JP3320261B2 - 吸入式投薬器 - Google Patents
吸入式投薬器Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、患者の息の吸
込みによって顆粒状の薬品を肺内に投与するのに用いて
好適な吸入式投薬器に関する。
込みによって顆粒状の薬品を肺内に投与するのに用いて
好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸引させる方法、カプセル内に充填された微細な顆
粒(例えば、粒径5〜10μm)を当該カプセルを破断
することによって吸引する方法等が用いられている。
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸引させる方法、カプセル内に充填された微細な顆
粒(例えば、粒径5〜10μm)を当該カプセルを破断
することによって吸引する方法等が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセルに充填された顆粒状薬品を吸引する方法は、喘
息患者が顆粒状薬品を吸引する吸入器を有し、薬品が充
填されたカプセルを該吸入器内に装着した後、穴あけ針
を用いて該カプセルを破断し、吸入口をくわえて息を吸
込むことにより破断穴から放出されるカプセル内の顆粒
状薬品を肺内に吸引するというものである。
カプセルに充填された顆粒状薬品を吸引する方法は、喘
息患者が顆粒状薬品を吸引する吸入器を有し、薬品が充
填されたカプセルを該吸入器内に装着した後、穴あけ針
を用いて該カプセルを破断し、吸入口をくわえて息を吸
込むことにより破断穴から放出されるカプセル内の顆粒
状薬品を肺内に吸引するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるカプセル用の吸入器では、カプセルに対し
て穴を1または2箇所だけあけるものであるため、穴あ
け後の穴形状が一定にならず、薬品を十分に吸引できな
いという問題がある。
来技術によるカプセル用の吸入器では、カプセルに対し
て穴を1または2箇所だけあけるものであるため、穴あ
け後の穴形状が一定にならず、薬品を十分に吸引できな
いという問題がある。
【0005】また、カプセルに形成された穴の破断形状
や開口面積によっては、カプセル内に顆粒状薬品が多量
に残ってしまい、規定量の薬品を患者に投与できないと
いう問題がある。
や開口面積によっては、カプセル内に顆粒状薬品が多量
に残ってしまい、規定量の薬品を患者に投与できないと
いう問題がある。
【0006】さらに、従来技術の吸入器では、顆粒状薬
品が吸入口内に付着し易く、投薬効率が低下するばかり
か、吸入口を頻繁に洗浄しなくてはならない。しかも、
投薬後に空になったカプセルを吸入器から排出しにくく
排出作業に時間を要するから、吸入口等に触れる時間が
長くなり、衛生上好ましくないという問題がある。
品が吸入口内に付着し易く、投薬効率が低下するばかり
か、吸入口を頻繁に洗浄しなくてはならない。しかも、
投薬後に空になったカプセルを吸入器から排出しにくく
排出作業に時間を要するから、吸入口等に触れる時間が
長くなり、衛生上好ましくないという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、カプセルホルダを小径化することにより
全体の小型化を図ると共に、カプセル内の顆粒状薬品を
患者の肺内に確実に投与できるようにした吸入式投薬器
を提供することを目的としている。
されたもので、カプセルホルダを小径化することにより
全体の小型化を図ると共に、カプセル内の顆粒状薬品を
患者の肺内に確実に投与できるようにした吸入式投薬器
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、軸
方向に延びる中空筒体として形成され、軸方向の一側が
ホルダ収容部となり、他側が吸入口となった吸引ピース
と、該吸引ピースのホルダ収容部内に設けられ、内部に
一端側が開口した中空のカプセル収容穴が軸方向に延び
て形成されたカプセルホルダと、該カプセル収容穴の軸
方向の両側に位置して該カプセルホルダと吸引ピースに
対し径方向に延びる穴として穿設された一対のピン挿入
穴と、前記吸引ピースの内周面と前記カプセルホルダの
外周面との少なくともいずれか一方の周面に位置して該
各ピン挿入穴に連通して軸方向に形成された通気路と、
前記カプセル収容穴に嵌合されたカプセルに該通気路に
連通する穴をあけるため、前記各ピン挿入穴に向けて挿
入されるピンを有する穴あけ具とから構成してなる。
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、軸
方向に延びる中空筒体として形成され、軸方向の一側が
ホルダ収容部となり、他側が吸入口となった吸引ピース
と、該吸引ピースのホルダ収容部内に設けられ、内部に
一端側が開口した中空のカプセル収容穴が軸方向に延び
て形成されたカプセルホルダと、該カプセル収容穴の軸
方向の両側に位置して該カプセルホルダと吸引ピースに
対し径方向に延びる穴として穿設された一対のピン挿入
穴と、前記吸引ピースの内周面と前記カプセルホルダの
外周面との少なくともいずれか一方の周面に位置して該
各ピン挿入穴に連通して軸方向に形成された通気路と、
前記カプセル収容穴に嵌合されたカプセルに該通気路に
連通する穴をあけるため、前記各ピン挿入穴に向けて挿
入されるピンを有する穴あけ具とから構成してなる。
【0009】請求項2の発明は、前記通気路は、前記吸
引ピース内周面に形成された凹溝と、該吸引ピースの凹
溝と対応するように前記カプセルホルダ外周面に形成さ
れた凹溝とから構成したことにある。
引ピース内周面に形成された凹溝と、該吸引ピースの凹
溝と対応するように前記カプセルホルダ外周面に形成さ
れた凹溝とから構成したことにある。
【0010】請求項3の発明は、前記吸引ピースの内周
面とカプセルホルダの外周面との少なくともいずれか一
方の周面には流通空気量を増大するための補助用通気路
を軸方向に伸長して設けたことにある。
面とカプセルホルダの外周面との少なくともいずれか一
方の周面には流通空気量を増大するための補助用通気路
を軸方向に伸長して設けたことにある。
【0011】請求項4の発明は、前記吸入口の内周面は
軸方向の一側から他側に向けて漸次拡開するテーパ面と
したことにある。
軸方向の一側から他側に向けて漸次拡開するテーパ面と
したことにある。
【0012】さらに、請求項5の発明は、前記吸入口を
前記吸引ピースに着脱可能に取付ける構成としたことに
ある。
前記吸引ピースに着脱可能に取付ける構成としたことに
ある。
【0013】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、カプセルホル
ダのカプセル収容穴内にカプセルを嵌合し、穴あけ具の
ピンを各ピン挿入穴に挿入してカプセルに穴をあける。
そして、患者は吸引ピースの吸入口をくわえて息を吸込
めば、通気路、ピン挿入穴、カプセル、ピン挿入穴、通
気路を順次経由して空気が流れるから、この空気流に混
入したカプセル内の薬品を肺内に吸入できる。
ダのカプセル収容穴内にカプセルを嵌合し、穴あけ具の
ピンを各ピン挿入穴に挿入してカプセルに穴をあける。
そして、患者は吸引ピースの吸入口をくわえて息を吸込
めば、通気路、ピン挿入穴、カプセル、ピン挿入穴、通
気路を順次経由して空気が流れるから、この空気流に混
入したカプセル内の薬品を肺内に吸入できる。
【0014】請求項2の発明の構成によれば、ホルダ収
容部の内周面とカプセルホルダの外周面とにそれぞれ凹
溝を形成することにより、吸引ピースの内周面とカプセ
ルホルダの外周面の両方の部材を利用して通気路を形成
することができ、吸引ピースとカプセルホルダを小径化
できる。
容部の内周面とカプセルホルダの外周面とにそれぞれ凹
溝を形成することにより、吸引ピースの内周面とカプセ
ルホルダの外周面の両方の部材を利用して通気路を形成
することができ、吸引ピースとカプセルホルダを小径化
できる。
【0015】請求項3の発明の構成によれば、吸入時に
補助用通気路からも空気を吸引することができるから、
大きく息を吸込んだときに積極的に空気を吸引させるこ
とができ、吸入時の息苦しさを防止できる。
補助用通気路からも空気を吸引することができるから、
大きく息を吸込んだときに積極的に空気を吸引させるこ
とができ、吸入時の息苦しさを防止できる。
【0016】請求項4の発明の構成によれば、通気路か
ら空気と共に噴出された薬品は、吸入口から吸入される
ときにテーパ面によって分散された状態で患者の口腔内
に吸入される。
ら空気と共に噴出された薬品は、吸入口から吸入される
ときにテーパ面によって分散された状態で患者の口腔内
に吸入される。
【0017】さらに、請求項5の発明の構成によれば、
投薬後に吸入口を洗浄する場合に、吸入口を吸引ピース
から取外すことにより該吸入口を簡単に洗浄できる。
投薬後に吸入口を洗浄する場合に、吸入口を吸引ピース
から取外すことにより該吸入口を簡単に洗浄できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例による吸入式投薬器を
図1ないし図11に基づいて説明する。
図1ないし図11に基づいて説明する。
【0019】図において、1は吸入式投薬器の外殻をな
す吸引ピースを示し、該吸引ピース1は、後述するホル
ダ収容部2と吸入口5とから構成されている。そして、
吸引ピース1は、軸方向に延びる中空筒体として形成さ
れている。
す吸引ピースを示し、該吸引ピース1は、後述するホル
ダ収容部2と吸入口5とから構成されている。そして、
吸引ピース1は、軸方向に延びる中空筒体として形成さ
れている。
【0020】2は吸引ピース1の一側に設けられたホル
ダ収容部を示し、該ホルダ収容部2の一端側には、図2
に示す如く、後述する内側の吸入側凹部7に連続するよ
うに他側に向けて漸次縮径したテーパ状の外側の吸入側
凹部2Aが形成され、他端側には吸入口5の一端側が挿
嵌される挿嵌穴部2Bが形成され、該挿嵌穴部2Bには
互いに対向するように一対の係合ピン3,3が径方向内
向きに突出して設けられている。また、ホルダ収容部2
の外周側には、後述する外側ピン挿入穴10A,11A
の間に位置して戻しばね24が挿嵌される凹部2Cと、
該凹部2C、外側ピン挿入穴10A,11Aを囲繞する
ように径方向外向きに突設されたガイド筒部2Dとが形
成され、該ガイド筒部2D内には、後述する穴あけ具2
1の支持部22が可動に設けられている。
ダ収容部を示し、該ホルダ収容部2の一端側には、図2
に示す如く、後述する内側の吸入側凹部7に連続するよ
うに他側に向けて漸次縮径したテーパ状の外側の吸入側
凹部2Aが形成され、他端側には吸入口5の一端側が挿
嵌される挿嵌穴部2Bが形成され、該挿嵌穴部2Bには
互いに対向するように一対の係合ピン3,3が径方向内
向きに突出して設けられている。また、ホルダ収容部2
の外周側には、後述する外側ピン挿入穴10A,11A
の間に位置して戻しばね24が挿嵌される凹部2Cと、
該凹部2C、外側ピン挿入穴10A,11Aを囲繞する
ように径方向外向きに突設されたガイド筒部2Dとが形
成され、該ガイド筒部2D内には、後述する穴あけ具2
1の支持部22が可動に設けられている。
【0021】さらに、ホルダ収容部2の内周は、カプセ
ルホルダ6が挿嵌されるホルダ挿嵌穴4となり、該ホル
ダ挿嵌穴4は、一側に位置してカプセルホルダ6の大径
部6Aに対応する大径穴部4Aと、他側に位置して小径
部6Bに対応する小径穴部4Bとから大略構成され、該
大径穴部4Aと小径穴部4Bとの間は、前記大径部6A
に当接することで当該ホルダ挿嵌穴4内にカプセルホル
ダ6を位置決めする環状段部4Cとなっている。
ルホルダ6が挿嵌されるホルダ挿嵌穴4となり、該ホル
ダ挿嵌穴4は、一側に位置してカプセルホルダ6の大径
部6Aに対応する大径穴部4Aと、他側に位置して小径
部6Bに対応する小径穴部4Bとから大略構成され、該
大径穴部4Aと小径穴部4Bとの間は、前記大径部6A
に当接することで当該ホルダ挿嵌穴4内にカプセルホル
ダ6を位置決めする環状段部4Cとなっている。
【0022】5は吸引ピース1の他側に設けられた吸入
口を示し、該吸入口5の一端側はホルダ収容部2の挿嵌
穴部2Bに着脱可能に挿嵌され、その外周面には当該吸
入口5をホルダ収容部2に対して回転させることにより
各係合ピン3に係脱するL字状の係合溝5A(図3参
照)が形成されている。また、吸入口5の内周面は、軸
方向の一側から他側に向けて漸次拡開する拡散テーパ面
5Bとなり、該拡散テーパ面5Bの他端側には、後述の
破片捕捉網25が固着される取付段部5Cとなってい
る。
口を示し、該吸入口5の一端側はホルダ収容部2の挿嵌
穴部2Bに着脱可能に挿嵌され、その外周面には当該吸
入口5をホルダ収容部2に対して回転させることにより
各係合ピン3に係脱するL字状の係合溝5A(図3参
照)が形成されている。また、吸入口5の内周面は、軸
方向の一側から他側に向けて漸次拡開する拡散テーパ面
5Bとなり、該拡散テーパ面5Bの他端側には、後述の
破片捕捉網25が固着される取付段部5Cとなってい
る。
【0023】6はホルダ収容部2のホルダ挿嵌穴4内に
挿嵌されたカプセルホルダを示し、該カプセルホルダ6
は、図4に示す如く、一側が大径部6Aとなり、他側が
小径部6Bとなる段付円柱状に形成され、該カプセルホ
ルダ6は、前記大径部6Aをホルダ挿嵌穴4の環状段部
4Cに当接させることで該ホルダ挿嵌穴4内に位置決め
されている。また、前記大径部6Aの一端側には、外側
の吸入側凹部2Aに連続するように他側に向けて漸次縮
径したテーパ状の内側の吸入側凹部7が形成され、前記
小径部6Bの他側外周面は他側に向けて漸次縮径する流
出側テーパ面部8となっている。
挿嵌されたカプセルホルダを示し、該カプセルホルダ6
は、図4に示す如く、一側が大径部6Aとなり、他側が
小径部6Bとなる段付円柱状に形成され、該カプセルホ
ルダ6は、前記大径部6Aをホルダ挿嵌穴4の環状段部
4Cに当接させることで該ホルダ挿嵌穴4内に位置決め
されている。また、前記大径部6Aの一端側には、外側
の吸入側凹部2Aに連続するように他側に向けて漸次縮
径したテーパ状の内側の吸入側凹部7が形成され、前記
小径部6Bの他側外周面は他側に向けて漸次縮径する流
出側テーパ面部8となっている。
【0024】9はカプセルホルダ6の中央部に位置して
軸方向に延びる中空穴として形成されたカプセル収容穴
で、該カプセル収容穴9は一端側が吸入側凹部7に開口
している。そして、カプセル収容穴9内には、図7に示
すように、後述するカプセルKが一端側開口から嵌合さ
れるようになっている。ここで、カプセルKは長円筒状
に形成され、内部には顆粒状薬品が充填されている。
軸方向に延びる中空穴として形成されたカプセル収容穴
で、該カプセル収容穴9は一端側が吸入側凹部7に開口
している。そして、カプセル収容穴9内には、図7に示
すように、後述するカプセルKが一端側開口から嵌合さ
れるようになっている。ここで、カプセルKは長円筒状
に形成され、内部には顆粒状薬品が充填されている。
【0025】10はカプセル収容穴9の一端側に位置し
てホルダ収容部2とカプセルホルダ6の軸方向の長さに
対して交わるように径方向に延びる穴として穿設された
流入側のピン挿入穴、11はカプセル収容穴9の他端側
に位置して該流入側のピン挿入穴10と平行に径方向に
穿設された流出側のピン挿入穴をそれぞれ示している。
そして、該ピン挿入穴10,11は、ホルダ収容部2に
形成された外側ピン挿入穴10A,11Aと、該外側ピ
ン挿入穴10A,11Aと一直線に連通すると共にカプ
セル収容穴9を直径方向に貫通した内側ピン挿入穴10
B,11Bとからなっている。
てホルダ収容部2とカプセルホルダ6の軸方向の長さに
対して交わるように径方向に延びる穴として穿設された
流入側のピン挿入穴、11はカプセル収容穴9の他端側
に位置して該流入側のピン挿入穴10と平行に径方向に
穿設された流出側のピン挿入穴をそれぞれ示している。
そして、該ピン挿入穴10,11は、ホルダ収容部2に
形成された外側ピン挿入穴10A,11Aと、該外側ピ
ン挿入穴10A,11Aと一直線に連通すると共にカプ
セル収容穴9を直径方向に貫通した内側ピン挿入穴10
B,11Bとからなっている。
【0026】12,12は吸引ピース1の内周面とカプ
セルホルダ6の外周面とに亘ってピン挿入穴10,11
に連通するように設けられた2本の通気路を示し、該各
通気路12は、吸引ピース1の内周面、即ちホルダ挿嵌
穴4の小径穴部4Bから吸入口5の拡散テーパ面5Bに
亘って軸方向に伸長するように形成された外側凹溝13
と、該各外側凹溝13に対応するようにカプセルホルダ
6の大径部6A外周側に設けられ、流入側のピン挿入穴
10から内側の吸入側凹部7に亘って切欠かれた流入側
凹溝14と、小径部6B外周側に位置して流出側のピン
挿入穴11から他側に向けて流出側テーパ面部8を切欠
いて形成された流出側凹溝15とから大略構成されてい
る。また、各通気路12は、図6に示す如く、前記流入
側凹溝14と流出側凹溝15との間に位置する外側凹溝
13だけの部分が絞り通路16となり、該絞り通路16
は吸引時に流通する空気量を増大させるものである。
セルホルダ6の外周面とに亘ってピン挿入穴10,11
に連通するように設けられた2本の通気路を示し、該各
通気路12は、吸引ピース1の内周面、即ちホルダ挿嵌
穴4の小径穴部4Bから吸入口5の拡散テーパ面5Bに
亘って軸方向に伸長するように形成された外側凹溝13
と、該各外側凹溝13に対応するようにカプセルホルダ
6の大径部6A外周側に設けられ、流入側のピン挿入穴
10から内側の吸入側凹部7に亘って切欠かれた流入側
凹溝14と、小径部6B外周側に位置して流出側のピン
挿入穴11から他側に向けて流出側テーパ面部8を切欠
いて形成された流出側凹溝15とから大略構成されてい
る。また、各通気路12は、図6に示す如く、前記流入
側凹溝14と流出側凹溝15との間に位置する外側凹溝
13だけの部分が絞り通路16となり、該絞り通路16
は吸引時に流通する空気量を増大させるものである。
【0027】そして、各通気路12は、患者が息を吸込
むことによって流入側凹溝14から空気が流入すると、
この空気を内側ピン挿入穴10Bと絞り通路16とに分
流させ、内側ピン挿入穴10B側に流通させた空気でカ
プセルK内の薬品を攪拌しつつ薬品と共に流出側の内側
ピン挿入穴11Bを介して流出側凹溝15から噴出させ
るようになっている。また、このときには絞り通路16
を通って噴出する空気流によって流出側の内側ピン挿入
穴11Bから流出側凹溝15への薬品を含んだ空気の流
れを強制的に発生させている。
むことによって流入側凹溝14から空気が流入すると、
この空気を内側ピン挿入穴10Bと絞り通路16とに分
流させ、内側ピン挿入穴10B側に流通させた空気でカ
プセルK内の薬品を攪拌しつつ薬品と共に流出側の内側
ピン挿入穴11Bを介して流出側凹溝15から噴出させ
るようになっている。また、このときには絞り通路16
を通って噴出する空気流によって流出側の内側ピン挿入
穴11Bから流出側凹溝15への薬品を含んだ空気の流
れを強制的に発生させている。
【0028】17,17はピン挿入穴10,11と90
度ずらした位置で吸引ピース1の内周面とカプセルホル
ダ6の外周面とに亘って設けられた2本の補助用通気路
を示し、該各補助用通気路17は、ホルダ挿嵌穴4の小
径穴部4Bから吸入口5の拡散テーパ面5Bに亘って軸
方向に伸長するように形成された外側凹溝18と、該外
側凹溝18に対応するようにカプセルホルダ6の外周側
に形成された内側凹溝19とから構成されている。そし
て、該各補助用通気路17は、息を吸込むときに流通す
る空気の流量を増やすことで、このときの息苦しさを解
消している。
度ずらした位置で吸引ピース1の内周面とカプセルホル
ダ6の外周面とに亘って設けられた2本の補助用通気路
を示し、該各補助用通気路17は、ホルダ挿嵌穴4の小
径穴部4Bから吸入口5の拡散テーパ面5Bに亘って軸
方向に伸長するように形成された外側凹溝18と、該外
側凹溝18に対応するようにカプセルホルダ6の外周側
に形成された内側凹溝19とから構成されている。そし
て、該各補助用通気路17は、息を吸込むときに流通す
る空気の流量を増やすことで、このときの息苦しさを解
消している。
【0029】20はカプセルホルダ6の他端中央に位置
し、カプセル収容穴9と連通するように軸方向に穿設さ
れた挿通穴で、該挿通穴20には後述するカプセル排出
具26の突き棒26Bが挿通されている。
し、カプセル収容穴9と連通するように軸方向に穿設さ
れた挿通穴で、該挿通穴20には後述するカプセル排出
具26の突き棒26Bが挿通されている。
【0030】21はカプセル収容穴9内に収容されたカ
プセルKに穴をあけるための穴あけ具を示し、該穴あけ
具21は、ガイド筒部2D内に可動に設けられた支持部
22と、ピン挿入穴10,11と同軸となるように配設
され、基端側が該支持部22に固着され、先端が鋭利な
針先23Aとなったピン23,23とから大略構成さ
れ、前記支持部22にはホルダ収容部2の凹部2Cに対
向して凹部22Aが形成されている。また、穴あけ具2
1には、ホルダ収容部2と支持部22との間に位置して
両端側が前記凹部2C,22Aに挿嵌された戻しばね2
4が設けられ、該戻しばね24は、カプセルKの穴あけ
後に各ピン23の針先23Aが外側ピン挿入穴10A,
11Aに収容された状態となる初期位置まで支持部2
2、各ピン23を戻すものである。
プセルKに穴をあけるための穴あけ具を示し、該穴あけ
具21は、ガイド筒部2D内に可動に設けられた支持部
22と、ピン挿入穴10,11と同軸となるように配設
され、基端側が該支持部22に固着され、先端が鋭利な
針先23Aとなったピン23,23とから大略構成さ
れ、前記支持部22にはホルダ収容部2の凹部2Cに対
向して凹部22Aが形成されている。また、穴あけ具2
1には、ホルダ収容部2と支持部22との間に位置して
両端側が前記凹部2C,22Aに挿嵌された戻しばね2
4が設けられ、該戻しばね24は、カプセルKの穴あけ
後に各ピン23の針先23Aが外側ピン挿入穴10A,
11Aに収容された状態となる初期位置まで支持部2
2、各ピン23を戻すものである。
【0031】そして、穴あけ具21は、支持部22を戻
しばね24に抗してガイド筒部2D内に押込んで各ピン
23をピン挿入穴10,11に挿通させることにより、
その針先23Aを内側ピン挿入穴10B,11Bを介し
てカプセル収容穴9内のカプセルKを貫通させ、該カプ
セルKの軸方向両端側に径方向に貫通する貫通穴H,
H,…(図8参照)をあけるようになっている。一方、
支持部22への押圧力を取除くと、戻しばね24の付勢
力によって支持部22、各ピン23が初期位置まで後退
する。
しばね24に抗してガイド筒部2D内に押込んで各ピン
23をピン挿入穴10,11に挿通させることにより、
その針先23Aを内側ピン挿入穴10B,11Bを介し
てカプセル収容穴9内のカプセルKを貫通させ、該カプ
セルKの軸方向両端側に径方向に貫通する貫通穴H,
H,…(図8参照)をあけるようになっている。一方、
支持部22への押圧力を取除くと、戻しばね24の付勢
力によって支持部22、各ピン23が初期位置まで後退
する。
【0032】25は吸入口5内に設けられた破片捕捉網
で、該破片捕捉網25は、細い線材を網目状(メッシュ
状)に編み込んでなる円形状に形成され、その外周側が
吸入口5の取付段部5Cに位置決めされた状態で接着、
溶着等の固着手段で固着されている。そして、破片捕捉
網25は、図8に示すように、穴あけ具21によってカ
プセルKに貫通穴H,H,…をあけたときに発生したカ
プセルの破片C,C,…が薬品と共に吸引されると、該
各破片Cを捕捉し薬品だけを通過させて患者に吸入させ
ると共に、この薬品の通過時に薬品を衝突させることに
より、互いに固着した薬品を分散して微細化するもので
ある。
で、該破片捕捉網25は、細い線材を網目状(メッシュ
状)に編み込んでなる円形状に形成され、その外周側が
吸入口5の取付段部5Cに位置決めされた状態で接着、
溶着等の固着手段で固着されている。そして、破片捕捉
網25は、図8に示すように、穴あけ具21によってカ
プセルKに貫通穴H,H,…をあけたときに発生したカ
プセルの破片C,C,…が薬品と共に吸引されると、該
各破片Cを捕捉し薬品だけを通過させて患者に吸入させ
ると共に、この薬品の通過時に薬品を衝突させることに
より、互いに固着した薬品を分散して微細化するもので
ある。
【0033】26はカプセル収容穴9内のカプセルKを
排出するためにカプセルホルダ6に設けられたカプセル
排出具を示し、該カプセル排出具26は、カプセル収容
穴9内に軸方向に移動可能に設けられた小径円板状の押
動部26Aと、基端側がカプセル収容穴9内で該押動部
26Aに一体的に固着され、先端側が軸方向他側に伸長
することにより挿通穴20からカプセル収容穴9外に伸
縮可能に突出した突き棒26Bとから構成されている。
排出するためにカプセルホルダ6に設けられたカプセル
排出具を示し、該カプセル排出具26は、カプセル収容
穴9内に軸方向に移動可能に設けられた小径円板状の押
動部26Aと、基端側がカプセル収容穴9内で該押動部
26Aに一体的に固着され、先端側が軸方向他側に伸長
することにより挿通穴20からカプセル収容穴9外に伸
縮可能に突出した突き棒26Bとから構成されている。
【0034】そして、カプセル排出具26は、カプセル
K内の薬品の投与が終了したら、図9に示す如く、カプ
セル排出具26の突き棒26BをカプセルKの反嵌合方
向となる矢示A方向に指先等で突き押すことにより、空
になったカプセルKを押動部26Aを介して押出し、投
薬器外に排出するようになっている。
K内の薬品の投与が終了したら、図9に示す如く、カプ
セル排出具26の突き棒26BをカプセルKの反嵌合方
向となる矢示A方向に指先等で突き押すことにより、空
になったカプセルKを押動部26Aを介して押出し、投
薬器外に排出するようになっている。
【0035】本実施例による吸入式投薬器は上述の如き
構成を有するもので、次に、患者が薬品を吸入するまで
の準備動作および吸入時の空気と薬品の流れについて説
明する。
構成を有するもので、次に、患者が薬品を吸入するまで
の準備動作および吸入時の空気と薬品の流れについて説
明する。
【0036】まず、図1に示す如く、ホルダ収容部2内
にカプセルホルダ6を一端側から挿入し、該カプセルホ
ルダ6の大径部6Aがホルダ挿嵌穴4の環状段部4Cに
嵌合させる。この場合には、ホルダ収容部2に形成され
た外側ピン挿入穴10A,11Aとカプセルホルダ6に
形成された内側ピン挿入穴10B,11Bとをそれぞれ
一直線上に位置するように配置し、流入側のピン挿入穴
10と流出側のピン挿入穴10を形成する。この場合、
外側ピン挿入穴10A,11Aと内側ピン挿入穴10
B,11Bとを位置合せすることにより、外側凹溝13
と流入側凹溝14および流出側凹溝15とによって各通
気路12が形成されると共に、外側凹溝18と内側凹溝
19とによって各補助用通気路17が形成される。な
お、ホルダ収容部2に対してカプセルホルダ6は圧入す
る状態で嵌合され、通常取外すことはない。
にカプセルホルダ6を一端側から挿入し、該カプセルホ
ルダ6の大径部6Aがホルダ挿嵌穴4の環状段部4Cに
嵌合させる。この場合には、ホルダ収容部2に形成され
た外側ピン挿入穴10A,11Aとカプセルホルダ6に
形成された内側ピン挿入穴10B,11Bとをそれぞれ
一直線上に位置するように配置し、流入側のピン挿入穴
10と流出側のピン挿入穴10を形成する。この場合、
外側ピン挿入穴10A,11Aと内側ピン挿入穴10
B,11Bとを位置合せすることにより、外側凹溝13
と流入側凹溝14および流出側凹溝15とによって各通
気路12が形成されると共に、外側凹溝18と内側凹溝
19とによって各補助用通気路17が形成される。な
お、ホルダ収容部2に対してカプセルホルダ6は圧入す
る状態で嵌合され、通常取外すことはない。
【0037】次に、薬品を吸入するには、カプセルKを
一端側開口からカプセル収容穴9内に嵌合する。この
際、カプセルホルダ6の一端面はテーパ状の吸入側凹部
2A,7となっているから、容易にカプセルKをカプセ
ル収容穴9内に誘導できる。
一端側開口からカプセル収容穴9内に嵌合する。この
際、カプセルホルダ6の一端面はテーパ状の吸入側凹部
2A,7となっているから、容易にカプセルKをカプセ
ル収容穴9内に誘導できる。
【0038】さらに、カプセルKをカプセル収容穴9内
に収容した状態で、穴あけ具21の支持部22をガイド
筒部2Dに沿って押込むことにより、各ピン23をピン
挿入穴10,11に沿って挿入し、該各ピン23の針先
23Aでカプセル収容穴9内に収容されたカプセルKに
4個の貫通穴H,H,…を形成する。そして、カプセル
Kに4個の貫通穴H,H,…を形成した後には、戻しば
ね24の付勢力によって支持部22、各ピン23が初期
位置まで戻される。
に収容した状態で、穴あけ具21の支持部22をガイド
筒部2Dに沿って押込むことにより、各ピン23をピン
挿入穴10,11に沿って挿入し、該各ピン23の針先
23Aでカプセル収容穴9内に収容されたカプセルKに
4個の貫通穴H,H,…を形成する。そして、カプセル
Kに4個の貫通穴H,H,…を形成した後には、戻しば
ね24の付勢力によって支持部22、各ピン23が初期
位置まで戻される。
【0039】次に、患者が薬品を吸込むときの吸入式投
薬器内の空気と薬品の流れについて図8を参照しつつ述
べる。
薬器内の空気と薬品の流れについて図8を参照しつつ述
べる。
【0040】まず、患者は吸入口5をくわえ、この状態
で息を吸込む。これにより、空気は、図8中の矢示の如
く、各通気路12の流入側凹溝13から流入側の内側ピ
ン挿入穴10Bを通ってカプセル収容穴9側に流通し、
一側の貫通穴H,Hを介してカプセルK内に流入する。
そして、カプセルK内に流入した空気はカプセルK内の
顆粒状薬品を強制的に拡散させ、薬品を空気中に混入さ
せる。
で息を吸込む。これにより、空気は、図8中の矢示の如
く、各通気路12の流入側凹溝13から流入側の内側ピ
ン挿入穴10Bを通ってカプセル収容穴9側に流通し、
一側の貫通穴H,Hを介してカプセルK内に流入する。
そして、カプセルK内に流入した空気はカプセルK内の
顆粒状薬品を強制的に拡散させ、薬品を空気中に混入さ
せる。
【0041】このようにしてカプセルK内の薬品を含ん
だ空気は、他側の貫通穴H,Hから流出側の内側ピン挿
入穴11B、各流出側凹溝15を介して吸入口5側に放
出される。
だ空気は、他側の貫通穴H,Hから流出側の内側ピン挿
入穴11B、各流出側凹溝15を介して吸入口5側に放
出される。
【0042】また、上述した流れとは別に、各流入側凹
溝14から吸引された空気の一部は各絞り通路16内を
流通しつつ、各外側凹溝13に沿って吸入口5側に噴出
されるから、各絞り通路16を通って噴出する空気流に
よって流出側の内側ピン挿入穴11Bから流出側凹溝1
5への薬品を含んだ空気の流れを強制的に発生させるこ
とができる。この結果、薬品を含んだ空気を吸入口5か
ら患者の口内、気管を介して肺内に確実に到達させるこ
とができ、空気中の薬品を患者の肺に投与できる。
溝14から吸引された空気の一部は各絞り通路16内を
流通しつつ、各外側凹溝13に沿って吸入口5側に噴出
されるから、各絞り通路16を通って噴出する空気流に
よって流出側の内側ピン挿入穴11Bから流出側凹溝1
5への薬品を含んだ空気の流れを強制的に発生させるこ
とができる。この結果、薬品を含んだ空気を吸入口5か
ら患者の口内、気管を介して肺内に確実に到達させるこ
とができ、空気中の薬品を患者の肺に投与できる。
【0043】さらに、各通気路12、各補助用通気路1
7を吸引ピース1の内周面とカプセルホルダ6の外周面
とに亘って形成しているから、該各通気路12,17か
ら噴出される空気は吸入口5の拡散テーパ面5Bに沿っ
て流れ、該拡散テーパ面5Bに付着しようとする薬品を
除去できる。また、前記拡散テーパ面5Bを他側に向け
て漸次拡径させているから、該拡散テーパ面5Bを通る
薬品は分散した状態で放出される。
7を吸引ピース1の内周面とカプセルホルダ6の外周面
とに亘って形成しているから、該各通気路12,17か
ら噴出される空気は吸入口5の拡散テーパ面5Bに沿っ
て流れ、該拡散テーパ面5Bに付着しようとする薬品を
除去できる。また、前記拡散テーパ面5Bを他側に向け
て漸次拡径させているから、該拡散テーパ面5Bを通る
薬品は分散した状態で放出される。
【0044】一方、上述した吸入時には、カプセルKに
各貫通穴Hをあけるときに発生した破片C,C,…が薬
品と共に吸引されるが、この破片C,C,…は破片捕捉
網25によって捕捉されるから、患者は薬品だけを吸込
むことができる。しかも、薬品は破片捕捉網25に衝突
して微細化されるから、吸入途中での薬品の落下を防止
して確実に肺まで供給できる。
各貫通穴Hをあけるときに発生した破片C,C,…が薬
品と共に吸引されるが、この破片C,C,…は破片捕捉
網25によって捕捉されるから、患者は薬品だけを吸込
むことができる。しかも、薬品は破片捕捉網25に衝突
して微細化されるから、吸入途中での薬品の落下を防止
して確実に肺まで供給できる。
【0045】次に、カプセルK内の薬品を全て吸引し終
えたら、吸入口5を収容部2から取外す。この吸入口5
の取外し時には、吸入口5の一側寄りを把持して回転さ
せることによりホルダ収容部2から容易に取外すことが
できるから、患者がくわえる部分に雑菌等が付着するの
を防止できる。
えたら、吸入口5を収容部2から取外す。この吸入口5
の取外し時には、吸入口5の一側寄りを把持して回転さ
せることによりホルダ収容部2から容易に取外すことが
できるから、患者がくわえる部分に雑菌等が付着するの
を防止できる。
【0046】また、吸入口5を取外したら、空になった
カプセルKをカプセル収容穴9内から排出すべく、カプ
セルホルダ6から挿通穴20を介して突出しているカプ
セル排出具26の突き棒26Bを当該カプセルホルダ6
内に押込むように矢示A方向に押動することにより、図
9に示すように、カプセル収容穴9内のカプセルKを押
動部26Aによって押出して当該カプセル収容穴9から
容易に排出することができる。
カプセルKをカプセル収容穴9内から排出すべく、カプ
セルホルダ6から挿通穴20を介して突出しているカプ
セル排出具26の突き棒26Bを当該カプセルホルダ6
内に押込むように矢示A方向に押動することにより、図
9に示すように、カプセル収容穴9内のカプセルKを押
動部26Aによって押出して当該カプセル収容穴9から
容易に排出することができる。
【0047】かくして、本実施例では、各通気路12、
各補助用通気路17を吸引ピース1の内周面とカプセル
ホルダ6の外周面との間に形成するようにしているか
ら、例えばカプセルホルダの中実部を軸方向に穿つよう
に穴状の通気路を形成した場合に比較して、カプセルホ
ルダ6の外径寸法を小さくすることができ、当該吸入式
投薬器を小型化することができる。しかも、各通気路1
2、各補助用通気路17を形成するのに、吸引ピース1
の内周面に各外側凹溝13,18を形成し、カプセルホ
ルダ6の外周面に各流入側凹溝14、流出側凹溝15内
側凹溝19を形成するようにしているから、吸引ピース
1の内周面とカプセルホルダ6の外周面の両方の部材を
利用して各通気路12,17を形成することができ、吸
引ピース1とカプセルホルダ6の肉厚を薄くして、より
一層吸入式投薬器を小型化することができる。
各補助用通気路17を吸引ピース1の内周面とカプセル
ホルダ6の外周面との間に形成するようにしているか
ら、例えばカプセルホルダの中実部を軸方向に穿つよう
に穴状の通気路を形成した場合に比較して、カプセルホ
ルダ6の外径寸法を小さくすることができ、当該吸入式
投薬器を小型化することができる。しかも、各通気路1
2、各補助用通気路17を形成するのに、吸引ピース1
の内周面に各外側凹溝13,18を形成し、カプセルホ
ルダ6の外周面に各流入側凹溝14、流出側凹溝15内
側凹溝19を形成するようにしているから、吸引ピース
1の内周面とカプセルホルダ6の外周面の両方の部材を
利用して各通気路12,17を形成することができ、吸
引ピース1とカプセルホルダ6の肉厚を薄くして、より
一層吸入式投薬器を小型化することができる。
【0048】また、各通気路12、各補助用通気路17
からの空気を吸入口5の拡散テーパ面5Bに沿って流す
ことができるから、該拡散テーパ面5Bに付着しようと
する薬品を確実に除去することができ、吸入口5の洗浄
頻度を低減できる上に、規定量の薬品を投与できるよう
にして信頼性を向上することができる。
からの空気を吸入口5の拡散テーパ面5Bに沿って流す
ことができるから、該拡散テーパ面5Bに付着しようと
する薬品を確実に除去することができ、吸入口5の洗浄
頻度を低減できる上に、規定量の薬品を投与できるよう
にして信頼性を向上することができる。
【0049】さらに、吸入口5の拡散テーパ面5Bを他
側に向けて漸次拡開させているから、該拡散テーパ面5
Bを通る薬品を分散した状態で放出することができ、肺
まで確実に供給できるようにして、投薬効率を向上でき
る。
側に向けて漸次拡開させているから、該拡散テーパ面5
Bを通る薬品を分散した状態で放出することができ、肺
まで確実に供給できるようにして、投薬効率を向上でき
る。
【0050】また、吸入口5の内周に設けた破片捕捉網
25によりカプセルKの破片C,C,…を捕捉すること
ができるから、薬品の吸入時に薬品と共に各破片Cが吸
込まれて患者が咳込むのを防止し、患者に薬品だけを吸
入させることができ、当該吸入式投薬器に対する信頼性
を向上できる。
25によりカプセルKの破片C,C,…を捕捉すること
ができるから、薬品の吸入時に薬品と共に各破片Cが吸
込まれて患者が咳込むのを防止し、患者に薬品だけを吸
入させることができ、当該吸入式投薬器に対する信頼性
を向上できる。
【0051】また、吸入口5をホルダ収容部2に着脱可
能に取付けるようにしたから、破片捕捉網25で捕捉し
た破片を容易に排出でき、洗浄作業等の作業性を向上で
きる上に、吸入口5を複数人の患者にそれぞれ持たせる
ことにより、ホルダ収容部2、カプセルホルダ6、穴あ
け具21等からなる基本部分を複数人の患者で共有する
ことができ、患者の金銭的負担を軽減することができ
る。
能に取付けるようにしたから、破片捕捉網25で捕捉し
た破片を容易に排出でき、洗浄作業等の作業性を向上で
きる上に、吸入口5を複数人の患者にそれぞれ持たせる
ことにより、ホルダ収容部2、カプセルホルダ6、穴あ
け具21等からなる基本部分を複数人の患者で共有する
ことができ、患者の金銭的負担を軽減することができ
る。
【0052】しかも、カプセルホルダ6に設けたカプセ
ル排出具26により空になったカプセルKをカプセル収
容穴9から容易かつ確実に排出することができるから、
取扱い性を向上することができる。
ル排出具26により空になったカプセルKをカプセル収
容穴9から容易かつ確実に排出することができるから、
取扱い性を向上することができる。
【0053】なお、本発明は前記実施例に限らず、図1
0に示す第1の変形例の如く、各通気路31、各補助用
通気路32をホルダ収容部2′の内周面だけに形成する
ようにしてもよい。
0に示す第1の変形例の如く、各通気路31、各補助用
通気路32をホルダ収容部2′の内周面だけに形成する
ようにしてもよい。
【0054】また、図11に示す第2の変形例の如く、
各通気路41、各補助用通気路42をカプセルホルダ
6′の外周面だけに形成するようにしてもよい。
各通気路41、各補助用通気路42をカプセルホルダ
6′の外周面だけに形成するようにしてもよい。
【0055】また、前記実施例では、ホルダ収容部2に
挿嵌穴部2Bにピン3,3を設けると共に吸入口5に該
各ピン3に係脱可能に係合する係合溝5A,5Aを設け
て着脱できるようにしたが、ホルダ収容部と吸入口とを
凹凸の嵌合や螺合により着脱可能としてもよい。
挿嵌穴部2Bにピン3,3を設けると共に吸入口5に該
各ピン3に係脱可能に係合する係合溝5A,5Aを設け
て着脱できるようにしたが、ホルダ収容部と吸入口とを
凹凸の嵌合や螺合により着脱可能としてもよい。
【0056】さらに、前記実施例では、通気路12およ
び補助用通気路17をそれぞれ2本ずつ形成するように
したが、本発明においては、通気路12、補助用通気路
17は2本に限らず、患者の吸引力(肺活量)に応じて
その本数を1本、4本等に調整してもよい。また、各補
助用通気路17は必要に応じて省略してもよい。
び補助用通気路17をそれぞれ2本ずつ形成するように
したが、本発明においては、通気路12、補助用通気路
17は2本に限らず、患者の吸引力(肺活量)に応じて
その本数を1本、4本等に調整してもよい。また、各補
助用通気路17は必要に応じて省略してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、投薬器本体のカプセル収容穴内にカプセルを嵌合
し、穴あけ具のピンでカプセルに穴をあけ、この状態で
吸入口から息を吸込むことにより、カプセル内の薬品を
通気路、吸入口を介して肺内に確実に吸引できる。ま
た、ホルダ収容部の内周面とカプセルホルダの外周面と
の少なくとも一方の周面に位置して通気路を形成してい
るから、例えばカプセルホルダの中実部を軸方向に穿つ
ように穴状の通気路を形成した場合に比較して当該カプ
セルホルダを小径化でき、吸入式投薬器を小型化でき
る。
れば、投薬器本体のカプセル収容穴内にカプセルを嵌合
し、穴あけ具のピンでカプセルに穴をあけ、この状態で
吸入口から息を吸込むことにより、カプセル内の薬品を
通気路、吸入口を介して肺内に確実に吸引できる。ま
た、ホルダ収容部の内周面とカプセルホルダの外周面と
の少なくとも一方の周面に位置して通気路を形成してい
るから、例えばカプセルホルダの中実部を軸方向に穿つ
ように穴状の通気路を形成した場合に比較して当該カプ
セルホルダを小径化でき、吸入式投薬器を小型化でき
る。
【0058】請求項2の発明によれば、ホルダ収容部の
内周面とカプセルホルダの外周面とにそれぞれ凹溝を形
成することにより、吸引ピースの内周面とカプセルホル
ダの外周面の両方の部材を利用して通気路を形成するこ
とができ、吸引ピースとカプセルホルダを小径化できる
から、吸入式投薬器を小型化することができる。
内周面とカプセルホルダの外周面とにそれぞれ凹溝を形
成することにより、吸引ピースの内周面とカプセルホル
ダの外周面の両方の部材を利用して通気路を形成するこ
とができ、吸引ピースとカプセルホルダを小径化できる
から、吸入式投薬器を小型化することができる。
【0059】請求項3の発明によれば、吸入時に補助用
通気路からも空気を吸引することができるから、大きく
息を吸込んだときに積極的に空気を吸引させることがで
き、患者は息苦しさを感じることなく薬品を吸入するこ
とができる。
通気路からも空気を吸引することができるから、大きく
息を吸込んだときに積極的に空気を吸引させることがで
き、患者は息苦しさを感じることなく薬品を吸入するこ
とができる。
【0060】請求項4の発明によれば、通気路から空気
と共に噴出される薬品を、吸入口から吸入するときにテ
ーパ面によって分散した状態で吸入することができるか
ら、患者の口腔内で薬品を効果的に分散でき、投薬効率
を向上できる。
と共に噴出される薬品を、吸入口から吸入するときにテ
ーパ面によって分散した状態で吸入することができるか
ら、患者の口腔内で薬品を効果的に分散でき、投薬効率
を向上できる。
【0061】さらに、請求項5の発明の構成によれば、
投薬後に吸入口を洗浄する場合に、吸入口を吸引ピース
から取外すことにより該吸入口を隅々まで洗浄でき、衛
生面を向上することができる。
投薬後に吸入口を洗浄する場合に、吸入口を吸引ピース
から取外すことにより該吸入口を隅々まで洗浄でき、衛
生面を向上することができる。
【図1】本発明の実施例による吸入式投薬器を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1中のホルダ収容部を示す断面図である。
【図3】図1中の吸入口を示す外観図である。
【図4】カプセルホルダを示す図1中の矢示IV−IV方向
からみた断面図である。
からみた断面図である。
【図5】各通気路と各補助用通気路の形成状態を示す図
1中の矢示V−V方向からみた断面図である。
1中の矢示V−V方向からみた断面図である。
【図6】各通気路と各補助用通気路の形成状態を示す図
1中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
1中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】カプセル収容穴内にカプセルを嵌合した状態を
示す図1と同様位置からみた断面図である。
示す図1と同様位置からみた断面図である。
【図8】吸引した空気とカプセル内の薬品の流れを示す
図1と同様位置からみた断面図である。
図1と同様位置からみた断面図である。
【図9】吸入口を取外しカプセル排出具でカプセル収容
穴からカプセルを排出した状態を示す図1と同様位置か
らみた断面図である。
穴からカプセルを排出した状態を示す図1と同様位置か
らみた断面図である。
【図10】本発明の第1の変形例を示す図6と同様位置
からみた断面図である。
からみた断面図である。
【図11】本発明の第2の変形例を示す図6と同様位置
からみた断面図である。
からみた断面図である。
1 吸引ピース 2,2′ ホルダ収容部 4 ホルダ挿嵌穴 5 吸入口 5B 拡散テーパ面 6,6′ カプセルホルダ 9 カプセル収容穴 10,11 ピン挿入穴 12,31,41 通気路 13,18 外側凹溝 14 流入側凹溝 15 流出側凹溝 17,32,42 補助用通気路 19 内側凹溝 21 穴あけ具 K カプセル H 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 ユニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3 (56)参考文献 特開 昭60−185564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 11/00 A61M 13/00 A61M 15/00
Claims (5)
- 【請求項1】 軸方向に延びる中空筒体として形成さ
れ、軸方向の一側がホルダ収容部となり、他側が吸入口
となった吸引ピースと、該吸引ピースのホルダ収容部内
に設けられ、内部に一端側が開口した中空のカプセル収
容穴が軸方向に延びて形成されたカプセルホルダと、該
カプセル収容穴の軸方向の両側に位置して該カプセルホ
ルダと吸引ピースに対し径方向に延びる穴として穿設さ
れた一対のピン挿入穴と、前記吸引ピースの内周面と前
記カプセルホルダの外周面との少なくともいずれか一方
の周面に位置して該各ピン挿入穴に連通して軸方向に形
成された通気路と、前記カプセル収容穴に嵌合されたカ
プセルに該通気路に連通する穴をあけるため、前記各ピ
ン挿入穴に向けて挿入されるピンを有する穴あけ具とか
ら構成してなる吸入式投薬器。 - 【請求項2】 前記通気路は、前記吸引ピース内周面に
形成された凹溝と、該吸引ピースの凹溝と対応するよう
に前記カプセルホルダ外周面に形成された凹溝とから構
成してなる請求項1に記載の吸入式投薬器。 - 【請求項3】 前記吸引ピースの内周面とカプセルホル
ダの外周面との少なくともいずれか一方の周面には流通
空気量を増大するための補助用通気路を軸方向に伸長し
て設けてなる請求項1または2に記載の吸入式投薬器。 - 【請求項4】 前記吸入口の内周面は軸方向の一側から
他側に向けて漸次拡開するテーパ面としてなる請求項
1,2または3に記載の吸入式投薬器。 - 【請求項5】 前記吸入口を前記吸引ピースに着脱可能
に取付ける構成としてなる請求項1,2,3または4に
記載の吸入式投薬器。
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