JP2685685B2 - 泡抑制剤組成物 - Google Patents
泡抑制剤組成物Info
- Publication number
- JP2685685B2 JP2685685B2 JP9345392A JP9345392A JP2685685B2 JP 2685685 B2 JP2685685 B2 JP 2685685B2 JP 9345392 A JP9345392 A JP 9345392A JP 9345392 A JP9345392 A JP 9345392A JP 2685685 B2 JP2685685 B2 JP 2685685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- weight
- sio
- dimethylpolysiloxane
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
水性切削油、染色工程用油剤などに添加したときに、す
ぐれた分散安定性、抑泡性を示す泡抑制剤組成物に関す
るものである。
シリコーン系消泡剤は他の消泡剤と比べて種々のすぐれ
た性質を有するものであることから、発泡を伴なう一般
化学工業の各工程に幅広く使用されている。しかし、こ
のジメチルポリシロキサンはこれが本質的に疎水性のも
のであるために、実用面ではこれを界面活性剤を用いて
水に分散させたエマルジョン型消泡剤として使用されて
いるが、このものは処理対象液が高温であるか、高剪断
のかかるものであるときにはエマルジョンが破壊される
ために所望の消泡効果を期待することができず、ときに
は発泡が促進されることがあるし、これはまた非水系で
は使用できず、さらには長期の保存中にエマルジョンが
分離するという欠点もある。
シアルキレン基で変成したオルガノポリシロキサンを使
用することも提案されているが(米国特許第3,233,986
号明細書参照)、これには破泡および消泡効果が小さい
という不利があり、ポリオキシアルキレンで変性したジ
メチルポリシロキサンで代表される親水性のポリシロキ
サンをベースオイルとし、これにジメチルポリシロキサ
ンと微粉末シリカよりなるオイルコンパウンドを併用し
て消泡効果を向上させるということも提案されており
(特公昭52-19836号、特公昭52-22638号、特公昭55-230
84号各公報参照)、長鎖アルキル基およびポリオキシア
ルキレン共変性オルガノポリシロキサンをベースオイル
とするものも提案されているが(特公昭58-58126号公報
参照)、これらは微粉末シリカのみではこれをジメチル
ポリシロキサンに安定に分散させることが難しく、高温
または機械的に強い剪断力が長時間かけられたときや、
希釈時または長期保存時においてシリカの凝集や分離が
起るという不利がある。
リシロキサンとシリカとの分散性を向上させるために、
シリカ表面をシラザン処理して疎水化処理することも提
案されているが、この場合には処理量によって消泡性が
低下することもあるのでこの調節が難しいという不利が
ある。なお、この消泡剤については本発明者らも限定さ
れたポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、ジメチルシリコーンオイルと微粉末シリカとからな
る泡抑制剤成分、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレン共重合体および分子鎖両末端が水酸基で封鎖され
たジメチルシリコーンオイルとからなる泡抑制剤を提案
しており(特願平2-414678号明細書参照)、これによれ
ば上記の欠点を可成り解決することができるけれども、
これにはなおシリカの分散性、消泡性が不充分であると
いう不利がある。
を解決した泡抑制剤に関するもので、これはA)一般式
は分子量が500 〜3,000 の式(CH2)r-O-(R2O)sQ(R2はエ
チレン基およびプロピレン基、Qは水素原子または炭素
数1〜8のアルキル基、アセチル基、イソシアン酸基か
ら選択される1価の有機基、rは2〜6、sは5〜50)
で示される基で、G2は (R2O)基中のエチレンオキシ基が
10〜30モル%、G3は (R2O)基中のエチレンオキシ基が65
〜85モル%のものであり、G2/G3(モル比) は0.3/1 〜3
/1、R1は炭素数3〜20の1価の炭化水素基、aは0また
は1、m及びnは1〜30の正数、pは10〜100 、qは1
〜10の正数]で示されるポリオキシアルキレン変性シリ
コーンオイル30〜80重量%B) 25 ℃における粘度が10〜
100,000cS であるジメチルポリシロキサン100 重量部
と、(CH3)3SiO1/2単位と SiO2 単位とから本質的にな
り、(CH3)3SiO1/2/SiO2の比が 0.4/1〜 1.3/1の範
囲にあるシロキサン樹脂1〜10重量部および微粉末シリ
カ1〜40重量部よりなる配合物5〜50重量%、C)分子量
範囲が500 〜 3,000であり、エチレンオキシ基が10〜85
モル%であるポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン共重合体5〜50重量%、D)25℃における粘度が10〜50
0cS である分子鎖両末端がモノヒドロキシジメチルシリ
ル基で封鎖された、 ジメチルポリシロキサン2〜20重量
%、とからなることを特徴とするものである。
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを主剤とす
る消泡剤の不利を解決する方法について種々検討した結
果、このポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキ
サンについてはこれに含有されるエチレンオキシ基、プ
ロピレンオキシ基の量およびこのモル比を特定したもの
とすると共に、これにジメチルポリシロキサンとシロキ
サン樹脂および微粉末シリカとからなる配合物とエチレ
ンオキシ基の量を特定したポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレン共重合体および分子鎖末端がモノヒドロ
キシジメチルシリル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリ
シロキサンを添加すると、このようにして得られる泡抑
制剤が希釈安定性、消泡安定性、高温安定性のすぐれた
ものとなることを見出した。
変性したポリシロキサンに比べて上記したように同一分
子内に2種のポリオキシアルキレンを含有させたポリシ
ロキサンを使用すると、このものがすぐれた希釈安定
性、高温安定性を示すと共に、ジメチルポリシロキサン
と粉末シリカとからなる配合物にシロキサン樹脂を添加
するとこれがすぐれた消泡持続性、破泡性を示すことを
確認し、上記した各成分の種類、配合比などについての
研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさらに
詳述する。
定性がすぐれていることから、特に水性切削油、繊維染
色浴、精練浴などに有用とされる泡抑制剤組成物に関す
るものであり、この泡抑制剤組成物はA)前記した一般式
(1) で示されるポリオキシアルキレン変性シリコーンオ
イル、B)ジメチルポリシロキサンと(CH3)3SiO1/2単位と
SiO2単位からなるシロキサン樹脂および微粉末シリカと
からなる配合物、C)ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン共重合体、D)分子鎖末端水酸基ジメチルポリシ
ロキサンの所定量を混合してなるものとされる。
としてのポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルは
一般式
G2、G3は式(CH2)r-O-(R2O)s-Q で示され、R2はエチレン
基およびプロピレン基、rは2〜6、好ましくは2〜
3、sは5〜50、好ましくは15〜45であるものである
が、G2は(R2O) 基中のエチレンオキシ基が10〜30モル
%、G3は(R2O) 基中のエチレンオキシ基が65〜85モル%
のものであることが必要とされる。
ルキレンオキシ基の親水性基としての効果が十分発揮さ
れず、3,000 を越えると粘度が高くなりすぎて分散性、
作業性が悪くなるので、500 〜3,000 の範囲、好ましく
は1,000 〜2,000 のものとする必要がある。また、この
G2, G3については式中のG2/G3(モル比) が0.3 未満では
疎水性部分が多くなって分散性が悪くなり、3を越える
と消泡性が悪くなるので、0.3 〜3の範囲とする必要が
ある。
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基などの炭素数1〜8のアルキル基、アセ
チル基、イソシアン酸基などから選択される1価の有機
基、R1は1価の炭化水素基であるが炭素数が20を越える
と消泡性、水分散性が悪くなることから炭素数が3〜20
のものとされるものであり、このm,nは1〜30の正数
でm+nは3〜40、好ましくは3〜20の数、pは10未満
では消泡性が悪くなるし、粘度の低下により保存分離安
定性も悪くなり、100 を越えると希釈時の粘度が高くな
って作業性が悪くなることから10〜100 、好ましくは20
〜60とされるもの、qは1〜10の正数とされるものであ
るが、このものは分子中に占めるシロキサンで代表され
る疎水性部分の含量、すなわち全分子量からG2, G3の分
子量を除いた量が5〜30重量%からなるものとすること
がよい。
オイルは従来公知の方法で合成することができるが、こ
れは例えば≡SiH 基を含有するメチルポリシロキサンに
分子鎖末端にビニル基あるいはアリル基等を有する二種
以上のポリオキシアルキレン化合物と炭素数3〜20の不
飽和オレフィン類を白金触媒の存在下に付加反応させる
か、≡SiH 基とR1基を含有するオルガノポリシロキサン
に分子鎖末端にビニル基またはアリル基等を有する二種
以上のポリオキシアルキレン化合物を付加反応させれば
容易に得ることができるが、本発明の泡抑制剤組成物 1
00重量%中におけるA)成分の配合量は30重量%未満では
水分散性が悪く、80重量%より多くすると均一で安定な
自己乳化エマルジヨンとなりにくいということから30〜
80重量%、より好ましくは50〜70重量%の範囲とすれば
よい。
B)成分としての配合物は、本発明の泡抑制剤組成物に消
泡持続性を付与するための主成分となるもので、これは
ジメチルポリシロキサンと(CH3)3SiO1/2単位とSiO2単位
とから本質的になるシロキサン樹脂および微粉末シリカ
とからなるものとされる。
は線状、分岐状のいずれであってもよいが、分子鎖末端
がトリメチルシリル基で封鎖されたものが好ましい。こ
のジメチルポリシロキサンは分散のし易さ、作業性の面
からは粘度ができるだけ低いものとすることがよく、消
泡持続性の面からは粘度が高いほうがよいのであるが、
粘度が10cS未満では得られる組成物が安定性の乏しいも
のとなり、100,000cSより大きいと得られる組成物を泡
抑制剤組成物として使用する前に水で希釈するときの増
粘性が著しくなって作業性に難点が生じるので、10〜10
0,000cS の範囲、好ましくは100 〜5,000cS のものとす
ることがよい。
公知の方法(米国特許第2,676,182号、第2,814,601
号、第2,857,356 号、特開昭61-195129 号、特開昭63-2
56628号公報参照)によって容易に製造することができ
る。このシロキサン樹脂は(CH3)3SiO1/2単位/SiO2単位
との比が0.4/1 〜1.3/1 の範囲のものとされるが、これ
は有機溶剤あるいはジメチルポリシロキサンに溶解した
ものとして使用する。この有機溶剤あるいはジメチルポ
リシロキサンはシロキサン樹脂を安定に分散し得るもの
であれば特に限定されるものではないが、これには粘度
が0.6 〜100cS であるジメチルポリシロキサン、常圧下
での沸点が70〜300 ℃である飽和脂肪族炭化水素、脂肪
族アルコ−ル、芳香族炭化水素などが例示される。
サメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの環状ジメチ
ルポリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタ
メチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、
ドデカメチルペンタシロキサン、テトラデカメチルヘキ
サシロキサンなどの線状ジメチルポリシロキサンが例示
される。
素としてはn-ヘプタン、シクロヘキサン、ケロシン、イ
ソパラフィン類やトリクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、パ−クロロエチレンなどの塩素炭化水素が例示さ
れ、脂肪族アルコ−ルとしてはエタノ−ル、イソプロピ
ルアルコ−ル、n-プロピルアルコ−ル、n-ブチルアルコ
−ル、t-ブチルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−ルな
どがさらに芳香族炭化水素としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどが例示される。
知のものでよく、湿式シリカ、乾式シリカのいずれでも
よいことから、これには沈降シリカ、シリカキセロゲ
ル、ヒュームドシリカ、さらにはその表面を有機シリル
基で処理したものなどが示され、具体的にはアエロジル
[日本アエロジル(株)製商品名]、ニプシル[日本シ
リカ(株)製商品名]、キャボシル[米国キャボット社
製商品名]、サントセル[米国モンサントケミカル社製
商品名]などがあげられるが、これらはBET 法による比
表面積が100m2/g 以上のものとすることが好ましい。
樹脂および微粉末シリカの配合比はジメチルポリシロキ
サン100 重量%に対して、シロキサン樹脂を 0.1〜10重
量部および微粉末シリカを1〜40重量部を配合したもの
とすればよい。このシロキサン樹脂は0.1 重量部未満で
は消泡持続性能が劣るし、10重量部より多くすると得ら
れる組成物の水希釈安定性が低下するため0.1〜10重量
部とされるが、より好ましくは0.5 〜5重量部である。
また、この微粉末シリカは1重量部未満では消泡性能が
劣るし、40 重量部より多くすると組成物の粘度が増加し
て水分散性が低下するので1〜40重量部とされるが、よ
り好ましくは5〜20重量部である。
は上記したジメチルポリシロキサンオイル、シロキサン
樹脂、微粉末シリカを配合し、室温〜200 ℃で熱処理
し、必要に応じ低沸点留分を除くことによって製造する
ことができるが、本発明の泡抑制剤組成物100 重量%中
におけるこのB)成分の配合量は5重量%未満では消泡性
能が十分に発揮されず、また50重量%より多くするとこ
の系が増粘されて作業性に問題が生ずるので、これは5
〜50重量%、より好ましくは10〜30重量%の範囲とする
ことがよい。
C)成分としてのポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レン共重合体は上記したA), B)成分および後記するD)成
分を乳化分散するための乳化助剤となるものであるが、
このものは分子量が500 未満では得られる組成物が経時
安定性のわるいものとなり、3,000 を越えると粘度が高
くなって分散性に影響が与えられるので、分子量が500
〜3,000 の範囲のもの、好ましくは1,500 〜2,500 のも
のとすることが必要とされる。
レンオキシ基が10モル%未満では疎水性が強くなって乳
化助剤としての働きが不充分となり、85モル%を越える
と親水性が大きくなりすぎてこの場合も乳化助剤として
の働きが十分発揮されなくなるので、エチレンオキシ基
の含有量が10〜85モル%の範囲、好ましくは30〜70モル
%のものとすることが必要とされるが、このものの泡抑
制剤組成物 100重量%中における配合量は5重量%未満
では保存安定性が悪くなり、50重量%より多くすると組
成物の希釈安定性が悪くなるということから、これは5
〜50重量%、より好ましくは10〜30重量%の範囲とすれ
ばよい。
としてのジメチルポリシロキサンは分子鎖両末端がモノ
ヒドロキシジメチルシリル基で封鎖されたもので直鎖状
のものとされる。これは本発明の泡抑制剤組成物におけ
る前記したA)成分とB)成分のバインダーとして有効とさ
れるもので、モノヒドロキシジメチルシリル基が本来相
溶性の少ないA)成分とB)成分の界面張力を下げる働きが
あり、これら成分の相溶性を向上させるものであるが、
このものは粘度が10cS未満ではオイルスポットの原因と
なり、500cS より粘度が高いと粘度を下げることができ
ず、その添加効果が不十分となるので、この泡抑制剤組
成物の粘度を上げないためにも粘度が10〜500cS 好まし
くは30〜200cS のものとすることが必要とされる。
中における配合量は2重量%未満では上記した効果が十
分発揮されず、20重量%より多くすると粘度が低くなり
すぎてシリカ分が沈降するなど経時の保存安定性がわる
くなるので、これは2〜20重量%、より好ましくは5〜
15重量%の範囲となるようにすればよい。
成分の所定量を混合することによって得ることができる
が、これはこれらの各成分を例えばホモミキサーなどの
混合機を用いて均一に混合すればよく、この混合順序は
特に限定されないけれども、混合時に40〜150 ℃の範囲
で加熱してもよい。
組成物はこれを添加した液にすぐれた低発泡性を長時間
付与すると共に、このものは分散安定性がすぐれてお
り、高温、高剪断下での機械的安定性にすぐれていて凝
集を起すこともないので、水性切削油や各種染色工程に
おける油剤または一般塗料用、各種油剤内添用消泡剤と
して好適に使用することができる。
中における粘度は25℃での測定値を示したもの、各種物
性はつぎの試験法による測定値を示したものである。
%水分散液 100gを 200mlのガラスビーカーに入れ、25
℃で1日保存した後の経時安定性を目視により以下のよ
うに評価した。 ◎…良好なエマルジョン、オイル浮きが認められない。 ○…オイル浮きあるいはシリカ沈降が若干ある。 △…オイル浮きが多く、シリカ沈降も多い。
ーに0.2 %オレイン酸ナトリウム水溶液100 gを入れ、
泡抑制剤組成物の10%水分散液 1.0g (有効成分として
1,000ppm)を添加し、ガラスディフェーザ−ストーンを
通して 1.0リットル/分で空気を吹込むエアーバブリン
グ法で5分後の起泡量(泡量+液量)を25℃で測定し
た。
リコーンオイル650g、
1)439g、粘度が100cSであるジメチルシリコ−ンオイ
ル(B−2)439 g、 平均粒径が1.4 μm で比表面積が
300m2/g である湿式シリカ(B−3)100 gおよび(C
H3)3SiO1/2/SiO2 の比が0.58/1であるシロキサン樹脂の
60%トルエン溶液(B−4)42gをガラス製2リットル
フラスコ中において減圧下100mmHg で120 ℃にて低沸点
物を留去し、150 ℃で3時間熱処理し、ホモミキサーで
混合したもの150g、
リオキシプロピレン共重合体150g、 成分D) 粘度が56cSである分子鎖両末端がシラノ−ル基で封鎖さ
れている直鎖状ジメチルシリコーンオイル80g、 上記A)〜D)成分を混合し、ホモミキサーで5分〜10
分撹拌して泡抑制剤組成物イ)を調整し、このものの希
釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に示
したとおりの結果が得られた。
(B−2)439 g、(B−3)100 gおよび(CH3)3SiO
1/2/SiO2 の比が0.7 /1 であるシロキサン樹脂の60%
トルエン溶液(B−5)42gを使用したほかは実施例1
において使用した成分A)、C)、D)と共に実施例1
と同様に処理して泡抑制剤組成物ロ)を調製し、このも
のの希釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表
1に示したとおりの結果が得られた。
−2)439g、 (B−3)100gおよび(CH3)3SiO1/2/SiO2
の比が0.74/1であるシロキサン樹脂の60%トルエン溶液
(B−6)42gを使用したほかは実施例1において使用
した成分A)、C)、D)と共に実施例1と同様に処理
して泡抑制剤組成物ハ)を調製し、このものの希釈安定
性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に示したと
おりの結果が得られた。
(CH3)3SiO1/2/SiO2 の比が0.85/1であるシロキサン樹脂
の60%トルエン溶液(B−7)42g を使用したほかは実
施例1で使用した成分A)、C)、D)と共に実施例1
と同様に処理した泡抑制剤組成物ニ)を作り、このもの
の希釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1
に示したとおりの結果が得られた。
SiO1/2/SiO2 の比が1.1/1 であるシロキサン樹脂の60%
トルエン溶液(B−8)42g を使用したほかは、実施例
1で使用した成分A)、C)、D)と共に実施例1と同
様に処理して泡抑制剤組成物ホ)を作り、このものの希
釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に示
したとおりの結果が得られた。
SiO1/2/SiO2 の比が1.15/1であるシロキサン樹脂の60%
トルエン溶液(B−9)42g を使用したほかは、実施例
1と同様の成分で同様の処理を行なって泡抑制剤組成物
ヘ)を調製し、このものの希釈安定性、消泡性をしらべ
たところ、後記する表1に示したとおりの結果が得られ
た。
SiO1/2/SiO2 の比が1.3/1 であるシロキサン樹脂の60%
オクタメチルシクロテトラシロキサン溶液(B−10)42
g を使用したほかは、実施例1と同様の成分で同様の処
理を行なって泡抑制剤組成物ト)を調製し、このものの
希釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に
示したとおりの結果が得られた。
−2)450gおよび(B−3)100gを使用したのみでシロ
キサン樹脂を使用しないものとしたほかは、実施例1で
使用した成分A)、C)、D)と共に実施例1と同様に
処理して泡抑制剤組成物チ)を作り、このものの希釈安
定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に示した
とおりの結果が得られた。
(B−2)450g(B−3)100gおよびヘキサメチルジシ
ラザン(B−11)100g使用したほかは、実施例1で使用
した成分A)、C)、D)と共に実施例1と同様に処理
して泡抑制剤組成物リ)を作り、このものの希釈安定
性、消泡性をしらべたところ、後記する表1に示したと
おりの結果が得られた。
シリコ−ンオイル650 gを使用し、成分B)、C)、
D)として比較例1と同様のものに使用して実施例1と
同様に処理して泡抑制剤組成物ヌ)を調製し、このもの
の希釈安定性、消泡性をしらべたところ、後記する表1
に示したとおりの結果が得られた。
D)は実施例2と同じものを使用し、これらを同じ配合
量で処理して泡抑制剤組成物ル)を調製し、このものの
希釈安定性、消泡性をしらべたところ、つぎの表1に示
したとおりの結果が得られた。
で、これは前記したようにA)一般式(1)で示される
ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル、B)ジメ
チルポリシロキサンオイルとシロキサン樹脂および微粉
末シリカとからなる配合物、C)ポリオキシエチレン−
ポリオキシプロピレン共重合体およびD)分子鎖末端が
モノヒドロキシジメチルシリル基で封鎖されたジメチル
ポリシロキサンオイルとからなることを特徴とするもの
であるが、このものは従来公知のシリコーン系消泡剤に
くらべて希釈安定性、消泡持続性、高温特性においてす
ぐれていることから添加量を削減できるという工業的有
利性の与えられるものであるが、このものは特に安定性
にすぐれており、水性切削油用、各種油剤用、繊維染色
工程、精練工程用消泡剤として好適に使用することがで
きる。
Claims (1)
- 【請求項1】A)一般式 【化1】 [G1はR1、G2またはG3から選択される基、G2, G3は分子
量が500 〜3,000 の式(CH2)r-O-(R2O)sQ (R2はエチレン
基およびプロピレン基、Qは水素原子または炭素数1〜
8のアルキル基、アセチル基、イソシアン酸基から選択
される1価の有機基、rは2〜6、sは5〜50)で示さ
れる基で、G2は (R2O)基中のエチレンオキシ基が10〜30
モル%、G3は (R2O)基中のエチレンオキシ基が65〜85モ
ル%のものであり、G2/G3(モル比) は0.3/1 〜3/1、R1
は炭素数3〜20の1価の炭化水素基、aは0または1、
m及びnは1〜30の正数、pは10〜100 、qは1〜10の
正数]で示されるポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイル30〜80重量%、 B) 25 ℃における粘度が10〜100,000cS であるジメチル
ポリシロキサン100 重量部と、(CH3)3SiO1/2単位と SiO
2 単位とから本質的になり、(CH3)3SiO1/2/SiO2の比が
0.4/1〜 1.3/1の範囲にあるシロキサン樹脂1〜10
重量部および微粉末シリカ1〜40重量部よりなる配合物
5〜50重量%、 C)分子量範囲が500 〜 3,000であり、エチレンオキシ基
が10〜85モル%であるポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレン共重合体5〜50重量%、 D)25℃における粘度が10〜500cS である分子鎖両末端が
モノヒドロキシジメチルシリル基で封鎖された、ジメチ
ルポリシロキサン2〜20重量%、とからなることを特徴
とする泡抑制剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345392A JP2685685B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 泡抑制剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345392A JP2685685B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 泡抑制剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261207A JPH05261207A (ja) | 1993-10-12 |
JP2685685B2 true JP2685685B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=14082749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9345392A Expired - Lifetime JP2685685B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 泡抑制剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2685685B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3570490B2 (ja) | 1999-03-01 | 2004-09-29 | 信越化学工業株式会社 | 泡抑制剤組成物 |
JP2002020586A (ja) | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Shin Etsu Chem Co Ltd | エポキシ樹脂組成物 |
US8017687B2 (en) | 2005-11-15 | 2011-09-13 | Momentive Performance Materials Inc. | Swollen silicone composition and process of producing same |
US7863361B2 (en) | 2005-11-15 | 2011-01-04 | Momentive Performance Materials Inc. | Swollen silicone composition, process of producing same and products thereof |
CN100408138C (zh) * | 2006-07-28 | 2008-08-06 | 南京四新科技应用研究所有限公司 | 一种消泡剂活性组合物的制备方法 |
JP2014077218A (ja) | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Dow Corning Toray Co Ltd | 消泡剤及びパルプ製造方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP9345392A patent/JP2685685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05261207A (ja) | 1993-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2865466B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JPH0284B2 (ja) | ||
KR101271944B1 (ko) | 소포제 조성물 | |
EP0434060A2 (en) | Silicone antifoaming agent composition | |
KR960003145B1 (ko) | 고도의 산성 수성계를 위한 발포 조절 방법 | |
GB2175000A (en) | Novel polish compositions | |
JP4557183B2 (ja) | 消泡剤用オイルコンパウンドの製造方法及び消泡剤組成物 | |
JP4262984B2 (ja) | シリコーン消泡剤 | |
JP2685685B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP4232031B2 (ja) | 消泡剤組成物及びその製造方法 | |
WO2021254171A1 (zh) | 一种有机硅消泡组合物及其制备方法 | |
JP3974845B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP2685684B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
EP2325262B1 (en) | Preparation of antifoaming oil compound and antifoam composition | |
JP4057508B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP3100246B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP3944689B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP4194270B2 (ja) | 架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンおよび架橋シリコーン粒子を含有するシリコーンオイルの水系エマルジョン | |
JPH08309104A (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP2685691B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP2685688B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP3009083B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP3194681B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP2685692B2 (ja) | 泡抑制剤組成物 | |
JP3944690B2 (ja) | 消泡剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 15 |