JP3375898B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
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Description
子形態を制御することにより、正極活物質の抵抗低減、
ひいては内部抵抗の低減を実現し、大電流放電を可能な
らしめたリチウム二次電池に関する。
ンピュータ等の携帯型電子機器の小型軽量化が加速度的
に進行しており、その電源用電池としては、正極活物質
にリチウム遷移金属複合酸化物を、負極活物質に炭素質
材料を、電解液にLiイオン電解質を有機溶媒に溶解し
た有機電解液を用いた二次電池が用いられるようになっ
てきている。
次電池、またはリチウムイオン電池と称せられており、
エネルギー密度が大きく、また単電池電圧も約4V程度
と高い特徴を有することから、前記携帯型電子機器のみ
ならず、最近の環境問題を背景に、低公害車として積極
的な一般への普及が図られている電気自動車(EV)あ
るいはハイブリッド電気自動車(HEV)のモータ駆動
電源としても注目を集めている。
めには、100V以上、好ましくは200V以上の電圧
が不可欠とされるが、リチウム二次電池の単電池電圧は
電池を構成する材料により決まっており、その電圧は開
回路電圧で高々4.2V程度、実際の使用電圧は3V〜
4V程度であることから、複数の単電池を直列に接続し
て用いる必要がある。
登坂性能等を得るために、リチウム二次電池には、大容
量、高出力といった特性が要求される。例えば、HEV
では、加速時にはモータが出力をアシストするモードと
なっているため、モータを駆動させるリチウム二次電池
には高出力が必要とされる。ここで、出力が大きいこと
は大電流が流れることを意味し、100A以上の電流が
流れることが頻繁に起こり得、また、500Aもの電流
が短時間ではあっても流れる場合がある。このとき、上
述の通り、単電池は直列に接続されているため、各単電
池には同じ大きさの電流が流れることとなる。
場合に継続走行距離を長くするためには、放電時のジュ
ール熱等による損失を低減する必要がある。また、充放
電の繰り返しによる電池容量の低下を抑え、長期信頼
性、すなわちサイクル特性を良好に維持することも重視
される。
安定して放電し、あるいは充放電時の損失を低減するた
めには、単電池の内部抵抗を低減することが必要であ
る。そこで、内部抵抗に占める各構成部材毎の抵抗を解
析したところ、正極活物質の抵抗が大きいことが分かっ
てきた。そこで、従来、正極活物質にアセチレンブラッ
ク等の導電性微粒子を添加して導電性を改良し、電池の
内部抵抗を低抵抗化する試みがなされている。これは、
正極活物質として用いられているコバルト酸リチウム
(LiCoO2)やマンガン酸リチウム(LiMn
2O4)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)等は、リ
チウムイオン伝導性と電子伝導性とを併せ持つ混合導電
体であって、その電子伝導性は必ずしも大きなものでは
ないことによる。
い場合には、正極活物質粉体間の接触が悪くなって電池
の内部抵抗が増大し、また、正極活物質の利用率が低下
し、総じて電池特性が低下する。このことから、アセチ
レンブラックの添加が電池の内部抵抗の低減やサイクル
特性の向上に寄与していることは明らかであるが、アセ
チレンブラックの添加は、正極活物質の充填量を減少さ
せるため、電池容量を低下させるこことなる。したがっ
て、アセチレンブラックの添加量は、内部抵抗の低減と
いうプラスの効果と、電池容量の低下というマイナスの
効果を比較して、適量に設定されることとなる。
るためには、正極活物質自体の電気抵抗を低減し、あく
までアセチレンブラックの添加は補助的な導電性の改善
の効果を期待するに止めることが好ましいと考えられ
る。
荷電粒子であるところのリチウムイオンや電子の移動度
は良くなると考えられる。つまり、正極活物質の結晶性
を高くすることで、正極活物質の導電性を大きくするこ
とができると考えられる。しかしながら、この結晶性を
調べる通常の手段であるX線回折法では、ピーク位置や
幅から結晶性の差異を明確に論ずることは困難である。
一方、SEM(走査型電子顕微鏡)による正極活物質の
モルフォロジー(形態)観察では、X線回折法と異な
り、結晶性の差異を明確に判断することができる。
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、正極活物質の形態を制御することによ
り、正極活物質自体の低抵抗化を図り、大出力、高容量
のリチウム二次電池を提供することにある。すなわち、
本発明によれば、Liと、その一部をNi及びTiで置
換されたMnとを主成分とし、立方晶スピネル構造を有
するとともに、一次粒子が凝集した二次粒子から構成さ
れた正極活物質を用いてなるリチウム二次電池であっ
て、前記一次粒子が、平坦な結晶面から構成された下記
で定義される略八面体形状を有するとともに、その平均
粒径が、1μm以上20μm以下であることを特徴とす
るリチウム二次電池、が提供される。略八面体形状:平
滑な結晶面が互いに交差して明瞭な稜線が形成され立方
晶スピネル構造の自形である八面体に近い形状、八面体
の4面が交差して形成される頂点が完全には形成されず
に面または稜の形で形成された形状、八面体の2面が交
差して形成される稜の部分に他の結晶面が現れている形
状、およびこれらの形状の一部が欠けた形状のいずれか
の形状(ただし、前記形状の一次粒子どうしが結晶面を
共有しまたは一次粒子の表面の一部から他の一次粒子結
晶が成長している場合、および一次粒子どうしが複雑に
結晶面を共有して八面体を構成単位とする多面体を形成
している場合を含む)
いては、この正極活物質に、平坦な結晶面の少なくとも
一辺の長さが0.2μm以上、より好ましくは1μm以
上である一次粒子が含まれていることが好ましい。正極
活物質の一次粒子の平均粒径は1μm以上20μm以下
である。また、正極活物質におけるLi/Mn比は0.
5より大きいことが好ましい。このような特性を有する
一次粒子からなる二次粒子については、その最大粒径を
50μm以下とすることが好ましい。なお、このような
正極活物質には、従来と同様にアセチレンブラックを導
電補助材として添加して用いることが好ましい。本発明
による正極活物質を用いたリチウム二次電池の電池容量
は、好適には2Ah以上とされ、リチウム二次電池の好
適な用途としては、電気自動車またはハイブリッド電気
自動車のモータ駆動用電源が挙げられる。
池に用いられる正極活物質について以下に説明する。正
極活物質には、LiとMnを主成分とし、立方晶スピネ
ル構造を有するマンガン酸リチウム(化学量論組成:L
iMn2O4)を用いる。ただし、本発明のリチウム二次
電池に用いられるLiMn2O4は、このような化学量論
組成を有するものに限定されるものではなく、結晶構造
が維持される限度において、陽イオンが欠損しあるいは
過剰に存在し、一方、酸素イオンが欠損しあるいは過剰
に存在していても構わない。LiMn2O4は材料が安価
である点で汎用電池用材料として好ましく、また出力密
度が大きい点で特に電気自動車等のモータ駆動用電源と
して好適である等の優れた特徴を有している。
Mnの一部を他の元素、例えば、Li、Fe、Mn、N
i、Mg、Zn、B、Al、Co、Cr、Si、Ti、
Sn、P、V、Sb、Nb、Ta、Mo、W等の置換元
素Mの中から選ばれた1種類以上の陽イオンで一部置換
したものであってもよく、また、置換元素としてではな
く添加材として、例えば、B、MoやWを含有するもの
であっても構わないことを意味する。
も、特に、Li/Mn比が0.5より大きいものを用い
ると、化学量論組成のものを用いた場合と比較して、内
部抵抗がさらに低減され、高出力電池を得ることがで
き、好ましい。Li/Mn比が0.5より大きいものの
例としては、Mnの一部をLiで置換したLi(LiX
Mn2-X)O4(Xは置換量)や、Mnの一部をLi以外
の前記置換元素Mで置換したLiMXMn2-XO4等を挙
げることができる。前者のLi/Mn比は(1+X)/
(2−X)、後者のLi/Mn比は1/(2−X)でそ
れぞれ与えられるので、X>0の場合には両者のLi/
Mn比は0.5より必ず大きくなる。
する正極活物質は、さらに、図1のSEM観察による写
真(以下、「SEM写真」という。)に観られる粒子構
造(粒子形態)の通り、一次粒子が主に平坦な結晶面か
ら構成され、ほとんどの一次粒子が略八面体形状を有す
る。つまり、一次粒子の表面は、平滑な結晶面が互いに
交差して明瞭な稜線が形成され、その形状は立方晶スピ
ネル構造の自形である八面体に近い形状を有している。
は、八面体の4面が交差して形成される頂点が完全には
形成されずに、面または稜の形で形成されているもの
や、八面体の2面が交差して形成される稜の部分に他の
結晶面が現れているもの、さらには、ある一次粒子どう
しが結晶面を共有し、あるいは一次粒子の表面の一部か
ら他の一次粒子結晶が成長しているものも観察される。
しかしながら、このような一次粒子の形状は、完全な八
面体ではないものの、概略、八面体形状とみなすことが
できる。つまり、本発明における「略八面体形状」に
は、このような種々の形状が含まれることはいうまでも
なく、これらの形状の一部が欠けて、あるいは一次粒子
どうしが複雑に結晶面を共有して多面体を形成している
ものも含まれる。
活物質は、主に上記形態を有する一次粒子からなること
を特徴とするものであって、全ての一次粒子が略八面体
形状を有していなければならないわけではない。このこ
とは、一般的に、結晶面の成長が、原料粒径、原料中不
純物、合成時の炉内温度分布等の影響を受けて一様に起
こらない場合が生じ得ることからも、理解されるべきで
ある。
結晶面の少なくとも一辺の長さが0.2μm以上、より
好ましくは1μm以上である一次粒子が含まれているこ
とがことが好ましい。また、正極活物質の一次粒子の平
均粒径は1μm以上20μmである。さらに、一次粒子
からなる二次粒子については、その最大粒径を50μm
以下とすることが好ましい。また、一次粒子の最小粒径
は0.05μm以上、二次粒子の最小粒径は1μm以上
であると好ましい。なお、ここでの一次粒子の粒径は、
一次粒子を単離して測定することができないため、SE
M像上で画像解析を行って得られる粒径で表され、一
方、二次粒子径はレーザ回折法等により求められる値で
ある。
由による。すなわち、正極活物質を用いてリチウム二次
電池を作製する場合、一般的に、正極活物質はプレス成
形法により板状に成形され、あるいは、バインダを溶解
した溶剤に正極活物質と導電補助剤を添加してなるスラ
リーを金属箔表面に塗工して層状に成形されるが、一次
粒子の平均粒径が0.1μm以下と小さい場合には、正
極活物質に添加するバインダ量を増大させなければなら
ず、また、スラリーを作製する場合には正極活物質の凝
集を抑制して分散性を良好に維持するために他の解膠剤
や分散剤を添加する必要が生ずる等して、結果的に作製
される電池のエネルギー密度が低下を招くため好ましく
ない。また、粒径が小さいと電池における電流効率が低
下するという問題もある。
レス成形では十分な充填密度、機械的強度が得られず、
また、スラリーを作製する場合には、スラリー中での粒
子の沈降が起こり易くなって均一な塗工が行えなくなる
他、形成する正極活物質層の厚みは高々100μm程度
であることから、二次粒子の平均粒径が50μm超の正
極活物質を用いた場合には、2個の粒子で正極活物質層
の厚みとなり、平坦性、均質性が低下し、充填率も上が
らないという問題を招く。
径の範囲を、全ての粒子が満足していなければならない
わけではなく、破砕された欠片や凝集粉等の規定範囲外
粒径を有する一次粒子や二次粒子が、上述した理由に悪
影響を及ぼさない範囲で、しかも上記粒径測定方法では
通常は測定されない程度に混入していることが許容され
る、ということが理解されるべきである。
作製は、原料として、所定比に調整された各元素(L
i、Mnおよび必要に応じて置換元素や添加元素を含
む)の塩および/または酸化物の混合物を、酸化雰囲
気、700℃〜900℃の範囲で、5時間〜50時間か
けて焼成することで行われる。
合には、粒成長が起こり難く、所望の粒径ならびに形状
を有する一次粒子からなる正極活物質を得ることが困難
となる。一方、合成温度が高い場合には、個々の一次粒
子は粒成長して大きくなるが、それと同時に一次粒子間
にネック成長が始まり、ネックの部分が丸みを帯びると
ともに、所望の粒径、形状が得られなくなる。実際に、
一次粒子径を20μm以上にしようとすると、このネッ
ク成長により略八面体形状の一次粒子を得ることができ
ない。また、正極活物質は粉体として用いる必要がある
が、このようなネック成長、すなわち焼結が始まった場
合には、合成後に粉砕処理が必要となるデメリットがあ
り、さらに、高温では立方晶以外への結晶相へ変化する
可能性もあり、好ましくない。
成条件を適宜好適な条件に設定することで、一次粒子の
平均粒径を調整し、さらには、一次粒子の形態を変化さ
せることが可能である。例えば、後述する比較例2のB
2O3を添加した正極活物質では、粒成長が顕著に観察さ
れ、一次粒子全体が丸みを帯びたものとなっているが、
ここで合成温度を下げ、および/または、合成時間を短
くすることによって粒成長を抑制し、略八面体形状の一
次粒子を有する正極活物質を得ることも可能である。
作製に使用される正極活物質以外の材料は、特に限定さ
れるものではなく、従来公知の種々の材料を用いること
ができる。例えば、負極活物質としては、ソフトカーボ
ンやハードカーボンといったアモルファス系炭素質材料
や、人造黒鉛や天然黒鉛といった高黒鉛化炭素質材料等
が用いられ、セパレータとしては、マイクロポアを有す
るリチウムイオン透過性のポリエチレンフィルムを、多
孔性のリチウムイオン透過性のポリプロピレンフィルム
で挟んだ三層構造としたものが好適に用いられる。
ーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DE
C)、ジメチルカーボネート(DMC)といった炭酸エ
ステル系のもの、プロピレンカーボネート(PC)やγ
−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル等の有機溶媒の単独溶媒または混合溶媒に、電解質と
してのLiPF6やLiBF4等のリチウム錯体フッ素化
合物、あるいはLiClO4といったリチウムハロゲン
化物等を1種類または2種類以上を溶解したものを用い
ることができる。
は、後述する実施例に示すように、正極活物質層の抵抗
の低減が図られ、この場合、導電助剤の添加量を増量す
る必要がなくなり、正極活物質自体の充填量を増量する
ことができる利点があり、このような効果は電池容量が
2Ah以上の電池、すなわち、ある程度の多くの正極活
物質の充填を行う電池において顕著に得られる。また、
本発明の正極活物質を用いた場合には、良好なサイクル
特性が得られ、このような特性を考慮した場合、本発明
のリチウム二次電池は、EVまたはHEVのモータ駆動
用電源として好適に用いられる。
に説明するが、本発明が以下の実施例に限定されるもの
でないことはいうまでもない。
る正極活物質は、表1の実施例に示す組成となるよう
に、出発原料として市販のLi2CO3、MnO2、Ti
O2、NiOの粉末を用いて秤量・混合し、酸化雰囲
気、800℃で24時間焼成することで作製した。得ら
れた正極活物質は、図1に示すような一次粒子が略八面
体形状を有するものであった。また、比較例1として市
販のLiMn2O4を用いた。その粒子構造(微構造)は
図2のSEM写真に示すように、0.2μm程度の一次
粒子が凝集して不定形の二次粒子を形成しているもので
あった。さらに、比較例2としては、出発原料として市
販のLi2CO3、MnO2、B2O3の粉末を用いてL
i:Mn:B=1:2:0.03のモル比組成となるよ
うに秤量、混合したものを、酸化雰囲気、800℃で2
4時間焼成して得られた正極活物質を用いた。この比較
例2の正極活物質の粒子構造(微構造)は図3のSEM
写真に示されるように、略八面体形状の平坦な結晶面を
一部に残しつつ、稜や頂点が曲面で形成された、全体的
に丸みを帯びた形状であった。
1記載の種々の正極活物質のそれぞれについて、正極活
物質に、導電材たるアセチレンブラックと、結着材たる
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を、重量比で50:
2:3の比で混合し、正極材料を作製した。その正極材
料0.02gを300kg/cm2の圧力で直径20m
mφの円板状にプレス成形し、正極とした。次に、作製
した正極と、ECとDECが等体積比で混合された有機
溶媒に電解質としてのLiPF6を1mol/Lの濃度
となるように溶解して作製した電解液と、カーボンから
なる負極、および正極と負極を隔てるセパレータを用い
てコインセルを作製した。
て1Cレートの定電流−定電圧で4.1Vまで充電し、
同じく1Cレートの定電流で2.5Vまで放電させる充
放電試験を1サイクルのみ行い、充電終了後の休止状態
での電圧と、放電開始直後での電圧との差(電圧差)を
放電電流で除することにより、電池の内部抵抗を求め
た。そして、各電池の内部抵抗を、比較例1の正極活物
質を用いて作製した電池の内部抵抗で除した値を内部抵
抗率と規定した。したがって、比較例1では、その内部
抵抗率は100%となる。結果を表1に並記する。実施
例と比較例2の双方で内部抵抗が大きく低減されてお
り、特に比較例2の正極活物質で抵抗低減の効果が大き
く現れているが、比較例2では、後述するサイクル特性
が悪いという問題がある。
特性を調べるために、各電池について、正極活物質の容
量に応じて1Cレートの定電流−定電圧で4.1Vまで
の充電と、同じく1Cレートの定電流で2.5Vまでの
放電を繰り返すサイクル運転試験を行った。ここで、1
00回のサイクル終了後の電池の放電容量を、初回の電
池の放電容量で除した値を容量維持率と定義し、その値
を表1に並記した。この割合が大きいほど、電池の放電
容量の減少が少ないこととなるが、実施例においては、
86%という高い容量維持率が得られた。比較例2は内
部抵抗率は小さかったものの、容量維持率が低く、充放
電を繰り返し行う二次電池としての用途には問題があ
る。
から、正極活物質の一次粒子の形態が電池の内部抵抗や
サイクル特性に大きな影響を与えているということがで
きる。さらに、実施例と比較例2との対比から、合成条
件を同じとしても、組成を変化させることにより、一次
粒子の形態を変化させることができる。従って、正極活
物質の一次粒子の形態が、内部抵抗の低減やサイクル特
性の向上といった効果を得るための重要な要素であり、
上記実施例の組成や焼成条件は、所望の一次粒子形態を
有する一例に過ぎず、本発明が実施例の組成や焼成条件
に限定されるものでないことはいうまでもない。
と評価)次に、実施例および比較例1の組成の正極活物
質を用い、捲回型内部電極体を有する電池を以下の手順
により作製した。まず、正極活物質に所定量のアセチレ
ンブラックを添加したものを、ノルマルメチルピロリド
ン(NMP)にPVDFを溶解した溶液に分散させ、ス
ラリーとした。次に、このスラリーを厚さ20μm、長
さ3600mm、幅200mmのアルミ箔にロールコー
タ法を用いて両面塗工し、片側塗工厚みをロールプレス
により100μmに調整した正極板を作製した。
して高黒鉛化炭素繊維を用い、これをPVDFを溶解さ
せたNMP溶液に所定量ほど添加してスラリーを作製
し、作製したスラリーを、厚さ10μm、長さ4000
mm、幅200mmの銅箔に両面塗工し、片側塗工厚み
を80μmに調整することで作製した。
を、互いに接触しないように、ポリエチレンフィルムを
ポリプロピレンフィルムで挟んだ3層構造のマイクロポ
ーラスセパレータ(厚み:25μm、長さ4500m
m、幅220mm)を介して捲回しつつ、集電用タブを
超音波溶接により各電極板に取り付けて捲回型内部電極
体を作製し、これを電池ケースに挿入した後、ECとD
ECの混合溶媒に電解質としてのLiPF6を溶解した
電解液を充填して、最後に電池ケースを封止すること
で、外形直径50mmφ、長さ240mmの電池を作製
した。
4.1V定電圧充電により満充電した。満充電時の電池
容量は、実施例、比較例1の電池で、それぞれ22A
h、25Ahであった。そして、上述したコインセルの
試験と同様に、但し、充放電時のレートを0.2Cとし
て内部抵抗率および容量維持率を求めた結果、コインセ
ルの場合と同等の結果が得られた。
を有する所定の形態の正極活物質を用いた本発明のリチ
ウム二次電池においては、内部抵抗の大幅な低減が実現
されるとともに、良好なサイクル特性が得られるという
顕著な効果が得られる。これにより導電助剤の添加量を
多くする必要がなくなり、正極活物質の充填量を多くし
て電池容量、エネルギー密度を大きくすることができる
効果をも奏する。
る正極活物質の粒子構造の一形態を示すSEM写真であ
る。
M写真である。
すSEM写真である。
Claims (7)
- 【請求項1】 Liと、その一部がNi及びTiで置換
されたMnとを主成分とし、立方晶スピネル構造を有す
るとともに、一次粒子が凝集した二次粒子から構成され
た正極活物質を用いてなるリチウム二次電池であって、 前記一次粒子が、 平坦な結晶面から構成された下記で定
義される略八面体形状を有するとともに、その平均粒径
が、1μm以上20μm以下であることを特徴とするリ
チウム二次電池。略八面体形状:平滑な結晶面が互いに交差して明瞭な稜
線が形成され立方晶スピネル構造の自形である八面体に
近い形状、八面体の4面が交差して形成される頂点が完
全には形成されずに面または稜の形で形成された形状、
八面体の2面が交差して形成される稜の部分に他の結晶
面が現れている形状、およびこれらの形状の一部が欠け
た形状のいずれかの形状(ただし、前記形状の一次粒子
どうしが結晶面を共有しまたは一次粒子の表面の一部か
ら他の一次粒子結晶が成長している場合、および一次粒
子どうしが複雑に結晶面を共有して八面体を構成単位と
する多面体を形成している場合を含む) - 【請求項2】 前記正極活物質に、前記平坦な結晶面の
少なくとも一辺の長さが0.2μm以上である前記一次
粒子が含まれることを特徴とする請求項1に記載のリチ
ウム二次電池。 - 【請求項3】 前記正極活物質に、前記平坦な結晶面の
少なくとも一辺の長さが1μm以上である前記一次粒子
が含まれることを特徴とする請求項2に記載のリチウム
二次電池。 - 【請求項4】 前記正極活物質におけるLi/Mn比が
0.5より大きいことを特徴とする請求項1〜3のいず
れか一項に記載のリチウム二次電池。 - 【請求項5】 前記二次粒子の最大粒径が50μm以下
であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に
記載のリチウム二次電池。 - 【請求項6】 2Ah以上の電池容量を有することを特
徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のリチウム
二次電池。 - 【請求項7】 電気自動車またはハイブリッド電気自動
車に用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か一項に記載のリチウム二次電池。
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