JP3499916B2 - 高分子固体電解質電池とその製造方法 - Google Patents
高分子固体電解質電池とその製造方法Info
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Description
物質層との間に高分子固体電解質を配設している高分子
固体電解質電池に関する。
く、しかも自己放電が少なくて長期保存ができる等の優
れた特性を備える。この特性が生かされて時計、電卓、
カメラ等の駆動電源及びICのバックアップ電源等に用
いられている。
解質(電解液)を用いている。しかしながら、液体の電
解質を使用する電池は、長期間にわたる使用中に漏液が
発生したり、枯渇により電解質が減少するという問題が
ある。高分子固体電解質を使用したリチウム電池にはこ
のような欠点はない。このような特長が生かされて、高
分子固体電解質は、電池から、コンデンサー、エレクト
ロクロミック表示素子などの電気化学素子に多く使用さ
れている。高分子固体電解質を使用することによって素
子を小型・軽量化することができる。さらに高分子固体
電解質を使用した素子は耐漏液性があって、信頼性の高
い素子とすることができる。このため、近年、固体電解
質に関する研究開発が活発に行なわれている。
電解質では実現できない優れた特長を有する反面、これ
を電池に使用すると電極に理想的な状態で接触させるこ
とが難しい。液状の電解質のように流動しないからであ
る。高分子固体電解質と電極との接触状態は、電池性能
に影響を与える。両者の接触状態が悪いと、高分子固体
電解質と電極との接触抵抗が大きくなって電池の内部抵
抗が大きくなる。さらに、高分子固体電解質と電極との
間で理想的な状態でイオンを移動させることができず、
電池容量も小さくなる。したがって、高分子固体電解質
を使用する電池は、高分子固体電解質を電極の活物質層
に十分に密着させることが極めて大切である。
に、高分子固体電解質を添加した正極コンポッジットを
用いることが特開平2−40867号公報に記載され
る。この公報に記載される電池は、高分子固体電解質の
一部を正極活物質層に混合することによって、高分子固
体電解質と正極活物質層との電気的な接触状態を改善す
ることができる。
報に記載される方法は、高分子固体電解質を添加した正
極コンポッジットを使用して正極板を製作し、この正極
板に高分子固体電解質を積層して製作するので、正極板
と高分子固体電解質との接触状態を理想的な状態にする
ことができない。とくに、表面に凹凸のある固体電解質
層を、正極活物質層に積層すると、両者の密着性が悪
く、有効反応面積が電池によってばらついて充分に内部
抵抗の小さい電池にすることができない。このため、こ
の構造の高分子固体電解質電池は、最大電流を大きくす
ることができず、容量を大きくすることが難しい欠点が
ある。
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、高分子固
体電解質と正極活物質層との電気的な接触状態を良好に
できる高分子固体電解質電池とその製造方法とを提供す
ることにある。
質電池とその製造方法は、前述の目的を達成するために
下記の構成を備える。高分子固体電解質電池は、負極活
物質層と正極活物質層との間に高分子固体電解質を配設
しているもので、下記の独得の構成によって、高分子固
体電解質と正極活物質層との接触状態を改善している。
電解質が、高分子化合物と溶質と溶媒とを含むモノマー
組成物を正極活物質層に含浸させて重合させたもので、
モノマー組成物の溶質が、LiN(CF 3 SO 2 ) 2 、
とLiC(CF 3 SO 2 ) 3 から選ばれた少なくとも
1種である。正極活物質層に積層された高分子固体電解
質は、その一部が正極活物質層に含浸されて重合されて
いる。
分子固体電解質電池は、正極活物質層に、マンガン系酸
化物、又はコバルト系酸化物を使用している。また請求
項3に記載される高分子固体電解質電池は、高分子化合
物に、ウレタン系、メタクリレート系、アクリレート系
から選ばれた少なくとも1種のものを使用する。
池の製造方法は、高分子化合物と溶質と溶媒とを含むモ
ノマー組成物を前記の正極活物質層に積層して含浸さ
せ、その後にモノマー組成物を重合させて、正極活物質
層に積層された高分子固体電解質を製作すると共に、モ
ノマー組成物の溶質に、LiN(CF 3 SO 2 ) 2 とL
iC(CF 3 SO 2 ) 3 から選ばれた少なくとも1種
を使用する。
池の製造方法は、正極活物質層に、マンガン系酸化物、
又はコバルト系酸化物を使用し、請求項6に記載の高分
子固体電解質電池の製造方法は、高分子化合物に、ウレ
タン系、メタクリレート系、アクリレート系から選ばれ
た少なくとも1種のものを使用する。
電解質にモノマー組成物を使用する。モノマー組成物は
ゲル状をしている。ゲル状のモノマー組成物を正極活物
質層に積層して高分子固体電解質とすると共に、正極活
物質層に積層したモノマー組成物の一部を正極活物質層
に含浸させる。正極活物質層に積層され、その一部が正
極活物質層に含浸されたモノマー組成物は、積層状態で
重合されて高分子固体電解質となる。
方法は、以上のように、正極活物質層に含浸されたモノ
マー組成物と、正極活物質層に積層されたモノマー組成
物とを重合させるので、正極活物質層と高分子固体電解
質層を十分に密着させることが可能である。また、モノ
マー/正極界面を増大させて電池性能を向上できる。
以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するた
めの高分子固体電解質電池とその製法とを例示するもの
であって、本発明は高分子固体電解質電池とその製造方
法とを下記のものに特定しない。
ものではない 。図1は、シート状の高分子固体電解質電
池の断面図である。この図において、1はアルミニウム
等により形成される金属箔である正極集電体、2は正極
集電体の表面に積層された正極活物質層、3は正極活物
質層2と負極活物質層4との間に配設された高分子固体
電解質層、4は負極活物質層、5は負極集電体、そして
6はホットメルトである。
ラファイト:ケッチェンブラックを、重量比で9:3:
2に混合して正極合剤とする。スピネルマンガンは、水
酸化リチウムと炭酸マンガンを焼成して作成したもので
ある。この正極合剤に対して、ポリフッ化ビニリデン
(PvdF)が5重量%になるように、あらかじめ用意
しておいたPvdF−Nメチルピロリドン溶液を混合す
る。このようにして、粘度が1000CPSであるスラ
リーを製作する。
に上記のスラリーを塗布して、正極活物質層2を作成し
た。作成した正極活物質層2の厚みは100μmとし
た。なお、正極活物質層2は、図1の断面図に示すよう
に、正極集電体の外周端面1bを残すようにして、正極
集電体の表面1aに塗布している。
ス(Ar:CO2=80リットル:20リットル)中で
作成したリチウム−アルミニウムである。リチウム−ア
ルミニウムのアルミニウム含有率は、0.1重量%であ
る。この負極活物質層4を、ヘアーライン加工されたス
テンレスである負極集電体5上に圧着して負極とする。
あるウレタン/エチレングリコール(分子量:500)と、
溶質である四フッ化ホウ素リチウムと、溶媒であるプロ
ピレンカーボネートとを、重量比で3:1:4の割合に
混合したモノマー組成物を重合させたものである。
子固体電解質のイオン導電率は、2.0×10−3S/
cmであった。イオン導電率は、モノマー組成物を重合
させて薄膜化したものをリチウム金属で挟んで、複素イ
ンピーダンス法により測定した。
2の表面に塗布してその一部を正極活物質層2に含浸さ
せる。含浸させた後、正極活物質層2の表面に残存する
モノマー組成物の膜厚を25μmに調整する。25μm
に膜厚調整されたモノマー組成物は、重合されて高分子
固体電解質3となる部分である。その後、正極活物質層
に含浸されたモノマー組成物と、正極活物質層の表面に
積層されるモノマー組成物の両方を加熱して熱重合させ
る。
活物質層/高分子固体電解質/リチウムーアルミニウム
/負極集電体を接触状態で積層し、正極集電体1と負極
集電体5の周縁をホットメルト6でシールして、図1に
示す断面構造のシート状高分子固体電解質電池を作成し
た。
1、正極活物質層2、負極活物質層4、負極集電体5は
具体例1と同様のものを使用して高分子固体電解質電池
を製作する。
あるウレタン/エチレングリコール(分子量:500)と、
溶質であるリチウムスルホンイミド(LiN(CF3S
O2)2)と、溶媒であるプロピレンカーボネートと
を、重量比で3:1:4に混合したモノマー組成物を重
合させたものである。この組成のモノマー組成物を重合
させた高分子固体電解質のイオン導電率は、5.0×1
0−3S/cmであった。イオン導電率は、具体例1と
同様にして測定した。
じように、下記のようにして正極活物質層2に積層して
高分子固体電解質3とする。正極活物質層2の表面にゲ
ル状のモノマー組成物を塗布してその一部を正極活物質
層2に含浸させる。含浸させた後、正極活物質層2の表
面に残存するモノマー組成物の膜厚を25μmに調整す
る。25μmに膜厚調整されたモノマー組成物は、重合
されて高分子固体電解質3となる部分である。その後、
正極活物質層に含浸されたモノマー組成物と、正極活物
質層の表面に積層されるモノマー組成物の両方を加熱し
て熱重合させる。
活物質層/高分子固体電解質/リチウムーアルミニウム
/負極集電体を接触状態で積層し、正極集電体1と負極
集電体5の周縁をホットメルト6でシールして、図1に
示す断面構造のシート状高分子固体電解質電池を作成し
た。
1、正極活物質層2、負極活物質層4、負極集電体5は
具体例1と同様のものを使用して高分子固体電解質電池
を製作する。
あるウレタン/エチレングリコール(分子量:500)と、
溶質であるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホ
キシル)メチド(LiC(CF3SO2)3)と、溶媒
であるプロピレンカーボネートとを、重量比で3:1:
4の割合で混合したモノマー組成物を重合したものであ
る。この組成のモノマー組成物を重合させた高分子固体
電解質のイオン導電率を、具体例1と同様の方法で測定
したところ、7.0×10−3S/cmであった。
じように、下記のようにして正極活物質層2に積層して
高分子固体電解質3とする。正極活物質層2の表面にゲ
ル状のモノマー組成物を塗布してその一部を正極活物質
層2に含浸させる。含浸させた後、正極活物質層2の表
面に残存するモノマー組成物の膜厚を25μmに調整す
る。25μmに膜厚調整されたモノマー組成物は、重合
されて高分子固体電解質3となる部分である。その後、
正極活物質層に含浸されたモノマー組成物と、正極活物
質層の表面に積層されるモノマー組成物の両方を加熱し
て熱重合させる。
活物質層/高分子固体電解質/リチウムーアルミニウム
/負極集電体を接触状態で積層し、正極集電体1と負極
集電体5の周縁をホットメルト6でシールして、図1に
示す断面構造のシート状高分子固体電解質電池を作成し
た。
1、正極活物質層2、負極活物質層4、負極集電体5は
具体例1と同様のものを使用して高分子固体電解質電池
を製作する。
のを使用する。ゲル状のモノマー組成物は、具体例1と
同じようにして、正極活物質層2の表面に塗布してその
一部を正極活物質層3に含浸させる。含浸させた後、正
極活物質層2の表面に残存するモノマー組成物の膜厚を
25μmに調整する。モノマー組成物を熱重合させるこ
となく、モノマー組成物を塗布した正極活物質層2に/
リチウムーアルミニウム/負極集電体5を接触状態で積
層し、その後、正極活物質層に含浸させたモノマー組成
物と、正極活物質層2に積層したモノマー組成物とを熱
重合させると共に、負極集電体5の周縁をホットメルト
6でシールして、図1に示す断面構造のシート状高分子
固体電解質電池を作成した。実施例3の高分子固体電解
質電池の製造方法は、実施例2の製造方法のように、モ
ノマー組成物を熱重合させた後に、負極活物質層を積層
するのではない。この実施例の製造方法は、モノマー組
成物を熱重合させる前に負極活物質層4を積層し、負極
活物質層4を積層してモノマー組成物を熱重合させるも
のである。
集電体5及びモノマー組成物は具体例1と同じものを使
用し、下記のようにモノマー組成物を正極活物質層2に
含浸させない以外具体例1と同様にして高分子固体電解
質電池を製作した。
正極活物質層2ではなくて負極活物質層4の表面に25
μmの膜厚となるよう塗布し、その後、モノマー組成物
を熱重合させて負極活物質層4に高分子固体電解質を積
層する。モノマー組成物は具体例1と同じ組成であるか
ら、このモノマー組成物を重合した高分子固体電解質の
イオン導電率は具体例1と同じように、2.0×10
−3S/cmである。高分子固体電解質3を積層した負
極活物質層4に正極活物質層2を積層して、正極集電体
/正極活物質層/高分子固体電解質/リチウムーアルミ
ニウム/負極集電体を接触状態で積層し、正極集電体1
と負極集電体5の周縁をホットメルト6でシールして、
図1に示す断面構造のシート状高分子固体電解質電池を
作成した。
2、3、及び比較例で製作した高分子固体電解質電池の
放電カーブを図2に示している。ただし、この図は試作
した高分子固体電解質電池を0.05mA/cm2にお
いて定電流放電したときの電圧カーブを示すものであ
る。この図から明かなように、本実施例の高分子固体電
解質電池は、比較例の電池に比較すると、優れた電圧特
性を示すと共に、放電容量を著しく増大できた。
ものではない 。以上の実施例の高分子固体電解質電池
は、正極活物質層2にマンガン酸化物系のスピネルマン
ガンを用いたが、正極活物質層2には、LiCoO2等
のコバルト系酸化物のものも使用できる。正極活物質層
2を、スピネルマンガンに代えて、LiCoO2を使用
する以外、具体例1、実施例1〜2と同じにして高分子
固体電解質電池を製作してその特性を測定した。
解質、すなわち、高分子化合物であるウレタン/エチレ
ングリコールと、溶質である四フッ化ホウ素リチウム
と、溶媒であるプロピレンカーボネートとを使用する具
体例2の高分子固体電解質電池は放電容量が12.4m
Ahであった。
ウレタン/エチレングリコールと、リチウムスルホンイ
ミド(LiN(CF3SO2)2)と、プロピレンカー
ボネートを使用する実施例4の高分子固体電解質電池
は、放電容量が13.1mAhであった。
であるウレタン/エチレングリコールと、リチウムトリ
ス(トリフルオロメタンスルホキシル)メチド(LiC
(CF3SO2)3)と、プロピレンカーボネートとを
使用する実施例5の高分子固体電解質電池は放電容量が
13.6mAhであった。
固体電解質の高分子化合物にウレタン系のものを使用し
たが、本発明は高分子固体電解質の高分子化合物をウレ
タン系のものに特定せず、例えば、メタクリート系、ア
クリレート系等のモノマーでも同様の結果を得ることが
できた。
て、高分子固体電解質の高分子化合物であるウレタン/
エチレングリコールに代わって、メタクリレート/エチ
レングリコールを使用する以外、具体例1と実施例1〜
2と同様にして高分子固体電解質電池を製作した。
を測定した結果、高分子固体電解質に、高分子化合物で
あるメタクリレート/エチレングリコールと、溶質であ
る四フッ化ホウ素リチウムと、溶媒であるプロピレンカ
ーボネートとを使用する具体例3の高分子固体電解質電
池は放電容量が12.2mAhであった。
/エチレングリコールと、リチウムスルホンイミド(L
iN(CF3SO2)2)と、プロピレンカーボネート
を使用する実施例6の高分子固体電解質電池は放電容量
が13.2mAhであった。
ト/エチレングリコールと、リチウムトリス(トリフル
オロメタンスルホキシル)メチド(LiC(CF3SO
2)3)と、プロピレンカーボネートとを使用する実施
例7の高分子固体電解質電池は放電容量が13.6mA
hであった。
るものではない 。さらにまた、具体例1と実施例1〜2
に製造方法において、高分子固体電解質に使用される高
分子化合物をウレタン/エチレングリコールに代わっ
て、アクリレート/エチレングリコールを使用する以
外、具体例1と実施例1〜2と同様にして高分子固体電
解質電池を製作した。
を測定した結果、高分子固体電解質にアクリレート/エ
チレングリコールと、四フッ化ホウ素リチウムと、プロ
ピレンカーボネートとを使用する具体例4の高分子固体
電解質電池は放電容量が12.3mAhであった。
エチレングリコールと、リチウムスルホンイミド(Li
N(CF3SO2)2)と、プロピレンカーボネートを
使用する実施例8の高分子固体電解質電池は放電容量が
13.1mAhであった。
ート/エチレングリコールと、リチウムトリス(トリフ
ルオロメタンスルホキシル)メチド(LiC(CF3S
O2)3)と、プロピレンカーボネートとを使用する実
施例9の高分子固体電解質電池は放電容量が13.6m
Ahであった。
るものではない。具体例1と実施例1〜2 の製造方法に
おいて、高分子固体電解質に高分子化合物として使用さ
れるウレタン/エチレングリコールに代わって、メタク
リレート/エチレングリコールを使用すると共に、正極
活物質層を、具体例1と実施例1〜2のスピネルマンガ
ンに代えて、LiCoO2を使用する以外、具体例1と
実施例1〜2と同じにして高分子固体電解質電池を製作
した。
を測定した結果、高分子固体電解質にメタクリレート/
エチレングリコールと、四フッ化ホウ素リチウムと、プ
ロピレンカーボネートとを使用する具体例5の高分子固
体電解質電池は放電容量が12.2mAhであった。
/エチレングリコールと、リチウムスルホンイミド(L
iN(CF3SO2)2)と、プロピレンカーボネート
を使用する実施例10の高分子固体電解質電池は放電容
量が13.1mAhであった。
ト/エチレングリコールと、リチウムトリス(トリフル
オロメタンスルホキシル)メチド(LiC(CF3SO
2)3)と、プロピレンカーボネートとを使用する実施
例11の高分子固体電解質電池は放電容量が13.7m
Ahであった。
るものではない 。さらにまた、具体例1と実施例1〜2
の製造方法において、高分子固体電解質に高分子化合物
として使用されるウレタン/エチレングリコールに代わ
って、アクリレート/エチレングリコールを使用すると
共に、正極活物質層を、具体例1と実施例1〜2のスピ
ネルマンガンに代えて、LiCoO2を使用する以外、
具体例1と実施例1〜2と同じにして高分子固体電解質
電池を製作した。
を測定した結果、高分子固体電解質にアクリレート/エ
チレングリコールと、四フッ化ホウ素リチウムと、プロ
ピレンカーボネートとを使用する具体例6の高分子固体
電解質電池は放電容量が12.2mAhであった。
エチレングリコールと、リチウムスルホンイミド(Li
N(CF3SO2)2)と、プロピレンカーボネートを
使用する実施例12の高分子固体電解質電池は放電容量
が13.1mAhであった。
ート/エチレングリコールと、リチウムトリス(トリフ
ルオロメタンスルホキシル)メチド(LiC(CF3S
O2)3)と、プロピレンカーボネートとを使用する実
施例13の高分子固体電解質電池は放電容量が13.5
mAhであった。
造方法は、ゲル状のモノマー組成物を正極活物質層に積
層してモノマー組成物の一部を正極活物質層に含浸さ
せ、正極活物質層に含浸させたモノマー組成物と正極活
物質層の表面に積層したモノマー組成物とを重合して、
正極活物質層に密着して高分子固体電解質を積層状態に
製作する。このようにして製作される高分子固体電解質
は、正極活物質層と高分子固体電解質層とが十分に密着
されて、両者の電気的な接触状態が極めて良好になり、
モノマー/正極界面が増大して電池性能を著しく改善で
きる極めて優れた特長がある。
と比較例の電池の電圧特性を示すグラフ
表面 1b…正極集電体の外周端面 2…正極活物質層 3…高分子固体電解質 4…負極活物質層 5…負極集電体 6…ホットメルト
Claims (6)
- 【請求項1】 負極活物質層と正極活物質層との間に高
分子固体電解質が配設されている高分子固体電解質電池
において、 前記の正極活物質層に積層された高分子固体電解質が、
高分子化合物と溶質と溶媒とを含むモノマー組成物を正
極活物質層に含浸させて重合させたもので、前記モノマー組成物の溶質が、LiN(CF 3 SO 2 )
2 とLiC(CF 3 SO 2 ) 3 から選ばれた少なくとも
1種である ことを特徴とする高分子固体電解質電池。 - 【請求項2】 前記正極活物質層が、マンガン系酸化物
又はコバルト系酸化物であることを特徴とする請求項1
に記載の高分子固体電解質電池。 - 【請求項3】 前記高分子化合物が、ウレタン系、メタ
クリレート系、アクリレート系から選ばれた少なくとも
1種であることを特微とする請求項1に記載の高分子固
体電解質電池。 - 【請求項4】 負極活物質層と正極活物質層の間に高分
子固体電解質を配設してなる高分子固体電解質電池の製
造方法において、 高分子化合物と溶質と溶媒とを含むモノマー組成物を前
記の正極活物質層に積層して含浸させ、その後にモノマ
ー組成物を重合させて、正極活物質層に積層された高分
子固体電解質を製作すると共に、前記モノマー組成物の
溶質に、LiN(CF 3 SO 2 ) 2 とLiC(CF 3 S
O 2 ) 3 から選ばれた少なくとも1種を使用すること
を特微とする高分子固体電解質電池の製造方法。 - 【請求項5】 前記正極活物質層に、マンガン系酸化物
又はコバルト系酸化物を使用することを特徴とする請求
項4に記載の高分子固体電解質電池の製造方法。 - 【請求項6】 前記高分子化合物に、ウレタン系、メタ
クリレート系、アクリレート系から選ばれた少なくとも
1種のものを使用することを特微とする請求項4に記載
の高分子固体電解質電池の製造方法。
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