JP2565312B2 - バ−材自動供給機 - Google Patents
バ−材自動供給機Info
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- JP2565312B2 JP2565312B2 JP61221548A JP22154886A JP2565312B2 JP 2565312 B2 JP2565312 B2 JP 2565312B2 JP 61221548 A JP61221548 A JP 61221548A JP 22154886 A JP22154886 A JP 22154886A JP 2565312 B2 JP2565312 B2 JP 2565312B2
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- Japan
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- bar
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- feeder
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バー材加工機に対してバー材をその長手方
向に順次自動供給するためのバー材自動供給機に関す
る。
向に順次自動供給するためのバー材自動供給機に関す
る。
(従来の技術) バー材加工機は、長尺(約2〜3m)のバー材(直径約
0.5〜40mm)に回転運動を与えつつ、ネジ等の各種機械
部品等を製造する機械であり、最近ではNC制御による自
動旋盤が使用されている。また、第3図に示すように、
バー材自動供給機1は、バー材加工機2に対してバー材
の供給方向(バー材の長手方向)に並置して使用され、
1本のバー材がバー材加工機により加工を受ける間、回
転するバー材を支持しつつバー材加工機の加工送り速度
に倣ってバー材をバー材加工機に向けて前進させ、1本
のバー材の加工が終了したときはその残材(バー材の加
工不能な微小長さ部分)を持ち帰って廃棄し、次に、バ
ー材ストック棚から転動落下する新たな1本のバー材を
受け入れて再びバー材加工機に向けてバー材を前進供給
する機械であり、これらの作動はすべて自動的に繰り返
して行われるようになっている。
0.5〜40mm)に回転運動を与えつつ、ネジ等の各種機械
部品等を製造する機械であり、最近ではNC制御による自
動旋盤が使用されている。また、第3図に示すように、
バー材自動供給機1は、バー材加工機2に対してバー材
の供給方向(バー材の長手方向)に並置して使用され、
1本のバー材がバー材加工機により加工を受ける間、回
転するバー材を支持しつつバー材加工機の加工送り速度
に倣ってバー材をバー材加工機に向けて前進させ、1本
のバー材の加工が終了したときはその残材(バー材の加
工不能な微小長さ部分)を持ち帰って廃棄し、次に、バ
ー材ストック棚から転動落下する新たな1本のバー材を
受け入れて再びバー材加工機に向けてバー材を前進供給
する機械であり、これらの作動はすべて自動的に繰り返
して行われるようになっている。
バー材加工機による加工中、バー材はかなりの高速回
転を受けて激しい回転振れが生じるため、各種の回転振
れ止め装置を用いて回転振れを防止している。従来は、
この回転振れ止め装置はいずれも一定の固定位置に取り
付けられていた。例えば第3図に示すように、回転振れ
止め装置10を、バー材自動供給機1の前端部((A)で
示す位置)に取り付けるか、バー材加工機2の主軸台2a
の後端部((B)で示す位置)に取り付けるか、バー材
自動供給機1とバー材加工機2との間((C)で示す位
置)に適当な支持台3を設け、この支持台3に取り付け
るか、バー材自動供給機1の最適と思われる個所
((D)で示す位置)のいずれかの位置に取り付けてい
た。いずれの位置に取り付けられる場合であっても、回
転振れ止め装置10は各個所において完全に固定して取り
付けられており、移動させることはできなかった。
転を受けて激しい回転振れが生じるため、各種の回転振
れ止め装置を用いて回転振れを防止している。従来は、
この回転振れ止め装置はいずれも一定の固定位置に取り
付けられていた。例えば第3図に示すように、回転振れ
止め装置10を、バー材自動供給機1の前端部((A)で
示す位置)に取り付けるか、バー材加工機2の主軸台2a
の後端部((B)で示す位置)に取り付けるか、バー材
自動供給機1とバー材加工機2との間((C)で示す位
置)に適当な支持台3を設け、この支持台3に取り付け
るか、バー材自動供給機1の最適と思われる個所
((D)で示す位置)のいずれかの位置に取り付けてい
た。いずれの位置に取り付けられる場合であっても、回
転振れ止め装置10は各個所において完全に固定して取り
付けられており、移動させることはできなかった。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、バー材の加工中に最も大きな回転振れが生
じる位置は、バー材の仕様(全長、直径、材質等)によ
って異なること、および、バー材の最大振幅位置(有効
な回転振れ止め効果を得るためには回転振れ止め装置に
よって常にこの最大振幅位置を支持する必要がある)は
バー材のほぼ中央部に生じる加工中のバー材の前進移動
によりこの最大振幅位置も前進移動することから、回転
振れ止め装置を従来のように常に一定の固定位置に固定
しておいたのでは有効な回転振れ止め効果が得られない
という問題がある。
じる位置は、バー材の仕様(全長、直径、材質等)によ
って異なること、および、バー材の最大振幅位置(有効
な回転振れ止め効果を得るためには回転振れ止め装置に
よって常にこの最大振幅位置を支持する必要がある)は
バー材のほぼ中央部に生じる加工中のバー材の前進移動
によりこの最大振幅位置も前進移動することから、回転
振れ止め装置を従来のように常に一定の固定位置に固定
しておいたのでは有効な回転振れ止め効果が得られない
という問題がある。
従って本発明の目的は、加工すべきバー材の仕様を変
えた場合でもそのバー材にとって最適な支持位置に回転
振れ止め装置を位置決めでき、かつ、加工中のバー材の
前進速度(加工送り速度)と同じ速度で回転振れ止め装
置も移動するようにして、上記問題点を解決できるバー
材自動供給機を提供することにある。
えた場合でもそのバー材にとって最適な支持位置に回転
振れ止め装置を位置決めでき、かつ、加工中のバー材の
前進速度(加工送り速度)と同じ速度で回転振れ止め装
置も移動するようにして、上記問題点を解決できるバー
材自動供給機を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明によれば、バー材
加工機におけるバー材の加工送り速度に倣ってバー材を
バー材加工機に向けて前進供給するためのバー材自動供
給機において、前記バー材供給機には、バー材の回転振
れ止め装置が、バー材自動供給機の長手方向に沿って移
動可能に取付けられており、前記回転振れ止め装置はバ
ー材加工機に向かうバー材と共に前進移動することを特
徴とするバー材自動供給機が提供される。
加工機におけるバー材の加工送り速度に倣ってバー材を
バー材加工機に向けて前進供給するためのバー材自動供
給機において、前記バー材供給機には、バー材の回転振
れ止め装置が、バー材自動供給機の長手方向に沿って移
動可能に取付けられており、前記回転振れ止め装置はバ
ー材加工機に向かうバー材と共に前進移動することを特
徴とするバー材自動供給機が提供される。
(作 用) 本発明によれば、回転振れ止め装置はバー材加工機に
対して移動可能に取り付けられており、そのため、先ず
第一に、加工すべきバー材の仕様を変えた場合でもその
バー材に応じた最適な位置に回転振れ止め装置をセット
することが可能となり、第二に、バー材加工機でのバー
材の加工送りによってバー材が前進するときに、回転振
れ止め装置も前進移動するため、常に回転振れ止め装置
はバー材の回転振れを最も有効に制止できる位置(最大
振幅位置)でバー材を支持することができる。
対して移動可能に取り付けられており、そのため、先ず
第一に、加工すべきバー材の仕様を変えた場合でもその
バー材に応じた最適な位置に回転振れ止め装置をセット
することが可能となり、第二に、バー材加工機でのバー
材の加工送りによってバー材が前進するときに、回転振
れ止め装置も前進移動するため、常に回転振れ止め装置
はバー材の回転振れを最も有効に制止できる位置(最大
振幅位置)でバー材を支持することができる。
(実施例) 以下、本発明のバー材自動供給機の実施例を添付図面
に基いて説明する。
に基いて説明する。
第1図は、本発明のバー材自動供給機20を示す正面図
であり、その基台21は前・後のスタンド22a、22bにより
支持されている。基台21上には、第2図に示すように、
レール23が固定して取り付けられている。レール23には
スライドブロック24が摺動自在に支持されており、該ス
ライドブロック24には回転振れ止め装置10が固定して取
り付けられている。従って、回転振れ止め装置10は、ス
ライドブロック24と一体となってレール23上を摺動でき
るようになっている。第2図に示す回転振れ止め装置10
は、本願出願人により昭和60年9月26日付けで出願され
た特許出願(特願昭60−213383号、本願出願時において
未公開)に記載されたものであるが、回転振れ止め装置
の一例として示すものであって、もちろん本発明には他
の形式の回転振れ止め装置を使用することもできる。図
示の回転振れ止め装置10の概略構成を説明すると、回転
振れ止め装置10の本体をなす基板11にはその中心部にバ
ー材の通り得る孔12が設けてあり、該孔12を囲む4ヵ所
においてローラ支持アーム13a、13b、13c、13dが基板10
aに枢着されている。基板11は前記スライドブロック24
に固定されていて、該スライドブロック24と共にレール
23上を摺動できるようになっている。各ローラ支持アー
ムの先端にはローラ14a、14b、14c、14dが回転自在に支
持されている。また、各ローラ支持アームの枢軸にはレ
バー15a、15b、15c、15dが固定されていて、レバー15a
と15bとの間、レバー15bと15cとの間、および15cと15d
の間には、それぞれタイバー16a、16bおよび16cが枢着
されている。1つのレバー15aは、シリンダ装置(エア
シリンダまたは油圧シリンダ)17のピストンロッド17a
に連結されている。従って、ピストンロッド17aを伸長
させると、レバー15a及びローラ支持アーム13aが矢印A
で示す方向(各ローラが孔12の中心に向かう方向)に回
転され、同時に、他のローラ支持アーム13b、13cおよび
13dもタイバー16a、16bおよび16Cを介して駆動され、孔
12の中心に向かって回転される。各ローラ支持アームが
孔12の中心に向かって閉じられると、孔12を通るバー材
の外周面が各ローラによって支持され、バー材の回転振
れが制止できる。1つのレバー15bにはストッパ15b1が
設けてあり、このストッパ15b1は、各ローラ支持アーム
が孔12の中心に向かって閉じたときに調節ネジ18の衝合
片18aに当接し、各ローラ支持アームの孔12の中心に向
かう回転運動(閉じ量)を制限できる。従って、加工す
べきバー材の直径を変えるときには、調節ネジ18により
各ローラ支持アームの閉じ量を調節して、それぞれのバ
ー材の直径に応じた最適の支持状態を得ることができ
る。
であり、その基台21は前・後のスタンド22a、22bにより
支持されている。基台21上には、第2図に示すように、
レール23が固定して取り付けられている。レール23には
スライドブロック24が摺動自在に支持されており、該ス
ライドブロック24には回転振れ止め装置10が固定して取
り付けられている。従って、回転振れ止め装置10は、ス
ライドブロック24と一体となってレール23上を摺動でき
るようになっている。第2図に示す回転振れ止め装置10
は、本願出願人により昭和60年9月26日付けで出願され
た特許出願(特願昭60−213383号、本願出願時において
未公開)に記載されたものであるが、回転振れ止め装置
の一例として示すものであって、もちろん本発明には他
の形式の回転振れ止め装置を使用することもできる。図
示の回転振れ止め装置10の概略構成を説明すると、回転
振れ止め装置10の本体をなす基板11にはその中心部にバ
ー材の通り得る孔12が設けてあり、該孔12を囲む4ヵ所
においてローラ支持アーム13a、13b、13c、13dが基板10
aに枢着されている。基板11は前記スライドブロック24
に固定されていて、該スライドブロック24と共にレール
23上を摺動できるようになっている。各ローラ支持アー
ムの先端にはローラ14a、14b、14c、14dが回転自在に支
持されている。また、各ローラ支持アームの枢軸にはレ
バー15a、15b、15c、15dが固定されていて、レバー15a
と15bとの間、レバー15bと15cとの間、および15cと15d
の間には、それぞれタイバー16a、16bおよび16cが枢着
されている。1つのレバー15aは、シリンダ装置(エア
シリンダまたは油圧シリンダ)17のピストンロッド17a
に連結されている。従って、ピストンロッド17aを伸長
させると、レバー15a及びローラ支持アーム13aが矢印A
で示す方向(各ローラが孔12の中心に向かう方向)に回
転され、同時に、他のローラ支持アーム13b、13cおよび
13dもタイバー16a、16bおよび16Cを介して駆動され、孔
12の中心に向かって回転される。各ローラ支持アームが
孔12の中心に向かって閉じられると、孔12を通るバー材
の外周面が各ローラによって支持され、バー材の回転振
れが制止できる。1つのレバー15bにはストッパ15b1が
設けてあり、このストッパ15b1は、各ローラ支持アーム
が孔12の中心に向かって閉じたときに調節ネジ18の衝合
片18aに当接し、各ローラ支持アームの孔12の中心に向
かう回転運動(閉じ量)を制限できる。従って、加工す
べきバー材の直径を変えるときには、調節ネジ18により
各ローラ支持アームの閉じ量を調節して、それぞれのバ
ー材の直径に応じた最適の支持状態を得ることができ
る。
次に、第1図および第2図を参照して、本発明のバー
材自動供給機20を詳細に説明する。レール23は、第1図
に示すように、バー材自動供給機20の基台21上でバー材
自動供給機20の長手方向に沿って取り付けられている。
該レール23上には回転振れ止め装置10の基板11を固定し
ているスライドブロック24が摺動自在に支持されてお
り、従って、回転振れ止め装置10はスライドブロック24
と共にレール23上において、位置(I)と位置(II)と
の間で摺動できるようになっている。位置(I)は、バ
ー材の加工中にバー材に生じる回転振れの振幅が最大に
なる位置であり、これは、加工すべきバー材の仕様(特
に全長)によって異なる。一般に、最大振幅位置はバー
材のほぼ中央部に生じると考えられるが、バー材の支持
条件によっても変化するため実際には試し加工を行うこ
とによって最大の位置を求めることができる。バー材
は、バー材自動供給機20のバー材ストック棚(図示せ
ず)から1本ずつ供給され、その後端部は、送り込みバ
ー25の先端部に取り付けられたフィンガーチャック25a
によりチャックされる。バー材加工機(バー材加工機は
バー材自動供給機20の右側に設置されている)によりバ
ー材の加工が始まると、バー材はフィンガーチャック25
aにより後端部を支持されたまま、バー材加工機の加工
送り速度に倣ってバー材加工機に向かい右方に前進して
いく。送り込みバー25は、その後端部が固定ブッシュ台
26に固定され、その前端部が移動ブッシュ台27に摺動自
在に支持されている。固定ブッシュ台26は、モータ28に
より駆動されるチェーン29に固定されており、モータ28
によって送り込みバー25の前進運動が与えられる。バー
材ストック棚からのバー材の供給、フィンガーチャック
25aによるバー材の後端部のチャック、送り込みバー25
によるバー材の前進駆動等の一連の作動は、従来のバー
材自動供給機において一般に行われている公知のもので
ある。
材自動供給機20を詳細に説明する。レール23は、第1図
に示すように、バー材自動供給機20の基台21上でバー材
自動供給機20の長手方向に沿って取り付けられている。
該レール23上には回転振れ止め装置10の基板11を固定し
ているスライドブロック24が摺動自在に支持されてお
り、従って、回転振れ止め装置10はスライドブロック24
と共にレール23上において、位置(I)と位置(II)と
の間で摺動できるようになっている。位置(I)は、バ
ー材の加工中にバー材に生じる回転振れの振幅が最大に
なる位置であり、これは、加工すべきバー材の仕様(特
に全長)によって異なる。一般に、最大振幅位置はバー
材のほぼ中央部に生じると考えられるが、バー材の支持
条件によっても変化するため実際には試し加工を行うこ
とによって最大の位置を求めることができる。バー材
は、バー材自動供給機20のバー材ストック棚(図示せ
ず)から1本ずつ供給され、その後端部は、送り込みバ
ー25の先端部に取り付けられたフィンガーチャック25a
によりチャックされる。バー材加工機(バー材加工機は
バー材自動供給機20の右側に設置されている)によりバ
ー材の加工が始まると、バー材はフィンガーチャック25
aにより後端部を支持されたまま、バー材加工機の加工
送り速度に倣ってバー材加工機に向かい右方に前進して
いく。送り込みバー25は、その後端部が固定ブッシュ台
26に固定され、その前端部が移動ブッシュ台27に摺動自
在に支持されている。固定ブッシュ台26は、モータ28に
より駆動されるチェーン29に固定されており、モータ28
によって送り込みバー25の前進運動が与えられる。バー
材ストック棚からのバー材の供給、フィンガーチャック
25aによるバー材の後端部のチャック、送り込みバー25
によるバー材の前進駆動等の一連の作動は、従来のバー
材自動供給機において一般に行われている公知のもので
ある。
バー材がバー材加工機に向かって前進していくとき、
本発明によれば、回転振れ止め装置10もバー材と前進す
るようになっている。すなわち、回転振れ止め装置10を
支持するスライドブロック24は、回転振れ止め装置10を
前進させるためのチェーン30に固定されており、該チェ
ーン30を駆動するモータによって前進されるようになっ
ている。このチェーン30を駆動するモータは、送り込み
バー25を駆動するための前記モータ28を共用してもよい
が、専用のモータ(図示せず)を設けてもよい。回転振
れ止め装置10の前進速度は、バー材加工機によるバー材
の加工送り速度と実質的に同じ速度とするのがよい。回
転振れ止め装置10は、バー材と共に前進していくが、バ
ー材自動供給機20の前端部の位置(II)において停止す
る。回転振れ止め装置10が位置(II)において停止する
と、送り込みバー25を摺動自在に支持する移動ブッシュ
台27も回転振れ止め装置10の直後の位置で停止する。し
かしながら、バー材は送り込みバー25のフィンガーチャ
ック25aにより支持されたまま依然として前進し続け
る。このとき、回転振れ止め装置10のピストンロッド17
a(第2図)を収縮させて各ローラ支持アーム13a、13
b、13cおよび13dを僅かに開放させ、フィンガーチャッ
ク25aが回転振れ止め装置10を通過できるようにする。
フィンガーチャック25aが回転振れ止め装置10を通過し
た御は、バー材自動供給機に取り付けた回転振れ止め装
置10によってバー材が支持されることはないが、このと
きはバー材加工機2の主軸台2a内に設けられた内装管に
よってバー材が支持されるため回転振れの問題は殆んど
生じない。もしも必要であれば、第3図に(B)または
(C)で示す位置にも回転振れ止め装置を設けておくこ
ともできる。バー材の加工が終了したならば、送り込み
バー25が後退し、公知の方法で残材がフィンガーチャッ
ク25aから除去および廃棄される。また、回転振れ止め
装置10も、次のバー材を支持するために位置(II)から
位置(I)に戻される。回転振れ止め装置10を位置
(I)および位置(II)に位置決めするモータの制御
は、リミットスイッチLS−1およびLS−2により行なわ
れ、位置(I)および位置(II)は、これらのリミット
スイッチLS−1およびLS−2の基台21への取り付け位置
を変えることにより適宜設定することができる。
本発明によれば、回転振れ止め装置10もバー材と前進す
るようになっている。すなわち、回転振れ止め装置10を
支持するスライドブロック24は、回転振れ止め装置10を
前進させるためのチェーン30に固定されており、該チェ
ーン30を駆動するモータによって前進されるようになっ
ている。このチェーン30を駆動するモータは、送り込み
バー25を駆動するための前記モータ28を共用してもよい
が、専用のモータ(図示せず)を設けてもよい。回転振
れ止め装置10の前進速度は、バー材加工機によるバー材
の加工送り速度と実質的に同じ速度とするのがよい。回
転振れ止め装置10は、バー材と共に前進していくが、バ
ー材自動供給機20の前端部の位置(II)において停止す
る。回転振れ止め装置10が位置(II)において停止する
と、送り込みバー25を摺動自在に支持する移動ブッシュ
台27も回転振れ止め装置10の直後の位置で停止する。し
かしながら、バー材は送り込みバー25のフィンガーチャ
ック25aにより支持されたまま依然として前進し続け
る。このとき、回転振れ止め装置10のピストンロッド17
a(第2図)を収縮させて各ローラ支持アーム13a、13
b、13cおよび13dを僅かに開放させ、フィンガーチャッ
ク25aが回転振れ止め装置10を通過できるようにする。
フィンガーチャック25aが回転振れ止め装置10を通過し
た御は、バー材自動供給機に取り付けた回転振れ止め装
置10によってバー材が支持されることはないが、このと
きはバー材加工機2の主軸台2a内に設けられた内装管に
よってバー材が支持されるため回転振れの問題は殆んど
生じない。もしも必要であれば、第3図に(B)または
(C)で示す位置にも回転振れ止め装置を設けておくこ
ともできる。バー材の加工が終了したならば、送り込み
バー25が後退し、公知の方法で残材がフィンガーチャッ
ク25aから除去および廃棄される。また、回転振れ止め
装置10も、次のバー材を支持するために位置(II)から
位置(I)に戻される。回転振れ止め装置10を位置
(I)および位置(II)に位置決めするモータの制御
は、リミットスイッチLS−1およびLS−2により行なわ
れ、位置(I)および位置(II)は、これらのリミット
スイッチLS−1およびLS−2の基台21への取り付け位置
を変えることにより適宜設定することができる。
(発明の効果) 本発明のバー材自動供給機は以上のように構成されて
いて、回転振れ止め装置がバー材自動供給機の長手方向
に沿って移動可能に取り付けられているため、加工すべ
きバー材の仕様を変えたときでも、そのバー材の回転振
れを最も有効に制止できる位置でバー材を支持すること
が可能となる。
いて、回転振れ止め装置がバー材自動供給機の長手方向
に沿って移動可能に取り付けられているため、加工すべ
きバー材の仕様を変えたときでも、そのバー材の回転振
れを最も有効に制止できる位置でバー材を支持すること
が可能となる。
また、本発明の回転振れ止め装置は、バー材加工機に
より加工を受けるとき、バー材と共にバー材加工機に向
かって前進するため、回転振れを最も有効に制止できる
位置で一旦支持されたバー材を、バー材加工機により加
工を受ける間、常にその最適位置で支持し続けることが
できる。
より加工を受けるとき、バー材と共にバー材加工機に向
かって前進するため、回転振れを最も有効に制止できる
位置で一旦支持されたバー材を、バー材加工機により加
工を受ける間、常にその最適位置で支持し続けることが
できる。
従って、従来のように、回転振れ止め装置を常に一定
の固定位置に設置しておくものに比べ、加工中のバー材
の回転振れ、および回転振れにより生じる振動や騒音を
著しく低減することができる。
の固定位置に設置しておくものに比べ、加工中のバー材
の回転振れ、および回転振れにより生じる振動や騒音を
著しく低減することができる。
第1図は、本発明のバー材自動供給機を示す正面図であ
る。 第2図は、第1図の2−2線に沿う断面図である。 第3図は、バー材自動供給機とバー材加工機との設置位
置関係および回転振れ止め装置を固定して設置していた
従来の方法の各固定位置を示す説明図である。 10……回転振れ止め装置、 20……バー材自動供給機、21……基台、 23……レール、24……スライドブロック、 25……送り込みバー、28……モータ、 29、30……チェーン、 LS−1、LS−2……リミットスイッチ。
る。 第2図は、第1図の2−2線に沿う断面図である。 第3図は、バー材自動供給機とバー材加工機との設置位
置関係および回転振れ止め装置を固定して設置していた
従来の方法の各固定位置を示す説明図である。 10……回転振れ止め装置、 20……バー材自動供給機、21……基台、 23……レール、24……スライドブロック、 25……送り込みバー、28……モータ、 29、30……チェーン、 LS−1、LS−2……リミットスイッチ。
Claims (2)
- 【請求項1】バー材加工機におけるバー材の加工送り速
度に倣ってバー材をバー材加工機に向けて前進供給する
ためのバー材自動供給機において、 前記バー材供給機には、回転するバー材を回転可能に支
持するための回転可能な支持部材を備えた、バー材の回
転振れ止め装置が、バー材自動供給機の長手方向の所望
の位置に位置設定できるように、バー材自動供給機の長
手方向に沿って移動可能に取付けられ、 前記回転振れ止め装置は、前記回転可能な支持部材によ
ってバー材を回転可能に支持するとともに、バー材の最
大振幅位置の前進に伴って前進するように、バー材と一
緒に前進移動することを特徴とする、バー材自動供給
機。 - 【請求項2】前記回転振れ止め装置(10)は、バー材自
動供給機の本体に設けられたレール(23)上を摺動する
スライドブロック(24)と、該スライドブロックに固定
された基板(11)とを備え、前記回転可能な支持部材
が、前記基板(11)に支持された回転可能な支持部材
(14a、14b、14c、14d)からなり、 前記回転振れ止め装置を前記レールに沿って往復動させ
るために、駆動装置(30)が前記スライドブロックに係
合することを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
のバー材自動供給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221548A JP2565312B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | バ−材自動供給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221548A JP2565312B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | バ−材自動供給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6377629A JPS6377629A (ja) | 1988-04-07 |
JP2565312B2 true JP2565312B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16768446
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP61221548A Expired - Lifetime JP2565312B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | バ−材自動供給機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2565312B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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CN113798902A (zh) * | 2021-10-18 | 2021-12-17 | 辽宁智杰机械科技股份有限公司 | 机械加工用电气自动化送料平台及其送料方法 |
IT202200007292A1 (it) * | 2022-04-12 | 2023-10-12 | Top Automazioni S R L | Caricatore di barre per torni |
Family Cites Families (2)
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-
1986
- 1986-09-19 JP JP61221548A patent/JP2565312B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6377629A (ja) | 1988-04-07 |
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