JP3604802B2 - Washing machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機に関するものである。特に、洗浄水及び洗濯物を攪拌するための攪拌翼が洗濯槽の側面に備えられた洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、洗濯槽の側面に攪拌翼を備えた構成の洗濯機を提案している(例えば、特願平7−224214号)。このような洗濯機では、洗濯槽の平面形状を、攪拌翼を設けた側面を長手側面とする長方形にすることができる。このことを利用して、従来の洗濯機では実現できなかった小型の洗濯機、例えば、幅の狭い洗濯機や、標準的な洗濯パンの幅寸法の範囲内に複数の洗濯槽を収めた洗濯機を実現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような小型の洗濯機では、洗濯機を大型化させずに洗浄力を向上させることが、洗濯機として好ましい。また、そのために洗濯機のコスト上昇を招くことは回避したい。
また、洗濯槽の側面にある攪拌翼やその支持部は、攪拌翼が洗濯槽の底面にある場合よりも、大きな負荷を受ける。このような負荷に耐えるために、洗濯機の大型化やコスト上昇を招くのも好ましくない。
【0004】
そこで、本発明の主な目的は、洗濯槽の側面に攪拌翼を備えた洗浄力の高い洗濯機を提供することである。
また、本発明の他の目的は、洗濯槽の側面に攪拌翼を備えた小型化を図れる洗濯機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明の洗濯機は、
一対の長手側面と、一対の短側面とを有し、各側面で区画される略長方形の平面形状を有し、洗浄水及び洗濯物を収容して、洗濯をするための洗濯槽と、
洗濯槽内の長手側面に、その中心軸が長手側面と交差するように設けられ、中心軸を中心に回転または回動する円板、及び円板表面に突設された突起部を有する、洗浄水及び洗濯物を攪拌するための攪拌翼とを備え、
攪拌翼は、その外周部に沿って設けられた、洗濯槽内方へ突出し、攪拌翼が回転して、洗浄水が遠心力を受けて径方向に飛び出す際に、洗浄水が当たる水飛び規制リブを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
この構成によれば、以下の作用を奏する。すなわち、攪拌翼が回転して、洗浄水が遠心力を受けて径方向に飛び出す際に、水飛び規制リブに当たるので、洗浄水の飛ぶ方向を変化させることができる。その結果、水飛びを抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の洗濯機は、洗濯槽の側面に攪拌翼を備えており、従来の技術の欄で説明したように、従来の洗濯機では実現できなかった新規な洗濯機として構成することができる。その好ましい一例として、複数の洗濯装置を備えた二槽式洗濯機について説明する。この二槽式洗濯機における副洗濯装置に、本発明の洗濯機は適用されている。なお、本発明の洗濯機は、このような二槽式洗濯機に適用されるだけでなく、単独の洗濯機として構成されてもよい。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる洗濯機を適用した二槽式洗濯機の概略構成の正面断面図である。なお、以下の説明では、特に示す場合を除き、正面図を基準にして方向を説明する。
二槽式洗濯機1は、その外形をほぼ決定し、例えば左右方向に長い長方形の平面形状を有したハウジング10と、ハウジング10内の右側に配置された主洗濯装置20と、主洗濯装置20に隣接してハウジング10内に配置された副洗濯装置40とを備えている。
【0016】
本発明の洗濯機は、副洗濯装置40に適用されている。
主洗濯装置20は、一般に知られている全自動洗濯機と同様の構成であり、洗濯、脱水を行うことができる。副洗濯装置40は、洗濯専用槽である。主洗濯装置20及び副洗濯装置40は、同時にまたは別々に運転可能とされ、分け洗いをすることができる。
【0017】
また、主洗濯装置20及び副洗濯装置40に給水するために、管51、弁52等が設けられている。管51の一端は、外部の水道等の給水設備(図示せず)に接続され、他端は、分岐して各洗濯装置に導入されている。弁52は、各洗濯装置毎に設けられ、手動でも自動でも操作することができ、各洗濯装置に別々に給水することができる。
【0018】
また、主洗濯装置20及び副洗濯装置40から排水するために、各洗濯装置に接続され、機外に導出される排水管61、弁62等が設けられている。
主洗濯装置20は、洗濯槽として、つり棒26に支持された外槽21と、外槽21内に回動可能に設けられ、表面に多数の小孔を有した内槽22とを備えている。内槽22及び、内槽22内の底部に設けられた攪拌翼23は、モータ25等を含む駆動装置24によって駆動される。洗い及びすすぎ時には攪拌翼23のみが一方向または両方向に回転し、脱水時には攪拌翼23及び内槽22がともに高速で一方向に回転する。
【0019】
副洗濯装置40は、略長方形状の内形を有してその内部に洗浄水及び洗濯物を収容する洗濯槽41と、洗濯槽41内の洗濯物及び洗浄水を攪拌するために、中心軸としての回転軸46が洗濯槽41の長手側面41bに交差して設けられ、円板形状でその表面が凹凸状に形成された攪拌翼42と、攪拌翼42を洗いおよびすすぎ時に一方向または両方向に回転させるための駆動機構43とを備えている。
【0020】
駆動機構43は、攪拌翼42を回動させる駆動源としてのモータ44と、モータ44の出力軸に一体回転する小プーリ49と、小プーリ49に巻き掛けられたベルト48と、ベルト48によって駆動され、回転軸46と一体回転する大プーリ47と、攪拌翼42の中心部に固定された上述の回転軸46と、回転軸46を洗濯槽41の長手側面41bに回動自在に支持する軸受部45とを備えている。モータ44の回転は、小プーリ49、ベルト48及び大プーリ47によって減速されて、回転軸46を介して攪拌翼42へ伝達される。
【0021】
洗濯槽41内に収容された洗浄水及び洗濯物は、攪拌翼42によって攪拌される。このとき、洗濯物は、水流によって、及び攪拌翼42や洗濯槽41の内面との摩擦によって洗浄され、また、同様にして濯がれる。
以下、各部を詳細に説明する。
図2は、副洗濯装置40の一部断面左側面図である。図1と図2を参照して説明する。
【0022】
洗濯槽41は、長手側面41cをハウジング10の左側面に沿わせて、前後に長く配置されており、上方に開口する容器状に形成されている。
洗濯槽41は、底面41aと、底面41aの周囲から立ち上がった側面である、対向する一対の長手側面41b,41c及び対向する一対の短側面41d,41eとを備えている。各側面は、後述するように長手側面41bの一部を除き、底面41aに対してほぼ垂直に設けられている。底面41aは、その前部及び後部に凹湾曲面41fを有し、凹湾曲面41fを介して短側面41d,41eと接続されている。それゆえ、底面41aは、攪拌翼42の回転に伴う水流を淀みなく案内することができ、水流を弱めることなく、洗浄効果を維持することができる。また、底面41aの最下部となる部分には、排水口63が形成され、ここには排水管61の一端が接続されている。
【0023】
攪拌翼42は、長手側面41bのほぼ中央に配置されている。攪拌翼42は、回転軸46を中心に回動する円板42aと、円板42aの表面に突設された突起部42bとを備えている。突起部42bは、回転軸46を中心に放射状に数カ所、例えば、互いに等しい角度を隔てて3個所に均等に配置されている。
ところで、洗濯槽41内の水面が攪拌翼42の中心の近傍にある場合に、攪拌翼42が回転されると、突起部42bが水面を通過する際に、衝撃荷重が攪拌翼42に作用する場合がある。このような場合でも、突起部42bが3個所に均等に配置されていることによって、複数の突起部42bが同時に水面を通過することがないので、攪拌翼42にかかる衝撃荷重を抑制することができる。従って、攪拌翼42やその支持部である軸受部45を小型にすることができる。なお、突起部42bは、3等配に限定されない。要は、突起部42bは、複数が互いに攪拌翼42の中心を挟み合う位置を避けて設けられていればよい。また、突起部42bは均等に配置されていることによって回転バランスがよいので、軸受部45への負担をさらに少なくすることができ、軸受部45をより一層小型化することができる。なお、突起部42bは、5等配等、奇数箇所に均等に配置されてもよい。
【0024】
図3は、副洗濯装置40の一部断面正面図である。図4は、副洗濯装置40の一部断面平面図である。図3及び図4には、攪拌翼42の近傍部分が拡大して示されており、図3には、攪拌翼42の断面形状が示されている。なお、以下の説明では「軸方向」とは回転軸46の延びる方向とし、「径方向」とは軸方向に直交する方向とする。図3と図4を参照して説明する。
【0025】
突起部42bは、円板42aの周縁部から中心に向かってその半径方向に延びた略四角錐台形状に形成されている。四角錐台の各面及び円板42aの表面は滑らかに接続されている。また、攪拌翼42の外周寄りにある突起部42bの端面42cと、軸方向の突出する側にある頂面42dとは、所定半径Rの湾曲面42eで接続されている。所定半径Rは20mm以上とするのが好ましく、この場合には、突起部42bの外周寄りの端部は洗濯槽41内に突出しないので、使用者は、安心感をもって洗濯槽41内に手をいれて、洗濯物の取出し等を行うことができる。この際に、突起部42bは、洗濯物と引っ掛かり難く、使い勝手もよい。
【0026】
ところで、副洗濯装置40のように、攪拌翼42が洗濯槽41の側面にある場合には、攪拌翼42に作用する負荷は、同じ洗濯物量に対して、洗濯槽の底面に攪拌翼を設けた場合よりも大きく、特に攪拌翼42の中央部で大きくなる。このため、大きな負荷に耐えられるように、攪拌翼42や軸受部45が大型化する傾向にある。さらに、従来の洗濯槽の底面にある攪拌翼では、その表面が周縁部から中央部にかけて下方に凹んでいたので、それだけ裏面側にリブが突出している。このような攪拌翼を洗濯槽41の側面に取り付けることは、スペース効率の点でも好ましくない。本発明では、円板42aを以下のように形成している。
【0027】
円板42aは、直径が洗濯槽41の長手側面同士の間隔よりも長くなるように形成されている。それゆえ、攪拌翼42と長手側面41cとの距離が制限されるので、洗濯槽41内の洗濯物は、攪拌翼42から余り離れずに、洗濯物の攪拌、洗浄効果を高めることができる。
また、円板42aは、その中央寄りの部分が、外周寄りの部分よりも、洗濯槽41の内方へ突出するように形成されている。また、円板42aは、その中央部にあって回転軸46が固定される厚肉のボス部42iと、ボス部42iから径方向に延設された薄肉のフランジ部42jとを備えている。フランジ部42jは、略板状に形成されて、中央寄りの部分が、外周寄りの部分よりも、洗濯槽41の内方へゆるやかに突出している。また、フランジ部42jとボス部42iは、滑らかに、大きな傾斜で突出して接続されている。フランジ42jの裏面にはリブ42kが形成されている。
【0028】
リブ42kは、円板42aの中央に向かって厚み(軸方向の寸法)が増すようにして、且つ円板42aの裏側(右側)へ突出しないようにして形成されている。従って、リブ42kは、負荷の大きい円板42aの中央寄りで厚みをより大きくできるので、強度を保つための最小限の寸法で済み、円板42aを軽量にすることができる。
【0029】
ボス部42iは、突起部42bとほぼ同じ程度に軸方向に突出している。ボス部42iは、円板42aの裏側に突出することなしに、充分な長さで回転軸46を固定することができる。従って、大きな力が作用する攪拌翼42のボス部42iの強度を保つことができるので、攪拌翼42を軽量化することができる。なお、ボス部42iが洗濯槽41内方へ突出しても、布回りや洗浄力が低下する虞はない。また、ボス部42iの突出は、突起部42bとほぼ同じ程度であるので、洗濯物の取出しに邪魔になることもない。
【0030】
このように、ボス部42iやリブ42kの強度を容易に増すことができ、且つ洗濯槽41外方への円板42aの突出を少なくすることができる。その結果、攪拌翼42の中央部に大きな負荷がかかる場合でも、攪拌翼42を軽量にすることができ、さらに、軽量な攪拌翼42は、回転軸46や軸受部45にかかる負荷を低減することができる。従って、副洗濯装置40を小型化することができる。
【0031】
軸受部45は、回転軸46を回動自在に支持するベアリング(図示せず)と、洗濯槽41内からの洗浄水の漏れ出しを防止するためのシール部材(図示せず)を内蔵している。軸受部45は、所定の支持剛性を有している。回転軸46に力がかかると、回転軸46は、支持剛性から決まる角度で傾いて支持される。
軸受部45は、上述のように攪拌翼42に攪拌時に作用する負荷と、大プーリ47に作用するベルト48の張力とを支持する。すなわち、モータ44は、ベルト48を適度な張力で張設できるように、攪拌翼42の後方下部の、ハウジング10の底面部に固定されている。このため、大プーリ47には、後下方に向かう張力(図2の矢印F1。図3〜図4の矢印F2〜F3は矢印F1の分力である。)が常時作用している。
【0032】
回転軸46は、その中央部で軸受部45を挿通しており、洗濯槽41の内側にある左端部に攪拌翼42が固定され、洗濯槽41の外側にある右端部に大プーリ47が取り付けられている。回転軸46は、ベルト48から受ける張力F1によって、斜め後ろ下方に引っ張られた状態で、長手側面41bの後述する取付部41iに対して傾斜状態で軸受部45によって支持されている。取付部41iは、長手側面41cに平行な鉛直面であり、この支持状態では、回転軸46は、長手側面41cの法線に対して、また、水平方向に対しても傾いている。すなわち、回転軸46の軸線46c(図3と図4に一点鎖線で図示した。)が、取付部41iの法線VL(図3と図4に二点鎖線で図示した。)に対して、平面視で角度D2、正面視で角度D1で傾いている。このように、回転軸46を長手側面41cに対して斜めにすることによって、後述するように洗浄力を向上することができる。また、回転軸46を水平方向に対して斜めにすることによっても洗浄力を向上することができる。
【0033】
また、回転軸46がベルト48の張力F1を受けて傾斜した状態で取り付けられているので、軸受部45の支持剛性を、張力F1を受けても傾かないほどに高くせずに済み、軸受部45を小型化することができる。というのは、攪拌翼42が長手側面41bに対して不揃いになることを避けるのが美観上好ましく、このために軸受部45に、高い支持剛性を付与して、回転軸46を張力F1に抗して長手側面41bに対してほぼ直交状態で支持できるようにすることが考えられる。ところで、一般に軸受部は、その支持剛性が高い程に軸方向の長さが長くなる傾向にあるので、支持剛性が高い軸受部は、大型化し易かったのである。特に、軸受部45を軸方向に小型化することができるので、副洗濯装置40、ひいては二槽式洗濯機1の横幅を狭くすることができる。従って、横幅を標準的な家庭用の洗濯機パンの寸法に近づけることのできる分け洗いのできる二槽式洗濯機を実現するのに好ましい。
【0034】
また、回転軸46が傾いても、以下のように美観上の不都合は生じない。
長手側面41bは、攪拌翼42の円板42aが収容される右方に凹んだ凹部41gと、洗濯物と接することのできる平面部分41hとを備えている。凹部41gは、その内部で攪拌翼42が支障なく回転できるように、円板42aよりも大きい直径の略円柱状の内形に形成されている。この円柱の端面となる部分が、上述した取付部41iである。平面部分41hは、その法線が、凹部41gの円柱の軸線と傾斜するように設けられ、傾斜する方向と角度は、回転軸46が取付部41iの法線と傾斜する方向と角度にほぼ一致するように設定されている。従って、上述のように回転軸46は傾いていても、攪拌翼42の円板42aと長手側面41bの平面部分41hとの間で、不均一な段差が生じない。具体的には、凹部41gの軸方向の寸法は、その上端部、下端部、前端部、後端部で、それぞれ寸法A,B,C,Dであり、寸法A<寸法B、寸法C<寸法Dとなっている。また、これに伴い、長手側面41cと長手側面41bの平面部分41hとの間隔も、洗濯槽41内の位置によって異なっている。すなわち、洗濯槽41の前上部での間隔は広く、後下部での間隔は狭く、前下部と後上部での間隔はそれらの中間の寸法である。このように、長手側面同士の間隔が異なるので、後述するように洗浄力を向上することができる。
【0035】
また、図2及び図3を参照して、洗濯槽41には、内部に溜める洗浄水の標準的な量を規定する規定水位Hが設定されている。この規定水位Hは、洗濯槽41内に洗浄水が充分に溜められ、洗濯物を洗浄水中で攪拌できる洗浄水量に対応して設定され、例えば、攪拌翼42の中心軸が、上下方向においてこの規定水位Hと底面41aとの中央付近に位置するように設定されている。また、規定水位Hは、攪拌翼42の上端部から所定距離L1上方に設定されている。所定距離L1は、20mm以内に設定するのが好ましい。所定距離L1が大きいと洗浄力が低下し、また、所定距離L1が小さいと、水飛びが生じ易くなるからである。
【0036】
副洗濯装置40では、規定水位Hに対応する長手側面41bの位置に、給水目印として、短側面41dから短側面41eにかけて前後に延びた段差41jが形成されている。この段差41jを目印として、給水することにより、手動操作によっても容易に且つ適正に給水することができる。また、段差41jは、短側面41dから短側面41eにかけて形成されているので、容易に視認できる。なお、給水目印としては、段差41jに限定されない。例えば、突起状でもよい。また、側面の一部に設けてもよい。また、他の側面に形成してもよい。
【0037】
次に、副洗濯装置40の動作について説明する。
攪拌翼42は、所定の回転速度で、所定の時間間隔で正転及び逆転を繰り返す。攪拌翼42の回転とともに、洗浄水及び洗濯物は洗濯槽41内の間隔の広い上部と狭い下部とを交互に通過しながら回転する。
このとき、回転軸46が長手側面41cに対して傾いているので、回転する洗濯物は長手側面41cに接近したり遠ざかったりし易いので、回転軸46が長手側面41cに直交する場合に比べて、洗濯物の回転に変化が生じやすい。その結果、洗濯物は、むらなく攪拌されて、洗浄力が向上する。
【0038】
また、長手側面同士の間隔は、回転軸46より上方での間隔が、回転軸46下方での間隔よりも相対的に広くされているので、洗濯槽41内で回転する洗濯物は、その重みで狭い下部へ入り易く、また、下部では回転が促進される。その結果、洗浄力がより一層向上する。
また、回転軸46は、水平方向に対して傾斜しているので、洗濯物は、攪拌翼42によって攪拌されると、攪拌翼42から水平な左向きの力を受けて、洗濯槽41内をより一層攪拌される。その結果、洗浄力がより一層向上する。
【0039】
このように本実施の形態によれば、回転軸46を傾けたり、洗濯槽41の幅を異ならせることで、洗浄力を向上することができるので、攪拌翼42を非対象な形状にしたり、攪拌翼42の反転時間を異ならせる場合に比べて、副洗濯装置40を簡単な構造とすることができ、コストの上昇も招かない。
なお、回転軸46は、長手側面41cに対して傾斜していたが、これには限定されない。例えば、回転軸46は、長手側面41bに対して傾斜されてもよい。長手側面41bは、攪拌翼42から遠い部分を、回転軸46と傾斜させれば、上述した美観上の不都合を避けることができる。さらに、回転軸46と傾斜した長手側面41bの部分が、洗濯物の回転を変化させるので、より一層洗浄力が向上する。
【0040】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の一部断面正面図である。図6は図5の副洗濯装置40の左側面断面図である。本実施の形態では、洗濯槽41の形状と、洗濯槽41に対する回転軸46の取り付け状態とが、第1の実施の形態と異なっている。なお、第1の実施の形態にかかる部分と同様の部分については、同じ符号を付して説明を省略したが、後述する他の実施の形態についても同様である。
【0041】
以下、詳細に説明する。
洗濯槽41の長手側面同士は、平面視で平行に配置されている。また、短側面同士も、平面視で平行に配置されている。洗濯槽41の対向する一対の長手側面41b,41c及び対向する一対の短側面41d,41eは、底面41aに対して、傾斜して設けられている。傾斜角度は、鉛直方向に対して数度、例えば2度が設定され、洗濯槽41内の上部部分が、洗濯槽41内の下部部分よりも、幅広になるようにされている。すなわち、(両長手側面の上部同士の間隔L2)>(両長手側面の下部同士の間隔L3)、(両短側面の上部同士の間隔L4)>(両短側面の下部同士の間隔L5)である。
【0042】
このように、洗濯槽41は、対向する側面同士が傾斜しているので、側面の上部と下部との間隔差を、第1の実施の形態の洗濯槽41に比べて大きくすることができる。従って、洗濯槽41の幅を異ならせて洗浄力を向上する効果を、より一層効果的に得ることができる。また、洗濯槽41は、前部と後部とで同じ幅であるので、攪拌翼42の回転方向が異なっても同等の洗浄効果を得られる。また、洗濯槽41は、第1の実施の形態よりも平面形状を長方形に近づけたので、スペース効率がより一層高い。また、このような下部の狭い洗濯槽41の形状は、洗濯槽41をプラスチック等の樹脂材料で成形する場合に、製造しやすく、コストを低減するうえで好ましい。
【0043】
また、回転軸46は、その軸線が、長手側面41bの取付部41iの法線に平行に取り付けられている。一方、回転軸46は、水平方向及び長手側面41cの法線に対して傾いている。従って、第1の実施形態で述べた洗浄力の向上効果がある。
次に、第3の実施の形態について説明する。
【0044】
図7は、本発明の第3の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の一部断面正面図である。図8は図7の副洗濯装置40の左側面断面図である。本実施の形態では、洗濯槽41の各短側面に凸条41kが設けられたことと、管51からの給水を攪拌翼42に注がれるように水路53が設けられたこととが、第1の実施の形態と異なっている。
【0045】
以下、詳細に説明する。
洗濯槽41の各側面は、底面41aに対してほぼ垂直に設けられている。
攪拌翼42は、回転軸46を長手側面41bに垂直にして設けられている。
凸条41kは、洗濯槽41の一対の短側面41d,41eに、上下に延びて断面半円形で複数が形成されている。凸条41kは、洗濯槽41内の洗濯物が沿うことのできるように、洗濯槽41の上部から、凹湾曲面41fにかけて形成されている。凸条41kは、洗濯槽41内を移動する洗濯物を上下方向に確実に案内し、その際、左右方向への移動を抑制するので、布絡みを抑えることができる。従って、洗濯物をむらなく洗浄することができる。なお、凸条41kは凹条としてもよい。
【0046】
水路53は、洗濯槽41の長手側面41b内に上下に延びて形成されている。水路53の上端部は、管51に接続されている。また、水路53の下端部は、凹部41gの上部で、攪拌翼42の円板42aの上端部の上方に広がって、開口している。管51から給水された洗浄水は、水路53を通り、開口から広がりながら攪拌翼42の上端部に万遍なく注がれる。そして、攪拌翼42の表面及び裏面並びに、凹部41g内を下方へ流れる(矢印F4〜F7)。この際、攪拌翼42や凹部41gに付着した洗剤や砂等を流し落とすことができる。
【0047】
また、凹部41gの下端部に、洗濯槽41内に向かって下がった傾斜面41mが形成されている。それゆえ、上述のように流し落とされた砂等を、凹部41g内に溜まることなく、確実に洗濯槽41内の下部へ落とすことができる。
このように、砂等を容易に除去できるので、使い勝手が良い。
次に、第4の実施の形態について説明する。
【0048】
図9は、本発明の第4の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の一部断面正面図である。図10は図9の副洗濯装置40の右側面断面図である。本実施の形態では、洗濯槽41内に、渦巻き状の突起72が設けられたことが、第1の実施の形態と異なっている。
以下、詳細に説明する。
【0049】
洗濯槽41の各側面は、底面41aに対してほぼ垂直に設けられている。
攪拌翼42は、回転軸46を長手側面41bに垂直にして設けられている。
突起72は、長手側面41cに沿って長手側面41cと一体に形成されている。突起72は、複数、例えば、4箇所に形成されている。各突起72は、長手側面41cの中心付近から、長手側面41cの周縁部に向けて湾曲状に延びている。各突起72の延びる方向は、長手側面41cの中心から放射状に延びる方向に対して傾斜しており、傾斜角度は、中心寄りほど小さく、各突起72は、同じ角度で傾斜している。各突起72は、洗濯物が沿うことによってより中心寄りに移動できる湾曲の中心側の凹側面部分72aと、洗濯物が沿うことによって中心から遠ざかるように移動できる湾曲の中心から遠い側の凸側面部分72bとを備えている。
【0050】
次に動作を説明する。例えば、洗濯槽41内の洗濯物が、攪拌されて図10で反時計回りに回転すると、洗濯物は、突起72に当たり、渦巻き状の突起72の凹側面部分72aに沿って中心寄りに移動することができるので(矢印M1)、攪拌力の強い洗濯槽41の中央部で洗われて、その結果、洗浄力がより一層向上する。また、洗濯物が、図10で時計回りに回転すると、突起72の凸側面部分72bに沿って中心から遠ざかって移動することができるので(矢印M2)、洗濯槽41内で分散されて、ほぐれやすく、むらなく洗われる。
【0051】
また、突起72は、湾曲しているので、滑らかに洗濯物を沿わせることができ、また凸状であるので、洗濯物を沿わせやすい。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図11は、本発明の第5の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の左側面断面図である。本実施の形態では、攪拌翼42の突起部42bの形状が、第4の実施の形態と異なっている。
【0052】
以下、詳細に説明する。
突起部42bは、突起72と略同形状の渦巻き状に、攪拌翼42の中心付近から周縁部に向けて湾曲状に延びて、複数、例えば、4箇所に形成されている。各突起部42bは、洗濯物が沿うことによってより中心寄りに移動できる湾曲の中心側の凹側面部分42mと、洗濯物が沿うことによって中心から遠ざかるように移動できる湾曲の中心から遠い側の凸側面部分42nとを備えている。なお、図11には対向する突起72が一点鎖線で図示されている。
【0053】
次に動作を説明する。
攪拌翼42が回転すると、突起部42bは、洗濯物や洗浄水を、進行方向に押し動かすだけでなく、突起部42bに沿わせて動かし、このとき、洗濯物や洗浄水を洗濯槽41の中心部に、または洗濯槽41の中心から遠ざかって移動させることができる。例えば、攪拌翼42が図11で時計回りに回転すると(矢印M3)、攪拌翼42に接近している洗濯物は、凹側面部分42mに沿って中心寄りに移動する(矢印M4)。同時に、長手側面41cに接近している洗濯物は、突起72の凹側面部分72aに沿って中心寄りに移動する(矢印M5)。従って、洗濯物は、攪拌力の強い洗濯槽41の中央部で洗われて、その結果、洗浄力がより一層向上する。
【0054】
また、攪拌翼42が逆向きに回転すると、洗濯物は、洗濯槽41内で、突起部42bの凸側面部分42n及び突起72の凸側面部分72bに沿って中心から遠ざかって移動することができるので、洗濯槽41内で分散されて、ほぐれやすく、むらなく洗われる。
このように、洗濯物は、攪拌翼42の反転とともに、中央に向かったり、遠ざかってほぐされて、揉み洗いされる。
【0055】
次に、第6の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第6の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の左側面断面図である。本実施の形態では、攪拌翼42の突起部42bの形状が、第5の実施の形態と異なっている。
以下、詳細に説明する。
【0056】
突起部42bは、図11に示した突起部42bの形状と、渦巻きの方向が逆向きに形成されている。
次に動作を具体的に説明する。
攪拌翼42が図12で時計回りに回転すると(矢印M6)、攪拌翼42に接近している洗濯物は、凸側面部分42nに沿って中心から遠ざかって移動する(矢印M7)。同時に、長手側面41cに接近している洗濯物は、突起72の凹側面部分72aに沿って中心寄りに移動する(矢印M8)。従って、洗濯物は、進行方向に向かって右回りに捩じれつつよく攪拌される。
【0057】
また、攪拌翼42が逆向きに回転すると、洗濯物は、洗濯槽41内で、突起部42bの凹側面部分42m及び突起72の凸側面部分72bに沿って、進行方向に向かって右回りに捩じれつつ(進行方向が逆なので、捩じれは解消される。)、よく攪拌される。その結果、洗浄力が向上する。
なお、突起72は、洗濯槽41内で長手側面に沿ってあればよい。例えば、第5及び第6の実施の形態で突起部42bとして示したように、突起72と同等のものが、攪拌翼42に形成されていてもよい。
【0058】
次に、第7の実施の形態について説明する。
図13は、本発明の第7の実施の形態にかかる攪拌翼42の左側面図である。図14は、図13の攪拌翼42の正面断面図である。本実施の形態では、攪拌翼42は水飛び規制リブ42oを備えていることが、第1の実施の形態と異なっている。
【0059】
水飛び規制リブ42oは、攪拌翼42の円板42aの外周部に沿って、軸方向に洗濯槽41内方へ突出して形成されている。攪拌翼42が回転して、洗浄水が遠心力を受けて径方向に飛び出す際に、洗浄水は水飛び規制リブ42oに当たるので、水飛び規制リブ42oは洗浄水の飛ぶ方向を変化させることができる(図14の矢印参照)。その結果、水飛びを抑制することができる。水飛び規制リブ42oは、突起部42bよりも外周寄りに円板42aの全周に形成されている。それゆえ、攪拌翼42の回転角度に関わらず水飛びを抑制することができる。
【0060】
このように、水飛びを抑制できるので、使い勝手が向上する。特に、攪拌翼42が洗濯槽41の側面にある洗濯機では、攪拌翼42の一部が水面上にあると、水飛びが生ずる場合があるので、使い勝手の向上にとって好ましい。
なお、水飛び規制リブ42oは、図15の右側面図に示すように、突起部42bと連続して形成されてもよく、また、円板42aの外周部の一部に形成されていても構わない。図16は、図15の突起部42bのX方向矢視図である。水飛び規制リブ42oは、突起部42bの端面42cが、攪拌翼42の外周に沿って延びて形成されている。
【0061】
また、水飛び規制リブ42oは、攪拌翼42と別体で形成されて、攪拌翼42に取り付けられてもよい。
なお、上述した各実施の形態は、互いに組み合わせ可能である。例えば、第2の実施形態の洗濯槽41に、第1の実施形態に示した凹部41gに斜めに取り付けられた攪拌翼42が設けられてもよい。また、第1、第2の実施形態の洗濯槽41に、第3の実施形態で示した凸条41kを設けてもよいし、また、第3の実施形態で示したように攪拌翼42の上方に洗浄水を導くようにしてもよい。また、第4〜第6の実施の形態を、第1〜第3の実施の形態での副洗濯装置40において実施してもよい。特に、第6の実施の形態の洗濯槽41に、第3の実施の形態で示した凸条42kが設けられている場合には、洗濯物は、捩じられる際に凸条42kと交差して移動し、より大きな表面で擦られて、洗浄力が向上する。また、第1〜第3の実施形態において、攪拌翼42を第5の実施形態に示した渦巻き状の突起部42bを有するものとしてもよく、この場合には、第4の実施形態に比べて、洗濯槽41を簡単化しつつ、同様の効果を得ることができる。また、第7の実施形態で示した水飛び規制リブ42oを、第1〜第6の各実施形態の攪拌翼42に適用してもよい。
【0062】
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0063】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、水飛び規制リブは、攪拌翼の回転とともに飛び出す洗浄水に当たって、洗浄水の飛ぶ方向を変化させるので、水飛びを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる洗濯機を副洗濯装置に適用した二槽式洗濯機の概略構成の正面断面図である。
【図2】図1に示す副洗濯装置の一部断面左側面図である。
【図3】図1に示す副洗濯装置の一部断面正面図である。
【図4】図1に示す副洗濯装置の一部断面平面図である
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置40の一部断面正面図である。
【図6】図5に示す副洗濯装置の左側面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置の一部断面正面図である。
【図8】図7に示す副洗濯装置の左側面断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置の一部断面正面図である。
【図10】図9に示す副洗濯装置の右側面断面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置の左側面断面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態にかかる洗濯機を適用した副洗濯装置の左側面断面図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態にかかる洗濯機の攪拌翼の左側面図である。
【図14】図13に示す攪拌翼の正面断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態にかかる洗濯機の攪拌翼の左側面図である。
【図16】図15に示す攪拌翼のX方向矢視図である。
【符号の説明】
41 洗濯槽
41b,41c 長手側面
41d,41e 短側面
41j 段差
42 攪拌翼
42a 円板
42b 突起部
42o 水飛び規制リブ
46 回転軸(中心軸)
L2,L3 間隔(長手側面同士の間隔)
VL 法線
72 突起[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a washing machine. In particular, the present invention relates to a washing machine provided with a stirring blade for stirring washing water and laundry on a side surface of a washing tub.
[0002]
[Prior art]
The present applicant has proposed a washing machine having a configuration in which a stirring wing is provided on a side surface of a washing tub (for example, Japanese Patent Application No. 7-224214). In such a washing machine, the planar shape of the washing tub can be made to be a rectangle having a side surface provided with the stirring blade as a longitudinal side surface. By taking advantage of this, a small washing machine that could not be realized by a conventional washing machine, for example, a washing machine having a narrow width or a washing machine having a plurality of washing tubs within the width of a standard washing pan. Machine can be realized.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a small washing machine, it is preferable for the washing machine to improve the washing power without increasing the size of the washing machine. In addition, it is desired to avoid an increase in the cost of the washing machine.
In addition, the stirring blades and the supporting portions on the side surfaces of the washing tub receive a greater load than when the stirring blades are on the bottom surface of the washing tub. In order to withstand such a load, it is not preferable that the size of the washing machine is increased and the cost is increased.
[0004]
Therefore, a main object of the present invention is to provide a washing machine having a high detergency and having a stirring blade on a side surface of a washing tub.
Another object of the present invention is to provide a small-sized washing machine having a stirring wing on a side surface of a washing tub.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the washing machine of the invention according to
A washing tub for washing, having a pair of long side surfaces and a pair of short side surfaces, having a substantially rectangular planar shape partitioned by each side, containing washing water and laundry,
Washing, provided on a longitudinal side surface in the washing tub such that a central axis thereof intersects the longitudinal side surface, and having a disk that rotates or rotates about the central axis, and a protrusion protruding from the disk surface. With stirring blades for stirring water and laundry,
The stirrer blades are provided along the outer periphery of the stirrer and protrude into the washing tub. When the stirrer blades rotate and the washing water receives a centrifugal force and rushes out in the radial direction, the water splashing control is performed. With ribsIt is characterized by the following.
[0013]
According to this configuration,It has the following functions. That is, when the agitating blade rotates and the washing water jumps out in the radial direction due to the centrifugal force, the washing water hits the water splash regulating rib, so that the washing water flying direction can be changed. As a result, water splash can be suppressed.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
The washing machine of the present invention is provided with stirring blades on the side of the washing tub, and as described in the section of the prior art, can be configured as a new washing machine that cannot be realized by the conventional washing machine. As a preferred example, a two-tub washing machine having a plurality of washing devices will be described. The washing machine of the present invention is applied to the sub-washing device in the two-tub washing machine. The washing machine of the present invention is not limited to being applied to such a two-tub washing machine, and may be configured as a single washing machine.
[0015]
FIG. 1 is a front sectional view of a schematic configuration of a two-tub washing machine to which the washing machine according to the first embodiment of the present invention is applied. In the following description, directions are described with reference to a front view, unless otherwise specified.
The two-
[0016]
The washing machine of the present invention is applied to the
The
[0017]
A
[0018]
Further, in order to drain the water from the
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The washing water and the laundry stored in the
Hereinafter, each part will be described in detail.
FIG. 2 is a partially sectional left side view of the
[0022]
The
The
[0023]
The stirring
By the way, when the water surface in the
[0024]
FIG. 3 is a partial sectional front view of the
[0025]
The protruding
[0026]
By the way, when the stirring
[0027]
The disk 42 a is formed so that the diameter is longer than the interval between the longitudinal side surfaces of the
The disk 42a is formed such that a portion closer to the center protrudes inward of the
[0028]
The
[0029]
The boss 42i protrudes in the axial direction to substantially the same extent as the
[0030]
Thus, the strength of the boss portion 42i and the
[0031]
The bearing
The
[0032]
The rotating
[0033]
In addition, since the rotating
[0034]
Further, even if the
The
[0035]
Referring to FIGS. 2 and 3, a specified water level H is set in
[0036]
In the
[0037]
Next, the operation of the
The stirring
At this time, since the rotating
[0038]
In addition, since the interval between the longitudinal side surfaces is relatively wider at intervals above the
Further, since the rotating
[0039]
As described above, according to the present embodiment, the washing power can be improved by inclining the rotating
The
[0040]
Next, a second embodiment will be described.
FIG. 5 is a partially sectional front view of a
[0041]
The details will be described below.
Longitudinal side surfaces of the
[0042]
As described above, since the opposed sides of the
[0043]
Further, the
Next, a third embodiment will be described.
[0044]
FIG. 7 is a partially sectional front view of a
[0045]
The details will be described below.
Each side surface of the
The stirring
A plurality of
[0046]
The
[0047]
Further, an
As described above, since sand and the like can be easily removed, the usability is good.
Next, a fourth embodiment will be described.
[0048]
FIG. 9 is a partially sectional front view of a
The details will be described below.
[0049]
Each side surface of the
The stirring
The
[0050]
Next, the operation will be described. For example, when the laundry in the
[0051]
In addition, since the
Next, a fifth embodiment will be described.
FIG. 11 is a left side sectional view of an
[0052]
The details will be described below.
The
[0053]
Next, the operation will be described.
When the
[0054]
Further, when the stirring
In this way, the laundry is rubbed with the reversal of the
[0055]
Next, a sixth embodiment will be described.
FIG. 12 is a left side sectional view of an
The details will be described below.
[0056]
The
Next, the operation will be specifically described.
When the
[0057]
When the
Note that the
[0058]
Next, a seventh embodiment will be described.
FIG. 13 is a left side view of the
[0059]
The water splash regulating rib 42o is formed to protrude inward in the
[0060]
As described above, the water splash can be suppressed, so that the usability is improved. In particular, in a washing machine in which the
As shown in the right side view of FIG. 15, the water splash control rib 42o may be formed continuously with the
[0061]
Further, the water splash control rib 42o may be formed separately from the stirring
The embodiments described above can be combined with each other. For example, the
[0062]
In addition, various design changes can be made without changing the gist of the present invention.
[0063]
【The invention's effect】
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view of a schematic configuration of a two-tub washing machine in which a washing machine according to a first embodiment of the present invention is applied to a sub-washing device.
FIG. 2 is a partially sectional left side view of the sub-washing device shown in FIG.
FIG. 3 is a partially sectional front view of the sub-washing device shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a partially sectional plan view of the sub-washing device shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a partially sectional front view of a
FIG. 6 is a left side sectional view of the auxiliary washing device shown in FIG. 5;
FIG. 7 is a partially sectional front view of a sub-washing device to which a washing machine according to a third embodiment of the present invention is applied.
8 is a left side sectional view of the sub-washing device shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a partially sectional front view of a sub-washing device to which a washing machine according to a fourth embodiment of the present invention is applied.
FIG. 10 is a right side sectional view of the sub-washing device shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a left side sectional view of a sub-washing device to which a washing machine according to a fifth embodiment of the present invention is applied.
FIG. 12 is a left side sectional view of a sub-washing device to which a washing machine according to a sixth embodiment of the present invention is applied.
FIG. 13 is a left side view of a stirring blade of a washing machine according to a seventh embodiment of the present invention.
14 is a front sectional view of the stirring blade shown in FIG.
FIG. 15 is a left side view of a stirring blade of a washing machine according to another embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a view of the stirring blade shown in FIG.
[Explanation of symbols]
41 washing tub
41b, 41c Long side
41d, 41e short side
41j step
42 stirring blade
42a disk
42b protrusion
42o Water splash control rib
46 Rotation axis (center axis)
L2, L3 interval (interval between longitudinal side surfaces)
VL normal
72 protrusion
Claims (1)
洗濯槽内の長手側面に、その中心軸が長手側面と交差するように設けられ、中心軸を中心に回転または回動する円板、及び円板表面に突設された突起部を有する、洗浄水及び洗濯物を攪拌するための攪拌翼とを備え、
攪拌翼は、その外周部に沿って設けられた、洗濯槽内方へ突出し、攪拌翼が回転して、洗浄水が遠心力を受けて径方向に飛び出す際に、洗浄水が当たる水飛び規制リブを備えたことを特徴とする洗濯機。A washing tub for washing, having a pair of long sides and a pair of short sides, having a substantially rectangular planar shape defined by each side, containing washing water and laundry,
Washing, provided on a longitudinal side surface in a washing tub such that a central axis thereof intersects with the longitudinal side surface, and having a disk that rotates or rotates about the central axis, and a protrusion protruding from the disk surface. With stirring blades for stirring water and laundry,
The agitating blade protrudes into the washing tub provided along the outer periphery thereof, and when the agitating blade rotates and the washing water is subjected to centrifugal force and rushes out in the radial direction, water splashing control is performed. A washing machine comprising a rib .
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