値変化パターンを選択して設定する。具体的には、図4に示す如く、減速度GSL,GSRが第1所定値GS1に比して小さい場合はしきい値変化パターンとしてHiマップを選択し、第1所定値GS1以上であり第2所定値GS2未満である場合はLo1マップを選択し、第2所定値GS2以上である第3所定値GS3未満である場合はLo2マップを選択し、また、第3所定値GS3以上である場合はLo3マップを選択する。また、サテライトセンサ16,18の異常やサテライトセンサ16,18とECU12との通信異常等が生じた場合は、フェールセーフマップを選択する。尚、しきい値変化パターンの設定に際しては、減速度GSL,GSRのうちいずれか大きい方の値が用いられる。
【0027】
上記の構成において、起動制御部40は、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係から定められる値を、しきい値設定部42で選択・設定されたしきい値変化パターンのしきい値SHと比較した結果、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係から定まる値がそのしきい値SHを越えている場合に、入出力回路20からエアバッグ装置30の駆動回路32へ駆動信号を供給する。この場合には、エアバッグ装置30が起動することによりエアバッグ36が展開されることとなる。
【0028】
従って、本実施例によれば、車体前部に加わる衝撃に応じてエアバッグ装置30の起動のためのしきい値が変更されることで、その起動について正突やオフセット衝突,斜突等の車両10の衝突形態に応じた適当な制御を実行することが可能となる。このため、車体前部に加わる衝撃が大きいほどエアバッグ装置30が起動し易くなるので、エアバッグ装置30を適正に起動させることが可能となっている。
【0029】
ところで、本実施例において、フロントセンサ16,18の出力する正常・異常判別信号がセンサの異常を表す信号であると、しきい値設定部42は、その異常を検知した後にしきい値変化パターンとしてフェールセーフマップを選択する。かかる構成においては、フロントセンサ16,18の異常直後に減速度GSL,GSRとフェールセーフマップとが比較されることとなるので、エアバッグ装置30の起動を適正に行うことが可能となる。
【0030】
上記の手法では、サテライトセンサ16,18に異常が発生した後、その異常をサテライトセンサ16,18自身が認識し、正常・異常判別信号が出力され、ECU12がその異常を認識する必要がある。しかしながら、例えば、電源電圧の低下に起因してレベル信号の出力が不能になったり、自己診断による異常検出が不能となる場合、サテライトセンサ16,18とECU12とを接続する信号線が断線・ショートする場合、ノイズに起因して正常・異常判別信号が意味不明な信号となる場合等、サテライトセンサ16,18やECU12が認識できない異常が発生する場合もあり、かかる場合にも、しきい値変化パターンとしてフェールセーフマップが選択されることが望ましい。そこで、本実施例のシステムは、サテライトセンサ16,18とECU12との間で何らかの異常が生じたと判断される場合に、しきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行させる点に第1の特徴を有している。
【0031】
一方、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに移行した後、例えば、電源電圧の回復によりサテライトセンサ16,18が異常を検知できるようになった場合等、フェールセーフマップが選択される原因が消滅した場合には、以後、しきい値変化パターンをフェールセーフマップに維持する必要はない。そこで、本実施例のシステムは、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに移行した後にその原因が消滅した場合に、しきい値変化パターンをフェールセーフマップから通常のマップへ復帰させる点に第2の特徴を有している。
【0032】
以下、図5乃至図7を参照して、本実施例の特徴部について説明する。
【0033】
図5は、本実施例におけるサテライトセンサ16,18とECU12との間の異常の形態を説明するための図を示す。尚、図5には、ECU12が検出したサテライトセンサ16,18の出力信号の波形が示されている。また、図5おいては、時刻t0以降に何らかの異常が生じている。図5(A)に示す如く、サテライトセンサ16,18の出力した正常・異常判別信号が検出され、その信号がセンサの異常を表す信号である場合は、ECU12は、直ちに、サテライトセンサ16,18に異常が生じているものとして、しきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行させる。
【0034】
また、上述の如く、本実施例において、サテライトセンサ16,18は、レベル信号および正常・異常判別信号を出力すると共に、その後、それらの信号と対称のミラー信号を出力する。ECU12は、サテライトセンサ16,18の出力信号がミラー信号を反転した信号と一致する場合、その出力信号を正規なものとして採用する。一方、それらの信号が一致しない場合は、その出力信号を正規なものとして採用せず、何らかの異常が生じている可能性があると判断する。
【0035】
図5(B)に示す如く、サテライトセンサ16,18の出力信号とそのミラ−信号とが一致せず、かつ、その出力信号がランダムに変動する状態が長期間に渡って継続する場合がある。この場合は、ノイズ等に起因してレベル信号が乱れていると判断でき、サテライトセンサ16,18のレベル信号をしきい値変化パターンを設定するための信号として用いるべきでないと判断できる。また、図5(C)に示す如く、サテライトセンサ16,18の出力信号とそのミラー信号とが一致せず、かつ、その出力信号がいずれかに偏っている状態が長期間に渡って継続する場合がある。この場合は、サテライトセンサ16,18とECU12とを接続する信号線の断線やショート、あるいは、電源電圧の低下によるレベル信号の出力の不能等が生じていると判断でき、上記と同様に、サテライトセンサ16,18のレベル信号をしきい値変化パターンを設定するための信号として用いるべきでないと判断できる。
【0036】
上述の如く、本実施例において、サテライトセンサ16,18は、レベル信号および正常・異常判別信号を所定周期ごとにECU12へ出力する。すなわち、ECU12は、所定周期ごとにサテライトセンサ16,18の出力信号を検出する。従って、サテライトセンサ16,18の出力信号とそのミラ−信号とが一致せず、かつ、その出力信号がランダムに変動する事態、あるいは、サテライトセンサ16,18の出力信号とそのミラー信号とが一致せず、かつ、その出力信号がいずれかに偏っている事態が、その検出時期ごとに複数回に渡って連続して検出された場合は、サテライトセンサ16,18のレベル信号をしきい値変化パターンを設定するための信号として用いるべきでないとして、しきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行させる。
【0037】
一方、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに移行した後、サテライトセンサ16,18の出力信号とそのミラ−信号とが一致する状態がある程度継続した場合は、そのレベル信号をしきい値変化パターンを設定するための信号として用いても何ら不都合は生じないと判断できる。従って、上記の状態がサテライトセンサ16,18の出力信号の検出時期ごとに複数回に渡って連続して検出された場合には、しきい値変化パターンをフェールセーフマップから通常どおりのマップへ復帰させる。
【0038】
図6は、しきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行すべく、あるいは、フェールセーフマップから通常のマップへ復帰させるべく、本実施例においてECU12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図6に示すルーチンは、その処理が終了するごとに起動されるルーチンである。図6に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0039】
ステップ100では、サテライトセンサ16,18が所定周期で出力する正常・異常判別信号を受信すべき時期であるか否かが判別される。本実施例において、ECU10は、サテライトセンサ16,18が正常・異常信号を出力する周期を予め記憶している。その結果、否定判定がなされた場合は、以後何ら処理が進められることなく、今回のルーチンが終了される。一方、肯定判定がなされた場合は、次にステップ102の処理が実行される。
【0040】
ステップ102では、サテライトセンサ16,18の出力すべき正常・異常判別信号を受信したか否かが判別される。正常・異常判別信号が受信されなかった場合は、サテライトセンサ16,18に電源電圧の低下等が生じているおそれがある。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ104の処理が実行される。
【0041】
ステップ104では、フェールセーフ復帰カウンタCNTONを“0”にリセットする処理が実行される。フェールセーフ復帰カウンタCNTONは、サテライトセンサ16,18の出力信号が利用できるようになった後、その状態が継続する回数を計数するためのカウンタである。
【0042】
ステップ106では、フェールセーフ移行カウンタCNTOFFをインクリメントする処理が実行される。フェールセーフ移行カウンタCNTOFFは、サテライトセンサ16,18の出力信号が利用できなくなった後、その状態が継続する回数を計数するためのカウンタである。従って、フェールセーフ移行カウンタCNTOFFには、サテライトセンサ16,18の出力信号が利用できなくなった後の回数が計数され、また、その値と正常・異常判別信号の出力周期とに基づいてサテライトセンサ16,18の出力信号が利用できなくなった後の時間が算出される。
【0043】
ステップ108では、フェールセーフ移行カウンタCNTOFFが所定値Aに達しているか否かが判別される。尚、所定値Aは、しきい値変化パターンを通常のマップからフェールセーフマップへ切り替える必要があると判断されるサテライトセンサ16,18の出力信号が利用できなくなった後の回数の下限値であり、例えば20回に設定されている。その結果、CNTOFF≧Aが成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、CNTOFF≧Aが成立すると判別された場合は、次にステップ110の処理が実行される。
【0044】
ステップ110では、しきい値変化パターンとして、フェールセーフマップを選択する処理が実行される。本ステップ110の処理が実行されると、以後、フェールセーフマップ上のしきい値SHと、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係から定まる値とが比較されることとなる。本ステップ110の処理が終了すると、今回のルーチンが終了される。
【0045】
一方、上記ステップ102において正常・異常判別信号が受信されたと判別された場合は、次にステップ112の処理が実行される。
【0046】
ステップ112では、正常・異常判別信号がサテライトセンサ16,18の正常を表す信号であるか否かが判別される。その結果、否定判定がなされた場合は、直ちにしきい値変化パターンをフェールセーフマップに切り替えることが適切であるので、次に上記ステップ110の処理が実行される。一方、肯定判定がなされた場合は、次にステップ114の処理が実行される。
【0047】
ステップ114では、サテライトセンサ16,18の出力したレベル信号が車体前部に加わる衝撃に応じた信号として現れ得る信号であるか否かが判別される。かかる条件が成立しない場合は、大きなノイズが重畳していたり、あるいは、サテライトセンサ16,18とECU12との間に断線等が生じているおそれがある。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ116の処理が実行される。
【0048】
ステップ116では、本ステップ116の処理が実行される時点で、しきい値変化パターンとしてフェールセーフマップが選択されているか否かが判別される。フェールセーフマップが選択されていない場合は、既に通常どおりの手法でしきい値変化パターンが設定されていると判断できるので、後にしきい値変化パターンを切り替える必要はない。従って、かかる判別がなされた場合は、今回のルーチンが終了される。一方、フェールセーフマップが選択されている場合は、サテライトセンサ16,18の出力信号が利用できる状態に切り替わったと判断できるおそれがある。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ118の処理が実行される。
【0049】
ステップ118では、フェールセーフ移行カウンタCNTOFFを“0”にリセットする処理が実行される。
【0050】
ステップ120では、フェールセーフ復帰カウンタCNTONをインクリメントする処理が実行される。従って、フェールセーフ復帰カウンタCNTONには、サテライトセンサ16,18の出力信号が利用できるようになった後の回数が計数され、また、その値に基づいてサテライトセンサ16,18の出力信号が利用できるようになった後の時間が算出される。
【0051】
ステップ122では、フェールセーフ復帰カウンタCNTONが所定値Bに達しているか否かが判別される。尚、所定値Bは、しきい値変化パターンをフェールセーフマップから通常のマップへ切り替える必要があると判断されるサテライトセンサ16,18の出力信号が利用できるようになった後の回数の下限値であり、例えば3回に設定されている。その結果、CNTON≧Bが成立しないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、CNTON≧Bが成立すると判別された場合は、次にステップ124の処理が実行される。
【0052】
ステップ124では、しきい値変化パターンとして、フェールセーフマップに代えて、通常どおりサテライトセンサ16,18の出力信号に基づいて検出された減速度GSL,GSRに基づいてHiマップ、Lo1マップ〜Lo2のうちから一を選択する処理が実行される。本ステップ124の処理が実行されると、以後、選択されたマップ上のしきい値SHと、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係から定まる値とが比較されることとなる。本ステップ124の処理が終了すると、今回のルーチンが終了される。
【0053】
上記の処理によれば、しきい値変化パターンとしてHiマップ、Lo1マップ〜Lo3マップの何れかが設定されている状況下、サテライトセンサ16,18の異常を表す正常・異常判別信号が受信された場合は、直ちにしきい値変化パターンをフェールセーフマップに移行させることができる。また、かかる状況下でサテライトセンサ16,18の出力信号が受信されるべき時期に受信されなくなった場合、あるいは、レベル信号として現れ得ない信号が受信された場合において、その状態が所定複数回連続した場合(すなわち、所定時間継続した場合)にも、しきい値変化パターンをフェールセーフマップに移行させることができる。
【0054】
このように、本実施例によれば、サテライトセンサ16,18の出力する異常を表した正常・異常判別信号が受信された場合に限らず、サテライトセンサ16,18とECU12との間で何らかの異常が生じていると判断される場合にも、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに移行される。このため、本実施例によれば、例えば、電源電圧の低下に起因してサテライトセンサ16,18が信号を出力することができない場合、あるいは、断線やショート、ノイズ等に起因してサテライトセンサ16,18の出力信号が意味不明な信号となる場合等、そのレベル信号に基づいてエアバッグ装置30の起動のためのしきい値変化パターンを設定することができない状況下においても、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに切り替わらない事態を回避することができ、エアバッグ装置30の起動のための判定を適正に行うことが可能となっている。
【0055】
また、上記の処理によれば、しきい値変化パターンがフェールセーフマップに移行した後、サテライトセンサ16,18の出力信号がしきい値変化パターンの設定のための信号として利用できる状態が所定複数回連続した場合(すなわち、所定時間継続した場合)に、しきい値変化パターンを、フェールセーフマップから通常どおりのHiマップ又はLo1マップ〜Lo3マップへ移行させることができる。
【0056】
このように、本実施例によれば、しきい値変化パターンを一旦フェールセーフマップへ移行させた後においても、リセット起動を行うことなく、通常どおりのマップへ復帰させることができる。このため、本実施例によれば、サテライトセンサ16,18が正常に機能する場合にも、しきい値変化パターンがフェールセーフマップから復帰しない事態を回避することができ、エアバッグ30の起動のための判定を適正に行うことが可能となっている。
【0057】
尚、上記の実施例においては、フロアセンサ14が特許請求の範囲に記載された「第1のセンサ」に、サテライトセンサ16,18が特許請求の範囲に記載された「第2のセンサ」に、フロアセンサ14の出力信号に基づいて検出された減速度Gfに所定の演算を施して求められた演算値f(Gf)および速度Vnが特許請求の範囲に記載された「パラメータ」に、正常・異常判別信号が特許請求の範囲に記載された「所定の信号」に、フェールセーフマップ上のしきい値SHが特許請求の範囲に記載された「所定値」に、それぞれ相当している。
【0058】
また、上記の実施例においては、ECU12が、フロアセンサ14の出力信号に基づいて演算値f(Gf)と速度Vnとの関係から定まる値がしきい値SHを越えている場合に、入出力回路20からエアバッグ装置30の駆動回路32へ駆動信号を供給することにより特許請求の範囲に記載された「起動制御手段」が、サテライトセンサ16,18の出力信号に基づいて検出された減速度GSL,GSRに基づいてしきい値変化パターンをHiマップ、Lo1マップ、Lo2マップ、およびLo3マップのうちから選択・設定すること、及び、上記ステップ110の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載された「しきい値変更手段」が、上記ステップ124の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載された「変更解除手段」が、それぞれ実現されている。
【0059】
ところで、上記の実施例においては、サテライトセンサ16,18が所定周期ごとに正常・異常判別信号を出力するものとし、その信号がECU12に入力されない事態をしきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行させるための1つの条件としているが、サテライトセンサ16,18が出力する車体前部に加わる衝撃に応じた信号にスタート/ストップビットを含ませることとし、そのビットが検知されない事態をしきい値変化パターンのフェールセーフマップへの移行条件としてもよい。
【0060】
また、上記の実施例においては、しきい値変化パターンを、Hiマップ、Lo1マップ、Lo2マップ、およびLo3マップのうちから一つ選択して設定することとしているが、2つ以上のマップの中から一つ選択して設定する構成であればよい。
【0061】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1、2、及び4記載の発明によれば、第2のセンサの出力信号に基づいてエアバッグ装置の起動のためのしきい値を設定することができない状況下においても、確実にそのしきい値を適正値に設定することができる。
【0062】
また、請求項3及び5記載の発明によれば、第2のセンサの出力信号に基づいてエアバッグ装置の起動のためのしきい値の設定が可能となった場合には、確実にその値をしきい値として設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアバッグ装置の起動制御装置のシステム構成図である。
【図2】所定状況下において速度Vnと演算値f(Gf)との関係を一定時間ごとにプロットした図である。
【図3】本実施例において、演算値f(Gf)と速度Vnとの関係についての判定マップとして機能するしきい値SHの変化パターンを表した図である。
【図4】本実施例において、しきい値SHの変化パターンの設定手法を説明するための図である。
【図5】本実施例におけるサテライトセンサとECUとの間の異常の形態を説明するための図である。
【図6】本実施例において、しきい値変化パターンをフェールセーフマップへ移行すべく、あるいは、フェールセーフマップから通常のマップへ復帰させるべく実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【符号の説明】
12 電子制御ユニット(ECU)
14 フロアセンサ
16,18 サテライトセンサ
30 エアバッグ装置
Claims (5)
- 車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサは、また、所定周期ごとに所定の信号を出力すると共に、
前記しきい値変更手段は、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出されない状態が所定複数回連続して生じた場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置。 - 車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサは、また、所定周期ごとに所定の信号を出力すると共に、
前記しきい値変更手段は、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出されない状態が所定時間継続した場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置。 - 請求項1又は2記載のエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記しきい値変更手段により前記所定のしきい値変化パターンが前記所定のフェールセーフマップ上のものに変更された後、前記第2のセンサの出力する前記所定の信号が検出される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合に、前記所定のしきい値変化パターンの前記所定のフェールセーフマップ上のものへの変更を解除する変更解除手段を備えることを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置。 - 車体内の所定位置に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号に基づくパラメータが、車両に加わる衝撃に基づく判定マップ上の所定のしきい値変化パターンを超えた場合にエアバッグ装置を起動させる起動制御手段と、車体内において前記第1のセンサの配設位置よりも前方に配設され、車両に加わる衝撃に応じた信号を出力する第2のセンサと、前記第2のセンサの出力信号に応じて前記所定のしきい値変化パターンを変更するしきい値変更手段と、を備えるエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記第2のセンサの出力信号が検出される毎に、該検出された信号に異常が生じているか否かを判別する異常判別手段を備え、
前記しきい値変更手段は、前記異常判別手段により前記検出された信号に異常が生じていると判別される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合は、前記所定のしきい値変化パターンを予め定められた所定のフェールセーフマップ上のものに変更することを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置。 - 請求項4記載のエアバッグ装置の起動制御装置において、
前記しきい値変更手段により前記所定のしきい値変化パターンが前記所定のフェールセーフマップ上のものに変更された後、前記異常判別手段により前記検出された信号に異常が生じていないと判別される状態が、所定複数回連続して生じた場合または所定時間継続した場合に、前記所定のしきい値変化パターンの前記所定のフェールセーフマップ上のものへの変更を解除する変更解除手段を備えることを特徴とするエアバッグ装置の起動制御装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236138A JP3608044B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | エアバッグ装置の起動制御装置 |
EP01951862A EP1305191B1 (en) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | Airbag trigger control system |
DE60109174T DE60109174T2 (de) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | System zur airbagsteuerung |
US10/343,431 US6837516B2 (en) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | Airbag trigger control system |
ES01951862T ES2234858T3 (es) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | Sistema de control de disparador de bolsa de aire. |
BRPI0112923-6A BR0112923B1 (pt) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | sistema de controle de disparo de airbag. |
PCT/IB2001/001376 WO2002012029A1 (en) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | Airbag trigger control system |
CA002416422A CA2416422C (en) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | Airbag trigger control system |
CNB018136974A CN1274537C (zh) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | 气囊触发控制系统 |
KR10-2003-7001583A KR100524246B1 (ko) | 2000-08-03 | 2001-08-02 | 에어백 기동 제어 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236138A JP3608044B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | エアバッグ装置の起動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002046574A JP2002046574A (ja) | 2002-02-12 |
JP3608044B2 true JP3608044B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=18728241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000236138A Expired - Fee Related JP3608044B2 (ja) | 2000-08-03 | 2000-08-03 | エアバッグ装置の起動制御装置 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6837516B2 (ja) |
EP (1) | EP1305191B1 (ja) |
JP (1) | JP3608044B2 (ja) |
KR (1) | KR100524246B1 (ja) |
CN (1) | CN1274537C (ja) |
BR (1) | BR0112923B1 (ja) |
CA (1) | CA2416422C (ja) |
DE (1) | DE60109174T2 (ja) |
ES (1) | ES2234858T3 (ja) |
WO (1) | WO2002012029A1 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3620466B2 (ja) | 2001-05-14 | 2005-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | シビアリティ判定装置 |
DE10152749A1 (de) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zum Auslösen eines Fahrzeuginsassen-Rückhaltemittels |
US6820557B2 (en) * | 2002-01-25 | 2004-11-23 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Igniter for air bag system |
ES2281781T3 (es) * | 2003-01-23 | 2007-10-01 | Siemens Vdo Automotive Corporation | Sistema de retencion de pasajero de vehiculo con sensores distribuidos. |
JP2004322673A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Denso Corp | 車両用乗員保護装置の起動装置 |
DE10334699A1 (de) * | 2003-07-30 | 2005-02-17 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung zur Betätigung einer Aktuatorik zum Schutz eines Fußgängers |
JP4614050B2 (ja) * | 2004-04-27 | 2011-01-19 | アイシン精機株式会社 | 車両の乗員保護装置 |
US7522982B2 (en) * | 2004-09-15 | 2009-04-21 | Ford Global Technologies, Llc | Methods and systems for detecting automobile rollover |
US7162343B2 (en) * | 2004-09-17 | 2007-01-09 | Ford Global Technologies, Llc | Intelligent vehicle rollover detection methods and systems |
US8709023B2 (en) | 2007-07-17 | 2014-04-29 | Poly-Med, Inc. | Absorbable / biodegradable composite yarn constructs and applications thereof |
JP2007055298A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Calsonic Kansei Corp | 車両用データ記録装置 |
WO2010073439A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 三菱電機株式会社 | 衝突検知装置 |
JP5440476B2 (ja) * | 2010-11-08 | 2014-03-12 | 株式会社デンソー | 車両用衝突検知装置 |
US8818759B2 (en) | 2011-04-05 | 2014-08-26 | Amsafe, Inc. | Computer system for remote testing of inflatable personal restraint systems |
US8914188B2 (en) | 2011-04-05 | 2014-12-16 | Amsafe, Inc. | Computer system and graphical user interface for testing of inflatable personal restraint systems |
US9176202B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-11-03 | Amsafe, Inc. | Electronic module assembly for inflatable personal restraint systems and associated methods |
US9156558B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-10-13 | Amsafe, Inc. | Inflatable personal restraint systems |
DE102011075545A1 (de) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Überprüfung eines Sensorsignals und zur Ansteuerung eines Insassenschutzmittels eines Fahrzeugs |
JP5626462B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2014-11-19 | 日産自動車株式会社 | 乗員拘束装置 |
DE102011084784A1 (de) | 2011-10-19 | 2013-04-25 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Plausibilisierung von Sensorsignalen sowie Verfahren und Vorrichtung zur Ausgabe eines Auslösesignals |
DE102013214383A1 (de) * | 2013-07-23 | 2015-01-29 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Bereitstellen eines Kollisionsignals hinsichtlich einer Fahrzeugkollision, Verfahren und Vorrichtung zum Verwalten von Kollisionsdaten hinsichtlich Fahrzeugkollisionen sowie Verfahren und Vorrichtung zum Steuern zumindest einer Kollisionsschutzeinrichtung eines Fahrzeugs |
KR101526715B1 (ko) * | 2013-11-26 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 측면 에어백 전개 시스템 및 방법 |
KR102186350B1 (ko) * | 2014-05-30 | 2020-12-03 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 주행 정보를 이용한 차량 사고 구조 요청 장치 및 방법 |
CN106585550A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-04-26 | 江苏金坛长荡湖新能源科技有限公司 | 一种汽车安全气囊结构 |
US10391960B2 (en) | 2017-02-28 | 2019-08-27 | Amsafe, Inc. | Electronic module assembly for controlling aircraft restraint systems |
CN108986399A (zh) * | 2018-07-28 | 2018-12-11 | 滁州安阳智能科技有限公司 | 一种车载事故自动报警预警系统 |
CN114132487B (zh) * | 2021-12-06 | 2024-03-08 | 重庆交通大学绿色航空技术研究院 | 一种应用于消防无人机的保护装置及保护装置控制方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3811217A1 (de) * | 1988-04-02 | 1989-10-12 | Bosch Gmbh Robert | Elektronische einrichtung |
US6070113A (en) * | 1996-06-21 | 2000-05-30 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Hybrid vehicle crash discrimination system |
JP3333813B2 (ja) | 1996-11-20 | 2002-10-15 | トヨタ自動車株式会社 | 乗員保護装置の起動制御装置 |
JP3063731B2 (ja) * | 1998-04-02 | 2000-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 乗員保護装置の起動制御装置 |
DE19816989B4 (de) * | 1998-04-17 | 2004-06-17 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren zur Auslösung eines zweistufigen Airbag-Gasgenerators |
JP2000206144A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-28 | Unisia Jecs Corp | 加速度センサ異常検出装置 |
JP3766028B2 (ja) * | 2001-04-04 | 2006-04-12 | 本田技研工業株式会社 | 電動モータの制御装置及びハイブリッド車両の制御装置 |
-
2000
- 2000-08-03 JP JP2000236138A patent/JP3608044B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-08-02 US US10/343,431 patent/US6837516B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-02 EP EP01951862A patent/EP1305191B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-02 CA CA002416422A patent/CA2416422C/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-08-02 ES ES01951862T patent/ES2234858T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-02 CN CNB018136974A patent/CN1274537C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-08-02 KR KR10-2003-7001583A patent/KR100524246B1/ko active IP Right Grant
- 2001-08-02 WO PCT/IB2001/001376 patent/WO2002012029A1/en active IP Right Grant
- 2001-08-02 DE DE60109174T patent/DE60109174T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-02 BR BRPI0112923-6A patent/BR0112923B1/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1305191B1 (en) | 2005-03-02 |
BR0112923B1 (pt) | 2010-12-14 |
CA2416422A1 (en) | 2002-02-14 |
KR20030020967A (ko) | 2003-03-10 |
BR0112923A (pt) | 2003-07-01 |
EP1305191A1 (en) | 2003-05-02 |
ES2234858T3 (es) | 2005-07-01 |
WO2002012029A1 (en) | 2002-02-14 |
CN1446155A (zh) | 2003-10-01 |
DE60109174T2 (de) | 2006-02-23 |
CA2416422C (en) | 2006-03-21 |
JP2002046574A (ja) | 2002-02-12 |
US6837516B2 (en) | 2005-01-04 |
US20040007860A1 (en) | 2004-01-15 |
DE60109174D1 (de) | 2005-04-07 |
CN1274537C (zh) | 2006-09-13 |
KR100524246B1 (ko) | 2005-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3608044B2 (ja) | エアバッグ装置の起動制御装置 | |
JP4449518B2 (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
JP2003034226A (ja) | ロールオーバ判別装置 | |
JP3487274B2 (ja) | エアバッグ装置の起動制御装置 | |
JP3487279B2 (ja) | 乗員保護装置の起動制御装置 | |
EP0957013B1 (en) | Ignition control system for a passive safety device with interconnected airbag control and roll-over control | |
EP1043194A2 (en) | Airbag deployment device and control | |
JP3348697B2 (ja) | 車両用側突エアバッグ装置の起動制御システム | |
JP3487270B2 (ja) | エアバッグ装置の起動制御装置 | |
JP3459625B2 (ja) | エアバッグ装置の起動制御装置 | |
JP3567796B2 (ja) | 車両用乗員保護システム | |
JP4916099B2 (ja) | エアバッグ制御装置 | |
JP2009280061A (ja) | 乗員保護装置、乗員保護方法 | |
JP4030990B2 (ja) | 乗員保護装置の通信制御装置 | |
JP3573076B2 (ja) | エアバッグ装置の起動制御装置 | |
JP2021146844A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2010167995A (ja) | 乗員保護システム | |
JP2003054358A (ja) | 乗員保護装置の起動制御装置 | |
JP2006062602A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2004284448A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2004268775A (ja) | 乗員保護装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |