JP3215662B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP3215662B2
JP3215662B2 JP34966297A JP34966297A JP3215662B2 JP 3215662 B2 JP3215662 B2 JP 3215662B2 JP 34966297 A JP34966297 A JP 34966297A JP 34966297 A JP34966297 A JP 34966297A JP 3215662 B2 JP3215662 B2 JP 3215662B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウインドシ
ールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置は、ワイパアームとこのワイパ
アームに保持されたワイパブレードとによって構成され
ている。
【0003】ワイパアームは、アームヘッドの一端部が
ピボット軸に固定されており、アームヘッドの他端部に
はリテーナが所定角度回動可能に支軸を介して連結され
ている。これらアームヘッドとリテーナとの間にはスプ
リングが取り付けられており、常にリテーナをウインド
シールドガラス等の払拭面の方向へ付勢している。リテ
ーナの先端部には、アームピースが固着されている。ア
ームピースの先端部は略U字状に屈曲されて保持部とな
っており、ワイパブレードを連結保持している。一方、
ワイパブレードは、払拭面に接触して払拭するブレード
ラバーと、このブレードラバーを保持する複数の保持レ
バーとによって構成されている。
【0004】この車両用ワイパ装置の作動時には、ワイ
パアーム及びワイパブレードが往復回動することによ
り、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着
しながら移動して雨滴を払拭する。
【0005】ところで、このような車両用ワイパ装置で
は、ウインドシールドガラス面の全域において出来るだ
け拭き残しの領域が生じないように(払拭範囲が拡大す
るように)、伸縮式ワイパアームを備えた広範囲払拭型
のものが提案されており、さらに、この広範囲払拭型の
ワイパ装置のうち、特に4節リンク式ワイパアームと称
されるワイパアームを備えたワイパ装置が知られている
(一例として、特開昭61−181745号公報)。
【0006】この種の4節リンク式とされるワイパアー
ムを備えた車両用ワイパ装置では、一対のメインレバー
及びサブレバーを備えている。メインレバーはピボット
軸に連結固定されており、また、サブレバーは、ピボッ
ト軸から所定距離離間した位置に設けられた支軸に回動
可能に支持されている。さらに、これらのメインレバー
及びサブレバーは、互いに並列状態で配置されると共
に、それぞれの先端部にアームヘッドが回転可能に連結
された構成となっている。
【0007】ピボット軸と共にメインレバーが回動する
と、サブレバーが連結されたアームヘッドがピボット軸
から相対的に接離しながら回動し、結果的にワイパアー
ムの全長が伸縮する。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲
が拡大する。したがって、例えば、縦寸法が比較的長く
設定されたウインドシールドガラス面を払拭する場合
に、一般的なワイパアームを備えたワイパ装置(ピボッ
ト軸に直接アームヘッドが固定され、ワイパアーム及び
ワイパブレードが単にこのピボット軸を中心に往復円弧
回転するもの)に比べると、ウインドシールドガラス面
の全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0008】ところで、この種の4節リンク式とされる
ワイパアームを備えた車両用ワイパ装置では、前述の如
く互いに並列状態で配置されて回動するメインレバー及
びサブレバーやこれらが連結されたアームヘッドは、全
体としてリンク機構を構成しているが、これらのリンク
機構の移動範囲に雪等が付着したり滞留すると、ワイパ
装置の円滑な作動を阻害する原因となるため、このよう
な雪の滞留を防止できる対策が必要である。また特に、
前記リンク機構の移動範囲に小枝などの異物が不用意に
入り込まないようにする必要もある。
【0009】この場合、前記各レバー等を全て車両のエ
ンジンフードによって被覆し、外部に露出しないように
構成することが考えられるが、メインレバー及びサブレ
バーやこれらが連結されたアームヘッドは比較的広い範
囲で移動するため、エンジンフード内にその移動スペー
スを確保したりこれを全て覆い尽くすことは困難であ
る。
【0010】またさらに、メインレバー及びサブレバー
とアームヘッドとの連結部分はワイパ作動時には常に外
部に露出して回転摺動するため、グリスなどを塗布して
円滑な作動を維持するための対策が施されているが、雨
水によってそのグリスが流出してしまい連結部分の寿命
を縮めていた。特に、図5に示すような車両幅方向に配
置された2本のワイパアーム及びワイパブレードによっ
て払拭する、所謂タンデム式のワイパを採用する場合
で、しかも一方のワイパブレードのクローズ方向側の下
反転位置に上記4節リンクのリンク機構が配置される場
合には、上記一方のワイパブレードによって払拭された
雨水の直接飛水が顕著であるため、防水対策が不可欠で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結され
たアームヘッドによって4節リンク式とされるワイパア
ームの前記リンク機構部分に、雪等が滞留したり異物が
挟み込まれることを防止できると共に各レバーとアーム
ヘッドの連結回動部分を防水することができ、かつこれ
を簡単な構造で低コストにより実現できる車両用ワイパ
装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
両用ワイパ装置は、車体に設けられた回動軸に連結され
前記回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸
から離間して前記車体に設けられた支軸に回動可能に支
持されたサブレバーと、前記メインレバーの先端部及び
前記サブレバーの先端部のそれぞれ上方に連結軸を介し
て回転可能に連結されるアームヘッドと、を有して4節
リンクが形成され、先端にワイパブレードが連結される
ワイパアームと、前記回動軸とは別個に車体に設けられ
前記回動軸に同期して回動する第2回動軸に連結され、
前記第2回動軸と共に回動する第2アームヘッドと、前
記第2アームヘッドに連結されると共に先端に第2ワイ
パブレードが連結される第2ワイパアームと、を備えた
車両用ワイパ装置において、前記メインレバー及び前記
サブレバーのうち少なくとも何れか一方には、前記アー
ムヘッド側へ突出した段付き部が形成されると共に、前
記段付き部に前記連結軸が連結されており、前記アーム
ヘッドの上方に取り付けられて前記メインレバー及びサ
ブレバーの移動範囲を被覆するリンクカバーを備え、
リンクカバーは、その側壁を前記メインレバー及び前
記サブレバーのうち少なくとも何れか一方の側に延長し
た延出部を有し、前記第2ワイパブレードの下反転位置
において、前記第2ワイパブレードのクローズ方向側に
前記連結軸による前記メインレバー及び前記サブレバー
のうち少なくとも何れか一方との連結部が位置し、か
つ、前記リンクカバーの延出部が前記第2ワイパブレー
ド側に形成されている、ことを特徴としている。
【0013】請求項1記載の車両用ワイパ装置では、メ
インレバーは回動軸に連結固定されており、また、サブ
レバーは、回動軸から離間して設けられた支軸に回動可
能に支持されている。さらに、これらのメインレバー及
びサブレバーは、互いに並列状態で配置されると共に、
それぞれの先端部は連結軸を介してアームヘッドに回転
可能に連結された構成となっている。またしかも、前記
ワイパアームとは別個に、第2アームヘッド、第2ワイ
パアーム、第2ワイパブレードが設けられており、全体
として、車両幅方向に配置された2本のワイパアーム及
びワイパブレードを同期させて払拭する、所謂タンデム
式のワイパとして構成される。
【0014】回動軸と共にメインレバーが回動すると、
メインレバーの回動動作に従動してアームヘッドの動作
を規制するサブレバーによって、アームヘッドが回動軸
から相対的に接離しながら回動し、結果的にワイパアー
ムの全長が伸縮する。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲
が拡大する。したがって、一般的なワイパアームを備え
たワイパ装置に比べると、ウインドシールドガラス面の
全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。また、こ
のワイパアームの動作に同期して、第2ワイパブレード
が払拭動作する。
【0015】ここで、請求項1記載の車両用ワイパ装置
では、アームヘッドにリンクカバーが一体的に設けられ
ている。このリンクカバーは、メインレバー及びサブレ
バーの移動範囲のうち車両のフードによって被覆されな
い非被覆範囲を少なくとも被覆する。
【0016】このため、メインレバーとサブレバー及び
アームヘッドによって構成されるリンク機構の移動範囲
に雪等が付着したり滞留しようとしても、これがリンク
カバーによって防止される。したがって、リンク機構す
なわちワイパ装置の円滑な作動が阻害されることを防止
できる。また特に、前記リンク機構の移動範囲に小枝な
どの異物が不用意に入り込むことも防止できる。
【0017】またさらに、請求項1記載の車両用ワイパ
装置では、メインレバー及びサブレバーのうち少なくと
も何れか一方にはアームヘッド側へ突出した段付き部が
形成されこの段付き部に連結軸が連結されるため、段付
き部において構成される各レバーの連結部をリンクカバ
ーの内方に入り込んだ状態に配置することが可能にな
る。したがって、リンク機構部分への飛水による連結部
のグリス流出や泥水の侵入を防止して、連結部の長寿命
化に寄与し、リンク機構の円滑な作動を維持することが
できる。
【0018】またさらに、請求項1記載の車両用ワイパ
装置は、車両幅方向に配置された2本のワイパアーム及
びワイパブレードを同期させて払拭する、所謂タンデム
式のワイパとして構成される。しかも第2ワイパブレー
ドのクローズ方向側の下反転位置に上記4節リンクのリ
ンク機構が配置される場合に、第2ワイパブレードによ
って払拭された雨水が側壁方向からリンク機部分に飛水
するが、リンクカバーの延出部は第2ワイパブレード側
に形成されているため、このリンクカバーの延出部によ
って上記各レバーとアームヘッドの連結部に直接飛水す
ることを防止できる。よって、飛水による連結部のグリ
ス流出や泥水の侵入を更に防止して、連結部の長寿命化
に寄与し、リンク機構の円滑な作動を確実に維持するこ
とができる。
【0019】このように、請求項1記載の車両用ワイパ
装置は、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結さ
れたアームヘッドによって4節リンク式とされるワイパ
アームを備え、しかも第2ワイパアーム及び第2ワイパ
ブレードをも備えることで所謂タンデム式のワイパとし
て構成されるものであって、前記リンク機構部分に、雪
等が滞留したり異物が挟み込まれることを防止できると
共に各レバーとアームヘッドの連結回動部分を防水する
ことができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより実
現できる。
【0020】請求項2に係る発明の車両用ワイパ装置
は、車体に設けられた回動軸に連結され前記回動軸と共
に回動するメインレバーと、前記回動軸から離間して前
記車体に設けられた支軸に回動可能に支持されたサブレ
バーと、前記メインレバーの先端部及び前記サブレバー
の先端部のそれぞれ上方にそれぞれ連結軸を介して回転
可能に連結されるアームヘッドと、を有して4節リンク
が形成され、先端にワイパブレードが連結されるワイパ
アームを備えた車両用ワイパ装置において、前記メイン
レバー及び前記サブレバーのうち少なくとも何れか一方
には、前記アームヘッド側へ突出した段付き部が形成さ
れると共に、前記段付き部に前記連結軸が連結されてお
り、前記アームヘッドの上方に取り付けられて前記メイ
ンレバー及びサブレバーの移動範囲を被覆するリンクカ
バーを備え、前記リンクカバーは、その側壁を前記メイ
ンレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも何れか一
方の側に延長した延出部を有し、前記連結軸による前記
メインレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも何れ
か一方との連結部における前記段付き部は、前記リンク
カバーの前記延出部の先端よりも前記アームヘッドの側
に配置している、ことを特徴としている。 したがって、
請求項2記載の車両用ワイパ装置では、段付き部がリン
クカバーの延出部の先端よりアームヘッド側(天方向)
に位置することで、段付き部において構成される各レバ
ーの連結部は、実質的にリンクカバーの内方に入り込ん
で配置されることになり、飛水した雨水や泥水が直接連
結部に侵入し難く、大きな防水効果を発揮することがで
きる。
【0021】請求項3に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1または請求項2記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記アームヘッドは、前記連結軸周囲を前記メ
インレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも何れか
一方の側に突出させた突出部が形成され、前記アームヘ
ッドの前記突出部と前記段付き部との間に、リング状で
周縁部が屈曲され前記突出部を包囲するカップワッシャ
を装着してグリス溜まりを設けた、ことを特徴としてい
る。
【0022】請求項3記載の車両用ワイパ装置では、カ
ップワッシャが各レバーの連結回動部分に装着されてグ
リス溜まりが設けられているため、この連結回動部分を
潤滑するためのグリスが流れ出ることがない。このた
め、前述の如きリンクカバーの側壁によって各レバーと
アームヘッドの連結回動部分を防水できることと相まっ
て、一層確実にリンク機構の円滑な作動を維持すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図4には本発明の第1の実施の形
態に係る車両用ワイパ装置10の全体構成が平面図にて
示されており、図5にはこのワイパ装置10が車両に適
用された状態が車両正面図にて示されている。
【0024】このワイパ装置10は、ワイパアーム12
とこのワイパアーム12に保持されたワイパブレード3
6とによって構成されている。
【0025】ワイパアーム12は、メインレバー14及
びサブレバー16を備えている。メインレバー14は、
その一端部が、車両に設けられた回動軸としてのピボッ
ト軸18に固定されており、常にピボット軸18と共に
回動する。また、サブレバー16は、ピボット軸18か
ら所定距離離間した位置に設けられた支軸20に回動可
能に支持され、このピボット軸18と支軸20との間の
車体またはフレームが不動リンクを形成している。さら
に、これらのメインレバー14及びサブレバー16は、
互いに並列状態で配置されると共に、メインレバー14
の先端部には、後に詳述する連結軸22によってアーム
ヘッド24が回転可能に連結されており、また、サブレ
バー16の先端部には、同様に後に詳述する連結軸26
によってアームヘッド24が回転可能に連結された構成
となっている。
【0026】アームヘッド24の他端部には、ワイパア
ーム12を構成するリテーナ28がウインドシールドガ
ラスGに接近及び離間する方向に所定角度回動可能に支
軸30を介して連結されている。さらに、リテーナ28
とアームヘッド24との間には、スプリング(図示省
略)が掛け渡されており、常にリテーナ28をウインド
シールドガラスGの払拭面の方向へ付勢している。ま
た、リテーナ28の先端部には、リテーナ28と共にワ
イパアーム12を構成するアームピース32が固着され
ている。アームピース32の先端部は略U字状に屈曲さ
れて保持部34となっており、ワイパブレード36を図
示しないクリップ部材を介して連結保持している。
【0027】以上の如く、ワイパ装置10は、4節リン
ク式とされたワイパアーム12を備えており、ピボット
軸18と共にメインレバー14が回動すると、メインレ
バー14の回動動作に従動してアームヘッド24の動作
を規制するサブレバー16によって、アームヘッド24
がピボット軸18から相対的に接離しながら回動し、結
果的にワイパアーム12の全長が伸縮する(アームヘッ
ド24の支持位置が変位してその全長が見掛け上伸縮す
る)構成である。
【0028】またさらに、アームヘッド24には、後に
詳述するリンクカバー40が取り付けられている。
【0029】一方、メインレバー14を支持するピボッ
ト軸18の車両幅方向側方には、第2回動軸としての第
2ピボット軸100が設けられている。この第2ピボッ
ト軸100は、ピボット軸18と同期して回動する。さ
らに、第2ピボット軸100には第2アームヘッド10
2が固定されており、第2アームヘッド102には第2
ワイパアーム104が連結され、さらに、第2ワイパア
ーム104の先端には第2ワイパブレード106が連結
されている。
【0030】すなわち、ワイパ装置10は、車両幅方向
に配置された2本のワイパアーム12及び第2ワイパア
ーム104(ワイパブレード36及び第2ワイパブレー
ド106)によって払拭する所謂タンデム式とされた構
成である。
【0031】さらにこの場合、第2ワイパブレード10
6の下反転位置Xにおいて、第2ワイパブレード106
のクローズ方向側(図5矢印A方向側)に、前述した4
節リンクのリンク機構(特に、連結軸22、26による
メインレバー14及びサブレバー16の連結部)が位置
した構成である。
【0032】ここで、図2にはアームヘッド24及びア
ームヘッド24に取り付けられたリンクカバー40の構
成が斜視図にて示されており、図3にはアームヘッド2
4及びリンクカバー40の構成が断面図にて示されてい
る。なお、前記各図においては、上下(天地)を逆にし
て示してある。
【0033】リンクカバー40は、樹脂製で全体として
略扇形に形成されており、装着部42と被覆部44とに
よって構成されている。装着部42は、アームヘッド2
4に対応して、互いに対向し合う一対の周囲壁46及び
周囲壁48と、これらの周囲壁46と周囲壁48の上端
部間に連続する上壁50とによって、一側が開口する断
面コ字状に形成されている。また、装着部42には、複
数の係止片52が形成されている。これらの係止片52
は、周囲壁46及び周囲壁48から所定距離内側へ離間
した位置に周囲壁46、48とは別個に独立して立設さ
れており、アームヘッド24に形成された係止凹部54
に係合する構成である。またここで、アームヘッド24
の係止凹部54がアームヘッド24の幅方向に互いに対
向せず千鳥状に複数設けられ、それに対応してリンクカ
バー40の係止片52も千鳥状に装着部42に設けられ
ている。
【0034】これらの係止片52が係止凹部54に係合
することにより、リンクカバー40(装着部42)が長
手方向及び幅方向の移動を阻止された状態でアームヘッ
ド24に固定される構成である。
【0035】一方、被覆部44は、装着部42(周囲壁
48)から連続して扇状に延出されており、周囲壁48
に連続する周囲壁56と、上壁50に連続する上壁58
とによって構成されている。
【0036】以上の構成のリンクカバー40は、装着部
42がアームヘッド24に対し上方から被せられて取り
付けられ、被覆部44が前述したメインレバー14及び
サブレバー16の直上へ向けて延出された配置状態(メ
インレバー14及びサブレバー16に対し車両外側(図
4の紙面手前側)に位置した状態)となっており、メイ
ンレバー14及びサブレバー16等から成るリンク機構
部分を被覆している。
【0037】さらにここで、このリンクカバー40(被
覆部44)は、メインレバー14及びサブレバー16の
移動範囲のうち車両のエンジンフードF(図5参照)に
よって被覆されない非被覆範囲を少なくとも被覆するよ
うに、その寸法や形状が設定されている。したがって、
アームヘッド24にリンクカバー40が取り付けられた
状態では、メインレバー14及びサブレバー16等から
成るリンク機構部分は外部には露出しないように構成さ
れている。
【0038】また、リンクカバー40(アームヘッド2
4)には、スペーサストッパ60が装着されている。ス
ペーサストッパ60は全体として薄肉板状に形成されて
おり、前述した複数の係止片52のうち周囲壁48(被
覆部44)の側に位置する係止片52と周囲壁48との
間に密着状態で装着されている。
【0039】さらに、スペーサストッパ60の一方(周
囲壁48の側))の側面には、爪部62が突出形成され
ており、周囲壁48に形成された係止孔64に嵌入可能
である。すなわち、爪部62が係止孔64に嵌入するこ
とで、スペーサストッパ60がリンクカバー40の装着
部42に一体的に固定される構成である。
【0040】以上の構成のリンクカバー40が取り付け
られたアームヘッド24と、前記メインレバー14及び
サブレバー16との連結回動部分(すなわち、連結軸2
2または連結軸26による連結部分)について説明す
る。
【0041】図1には、連結軸22によるアームヘッド
24とメインレバー14との連結回動部分の詳細が断面
図にて示されている。
【0042】連結軸22は、傘状の頭部22Aを有して
おり、先端がメインレバー14にカシメ固定されてい
る。また、連結軸22周辺のメインレバー14は、連結
部が上方(アームヘッド24側)へ突出した段付き状態
に形成されて段付き部66が設けられている。一方、ア
ームヘッド24の連結孔68には軸受70が設けられて
おり、この軸受70を介して連結軸22が支持された構
成である。また、連結軸22の頭部22Aとアームヘッ
ド24との間にはワッシャ72が配置されると共に、メ
インレバー14とアームヘッド24の間にはワッシャ7
4が配置されている。さらに、ワッシャ74近傍の連結
軸22とアームヘッド24の間には、シールリング76
が設けられている。
【0043】さらにここで、アームヘッド24に取り付
けられた前述のリンクカバー40の周囲壁46(第2ワ
イパアーム104側の周囲壁)には、連結部を覆うよう
に下方へ延出した延出部46Aが形成されており、その
先端はメインレバー14のアームヘッド24側の面に極
めて接近した部位に達している。さらに、メインレバー
14の連結部をアームヘッド24側に突出させて形成し
た段付き部66が、上記リンクカバー40の延出部46
A先端より天方向(アームヘッド24側)に配置してリ
ンクカバー40内に連結部を入り込ませているので、飛
水した雨水や泥水が直接連結部に侵入し難く、防水効果
を発揮している。
【0044】なお、他方の連結軸26によるサブレバー
16とアームヘッド24との連結回動部分については、
前述と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0045】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成の車両用ワイパ装置10では、ピボット軸
18の回動に伴ってワイパアーム12及びワイパブレー
ド36が往復回動することにより、及び、第2ピボット
軸100の回動に伴って第2ワイパアーム104及び第
2ワイパブレード106が往復回動することにより、ウ
インドシールドガラス面の雨滴等を払拭する。
【0046】この場合、ピボット軸18と共にメインレ
バー14が回動すると、メインレバー14の回動動作に
従動してアームヘッド24の動作を規制するサブレバー
16によって、アームヘッド24がピボット軸18から
相対的に接離しながら回動し、結果的にワイパアーム1
2の全長が伸縮する(アームヘッド24の支持位置が変
位してその全長が見掛け上伸縮する)。これにより、所
定の払拭位置ではワイパアーム12の全長が見掛け上伸
長して、その払拭範囲が拡大する。したがって、一般的
なワイパアームを備えたワイパ装置に比べると、ウイン
ドシールドガラス面の全域において拭き残しの領域が生
じ難くなる。
【0047】またここで、このワイパ装置10では、ア
ームヘッド24にリンクカバー40が一体的に設けられ
ている。このリンクカバー40の被覆部44は、メイン
レバー14及びサブレバー16に対し車両外側に位置し
ており、メインレバー14及びサブレバー16等から成
るリンク機構部分の移動範囲のうち、車両のエンジンフ
ードFによって被覆されない非被覆範囲を少なくとも被
覆している。
【0048】このため、メインレバー14とサブレバー
16及びアームヘッド24によって構成されるリンク機
構部分の移動範囲に雪等が付着したり滞留しようとして
も、これがリンクカバー40によって防止される。した
がって、リンク機構すなわちワイパ装置10の円滑な作
動が阻害されることを防止できる。また特に、前記リン
ク機構の移動範囲に小枝などの異物が不用意に入り込む
ことも防止できる。
【0049】また、リンクカバー40は、装着部42に
形成された係止片52が、アームヘッド24に形成され
た係止凹部54に係合することにより、アームヘッド2
4の長手方向及び幅方向の移動を阻止された状態でアー
ムヘッド24に固定された構成であるため、簡単な操作
でリンクカバー40を取り付けることができ、組付け作
業性が向上する。さらにこの場合、係止片52は、装着
部42の周囲壁46及び周囲壁48から所定距離内側へ
離間した位置にこれらの周囲壁46、20とは別個に独
立して立設されているため、リンクカバー40(装着部
42)を取り付ける際には、係止片52が容易に撓んで
アームヘッド24の係止凹部54に係合する。したがっ
て、これによってもリンクカバー40(装着部42)の
組付け性が一層向上する。
【0050】また、リンクカバー40(装着部42)に
形成された係止片52、及びアームヘッド24に形成さ
れた係止凹部54は、アームヘッド24及び装着部42
の幅方向には対向せず、長手方向に沿って千鳥状に設け
られているため、これらの係止凹部54及び係止片52
の必要肉厚寸法を確保し易くなり、設計の自由度が向上
する。
【0051】また、アームヘッド24に取り付けられた
リンクカバー40には、装着部42にスペーサストッパ
60が装着されており、係止片52がアームヘッド24
の係止凹部54から離脱する方向へ向けて撓むことが阻
止されている。
【0052】すなわち、リンクカバー40の装着部42
においては、周囲壁48(被覆部44)の側に位置する
係止片52と周囲壁48との間にスペーサストッパ60
が密着状態で装着されている。したがって、周囲壁48
とこの周囲壁48から離間した位置に独立して立設され
た係止片52との間のスペースが除去されている(周囲
壁48と係止片52とがスペーサストッパ60を介して
一体化されている)。これにより、係止片52がアーム
ヘッド24の係止凹部54から離脱する方向へ向けて撓
むことが阻止され、係止片52と係止凹部54との係合
が解除されることがなく、装着部42すなわちリンクカ
バー40がアームヘッド24から不要に外れることがな
い。
【0053】さらに、このスペーサストッパ60は、側
面に形成された爪部62が周囲壁48に形成された係止
孔64に嵌入することで、リンクカバー40の装着部4
2に一体的に固定(抜け止め)されているため、このス
ペーサストッパ60自体が不要に外れることがない。こ
のため、リンクカバー40の取付け固定状態を確実に維
持できる。
【0054】またここで、このワイパ装置10では、ア
ームヘッド24に取り付けられた前述のリンクカバー4
0の周囲壁46(第2ワイパアーム104側の周囲壁)
は連結部を覆うように下方へ延出した延出部46Aを備
え、その先端はメインレバー14のアームヘッド24側
の面に極めて接近した部位に達している。さらに、メイ
ンレバー14の連結部をアームヘッド24側に突出させ
て形成した段付き部66が、上記リンクカバー40の延
出部46A先端より天方向(アームヘッド24側)に配
置してリンクカバー40内に連結部を入り込ませている
ので、飛水した雨水や泥水が直接連結部に侵入し難く、
防水効果を発揮している。
【0055】したがって、前記連結回動部分が不要に被
水することがなく、これらの連結回動部分が防水される
ことでリンク機構の円滑な作動を維持することができ
る。
【0056】このように、第1の実施の形態に係るワイ
パ装置10では、メインレバー14とサブレバー16及
びこれらが連結されたアームヘッド24によって4節リ
ンク式とされるワイパアーム12の前記リンク機構部分
に、雪等が滞留したり異物が挟み込まれることを防止で
きると共に、各レバーとアームヘッド24の連結回動部
分を防水することができ、かつこれを簡単な構造で低コ
ストにより実現できる。
【0057】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその
説明を省略する。
【0058】図6には、本発明の第2の実施の形態に係
る車両用ワイパ装置80のアームヘッド24とメインレ
バー14との連結回動部分の構成が断面図にて示されて
いる。
【0059】このワイパ装置80では、アームヘッド2
4及びリンクカバー40等の基本的な構成は前記第1の
実施の形態と同じであるが、メインレバー14に設けら
れた段付き部66の側壁部分には、凹溝82が形成され
ている。
【0060】また、アームヘッド24に取り付けられた
リンクカバー40の周囲壁46は、連結軸22によるメ
インレバー14とアームヘッド24との連結回動部分に
対向するように下方へ向けて延長して形成され、さらに
その先端は連結軸22の側へ屈曲されて先端屈曲部46
Bが設けられている。この先端屈曲部46Bは、凹溝8
2内に入り込んでいる。これにより、前記延長された周
囲壁46(先端屈曲部46B)は、連結軸22によるメ
インレバー14とアームヘッド24との連結回動部分を
被覆している。
【0061】なお、他方の連結軸26によるサブレバー
16とアームヘッド24との連結回動部分については、
前述と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0062】上記構成のワイパ装置80においても、メ
インレバー14とサブレバー16及びアームヘッド24
によって構成されるリンク機構部分の移動範囲に雪等が
付着したり滞留しようとしても、これがリンクカバー4
0によって防止される。したがって、リンク機構すなわ
ちワイパ装置10の円滑な作動が阻害されることを防止
できる。また特に、前記リンク機構の移動範囲に小枝な
どの異物が不用意に入り込むことも防止できる。
【0063】また、このワイパ装置80では、連結軸2
2によるメインレバー14とアームヘッド24との連結
回動部分、及び連結軸26によるサブレバー16とアー
ムヘッド24との連結回動部分に対向するように、リン
クカバー40の当該周囲壁46が下方へ(段付き部66
へ)向けて延長して設けられると共に、その先端屈曲部
46Bが凹溝82内に入り込んで、連結軸22及び連結
軸26による連結回動部分が被覆されている。
【0064】したがって、前記連結回動部分が不要に被
水することがなく、これらの連結回動部分が防水される
ことでリンク機構の円滑な作動を維持することができ
る。
【0065】このように、第2の実施の形態に係るワイ
パ装置80では、メインレバー14とサブレバー16及
びこれらが連結されたアームヘッド24によって4節リ
ンク式とされるワイパアーム12の前記リンク機構部分
に、雪等が滞留したり異物が挟み込まれることを防止で
きると共に、各レバーとアームヘッド24の連結回動部
分を防水することができ、かつこれを簡単な構造で低コ
ストにより実現できる。
【0066】図7には、本発明の第3の実施の形態に係
る車両用ワイパ装置90のアームヘッド24とメインレ
バー14との連結回動部分の構成が断面図にて示されて
いる。
【0067】このワイパ装置90では、アームヘッド2
4及びリンクカバー40等の基本的な構成は前記第1の
実施の形態と同じであるが、メインレバー14とワッシ
ャ74及びシールリング76との間には、カップワッシ
ャ92が配置されている。カップワッシャ92は、リン
グ状に形成されており、その周縁部は上方へ向けて略直
角に屈曲されている。このカップワッシャ92は、その
中央部分が、メインレバー14にカシメ固定された連結
軸22の先端とメインレバー14との間に挟持されて、
連結軸22及びメインレバー14と一体的に固定されて
いる。このカップワッシャ92によって、グリス溜まり
94が設けられた構成となっている。
【0068】なお、他方の連結軸26によるサブレバー
16とアームヘッド24との連結回動部分については、
前述と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0069】上記構成のワイパ装置90においても、メ
インレバー14とサブレバー16及びアームヘッド24
によって構成されるリンク機構部分の移動範囲に雪等が
付着したり滞留しようとしても、これがリンクカバー4
0によって防止される。したがって、リンク機構すなわ
ちワイパ装置10の円滑な作動が阻害されることを防止
できる。また特に、前記リンク機構の移動範囲に小枝な
どの異物が不用意に入り込むことも防止できる。
【0070】また、このワイパ装置90では、連結軸2
2によるメインレバー14とアームヘッド24との連結
回動部分、及び連結軸26によるサブレバー16とアー
ムヘッド24との連結回動部分に対向するように、リン
クカバー40の当該周囲壁46が下方へ(段付き部66
へ)向けて延長して設けられて、連結軸22及び連結軸
26による連結回動部分が被覆されている。したがっ
て、前記連結回動部分が不要に被水することがなく、こ
れらの連結回動部分が防水されることでリンク機構の円
滑な作動を維持することができる。
【0071】さらに、ワイパ装置90では、カップワッ
シャ92が各レバーの連結回動部分に装着されてグリス
溜まり94が設けられているため、この連結回動部分を
潤滑するためのグリスが流れ出ることがない。このた
め、前述の如きリンクカバー40の周囲壁46によって
各レバーとアームヘッド24の連結回動部分を防水でき
ることと相まって、一層確実にリンク機構の円滑な作動
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとメインレバーの連結回動部分の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置が
車両に適用された状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとメインレバーの連結回動部分の構成を示
す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとメインレバーの連結回動部分の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 メインレバー 16 サブレバー 18 ピボット軸(回動軸) 20 支軸 22 連結軸 24 アームヘッド 26 連結軸 36 ワイパブレード 40 リンクカバー 42 装着部 44 被覆部 46 周囲壁(側壁) 46A 延出部 46B 先端屈曲部 66 段付き部 68 連結孔 80 ワイパ装置 82 凹溝 90 ワイパ装置 92 カップワッシャ 94 グリス溜まり

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられた回動軸に連結され前記
    回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸から
    離間して前記車体に設けられた支軸に回動可能に支持さ
    れたサブレバーと、前記メインレバーの先端部及び前記
    サブレバーの先端部のそれぞれ上方に連結軸を介して回
    転可能に連結されるアームヘッドと、を有して4節リン
    クが形成され、先端にワイパブレードが連結されるワイ
    パアームと、 前記回動軸とは別個に車体に設けられ前記回動軸に同期
    して回動する第2回動軸に連結され、前記第2回動軸と
    共に回動する第2アームヘッドと、 前記第2アームヘッドに連結されると共に先端に第2ワ
    イパブレードが連結される第2ワイパアームと、 を備えた車両用ワイパ装置において、前記メインレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも
    何れか一方には、前記アームヘッド側へ突出した段付き
    部が形成されると共に、前記段付き部に前記連結軸が連
    結されており、 前記アームヘッドの上方に取り付けられて前記メインレ
    バー及びサブレバーの移動範囲を被覆するリンクカバー
    を備え、前記 リンクカバーは、その側壁を前記メインレバー及び
    前記サブレバーのうち少なくとも何れか一方の側に延長
    した延出部を有し、前記第2ワイパブレードの下反転位置において、前記第
    2ワイパブレードのクローズ方向側に前記連結軸による
    前記メインレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも
    何れか一方との連結部が位置し、かつ、前記リンクカバ
    ーの延出部が前記第2ワイパブレード側に形成されてい
    る、 ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 車体に設けられた回動軸に連結され前記
    回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸から
    離間して前記車体に設けられた支軸に回動可能に支持さ
    れたサブレバーと、前記メインレバーの先端部及び前記
    サブレバーの先端部のそれぞれ上方に連結軸を介して回
    転可能に連結されるアームヘッドと、を有して4節リン
    クが形成され、先端にワイパブレードが連結されるワイ
    パアー ムを備えた車両用ワイパ装置において、 前記メインレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも
    何れか一方には、前記アームヘッド側へ突出した段付き
    部が形成されると共に、前記段付き部に前記連結軸が連
    結されており、 前記アームヘッドの上方に取り付けられて前記メインレ
    バー及びサブレバーの移動範囲を被覆するリンクカバー
    を備え、 前記リンクカバーは、その側壁を前記メインレバー及び
    前記サブレバーのうち少なくとも何れか一方の側に延長
    した延出部を有し、 前記連結軸による前記メインレバー及び前記サブレバー
    のうち少なくとも何れか一方との連結部における前記段
    付き部は、前記リンクカバーの前記延出部の先端よりも
    前記アームヘッドの側に配置している、 ことを特徴とする 車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記アームヘッドは、前記連結軸周囲を
    前記メインレバー及び前記サブレバーのうち少なくとも
    何れか一方の側に突出させた突出部が形成され、 前記アームヘッドの前記突出部と前記段付き部との間
    に、リング状で周縁部が屈曲され前記突出部を包囲する
    カップワッシャを装着してグリス溜まりを設けた、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用
    ワイパ装置。
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