JP2017053869A

JP2017053869A - 情報処理システム

Info

Publication number: JP2017053869A
Application number: JP2016236709A
Authority: JP
Inventors: 桂二関口; Keiji Sekiguchi
Original assignee: Navitime Japan Co Ltd
Current assignee: Navitime Japan Co Ltd
Priority date: 2016-12-06
Filing date: 2016-12-06
Publication date: 2017-03-16

Abstract

【課題】再探索処理において、変更元となる箇所や変更先となる箇所の選択を容易にすることができるナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得し、地図情報上に基準経路情報を重畳して表示させ、表示された経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行い、変更先候補が指定された場合、基準経路の出発地および目的地、ならびに、当該変更先候補に基づく変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得し、取得された変更経路情報を表示させる。
【選択図】図１

Description

本発明は、情報処理システムに関する。

従来から、経路探索や経路案内を行う技術が開示されている。

例えば、特許文献１に記載のナビゲーション装置においては、地図上に表示された経路上の点または区間を選択して、ドラッグ操作等で地図上の別のポイントへ移動操作することで、出発地および目的地を固定したまま、移動後のポイントを経由するようなルートを再探索して表示する技術が開示されている。

国際公開第２００８／１１７７１２号

しかしながら、特許文献１等に記載の従来のナビゲーション装置においては、特に長距離の経路全体を把握しながらルートの変更点を選択する場合、小縮尺の地図上で変更点を選択することになり、正確に指定できないことがあるという問題点を有していた。また、当該ナビゲーション装置においては、当該問題点を回避するために地図の拡大縮小を繰り返す必要があり、選択操作が煩雑になるという問題点を有していた。また、当該ナビゲーション装置においては、複数の移動手段を利用するマルチモーダルな経路探索に対応していないという問題点を有していた。従って、当該従来のナビゲーション装置においては、ユーザが地図上の駅やバス停等の変更地点を選択したとしても、自動車から電車へ移動手段を変更する等のマルチモーダルな経路探索ができないという問題点を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、再探索処理において、変更元となる箇所や変更先となる箇所の選択を容易にすることができるナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを目的とする。

このような目的を達成するため、本発明のナビゲーションシステムは、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得手段と、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得手段により取得された上記基準経路情報を重畳して表示部に表示させる基準経路情報表示手段と、上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段と、入力部を介して上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、当該変更先候補に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段と、上記再探索手段により取得された上記変更経路情報を上記表示部に表示させる変更経路情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記表示制御手段は、上記入力部を介して上記案内経路に関する上記経路情報中の上記変更元候補が選択された後に、上記変更先候補の表示制御を行うことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記表示制御手段は、上記入力部を介して選択された上記変更元候補の属性に基づいて、上記再探索選択用の表示制御を行う上記変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行うことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記表示制御手段は、所定条件に合致する、上記変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関する上記ネットワーク情報を上記変更先候補として上記表示部に強調表示させることを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記表示制御手段は、上記入力部を介して上記表示部に表示された上記経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく上記案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関する上記ネットワーク情報を上記変更元候補として上記表示部に強調表示させることを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記基準経路情報表示手段、上記表示制御手段、および、上記変更経路情報表示手段は、更に、上記入力部を介した入力位置を示すカーソルを上記表示部に表示させ、上記表示制御手段は、上記表示部に強調表示された上記ネットワーク情報から所定範囲内に、上記カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を上記表示部に更に強調表示させることを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記制御部は、上記入力部を介して上記表示部に表示された上記ネットワーク情報が指定された場合、当該ネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定し、上記入力部を介して上記表示部に表示された上記ネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在する上記ネットワーク情報に基づく上記停留地点、上記路線、または、上記設定地点を上記変更先として設定する変更先設定手段、を更に備えたことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、上記記載のナビゲーションシステムにおいて、上記地図情報記憶手段は、更に、上記公共交通機関の路線図に関する路線図情報を記憶し、上記制御部は、上記入力部を介して上記表示部に表示された、上記案内経路に含まれる上記停留地点または上記路線に関する上記路線情報が選択された場合、当該停留地点、または、当該路線の種別に基づいた上記路線図情報を上記表示部に表示させる路線図情報表示手段、を更に備えたことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と入力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得手段と、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報、および、上記基準経路情報取得手段により取得された上記基準経路情報を上記端末装置に送信する基準経路情報送信手段と、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、上記端末装置から送信される当該指定に関する指定情報を受信する指定情報受信手段と、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報受信手段により受信された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段と、上記再探索手段により取得された上記変更経路情報を上記端末装置に送信する変更経路情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報、および、上記基準経路情報を受信する基準経路情報受信手段と、上記基準経路情報受信手段により受信された上記地図情報上に、上記基準経路情報受信手段により受信された上記基準経路情報を重畳して上記表示部に表示させる基準経路情報表示手段と、上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、上記変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段と、上記ナビゲーションサーバから送信される上記変更経路情報を受信する変更経路情報受信手段と、上記変更経路情報受信手段により受信された上記変更経路情報を上記表示部に表示させる変更経路情報表示手段と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーションサーバは、表示部と入力部とを少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得手段と、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得手段により取得された上記基準経路情報を重畳した表示情報を生成する基準表示情報生成手段と、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該表示情報を当該端末装置の上記表示部に表示させる出力制御手段と、上記端末装置の上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段と、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報を取得する指定情報取得手段と、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報取得手段により取得された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段と、上記再探索手段により取得された上記変更経路情報を含む上記表示情報を生成する変更表示情報生成手段と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーション方法は、ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションシステムは、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、基準経路情報取得手段と、基準経路情報表示手段と、表示制御手段と、再探索手段と、変更経路情報表示手段と、を備え、上記基準経路情報取得手段が、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記基準経路情報表示手段が、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を重畳して表示部に表示させる基準経路情報表示ステップと、上記表示制御手段が、上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御ステップと、上記再探索手段が、入力部を介して上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、当該変更先候補に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索ステップと、上記変更経路情報表示手段が、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を上記表示部に表示させる変更経路情報表示ステップと、を含むことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーション方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と入力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を上記端末装置に送信する基準経路情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報、および、上記基準経路情報を受信する基準経路情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記基準経路情報受信ステップにて受信された上記地図情報上に、上記基準経路情報受信ステップにて受信された上記基準経路情報を重畳して上記表示部に表示させる基準経路情報表示ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御ステップと、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、上記端末装置から送信される当該指定に関する指定情報を受信する指定情報受信ステップと、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報受信ステップにて受信された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を上記端末装置に送信する変更経路情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記変更経路情報を受信する変更経路情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記変更経路情報受信ステップにて受信された上記変更経路情報を上記表示部に表示させる変更経路情報表示ステップと、を含むことを特徴とする。

また、本発明のナビゲーション方法は、表示部と入力部とを少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を重畳した表示情報を生成する基準表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該表示情報を当該端末装置の上記表示部に表示させる出力制御ステップと、上記端末装置の上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御ステップと、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報を取得する指定情報取得ステップと、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報取得ステップにて取得された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索ステップと、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を含む上記表示情報を生成する変更表示情報生成ステップと、を含むことを特徴とする。

また、本発明のプログラムは、表示部と入力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、基準経路の変更を受け付けるナビゲーションシステムに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を重畳して上記表示部に表示させる基準経路情報表示ステップと、上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御ステップと、上記入力部を介して上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、当該変更先候補に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索ステップと、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を上記表示部に表示させる変更経路情報表示ステップと、を実行させることを特徴とする。

また、本発明のプログラムは、表示部と入力部とを少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を上記端末装置に送信する基準経路情報送信ステップと、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、上記端末装置から送信される当該指定に関する指定情報を受信する指定情報受信ステップと、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報受信ステップにて受信された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段と、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を上記端末装置に送信する変更経路情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする。

また、本発明のプログラムは、表示部と入力部とを少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得ステップと、上記基準経路を含む上記地図に関する上記地図情報上に、上記基準経路情報取得ステップにて取得された上記基準経路情報を重畳した表示情報を生成する基準表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該表示情報を当該端末装置の上記表示部に表示させる出力制御ステップと、上記端末装置の上記表示部に表示された上記案内経路に関する上記経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御ステップと、上記端末装置の上記入力部を介して上記端末装置の上記表示部に表示された上記変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報を取得する指定情報取得ステップと、上記ネットワーク情報に基づいて、上記基準経路の上記出発地および上記目的地、ならびに、上記指定情報取得ステップにて取得された上記指定情報に基づく上記変更先を含む上記案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する上記経路情報である変更経路情報を取得する再探索ステップと、上記再探索ステップにて取得された上記変更経路情報を含む上記表示情報を生成する変更表示情報生成ステップと、を実行させることを特徴とする。

この発明によれば、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得し、基準経路を含む地図に関する地図情報上に、取得された基準経路情報を重畳して表示させ、表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行い、表示された変更先が指定された場合、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得し、取得された変更経路情報を表示させるので、地図上から経路を決めたい時に駅やバス停等の経路に関係する地点を明確にすることで、ユーザが好きな経路を自由に選びやすくなるという効果を奏する。また、この発明によれば、マルチモーダルなルート探索において、駅やバス停等の連結地点が強調表示されるので、駅やバス停等の移動手段の変更地点を選びやすくなるとともに、移動手段の変更も可能となるという効果を奏する。

また、この発明によれば、案内経路に関する経路情報中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行うので、変更元と、変更先と、の区別が視覚的にしやすくなるという効果を奏する。

また、この発明によれば、選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行うので、元のルートに含まれる駅、または、バス停等の接続点等の種別等に応じて、ユーザがルートの選択を容易にできるという効果を奏する。

また、この発明によれば、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更先候補として表示部に強調表示させるので、ユーザにとって不要な情報によって惑わされずにすむという効果を奏する。

また、この発明によれば、表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として強調表示させるので、元の経路中で変更元として選択可能な情報がユーザにとって把握しやすくなるという効果を奏する。

また、この発明によれば、入力位置を示すカーソルを表示させ、強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を更に強調表示させるので、吸着先候補となった変更先が更に強調され、変更先の位置をユーザが把握しやすくなるという効果を奏する。

また、この発明によれば、表示されたネットワーク情報が指定された場合、当該ネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定し、表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定するので、変更元である情報を変更先付近にドラッグすると、当該変更先に吸着するので、ユーザが容易に所望の地点にドロップすることができるという効果を奏する。

また、この発明によれば、表示された案内経路に含まれる停留地点または路線に関する路線情報が選択された場合、当該停留地点、または、当該路線の種別に基づいた路線図情報を表示させるので、ルートをドラッグアンドドロップで経路変更する際に、公共交通機関を使用している間の部分では公共交通機関の路線図のみを表示し、道路を非表示にすることができるため、ユーザがルートの選択を容易にすることができるという効果を奏する。

なお、上記において、本発明のナビゲーションシステムを一例に効果の説明をしたが、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。

図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。図３は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図４は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図６は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図７は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図８は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図９は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１０は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１１は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１２は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１３は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。図１４は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図１６は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの構成の一例を示すブロック図である。図１７は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。図１８は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。図１９は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。図２０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。図２１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。

以下に、本発明にかかるナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。

以下、本発明におけるナビゲーションシステムの構成および処理について、第１の実施形態、第２の実施形態、第３の実施形態の順にて詳細に説明する。

［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態について、図１乃至図１５を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示するナビゲーションシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。

［ナビゲーションシステムの構成］
まず、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供するナビゲーションシステムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプのナビゲーションシステムなどにも適用可能である。

図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ２００、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置１００、を通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションサーバ２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２と記憶部１０６とを少なくとも備える。

［ナビゲーションサーバ２００の構成］
ここで、図１において、ナビゲーションサーバ２００は、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得し、基準経路を含む地図に関する地図情報、および、取得された基準経路情報を端末装置１００に送信し、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、端末装置１００から送信される当該指定に関する指定情報を受信し、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、受信された指定情報に基づく変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得し、取得された変更経路情報を端末装置１００に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（ＨａｒｄＤｉｓｋＤｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置またはＳＳＤ（ＳｏｌｉｄＳｔａｔｅＤｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、地図情報データベース２０６ｃ、および、案内情報データベース２０６ｄ等）を格納する。

これら記憶部２０６の各構成要素のうち、ネットワーク情報データベース２０６ａは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報データベース２０６ａは、公共交通機関の路線網を規定する路線網ネットワーク情報を含むネットワーク情報を記憶する記憶してもよい。また、ネットワーク情報データベース２０６ａは、公共交通機関の路線網を規定する、停留地点情報および路線情報を含む路線網ネットワーク情報、および／または、予め設定された設定地点に関する設定地点情報を含む、交通網を規定するネットワーク情報を記憶してもよい。ここで、予め設定された設定地点とは、ユーザにより任意に設定された地点（例えば、お気に入り地点等）、または、ＰＯＩ（ｐｏｉｎｔｏｆｉｎｔｅｒｅｓｔ）の存在する地点等であってもよい。また、ネットワーク情報は、交通網表現上の結節点であるノードと、当該ノード間を接続するリンクと、の組み合わせによって表現されるネットワークに関する情報、すなわち、ノード情報とリンク情報との組み合わせであってもよい。また、ノード情報には、ノードを示すアイコン等のウィジェットを含んでいてもよい。また、ネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース２０６ａに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的に、および／または、制御部２０２による処理に応じて（例えば、制御部２０２においてデータが必要となる契機等に）ネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードしてネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。

ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードに関するノード情報と、ノード間の道路区間であるリンクに関するリンク情報との組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノード情報には、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標等の位置情報、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンク情報には、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長（例えば、距離等）、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報（例えば、車線数、路線バス専用通行帯、二輪専用通行帯、および、二輪・軽車両専用通行帯等の専用通行帯、路線バス等優先通行帯、自転車専用通行帯、車両通行区分、ならびに、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等）、中央分離帯を含む中央線の設置情報、歩行路（例えば、歩道、自転車道、歩行者専用道路、自転車専用道路、自転車歩行者専用道路、自転車歩行者道、または、路側帯等）に関する歩行路情報（例えば、歩行路の設置情報、および、設置位置に関する位置情報等を含む）、横断路（例えば、横断歩道、歩道橋、および、地下道等）に関する横断路情報（例えば、横断路の設置情報、および、設置位置に関する位置情報等を含む）、制限速度、車線変更規制、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称（例えば、道路名称等）等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワーク情報は、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワーク情報は、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。

また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関（例えば、公共交通機関等）の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード（例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等）に関するノード情報（例えば、停留地点情報）と、ノード間を接続するリンク（例えば、鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等）に関するリンク情報（例えば、運行経路情報を含む路線情報等）との組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、運行経路情報は、交通機関の路線が設定された交通機関が実際に移動する運行経路に関する情報であって、当該運行経路の位置情報を含んでいてもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路（レール、および案内軌条など）等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノード情報には、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等）、および、緯度経度高度などの位置情報などの情報を含んでいてもよい。また、リンク情報には、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、種別、リンク長（例えば、距離等）、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、リンクの名称（例えば、路線名など）、ならびに、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、更に、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）に対応したノード（例えば、急行停車駅、準急停車駅、および、快速停車駅等）に関するノード情報と、当該ノード間を接続する鉄道路線、および、バス路線等のリンクに関するリンク情報との組み合わせによって表現されるネットワーク情報を当該種別に対応付けて含んでいてもよい。

また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所（例えば、駅のプラットホーム等）の位置情報（例えば、緯度経度高度等）、形状情報、配置情報（例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等）、および、属性情報（例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等）などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用運賃料金データを含んでいてもよい。ここで、利用運賃料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる運賃および料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置（一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等）を表す情報等であってもよい。

また、ネットワーク情報に含まれる施設内ネットワーク情報は、施設内の経路網を規定するネットワーク情報である。ここで、施設内ネットワーク情報は、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、およびトイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードに関するノード情報と、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクに関するリンク情報との組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノード情報には、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（出入口名および乗降口名等）、緯度経度高度等の位置座標等の位置情報、ノード種別（例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等）、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンク情報には、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、リンク長、幅員、リンク種別（例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など）、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。

また、交通情報データベース２０６ｂは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の時刻表に関する時刻表情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、交通機関の停留地点毎の時刻表に関する停留地点時刻表情報、および、交通機関毎の運行時刻表に関する運行時刻表情報を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）における交通機関の発着時刻（例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など）、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間（例えば、一つまたは複数のリンク等）毎に対応付けられた交通機関の属性情報（例えば、種別および行先情報等）を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号（例えば、プラットホーム番号など）等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。また、停留地点時刻表情報は、停留地点単位の時刻表情報（例えば、各停留地点を経由する交通機関の到着時刻を定めた時刻表情報等）であってもよい。また、運行時刻表情報は、交通機関単位の時刻表情報（例えば、各交通機関が経由する停留地点の経由時刻を定めた時刻表情報等）であってもよい。また、交通情報は、交通機関の運行情報（例えば、遅延情報等）を含んでいてもよく、例えば、運行情報は、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。なお、運行情報は、路線または運行便毎の、経由する停留地点およびその経由予定時刻に関する情報を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報（例えば、最終行先情報など）、および、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）を含む情報であってもよい。

また、交通情報は、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間（すなわち、旅行時間など）等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、交通規制情報は、工事、事故、または、車両故障等により車両通行帯等が走行不能または走行困難となる通行規制情報であってもよい。また、これら交通情報は、交通情報データベース２０６ｂに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的（例えば、５分毎等）に、および／または、制御部２０２による処理に応じて（例えば、制御部２０２においてデータが必要となる契機等に）ネットワーク３００を介して最新のデータを外部システム（例えば、警察庁、ＶＩＣＳ（登録商標）（ＶｅｈｉｃｌｅＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎａｎｄＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍ）、および、ＡＴｉＳ（登録商標）（ＡｄｖａｎｃｅｄＴｒａｆｆｉｃＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＳｅｒｖｉｃｅ）、日本道路交通情報センター（登録商標）（ＪＡＲＴＩＣ（登録商標））、鉄道会社、バス会社、および、交通情報配信サーバ（サービス）など）等からダウンロードして交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。

また、地図情報データベース２０６ｃは、地図に関する地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報データベース２０６ｃは、複数の縮尺の地図に関する地図情報、または、複数の縮尺の地図に対応可能な地図情報を記憶していてもよい。すなわち、地図情報は、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、または、ベクタ形式の地図描画用の画像等を含んでいてもよい。ここで、地図情報は、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図情報等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報データベース２０６ｃは、公共交通機関の路線図に関する路線図情報を記憶していてもよい。また、地図情報は、例えば、高さ情報を持つ建築物（例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等）に関するフロア案内地図等の屋内地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報データベース２０６ｃは、地図情報と、当該地図情報を一意に識別する地図ＩＤ（例えば、メッシュ番号等）と、を対応付けて記憶してもよい。

また、地図情報データベース２０６ｃは、更に、地図上に表示される地図オブジェクトに関する地図オブジェクト情報を記憶していてもよい。ここで、地図オブジェクト情報は、地図上に表示される地物（例えば、ビル、住宅、および、駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線、および、湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園、および、屋外施設等の場地、行政界、行政区域、ならびに、街区等）の形状についての形状情報（ポリゴン、または、ポリライン等）、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店舗、公園、ビル、および、駅等の施設名称、名所、旧跡、河川、湖、湾、山、および、森林等の俗称を含む名称、道路、橋、および、トンネル等の名称、路線名称、地点情報、ならびに、口コミ情報、施設の営業時間、店舗の取扱商品、ＵＲＬ、写真データ、ならびに、クーポン情報等）の注記情報、ならびに、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、学校、工場、および、墓地等の地図記号、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、および、郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリア、および、インターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館、および、博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号情報（例えば、アイコン等）などのデータを含んでいてもよい。ここで、形状情報は、地図オブジェクト描画用の画像（例えば、ポリゴン、および、ポリライン等）を含んでいてもよい。

また、地図情報データベース２０６ｃは、更に、ＰＯＩの位置情報等を含むＰＯＩ情報を記憶していてもよい。ここで、ＰＯＩの位置（座標）情報は、ＰＯＩの緯度経度高度、ＰＯＩの電話番号、ＰＯＩの住所、ならびに、ＰＯＩの存在する地点の立地（都市部、郊外、港湾部、および、駅周辺等）および用途制限等を含んでいてもよい。また、ＰＯＩ情報は、ＰＯＩの名称、種別（カテゴリ）、ＵＲＬ、営業時間、取扱商品、平均価格（例えば、平均使用料金など）、評判、ランキング、立ち寄りやすさ、レコメンドスコア、写真データ、クーポン情報、口コミ（例えば、口コミ評価およびユーザコメントなど）、使用条件、使用可能性、施設規模、ＰＯＩＩＤ、当該ＰＯＩ情報へのアクセス回数またはアクセス頻度等の参照率、および、当該ＰＯＩ情報の更新日時等の情報を含んでいてもよい。ここで、ＰＯＩとは、便利な場所や興味のある場所などとして人が知覚する特定の地点および施設等であって、店舗、会社、事務所、公共施設、娯楽施設、および、屋外施設等であってもよい。ここで、店舗は、例えば、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、郵便局、立体駐車場、ならびに、ホテルおよび旅館等の宿泊施設等であってもよい。また、公共施設は、例えば、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、および、学校等であってもよい。また、娯楽施設は、例えば、映画館、劇場、遊園地、パチンコ店、カジノ、および、競馬場等であってもよい。また、屋外施設は、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等であってもよい。また、ＰＯＩは、一時的に行われるイベント（例えば、祭り、展示会、博覧会、試合、コンサート、および、フリーマーケット等）の会場であってもよい。

また、地図情報に含まれる屋内地図情報は、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図（施設案内図）の地図情報と、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像であってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路（例えば、最短経路またはバリアフリー経路等）であってもよい。

また、これら地図情報等は、地図情報データベース２０６ｃに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的に、および／または、制御部２０２による処理に応じて（例えば、制御部２０２においてデータが必要となる契機等に）ネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードして地図情報データベース２０６ｃに記憶された地図情報等をアップデートしてもよい。

また、案内情報データベース２０６ｄは、案内情報（音声案内情報および表示案内情報等）を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、表示案内情報は、交差点周辺の低縮尺の地図に関する地図情報（例えば、交差点拡大図等）、道路標識の道路標識画像、および、道路標示の道路表示画像等を含んでいてもよい。また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声情報であってもよく、横断路の進入箇所に対応付けられた「目前の横断路は横断可能です」、「この先にも横断路があります」、および、「ここが最後の横断路です」、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、ならびに、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声情報であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられてもよい。

また、制御部２０２は、ＯＳ（ＯｐｅｒａｔｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、基準経路情報取得部２０２ｂ、基準経路情報送信部２０２ｃ、指定情報受信部２０２ｄ、変更先設定部２０２ｅ、再探索部２０２ｆ、および、変更経路情報送信部２０２ｇを備える。

このうち、経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する経路探索要求受信手段である。ここで、経路探索要求は、出発地、目的地、経由地、移動手段（例えば、公共交通機関利用、徒歩利用、自転車利用、または、自動車利用等）、出発時刻、経由時刻、到着時刻、および／または、日付等を含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、出発時刻は、現在時刻等であってもよい。また、経路探索要求は、端末装置１００の利用者の現在位置情報を含んでいてもよい。また、経路探索要求は、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を含んでいてもよい。また、経路探索条件は、端末装置１００の入力部１１８を介して入力されたものであってもよい。

また、基準経路情報取得部２０２ｂは、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得手段である。ここで、基準経路情報取得部２０２ｂは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である基準経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該基準経路に関する経路情報である基準経路情報を生成してもよい。また、基準経路情報取得部２０２ｂは、更に、基準経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、基準経路情報取得部２０２ｂは、基準経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、基準経路情報取得部２０２ｂは、経由地を経由した基準経路を探索してもよい。

また、基準経路情報送信部２０２ｃは、地図情報データベース２０６ｃに記憶された基準経路を含む地図に関する地図情報、および、基準経路情報取得部２０２ｂにより取得された基準経路情報を端末装置１００に送信する基準経路情報送信手段である。ここで、基準経路情報送信部２０２ｃは、更に、ネットワーク情報を端末装置１００に送信してもよい。また、基準経路情報送信部２０２ｃは、更に、地図情報データベース２０６ｃに記憶された公共交通機関の路線図に関する路線図情報を端末装置１００に送信してもよい。また、基準経路情報送信部２０２ｃは、更に、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、基準経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を端末装置１００に送信してもよい。

また、指定情報受信部２０２ｄは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、端末装置１００から送信される当該指定に関する指定情報を受信する指定情報受信手段である。ここで、変更先候補は、ネットワーク情報であってもよい。また、指定情報は、ネットワーク情報であってもよい。また、指定情報受信部２０２ｄは、端末装置１００の入力部１１８を介して表示部１１４に表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、端末装置１００から送信される、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報を受信してもよい。

また、変更先設定部２０２ｅは、指定情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定する変更先設定手段である。ここで、変更先設定部２０２ｅは、ネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定してもよい。また、変更先設定部２０２ｅは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示されたネットワーク情報が指定された場合、当該ネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定し、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定してもよい。また、変更先とは、再探索の際に、新たに通過する場所または路線であってもよい。

また、再探索部２０２ｆは、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、指定情報に基づく変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段である。ここで、再探索部２０２ｆは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部２０２ｅにより設定された変更先の種別に基づいて、変更先を利用する案内経路である変更経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を生成してもよい。また、再探索部２０２ｆは、変更先が停留地点である場合、当該停留地点に接続する路線を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、変更先が路線である場合、少なくとも当該路線の１区間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、更に、変更経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて再探索してもよい。例えば、再探索部２０２ｆは、変更経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、再探索部２０２ｆは、経由地を経由した変更経路を再探索してもよい。また、変更先の種別とは、駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、または、ターミナル等の停留地点の種別であってもよく、鉄道路線、航空路線、航路、または、バス路線等の路線種別であってもよい。

また、変更経路情報送信部２０２ｇは、再探索部２０２ｆにより取得された変更経路情報を端末装置１００に送信する変更経路情報送信手段である。ここで、変更経路情報送信部２０２ｇは、更に、地図情報データベース２０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶された路線網ネットワーク情報、および／または、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、変更経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を送信してもよい。ここで、変更経路情報送信部２０２ｇは、更に、地図情報データベース２０６ｃに記憶された公共交通機関の路線図に関する路線図情報を送信してもよい。

［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報、および、基準経路情報を受信し、受信された地図情報上に、受信された基準経路情報を重畳して表示させ、表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行い、ナビゲーションサーバ２００から送信される変更経路情報を受信し、受信された変更経路情報を表示させる等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、ＰＨＳ、およびＰＤＡ等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末（例えば、カーナビゲーション装置など）等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えていてもよい。また、端末装置１００は、表示部１１４と音声出力部１１６とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置１００は、データ入力等を行う入力部１１８を備えていてもよい。

ここで、表示部１１４は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイ、モニタ、および、タッチパネル等）であってもよい。また、音声出力部１１６は、音声情報を音声として出力する音声出力手段（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入力部１１８は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド（例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等）、マウス、キーボード、および、マイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８等の制御を行う。

ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置（例えば、ＧＰＳ衛星等）であってもよい。ここで、ＧＰＳ信号は、ＧＰＳ装置に搭載された原子時計等からの時刻、および、ＧＰＳ装置の天体暦（例えば、軌道情報等）などを含んでいてもよい。また、位置発信装置５００は、端末装置１００との間で無線通信を行うための装置等である基地局（例えば、携帯電話、自動車電話、および、ＰＨＳの基地局等）であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（ＩｎｄｏｏｒＭｅｓｓａｇｅＳｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。

また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（ＲａｄｉｏＦｒｅｑｕｅｎｃｙＩｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。ここで、位置情報は、緯度および経度により特定される絶対位置の他、基準となる位置からの相対位置を示すものであってもよい。

ここで、位置取得部１１２は、端末装置１００の変化量（例えば、ベクトル量等）を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部１１２は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、方位センサにて方位（例えば、東・西・南・北・天・地等）および傾きを検出してもよい。また、位置取得部１１２は、距離センサにて移動距離（変位）を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置１００の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、ＦＢＧ光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、ＭＥＭＳ（ＭｉｃｒｏＥｌｅｃｔｒｏＭｅｃｈａｎｉｃａｌＳｙｓｔｅｍｓ）加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、絶対走行方位を検出する地磁気センサ、および、相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位および傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。

また、位置取得部１１２は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部１１２は、地図情報に基づいて端末装置１００の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。

また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、ナビゲーションサーバ２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびナビゲーションサーバ２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。

また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（ＳｔａｔｉｃＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（経路案内情報ファイル１０６ａ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。

また、経路案内情報ファイル１０６ａは、経路情報、地図情報、および／または、案内情報を含む経路案内情報を記憶する経路案内情報記憶手段である。

また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、経路探索要求送信部１０２ｂ、基準経路情報受信部１０２ｃ、基準経路情報表示部１０２ｄ、表示制御部１０２ｅ、変更元設定部１０２ｆ、路線図情報表示部１０２ｇ、指定情報送信部１０２ｈ、変更経路情報受信部１０２ｉ、および、変更経路情報表示部１０２ｊを備える。

ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に、すなわち、所定周期で取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。また、現在位置情報は、取得時刻（例えば、位置情報信号に含まれる発信時刻等）を含んでいてもよい。

また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、表示部１１４に表示された地図情報上で、利用者により入力部１１８を介して指定（例えば、タッチパネルを介して指定等）された表示位置に対応する地点情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。

また、経路探索要求送信部１０２ｂは、経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する経路探索要求送信手段である。

また、基準経路情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報、および、基準経路情報を受信する基準経路情報受信手段である。ここで、基準経路情報受信部１０２ｃは、更に、ナビゲーションサーバ２００から送信される路線網ネットワーク情報、および／または、路線図情報を受信してもよい。また、基準経路情報受信部１０２ｃは、更に、ナビゲーションサーバ２００から送信される案内情報を受信してもよい。また、基準経路情報受信部１０２ｃは、更に、これら受信情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納してもよい。ここで、基準経路情報受信部１０２ｃは、経路案内情報ファイル１０６ａに既存の受信情報が記憶されている場合、新たに設定された受信情報を、既存の受信情報に上書きして格納してもよい。

また、基準経路情報表示部１０２ｄは、地図情報上に、基準経路情報を重畳して表示部１１４に表示させる基準経路情報表示手段である。ここで、基準経路情報表示部１０２ｄは、更に、ネットワーク情報、および／または、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部１１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、表示案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、経路案内情報を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、基準経路情報表示部１０２ｄは、入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、表示に対応した音声情報（案内情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。

また、表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段である。ここで、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して案内経路に関する経路情報中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部１０２ｅは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更先候補として表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として表示部１１４に強調表示させてもよい。すなわち、表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に表示されたネットワーク情報の表示形式を変更して表示部１１４に表示させてもよい。ここで、表示制御部１０２ｅは、所定条件に合致する、すなわち、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を変更先候補として、表示部１１４に強調表示させてもよい。ここで変更先候補とは、再探索の変更先の候補をいう。

また、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報を変更元候補として、表示部１１４に強調表示させてもよい。ここで、変更元候補とは、基準経路中における変更箇所となり得る路線、停留地点などに関するネットワーク情報であってもよい。表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択されたタイミングで、ネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を変更元候補として、表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、更に、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部１１４に表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部１１４に更に強調表示させてもよい。

また、変更元設定部１０２ｆは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択された場合、当該変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、公共交通機関を利用しない経路（例えば、徒歩経路、屋内地点、または、屋外地点等）を変更元として設定する変更元設定手段である。ここで、変更元とは、基準経路中における変更対象個所であってもよい。

また、路線図情報表示部１０２ｇは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された、案内経路に含まれる停留地点または路線に関する経路情報が選択された場合、当該停留地点、または、当該路線の種別に基づいた路線図情報を表示部１１４に表示させる路線図情報表示手段である。ここで、路線図情報表示部１０２ｇは、更に、路線図情報を上に、路線網ネットワーク情報、および／または、経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部１０２ｇは、更に、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部１１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部１０２ｇは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を表示部１１４に表示させてもよい。

また、指定情報送信部１０２ｈは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報をナビゲーションサーバ２００に送信する指定情報送信手段である。ここで、変更先候補は、ネットワーク情報であってもよい。また、指定情報は、ネットワーク情報であってもよい。また、指定情報送信部１０２ｈは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。

また、変更経路情報受信部１０２ｉは、ナビゲーションサーバ２００から送信される変更経路情報を受信する変更経路情報受信手段である。ここで、変更経路情報受信部１０２ｉは、更に、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報、ネットワーク情報、路線図情報、および／または、案内情報を受信してもよい。また、基準経路情報受信部１０２ｃは、更に、これら受信情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納してもよい。ここで、基準経路情報受信部１０２ｃは、経路案内情報ファイル１０６ａに既存の受信情報が記憶されている場合、新たに設定された受信情報を、既存の受信情報に上書きして格納してもよい。

また、変更経路情報表示部１０２ｊは、変更経路情報を表示部１１４に表示させる変更経路情報表示手段である。ここで、変更経路情報表示部１０２ｊは、更に、地図情報、ネットワーク情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、更に、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、表示案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、経路案内情報を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、変更経路情報表示部１０２ｊは、入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、表示に対応した音声情報（案内情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。

以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例の説明を終える。

［ナビゲーションシステムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図２乃至図１５を参照して説明する。

［ルート再探索表示処理（その１）］
まず、第１の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図２乃至図１２を参照して詳細に説明する。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。

図２に示すように、まず、端末装置１００の経路探索要求送信部１０２ｂは、利用者により入力部１１８を介して出発地と目的地と鉄道利用とを含む経路探索条件が入力された場合、当該経路探索条件を含む経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、出発時刻は、現在時刻等であってもよい。また、経路探索条件は、経由地、鉄道利用以外の移動手段、出発時刻、経由時刻、到着時刻、および／または、日付等を含んでいてもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＡ−２）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の基準経路情報取得部２０２ｂは、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である基準経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該基準経路に関する経路情報である基準経路情報を生成する（ステップＳＡ−３）。ここで、経路探索条件に経由地が含まれている場合、基準経路情報取得部２０２ｂは、当該経由地を経由した基準経路を探索してもよい。すなわち、基準経路情報取得部２０２ｂは、出発地および目的地の指定を受けると、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した情報を出力する。

そして、ナビゲーションサーバ２００の基準経路情報送信部２０２ｃは、地図情報データベース２０６ｃに記憶された基準経路を含む地図に関する地図情報、基準経路情報取得部２０２ｂにより生成された基準経路情報、および、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−４）。ここで、基準経路情報送信部２０２ｃは、更に、地図情報データベース２０６ｃに記憶された公共交通機関の路線図に関する路線図情報を送信してもよい。また、基準経路情報送信部２０２ｃは、更に、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、基準経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を送信してもよい。

そして、端末装置１００の基準経路情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報、基準経路情報、および、ネットワーク情報を受信し、受信した地図情報、基準経路情報、および、ネットワーク情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−５）。ここで、基準経路情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から路線図情報、および／または、案内情報を受信した場合、当該路線図情報、および／または、当該案内情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納してもよい。

そして、端末装置１００の基準経路情報表示部１０２ｄは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された基準経路情報、および、ネットワーク情報を重畳し、端末装置１００の入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−６）。ここで、基準経路情報表示部１０２ｄは、更に、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された基準経路情報、および、ネットワーク情報を表示部１１４にテキスト表示してもよい。すなわち、基準経路情報表示部１０２ｄは、基準経路を経路図上に出力するだけでなく、文字情報として表示してもよい。

そして、端末装置１００の表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補について再探索選択用の表示制御を行う（ステップＳＡ−７）。ここで、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、利用者により表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部１１４に更に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報（基準経路情報または変更経路情報）が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路（基準経路または変更経路）に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。例えば、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して表示部１１４に表示された基準経路情報または変更経路情報が選択される前に、当該基準経路情報に基づく基準経路または変更経路情報に基づく変更経路に含まれる、混雑等している停留地点、または、混雑または遅延等している路線に関するネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。これにより、イベント、事故、または、時間帯等により目的地への到着が遅れる可能性のある地点通過に対する注意喚起をすることができる。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、利用者により入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択されたか否か判定する（ステップＳＡ−８）。ここで、選択とは、クリック、タップ、または、ドラッグなどによる範囲選択等であってもよい。

そして、端末装置１００の変更元設定部１０２ｆは、ステップＳＡ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されたと判定された場合（ステップＳＡ−８：Ｙｅｓ）、当該変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、徒歩経路を変更元として設定する（ステップＳＡ−９）。

そして、端末装置１００の表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に表示された変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う（ステップＳＡ−１０）。ここで、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して案内経路に関する経路情報中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部１０２ｅは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を変更先候補として、表示部１１４に強調表示させてもよい。ここで、所定条件とは、表示領域に存在する、表示領域から一定の範囲内に存在する、または、表示領域から近い一定数の変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点等であってもよい。また、所定条件は、利用者により選択された路線情報または停留地点情報の属性に合わせて、変更先として設定可能な停留地点または路線の指定可能範囲が決められてもよい。例えば、電車の路線に関する路線情報が選択された場合、電車の路線情報および駅情報のみ指定可能にしてもよい。

また、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して選択された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。ここで、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して選択された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、利用者により入力部１１８を介して経路情報が選択されたタイミングで、ネットワーク情報を表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部１１４に更に強調表示させてもよい。ここで、更なる強調としては、カーソルをさらに寄せたり、停留地点情報または路線情報等を巨大化させたり、停留地点情報または路線情報の色を変更したりしてもよい。また、表示制御部１０２ｅは、変更先について、指定拒否の表示制御を行ってもよい。指定拒否の表示制御処理としては、表示を薄くしたり、非表示にしたり、指定受付不可にする等であってもよい。指定拒否対象の個所としては、混雑個所、規制個所、終電終了個所、または、検索条件に合致しない場所などであってもよい。すなわち、表示制御部１０２ｅは、変更元の選択があると、変更先を選択可能に表示すると共に、強調表示する。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、利用者により入力部１１８を介して表示部１１４に表示されたネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、または、ネットワーク情報の周辺（付近）が指定されたか否か判定する（ステップＳＡ−１１）。ここで、指定とは、入力部１１８を介して選択された情報に対する所定の命令（コマンド）または指示を確定させる行為であり、例えば、入力部１１８を介して選択された情報が、選択された状態で、表示部１１４に表示された当該情報とは異なる情報上に移動させるアクション（ドラッグアンドドロップ）等であってもよい。また、ネットワーク情報（たとえば、駅情報等）は、乗車駅、降車駅、または、経由駅等に区別して指定されてもよい。

そして、端末装置１００の指定情報送信部１０２ｈは、ステップＳＡ−１１にて制御部１０２により変更先候補が指定されたと判定された場合（ステップＳＡ−１１：Ｙｅｓ）、ネットワーク情報等の当該指定に関する指定情報をナビゲーションサーバ２００に送信し、ステップＳＡ−１１にて制御部１０２によりネットワーク情報の周辺が指定されたと判定された場合（ステップＳＡ−１１：Ｙｅｓ）、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−１２）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の指定情報受信部２０２ｄは、端末装置１００から送信される指定情報、または、ネットワーク情報を受信する（ステップＳＡ−１３）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の変更先設定部２０２ｅは、指定情報受信部２０２ｄにより受信された指定情報に基づく停留地点、路線、もしくは、設定地点を変更先として設定、または、指定情報受信部２０２ｄにより受信されたネットワーク情報に基づく停留地点、路線、もしくは、設定地点を変更先として設定する（ステップＳＡ−１４）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の再探索部２０２ｆは、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部２０２ｅにより設定された変更先の種別に基づいて、変更先を利用する案内経路である変更経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を生成する（ステップＳＡ−１５）。ここで、再探索部２０２ｆは、変更先が停留地点である場合、当該停留地点に接続する路線を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、変更先が路線である場合、少なくとも当該路線の１区間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、変更先を利用するとは、変更先である停留地点を、公共交通機関の乗車地点（例えば、乗車駅等）、降車地点（例えば、降車駅等）、または、経由地点（例えば、経由駅等）として利用することであってもよく、変更先である路線を運行する公共交通機関に乗ることであってもよく、変更先である設定地点を、徒歩経路における経由地とし経由することであってもよい。また、再探索部２０２ｆは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部２０２ｅにより設定された変更先を利用する、基準経路の一部と接続する残余の案内経路である残余経路を再探索し、当該基準経路の一部および当該残余経路を接続した案内経路を変更経路として取得してもよい。例えば、再探索部２０２ｆは、出発地と目的地との間の変更先として設定された駅を経由し、２つの接続駅で基準経路に接続する案内経路である残余経路を再探索し、出発地から１つ目の接続駅までの基準経路の一部、１つ目の接続駅から２つ目の接続駅までの当該残余経路、および、当該２つ目の接続駅から目的地までの基準経路の一部を接続した案内経路を変更経路として取得してもよい。

また、再探索部２０２ｆは、駅が変更先として設定された場合、出発地からスタートして、指定された駅に接続されている路線を使用して目的地まで行く案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、路線が変更先として設定された場合、出発地からスタートして、指定された路線のうちの少なくとも１区間の駅間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、ＰＯＩである設定地点が変更先として設定され、当該ＰＯＩに関する移動手段（例えば、ＰＯＩが宿泊施設で、移動手段が当該宿泊施設のシャトルバスなど）がある場合、当該ＰＯＩを経由して、当該ＰＯＩに関する移動手段を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。このように、駅（いわゆる地点）が指定された場合と、路線が指定された場合により、選択対象の属性種別（地点又は路線）に基づいて変更経路を再探索する。また、再探索部２０２ｆは、基準経路の一部を再探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、再探索部２０２ｆは、経由地を経由した変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、出発地から目的地までの変更経路を再探索するだけでなく、端末装置１００において基準経路等の経路案内中に、指定情報受信部２０２ｄにより端末装置１００からネットワーク情報が受信された場合、経路案内中の端末装置１００の利用者の現在位置情報を端末装置１００から受信し、当該現在位置情報に基づく案内中の現在位置から目的地までの変更経路を再探索してもよい。また、再探索部２０２ｆは、単一の経路を変更経路として再探索するだけでなく、複数の変更経路を再探索してもよい。すなわち、再探索部２０２ｆは、変更先の指定があると、変更内容に基づいた再再探索を行う。

そして、ナビゲーションサーバ２００の変更経路情報送信部２０２ｇは、地図情報データベース２０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報、再探索部２０２ｆにより生成された変更経路情報、および、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−１６）。ここで、変更経路情報送信部２０２ｇは、更に、地図情報データベース２０６ｃに記憶された公共交通機関の路線図に関する路線図情報を送信してもよい。また、変更経路情報送信部２０２ｇは、更に、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、変更経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を送信してもよい。

そして、端末装置１００の変更経路情報受信部１０２ｉは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報、変更経路情報、および、ネットワーク情報を受信し、受信した地図情報、変更経路情報、および、ネットワーク情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−１７）。ここで、変更経路情報受信部１０２ｉは、ナビゲーションサーバ２００から路線図情報、および／または、案内情報を受信した場合、当該路線図情報、および／または、当該案内情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納してもよい。

そして、端末装置１００の変更経路情報表示部１０２ｊは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された変更経路情報、および、ネットワーク情報を重畳し、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部１１４に表示させ（ステップＳＡ−１８）、処理をステップＳＡ−７に移行させる。ここで、変更経路情報表示部１０２ｊは、更に、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、更に、変更前の経路情報（例えば、基準経路情報等）を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。例えば、変更経路情報表示部１０２ｊは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された基準経路情報を薄い色で重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、変更経路に含まれる、変更前の経路（例えば、基準経路等）と異なる区間（変更箇所）に関する変更経路情報を異なる表示態様（例えば、異なる色等）で表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、変更前の経路（例えば、基準経路等）と、変更後の経路（例えば、変更経路等）と、を比較した情報（例えば、料金の増減、到着時間の増減、および／または、乗換回数の増減等の差分情報）を表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された変更経路情報、および／または、ネットワーク情報を表示部１１４にテキスト表示してもよい。

一方、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＡ−８にて経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定した場合（ステップＳＡ−８：Ｎｏ）、または、ステップＳＡ−１１にてネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定した場合（ステップＳＡ−１１：Ｎｏ）、処理を終了する。なお、基準経路情報表示部１０２ｄは、ステップＳＡ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＡ−１１にて制御部１０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により入力部１１８を介して基準経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された基準経路情報、および、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、基準経路情報表示部１０２ｄは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された基準経路に対応した表示案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部１０２ｄは、表示に対応した音声情報（経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。

また、変更経路情報表示部１０２ｊは、ステップＳＡ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＡ−１１にて制御部１０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により入力部１１８を介して変更経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された変更経路情報、および、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、変更経路情報表示部１０２ｊは、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された変更経路に対応した表示案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部１０２ｊは、表示に対応した音声情報（経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。

なお、本実施形態においては、公共交通機関を利用した案内経路において、駅および路線を変更先とするルート再探索表示処理について記載したが、高速道路および幹線道路等の種別を用いて、自動車を利用した案内経路に適用し、インターチェンジ、幹線道路の交差点、および、高速道路等を変更先とするルート再探索表示処理を行ってもよい。

ここで、図３乃至図５を参照して、本実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について説明する。図３乃至図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。

端末装置１００の表示部１１４（タッチパネル）において、図３に示すように、地図情報上に、基準経路情報（Ｓ（スタート）から明治神宮前駅までの徒歩経路（太い実線）、明治神宮前駅から渋谷駅までの地下鉄経路（太い破線）、および、渋谷駅からＧ（ゴール）までの徒歩経路（太い実線）に関する経路情報）、および、基準経路に含まれる経由駅に関する駅情報（簡易駅アイコン（丸アイコン））が重畳して表示されている際に、ユーザにより当該タッチパネルを介して明治神宮前駅を示す簡易駅アイコンが選択（例えば、タップ、または、クリック等）された場合、図４に示すように、表示領域に存在する、変更先として設定可能な駅に関する駅情報（駅強調アイコン）、および、駅名に関する注釈情報（渋谷、渋谷（地下鉄）、明治神宮、原宿、および、表参道に関するバルーン表示情報）が表示される。そして、当該タッチパネル上で、ユーザに選択され、ドラッグされたアイコンを示すスマイルマークアイコンが表参道駅を示す駅強調アイコンから所定範囲内に存在する場合、当該駅強調アイコンが更に強調表示され、当該駅強調アイコン上にスマイルマークアイコンがドロップされた場合、図５に示すように、地図情報上に、表参道駅を乗車駅として利用するＳからＧまでの変更経路（Ｓから表参道駅までの徒歩経路（太い実線）、表参道駅から渋谷駅までの地下鉄経路（太い破線）、および、渋谷駅からＧまでの徒歩経路（太い実線）からなる案内経路）に関する変更経路情報、および、変更経路に含まれる経由駅に関する簡易駅アイコンが重畳して表示される。

すなわち、図３乃至図５において、本ナビゲーションシステムは、ユーザが探索済みの案内経路中の駅に関するアイコンを経路周辺の駅に関するアイコン上にドラッグ＆ドロップし、ドラッグしたアイコンの示す駅から、ドロップしたアイコンの示す駅へ利用駅を変更した案内経路を再探索するものである。まず、図３のように、本ナビゲーションシステムにおいては、明治神宮前駅から乗車する案内経路が表示されている場合に、当該明治神宮前駅を示すアイコンがドラッグされると、図４のように、案内経路中の駅および案内経路以外の地図に表示されている駅を示すアイコンが強調表示され、さらに各駅を示すアイコンが選択可能に表示される。そして、表参道駅を示すアイコン上にドロップされると、図５のように、表参道駅から乗車する案内経路を再探索し、再探索した経路結果が表示される。ここで、強調表示としては、点滅、色変更、アイコン変更、または、サイズ変更等であってもよい。なお、本実施形態では、地図中の駅を示すアイコンが全て強調表示されているが、基準経路等の当初の経路に接続されている路線および駅を示すアイコンのみが強調表示されるなど、強調表示対象を絞るようにしてもよい。

また、図６乃至図８を参照して、本実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について説明する。図６乃至図８は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。

端末装置１００の表示部１１４（タッチパネル）において、図６に示すように、地図情報上に、基準経路情報（Ｓから表参道駅までの徒歩経路（太い実線）、表参道駅から渋谷駅までの地下鉄経路（太い破線）、および、渋谷駅からＧまでの徒歩経路（太い実線）に関する経路情報）、基準経路に含まれる経由駅に関する駅情報（簡易駅アイコン（丸アイコン））、および、出発時刻に関する注釈情報（Ｓにおける出発時刻１８：４５に関するバルーン表示情報）が重畳して表示されている際に、ユーザにより当該タッチパネルを介してＳから表参道駅までの徒歩経路に関する経路情報が選択された場合、図７に示すよう、表示領域に存在する、変更先として設定可能なユーザにより設定されたお気に入り地点に関する設定地点情報（星アイコン）が表示される。そして、当該タッチパネル上で、ユーザに選択され、ドラッグされた経路情報を示すスマイルマークアイコンが星アイコン上にドロップされた場合、図８に示すように、地図情報上に、当該お気に入り地点を徒歩経路の経由地として利用するＳからＧまでの変更経路（お気に入り地点を経由するＳから表参道駅までの徒歩経路（太い実線）、表参道駅から渋谷駅までの地下鉄経路（太い破線）、および、渋谷駅からＧまでの徒歩経路（太い実線）からなる案内経路）に関する変更経路情報、変更経路に含まれる経由駅に関する簡易駅アイコン、および、出発時刻に関する注釈情報（Ｓにおける出発時刻１８：３０に関するバルーン表示情報）が重畳して表示される。

すなわち、図６乃至図８において、本ナビゲーションシステムは、ユーザが探索済みの案内経路中の徒歩経路に関する経路情報を他の地点にドラッグアンドドロップし、ドラッグアンドドロップした地点を経由地として追加して、案内経路を再探索するものである。まず、図６のように、本ナビゲーションシステムにおいては、Ｓから表参道駅まで徒歩で行き、表参道駅から乗車する徒歩経路が表示されるものとする。そして、図７に示すように、徒歩経路に関する経路情報部分がドラッグされても、各施設（駅など）は、強調表示されない。これは、選択される施設が多数存在し得るため、地図が見づらくなる恐れがあるためである。図７に示すように、お気に入り地点に関する星アイコンにドロップされると、当該お気に入り地点を経由する案内経路を再探索する。

また、図９乃至図１２を参照して、本実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について説明する。図９乃至図１２は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。

端末装置１００の表示部１１４（タッチパネル）において、図９に示すように、地図情報上に、基準経路情報（Ｓから表参道駅までの徒歩経路（太い実線）、表参道駅から代々木上原駅までの地下鉄経路（太い破線）、および、代々木上原駅からＧ（梅ヶ丘駅）までの電車経路（太い破線）に関する経路情報）、および、基準経路に含まれる経由駅に関する簡易駅アイコンが重畳して表示されている際に、ユーザにより当該タッチパネルを介して表参道駅から代々木上原駅までの地下鉄経路に関する経路情報が選択された場合、図１０に示すように、表示領域に存在する、変更先として設定可能な駅に関する駅強調アイコンが表示される。そして、当該タッチパネル上で、ユーザに選択され、ドラッグされた経路情報を示すスマイルマークアイコンが渋谷駅を示す駅強調アイコンから所定範囲内に存在する場合、当該駅強調アイコンが更に強調表示され、当該駅強調アイコン上にスマイルマークアイコンがドロップされた場合、図１１に示すように、地図情報上に、Ｓから表参道駅までの徒歩経路（太い実線）、表参道駅から渋谷駅までの地下鉄経路（太い破線）、渋谷駅から下北沢駅までの電車経路（太い破線）、および、下北沢駅からＧ（梅ヶ丘駅）までの電車経路（太い破線）からなる案内経路である変更経路に関する変更経路情報、および、変更経路に含まれる経由駅に関する簡易駅アイコンが重畳して表示される。

すなわち、図９乃至図１１において、本ナビゲーションシステムは、ユーザが探索済みの案内経路中の交通機関の経路に関する経路情報を他の地点にドラッグアンドドロップし、ドラッグアンドドロップした地点を経由地として追加して、案内経路を再探索するものである。まず、図９のように、本ナビゲーションシステムにおいては、Ｓから表参道駅まで歩いていき、表参道駅から代々木上原駅を経由して桜ケ丘駅まで行く案内経路を表示されているものとする。そして、図１０のように、原宿駅から代々木上原駅間の経路に関する経路情報がドラッグされ、渋谷駅に関する駅強調アイコン上にドロップされると、表参道駅および梅ケ丘駅を固定し、渋谷駅を経由する案内経路を探索し、図１１のように、表参道駅から渋谷駅を経由して梅ケ丘駅に至る案内経路が表示される。なお、元の経路中で固定される範囲は、ユーザにより指定可能であってもよい。

また、図１２に示すように、本ナビゲーションシステムにおいては、基準経路（Ｓ（青山一丁目駅）からＧ（渋谷駅）までの地下鉄経路（太い実線））に含まれる区間においてユーザが複数の路線（Ｈ線またはＧ線）に乗車可能な場合、路線毎に強調表示させることで、ユーザが所望の路線を選択しやすくさせてもよい。また、本ナビゲーションシステムにおいては、駅のみを強調表示させる場合であって、当該駅を複数路線が通過する場合において、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルが、簡易駅アイコンに近付いた際、または、ユーザにより簡易駅アイコンが選択された際等に、路線選択用の情報をリスト形式等で表示させてもよい。また、本ナビゲーションシステムにおいては、駅付近に複数の移動手段等がある場合にも、選択用の情報をリスト形式等で表示させてもよい。このように、タッチパネル上に、ドラッグ時は、不要な道路表示を非表示にさせ、公共交通機関のルートを示す線のみを複数表示させるため、並行して走る複数の路線のユーザによる指定が容易になる。ここで、タッチパネル上に、更に、路線名も表示させることにより、どのルートを選択すればいいかわかりやすくさせてもよい。

以上で、第１の実施形態におけるルート再探索表示処理（その１）の説明を終える。

［ルート再探索表示処理（その２）］
次に、第１の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図１３乃至図１５を参照して詳細に説明する。図１３は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。

図１３に示すように、まず、図１３に示すルート再探索表示処理（その２）におけるステップＳＢ−１乃至ステップＳＢ−９の処理は、図２に示すルート再探索表示処理（その１）におけるステップＳＡ−１乃至ステップＳＡ−９の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＢ−９にて変更元設定部１０２ｆにより設定された変更元が徒歩経路であるか否か判定する（ステップＳＢ−１０）。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＢ−１０にて変更元が徒歩経路であると判定した場合（ステップＳＢ−１０：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＢ−１２に移行させる。

一方、端末装置１００の路線図情報表示部１０２ｇは、ステップＳＢ−１０にて制御部１０２により変更元が徒歩経路ではないと判定された場合（ステップＳＢ−１０：Ｎｏ）、変更元設定部１０２ｆにより変更元として設定された停留地点、または、当該路線の種別に基づいた、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶された路線図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ａに記憶されたネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報を重畳し、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部に表示させる（ステップＳＢ−１１）。ここで、路線図情報表示部１０２ｇは、更に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）を表示部１１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部１０２ｇは、更に、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を表示部１１４に表示させてもよい。なお、路線図情報表示部１０２ｇは、入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択される前、すなわち、基準経路情報表示部１０２ｄ、または、変更経路情報表示部１０２ｊによる表示に替えて、路線図情報上に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）、および、路線網ネットワーク情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。

ここで、図１４および図１５を参照して、本実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について説明する。図１４および図１５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。

端末装置１００の表示部１１４（タッチパネル）において、図１４に示すように、地図情報上に、基準経路情報（Ｓ（青山一丁目駅）からＧ（渋谷駅）までの地下鉄経路（太い実線）に関する経路情報）、および、基準経路に含まれる経由駅に関する駅情報（簡易駅アイコン（丸アイコン））が重畳して表示されている際に、ユーザにより当該タッチパネルを介して青山一丁目駅から渋谷駅までの地下鉄経路に関する経路情報が選択された場合、図１５に示すよう、路線図情報上に、路線網ネットワーク情報、および、変更先として設定可能な駅に関する駅強調アイコン（三角アイコン）が重畳し、ドラッグされた経路情報を示すスマイルマークアイコンが重畳して表示される。

すなわち、図１４および図１５において、本ナビゲーションシステムは、当初は、地図を表示させ、変更対象のルートが路線に係るものである場合には、路線図に切り替えるようにしている。図１４に示すように、ユーザにより案内路線中の路線が変更箇所として選択された場合には、徒歩経路を変更先として設定することはできないので、通常の地図から、駅および路線を強調した路線図へ表示を変更させている。

図１３に戻り、図１３に示すルート再探索表示処理（その２）におけるステップＳＢ−１２乃至ステップＳＢ−２０の処理は、図２に示すルート再探索表示処理（その１）におけるステップＳＡ−１０乃至ステップＳＡ−１８の処理と同様であるため説明を省略する。

以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。

［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態におけるナビゲーションシステム（サーバ主導型）について、図１６乃至図１８を参照して以下に説明する。ここで、図１６は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。

なお、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムにおいては、ナビゲーションサーバ２００にて端末装置１００の表示部１１４に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４を機能させている。このように、第２の実施形態は、ナビゲーションサーバ２００にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。

［ナビゲーションサーバ２００の構成］
まず、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例について、図１６を参照して以下に説明する。

図１６に示すように、本発明の第２の実施形態のナビゲーションサーバ２００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２とを少なくとも備えた端末装置１００に通信可能に接続され、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ２００および端末装置１００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

図１６において、ナビゲーションサーバ２００は、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得し、基準経路を含む地図に関する地図情報上に、生成された基準経路情報を重畳した表示情報を生成し、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００に表示させ、表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行い、表示された変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報を取得し、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、取得された指定情報に基づく変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得し、取得された変更経路情報を含む表示情報を生成する等の機能を有する。

なお、ナビゲーションサーバ２００における通信制御インターフェース部２０４および記憶部２０６（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、地図情報データベース２０６ｃ、および、案内情報データベース２０６ｄ等）の機能、また、端末装置１００における位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８の機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。

また、図１６において、制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、基準経路情報取得部２０２ｂ、変更先設定部２０２ｅ、再探索部２０２ｆ、現在位置情報取得部２０２ｈ、基準経路表示情報生成部２０２ｉ、出力制御部２０２ｊ、表示制御部２０２ｋ、選択情報取得部２０２ｍ、変更元設定部２０２ｎ、路線図表示情報生成部２０２ｐ、指定情報取得部２０２ｑ、および、変更経路表示情報生成部２０２ｒを備える。なお、経路探索要求受信部２０２ａ、基準経路情報取得部２０２ｂ、変更先設定部２０２ｅ、および、再探索部２０２ｆの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。

このうち、現在位置情報取得部２０２ｈは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部２０２ｈは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に、すなわち、所定周期で取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｈは、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｈは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。

また、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、表示情報を生成する表示情報生成手段である。ここで、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、地図情報上に、基準経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、更に、ネットワーク情報、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソル、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。ここで、表示情報は、端末装置１００の表示部１１４に表示させる情報（例えば、画像、文字情報、または、表示画面等）であってもよい。

また、出力制御部２０２ｊは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該出力制御情報を当該端末装置１００の出力部を介して出力させる出力制御手段である。ここで、出力制御部２０２ｊは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。また、出力制御部２０２ｊは、端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合等、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させることで、経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｊは、更に、表示情報に対応した音声情報（例えば、案内情報データベース２０６ｄに記憶された音声案内情報等）を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該音声情報を端末装置１００の音声出力部１１６を介して出力させることで、音声案内を実行してもよい。

また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段である。ここで、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して経路情報中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部２０２ｋは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更先候補として端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御指示を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる変更元候補、および／または、変更先候補の表示制御を行ってもよい。

例えば、表示制御部２０２ｋは、変更元候補、および／または、変更先候補（例えば、ネットワーク情報等）について再探索選択用の表示制御を行う表示制御指示（例えば、表示形式を変更する表示形式変更指示等）を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる変更元候補、および／または、変更先候補（例えば、ネットワーク情報等）の表示制御（例えば、表示形式を変更して端末装置１００の表示部１１４に表示等）を行ってもよい。ここで、表示制御部２０２ｋは、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、所定条件に合致する、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれるネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。

ここで、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択された場合、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、当該選択されたタイミングで、ネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、当該ネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に更に強調表示させてもよい。

また、選択情報取得部２０２ｍは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択された場合、当該選択に基づく変更元候補を取得する選択情報取得手段である。ここで、選択情報取得部２０２ｍは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択された場合、端末装置１００から送信される当該選択に対応する選択信号を受信し、当該選択信号に基づき変更元候補を取得してもよい。

また、変更元設定部２０２ｎは、選択情報取得部２０２ｍにより取得された変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、公共交通機関を利用しない経路（例えば、徒歩経路、屋内地点、または、屋外地点等）を変更元として設定する変更元設定手段である。

また、路線図表示情報生成部２０２ｐは、表示情報を生成する表示情報生成手段である。ここで、路線図表示情報生成部２０２ｐは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された、案内経路に含まれる停留地点または路線に関する経路情報が選択された場合、当該停留地点、または、当該路線の種別に基づいた路線図情報を含む表示情報を生成してもよい。また、路線図表示情報生成部２０２ｐは、更に、路線図情報上に、路線網ネットワーク情報、および／または、経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、路線図表示情報生成部２０２ｐは、更に、端末装置１００の入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳した表示情報を生成してもよい。また、路線図表示情報生成部２０２ｐは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。

また、指定情報取得部２０２ｑは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、当該指定に関する指定情報を取得する指定情報取得手段である。ここで、指定情報取得部２０２ｑは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示されたネットワーク情報が指定された場合、当該ネットワーク情報を取得し、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報を取得してもよい。また、指定情報取得部２０２ｑは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補、ネットワーク情報、または、ネットワーク情報の周辺が指定された場合、端末装置１００から送信される当該指定に対応する指定信号を受信し、当該指定信号に基づき、当該指定に関する指定情報、または、当該ネットワーク情報を取得してもよい。

また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、表示情報を生成する表示情報生成手段である。ここで、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、変更経路情報を含む表示情報を生成してもよい。また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、更に、地図情報、ネットワーク情報、入力部１１８を介した入力位置を示すカーソル、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。

以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例の説明を終える。

［ナビゲーションシステム（サーバ主導型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図１７および図１８を参照して説明する。

［ルート再探索表示処理（その３）］
まず、第２の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図１７を参照して詳細に説明する。図１７は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。

図１７に示すように、まず、端末装置１００の制御部１０２は、利用者により入力部１１８を介して出発地と目的地と鉄道利用とを含む経路探索条件が入力された場合、当該経路探索条件を含む経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−１）。ここで、制御部１０２は、更に、出発地が端末装置１００の利用者の現在位置である場合、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を含む経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＣ−２）。ここで、現在位置情報取得部２０２ｈは、経路探索要求受信部２０２ａにより端末装置１００から受信された経路探索要求に位置情報信号が含まれる場合、当該位置情報信号から位置情報を算出し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。そして、経路探索要求受信部２０２ａは、現在位置情報取得部２０２ｈにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を、出発地に設定してもよい。

ここで、図１７に示す第２の実施形態におけるステップＳＣ−３の処理は、図２に示す第１の実施形態におけるステップＳＡ−３の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、ナビゲーションサーバ２００の基準経路表示情報生成部２０２ｉは、地図情報データベース２０６ｃに記憶された基準経路を含む地図に関する地図情報上に、基準経路情報取得部２０２ｂにより生成された基準経路情報、および、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を重畳し、端末装置１００の入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳した表示情報を生成する（ステップＳＣ−４）。ここで、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、更に、地図情報上に、現在位置情報取得部２０２ｈにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、更に、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、基準経路上において出力される表示案内情報を含む表示情報を生成してもよい。また、基準経路表示情報生成部２０２ｉは、基準経路情報取得部２０２ｂにより生成された基準経路情報、および／または、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報の文字情報である表示情報を生成してもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、基準経路表示情報生成部２０２ｉにより生成された、地図情報上に、基準経路情報、および、ネットワーク情報を重畳し、カーソルを重畳した表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させる（ステップＳＣ−５）。ここで、表示情報は、更に、地図情報上に、端末装置１００の利用者の現在位置情報が重畳されていてもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御指示を端末装置１００へ送信することにより（ステップＳＣ−６）、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる変更元候補の表示制御を行う（ステップＳＣ−７）。ここで、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。例えば、表示制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報（基準経路情報または変更経路情報）が選択される前に、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、当該経路情報に基づく案内経路（基準経路または変更経路）に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に更に強調表示させてもよい。

ここで、図１７に示す第２の実施形態におけるステップＳＣ−８の処理は、図２に示す第１の実施形態におけるステップＳＡ−８の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＣ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されたと判定された場合（ステップＳＣ−８：Ｙｅｓ）、当該選択に対応する選択信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−９）。ここで、選択信号は、タッチパネル等の表示部１１４における位置信号であってもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の選択情報取得部２０２ｍは、端末装置１００から送信される選択信号を受信し、当該選択信号に基づき変更元候補を取得する（ステップＳＣ−１０）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の変更元設定部２０２ｎは、選択情報取得部２０２ｍにより取得された変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、公共交通機関を利用しない経路（例えば、徒歩経路、屋内地点、または、屋外地点等）を変更元として設定する（ステップＳＣ−１１）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御指示を端末装置１００へ送信することにより（ステップＳＣ−１２）、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる変更先候補の表示制御を行う（ステップＳＣ−１３）。ここで、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して案内経路中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の入力部１１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部２０２ｋは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更先候補として端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。例えば、表示制御部２０２ｋは、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、所定条件に合致する、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、選択情報取得部２０２ｍにより取得された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれるネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。

ここで、表示制御部２０２ｋは、選択情報取得部２０２ｍにより取得された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に表示された表示情報に含まれる当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して端末装置１００の表示部１１４に表示された経路情報が選択されたタイミングで、ネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｋは、端末装置１００の表示部１１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、ネットワーク情報の表示形式を変更する表示形式変更指示を端末装置１００へ送信することにより、当該ネットワーク情報を端末装置１００の表示部１１４に更に強調表示させてもよい。

ここで、図１７に示す第２の実施形態におけるステップＳＣ−１４の処理は、図２に示す第１の実施形態におけるステップＳＡ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＣ−１４にて制御部１０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、または、ネットワーク情報の周辺が指定されたと判定された場合（ステップＳＣ−１４：Ｙｅｓ）、当該指定に対応する指定信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−１５）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の指定情報取得部２０２ｑは、端末装置１００から送信される指定信号を受信し、当該指定信号に基づき、利用者による指定に関する指定情報、または、ネットワーク情報を取得する（ステップＳＣ−１６）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の変更先設定部２０２ｅは、指定情報取得部２０２ｑにより取得された指定情報に基づく停留地点、路線、もしくは、設定地点を変更先として設定、または、指定情報取得部２０２ｑにより取得されたネットワーク情報に基づく停留地点、路線、もしくは、設定地点を変更先として設定する（ステップＳＣ−１７）。

ここで、図１７に示す第２の実施形態におけるステップＳＣ−１８の処理は、図２に示す第１の実施形態におけるステップＳＡ−１５の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、ナビゲーションサーバ２００の変更経路表示情報生成部２０２ｒは、地図情報データベース２０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報上に、再探索部２０２ｆにより生成された変更経路情報、および、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を重畳し、端末装置１００の入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳した表示情報を生成する（ステップＳＣ−１９）。ここで、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、更に、地図情報上に、現在位置情報取得部２０２ｈにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、更に、案内情報データベース２０６ｄに記憶された、変更経路上において出力される表示案内情報を含む表示情報を生成してもよい。また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、更に、変更前の経路情報（例えば、基準経路情報等）を重畳した表示情報を生成してもよい。例えば、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、基準経路情報取得部２０２ｂにより生成された基準経路情報を薄い色で重畳した表示情報を生成してもよい。また、変更経路情報は、変更経路に含まれる、変更前の経路（例えば、基準経路等）と異なる区間（変更箇所）が異なる表示態様（例えば、異なる色等）となっていてもよい。また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、変更前の経路（例えば、基準経路等）と、変更後の経路（例えば、変更経路等）と、を比較した情報（例えば、料金の増減、到着時間の増減、および／または、乗換回数の増減等の差分情報）を含む表示情報を生成してもよい。また、変更経路表示情報生成部２０２ｒは、再探索部２０２ｆにより生成された変更経路情報、および／または、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報の文字情報である表示情報を生成してもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、変更経路表示情報生成部２０２ｒにより生成された、地図情報上に、変更経路情報、および、ネットワーク情報を重畳し、カーソルを重畳した表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させ（ステップＳＣ−２０）、処理をステップＳＣ−７に移行させる。ここで、表示情報は、更に、地図情報上に、端末装置１００の利用者の現在位置情報が重畳されていてもよい。

一方、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＣ−８にて経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定した場合（ステップＳＣ−８：Ｎｏ）、または、ステップＳＣ−１４にてネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定した場合（ステップＳＣ−１４：Ｎｏ）、処理を終了する。なお、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、ステップＳＣ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＣ−１４にて制御部１０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して基準経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、基準経路表示情報生成部２０２ｉにより生成された、地図情報上に、基準経路情報、および、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させることで、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、基準経路に対応した表示案内情報を含む表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。

また、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、ステップＳＣ−８にて制御部１０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＣ−１４にて制御部１０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により入力部１１８を介して変更経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、変更経路表示情報生成部２０２ｒにより生成された、地図情報上に、変更経路情報、および、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させることで、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、変更経路に対応した表示案内情報を含む表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。また、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、更に、表示情報に対応した音声情報（例えば、ナビゲーションサーバ２００の案内情報データベース２０６ｄに記憶された音声案内情報等）を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該音声情報を端末装置１００の音声出力部１１６を介して出力させることで、音声案内を実行してもよい。

以上で、第２の実施形態におけるルート再探索表示処理（その３）の説明を終える。

［ルート再探索表示処理（その４）］
次に、第２の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図１８を参照して詳細に説明する。図１８は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。

図１８に示すように、まず、図１８に示すルート再探索表示処理（その４）におけるステップＳＤ−１乃至ステップＳＤ−１１の処理は、図１７に示すルート再探索表示処理（その３）におけるステップＳＣ−１乃至ステップＳＣ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、ステップＳＤ−１１にて変更元設定部２０２ｎにより設定された変更元が徒歩経路であるか否か判定する（ステップＳＤ−１２）。

そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、ステップＳＤ−１２にて変更元が徒歩経路であると判定した場合（ステップＳＤ−１２：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＤ−１５に移行させる。

一方、ナビゲーションサーバ２００の路線図表示情報生成部２０２ｐは、ステップＳＤ−１２にて制御部２０２により変更元が徒歩経路ではないと判定された場合（ステップＳＤ−１２：Ｎｏ）、変更元設定部２０２ｎにより変更元として設定された停留地点、または、当該路線の種別に基づいた、地図情報データベース２０６ｃに記憶された路線図情報上に、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報を重畳し、端末装置１００の入力部１１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳した表示情報を生成する（ステップＳＤ−１３）。ここで、路線図表示情報生成部２０２ｐは、更に、路線図情報上に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）を重畳した表示情報を生成してもよい。また、路線図表示情報生成部２０２ｐは、更に、路線図情報上に、現在位置情報取得部２０２ｈにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。

そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｊは、路線図表示情報生成部２０２ｐにより生成された、路線図情報上に、路線網ネットワーク情報を重畳し、カーソルを重畳した表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該表示情報を当該端末装置１００の表示部１１４に表示させる（ステップＳＤ−１４）。ここで、表示情報は、更に、地図情報上に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報が重畳されていてもよい。なお、出力制御部２０２ｊは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の入力部１１８を介して表示部１１４に表示された経路情報が選択される前、すなわち、地図情報の表示に替えて、路線図情報上に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）、および、路線網ネットワーク情報を重畳した表示情報を端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。

ここで、図１８に示すルート再探索表示処理（その４）におけるステップＳＤ−１５乃至ステップＳＤ−２３の処理は、図１７に示すルート再探索表示処理（その３）におけるステップＳＣ−１２乃至ステップＳＣ−２０の処理と同様であるため説明を省略する。

以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。

［第３の実施形態］
続いて、本発明の第３の実施形態におけるナビゲーションシステムについて、図１９乃至図２１を参照して以下に説明する。ここで、図１９は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。ここで、第３の実施形態におけるナビゲーションシステムにおいては、各構成が一筐体内に全て備えられ、単独で処理を行うもの（スタンドアローン型）を、ナビゲーション装置４００として説明するが、当該実施例に限らず、各構成が分離した筐体内に備えられ、ネットワーク３００等を介して接続されて一つの概念としての装置を構成するもの（例えば、クラウドコンピューティング等）であってもよい。

なお、第３の実施形態においては、全ての機能をナビゲーション装置４００に集約し、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得し、基準経路を含む地図に関する地図情報上に、取得された基準経路情報を重畳して表示させ、表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、再探索の変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行い、表示された変更先候補が指定された場合、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、当該変更先候補に基づく変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得し、取得された変更経路情報を表示させる等の機能を有する。

［ナビゲーション装置４００の構成］
まず、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例について、図１９を参照して以下に説明する。

図１９に示すように、本発明の第３の実施形態のナビゲーション装置４００は、位置取得部４１２と出力部（表示部４１４および音声出力部４１６）と入力部４１８と制御部４０２と記憶部４０６とを少なくとも備える。これらナビゲーション装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。ナビゲーション装置４００は、例えば、ＰＮＤ（ＰｏｒｔａｂｌｅＮａｖｉｇａｔｉｏｎＤｅｖｉｃｅ）等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置等であってもよい。また、ナビゲーション装置４００は、通信制御インターフェース部（図示せず）を介してネットワーク３００を経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。

図１９において、入出力制御インターフェース部４０８、位置取得部４１２、表示部４１４、音声出力部４１６、および、入力部４１８の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、地図情報データベース４０６ｃ、および、案内情報データベース４０６ｄ等）についても、ナビゲーションサーバ２００ではなくナビゲーション装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。

また、制御部４０２の各部については、本実施形態のナビゲーション装置４００がスタンドアローン型であり、制御部４０２が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第１の実施形態と基本的に同様である。

また、図１９において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、経路探索要求取得部４０２ｂ、基準経路情報取得部４０２ｃ、基準経路情報表示部４０２ｄ、表示制御部４０２ｅ、変更元設定部４０２ｆ、路線図情報表示部４０２ｇ、変更先設定部４０２ｈ、再探索部４０２ｉ、および、変更経路情報表示部４０２ｊを備える。

このうち、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を所定周期（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）で取得してもよい。また、現在位置情報取得部４０２ａは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報は、取得時刻（例えば、位置情報信号に含まれる発信時刻等）を含んでいてもよい。

また、現在位置情報取得部４０２ａは、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部４０２ａは、入力部４１８を介して利用者に表示部４１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネルを介して指定等）させた座標をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。

また、経路探索要求取得部４０２ｂは、経路探索要求を取得する経路探索要求取得手段である。ここで、経路探索要求は、出発地、目的地、経由地、移動手段（例えば、公共交通機関利用、徒歩利用、自転車利用、または、自動車利用等）、出発時刻、経由時刻、到着時刻、および／または、日付等を含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。また、出発時刻は、現在時刻等であってもよい。また、経路探索条件は、利用者により入力部４１８を介して入力されたものであってもよい。

また、基準経路情報取得部４０２ｃは、ネットワーク情報に基づいて、出発地から目的地までの基準となる案内経路である基準経路に関する経路情報である基準経路情報を取得する基準経路情報取得手段である。ここで、基準経路情報取得部４０２ｃは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である基準経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該基準経路に関する経路情報である基準経路情報を生成してもよい。また、基準経路情報取得部４０２ｃは、更に、基準経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、基準経路情報取得部４０２ｃは、基準経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、基準経路情報取得部４０２ｃは、経由地を経由した基準経路を探索してもよい。

また、基準経路情報表示部４０２ｄは、基準経路を含む地図に関する地図情報上に、基準経路情報取得部４０２ｃにより生成された基準経路情報を重畳して表示部４１４に表示させる基準経路情報表示手段である。ここで、基準経路情報表示部４０２ｄは、更に、ネットワーク情報、および／または、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部４１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部４０２ｄは、更に、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部４０２ｄは、案内情報データベース４０６ｄに記憶された、基準経路上において出力される案内情報に含まれる表示案内情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部４０２ｄは、経路案内情報を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、基準経路情報表示部４０２ｄは、入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、基準経路情報表示部４０２ｄは、表示に対応した音声情報（案内情報データベース４０６ｄに記憶された、基準経路上において出力される案内情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。

また、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補、および／または、変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う表示制御手段である。ここで、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して案内経路に関する経路情報中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部４０２ｅは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更先候補として表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として表示部４１４に強調表示させてもよい。すなわち、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に表示されたネットワーク情報の表示形式を変更して表示部４１４に表示させてもよい。ここで、表示制御部４０２ｅは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。

また、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。ここで、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択された当該経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択された場合、当該選択されたタイミングで、ネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、更に、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部４１４に表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部４１４に更に強調表示させてもよい。

また、変更元設定部４０２ｆは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択された場合、当該変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、公共交通機関を利用しない経路（例えば、徒歩経路、屋内地点、または、屋外地点等）を変更元として設定する変更元設定手段である。

また、路線図情報表示部４０２ｇは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された、案内経路に含まれる停留地点または路線に関する経路情報が選択された場合、当該停留地点、または、当該路線の種別に基づいた路線図情報を表示部４１４に表示させる路線図情報表示手段である。ここで、路線図情報表示部４０２ｇは、更に、路線図情報を上に、路線網ネットワーク情報、および／または、経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部４０２ｇは、更に、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部４１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部４０２ｇは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を表示部４１４に表示させてもよい。

また、変更先設定部４０２ｈは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された再探索の変更先の候補に関する変更先候補が指定された場合、当該変更先候補に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定する変更先設定手段である。ここで、変更先設定部４０２ｈは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示されたネットワーク情報の周辺が指定された場合、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定してもよい。

また、再探索部４０２ｉは、ネットワーク情報に基づいて、基準経路の出発地および目的地、ならびに、変更先を含む案内経路である変更経路を再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を取得する再探索手段である。ここで、再探索部４０２ｉは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部４０２ｈにより設定された変更先の種別に基づいて、変更先を利用する案内経路である変更経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を生成する再探索手段である。ここで、再探索部４０２ｉは、変更先が停留地点である場合、当該停留地点に接続する路線を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、変更先が路線である場合、少なくとも当該路線の１区間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、更に、変更経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて再探索してもよい。例えば、再探索部４０２ｉは、変更経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、再探索部４０２ｉは、経由地を経由した変更経路を再探索してもよい。

また、変更経路情報表示部４０２ｊは、再探索部４０２ｉにより取得された変更経路情報を表示部４１４に表示させる変更経路情報表示手段である。ここで、変更経路情報表示部４０２ｊは、更に、地図情報データベース４０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報、および／または、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、更に、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、案内情報データベース４０６ｄに記憶された、変更経路上において出力される案内情報に含まれる表示案内情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、経路案内情報を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、変更経路情報表示部４０２ｊは、入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、表示に対応した音声情報（案内情報データベース４０６ｄに記憶された、変更経路上において出力される案内情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。

以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例の説明を終える。

［ナビゲーション装置４００の処理］
次に、このように構成された第３の実施形態におけるナビゲーションシステム（ナビゲーション装置４００）の処理の一例について、以下に図２０および図２１を参照して説明する。

［ルート再探索表示処理（その５）］
まず、第３の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図２０を参照して詳細に説明する。図２０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。

図２０に示すように、まず、経路探索要求取得部４０２ｂは、利用者により入力部４１８を介して出発地と目的地と鉄道利用とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が入力された場合、当該経路探索要求を取得する（ステップＳＥ−１）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。

そして、基準経路情報取得部４０２ｃは、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である基準経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該基準経路に関する経路情報である基準経路情報を生成する（ステップＳＥ−２）。ここで、経路探索条件に経由地が含まれている場合、基準経路情報取得部４０２ｃは、当該経由地を経由した基準経路を探索してもよい。

そして、基準経路情報表示部４０２ｄは、地図情報データベース４０６ｃに記憶された基準経路を含む地図に関する地図情報上に、基準経路情報取得部４０２ｃにより生成された基準経路情報、および、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を重畳し、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−３）。ここで、基準経路情報表示部４０２ｄは、更に、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、基準経路情報表示部４０２ｄは、基準経路情報取得部４０２ｃにより生成された基準経路情報、および、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を表示部４１４にテキスト表示してもよい。

そして、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に表示された案内経路に関する経路情報中の変更対象である変更元の候補に関する変更元候補について再探索選択用の表示制御を行う（ステップＳＥ−４）。ここで、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路に含まれる停留地点、および／または、路線に関するネットワーク情報を変更元候補として表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、利用者により表示部４１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部４１４に更に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報（基準経路情報または変更経路情報）が選択される前に、当該経路情報に基づく案内経路（基準経路または変更経路）に含まれる停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。例えば、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示された基準経路情報または変更経路情報が選択される前に、当該基準経路情報に基づく基準経路または変更経路情報に基づく変更経路に含まれる、混雑等している停留地点、または、混雑または遅延等している路線に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。

そして、制御部４０２は、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報中の変更元候補が選択されたか否か判定する（ステップＳＥ−５）。

そして、変更元設定部４０２ｆは、ステップＳＥ−５にて制御部４０２により経路情報中の変更元候補が選択されたと判定された場合（ステップＳＥ−５：Ｙｅｓ）、当該変更元候補に基づく案内経路に含まれる停留地点、路線、または、徒歩経路を変更元として設定する（ステップＳＥ−６）。

そして、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に表示された変更先の候補に関する変更先候補について再探索選択用の表示制御を行う（ステップＳＥ−７）。ここで、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して案内経路中の変更元候補が選択された後に、変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して選択された変更元候補の属性に基づいて、再探索選択用の表示制御を行う変更先候補を決定し、当該変更先候補の表示制御を行ってもよい。また、表示制御部４０２ｅは、所定条件に合致する、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して選択された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、ネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。ここで、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して選択された経路情報に基づく案内経路に含まれる、停留地点を使用する公共交通機関、または、路線に基づき、当該停留地点または当該路線とは異なる停留地点または路線に関するネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、利用者により入力部４１８を介して経路情報が選択されたタイミングで、ネットワーク情報を表示部４１４に強調表示させてもよい。また、表示制御部４０２ｅは、表示部４１４に強調表示されたネットワーク情報から所定範囲内に、カーソルが存在する場合、当該ネットワーク情報を表示部４１４に更に強調表示させてもよい。

そして、制御部４０２は、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示されたネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、または、ネットワーク情報の周辺が指定されたか否か判定する（ステップＳＥ−８）。ここで、指定とは、入力部４１８を介して選択された情報に対する所定の命令（コマンド）または指示を確定させる行為であり、例えば、入力部４１８を介して選択された情報が、選択された状態で、表示部４１４に表示された当該情報とは異なる情報上に移動させるアクション（ドラッグアンドドロップ）等であってもよい。

そして、変更先設定部４０２ｈは、ステップＳＥ−８にて制御部４０２により変更先候補が指定されたと判定された場合（ステップＳＥ−８：Ｙｅｓ）、当該変更先候補に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定し、ステップＳＥ−８にて制御部４０２によりネットワーク情報の周辺が指定されたと判定された場合（ステップＳＥ−８：Ｙｅｓ）、当該周辺から最も近くに存在するネットワーク情報に基づく停留地点、路線、または、設定地点を変更先として設定する（ステップＳＥ−９）。

そして、再探索部４０２ｉは、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部４０２ｈにより設定された変更先の種別に基づいて、変更先を利用する案内経路である変更経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて再探索し、当該変更経路に関する経路情報である変更経路情報を生成する（ステップＳＥ−１０）。ここで、再探索部４０２ｉは、変更先が停留地点である場合、当該停留地点に接続する路線を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、変更先が路線である場合、少なくとも当該路線の１区間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの、変更先設定部４０２ｈにより設定された変更先を利用する、基準経路の一部と接続する残余の案内経路である残余経路を再探索し、当該基準経路の一部経路および当該残余経路を接続した案内経路を変更経路として取得してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、再探索部４０２ｉは、経由地を経由した変更経路を再探索してもよい。

また、再探索部４０２ｉは、駅が変更先として設定された場合、出発地からスタートして、指定された駅に接続されている路線を使用して目的地まで行く案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、路線が変更先として設定された場合、出発地からスタートして、指定された路線のうちの少なくとも１区間の駅間を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、ＰＯＩである設定地点が変更先として設定され、当該ＰＯＩに関する移動手段がある場合、当該ＰＯＩを経由して、当該ＰＯＩに関する移動手段を利用する案内経路である変更経路を再探索してもよい。すなわち、再探索部４０２ｉは、基準経路の一部を再探索してもよい。また、経路探索条件に経由地が含まれている場合、再探索部４０２ｉは、経由地を経由した変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、出発地から目的地までの変更経路を再探索するだけでなく、基準経路等の経路案内中に、利用者により入力部４１８を介して表示部４１４に表示されたネットワーク情報に含まれる駅情報等が選択された場合、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されるナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報に基づく案内中の現在位置から目的地までの変更経路を再探索してもよい。また、再探索部４０２ｉは、単一の経路を変更経路として再探索するだけでなく、複数の変更経路を再探索してもよい。

そして、変更経路情報表示部４０２ｊは、地図情報データベース４０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報上に、再探索部４０２ｉにより生成された変更経路情報、および、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を重畳し、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部４１４に表示させ（ステップＳＥ−１１）、処理をステップＳＥ−４に移行させる。ここで、変更経路情報表示部４０２ｊは、更に、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、更に、変更前の経路情報（例えば、基準経路情報等）を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。例えば、変更経路情報表示部４０２ｊは、基準経路情報取得部４０２ｃにより生成された基準経路情報を薄い色で重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、変更経路に含まれる、変更前の経路（例えば、基準経路等）と異なる区間（変更箇所）に関する変更経路情報を異なる表示態様（例えば、異なる色等）で表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、変更前の経路（例えば、基準経路等）と、変更後の経路（例えば、変更経路等）と、を比較した情報（例えば、料金の増減、到着時間の増減、および／または、乗換回数の増減等の差分情報）を表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、再探索部４０２ｉにより生成された変更経路情報、および／または、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を表示部４１４にテキスト表示してもよい。

一方、制御部４０２は、ステップＳＥ−５にて経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定した場合（ステップＳＥ−５：Ｎｏ）、または、ステップＳＥ−８にてネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定した場合（ステップＳＥ−８：Ｎｏ）、処理を終了する。なお、基準経路情報表示部４０２ｄは、ステップＳＥ−５にて制御部４０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＥ−８にて制御部４０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により入力部４１８を介して基準経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、地図情報データベース４０６ｃに記憶された基準経路を含む地図に関する地図情報上に、基準経路情報取得部４０２ｃにより生成された基準経路情報、および、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、基準経路情報表示部４０２ｄは、案内情報データベース４０６ｄに記憶された案内情報に含まれる基準経路に対応した表示案内情報を表示部４１４に表示させてもよい。

また、変更経路情報表示部４０２ｊは、ステップＳＥ−５にて制御部４０２により経路情報中の変更元候補が選択されていないと判定された場合、または、ステップＳＥ−８にて制御部４０２によりネットワーク情報等の再探索の変更先の候補に関する変更先候補、もしくは、ネットワーク情報の周辺が指定されていないと判定された場合、且つ、利用者により入力部４１８を介して変更経路に対する経路案内開始要求が入力された場合、地図情報データベース４０６ｃに記憶された変更経路を含む地図に関する地図情報上に、再探索部４０２ｉにより生成された変更経路情報、および、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行し、処理を終了してもよい。ここで、変更経路情報表示部４０２ｊは、案内情報データベース４０６ｄに記憶された案内情報に含まれる変更経路に対応した表示案内情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、変更経路情報表示部４０２ｊは、表示に対応した音声情報（案内情報データベース４０６ｄに記憶された案内情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。

以上で、第３の実施形態におけるルート再探索表示処理（その５）の説明を終える。

［ルート再探索表示処理（その６）］
次に、第３の実施形態におけるルート再探索表示処理の一例について、以下に図２１を参照して詳細に説明する。図２１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。

図２１に示すように、まず、図２１に示すルート再探索表示処理（その６）におけるステップＳＦ−１乃至ステップＳＦ−６の処理は、図２０に示すルート再探索表示処理（その５）におけるステップＳＥ−１乃至ステップＳＥ−６の処理と同様であるため説明を省略する。

そして、制御部４０２は、ステップＳＦ−６にて変更元設定部４０２ｆにより設定された変更元が徒歩経路であるか否か判定する（ステップＳＦ−７）。

そして、制御部４０２は、ステップＳＦ−７にて変更元が徒歩経路であると判定した場合（ステップＳＦ−７：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＦ−９に移行させる。

一方、路線図情報表示部４０２ｇは、ステップＳＦ−７にて制御部４０２により変更元が徒歩経路ではないと判定された場合（ステップＳＦ−７：Ｎｏ）、変更元設定部４０２ｆにより変更元として設定された停留地点、または、当該路線の種別に基づいた、地図情報データベース４０６ｃに記憶された路線図情報上に、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報を重畳し、入力部４１８を介した入力位置を示すカーソルを重畳して表示部に表示させる（ステップＳＦ−８）。ここで、路線図情報表示部４０２ｇは、更に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）を表示部４１４に表示させてもよい。また、路線図情報表示部４０２ｇは、更に、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を表示部４１４に表示させてもよい。なお、路線図情報表示部４０２ｇは、入力部４１８を介して表示部４１４に表示された経路情報が選択される前、すなわち、基準経路情報表示部４０２ｄ、または、変更経路情報表示部４０２ｊによる表示に替えて、路線図情報上に、経路情報（基準経路情報または変更経路情報）、および、路線網ネットワーク情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。

ここで、図２１に示すルート再探索表示処理（その６）におけるステップＳＦ−９乃至ステップＳＦ−１３の処理は、図２０に示すルート再探索表示処理（その５）におけるステップＳＥ−７乃至ステップＳＥ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。

以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例の説明を終える。

［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。

また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

例えば、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２、制御部２０２、および、制御部４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する、コンピュータに本発明に係る方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６などには、ＯＳ（ＯｐｅｒａｔｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）と協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。

また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ（登録商標）Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（ＯｐｅｒａｔｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６に格納される各種のデータベース等（経路案内情報ファイル１０６ａ、ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、地図情報データベース２０６ｃ、案内情報データベース２０６ｄ、ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、地図情報データベース４０６ｃ、および、案内情報データベース４０６ｄ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

本実施形態では、表示制御部１０２ｅ、表示制御部２０２ｋ、および、表示制御部４０２ｅが、変更先候補の表示を変更する場合について述べたが、本発明は、これに限らず、変更先候補の選択可否を制御するようにしてもよい。例えば、変更元が選択されてから変更先候補を選択可能にしてもよい。

本実施形態においては、変更先候補の追加を行うタイミングとして、出力時、変更元が指定された時、変更先候補に近付いた時などであってもよい。

本実施形態では、基準の経路を探索する場合について述べたが、本発明は、これに限られず、他の装置から経路情報を取得するようにしてもよい。また、なぞり操作等に基づいた情報に基づいて、探索処理を行うことなく経路情報を取得するようにしてもよい。

本実施形態では、表示されたネットワーク情報の変更先候補の表示形式を変更して表示させる場合について述べたが、本発明は、これに限られず、表示された地図情報に含まれる、変更先として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点を変更先候補として表示形式を変更するようにしてもよい。この場合、地図情報上で指定された位置に対応するネットワーク情報を特定し、変更先を設定してもよい。

本実施形態では、表示されたネットワーク情報の変更元候補の表示形式を変更して表示させる場合について述べたが、本発明は、これに限られず、表示された地図情報に含まれる、変更元として設定可能な停留地点、路線、および／または、設定地点を変更元候補として表示形式を変更するようにしてもよい。この場合、地図情報上で指定された位置に対応するネットワーク情報を特定し、変更元を設定してもよい。

以上詳述したように、本発明によれば、再探索処理において、変更元となる箇所や変更先となる箇所の選択を容易にすることができるナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。

１００端末装置
１０２制御部
１０２ａ現在位置情報取得部
１０２ｂ経路探索要求送信部
１０２ｃ基準経路情報受信部
１０２ｄ基準経路情報表示部
１０２ｅ表示制御部
１０２ｆ変更元設定部
１０２ｇ路線図情報表示部
１０２ｈ指定情報送信部
１０２ｉ変更経路情報受信部
１０２ｊ変更経路情報表示部
１０４通信制御インターフェース部
１０６記憶部
１０６ａ経路案内情報ファイル
１０８入出力制御インターフェース部
１１２位置取得部
１１４表示部
１１６音声出力部
１１８入力部
２００ナビゲーションサーバ
２０２制御部
２０２ａ経路探索要求受信部
２０２ｂ基準経路情報取得部
２０２ｃ基準経路情報送信部
２０２ｄ指定情報受信部
２０２ｅ変更先設定部
２０２ｆ再探索部
２０２ｇ変更経路情報送信部
２０２ｈ現在位置情報取得部
２０２ｉ基準経路表示情報生成部
２０２ｊ出力制御部
２０２ｋ表示制御部
２０２ｍ選択情報取得部
２０２ｎ変更元設定部
２０２ｐ路線図表示情報生成部
２０２ｑ指定情報取得部
２０２ｒ変更経路表示情報生成部
２０４通信制御インターフェース部
２０６記憶部
２０６ａネットワーク情報データベース
２０６ｂ交通情報データベース
２０６ｃ地図情報データベース
２０６ｄ案内情報データベース
３００ネットワーク
４００ナビゲーション装置
４０２制御部
４０２ａ現在位置情報取得部
４０２ｂ経路探索要求取得部
４０２ｃ基準経路情報取得部
４０２ｄ基準経路情報表示部
４０２ｅ表示制御部
４０２ｆ変更元設定部
４０２ｇ路線図情報表示部
４０２ｈ変更先設定部
４０２ｉ再探索部
４０２ｊ変更経路情報表示部
４０６記憶部
４０６ａネットワーク情報データベース
４０６ｂ交通情報データベース
４０６ｃ地図情報データベース
４０６ｄ案内情報データベース
４０８入出力制御インターフェース部
４１２位置取得部
４１４表示部
４１６音声出力部
４１８入力部
５００位置発信装置

Claims

経路探索条件を満たす公共交通機関を含む基準経路を探索し、当該基準経路に関する基準経路情報の少なくとも一部を地図上に表示する基準経路情報表示手段と、
上記基準経路上の箇所を変更元として選択する変更元設定手段と、
上記変更元設定手段により、変更元として上記基準経路上の停留地点または路線が選択された場合、当該停留地点または当該路線に基づく路線図を表示する路線図情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする、情報処理システム。