JP2649119B2 - アルキルアミノピリミジン化合物、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

アルキルアミノピリミジン化合物、その製法及び有害生物防除剤

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JP2649119B2 JP14472592A JP14472592A JP2649119B2 JP 2649119 B2 JP2649119 B2 JP 2649119B2 JP 14472592 A JP14472592 A JP 14472592A JP 14472592 A JP14472592 A JP 14472592A JP 2649119 B2 JP2649119 B2 JP 2649119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ剤,殺
線虫剤,殺菌剤などの有害生物防除剤として有用である
新規なアルキルアミノピリミジン化合物及びその製法に
関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】本発明のアルキルアミノピリミジン
化合物は、新規化合物であることから、その有害生物防
除活性については知られていない。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規なアル
キルアミノピリミジン化合物,その製法及びそれを有効
成分とする有害生物防除剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、新規なアルキル
アミノピリミジン化合物が有害生物に対して顕著なその
防除活性を有することを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明は以下の通りである。第1の発明
は、次式の化合物(I):
【0005】
【化6】
【0006】(式中、R,Rは互いに独立して炭素
原子数1〜6個のアルキル基,又はハロゲン原子を表
し;Rは水素原子,炭素原子数1〜6個のアルキル
基,炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,炭素原子数
1〜6個のアルキルスルホニル基,炭素原子数1〜6個
のアルキルチオ基,又は炭素原子数1〜6個のアルキル
スルフィニル基を表し;Rは炭素原子数1〜6個のア
ルキル基,炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,置換
もしくは無置換のフェニル基,置換もしくは無置換のピ
リジル基,炭素原子数2〜6個のアルケニル基,炭素原
子数2〜6個のアルキニル基,炭素原子数1〜6個のア
ルキルアミノ基,又は炭素原子数2〜10個のシクロア
ミノ基を表し;mは1〜20の整数を表し;nは0〜2
の整数を表す。)で示されるアルキルアミノピリミジン
化合物に関するものである。第2の発明は、次式(I
I):
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R,R及びmは前記の記載と
同義である。)で示される化合物と次式(III):
【0009】
【化8】
【0010】(式中、R及びnは前記の記載と同義で
あり;Xは脱離基を表す。)で示される化合物とを反応
させることを特徴とする前記記載の式(I)におけるR
が水素原子で示されるアルキルアミノピリミジン化合
物の製法に関するものである。第3の発明は、次式(I
V):
【0011】
【化9】
【0012】(式中、R,R及びXは前記の記載と
同義である。)で示される化合物と次式(V):
【0013】
【化10】
【0014】(式中、R,R,m及びnは前記の記
載と同義である。)で示される化合物とを反応させるこ
とを特徴とする前記記載の式(I)で示されるアルキル
アミノピリミジン化合物の製法に関するものである。第
4の発明は、前記記載の式(I)で示されるアルキルア
ミノピリミジン化合物を有効成分とする有害生物防除剤
に関するものである。
【0015】以下、本発明について詳細に説明する。前
記の目的化合物である新規なアルキルアミノピリミジン
化合物〔化合物(I),化合物(I−1),化合物(I
−2)〕及びその製造原料の化合物〔化合物(II),
(III),(III’),(IV),(V)〕におい
て、R,R,R,R,R,m,n,n’及び
Xは次の通りである。
【0016】Rとしては、炭素原子数1〜6個の直鎖
状又は分岐状のアルキル基,ハロゲン原子(例えば、フ
ッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子など)など
を挙げることができ;アルキル基としては、好ましくは
炭素原子数が1〜4個のものがよく,さらに好ましくは
1〜3個のもの(例えば、メチル基,エチル基,n−プ
ロピル基,i−プロピル基など)がよい;ハロゲン原子
としては、塩素原子が好ましい。
【0017】Rとしては、炭素原子数1〜6個の直鎖
状又は分岐状のアルキル基,ハロゲン原子(例えば、フ
ッ素原子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子など)など
を挙げることができ;アルキル基としては、好ましくは
炭素原子数が1〜4個のものがよく,さらに好ましくは
1〜3個のもの(例えば、メチル基,エチル基,n−プ
ロピル基,i−プロピル基など)がよい;ハロゲン原子
としては、塩素原子,フッ素原子が好ましい。
【0018】Rとしては、水素原子,炭素原子数1〜
6個のアルキル基,炭素原子数1〜6個のハロアルキル
基,炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基,炭素
原子数1〜6個のアルキルチオ基,炭素原子数1〜6個
のアルキルスルフィニル基などを挙げることができる。
【0019】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることが
できるが;好ましくは、炭素原子数が1〜4個のものが
よく,さらに好ましくは1〜3個のもの(例えば、メチ
ル基,エチル基,n−プロピル基,i−プロピル基な
ど)がよい。
【0020】Rにおける炭素原子数1〜6個のハロア
ルキル基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基に,
ハロゲン原子(例えば、フッ素原子,塩素原子,臭素原
子,ヨウ素原子など)を置換基として有するものを挙げ
ることができ;アルキル基の炭素原子数は、好ましくは
1〜4個,さらに好ましくは1〜3個(例えば、メチル
基,エチル基,n−プロピル基,i−プロピル基など)
がよく;ハロゲン原子としてはフッ素原子がよい。そし
て、最も好ましいハロアルキル基としては、例えば、ジ
フルオロメチル基などを挙げることができる。
【0021】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ルスルホニル基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル
基を有するものを挙げることができ;アルキル基の炭素
原子数は、好ましくは1〜4個,さらに好ましくは1〜
3個(例えば、メチル基,エチル基,n−プロピル基,
i−プロピル基など)がよい。そして、最も好ましいア
ルキルスルホニル基としては、例えば、メチルスルホニ
ル基などを挙げることができる。
【0022】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ルチオ基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基を有
するものを挙げることができ;アルキル基の炭素原子数
は、好ましくは1〜4個,さらに好ましくは1〜3個
(例えば、メチル基,エチル基,n−プロピル基,i−
プロピル基など)がよい。そして、最も好ましいアルキ
ルチオ基としては、例えば、メチルチオ基などを挙げる
ことができる。
【0023】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ルスルフィニル基としては、直鎖状又は分岐状のアルキ
ル基を有するものを挙げることができ;アルキル基の炭
素原子数は、好ましくは1〜4個,さらに好ましくは1
〜3個(例えば、メチル基,エチル基,n−プロピル
基,i−プロピル基など)がよい。そして、最も好まし
いアルキルスルフィニル基としては、例えば、メチルス
ルフィニル基などを挙げることができる。
【0024】Rとしては、炭素原子数1〜6個のアル
キル基,炭素原子数1〜6個のハロアルキル基,フェニ
ル基,ピリジル基,炭素原子数2〜6個のアルケニル
基,炭素原子数2〜6個のアルキニル基,炭素原子数1
〜6個のアルキルアミノ基,炭素原子数2〜10個のシ
クロアルキルアミノ基などを挙げることができる。
【0025】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることが
でき;アルキル基の炭素原子数は、好ましくは1〜4個
(例えば、メチル基,エチル基,n−プロピル基,i−
プロピル基,n−ブチル基,i−ブチル基,t−ブチル
基など)がよい。
【0026】Rにおける炭素原子数1〜6個のハロア
ルキル基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基に,
ハロゲン原子(例えば、フッ素原子,塩素原子,臭素原
子,ヨウ素原子など)を置換基として有するものを挙げ
ることができ;アルキル基の炭素原子数は、好ましくは
1〜4個,さらに好ましくは1〜3個(例えば、メチル
基,エチル基,n−プロピル基,i−プロピル基など)
がよく;ハロゲン原子としては塩素原子,フッ素原子が
よい。そして、最も好ましいハロアルキル基としては、
例えば、トリフルオロメチル基,クロロメチル基,フル
オロメチル基などを挙げることができる。
【0027】Rにおけるフェニル基としては、置換又
は無置換のものを挙げることができ;置換基としては、
ニトロ基,ハロゲン原子(例えば、フッ素原子,塩素原
子,臭素原子,ヨウ素原子などを挙げることができる
が、好ましくは塩素原子がよい。)が好ましく;その置
換基の位置としては、6位が好ましい。
【0028】Rにおけるピリジル基(例えば、2−ピ
リジル基,3−ピリジル基など)としては、置換又は無
置換のものを挙げることができ;置換基としては、R
に記載したものと同じ炭素原子数1〜6個のハロアルキ
ル基(好ましくはトリフルオロメチル基がよい)を挙げ
ることができ;その置換基の位置としては、2位が好ま
しい。
【0029】Rにおける炭素原子数2〜6個のアルケ
ニル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;炭素原子数は、好ましくは2〜3個がよ
く;さらに好ましくはプロペニル基(例えば、アリル基
など)がよい。
【0030】Rにおける炭素原子数2〜6個のアルキ
ニル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;炭素原子数は、好ましくは2〜3個のもの
がよく;さらに好ましくはプロピニル基(例えば、プロ
パルギル基など)がよい。
【0031】Rにおける炭素原子数1〜6個のアルキ
ルアミノ基としては、1もしくは2個の直鎖状又は分岐
状のアルキル基を有するもの(例えば、モノアルキルア
ミノ基,ジアルキルアミノ基など)を挙げることがで
き;アルキル基の炭素原子数は、好ましくは1〜3個の
もの(例えば、メチル基,エチル基,n−プロピル基,
i−プロピル基,n−ブチル基,i−ブチル基,t−ブ
チル基など)がよい。そして、最も好ましいアルキルア
ミノ基としては、ジアルキルアミノ基(例えば、ジメチ
ルアミノ基など)などを挙げることができる。
【0032】Rにおける炭素原子数2〜10個のシク
ロアミノ基としては、炭素原子数は好ましくは2〜7個
がよく;さらに好ましくは2〜5個のもの(例えば、ピ
ペラジル基など)がよい。Rとしては、Rに記載し
たものと同じ炭素原子数1〜6個のアルキル基を挙げる
ことができる。
【0033】Xとしては、ハロゲン原子(前記Rに記
載のもの),アリールスルホニルオキシ基(ベンゼンス
ルホニルオキシ,p−トルアンスルホニルオキシなど)
などの脱離基を挙げることができるが;好ましくはハロ
ゲン原子がよい。mは、1〜20の整数を表す。n及び
n’は、0〜2の整数を表す。
【0034】(製造法1)化合物(I)におけるR
水素原子で表される化合物(I−1)の合成は、次に示
すように、通常、原料の化合物(II)と化合物(II
I)とを溶媒中で反応させるが、無溶媒で加熱反応させ
ることによっても行うことができる。そして、本反応で
は化合物X−Hが脱離するので、これを捕捉して円滑に
反応させるために、塩基の存在下に反応させることが好
ましい。
【0035】
【化11】
【0036】(式中、R,R,R,m,n及びX
は前記の記載と同義である。)溶媒としては、本反応に
直接関与しないものであれば特に限定されず、例えば、
ベンゼン,トルエン,キシレン,メチルナフタリン,石
油エーテル,リグロイン,ヘキサン,クロルベンゼン,
ジクロルベンゼン,塩化メチレン,クロロホルム,ジク
ロロメタン,ジクロルエタン,トリクロルエチレン,シ
クロヘキサンのような塩素化された又はされていない芳
香族,脂肪族,脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテ
ル,テトラヒドロフラン,ジオキサンなどのようなエー
テル類;アセトン,メチルエチルケトンなどのようなケ
トン類;メタノール,エタノール,エチレングリコール
などのようなアルコール類又はその含水物;N,N−ジ
メチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミドな
どのようなアミド類;トリエチルアミン,ピリジン,
N,N−ジメチルアニリンなどのような有機塩基;1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホ
キシド;前記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0037】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(II)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。
【0038】塩基としては、例えば、トリエチルアミ
ン,ピリジン,N,N−ジメチルアニリンなどのような
有機塩基;ナトリウムメトキシド,ナトリウムエトキシ
ドなどのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウ
ムアミド,水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,炭酸カ
リウム,炭酸ナトリウム,水素化ナトリウムなどの無機
塩基などを挙げることができる。
【0039】そして、その塩基の使用量は、化合物(I
I)に対して0.001〜5倍モルで使用することがで
きる。反応温度は、特に限定されないが、通常、−20
℃から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であるが、
好ましくは−20〜20℃がよい。反応時間は、前記の
濃度,温度によって変化するが、通常0.3〜24時間
で行うことができる。
【0040】化合物(III)の使用量は、化合物(I
I)に対して化合物(III)が0.5〜2倍モルであ
るが、好ましくは0.8〜1.5倍モルであるのがよ
い。本発明で用いる化合物(II)は、例えば、特開平
2−85263号公報などに記載の方法に準じて、4,
5−ジクロロ−6−エチルピリミジンなどと、ジアミン
などとを用いて製造することができる。
【0041】化合物(II)としては、例えば、表1〜
7中に示した化合物1〜16,化合物21〜34,化合
物42〜50に対応した各置換基の種類からなる各化合
物(II)〔化合物(II)〜(II)16,化合物
(II)21〜(II)34,化合物(II)42
(II)50と称する。例えば、この化合物(II)
とは、化合物(II)で示される式におけるRがC
,RがCl,mが8であることを意味する。〕を
挙げることができる。
【0042】本発明で用いる化合物(III)は、例え
ば、Org.Synth.,V巻,709頁(1973
年)などに記載の方法に準じて、ジアルキルスルフィド
などと、塩素とを用いて製造することができる。
【0043】化合物(III)としては、例えば、表1
〜7中に示した化合物1〜16,化合物21〜34,化
合物42〜50に対応した各置換基の種類からなる各化
合物(III)〔化合物(III)〜(II
I)16,化合物(III)21〜(III)34,化
合物(III)42〜(III)50と称する。例え
ば、この化合物(III)とは、化合物(III)で
示される式におけるXが脱離基,RがCH,nが2
であることを意味する。〕を挙げることができる。
【0044】(製造法2)化合物(I)の合成は、次に
示すように、製造法1と同様にして、通常、原料の化合
物(II)の代わりに化合物(IV)を用い、化合物
(III)の代わりに化合物(V)を用いて溶媒中で反
応させるが、無溶媒で加熱反応させることによっても行
うことができる。そして、本反応でも化合物X−Hが脱
離するので、これを捕捉して円滑に反応させるために、
塩基の存在下に反応させることが好ましい。
【0045】
【化12】
【0046】(式中、R,R,R,R,m,n
及びXは前記の記載と同義である。)本反応で用いる溶
媒,塩基としては、製造法1に記載したものを挙げるこ
とができる。
【0047】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
V)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(IV)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。そして、その塩基の使用量は、化合物(IV)
に対して0.001〜5倍モルで使用することができ
る。
【0048】反応温度は、特に限定されないが、通常、
室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内である
が、反応時間を短縮するために溶媒の沸点以下で加温す
ることが好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によ
って変化するが、通常0.3〜24時間で行うことがで
きる。
【0049】化合物(V)の使用量は、化合物(IV)
に対して化合物(V)が0.5〜2倍モルであるが、好
ましくは0.8〜1.5倍モルであるのがよい。
【0050】本発明で用いる化合物(IV)は、例え
ば、J.Am.Chem.Soc.,77巻,3478
頁(1955年)などに記載の方法に準じて、4,5−
ジヒドロキシ−6−エチルピリミジンなどと、オキシ塩
化リンとを用いて製造することができる。
【0051】化合物(IV)としては、例えば、表1〜
7中に示した化合物1〜50に対応した各置換基の種類
からなる各化合物(IV)〔化合物(IV)〜(I
V)50と称する。例えば、この化合物(IV)
は、化合物(IV)で示される式におけるRがC
,RがCl,Xが脱離基であることを意味する。〕
を挙げることができる。
【0052】本発明で用いる化合物(V)は、例えば、
アルキルスルホニルクロライドなどと、ジアミンとを用
いて製造することができる。
【0053】化合物(V)としては、例えば、表1〜7
中に示した化合物1〜50に対応した各置換基の種類か
らなる各化合物(V)〔化合物(V)〜(V)50
称する。例えば、この化合物(V)とは、化合物
(V)で示される式におけるRがH,RがCH
mが8,nが2であることを意味する。〕を挙げること
かできる。
【0054】(製造法3)化合物(I)においてR
炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基,炭素原子
数1〜6個のアルキルチオ基,又は炭素原子数1〜6個
のアルキルスルフィニル基で示される化合物(I−2)
の合成は、次に示すように、製造法1と同様にして、通
常、原料の化合物(II)の代わりに化合物(I−1)
を用い、化合物(III)の代わりに化合物(II
I’)を用いて溶媒中で反応させるが、無溶媒で加熱反
応させることによっても行うことができる。そして、本
反応でも化合物X−Hが脱離するので、これを捕捉して
円滑に反応させるために、塩基の存在下に反応させるこ
とが好ましい。
【0055】
【化13】
【0056】(式中、R,R,R,R,m,
n,n’及びXは前記の記載と同義である。)本反応で
用いる溶媒,塩基としては、製造法1に記載したものを
挙げることができる。
【0057】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
−1)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるように
して使用することができるが、好ましくは化合物(I−
1)の濃度が10〜70重量%になるようにして使用す
るのがよい。そして、その塩基の使用量は、化合物(I
−1)に対して0.001〜5倍モルで使用することが
できる。
【0058】反応温度は、特に限定されないが、通常、
−20℃から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であ
るが、好ましくは−20〜20℃がよい。反応時間は、
前記の濃度,温度によって変化するが、通常0.3〜2
4時間で行うことができる。
【0059】化合物(III’)の使用量は、化合物
(I−1)に対して化合物(III’)が0.5〜2倍
モルであるが、好ましくは0.8〜1.5倍モルである
のがよい。
【0060】本発明で用いる化合物(I−1)は、例え
ば、前記の製造法1で得ることができる。化合物(I−
1)としては、例えば、表1〜7中に示した化合物17
〜20,35〜41に対応した各置換基の種類からなる
各化合物(I−1)〔化合物(I−1)17〜(I−
1)20,化合物(I−1)35〜(I−1)41と称
する。例えば、この化合物(I−1)35とは、化合物
(I−1)で示される式におけるRがC,R
がCl,RがCH,mが8,nが2であることを意
味する。〕を挙げることができる。
【0061】本発明で用いる化合物(III’)は、例
えば、J.Am.Chem.Soc.,90巻,207
5頁(1968年)などに記載の方法に準じて、ジアル
キルスルフィドなどと、塩化スルフリルとを用いて製造
することができる。
【0062】化合物(III’)としては、例えば、表
1〜7中に示した化合物17〜20,35〜41に対応
した各置換基の種類からなる各化合物(III’)〔化
合物(III’)17〜(III’)20,化合物(I
II’)35〜(III’)41と称する。例えば、こ
の化合物(III’)とは、化合物(III’)で示
される式におけるRがCH,n’が2,Xが脱離基
であることを意味する。〕を挙げることができる。
【0063】以上のようにして製造された目的の化合物
(I)は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の
後処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラ
フィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
【0064】前記の製造法1〜3によって合成した化合
物(I)としては、例えば、表1〜7中に示した化合物
1〜50〔例えば、化合物1とは化合物(I)で示され
る式におけるRがC,RがCl,RがH,
がCHであることを意味する。〕を挙げることが
できる。
【0065】化合物(I)で防除効果が認められる有害
生物としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目(ウンカ
類,ヨコバイ類,アブラムシ類,コナジラミ類など)、
鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,ハマキムシ類,メイガ
類,シンクイムシ類,モンシロチョウなど)、鞘翅目
(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,ハムシ類,コガネム
シ類など)、ダニ目(ハダニ科のミカンハダニ,ナミハ
ダニなど、フシダニ科のミカンサビダニなど)〕、衛生
害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリなど)、貯穀害虫
(コクストモドキ類,マメゾウムシ類など)、土壌中の
ネコブセンチュウ、マツノザイセンチュウ、ネダニなど
を挙げることができ、また、農園芸病原菌(例えば、コ
ムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュウリべと病、イネ
いもち病、トマト疫病など)を挙げることができる。
【0066】本発明の有害生物防除剤は、顕著な殺虫・
殺ダニ・殺菌・殺線虫効果を有しており、化合物(I)
の1種以上を有効成分として含有するものである。化合
物(I)は、単独で使用することもできるが、通常は常
法によって、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを
配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油
性の懸濁液,エアゾールなどの組成物として調製する)
して使用することが好ましい。
【0067】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることがでる。
【0068】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0069】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。
【0070】これらの製剤を適当な濃度に希釈して、そ
れぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に
散布することによって各種の用途に供することができ
る。
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。 実施例1〔化合物(I)の合成〕
【0071】(1)5−クロロ−6−エチル−4−(8
−メタンスルホニルアミノ−オクチルアミノ)ピリミジ
ン(化合物1)の合成 製造法1によって目的化合物を合成した。5−クロロ−
6−エチル−4−(8−アミノオクチルアミノ)ピリミ
ジン(2.8g)及びトリエチルアミン(1.5ml)
をテトラヒドロフラン(40ml)に溶解し、0℃に冷
却し、攪拌下にメタンスルホニルクロライド(1.3
g)を滴下した。滴下終了後、同温度において1時間攪
拌した。
【0072】反応終了後、テトラヒドロフランを減圧下
で留去した後に、目的化合物を酢酸エチルで抽出し、水
洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、酢酸エチルを減圧
下で留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
2:1溶出)で精製することによって、無色粉状の目的
化合物を3.2g得た。
【0073】(2)5−クロロ−6−エチル−4−(1
0−メタンスルホニルアミノ−デシルアミノ)ピリミジ
ン(化合物4)の合成 製造法2によって目的化合物を合成した。10−メタン
スルホニルアミノ−デシルアミン(2.8g)及びトリ
エチルアミン(1.7ml)をアセトニトリル(50m
l)に溶解し、攪拌下に4,5−ジクロロ−6−エチル
ピリミジン(1.8g)を滴下した。滴下終了後、2時
間加熱還流した。
【0074】反応完了後、この反応液からアセトニトリ
ルを減圧下で留去し、目的化合物を酢酸エチルで抽出し
た。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコ
ーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=2:1溶
出)で精製することによって、無色粉状の目的化合物を
3.6g得た。
【0075】(3)5−クロロ−6−エチル−4−
{(8−N,N−ジメチルスルホニルアミノ)−オクチ
ルアミノ}ピリミジン(化合物35)の合成 製造法3によって目的化合物を合成した。前記(1)で
合成した化合物(1.8g)をテトラヒドロフラン(5
0ml)に溶解し、攪拌下に60%水素化ナトリウム
(0.42g)を加え、室温で30分間攪拌した。次い
で、メタンスルホニルクロライド(1.2g)を滴下し
た後に、2時間加熱還流した。
【0076】反応終了後、テトラヒドロフランを減圧下
で留去した後に、目的化合物を酢酸エチルで抽出し、水
洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、酢酸エチルを減圧
下で留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
3:1溶出)で精製することによって、無色油状の目的
化合物を1.9g得た。
【0077】(4)表1〜7中のその他の目的化合物の
合成 前記(1)〜(3)の製造法に準じて、表1〜7中に示
したその他の目的化合物を合成した。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】
【表6】
【0084】
【表7】
【0085】実施例2〔製剤の調製〕 (1)粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0086】(2)水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0087】(3)乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0088】(4)粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0089】実施例3〔効力試験〕 (1)ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜7に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で10
00ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミ
ハダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。殺ダニ効果の評価は、
殺ダニ率の範囲によって、4段階(A:100%,B:
99〜80%,C:79〜60%,D:59%以下)で
示した。これらの結果を表8に示す。
【0090】
【表8】
【0091】(2)サツマイモネコブセンチュウに対す
る効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜7に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で10
ppmに希釈し、これらの各薬液中に100頭のサツマ
イモネコブセンチュウの2期幼虫(孵化24時間以内)
を放った。次に、25℃の定温室に放置し、2日後に顕
微鏡(40倍視野)で生死虫数を数えて殺センチュウ率
を求めた。殺センチュウ効果の評価は、殺センチュウ率
の範囲によって、4段階(A:100%,B:99〜8
0%,C:79〜60%,D:59%以下)で示した。
これらの結果を表9に示す。
【0092】
【表9】
【0093】(3)コムギ赤さび病に対する防除効力試
験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜7で示
した化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01
%)を含む水で各々500ppmに希釈し、これらの薬
液を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間
ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子
懸濁液(7×10胞子/ml)を植物体に均一に噴霧
接種した。次に、これらを1週間ガラス温室内で育成
し、各第一葉に現れたコムギ赤さび病病斑の程度を調査
した。
【0094】殺菌効果の評価は、無処理区の病斑の程度
と比較して、6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が
60%程度、2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積
が20%程度、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無
し)で示した。これらの結果を表10に示す。
【0095】
【表10】
【0096】(4)オオムギうどんこ病に対する防除効
力試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜7で示した
化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を
含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬液
を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間ガ
ラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分成
胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまんべ
んなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガラ
ス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどんこ
病病斑の程度を調査した。これらの結果を、前記の
(3)に記載した6段階の評価方法で、表11に示す。
【0097】
【表11】
【0098】(5)イネいもち病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
イネ(品種;日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体
に、実施例2に準じて調製した表1〜7で示した化合物
(I)の各水和剤を、界面活性剤(0.01%)を含む
水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20mlづつ
散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次い
で、罹病葉から調製したイネいもち病菌の分生胞子懸濁
液を植物葉に均一に噴霧接種した。接種後、5日間28
℃湿室内で育成し、葉に現れたイネいもち病病斑の程度
を調査した。これらの結果を、前記の(3)に記載した
6段階の評価方法で、表12に示す。
【0099】
【表12】
【0100】(6)キュウリべと病に対する防除効力試
験 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキ
ュウリ(品種;相模半白)を育成し、1.5葉期の幼植
物体に、表1〜7に示した目的化合物(I)から実施例
2に準じて調製した水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で40ppmに希釈して、1鉢あたり20
mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培し、
次いで、キュウリべと病菌(Pseudopero n
ospora cubensis)の遊走子嚢を罹病葉
から調製し、これを植物葉の裏面にまんべんなく噴霧接
種した。接種後、2日間20℃で暗黒下に保った後、5
日間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れたキュウリべ
と病病斑の程度を調査した。これらの結果を、前記の
(3)に記載した6段階の評価方法で、表13に示す。
【0101】
【表13】
【0102】
【発明の効果】本発明の新規なアルキルアミノピリミジ
ン化合物は、有害生物防除剤として有用な農薬である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 239:00) (72)発明者 徳永 裕仁 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇 部興産株式会社 宇部研究所内 審査官 内藤 伸一

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、R,Rは互いに独立して炭素原子数1〜6
    個のアルキル基,又はハロゲン原子を表し;Rは水素
    原子,炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭素原子数1
    〜6個のハロアルキル基,炭素原子数1〜6個のアルキ
    ルスルホニル基,炭素原子数1〜6個のアルキルチオ
    基,又は炭素原子数1〜6個のアルキルスルフィニル基
    を表し;Rは炭素原子数1〜6個のアルキル基,炭素
    原子数1〜6個のハロアルキル基,置換もしくは無置換
    のフェニル基,置換もしくは無置換のピリジル基,炭素
    原子数2〜6個のアルケニル基,炭素原子数2〜6個の
    アルキニル基,炭素原子数1〜6個のアルキルアミノ
    基,又は炭素原子数2〜10個のシクロアミノ基を表
    し;mは1〜20の整数を表し;nは0〜2の整数を表
    す。)で示されるアルキルアミノピリミジン化合物。
  2. 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、R,R及びmは請求項1の記載と同義であ
    る。)で示される化合物と次式: 【化3】 (式中、R及びnは請求項1の記載と同義であり;X
    は脱離基を表す。)で示される化合物とを反応させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の式(I)におけるR
    水素原子で示されるアルキルアミノピリミジン化合物の
    製法。
  3. 【請求項3】 次式: 【化4】 (式中、R及びRは請求項1の記載と同義であり;
    Xは請求項2の記載と同義である。)で示される化合物
    と次式: 【化5】 (式中、R,R,m及びnは請求項1の記載と同義
    である。)で示される化合物とを反応させることを特徴
    とする請求項1記載の式(I)で示されるアルキルアミ
    ノピリミジン化合物の製法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の式(I)で示されるアル
    キルアミノピリミジン化合物を有効成分とする有害生物
    防除剤。
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