JP2562842B2 - 内燃機関のチェーン室構造 - Google Patents
内燃機関のチェーン室構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関のチェーン室構造の改良に関す
る。
る。
(従来の技術) 従来の内熱機関のチェーン室構造として、例えば第5
図,第6図に示すようなものがあった(実開昭63−1155
08号公報)、実開昭64−66330号公報等、参照)。
図,第6図に示すようなものがあった(実開昭63−1155
08号公報)、実開昭64−66330号公報等、参照)。
これについて説明すると、シリンダブロック61の前壁
62に取付けられるチェーンカバー63によってチェーン64
を収装するチェーン室65が画成され、このチェーン室65
を通してシリンダヘッド66上から流下する潤滑油をオイ
ルパン67に戻し、同じくチェーン室65を通してクランク
室68のブローバイガスをヘッドカバー69内へ導くととも
に、ウォータポンプ70とシリンダブロック61のウォータ
ギャラリ71とを連通する冷却水通路72がチェーン室65を
貫通して設けられている。
62に取付けられるチェーンカバー63によってチェーン64
を収装するチェーン室65が画成され、このチェーン室65
を通してシリンダヘッド66上から流下する潤滑油をオイ
ルパン67に戻し、同じくチェーン室65を通してクランク
室68のブローバイガスをヘッドカバー69内へ導くととも
に、ウォータポンプ70とシリンダブロック61のウォータ
ギャラリ71とを連通する冷却水通路72がチェーン室65を
貫通して設けられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来装置は冷却水通路72が
チェーン室65を貫通して設けられているため、潤滑油や
ブローバイガスが直接に冷却水通路65を画成する水路壁
73,74に触れて冷却され、これらに含まれる水分が凝縮
して水滴となり、この水滴が原因となってスラッジが発
生するという問題点があった。
チェーン室65を貫通して設けられているため、潤滑油や
ブローバイガスが直接に冷却水通路65を画成する水路壁
73,74に触れて冷却され、これらに含まれる水分が凝縮
して水滴となり、この水滴が原因となってスラッジが発
生するという問題点があった。
潤滑油やブローバイガスが直接に冷却水通路65の水路
壁部73,74に冷却されて水滴が生じると、この水滴がブ
ローバイガス中のNOxに溶け込み、化学反応によりH2O+
NOx=HNO2,HNO3が生じ、このHNO2,HNO3と未燃ガスHCが
オイルパン66に貯溜された潤滑油中で反応してスラッジ
バインダーが生じ、このスラッジバインダーにカーボ
ン、添加剤あるいは土等が混入して、最終的にスラッジ
となてオイルパン66内に堆積し、潤滑油不足や劣化を早
める原因となった。
壁部73,74に冷却されて水滴が生じると、この水滴がブ
ローバイガス中のNOxに溶け込み、化学反応によりH2O+
NOx=HNO2,HNO3が生じ、このHNO2,HNO3と未燃ガスHCが
オイルパン66に貯溜された潤滑油中で反応してスラッジ
バインダーが生じ、このスラッジバインダーにカーボ
ン、添加剤あるいは土等が混入して、最終的にスラッジ
となてオイルパン66内に堆積し、潤滑油不足や劣化を早
める原因となった。
本発明は、こうした従来の問題点を解決することを目
的とする。
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明では、シリンダブロッ
クの前壁に取付けられるチェーンカバーの間でチェーン
を収装するチェーン室が画成され、このチェーン室を通
してシリンダヘッド上からオイルパンに戻る潤滑油を流
下させ、同じくチェーン室を通してクランク室のブロー
バイガスをヘッドカバー内に導くとともに、ウォータポ
ンプとシリンダブロック側のウォータギャラリと連通す
る冷却水通路がチェーン室を貫通して設けられる内燃機
関のチェーン室構造において、前記チューン室には冷却
水通路を画成する水路壁をチェーンカバーまたはシリン
ダブロックに形成し、この水路壁に対する潤滑油および
ブローバイガスの接触を防ぐ断熱手段を設けた。
クの前壁に取付けられるチェーンカバーの間でチェーン
を収装するチェーン室が画成され、このチェーン室を通
してシリンダヘッド上からオイルパンに戻る潤滑油を流
下させ、同じくチェーン室を通してクランク室のブロー
バイガスをヘッドカバー内に導くとともに、ウォータポ
ンプとシリンダブロック側のウォータギャラリと連通す
る冷却水通路がチェーン室を貫通して設けられる内燃機
関のチェーン室構造において、前記チューン室には冷却
水通路を画成する水路壁をチェーンカバーまたはシリン
ダブロックに形成し、この水路壁に対する潤滑油および
ブローバイガスの接触を防ぐ断熱手段を設けた。
(作用) 冷却水通路を画成する水路壁に対する潤滑油およびブ
ローバイガスの接触を防ぐ断熱手段をチェーン室に設け
たことにより、水路壁がチェーン室に露出することを回
避し、チェーン室を流下する潤滑油や滞留するブローバ
イガスが水路壁に触れて水滴となることを防止する。こ
の結果、水滴が原因となるスラッジの発生を低減し、潤
滑油の不足や劣化を早めることを防止して、良好な潤滑
性能を維持することができる。
ローバイガスの接触を防ぐ断熱手段をチェーン室に設け
たことにより、水路壁がチェーン室に露出することを回
避し、チェーン室を流下する潤滑油や滞留するブローバ
イガスが水路壁に触れて水滴となることを防止する。こ
の結果、水滴が原因となるスラッジの発生を低減し、潤
滑油の不足や劣化を早めることを防止して、良好な潤滑
性能を維持することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付第1図,第2図,第3図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
図中1はV型機関のシリンダブロックであり、V型に
対向する左右バンクを有し、2はシリンダヘッド、3は
カムカバー、4はオイルパンである。
対向する左右バンクを有し、2はシリンダヘッド、3は
カムカバー、4はオイルパンである。
シリンダブロック1の前壁11にはクランクスプロケッ
ト21と2つの中継スプロケット22とに渡ってチェーン23
が掛け回され、各中継スプロケット22と左右バンクに設
けられる2対のカムスプロケット24の間に2つのチェー
ン25がそれぞれ掛け回され、機関回転力を各シリンダヘ
ッド2上の動弁系に伝達する。
ト21と2つの中継スプロケット22とに渡ってチェーン23
が掛け回され、各中継スプロケット22と左右バンクに設
けられる2対のカムスプロケット24の間に2つのチェー
ン25がそれぞれ掛け回され、機関回転力を各シリンダヘ
ッド2上の動弁系に伝達する。
シリンダブロック1の前壁11にはチェーンカバー5が
取付けられるとともに、シリンダヘッド2にも図示しな
いチェーンカバーが取付けられ、両者の間に各スプロケ
ット21,22,24およびチェーン23,25等を収装するチェー
ン室8が画成される。
取付けられるとともに、シリンダヘッド2にも図示しな
いチェーンカバーが取付けられ、両者の間に各スプロケ
ット21,22,24およびチェーン23,25等を収装するチェー
ン室8が画成される。
チェーン室8はシリンダヘッド2上のカム室16と、オ
イルパン4内およびクランク室17を連通して、第1図に
白抜き矢印で示すようにシリンダヘッド2上からオイル
パン4に流下する潤滑油をチェーン室8を通すようにな
っている。
イルパン4内およびクランク室17を連通して、第1図に
白抜き矢印で示すようにシリンダヘッド2上からオイル
パン4に流下する潤滑油をチェーン室8を通すようにな
っている。
さらに、チェーン室8は各気筒のピストンの隙間から
クランク室17に吹き抜けたブローバイガスをカス室16に
導き、カム室16に接続する図示しないガス管を通して機
関の吸気系に還流するようになっている。
クランク室17に吹き抜けたブローバイガスをカス室16に
導き、カム室16に接続する図示しないガス管を通して機
関の吸気系に還流するようになっている。
チェーンカバー5の前側中央部にはウォータポンプ6
が設けられる。チェーンカバー5の前壁31にはポンプハ
ウジング10が取付けられる、両者の間にベーン27が収装
される。ベーン27はポンプハウジング10に枢支されるシ
ャフト26と図示しないプーリおよびベルト等を介して機
関回転力が伝達され、ベーン27の回転により第2図に白
抜き矢印で示すようにポンプハウジング10に一体形成さ
れたサクションパイプ46を介して冷却水を吸引し、チェ
ーン室8を貫通する冷却水通路30を通してシリンダブロ
ック1側のウォータジャケット9に冷却水を送り込むよ
うになっている。
が設けられる。チェーンカバー5の前壁31にはポンプハ
ウジング10が取付けられる、両者の間にベーン27が収装
される。ベーン27はポンプハウジング10に枢支されるシ
ャフト26と図示しないプーリおよびベルト等を介して機
関回転力が伝達され、ベーン27の回転により第2図に白
抜き矢印で示すようにポンプハウジング10に一体形成さ
れたサクションパイプ46を介して冷却水を吸引し、チェ
ーン室8を貫通する冷却水通路30を通してシリンダブロ
ック1側のウォータジャケット9に冷却水を送り込むよ
うになっている。
チェーンカバー5にはベーン27を囲むポンプケース壁
32と冷却通路30を画成する管状の水路壁33がそれぞれ一
体形成される。
32と冷却通路30を画成する管状の水路壁33がそれぞれ一
体形成される。
シリンダブロック1には冷却水通路30を画成する水路
壁12が前壁11から管状に突出される。チェーンカバー5
がシリンダブロック1に図示しない複数のボルトを介し
て締結されることにより、シリンダブロック1側の水路
壁12とチェーンカバー5側の水路壁33は互いに接合して
チェーン室8を貫通する冷却水通路30を画成する。
壁12が前壁11から管状に突出される。チェーンカバー5
がシリンダブロック1に図示しない複数のボルトを介し
て締結されることにより、シリンダブロック1側の水路
壁12とチェーンカバー5側の水路壁33は互いに接合して
チェーン室8を貫通する冷却水通路30を画成する。
ウォータギャラリ9は左右バンクのシリンダブロック
1およびシリンダヘッド2に冷却水を導くようになって
いる。
1およびシリンダヘッド2に冷却水を導くようになって
いる。
チェーンカバー5とシリンダブロック1にはチェーン
室8を貫通してオイルギャラリ29が配設され、図示しな
オイルポンプから送り出される潤滑油を機関各部に供給
するようになっている。チェーンカバー5とシリンダブ
ロック1にはオイルギャラリ29を画成する各油路壁14,3
5が前記各水路壁12,33と隣接して一体形成される。
室8を貫通してオイルギャラリ29が配設され、図示しな
オイルポンプから送り出される潤滑油を機関各部に供給
するようになっている。チェーンカバー5とシリンダブ
ロック1にはオイルギャラリ29を画成する各油路壁14,3
5が前記各水路壁12,33と隣接して一体形成される。
本発明の水路壁12,33に対する潤滑油およびブローバ
イガスの接触を防ぐ断熱手段として、シリンダブロック
1の前壁11には隔壁13が突出するとともに、チェーンカ
バー5にはこの隔壁13に接続する隔壁34が突出し、隔壁
13と隔壁34との接合部にはオイルシール45が介装され、
水路壁12,33のまわりに空気層28が密封される。
イガスの接触を防ぐ断熱手段として、シリンダブロック
1の前壁11には隔壁13が突出するとともに、チェーンカ
バー5にはこの隔壁13に接続する隔壁34が突出し、隔壁
13と隔壁34との接合部にはオイルシール45が介装され、
水路壁12,33のまわりに空気層28が密封される。
各隔壁13,34には3つのボルトボス部13a,34aと、ベー
ン27を収装するポンプケース壁32の上部に略水平に配置
される上側隔壁部13b,34bと、各上側隔壁部13b,34bから
各油路壁14,35に接続する右側隔減壁部13c,34cと、各上
側隔壁部13b,34bから各油路壁14,35に接続して各水路壁
12,33に所定の間隙をもって配置される左側隔壁部13d,3
4dとから構成される。
ン27を収装するポンプケース壁32の上部に略水平に配置
される上側隔壁部13b,34bと、各上側隔壁部13b,34bから
各油路壁14,35に接続する右側隔減壁部13c,34cと、各上
側隔壁部13b,34bから各油路壁14,35に接続して各水路壁
12,33に所定の間隙をもって配置される左側隔壁部13d,3
4dとから構成される。
次に作用について説明する。
チェーン室8はシリンダヘッド2上のカム室16と、オ
イルパン4内およびクランク室17を連通して、図中白抜
き矢印で示すようにシリンダヘッド2上からの潤滑油を
チェーン室8を通して流下させるとともに、各気筒から
クランク室17に吹き抜けたブローバイガスをチェーン室
8を通してカム室16に導き、カム室16に接続する図示し
ないガス管を通して機関の吸気系の還流するようになっ
ている。
イルパン4内およびクランク室17を連通して、図中白抜
き矢印で示すようにシリンダヘッド2上からの潤滑油を
チェーン室8を通して流下させるとともに、各気筒から
クランク室17に吹き抜けたブローバイガスをチェーン室
8を通してカム室16に導き、カム室16に接続する図示し
ないガス管を通して機関の吸気系の還流するようになっ
ている。
冷却水はラジエータで放熱して比較的に低温に保たれ
るため、冷却水が循環する各水路壁12,33の壁温はチェ
ーン室8を画成する他の壁温に比べて低下する。
るため、冷却水が循環する各水路壁12,33の壁温はチェ
ーン室8を画成する他の壁温に比べて低下する。
この実施例では、冷却水が循環する各水路壁12,33の
断熱手段として、空気装28を介して覆う各隔壁13,34を
設けられてりいるため、チェーン室8を流通する潤滑油
やブローバイガスが直接的に各水路壁12,33に触れるこ
とがなく、各隔壁13,34は各水路壁12,33に対して比較的
に高い温度に保たれ、チェーン室8を流通す潤滑油やブ
ローバイガスが各隔壁13,34に触れてもその温度低下を
小さく抑えられる。
断熱手段として、空気装28を介して覆う各隔壁13,34を
設けられてりいるため、チェーン室8を流通する潤滑油
やブローバイガスが直接的に各水路壁12,33に触れるこ
とがなく、各隔壁13,34は各水路壁12,33に対して比較的
に高い温度に保たれ、チェーン室8を流通す潤滑油やブ
ローバイガスが各隔壁13,34に触れてもその温度低下を
小さく抑えられる。
その結果、潤滑油やブローバイガスがチェーン室8を
貫通する冷却水通路30によって冷却され、これらに含ま
れる水分が凝縮して水滴となることを抑制される。した
がって、チェーン室8で生じた水滴がブローバイガス中
のNOxに溶け込み、化学版応によりH2O+NOx=HNO2,HNO3
が生じ、このHNO2,HNO3と未燃ガスHCがオイルパン4に
貯溜された潤滑油中で反応してスラッジバインダーが生
じ、このスラッジバインダーにカーボン、添加剤あるい
は土等が混入して、最終的にスラッジとなってオイルパ
ン4内に堆積することを有効に防止できる。
貫通する冷却水通路30によって冷却され、これらに含ま
れる水分が凝縮して水滴となることを抑制される。した
がって、チェーン室8で生じた水滴がブローバイガス中
のNOxに溶け込み、化学版応によりH2O+NOx=HNO2,HNO3
が生じ、このHNO2,HNO3と未燃ガスHCがオイルパン4に
貯溜された潤滑油中で反応してスラッジバインダーが生
じ、このスラッジバインダーにカーボン、添加剤あるい
は土等が混入して、最終的にスラッジとなってオイルパ
ン4内に堆積することを有効に防止できる。
次に、第4図に示す他の実施例について説明すると、
水路壁12,33に対する潤滑油およびブローバイガスの接
触を防ぐ断熱手段として、チェーンカバー5のベーン27
を囲むポンプケース壁32と水路壁33に渡って接合する断
熱剤41が設けられるとともに、シリンダブロック1の水
路壁12およびウォータギャラリ9を画成する壁部15およ
び前壁11に渡って接合する断熱材42が設けられる。
水路壁12,33に対する潤滑油およびブローバイガスの接
触を防ぐ断熱手段として、チェーンカバー5のベーン27
を囲むポンプケース壁32と水路壁33に渡って接合する断
熱剤41が設けられるとともに、シリンダブロック1の水
路壁12およびウォータギャラリ9を画成する壁部15およ
び前壁11に渡って接合する断熱材42が設けられる。
各断熱材41,42は発泡ウレタン等の熱伝導率の小さい
材質とする。
材質とする。
この場合も、チェーン室8を流通する潤滑油やブロー
バイガスが冷却水により冷されたポンプケース壁32、水
路壁12,33等に触れることがなく、断熱材41,42によって
保温されることにより、低温スラッジの発生を有効に抑
制できる。
バイガスが冷却水により冷されたポンプケース壁32、水
路壁12,33等に触れることがなく、断熱材41,42によって
保温されることにより、低温スラッジの発生を有効に抑
制できる。
(発明の効果) 以上の通り本発明によれば、潤滑油およびブローバイ
ガスが流通するチェーン室と、このチェーン室を貫通す
る冷却水通路を設けられる機関において、冷却水通路を
画成する水路壁をチェーンカバーまたはシリンダブロッ
クに一体形成し、この水路壁に対する潤滑油およびブロ
ーバイガスの接触を防ぐ断熱手段を設けたたため、チェ
ーン室を貫通して設けられる冷却水通路により潤滑油が
ブローバイガスが冷却されて水滴となることを防止し
て、水滴が原因となるスラッジの発生を抑制でき、潤滑
油の不足や列各を早めることなく、良好な潤滑性能を維
持することができる。
ガスが流通するチェーン室と、このチェーン室を貫通す
る冷却水通路を設けられる機関において、冷却水通路を
画成する水路壁をチェーンカバーまたはシリンダブロッ
クに一体形成し、この水路壁に対する潤滑油およびブロ
ーバイガスの接触を防ぐ断熱手段を設けたたため、チェ
ーン室を貫通して設けられる冷却水通路により潤滑油が
ブローバイガスが冷却されて水滴となることを防止し
て、水滴が原因となるスラッジの発生を抑制でき、潤滑
油の不足や列各を早めることなく、良好な潤滑性能を維
持することができる。
第1図は本発明の実施例を示す機関の正面図、第2図は
同図X−X線に沿う縦断面図、第3図はチェーンカバー
の斜視図である。第4図は他の実施例を示す縦断面図で
ある。第5図は従来例を示す機関の正面図、第6図は同
図X−X線に沿う縦断面図である。 1……シリンダブロック、2……シリンダヘッド、3…
…カムカバー、4……オイルパン、5……チェーンカバ
ー、6……ウォータポンプ、8……チェーン室、9……
ウォータジャケット、12……水路壁、13……隔壁、28…
…空気層、32……ポンプケース壁、33……水路壁、34…
…隔壁。
同図X−X線に沿う縦断面図、第3図はチェーンカバー
の斜視図である。第4図は他の実施例を示す縦断面図で
ある。第5図は従来例を示す機関の正面図、第6図は同
図X−X線に沿う縦断面図である。 1……シリンダブロック、2……シリンダヘッド、3…
…カムカバー、4……オイルパン、5……チェーンカバ
ー、6……ウォータポンプ、8……チェーン室、9……
ウォータジャケット、12……水路壁、13……隔壁、28…
…空気層、32……ポンプケース壁、33……水路壁、34…
…隔壁。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロックの前壁に取付けられるチ
ェーンカバーによりチェーンを収装するチェーン室が画
成され、このチェーン室を通してシリンダヘッド上から
オリルパンに戻る潤滑油を流下させ、同じくチェーン室
を通してクランク室のブローバイガスをヘッドカバー内
へ導くとともに、ウォータポンプとシリンダブロック側
のウォータギャラリとを連通する冷却水通路をチェーン
を貫通して設けられる内燃機関のチェーン室構造におい
て、前記冷却水通路を画成する水路壁チェーンカバーま
たはシリンダブロックに形成し、この水路壁に対する潤
滑油およびブローバイガスの接触を防ぐ断熱手段を設け
たことを特徴とする内燃機関のチェーン室構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2115407A JP2562842B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 内燃機関のチェーン室構造 |
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