JP2017160994A - Clutch and steering device - Google Patents
Clutch and steering device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017160994A JP2017160994A JP2016046156A JP2016046156A JP2017160994A JP 2017160994 A JP2017160994 A JP 2017160994A JP 2016046156 A JP2016046156 A JP 2016046156A JP 2016046156 A JP2016046156 A JP 2016046156A JP 2017160994 A JP2017160994 A JP 2017160994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- clutch
- lever
- torque
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
Description
本発明は、クラッチ、及び操舵装置に関する。 The present invention relates to a clutch and a steering device.
ステアバイワイヤ(SBW:Steer-By-Wire)方式の操舵システムでは、操舵部材と転舵部との間のトルク伝達経路を、機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるクラッチが用いられる。この種のクラッチにおいて、電磁ソレノイドを用いたロック機構を有する噛み合いクラッチが知られている(例えば特許文献1)。 In a steer-by-wire (SBW) type steering system, a clutch that switches whether a torque transmission path between a steering member and a steered portion is mechanically connected or disconnected is used. As this type of clutch, a meshing clutch having a lock mechanism using an electromagnetic solenoid is known (for example, Patent Document 1).
上記ロック機構では、一般に、ロックホイール等の被係合部は、レバー等の係合部が係合することで回転不能となり、これにより操舵部と転舵部との間のトルク伝達経路が機械的に接続される。一方、被係合部は、係合部が係合しない場合には、操舵部または転舵部の動きに伴って回転する。 In the lock mechanism, generally, the engaged portion such as the lock wheel becomes non-rotatable when the engaging portion such as the lever is engaged, thereby the torque transmission path between the steering portion and the steered portion is mechanical. Connected. On the other hand, the engaged portion rotates with the movement of the steering portion or the steered portion when the engaging portion is not engaged.
ところで、ステアバイワイヤ方式の操舵装置のクラッチにおいて、上述したレバーの係合部とロックホイール等の被係合部とを係合させる際に、係合部が被係合部へ衝突することによって打音が生じ得る。このような打音はできるだけ低減されることが望ましい。 By the way, in the clutch of the steer-by-wire type steering device, when the engaging portion of the lever and the engaged portion such as the lock wheel are engaged, the hitting is caused by the collision of the engaging portion with the engaged portion. Sound can be produced. It is desirable to reduce such a hitting sound as much as possible.
本発明は、ステアバイワイヤ方式の操舵装置のクラッチにおいて、係合部が被係合部へ衝突することによって生じる打音を低減することのできるクラッチを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a clutch of a steer-by-wire type steering apparatus that can reduce a hitting sound generated when an engaging portion collides with an engaged portion.
かかる目的のもと、本発明は、ステアバイワイヤ方式の車両の操舵装置に用いられ、運転者が操舵操作する操舵部材と車輪を転舵する転舵部との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるクラッチであって、係合部と、前記係合部と係合することにより前記操舵部材と前記転舵部との間のトルク伝達経路を機械的に接続する被係合部であって、外周に沿って複数の歯部が設けられている被係合部と、前記被係合部における前記歯部と歯部との間の歯底に設けられた緩衝材とが備えられているクラッチである。 For this purpose, the present invention is used in a steer-by-wire vehicle steering apparatus, and mechanically transmits a torque transmission path between a steering member that is steered by a driver and a steered portion that steers wheels. A clutch that switches between connection and disconnection, and mechanically connects an engagement portion and a torque transmission path between the steering member and the steered portion by engaging the engagement portion. An engaged portion, which is an engaged portion in which a plurality of tooth portions are provided along an outer periphery, and a buffer provided at a tooth bottom between the tooth portion and the tooth portion in the engaged portion. A clutch provided with a material.
本発明によれば、ステアバイワイヤ方式の操舵装置のクラッチにおいて、係合部が被係合部へ衝突する際の打音を低減することができる。 According to the present invention, in the clutch of a steer-by-wire type steering device, it is possible to reduce the hitting sound when the engaging portion collides with the engaged portion.
〔実施形態1〕
本実施形態に係る操舵装置およびクラッチについて図1〜図6を参照して説明する。
Embodiment 1
A steering device and a clutch according to this embodiment will be described with reference to FIGS.
図1は、操舵装置1の要部構成を模式的に示す模式図である。図1に示すように、操舵装置1は、操舵部10、転舵部20、操舵部材200、及び制御部300を備えており、運転者による操舵部材200を介した操舵操作に応じて車輪400を転舵するために用いられる。
FIG. 1 is a schematic diagram schematically showing a main part configuration of the steering device 1. As shown in FIG. 1, the steering device 1 includes a
操舵装置1は、(1)操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路を機械的に接続又は遮断することが可能であり、(2)前記トルク伝達経路が遮断された状態において、操舵部材200を介した操舵操作に応じて車輪400の転舵角を電気的に制御可能であるという少なくとも2つの機能を備えたステアバイワイヤ方式の車両の操舵装置である。
The steering device 1 can (1) mechanically connect or cut off the torque transmission path between the
なお、操舵部材200として、図1に示すように、ホイール形状を有するステアリングホイールを例に挙げるが、これは本実施形態を限定するものではなく、運転者による操舵操作を受け付けることができるものであれば他の形状や機構を有するものであってもよい。
As the
(操舵部10)
操舵部10は、運転者による操舵部材200を介した操舵操作を受け付ける機能と、操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路を機械的に接続又は遮断する機能とを併せ持っている。また、操舵部10は、操舵操作に対する反力を発生させ、当該反力を操舵部材200に伝達する機能も有している。
(Steering part 10)
The
図1に示すように、操舵部10は、上部ステアリングシャフト101、中部ステアリングシャフト102、下部ステアリングシャフト103、トルクセンサ12、動力発生部13、動力伝達シャフト14、動力伝達部15、及び、クラッチ30を備えている。
As shown in FIG. 1, the
本実施形態において「ステアリングシャフト」とは、操舵部材200と後述する第1の自在継手201との間に同一軸上に配置されたシャフトのことであり、図1における上部ステアリングシャフト101、中部ステアリングシャフト102、及び下部ステアリングシャフト103のことを指す。
In the present embodiment, the “steering shaft” is a shaft disposed on the same axis between the
なお、「上端」とは、運転者の操舵操作に応じた操舵力の伝達経路において上流側の端部(すなわち、入力側の端部)のことを指し、「下端」とは、操舵力の伝達経路において下流側の端部(すなわち、出力側の端部)のことを指す(以下同様)。 The “upper end” refers to the upstream end (that is, the input end) in the steering force transmission path corresponding to the driver's steering operation, and the “lower end” refers to the steering force. It refers to the downstream end (that is, the output end) in the transmission path (the same applies hereinafter).
上部ステアリングシャフト101の上端は、操舵部材200に対してトルク伝達可能に接続されている。ここで、「トルク伝達可能に接続」とは、一方の部材の回転に伴い他方の部材の回転が生じるように接続されていることを指し、例えば、一方の部材と他方の部材とが一体的に成形されている場合、一方の部材に対して他方の部材が直接的又は間接的に固定されている場合、及び、一方の部材と他方の部材とが継手部材等を介して連動するよう接続されている場合を少なくとも含む。
The upper end of the
本実施形態では、上部ステアリングシャフト101の上端は、操舵部材200に対して固定されており、操舵部材200と上部ステアリングシャフト101とは一体的に回転する。
In the present embodiment, the upper end of the
上部ステアリングシャフト101と中部ステアリングシャフト102とはトルク伝達可能かつ弾性的に接続されており、上部ステアリングシャフト101と中部ステアリングシャフト102との間に生じる捩れをトルクセンサ12によって検出する。
The
より具体的には、上部ステアリングシャフト101及び中部ステアリングシャフト102の内部には空洞が形成されており、当該空洞内に、上部ステアリングシャフト101と中部ステアリングシャフト102とを弾性的に連結するためのトーションバーが配置されている。運転者が操舵部材200を介した操舵操作を行うと、上部ステアリングシャフト101と中部ステアリングシャフト102との間に、操舵操作のトルクTの大きさに応じた捩れ角θTが生じる。トルクセンサ12は、この捩れ角θTを検出し、検出結果を示すトルクセンサ信号SL12を制御部300に供給する。なお、操舵部10は、操舵部材200の操舵角を検出するための操舵角センサを備え、検出した操舵角又は操舵角速度を示す信号を制御部300に供給する構成としてもよい。
More specifically, a cavity is formed inside the
中部ステアリングシャフト102には、動力伝達部15が、中部ステアリングシャフト102に対してトルク伝達可能に接続されている。中部ステアリングシャフト102の下端は、クラッチ30に接続されている。
A
動力発生部13は、制御部300から供給されるトルク制御信号SL13に従い、動力伝達シャフト14に対してトルクを与える。
The
動力発生部13は、例えば、モータ本体であり、動力伝達シャフト14は、例えば、モータ本体に貫入し、モータ本体によって回転駆動されるモータ出力軸である。動力伝達シャフト14は、モータ出力軸に対してトルク伝達可能に接続された他のシャフトであってもよい。
The
動力伝達シャフト14には、動力伝達部15が、動力伝達シャフト14に対してトルク伝達可能に接続されている。
A
動力伝達部15は、動力伝達シャフト14および中部ステアリングシャフト102の間でトルクを伝達させる動力伝達機構であり、例えば、ギヤドライブ方式、ベルトドライブ方式、チェーンドライブ方式、フリクションドライブ方式、トラクションドライブ方式等の動力伝達機構及びこれらの動力伝達機構の組み合わせを用いることができる。ギヤドライブ方式としては、はすば歯車方式や遊星ギヤ方式、ウォームギヤ・ウォームホイール方式を用いることができる。また、フリクションドライブ方式又はトラクションドライブ方式では、遊星ローラを用いた方式を用いることができる。更に、動力伝達部15は、減速機を有さなくてもよい。
The
動力発生部13が発生させたトルクは、動力伝達シャフト14および動力伝達部15を介して、中部ステアリングシャフト102に伝達される。
Torque generated by the
また、動力発生部13として、汎用の電動モータを用いれば、製造コストを更に抑制することができる。
Further, if a general-purpose electric motor is used as the
クラッチ30は、制御部300から供給されるクラッチ制御信号SL30に従い、操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるための構成である。より具体的には、クラッチ30は、クラッチ制御信号SL30に従い、中部ステアリングシャフト102の下端と、下部ステアリングシャフト103の上端との間のトルク伝達を、機械的に接続するか又は遮断するかを切り替える。クラッチ30の具体的構成については後述する。
The clutch 30 is configured to switch whether the torque transmission path between the steering
なお、クラッチ30を設ける位置は、図1に示したものに限定されない。例えば、クラッチ30は、後述するラック軸211付近(例えば、ピニオンシャフト105におけるピニオンギヤ210の上流側)に設けられていてもよい。
The position where the clutch 30 is provided is not limited to that shown in FIG. For example, the clutch 30 may be provided near a
(制御部300)
制御部300は、運転者による操舵操作に応じて、転舵力発生部220が発生させる転舵力及び動力発生部13が発生させるトルクを制御する。
(Control unit 300)
The
より具体的には、制御部300は、トルクセンサ12から供給されるトルクセンサ信号SL12を参照して、動力発生部13が発生させるトルクを制御するためのトルク制御信号SL13と、転舵力発生部220が発生させる転舵力を制御するための転舵力制御信号SL220とを生成し、それぞれ、動力発生部13と転舵力発生部220とに供給する。
More specifically, the
制御部300は、操舵部材200の操舵角を示す信号、及び車速センサからの車速信号などを更に参照して、トルク制御信号SL13及び転舵力制御信号SL220を生成する構成としてもよい。
The
また、制御部300は、クラッチ制御信号SL30をクラッチ30に供給することにより、クラッチ30の接続状態及び遮断状態の切り替えを制御する。
In addition, the
クラッチ30が遮断状態にあるとき、制御部300は、運転者による操舵操作に対する反力を発生させるよう動力発生部13を制御する。より具体的には、制御部300は、操舵部材200を介して入力された運転者の操舵トルクとは逆向きの反力トルクがステアリングシャフトに伝達されるように動力発生部13を制御する。これにより、運転者は、操舵操作に対する操作感を得ることができる。
When the clutch 30 is in the disengaged state, the
制御部300によるクラッチ30の具体的な制御方法は本実施形態を限定するものではないが、例えば、制御部300は、操舵装置1に何らかの異常が生じた場合やイグニッションオフ時等に、クラッチ30を接続状態に切り替える構成とすることができる。このような構成とすれば、異常発生時やイグニッションオフ時等に、運転者は、電気的経路を経由せずとも車輪400を転舵することができる。
Although the specific control method of the clutch 30 by the
また、制御部300は、クラッチ30が接続状態にあるとき、操舵部材200を介して入力された運転者の操舵トルクと同じ向きのトルクがステアリングシャフトに伝達されるように動力発生部13を制御する構成としてもよい。これにより、運転者は、クラッチ30が接続状態であっても、大きな力を要することなく、操舵操作を行うことができる。
Further, the
(転舵部20)
転舵部20は、操舵部10が受け付けた運転者の操舵操作に応じて、車輪400を転舵させるための構成である。
(Steering part 20)
The steered
図1に示すように、転舵部20は、第1の自在継手201、中間シャフト104、第2の自在継手202、ピニオンシャフト105、ピニオンギヤ210、ラック軸211、タイロッド212、ナックルアーム213、及び、転舵力発生部220を備えている。
As shown in FIG. 1, the steered
中間シャフト104の上端は、第1の自在継手201を介して、下部ステアリングシャフト103の下端にトルク伝達可能に連結されている。
The upper end of the
中間シャフト104の下端は、第2の自在継手202を介して、ピニオンシャフト105の上端にトルク伝達可能に連結されている。
The lower end of the
ピニオンシャフト105の下端には、ピニオンシャフト105に対してトルク伝達可能にピニオンギヤ210が接続されている。より具体的には、ピニオンシャフト105に対してピニオンギヤ210が固定されており、ピニオンシャフト105とピニオンギヤ210とは一体的に回転する。
A
ラック軸211のピニオンギヤ210に対向する側にはピニオンギヤ210に噛み合うラックが形成されている。
A rack that meshes with the
クラッチ30が接続状態にあるとき、運転者による操舵部材200を介した操舵操作により、ピニオンギヤ210が回転し、ラック軸211が軸方向に変位する。
When the clutch 30 is in the engaged state, the
一方、クラッチ30が遮断状態にあるとき、転舵力発生部220は、制御部300からの転舵力制御信号SL220に従って転舵力を発生させ、ラック軸211を軸方向に変位させる。
On the other hand, when the clutch 30 is in the disengaged state, the turning
ラック軸211が軸方向に変位することにより、ラック軸211の両端に設けられたタイロッド212、及び、タイロッド212に連結されたナックルアーム213を介して、車輪400が転舵される。
When the
なお、転舵力発生部220の具体的構成は本実施形態を限定するものではないが、例えば、以下の構成例が挙げられる。
In addition, although the specific structure of the steering
(構成例1)
転舵力発生部220は、モータと、当該モータの出力軸の回転運動をラック軸211の軸方向の直線運動に変換する変換機構とを備える。ここで、変換機構として、例えば、螺旋溝が形成された内周面を有するナットであって、モータによって回転駆動されるナットと、ラック軸の外周面に形成され、ナットの螺旋溝と同じピッチを有する螺旋溝と、ナットの螺旋溝及びラック軸の螺旋溝によって挟持された複数の転動用ボールとによって構成される所謂ボールねじ機構を用いることができる。
(Configuration example 1)
The turning
更に言えば、転舵力発生部220は、ラック軸211に沿って配置されたモータの出力軸に対してトルク伝達可能に接続された駆動プーリと、ナットに対してトルク伝達可能に接続された従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとに懸架され、駆動プーリから従動プーリにトルクを伝達する懸架部材を備える構成とすることができる。
More specifically, the turning
(構成例2)
転舵力発生部220は、ラック軸211と同軸に配置された中空モータを備え、当該中空モータによって構成例1におけるナットを回転駆動する構成としてもよい。このような構成とすれば、構成例1における駆動プーリと従動プーリとが不要になるため、省スペース化を図ることができる。
(Configuration example 2)
The steered
(構成例3)
転舵力発生部220は、ボールねじ機構に替えて、モータによって回転駆動される第2のピニオンシャフトと、第2のピニオンシャフトに対してトルク伝達可能に接続されたピニオンギヤであって、ラック軸211に形成された第2のラックに噛み合うピニオンギヤとを備える構成としてもよい。
(Configuration example 3)
The steered
(構成例4)
上記の例では、転舵力発生部220は、ラック軸211に転舵力を伝達する構成としたが、これは本実施形態を限定するものではない。例えば、転舵力発生部220として、モータと、モータによって回転駆動されるウォームと、当該ウォームに噛み合うウォームホイールであって、ピニオンシャフト105に対してトルク伝達可能に接続されたウォームホイールを備える構成としてもよい。
(Configuration example 4)
In the above example, the turning
(クラッチ30)
続いて、クラッチ30の構成例についてより具体的に説明する。クラッチ30は、第一位置と第二位置との間で変位することによって、操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるレバー31を備えている。図2は、このようなレバー31を備えたクラッチの構成例を模式的に示す模式図であり、(a)はクラッチ30が解放された状態を示し、(b)はクラッチ30が結合された状態を示す。
(Clutch 30)
Next, a configuration example of the clutch 30 will be described more specifically. The clutch 30 is displaced between the first position and the second position, thereby switching the torque transmission path between the steering
図2に示すように、クラッチ30は、同軸で配置された、太陽ギヤ32、遊星ギヤ33、内歯ギヤ34、キャリア35を含む遊星歯車機構、レバー31、及びレバー31が係合するロックホイール36を備えている。キャリア35は、下部ステアリングシャフト103(図1参照)に対してトルク伝達可能に接続されている。内歯ギヤ34は、中部ステアリングシャフト102(図1参照)に対してトルク伝達可能に接続されている。太陽ギヤ32は、ロックホイール36に対してトルク伝達可能に接続されている。レバー31は、図2(a)に示す第一位置及び図2(b)に示す第二位置の間で変位するように構成されている。
As shown in FIG. 2, the clutch 30 includes a
本実施形態において、遊星ギヤ33の数は特に限定されない。また、各々の遊星ギヤ33は、太陽ギヤ32の外周、且つ、内歯ギヤ34の内周に、太陽ギヤ32及び内歯ギヤ34に噛み合うように配置されている。キャリア35は、各遊星ギヤ33を自転及び公転可能に支持している。
In the present embodiment, the number of
本実施形態によれば、図2(a)に示すように、レバー31が第一位置に変位しているとき、レバー31は、ロックホイール36から離れており、ロックホイール36は非ロック状態となる。そのため、ロックホイール36にトルク伝達可能に接続されている太陽ギヤ32は空転可能な状態となる。そうすると、太陽ギヤ32は空転するため、キャリア35から内歯ギヤ34へはトルクが伝達されない。これにより、中部ステアリングシャフト102と下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路(すなわち、操舵部材200(図1参照)と転舵部20(図1参照)とのトルク伝達経路(図1参照)との間のトルク伝達経路)は機械的に遮断される。すなわち、クラッチ30が解放された状態となる。
According to this embodiment, as shown in FIG. 2A, when the
一方、図2(b)に示すように、レバー31が第二位置に変位しているとき、レバー31は、ロックホイール36の溝部に係合し、これによりロックホイール36はロック状態となる。そうすると、ロックホイール36にトルク伝達可能に接続されている太陽ギヤ32は、固定された状態となる。そして太陽ギヤ32が固定されると、キャリア35から内歯ギヤ34へとトルクが伝達される。これにより、中部ステアリングシャフト102と下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路(すなわち、操舵部材200(図1参照)と転舵部20との間のトルク伝達経路)は機械的に接続される。すなわち、クラッチ30が結合された状態となる。
On the other hand, as shown in FIG. 2B, when the
なお、本明細書において「係合する」との文言には、「引っ掛かる」「嵌り合う」等に限らず、単に「接触する」ことも含まれる。 Note that in this specification, the term “engage” includes not only “hook” and “fitting” but also simply “contact”.
図3は、クラッチ30の別の構成例を模式的に示す模式図であり、(a)は、クラッチ30が解放された状態を示し、(b)は、クラッチ30が結合された状態を示す。図3に示す構成例では、クラッチ30は、同軸で配置された、太陽ギヤ32、遊星ギヤ33、内歯ギヤ34、及びキャリア35からなる遊星歯車機構、並びにレバー31を備えており、内歯ギヤ34とロックホイール36とが一体化している。キャリア35は、中部ステアリングシャフト102に対してトルク伝達可能に接続されている。太陽ギヤ32は、下部ステアリングシャフト103に対してトルク伝達可能に接続されている。
FIG. 3 is a schematic diagram schematically showing another configuration example of the clutch 30. FIG. 3A shows a state in which the clutch 30 is released, and FIG. 3B shows a state in which the clutch 30 is coupled. . In the configuration example shown in FIG. 3, the clutch 30 includes a planetary gear mechanism including a
図3(a)に示すように、レバー31が第一位置に変位しているとき、レバー31は、ロックホイール36(内歯ギヤ34)から離れており、ロックホイール36(内歯ギア34)は非ロック状態となる。そのため、内歯ギヤ34は空転可能な状態となる。内歯ギヤ34が空転するため、キャリア35から太陽ギヤ32へトルクが伝達されない。そのため、中部ステアリングシャフト102と下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路(すなわち、操舵部材200(図1参照)と転舵部20(図1参照)との間のトルク伝達経路)は機械的に遮断される。すなわち、クラッチ30が解放された状態となる。
As shown in FIG. 3A, when the
一方、図3(b)に示すように、レバー31が第二位置に変位しているとき、レバー31は、ロックホイール36(内歯ギヤ34)に噛み合っており、ロックホイール36(内歯ギア34)はロック状態となる。そのため、内歯ギヤ34は固定された状態となる。内歯ギヤ34が固定されているため、キャリア35から太陽ギヤ32へトルクが伝達される。そのため、中部ステアリングシャフト102と下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路(すなわち、操舵部材200(図1参照)と転舵部20(図1参照)との間のトルク伝達経路)は機械的に接続される。すなわち、クラッチ30が結合された状態となる。
On the other hand, as shown in FIG. 3B, when the
以上のように、本実施形態では、ロックホイール36は、レバー31が第二位置に変位したとき、レバー31が噛み込むことによって回転がロックされるようになっている。また、太陽ギヤ32、キャリア35及び内歯ギヤ34からなる三つの要素のうち、一つの要素(第一の要素)を、中部ステアリングシャフト102に対してトルク伝達可能に接続し、他の一つの要素(第二の要素)を、下部ステアリングシャフト103に対してトルク伝達可能に接続し、最後の要素(第三の要素)を、ロックホイール36に対してトルク伝達可能に接続するか、又は、ロックホイール36と一体化する。これにより、レバー31が第一位置と第二位置との間で変位することによって、中部ステアリングシャフト102と、下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるクラッチ30を好適に実現することができる。ただし、本発明は当該構成に限定されず、レバーが第一位置と第二位置との間で変位することによって、中部ステアリングシャフト102と、下部ステアリングシャフト103との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるように構成されたクラッチであれば、クラッチ30として使用することができる。
As described above, in this embodiment, when the
(ロック機構)
続いて、レバー101によるロックホイール36のロック機構の詳細について説明する。図4は、本実施形態に係るロック機構100の構成例を模式的に示す模式図であり、(a)は、レバー101が第一位置に変位した状態を示し、(b)は、レバー101が第二位置に変位した状態を示す。
(Lock mechanism)
Next, details of the lock mechanism of the
本明細書における以下の説明において、「被係合部」とは、「係合部」が係合することによって回転不能となり、操舵部材200(図1参照)と転舵部20(図1参照)とのトルク伝達経路を機械的に接続する構成のことを指す。また、被係合部に係合部が係合しない場合には、被係合部は操舵部材200又は転舵部20の動きに伴って回転する。
In the following description of the present specification, the “engaged portion” means that the “engaged portion” engages to disable rotation, and the steering member 200 (see FIG. 1) and the steered portion 20 (see FIG. 1). ) Is a mechanical connection of the torque transmission path. When the engaging portion does not engage with the engaged portion, the engaged portion rotates with the movement of the steering
図4に例示するロック機構100では、ロックホイール36が被係合部に該当し、レバー101が係合部に該当する。
In the
レバー101は、回転軸37を中心とした回転により、第一位置と第二位置との間で変位する。図4(a)に示すように、レバー101が第一位置に変位したときは、レバー101は、ロックホイール36から離れ、ロックホイール36は非ロック状態であり、操舵部材200と転舵部20(いずれも図1参照)との間のトルク伝達経路は機械的に遮断される。一方、図4(b)に示すように、レバー101が第二位置に変位したときは、レバー101がロックホイール36と係合して(図中ロック位置A)、ロックホイール36の回転をロックし、操舵部材200と転舵部20(いずれも図1参照)との間のトルク伝達経路は機械的に接続される。
The
図4に示すように、クラッチ30(図1参照)は、電磁ソレノイド38及びストッパピン(ストッパ)43を備えている。電磁ソレノイド38は、プランジャ39を備えている。図4(a)に示すように、電磁ソレノイド38は、回転軸37に対してロック位置Aとは反対側において、プランジャ39をレバー101に押し当てることにより、レバー101を第一位置まで駆動し、レバー101をロックホイール36から離れさせる。レバー101が第一位置まで変位したとき、ストッパピン43が、レバー101に当接し、レバー101がそれ以上変位することを止める。
As shown in FIG. 4, the clutch 30 (see FIG. 1) includes an
クラッチ30(図1参照)は、また、図4に示すように圧縮コイルばねであるコイルばね40を備えている。コイルばね40の両端は、コイルばね40が縮む方向に予圧された状態で第一固定部41と第二固定部42との間に固定されている。第一固定部41は、レバー101上の、回転軸37に対してロック位置A側に設けられており、第二固定部42は、レバー101に対してロックホイール36とは反対側に設けられている。このように構成することにより、コイルばね40は、レバー101を第二位置に向けて(換言すれば、ロックホイール36に向けて)付勢するようになっている。
The clutch 30 (see FIG. 1) also includes a
以上のように構成されたクラッチ30(図1参照)によれば、図4(b)に示すように、電磁ソレノイド38がレバー101を駆動していない場合には、コイルばね40による付勢によって、レバー101が第二位置まで駆動される。
According to the clutch 30 configured as described above (see FIG. 1), as shown in FIG. 4B, when the
また、電磁ソレノイド38が駆動しているときは、操舵部材200と転舵部20(いずれも図1参照)との間のトルク伝達経路は機械的に遮断されている状態(クラッチ30が解放されている状態)となり、転舵部20における転舵力は、転舵力発生部220(図1参照)が発生させる転舵力のみとなる。一方、電磁ソレノイド38が駆動していないときは、操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路は機械的に接続されている状態(クラッチ30が結合されている状態)となり、操舵部材200に加えられた操舵力が、転舵部20における転舵力となる。このように、電気系統が故障し、電磁ソレノイド38及び転舵力発生部220の機能が失われたような場面において、操舵部材200と転舵部20との間のトルク伝達経路が機械的に接続されるため、安全性を向上させることができる。
Further, when the
なお、レバー101を付勢するばねとして、コイルばね40を用いているが、これは本実施形態を限定するものではなく、レバー101を付勢するばねとして、ねじりばねを用いてもよい。
In addition, although the
また、本実施形態において、ロック機構100に設けられるレバー101及び電磁ソレノイド38それぞれの数は特に限定されない。例えば、レバー101を4つ、電磁ソレノイド38を2つ設ける構成としてもよいし、それ以下の数であってもよいし、それ以上の数であってもよい。
In the present embodiment, the number of
更に、ロックホイール36に対するレバー101の位置は特に限定されず、これらは適宜調整すればよい。
Furthermore, the position of the
(ロックホイール及びレバーの形状)
続いて、図4に示したレバー101及びロックホイール36についてより具体的に説明する。図5は、図4において模式的に示したレバー101及びロックホイール36周辺の外観形状を概略的に示す斜視図であり、(a)はレバー101に、(b)はロックホイール36周辺に対応する。なお、図5(b)に示す例では、ロックホイール36に対して太陽ギヤ32が固定されている。
(Shape of lock wheel and lever)
Next, the
また、図4及び図5に示すように、レバー101は、ロックホイール36に当接するための当接部105を備えており、当接部105においてロックホイール36に対向する側には当接面106が形成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
また、図4及び図5に示すように、ロックホイール36の外周には、周方向に沿って、歯部88が繰り返し形成されている。また、隣り合う歯部88と歯部88との間の歯底87には、緩衝材90が設けられている。なお、歯部88の側面及び歯底87によって規定される凹部は、ロックホイール36の当接部105と噛み合う形状を有している。当接部105はロックホイール36の凹部と噛み合うことで、当接面106が緩衝材90と当接する。緩衝材90の詳細については後述する。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5,
本実施形態の構成によれば、ロックホイール36に上記のような歯部88を設けることにより、レバー101の当接部105とロックホイール36とが噛み合うので、レバー101がロックホイール36に対してしっかりと係合する。
According to the configuration of the present embodiment, by providing the
なお、本実施形態では、レバー101及びロックホイール36がそれぞれ特定の形状を有する構成について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の形状であってもよい。また、歯部88は、ロックホイール36の外周全体に形成されていてもよいし、外周の一部に形成されていてもよい。
In the present embodiment, the configuration in which the
また、上記の説明では、クラッチ30が、レバー101を付勢するばねとしてコイルばね40やねじりばねを有している構成を例に挙げたが、これは本実施形態を限定するものではない。クラッチ30は、レバー101を付勢するばねを備えない構成としてもよい。
In the above description, the clutch 30 has the
(緩衝材)
本実施形態におけるロックホイール36に設けられた緩衝材90について図6を参照して説明する。
(Buffer material)
The cushioning
図6は、図5において概略的に示したロックホイール36周辺の外観形状の拡大図を示しており、(a)は斜視図を、(b)は側面図を示している。
6 shows an enlarged view of the external shape around the
図6の(a)及び(b)に示すように、緩衝材90は歯部88の側面89には至っておらず、歯部88と歯部88との間の歯底87にのみ緩衝材90が設けられている。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the cushioning
上述のように、歯底87に緩衝材90を設けることによって、レバー101がロックホイール36へ衝突することによって生じる打音を低減することができる。また、緩衝材90を設けることによって、レバー101がロックホイール36へ衝突する際の反発係数を低減することができ、レバー101とロックホイール36との衝突によるレバー101のバウンドを抑制することができる。
As described above, by providing the
また、緩衝材90を設けることによって、レバー101がロックホイール36に係合する際に、レバー101の当接面106と歯底87とが直接当接しないため、当接面106と歯底87との接触による当接面106及び歯底87の摩耗が低減される。
Further, by providing the
また、緩衝材90は歯底87に設けられているため、レバー101の当接部105がロックホイール36に噛み合った状態において、レバー101の当接面106が緩衝材90に当接することになる。このため、緩衝材90は、ロックホイール36の回転方向の力を受けにくくなっており、緩衝材90の剥がれを防止することができる。さらに、緩衝材90は歯部88の側面には至ることなく、歯底87に設けられているので、レバー101が歯部88の側面に接触した際に緩衝材90が剥離することを抑制できる。
Further, since the cushioning
なお、緩衝材90は歯底87の一部にのみ設けられていてもよいし、図6の(a)に示すように、緩衝材90がロックホイール36の回転軸方向に沿って、歯底87の回転軸方向の端部にまで至るように歯底87の全面を覆っていてもよい。
The cushioning
緩衝材90を歯底87の全面を覆うように配置することによって、本実施形態に係るロックホイール36の製造が容易になり、また緩衝材90の剥離をより好適に防止することができる。
By disposing the
なお、本実施形態に係る緩衝材90は、レバー101とロックホイール36との衝突の際の打音及び反発係数を抑制できる材質であればよく、緩衝材90は、例えば、樹脂又はゴムにより形成されていてもよい。
The cushioning
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible within the scope shown in the claims, and the present invention is also applied to an embodiment obtained by appropriately combining technical means disclosed in the embodiment. It is included in the technical scope of the invention.
1 操舵装置
10 操舵部
20 転舵部
30 クラッチ
101 レバー(係合部)
32 太陽ギヤ
33 遊星ギヤ
34 内歯ギヤ
35 キャリア
36 ロックホイール(被係合部)
87 歯底
88 歯部
90 緩衝材
200 操舵部材
400 車輪
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
32
87 Tooth bottom 88
Claims (6)
係合部と、
前記係合部と係合することにより前記操舵部材と前記転舵部との間のトルク伝達経路を機械的に接続する被係合部であって、外周に沿って複数の歯部が設けられている被係合部と、
前記被係合部における前記歯部と歯部との間の歯底に設けられた緩衝材と、
を備えたことを特徴とするクラッチ。 A clutch that is used in a steer-by-wire vehicle steering device and switches between mechanically connecting and disconnecting a torque transmission path between a steering member that is steered by a driver and a steering unit that steers wheels. Because
An engaging portion;
An engaged portion that mechanically connects a torque transmission path between the steering member and the steered portion by engaging with the engaging portion, and a plurality of tooth portions are provided along an outer periphery. Engaged parts, and
A cushioning material provided on a tooth bottom between the tooth portion and the tooth portion in the engaged portion;
A clutch characterized by comprising:
前記係合部は、
第一位置に変位したとき、前記被係合部から離れ、
第二位置に変位したとき、前記被係合部の回転をロックし、
前記太陽ギヤ、前記キャリア及び前記内歯ギヤからなる三つの要素のうち、
第一の要素は、前記操舵部材に対してトルク伝達可能に接続され、
第二の要素は、前記転舵部に対してトルク伝達可能に接続され、
第三の要素は、前記被係合部に対してトルク伝達可能に接続されているか、又は、前記被係合部と一体化している、請求項1から4の何れか1項に記載のクラッチ。 A planetary gear mechanism including a sun gear, a planetary gear, a carrier and an internal gear;
The engaging portion is
When displaced to the first position, away from the engaged portion,
When displaced to the second position, lock the rotation of the engaged portion,
Of the three elements consisting of the sun gear, the carrier and the internal gear,
The first element is connected to the steering member so as to transmit torque,
The second element is connected to the steered portion so that torque can be transmitted,
The clutch according to any one of claims 1 to 4, wherein the third element is connected to the engaged portion so as to transmit torque, or is integrated with the engaged portion. .
車輪を転舵する転舵部と、
前記操舵部材と前記転舵部との間のトルク伝達経路を機械的に接続するか又は遮断するかを切り替えるクラッチとを備えているステアバイワイヤ方式の操舵装置であって、
前記クラッチは、
係合部と、
前記係合部と係合することにより前記操舵部材と前記転舵部との間のトルク伝達経路を機械的に接続する被係合部であって、外周に沿って複数の歯部が設けられている被係合部と、
前記被係合部における前記歯部と歯部との間の歯底に設けられた緩衝材と
を備えていることを特徴とする、ステアバイワイヤ方式の操舵装置。 A steering member that is steered by the driver;
A steering section for steering the wheels;
A steer-by-wire steering device including a clutch that mechanically connects or disconnects a torque transmission path between the steering member and the steered portion;
The clutch is
An engaging portion;
An engaged portion that mechanically connects a torque transmission path between the steering member and the steered portion by engaging with the engaging portion, and a plurality of tooth portions are provided along an outer periphery. Engaged parts, and
A steer-by-wire steering apparatus, comprising a cushioning material provided on a tooth bottom between the tooth portion and the tooth portion in the engaged portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016046156A JP2017160994A (en) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | Clutch and steering device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016046156A JP2017160994A (en) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | Clutch and steering device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017160994A true JP2017160994A (en) | 2017-09-14 |
Family
ID=59856823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016046156A Pending JP2017160994A (en) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | Clutch and steering device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017160994A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019218010A (en) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社山田製作所 | Steering device |
JP2021107203A (en) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 日立Astemo株式会社 | Steering device |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57169828U (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | ||
JP2003120714A (en) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Motive power transmission member |
JP2005067284A (en) * | 2003-08-20 | 2005-03-17 | Denso Corp | Transmission ratio variable steering gear |
JP2008189266A (en) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Honda Motor Co Ltd | Vehicular steering device |
JP2009184572A (en) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Jtekt Corp | Locking structure of motor and transmission ratio variable steering system |
-
2016
- 2016-03-09 JP JP2016046156A patent/JP2017160994A/en active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57169828U (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | ||
JP2003120714A (en) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Motive power transmission member |
JP2005067284A (en) * | 2003-08-20 | 2005-03-17 | Denso Corp | Transmission ratio variable steering gear |
JP2008189266A (en) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Honda Motor Co Ltd | Vehicular steering device |
JP2009184572A (en) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Jtekt Corp | Locking structure of motor and transmission ratio variable steering system |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019218010A (en) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社山田製作所 | Steering device |
JP7126877B2 (en) | 2018-06-22 | 2022-08-29 | 株式会社山田製作所 | steering device |
JP2021107203A (en) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 日立Astemo株式会社 | Steering device |
JP7300984B2 (en) | 2019-12-27 | 2023-06-30 | 日立Astemo株式会社 | steering device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101039548B1 (en) | Vehicle steering control system | |
US8646352B2 (en) | Worm wheel | |
US8636099B2 (en) | Rack-driven steering apparatus and rack-driven auxiliary power steering apparatus including the same | |
KR102315099B1 (en) | Reducer of Electric Power Steering Apparatus | |
JP2017180615A (en) | Clutch, steering device and method for disassembling clutch | |
US9932065B2 (en) | Steering device | |
EP3181429B1 (en) | Clutch and steering device | |
JP2017177995A (en) | Steering device | |
JP2017160994A (en) | Clutch and steering device | |
US20170282963A1 (en) | Clutch, steering device, and method for producing clutch | |
WO2019207708A1 (en) | Vehicle steering device | |
CN114537504B (en) | Decoupling zero mechanism, steering assembly and vehicle | |
JP4115286B2 (en) | Electric power steering device | |
JP4178320B2 (en) | Vehicle steering system | |
KR102542782B1 (en) | Reducer of Electronic Power Steering Apparatus | |
JP2017129166A (en) | Clutch and steering device | |
JP2017007414A (en) | Reaction force generator and steering device | |
KR102325798B1 (en) | Electric Power Steering Apparatus | |
US20230136880A1 (en) | Steering System of a Vehicle | |
JP2010052672A (en) | Steering device for vehicle | |
JP6603604B2 (en) | Connection member and steering device | |
JP2014005885A (en) | Lock mechanism and vehicle steering device mounting the same | |
KR102660337B1 (en) | Steer by wire steering apparatus | |
JP2010149574A (en) | Electric power steering device | |
JP4341819B2 (en) | Electric power steering device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191023 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200331 |